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返信元の記事
【1312】

映画について語ろう

ゆさみん (2013年05月06日 22時21分)
映画について楽しく語る部屋があるといいなあ・・

ピワドに、趣味の部屋はいくつかはあるけれど・・
でも、映画について語る部屋が無いのがちょっと寂しいなあ・・・
って思っていました。

ん?
だったら自分で作ってみたらどうなのさ?

って思ってトピを立てちゃいました(笑)

あんまり専門的な話をするつもりは毛頭ありません。
映画って、制作・営業サイドから言えば、そりゃあ細かいこともあることでしょう。

でも、映画って基本的には個人的に楽しむ世界であります。

監督の演出がどうの、脚本がどうの、主演(助演)の××が演技がうまいだの下手だの、ちまたではいろいろ言う人がいるかもしれないけれど・・

人がどう言おうと、私は○○の映画が好きなのじゃー。

それでいいのです。

っていう人が集まってくれると嬉しいかな。

※ただし、基本的に相手の論を尊重しない人の訪問はお断りいたします。

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【1311】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年09月24日 22時08分)

こんばんは

彼岸も過ぎて、季節はすっかり秋なんですが
台風が来るたびに蒸し暑くなるのは何とかなりませんかね

さて、すっかり映画から遠ざかってしまっている私ですが
先の土曜日、「ワンスアポンアタイム・イン・ハリウッド」観ました!

160分!途中ちょっと長く感じただらだら感も含めて、面白かったです
人生下り坂のダメっぷりを演じるデカプリオと
ブラピはいつまでもブラピの対比も良かった

何といっても1969年の空気感が
とっても懐かしく明るく輝いていたんだ、と思い出せる(中1の頃)

この時代を知っていると
シャロン・テート事件のことですが
まんまと騙されます

最後の15分間クライマックスは大爆笑!
久々良い映画を観ることができました

8月の「グリーン・ブック」再見も良かったですがね


さてさて、今はほとんどストリーミングが主
amazonプライム、WOWOWオンデマンド、DAZN・・・

決まった時間まで待たされたり、撮り忘れも、録画の手間もいらない、DISKを探す手間もない
観たいときに配信されているプログラムを観る

こんな便利なものはないですね
ただし、いつまでも配信されている訳ではない、期間限定なのは要注意

WOWOWでシーズン3まで配信されていた「グッドワイフ」に填りました
その後、amazonプライムでシーズン7まで観ることができることを知り
今シーズン7の15話まで視聴済み

とってもとっても面白い
さすがに、7まで行くと、もう何ですが・・・


てなわけで、映画館に行けないし
TVで映画もなかなか見れない状態です


最後にドラマについて

評判の良い「凪のお暇」は中盤から失速気味、最後まで観ましたが、まあ普通に面白いレベル

最後まで楽しみなのは「これは経費で落ちません!」ですね。もうすぐ最終回、寂しい!


では
【1310】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年09月19日 21時40分)

熊楠さん、どうもです。
>おかげさまで台風は実被害はなかったです。
それは何よりでした。
とはいえ、本日、また新しい台風ができたというニュースが流れていました。
やれやれ、西日本はせっかくの三連休が台風にハラハラしながらの休みとなります。

>凪のお暇
今季はこのドラマが一番という感じがいたします。
それほど多くは見ておりませんが。
いよいよ明日が最終回。楽しみであります。

>本は、10年振りくらいにアンドリュー・バクスのバーグシリーズを再読中。
>好きなシリーズで楽しい時間を過ごしております。
いいですね。読書で至福の時間をすごすひととき。
私は、冲方丁氏の西郷隆盛と勝海舟を扱った作品「麒麟児」をやっとこさ読み終えました。文間に、筆者の熱量が感じられ、ページの割には時間をかけて読みました。熱量のある作品は読者も読む姿勢を正されます。名作でした。

今は伊集院静氏の「東京クルージング」を読んでいます。自分をモチーフとした出会いと別れの物語。すらすらと読める文章。プロ作家の円熟の技に心地よさを感じます。これまた名作の予感。

さて、連休はまた一人カラオケにがんばりましょうかね(笑)
米津玄師氏の「馬と鹿」聞く分にはそう難しく思えないけど、歌うとなるとけっこうハードです。音程の取り方が一筋縄ではいかないなあ。
【1309】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2019年09月10日 08時22分)

おはようございます。

ゆさみんさん
おかげさまで台風は実被害はなかったです。
通勤も最寄り駅が入場制限になっていたので
解除されるまで、自宅で仕事しておりました。

SNSで駅の混み具合もわかりますし、アプリが色々教えてくれますし
便利な世の中になりましたよね。

ただ、異常な暑さ。今年の最高温度だったとか。
お昼過ぎに出社しましたが、電車が混んでいたので汗だくでした。

凪のお暇 私も見ております。
面白いですね。これから先の展開が気になりますね。

今回は珍しく他のドラマも見ており
朝顔・サイン・ボイス・べしゃり暮らし等も楽しんでおります。

本は、10年振りくらいにアンドリュー・バクスのバーグシリーズを再読中。
ハヤカワ文庫です。
好きなシリーズで楽しい時間を過ごしております。

ああだこうださん
夢幻闘乱ですが、殆どが10回のSTで当たり時短引き戻しは2回程度でした。
相当気持ち良く打てました。
009のライトミドルは禁煙フロアーに無いので触ったことが無いです。
と言うか新しい台は殆ど触っておらず、そもそも打つ回数も減りましたが
行ったときは、偽物語の199Ver・ジューシーハニー2・銀河鉄道999位で
ちょこちょこ勝負しております。
【1308】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年09月09日 20時37分)

凪のお暇

まとめ録りしていたのを、先日、一気見(いっきみ)しました。

ネットでの評判もいいようですが、確かに、引き込まれて見てしまいますね。

演技巧者たちがおりなす人間ドラマ。
黒木華のみならず、まわりの人物も独特なキャラ設定が光ります。

久しぶりに見応えのあるドラマですね。
【1307】

台風  評価

ゆさみん (2019年09月09日 20時32分)

台風の影響で週末からこっち関東は大変ですね。

熊楠さん、大丈夫でしたか?
【1306】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年08月31日 23時27分)

こんばんは。

8月ももう終わりましたね。
ああだこうださん、ご心配ありがとうございます。
今夏は、台風と大雨、いろいろとありましたが、何とか無事であります。しかし、今年は各地で大雨等の被害がありましたね。温暖化などの影響が、今までに経験したことの無い災害をもたらしているのでしょうか。私の勤務先でも地震、津波等を想定した訓練が今までにない緊張感をもっておこなわれています。災害に対するそなえをきちんとしたいものです。

熊楠さん。
サラバ、面白かったんですね。次の読書候補に入れますね。
>北斗無双の 夢幻闘乱で初めてSTに入り、あれよあれよで30連。
おおっ最近まったく打っていないのでどんな台か、まったく分からないのですが、何個くらい出たのでしょうか?
3年程前に、1円パチの牙狼・ライトミドルで70連越えを出したのを思い出しました。1回の出玉が350個くらいでしたが、それでも連チャンすると嬉しいものでした。

ああだこうださん。
>「サイボーグ009」の新型でライトミドル(1/220)にぞっこんです
>”RECYBORG”の後継機種
この位の仕様が私もちょうど良いように思いますね。当たりがそこそこ軽くて、連チャンの醍醐味が味わえる。 ”RECYBORG”もけっこう人気台で長く設置されている店も多かったですよね。
>「これは経費では落ちません!」
今日のヤフーニュースにベッキーの好演が話題になっていましたね。
>「凪のお暇」
これはずっと録画しています。
まとめ録りを見るのが楽しみです。
ところで、アマゾンのプライム映画で「ゴジラ対へドラ」見ましたよ。すっげーカルト映画ですね。
私にとっては初めて見たような気がいたします。面白かったですよ〜。いろいろな意味で(笑)

明日は、映画のファーストデイ。
いろいろ迷ったのですが、やはり映画館で見るアクション映画としてハズレのない「ワイルド・スピード」の最新作を見ようかな、と思っております。

では。
【1305】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年08月30日 20時33分)

熊楠さん、見っけ!

そういう私も、かなり久しぶりですね

この夏は、暑くて暑くてやっと生きていました
暇なんですけど、何もできないという感じです

>そう言えば、先日、ああだこうださんが好きな北斗無双の 夢幻闘乱で
>初めてSTに入り、あれよあれよで30連。

おめでとうございます!
甘とは思えない爆発力と演出の面白さを満喫堪能できたのではないでしょうか


私は8月初めに「サイボーグ009」の新型でライトミドル(1/220)にぞっこんです
”RECYBORG”の後継機種と言えばわかりますよね
3Rが75%と出玉は少ないが、連チャン性能が高く、スピード感と演出が好きです

石森章太郎の「サイボーグ009」のまさにど真ん中世代なので、この機種はずっと特別でしたけれど


それにしても、佐賀県の豪雨は大変でしたが
ゆさみんさんは大丈夫でしょうか

もう季節も変わり目に来ているので
穏やかで過ごしやすい気候に早くなってほしいものです


因みに、金曜10時のドラマがいいですね

「これは経費では落ちません!」と「凪のお暇」
完全にブッキングしてますが
リアルタイムでNHK,録画で「凪」を観てます


では
【1304】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2019年08月25日 18時14分)

ゆさみんさん

相変わらずの暑さですが、今朝はグッと秋の気配がしました。
この暑さも、もう一息ですかね。

サラバ!は面白かったですよ。
再読候補に入っています^^:)

ゆさみんさんは相変わらず新作を読まれているようですね。

あきない世傳は5巻まで一気読みしました。
面白かったですね。現在7巻なんですね。
また、もう少し我慢かなぁ。

同じ時代物のシリーズですと
畠山 健二さんの『本所おけら長屋』シリーズも面白いですよ。
チャンスがあれば是非。

そう言えば、先日、ああだこうださんが好きな北斗無双の 夢幻闘乱で
初めてSTに入り、あれよあれよで30連。
言っていたのは、これか!!って十分楽しめましたが、出来すぎですよね。

では。では。
【1302】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2019年08月20日 05時28分)

台風大きな影響がなかったようで何よりでした。
(大丈夫だったですよね?)
それにしても毎日本当に暑いですね。
来年のオリンピック本気で死人が出そうな・・・・・
屋外の競技の場合は選手だけではなく、見に行く人も覚悟が必要ですね。

勤務先が国立競技場の近くなので、期間中は在宅勤務かなぁ。
今でも直行直帰が多いんですけど^^:)

本は相変わらず再読が多いですね。
久々に陰陽師も手持ち全巻読みました。

今年お初だった作家さんは、西加奈子さん。
甥っ子にもらった、サラバ!を読んでその後に漁港の肉子ちゃん を読みました。

今は、東直己氏の畝原シリーズを読んでいます。
【1301】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年08月14日 20時24分)

熊楠さん、どうもお久しゅうです♪

んもう、顔を見せてくれないので、心配していましたよ。
まだ熊楠さんとは本のことをはじめいろいろとおしゃべりしたかったですもん。
これを機会にもっとお越し下さいませ。
といっても、静かな映画部屋ですけれど。
私、パチンコ・スロットとももう1年以上さわっていないので、ピワドの談話室の他部屋の方とオハナシする話題があまりありませぬ。

という訳で、他の談話室を覗くこともないわけで・・・
みゆりんりんさんの部屋、落ちちゃったんですか。
それは、さびしいですね。
できるなら、この部屋にきていただけたらうれしいです。
みゆりんりんさん、待っていますね〜。

話変わって、台風の心配、ありがとうございます。
前回の、直撃の時は、それはもうスゴかったですよ。
私の家は、古い作りで、木の雨戸をセッティングし、いろいろと準備はしていました。しかし、その雨戸の外でドタンバタン、轟々たる風の音・・・夜はほとんど眠れませんでした。翌朝の台風一過の道路や山道の状況もひどく、道路が閉鎖されているところもまだあります。
そして、台風10号が今近づいております。
外はもう雨と風の音がすさまじく、明日の朝9時頃が一番ひどくなると予想されています。台風には慣れておりますが、被害が多くならないように祈るばかりです。

大島真寿美さんの直木賞受賞、やっとという感じですね。北上次郎氏もほっとしているでしょうか。次回当たりは、原田マハ氏かなあ、という感じですね。

山本幸久氏の「店長がいっぱい」良かったでしょ。他の作品で登場する人物が出てきたりと、まさに山本ワールドですね。いい人ばかりが登場するのもいい。
「誰がために鐘を鳴らす」も店長がいっぱいの人物が登場して面白いですよ。

では、またいらして下さいね。
【1300】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2019年08月12日 16時22分)

ゆさみんさん  皆さん

ご無沙汰しております。
本当に久しぶりの熊楠です。

先日も線状降水帯で九州は大変そうでしたが、またまた台風の影響がありそうで。
お盆のこの時期に迷惑なことですが、無理せず、十分に気を付けてくださいね。
ちょっと心配でお伺いさせていただきました。

私は相変わらずの毎日を元気に過ごしております。

大島真寿美さんの直木賞良かったですね。
>次は原田マハ氏か、山本幸久氏が受賞してほしいなあ。
本当ですね。お二人とも受賞していないのが不思議ですよね。

最近、以前お薦めいただいた『店長がいっぱい』を読みました。
やっぱり山本さんは良いですね。

みゆさんのお部屋も落ちちゃったようで。ゆさみんさん、頑張って下さいね。
では また。
【1299】

天気の子  評価

ゆさみん (2019年08月11日 15時28分)

天気の子

監督・原作・脚本 新海誠

83点

面白かった。
「言の葉の庭」が新海誠版文芸作品の代表作として、「君の名は。」がエンタメ系の代表作とすれば、その中間に位置する作品といえる。

ずっと雨が続く設定。
祈れば雨天から天気にすることができる少女。
それは、あるビルの屋上にある神社の鳥居をくぐったことによる。「千と千尋」みたいに水の異界(?)に行くことができる。
それは天上の中にあり、そこには雲の上に草原がある。

以上のような現実離れした状況を、すんなり受け入れる(=映画の世界に入っていける)人にとっては名作であろう。

と、少しいやらしい表現を使ったが、決してこの映画をおとしめているわけではない。
私もその状況を受け入れながらこの映画を楽しんだからだ。

上記のような現実離れした設定を物語に仕立てるとなると、ふつうは設定の理由付けが必要だし、それをうまくストーリーに組み込んでいかないと「そんなことあるわけないじゃん」「ファンタジーSFか、これ?」「都合のいい設定だなあ」という反応が多く出てくるだろう。
実際、この映画は賛否両論があるときくが、「否」の意見の多くはそういったことによるものと思う。私の周りにも「雲の上の草原とか、ラピュタのパクリじゃん」などという人がいたし。

また、この映画では設定についての説明は一切ない。突こうとすれば、都合の良いストーリーやなあ、という文句も出てこよう。
しかし、何のことはない。説明しないという点では、ある意味、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」「崖の上のポニョ」などの作品といっしょである。千尋が異世界に入りこむのもポニョの設定にしても特に万人が納得するような理由付けがあるわけではない。そういう作品ってけっこう多いのではないか。

しかし、宮崎監督や新海監督のすごいところは、美しい映像と演出のもとで、そういう設定とストーリーに違和感をあまり持たせずに、観客を作品世界にひきずりこんでしまうというところである。

新海誠氏の映画で基本にあるのは、雨上がり(あるいは雪景色、夕方の教室など)の風景をはじめとする美しいビジュアルの中で描かれる少年と少女(それが大人であっても)のピュアなラブ・ストーリーである。
今回の映画も、「ボーイ・ミッツ・ガール」でお互いを好きになってしまった少年少女と彼らをとりまくやさしい人々の心あたたまる作品であった。
あとは好き好きの問題でしか、ないね。

(追記)
ところで、ある雑紙に載っていた新海誠氏のインタビュー記事の中で「一番好きなマンガは『怪獣の子供』です」とあって、これがまさに似たようなテイストの作品であることを考えると、この作品は新海誠氏にとっての「怪獣の子供」なのかもしれない。
(新海誠監督がアニメ版「怪獣の子供」をどう見たか、興味のあるところである)
【1298】

RE:映画について語ろう  評価

パトロール隊 (2019年08月04日 02時02分)

【トピック】
RE:また打った!あと株やら雑談
投稿者:妄スマ (2019年08月03日 21時49分)
>俺も今日は千円くらいのマイナスかな。
>岩盤浴で寝てたけど、すっげー汗が出た!
>車内に放置された子供といい勝負できそうなくらいに!

問題発言ですね。
許していいんでしょうか?
【1297】

最近テレビで見た映画のオススメ  評価

ゆさみん (2019年07月30日 22時57分)

最近テレビで見た映画のオススメを。

イチオシは
「僕のワンダフル・ライフ」
犬好きなヒトには超絶のオススメです。
年取ってくると涙腺がゆるくなっていかんなあ。期待していなかったが、感動してしまった。

期待していなかったもので、面白かった邦画は
「響ーHIBIKIー」
主人公を演じた平手友梨奈も良かったが、チョイ役の小栗旬の演技が見事。

「焼肉ドラゴン」
も見せられてしまう作品であった。1970年代に焼き肉屋をいとなむコリアン一家の物語。
タイトルだけみると、コメディ映画と間違いそうだが、日本で暮らすコリアン一家の生活を丁寧に描いた作品。真木よう子、井上真央、大泉洋、そして一家の主人夫婦を演じた韓国人の方の演技も見事。

「ヴェノム」「MEG ザ・モンスター」はハリウッド映画らしいエンタメ映画。映画館で見たら、迫力満点であろうなあ、と思う。

「バリー・シール アメリカをはめた男」はトム・クルーズの実話をもとにした映画。アクション映画としてはイマイチであるが、トムが選んだだけはあって佳品ではある。ラストはまあ、そうなるだろうなあ、とは思うけれど。

「銀魂2 掟は破るためにある」
1作目で面白さは折り紙付きの福田雄一監督の銀魂の続編。予想通りのバカバカしさに笑って(笑わされて)しまう。原作ファンとゲラゲラ笑いたい人は期待を裏切らない出来ではある。

「累ーかさねー」
土屋太鳳、芳根京子のダブル主演のサスペンス。主演の二人はがんばっているけどサスペンス的なドキドキは今ひとつ。

「止められるか俺たちを」
ピンク映画の巨匠、若松孝二監督と仲間たちの青春を描いた作品。日本アカデミーで高い評価のある白石和彌監督が1960〜70年代の雰囲気をよく表している。若松孝二監督やピンク映画の好きなヒト、当時に青春を送った人は、面白く見ることができるだろう。

「エヴァ」
ポール・バーホーベン監督イザベル・ユペール主演の「エル ELLE」がぶっ飛んでいて素晴らしかっただけにイマイチでありました。いや、年齢にそぐわない(?)イザベル・ユペールの美貌を堪能するにはいい映画です(笑)

「マッスル 踊る稲妻」
久しぶりにインド映画を見た。オープニングからしばらくは「何だこりゃ」と思いながら見ていたが、だんだんと映画の世界に引き込まれていった。アクション、コメディ、ミュージカル、サスペンス、恋愛ドラマの要素をすべてぶち込み強引に作った感じもするが、バランスの悪さは感じない。スタッフの映画への情熱を感じる。180分の長尺ながら飽きること無く見せられてしまった。見事。

ところで、WOWOWで放送しているドラマ、湊かなえ原作の「ポイズンドーター・ホーリーマザー」も面白い。毎回、ドロドロしたどんでん返しが用意されている。毎回楽しみに見ています。
【1296】

「帰ってこいよ」  評価

ゆさみん (2019年07月30日 21時49分)

帰ってこいよ

以前(といっても十年以上前ではあるが)歌うま素人とカラオケ勝負をするという番組があり、そこに松村和子氏が登場した。彼女のヒット曲「帰ってこいよ」を歌って競ったのである。結果は松村氏が負けるのではあるが、歌の上手さでは素人耳にも(?)断然松村氏が上手かった。「残念でしたね」という司会の方の振りに「そうですね」と毅然として答える松村氏の表情には、「カラオケの点数が高いのと歌が上手いのとは違うのよ」というプロとしての矜持を見る思いがし、とても印象的であったことを覚えている。

その松村氏を久しぶりにテレビで見た。カラオケファンにとって、人気の番組「カラオケバトル」である。
「カラオケバトル」
堺正章がMC。第一興商のカラオケ機種「ライブダム・スタジアム」において出される点数を競う番組である。素人やセミプロや時にはプロ歌手まで登場し、自慢の歌を歌い「何点、何点、何点だあ?」のかけ声とともに、出される点数をドキドキしながらながめる番組である。

松村氏が登場したのは、全国放送では4ヶ月前くらいに放送された、ベテラン歌手が自分の持ち歌を歌って点数を競う、なんていう禁断の企画である。酒井法子が十数年ぶりにテレビで歌を歌う、ということでちょっと話題にもなっていた。
ベテラン歌手がなつかしい歌を歌う。久しぶりに聞くその歌声と風貌の変化に「年取ったよな」と自分の経年劣化の容姿をさておいて、採点されたその点数を時には笑い、時には「さすがプロ」と思いながら楽しむ。
いやあ、シンガーの立場に立つと、自分の持ち歌を歌って採点されるのが全国に放送されるなんて、よくオファーをうけたなあ。なんて思う。まあ、カラオケの点数が高いのと歌が上手いということは別であるとはいえ。
何てことを思いながら見ていたら、何と松村和子氏が登場したのである。ワタクシとしてはですねぇ。「点数は出ないにしてもプロの歌を聞かせてくれ〜」と当然思ったわけ。ところが・・・歌をきいて・・・へっ?
そこには、プロとしての矜持をもって歌っていたあの頃の松村氏の姿はもう無かったのであった。さらっと歌って、まあまあの点数を出してはいたが、特におおおっということもなく「こんなもんですね」みたいなコメントを言って終わり。

あああ、時代の流れというものはおそろしい。
「帰ってこいよ」以降、ビッグヒットというものもなく、音楽活動をしているかどうかも分からない松村氏であるが、もうプロとはいえない姿を見て、何となく悲しくなってしまった。

松村和子よ。できればもう一度・・・
「帰ってこいよ」〜〜〜〜!!!
【1295】

直木賞  評価

ゆさみん (2019年07月19日 18時18分)

昨日、直木賞のニュースが流れ、私が大好きな大島真寿美氏が受賞されていました。
何回か候補にもなり、いつか取るだろうとは思っていましたが、実際に受賞するとファンとしてはうれしいものです。
受賞作は未読ですが、近いうちに読みたいなあ。

次は原田マハ氏か、山本幸久氏が受賞してほしいなあ。
【1293】

RE:映画について語ろう  評価

桜迷路 (2019年07月08日 23時15分)

こんばんは。

リ〜マンさん、映画もお詳しいんですね。
こちらこそ、ビックリ…<(_ _)>

ゴジラの熱い語り、感動しました。

みなさんのコメントを見て、マジで「ヘドラ」を見たくなりました。
当時の汚れ切った東京湾、そして日本への警告でもあるヘドラ!

ゴジラ対ヘドラだから、対決しましたよね?
かなり遠い記憶…決着がつかなかったような?

近所のツタヤで、DVD探してみます…(^^;)


PCで談話室掲示板を見ると、最近「KISS」の来日公演のバナー広告が!
1回だけ「KISS」のコンサートを見に行ったことがあります。

年末の来日コンサートは、SS席だと25Kで、これまたビックリ!
ベースのジーンシモンズの怪獣ブーツを見て、彼のゴジラ好きを思い出しました。
【1292】

怪獣の子供  評価

ゆさみん (2019年07月08日 22時42分)

「海獣の子供」(2019年)

映画.comの解説によると以下の通り。

「リトル・フォレスト」「魔女」などで知られる漫画家・五十嵐大介が、大海原を舞台に生命の秘密を描き、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞や日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した名作コミック「海獣の子供」を、アニメ映画化。
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、父親の働いている水族館へと足を運ぶ。そこで彼女は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄である空と出会う。やがて3人が出会ったことをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こりはじめる。
「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃がアニメーション制作、映画「ドラえもん」や「宇宙兄弟」などを手がけてきた渡辺歩が監督を務め、音楽を久石譲が担当。声の出演は芦田愛菜、ピクサーアニメ「リメンバー・ミー」の吹き替えを務めた石橋陽彩ら。

そうそうたるスタッフによる作品であるなあ。

点数はといえば・・・・
85点

うわっ。
何気にゴジラより高い点数になってしまった。
マンガも読んだことはなく、予備知識がないままに観た。
いやースゴイ。何がスゴイかというとやはり圧倒的な映像美に尽きる。
決して、キャラクターの絵柄は「君の名は。」みたいに万人受けするようなものではなく、線もボールペンで書かれているとかでシャープさはない。下手ではないがとっても個性的な味のある絵である。
ストーリーは難解だ。難解というか、よくわからん。女子高生が経験した夏休みのエピソードを描いた作品であるが、海と人間と宇宙はいっしょなんだ、とか哲学じみた台詞が自然に語られる。
何じゃそれ?
観客としては、そういった思考が浮かびそうだが、圧倒的かつ精緻に描かれる海や魚や仮想世界のイメージに包み込まれてしまい、見せられて(魅せられて)しまう。
毛色はちがうが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ブレードランナー2049」や「メッセージ」に近い。何かよくわからない部分も多いけれど、すごい。ラストには米津玄師の壮大な唄が流れ、美しい映像、独特なイメージ演出に感嘆、感動するが、結局何かよくわからない、おいてけぼりにされたような気分もけっこうあったりする。
そういった意味で、観客を選ぶ作品だ。賛否両論あるという評価にも、そうだろうなあ、と思う。
私はといえば、よくわからない中で、最後まで見せられてしまった。わからないけれど、すごい映画を観たという気分にさせてくれた・・・海の表現、雨の表現、細密な風景、魚たちのリアルな動き、リアルな表現から自然に移行するイメージの世界・・・等々を描ききったスタッフの力技、それを支える音楽、声優たちの演技に敬意を表したい。(あ、今思ったが、見終わった感じはアニメでは「レッド・タートル」に近いかな。マンガでは諸星大二郎の「孔子暗黒伝」とかの読後感に近いかも)
スタッフは、STUDIO 4℃。以前とりあげ絶賛した「ハーモニー」の製作会社である。なるほど。
何となく、この映画は劇場で観ないと良さが分からないだろうという感じもあり観たのであるが、テレビだと「映像はきれいだけど何がいいたいのかよく分からない」という感想くらいしか持たなかったかもしれない。

以上、結局「よくわからない」けど「すごい」を繰り返しているだけのコメントにしかなっていない気がするが、実際そうなのだから仕方がない(苦笑)ともかく、そういう映画であった。
以上(笑)
【1291】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年07月03日 21時30分)

ああだこうださん、ども。
ゴジラ映画。私が劇場で見た昭和のゴジラとして一番好きなのは、昭和ゴジラの最後近くの「ゴジラ対メカゴジラ」。小学校の体育館で土曜の午後(放課の時間)に当時何百円かとって地域を回っていた業者による上映でみたもの。
宇宙人がゴジラに対抗するために、ゴジラよりはるかに強いメカのゴジラを製造。ここではゴジラは地球を守る怪獣というポジション。沖縄を舞台にした映画で音楽も伊福部さんではない。独特の雰囲気があって、沖縄の守り神(?)の怪獣キングシーサーが登場。ザ・ピーナッツみたいな沖縄のお姉さん二人が沖縄の海岸で唄を歌う。それに応じるようにキングシーサーが登場。メカゴジラの光線を片目で受け、もう片目から出して光線を返す。バリアみたいな攻撃でメカゴジラを翻弄する。しかし、メカゴジラは強い。ゴジラ、けっこうやられる。がんばれー、ゴジラー! しかし、最後にはゴジラがメカゴジラの首をねじ切り落とす。「そんなバカなはずはない」と驚く宇宙人。どうだ、ゴジラは強いんだぞ。めでたしめでたし。いやあ、名作。
原作には初代SFマガジン編集長の福島正美も名をつらね、それまでの子供向けゴジラ映画とは一線を画する作品である。沖縄返還後2年目に公開されて、自衛隊や兵器での攻撃とかが見られない。ここらあたり、当時の情勢を物語る。以上、蘊蓄でした(笑)

さて、最近フランス映画に夢中なようですね。ふれられている映画は未見です。たぶん。見たけど忘れているもののあるかも(笑)
最近のフランス映画、WOWOWで放送しているのを見るとけっこう面白いものもありますね。「大統領の料理人」「バツイチは恋の始まり」「ベル&セバスチャン」「セラヴィ」などが思い出されます。
録画しているイザベル・ユペール主演の「エヴァ」も見なくては。
では、また。
【1290】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年07月03日 21時29分)

リ〜マン騎士さん、どうもです。

ゴジラ
黒目無しゴジラは亜流というのは、とてもよく分かります。
すべてのゴジラ映画がそうですが、映画ごとにゴジラのデザイン変更はあるわけです。ゴジラ映画のコンセプトによって変更点がある。それは今までのゴジラがあって、できること。
金子修介版では、今までのゴジラよりもっと怖い感を出すために感情をよめない白目にしたそうです。
庵野秀明版の目が逝っちゃってるゴジラ。変態するとか、口が耳まで裂けるとか、背中のあちこちからビームを出すとか、これまでのゴジラに見られない演出がなされています。これはゴジラファンからすれば「これはゴジラといえるのか」と思うような変更でもあるわけで、だからあえて「シン・ゴジラ」というタイトルをつけて「今までのゴジラとは違って亜流ですよ」とでも言っている感じがする。
生頼氏の黒目無しゴジラポスターも、迫力のあるポスターにするためにイラストレーターとしての演出(?)を加えて描かれたポスターであるわけです。当然、本編では黒目はありますが、宣伝としてのポスターとして迫力(怖さ)を出すためにいきついた結論が黒目を描かないということであるのでしょう。これはこれでさすが生頼氏という感じがいたします。ちなみに東宝から出されているゴジラメモリアル関係の書籍で、生頼氏が描かれた第一作のゴジラで、ゴジラが国会議事堂を破壊する場面(カラー画で素晴らしい!)ではきちんと黒目が描かれています。
ともあれ、怪獣における目の描き方というのは大きいという気がしますね。
(そういえば、昨日見た映画「怪獣の子供」も目の描き方にすんごく特徴がありました。人間も海の生き物も。その結果、独特の世界観があふれる作品になっていました)
ウルトラシリーズ初期の怪獣デザインのすばらしさについては、成田亨氏の凄さにつきると言っていいでしょう。彼がいなかったら今に至るウルトラシリーズの隆盛はなかったことでしょう。

ゴジラに変わる令和の新しいモンスター。本当に出てほしいですね。

ハウスジャックビルト
すみません。この映画の存在自体まったく知りませんでした。本県での上映予定もいまのところはないようで、テレビCMも流れておりません。あわててネットで調べたところ、下のような説明がありました。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ニンフォマニアック」の鬼才ラース・フォン・トリアーが、理性と狂気をあわせ持つシリアルキラーの内なる葛藤と欲望を過激描写の連続で描いたサイコスリラー。カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で上映された際はあまりの過激さに賛否両論を巻き起こし、アメリカでは修正版のみ正式上映が許可されるなど物議を醸した。日本では無修正完全ノーカット版をR18+指定で上映。

なるほど、けっこうな話題作(?)なようですね。過激な映画で、賛否両論で、修正版まで出ているんだ。過激ということはスプラッター系の場面があるということでしょうかね。けっこう、一部のホラー好きからすると見てみたい感じですね。私としては、見ていて悲しさとむなしさがないまぜになった映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の監督作として見てみたい感じはしますね。私は劇場では見ることできないでしょうが・・・。
【1289】

RE:映画について語ろう  評価

リ〜マン騎士 (2019年07月03日 01時24分)

ゆさみんさん
お部屋のみなさん
こんばんは

ああだこうださん
はじめまして
以後宜しくお願いします

早速でアレなんですけど
ヘドラは是非
単品で見たいモンスターの一匹なんですわ
がしかし
現在のところ単品映画出演はなかったと思います。

桜さんの話にもあったのですが
今見ると(特にCR怪獣王ゴジラ)
迫力、特に目力が他の怪獣と段違いの迫力です

ああさんの
思い出はおそらく
ゴジラ対ヘドラで
お約束の
怪獣バトルも存在します

ああさんの記憶の中で
いい補正がかかっていると思われ
是非その
ああさんの記憶の中の大怪獣ヘドラが見たいものであります。

ホント差し出がましい話で
サセンm(__)m

お気を悪くなさらないで今後ともよろしくお願いします。
【1288】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年07月01日 12時01分)

こんにちは

ゴジラ(怪獣映画)で盛り上がってましたね

子供のころは、一番目に付くのが映画のポスターで
とりわけゴジラシリーズは憧れの絵図でした

でも、なかなか映画に連れて行ってもらえなかった

私のはじめての怪獣映画体験は「大怪獣へドラ」でした

でも、見たかった怪獣対決のシーンは最後までなく
ハズレくじを引いたような思いが残ってます

へドラは環境問題をテーマにした初代ゴジラ並みに社会派映画だったのかも


さて、最近はフランス映画に填ってます(少しだけ)

レンタルにも、amazonプライムにもないので
低価格のDVDがあれば、購入して観ているのですが

やっと見ることができた「マドモアゼル」

画面が暗いモノクロで、フィルムも汚い感じでしたが
ジャンヌ・モローの嫌ーーーな女が見事でしたね

脚本家が「かくも長き不在」の方のようで
傾向は全く異なりますが、どちらもショッキングなことはかわりない

他には、エマニュエル・ベアールの映画をいくつか
「かげろう」(これが一番良かった)
「恍惚」(これはひどいタイトル!)
「Mの物語」

この人は独特の雰囲気をもった女優でまさにフランス映画といったところ

そう言えば、「ミッションインポッシブル」にも出ていたんですね
ハリウッド映画は、これ一本だけみたいですが
やはり住む世界が違うということでしょう

それにしても、全くテイストが違います

私が初めて見たフランス映画は
高校生のころの「幸福(しあわせ)」でした

当時は2本立てでしたから、「ジョニーは戦場へ行った」を見に行ったというべきでしたね

ストーリーは日常的で、非刺激的で、何だか分からずボーっと観ていただけでした
でもちっとも「幸福」ではないのだろうことだけは感じましたが

そろそろ映画館に行ってみたいなと思う、この頃でした


では
【1287】

RE:映画について語ろう  評価

リ〜マン騎士 (2019年06月26日 21時51分)

ゆさみんさん
レスありがとうございます。

ゆさみんさんのおっしゃることはわかりやすくて素晴らしいです

昔の日本の映画ポスターは東宝怪獣ものに限らず、物凄い迫力と想像力を掻き立てるロマンが表現されていましたよね

本編よりもポスターの方がレベルが高い
というのも納得です

黒目なしゴジラは
自分的にはどうしても亜流の立ち位置です
シン・ゴジラの逝っちゃってるアイ
も自分的には亜流です

しかし表情ゴジラは
自分も嫌いです
今回の鼻息とか
亜流とかのレベルではなく
それをやっちゃコングだろ!
的な
決してやってはいけないところでしたね
次作で修正されることを祈ってます
(^人^)

デルトロ版ゴジラもそそりますね

しかしね
実はものすごく言いたいことがあります

ゴジラ誕生から半世紀をゆうに超え
現代科学や文明レベル
なによりも軍事力の発展 進化で
初代ゴジラごとき上陸と同時に粉微塵に出来るレベルと思えてしまいます

対抗上ゴジラもどうしても強化 新設定を入れずにはいられず
わかりやすくサイズで言えば
すでに初代の倍のサイズを超え
3倍に迫ろうとしています
亜流ゴジラの中には
初代の7倍に迫る奴もおる始末
はてさて
これは果たしてゴジラなんでしょうか?
もう既に別物では?

そこで自分が言いたいこととは

令和を迎えた今
ゴジラを超えるモンスターを生み出すんだ
それが怪獣大国日本の使命である!

コレを言いたいんです

正直
           ゴジラ
                          お疲れ様した
m(_ _)m

(でも
  コング対ゴジラ 早く観たいです)

しかしアメリカ人が怪獣デザインすると
なんで
ねちゃねちゃグログロになってしまうのでしょうか?

そういう意味では
パシフィックリム2も
残念でしかなかったです

ゴジラやガメラとかが生き生きしていた昭和の時代
円谷プロに代表される怪獣デザインはホントすごかったですよね
特にウルトラマンウルトラセブンの怪獣デザインはほぼ神レベルではないでしょうか?
ゼットンやメトロン、メフィラス
どうやったらあのフェイスデザインに辿り着くのだろうか?

(タッコングもすごい!是非フルCGでタッコングを動かして欲しい あの吸盤は実際どう活用していたんだろうか?)

おっと
話が自己満足世界に行ってしまいましたね

映画の話なんですが
ハウス ジャック ビルト
ってラーズフォントリアー監督作品
どう思います?

観に行くかどうか迷ってます
【1286】

いらっしゃ〜い  評価

ゆさみん (2019年06月23日 14時59分)

リ〜マン騎士さん、お久しぶりで〜す。
いやあ、忘れ去られておらず何よりです(笑)

リ〜マンさんもハリウッド新作ゴジラ見てきたんですね。
それも

>IMAX3Dで見てきました

何とうらやましい。本県にはIMAX3Dの映画館はないので

>なんたる没入感!!!
>すごいな最新クオリティ
>3Dここまで来てたんだ
>ホントにナチャラルな感じが凄くいい

うらやましくでヨダレダラダラであります。
少々お高くてもIMAX3Dを見ることができるのは幸せですよ。

>ラドン大暴れが自分的クライマックスでした

ほほう、通らしい感想ですね。怪獣映画としては脇役的存在ながら(失礼)根強いファンを持つラドン。ファンとしては、ハリウッド怪獣映画でここまで見せ場が登場するシーンをぶっ込んでくれて本望ですね。

>ここまで動くキングギドラは人生で初めて見ました

頭と首に何カ所か透明なワイヤー(?)で吊されぎこちなく動かされていた頃からすると、隔世の感がありますね。

>怪獣達の暴れっぷりでネガ要素の総てをどうでもいいことに出来ました
>アクションシーンに関してはスピードと言いムーブと言いカメラ回しと言い、全ゴジラの中でも最高傑作だと思いました

怪獣映画は怪獣が暴れるシーンが一番肝心な訳で、そこが満足できれば、細かいこと言うな、という怪獣ファンの見本的存在ですね。リ〜マンさん(爆)

あとは、それぞれのファンが持っている独特のこだわりがクリアできているかどうかでしょうね。個人での評価としては。
リ〜マンさんが指摘されていたように、恐怖感のあおりが少なかったのは、私としては、怪獣に表情があるのが大きなポイントだったと思います。
そういえば、平成ゴジラの多くのポスターを手がけられた生頼範義氏もポスターにおいてほとんどのゴジラに黒目を入れていなかった。「ポスターの方が映画本編よりもよほどすごい」と樋口正嗣監督が言われる大きなポイントが黒目の無い(=表情が無い)ゴジラであり、それだから怖いのであります。
怪獣は表情を持たず、人間は怪獣の行動を解釈するしかできない。解釈しかできないから、ラストシーンとか、なんとも言えない余韻が残る。夕日の中で海に消えてゆく(あるいは沈んでいく)姿に「一体、彼らは何のために姿をあらわしたのだろう?」「人間にとって怪獣は何を意味するのか。文明への、あるいは人間への警鐘なのか」という哲学的ともいえる要素まで見いだしてしまう。

残念ながら、この点においてハリウッド怪獣映画は及ばない。というか、そこが怪獣に関する日本人とアメリカ人の理解の違いでもあるでしょうね。

できれば、「パシフィック・リム」の監督であり、「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞も受賞したギレルモ・デル・トロがハリウッド版ゴジラのメガホンを取ってほしいものであります。

リ〜マン騎士さん、またいらして下さいねー。
【1285】

RE:映画について語ろう  評価

リ〜マン騎士 (2019年06月17日 22時37分)

ゆさみんさん お部屋の皆さん こんにちは
ゆさみんさんご無沙汰してます

そんで桜さん
(O_O)ビックリクリビツ
こちらでもよろしくです

普段は是非、あちらでもよろしくです
そんで
メリクリシーズンきたら又あちらでもよろしくしたいものですね
(^^)

ゆさみんさん
 自分
ゴジラ見て来て
誰かに自分の感想話したいなぁ
って思いココをのぞいたら
さすがオレのマッドマックス師匠
タイミンチリバツだったので
ちょっと久しぶりにカキコに来ました
ヨロシクお願いします
ネタバレバリバリでやりますんで
その辺 気にされる方はとばしてくださいね

では早速

今回自分は
IMAX3Dで見てきました
映画観賞そのものが1年ぶりだったっぽいんですが
(知らぬ間に時は過ぎ逝く、光陰矢の如し^_^;)

うおおおゴジラみてえ!って
飛び込みで行くと
いい時間にオンエアがそのIMAX3Dしかなく
渋々高めと思われるチケット購入に挑む

映画の日サービスで1200円で観れるハズだったのに

まずは
1年、間が空いたんで
更新料          0.3k
グヌッ!
そんで肝心のオプション
IMAX3D代  0.5k
フワッ!
コレが完全に予想漏れしていた
3Dメガネ代 0.4k
おおっ!

あれ?
1.2kで映画観にきたのに倍?
2.4kとはこれいかに?
さらに
食うも喰わずで駆けつけたんで
腹減っちゃって
入場開始待ちで
ウェンディーズバーガー
                      0.75k
バーガー食って映画館入ったらノド乾いちゃってゼロコーラL
                      0.45K
その他
単車の駐車料金
                       0.4k

あれ1.2k映画観にきたのに
4k!!!
まさかの4kクオリティ!
う〜ん  なんか高画質な予感
(≧∇≦)
【1284】

RE:映画について語ろう  評価

リ〜マン騎士 (2019年06月17日 22時33分)

そして上映開始
どこからメガネかけていいのかわからんので
次回予告始まってすぐ装着
んんっ
このメガネ
ガッチリしてて具合がええのう
しかもヤンキーメガネみたいな
角度がついてて鼻低い人でも安心ですね


いよいよ本編IMAX3D

うわぁ
なんたる没入感!!!

すごいな最新クオリティ
3Dここまで来てたんだ
極自然な立体感で視界の全てが覆われる
ホントにナチャラルな感じが凄くいい
こりゃ多少高くてもやむなしだわ
まず、その美麗さにしびれたその次は

大音量が無理なく
包み込むように耳に入ってくるんで
臨場感は嫌でも上がる
これまた劇場来てよかった

そんなわけでかつてない環境の中で始まった
ゴジラ

まずはモスラ幼虫登場
う〜ん  醜い
本家より昆虫感が強い

次がギドゴジ対決
イキナリクライマックス級の立ち回りにしびれる
しかしやはり都市破壊がセットでないと怪獣ものとしてはまだまだ消化不良


ラドン登場
ここ最高ーー!
火山からの滑空
逃げ惑う人々を
その羽ばたきで発生する高温爆風で空へ巻き上げる二次災害を引き起こす
動くだけで嵐を巻き起こす災害生物

そうだラドン お前はそうゆうヤツだ
さらにラドンの真価を遺憾なく発揮するシーンは続く
次から次へと叩き込まれるミサイルをものともせず、超音速で逃げ去る最新鋭戦闘機にそれ以上のスピードで迫り 握りつぶすキャッチアンドリリースの妙技 さらには脱出するパイロットを余興でついばみ、一度高空に舞い上がり急降下から一気に戦闘機群に割って入ってのバレルロール
最新鋭超音速戦闘機をまとめて叩き落とす大暴れっぷり
無敵
最強怪獣はお前だ!
強すぎるぜ

と思わした直後
迎え撃つギドラの左右の首に両羽を噛まれ拘束された状態からギドラの真ん中の首から放射される超至近距離反重力ビームを喰らい撃墜されるという
見事なやられっぷり

このラドン大暴れが自分的クライマックスでした
もしアメリカ人的発想で
ラドンが大型のプテラノドン扱いで
ミサイルから逃げ惑ったり
撃たれて悲鳴をあげるようでは
自分はもうハリウッドゴジラから撤退するところでした
ホントよかった


最後の地ボストン フェンウェイパーク
4大怪獣揃い踏みのボストン決戦
ここも良かったっす

なによりも
ここまで動くキングギドラは
人生で初めて見ました
【1283】

RE:映画について語ろう  評価

リ〜マン騎士 (2019年06月17日 22時31分)

正直文句なし

怪獣映画最高傑作っす
昔から怪獣好きで
片っ端から見てきましたが

こんなにも
怪獣ファンの希望のオーダーで動いてくれる
アクター(怪獣)達は見たことありません

勢い余って表情までついちゃって
ゴジラなんか正面から見るとほぼコングな
表情づくり
ここはやっぱりガックリポイントですな

肝心のゴジラの立ち位置に関してですが
監督はゴジラを
人類の上位に位置するケモノ
として描きたかったわけですから

これはこれで良かったんではないでしょうか

相対的な見方ですが
過去作でもゴジラの立ち位置は都度
作品、シリーズごとに変わってきたわけですからモンスターバースシリーズとしてのゴジラの立ち位置は3作目の今回

場合によっては人類の味方に成り得るタイタン

で確立されたワケですね
ほぼ、ゆさみんさんが嫌いな東宝チャンピオン祭りゴジラのポジションですね

ドハティ監督(≧∇≦)
アメリカでやってたオリジナルのカートゥーンゴジラの影響が大きいような気がしますが
色々本家をリスペクトして作ってくれたようで日本のゴジラファンは総じて肩をなでおろしてる感じですか?

興行収入
北米で苦戦
日本、中国で大ヒットらしいですね
やっぱり日本のゴジラに寄り過ぎたのかな?

でも
ラストのライオンキングなシーンには自分も流石に辟易としてしまいました

陳腐な人間ドラマの件ですが
ゴジラシリーズで陳腐でなかった試しなし
なわけなんで自分的には充分です
(ツィーちゃん、可愛いくてカッケー)
(ケンさんもよかったよ絵になってた)
その他のアクターも演技や配役は総じてよかったし

それよりもあの科学者達の根本思想は
(特にガイキチのエマ博士)
間違いなく監督やライター、制作サイドの人達が持っていたもので、それは多くの少年怪獣ファンが幼き頃抱いていたものと同じ種類のものだと思います
(人間をものともしない超越した存在はいるべきだ ってヤツです)

それを
オッサンになるまで持ち続け
世界最高峰の環境の中で作品にしてしまう
そのパワーに敬意を表します

欲を言えば
明るい陽の中で
都市を破壊する怪獣達とそれと真っ向対峙するアメリカ軍の総力戦を見てみたいです
(シンゴジラインアメリカじゃん(^.^))
キンキラキンに輝く破壊の権化
金星文明を3日で滅ぼしたキングギドラの人間を相手にした時の真骨頂も見てみたいです

評価
怪獣達の暴れっぷりで
ネガ要素の総てをどうでもいいことに出来ました
アクションシーンに関してはスピードと言いムーブと言いカメラ回しと言い、全ゴジラの中でも最高傑作だと思いました
東宝怪獣ものに比べ恐怖感への煽りだけが少し弱かったか?
まぁそこは ご時勢&お国柄

☆4.5      の       92点

コング対ゴジラも楽しみしかないです
頼むぞワーナー、レジェンダリー

追伸
桜さん
ヘドラ
今見ると凄く迫力あっていいですよね
VSではなく
ヘドラ単品で作品にしてもらいたいぐらいです
クローバーフィールド的な傑作になるような気もします
あと そのヘドラ単品の中で
ヘドラ対機龍
とか、どうです?
(メカゴジラ機龍
もちろん魅せるだけ見せて最後はけちょんけちょんにされるやられメカの立ち位置ですけどね)
【1282】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年06月17日 21時44分)

桜迷路さん、どうもです♪

ゴジラとかウルトラマンの怪獣って、昭和の頃はおどろおどろしさがあって、不気味とか怖さとかがありましたよね。平成からはスマートになりすぎて逆にインパクトがなくなった感じがします。アイスラッガーを使ったとき怪獣の切り口から血がどろどろと流れたりとかね。最近のは光線バババでドカンドカンと火花が散って倒して終わりですもの。ストーリーも良かった。故郷は地球、盗まれたウルトラアイ、ノンマルトの使者、史上最大の侵略とかインパクトありました。盗まれたウルトラアイで宇宙人が自殺してしまうのは、子供ながらにすげえなあと思いましたね。
ゴーストは一応、ヤングマガジンを斜め読みしていますが、確かにストーリー性は弱い。近未来のレースを描いていますが、Dに比べて主人公のキャラや人間関係の深まりが浅い。ドキドキハラハラがあんまり無いですね。

シン・ゴジラ
映画4時間分くらいの脚本を2時間に縮めた感じで、展開が早い。ゴジラをいかに殲滅するか、それに特化したストーリー展開であり、家族のドラマや恋愛とかまったく無し。これが逆に面白さを深めています。まずは見るべし、であります(笑)
【1280】

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 1  評価

ゆさみん (2019年06月09日 23時28分)

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ Godzilla: King of the Monsters 

監督 マイケル・ドハティ 
脚本 マックス・ボレンスタイン(英語版)
   マイケル・ドハティ
   ザック・シールズ 

80点。

ゴジラとムートーの戦いから5年後。巨大怪獣の存在が公になり、それまで極秘に怪獣の調査を行ってきた秘密機関「モナーク」は政府や世論から怪獣への対応と被害の責任について追及を受け、解体の危機に晒されていた。 
同じ頃、中国・雲南省にあるモナーク基地では、モナークの科学者エマ・ラッセル博士と娘のマディソンらが孵化したモスラの幼虫との交信を試みていた。しかし、そこへ環境テロリストであるアラン・ジョナ率いる傭兵部隊が基地を襲撃、エマとマディソンを連れ去り、怪獣と交信する装置"オルカ"も強奪されてしまう。事態を把握したモナークの科学者・芹沢猪四郎博士は、元モナークのメンバーでエマの夫マークに協力を要請し、攫われた二人を救出するため力を合わせることとなる。 (以上 ウィキより)

このあと南極に眠っているモンスラー・ゼロ(キングギドラ)を目覚めされることを狙っていたテロリストとの戦いがあり、マークの妻子を取り戻すドラマがあり、ついにキングギドラが目覚め、そこでゴジラが復活を察知して、ここに怪獣たちによる世界の命運を掛けた戦いが始まる。

という流れとなる。
【1279】

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 2  評価

ゆさみん (2019年06月09日 23時27分)

いかにもアメリカ的な怪獣映画である。悪役としてのテロリストが登場し、いたらん計画を立てて、研究に関わっていた主人公とその家族がそれに巻き込まれ・・・・。
ジュラシック・パークのパターンと酷似した展開である。ジュラシック・パークでは、金儲けをたくらむ企業がいたらん計画を立てて、そこに来ていた客、主人公の研究者が巻き込まれ・・・。
というわけで、ストーリーはともかく、この映画は怪獣達のバトルを楽しむ映画となっている(笑)
ちなみに人間でない敵(クリーチャーや巨大動物やエイリアンなど)とのバトルでは、ストーリーの中に家族の絆とか恋愛の要素を入れるのはアメリカでは当たり前である。というか、それを入れないとヒットしないということになっている。「シン・ゴジラ」がアメリカであまりヒットしなかったのは、ゴジラをやっつけるという要素に絞ってあるため、人間のドラマ性が弱いというのもあるらしい。、これはこれで仕方がないですな。
今回は、ラドンやモスラも登場。巨大モンスターが多数暴れ回る。大いに特撮とCGを駆使し大音響で迫力満点。バトルの合間に家族のドラマが描かれるのもお約束。
怪獣の設定とストーリーの流れを破綻の無いようにうまく構成しており、日本の怪獣映画のオマージュも時折見られて、怪獣王の咆吼が鳴り響くラストはジュラシック・パークのラストを思わせる。
そんなわけで、アメリカ製怪獣映画としてはヒット要素満載の面白い映画ということに異論はない。実際、映画館の大画面、大音響で見るとホントにドキドキハラハラの興奮する映画であった。

ただ、ゴジラ映画の一本としてはどうかというと、私としては違和感の残る映画であった。
一つは、ゴジラの表情である。怪獣は、基本的に人間とは違うので、人間らしい表情はもたない。
 むろんウルトラシリーズの怪獣とか、昭和ゴジラの後半のシリーズとかは感情的な表現もされてはいる。が、されてはいるが、ゴジラにいたっては、もともとは人知を越えた存在として設定されている。シェー、なんてもっての他である。(と、とある番組で夢枕獏氏も言っていた)息子に光線の出し方を特訓しているシーンなど、あれはゴジラではない。
 「シン・ゴジラ」が優れていたのは、感情表現を持たないことだ。庵野監督は、ゴジラの目を魚の目のように設定し、私がゴジラシリーズで一番好きな金子修介監督版では黒目のないゴジラにしている。だから、不気味であり、怖いのだ。
 今回、ゴジラは、キングコングの映画で見せたような表情をする。この時点で「ちがうんだよなあ」と思い、ラストにゴジラの元に多くの怪獣が集いゴジラの前にひれ伏すシーンとか「王様の前に、ははあといって膝を曲げる部下じゃあるまいし」と思った。やはり、アメリカの映画って、怪獣も人間と同じように感情を持って行動しないといかんのね、と憮然となったものである。
 さらに言わせてもらえば、怪獣はモンスターではない、モンスターには、私的には化け物というイメージがつきまとう。ゴジラは化け物ではない。やはり、「怪獣」なのである。よって「モンスターの王」というサブタイトル(?)からして違和感ありありである。

 というわけで、ゴジラ映画の1本としては、私的に辛い点数となる。というわけで、80点となった。
 うーむ。アメリカでは、ゴジラはやはりモンスターの一つとしてしかとらえられていないのかなあ。
【1276】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年05月26日 14時01分)

ああだこうださん、ども♪

>「ギャラクシー・クエスト」
>これは、一度は見ておくべき傑作コメディーですよ

1年くらい前にWOWOWかBSプレミアムで放送された時に見ました。
B級コメディ的なバカバカしさに笑いながら見てましたね。
アメリカ映画の凄さを感じさせる作品ですね。

>「ワン・フロム・ザ・ハート」(82)

若かりし頃、映画館で見ました。
コッポラが監督したラブ・ストーリーの映画ということで、期待して映画館に足を運びました。
映画自体は、とても面白く見た覚えがあります。しかし、一方で映画界の巨匠なのにこんな地味な恋愛映画を作るんだ〜、と感じたりもしましたね。

>愛すべき小品として、いつまでも心に残る名作と思いました
ストーリーは、ほとんど忘れていますが、何十年かぶりにまた見てみたいなあ。

ヨハンナ・マルツィのCD
まず、半世紀以上前の音源とは思えないくらいクリアな音で
(゜Д゜)
であります。
通勤途中にBGMとして聞く音楽ではないですね。
あらためて、時間を見つけ、腰を据えてジックリ聞きたい素晴らしいCDでありました。
【1273】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年05月18日 18時19分)

もう一つ、BSプレミアムの映画「ワン・フロム・ザ・ハート」(82)

20年くらい前に一度見て
ナターシャ・キンスキーが可愛かったのと
妙な印象の映画というだけの記憶が残ってました

この映画はコッポラが大コケした映画として有名なようですが
実際、今見てみると何ともチャーミングな大人の映画でビックリ!

まず、音楽がいい

トム・ウェイツのオリジナル楽曲を
彼のだみ声とクリスタル・ゲイルしっとりした歌唱で仕上げた
まさに大人の音楽

そして、凝りに凝った映像演出

ラスヴェガスの街をスタジオにそっくり作って
やりたい放題の演出
相当に金をかけているわけです

また、主演の二人が普通なら脇役の地味な二人

でもそこがリアルで、どこにでもあるような話みたいで良い
テリー・ガーはとってもかわいいし、フレデリック・フォレストもいい味だしている

金はかけたが、地味で普通の良くある話とくれば
興行は振るわないのも仕方ないか

でも、愛すべき小品として、いつまでも心に残る名作と思いました
【1272】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年05月17日 19時32分)

こんばんは

今日、BSプレミアムで「ギャラクシー・クエスト」という映画をたまたま頭から観ちゃいました

タイトルはスタートレック風のTVシリーズのことで
20年後の今でも熱いファンを持ち、俳優陣を招いてのファン集会が絶えない
しかも、その俳優陣は、いづれもその後鳴かず飛ばずで、このような催しにうんざりという設定

そこに招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ、 “自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた
 最初は冗談と思った出演者たちだったが、彼らは本当の異星人で、番組そのままの宇宙船も用意していた……

という、SFコメディです
初めから、低予算のB級映画感たっぷりなんですが
パロディ満載で「マーズアタック」並、否、その以上に笑える、おもろい作品でした

金髪セクシー美女の乗組員はだれ?
初めは、ジェーン・フォンダかと思いきや、髪を染めたシガニーウィーバー(黒髪のイメージしかない)
他にも宇宙人頭のアラン・リックマンが出てましたよ

これは、一度は見ておくべき傑作コメディーですよ


桜迷路さん、はじめまして

>自宅のDVDで十分なので、わざわざ映画館には行かない自分でした。

私はすでにシニア料金で映画を観れるので
最初は年60回くらい映画を観ました
翌年20回足らず、今年は未だ2回のみ…

先日、久しぶりに会った友人(先輩)は4月の時点で40回くらい映画を観ているとのことでした
ただし、この年になると家で2時間もつづけてTVで観ることが体力的にできなくなるとのこと

私も、だんだんそれが分かる状況になってきています


ゆさみんさん

ヨハンナ・マルツィ
しかも、バッハの無伴奏を購入したんですか!

この音楽は、バッハの数ある名曲の中でも名曲中の名曲
汲めども尽きせぬ魅力にあふれた、素晴らしい楽曲なんですが
気軽に楽しく聴ける音楽ではないのが気がかりです

私は、パルティータ2番(5楽章が超有名なシャコンヌ)とソナタ3番(1楽章のアダージョは何たる音楽!)が好きです
だから、2枚目から聴くといいですよ

ちなみに「TESTAMENT」は、英国のレコード会社のレーベルで、潰れてなくなったEMIの音源を再リリースしています
信頼できるレーベルです

では
【1269】

RE:映画について語ろう  評価

桜迷路 (2019年05月15日 22時48分)

こんばんは。
お部屋のみなさま、はじめまして…<(_ _)>


これまでほとんど映画は見ない…というか、
自宅のDVDで十分なので、わざわざ映画館には行かない自分でした。

早いもので、もう3年前になりますが、約20年ぶり位に映画館に足を運びました。
社会現象に負けて(笑)映画館に行ってみるか!と思ったのは「君の名は」が大ヒット中のころ。

2年前かな?と思って調べてみたら、3年半前の秋から3年前GW時期のようで…早い…(-_-;)

最近の映画館は全く分からなかったので、ネットで色々と調べてビックリ。
あらかじめ座席の位置を見ながら予約ができるんですね…(^^;)
そんな事も知らなかったんですよ…(>_<)

TDLスペースマウンテンのような(笑)空間のエスカレーターや廊下を通り、
何だかアトラクションに乗る直前のわくわくドキドキ感?とともに着席。

当たり前なんですが、臨場感ある大画面や音響効果は、さすが映画館でしたね〜!(^^)!
惜しくも興行収入ではアナ雪に届かず…。

2回以上も見に行くリピーターにはなりませんでしたが、
その後「Xジャパン」「八年越しの花嫁」など見に行きました。

やはり映画館はいいですね〜などと書きながら、ここ1年以上また遠ざかっています…(^^;)
【1268】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年05月10日 21時47分)

こんばんは

大大連休明け1週間が過ぎ、ほっと一息という方が多いのでは?
私は毎週5連休なので、連休慣れしていたので快調、快調!

でも、5月になると週に2〜3日は畑仕事をしていますので
完全休養日は、週2日くらいです

まず、連休中に借りていた本について
「東京奇譚集」村上春樹と「ミツバチと遠雷」恩田陸

村上春樹は(恩田陸も)、これが初めて読む本
今まで、やれノーベル賞だとか騒がれ
タイトルを見ても「ノルウェーの森」だとか「ゴールデンスランバー」

何か気どっているし
ビートルズと一緒で、人気者を敬遠する質なので読まずにいました

どちらも音楽を題材にしているということで二人を比較すれば

村上春樹は文章が上手いし、発想が滑らかで柔軟
対して恩田陸の方は、下手と思えてくるほどでした(ファンの方にはごめん)

短編集と長編の、しかもやたらと登場人物が多いという違いが原因しているかも
どちらも楽しめましたけどね


今季のドラマについて

朝ドラ「おしん」「なつぞら」連発と
大河「いだてん」

これを毎週見るだけで結構忙しい

加えてWOWOWの「グッドワイフ(米版)」も見ているので
日本のドラマは火曜日放送の「パーフェクトワールド」(松坂桃李と山本美月)と
「私定時で帰ります」(吉高)、水曜日の「白衣の戦士」の3本のみ

「定時」は、今風の働き方改革に因んだストリーで
今の会社であるある的な問題をまじめに取り上げているので、予想外に面白いです

「白衣」は実にくだらない。評価も凄く低い。
まあ、コメディーなんでオーバーなアクションや演技はしょうがないと割り切れば
頭を空にして笑っていられます

「パーフェクト」は俳優もよいので、これからも期待!


ゆさみんさん

>黒人音楽家の方は、アリータで強面のボスを演じていた方でしたね。

マハーシャラ・アリですね。全然気づかなかった。
「ムーンライト」にも出ていたそうですね。

WOWOWでは、来週15日に「モリーズ・ゲーム」が早くもオンエア
これは、「女神の見えざる手」の次のジェシカ・チャスティーン主演作
これも結構楽しめます

では
【1266】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年05月05日 11時18分)

いい季節ですね
新緑をわたる爽やかな風
草木はとりどりに花を咲かせ妍を競う

時に雹が降ったりするのもご愛嬌か


さて、「グリーンブック」を観てきました
評判が凄く良かったので、何とか滑り込み間に合って良かったァ

お話し(脚本)がいい
役者がいい
音楽がいい

粗野で無教養、下品だけれど情に厚い典型的イタリヤ系移民のトニー・リップ
もちろん、黒人は大の嫌い

最後の字幕が出るまで、ヴィゴ・モーテンセンだと分からず
スクリーンで見るのは「ロードオブザリング」以来だからね、役作りで20Kgも太ってもいるし

一方、教養高くクラシック音楽の才に長けた音楽家ドク・シャーリー
ただし、黒人

肌の色だけで、クラシック界での展望がないというアメリカ社会の理不尽さのなかで
ジャズの演奏家として名声を博し
そして、敢えて人種差別の厳しいディープサウスまで演奏旅行を画す

その運転手兼世話役として雇われたのがトニー

まったく水と油の二人のロードムービーなのですが
たくさんの意味あるミニエピソードあり
それが見事な人間描写となり
二人の深い人間ドラマとなっていく

ほとんど聴いたことがない、素敵なブラックミュージックあり
劇中にチラッと出てくるアレサ・フランクリンの曲を知っている人がどれだけいる?

そして、心に残る名セリフの数々
これほど心にずっしりとくる、また暖かい人間ドラマはそうあるものではないです
いいものを観た!


私は、クラシックに関心が強くある方ですが、このドン・シャーリーという人物は全く知りませんでした
50年代の人だからしかないのですが
70年代には、アンドレ・ワッツという黒人ピアイストが結構話題になってましたね

今、モノラル時代の名演奏家のCDが廉価ボックスでやたら出回っています
一通りの有名どころは知っているつもりでしたが、まだまだ未知の名演奏家がごろごろと…

筆頭はヴァイオリニストのヨハンナ・マルツィ
1954〜55録音のバッハの無伴奏ソナタとパルティータ
この人のレコードは希少で最低でも数万円の値が付いているとか
まれにCDが発売されても、もともと数が少ないので、すぐに売り切れ、中古も1万円台に高騰
板起こし(レコード盤からCD化)の限定版が今、通常価格の3倍の1万円近い値段で販売されるとか

でも、廉価ボックスで聴く限り、その価値が十分にありそうな演奏家なんです
一応、板起こしのものでリーズナブルな盤を注文しましたが

この人の演奏はyoutubeで聴くこともできます

そんなこんなしていると、大変面白い人を発見!

Khatia Buniatishvili、カティア・ブニアティシヴィリといいます

クラシックというと堅苦しくて退屈なイメージかと思いますが
これほど型破りでしかもセクシーな演奏家が出てきたとは!

とても分かりやすい解説のついたブログがこれです
「クラシック徒然草−カティア・ブニアティシヴィリ恐るべし−」
https://sonarmc.com/wordpress/site01/2015/01/31/

これほどヴィジュアルが絵になる演奏家はかつていないのでは?
ちょっと武田久美子似のショートヘアが妖艶な美女

ステージ衣装は大胆の極み(おそらく下着なし)
音楽にひたすら没入し、陶酔しきった表情と眼差し
顔芸で演奏できるといってもいい

これで中身がなかったら、ただのお騒がせですが
音だけでも素晴らしい天性をもっている

ぜひ、注目してみてくださいね

大連休も、残りわずかとなりましたが、さらに英気を養ってください
では
【1265】

令和  評価

ゆさみん (2019年05月01日 08時31分)

ついに今日から令和。

新しい時代が、戦争の無い平和な時代でありますように。
【1263】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年04月19日 09時05分)

おはようございます

北関東の群馬でも、平野部の桜は最後の散り際といったところ
今日は、山間部にある東吾妻町の岩井親水公園にこれから行ってきます

ここは30万本の水仙の黄色と桜のコラボを満喫できる場所とのこと
3日ほど前が9分咲きとのことなので、何とか間に合うのではないか

それにしても、今年は桜が長く楽しめました

それだけ4月になってからが寒かったということでしょうかね
桜の花と雪を一緒に見たこともあったっけ

みゆりんりんさん、これからがネモフィラや藤の好機ですよ


さて、4月から変わったこと
朝が余裕になったので、7時15分から30分朝ドラタイムとしています

前が「おしん」
名作の誉れ高いだけありますね(初めて見るのですが)
ピン子や伊東四朗が若い!
丁稚奉公の光石研はもっと若い!

後が「なつぞら」
これがとても気に入ってます

脚本がいい!(名言続々・・・)
広瀬すずにはオーラを感じます

でも、一番感心したのは、子役時代の2週間
4日目頃から毎回のように泣かされてしまいました

おしんの子役である小林綾子さんが
なつぞらにも母親役で登場します

あと春のドラマでは「パーフェクトワールド」が今のところは一番かな
松坂桃李の演技のうまさと気合に惚れました
身障者の役ですが、車椅子を上手に操る一場面でも、相当練習しているはずです

山本美月もいいなあ、はかなげで


あとは、はっきり言って次は視聴を辞めたいものばかり


それと先日、午前十時の映画館で「未知との遭遇」を観てきました

はっきり言って、もう古い
メッセージ性が何もないんですね
がっかりしました


では
【1262】

さて、カラオケである  評価

ゆさみん (2019年04月15日 22時09分)

さて、カラオケである。

前回(といっても昨年の12月ごろだったが)カラオケに夢中になっている現状を書いた。
今でもカラオケ熱はさめやらず、精密採点90点代をとった歌も50曲を越えるようになっている。
週末に行く一人カラオケの来店ポイントも増えて、最初レギュラー会員だったのがブロンズ会員→シルバー会員→ゴールド会員ときて現在はプラチナ会員である。(ちなみにプラチナ会員の特典は料金が20%オフ)

最近、カラオケボックスに通う目的の一つはボイストレーニングをするためである。ライブダム・スタジアムの最新の機種には、何とボイストレーニング機能がついているのだ。コンテンツの中にボイストレーニングというのがあり、それを開くと内容が示される。内容は、リズム・音程・ロングトーン・こぶし・しゃくり・フォール・ビブラート・高音などがあり3ステップに分かれている。
音程メニューは16種類もあり、しゃくりやフォール・こぶしなどは1種類しかない。合計40種類くらいのトレーニングメニューがある。音程のメニューが多いのはやはり、それだけ採点の基準のメインとなるのが音程ということなのであろう。それぞれお手本が示され、その後トレーニングとなる。たとえば「音程」トレーニングをスタートさせると音程が画面に示され、まずお手本が流れ、その後、自分でお手本の通りやってみるという流れとなる。
自分が出した声が合っているかどうかがはっきり分かる。で、そのあと合格(♪ひとつ、♪ふたつ、♪みっつの形で3段階の合格基準)と不合格も示される。
不合格が出たら「ちくしょう、次はがんばるぞ」と再度チャレンジもできる。

私はカラオケボックスに行ったら、まずボイストレーニングからはじめる。ステップが上がるごとになかなか一発で合格しないメニューもあるので、何度もチャレンジする。大体、これを1時間半ほどやって、やっと普通に歌を歌い始める。
これって、けっこう役に立つ。のどを閉じ気味で閉じたまま力任せに歌うような(聞いていて、いかにも苦しく歌っているような)歌い方で歌っていたのが、のどを開くような歌い方になってきて、3時間くらい歌うのも平気になってしまった。そしてトレーニング後に歌ったら90越えの点数もよく出るようになった。米津玄師の「Lemon」「Flamingo」「灰色と青」とかふつうに90点いくようになった。やはりボイストレーニングって大事なのだな、というのがよく分かる。
このボイストレーニング機能。
専門の教室に通っていない人にとってはなかなかに重宝される機能であると思う。
がんばって点数を上げたいと思う人にとってはおすすめである。

さて、ボイストレーニングをやっていると、自分の弱点もわかってきた。
私の弱点はビブラートである。ビブラートが荒々しいのである。安定していない。
あと腹式呼吸が弱いのでロングトーンがなかなか続かないというのも分かってきた。要は息が続かないのである。ここにきて加齢と日頃の運動をちゃんとしていなかったのがたたっているのだろう。息が苦しいので長く歌う場面ではずっと同じトーンで歌えない。音程がふらつく。とちゅうで息が切れる。肺活量もたぶん大分落ちている感じである。結果、安定感の点数が低く表示されるということである。

なかなか簡単にはこの弱点はなおらないだろうが、しばらくは通勤の車の中で腹式呼吸とボイトレにがんばってみようと思う。
【1261】

ああだこうださんへ 2  評価

ゆさみん (2019年04月05日 23時06分)

>「アリータ〜バトルエンジェル〜」
>やっと見てきました!!
>いやー、実にオモシロかった!です!!

気に入ってもらえて、コメント書いた甲斐がありました。

私は3D版を見ました。3D版は吹き替えとなっていたのでプロレス実況を思い起こさせる古舘伊知郎氏の声も楽しみました。
>ありきたりのアクションでは飽き足りない現在の観客としても、ワクワクドキドキのスピード感満載でした
このシーンはジェームズ・キャメロンも映像化にこだわったみたいですよ。

>ストーリー的にはかなり無理がある点も少なくない
>まあSFなんだから、フィクションなんだから、レッツエンジョイ!となりましたけどね
>原作は日本のマンガ「銃夢」とか(私は知りませんでした)
けっこうな長めの原作なので、私としては「よくぞここまで凝縮してまとめたな」という印象でありました。

>アリータの異常に大きな目は、無機的なサイボーグに感情表現を出させるためではないか
>気になったのは最初だけで、その後は全く気になりませんでした

まあ、もとはマンガなので目がデカいのは日本のマンガの伝統といってもいいので、書き始めた時点(1990年)で作者は「無機的なサイボーグに感情表現を出させるため」という『深い』考えはなかったとは思います。まさかジェームズ・キャメロンが総指揮として映画化するとは思っていなかったでしょうから。しかし、映画化されてこうしてあらためて見ると、まさに大きな目は「人間ではない」という属性をはっきり示すものとして、また「感情表現」を表すものとして、まさにドンピシャの表現方法となっている感じがしますね。

あんまり日本でヒットしている感じがないような気がしますが、原作が日本のマンガ作品であることは考えるとスター・ウォーズよりはヒットしてもおかしくないような気がしますけどねえ。
【1260】

ああだこうださんへ 1  評価

ゆさみん (2019年04月05日 23時05分)

ああだこうださん、どうもです。

>いよいよ3月いっぱいで常勤終了
>4月からは、週3日働く気軽な稼業と相成りました
いやあ、裏山鹿であります。
私は、そういう状態になるまではあと5年ほどありますので、年度初めの忙しさのまっただ中であります。
気持ちを入れ替えて、無理矢理「よっしゃー」と自分に言い聞かせて職場に通う今日この頃であります(笑)

さて、やはり春といえば桜の花見ですね。

私の近所の公園をウオーキングしたところでは、7・8分咲きといったところ。
実はその公園、山に隣接しており、その公園から階段を上ってちょっと山に登ると、山の上の遊歩道にそって植えてある桜は満開どころか、少々散っており葉もちらほらと出ている。あらら。
公園では、明日の土日頃には、ちょうどいい見頃となると思い、妻と「日曜は花見に行こう」ということになりました。

>さて、ずーーーーーーと楽しみに待っていたのが
>「この世界のさらにいくつもの片隅で」(長尺版)
そうなんだあ。あと9ヶ月弱待たないといけないんですね。首を長くして待ちましょう。
ちょっと、我が地方で公開されるのか若干心配ではあるますが。

>今週、WOWで「隠れた名作”良品発掘”」シリーズがありましたね
私の中ではこのプログラムはけっこう楽しみの一つ。
なつかしい名画もあれば、気になっていたけれど見逃していた作品がオンエアされる貴重なプログラム。
今回、録画しているのは
「フライド・グリーン・トマト」
まだ見ていませんが、ああだこうださんの感想を見て、見るのが楽しみになりました。

>「女神の見えざる手"Miss Slosnr"」はどうでしたか?
ギャー、録画しているけれども見るの忘れてた〜。
いっぱい録画はしていますが、大事な映画はBDにダビングしてしまい、「いつでも見られるもんね」と安心してしまう。そうすると、新しくオンエアされる映画を見てしまい、ついつい見るのが後回しになってしまうという感じであります。
映画の本数はそれなりに見ているもののちょっとしたジレンマに陥っています(苦笑)
こんど気合いを入れて見なくては。

私としてはWOWOWでの楽しみなプログラムの一つに「W座からの招待状」があります。WOWOWが映画オンエアの目玉にしているのが、ヒット作の新作オンエアを中心にしている「ウイークエンドエンタ」ですが、このプログラムは派手なヒット作ではなくても派手でないがドラマ性のある新作が紹介されていて面白い。小山薫堂氏と信濃八太郎氏の肩の力を抜いたトークも相まってなかなか面白いですね。
【1259】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年04月02日 22時36分)

「アリータ〜バトルエンジェル〜」

やっと見てきました!!

いやー、実にオモシロかった!です!!
この面白さは、「マトリックス」以来かな

最寄りの映画館がリニューアル中で、オープンまで待っていたら
何と群馬県内での上映館がなくなるという非常事態に

仕方なく、隣県の足利市まで(とはいっても30km足らずですが)出かけることに
しかも、吹替え版しかやっていない(日本ではあまり当たらなかったということか)

でも、大アリータ(当たり)
吹替えバージョンもです

主役アリータは、上白石萌音(君の名は。のヒロインなど、声優としては一級品ですね)
そして、リングアナウンサーには、何と古舘伊知郎!
まあ、元を知らないので十分というか、すっかり没入してしまいました

一番の見ものはローラーゲームを彷彿させるレースバトル、モーターボール!

あの自立型駆動式のローラースケートは近未来でありそうですね
もう一つ、一輪車式のバイクも直ぐにできそうで面白いアイデア

ありきたりのアクションでは飽き足りない現在の観客としても、ワクワクドキドキのスピード感満載でした

ただし、ストーリー的にはかなり無理がある点も少なくない
敵方の女博士がいきなり母性を取り戻したり
ヒューゴ(?)の心の動きにもね

まあSFなんだから、フィクションなんだから、レッツエンジョイ!となりましたけどね

原作は日本のマンガ「銃夢」とか(私は知りませんでした)

士郎正宗の匂いぷんぷん
攻殻よりアップルシードに近いですかね

点をつけるとすれば、私はゆさみんさんの評価に5点上乗せして93点とします

あと、アリータの異常に大きな目は、無機的なサイボーグに感情表現を出させるためではないか
気になったのは最初だけで、その後は全く気になりませんでした

そして、強く感じたことは、最早「スターウォーズ」は時代遅れのコンテンツとなり果てたということ
最終話を果たしてみたいと思うかどうか
あやしい

いやー、滑り込みで間に合ってよかった
【1258】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年03月30日 22時45分)

春はあけぼの

と言った人もいましたね。確かに空気がゆるくなってきました
桜も楽しみ


さて、ずーーーーーーと楽しみに待っていたのが
「この世界のさらにいくつもの片隅で」(長尺版)

2018年12月に公開予定だったのが、延期
そのまま情報なく待たされたいましたが

ついに、3月30日、つまり今日
12月20日公開決定の宣言がなされました(実のところ、まだ作成中とのこと)

今から楽しみ、楽しみ


今週、WOWで「隠れた名作”良品発掘”」シリーズがありましたね

月「星に想いを」メグ・ライアンとティム・ロビンスのラブストーリー、ただし、アインシュタインが大活躍する
火「ボビー・フィッシャーを探して」藤井壮太プロのチェスヴァージョン
水「サンキュウー・スモーキング」
木「フライド・グリーン・トマト」

火は録画のみ未視聴ですが、他は良かったです。

月はタイプではないけれど、それなりによく出来てはいる

水はリアルタイムで見て最高に洒落ていて、抜群の面白さ
タバコ業界のロビーイストのお話なんですが
いきなりタイトルバックから笑ってしまいます、必見!

ロビーストと言えば、「女神の見えざる手"Miss Slosnr"」はどうでしたか?

先日、放送中のものを途中から見出したら、やはり最後まで見ちゃいました
5度目くらいの視聴でしたが、まだまだ新発見ありました

時間の進行も入り組んでいる上に、騙し合い、先の読み合いの高密度な作品だけに
繰り返し見ないとだめですね


そして木、キャシー・ベイツとジェシカ・タンディの競演とくれば
しかも、ミザリーとドライビングミスデイジー直後の作品とくれば
期待しないわけにはいきませんね
そして、期待通り、いや以上の作品でした


いよいよ3月いっぱいで常勤終了
4月からは、週3日働く気軽な稼業と相成りました

貯まった視聴も、映画もがんばらなくっちゃ


では
【1257】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年03月24日 23時26分)

こんばんは。

いやあ、春ですねえ。
こちらは、桜の開花宣言はまだ出ていませんが、ちらほらと咲いているのを目にいたします。
咲いているのを見るとウキウキしてしまいます。やはり日本人の血がさわぐのでしょうか。

みゆりんりんさん、お久であります。
>いだてん・・・全く観てません
ありゃあ、そうなんですか。近年まれに見る大河ドラマらしくないドラマですよ。後年、歴史に残るカルト大河作品になるのじゃないかしらん。
>後妻業は観てました?
>木村佳乃が殻をブチ破ってきましたねーw
私はこっちのほうを見ていないんですよね。映画の「後妻業の女」を見ていましたので、何か二番煎じのような気がして見ようという気になれなかったんですが。突き抜け感のあるドラマだったのでしょうか。見なかったのは失敗だったかな。
3年A組
>まさに今、姿が見えないネットでのモラル
残り二回分を見ましたが、ラストはやはりそういう風になっていくのね、という流れでしたね。
ところで昨日、NHKでNHKスペシャル「詐欺の子」というドラマがありました。
これは今、問題となっているオレオレ詐欺の実態を描いたドラマでしたが、さすがNHKというドラマでした。
この作品と比べると、今、問題となっている「ネットの怖さ」と「オレオレ詐欺」現代の問題をとりあげた作品ながら、「3年A組」は重たさがやはり軽いと思いますね。表面的というか。
>あの人の一人勝ちのドラマでしたねー。
そう、菅田将暉の演技だけが終わってみたら印象に残ったような。

ああだこうださん。
>脳男
けっこう前にオンエアをされていたのを見ました。
インパクトのある映画でしたが、あれから年月が経って今では、あまり印象に残っていないですね。登場人物がやたらタフだった(というかなかなか死ななかい)映画の一本という感じがします
>生田斗真も映画の人
これは大いに共感いたします。生田斗真は「彼らが本気で編むときは」が私の中では今のところベストの作品ですね。
>何気に、一番評判が良いのは「グッドワイフ」
そうなんですか。
私も未視聴分、最後の数話分を残していますが、そんなに面白いかなあ。
では、私も腰を据えて見ることにいたしやしょう(笑)
>「宇宙よりも遠い場所」
>軽く2周しましたが、観るほどによくできた(弟)
>名作はレビューを読めば瞭然
おおお。そういえば、最初の数話分を見ただけだった。
急いで見なきゃ(*´∀`*)
「アタル」は最終話だけまだ見ていない。いやあ、見るのが楽しみだなあ。

Piro3さん。
「アリータ」は名作ですよ。急いで映画館に行って下さい。

ああだこうださんも見てねー。

イチローの引退。
手塚治虫氏の死は昭和の終わりを感じましたが、イチローの引退は平成の終わりとともに語りつがれていくことでしょう。
イチロー氏と同時代に生きたことを幸せに思います。
【1256】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年03月22日 22時14分)

こんばんは

イチローは元イチローに戻りましたね
野球の女神は、彼にヒット1本を最後にプレゼントしてくれなかった
それがプロの世界、メジャーなんでしょうが

>私があなたをみます?
>そんなドラマ、ありましたっけ?

ハケン占い師アタルですね

>サイコパス・・・最新のアニメではないみたいだけど、意外と面白かったw

かなり評価の高いアニメですよね。私も興味津々なんですがいずれ…

もう一つ昨年のアニメで「ハイスコアガール」が見てみたい

原作の押切蓮介が大好きなんですが、彼の一番の傑作ではないかと言われてます
ゲーム会社から著作権をめぐる訴訟を起こされ、途中2年くらい中断があったり
ようやく再開後、なんとアニメ化までされるとは

でも、本当のところ、再開後は面白さが激落ちしてしまったように思えます


>残す希望は、あしかがの藤棚!(ココ、メイン)
>ひたちなか公園の花!

4月末、でしたよね
どちらも、ゴールデンウィークが見ごろなので、バッチリです
ただし、猛烈に混むので覚悟して来てくださいね


では
【1252】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年03月18日 19時39分)

こんばんは

随分と春らしくなってきましたね

この間、20年ぶりに京都奈良へ旅したり、なんやかや
一か月は映画をまったく見ていない私です

今季のドラマについて私も

「人質です〜」は5話目で脱落(個人的にはよう粘ったな)
「メゾンド〜」2話から4話目で落ち
「後妻業」1話で脱落・・・と離脱が多かったです

最後まで見たのは

「私が家を売ります!」と「私があなたをみます」くらいか

逆襲シリーズは、サンチーを完全ロボット化、ギャグに特化し過ぎて
とってもあさーい話ばかりでした。おもろなかった

アタルの方は、杉咲花が良かったですね

彼女は、私の気に入っていた(円盤まで買った)「刑事ゆがみ」の
第1話にゲスト主演していました

これが非常に良かったのに、録画していなかったのが痛恨!
それで購入に踏み切ったといってよいでしょう(見返しましたよ)

何気に、一番評判が良いのは「グッドワイフ」らしい
最後の3話分は録ってありますが、未視聴


よく見ていたのはアニメの「宇宙よりも遠い場所」
「よりもい」と略す愛称

軽く2周しましたが、観るほどによくできた(弟)
名作はレビューを読めば瞭然
ただし、仕事中に決して読んではいけません!
うるうるウルウル


みゆりんりんさん

>4月末に偕楽園に行く予定ですが、梅で有名な偕楽園なれど、その時期は桜・・・(泣)

その頃は、桜も散っているから(涙)


ゆさみんさん

「アリータ」観たいんですよねー

でも、最寄りの映画館が4月まで新装開店準備中で見られません
あと「グリーンブック」も観たい


4月からは、常勤ではなくなるので
いつでも行けるぞー(たぶん)


では
【1250】

アリータ バトル・エンジェル(1)  評価

ゆさみん (2019年03月16日 16時34分)

アリータ バトル・エンジェル(2019年)

監督 ロバート・ロドリゲス
製作 ジェームズ・キャメロン
   ジョン・ランドー
原作 木城ゆきと
キャスト
ローサ・サラザール 
クリストフ・ワルツ 
ジェニファー・コネリー  
マハーシャラ・アリ
キーアン・ジョンソン

88点

アクションSF映画としてとてもよく出来ている傑作。
日本のマンガ・アニメを実写化している作品として近年の作品では、「攻殻機動隊」の「ゴースト・イン・ザ・シェル」(2017年)が思い浮かぶが、キャラクターの魅力、演技力・画面構成・演出力などを総合して、やはりこちらのの方が上であろう。

木城ゆきとによる日本のSF漫画「銃夢(ガンム)」は職場にいた友人の一人から「面白いから読んでみて」と言われ5年ほど前に読んだ。独創的でしっかりとした骨格をもった作品だな、と思ったが、まさかこの作品の映画化を長年にわたり熱望していたのがジェームズ・キャメロンであったのは知らなかった。今回は、「アバター」の続編準備のためにキャメロンは脚本・製作を担当し、監督は「シン・シティ」のロバート・ロドリゲスである。
ロバート・ロドリゲス監督作品は私は好きである。「シン・シティ」シリーズのダークな世界観にはしびれるし、「プラネット・テラー in グラインドハウス」ではB級映画的なメチャクチャな設定と強引なストーリー展開にはあまりの破天荒さに声を出して笑ってしまった。ただ、人によっては残酷なシーンの演出等に受けいれられない人もいるかもしれない。

ただ、この「アリータ バトル・エンジェル」は、基本サイボーグを中心としたアクションSF映画なので、手が破壊されたり、足をちょん切っても血が流れることはないし、画面の中で血しぶきがとんだりということはない。
残酷臭がかなり薄れているといえる。
機械だからね。
【1249】

アリータ バトル・エンジェル(2)  評価

ゆさみん (2019年03月16日 16時33分)

しかしこれは逆に、サイボーグが主人公の映画は、登場人物がサイボーグゆえに感情移入できないのではないかというマイナス面が出てくる。あまりにも機械色が強いとなると人間味がなくなるわけだ。
原作の主人公は、サイボーグでありながらも感情ゆたかで、揺れる心情が描かれているが、リアルな実写的映画となると演出をよほど考えないと人間味あふれるサイボーグの(映画の中の)存在感が薄れ、感情移入しにくくなる面が強くなるのではないか、ということだ。

「ゴースト・イン・ザ・シェル」があれだけ見事な映画だったのに、いまひとつ不評だったのは、たぶんこの点が大きいだろう。

そこを上手くこの映画は頑張っていクリアしてると思う。

ここで「アリータ」の簡単なストーリーを以下に記すと・・・
数百年後の未来。スクラップの山の中から奇跡的に脳だけが無傷の状態で発見されたサイボーグの少女アリータは、サイバー医師のイド博士によって新たな体を与えられ、目を覚ます。しかし彼女は、自分の過去や今いる世界についてなど、一切の記憶が失われていた。やがてアリータは、自分が300年前に失われたはずの最終兵器として作られたことを知り、そんな兵器としての彼女を破壊するため、次々と凶悪な殺人サイボーグが送り込まれてくる。アリータは、あどけない少女の外見とは裏腹の驚異的な格闘スキルをもって、迫り来る敵たちを圧倒していくが……。

いかにも未来SFという物語である。

上記に「サイボーグが主人公の映画は、登場人物がサイボーグゆえに感情移入できないのではないかというマイナス面が出てくる」それをこの映画がクリアしていると述べた。
その理由は造形と演出の上手さと役者の演技であろう。
たとえば、マンガでは主人公アリータはかなり目がでかい。というわけで、映画でもマンガに即して、目がでかい。なのに見始めた最初はじゃっかん違和感があるが、だんだん進むうちに自然に思えてくる。ここらあたりは映画「アバター」に近い感覚である。明らかに人間ではないけれど人間的な造形にしたスタッフが見事というしかないだろう。
そしてその造形を見事に役者が表現している。「メイズ・ランナー」シリーズのローサ・サラザールもすごいが、まわりに配置された役者もすごい。イドの手伝いをしている少年でアリータと惹かれ合っていくヒューゴ役のキーアン・ジョンソン、オスカー俳優であるサイバー医師のイド役のクリストフ・ワルツ、イドの元妻で女科学者チレン役のジェニファー・コネリー、悪事を平然と繰り広げるモーターボールオーナーのベクター役のこれまたオスカー俳優マハーシャラ・アリ。それぞれ、存在感ある演技である。また、その演技を効果的にみせる演出、モーターボールのカメラワークの凄さ。すべてがあいまって、未来社会のリアル感をかもしだしている。

スゴイ作品だ。原作のファンも納得するすばらしい映画である。
【1247】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2019年03月13日 08時48分)

お久でございます。

今期ドラマ・・・横並びで殆ど視聴しましたが。

飛びぬけて面白いってのが無い状態で観てたんですけど。

3年A組・・・

これ、観た後に考えさせられ、熱演に感動。
観た後に『観たなー』って満足感がありました。

ゆさみんさんも観てた?

割と面白かったのは、ブスブス言う
ちょうどいいブス

ハズした感バリバリだったのは、刑事ゼロ
前の刑事モノは面白かったから期待有りだったのですが。

来期は面白いドラマ、出るかな〜?
【1244】

Piroさんへ  評価

ゆさみん (2019年02月24日 15時42分)

Piroさん、どうも♪
返信遅れてごめんなさい。

質問ですが・・・
これはワタクシの独善的解釈ということで聞いてほしいのですが・・・

この手のハートウォーミングのコメディ映画は基本的にラストにめでたしめでたしで終わるのが定石だと思います。

よって・・・
>ラストにチンピラのカルロスが息子のフリをしておばあちゃんのお見舞いに
>おばあちゃんが突然泣き出して
>痴呆症から開放されて息子の死を受け入れた涙だと思うんですよ。
>(1.この解釈合ってますか?)

めでたしめでたしで終わるという流れからは、これで合っているかと。


>そしてその後にチンピラのカルロスが花束をゴミ箱に捨てて去る後ろ姿が映るのですが
>その時のカルロスの心境は
>〔俺様とした事がとんだ茶番だったぜ〕なのか〔今更息子のフリして仲良くしようなんて調子良すぎだったぜ〕
>だと俺は思うんすけど、、花束を乱暴に捨てる演出だったのでなんらかの怒りからの行動なんでしょう。。
>(2、ゆさみん的にはこのシークエンスはどうゆう解釈になります?

これまた、この手のハートウォーミングのコメディ映画は、いくつかの例外を除いて悪人でも話が進むにつれてだんだんといい人になっていくとゆー展開もありがちです。
例外というのは、主人公らを不幸におとしいれる敵(大ボス)がいて、この敵を倒すことで「ヤッター、これでみんなも幸せになりました。良かったー」となるパターンの大ボス役とかね。
で、このパターンでは、大ボスの手下で悪人一味ではあるけれど根はそんなに悪くなくて、流れで仕方なく悪人一味になっている者など登場する人もいたりします。主人公らに影響されて心を入れ替えて、大ボスを倒す側に回る役回りになったりする場合もあります。

上記のようなパターンをふまえて、質問に対する私の解釈ですが・・・

だんだんといい人になっていくとゆー展開の一つとして
チンピラのカルロスもそういう展開で、おばあちゃんの息子のフリして仲良くしようという流れが出てたと思います。
実際は痴呆症から開放されて息子の死を受け入れてカルロスの言葉を否定する流れになってしまったのですが・・・
たとえば、ここでみんなが幸せになる展開があるのなら、カルロスにも幸せになっていく流れ(いい人になる展開)がありえたかもしれません。
おばあちゃんが痴呆症から解放されながら、カルロスの思いにも気づいて「ありがとうね、でもあなたは私の息子じゃないわ」というセリフを言ったりね。

でも、そうなっていない。
その理由としては、
(1)「ありがとうね、でもあなたは私の息子じゃないわ」
 みたいになるのはストーリーとして強引すぎじゃね? というのがあるのかなというのが一つ。
もうひとつは
(2)カルロスが住民達にしてきたひどいことを思えば、今更カルロスをいい人化させるのは有り得なくね? というのがあると思います。

結局、カルロスの救済はなくなって、カルロスにとっては残念な流れで、花束をゴミ箱に捨てて去る、となってしまいます。

よって、ワタクシは花束をゴミ箱に捨てるときの心境はPiroさんの解釈であっていると思いますし、
私的に付け足すのなら、
「おれもそっちの仲間に入れて欲しかったけど、やはり入れてもらえないのね。チクショウ」
という自分への怒りであると思います。

(補足)
ストーリーの前段で、カルロスについて

自分としては不本意だけど、立ち退きは上が命令するから仕方ないんだよ。
「俺も、昔に亡くした母がいて、親孝行出来なかったんだ」という過去がある。

みたいな前フリのエピソードを入れられてたなら、展開としてカルロスの救済(カルロスのいい人化)もあり得る流れがあったかもしれませんが、悲惨な状況に置かれた主人公達の宇宙人との関わりの物語としては軸がずれてしまう気もしますね。この物語の中では可哀相な人物となってしまいましたね。
【1243】

RE:映画について語ろう  評価

Piro3 (2019年02月22日 19時42分)

これだけは言うまいと思っていたんですが先日医師から余命3ヵ月と宣告されまゴホッゴホゴホッ
【1241】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年02月17日 23時39分)

Piroさん、ども♪

今、ネットの無料動画で見させていただきました。
いやー、25年以上ぶりに見たかな〜。

この無料動画では、いろいろ再生中に突っ込みがあって、それが逆に楽しかったです。
コメントが全体的にあったかで、Piroさんみたいにこの映画が隠れた名作といわれるのが分かった気がします。

あらためて素敵な映画を見る機会を与えて下さり、ありがとうございました。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm19473776
【1239】

テレビ放送された映画の感想  評価

ゆさみん (2019年02月17日 14時49分)

最近放送された映画の感想など。

トレイン・ミッション The Commuter 2018年
「アンノウン」のジャウム・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソン主演のコンビの最新作。
リーアム・ニーソン演じる元警官のマイケル・マコーリーが通勤していた電車に乗ると、ジョアンナと名乗る女性から「この電車が終着駅に着くまでに、乗客の中に紛れ込んでいる盗品を持ったある人物を発見できたなら、貴方に10万ドル(着手金2万5千ドルと成功報酬7万5千ドル)を渡す」と話しかけられた。
という冒頭から始まるアクション映画である。
一体、真相はどうなのかという謎ときの興味と電車の中という限定された空間で主人公が否応なく事件に巻き込まれるアクションの進行で、飽きさせない展開となっている。とはいえ「アンノウン」がドキドキハラハラさせられる映画であったので、既視感があるのもまた仕方ない。でも、面白いエンタメ映画であることは確か。アクションが一段落してのラストシーンが印象的な作品である。

禁じられた遊び Jeux interdits 1952年
監督 ルネ・クレマン
出演 ブリジット・フォッセー
なんかね。もう、この手の映画(古い白黒映画の名作)ってWOWOWや映画専門チャンネルでしか放送されないでしょうな。一昔前まではNHKの教育テレビの土曜の夜あたりでやっていた気もするけれど。わしが子供の頃は、番組表を見て「おっあの名作がオンエアされる。俺、見たかったんだ」と思いながら、チャップリンとかシェーンとか昔の映画をけっこう見たもんだ。
今、地上波でオンエアされるのは、最新作のキャンペーンを兼ねての作品(最新作の主演俳優や監督の前作とか)かジブリの旧作くらいしかない。昔の名作を家族で見るなんて風景はもうほとんどない。
だから、昔に見た若い頃の心情とともに名場面をなつかしく思い出す。細かいシーンは覚えていなくても、墓に刺してある十字架を少年ミッシェルが川に投げるシーンや、少女が少年と引き離される「ミッシェル、ミッシェル」と泣きながら叫ぶ場面を見ると切なさがこみあげる。少女が群衆の中に消えていくラストシーンを淀川さんが思い入れたっぷりに解説していたのも思い出す。戦争の悲惨さを直接的な表現をさけて描き出した名作。

わが谷は緑なりき How Green Was My Valley 1941年
西部劇ではないジョン・フォード監督作品。
第14回アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞等を受賞した名作。
19世紀末のイギリス・ウェールズ地方のある炭坑町を舞台に、男たちが皆働いているモーガン一家の人々を主人公にした人間ドラマである。
WOWOWで放送されたので「ちゃんと見返すことは最後かも」という思いで見た。
年をとったせいかもしれぬが、最新のCGを使ったアニメより、昔の名作を見返すほうが有意義な時間に思える。
19世紀末のイギリス・ウェールズ地方のある炭坑町を舞台に、男たちが皆働いているモーガン一家の人々を主人公にした人間ドラマ。ジョン・フォード監督は、善意と誠実さを貫いて生きる人間の姿と魂を描き出したかった、のだという。
もうね、しみじみとした名作。時代の波に流されながらも誠実に生きようとする人々の姿が、今、見てあらためてまぶしい。このような人々がスポットライトをあびる世界になってほしいし、こういった姿の素晴らしさをこそ今の若者に伝えたいものだと思う。
【1238】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年02月17日 14時42分)

Piroさん、これまたお久しぶり。
お元気にしていらっしゃいますか?
「ニューヨーク東8番街の奇跡」ですか。
スピルバーグがブイブイいわせていた頃に、監督はせずにプロデューサーとして関わった作品でしたね。「グレムリン」「グーニーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの系列で比較的おとなしめ(?)な印象の作品でした。
ううむ。
見たのは確かですが、そして面白かった印象はありますが、あんまり覚えていないかな(苦笑)見終わって、心があったかくなるような作品だったように思います。
今はこれくらいしかコメントできませんね。
すみませんです、はい。
【1237】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2019年02月17日 14時31分)

ああだこうださん。ども♪

>「いだてん」期待通りハマってます
うん、確かに面白いです。大河ドラマらしからぬ展開ですね。
ただ、これが
>第1回からの目まぐるしい場面転換
クドカンの脚本になれていない(?)視聴者にとってはわかりにくいとかで視聴率が伸びていないようですね。
>小ネタ満載のクドカンの本領発揮で面白いです
>いつものクドカンファミリー俳優陣が活き活きやってますね
ほんとね。その通りなんですが、遊川脚本の朝ドラ「純と愛」がすごく面白かったのに評価がイマイチだったのを思い出しました。
持ち直してくれるといいんですけどね。

「3年A組」
>逆に話の不整合や無理矢理さが気になってきます
>そろそろ限界かな
案の定、そうなってきていますね。中途半端にリアルな一方で、軽いお笑いみたいのも入って妙に不自然ですね。
とことんリアルでいくか、福田雄一氏の映画「銀魂」のように一方で真面目、一方でリアルなメリハリのきいた演出と構成であれば面白いかもですね。

「メゾン・ド・ポリス」
>高畑充希主演の俳優陣で見てますが、まあふつうですね
まったく同意見であります。
主演がたとえば長澤まさみあたりでも、全然不自然ではない。もっと高畑充希を生かした作品だったらいいのに。

「家売る女の逆襲」
>脚本に芯がある
>さすがの大石静先生です
ごめんなさい、見ておりません。

「ハケン占い師アタル」
>遊川脚本だけに、見逃せませんね
>上手いですよ。無理やりっぽく見えて自然と終結に落とし込む
>主演の杉咲花もいい味出してます
今、一番ハマって見ているのがこのドラマです。杉咲花が「カホコ」の高畑充希みたいに新境地を開くかもですね。

「宇宙(そら)よりも遠い場所」
>女子高校生が南極に行くという青春ものなんですが
>このようなジャンルは、もちろん私は見ませんが・・・見てよかった!
私は、「けいおん」が好きだったので、「けいおん」の世界を南極を目指すJKでやったのね、という感じです。
>「ジョシめんどくせー!」
わかります(笑)
>茂林寺前駅の近く
>この地は我が群馬県館林市ですね
>私のまさに地元
ははは、そりゃ普通に見るより気合い入りますね。
今、5話まで見ました。ぼちぼち見てみますね。

ではまた。
【1236】

RE:映画について語ろう  評価

Piro3 (2019年02月15日 19時16分)

なんかごめんなさい (`・ω・´)
【1235】

RE:映画について語ろう  評価

Piro3 (2019年02月12日 20時00分)

お久です(`・ω・´)

 そんな顔しないでくださいよ。またちょっと面倒臭い事を聞きたいだけなんす(`・ω・´)

 30年以上前ですか、ニューヨーク東8番街の奇跡とゆう映画を覚えておられますか?
  私的には名作の1つなんですが世間ではどうにも認知されていないのが悲しいのですが。。
   ちょっとラストの考察で是非ゆさみんさんにお聞きしたい場面がありまして。。。


  何? 見た気はするが覚えていないと?

    観てください(`・ω・´)

   
【1234】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年02月10日 11時58分)

こんにちは

この冬、最後にして最強寒波が襲来中ですが、皆様はいかがでしょうか
暖冬ということでしたが、今朝で二度目の雪、寒いときはやはり寒いのが冬ですね

このところ、息子がインフル、ついでアジアカップ、最後に連れ合いがインフルと続き
落ち着かない日々でした

すっかり映画から遠ざかってしまってますが

まずドラマですが

「いだてん」期待通りハマってます
第1回からの目まぐるしい場面転換、小ネタ満載のクドカンの本領発揮で面白いです
ビートたけしが嬉々として演じる(というか、地のまんま)志ん生をはじめとして
あまちゃんを筆頭に、いつものクドカンファミリー俳優陣が活き活きやってますね
まだ、ほぼ1年あるので、それがうれしい

「3年A組」
超有り得ない展開から始まりました。が、さすがに3話で落ち着いてきましたね
そうなると、逆に話の不整合や無理矢理さが気になってきます
そろそろ限界かな

「メゾン・ド・ポリス」
これも、高畑充希主演の俳優陣で見てますが、まあふつうですね

逆に、見るたび面白くなっているのは2つ

「家売る女の逆襲」
シーズン1に比べ、ギャグ性が増し、まさにマンガチックになってますが(初めは戸惑った)
やはり一番笑えて、しかも家の選択には人生がかかるという視点を貫いている脚本に芯がある
さすがの大石静先生です

「ハケン占い師アタル」
遊川脚本だけに、見逃せませんね
なんとも痛い職場の課の人間関係ネタです
毎回決まったパターンで話が展開するのも、いつもの常とう手段
でも、上手いですよ。無理やりっぽく見えて自然と終結に落とし込む
主演の杉咲花もいい味出してます


他にアニメで出色のものを発見

「宇宙(そら)よりも遠い場所」

18年冬季の作品、ちょうど一年前ですね
「あにこれ」で評価が高く、amazonプライムで見れたので

女子高校生が南極に行くという青春ものなんですが
このようなジャンルは、もちろん私は見ませんが・・・見てよかった!

4人のメインキャラをはじめ、キャラ設定がしっかりしており
人間関係の動きをとても丁寧に大切に描いております
登場人物はほとんど女子ばかりなのですが、はっきり言って
「ジョシめんどくせー!」
というくらい、リアルに克明です
でも、還暦過ぎの爺が胸を熱くする場面も多いのですよ

因みに舞台は、茂林寺前駅の近くある多々良西高校って実在しませんが
この地は我が群馬県館林市ですね

しかも、1話のエンディングテロップに協力「桐生市立商業高校」とあるじゃない!

私のまさに地元

そうそう、校門がそっくり同じじゃないか
教室の佇まいも窓から見える景色もまんまじゃないか

ということで、ダブルの衝撃を受けましたです
是非機会あれば見てもらいたい作品です

ゆさみんさんが紹介してくれた映画、何本か観てみますね


では
【1233】

クリード 炎の宿敵 Creed II (2018年)  評価

ゆさみん (2019年02月05日 21時48分)

クリード 炎の宿敵 Creed II (2018年)
監督  スティーヴン・ケープル・Jr. 
脚本  シルヴェスター・スタローン
    チェオ・ホダリ・コーカー 
出演者 マイケル・B・ジョーダン
    シルヴェスター・スタローン 
    ドルフ・ラングレン

80点

ロッキーのかつての宿敵アポロ・クリードの遺児アドニスを主人公にした新ロッキーシリーズの第2弾。
前作「クリード」は、アポロ・クリードの遺児アドニスの心情・恋人への愛情をみごとに描き、説得力のあるボクシングシーンとあいまって名作の誉れ高き作品であった。
はて、続編はいかにと期待して劇場に足を運んだ。
前半でアドニスはヘビー級王者となって、挑戦者を受ける立場となった。そこへ父アポロ・クリードをリング上で殺したイワン・ドラゴの息子が挑戦してきて・・・といった流れとなる。
アポロの命を奪ったロシア人ボクサー、イワン・ドラゴは、ロッキーとの試合に敗れ、国家的英雄としての地位と名誉を失い、奥さんにも捨てられて、息子のヴィクターとウクライナで貧しい暮らしを送っている。ドラゴもまたロッキーへの恨みをもち、息子ヴィクターを最強の戦士に鍛え上げ、ロッキーの愛弟子であるアドニスを倒すことで復讐を狙っているという設定である。

正直いって、私はイワン・ドラゴとの死闘を描いた「ロッキー4 炎の友情」をあまり評価していない。
興行的には大ヒットしたかもしれないが、あれはボクシング映画の形をとったヤクザ映画である。(ヤクザ映画を低く見ているのではない。念のため)
自分の組の兄い(親友)を殺された主人公が、自分の組よりとても強大な敵の本部に乗り込み、かたきをとるという映画である。きくところによればヤクザさんもたくさん鑑賞して涙を流されたという(本当かしらん)
まあ、そうと割り切ってみればカタルシスを味わえる、スカッとさわやか映画ではあるが、ロッキー1作目にあったドラマ性の高さと比べるとストーリーも単純であり、ドラマ性も低い。

よって、前半、アドニスが父親を殺したイワン・ドラゴの挑発にのって(また、息子ヴィクターがロッキー4のドラゴのようにめちゃくちゃパワーがあって強い設定なんだわ)ヴィクターの挑戦を受ける、という流れには「ロッキー4 炎の友情」へのリスペクトでもあろうが「ドラマ性の低さまで継承しているの?」と不安を感じてしまった。


しかし、ストーリーが進むほどに、恋人ビアンカと結婚したアドニスの父親になった不安と王者として守るべきものができたことへの心情の変化、娘の障害などが丁寧に描かれる。またロッキー自身のあまり関係がうまくいっていない息子への心情、アドニスの母親のアドニスや家族への思い、敵役のイワン・ドラゴの家族の状況なども重層的に描かれており、すごくドラマ性のある脚本であることがわかる。
試合のラストは、まあそうなるだろうなあ、という形になるのであるが、対戦が終わって終わりではなく試合後のそれぞれの家族の姿が描かれていて、人間ドラマとして秀逸な作品となっている。

年を重ねたスタローンだからこそ書けた脚本かもしれない。監督のスティーヴン・ケープル・Jr.も「クリード」の良さを継承しながら、またひとつ名作をつくったと思う。見事。
【1232】

最近みた映画1  評価

ゆさみん (2019年01月25日 23時29分)

最近放送された映画の感想など。

去年の冬、きみと別れ 2018年
出演 岩田剛典 山本美月 斎藤工
タイトルからして、ラブ・ストーリーかな?
予備知識無く、ほとんど期待しないままみた作品だったが、ここ最近見た日本映画の中ではダントツに面白かった。なかなかにヒネリのきいたストーリーであった。
岩田演じるさえない新人記者(の卵)、斎藤工演じるサイコパス的な面のあるカメラマンがだんだんと別の様相を呈していくのが面白い。ラストに仕掛けられたどんでん返し。最後の最後にタイトルの意味が明かされる。事件の裏に恋人への愛情が切ない。
いやあ、ビックリの名作であった。まだ見ていない人には声を大にしておすすめしたい。

ファースト・キル 2017年
出演 ヘイデン・クリステンセン ブルース・ウィリス
息子ダニーが学校でいじめられていると知ったヘウィル(イデン・クリステンセン)が、故郷の田舎町を訪れる。ウィルはいじめられているダニーに元気をとりもどさせようと共に森へ鹿狩りに出かけるが、そこで二人の男が言い争いの末に、片方の男がもう一人の男を銃で撃つ現場に遭遇し、ダニーは犯人に誘拐されてしまう。事件をあつかう警察官を演じるのがブルース・ウィリス。
犯人は銀行強盗をしたあとに仲間割れしていたのだが、銀行強盗には実は黒幕がいて・・・というのが明らかにされ、誘拐犯とダニーの間に心のつながりも生まれてきて・・・そこにウィルが真実を知って複雑な状況の中で息子のダニーを取り戻すというアクションが加わり飽きさせない展開となっている。気の弱いダニーが事件を通して成長していくビルディングスロマン的な要素も加わって、面白く楽しめた作品であった。
それにしても、最近のブルース・ウィリスは○役が似合うなあ。

パーティで女の子に話しかけるには 2017年
出演 エル・ファニング アレックス・シャープ ニコール・キッドマン
ラブ・コメディ映画と思っていたら、大分思っていたものと違っていた。主人公の高校生エン(エル・ファニング)が宇宙人の女の子に惹かれていってトンデモないことになってしまうという、何とも奇妙な雰囲気の映画。はちゃめちゃなストーリーに「何かようわからん映画だ」という人もいれば「ヘンテコな(だけど愛情をいっぱいかけられた!)不思議な映画が作られるなんて、まだまだ世の中捨てたもんじゃないですね」(山内マリコ)という人もいる。一部の人にはカルト的な重要な映画となるかもしれない。私は、ようわからん5割、面白い5割という感じである。

嘘八百 2018年
出演 中井貴一 佐々木蔵之介
古美術品を商う則夫 (中井貴一)は、野田佐輔 (佐々木蔵之介)から千利休ゆかりの茶碗を購入するが、この茶碗は、野田がつくった贋作だった。てんやわんやの末、野田の腕を見込んだ則夫と野田がタッグを組むことになる。 (以上 ウィキより)
そこそこ面白いが、映画で上映するとなるとパンチが弱い。テレビスペシャルくらいなら気楽にみられて面白いかもしれない。
【1231】

最近みた映画2  評価

ゆさみん (2019年01月25日 23時44分)

泥棒役者 2017年
出演 丸山隆平 市村正親 ユースケ・サンタマリア
童話作家の邸宅の訪問客に家の主と勘違いされた泥棒は、主人を装ってその場を乗り切ろうとする。そして真に邸宅の主である童話作家とともに、童話を書くこととなる。
三谷幸喜の作品を思わせるシチュエーションコメディ。どこか演劇の映画化作品的だなあ、と思って調べてみたら、やはりそうであった。監督・脚本の西田征史は私が大好きだったNHKのシチュエーションコメディドラマ「ママさんバレーでつかまえて」の作・演出をてがけた人でもあった。
丸山隆平演じる主人公は泥棒であることがばれないよう嘘をつき、様々な役を演じる。しかしこの映画の登場人物は、セールスマンや編集者らも大なり小なりみな嘘をついており、また泥棒である主人公も根っからの悪人ではない。監督の西田によると「"主人公の嘘"は早い段階で登場人物たちにばれてしまう。真に描きたかったのは嘘がばれた後の部分だ」という。
予備知識無く、ほとんど期待しないままみた作品だったが、すごく面白かった。石塚圭子氏はシネマトゥデイにて、
主人公の「心の中に表には見せない葛藤を抱えている人物」「ほんわかした明るさの中ににじみ出るペーソスは、丸山にしかない独特の魅力」であるとし、魅力を生かした西田の宛書きとそれに応えた丸山の演技を讃えた
という。
ぜひ見ていない人にお勧めしたい1本である。

gifted/ギフテッド 2017年
出演者 クリス・エヴァンス マッケナ・グレイス 
ああだこうださんがおすすめしていた作品。
タイトルの意味「ギフテッドとは、同世代の子供と比較して、並外れた成果を出せる程、突出した才能を持つ子供のことである」(アメリカ教育省)
良い作品であった。突出した才能をもつ子供を思う心情が二重構造で描かれ(主人公がめいを思う感情、主人公の義母がめいを思う感情)、子供にとって何が幸せかをさまざまな展開の中で考えさせられてしまう。見終わって「いい映画をみたなあ」と思わせられた作品であった。

さよならの朝に約束の花をかざろう 2018年
十代半ばで外見の成長が止まる不老長寿の種族イオルフの少女マキアと、マキアに育てられ成長していく人間の少年エリアルの物語。
アニメ映画。15分でついていけなくなり見るのを断念。この手の異世界ファンタジーはもう受け付けなくなった。年をとったということなのかなあ。

劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ 2018年
タツノコプロ55周年記念作品のテレビシリーズの劇場版。フル3DCGアニメとして制作される。「ガッチャマン」のほかに「破裏拳ポリマー」「新造人間キャシャーン」「宇宙の騎士テッカマン」のキャラクターも登場。
15分みただけで「だめだこりゃ」なぜに「リアルなフル3DCGアニメ」にする必要があるのだろう? 私の妻も「何これ? なんか気色悪い」と言っていた。「サイボーグ009」みたいに昔テイストの二次元アニメのクオリティを高くして新しい話をつくったほうが面白いと思うんだけど。やはり年をとった、ということなのかなあ。

ところで、今日(1月25日)テレビスペシャルの「ルパン三世 グッバイ・パートナー」を見た。久しぶりの新作でそこそこ期待して見たのであるが、最初の1分で「だめだこりゃ」
まあがまんして1時間ほど見たが、あまりのひどさに見るのをやめた。

それに比べ(というか比べるまでもないが)昨日見たディズニー映画でピクサー製作の「リメンバー・ミー」は素晴らしい作品であった。上手い。さすがアカデミー賞をとった作品だけある。
このレベルを越える作品は日本アニメにはちょっと見当たらない。くやしいけど傑作である。
【1230】

今年のドラマ  評価

ゆさみん (2019年01月17日 22時17分)

今年のドラマについてちょっとだけコメント。
深田恭子主演「初めて恋をした日に読む話」も1話だけみたけれど、深田恭子のとぼけた鈍感なキャラ的なイメージを役にイメージして主人公としておいたのだろうが、ちょっと設定と脚本の展開が弱い。「過保護のカホコ」「義母と娘のブルース」みたいな突き抜け感が弱い。
「いだてん」は時代劇でない大河ドラマとしての冒険作である。よく脚本にクドカンを起用したものだ。たぶん視聴率はきびしいかもしれない。コアなファンは多いかもしれない。
「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」は菅田将暉主演だからとりあえず見ているが、どう展開するかが見ものではある。「悪の教典」みたいになるのか・・・菅田将暉の演技はさすがであるが、ストーリーがどうなっていくか・・・まさか、菅田将暉がサイコパスとかいう展開にはなってほしくないが・・・とりあえず見ていこう。
「メゾン・ド・ポリス」も高畑充希主演だからとりあえず見ている(笑)
退職警察官専用のシェアハウスに住む“おじさま”たちは個性的だが、さまざまな分野で元スゴ腕の元警察官ばかり。そんなおじさまたちが主人公の新人女性刑事と捜査会議を開き、難事件を解決していく異色刑事ドラマ。
多部未華子主演の「デカワンコ」はある意味突き抜けた形の刑事ドラマであったか、今作では、新人女性刑事を高畑がどう演じるか、注目して見ていきたい。
WOWOWで始まった、タッキー主演の医療ドラマ「孤高のメス」・・・一話目を見て、どっかで見たような話だなあ、と思っていたら堤真一主演で映画化されていたのだった。滝沢の現役最後の(?)ドラマというわけで、注目されているが、「やはりねえ、ジャニーズ。正義の医者かあ、かっこいい役をまた選んだなあ」というのが正直なところである。無難な作品になるのであろうなあ。
【1229】

ああだこうださん、今年もよろしくです  評価

ゆさみん (2019年01月17日 22時15分)

ああだこうださん、ども♪
今年もいっぱい映画を見たいですね。

私は去年何本見たか数えているわけじゃないのですが、大体200本前後かなあ。
とはいえ映画館で観たのは10本にも満たないし、テレビで見た映画の約3分の1は1.3倍速で見た(途中で、あまりそそられない映画は倍速でみています。ひどいときは途中で断念)という視聴の仕方であります。邪道な見方ではありますが(苦笑)。

シェーンですか。懐かしい・・・といいながら私もストーリーは思い出せないなあ。ああだこうださんの語っていた部分を注意しながらまた見てみたいなあ。
「ちはやふる」は三作ともWOWOWで見ました。おっしゃるとおり二作、三作と続くにつれ質が落ちましたね。同じマンガ原作と対戦(将棋)をあつかった実写映画版「三月のライオン」と比べるとやはり落ちますね。アイドルコスプレ映画の「あさひなぐ」よりは数段上ですが(笑)
「モリーズ・ゲーム」「17歳」は見る価値ありですか。WOWOWでのオンエアを待ちましょう。

昨年はドラマもそれなりには見ましたが、ビデオでまとめ録りしたものを一気見しようと思ったら1話で「もういいや」と見なかったもの多数。
やはりWOWOWのドラマが全体の水準としては高いですね。「コールドケース」や「バイバイブラックバード」は特に良かったです。あとNHKのドラマも水準は高いと思います。やはりスポンサーにたいする配慮が少ないというのが大きいのかなあ。
民放では、「過保護のカホコ」2018スペシャル版は良かったです。見ましたか? やはりカホコは高畑充希のはまり役。
綾瀬はるか主演の「義母と娘のブルース」も演技のうまさで突拍子のないストーリーをうまく見せていた良作でした。「今日から俺は」はまだ見ていないけど、まあ福田陽一氏だし、ちまたの人気からよく出来ている作品なのでしょう。見るのが楽しみであります。

というわけで、本年もよろしくお願いいたします。
【1228】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2019年01月15日 19時45分)

あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願いいたします

何だかボーとしているうちに早くも小正月

大晦日には「シェーン」を久々見ました
レーザーディスクで何度も見ていた作品ですが、それ以来でかなり忘れていました

アラン・ラッドはとてもあか抜けていてガンマンらしくはないけれど
早打ちのシーンなどとてもカッコイイ

全体的には静かな展開なのですが
酒場での殴り合いのシーンの迫力は一級品ですね
(ここのアラン・ラッドは吹替えらしいですけど)

途中から見出したのですが、最後の「シェーン、カムバック!」まで
(本当に最後のセリフは「シェーン、グッバイ!」でしたが、これ忘れてました)
西部劇らしくない、本物の西部劇でしたね

正月は「ちはやふる」三部作を見ただけですね

「上の句」と「下の句」は映画館で観て以来です
「上の句」は、競技かるたの新鮮さと原作の良さがあって、とても面白かった

その勢いで「下の句」を観るも、何か不完全燃焼
最後の「結び」はスルーしたので、今回のWOWOWが初見

これは、もうマンガとしか言いようがない(原作はマンガか)
松岡茉優や野村周平が高校生役って完全無理ありですよね
話の展開もなんら観るべきところなし

スルーして正解でした

あとはレンタルで

ジェシカ・チャステーンの新作「モリーズ・ゲーム」と
フランソワ・オゾン監督作「17歳」(「スイミングプール」と同じ)

どちらも一見の価値あります


今年もいい映画が見たい!

では
【1227】

新年のあいさつ  評価

ゆさみん (2019年01月05日 13時50分)

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

みなさんにとって本年が幸多き年でありますように。
【1226】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年12月31日 00時11分)

こんばんは。
いよいよ今年も終わりですね。
なんちゅうか、年を取るほどに一年が短く思えてきます。

みゆりんりんさん。

>ダントツ1位は
>☆今日から俺は
>超面白かったでっせーwww

一応録画していたので数回分見ましたが、
佐藤二朗、ムロツヨシという濃い方々が登場していて、既視感バリバリ。
笑いのツボもどっかで見たような・・・と思っていたら、
演出が「変態仮面」「劇場版 銀魂」など監督した福田雄一氏ではないか。
なるほど、面白いわけだ。
なんか、テレビだと悪ふざけというか悪ノリが強くなっていますな。
残りを見る楽しみが増えました。まあ、来年ですが。

ああだこうださん。

>長蛇の列があり
>何だろうと思ったら、それが「怖い絵展」に並ぶ人でしたね
みゆりんりんさんもコメントしていましたが、今、怖い絵ってブームなのですか?
怖い話は好きなのですが、それは知らなんだ。
・・・絵の裏に隠されている謎とか意味が惹きつけるものがあるのでしょうか。

>「スイミングプール」はDVDで見たので、放映はされてません。
そうなんだ。また放送される時が楽しみですね。

ところで、これを書いている時に、今年のレコード大賞が発表になりました。
大賞を聞いて・・・・
はあ?(ファンの方すみません)
米津氏が出ない中で、あまり興味もありませんでしたが・・・・
うーん、まだ「U.S.A」が取ってくれた方が、納得できたなあ。

というわけで・・・
それでは、みなさま、来年もよろしくお願いいたします。
【1225】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年12月28日 12時34分)

こんにちは

年末カンパ、寒波
いらないんだけどね、来ちまった
耐えることが人生だ!


○みゆりんりんさん

>ダントツ1位は
>☆今日から俺は

ノーチェックでした

ツッパリの流行った時代って30年以上前、ヒャー
平成が幕を閉じますが、その前の昭和だものね

リーゼント、剃り込み、ボンタン、短ラン・・・
女子のスカート丈も踝までなんてのもありました(単に懐かしい)

>怖い絵シリーズ

ちょうど図書館で借りてきたばっかし
「怖い絵」と「名画の謎(対決篇)

以前、中野京子さんの「運命の絵」を読んで
まるでミステリーの解説のような面白さと
世界史への博識ぶりに感嘆したのでした

そう言えば、昨年の12月、上野公園に行ったとき、長蛇の列があり
何だろうと思ったら、それが「怖い絵展」に並ぶ人でしたね


○ゆさみんさん

「オン・ザ・ミルキーロード」、大変気に入られたようでうれしいです
監督はセルビアの人なので、ほとんどよっぽどの通以外は知らないですよね
私は、モニカ・ベルッチ目当てで見たんですけどね

>「下町ロケット」は何か感動を押しつけようという計算が見えてきて、途中から妙にさめていました。演技は大げさだし、

同感です。1つ目のシリーズは何とか完走しましたが、もうおなか一杯、池井戸潤もいっぱい

あと「スイミングプール」はDVDで見たので、放映はされてません。紛らわしかったですね
機会あればということで、頭の片隅に置いておいてください

これからまとまった時間があるので、見逃したり、見残した映画等をじっくり見たいですね

では、また来年もよろしゅう、お願いいたします。
【1224】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2018年12月27日 10時59分)

どもども〜w

おっ?
恒例のドラマ評価ですな?

今期の作品では

ハラスメントゲーム 
獣になれない私たち
忘却のサチコ
下町ロケット
あなたには渡さない
スーツ
今日から俺は
リーガルV
ぼくらは奇跡で出来ている
黄昏流星群
ブラックスキャンダル
大恋愛
サイレントヴォイス

を視聴

ダントツ1位は

☆今日から俺は

超面白かったでっせーwww

モロにこの時代でしたが、ヤンキー大っ嫌いで、銀蝿も歌も大っ嫌いで(笑)

なのに!
歌う人でとても可愛らしく感じるもんなんですねー♪

健太郎君でしたっけ?
とってもカワイイwww

美少女の呼び声高い環奈?さんも、透明感のある美少女〜www

2位は

リーガルV&スーツ&ハラスメントかなぁ?

今日俺が飛びぬけて面白いって印象www


そうそう。
先日本屋で目にした

怖い絵シリーズ

興味を持ったので、読んでみようかと。

世界の名画を、背筋を振るわせながら読み解く本らしいですぅ

ではまた来年よろしくです〜www
【1223】

オン・ザ・ミルキーロードは名作です  評価

ゆさみん (2018年12月22日 15時16分)

ああだこうださん、ども♪

ホントにあっという間に年末ですね。
上旬は夏日とも言える気温だったのが、いきなり真冬日の気温となり、街ではあちこちで電飾がかざられており、クリスマスソングとともに「そういう時期か」と実感させられます。

カラオケですが、酔っぱらいが気持ちよく飲み屋で過ごすために始めたことです(笑)

ああだこうださんは、聴ききれないほどCD収集をされているんですね。
ああだこうださんの嗜好の音楽はレンタルCD店とかには置いてないのが多いのですかね。あるいは置いていても再リマスタリングされた音質のいいのを購入されているのでしょうか。
私も以前書きましたが、最近中島みゆきの昔のCDの再リマスタリングされたのを何枚か購入していますが、やはりいいなあ、と聴いています。

ところで、こないだああだこうださんが勧めていた「オン・ザ・ミルキーロード」の映画、非常に不思議な味をもった映画で先日面白く見ましたが、この音楽が素晴らしかった。映画視聴後、アマゾンでサウンドトラックCDを探しましたが、売っていない。ダウンロード版しかない。しかたなく、ブルーレイにダビングし、聴いています。ラストシーンから流れるエンディングの音楽の部分にチャプターをいれて、車にBDプレーヤーに持ち込み外部入力で車につなぎ、通勤している途中で聴いています。
映画も、画面構成に独特のものがみられるなあ、と思っていたら、向こうでは名匠と謳われる監督だったんですね。
すごく気に入りました。紹介していただきありがとうございました。

ドラマは民放のは最近はずれが多いので、あんまり見ていないなあ。録っているのはいくつかありますが。
「西郷どん」は九州人として見らずばならぬと思って(笑)ずっと見ていました。先日最終話が放送されましたが、まあ、ドラマだなあ、と思いながら見ていました(笑)
「下町ロケット」は何か感動を押しつけようという計算が見えてきて、途中から妙にさめていました。演技は大げさだし、さらにバラエティによく出ている人を多用しているため、本人の芸人のキャラが浮かんできてしまいます。WOWOW版のほうが良かったですね。

紹介されていた「ギフテッド」は録画済みですがまだ見ていません。早速見てみますね。
「スイミングプール」はノーチェックでした。12月の再放送をチェックしましたが、放送していませんでした。あああ。
ので来月の放送を期待したいと思います。
【1222】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年12月16日 18時08分)

こんばんは

今年も残すところ2週間ちょっとになりましたね、ハヤー


カラオケですか

熱心に取り組む姿勢が凄いです!

私は、全く歌う気がないというか、聴くだけで充分満足しちゃいます

聴ききれないのに、未だにCDの購入が止まず
残りの人生をかけて聴くつもりなんですよ。


さて、まずドラマ

今季、毎回見たのは

月曜、東テレ「ハラスメントゲーム」と深夜の「天 天和通りの快男児」
水曜、日テレ「獣になれない私たち」だけでした

分かりやすくてシナリオ(脚本:井上由美子)が巧みだった「ハラス」が一番面白かったですかね

「獣」の方は脚本が野木亜紀子さん(主演がガッキーと松田龍平)だったので期待したのですが、
ドラマチックにではなく、日常的であることを追求している話なので
観ていてもやもやするし、疲れました。いまいち、に、でした

映画は
「スイミングプール」フランソワ・オゾン監督、シャーロット・ランプリング主演
これが、何ともミステリアスな話でとても良かったですね

シャーロット・ランプリングはスランプに陥った売れっ子作家役
恋人らしき編集者の計らいで、陰鬱なイギリスから陽光溢れる南フランスの片田舎の別荘へいくのだが
そこでの静かな生活に喜んでいると、突然思いもよらない事態となり・・・

現実なのか、幻想なのか、エンディングの妙を味わえます

あとWOWOWでやった「ギフテッド」
これも面白く一気見しちゃいました

では
【1221】

カラオケについて1  評価

ゆさみん (2018年12月11日 20時17分)

一年半ほど前からカラオケにハマっている。

今までも、飲みに出た際などスナックでそれなりには歌ってきた。
知っている唄を思い切り歌うのはそこそこ気持ちがいいものである。
中には、男子にとってけしからぬ面白いカラオケを置いてあるスナックもある。歌のうまさによってモザイクのかけられたかわいいお姉ちゃんのモザイクがだんだんと消えていく、という仕組みの機種もある。
ピワドで知り合った天井さんたちとそのようなカラオケを歌いながら飲む酒は楽しいものであった。
そんななか、昨年の夏のある日、同僚の一人から

「カラオケボックス」に行こう。採点とか出るから楽しいよ。

と言われたのである。
ほほう、歌った唄に点数がでるのか、面白そうであるな。自分がどれだけの点数を歌えるのか試すのもいいな。
そう思って、はじめてのアルコール抜きの唄歌いに行ったのである。

で、精密採点をスタートさせ、歌ってみた。(機種はDAMスタジアム)
歌っていると、音程とスピードが画面に示される。
はじめてなのでなかなか音程が合わない。半音ずれが多くあるし、ところどころ変に音程がずれる。テレビの「カラオケバトル」(この番組も本格的にカラオケをやるようになってはじめて知った)で見られるように、縦の棒がカラオケ独特の楽譜を左から右に流れていき、唄のリズムを示すのだが、これもゆっくり棒が流れるときもあれば、けっこう早く流れることもあり、なかなかに勝手が悪い。
音程を気にすれば、歌い方が単調になり、丁寧に歌おうとすればリズムがずれる。時折、音程が変にずれるのは、原曲を自己流に覚えていたためである。

というわけで、はじめてシラフで歌ったカラオケはあらら、80点前後の点数が示されたのであった。

それまで、カラオケについては、好きに歌って自分が楽しければいいじゃないか。
点数を気にしながら歌うなんてナンセンス。面白くないよな。

なんて思っていた。(基本、今でもその考え方は変わっていない。よって飲みながら歌うときは採点は表示しないことにしている。っていうか普通は表示しないよねえ)

がしかし、このライブダム・スタジアムという機種の精密採点という機能。自分がちゃんと歌っていると思ったのに、音程がずれていたりうろ覚えだったりしているところが示され、ちゃんと歌えてないことが分かったのである。ということは、改善するポイントなども示されるということでもある。
ううむ。せっかくなら、せめて音程通りにしっかり歌いたいなあ。
そう思って原曲をあらためて聞き込んでみる。たしかに音程がずれているところは明らかに自己流にアレンジしていることが分かる(要するにうろ覚えなだけである)
よし、まず音程通り歌えるようにしよう。
通勤途中でCDに合わせて歌いながら「ん、ちょっと今のところは違うぞ」というところを巻き戻してくり返し歌い修正を加える。
通勤に大体片道40分以上かかるので、一曲をそれなりに覚えるのには数日あればいい。
何曲か練習したあと、しばらくしてから、今度は同僚に「カラオケ行かない?」と誘って、練習した歌を再度チャレンジしてみる。修正したところはそれなりに音程通りに歌うことができるようになり、点数も上がっている。
素直にうれしい(笑)
【1220】

カラオケについて2  評価

ゆさみん (2018年12月11日 20時39分)

んなことをくり返し、たまには一人カラオケなどにも行き、2〜3ヶ月くらいで大体自分が歌いたい曲は全国平均点よりちょっと上か80点代の後半くらいは出すことができるようになったのであーる。(ちなみにカラオケシステムのもう一つの雄であるジョイサウンドMAXでは90点代があまりに頻発するので面白くない。私はライブダム・スタジアム派である)

ただ、この精密採点では音程があっているだけだと、高得点(90点代)はなかなか出ない。ネットとかでも「カラオケの点数を伸ばすには」なんて検索すればいっぱい出てくる。それによると、音程はまず最優先であるが、抑揚とかテクニック(こぶしとかビブラートとかフォールとか)がそれなりにないと点数は伸びないようである。

ビブラート? 何じゃそれ? フォール? 歌が落ちるんかい。
こぶしって演歌なんかで、こぶしがきいている、っていうことあるけど、どゆこと?
裏声? ファルセット? 裏声って、高い音を歌おうとすると声が裏返ったりするけど、あの声ってこと? 裏声なんかでは歌ってはいけない、なんて思っていたけれど、そうじゃないの?
点数が伸びないときに、腹式呼吸を意識しなさいなんて出るけど、どういう呼吸じゃい。

ほんの一年前ほどは、こういうレベルであった。
しかし、今はネットで大体の知識や練習方法は分かる。いい時代である。それなりにいくつか気に入ったサイトを見て練習する。(個人的には赤羽皇平氏の動画がとてもわかりやすく参考になった)
結局、高音の練習ではCD付きの教則本を買い、例によって通勤途中に流しながら練習した。リップロール。プルプルプルプル。わうわうわうわうわうわうわうわうわ〜。

という感じで、それなりに意識して歌うようになって1年半。今では90点に何とかかかるくらいの点数を何曲かは出せるようになった。
ちなみに十八番はやはり1980年代の歌でサザン、薬師丸ひろ子、中島みゆき、吉幾三あたりである。(中島みゆきはキーが高いので、♯6くらいにあげて1オクターブ下げて歌うという方法で歌うと何とか歌える。このやり方は広瀬香美氏などがNHKの番組で言っていた。島倉千代子の「人世いろいろ」テレサ・テン「愛人」「つぐない」などもこのやりかただと歌える)
最近の唄にも少しはチャレンジし、こないだは米津玄師の「Lemon」でやっと90点代が出た。
ただ、90点には何とかかかるくらいだが、それ以上はなかなか出ない。私の限界かなあ、とは思う。地声メインであるから、よく通るきれいな声はなかなか出ないし、ビブラートも荒いし、腹式呼吸も機械にちゃんとしましょうって(?)注意されるし。
時には、薬師丸ひろ子の曲を歌ったら「単調な歌い方です」ってコメントが出た。薬師丸ってもともとそんなに抑揚のある歌い方してないじゃん、どうやって歌えっていうんだよ、とか画面に突っ込みを入れたりもする(笑)

とかやりながら、90点代が出せればそれなりに歌えているよねという感じもしている。
【1219】

カラオケについて3  評価

ゆさみん (2018年12月11日 20時13分)

今のところ、あまり90後半や100点をめざそうという気持ちはおきない。
一つは、ネットの動画で「100点を取るためのテクニック」みたいなのがいっぱい出ていてそれらを見ていて、疑問に思うことも多々あるからである。
たとえば、採点をするのは機械であるから、機械の特質(?)を理解して歌えばいいというもの。抑揚の加点をあげるためには小さく歌ったり大きく歌ったりすると加点ができる。マイクを遠ざけたり近づけたりしたり、ぐるぐる回すと機械が勝手に抑揚の加点をしてくれる。ビブラートは小さくふるわせると声に安定感がないと判断する可能性があるので大きめのビブラートするのが無難だ・・・・とかである。
動画の中には、
じゃあためしにマイクをぐるぐるまわしてみたら高得点が取れるかどうか検証してみよう。で、やってみたら見事点数が上がった。ヤッター。
なんてものもあり、おいおい機械をだまして(?)点数をかせいで、それが何なのよ、と突っ込みたくもなってくる。
中には、高得点を出す人も点数を出すための歌い方と普段の歌い方は別で、採点するときにはビブラートを大げさに多用するけど、普通に歌うときはそんなことしない、なんて人もいる。
ちなみにカラオケの点数をひたすら上げることに情熱をもやす人々のことをスコアラーというそうである。
「一体チミは何のためにカラオケ歌っているのかね?」と小言もいいたくなってくるが。

ちなみに一番ポピュラーなカラオケ番組(?)「THEカラオケバトル」という番組。ここ最近になって見始めたのであるが、現在は、あまりにもレベルが高くなって優勝者は99点代のコンマ以下の点数次第で優勝かどうかが決まる。出てくる人は、プロ(ミュージカル女優とか)やセミプロレベルの人(自分の部屋にレコーディング部屋をもっているとか、地元のイベントで何回もカラオケ大会で優勝している人とか)などもたくさん出て、いったいどこまでいくんだ、という感じである。
そして、オペラ歌手みたいな人が歌謡曲を朗々と歌って高得点を出す。
そりゃ高得点は出るかもしれんが、これって上手くはないよね? いや、上手いかもしれんが、唄が指向している本来の歌い方ではないよね?(←しちめんどうな理屈をこねているが、要するに「ちょっと違うんじゃね」と感じる歌い方であるということだ)
そう思うことも多々あるわけである。

一体、歌が上手いとはどういうことか、奥が深い。
私が動画で大いに参考になったボイストレーナーの赤羽皇平氏も「カラオケで高得点を出すのと歌が上手いのは別です」とおっしゃっておられるし・・・

とにかく、あまりカラオケの点数を気にしすぎるのもおかしいと思うのである。

ただ調子っぱずれな唄に自己満足するのもどうかと思うのはある。

カラオケボックスでの練習は「おっ。この唄いいなあ。そこそこ歌えるようになりたいなあ」と思い練習する時にとてもいい。音程やテンポのずれがよくわかるし。上達の度合いも点数で出てくるし、まずは90めざして頑張ろう、という気にさせてくれるし。

というわけで、今も90点を取れる唄のレパートリーを増やすため、楽しくカラオケに行く日々である。

さて、こないだ、カラオケをあまり好きでない妻から言われた。
「あなた、一体カラオケそんなにがんばって、どこをめざしているの?」
素人の唄好きとしては、
「カラオケって所詮は自己満足の世界。まあ飲み屋で気持ちよく歌うためだよ」と答えたのであーる。(爆)
で、休日の今日は朝から一人カラオケボックスに向かう。朝はカラオケ料金が安いのだ。(笑)
【1218】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年11月28日 21時18分)

ああだこうださん、ども♪

>「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました
>それも家族3人で、「もののけ姫」以来かな?

うわーん。
家族3人で映画を見るというのが、ああだこうださんの家庭の様子をものがたっていて、いいなあと思います。

>前評判が異常に高かったので、ちょっと心配でしたが大丈夫
>バンドの山あり谷ありを経て
>圧巻は、最後20分間のライブエイドのコンサートシーン
>私はQUEENのファンではないし、細かい顛末は知らなかったけれど
>存分に楽しめました

この文章だけで、映画の全体像が想像できますね。
ファンでなくても楽しめる。
・・・さぞ、良い映画だったことでしょう。いいなあ。

さて、そろそろ年に一度の映画の日がやってきますね。

見たいのですが、イマイチ食指をそそる映画がなかなかないですねぇ。
【1217】

イコライザー2  評価

ゆさみん (2018年11月28日 21時17分)

イコライザー2  The Equalizer 2 

上映が終了する1週間前に見た。
あの傑作「イコライザー」の続編で、監督も前作と同じアントワーン・フークア。
期待して見た。

80点。

前作では主演のデンゼル・ワシントンは一体どういう存在なのかが出されないままだったので、ホームセンターで働いているけれど、悪人をあっという間にバッタバッタと倒す主人公って何者? という興味をたもったまま、実は元CIAの凄腕エージェントという事実が明かされるところが秀逸であった(日本では、予告編でそれをバラしてしまい、作品に対してひどい予告をしていて大いに腹がたったけれど)。
今回は続編なので、身分をかくしてひっそりと暮らしているという設定からはじまるので、当たり前だがそういうどきどきはない。ひっそりと暮らしている主人公が、悪人に対して天誅をくわえる仕事人みたいな存在であるということが女性が暴行され犯人をやっつけるシーンという形で、冒頭で語られる。かっこいい。
そして、古巣の元CIAの凄腕エージェントにからむ事件がおこり、それを発端に、今回は一筋縄ではいかない敵とたたかうことになる、というお話。

こうしてみると、トム・クルーズの「アウトロー」シリーズと主人公の設定は似ている感じもするけれど、やはり監督がアントワーン・フークアだからか、重厚などっしり感がある。
トム・クルーズの「アウトロー」はアクションで魅せるっていう感じがするが、イコライザーは静かなシーンの印象が強い。もちろん戦闘シーンもあるのだけれど、画面に重みがあるのだ。カメラがゆっくりと写ってゆくそこには何があるのか。ちょっとキューブリック的な画面作りもみられる。
クライマックスの戦闘シーンは、台風におそわれた海辺の街での戦いとなる。強風にさらされる街の描写、海岸に打ち寄せる波などが、時には轟々という台風や銃撃の音と、いったん室内のシーンになると音をおさえた静かな音の演出とあいまって、緊張感あふれた展開が続く。
まあ、ラストはヒーロー映画なので収まるところに収まる形になるのだが、見終わって「ふう〜」とため息をついてしまうような作品ではある。
主人公と関わりをもつことになる黒人の若者の使い方もうまい。この若者の成長のエピソードともからめて、ただハードなだけの作品とはなっていない。

さすが、フークア監督。お金を払って見るだけの価値のある作品であった。
【1216】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年11月25日 21時14分)

こんばんは

「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました
それも家族3人で、「もののけ姫」以来かな?

前評判が異常に高かったので、ちょっと心配でしたが大丈夫

フレディ・マーキュリーだけでなく
QUEENのメンバー4人とも、ほんとそっくりさんでした

無名時代から始まって
バンドの山あり谷ありを経て
圧巻は、最後20分間のライブエイドのコンサートシーン

どう見ても本物としか思えない
臨場感と迫力に圧倒されました

私はQUEENのファンではないし、細かい顛末は知らなかったけれど
存分に楽しめました
これこそ音響の良い映画館で見るべきでしょうね


>私は、WOWOW放送では、ライアン・ゴズリング主演の「ブルー・バレンタイン」が秀逸でしたね。

要チェックしておきますね
このところ、「スリービルボード」とか、今日は「シェイプオブウォーター」とか
名作が連荘しているので、視聴が追いつきません


では
【1214】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年11月14日 21時17分)

こんばんは

先週末から風邪を引いて、やっと良くなりつつあるな、という今日この頃
土日は、何もやる気なく、ごろごろしてました

>モニカ・ベルッチ。
>ウィキで見たら、たしかに見覚えのある人だ(笑)でも作品名が出てこない。スペクターでボンドガールをつとめた人なんですね。

それは知らなかったので、さっそく録画してあったものを観ると
最初の方に10分くらい出てましたね(未亡人役)

それにしても、初めのころの007とはすっかり雰囲気が変わってる(ロジャー・ムーアまでなので)
格闘シーンはリアルで激しく、爆破はスケール大きく、スリルは絶頂・・・

旧作に比べれば、断然すごい、否、凄すぎる出来なんですが
必ずしも面白いとも言えないようで
遊び心がないようにも感じられました

単に、私の体調が悪くてついて行けなかっただけかもしれませんけど、えらく長かったし


「オン・ザ・ミルキー・ロード」のほうは、初めて見るセルビアの映画であり
何とも不思議な映画でしたね
動物たちの演技がすごい。どうやって仕込んだのだろう、それともCG?
ユーゴの内戦と絡めて、反戦、マイノリティへの差別、宗教、愛を描く

それにしても50歳を過ぎた花嫁とは(モニカだから可能)
それ以外にも、いろいろな超常現象が起きる映画です(突っ込みどころ満載)

あと「マトリックス・リローデッド」にも出てましたね

でも、なんと言ってもこの人の最高作は「マレーナ」でしょ
「イタリアの至宝」を堪能できます
モデル出身で最初の映画、しかも、セリフほとんどなしで表情のみの演技が主体
これが功を奏したのかも


それともう一つ、「崖っぷちの男」
途中から見て、とうとう最後まで見てしまったので、録画後再見
シナリオが二重三重にひねってあり、秀逸、見ごたえあり

ビルから飛び降り自殺しようとする男を取材に来るTV曲のキャスターに
人気TVドラマ「クローザー」主演のキーラ・セジウィックが出るのも驚きでした


では
【1213】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年11月07日 20時34分)

ああだこうださん、ども♪

レコードか・・・私にとって、今はもう昔という感じがしますが、LPはいくつか持っていますね。初期のサザンとか。なつかしい独特のまろやかな音質など良さは分かりますが、今からプレーヤーを買ってまで聞きたいとは思いませんね。安易なCDに慣れてしまった。(苦笑)
ワタクシ、家では映画視聴が中心なので、音楽を聞くとしたら、ほとんど車の中かイヤホンつけて歩きながら聞くとかになってしまっています。
たまーに聞きたくなると、20年くらい前に買った、ソニーのセレブリティで聞いています。当時20万オーバーしたバブル時代に出た高級CDラジカセ。今のボーズのウェーブラジオのはしりみたいなもの。これが現役でまだ動くので、それで聞いています。
けっこういい音出しますよん。
そういえば今、中島みゆきの初期のアルバムがHQ(ハイクオリティ)CDで発売されてて、ためしに「おかえりなさい」(他の歌手に提供した曲のセルフカバーアルバム)を買って聞いたら、おどろくほど音質がいい。「あばよ」の前奏を聴いただけで「おおお」と感動してしまいました。で、いきおいで、「予感」も注文してしまいました。一枚約3千円しますが、こういったCDはレンタル店におかれないでしょうから買うしかありません。

モニカ・ベルッチ。
ウィキで見たら、たしかに見覚えのある人だ(笑)でも作品名が出てこない。スペクターでボンドガールをつとめた人なんですね。おすすめの作品、チェックしておきましょう。

ティム・バートンの「マーズ・アタック」が一番かあ。この作品を推すのは、かなりのティム・バートン好きとみたっ!(笑)

映ってはいけないもの(笑)
「氷の微笑」
言われているのは、「約束がちがう」とシャロン・ストーンが怒った足のくみかえシーンですね。

「撮影した時、それはノーパンであることを暗示するシーンになるはずだったの。でも監督が『君の下着の白い色が見えてしまう。脱いでもらわなきゃいけない』と言うから、『見えるのはイヤです』と答えたの。すると監督は『いや、見えることはないから』と言うの。だから私は下着を脱いで彼に渡したわ。『じゃあ、モニターを見よう』と彼が言うから見たの。当時は、いまのようになんでもハイビジョンではなかったから、モニターを見た時には本当になにも見えなかったのよ。だから映画館で大勢の人に囲まれてあのシーンを見た時にはショックを受けたわ。上映が終わると監督の頬にビンタをお見舞いして、『私が1人の時にまず見せるべきだったんじゃないの』と言ってやったわ」と話している。(ネット記事より)

アメリカでは、そのシーンがすごく騒がれていたけれど、日本では「いったい真犯人はだれだったの?」ということが大きく話題になっていたように思います。

私は見えるとか見えないはどうでもいいんですが、むしろ不自然なボカシに強烈な違和感をもちますね。シャイニングで風呂場からゾンビ状態になった女性が出てくるシーンで、ゾンビ女性の股間にボカシが入ったのは大いに興をそがれましたねえ。
【1212】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年11月06日 21時28分)

秋も深まってまいりました

今、何だか無性に音楽が聴きたくなり、聴きまくっています

1980年代には、レコードを秋葉原までよく買い出しに行ったものです
その「石丸電気本店」も2000年代には潰れてもうなくなっている

そのころ買い漁ったレコードを入れる石丸電気の名入りビニール袋がボロボロに崩壊
まさに今話題のマイクロプラスチックと化している

ところが、中身のレコード本体は保存状態さえよければ、何ら問題なし
中古レコードの中には1950年代のモノラル盤もありますが
独特の重くて温かみのある音を再現してくれます

ただし、久々に操作してみると、やはり面倒くさい

カートリッジ(レコード針のついている頭の部分)を換えるのに
少なくとも4種類のバランスを取り直せねばならないし
だいたい、細かな目盛りが見えないんだよね

この頃のCDは、けっこう音がいいんですよね
特に、Remasterされた再発盤には驚くほどいいものがあります

やはり、新しい技術による音作りの熟成には、然るべき年月の積み重ねが必要なのでしょう


さて、映像メディアについても、LD、DVD,BDと変遷してきて再発ものも多いですね

LDとの比較で驚くほど映像がクリアになったものとして「殺しのドレス」があります
映画自体がデパルマの中で一番好きなこともあるのですが
男子としては、無修正部分にも大いなる関心があるところ

冒頭のシャワーシーン(身体は吹替えらしいですが)、一瞬ばっちり映ってはいけないものが映ります♪

もう一つ気になるのは「氷の微笑」のあの有名なシーンですが
これも履いていないことがよく確かめられますね

・・・だからどうなんだっていう話ですが


モニカ・ベルッチ

この人の憂いを帯びた知的な顔がとっても好きなんですが
「マレーナ」以外にロクな作品がありませんね。

ただし、一つ「ダニエラという女」だけは見る価値あると断言します
例によって娼婦役なのですが、宝くじで大金を当てたという平々凡々な男が娼館にやってきて
モニカに金が続く限り一緒に暮らしてくれと頼むところから話が始まります
その後の展開がなかなか面白い、まさにフランス映画といった雰囲気の上質な映画です

あす水曜日、WOWでモニカ・ベルッチの最新作「オン・ザ・ミルキー・ロード」があるのを楽しみにしています


このところ映画見てないので
この程度で失礼します

あ、因みにティム・バートンと言えば、私は「マーズ・アタック」ですね


では
【1211】

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち  評価

ゆさみん (2018年10月29日 21時12分)

WOWOWでの放送映画、感想です。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
2017年日本公開のSFアドベンチャー映画。
監督はティム・バートン。
ティム・バートンによる独特の映像美・演出が冴えわたる名作。
フロリダで生まれ育った16歳のジェイクは、周囲になじめない孤独な少年。そんな彼の唯一の理解者である祖父が謎めいた死を遂げた。祖父の遺言に従って小さな島(ケインホルム島)を訪れたジェイクは、森の奥で古めかしい屋敷を発見。そこには美しくも厳格なミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちが住んでいた。やがて彼らと心を通わせ、夢のような時間を過ごしたジェイクは、自らに宿ったある“力”に気づき、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かっていくのだった……。
いいなあ。ティム・バートン。
上のバイバイマンの感想の中で、「ホラーは説得力が勝負である」と書いたが、SFアドベンチャーもいっしょで、荒唐無稽な設定をいかに説得力るように描くのか、そこが映画としての正否の分かれ目だと思う。

ティム・バートンは不思議な世界を説得力描かせたら天下一品だと思う。「バットマン」第一作もティム・バートンが監督だったから今があると思う。アメコミのマンガを大人が見てもカッコよく鑑賞に堪える作品に仕上げたのは氏の功績である。(ちなみに最近のDCコミックスの映画化作品は、特撮やCGがいかにすごくても私としては面白くない。リアルに描ければいいのだ、ってことはないのだ)

で、この作品だが、見事に奇妙な世界を説得力豊かに作り上げている、と思う。
奇妙なものを、ボーンと出したら、マンガの世界になって下手すると観客の失笑を買いかねない。ティム・バートンは奇妙なものを奇妙なままにリアルに独創的に描く。建物や窓、アクセサリーのデザイン、色使い(現代のシーンが色がくすんだ昔の映画みたいな暗い配色がなされ、昔のシーンがはっきりした明るいカラーになっている逆転した色使いになっているなど)、画面構成などが考えられており、見事に奇妙な世界を構築している。主人公を襲ってくる化け物のデザインとかも、怖そうでいてユーモラスな感じが出ており「おおっこれぞティム・バートン!」と思ってしまった。クライマックスのバトルもドキドキさせられながら、骸骨の戦闘シーンなどどことなくおかしい。悪者を退治して、ヒロインと再会するラストシーンも美しくさわやか。

以上、しっかりした世界観のもと、考えられた独特の映像美・演出が見事な映画でありました。
【1210】

バイバイマン  評価

ゆさみん (2018年10月29日 21時11分)

こんばんは。最近、WOWOWで見た映画の感想など。

バイバイマン
2017年に公開されたアメリカのホラー映画。
キャッチコピーは「考えるな 言うな」「この名を知るだけでお前は死ぬ」であり、バイバイマンという名を知ってそれを考えるだけでその人に死が訪れる、という設定で話はすすむ。
面白いアイデアである。
ホラーは、結局、説得力が勝負であると思う。
たとえば、ビデオを見たら1週間後に死ぬ、という設定がある。それをいかに演出で観客に納得させるか。また、なぜそうなるのかという理由付けはどうなるのか。「リング」の成功はそれが説得力をもって見せられたからこそである。だから怖さが感じられた。一週間後にテレビがない屋外にいたら貞子はどうやって出てくるの? なんて疑問もあとから思い浮かぶが映画の説得力で見せられてしまう。
で、このバイバイマンであるが、まず理由付けがない。バイバイマンの名を知ったら、あるいは考えたらどうして死ぬことになるのか、語られない。「そういう存在だから」っていう感じである。バイバイマンと一緒にいるゾンビイヌみたいな化け物も、「ただいる」って感じでバイバイマンのペットなの? とも思ってしまう。
そういう意味では説得力が弱い。だからそんなに怖くはない。
もちろん、理由付けを語らず、設定と演出のみで押し切るホラーもあるけれど、それには並々ならぬ演出の力技が必要だろう。
バイバイマンの不気味さとか、主人公の友人や知り合った人々の殺される場面とか、そこそこ光る場面もあるので、理由付けをうまくからめていけば、もっと面白いホラーになっていたはず、と思ってしまった。
【1209】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年10月29日 21時05分)

ああだこうださん、ども♪

見始めたら、止められなくなっちゃいますね。ワールドシリーズや日本シリーズならなおさらです。

とはいえ、いくら面白くても深夜に放送していると翌日の仕事のことも考えて「さすがに寝ないとやばいよな」と布団に向かうこともしばしば。若い時とはちがいます(苦笑)

>「黙秘」は印象に残ってます。

キャシー・ベイツが貫禄の演技でしたね。キング作品の隠れた名作ですね。

>あとは「アトミックブロンド」典型的娯楽アクション映画、ただただそれだけ
これはまだ未見。録画はしています。
シャーリーズ・セロン(御年43歳!)が出ているので、ただそれだけでいい(爆)

>「unfaithful」邦題「運命の女」(2002)
>特にアラフォーのダイアン・レインが何とも美しく、素晴らしい演技

おおお、これも観る価値ありそう。

>「ストリート・オブ・ファイアー」(1984)もAmazonビデオで鑑賞

私も見ましたよ。ついつい懐かしくて。エンディングでマッコイ役のエイミー・マディガンのセリフがカッコイイ。
【1208】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年10月28日 10時02分)

昨日は、ワールドシリーズを見始めたら延々終わらない。
昼飯を食べて帰ってきたら1-1の同点
そのまま延長戦へ

15回から前田が出てきて、ピンチを凌いでガッツポーズ
その裏のDodgersの3番がポール際へ大飛球!

・・・わずかにそれてファール

17回、前田が降板したところ(16時)で限界点、用足しに外出
結局、先に大ファールを放った3番が18回にサヨナラHRで決着したよう

前の打席で決めてくれれば最後まで見届けられたのに

夜は日本シリーズがまたまた延長戦・・・12回引き分け

貯まった映画やドラマが消化できず仕舞いでした


>スティーブンキングの映画特集もやっていましたね。

「IT」は観ました。なかなか良かったです。あとは見逃し
昔みた「黙秘」は印象に残ってます。

あとは「アトミックブロンド」典型的娯楽アクション映画、ただただそれだけ


今回は、Amazonビデオで観た「unfaithful」邦題「運命の女」(2002)

タイトル通り不倫の話ですが、同じエイドリアン・ライン監督の「危険な情事」よりこちらの方が良かった。
特にアラフォーのダイアン・レインが何とも美しく、素晴らしい演技

ダイアン・レインがらみで、「ストリート・オブ・ファイアー」(1984)もAmazonビデオで鑑賞
これも面白かった
こちらはまだ十代のロックアイドル歌手役(歌は吹替え)

このころは、「トップガン」「フラッシュダンス」「フットルース」など
ロック音楽ガンガン系映画が流行った時代なんですね

若きダイアン・レインよりも音楽監督がライ・クーダーであることに驚き!
道理でカッコイイわけだ

1980年代も遠くになりにけり


では
【1207】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年10月19日 23時23分)

ああだこうださん、ども♪

>WOWWOWの映画はけっこう充実してますよね
>結局、観たいなーと思った映画、または見た映画は、ほぼすべてオンエアー

たしかに。
WOWOW、すぐれた映画の選択眼(?)がありますよね。
パニック映画、ホラー映画、スリラー映画特集とかけっこう面白そうな映画、やっていますね。
先日放送された「リムジン」
77分と短いながら、登場人物がほぼ一人、そしてほとんどが車の中だけですすむ映画、なかなかでした。
スティーブンキングの映画特集もやっていましたね。
「アークタワー」は異世界SF。へえ、こんなのも書くんだ。
キングは日常世界の中に、異世界が入り込んでくるタイプと作家だと思っていただけにちょっと意外。
「IT」はこわいというよりホラーとスタンドバイミーの世界の融合って感じで、見終わったあとの余韻がいい。テレビ版が多分NHKで放送されていたけれど、あっちのほうがホラー感が強かったなあ。
「スリープウォーカーズ」は、見終わってからすでに見ていたことを思い出してしまった。思っていたよりチープ、B級感満載です。
「ペットセメタリー」切なく、怖い作品。20年かぶりに見たけれど、やはり切なく、怖い。

>板谷由夏と斎藤工の「映画工房」

斎藤工氏。
ツタヤとコラボした発掘作品のセレクト、「ダークマン」もそうでしたが、なかなかいいですね。

「フラットライナーズ」これまたリメイクで旧作を見たことを忘れてしまっている(苦笑)でもこれはアイデア賞ものですね。仮死体験が怖い世界とつながっている。でも、多分前作の方が上。「キャリー」もリメイクが放送されたけど、新作のインパクトはやはり弱いなあ。

この最近の作品でがっかりだったのは「デスティニー 鎌倉ものがたり」
ご都合主義満載。
主役の二人の存在感でもっている作品。
いやあ、ひどい作品であった。

エヴァですか。
テレビ版、見ていますが、もうだいぶ前。
パチと映画版があったので、知っているつもりになっていた(笑)
新しい発見がありますか?
なんか、「ツインピークス」じゃないけど、後半のグズグズ感がテレビ版はイマイチという印象なんですけどねえ。「気持ち悪い」とかね。それが味といえば味かもしれませんが。
【1206】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年10月17日 20時11分)

こんばんは

WOWWOWの映画はけっこう充実してますよね

>そして、21日にはWOWOWで「女神の見えざる手」が放送されますね。

へー、これもやるんだ。気に入ってくれるといいのですが
結局、観たいなーと思った映画、または見た映画は、ほぼすべてオンエアー

一方、かなりマニアックな映画もやるってるし

私は、板谷由夏と斎藤工の「映画工房」を欠かさずチェックするようになりました
結構ヒットします

「バウンド」もこれで取り上げられていましたね。ほんと濃い映画です。


それから、「エヴァンゲリオン」の再放送を久々観ました

もう20年になるのか、やっぱり面白いな、でも、ちっとも子ども向けじゃない
まるでシンゴジラじゃないか(実際は逆ですが)

それと今はまったく打たなくなった、エヴァのパチ演出が続々とでてきて、にやにや
いいシーンを切り取ってるね

というわけで、いろいろな懐かしさが込み上げてきました


>なんでか知らないけれど、急にパチやスロに対する熱が冷めてしまい

私も似たようなもの

北斗無双、特に甘が最後かと思ったのですが

8月下旬に「シンフォギア」の面白さに出会い延長してます

たまに気分転換するにはいいかなと


>最初の時、アゴがガクーン・・・・

やっぱり外れるんだレバルブ
ありがとう、心の準備をしておきます

因みに、この間、全く期待できない戦姫絶唱チャンスにて
ボタンプッシュでロゴ落下!

全回転でした1%



では
【1205】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年10月10日 20時55分)

ああだこうださん、どうもです。
台風24号、我が家では庭灯がポッキリ折れてしまいました。
我が家は貸し家なので費用は大家さん持ちですが・・台風の余波でなかなか撤去がままならないようです。庭の業者とかが修理(整備?)の予約でいっぱいのもようであります。
「散り椿」
葉室麟氏の原作、監督が「春を背負って」の木村大作、主演が岡田准一。もう良い映画であるのは間違い無いでしょう。
ああ、見たいなあ。
「バウンド」
見ましたよ。
いやあ、これは傑作でありました。テレビで見た映画ではここ数ヶ月の中では一番良かった。考えられた脚本と映像演出。「マトリックス」を製作する前の作品なんですね。ストーリーの完成度に加え、監督二人の性転換のエピソードを考えると、女性同士の関係の描写の仕方はリアルでいいですね。
そして、21日にはWOWOWで「女神の見えざる手」が放送されますね。ああだこうださん推薦の作品、楽しみだなあ。
【1204】

禁パチ?  評価

ゆさみん (2018年10月10日 20時54分)

なんでか知らないけれど、急にパチやスロに対する熱が冷めてしまい、8月に0.4パチ(笑)以外のパチとスロの貯玉(メダル)を全部おろしてしまった。
それ以来、ほとんど打っていない。
パチ屋に行くのは、休憩コーナーにおいてある週刊誌を読む時くらい。休憩室出るとすぐに退店。パチ屋はもう時間つぶしに行く以外のなにものでもなくなってしまいました。
十数年前は、自分でも依存症かなと思えるくらいだったのに。我ながら、自分が打たなくなるような日がくるとは思ってもいなかった。
何でだろうなあ。
まだ0.4パチの貯玉は2万発くらいある(苦笑)ので、まだパチには未練が若干あるのかもしれない。完全に止めたわけではないので、ちょっと時間がたち旬をすぎたパチをしばらくは。打ってみたいと思う。
それと・・・最近は今の時期だけ(9月〜10月)竿を出すセイゴ(スズキの小さいやつ)釣りとカラオケに夢中なのだ(*´∀`*)
というわけで、みゆりんりんさん、ああだこうださんのパチ談義にはついていけないよう(泣)
【1203】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年10月10日 20時52分)

みゆりんりんさん、ども〜♪

「万引き家族」は映画を監督した是枝裕和氏が書いた小説ですね。自分の映画を小説化したとゆー。「そして父になる」の監督だし、良い映画には違いないんでしょうが結局観に行かなかったな〜。ネットでみると、映画には描かれなかった部分も書かれているそうな。
樹木希林氏のシーン、見てみたいですね。WOWOWでの放送をもうちょっと待ちましょう。
「カラスの親指」は道尾秀介氏の作品ですね。
【1201】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年10月08日 19時49分)

こんばんは

週末ごとに台風襲来で、季節も生活もきりきり舞いですね
先の24号では、柿の木が元からばっさり折れました

幸い近くに停めてあった車は無傷だったのでホッ
電話線がきれたくらいの軽傷でした


ゆみりんりんさん

>赤保留は未見ですw

この赤って、手紙の赤ってことですか?
校章の赤は、今日初めて出て、ハズレましたが何か

校章の緑は頻度の割には全く熱くないし
校章白でも、レバブル、響きランプ赤が絡むと結構当たりますね

この3連休、土曜ははじめ4連したのに、全部4R
その後2回の当たりともスルー→ハマリで心折れました

その分今日は3度目の初当りで12連!
これがあるんで、辞められませんね

>この前、クリス・響・翼・翼・クリス

私の場合も、クリス・響・クリス・翼・クリス

2つ目の期待の響がスカ
その直後にレバブル!

右打ち時のレバブル、ハスレあるのかな?
知ってしまうと怖いので無かったことに



ゆさみんさん

今週は「散り椿」を観てきました

良かったです。久々に見る時代劇、まさに時代劇らしいじっくりしたつくりです。

黒沢映画も撮ったカメラマンでもある監督とのこと
確かに映像は美しいばかりでした

原作も好きでしたが、映画もなかなかですよ
そして、岡田准一が素晴らしいサムライを演じてました
彼は小柄だから、かえって重心の低いサムライの動きがマッチするのかも

葉室麟さん、昨年お亡くなりになっていたのですね。
ご冥福を


ではまた
【1200】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2018年10月04日 11時24分)

おひさしゅう〜w

げぇーーー!
熊楠さん、閉めちゃったの?

ゆさみんさん

間はうっちゃって・・・今『万引き家族』読んでます。
きりんさん亡くなって、テレビでチラッと万引き家族の、パチンコ屋で箱をかすめ取ってニヤ付くシーンが印象に。

この本の作者さんの名前は記憶に無いですけど、話の進行のほんわかさが・・・カラスの親指みたい。

同じ作者だっけ? 違うと思ったけどなー(笑)


ああだこうださん

>いつも心は、保留変化「手紙」待ちです

だよねー。白保留入って、ろくに熱い展開になった試しナシ。

赤保留は未見ですw

先日は、保留変化ナシ、レバブルナシで、ロゴ落ちからどう見ても熱い展開での聖詠。

強いのは擬似のロゴ落ちと、液晶金系。
これだけでダイジョブ? めっちゃ不安しかなかった(笑)

やれる時はやれるんだなーってw

右打ち入賞を始める瞬間、下向き加減に念を入れながらですが・・・・

クリスと翼だけだっきゃー、脳内『絶望』

この前、クリス・響・翼・翼・クリス

絶妙な配置でしょ?
2枚目が勝負どころ。

1枚目のクリス、白文字『ハイハイ』 ギューン♪ ええーーー!(驚)

・・・て事はだw
次も当たってる率高し♪

Vストーック ×1  キタキターw

1回転目スカッた・・・えっ?
2回転目でV放出・・・えぇーーー?

ヒャクパー当たってると思ってた響がスカって居りました。

1枚目のクリスと3枚目の翼が間違って当たってなかったら・・・茫然自失だったかと(笑)

それで終わっちゃったけどねー(流星、どこに流れてるねん)
【1199】

WOWOWで見た映画感想など  評価

ゆさみん (2018年10月01日 23時53分)

火花(2017年)
思っていたよりはとっても良かった。
原作を読んでいるので、ストーリーは把握していた。すでにNHKのドラマで映像化されているが私は第1話しか見ていない。正直言ってテレビはイマイチであったので、映画版においてもそれほど期待していなかった。
しかし、菅田将暉と桐谷健太の演技のすばらしさに見入ってしまった。監督がお笑いの人で映画監督としても定評のある(私は「電人ザボーガー」をとても評価しているのだ)板尾創路なので漫才場面もとても自然であり、ラストのコンビ解散となる漫才の場面ではぐっときてしまった。
映像化はけっこう難しかろうと思っていたけれど、いや良い作品であった。


あさひなぐ(2017年)
上記の映画とはちがい、マンガが原作の映画化である。
ワタクシは、映画は庶民の娯楽であり、すてきな時間つぶしをするものと思っている。
よってつまらない映画を見たときは「お金と自分の時間を無駄にしたなあ」なんてよく思う。
見終わって、この作品は・・・テレビで見たのでお金は使っていないけれど・・「自分の時間を返して欲しいっっっっ」と思った映画である(苦笑)
まあ、乃木坂46を中心にすえたアイドル映画とはいえ、火花と比べ・・・演技が下手だとこうもちがうものか、と愕然としてしまう。
ネットで私と同様の感想があったので、紹介しておく。

アイドルが袴コスプレをしているように見えてしまうんだよなぁ。
頑張ったことはわかる。
ただ頑張ったと言われているようでは結局基準を満たしていないのではないだろうか。


おとなの恋の測り方(2016年 フランス)
上品で面白いロマンティック・コメディ映画。
「アーティスト」のオスカー俳優ジャン・デュジャルダンと注目女優ビルジニー・エフィラ、「最強のふたり」の製作スタジオがチームを組んだユーモアあふれるラブストーリー。《逆身長差カップルの恋模様》“チャーミング”で“大人な”ラブストーリーを見終えたとき忘れかけている《大切な何か》が思い起こされる。
以上、ネットより。

え〜ワタクシは、映画は庶民の娯楽であり、すてきな時間つぶしをするものと思っております。
よってつまらない映画を見たときは「お金と自分の時間を無駄にしたなあ」なんてよく思う。
見終わって、この作品は・・・テレビで見たのでお金は使っていないけれど・・すてきな時間つぶしができたなあ、と思いました。
【1198】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年10月01日 23時51分)

ああだこうださん。

「ダークマン」
ラストのせりふ「ダークマンとよんでくれ」には、初見でみた時はしびれました。
でも、リーアム・ニーソンは全然覚えていませんでした(笑)
「アンノウン」は面白かったです。

「バウンド」
「マトリックス」の前ですね。未見です。近いうちに見ますね。
ところで「ウォシャウスキー兄弟」は今は双方性転換をおこなっており、「ウォシャウスキー姉妹」との表記がなされているようであります。

ヒッチコック、コンプリートですか!!
私も、イギリス時代に撮った作品もいくつかみましたが、時代を感じさせながら古い作品も氏らしさが出ていて面白いですね。恐喝(1929年)とか。
興行的に失敗した「トパーズ」私は好き。オープニングの音楽とか耳に残っています。作品も面白いとは思うんですけどね。
【1197】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年10月01日 23時50分)

こんばんは。

熊楠さん、どうもです。

部屋を閉められてからの初訪問、ありがとうございます。
今後もよろしゅうに。

映画、本だけでなく、音楽談義等もどうぞどうぞやっちゃって下さい。

山本幸久氏の小説。
「芸者でGO」
既読であります。
氏の小説っていえばお仕事小説って感じですが、最近面白い仕事を中心にしたものが目立ちますよね。

バスガイド(ある日、アヒルバス)・芸者(芸者でGO!)・外食チェーン店店長(店長がいっぱい)・人力車運転手(ジンリキシャングリラ)等々。

高校生小説でも、ハンドベル同好会を舞台にしたり(誰がために鐘を鳴らす)、目の付け所が面白いと感じます。
アヒルバスの最新作、「天晴れアヒルバス」も読みましたが、最高でした。

福田和代氏、いっぱい読まれているんですね。これは、読まねば。
【1196】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年09月24日 20時26分)

こんばんは


熊楠さん

こちらこそお久です

>部屋を閉めるにあたり十分な挨拶もできず済みませんでした^^:)

えっ!Closedしてしまったのですか、残念です。
いろいろな本の情報や音楽談議でとても楽しませていただきました
ありがとうございました。

本の方は、現在キンドルで吉川英治版「三国志合本」を読みだしました
読了まで「あと97時間」とかでてますが、何ともはや

音楽のほうでは、高校大学のころ、全く良さが分からなかった「ザ・バンド」
つい最近まで全く関心がわかなかった「リトルフィート」

ようやくこちらの準備ができてきたようで、すっかりお気に入りです

「ザ・バンド」の50周年記念エディション「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」
なんと音の良いことか!
オリジナルは1968年、上質な輸入盤LPレコードを聴くかのような、自然で血の通った音楽
耳から鱗が落ちる、といったところです


みゆりんりんさん

>最近映画観てないな〜、よし、観ようwww

思ったら実行です
損はさせませんよ

パチはずーと甘北斗無双オンリーだったのですが
8月下旬からシンフォギア打ってます

これ、超おもしろいですね

いつも心は、保留変化「手紙」待ちです

確率が1/200で比較的軽く当たるのと
STが電柱保留分の5回転ぽっきり、というのも潔い

せっかく当たっても「不承不承ながら左打ちに・・・」
が続くと参っちゃいますが
結構連チャンするし、あのストック×Xが病みつきですね


ゆさみんさん

>ところで昨日は、WOWOWで放送された「ダークマン」を見ました。

さっそく録画してあったので観ました。
おお、B級感満載なのが堪らなく面白いですね

皮膚の移植でなく、お面をかぶるだけだったりとか
指を元から切られているのに、皮膚だけで手が元通りになったりとか
辻褄よりも勢いで見せられてしまいますね
フランシス・マクドーマンはあのまま若くなっていたのも♪

サスペンスものでは同じくリーアム・ニーソン主演で「アンノウン」が面白かったです。
さらに出色は「バウンド」(ウォシャウスキー兄弟監督)
ストーリーといい、映像といい魅せられました。

さて、今Amazonで輸入BDでヒッチコック監督のマスターピース・コレクション14枚組を購入しました。

LDでカラー作品はほぼすべて集め、DVDでもヒッチコック・コレクション7枚組(確か2万円くらいしたか)を持ってます
DVDの全作品が重複するけれど、マーニー、引き裂かれたカーテン、フレンジー、ファミリー・プロットはLDなので
失敗作というわれるトパーズはもってないし・・・

思い切って購入して大正解!

画像はDVDより上、それに特典映像が満載です。
輸入盤でも特典映像も日本語字幕付き

しかも、価格は6千円を切る
収納も本に差し込むような形式で超コンパクト

これは、いい


では
【1195】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2018年09月23日 00時23分)

ゆさみんさん ああだこうださん みゆさん
こんばんは。お久です。
部屋を閉めるにあたり十分な挨拶もできず済みませんでした^^:)

久々に映画で楽しい時間を過ごせたので、お部屋に行こう!!と思ったら
山本幸久氏だけではなく、福田和代さんまで話題になっているなんて!!
ここは外せないと気負って登場です。

まずは、映画の話から。
東京ローカル?で日曜の夜にテレビ神奈川で映画の時間という番組で
井坂さんの『フィッシュ ストーリー』を見ました。

八丁四方に隠れもしない井坂ファンの私としては見逃すわけにはいかず
気が付くのが遅く、開始3分後から見ましたが、面白かった。
小説とは設定が違うけど、そこはそれで。
エンディングでストンと収束する展開は井坂ワールドをしっかり踏襲していましたし
森山未來・濱田岳と好きな俳優陣が良い味出していました。
多部未華子ちゃんも可愛かった。

で、現在小説のフィッシュストーリーを再読中です。
明日は『鴨とアヒルのコインロッカー』の放映。これも楽しみ。

その前に読んでいたのが、山本さんの『芸者でGO!』
大好きな、アヒルバスのデコちゃんも登場するし大満足の一冊でした。
チャンスがあれば、ある日アヒルバスと一緒にどうぞ。
(出来れば、ある日 を先に読んだほうが楽しめます)

そして、福田和代さん。
好きなんですよね。これを機に数えてみたら何だかんだで17作品読んでました。
色々な分野に頑張っていますがどれも面白く。

理数系出身ということが影響しているのか、とても女性と思えないほど武器や兵器・ネットに詳しんですよね。
自衛隊や警察物も面白いし、楽しめますよ。

チャンスがあれば、是非。

最近お気に入りのコーヒー焼酎で結構酔ってのカキコなので失礼があったらゴメンナサイ
では、では。
【1194】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年09月22日 16時23分)

みゆりんりんさん、ども♪

>>のみとり侍
>んだんだ!!
>侍しか合ってないw

(^0^))☆爆笑☆((^Q^)v


>今読み終えた本がパッとしたw
>堕天使たちの夜会  福田和代
>なんつーか、上手いんです、構成が。
>飽きずに先を急げる本、久しぶり〜って思いました。

おおっワタクシとしては未見の作家さん。
ネットで調べたら、けっこうハードなタイトルが並んでいますね。

今度、図書館に行く時には、チェックしておかないと・・

そういえば、熊楠さんの部屋にも書きましたが、山本幸久氏の「誰がために鐘を鳴らす」は是非オススメの本であります。
この本を読み終わり、まだ未読であった「店長がいっぱい」を読んでいたら、「誰がために・・・」に高校生の主人公が憧れる存在であり、主人公を励まし続ける大人の女性が、重要な役で登場。山本氏の小説は、ある小説で登場していた人が別の小説でも登場するということがけっこうあり、知った人が登場すると思わずニヤリとしてしまいます。これが氏の作品を読む面白さともなっています。
山本ワールドですね。
山本作品、読めば読むほど面白いですわ。
【1193】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年09月22日 15時57分)

ああだこうださん、ども♪
お久しぶりであります

>特に具合が悪かったわけでもなく、ピワドから遠ざかっているうちに幾久しくなりにけり
ご病気とかではなくて良かったです。
私も、様々な雑事をこなしていくうちにPCを覗く機会を逸してしまうことがよくあるので、よく分かります。
>「ミッション:インポッシブル フォールアウト」
>私も観てきましたよ。
>このシリーズ2作目までしか、しかもDVDで見ただけ

あららら、それは勿体ない。
3作目以降監督はそれぞれ違いますが、安定した面白さを保っているシリーズですよ。多分、今作が珍しく前作にひきつづき監督続投じゃなかったかな?

>SGにおなか一杯の昨今、これだけ肉体を張ったシーンの連続に
>よくやったぞ、トム

このシリーズはそれがウリですからねえ。
ぜひ機会があったら見ていないシリーズ作を観て下さい。プロジェクターの大画面とそれなりの音響設備があるところで観て下さい。ああだこうださんはマイシアタールームをお持ちでしたよね。

>「万引き家族」「カメラを止めるな!」

>特に後者
>見始めは、あまりにも低予算ぶりのチープな映像に「何でこれが評判?!」
>その後に、種明かしの進行に入ってからが何ともおかしい
>アイデアの勝利、と言うに尽きます。

これは面白そうですね。
しかり、本県ではちょっと交通の便の悪いマイナーシアターでの上映であります。
WOWOWでの放送を待ちたいですねえ。

>あとDVDで「女神の見えざる手」
>これは、2017年度の作品中で最高の作品でした!

おおっこれは是非とも見ないと・・・
チェックしておきましょう。

>このところ、WOWWOWの映画をよく見るようになったのですが
>なかなかのラインアップですよね
>少し前には、ドゥニ・ヴェルヌーヴ監督の作品をかなりやってましたね
>「灼熱の魂」まだ見てません。楽しみにしてますが

ドゥニ・ ヴィルヌーヴ監督の映画は、ワタクシは「渦」「静かなる叫び」を見ました。
正直言って前作は若手の独りよがり的な映像で気色悪い感じがしました。後作は実際に起こった事件を監督流に解釈し関わった人々の内面を描いた作品って感じ。はっきり言って面白さはないですね。ただ、後の映画の映像表現につながるような演出はところどころに見受けられました。

ところで昨日は、WOWOWで放送された「ダークマン」を見ました。
初見以来28年ぶりくらいに見ました。
主演がリーアム・ニーソンということをすっかり忘れておりました(*´∀`*)
また、ヒロインは「スリー・ビルボード」でめちゃくちゃやらかす母親役を演じたフランシス・マクドーマンドであることも気づいて (゜Д゜) でありました。
リーアム・ニーソンはこの映画が出世作。フランシス・マクドーマンドは演技派な人と思っていたけれどヒロイン的な映画にも出ていたのね。
サム・ライミの隠れた名作と斎藤工氏が言っておりましたが、面白く見ました。
【1191】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年09月17日 20時05分)

ゆさみんさん、今晩は&お〜久!

特に具合が悪かったわけでもなく、ピワドから遠ざかっているうちに幾久しくなりにけり


さて、映画の話題が豊富にあります

「ミッション:インポッシブル フォールアウト」

私も観てきましたよ。
このシリーズ2作目までしか、しかもDVDで見ただけ
主人公ハントは一度引退しているらしいですが、そんな流れは知らずとも、とても面白かったです

SGにおなか一杯の昨今、これだけ肉体を張ったシーンの連続に

よくやったぞ、トム
本当に、お疲れさまでした、の感謝の一途でした


他に

「万引き家族」「カメラを止めるな!」

特に後者は、やっと先週から群馬で上映され出したので直行

見始めは、あまりにも低予算ぶりのチープな映像に「何でこれが評判?!」
その後に、種明かしの進行に入ってからが何ともおかしい
アイデアの勝利、と言うに尽きます。

鑑賞後の満足度はフォールアウト
やっぱり金が掛かっているからね


あとDVDで「女神の見えざる手」

昨年最も気になっていた一作

これは、2017年度の作品中で最高の作品でした!

主演はジェシカ・チャステイン

インターステラーの主役飛行士の娘役とか
オデッセイの救助に向かう宇宙船の船長役とか
結構、印象に残るいい役者です

アメリカでも、日本でもほとんどまともに取り扱われなかった理由が、映画を見ればわかります
とにかく素晴らしい映画です


このところ、WOWWOWの映画をよく見るようになったのですが
なかなかのラインアップですよね
少し前には、ドゥニ・ヴェルヌーヴ監督の作品をかなりやってましたね
「灼熱の魂」まだ見てません。楽しみにしてますが


これからは、ちょこちょこ顔出しします

では
【1190】

M:インポッシブル フォールアウト  評価

ゆさみん (2018年09月16日 22時41分)

ミッション:インポッシブル フォールアウト Mission: Impossible  Fallout 
監督・脚本 クリストファー・マッカリー 
出演者 トム・クルーズ
    ヘンリー・カヴィル
    ヴィング・レイムス 

80点。

IMF(不可能作戦部隊)のエージェントのイーサン・ハントと彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムの回収を目前にしていた。だが、突如現れた何者かの策略で仲間の命が危険にさらされ、その最中にプルトニウムを奪われてしまう。イーサンとIMFチームは、プルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の“同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッション”を受ける。

シリーズ最高傑作との声もある本作ということで、劇場に観に行った。

面白かった。

すでにこのシリーズをずっと見ていてアクション、アクションまたアクションと、こういった映画を見飽きている(?)ファンも、満足できる一本である。
CGや高度なスタントで、これでもかこれでもか、とスゴイ映像に工夫がなされ、やりつくしている感もあるアクション映画であるが、スタッフからまだまだこんな見せ方があるんだぜ、と観客にドヤ顔で示すような映画であった。

トム・クルーズが撮影中に骨折したビルからビルへと飛び移るシーンは、映画にもそのまま使われているそうで、そのシーンをみた時はうわっと思わず声が出た。
そして・・・・
わわ〜、トムちゃん、走る走る走る!!!
ドカンバカン!!
ピンチ、ピンチ!
きゃ〜。
バキュンバキュン!!
無事、指令達成。
あ〜よかった。
ジャンジャンジャンジャッジャッジャ(テーマが流れる)

ま〜、こんな感じでしたわ(爆)

息つく暇もない演出の連続で気がつけば、ふ〜っというため息とともにエンディングが流れている。

まさにジェットコースタームービー。

謎解きとかどんでん返しとかの部分が弱い気がするので、80点となったが、アクション映画が好きな人なら、文句なく満足するであろう1本である。
【1189】

なぎさの媚薬4 読書日記  評価

ゆさみん (2018年09月03日 00時00分)

読書日記であります。

なぎさの媚薬シリーズ4
「きみが最後に出会ったひとは」(重松清・著 小学館)
重松清氏のR-18小説、なぎさの媚薬シリーズの完結巻である。もっともこのシリーズは1冊に2話集録されており、文庫では1話ずつが刊行されており全8巻となっている。
2004年から年に1冊ずつ刊行されており、最終巻は2007年に刊行。もう10年前に完結している。

わたしを買ってくれませんか―?
渋谷の路地にたたずむ美しい娼婦・なぎさを抱いた男たちはみな、不思議な夢を見る。青春時代に戻って、忘れられない女性と再会するのだ。今夜もまた一人の男が、なぎさに導かれて長い夢を見る。
「人生に疲れてしまったら、わかる。思い出の中に初恋のひとがいることが、そのひとの幸せを祈ることが、ささやかな生きる支えになるんだ」。(出版社 / 著者からの内容紹介)

官能小説であるが、さすが重松清、H描写は濃厚にあるが、なぎさに関わることになる登場人物の人生の哀切と心情がそれぞれ描かれている。官能小説であるが、しっかりとした文芸小説でもある。
シリーズでは、不思議な娼婦なぎさに関わる男達の物語が描かれ、なぎさの正体は謎の娼婦という設定なのであるが、3巻くらいからなぎさはどういう人物でなぜ娼婦になったのかが少しずつ明かされていくのだが、4巻ではなぎさの正体を記事にしようという記者が出てきて、その記者との関わりの中でなぎさの悲しい過去と正体が明かされることになっている。

なぎさの設定から正体の大体の予想はついてしまうのだが、それでも読んでいくうちにほろりと泣かされてしまう。
よって、私としては、どうしても官能(エロ)部分より、物語自体を味わうことの方が優先されてしまったので、官能小説としては「う〜む」という感想である。

ちなみに、私の官能小説のイメージをいえば、Hシーンが第一で主人公の男性なり女性は、そのHシーンを描くために動き、物語が展開されていくという感じである。
小説ではないが、マンガの「島耕作シリーズ」なんかも会社がらみの話を除けば、私としてはエロ マンガだよねえ、という感じだ。

ともかく、重松清氏のなぎさの媚薬シリーズは、かなり文芸色の強い小説であり、これほどストーリーを読ませる官能小説も初めて読んだ。

おすすめのシリーズであります。
【1186】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年08月19日 01時58分)

みゆりんりんさん、ども♪

お盆は、どのように過ごされましたか?

私は、実家に行って墓参りしたりなどした以外は自宅でゆっくりと過ごしていました。

>データ量、やり過ごしましたwww

それはよかった。
計算どおりにいって、ちょっとしてやったり感がありますね。

>それで請求金額は千円の違い・・・おかしくね?ってプリプリな状態なんすw
>お気楽で入れる入り口で、入っちゃったらプランはそのままの人が多いでしょ?

敵もさるもの。
うまーく考えていますね。

>初スマホで、面と向かって対応出来るんじゃないと不安でムリだった。
>それにウチの旦那、そういうのチャレンジしない人種で検討すらしないんだよねー。

なるほど。
ちなみに私はイオンモバイルで買いましたので、イオンにいけば面と向かって対応してくれます。

>サイコパスの真実(原田隆之ちくま新書)
>サイコパス系、めちゃめちゃ興味あるw
>昔からその手の犯罪本、読んだ口。

それだったら、ぜったい面白いと思いますよ。
実名をいろいろ挙げて解説しています。
犯罪者だけでなく、有名人(スティーブ・ジョブズ)とかね。

>絶対観たいとDVD待ちしてるのは、猫侍?
>阿部寛のエロバカっぽい映画。

はて、北村一輝が主演だったのじゃないかな。
テレビ版と映画版がありますよね。
私的には、超バカっぽくて、面白かったですよ。
アマゾンのプライム会員なら無料で見られたような。(今はどうか知りませんが)

さて、台風がだんだんと近づいてきつつあります。
来週は雨戸を準備しないといけないかなあ。
【1184】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年08月10日 00時29分)

みゆりんりんさん、ども♪

データ使用量は、先月、無事やりすごせましたか?

私は、どのくらいで契約していたかも忘れてます(笑)
ちなみに、格安スマホで、毎月3000円ちょっと払っているだけだと思います。
なーんも問題ありましぇ〜〜ん。

村山 由佳氏
小説は、まだ未読であります。
どっかで聞いたような作家だなあ、と思ったら、先月までWOWOWで放送されていた「ダブル・ファンタジー」の原作者だった。
欲望にすなおに生きる(恋愛にのめり込む主人公の業のようなものを感じます)女性を水川あさみが好演していました。
女性にしか書けないような内容でしたね。

パチ屋の冷房、分かる分かる。
広いのでガンガン冷房かけて風があたるところは寒いけど、人が多いと効ききらないので蒸し暑くなったりとか、中途半端なんですよねえ。

ここ二週間で読んだ本。

食べる量が少ないのに太るのはなぜか(香川靖雄 幻冬舎新書)
まあ、よく分かりました。大体知っている内容でしたが。

サイコパスの真実(原田隆之ちくま新書)
100人に1人はサイコパスなんだって!!

さいはての二人(鷺沢萠 角川書店)
君はこの国を好きか(鷺沢萠 新潮社)

鷺沢萠はいいなあ。
上手い小説を書く人です。北方謙三氏が、絶賛していました。
この国とは、韓国の事。在日韓国3世の人から、韓国を見て、好きになれるのか、という話。考えさせられるし、小説としてもいい出来です。
読んでいない本を探索してコンプリートしたいです(故人なので)

ゾンビの映画、フジテレビのめざましあたりで、紹介されていましたね。
面白そうですが、本県では上映されてないようで・・・残念。
【1183】

ジュラシック・ワールド/炎の王国  評価

ゆさみん (2018年08月10日 00時25分)

ジュラシック・ワールド/炎の王国 Jurassic World: Fallen Kingdom (2017年)

監督 J・A・バヨナ 
脚本 デレク・コノリー(英語版)
   コリン・トレヴォロウ 
原作 マイケル・クライトン 
出演 クリス・プラット
   ブライス・ダラス・ハワード 

70点

映画館の巨大画面やサウンドを満喫できる映画なら、やはりこの映画であろう。
「ランペイジ巨獣大乱闘」は思ったより面白かった。
今回は、あの「ジュラシック・ワールド」の続編ということでワクワクドキドキである。
せっかくなので3D版を見た。

恐竜がいるイスラ・ヌブラル島が噴火を繰り返し、溶岩の雨が降り注ぐ不安定な島となりこのままでは恐竜が死んでしまう。恐竜を救うのか、自然にまかせるのか、という選択がせまられる中で、恐竜を金儲けの道具にしたいという悪役、人工的に作られた恐竜も登場し、盛りだくさんである。恐竜から逃げまどう主人公たち、その中で火山が爆発するわ溶岩は流れてくるわ、スペクタクル満載ではある。

が、しかし、しかし・・・・
結論から言うと、ゆさみんとしては、ちょっと期待外れであった。

前作の「ジュラシック・ワールド」は、「ジュラシック・パーク」へのオマージュがあふれる中で、よくぞまあ面白いストーリーを構築したなあ、と感心した。

この「ジュラシック・ワールド/炎の王国」も、「ジュラシックパーク ロストワールド」にリスペクトされた感じがありありである。恐竜の島から恐竜を連れ出し、本国に運んでくる、という設定。恐竜を見せ物的に金儲けを企もうとしている悪役の登場。ここらへんは明らかに「ジュラシックパーク2」を意識しているのは分かる。

ところが、「ジュラシック・ワールド」とちがい、本作は、似せた設定で話を作っているだけにとどまっているなあ、と感じてしまう。
「ジュラシック・ワールド」は、「ジュラシック・パーク」のテーマパークという設定をより大きくしたアミューズメントパークという設定で、新しい乗り物(透明なぐるぐる回りながら恐竜を観察できる乗り物)が出てきたり、単に恐竜そのままだけでなく、凶暴な新種の人工的な恐竜が登場するとか、ラストでその恐竜とチラノサウルスがバトルするとか、うまいなあ、と感じたものだ。

しかし、本作は、何というかプラスアルファの面白さがあまりない。
恐竜を運び出し金儲けを企む悪役は、過去にシリーズで登場した悪役にそっくりだし、遺伝子操作で新種の恐竜を作るのは前作でみたし、その恐竜が以前から登場した恐竜とバトルするのも前作でみたし(そして、その恐竜も前作ほどインパクトはない)そのバトルへの展開はストーリー的に読める。
恐竜を今の時代に蘇らせる技術をもった人間(発展しすぎた科学)への警鐘という底に流れているテーマも、結局「ジュラシック・パーク」と同じで進化してないよねという感じで、陳腐にうつる。

ラストで主人公たちが保護する少女の秘密が分かり、その少女が「ある行動」をとるのであるが、その動機も「おいおいそんな個人的動機で、そんな大それたことしちゃっていいの?」「これってパート3へつなげるために単にそういう流れ(少女の設定)にしちゃったんじゃね?」と思ってしまう。

というわけで、何か底が浅いなあ、というのが正直な感想である。リスペクトというのは、その映画に対し自分らのプラスアルファをつけ加えながら、さらに面白くするという視点と努力があって成功する。しかし、この映画はプラスアルファがあまりないため、似せただけだよなあ、と思ってしまうのだ。

ただ、CGはすごいし、迫力はあるので、このシリーズを初めて見たという人からすればじゅうぶん面白いとは思う。

シリーズっていうのは難しいなあ。
【1181】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年07月28日 23時18分)

みゆりんりんさん、ども。

最近、パソコンに向かう時間も少なくなって、週間ゆさみんどころか、隔週ゆさみんになっており、トピおちギリギリのところでやっとコメント入れる始末。
返信おそくなり、申し訳ないです。

>スマホにして3週間。
自分は、前にスマホやっていて、またスマホに戻したわけですが、スマホってネット見るくらいでアプリとかほとんど使っていないので、ポケモンgoさえ、なんのこっちゃです(笑)

みゆさんは、ポケgo以外は万歩計として使っているんですな。

私も、目覚ましとラインで妻との連絡くらいしかしておりません。

全然、問題ないっす。

もう歳がいくと、使える時間の優先順位を考えるようになって、アプリとかで使うより、映画見るとか、本を読むとか、そっちを優先したいと思ってしまうんですね。

だから、映画鑑賞と読書で使える時間を使ってしまうのが、一番落ち着く。

やる気にならないアプリを今から使い方を覚えて時間使うよりも、それでいいのかな、と思っています。

>雲上雲下
>日本昔話のオープニングのアニメ(龍に乗った子供)、覚えてます?
>あれは龍の子の小太郎が乗ってましたよね。
>話のシメは、語り手となった木がナニモノだったのか。
>そして、神が存在した高天原、天女、九尾の狐、龍、小太郎達の存続の危機は、誰も話さなくなり、信じなくなった現代のせい。

懐かしい、日本昔話。面白そうですね。

>現代の若モン、スルメが硬くて食えないとか。
>良い事ずくめよぉ〜ん。

なるほど、酒のつまみとして今まであまりスルメ食べることは無かったんですが、今度、スルメ買ってきますね。

>マグダラのマリヤは、キリストの奥さんと目されてる人で、キリストが亡くなった後も信者の面倒を見たとか。
>それで、母なる癒し的なイメージを重ね、ネーミングしたのでは?

読み終えて見ると、けっこう考えてしまう構成になっていますね。

>単純に浮かんだ『流』繋がりですw



昨今の直木賞受賞作では、突出して評価が高い本ですね。
ネットで、審査員のコメントを読むことができますが、流は満場一致といっていいくらいですものね。
私も、手元にあるのですが、まだ未読です。

>重松さん、読んだ事ないかも?

ありゃあ、それは羨ましい。

っていうのは、今から重松氏の読書体験ができる楽しみが残っているっていうのがね。

じゃあ、エロより、代表作を読むのがいいかも(笑)
一般的には「ナイフ」「エイジ」直木賞をとった「ビタミンF」とかがいいのかな。ドラマや映画になっている作品数知れず。
「とんび」とか「恋愛家宮本」とか、いろいろありますね。
私は個人的には「見張り塔からずっと」がインパクト大でしたが。
あまりのリアルさに読み進めるのがきつくなった小説でした。

様々な雑誌でルポライターとかやっていたためか、文章の上手さは、ホントすごいですよ。平易な文章で、何というか、すごいと思わせない凄さを感じます。

それと、ごめんなさい。
「なぎさの媚薬」シリーズ、第4巻がありました。

いま、図書館で見つけて、大急ぎで読んでいます(爆)
【1178】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年07月15日 08時48分)

みゆりんりんさん、ども♪

ベッドが恋しいって(笑)
病院の?
あははは。

まあ、たしかにゆっくりできるし、じっとしていれば食事は運ばれてくるわ、上げ膳据え膳で、家事や仕事と何もしなくていいのはいいかもしれん。
病気がなければ(爆)
痛いおもいも多少はしなくちゃいけないしね〜。

読書時のスルメ。
うーむ。私は読書するときに食べる習慣は無いな〜。
そうか、口の運動になるのか(笑)
いいこと聞いた。

まぐだらのマリア。
タイトルと登場人物がキリスト教関連のネーミングとなっているので、当然作品のテーマと関係するのだと思いますが、物語の中にはそういった内容が出てこないので、そこが交換もてました。
挫折と再生の物語っていうのもいいですね。

そちらは、タイトルの長い本を読まれたそうで・・・
最近、長いタイトルの本を見かけることありますねえ。
今の流行りなのか???

私は、先日やっと重松清氏が手がけた、エロ小説。
「なぎさの媚薬シリーズ」
2巻目と3巻目(単行本のほう)とシリーズ全作を読み終えました。

いやあ、当然ながらエッチの場面は多いのだけれど、そこは重松清氏のこと。
切ないような、重たいような、ズシッとくるものを乗っけている。
重松清氏が官能小説を書くと、こういうふうになるのね、って感じた次第。
最後で、なぎさの正体らしきものが明かされるのであるが、ちょっとウルウルきてしまいました。

この小説が発表された時は、重松清氏のイメージって教科書の載ったり入試に出たりと、思春期の児童生徒に読ませたい作家の上位に位置している作家なので、

こんな作品を書くなんて、どうしたんだ。子供によませられないじゃないか。

みたいな苦情(?)がいっぱい来たそうで(苦笑)

図書館で見たら、パラパラとながめてもいいかもです。
普通の文芸本の装丁なので、普通に借りられますよ(笑)
【1176】

家族はつらいよ3  評価

ゆさみん (2018年07月04日 22時13分)

妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII
監督 山田洋次 
脚本 山田洋次
   平松恵美子 
出演者 橋爪功
    吉行和子

80点

妻とファースト・デイに観に行った。
話題の「万引き家族」も捨てがたいが、妻によると「ちょっと重たい感じがする」ということで今回は軽い(?)この映画と成った。
家族はつらいよの1作目と2作目はWOWOWで見たが、安定した面白さである。
3世代が暮らす一軒家の中で、親戚等もまきこみつつ起きるドタバタを描く喜劇である。

老後を好き勝手わがままに生きる橋爪功演じるおじいちゃんとそれをガマンして支えつつマイペースに生きている吉行和子演じるおばあちゃん。西村まさ彦演じる息子はおじいちゃんの血をひいて、真面目に仕事はしているが、わがままで自分勝手。火事・子育ては妻に任せ仕事に奔走して家庭をあまりかえりみない。夏川結衣演じる、その妻は夫に従順にしたがい主婦の仕事を真面目にこなしている。

今回は、「主婦への賛歌」をテーマとして描かれる。妻が家事の合間に居眠りをしている間に泥棒が入り、妻が冷蔵庫内に隠していたへそくりが盗まれる。この事件をきっかけにしたゴタゴタの中で妻が家出する、というお話。
シリーズ3作目であり、キャラもしっかり立っており、演じる役者も演技はぞろい。(ちょっと子役がイマイチではあるが)ちりばめられたコメディに笑いながら、さいごには妻や家族の大切さを実感するという、定番ながら、今回も期待を裏切らない出来となっている。

山田洋次はすごい。

あらためてそう思う。年をめしても、文芸大作とか重厚な作品に走らず、人情喜劇のシリーズを立ち上げ、安定した面白さを保っている。
そういえば、このあいだテレビで放送した山田洋次脚本のドラマ「あにいもうと」(大泉洋・主演)も良かった。
漫画家でいえば、藤子・F・不二雄氏みたいに、自分の立ち位置を見失わず、それに徹底してこだわりぬく姿勢。プロとしての矜持を感じる。

テレビ放送で見るのもいいけれど、映画館で観るのはやはりいいなあ。面白かった!
【1175】

まぐだら屋のマリア  評価

ゆさみん (2018年06月23日 23時31分)

まぐだら屋のマリア(原田マハ・著)を読了した。

たぶん、みゆりんりんさんが以前読まれていたような・・・

いくつか原田マハ氏の作品は、読んだけれど、この作品が私にとっては一番じんときた作品でした。

タイトルだけでは、どんな話か、ピンとこない作品だけど、人生の中で、大きな失敗・挫折をしてきた人には、とりわけグッとくるものがある作品だと思います。

心暖まるお話でした。タイトルや登場人物の名前が聖書っぽいのは、翔ぶ少女と同じ感じ。海沿いの町「つきはて」で食堂を営むマリア。心に傷を追って死に場所を探す人たちがマリアや町の人々に助けられて、再生していく姿を描く。シモンにマルコが背負うものも重たかったけど、なによりマリアの壮絶な過去。心が痛かった。女将との関係にもビックリ。でも、最後はみんなが前に進んで希望が見えた。母親は偉大なり。マハさんらしい感動の救いの物語でした。(ネットにて、私が共感した感想より)

読んだ人に、もう一度、がんばってみよう、がんばっていこうという気持ちにさせてくれて、そっと背中を押してくれる・・・勇気をくれる作品だと思います。

名作でした。読んでよかった。
【1174】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年06月16日 19時45分)

みゆりんりんさん、どうもです。

>先週一週間入院してますてぇー。
>入院前、図書館からどっこい10冊。

に、入院〜〜!?
それは大変でしたね。
文面からは大したことないように思いますが、その後の経過は大丈夫ですか?

私も去年は2度ほど入院しましたが、今から思えばまあ大したことないものでした。
あのとき、そういえば私は本とブルーレイプレイヤーをもちこんで、ベッドの上で過ごしていました・・・

みゆりんりんさんは読書三昧だったのですね。

>本と言ったらスルメでしょー♪

えー!
本読みながらスルメ囓るの〜?

私はスルメといえばお酒のおつまみとしか思えないのですが・・・

ああ、酒で思い出した。
私が昨年入院したのは肝臓病専門の病院だったのですが・・
ある日、トイレに立ったら、便器の前に紙が貼り出されている・・・

よく読むと、

最近トイレからビール缶がいくつか見つかりました。
ここは病院です。
アルコールは一切禁止です。
ご注意ねがいます。

てな内容でした。
いや〜、さすが肝臓病の患者さん。
おそらくアルコールの飲み過ぎで、肝臓をこわされて入院されたんだろうと思うけれど、どしても誘惑に耐えきれなかったのね・・・
すげえなあ。

と思ったゆさみんでした(苦笑)

読書の方は、ちょっとハズレで残念でした。
閑古鳥の鳴くこの部屋にお越しいただきありがとうございました。
【1173】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2018年06月11日 14時13分)

ごぶさたでーす。

先週一週間入院してますてぇー。

入院前、図書館からどっこい10冊。
本当は予約の本をゆっくり読みたかった・・・

あるヤツから若干苦し紛れに選択。

玄庵 上下(百田さん)
コルヌトピア
カラフル
怒り 上下(読んだヤツだった)

あれ? 後3冊、タイトル何だっけ?

基本的にどれもこれもスカりました(泣)
玄庵、百田さんだから読みやすく悪くないんだけど・・・
囲碁の世界の話で、棋譜がどうの、ヨミがどうの・・・サッパリでして、上巻半分でギブ。

一番のハズレがコルヌトピア。
新刊だけど、ほっとんど新品状態(笑)
普通はバシバシ借りられるハズでしてw

頭の先からつま先までドーンと浸かるほど、没頭する本って・・・中々ないですねー♪

入院なんて殆どした事ないんですが・・・
結構大喜びでイソイソ。
深刻なヤツじゃないからでしょうが。

入院中は食事制限は全く無し。

でもね、暇つぶしの本を用意する事で頭がいっぱい。
そして、本と言ったらスルメでしょー♪
懐かしのデカいポットに入ったヤツwww

いざ入院。
冷蔵庫を見て旦那とハッ!
『スルメ以外何も買って来てねーし』
大慌てで買い物に行く旦那。
帰って来たときゃ、スーパー袋いっぱいのドリンク&スナック(笑)

いっくら何でも3食以外で食ぅかー?
食いますた・・・常時『腹いっぱい♪』

そして・・・入院する方々で多いのは大概内臓系じゃん?

同室の3人、点滴だけーとか、やっと流動食開始とか・・・

私の辺りからだけ、ガサガサゴクゴク・・・すまねーw

防音カーテンが欲しかった・・・あるの?(笑)

デカポットに入ったスルメ。
椅子の上にあげてると、看護師&掃除の人とか、ヒャクパー笑ってました。
『今もこんなの売ってるの?』まで言われたりw

売ってますよーカムB♪

ゴロゴロしながら本の虫だったので・・・
返却したっきり、今は何もナシ。

あ〜、待ってれば3食出て来る入院が懐かしーw
【1172】

ランペイジ巨獣大乱闘  評価

ゆさみん (2018年06月10日 00時32分)

ランペイジ巨獣大乱闘Rampage 
監督 ブラッド・ペイトン 
出演者 ドウェイン・ジョンソン
    ナオミ・ハリス 

80点。

せっかく映画を見るのであれば、映画館の巨大画面やサウンドを満喫できる映画が見たいなあ。
おおっ「ランペイジ巨獣大乱闘」
ランペイジとは「暴れ回ること」の意味らしい。あまりの陳腐なタイトルにB級映画のにおいがプンプンするので「どうかなあ、大丈夫かな」と思ったけれど、ネットの評価は悪くないようであり、それじゃあ、見ようということになった。

ストーリーは・・・
遺伝子操作実験のサンプルが地球に落下し、その影響を受けた動物(ワニ・オオカミ)が巨大化し、人間を襲いだした。 元特殊部隊員で霊長類学者のデイビスの親友(親獣?)であるゴリラのジョージも影響を受け、凶暴化し街を破壊しはじめる。デイビスは、ジョージを助け、街を守る行動に出るのであった・・・

ストーリーは上記のように単純である。
巨大化した怪獣(?)が街をドッカンバッカンやってぶちこわすのを、いかに主人公は立ち向かっていくのか?
平成ゴジラの何本かに見られた「それはちょっとないんじゃないの?」という展開もなく、面白く見ることができた。
ドウェイン・ジョンソンのキャラを生かした設定と展開。男は強く、ジョージと一緒の協力する女性の元遺伝子研究者だったケイトと協力しながら怪獣に立ち向かうバディムービーでもある。所々にユーモアもちりばめられながら特撮・CGも迫力満点で、説得力がある。ラストはめでたしめでたし。終わった後は、すっきりした気分になることができる。怪獣映画が好きな人はきっと満足できるであろう。だいたい、巨大化するワニやオオカミも遺伝子操作の影響か、怪獣的に変形(?)しているし、主人公ジョージと心を通わせるゴリラにしてもアルビノゴリラという設定なので、普通の動物ではないという設定になっている。よって単に動物を巨大化しただけでなく、怪獣映画に近いといえよう。単に巨大化した動物が暴れ回る映画ではなく、ちょっと変形した異色の怪獣映画といってもいいかもしれない。

何にも考えないで、気楽に見ることのできるエンタメ映画であった。(もちろん、これは褒め言葉ですぞ)
でも、映画館じゃないとこの映画の良さは満喫できないかも。
【1171】

読書日記  評価

ゆさみん (2018年05月27日 23時48分)

読書日記であります。

GW間、ついでがあったので久しぶりに図書館に行った。
おおっ読みたい本がいっぱいあるなあ。
で、5冊借りた。
返却期限があるので、読まなければならぬ。というわけで、映画よりも読書優先の最近である。3週間で約5冊。みゆりんりんさんとは比べものにならないけれど最近の私にしては、読書三昧の今日この頃である(苦笑)

読んだ本は前回紹介した「心中旅行」(花村萬月著)の他、同じ花村氏の著作「舎人の部屋」「日蝕えつきる」(第30回柴田錬三郎賞受賞作)、「スタフ」(道尾秀介著)、「天晴れアヒルバス」(山本幸久著)

「舎人の部屋」はマゾ的な変態である主人公「舎人(とねり)」の生活を1人称視点で描いた作品。改行のほとんどない、文字がびっしりの独白と思索で構成されている。この表現方法が通常の人ではない「らしさ」を演出していて、氏の作風を知る人は「萬月らしいな」と思うのであるが、よく知らない人は「うわっ何て読みにくい小説なんだ」と思うかもしれない。ドラッグや精神病の蘊蓄(うんちく)もいっぱいで文字びっしりながらも読ませられる。氏は過去に「浄夜」という女性が主人公の独白小説を書いているが、その流れをくむ小説だと言えよう。

「日蝕えつきる」は江戸時代に起こった皆既日食を題材に、その時に死を迎えたそれぞれの境遇の人々を描いた短編集。ワーカホリックの氏らしく、徹底した時代考証のもと、当時の生活の中で不幸に見まわれた人物を描き出している。とっても陰鬱で暗い話ではあるが、今までこういう視点で描いた小説も無いであろう。柴田錬三郎賞という時代小説に与えられる最高の賞を受賞したことで、氏の時代小説作家としての力量をあらためて確認する作品であった。

「スタフ」
久しぶりに道尾秀介の作品を読んだ。面白くて2日で読み終えた。バツイチの女性がある事件に巻き込まれるのだが、実はその事件には周到なカラクリがあって・・・道尾秀介の面目躍如である。映画化か2時間ドラマ化されたら面白いだろうな、と思わせる作品であった。

「天晴れアヒルバス」これまた山本幸久作品も久しぶり。ドラマ化もされた「ある日アヒルバス」の続編。バスガイドである主人公のデコの日常を描いた作品。面白い同僚、ツアーに参加する変わった人々とドタバタの生活の中で、けなげに成長するデコ。現代版スチュワーデス物語のバスガイド版ともいうべき小説。誰もが嫌う仕事に後ろ向きな人物がデコとの関わりの中で変容していくあたりの物語の流れが「さすが山本幸久だなあ」と思わせる。読書の面白さを感じた一冊であった。

そういえば、熊楠さんに読む読むと言っていた「みのたけの春」(志水辰夫著)は4月に読んだんだった。
江戸時代に生きた青年の物語。時代の風潮に流されていく村の若者たち(当人たちは世の中を変えるのだ、と息巻いている)の中で、地道に自分の生き方を貫く若者。ふつうは前者の若者の悲運な物語にスポットを当てればそれなりに物語的には面白くなるとは思う。しかしこの作品は後者の若者にスポットをあてて描いているため物語としては地味めの作品だなと思う。ただ、ラストでは両方に生きる若者どうしの対決場面がある。このクライマックスについては結末は予想できるが、主人公の生き方の矜持を示すような描写で読まさせられる。

北上次郎氏はあとがきでこう述べている。

なにもせずに「いま」を守ることは出来ない。「いま」のままで有りつづけるためには戦わなければならない。これはそういう生き方を選んだ青年の物語である。
こういう青年の物語を、いま読むことが出来るとは思ってもいなかった。いかにも志水辰夫らしい作品といっていい。他の作家ではおそらく書き得ない作品だろう。(中略)
何度も言おう。志水辰夫にとって時代小説が最適な衣装であることを、いましみじみと実感する。いい小説だ。胸に残る小説だ。
【1170】

レディ・プレイヤー1  評価

ゆさみん (2018年05月19日 00時04分)

レディ・プレイヤー1 Ready Player One(2018年)
監督 スティーヴン・スピルバーグ 
脚本 アーネスト・クライン
   ザック・ペン 
原作 アーネスト・クライン『ゲームウォーズ』
出演者 タイ・シェリダン
    オリヴィア・クック 

80点

うわっ。スピルバーグ若い、アンド、健在である。
テレビのCM以外、何の予備知識もなしに観に行ったのだが、バーチャルリアリティーの世界にどっぷり連れて行かれてしまった。

ウィキによる「あらすじ」では・・・

2045年。環境汚染や気候変動、政治の機能不全により、世界は荒廃していた。そのため、スラム街で暮らさざるを得ない状況に陥った地球上の人口の大半は<オアシス>と呼ばれる仮想現実の世界に入り浸っていた。
オアシス内では現在、創始者であるジェームズ・ハリデーが亡き後流された遺言により、勝者にはオアシスの所有権と5000億ドル(日本円で56兆円)相当のハリデーの遺産が授与されるアノラック・ゲームが開催されていた。ハリデーがオアシス内に隠したとされるイースターエッグを探すエッグ・ハンター、通称ガンターが日々3つの鍵とそれを手にするための関門となるゲームに挑んでいた。
オハイオ州のスラムに住む若者ウェイド・ワッツも勝者となるべく日々奮闘していたが、ゲームにはオアシスの管理権を欲する世界2位の大企業IOI社社長、ノーラン・ソレントが送りこんだ参加者もいた。ウェイドは第一の関門を突破するが彼の現実世界にも危険が及び、レジスタンスのアルテミスやオンライン仲間たちとともにソレントの陰謀に立ち向かっていく。


マイノリティ・リポートから16年。
未来世界のリアルな世界観はなおリアルにグレードアップさせた感じである。

しかし、マイノリティ・リポートは未来社会のリアルをCG等を駆使して描いた作品。
今作は、バーチャルリアリティーの世界であるから、何でもありでドッカンバッカンと爆発やクラッシュなどいっぱいである。私は3Dで観たのであるが、カメラワークも縦横無尽でありとあらゆる角度から効果的な映像が飛び込んでくる。遊園地のアトラクションを体験しているみたいである。
実写の中のCG映像は、それがどれだけリアルであっても「CGよく出来ているね」で済まされてしまうが、最初からバーチャルと割り切っているので、架空のリアルを思い切り楽しめる。あえてゲームのCGらしさを出しているシーンもあるし、これはこれで楽しい。

また、この映画は日本やアメリカなどの、おなじみのアニメや実写、映画のキャラクター・乗り物などがてんこもりに登場するお祭り映画でもある。

あの車ってマッドマックスでマックスが乗っていたインターセプターだよね。
AKIRAに出てくるバイクやん。
えっメカゴジラも?
スーパーマンにバットマン、えっ?
チャッキーも出てくるの?
フレディにジェイソンにエイリアン?
うわっガンダムが出てくるの?

これだけいっぱい様々なキャラクターが出てくると、著作権上の契約も大変だったであろうとよけいな心配もしたくなる。

そして、私の大好きなホラー映画「シャイニング」の世界を主人公達が体験する場面もあって、個人的にはたまらないシーンであった。(当初は「ブレードランナー」を体験する予定だったらしいけど、新作映画の撮影等があり、断念して「シャイニング」になったそうな)

というわけで、若者ウェイド・ワッツが仲間と一緒に悪者の陰謀に立ち向かっていく王道(?)のストーリーに、上記の要素が絶妙に合わさって、優れたエンターテインメント作品に仕上がっている。正義は勝つ。地球は救われた。主人公はすてきなヒロインをゲットした。バンザーイ。
うん、これでいい。

さすが、スピルバーグ。
楽しい作品であった。
【1169】

心中旅行  評価

ゆさみん (2018年05月06日 22時28分)

花村萬月作「心中旅行」(光文社)

久しぶりに図書館に行ったら、新作が出ていたので借りてしまった。
編集者が睡眠時無呼吸症候群と一種の鬱になって、心中旅行に出るという物語。
話は単純なのだけれど、病気や薬等のウンチクがストーリーとともに語られており、またその病気がワタクシの職場等にも実際に蔓延しており、とても興味深く読まされてしまった。

主人公の内面を、自己分析を交えて語る花村節はいつもながら私にとって心地よく、まさに読まされてしまったという表現が的確である。

ストーリー自体は、帯に説明されているだけで大体説明されており(笑)、昔の花村作品のように、特別意外な展開があるわけではない。

最近の花村作品は、展開よりも登場人物の心情を過剰なくらいに語る作品が多いが、またそれを花村萬月氏の変節ととらえる人も多いとは思うけれど、私みたいなコアなファンはそれも含めて氏の魅力であるとも感じる。

ラストにちょっとショックな動物の死体の写真があるのだが、これは氏のエッセイで過去掲載されてものであり、あの写真を小説のなかで持ってくるか、という氏を読み込んでいる読者であれば、ニンマリの写真でもある。

やはり、花村萬月は面白い。
久しぶりに読書に、そして花村氏に耽溺したGWであった。
【1168】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年05月06日 22時03分)

みゆりんりんさん、どうもです。

GWいかがお過ごしでしょうか。

私は、4月はじめに息子の就職がらみで引っ越しその他で出費がかさみ、旅行等にいく余裕がなし(苦笑)・・・

妻と居酒屋に行ったり、イオンに行ったくらいで、あとは家でゆっくり過ごしていました・・・

>たゆたえども
>図書館に蔵書あるから読む気満々だったら、10人待ちでした(笑)
>あと2ヶ月くらい掛かる予想。

けっこうな話題作ですからね。
楽しみはあとにとっておきましょう。

>サハラの薔薇 下村敦史
>考古学者がうんたらってのだけで食いついた。

けっこう、みゆりんりんさんって、歴史物とかは好きですよね。

>想像出来るラストじゃないのが期待出来る(笑)
ほほう、それは予想できているんだ。
期待通りのラストだと良いですね。

ところで、私もGWに久しぶりに図書館に行きました。
久しぶりだと、面白そうな本がいっぱい・・・

つい5冊借りてしまいました。

あと2週間で読み切れるかどうか、ちょっと映画を見る時間を調整しなくては(苦笑)
【1166】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年05月01日 07時10分)

とりあえず、保守。
【1165】

ヴァレリアン 千の惑星の救世主  評価

ゆさみん (2018年04月16日 23時27分)

ヴァレリアン 千の惑星の救世主 (2017年)
監督・脚本 リュック・ベッソン
出演 デイン・デハーン
   カーラ・デルヴィーニュ
   クライヴ・オーウェン 

70点。

フランス映画史上最高の製作費をかけたSF娯楽作品。
リュック・ベッソンが青年期から愛読していた「ヴァレリアン」シリーズを映画化した作品。

公開直後の4月1日に観に行った。
ううむ。

アメリカのマーベルのコミックを映画化した作品と肩を並べるような、フランス製特撮アドベンチャー映画である。
ハリウッド映画に勝るとも劣らないドキドキハラハラのエンターテインメント作品として、楽しい作品に仕上がっている。

西暦2740年。全宇宙の平和を守るべく銀河をパトロールしている連邦捜査官のヴァレリアンとその相棒ローレリーヌは、とある任務を遂行すべく"千の惑星の都市"として知られる「アルファ宇宙ステーション」へと向かう。そこは長い年月を経て拡張を続け、あらゆる種族が共存する場所だったが、その内部では邪悪な陰謀と秘密が隠されていた。(ウィキより)

ヒーローとヒロインのドキドキハラハラのSFアクション映画。主人公はそこそこカッコ良く、ヒロインもちょっと気が強いところはあるものの、美人でアクションもこなす。CGも豪華だし、スター・ウォーズが好きな人には面白い作品だろう。

ただ、正直言って、私は個人的に人間と宇宙人が対等にしゃべったり交流したりっていうSF作品は、いまひとつなじめない。

宇宙人(エイリアン)が、人間とは全く一線を画した存在として描かれている作品は、分かる。
「エイリアン」シリーズや「宇宙戦争」をはじめとする侵略もの。「コンタクト」「未知との遭遇」「メッセージ」などである。

一方で、エイリアンが人間と(人間風な)挨拶を交わしたり、話をしたりするというのはなじめない。
言葉で説明するのは難しいのだが、宇宙人を結局は先進国の植民地目線で見ている感じが否めないのだ。
この「ヴァレリアン」でも、地球人のお偉いさんが、宇宙人と握手をして手にべっとりと粘液状のものがついて、それを嫌がるような場面が出てくる。
この場面、一種のユーモアとして描いているのであろうが、白人がインディアンを視るような感じ(こちらが向こうに合わせてやっているんだよというスタンス)に思えてしまう。

というわけで、ところどころに引っかかる部分が私的にあったので、この点数となった。

上記のシーンを、引っかからずに観ることの出来る人は、この映画を楽しめるかと思う。

私的にはそこそこ面白くはあるものの、フランス映画史上、最高の制作費をかけて作った映画がこれなの?
という思いの方が強い。
どっちかといえば「リメンバー・ミー」の方を観れば良かったなあ、と思えた作品であった。
【1164】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年04月16日 22時37分)

ああだこうださん、ども♪

>愛犬が尿管結石でおしっこが出なくなり、手術入院ってことはありました
いっしょに過ごしてきた愛犬の病気、大変でしたね。
>12時に手術を開始し、終わったのは5時!
>一部始終、手術を間近で観察するという貴重な?体験をしました
さぞ、心配だったことでしょう。
>麻酔が覚めてからの悲痛な叫びと
>その後の治療の痛みを必死に耐える姿は
>本当にかわいそうの一言
言葉にならない心痛だったことかと思います。
これからも愛犬との日々が長く続きますことを祈ります。

>「スリービルボード」奥の深い、いい映画ですよね
イエス。
映画を見る楽しさを味わわせてもらった作品でした。

>「シェイプオブウォーター」
>たぶんWOWOWでやるでしょうね
あと1年弱で多分放送されるでしょう。
しかし、あんまり大ヒットとはいかず終わった感じがしますね。
ちょっとテレビだと良さが分からないかも。
見る時はぜひ大画面での視聴をオススメします。

ドラマ。
いくつか見ていますが、「過保護のカホコ」を越えるものは、いまだ無いような・・・
「アンナチュラル」
録っているものの未見なので、近いうちに見させていただきます。

では♪
【1163】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年04月16日 22時25分)

みゆりんりんさん、ども♪

原田マハさん、間にいろいろ他の小説をはさみながらも、ハマっていますねえ。
どの作品も、一定の水準を超える出来のようで・・・
今や、いつ直木賞をとってもおかしくない作家ですね。

山本幸久氏とどっちが先に取るでしょうかね?

>>「たゆたえども沈まず」
>いかせて頂きます♪

裏山鹿〜〜!
【1161】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年04月07日 22時33分)

みなさん、ご無沙汰デー

この間いろいろあって、いろいろあるうちにもう4月、桜も散ってしまう始末

別に体調を崩していたわけでもなく
愛犬が尿管結石でおしっこが出なくなり、手術入院ってことはありました

せっかく1週間休みを取ったのに、朝夕の病院通いで終わってしまいました
獣医さんだけでは、犬が威嚇したり、言うことを聞かないのです

術後も直りがはかばかしくなく、再度の手術
この時には立ち会ってくれと要望されて、そうしました

12時に手術を開始し、終わったのは5時!

一部始終、手術を間近で観察するという貴重な?体験をしました
人間の手術もそうは変わらないでしょうね

犬にしてみれば、眠らされている間に
尿管に管を何度も何度も入れられ、石がどこにあるかを探られ
腫れが引かなかったお袋さんの皮膚を切り取られ
挙句に、男でなくなっているという無碍な仕打ち

麻酔が覚めてからの悲痛な叫びと
その後の治療の痛みを必死に耐える姿は

本当にかわいそうの一言
ますます絆が深まりました


さて、映画の話題ですが
「スリービルボード」ご覧になりましたね
奥の深い、いい映画ですよね
「シェイプオブウォーター」は結局見られず仕舞いになってしまいました

たぶんWOWWOWでやるでしょうね

このところWOWWOWでいい映画をたくさん放送してますよね
わざわざ映画館に行かなくても、と思ってしまうくらいに
録画してあるけど見きれない

アニメでは、パトレイバーシリーズを観て
アニメは良いが、なぜ実写だとダメなんだろうと思い
「聲の形」は再見でしたが、やはりいいな


そしてドラマ
春クールが始まってしまう頃ですが
冬クールでは、ダントツ「アンナチュラル」が良かったですね
ここ数年の中でも最高の出来ではないかと思ってます
野木亜紀子さんはオリジナル脚本でも只者ではないと知らしめましたね

その後、本放送時途中で脱落したドラマ「重版出来」をアマゾンで全部見直して
評価も大いに見直しました
第1話で会社面接で掃除夫の格好をした社長を投げ飛ばしてしまうとか
ちょっと狙いすぎというか軽薄なドラマと受け取ってしまったのですが
最後まで観ると重厚なドラマであることがわかりました


長くなってしまいましたので
この辺で
【1160】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年04月06日 18時34分)

みゆりんりんさん、ども♪

>殆ど地元設定ってのが特に自分にはウケたのかも

これは確かに特別感はありますよね。私も「死都日本」を読んだ時は、地元の風景が目に浮かぶようで面白かったですものね。

>始まりや起源を意味するオリジン。

宗教の始まりかあ。すごい大風呂敷ですなあ。
でもこれがラングトンシリーズの醍醐味ですからね。
絵画とか宗教とかが、現代の最新の思想やハイテクとうまく結びつくと、ドキドキハラハラの展開となりますけどね。

「たゆたえども沈まず」
図書館で借りられたらどうぞ(笑)
私も読みたい!
【1158】

スリー・ビルボード  評価

ゆさみん (2018年03月29日 23時13分)

スリー・ビルボード Three Billboards Outside Ebbing, Missouri (2017年)

監督 マーティン・マクドナー 
脚本 マーティン・マクドナー 
出演 フランシス・マクドーマンド
   ウディ・ハレルソン
   サム・ロックウェル

87点

今年度のアカデミー作品賞はこちらが取るのでは、と思っていた作品。
受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」は古典SF的な物語を、最新技術と美術の粋を凝らして作った作品。いっぽう、この作品は派手な演出はおさえて、ドラマの面白さを優秀な役者としっかりした演出で描き上げた作品といえよう。
タイプの異なる映画であるが、映画本来のドラマ性のすばらしさをあらためて感じさせてくれたこの映画を、私は推したのであった。
残念ながら、作品賞は取れなかった(ただし主演女優賞フランシス・マクドーマンドと助演男優賞サム・ロックウェルは取った)。
ただ私は「シェイプ・オブ・ウォーター」を見終わって、その日のうちにすぐに「スリー・ビルボード」を見た。で、どちらが「より」面白かったかと自問したら、やはり「スリー・ビルボード」のほうが面白いよね、と感じたのだった。

ミズーリ州の田舎町で起きたレイプ殺害事件。それから7ヶ月が経過した後、母親のミルドレッド・ヘイズは3枚の広告板(スリー・ビルボード)を借り受け、そこに「娘はレイプされて焼き殺された」「未だに犯人が捕まらない」「どうして、ウィロビー署長?」というメッセージを張り出して町外に設置した。
これをきっかけに起こるさまざまな出来事を描いた作品である。

登場人物は、一筋縄でいかない人物である。
娘を殺された母親は決して正義の人として描かれているわけではない。犯人を見つけきらない広告板で名指しされた警察署長も街の人々から敬愛されている人物であり、その署長を慕う部下はすぐに暴力に訴える悪徳警官のように描かれているが、この人物も映画のラストでは意外な活躍を見せる。
また勧善懲悪の物語でもない。ストーリーも、一筋縄ではいかない。広告板を設置した母親とその家族は、街の人から疎まれるし、いやがらせをされる。母親はそれに対して敢然と立ち向かっていくか、と思ったら、おいおいそれはちょっとやりすぎではないかい、といった行動に出る。物語の後半、真犯人が見つかりそうになって終息に向かっていくかと思ったら、そうはならない。
めざましテレビの軽部さんが「展開が予想がつかず、候補作の中で途中身を乗り出して見た作品だった。この作品が作品賞と予想します」と言っていたが、私も同じような感想をもった。
まるで現代版シェイクスピアの作品を見ているようであった。田舎町のできごとだけで、このような面白い映画が作られるのだ。ああだこうださんも言われていたが、脚本が良いし、演出もていねいである。良い脚本、良い演技、良い演出と三拍子そろった映画である。
特撮やCG、アクションやアドベンチャーにたよらなくたって、ドラマの面白さとそれをしっかり見せることができればこんなに良い映画ができるのだぜ、ってことを示してくれた作品である。

今までに見たこともない映像体験を見せた「シェイプ・オブ・ウォーター」が作品賞を取ったけれど、映画の面白さを再確認させてくれたこの「スリー・ビルボード」は私にとって今年度のアカデミー作品賞だ。

映画館で観てよかった。
【1157】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年03月29日 23時11分)

みゆりんりんさん、ども♪

原田マハ「奇跡の人」
ヘレンケラー日本版って感じなのでしょうか?
「太陽の棘」と同年に出されていますね。
評価は二分していますね。ヘレンケラーのリスペクトとしては安直なのでは?とか。
ストーリーが想像できるというのが、読みの楽しみを減じますね。それをふまえた上で、心を打つ作品になっていれば良いのだけれど・・・・涙がとまらない、という評価もあり、自分で読んで確かめたい感じもします。
個人的には、ゴッホを扱った「たゆたえども沈まず」が面白そうです。美術キュレーターとしての学識を生かした作品で、彼女だからこそ書ける小説って感じがします。あるテレビ番組で絶賛していました。

オリジン・・・
若き日のラングトンの活躍を描く作品?
それなら、ちょっと前は映画やマンガで頭に「ヤング」をつけたり後ろに「ビギニング」をつけたりという表現もありましたが。
今は、オリジンが流行り?
「ヤング・シャーロック・ホームズ」「ヤング・ブラックジャック」「バットマン・ビギニング」「機動戦士ガンダム・オリジン」・・・・いろいろありますな。
問題は内容が良ければ言うことないですが。

浅田次郎は「好きな人は大好き」という人です。
直木賞を受賞した「鉄道員(ぽっぽや)」も、私としては良い作品だなあ、と思う一方で、メルヘンチックな話を文学的な薫り高い表現で描いた作品で現実的じゃないなあ、と思う斜めにかまえて読む自分もいます(苦笑)
ちなみに私は「月のしずく」(短編集)が一番好きです。
【1154】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2018年03月16日 07時49分)

おはようございます。

先日は歴史物(大兄皇子付近)の上下2冊に、昨日の1冊。

昨日の1冊・・・・婚活中毒

何故か予約多数の1冊w

正味2時間ほどで終わりました。

婚活に伴うミステリーや問題等、4作くらいだったかな?

婚活にゃ全く興味は無かったけども。

結構面白かった♪
現実でも『ありえるかもね?』的要素が良かった。

今日からは 

オーパーツ 死を招く秘宝

昔っからこういうのが好きだったもので(笑)

中身の具合は全然分からないけど・・・

オーパーツ・・・確か・・・その時代や、そこにあるのが不自然なモノを指してるハズ

死を招く・・・話題に出やすいのは宝石
中世のダイヤとかルビーとか、持ち主が点々と変わるって曰く付きの有名なのがあるよねw

ってなワケで、今度は、胡散臭い世界へゴーでございますw
【1153】

シェイプ・オブ・ウォーター  評価

ゆさみん (2018年03月14日 23時37分)

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年)
監督  ギレルモ・デル・トロ 
脚本  ギレルモ・デル・トロ
    ヴァネッサ・テイラー
出演者 サリー・ホーキンス
    マイケル・シャノン
    リチャード・ジェンキンス
    ダグ・ジョーンズ

85点

公開日の3月1日に観に行った。
半魚人と女性との交流を描いた異色のラブ・ストーリーである。 
今から40〜50年くらい前のSFマンガに描かれていそうな物語。アマゾン川で捕獲された半魚人が研究施設で研究・実験材料として鎖につながれ水槽に隔離されている。それを目撃した研究施設で掃除人として働いている女性イライザは彼と心を通い合わせ恋に落ちる。そしてイライザは彼を逃がそうとするのだが・・・といったストーリー。
古き良き時代のSF作品のような物語。時代設定も1962年。
半魚人と人間の女性との恋物語。人魚姫と男性の恋物語でスプラッシュというのがあったが、あの人魚は人間に変身(?)することもできて、変わったタイプの女性という感じであり、基本は人間ドラマ。ところが、この作品では、半魚人はクリーチャーでありどちらかというとETに近い。よってちょっと間違えば、苦笑を禁じ得ないB級映画になってしまう。
しかし、デル・トロ監督はさすがこだわりの人。タイプとしては、「シザー・ハンズ」「バットマン」のティム・バートン監督に近い監督かな。独特の美術センスと画面構成、演出で美しく見せている。
予告編にも出ていたオープニング画面では、イスが浮いている無重力を思わせる水で満たされた部屋のソファーで女性が寝ている。この画面を見ただけで、この映画がただならぬ作品であることがうかがえる。
また、テレビでデル・トロ監督が、ある部屋のカベに北斎の「神奈川沖浪裏」の絵を塗り込んである、と言っていたが、その絵の上に青い色が重ね塗りしてあるので、観客には全然分からない。ブルーのカベに波らしき模様が、よく見れば見てとれる感じである。
このように観客が見てもわからないようなところに、いくつものこだわりの画面を意識されているのであろう。
一方では、女性の自慰行為やグロい場面もあるし(R指定)・・・。この変は、ポール・バーホーベン監督に近いか(笑)
言葉を発することができない半魚人と障がいで言葉を発することができない女性が、身振りや手話で会話をし、だんだんと心を通わせていくという展開もうまい設定だ。イライザの、手話に感情を乗せた表現が効いている。
ラストシーンで深い水の中にいるクリーチャーとイライザのシーン(ポスターになっているシーン)も、「なるほど。そうくるのね」という展開で、おおっと驚くと同時に美しい場面となっている。

ともかく、今まで見た事のないタイプの恋愛映画である。クリーチャーと女性の恋愛を、すごくこだわった演出で感動的にしあげた、というのが高く評価され、アカデミー作品賞・監督賞など4部門受賞ということになったのであろう。

ということで、変化球の設定と芸術性とが見事に融合した名作である。

※ところで、字幕の色が通常の白色ではなく、うすく黄色がかって見えたのだが、これは気のせい?
【1152】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年03月04日 09時16分)

するするさん。

お越しいただき、ありがとうございます。

>日本映画 酷いですね じゃ*タレとさんのパレード

WOWOWで放送されているちょっと遅れて放送される日本映画に、そういうのが多いことは感じます。

最近では、「リライフ」「今日のキラ君」とかありましたね。

>ファン対象で、内容無しの感じ丸出し

それでも、そこそこ採算が取れるのでしょうね。

でも、日本映画、コアなファンを納得させる作品も見てみたいですね。
こないだ見たアメリカの作品「スリー・ビルボード」みたいなのを日本映画で見たいなあ。
【1151】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年03月04日 09時09分)

みゆりんりんさん。
どうもです。

きまぐれな夜食カフェ

ネットで検索しましたが、素敵な本のようですね。
う〜ん、読みたいなあ!
読むべき本が溜まっているので、すぐには読むことはできないですが、あとで読みたいと思います。
以前、紹介された本も読まないといけないしね(笑)
【1150】

RE:映画について語ろう  評価

するする (2018年03月04日 07時11分)

 ゆさみんさん、おはようございます
 先日映画館に出向き、予告編みていると
  日本映画 酷いですね じゃ*タレとさんのパレード
  ファン対象で、内容無しの感じ丸出し 危ないぞ
  映画人
   そう感じました。
【1148】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年02月21日 23時28分)

ああだこうださん、どもです。

「リリーのすべて」は映画館で観たかったなあ、と思わせる作品でした。
できれば、ホームシアターで是非観て下さいませ。

>「スリービルボード」を観てきました
>アカデミー賞にいくつもノミネートされているだけのことは、ありました

じっくりと見せる作品のようですね。
分かりました。
3月1日の映画の日に観に行こうと思います。
この日公開の、ギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」も思案中。
楽しみ〜♪
【1147】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年02月21日 23時13分)

こんばんは。

みゆりんりんさん。
>伊坂さんの新作を。
>クリスマスと探偵と
>薄〜い絵本なの。

才能のある方は、型にとらわれないジャンルにもチャレンジされますよね。
いかがでした?
面白かったですか?

伊坂さんといえば、今月WOWOWで氏の原作のドラマ「バイバイ、ブラックバード」が放送されます。
映画化は多くされている伊坂作品ですが、連続ドラマ化は初だとか。
今月のドラマ、イマイチの作品が多い中、楽しみであります。

>タイトル忘れた。
>まぁまぁだったけど、忘れるくらいだから読んでも読まなくても同じって事でw

残り少ない人生の時間。最近は、面白くなかった本を読むと「俺の時間を返せ〜」と叫びたくなります(笑。ちょっと大げさか)

>今は読み返しの、ダンブラウン『ダヴィンチコード』
>これ3回目くらいなんだけど、やっぱ超面白いw

つまらん本を読むよりは、名作を読み直す方がよほどいいということですね。

実は、私も、ずーーーーっと昔に読んだ本を読み返しています。

何の本かというと

手塚治虫著「火の鳥」

娘が急に読みたいと言って、図書館から借りてきちゃるわ、と引き受けて借りてきました。で、ついでなので娘と交互に読んでいます。

実は、ワタクシ、中学校時代は手塚治虫の大ファンでありました。(ブラックジャックは毎週発売の「少年チャンピオン」を楽しみにしていたなあ)
「火の鳥」は手塚氏のコアなファンの中でも、おそらくベスト3の中には入る作品。
「黎明編」「未来編」「ヤマト編」「宇宙編」「鳳凰編」「望郷編」・・・などなど。
いやあ、面白い。
没後四半世紀経っているが、設定はやや当時の時代の古くささはあるものの、面白さは全然色あせていない。
神の目から見た人間を見つめた物語。
私の好きなのは「異形編」
どこの図書館でも、多分置いてあると思うので、良かったら是非。
【1146】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年02月19日 08時32分)

このところ、ぴょんちゃん、金、金〜
って方向で、2時間の映画がなかなか見られません

>イチオシは
>「リリーのすべて」(トム・フーパー監督)

録ってあるのですが、これからの楽しみに取っておきます

先々週のことですが、「スリービルボード」を観てきました

アカデミー賞にいくつもノミネートされているだけのことは、ありましたね

まず脚本が秀逸

レイプ殺人された娘の捜査が一向に進んでいないことに業を煮やした母親が

人通りが少なく何十年も放置されていた3枚の看板に、警察に批判的なメッセージの看板を出す

この看板が小さな田舎町を揺り動かす起爆剤となり、事態が進行する

人が好い警察署長、部下のぐうたらな人種差別主義者の警官、分かれた旦那などなど

様々な人間の心の動きを丁寧に描写していきます


あとは見てのお楽しみなので、決して観て損しない映画かと思います


では
【1145】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2018年02月13日 13時53分)

おひさしぶりです。

直近で・・・伊坂さんの新作を。
クリスマスと探偵と

きた本を見てギョ?
薄〜い絵本なの。

作者を確認、やっぱり伊坂さん。

前にもあったよね、童話形式の4話とか収録されたやつ。
聖夜のなんとか。

そういうのの単本絵本って感じ。

その前は、初の作家の・・・タイトル忘れた。
まぁまぁだったけど、忘れるくらいだから読んでも読まなくても同じって事でw

今は読み返しの、ダンブラウン『ダヴィンチコード』
これ3回目くらいなんだけど、やっぱ超面白いw

ラングドンシリーズ、4作くらいあるけど、やっぱこれが一番だなw

もし訳本って事で敬遠してるなら、お勧めの1作。
訳もいいし、話が面白い。
【1144】

最近面白かった3本  評価

ゆさみん (2018年02月11日 00時38分)

ここ2週間ほどで見た映画で印象にのこったのは3本。

イチオシは
「リリーのすべて」(トム・フーパー監督)
初めて性転換手術をうけたトランスジェンダーの男性を描いた映画。
エディ・レッドメインの演技も素晴らしいが、画面造りが見事。
20世紀前半の時代、精神病扱いをされる不遇な環境におかれた主人公とその妻の状況を丁寧に描いている。
名作。

おなじく実録ものとしては、
「レジェンド 狂気の美学」(ブライアン・ヘルゲランド監督)
1960年代、ロンドンの裏社会を支配していた双子のクレイ兄弟を描いた作品。
これは、双子の二役を演じた主演のトム・ハーディの凄さにつきる。
WOWOWで解説していた方も言っていたが、トム・ハーディが演じた二人は、別人にしか思えない。最後には破滅の道をすすんでいくのだが、やはりそうなっていくのだなあ、という流れを説得力のある演技で見せる。トム・ハーディ。存在感としては、「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」を越える映画だと思う。

あと、
「ナイスガイズ!」(シェーン・ブラック監督)
が良かった。
ちょっと太ったラッセル・クロウと「ブレードランナー 2049」のライアン・ゴズリングがバディとなって、事件に挑むという物語。ラッセル・クロウは腕力にものをいわせて事件を解決するタイプの示談屋。ライアン・ゴズリングは酒浸りでダメダメな私立探偵を演じる。この二人の掛けあいが面白い。すごいアクションがあるわけではないけれど、肩の力を抜いて見ることができる映画である。面白かった。
【1143】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年02月10日 23時52分)

ああだこうださん、ども♪

デ・パルマは、「殺しのドレス」「ボディ・ダブル」などは、もろヒッチコックでしたね。

ジョディ・フォスターはこないだ「コンタクト」を久々に見直しましたが、やはりいいなあ。

レオン
>マチルダには、この頃のナタリー・ポートマンしか考えられないし

その後、さまざまな作品に出るものの、そして演技はうまくなったと言えるかもしれませんが、レオンで登場した際のインパクトの凄さにはかなわない。
「打ち上げ花火・・・」の奥菜恵もそうかなあ。

>ゲイリー・オールドマンがとにかく凄かったです
バットマンのジャック・ニコルソン、スピードのアンソニー・ホプキンス、ダイ・ハードのアラン・リックマン・・・
アクション映画は、敵役の存在感が大きいほど、名作が多いですね。
【1142】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年02月07日 21時01分)

この冬、ちょっと寒すぎやしませんか

大雪の北陸地方にくらべれば、ただ寒いだけの話ですがね


久々に「告発の行方」(amazonで)

ジョディ・フォスターがはすっぱな女子を実にうまく演じて・・・
それはともかく、一番気になったのは

車の窓が手回し!パワーウィンドウじゃない!

公開が1989年、確か映画館で見たはず
ついこの間のような気がするけど、昔のことなんだ、嗚呼

レオン、トピ読みましたよ

>この映画には光の演出が至る所に見られますね。

もう一回見返してみようかな
マチルダには、この頃のナタリー・ポートマンしか考えられないし
ゲイリー・オールドマンがとにかく凄かったです

北北西では、エヴァ・マリー・セイントがとにかく美しかったです
他の作品ではさえん女優ですが

狭い列車の中でのキスシーン、カメラがぐるりと二人を嘗め回す名シーンは
あとでデパルマが真似てやってますが、本家の足下にも及ばない

この元になったであろう「バルカン超特急」も名作ですよね

CGでありえない映像をふんだんに見せられることに食傷気味の今
昔の創意と工夫でつくられた映像の方がかえってハッとさせられますね


では
【1141】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月31日 13時46分)

ああだこうださん、ども。

ジオ・ストーム
けっこうな宣伝をしていましたね。
彼氏も凍るとか(笑)
いかにも見たくなるような予告編のCMでしたが、ネットの評価はそれほどでもなさそう。
>本編では、上乗せほとんどなし
なるほど。
映画館で観ると面白そうですね。

ベストの映画の紹介ありがとうございます。
北北西に進路をとれ
ヒッチコックの映画は多いけれど、一つをあげるとすればやはりこれですかね。
指パッチンから巻き込まれ型ストーリーが始まって、主人公がいかにそれをかいくぐっていくか、途中でロマンスあり、サスペンスありで、ラストの歴代大統領の顔が岩に刻まれた巨大なモニュメントの場面までダレる場面が全く無い。
落ちていたマッチを敵が灰皿に入れるシーンで、主人公がそこにいることに気づくとか、小道具も効いている。
ヒッチコックのイギリス時代の古い作品とか、時々見ています。古さはあるが、やはり面白い。そういえば、初めてのトーキーの作品もヒッチコックは撮っているんですね。

レオン
このトピの【121】にてコメント書いています。
よろしければお読み下さい(おお、もう5年ちかく前ですな)

旅立ちの時
かなり昔に見たような・・・ほぼ忘れているので、また見てみようかな。

ドラマでは、こないだまとめて見た「刑事ゆがみ」が飛び抜けて面白いですね。
松潤の「99.9」、相葉雅紀の「貴族探偵」、観月ありさの「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」とか、設定とキャラが突拍子過ぎ。
現実味を無視し、パズル的に推理を展開したりするのも手法としてはありだとは思うけれど、完成度的には「刑事ゆがみ」が群を抜いていますね。浅野忠信、うまいなあ。
【1140】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月31日 13時03分)

こんにちは。

風邪を引いてしまいました。
先週の土曜日くらいから調子が悪く、それから5日経っても熱は引かないわ、鼻水は出るわ、仕事も休まざるをえないし、困ったものです。
インフルではないが、どうも歳のせいなのか、糖尿病のせいなのか、単なる風邪でも治りがおそい。
何とかならないものか。
仕方ないので、布団に本を持ち込んで読書であります。
読む→眠くなる→起きる→読むのループに時々、食事とトイレと風呂が入る生活を続けています。

というわけで「太陽の棘」(原田マハ著)を読了。
オープニングがまるで映画を観るような感じ。80歳の精神科医の老人の部屋の壁に飾られた幾多の絵。
私は、出会ってしまった。誇り高き画家たちと。太陽の息子たちとー。
そして若き青春の日々が語られる。
アメリカ統治下の沖縄に軍の命令で赴任した若き医者と、そこで出会った画家たちの物語。
支配する側とされる側の垣根を越えて、はぐくまれる友情と哀しいストーリー。
読了後はさながら良い映画を1本みたような余韻が残る。
名作でした。

ところで画家ということで、思い出した。
今、東京・上野の森美術館で「生頼範義展」をやっていますよね。
1月上旬からやっていて、2月4日が最終日だとか。ホームページを見ると、けっこう盛況のようでなにより。
氏については、いっぱいこのトピで語ったので、特に付け加えることは無いのですが、一つだけ。
鹿児島の川内市に寄贈され、本県ではあまりの大きさに展覧会場に入りきれず展示されてなかった「破壊される人間」が展示されている!(゜Д゜)
これだけでも、観る価値ありです。多分、これを見逃すと、鹿児島の川内市に行かない限り見ることはできません。
多くのイラストは今更言わずもがなですが、まだ見ていない方は、是非見てもらいたいなあ。
【1139】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年01月28日 21時59分)

「ジオストーム」観てきました!


期待してなかったので、予想外に面白かったですよ

予告編で見せた異常気象の数々
本編では、上乗せほとんどなし

パニック物と思うと肩透かしを喰らう

気象衛星で地球環境を制御するって
近い将来、ありのような気もするが

SFがメインということでもない

宇宙ステーションまでの飛行手段として
スペースシャトルが大復活していたり
その接続方法は、思いっきり実用的で、あり

この映画はサスペンスと地上でのアクションが見せ場です

ネタバレしたくないので断片的感想


エド・ハリス、歳くったな

シークレットサービスの女子アビー・コーニッシュ
可愛くて、めっさ格好いい

今のアメリカ、アメリカファーストを揶揄しているような場面もちらほら

最後にメキシコ人に助けられ「俺たちのおかげ」


お勧めです、期待しなければ


今期のドラマ、とても見られたものじゃないのは私だけ
唯一、「アンナチュラル」はとってもいいです。野木亜希子脚本だし
「もみ消して冬」もお気楽に見るにはいいかも、くだらないところがね

あと、WOWOWで放送の「お嬢様」
とっても、とっても気に入りました。面白すぎ〜


では
【1138】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年01月23日 09時02分)

明日の雪が気になりますね(西はもう降っている?)

いろいろ間違いが多かった・・・

「打ち上げ花火、下から見るか?よこから見るか?」

ストーリーからすると、よこからが先なんで間違えました!
それにラスト、どっちでも同じだろ!

これって小学生の話ですよね
なずなを除く男の子はどう見ても小学生
でも「炎色反応」勉強するかな?

テロップを見てはじめて光石研と分かる。若い!

アニメ映画のほうはあまり評価が良くなかったような
「君の名は。」の二番煎じとか

まあ、すごく陥りやすい気がしますがどうでしょうね


「ハーモニー」も間違えるし・・・


amazonでも「愛を読む人」視聴(BDもっているけど)
最後まで、いっきに魅入ってしまった
ケイト・ウィンスレット渾身の演技、余韻が半端ない

これは、私の好きな映画ベスト10に入りますね


他に何をあげたらいいか考えてみました

ヒッチコックはまず「北北西〜」
もう一つ何かを入れたい

リュック・ベッソンもいいな
「レオン」かな「ニキータ」も捨てがたいが

それと一昨年のベスト「この世界の片隅に」も入れたい
昨年は「ブレードランナー2049」ですが(BD予約しました)

「ダイ・ハード」も凄かったね
映画館で2度観た最初の映画かも
ブルース・ウィルスが無敵のヒーローになっていないところがさらにスリル満点

「マトリックス」にも度肝を抜かれたし、攻殻につながっていることでさらに評価したい

名作といえば「2001年」は外せない
面白い映画というわけではないけれど

未だにLDを所有している(DVD化されてないので)「旅立ちの時」
邦題がダサいので”Running  On Empty"です

これは惜しくも夭折したリバー・フェニックスが主演
官憲にマークされている反戦活動家夫婦と息子のお話です

名前や髪の色を変えてはアメリカ中を転々とする厳しい生活をおくる家族
長男も成長し高校生、息子の将来をとるのか家族の絆をとるか、究極の選択に迫られるというストーリー

「タッカー」を見に行ったら、同時上映されていた作品で
これが素晴らしかった、二度見に行きました

白黒映画も入れても良いような、あと何を入れようか
やはり、SFものかサスペンスが多いですね

さて、みなさんは何かな


【追伸】

Running On Empty DVD化されていました(2002年)
Amazonビデオにもある
WOWOWで放送もされていたようです。

監督は大好きなシドニー・ルメット
レビューを見ているだけで泣けてくる
【1137】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月21日 00時51分)

熊楠さん。
インフルですか。大変でしたね。
もう回復しましたか?
実は私の妻も、私が退院した二日後の夜に「熱っぽい」と言ったので、12月31日に休日在宅医に連れて行って診てもらったら見事にインフル。
退院して、年始に実家に帰省できると思っていたら、まさか妻がいけなくなるとは、とバタバタしておりました。ずっと一緒にいた私と子どもは感染せず。
まあ、あわただしい正月でした(苦笑)

>ドラマは刑事ゆがみ
ああだこうださんも推薦していましたので、さっそく見てみます。楽しみ♪

>シンゴジラ
>これも面白かった。出来れば映画館で見たかった。
たしかに怪獣映画は映画館で観てなんぼですね。
三島由紀夫あたりも怪獣映画のファンだったそうな。
またまた話は変わりますが、恋人や家庭ドラマの要素も無く「怪獣が現れた。いかにやっつけるか」という視点にしぼった作品なので、アメリカではヒットしなかったそうな。
怪獣ファン(?)なら、そこが面白いのに、と思ってしまいますがね。国民性を感じますね。

>君の名は。
>千駄ヶ谷駅(我社の最寄駅)降りて偶然に
>須賀神社で出会うのは無理がある距離
そうなんですか。地理感覚がわからないので違和感は感じませんでしたが。
話は変わりますが「西部警察スペシャル」というドラマが本県をロケ地としてありまして、オンエアを見たら、舞台になったホテルを出た車が、次の瞬間かなり離れたところに出現してテレビを見ながら「おいおい、それはないだろう」と突っ込みを入れました。
まあ、そんな感じでしょうか。
監督としては、ドラマとして絵になる場所だったのでしょうね。

>僕だけがいない街
これも豪華版二時間ドラマみたいな作品でしたね。
ラストが印象的なストーリーでした。

また、いろんな作品の感想を聞かせて下さいね。
【1136】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月21日 00時53分)

みゆりんりんさん。
「太陽の棘」まだ、40ページ目(苦笑)
でも、出だしから名作の予感。映画もそうですが、良い本は最初の印象からして違いますね。
「BUTTER」濃い内容ですか。ますます読みたくなってきました。
は○のひ関連・・・実は、私の息子も成人式に今月出席しました。「成人式は出ない」とずっと前から言っていたのが、直前になって「やっぱ出るわ」はあ?
男なので、ニュースのような心配は無かったけれどスーツ等、それなりの出費はありました(苦笑)
【1135】

ああだこうださんへ 1  評価

ゆさみん (2018年01月21日 00時43分)

ああだこうださん。
「私を離さないで」
たしかにひたすら暗いドラマでしたね。臓器提供としてクローンを作る、というのはSFとしてはよくあるアイデア。どうせなら、未来社会の設定でいけばそれなりに見られたかもしれませんが、変に現実味をもたせている分、逆にリアリティがない感じ。ドラマの後半になって、はじめてタイトルの意味らしきものが出てきて、これも連続ドラマとしてどうか、とは思いました。
【1134】

ああだこうださんへ 2  評価

ゆさみん (2018年01月21日 01時06分)

「ケンとカズ」
たしかにおっしゃる通りであります。
映画で暴力が描かれることは多いです。が、例えば最近の作品をあげるなら「新宿スワン2」とか、派手にガンガンやる割には、主人公は不死身かよ、と思えるような非現実的な暴力が描かれており、これは私は無理なんですよね。もとはマンガでも、やはり映画の中のリアリティは出してほしい。(ただ、むろんコメディの要素がある映画はその映画の文法の中でありえないシーンを描いたりというのはアリです)
そういう映画の中にあって、「ケンとカズ」は昔見た1983年公開の日本映画で故・金子正次が脚本と主演をした「竜二」(川島透監督)のような強烈な印象を受けたんですね。
>あまりにもリアルすぎる暴力
>題材もチンピラとヤクモノ
でも、もちろん映画は好き好き。
たしかにこれが受け付けない方は見ない方がいいかと思います。

>「シンフォニー」
これって「ハーモニー」のことですよね?
あらまあ、残念。
何回かチャレンジした時、最初を見たところからなかなか先に進めない。よく分かります。
でも、私としては、ある意味そこがブレードランナーと通じるところがあるんですよね。
入り口のハードルがやや高いように見えるけど、そして実際はじめはそう思わなかったけど、じわじわと引き込まれました。
ブレードランナー2049もそうでしたが、独特の雰囲気があるアニメです。飛行機のデザインとかも変わっているし、萌えの要素もあり、アニメとしてはゲゲゲとなる残酷描写も一部あるし・・・・映画館で見た直後はそんなに思わなかったけど、後でBD欲しいなとじわじわ思うようになって買いましたもん。
ああだこうださんの最近のコメントに近いところを言えば「メッセージ」のような感じかな。最初は大して思わなかったけど、後から「なるほど」と思い直したりとか。
ちなみに伊藤氏はこの作品を書き上げたあとに、「屍者の帝国」の準備中に亡くなりました。完成した作品としてはこの作品が遺作となります。自分は、末期のガンに冒されながら、病気の無くなった未来社会を描いて、果たしてその社会は良い社会なのか・・・言葉としては、陳腐になってしまいますが、伊藤氏はロジックを駆使し作品の中でSFの物語の中に描いています。自分の残り少なくなった命と向き合いながら。はっきり言って、「虐殺器官」に比べると映像化しにくい原作です。それをよくぞここまで映像化したなあ、と感嘆しました。
おっと思い入れがかなり入ってしまいましたね。

WOWOWで放送された伊藤計劃シリーズの他の二本「屍者の帝国」「虐殺器官」も見ましたが、やはり「ハーモニー」は別格の印象があります。まあ、これも好き好きですが(笑)

スターウォーズ最新作、そこそこ楽しめましたか。私は、シリーズ前作までの中で一番面白かったのは「ローグ・ワン」です。本国では賛否両論あるのですな。私はWOWOW放送を待ちましょう(苦笑)
>ゆさみんさんを非難する気持ちは毛頭ありませんから、誤解ないように
もちろん分かっておりますよ。
むしろ正直に書いて下さってありがたく思いますデス。

>「打ち上げ花火、横から見るか下から見るか」
テレビのオンエアで見ています(笑)
テレビドラマとは思えない完成度。
ちなみに「if」シリーズとかいうドラマの企画で、ある地点でもしこのあとこうなったら、という二通りのストーリーをドラマにするという企画だったと思います。
今思うと、原田知世の「時かけ」と同じく、奥菜恵が一番輝いていた作品だと思います。
ビデオを何回見たことか。
まさか、アニメで復活するとは思いもよらなかったなあ。この作品に着目したスタッフ陣の慧眼が光りますね。アニメはまだ見ていませんが(笑)
【1133】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月21日 00時56分)

こんにちは。
すんごく寒い気候だと思っていたら、今度は春の陽気のような天気、で、また寒さがちょっともどったりところころ変わる天気ですね。お互い体調をくずさないように心がけましょう。
【1132】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年01月20日 17時15分)

率直に申します

「ケンとカズ」初めの20数分で視聴ストップ

あまりにもリアルすぎる暴力
題材もチンピラとヤクモノ
その後に大事なメッセージが控えているのかも知れないが
この時点で我慢の限界でした

例えば「アレックス」と似てるかも
モニカ・ベルッチ目当てに見たくなるけど、あのリアルで執拗な暴力描写には只ただ気分が悪くなるだけ

似たようにヤクモノ、汚い表現でも「トレインスポッティング」には、軽妙なシャレがあります
(ヤクでトリップした状態で便器の中に落とした大事なものと一緒に吸い込まれるシーンなど)

早くもT2、WOWOWでやりますね


「シンフォニー」

結論から言うと、自分にはダメでした。
よくわからん

ウォッチミーというチップを身体に埋め込み、身も心も健康にと管理してもらう未来社会
病の恐怖から逃れ、死も遠のくという一見幸せな社会のようで、本当に幸せなのか

健康と善に支配され、逆に人間性を失っていく
自分を取り戻すために「自殺」を選択する人々の出現
その謎を追っていくお話しですよね

設定はすごく面白いと思うのですが
どうもすっきりしないというか納得できない
そもそも、何であんな難しく覚えにくい名前を使うのか
無駄に分かりにくくすることはないでしょう


因みに、ゆさみんさんを非難する気持ちは毛頭ありませんから、誤解ないように願います
これからも、推薦作をどんどん紹介くださいね


さて、

amazon primeビデオに早くも「ゴーストインザシェル」登場、「愛を読む人」もあるし
ちょっと早すぎやしませんか

「打ち上げ花火、横から見るか下から見るか」

ちょっと前にアニメが上映されてましたが
実写版があったので見てみると

岩井俊二監督のTVドラマだったんですね
日本版「スタンドバイミー」というか、すごく良い作品

なずなちゃん超絶かわいい!

俳優は奥菜恵、調べるともうアラフォーではないか。

とても小学生とは思えない色香がある
と思ったら、出演時は14歳なのね

それは置いておいて、とってもいいミニ映画なので
まだであればどうぞ
【1131】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2018年01月18日 17時31分)

5年ぶりにインフルに。

日曜の夜からなんか変だなぁと思っていたら
月曜の朝起きたら38.5℃。

後から聞いたら金曜に同行した若手がインフルだったらしい。
月曜は厳しかったけど、特効薬は効きますね。
火曜には熱が引きはじめ、水曜には平熱に。

平熱になっても最低2日は会社行かない様にとの先生の忠告を忠実に守って
今週は1週間お休みいただくことにしちゃいました。

で、撮りだめたドラマと映画を。

ドラマは刑事ゆがみ  
良い出来だったなぁ。神木君好きの私としては大満足だったなぁ。
終わりも良かったし、出来れば続きが見たい。

映画は、シンゴジラ・君の名は・僕だけがいない街の3作を見ました。

シンゴジラ
これも面白かった。出来れば映画館で見たかった。迫力が違うだろうなぁ。
あれが現実なら、我が家は壊滅一歩手前。いつものパチ屋は確実に壊滅でしたね。

君の名は
面白かった。主人公と同じ年代で見るともっとのめり込めるんだろうなぁ。
絵は綺麗だしRADWIPSの唄も良かった。
大人になった二人の関連ある場所が土地勘がある場所で単純に盛り上がっちゃいました。
気になったのは、最後の場面。千駄ヶ谷駅(我社の最寄駅)降りて偶然に
須賀神社で出会うのは無理がある距離だよなぁ。

僕だけがいない街
マンガが原作なんですね。
面白かったけど、本当はドラマの方が良かったんじゃないか?
もう少し丁寧な内容で見たかったなぁ。
石田ゆり子が可愛かったなぁ。藤原竜也の子役の子も良かった。

では。
【1129】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2018年01月14日 20時02分)

こんばんは

年が明けて、早2週間が過ぎましたね。
録りおいたものがそのままとなり、なかなか時間があるようでない

「ハーモニー」早く見たいと思っとるのですが、はかどりません
2回観はじめて、途中でダウン(話が暗いのと、登場人物の名前が入ってこないのは言い訳です)

暗いと言えば、「私をはなさないで」はもっと暗いし、救いようがないドラマでしたね
とてもノーベル賞作家のものとは思えない。まあ、がんばって見てね

昨年放送のドラマで人気NO.1だったのが「カルテット」
これも3回まで見ただけで、また止まってしまう
今年の紅白で、椎名林檎が披露した曲は、このドラマに触発されて作ったものらしい
正直、どこが面白いの?(後半面白くなるのかも)
人それぞれですよね

この状況の原因はDAZNだぞーん
大画面で見るスポーツに勝るドラマはない、かも
サッカーは英・独・仏・伊・西のリーグの主要ゲームは全部見られるし
ラグビー、バレー(Vリーグ)、Bリーグ、バド・・・プロレスまでやってる

新年のドラマも一つも見ていない
BDで映画も観たいのだけれど・・・

あ、年末に「最後のジェダイ」観ました
新しい主役が、そろって魅力ないなぁが第一印象
まあ、そこそこ楽しめましたが

本国では、賛否両論喧しいそうですが
ここまで来たら、最後までみるのかな


おっと、新しいレビュー発見

「北斗」良かったでしょう
昨年のドラマWではNO1ですよね
まだ「いしつぶて」も見ていないんだった

では
【1128】

昨月見たドラマ感想  評価

ゆさみん (2018年01月14日 19時43分)

先月、入院中に見たドラマの感想など書きますね〜。

北斗(ある殺人者の回心)
石田衣良の原作をWOWOWでドラマ化した作品。息子が第1話(親の子に対する虐待シーン)を見て、機嫌を悪くした作品。
言葉を変えれば、それだけリアルに作られている作品。虐待を受けていた子どもが成長し、大人になって殺人を犯すまでの経過を、最後の公判シーンとともに丁寧に描いていった作品。
主演の中山優馬が素晴らしい。脇を固める宮本信子氏などもさすがの演技。ラストは罪を犯した主人公が死刑になるか、無期懲役になるかというのが見所となる。重たい作品である。奇をてらわず一つ一つのシーンが丁寧に描かれていて、見終わった時、ふうっとため息が出るような作品。良かった。

プラージュ(わけありだらけのシェアハウス)
星野源主演。WOWOWのドラマ。
星野氏が「今まで演じた中で一番どうしようもない性格」と言っているので、お気楽な作品かな、と思っていたら全然ちがった。
わけあり、とは罪を犯し前科をもっている人が集うシェアハウスということであった。
罪を犯したことを受け止め、それに懸命に立ち向かいながら生活をしている人たちのドラマである。ひょんな事から事件に巻き込まれ前科者となった主人公が、彼らに囲まれながら生活していくことで、今までの自分を見つめ直し、罪に向き合いながら前向きに生きる決意をするという内容である。
私、逃げ恥を見ていないので、星野源氏の主演作品を見るのは初めて。ちゃらんぽらんな主人公が成長していく様をうまく演じているなあと思った。
日本では罪を犯した人に対する風当たりが非常に強いと思う。私もともすればそういう考えに与しがちだ。しかし、北斗もそうだが、罪を犯した人の更正について考えをあらためさせてくれた作品であった。

アキラとあきら
WOWOWのベストセラー作家・池井戸潤原作のドラマ。主人公二人を演じるのは斎藤工と向井理。
銀行に就職した二人の奮闘物語であるが、とても面白かった。
しかし、池井戸氏はすごいね。銀行を舞台にさまざまな物語を紡ぎ出す能力はさすがだ。
二人に襲いかかる無理難題に挑む姿に感情移入してしまった。
【1127】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月14日 19時32分)

みゆりんりんさん。

>退院後、体調は問題ないですかー?
おかげさまで問題ないです。
職場では、わずかな人しか入院のこと言っていないのですが、誰も気づいていないというくらい元気であります。

>大昔の外国ファンタジー。訳に辟易し断念。
>昔の翻訳本って、原作に忠実になろうとしてるのか、言い回しが古くてくどくて
翻訳物はそれがあるからいやなんですよね〜。
かなり前に「超訳」と冠したベストセラーシリーズがヒットしてましたが、最近は読みやすさを意識した訳の工夫がされていますよね。

>『BUTTER』 柚木さん
>めちゃめちゃ女的な視点だよな〜と思いながら、共感もし、逆に一歩離れたところから醒めた目線で『なるほどー。時々感じてた感覚ってこういう事かー』と納得したり

なるほど。
これってネットで検索もしてみたけど面白そうですね。
要チェックですね。読みたいなあ。

でも、今は、病院に持って行きながら読めなかった「太陽の棘」これを優先します(笑)
【1126】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月14日 19時34分)

熊楠さん♪

>『JIN−仁』が気になったので
>こちらからと24時間分の作品を31・1で見ました。

わあ、けっこう前の作品ですね。
私も好きで、総集編をBDに落としていますよ〜。
医者がタイムスリップして、当時は不可能な手術(治療)をして人々を救う。
ヒューマンなストーリーを見事に映像化していますね。
久しぶりにまた観てみようかなあ。

>綾瀬さん結構アクションいけるんですね。
このドラマ、本県では放送なかったんですよね。
観てみたいなあ。
こないだから1年以上前に放送された「わたしを話さないで」を2話だけ観たのですが、設定がありえね〜という内容なので観るのやめようかな、と思っていたら、何と原作者がノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロであったのが判明(苦笑)
我慢して最後まで観てみようと思っとります(笑)
「精霊の守り人」は全話録画しているけれど、まだ1話も観ていない。
全部録画し終わったら一気見したいと思っております。

「刑事ゆがみ」も全話録画しているけど、まだ未見。

ちょっと未見が多すぎますね。

>君の名は 秒速5センチメートル 雲のむこう約束の場所 星を追う子ども 言の葉の庭

君の名は。
星を追う子ども 以外はけっこうマイナー的なアニメですよ。
星を〜は、もろジブリを意識した作品。まあ見ればわかると思います。
これがちょっとダメだったから、試行錯誤の末にエンタメアニメを指向したのが、君の名は。であります。
【1125】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2018年01月11日 11時05分)

BUTTER 読み終わりました。

感想から・・・

これ、よく書かれていると思いました。

壮絶な女性目線って感じなので、男性の読者が読んで理解出来るかな〜って、ふと。

随所、特に最初の辺りは、普段気にしてない、凝った料理を作る時にしか買わないバター。
モーレツにバターを食したくなるような濃厚な表現(笑)

もれなく私も試しましたわ(笑)

めちゃめちゃ女的な視点だよな〜と思いながら、共感もし、逆に一歩離れたところから醒めた目線で『なるほどー。時々感じてた感覚ってこういう事かー』と納得したり。

ドツボにハマって女女してる女性達に特に読んでもらいたい一冊って思いました(笑)

とても興味深い一冊です。
【1123】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2018年01月06日 09時43分)

ゆさみんさん

今年もよろしくお願いいたします。

家では本を読まないので、年末年始は映画ではないですが
撮り溜めしていたドラマを見ようと。

まずは、『奥様は取り扱い注意』と思いHDを探していたら
何故か、『JIN−仁』が気になったので
こちらからと24時間分の作品を31・1で見ました。
好きなんですよね。この作品。

続いて奥様はを一気に。
まぁ色々突っ込み処はあるけど、十分楽しめました。
綾瀬さん結構アクションいけるんですね。
可愛いしなぁ。文句なしですね。
秘密のアッコちゃんの実写も良かった。
スタイルも良いし、ちょっとセクシーなコメディーやって欲しいなぁ。
最後はどうなんだろう?100%続編がありますよね。

次が金城さん繋がりで、BORDERの『贖罪』

刑事ゆがみ までたどり着けなかった。

君の名は も撮りましたし。その関連で再放送されていた
秒速5センチメートル 雲のむこう約束の場所 星を追う子ども 言の葉の庭の4作もあるので

ぼちぼち見て行こうと思います。
【1122】

入院中に観た映画オススメ  評価

ゆさみん (2018年01月04日 00時23分)

起きている間、食事以外はベッドの上では自由時間なので、やれることといったらスマホ見るのと、読書と病院に持って行ったブルーレイプレイヤーにてドラマや映画を観ること。これだけです。

今回、入院した中で観た映画でオススメは2本。

「ザ・コンサルタント」
ベン・アフレック主演のアクション映画。凄腕の殺し屋の設定に「広汎性発達障害」である、という部分が加わり、今までとは違ったアクション映画になっている。障害についてしっかりと向き合っており、ストーリー展開に説得力をもたせている。さまざまなシーンにちりばめられた伏線が、後半でパズルのピースを埋めていくように収束されていく脚本は見事の一言。良い映画を観たなあ、と思った。

「彼らが本気で編むときは、」
生田斗真がトランスジェンダーの役をしているが素晴らしい演技である。わざとらしさが全く感じられない。はっきり言って生田斗真を見直した。(いや、見下していた訳では無いが、若手の役者の一人みたいな認識でしかなかったから)
監督は「かもめ食堂」「めがね」の荻上直子。
「かもめ食堂」も私が大好きな映画の1本ではある。
日常の生活の場面や人物の感情を空気感を出しながら見事に演出する希有な監督であるが、この作品も「トランスジェンダー」を取り巻く環境を派手で無く少女の目線で丁寧に描いていく。少女の感情が言葉によってでなく演技によって表現されている。微妙な感情を(編むという行為などによって)うまく描き出している。静かな映画であるが、しみじみと良い映画を観たなあ、と思わせてくれる映画であった。
【1121】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月04日 00時07分)

ああだこうださん。

>小学校上がる直前に盲腸で入院して以来、入院なし、病気による欠勤なし(サボりはあるけどね)
>健康が唯一の取柄でしょうね
羨ましい限り。
その記録、いつまでも伸ばして下さいね。

>さてその後、大画面の魅力に取りつかれ、ホームシアター導入しました
おおお。
ついにやりましたか。
大画面の魅力を味わうとなかなかテレビにはもどれませんよね。
プロジェクターとBDプレイヤーは3D対応ですか?
もし対応していれば「アバター」とか好きなアクション映画を観ると一段と迫力が違いますよ。
ぜひお試しあれ。

>「空飛ぶ広報室」
多分、見ていないかなあ。
チェックしておきましょう。

ところで、伊藤計劃原作のアニメは見ましたか?
ぜひ感想をお聞かせ下さい。
ってまだ、私も「ハーモニー」以外の作品は見ていませんが(笑)
WOWOWで今年放送された中で面白かったのは「恋妻家宮本」(監督:遊川和彦 原作:重松清「ファミレス」)傑作であります。
俳優の持ち味を生かす演出、気持ちの良いエンディング。
連夜放送した、同じ阿部寛主演の「疾風ロンド」(原作:東野圭吾)も悪くもないけれど、やはり作品としてはこちらの方が上でしょう。
できれば映画館で観たかったと思えた作品でした。
今年もよろしくです。
【1120】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月03日 23時46分)

熊楠さん。

>何をどれだけ摂取するか?がポイントなんですね。
その通り、管理された食事という意味では、ライザップと同じくらい効果あるかも(笑)
>来年もお互い健康第一に、楽しい一年にしちゃいましょうね。
そうですね。禍福はあざなえる縄のごとし。
今年は良いことがあるかなあ。
今年もよろしくです。
【1119】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月03日 23時43分)

みゆりんりんさん。

>管理された病院とは違い、外は冬真っただ中。
9日間、太陽の陽を浴びず外気にも触れず。
病院から出た時、心地よい寒さに逆に気持ち良かったです。
今回の入院は、もう歳なのだから健康に留意しろよ、と神様が考えるきっかけを与えてくれたのかな、と思っております。
今年もよろしくです。
【1118】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2018年01月03日 23時39分)

みなさん、あけましておめでとうございます。
入院ご心配かけましたが、現状は「あなた、ホントに入院したの?」と言われるくらい元気です。
これからも映画部屋をよろしくお願いいたします。
【1117】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年12月31日 10時43分)

ゆさみんさん、退院おめでとうございます。

>朝6時に起きて三食きちんととり(総カロリー1600kcai)夜9時に寝る。
>それを9日間続けました。

規則正しい生活としては、ここ20年以上、ほぼ毎朝5時起床で犬の散歩から始まる毎日
三食きちんととり・・・総カロリーは明らかにオーバアーですがね

そのためか、小学校上がる直前に盲腸で入院して以来、入院なし、病気による欠勤なし(サボりはあるけどね)
健康が唯一の取柄でしょうね


さてその後、大画面の魅力に取りつかれ、ホームシアター導入しました

100インチスクリーン 17,820円
EPSONホームプロジェクター2500lmフルHD 124,220円
コンパクトスピーカーシステム(BT対応)20,898円

総じて16万ちょいでしたが、十分に満足いくミニシアター完成
とにかく、技術革新の凄さ、そして低価格化の進展は、思いもよらないほどです

ファイアーTVをプロジェクターに差し込むだけの入力
音はBlnetoothでスピーカーへ、これがすべてコードレス!

画像も4Kではないが、HDで十分にきれいです


あとは楽しむだけ

スポーツ観戦(とりわけサッカー)は100インチを体験するともうTVに戻れない
映画もあらためて見たくなるね、とりあえず「96時間」と「メッセージ」を観て・・・

ところが、目が疲れるんですね。
LEDの光はかなり強烈、2時間までが適当ですかね

amazonビデオで「空飛ぶ広報室」見だしたら止まらない
これは2話以降TVで見ることに

このドラマの放送は2013年、完全に見逃していた

航空自衛隊の広報室を舞台に、それを取材するTV局との絡みをテーマにした珍しい切り口のドラマ

もし、まだ見られていないのなら、絶対おすすめ、完全おすすめのドラマです

こんな職場があったら最高だな、室長役の柴田恭兵が特にすばらしい
また、職場のメンバーそれぞれが個性的で、問題を抱えながらも、みんないいひと、愛すべき人

仕事とはどういうものか、報道の在り方とはどうなのか、いい仕事をするにはどうすればよいか
いろいろ考えさせられます

脚本は野木亜紀子

昨年の「逃げるは恥だが役に立つ」も良かったが、それ以上にいい脚本ですね。
主演のガッキーも全く違ったキャラですが、こちらも素敵だなあ


もう今年も終わりまじかですね
また来年もよろしく
【1116】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年12月30日 08時56分)

ゆさみんさん

無事の退院、おめでとうございます。

>おかげで4キロ痩せました。
やっぱり何をどれだけ摂取するか?がポイントなんですね。

来年もお互い健康第一に、楽しい一年にしちゃいましょうね。

よろしくお願いいたします。
【1114】

退院しました  評価

ゆさみん (2017年12月29日 08時09分)

どうもです。
本日、退院いたしました。
病院の治療は大したことはなく、簡単な施術とその経過を見るための入院でした。
朝6時に起きて三食きちんととり(総カロリー1600kcai)夜9時に寝る。
それを9日間続けました。
おかげで4キロ痩せました。特に運動もしていないのに。やはり食事としっかりした生活のリズムをしっかり押さえておけばダイエットできるんだと実感した次第。
今、何となくさっぱりした気分。
多分、これから年末年始のもろもろのおつきあいでリバウンドは確実にあるでしょうが、健康のありがたさを実感しますね。
【1113】

仕事納め、そして入院してきます  評価

ゆさみん (2017年12月20日 09時58分)

みなさん、ども♪
今年の仕事を昨日終えました。
本日、今から病院に入院してきます。
予定では、明日手術がおこなわれ、経過が良ければ年末に退院予定であります。
前回は手術前の検査入院であり、今回が本番というわけです。

ああだこうださん。
>「先に生まれただけの僕」
こちらでは放送がない(涙)
「刑事ゆがみ」は入院先で見るべく、荷物に入れておきます。
私もファイヤースティックを介してアマゾンビデオを見ております。便利な世の中になりましたよねー。
病院でいろんなドラマを可能な限り見るつもり。
ああ、それと伊藤計劃氏のアニメ、必見ですよ。
お忘れ無く。

みゆりんりんさん。
太陽の棘
これも持って行きます。楽しみ〜。

熊楠さん。ご心配どうもです。
今年中に退院したいです。
この部屋が落ちない程度には帰ってきたいなあ。

では、今から入院してきます。
【1112】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年12月19日 21時34分)

ゆさみんさん

入院ですか?
何よりも体大事にしてくださいよ。

健康が一番。ご自愛くださいね。
【1110】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年12月18日 19時47分)

年末を控え、大好きな海外サッカー、特にプレミアをたっぷり見たい!
ネット配信のお試しに加入しました

でも、画面が小さくて誰だか顔が分からない、迫力ない

そうこうするうちに、ファイアーTVというものがあることを発見(今頃)
無線lanとあわせて即購入

なんとTVの大画面でストレスなく見れるじゃん
ストリーミングだから、一定期間中なら、好きな時に見られるし
amazonビデオをプライム会員だから無料で見られる!
ただし、youtubeだけは、来年元旦から見られなくなるそうですが

これって、革命的?!

TV放送要らない、録画もいらない、レンタルいらない
amazonビデオはアニメ以外はロクでもないのでそこまではいかないですがね


そんな中でも、貯まったドラマや映画を見ています

今期のドラマもほぼ最終回を迎えつつありますが

私の一押しは、土10時「先に生まれただけの僕」
ビジネスマンが突然学校長として転属させられて始まるドラマ

「アクティブラーニング」「ペップトーク」など真新しい題材を取り上げて
営業手腕だけでは、人間相手の学校では壁にぶち当たる
その壁に真摯に向き合い、自ら成長することで周りの人間(教師、生徒)を変えていく

とても素晴らしいドラマでした
役者もみな素晴らしかったし、言うことなし

視聴率の高い、「失敗しないドラマ」とか、「相棒」、「コウノドリ」は見なかったけども
これがNO.1です

次が、木10時の「刑事ゆがみ」
こちらも、視聴率は低迷していたけど、神木隆之介と浅野忠信の掛け合い、そこに蹴りを入れる稲森いずみ
たちが毎回笑わせてくれました


そして、さらに昨日は映画館で「ドリーム」(原題はSecret Figureこちらの方が良い)

1960年代NASAを舞台に黒人差別をテーマにしたまじめな映画でしたが
とても、とても良かったですよ。
観る機会があったら必見だと思います


「カホコ」面白いですよね。高畑充希恐るべし
「早子先生」って1話目で、それも途中でやめてしまった気が・・・


では

【訂正】

タイトルは”Hidden Figure”でした
【1109】

ドラマ感想  評価

ゆさみん (2017年12月16日 09時57分)

さて、3年ぶりくらいに入院した。といっても4日だが。(前回も3日間で検査入院)

せっかくなので、撮りだめたドラマを見たり、本を読んだ。

ドラマはかなり前のものも含むがご容赦を。

「過保護のカホコ」は、ああだこうださんが言うように傑作ですな。
高畑充希を見ると、もうカホコ(ああ、カホコを演じた人ね)としてみてしまう。それほど印象に残るドラマであった。

「嫌われる勇気」
アドラーの著作を元に刑事ドラマにしたてた作品。
殺人事件の犯罪心理を(あるいは捜査の仕方を)アドラーの考え方と結びつけて話がすすむため、こじつけ感が強い。捜査員の一人がやたら話と関係がないおしゃべりをするなあ、と不自然さがあったので「これって後でラスボス的存在と関係してくるんじゃね」と思っていたらドンピシャ。やはり脚本が強引だわ。

「営業部長 吉良奈津子」
1年以上前の作品。松嶋菜々子が産休明けのキャリアウーマンを演じた作品。
バリバリのやり手だったのが、再びもどってくると煙たがられる存在になっていて、数ヶ月語には無くなることを前提にされている「営業部」の部長に就任させられた。そこで悪戦苦闘するというもの。2話ほど見て、こんな感じで進むのね、もういいわ、といきなり最終話を見た。半分以上を見なくても、流れはだいたい分かる。想像通りの作品。

「早子先生、結婚するって本当ですか?」
松下奈緒主演の独身の男女がおりなすコメディードラマ。
面白かった。肩肘張らず見ることのできるドラマとはこういうドラマをいうのであろう。松下氏演じる早子先生が、吉岡秀隆演じる学者に惹かれるのがよく分からないけど。どこがいいのであろう。

「最後から二番目の恋」
なんと5年前の作品。続編も含め一気見。心のどこかに寂しさと不安を抱えながらも懸命に生きている大人たちの青春。主演の小泉今日子と中井貴一のやりとりが面白い。良いドラマを見たなあ、と思わせてくれた作品。

「やすらぎの郷」
話題になった倉本聰脚本・石坂浩二主演の昼帯ドラマ。
主人公がたばこをスパスパ吸い、芸能界の裏側や現代のドラマを皮肉ったり、架空だが明らかに実在の人物をモデルとしている登場人物が登場したりと、倉本聰がやりたいほうだいやった作品という感じ。昼の連ドラを久しぶりに見たが、ついつい続きが見たくなりどんどん見てしまう。楽しんで見た。

そういえば、昼帯ドラマ「やすらぎ〜」の後に放送されている、「トットちゃん」もけっこう面白い。「やすらぎ〜」の流れで見はじめたのだが、ついつい見てしまう。昔の有名人をいろんな人が演じていて楽しい。妻によれば、NHKの「わろてんか」よりこっちのほうが面白いそうな。

読書については唄と本部屋に書きますね〜。
【1108】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年12月16日 09時56分)

みゆりんりんさん、ども♪
「太陽の棘」面白そうですね。
というわけで、アマゾンに注文いたしました。沖縄というのと、佐藤優氏が絶賛しているというのがあったので。
楽しみです。
今月末、再び入院するので、この本を第一に読む本として持っていきますね。
【1107】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年12月16日 09時55分)

ああだこうださん、ども♪
ブレードランナー2049、いろいろな情報ありがとうございます。
なるほど、やはりいろんなシーンにオマージュや意味がもりこまれていたんですね。
優れた映画ってのは、ひとつひとつのシーンにちゃんとした意味が(観客に分からなくても)あるものですよね。「マッドマックス怒りのデス・ロード」も、そういう作品でした。
再見するのがまたまた楽しみになりました。

それと、今月WOWOWで放送される伊藤計劃原作の「ハーモニー」
これは必見ですよ。
このアニメ映画、私はブルーレイを購入しました。宮崎監督以外のアニメ作品を購入するのは久しぶりです。
それだけ印象に残った映画でした。
雰囲気がブレードランナーに通じる部分があります。未来の社会の描写が独特です。飛行機のデザインなど変わっています。アニメとしては残酷な描写も一部あります。それと萌え要素もあります。どんどんぱちぱちはあまりありません。そしてSFです。とにかく作り込まれた作品であります。
お見逃し無く。
また、唄と本部屋でも話題にしていた伊藤氏の他の作品「虐殺器官」のアニメも放送されます。「屍者の帝国」(これは厳密に言えば氏のアイデアをもとに他の小説家が描いた作品)も放送されます。この2作は私は見ていませんが、楽しみであります。
見たら感想きかせてください。
【1105】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年12月10日 16時12分)

こんにちは

昨日土曜日は、WOWOW映画、矢口監督作品を3連発堪能しました

昼に「ウォターボーイズ」
続いて「スウィングガールズ」
どちらも初見、展開はよく似ているんだけど、小気味よいテンポとギャグの連発
そして何より少年少女の悪乗りの勢いが楽しめました
谷啓もこの頃は元気だったんだー、懐かしい

夜は「サヴァイヴァルファミリー」
これ、映画館で迷った末見逃してしまったので気になってました

もし電気が使えなくなったら、どうなってしまうのか
電気の便利さゆえに、個人個人がバラバラになってしまった今を批判するとともに
昔からの知恵を使った当たり前の生活をすれば、不自由なく生きていけることを気づかせてくれました

WOWOWはけっこう話題になった映画を取り上げてくれますね
他にも、「パッセンジャー」も観ましたよ。


>ところで、最近、WOWOWで見た日本映画で良かったのは「ケンとカズ」これは一見の価値があります。

12月の放送でチェックしておきますね


さて、ブレラン2049、二度目を御覧になったようなので、ネタバレ全開でOkですよね

では、
前作へのオマージュといえるシーン数々・・・
でも、分かりにくい部分が多いです

まず、Kがデッカードの隠れ家に行く前のところで
テレスコープを指示を出しながら、視点や倍率を変え目的物を探していくシーンは
前作で、写真を使って、探っていく印象的な場面と重なりますね。

あの建物に入る前に、ハチの巣があり、Kが差し出した手にたくさんの蜂が群がるシーンの意味がよくわからなかった


どうもこの蜂は、生態が再生しつつあることを示しているとともに
Kの世代のレプリカントが非常に安定した情緒を持っていることを示しているらしい

そう言えば、前作でレプリカントであることを見破るための質問の中に
「蜂が手にとまったらどうする」の質問に「潰してしまう」と答える場面があった(レプリの情緒が不安定である証)


次に、あの建物の中でデッカードと格闘する場面で、プレスリーが歌う「愛さぜずにはいられない」のホログラムが流れます

これは、前作でデッカードがレイチェルを愛してしまうようにプログラムされていたことを暗示しているらしい
つまり、論争の一つであった「デッカードはレプリカント」説を支持するもの
そして、今作の妊娠問題へと話が発展していくことになるのでしょうか


社長のウォレスが盲目であるのは、前作でロイがタイレルの目を潰していることで、そのように設定したなど

こんな風に、切りもなくいろいろあるようです
あとは、ディスクが出てからのお楽しみですね

では
【1104】

再見「ブレードランナー 2049」  評価

ゆさみん (2017年12月07日 00時00分)

今月1日は映画の日。
千円で映画が見られるということで何を見ようか考えたが、いくつか興味のある映画はあるけれども、やはり先月に見た「ブレードランナー 2049」をちゃんと見たいという欲求が優って、「ブレードランナー 2049」2度目の鑑賞とあいなった。

同じ映画を2度映画館で見るのは30年ぶりくらいじゃないかと思う。
この映画はそれほど私にとっては特別な映画であると感じる作品である。

改めて見て、評価の85点は変更なし。

やはりすばらしい。
第1作のブレードランナーの世界観を継承しながらもドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「メッセージ」でみせた独特の空気感(静かな重量感ともいうべきもの)を漂わせる演出はすごい。空気感という漠然とした言葉で書いたけれど、役者の演技はもちろんのこと、画面構成・CG・効果音・音楽などどの一つが欠けてもこの空気感は出ないだろう。どれ一つとして気を抜いていないスタッフの緊張感が伝わってくる。

今ひとつ私にとって意味不明の部分もあるのだが「メッセージ」が奥深い作品であったことを考えると、その意味を考えるのも面白いかもしれない。
【1103】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年12月06日 23時57分)

みゆりんりんさん、ども♪

八咫烏シリーズの完結巻読破されたようで。
けっこう重たい読後感だったようですね。

といっても、私としては未知なる作家、未知なるシリーズであります。

ネットで調べると
>「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る彼らの一族が、異世界・山内(やまうち)を縦横無尽に飛びまわる、和風ファンタジー。2012年に史上最年少20歳で松本清張賞を受賞してデビューした阿部智里が毎年一冊刊行、2017年『弥栄の烏』で第一部が完結。
ということですね。

史上最年少の松本清張賞受賞の若手ながらも固定ファンをもち、人気の作家であるそうな。

面白そうですねえ。

私たちの世代でいえば、作家性は違うかもしれませんが新井素子氏のような感じかなあ。

機会があれば読みたいです。
まず機会を作らなくては・・・(汗)
【1102】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年11月29日 08時29分)

弥栄の烏、読み終わりました。

異世界のキレイな世界の華やかさとか、独特のファンタジーなのに。

今回はどっと重い内容の連発でした。

成り立ちが明らかにされ、一区切り付いた感じです。

雪哉がまさかここまで・・・ってのが、最大の感想ですかねw
【1099】

ブレードランナー 2049  評価

ゆさみん (2017年11月26日 18時58分)

ブレードランナー 2049(2017年)
監督
ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
脚本
ハンプトン・ファンチャー
マイケル・グリーン 
出演者
ライアン・ゴズリング
ハリソン・フォード
アナ・デ・アルマス
シルヴィア・フークス 

85点。

言わずとしれた「ブレードランナー」(1982年)の続編。

1982年の前作は私の世代でSF好きなら絶対にファンであるといっていいだろう。
当時としては、画期的な特撮技術で、雨でけぶる幻想的でリアルな未来都市を描き、また人間とレプリカント(人造人間)の狩る者と狩られる人造人間のバトルを描く中で、差別や人としての生き方なども考えさせられる映画であった。
当時のSFファンは、リアルな未来社会のビジュアルに度肝を抜かれ、今やSFカルト映画の筆頭にあげられる作品となっている。
もちろん私もファンであり、ブルーレイ(最終版)も持っている。

ネットで見ると、アメリカではあんまりスタートダッシュの興行成績はあまり良くないみたいなことが書いてあり、その理由として「続編なので前作を見ていないとストンと理解ができない。35年も前の作品なので若者が見ているかといえばそれもきびしい」「上映時間が163分と長い」などが言われているそうな。

というわけで、前日に久しぶりに前作のブルーレイを引っ張り出して見てみた。
今見ると、CGを使った特撮と比べて手作り感がぬぐえないけれど、やはりすごい。
疲れのせいか途中で数分寝てしまったが、予習はこれでOK。
よし、いざ映画館へ。

ああ、見始めた数分で、前作をリスペクトした映像美に感嘆。
すごい映画というのはオープニングでなんとなく分かる。

しかし、痛恨の失敗をしてしまった。当日は病院で肝臓のMRIを撮ってから映画館へ行った。何か緊張していたためか、上映中またしても強烈な睡魔が襲ってきて、こっくりこっくりしてしまったのである。20分くらいであろうか。
それ以外の部分はきちんと見たのであるが、見ていない部分の欠落のため、ストーリーが理解できなくなってしまったのである。後日、ネットで調べ、物語の全体像はだいたいつかめたのであるが、やはりこれはちゃんと見た事にはなるまい。
自分で、自分の頭をパカパカやりたい気分である。(涙)

が、独特の映像美の凄さはあるし、ファンなら納得できる続編であることはわかる。
アクションもあることにはあるが、何となく静かな映画という感触を受けた。
イメージ的には、ブレードランナーの続編というよりは、こないだ見た「メッセージ」に近い印象をもったのであるが、メッセージと同じ監督だった(笑)

なるほど。
主人公のライアン・ゴスリングも監督名を聞いて出演をOKしたというから、やはりアメリカでも評価されている監督でもあるわけね。

完全に見ていないので、ストーリーに関してのコメントはしない。
しかし、スゴイ作品に変わりはない。
よって85点となった。
【1098】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年11月20日 22時03分)

こんばんは
お久です

映画鑑賞の長いブレイクからスルーしたのは「ブレードランナー2049」でした

なんの予備知識もなく見た初見
冒頭から、ブレランの世界観にどっぷり浸かれる
映像はさらに進化し、荒廃した未来がリアルに描かれている

監督は、あのドゥニドゥニ(ヴィルヌーヴ)
物語を十分消化できずに、なおさら、ひたすら長―く感じました
実際2時間43分と長いし

AIのホログラム「ジョイ」がやたらに可愛い
ラブシーンまでサービスあるし(ヒッチの「めまい」を連想させるなあ)
49年には実現しているだろう、これ(間に合うかなあ)

新型のレプリ「ラブ」は、ひたすら怖い、痛烈な皮肉か

35年分しっかり老けたデッカードに対し、昔の儘のレイチェルが出てきたときには驚いた!


次週に再見
今度は、物語の流れがよーくつかめたので、少しも長く感じません
Kの心境がよーくわかる、とっても悲しく儚い
「メッセージ」もBDで見返してみると、よくできていることがわかる
説明は最小限、美しい映像で多くを物語る監督ですね

次々週
評価が高かった「ラストレシピ」を観る
話は、とても感動的なのかもしれないが、語りが余りにもわかり易すぎて
奥行きを全く感じない

そこで、口直しに3度目のブレラン体験
・・・

2時間43分を甘く見ていた
連チャンだったし、腰は痛くなるし、とってもとっても長い3度目でした

たぶん、ゆさみんさんはもう見てらっしゃるのでは?
私は十二分に楽しめましたよ。4.5点(5点満点で)
【1095】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年11月13日 23時08分)

みゆりんりんさん、ども♪

>LEDの照明を数カ所にしたの。
>色が変えれて超面白いでっせ

ううむ。
イメージいまいちわかないけれど、ハデハデ的な感じになるのかな?(笑)
私もミラーボールをイメージしましたが(苦笑)
きれいはきれいだろうけど、落ち着かなくて結局は普通の照明に落ち着きそう。

>宝石の国。
アニメでは、全12話中、半分くらい放送されました。
娘によると、登場人物のCGで表された宝石でできた髪がすごいんだそうですわ(笑)

>宝石の名前が付いた人型。
>割れても治されて。

これが宝石ならではの設定で、今までにない斬新さ。
で、他の近いタイプの宝石と融合したりする。
これを斬新と見るか、何かようわからんわ、と見るかで評価が分かれそう。

>月からの敵は、かぐや姫を迎えにきた天人のイメージw

これも「かぐや姫の物語」のラスト近くで、姫を天界に連れて行く存在に近い。
悪の存在を、仏さんのイメージで描くところが、意味深。

とにかく謎が多すぎて、いったいこの話をどう収容するのか、興味はつきませんわ。
一応、人間世界が崩壊したあとの未来の話という設定らしいので、この大風呂敷というか宝石の国と人間世界がどうつながっていくのか、納得のいく展開を期待したいです。
【1094】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年11月08日 15時13分)

宝石の国、アニメあるんですね。

3話くらいまで観ました。

絵はイマイチ好きじゃないな〜。

で、出て来るのは、宝石の名前が付いた人型。

割れても治されて。

一番の強度を誇るのはブラックダイヤモンド。
ダイヤモンドは強いけど、攻撃を受ける向きによって弱い。

月からの敵は、かぐや姫を迎えにきた天人のイメージw

ギャオで無料で観れましたw
【1092】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年11月03日 17時08分)

みゆりんりんさん。ども♪

『花咲舞が黙っていない』
原作は読んでないけど、ドラマは2シリーズとも見てました。
池井戸氏原作としては、一話完結で比較的軽めの(?)お笑いありの肩肘張らないドラマだったので、楽しんで見ていました。
新作、短編集なのですか?
>今作はますますスケールが大きくなり、半沢並の力の入り様(笑)
それとも、ということは、もしかして長編?
テレビドラマ化十分ありそうな感じですね。
大人の事情がからまなければいいのですけれどね。

>宝石の国
>めちゃめちゃファンタジーアニメですやんw
>進撃の巨人つうより、キレイなイメージなので、ギルティクラウン寄り?

たしかに紹介されている作品に近いですね。ネットで絵を見る限りでは宝石の国の方がファンタジー色が強めな感じはします。
だって、今のところ人間は登場しないし(笑)
この手の作品は、世界に入っていけるかどうかでほぼ決まりますね。
けっこう原作に忠実に、というか原作で分からない部分がアニメになったことでよりわかりやすくなっています。このアニメがさらなるファンを呼ぶことは確実ですね。
というわけで、もしかして進撃〜みたいにブレイクするかも?
と今後を見守っていきたいです。
8巻目がもうすぐ発売されるようなので、続きが楽しみ♪

>買ったら意地でも読む(笑)
正解です。タイミングをのがせば、読まない可能性大です。
熊楠さんの紹介で「砂漠」(伊坂さんの小説)も買ってから数年たって読みましたもの。

>>ともあれ、15年前の本なのにすんごくきれいな状態ですわ。
>箱に入れてるなら新品同様だけど、本棚だと外装が汚れません?
>ピチピチ立ててるなら、真上とかがね。
そういえば、上部が茶色の点々がまぶしてあるなあ。でもそれ以外は本屋においといてもおかしくない状態でありんす。

ああ、ワタクシが今読んでいる小松左京氏の「こちらニッポン」が残り100ページをきりました。あと1週間くらいで読めますかどうか(苦笑)
【1090】

宝石の国(1)  評価

ゆさみん (2017年10月26日 23時53分)

「宝石の国」(市川春子・著 アフタヌーンKC1〜7巻 講談社)

先日、息子がレンタルマンガを借りてきた。
何でも、最近始まった「宝石の国」なるアニメがファンの間でえらく話題になっていて、その第1話をネットで見たらとても気に入ったらしく、現在出ているコミックスを全部借りてきたというわけである。

どれ、じゃ、私にも貸してみ。

というわけで読んだ。

なんじゃこりゃ。

第一話を読んでみるが、意味不明である。
何がどうなっているか、全然わからない。
Zガンダムの第1話をみた時のような感じを抱いた。

状況説明だとか、登場人物(といってもこの話には人間は登場しない。擬人化された宝石で作られている性別不明の人型生物が登場するだけである)を読者にわかりやすく示していくという構成ではない。ナレーション的な説明も一切ない。

だから世界観に入っていくのは、特にマンガを読み慣れていない人にとっては難しいと思う。

最初の部分を数回読み、さらにアニメの第1話をみて、やっとこさ理解した。(同時に、アニメの制作スタッフはよくぞここまで具体的なビジュアルにまとめたな、と感心した)

ウィキペディアによるとこういう説明がある。

遠い未来、その者たちは「宝石」になった。過去、「にんげん」が存在したと伝えられる世界。地上の生物は海中で微小生物(インクルージョン)に食われ無機物となり、長い年月を経て、その無機物から宝石の体を持つ人型の生物が生まれた。28人の宝石達は、自身を装飾品にしようと来襲する月人(つきじん)との戦いを繰り返していた。
宝石達の中でも特に脆く戦闘に出られず、秀でた才のない主人公で最若のフォスフォフィライトは、「博物誌」の制作を仕事として与えられ、不本意ながらも活動を始める。

上記の説明を読んでも、たぶん実際のマンガが想像できるという人は少ないと思われる。
こういう話なので、マンガはとても幻想的な描き方になっている。独特の幻想的な描き方に、美術関係の下地がある方なのだろうなあ、と思っていたら、やはり美術関係の大学出身だった。私は、高野文子氏のマンガと共通するものを感じたのだが、市川氏もやはり影響を受けた漫画家に高野氏をあげているようである。

ジャンルで言えば、SFファンタジーということになるのであろう。とても荒唐無稽な設定だが、それゆえに世界観がきちんとしてないと、説得力がなくなり自己満足な話になってしまう。「進撃の巨人」がそうだったように、だんだん謎が明らかになっていくのであろうが、「宝石の国」も奥深い設定があることが感じられる。作者はかなり世界観構築に時間をかけて描いていることであろう。

そうしたことをふまえた上で読んでいくと、けっこう面白い。
【1089】

宝石の国(2)  評価

ゆさみん (2017年10月26日 23時51分)

独特の世界観と独特の画風をもったマンガである。
だんだん読み進めていくと、話も予想を超えた流れになっていくし、正直、読者をかなり選ぶマンガになっていると思う。
今回、ストーリーの流れを説明していないが、これは説明がかなり難しく「読んでもらうしかない」と思うからである。(上のウィキペディアに出ている設定を読んでも、よくわからないでしょ?)

というわけで、マイナーなマンガであるが、今回アニメが評判となっており、もしかするとすごくブレイクするかもしれない。(アニメも2話分を見る限りだがとても丁寧に作ってあり、マンガより具体的でわかりやすい。女性が特に好きそうなアニメになっている)
そういえば、かつては「進撃の巨人」が登場した時も、一部の人たちが「すごいすごい」と言っていたのが、アニメ化でブレイクした例もある。

深入りしていくごとに、ハマっていく要素をもっているマンガである。ちなみに20歳の私の娘も、夢中になり、改めてコミックスの全巻を買い求めている。

はじめは作者の文法を理解するのに苦労するかもしれないが、そして読者を選ぶマンガであるが、注目に値するマンガである。興味を抱いた方はご覧あれ♪
【1084】

ヴィジット  評価

ゆさみん (2017年10月08日 10時59分)

ヴィジット The Visit (2015年)
監督・脚本 M・ナイト・シャマラン 

期待を裏切り続けてきた「シックス・センス」のシャマラン監督の最新作。
シャマラン監督については「アフター・アース」でそれなりに語った。

アフター・アースの感想を一言で言うと「期待外れ」
この映画、予算をかけた割には、ちまたの評価もかんばしくない。

それでもなお、シャマラン監督となれば、やはり気になる。
今度こそ、シャマラン印の面白い映画が観たい。
ネットでは、最近のシャマラン監督らしくない(?)面白い映画になっている、とのこと。

これは観に行く価値はあるかな。
というわけで、本県では全国より遅れて公開。しかも2週間限定ながらも映画館に足を運んだ。

今回の映画、それまでの大作では無く、低予算映画であり、どっかで観たようなハンディカムで撮った(ように見せている)映像で構成されている。「ブレアウィッチ」路線ね。

ストーリーは・・・(以下、ウィキより)

シングルマザーに育てられている15歳の姉ベッカと13歳の弟タイラーは、祖父母から休暇を利用して遊びに来ないかとの誘いを受ける。
2人はペンシルバニアの祖父母の家で1週間を過ごすことになる。初めて対面する祖父母に最初は緊張したものの、優しい祖父母と美味しい料理に2人は大喜びし、すっかり意気投合する。
ただ、祖父母からは、「楽しい時間を過ごすこと」、「好きなものは遠慮なく食べること」、「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」という3つの約束を守るように言い渡される。
しかし、夜中になると、家の中には異様な気配が漂い、不気味な物音が響き渡る。それに恐怖を覚えた2人は、開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまう…。

観た感想はというと・・・

まず、2度ほど絶叫した(笑)
1度目は、コアイ人がいきなり画面に出現シーン。
2度目は、潔癖症の男の子の顔に○○○が押しつけられるシーン。

ちなみに、絶叫の意味合いは異なる。うわ〜、心臓に悪いわ・・・
んで、一言で言えば、怖くて面白い映画であった。

ネタが分かったあとで考えてみれば、そんなにホラーってわけではなく、お金がかかっていないので宇宙人のしわざとかSFに逃げるんでもなく、単純と言えば単純な仕掛けの映画である。冷静に考えてみれば、登場人物の思考や行動に無理もある。
よって、ケチをつけようとすればつけられる。

しかし、観ている間は映画に入り込んでドキドキハラハラされられた。
ハンディカムの手法って、斬新ってわけではなく、逆に制約も多いだろうが、その中でうまく演出がなされている。尋常では無い不気味さが伝わってきた。
物語の中核となる仕掛けには、私は途中で何となく気づいていたけれど、それでもやはり楽しめた。

シャマラン監督って、低予算で好きに撮ってもいい、という形で映画を製作する方が向いているんじゃなかろうか。
是非、家庭で観る場合は、電気を消し静かに観ることをオススメする。

一つ、忠告。
この映画、シックス・センスじゃないけれど、ネタを話してしまっては、映画を観る面白みがなくなるので、ネットでのネタバレ説明は絶対に読まずに映画を観るべし、と言っておこう。
【1083】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年10月08日 11時01分)

ああだこうださん、どうもです。
「ヴィジット」おおお、見ていただいて感想送って下さりありがとうございます。

>ローティーンの姉弟が主役設定
>非常に新鮮でした
>ハンディカメラの映像をつなぎあわせながら実際の映画も進行する

これは多分に、低予算映画ってのが理由の大部分ではあると思います(笑)

>床下の鬼ごっこのシーンなど手ぶれや狭い視野が逆にバツグンの効果を生む
>ほんとに、うまい!
>状況がだんだんわかってくる過程が、とても巧妙でち密(伏線も多い)
>子供たちがそれぞれ抱える問題も、ラストで一発逆転を生む仕掛け
>爺婆の真実が分かったときの恐怖のラストといいほんとすごい映画でした

低予算がゆえに、どうしたら無理なく話を構成するのか、どうしたら効果的な演出となるのか、シャマラン監督がアイデアと演出を練りに練った映画といえるでしょう。

で、これで再評価されて「次の映画、ちょっと予算出すからいけ〜〜」
って作った映画が「スプリット」

>何だかなあ、でした

まあ、いつもの(?)シャマラン監督らしい流れではあります(苦笑)

※ちなみに1年半ほど前に、このトピで紹介した私の文章を上に再度のせておきます。よかったらお読み下さい。
【1082】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年10月08日 11時13分)

みゆりんりんさん、どうもです。
「あきない世傳」4巻、読了されたようですね。
面白かったでしょう?
何? 2回読んだ? すごいなあ。
>みんなが想像する事をバッサバッサと切り捨て、一番しっくり来るパターンに持ってったw
「おお、そうくるか」「その手があったか」
ファンとしては、納得の展開ではありましたね。
>早く次が読みたい。
>クソ真澄屋め〜(怒)
ね?
強烈な引きがあるって言ってたでしょ(笑)
私の職場の方に、私が買った「あきない世傳」を貸して読んでいる方がいるのですが、4巻目が出たから「読み終わったので貸しましょうか?」って言ったら「本屋で見かけて、我慢できずに買っちゃった」と言われました(笑)
半年待つのは長いですねえ。おたがい首を長くして待ちましょう。

ああ、それと電子書籍ですが、できれば軽めの作品を入れとくとスイスイ読めますよ。
ちょっと前だと、赤川次郎氏の作品とかね。
近藤史恵氏の自転車ものとかもスマホには向いてそうですね。(もうお読みのようですが)
スマホ買われた際に、上記のような作品を入れといて、隙間時間に読むといいと思います。まあガラケー7年であれば、そろそろスマホデビューも近いかな?(笑)
【1081】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年10月07日 08時13分)

おはようございます。

あきない、2度読み終わりましたw

立て続けに2回読める小説は中々ないです。

面白い!
早く次が読みたい。

クソ真澄屋め〜(怒)
【1080】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年10月02日 20時00分)

こんばんは

『ヴィジット』見ました!

ローティーンの姉弟が主役というのも
今風のハイテク機器を使いこなす彼らが
映画を自主制作する中で物語が進行していく設定も

非常に新鮮でした

ハンディカメラの映像をつなぎあわせながら実際の映画も進行する

床下の鬼ごっこのシーンなど手ぶれや狭い視野が逆にバツグンの効果を生む
ほんとに、うまい!

家出して20年間音信のなかった親元に2人の子供だけを1週間預ける
初めて会うおじいちゃん、おばあちゃん

優しくて大歓迎を受けるのですが、なんか変?
老人性のボケや病気なのかと思うが、そんなレベルではないことが・・・

状況がだんだんわかってくる課程が、とても巧妙でち密(伏線も多い)
子供たちがそれぞれ抱える問題も、ラストで一発逆転を生む仕掛け

爺婆の真実が分かったときの恐怖のラストといい
ほんとすごい映画でした
教えていただいて感謝です

同監督の今年観た「スプリット」は何だかなあ、でしたが
これは、いい、凄くいい


では、簡単感想まで
【1078】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年09月27日 23時01分)

こんばんは。
みゆりんりんさん、ども♪

スマホ再び使いはじめたら、手元にあるとやっぱ使っちゃいますね。
ほとんどがラインのメールとネットニュースと電子書籍ですが。

>10日くらい本を読んでません。
私もですわ。
紙の本は読んでいないけれど、空き時間に電子書籍の小説を読んでいる。

こないだは1パチに行ってて、台のあまりの静かさに、スマホ出して小説読んでた。

ちょっと前なら、パチやりながらスマホいじっている方を見るとこう思ってた。
「わざわざパチ屋にきてるのに何やってんだ。パチンコ楽しむことできんならさっさと家に帰って一人でゲームでもしとけ」

まさに自分がそうなっており、いやはやお恥ずかしい。
しかも、そういう時って大抵負けます(苦笑)

いやはや何とも。


でもやはり力のある小説は、スマホでもグイグイ先が読みたくなりますわ。
こないだ読んだ「スロウハイツの神様」(辻村深月・著 講談社文庫)はそれなりの長さだったけれど、読まされてしまった。
10年くらい前で、氏が直木賞取る前の作品だけれど、氏の小説をさらに読みたい気持ちにさせられました。

みゆりんりんさん、そろそろ「あきない世傳」の4巻目を読んでいるころかな?
【1076】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年09月18日 11時50分)

こんにちは。

昨日は台風直撃で、午前中は家の中でじっとしておりました。
ごうごうと風が吹く中、しばらく静かになって、また再び強い雨風が吹いたのは多分、台風の目が通過したと思われ・・・
県内各地で避難がなされたけど、私の地区はそれほど影響が無かったです。
けれど、ちょっと離れた地域の義兄からは木が根元から抜け、となりの木に引っかかっている様子の写メが送られてきました。
家に引っかからないでよかった、と言っておりました。
「今日はチェーンソーの出番やな」と義兄。
ご苦労様です。
被災された方々の復旧を祈ります。


みゆりんりんさん
ども♪
このまえ、テレビで「胃がんの対策」みたいな番組やっていて、ここでも第一は「ピロリ菌の有無を調べる」ってことが言われていました。
機会があったら検査をオススメします。
ところで、最近、ガラケーからスマホに変えました。
3年ほど前にスマホを使っていたけどガラケーに戻したのね。高額の使用料を払っている割に必要性を感じなかったから。
でも、それなりにガラケーも費用がかかっているようで、格安スマホの情報を調べたらスマホの方が安いことを発見。よって再びスマホに変更。毎月、大体本体価格の分割を含めて3000円ちょいくらい。おおー安くなったもんです。
で、空白の時間。電子書籍に時間を使っています。ゲームとかしないもんで。
これってけっこう便利ですね。
ちょっと空いた時間で読書できるってのがいい。
軽い読み物を中心に読んでいこうかなと思っております。
【1074】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年09月10日 23時13分)

ああだこうださん、ども♪

>「悦ちゃん」録ってありますよ。
>家のは今季これが一番面白いと言ってます
奥さん、お目が高い(笑)

>「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」「PTAクランパ」「北斗」「プラージュ」
「PTAクランパ」以外は録画してあるけどまだ完全には見ていません。
「PTAクランパ」はちょっとしたら地上波で放送するかな?
「北斗」は家族で第一話を見ていたら、主人公の小学時代のあまりの悲惨な状況が息子(19歳)にはショックだったらしく「こんなドラマのどこが面白いんだっ」とキレられ、以後続きを見ていません。ドラマを見ていて息子がキレるなんて滅多に無い。もうちょっとしたら息子がいないときに続きを見よう(苦笑)

>「純と愛」嫌な気分にさせられるドラマでしたが、最後まで目が離せなかったのは事実
たしかに。以後、私も朝ドラはまともに見ていないもんなあ。

>シャマラン監督の「ヴィジット」これ観てない!
作品としては「ドント・プリーズ」の方が上でしょうが、そして終わってみると単純な話なのですが、最後まで見せます。何かありそうな気色の悪い演出が久々のシャマラン監督らしさを感じさせます。

「スキップ・トレース」
多分、これもテレビで見たらあまり面白く感じないかも?
「ダイ・ハード2」「クリフハンガー」みたいなお金かけている感じはあんまりないけど、その分ジャッキーをはじめとする俳優のアクション&ときどき入るコミカルな笑いで見せます。

ちなみに「クリフハンガー」は映画館でも見ましたが、家でプロジェクターと5.1chシステムを構築して初めて家のスクリーンで見た映画であります。
オープニングで登攀に挑むスタローンの周りをヘリコプターがぐるぐる回るのに合わせて5.1chシステムのスピーカーから音が回りこむように聞こえてくるので「すげ〜」と感心した覚えがあります。やはり「クリフハンガー」は大画面で観てナンボのもんだなと思います。
【1073】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年09月10日 20時05分)

こんばんは

すっかりあきっぽくなってきました(季節のことです)
夜になると虫の音がうるさいくらい

「悦ちゃん」録ってありますよ。
家のは今季これが一番面白いと言ってます
ユースケ・サンタマリアいいですよね

NHKはかなり質の高いドラマを時々放送しますね
前季の「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」は傑作だったと思います
BSでやってた「PTAクランパ」(松平健)も好きでした

ドラマWでは、再放送の「北斗」がかなり良かったです。
今やっている「プラージュ」(星野源)もまあまあかな

>遊川氏の脚本は「純と愛」がいまいちだったからなあ。

嫌な気分にさせられるドラマでしたが、最後まで目が離せなかったのは事実
このところのうすーい朝ドラ(途中で脱落)よりは良かったのかな

遊川脚本もこのところ、嫌みな展開から変化しているように思います。
柴咲コウの「○○妻」は典型的酷くて救いようのない話でしたが
次の「偽装の夫婦」は酷い展開からも最後は救いようのある結末

今回のカホコは、最終回の結末を見ないと何ともなんですが
「こんなのはじめて」「すんばらしいんだから」(毎回使われるセリフ)
高畑充希の代表作になると予感します

>シャマラン監督の「ヴィジット」の感想を聞きたいですね。

これ観てない!
今月のを予約しておきますね

>スキップ・トレース

予告編でちょっと面白そうかなと思ってました

>『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリン監督

どちらも映画館で観ましたよ。
特に、クリフハンガーは最初に見たとき、迫力満載ですごく面白かったのに
あとでTVでみたら、つまらない

なんでだろ

スクリーンの大迫力の魅力か

ダイ・ハードも一作目はほんとにめちゃくちゃ面白かったです

では
【1072】

スキップ・トレース(2017年)  評価

ゆさみん (2017年09月05日 22時32分)

スキップ・トレース(2017年)

監督
レニー・ハーリン 
出演
ジャッキー・チェン 
ジョニー・ノックスビル

75点。

9月1日の映画の日。
『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリン監督とジャッキー・チェンがタッグを組んだ作品ということで、見に行った。

香港警察の刑事とアメリカ人詐欺師の相性最悪なコンビが、なぜか一緒に追われる身となり、世界中を逃げまくるバディ・アクション映画。
おん年、63歳のジャッキー・チェン。いやあ、この年でよくアクション映画に出演するなあ。

ネットによると、ジャッキーの本領発揮といったアクションシーンとコミカルなやりとりがファンの支持を集め、なんとジャッキー映画史上最高のオープニング記録を樹立したとな。

肩の力を抜いて家族で安心してみることのできる映画であり、アクションながらも残酷なエグいシーンがまったく無い、まあジャッキー作品らしいエンターテインメント映画である。レニー・ハーリン監督も過去のジャッキーのテイストをよく理解した上での演出ぶりであると思う。相棒となるジョニー・ノックスビルも一癖も二癖もありながら憎めない役を好演している。

印象に残ったシーン。
祭が行われている中、ジャッキーやジャッキー達を追う一味が、階段で長い横棒を持つ女性の集団に行く手を阻まれるシーン。歌を歌って女性たちに評価されないと棒をあげられて先に行くことができないという設定。ジャッキーも強面の追っ手達も苦手な(?)歌を歌って許されて行く。シリアスなアクション映画なら、娘達が逃げ惑う、あるいは銃でドンパチして道をあけさせる場面となるところを、笑いをおりまぜながら進んでいく。

また、イヴ・トーレス演じる女性の追っ手ダーシャが強烈なパンチでジャッキー演じるベニーが盾にしていたマトリョーシカを割ると、中からサイズダウンしたマトリョーシカが出てきて、再度ベニーがマトリョーシカで防ごうとするも殴られて割られ、またサイズダウンしたマトリョーシカが出てきて…と繰り返した末、手のひらサイズになったマトリョーシカはダーシャに握りつぶされて粉砕してしまう…といったシーン。ジャッキー映画らしい名シーンといえよう。

やはり、ジャッキーはシリアスよりこういうコミカルなアクション映画がよく似合う。それでアクションに手を抜いているわけではない。エンディングは恒例の(?)NGシーン特集であったが、それを見てもジャッキーの体当たりの演技であることが分かる。63歳のジャッキーが今後どこまで動けるか心配でもあるが(そういえば前に「これでアクション映画としてはジャッキー最後の作品」と銘打った作品がなかったっけ?)こういう映画ならもっと見たいなあと思ったことであった。
【1071】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年09月05日 22時30分)

みゆりんりんさん。
「ピロリ菌」についてのお答えは、ああだこうださんがされてますね。
みゆりんりんさん当人が触れていますが、付け加えるなら、たぶんピロリ菌検査は、胃腸の疾患なしでは保険が適用されない可能性大。
薬も菌の保持者があまりにも多いので、「胃腸の疾患があってピロリ菌が影響している」と診断された人だけ保険適用になるんではないかと思います。よってピロリ菌があるだけで「除菌薬ください」でも保険がきかないと思います。
でも、ピロリ菌について知れば、現在胃腸は大丈夫でも除菌した方がいいよね、とも思います。少々お高くなりますが、検査してみていいかもですね。

歯について。
歯が入れ歯になると味覚が変わるともききますね。噛んだときの食感を楽しむもの(スイカとかスルメとか)なども自前の歯で食べるのとは違うみたい。

ちなみに、臭覚が失われるのもキツイみたいです。
「なにより食欲が激減したのは驚きでした(略)さらに意外だったのは性欲の衰えです。女性の髪の匂い、化粧の匂い、肌からのぼる匂い。どれも男を駆り立てるというのに私には全く無意味なものになったのです」(脚本家・早坂暁氏が交通事故で嗅覚を失った経験を語る)

ホントに健康には十分気をつけたいものですね。出来るところは出来るだけケアしたいものです。
「あきない正傳 4」
たぶんあっという間に読まれるでしょうから、早く返却してくれればもう読み始めてますかね。
【1070】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年09月05日 22時30分)

ああだこうださん、ども♪

たしかに最近、ドラマで面白い!と思えるのが少ないですねえ。

WOWOWのドラマも最近はイマイチの感。
「宮沢賢治の食卓」(鈴木亮平主演)がそこそこ面白かったくらいで、あとはう〜んって感じ。まだ録りだめていてみていないものもあるけど。

NHKの「みおつくし料理帖」は原作を読んでいないのなら楽しめると思います。原作を読んでいると「配役がイメージちがう」というところがありますからね。ストーリー自体の面白さがありますので、NHKらしい堅実なドラマ作りと相まってよく出来ていると思います。続編を期待したいですね。原作も是非。
それと「みおつくし」の後に放送されている「悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語」も私は個人的に好きですねえ。

昭和10年の東京・銀座を舞台としたラブコメディを21世紀版として大胆にアレンジし「昭和モダニズムあふれるお洒落なドラマ」
「中年男の恋に、嫌悪感を抱かれない人」「46歳になっても色気がある」との理由で、明るいキャラクターを持つユースケ・サンタマリアを主演に起用。フランスへ留学しフランス人の妻を持った獅子文六の「国際感覚」を念頭に「“洋”のにおいを出したい」と、フランス映画『アメリ』を意識したすべてをリアルに描くことなく「箱庭」感を引き出したポップでカラフルな美術と演出、鮮やかな色味の衣装、シャンソンをイメージした音楽など、斬新な映像作りが試みられている。
とウィキペディア。

たぶん、ああだこうださん、みていると思いますが、よく出来ていますよ。面白いです。

「黒革の手帖」は、原作が携帯・スマホが影も形もない頃ですから、現在の設定となるとちょっと苦しく感じるのは当然ですね。そしてまた、タイトルに出ている手帖を外すわけにはいかないわけで、苦心のほどがわかります。どうせなら、時代設定も昔のままでいいのになあと思ったりして。妻はこのタイプのドラマが好きなので、楽しみにみていますよ。
武井咲の和服姿は確かにイイですね♪(このコメント書いた後にまさかの結婚報道がっ!このドラマの後ではしばらく見られないかもですね〜)

「過保護のカホコ」は見ていないや。遊川氏の脚本は「純と愛」がいまいちだったからなあ。

「ジョン・ウィック」面白くないわけじゃないけど、どこか既視感あるし、たしかに見終わってみると何も残らないですね。

「ドント・ブリーズ」はほんとに傑作ですね。強盗に入った先が盲目の元軍人という設定も今までにない視点だし、オープニングの映像にクライマックス周辺の一部を切り取って観客に示すなど、演出の効果も効いています。

ああだこうださんには先月にWOWOWで放送されたシャマラン監督の「ヴィジット」の感想を聞きたいですね。
【1068】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年08月30日 19時04分)

こんばんは

みゆりんりんさん

>病院に行って『検査お願いします』って言えばいいの?

確かそれでOK
私の場合は、胃カメラで部分的にやられていた映像からピロリ菌の疑い(1)
→薬を1回飲んで除菌(2)
→1週間後ピロリが除去されたことを確認(3)

この(3)の方法が思い出せない。

尿か血液で簡単に調べられたはずです。
カメラをもう一度飲んだ記憶は全然ない

一般的には、50歳以上になると感染率が高くなるので検査したほうがいいでしょうが
みゆさんの年齢が定かではないので、まだ早い(胃潰瘍の自覚症状があれば別の話)のかも

因みに、昨日は初めての鼻から胃カメラでした。
比較にならないほど細いので、のどを通過するときは全然楽ちん

ただし、なんであんな狭い道を通過させるのか
そのために傷つけたり、鼻血ブーが結構あるらしい
それで、誓約書のようなものを書かされるので、かえって不安になりました
そして、緊張したままの受診だったので、ちかれた

カメラに映った自分の中身は、去年よりずっときれいになったぁ
これなら大丈夫
今年は、ストレスなくやっているという証拠なのでしょうかね


>昨日総入れ歯の同僚にビーフジャーキーをあげたら『噛めないんだよな〜』

総入れ歯って、いったいいくつの御仁?

入れ歯にすると、歯ごたえ等の食感がだいぶ失われるでしょうね
歯でしっかり噛めないとボケが進行するらしい(脳に刺激が伝わりにくいから)、と聞いたことがあります
自前の歯は、健康の大きな秘訣ではないかと思います。


では
【1066】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年08月27日 22時00分)

こんばんは、お久です

夏も終わりの気配、昨夕からさわやかな秋風ふう、虫の音がよく聞こえる
この夏は、天気が悪かったけど蒸し暑かった・・・というのは関東の話
西日本は猛暑続きで辛かったのでは?

さて、この夏は映画館へは1度も行かなかった
貯まった録画を見るだけで終わった感

「みをつくし料理帖」
原作を読みたくなりました

「黒革の手帳」
武井咲の着物姿がうつくしい、8頭身姿が今どきか
今更、手帳に大事なことをメモるってどうなんだろう
手描きの古い情報が、どんだけ役に立つというのか

「過保護のカホコ」
夏ドラで唯一ほぼリアルタイムで毎週楽しみに見ていたドラマ
変人ぞろいの例の遊川脚本ですが
回を追うごとに、加穂子の純真さが愛おしく思える
それも、高畑 充希の演技力、表情の変化自在さに尽きる、すごい

あとドラマWも見たが、記憶からも消去されたみたいですw

その他観た映画

「愛を読む人(THE READER)」
前半、青い○○風の思春期ものではじまり
途中からぐいぐい引き込まれていきます。名作
これも、ケイト・ウィンスレット(老け具合といい)に尽きます

「ジョン・ウィック」
こういうのは、見た目のアクションのみで何も残らない
同系統だろうけど「96時間」の方が数段上

「ドント・ブリーズ」
WOWOWで録画、今年観た映画ではこれが最高ですかね
冒頭と終わりの15分以外は、サスペンスに満ちた老人の家での展開
初めに、家の中をカメラが行ったり来たりして映すシーンが今後の展開を示唆する
よく出来ています


あと、ピロリ
名は可愛げでも、悪い奴ですよね
私も、4年くらい前に、ピロリ陽性とでて、除菌しました。

翌年、人間ドックで胃カメラ検診したら、胃はいいんですが、食道に炎症がありました
早め早めに対処しておけば、心配は少ないと思いますよ。
今年は、2日後に初の脳ドックを受けます
オーノー!という結果にならないよう祈るばかりですw

では
【1065】

あきない正傳 金と銀 貫流編  評価

ゆさみん (2017年08月25日 23時50分)

高田郁著「あきない正傳 金と銀 貫流編」を読んた。

シリーズ第4巻で、主人公・幸(さち)が五鈴屋の中心として存在感を増していくシリーズも中盤のはじめあたりにさしかかった。

主人公が苦境を乗り越えて成長する展開は、高田氏のシリーズ小説のパターンであり、ファンであればおなじみである。
にもかかわらず、ファンが離れず新刊を心待ちにしているのは、高田氏の人物造形が上手いこと、読んでいて自然と江戸時代の知識(みおつくしでは「料理」と料理店のランク付け等、あきない正傳では商家のしきたりやしくみ等)が身につく点、そして、なによりもそのストーリーテリングが巧みなことゆえであろう。刀が登場しなくて、武士がこれほど登場しない時代小説のシリーズもあまりないであろう。時代小説として特異な位置をしめながらベストセラーを連発し続ける高田氏の凄さは、特筆に値すると思う。

だがまあ、たぶん「あきない正傳」よりはまだ「みおつくし」の方がファンが多いかもしれない。「あきない正傳」はけなげな主人公が成長する話である点で「みおつくし」と同じパターンであるから、やはり前作の「みおつくし」が上であろう。また、「あきない正傳」では主人公の恋物語の要素が薄い。「あきない正傳」で幸は妻となるが、ドラマチックな「あこがれの人」などは登場せず、話を引っぱるのは商いの展開にしぼられる。
「みおつくし」シリーズのあとの「あきない正傳」シリーズ。
アニメで言えば、「マジンガーZ」のあとの「グレートマジンガー」みたいなものといっていいかな?(ちょっと強引? 笑)

とはいえ、相変わらずの展開のおもしろさであり、主人公がふりかかる困難をいかにのりこえるか、ファンとしては読後、はやく続きを読みたい衝動にかられる。

第4巻の貫流篇。
未読の方のために、ストーリーには触れないが、2番目の夫が出て行ったため五鈴屋の「お家さん」の地位は無くなることになり五鈴屋との関わりは一体どうなるのか? と思ったら、なるほどそうなるのね、と(ある程度想像をしていたが)いう展開であり、ある程度波乱もなく進んでいるなあ、と思ったら、ラストにまたまた強烈な引きが待っていた。
「ええ〜、どうなるの?」
あと半年待たないといけない。つらいなあ。
【1064】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年08月25日 00時34分)

みゆりんりんさん、ども♪

>ゆさみんさん、検診引っ掛かった?
検診じゃ無くて、寝ている時に胃から消化物が逆流してきて「うぇっ」となることが何度か続き「逆流性食道炎」かなと思い、病院に行ったら
「胃カメラで見てみないとわからない」と言われ、見てもらった次第。
そしたら、逆流性食道炎に加え、胃潰瘍と十二指腸潰瘍、ポリープと見つかった。わあ、大漁だぁ(苦笑)
ピロリ菌が影響している可能性大ということで、これをやっつける薬を処方されたんです。
何でも50代の半分以上(80%くらい)がピロリ菌を持っているそうな。
で、胃がんになった人をみると99%がピロリ菌があった事実がある。
ということは逆に言えば、ピロリ菌がなければほとんど胃がんにはならないということでせっかくの機会なので除菌薬をもらうことに(ちなみに「ピロリ菌をもっているので薬を処方してほしい」と行っても保険は適用されない)なったのであります。
ピロリ菌は血液検査で分かるので、みゆりんりんさんも機会があったらら検査をしてもらった方がいいかも。
ただ除菌薬はけっこうキツイ薬であります。酒が飲めない、気分が悪くなる、人によっては発熱したり味覚異常が見られたりします。ううっ。

>私も初めてイエローカードを頂いたw
>総コレストロールがFだって〜(笑)

お互いトシということですな(笑)
しばらく油分を薄めたものを食べましょう。

>でも端折って『何で?』ってひたすら前後左右ビックリしたのは『フォックスと呼ばれた男』
>なんでフォックスと呼ばれたかを端折って、いきなりだった(笑)

「○○と呼ばれた男」というタイトルの映画は多数存在しますが、大体がなぜそうよばれるようになったのかは、後半で明かされる場合がほとんどですね。
ストーリーがすすんでいって、クライマックスを過ぎて「なるほど、だから○○と呼ばれたわけね」という流れですな。

>盛り上がりは無いけど、今の時代以降だとこういうの有っても不思議じゃ無いな〜むしろ欲しいって思う人居るだろうな〜って。

なるほどなるほど。現代的スタイルの小説ということですね。

>今『天山の巫女ソニン』4巻まで読了。
>阿部智里の烏シリーズで味をしめ、ファンタジーに浸かりたいと・・・

みゆりんりんさんって、シリーズ物が好きですねえ。
シリーズ物といえば「あきない世傳」の4巻目が出ましたね。
今回も、ドラマティックな展開。特にラストに強烈な引きがあります。
いやあ、あと半年待たないといけないのか、というのが残念。

>昔、少女マンガで有名だった萩尾望都。
>それの単行本?
>大喜びで飛びついた『ピアリス』

いやあ、これは是非読みたい。
リストに入れときましょう。
【1062】

銀魂(1)  評価

ゆさみん (2017年08月15日 23時00分)

銀魂GINTAMA (2017年)
監督・脚本 福田雄一 
キャスト
坂田銀時 - 小栗旬
志村新八 - 菅田将暉
神楽 - 橋本環奈
土方十四郎 - 柳楽優弥
沖田総悟 - 吉沢亮
村田鉄子 - 早見あかり
村田鉄矢 - 安田顕
平賀源外 - ムロツヨシ
志村妙 - 長澤まさみ
桂小太郎 - 岡田将生
エリザベス(声) - 山田孝之

70点。

さて8月1日。ファースト・デイである。入場料の安いこの日に何を見るべきか。
今回は、ちょっとだけトム・クルーズ主演の「ザ・マミー」が頭をよぎったものの、やはり「銀魂」だよねえ、とすんなり決めた。

なぜ、この映画なのか。
ジャンプを読まない銀魂のファンでもない私が、なぜこの実写版銀魂なのか?
理由は1つ。
当然「監督」である。
「変態仮面」「女子ーズ」を監督した福田陽一監督だからである。
この2作品は、私のツボにはまった。
ゲラゲラ笑い転げ、よくぞ一歩間違えば酷評されるであろう作品をここまで真摯に作ったな、と感心しきりであった。

しかし、私は福田監督の作品をテレビでしか見ていない。
実写版で、この監督の映画をぜひ見たいものだ、と思っていた。
しかもジャンプの人気マンガの実写化であり、上のキャストを見ていただけでおわかりのように凄い配役である。
言うことないではないか。
ということで見に行った。。

実は、この日は仕事を途中で休み、午前中内科に行き、胃カメラで胃の検査。ウェッウェッと涙とよだれを流しながら検査した
で、検査が終わってから映画を見に行った。昼1時からの上映ながら、何も食べていないわ、組織を切っているので胃に出血があるわ、気分がすぐれない。

その中の鑑賞である。

たぶん、周りの方は銀魂のファンなんだろうなあ。
夏休み中の「ファースト・デイ」ということもあり、人もけっこう多い。
ファンではない私としては、なんとなくアウェー感を感じてしまう(笑)
【1061】

銀魂(2)  評価

ゆさみん (2017年08月15日 23時05分)

さて、映画である。
やはりというか福田節全開であった。ここまでくだらないシーンを、よく笑えるように見せたなあ。そういう場面の連続であった。
たとえば、実写ならではのマイナス面を逆に笑いに転化する。エリザベスというオバQに似たキャラが出るのだが「実写になると着ぐるみ感が半端ねーな」みたいなセリフを主人公に言わせて笑いをとる。
「ワンピース」や「ガンダム」「風の谷のナウシカ」のパロディ、小栗旬関連か「信長ラプソディ」「ルパン三世」がらみのセリフを言わせたり、「ここまでやって大丈夫?」と観客に思わせるような(それもまた狙いなのだろう)シーンも多い。
一方、役者の性質を熟知したがゆえの演技のさせかたも上手い。佐藤二朗氏の演技など、相変わらず最高である。

簡単なようでいて、笑いをとるのは簡単ではない。いくらマンガで同じ場面があっても実写化するのは至難の業だ。
これは漫才師のシナリオを素人が同じように似せてやっても笑いがとれないのと似ている。
その漫才師がもつ独特の雰囲気とリズム、テンポと間の取り方、それらが上手くかみあってこそおきる笑いなのである。
マンガの雰囲気・リズムやテンポと間。これを実写に転換するというのは並大抵のことではない。
それを自然にやってのける(ようにみえる)のはスゴイと思う。

才能ある監督と当一流の出演者の作品に対する愛情や意気込みがあって、彼らがタッグを組んで全身全霊でぶつかって作り上げたであろう作品だろうということが分かる。

上映の最中、周りからはけっこう笑いがおこり、楽しんでいる様子がうかがえた。
終わったあとも面白かった、という雰囲気で温かい表情で笑いながら退場していく人たちが多かった。この様子を見る限り「原作を汚しやがって」「マンガの実写化なんてやはりダメだよね」という意見はそんなに多く出るまい。
原作ファンも納得する作品に仕上がっている作品であると思う。

面白かった。

ただ、私としてはやはりスクリーンで見る作品としては違和感が残った。同じ福田監督がつくったテレビ放送「勇者ヨシヒコ・・・」をそのままスクリーンで見たら、ちょっとこれって違和感あるよね、と思うのだ。
それと同じような違和感があるというか。
うまく説明できないのだが、テレビと映画の違いをうまく克服できていない気がする。

舞台出身の三谷幸喜氏は舞台やドラマ作品は面白いが、映画ではちょっと無理があるよね、という部分があるでしょ。

それと似たような感じを持ってしまうのだ。

その分をふくめて、70点という点数になった。


※胃カメラの結果。
胃潰瘍に十二指腸潰瘍、逆流性胃潰瘍にポリープまであり、胃がかなり荒れているとな。
これだけ荒れているのは、ピロリ菌が悪さをしているかもしれない、と言われ組織を取り、検査に回すという。結果は一週間後。検査をしただけのことはあったね、と言われたが、複雑な気分。
刺激物など少し、食べ物を節制しなくてはならなくなった。つらいなあ。

追記
組織に悪性腫瘍を疑うようなものは見られず(ほっ)
ピロリ菌はどっさりあった(測定不能なくらい)
除菌の薬をもらったが、1週間はお酒は禁止とのこと。
またまた、つらいなあ。
【1058】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年08月06日 16時05分)

みゆりんりんさん。ども♪
「22年目の告白 私が殺人犯です」
私も妻と二人で見に行きましたよ。
大方、ああだこうださんと似たような感想を持ちました。
映画自体は韓国映画のリメイク作です。もとが韓国映画らしく殺人の場面がエグいなとは思いました。
みゆりんりんさんが読まれた小説版は、韓国の原作小説ではなく、日本の映画の脚本からノベライズしたもののようですね。
あの映画を小説にしたら確かにスピーディーな展開で、どんでんがえし的な場面もあり、一気読みの面白さはあることでしょうね。
映画については、わたしの部屋の【1041】で書いていますので、是非読んで下さいませ。
【1057】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年08月06日 16時02分)

どもです♪

ああだこうださん。

「ツイン・ピークス」はまってますねえ。
私も、日本で当時話題になっているのは知っていましたが、そしてちょっとだけ見たけれど、何か雰囲気が私にあわないなと当時思ったのと、連続ドラマということでずっと続けて見ることがめんどくさかったので、見ないままでおります(笑)。友人がラストの情報を詳しく語ってくれたので、見る気が失せたというのもあるかな。
今、見ると見方が違ってくるかもしれませんね。

「聲の形」は私は週刊連載の時からリアルタイムで見ていました。(もちろんパチンコ店に置いてある雑紙コーナーね)少年誌にこんなの載せていいの?と思いながらシビアな展開と独特の表現方法(顔の×印)に感心しながら見ていました。アニメも評判良いようですね。作品内容から大ヒットはしないまでも長く残っていく作品であろうと思います。映画版、機会があったら見てみたい作品です。

昔のDVDがそんなに安くで売ってあるんですね。そういや、こないだ友人が貸してくれたヒッチコックのイギリス時代の作品DVDは「1枚100円で山積みになっていたので買った」と言っていました。「100円?!」レンタルの旧作を売っているんでなく、販売用ですよ。ああだこうださんが買ったのと同じく著作権切れということでしょうが、ついにここまできたかとは思います。「汚名」「レベッカ」おお名作ですねぇ。

「ドント・ブリーズ」楽しみです。
そういや、WOWOWでこないだ見た「ダンサー・イン・ザ・ダーク」切ない名作でしたなあ。
【1056】

ワイルド・スピード アイスブレイク(1)  評価

ゆさみん (2017年08月06日 16時00分)

ワイルド・スピード ICE BREAK The Fate of the Furious / Fast & Furious 8 (2017年)

監督 F・ゲイリー・グレイ 
出演者
ヴィン・ディーゼル
ドウェイン・ジョンソン
ジェイソン・ステイサム
ミシェル・ロドリゲス
タイリース・ギブソン
クリス・"リュダクリス"・ブリッジス
スコット・イーストウッド
ナタリー・エマニュエル
エルサ・パタキー
カート・ラッセル
シャーリーズ・セロン 

80点。

だいぶ前に公開され、上映がもう終わってしまっている映画である。私は公開直後に観た。
主演ヴィン・ディーゼルで、シリーズものの「トリプルX再起動」を3月にコメントした。よく出来た作品ではあるが、知名度とプラスアルファ的な要素が少なかった(他のアクション映画には見られない「トリプルX」だけの美点が見つけられなかった)ということで「トリプルX再起動」は私としては「70点」となった。

で、主演ヴィン・ディーゼルで、「ワイルドスピード」シリーズ8作目が、2007年の4月に公開。
7作目より観客動員は好調な滑り出しをみせ、「トリプルX再起動」とは対比的なヒットとなっている。上映も私の地域では2ヶ月くらいやっていたし。

オープニングはこんな感じ。(ウィキより)
キューバ・ハバナでハネムーン代わりのバカンスを楽しんでいたドミニクとレティ。そんなある日ドミニクはサイファーと名乗る女性と出会い、彼女から自分の部下になるよう申し込まれる。最初応じる気はないドミニクだったが、彼女にスマートフォンの「ある写真」を見せられると表情が一変する。
一方で仕事から離れ、娘との時間を送っていたホブスにも外交保安部から極秘任務が入る。その任務は大量破壊兵器とみなされる電磁パルス砲がドイツ・ベルリンの反体制派の武器商人たちによって奪われたため、独力で取り戻すこと。すぐさまホブスはドミニクたち「ファミリー」を招集し、ベルリンの敵のアジトに乗り込む。

ここから息もつかせぬ展開でドンパチあり、肉弾戦あり、カーアクションありとアクションが連続しといった感じである。
アクションの連続という点では、「トリプルX再起動」もすごいという点では似たようなものだ。

にも関わらず、「ワイルド・スピード ICE BREAK」に80点をつけたのは、なぜか。
【1055】

ワイルド・スピード アイスブレイク(2)  評価

ゆさみん (2017年08月06日 15時59分)

今作とトリプルXとの違いについてコメントを書いてみたい。
(1)ひとつはシリーズとしての力が明らかに「ワイルド・スピード ICE BREAK」のほうが優っている。片や10数年ぶりの新作で半ば忘れ去られている作品と、定期的に(?)公開され、ヒットを記録し続ける作品の力の差は歴然としている。

(2)また、ワイルド・スピードはヴィン・ディーゼルが主役ではあるが、チームとしてそれ以外の人物の個性も際立っている。それらの人物をドウェイン・ジョンソンやジェイソン・ステイサムといった主役級のスターが演じるわけだから、ヴィン・ディーゼル一人が引っぱるトリプルXと比べると、魅力という点で明らかにワイルド・スピードが上だ。

(3)個性が際立っているから会話も面白いし、ストーリーにも幅が出る。今回はチームの中心であるヴィン・ディーゼルが仲間を裏切るシーンがあり、一体バラバラになってしまった「ファミリー」は元に戻るのか、という展開の興味が尽きない仕掛けとなっている。
アクションも氷上を滑る魚雷を素手で方向転換させるとか、ビルから雨のように車が降ってくるとか凄いシーンが次から次へと繰り出され、アクションシーンの連続に見入ってしまう。

ラストはクライマックスのアクションのあと気持ちの良いハッピーエンドとなっている。チームが亡きポール・ウォーカーの後を引き継ぐんだ、という思いもあふれていて、じーんときながらも、あたたかい気持ちの余韻が残るラストとなっていた。
やはり、アクション映画ってラストも大事だね。

前回、「トリプルX」について述べた中で、私は以下のようなコメントをした。

アクション映画が行き着くところまで行ってしまったゆえの閉塞感みたいなものを感じる。アクション映画って、ハデハデ化やCGだけに頼っては、先行きは暗いだろう。

しかし、今作「ワイルド・スピード ICE BREAK」は、役者の個性やストーリーの魅力とアクションがうまく融合した作品といえる。アクション映画の未来を明るくしてくれる作品である。
【1053】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年08月04日 19時26分)

こんばんは

みゆりんりんさん

>藤原竜也、伊藤英明、多分キャスター役が仲村トオル。

そう、それです

>映画はハズレだったの〜?

そう、それです

というか、ストーリーそのものではなく、演出がうるさいのです。

元は韓国映画で、そのリメイクと聞いてましたが
原作の小説が翻訳されて出ているんですね

おまけに、藤原竜也が表紙って
映画の人気にのって売ってやろうという魂胆ですな

>ラストはマジで『そう来たか〜!』

実写と違って、こういう奇想天外なストーリーは小説向きでしょうね
図書館で見かけたら、読んでみようかな


数か月間、本を読んでなかったですが久々
宮部みゆき『荒神』読みきりました

出だしが読みずらく、1ケ月くらい停滞していたんですが
150頁を超えたあたりから、一気に引き込まれました。

夢枕獏の「大江戸恐龍伝」に似ていると言えば似てますが
ち密な展開と言い、ファンタジーでありながらミステリー仕立てになっていたり
さすが宮部みゆきでした

これから、ちと本も読めるかな


では
【1050】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年07月31日 06時28分)

ついに、レンタルやで「ツインピークス・序章」ゲット
第1話だけでも拡張版で1時間40分もあったのです。
これを見ないと、第1章につながっていかないはずですね。

さすがに25年も前のドラマで古さはあるけれど、独特の雰囲気と
多種多様な登場人物による複雑な人間ドラマの絡み合いがあって面白そう
観よう!

さて、あわせて借りてきたのが、昨年上映されたアニメ映画「聲の形」
結構評価の高い作品なので、期待して観ました

聴覚障害、いじめ、少年の自殺など、重いテーマながら、2時間半一気に見てしまいました

少なくとも大ヒットした「君の名は。」よりもこちらを映画館で見ておきたかったな、が最初の思いです。
典型的悪ガキの少年と聴覚障害を持つ転校生の少女、二人の「しょうちゃん」を軸とした
少年少女の人間模様と成長過程を丁寧に描いた作品

今の子供たちの抱える危うい人間関係をとてもまじめに描いています。
子供たちの抱える空気感とかいじめっ子がやがていじめられっ子になるとか
自分を変えようと思っても、そう簡単にはいかないとか
過去の罪を謝罪しようにも、そう簡単には受け入れられることはないとか

こういうまじめなアニメが受け入れられ、高く評価されることは喜ぶべきことでしょうね
一方で、「涙腺崩壊」(そういうコメントが多い)とか私には全く無縁でしたね。
あまりにも、大人の目線で見てしまったからでしょうか(如何ともしがたい)

それと、オープニングにThe Who”My Generation"をもってきたのがなんともいいです。
エンディングもaikoさんでGood

あらためて、2016年はアニメの大豊作の年であったことを思い知らされました


それと書店の映画DVDの安売りコーナーにて
白黒の映画が、ばら売りになって1枚なんと290円
「第三の男」が、「汚名」が、「レベッカ」が290円

レーザーディスクで買った時は、確か5800円くらいだったはずなのだが
こんなに安踏みされていいものかとさえ思う(が、よろこんで4枚も購入)
著作権切れということなのでしょうが、複雑な思いです。

あと、8月にはWOWOWで「ドント・ブリーズ」がオンエアされますね。
ドント・ミス・プリーズ

では
【1049】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年07月28日 23時35分)

ああだこうださん、ちょいおひさです。

> あまりの暑さに、3か月ぶりにパチ屋へ
ははは。
冷房の効いた仕事の時と、窓や戸を開け放した家での時。
我慢できずにパチ屋へ向かう気持ち、よっく分かります。
私も、パチ屋へ行ってパチをせずにマンガコーナーで時をつぶしたりスーパーで買ってきた弁当を休憩室で食べたりといった過ごし方をしています。

>また元の生活に戻らないと、いろいろと勿体ないと思うこの頃です
「元の生活」
さりげなく書かれたこの言葉が実感をともなって理解できます(笑)

>「私が犯人です」は観ました
>やはり、夫婦で見に行きましたが、二人ともなんだかなぁ状態でした
ですよねえ。
2時間スペシャルドラマだったら面白いかもしれないですが、映画だとちょっとアラが目立つ感じは否めないですねえ。

「メアリ」はけっこう厳しい評価もそれなりにあるようで、言われてみれば確かにそうなのですが「でも子どもの目線で描かれた良作アニメ」と私は思います。

でも、「メアリ」との比較で宮崎アニメの凄さをあらためて感じる作品でもあります。
【1048】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年07月28日 23時18分)

みゆりんりんさん、どうもです。

>スティグマータ
>レースに向かう姿勢、主人公の思考展開はいつも通りだけど、ちょっと事件的なものが含まれてたよ。

これって最新作でしたっけ。
カタカナの書名は、読んだ記憶がどうもあいまいです(苦笑)
確認の意味でも長らく行っていない図書館にでも久しぶりに行こうかな。

>『みかづき』森絵都
>読んでて驚いたのは、主人公の転換。

なるほど。
途中で主人公が変わるという流れなんですね。
森絵都氏のことであるから、構成を熟慮されての小説なんでしょうね。

>登場人物達に感情が沿っていく高揚感。
>生涯を教育にささげて、遺伝子的に受け継がれていく想い。

うん、これは読んでみたい小説ですね。
候補に入れておかなくっちゃ。

次の作品が控えているようですね。
「信長」は知りませんが(でもキワモノ的な伝記小説のようですね。でも面白そう)「後宮小説」は確か酒見賢一氏のデビュー作だったような。
小説は読んでいませんが「雲のように風のように」というタイトルでアニメ化されていた記憶があります。アニメは見ました。面白かったけど、ラストがけっこう重たかったような感じだけ覚えているなあ。
鳴り物入りのデビュー作で、後の活躍を彷彿とさせる伝説の作品ですね。
【1047】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年07月25日 15時04分)

こんちは〜。

みかづき・・・・読みましたよ〜。

塾に詳しくなったw

読んでて驚いたのは、主人公の転換。

読み始めて、普通はこの人が主人公だな〜と思うでしょ?

そう思ってた人が表舞台から消えて、隣の人に行っちゃう感じ。

こっちが本命だったのか〜と思うと、最初の人に戻り、ツートップか〜と思うと、もう一人出てきたりw

読み始めより後半が面白味を実感。
ちょっと力が入ってきて、登場人物達に感情が沿っていく高揚感。

生涯を教育にささげて、遺伝子的に受け継がれていく想い。

結構な読み応えでした。

ちょっと面白い閉架書を見つけたので、それにトライするつもり。

信長ーあるいは戴冠せるアンドロギュヌス
後宮小説

どんなもんでしょうかね〜(笑)
【1046】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年07月19日 21時13分)

こんばんは

関東以西は梅雨明けとか
もうすでに、関東は暑くて暑くてやってられないんだけどねぇ

北九州の豪雨に比べればまだ天国か
ゆさみんさんところは大したことなかったようですので良かったですね

このところ、映画から遠ざかっておりました
理由は、暑さのせい!

あまりの暑さに、3か月ぶりにパチ屋へ
甘北斗無双が4台も導入されていました

新台ではなかったけれど、別店で3月末に打ってた頃より良く回る
それ以上に、よく当たり、よく続いてしまい

先に負けた分以上に戻ってきました
次週になると釘が閉まりだし、結局8割がた戻入してしまいましたが

また元の生活に戻らないと、いろいろと勿体ないと思うこの頃です


それでも「私が犯人です」は観ました
やはり、夫婦で見に行きましたが、二人ともなんだかなぁ状態でした

とにかく、演出が不必要にうざいの一言

次に何を見に行こうか
「メアリと〜」見に行ってみようかな
目無しより目あり、とか


ところで、WOWで「ツインピークス」特集やってますね
最初の放送時には、ドラマなど全く関心がなかったのでブームになっていたことすら知りません。

監督が「マルホランド・ドライブ」のデヴィット・リンチだし、かなり興味はあったのですが
第1章から録画したのですが、観初めて分かったのは、その前があるってこと、「序章」(第1話)

これを見逃してしまったので、困ったなぁ
レンタルで見るしかないか


それと、youtubeにアニメ「カムイ外伝」全話がアップされているのでチャンスです。
これ、日曜の6時に放送されていたんですね
つまり、「サザエさん」の一つ前の放送ということ

原作も久々読んでみました。放送当時の26話分は、第3巻(愛蔵版)までで収録済み
その後、12巻まで続くのですが、あらためて大人の読み物だと感じ入る。
アニメの方も子供向けではないですね。

では
【1044】

メアリと魔女の花  評価

ゆさみん (2017年07月17日 22時53分)

メアリと魔女の花(2017年)
監督 米林宏昌 
脚本 米林宏昌
   坂口理子 
原作 メアリー・スチュアート  
出演者 杉咲花
    神木隆之介
    天海祐希
    満島ひかり
    小日向文世

80点

米林監督の「思い出のマーニー」が良かったので、公開を楽しみにしていた。で、公開直後に見に行った。
平日の夕方で、観客は20人くらい。
私がみたシネコンではたぶん最大人数がはいる上映会場だったので、この人数はちょっと寂しい限りではあるが、そういや「君の名は」公開時も最初はこんなものであった。(←あくまで私の住む地域では)
ほぼ特等席で鑑賞。
元ジブリのスタッフが制作した作品ということで、絵の動きと濃密な作画には圧倒されてしまった。

「ラピュタ」を彷彿とさせるどきどきはらはらのオープニング。
タイトルが出てから、イギリスの田舎の風景とおばあちゃんの家に引っ越してきたおっちょこちょいの少女の生活が描かれる。
あとで重要な役割を担うこととなる少年ピーターとの出会い。
少年の飼い猫を追って森へ入っていくメアリ。そこで見つけた「夜間飛行」と言われる花。この花が、実は魔法の花であり、その汁を箒(この箒はオープニングで少女が乗っていた箒である)につけてしまうと、箒が勝手に動き出し、空中を飛び、魔法の国へ運ばれていく。その魔法の国というのがとんでもないところであった・・・・

美しい映像と静と動のメリハリのきいたストーリーに途中で眠くなることもなく(おいおい)最後までスクリーンに釘付けであった。

すばらしい作品であった。

いろいろと文句をつけようと思えばつけられる。作品としての完成度という点で言えば、辛口の人はいろいろ指摘できるであろう。
たとえば、登場人物の掘り下げがいまいちだとか、ジブリの映画との類似だとか・・・(まあ、でも宮崎作品だってストーリーの破綻ってあるし、もとジブリのスタッフがほとんど関わっているので似ているのは仕方がないといえるけれど)
しかし、作品の圧倒的な熱量に押し切られてしまい、最後まで見させられてしまう。

私が感心したのは、メアリが魔法の国の校長マンブルチュークにとらえられたピーターを取り戻そうとするラストのクライマックスシーン。魔法の国との対決なので、当然メアリも魔法で対決するのかと思いきや、行く直前に魔法が使えなくなってしまい、魔法という武器無しで魔法の国に乗り組む場面。
一体どう対抗するの?という興味と、ピーターを取り戻したいという強烈な思いに突き動かされるメアリにビルディングスロマン的な要素が加わり、クライマックスを印象的なものにしている。
ラストで「夜間飛行」の花を「もう、いらない」と捨てるシーンにメアリの成長を見て、「良い映画を見たなあ」という気持ちにさせられた。
映画館を出て、映画のグッズ売り場に立ち寄ったが、こういう気持ちになったのも久しぶりだなあ。

このあと、観客動員がどう動くか気にはなるが、ヒットしてほしいなあ、とは思う。
ヒットしておかしくない作品だとは思う。
夏休みに観客動員がどんどん伸びることを期待したい。
傑作である。
【1042】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年07月13日 05時33分)

ゆさみんさん

やっと峠を越えたのでしょうか?
大したことなくて、何よりでした。

なんか最近の天候は激しすぎますよね。
暑さも例年以上って予想だったような。

いい加減にして!!って感じですよね。
【1041】

22年目の告白 私が殺人犯です  評価

ゆさみん (2017年07月09日 11時49分)

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年)

監督 入江悠 
脚本 平田研也
   入江悠 
原案 『殺人の告白(韓国語版)』より 
出演者 藤原竜也
    伊藤英明
    夏帆 
        仲村トオル 他

65点

妻といっしょに「二人の日」に観に行った。
なぜこの映画かというと、もちろん妻のリクエストによる。
基本、映画に二人で行く場合、よほど趣味が合わない映画でない限り、妻の希望を優先する。(こういったことをしているので、妻は日頃自由な活動を許してくれているのである)

予備知識は、映画館で流されるCMくらいである。
事件が起こった22年後に藤原竜也演じる殺人犯が「自分が殺人者である」と告白し、当時捜査していた伊藤英明演じる刑事たちを翻弄していく、というオハナシ。
妻は、こういうサスペンスがけっこう好きである。

殺人の告白をした犯人に対し、スター的に扱うメディアやそれに乗せられキャーキャーいう人々の姿に「いくらなんでもそういう扱いにはならないんじゃないの?」と思ったり(あとで原案は韓国映画であると知って妙に納得したけれど)「被害者の○○に当たる人物が××して△△になりすますなんてちょっと無理があるんじゃないの?」とか、ある人物の扱いがちょっと意味深だな、と思ったらあとで「やはりねえ」といった展開になるとか、ツッコミどころはある。
殺人の動機も「いくら過去にそういうことがあったとはいえ、だからといって連続殺人までしちゃうのかな?」と思うし、ラストも「さいごにこんなシーンも付け加えておけば意外性満載だよね」といった製作サイドのあざとい思惑が見て取れる。
しかし、まあそんなことを思わなければ(笑)意外な真実、意外な展開とドキドキハラハラの2時間を過ごすことができる。

このキャンペーンがあるからか、藤原竜也が犯人役をした映画「藁の楯」がテレビ放送されていたが、あれより出来は良いと言えるだろう。
ネットを見ると、平均星4つくらいで評判は良いようであるしね。

ただ、私としては、前述したツッコミどころもあって、何となく映画としての広がりが薄く、出来の良い2時間スペシャルドラマを見たような感想をいだいた。
よって65点。
【1040】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年07月09日 11時45分)

熊楠さん。
ご心配どうもです。
私が住んでいるところは、大雨と雷くらいで、そこまでの被害は出ておりません。ただ、北九州はホントにすごいことになっていて「明日は我が身かも」と思っております。
被害にあわれた方々のご冥福とご回復、復旧を祈ります。

レビさんは、福岡を拠点にしておりますので、そして復旧関係のことになるとお声がかかる仕事をされておりますので、今後は大変な状況になるのではないかと推察いたします。
レビさんについては、福岡版に自トピを持っておりますので、下を参照してください。
http://www.p-world.co.jp/community/keiziban2disp.cgi?mode=kiji&kiji_grp=1494&dbname=kyuusyuu/fukuoka

熊楠さんは、近隣の自然災害とかあるといつも気にかけてくださっていてありがたく思っております。
【1039】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年07月09日 11時43分)

みゆりんりんさん、どうも。
「コンビニ人間」については、佐藤優氏が著作「嫉妬と自己愛」の中でこういったことを言っていました。
数年前にこの本が書かれていたら、あまりの現実離れした内容に、見向きもされなかっただろうと。
しかし、賞を取ったということは、この本が変容した現代の一面を表しているものと感じられたからであると。

私やみゆりんりんさんからは、言ってはなんだけど「昔の感覚をもった」人なので、主人公やクズ男の思考や行動を理解しにくい。たとえば、主人公。そこまでコンビニを自分の生きる世界だと認識していたら、コンビニで働くことに対し他人から否定的な言い方をされたら怒りや悲しみの感情があふれてくる筈なのに、それは全然感じていない。自分の部屋でクズ男を飼う感覚も分からない。クズ男も・・・(以下、略)

しかし、それを「現代の社会ではありえる」とする人がいたから、この作品は現代の社会の一面を描いた作品と評価されたのである、と佐藤氏は指摘します。

私も「コンビニ人間」を読んでみゆりんりんさんと同じような感覚を持ちましたが、佐藤氏の文章を読んで、芥川賞ってそういう一面もあるのね、と思ったことでありました。

>>「恋雨」の絵は気に入りましたか?
>毛嫌いする程イヤだと思いませんでしたよ(笑)

ふふふ。男の人に人気のある絵柄っていう感じでしょ(笑)

みゆさんが挙げておられたマンガ家、全部絵柄を拝見しましたが、女性が見て「きれい」と思うような絵柄だと思いました。私が知っていたのは一条ゆかり氏だけでしたが。
私が持っているマンガ本で、いまちょっと自分のライブラリを見渡してみたら、みゆさんの好きそうな絵柄を発見。
花郁悠紀子(かいゆきこ)氏。
今から40年ほど前にデビュー。活動期間約6年で若くして亡くなった作家で、この人のことを知っている人は若い人ではもうなかなかいないかもしれません。私は、少女マンガのコミックスは多く所有していませんが花郁氏の本は「白木蓮抄(マグノリア)」「フェネラ」の2冊持っています。奥付を見ると死後26年経って出版されたマンガです。
今は亡きベストセラー作家「氷室冴子」氏も絶賛していたマンガ家であります。
良かったら、ネットで見てみて下さいませ。
【1038】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年07月07日 06時26分)

ゆさみんさん

雨大丈夫ですか?
近隣の県が酷いことになっていますね。

レビさんも大丈夫かしら?

本当に心が痛む映像で。
これ以上被害が拡大しないことを祈るだけです。

くれぐれも無理せずに、気を付けて過ごしてくださいね。
【1036】

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊  評価

ゆさみん (2017年07月09日 11時51分)

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(2017年)
映画公開日の初日7月1日の第1回目の上映を見た。当日は映画の日ということもあり、全席が埋まっていた中での鑑賞である。
こんなに人がいっぱいの状態での鑑賞は「ありの〜ままの〜」以来である。ポップコーンを食べる音に囲まれながら、今月公開される映画としては文句なく注目度No1であることを感じた次第。
パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズはたぶん全部見てはいる。テレビで何本か見て、1本は映画館で見ている。しかし、どれを見たかは覚えておらず、どの作品がどういうストーリーだったかもおぼつかない。ま、そんな程度である(笑)

で、本作の点数であるが、う〜ん65点。

このシリーズのファンにしてみれば、期待どおりの出来ではあろうと思う。
派手な見せ場は満載である。迫力の海戦シーン、CGでの亡霊と戦うシーン、笑いも随所にあり、恋愛や親子の愛情もあり、ラストは十戒ばりの海が割けるダイナミックな戦いが描かれ、見せ場てんこ盛りである。
ジャック・スパロウがはじめに登場する銀行強盗のシーンは銀行をまるごと引っぱっていくという、ど派手なシーンであり、スパロウがつかまってギロチンにかけられる場面も仲間が救出するのだけど、ゲラゲラ笑えるシーンにもなっている。どきどきはらはらの中でジャックのとぼけた演技が笑いを誘うという、まあいつものパイレーツ・オブ・カリビアンである(笑)
あらためてジョニー・デップ演じる主人公ジャック・スパロウのキャラクター設定が秀逸だなあ、と思ってしまう。監督はノルエェー出身の監督のヨアヒム・ローニングとあるが、違和感はまったくない。

ただ、あまりにも動きのありすぎる映画なので、そうでないシーンが挟まると眠気が襲ってきて、映画中盤で眠気とたたかうということになってしまった。映画終了後に隣に座っていたカップルの男性の方が「途中で眠りそうになったよ」と言っていたが、まさに私も同じだったので「自分一人が中盤眠かったわけじゃないんだ」と思った。

私はふつう映画の最初に眠気がくる(笑)あの本編上映前の予告やCMで眠くなってしまうのだ。だからけっこう最初は眠気を我慢して、それに打ち勝てば(?)最後まで見ることができるのだ。しかし、この映画ではまさかの中盤で眠くなってしまった。

なぜか。むろん映画の途中で眠気がきてしまう私がダメである、というのはあるが、同じ感じを持った人がいたということで、やはり、派手なシーンばかりの連続では、静かなシーンになると集中力が途切れがちになってしまう、というのはあるかもしれない。
映画って難しいなあ。

というわけで私としては65点となってしまった。
でも、楽しんで見る映画としては十分面白いと思いますよ。
【1035】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年07月04日 22時20分)

みゆりんりんさん、どうもです。
もう「蜜蜂と遠雷」読了とな。
すごいなあ。
とはいいつつ、私も分厚い割にはあっという間に読んじゃったけれど。
みゆりんりんさんが書かれていた「これ、まるでマンガ本みたいな印象です」

まさに、私も同様のことを書いていたと思います。

20巻くらいあるセットのマンガで「けっこうしんどそう」などと思っていたら、あまりのおもしろさに続きが読みたくて、ついつい次の巻、次の巻とよんでしまい、気がついたら全編読み切ってしまった、みたいな感じかな。
そういう魅力あるキャラクターとストーリーだったと思います。

ちなみに、マンガと小説の大きな違いを一つあげると、マンガはキャラの魅力が第一、小説はストーリーがメインみたいな違いがあると思います。

しかし「蜜蜂」はストーリーもさることながらキャラも非常にマンガ的(? キャラが立っている状態)であるため、まるでよく出来たマンガを読む感覚に近いものがあると思われます。

それにしてもたった数日間のピアノコンクールを描くのに、これだけの密度と熱量をついやしている作者の筆力には脱帽するしかない。直木賞受賞も納得であります。


「インフェルノ」はダン・ブラウンのシリーズ小説の映画化でしたよね。
普通は、映画見たけどよく分からなかったけれど、小説読んだら「ああそういうことかと納得する」というのが一般的なのに、逆でしたか。
監督のロン・ハワード氏の手腕によるものが大きいということでしょうか。私もWOWOWでの放送を楽しみに待っておきます。

で、私は話題の「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作を初日に見たのでその感想を今からアップしますね〜。

P.S.
「恋雨」の絵は気に入りましたか?(笑)
【1034】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年07月03日 10時54分)

おはようございます。

蜜蜂、終わりましたで〜。

表現が美しくて良かったけど、本選の時はちょっと重すぎな印象が強くなりました(笑)

たった一つのコンクール。
スゴイ臨場感を楽しめました。

そして。
昨日インフェルノを観ました。

いつもとテイストが違うって印象が先に立ちました。
原作読んだ時は、ごちゃごちゃ感たっぷりで走った感じだったし。

原作でイマイチしっくりこなかった分が補わえた感じw

烏シリーズがあまりに面白すぎて。
調べたら今月に新刊予定だって。
楽しみ〜w
【1033】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年06月28日 08時20分)

蜜蜂・・・あらかた出揃ったようでw

あ、おはようございます。

今ぴったし半分?ってとこですかね。

いろんな人の心理描写が、まーず余すところなく表現されてる!

演奏者という当事者になり得ないこちらの心理としては。

栄伝に対してつぶやかれた若い女子二人の呟き。

同世代でもしかしたら聴く側だけじゃなく弾く側だったとしたら・・・そう思っちゃうよね〜w

嫉妬・羨望が入り混じった挙句の転落を確認して安堵。
人間なんて基本こんなもんやw

そんなのを一足飛びに凌駕するような才能を目の当たりにすりゃ、そんなみみっちい感想なんて出ないけど。

そして!
どっちに転ぶかとハラハラしてる傍観者的な読者。

成功して欲しいとか、失敗して『ほらね』のほうを期待する訳でもなく進む。でもどちらかと言うと、脱落すればってフリを読んだ後では、まくって欲しいw

そんな感情を揺さぶられながら、今この本に対して感じてる事。

これ、まるでマンガ本のような印象です。
とにかくその場その場の描写が目に浮かぶんです。

どの作者も臨場感を出す為に、必要以上に描写に費やしたりしますが。
人によって『くどくて長い』だけ感じて浮かばない。
そういう本って飽きるんですよね、先に進まないし。

でもこれは、それなりに描写が長いけど、全くくどさが感じられない。
だからこそ益々引き込まれる・・・そんな感じ。

ピアノ演奏とか、生演奏とか、殆ど聴いた経験がなく、本と同じ状況で聴いたところで、描写のように琴線に触れる程の感覚を持ち得てないですが。

近いところでは、昨年秋に泊まった旅館で、何て言うの?
電子オルガン?
それで推定70才前後のオジイサンが演奏してたの。
それこそポピュラーな名曲シリーズ。

で、イエスタディーを弾きはじめて『おぉっ』
中々良い感じ〜って聴いてたら、それまで曲だったのに『イエスタディー♪』

歌うんかーい!

いきなりガッカリしてそそくさと部屋に帰りましたとさ(笑)

タイトルの蜜蜂がどっから来たのか不思議でした。
冒頭で、羽音が聞こえる・・・のフリだけでいくのか?
んなワケ無いでしょ。

納得する結びつきに安堵w

この子が中心でいろいろな事がもっと起きるんでしょ?

楽しみですね〜w
【1029】

ああだこうださんへメッセージ♪?  評価

ゆさみん (2017年06月23日 00時08分)

ああだこうださん。

「メッセージ」

ちょうど、コメントを書き上げてアップしようと思ったら、ああだこうださんのコメントが先に出てて、げげっとあわてました。

>でも、私の評価は40点かな

しかも、私とこうも評価の違いがあったので「ううむ」と思ってしまいました。
そして、確かにああだこうださんの指摘されている箇所は言われてみれば納得できるものであり、私の見方の甘さを認識させられました。
でも、ああだこうださんの指摘を見て評価を変えるのも潔くないので、当初書いたコメントは変えずにアップしておきますね。

と思ったら追記がさらにアップされてて、あらためて読ませていただきました。

>youtubeで「岡田斗司夫ゼミ5/28日号、90%理解できる『メッセージ』の未来予知? 」
>これをを見て、己の理解力不足を思い知りました。

私も岡田斗司夫氏のゼミはたま〜に聞きますが、最近は聞いていないので(氏の話は面白いけど、彼、どっかで人間的に好きになれないよなあ、と思ってしまうんだよねえ)またあらためて視聴しますね。

ところで、私ってば、いろんな映画を観てきて、さんざっぱら「この点が現実的で無い」などと指摘して評価点を低くしている作品が多いです。でも、この映画はそういったことは思わなかったんですよ。
ああだこうださんの指摘を読むまでは。


これはなぜかと自己分析するに、これってブラッドベリの小説を映画化したような感覚で観ていたのかなあ、と思ってしまった。

ブラッドベリの作品って、あくまでファンタジーである。で「リアルにはそういうこと有り得ないよね」って思うのであるけれど、ファンはそれを承知で読んでいるわけである。

よって、世界に入っていけない人は、かつて三島由紀夫氏がそうであったようにブラッドベリを否定するんだよね(ちなみに、三島由紀夫氏はゴジラとかの怪獣映画は好きだったようであるが)。

でも、ファンはブラッドベリの世界にどっぷり浸かって堪能しているがゆえに、そこは気にならないんだ。

しかし、基本的に映画というのは映像で表す分、リアルな描写が求められる。よってファンタジー作品の映画化は映画の文法に変換するための多大な努力が要求されると思う。

で、「メッセージ」である。
「メッセージ」はブラッドベリのファンタジー作品とは違う毛色をもった作品であるけれど、私は、「メッセージ」を見始めて、映画の世界に入ってしまって、リアルな世界との齟齬は全然気にならなくなってしまったのだ。(そこが監督の構成や演出の上手さなのだと思う)

そこが、ああだこうださんと評価が分かれたポイントだったのではないかなあ、という気がしているわけである。


ああだこうださん。
というゆさみんの自己分析です(笑)
深い意味を理解したわけではないです(爆)
そこを念頭において、あらためてワタクシのコメントを読んでいただければと思います。
では。
【1028】

メッセージ  評価

ゆさみん (2017年06月22日 23時38分)

メッセージ Arrival 2017年

監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
脚本 エリック・ハイセラー 
原作 テッド・チャン「あなたの人生の物語」 
出演 エイミー・アダムス
   ジェレミー・レナー他

80点

ウィキより
『メッセージ』(Arrival)は、テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」を基にエリック・ハイセラーが脚本を執筆し、ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務めた2016年のアメリカ合衆国のSFドラマ映画。

原作の「あなたの人生の物語」はSFの賞を受賞しており、発売当時かなり話題になった小説ではあり、ゆさみんは購入したが、実はそのまま書架にしまったままである(笑)
というわけで、予備知識ないまま予告編を見ただけでの鑑賞である。

静かなSF映画である。
雰囲気としては、1年前に見たアニメ「ハーモニー」と似たような感じである。
いきなり世界各地に巨大な宇宙船が現れた。攻撃するでもなく、静かに空中にとどまっているだけ。いったい何故? で、言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)、数学者のイアン・ドネリー(ジェレミー・レナー)が呼ばれ、アメリカ軍大佐のウェバー(フォレスト・ウィテカー)とともに調査を始める・・・というストーリー。
派手なドンパチはない。でも、エイリアンと接する場面などにキューブリックの「2001年宇宙の旅」的な重厚な雰囲気があり、エイリアンが示す文字はいったいどういう意味なのか、とか飽きさせない展開である。
動きのない映画を魅せるための美術・画面構成・音響効果等などの技術は素晴らしい。観客を引っぱる演出はアクション以上に大変なのではないか。

物語はあることがきっかけとなって、エイリアンに対する攻撃を各国がはじめようとする際に、それを阻止しようという主人公らの行動がクライマックスになっていく。ここの盛り上げ方もなかなかいい。

また、エイリアンがらみのメインの筋とは別に、主人公の娘の悲しい運命が時折挿入され「これが一体、エイリアンの話とどうかかわってくるのだろう?」と思っていたら、最後に疑問が収斂される構成になっている。

さすが原作がSFの賞を多くとっているだけあり、ラストは静かな感動で締めくくられる。

うん、なかなかいい。こういう静かなSF映画もいいなあ。
【1025】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年06月22日 11時35分)

ヤーバーイー!

予約電話キター!

確保確認したら、蜜蜂だったー!

楽しみ〜w
【1024】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年06月22日 21時19分)

おはようございます
今日は夏至、いよいよ梅雨らしくなってきそうですね


>「ピアノレッスン」
>私も久しぶりにこないだ、こんな深い映画だったんだあとあらためて観て感想をもちました。

深い映画、その表現がぴったり!
セリフなしで演技をするホリー・ーハンター、言葉が逆に要らないのかも


観た映画は、まず中島みゆきコンサート「一会」
驚いたのは、割引一切なしで2500円也(客席ガラガラなのに〜)

中島みゆきはレコード3枚、CD5枚持っているけど
コンサートでやった18曲中、知っているのはたったの2曲だけ!

次に、アマゾンで調べると、DVDがすでに発売されているじゃない!

さらに、意外と映画館のスピーカーって音が悪い。
ピュアオーディオのセットには全くかなわない、音量だけって感じです

とは言え、たっぷり2時間
みゆき様の世界にどっぷりはまり込んだことは事実です。
知らない曲でも、詩を聴いているだけで、彼女の世界に引き込まれてしまう
「ピアニッシモで歌いなさい」とか


さて、その次に「メッセージ」観ましたよ。
でも、私の評価は40点かな

どう考えても、科学がずっと進んでいるはずの宇宙人に対して
人類が(それも民衆が)やみくもに攻撃による排除にはやる筈がない。

特に攻撃の先方となる国が中国、ロシア、パキスタン・・・
あまりにもステレオタイプなんじゃない
中国の将軍役がどらま「24」で中国情報局の極悪の人だったのにも苦笑するだけ

それにあれだけ重要なプロジェクトに一般人の参加が言語学者と物理学者の2名だけって
有り得ない!

突っ込みどころ満載ですが、未知との遭遇の発展形の一つとして
煙を使った絵柄でメッセージを伝える
それを言語学者が読み取っていく・・・

読み解き方をもっと論理的にやって欲しかったな
論理よりも、言語学者の特殊な超能的な力で話が展開していくので
何だかなあという印象が強かったです。

ああ、昨夕「ロストバケーション」再放送してましたね。
録画しときました

それと、ついに「この世界の片隅に」のBDが発売決定に
さっそく予約しておきました
9月15日が待ち遠しい

では

【追伸】

youtubeで「岡田斗司夫ゼミ5/28日号、90%理解できる『メッセージ』の未来予知? 」

これをを見て、己の理解力不足を思い知りました。
というか、そんな奥の奥までどれだけの人が読み取れるのかな?

3次元の存在である人間は、2次元の言語を使う。
3次元の言語を使うヘプタポッドは、4次元的存在であること

だからヘプタポッドは未来と過去の区別なく、物事を把握することができる。

その言語を理解できるようになった主人公は未来のことが分かるようになる。

映画の冒頭にくる娘の回想シーンは実は未来の出来事であった。

これは分かってましたが、それは彼女の持つ特別な力、超能力によるものと解釈してました。


でもね。SFってすべて辻褄が合っていくわけではないのですよね

彼女はヘプタポッド語の本を出版するのですが、それを読んで理解した人は皆
美来が見えてくるわけで、このエイリアンとの騒動に関わってこれるはずではないか、とか
いろいろ変なところが出てくるわけです。

でも、これほど深い意味を持たせていたとは、改めて驚くばかりでした。
視聴の価値ありです
【1022】

恋は雨上がりのように  評価

ゆさみん (2017年06月13日 22時40分)

※マンガの紹介です。

「恋は雨上がりのように」(眉月じゅん 小学館現在1〜5巻発売中)

以下ウィキより。
とある海辺の街を舞台に、遥か年上の男性に想いを寄せる女子高生の恋模様を叙情的に描いた恋愛漫画。
感情表現が不器用で一見クールな17歳の女子高生・橘あきら。彼女はアルバイト先のファミレス店長・45歳の近藤正己に密かに想いを寄せている。自他共に認める “冴えない男” の近藤だが、あきらはそんな彼の魅力を「自分だけのもの」として、胸に秘めた恋心を募らせていた。そんなある日、アルバイト中に起こったとある出来事をきっかけに、あきらの秘めたる恋心は大きく動き出してゆく。

いやあ。
久しぶりにマンガで夢中になる作品に出会った。
とあるビジネスホテルに泊まった折に、時間があったので軽い読み物を読もうか、と思ってホテルに設置してあるコミックコーナーで読んだのであった。
夢中になって読んでしまった。
内容は上記にあるように、中年の男性のおとぎ話みたいなものである。冴えない中年男性が美人の女子高生に恋心をいだかれ「俺みたいな男に、そんなわけないよな」と思いながら、ある出来事をきっかけに関係が深まっていき・・・というオハナシ。
単純な話と思いきや、女子高生あきらの部活の過去のできごとや中年男性の近藤の青春時代の熱情や挫折、妻との関係などが明らかになっていき、内容は深みを増していく。
おおっ一体この先どうなるんだ???

全然タイプは違うのであるが高橋留美子氏の「めぞん一刻」を思い出してしまった。
五代君と響子さんの関係みたいな、この先どうなるの、という興味が尽きない。

久々に先が読みたくなるマンガに出会った。
機会があったら、読んで下さいませ。
【1021】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年06月13日 22時18分)

こんばんは。

ああだこうださん、どうもです。
>家周りの生垣
>業者に見積もりをとったら、なんと6万5千円也
>秋のような好天がつづいて奮起
>見積もり分を余裕の一日で片づけました

体を動かし、6万5千円の仕事を一日で消化。
良い時間の使い方をなされているようですね。
パチンコで6万5千円勝つよりはお得な過ごし方かも(笑)
ああだこうださんもパチンコ等にはもう食指が向かない様子。私もホントに行かなくなりました。
昔は、暇があれば通っていた日々がウソのようです。
行っても、土日に0.4パチと2.5スロ。もう1パチや5スロさえも勿体ない日々。2Kや3K前後の勝ちや負けでそれなりに楽しんでいます。
平日は映画か読書。
そういう日々が続いています。
「ピアノレッスン」
私も久しぶりにこないだ、こんな深い映画だったんだあとあらためて観て感想をもちました。年とって観ると受け取り方が違ってくるのかなあ。
けっこう昔観た映画も見直したら印象違って見えるものが多いですよね。
「メッセージ」もう観ましたか?
実は私はもう鑑賞済み。
良かったですよ。ラストはええ〜?でした。
また上映終わった頃にコメント書きます。(おいおい)

熊楠さん。
おおっ熊楠さんもカナダ行ったんですね。
アトラクションや建築物なんていらない。
自然だけでこれだけ感動できるのか、という感想をもちました。
私は、バンフとジャスパー。ナイアガラは移動距離が長いのでロッキー周辺だけでいいや、と行きませんでした。
でも大満足でした。雪の残るロッキー、そして群青の湖。
青緑色の川の水にはびっくりしたなあ。
定年後に妻と再び行って見たいなあ。

では。
【1020】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年06月11日 17時29分)

ゆさみんさん

こんにちは。

>私は、新婚旅行はカナダ。ロッキー周辺を見て回りました。

おおっ。奇遇ですね。私もですよ。バンクーバーとバンフでした。
楽しかったなぁ。

これからはかみさんとの二人旅を楽しもうと思っています。
【1019】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年06月07日 19時36分)

こんばんは

このところ、さわやかで涼しい日が続いていて、結構なことです^^

その前がかなり蒸し暑かったりしたもので、家周りの生垣等手入れできず
業者に見積もりをとったら、なんと6万5千円也

思いがけず、秋のような好天がつづいて奮起
見積もり分を余裕の一日で片づけました

そんなわけで、土日は映画に行けず仕舞いでした


>2〜3ヶ月前にシャーク映画特集が放送されていましたが、そのしばらく後に(1ヶ月以上前くらいに)放送されていましたよ。

えっ、えっ!

今月20日にも、吹替え版再放送がありますねぇ〜

まあ、見逃しは茶飯事ですが


>いやあ、面白い。
>シンプルな設定と、限られた条件の中の緊張感。
>説得力のある衝撃のラスト。

ですよね。
美女対野獣ではなくシャーク

圧倒的に凶暴な相手に対し、美女はアクセサリーやスウェットスーツという頼りないものだけで対抗
頭脳と強力な意志の勝利!

前に話題にした「どんとブリーズ」は、このレベルの作品です
必見かと


なかなか家では2時間連続で観る映画鑑賞は難しいですね。
ここ最近では、「ピアノレッスン」

だいぶ以前に見たときには、全くぴんと来なかったけれど
今回見直しました。アカデミー賞に値する作品ですね

今週末は見に行くぞー
候補は「メッセージ」


では
【1018】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年06月02日 21時16分)

熊楠さん、どうもです。

>先日、新婚旅行以来?って位久しぶりにかみさんと二人旅。

唄と本部屋では、旅行がブームなのでありましょうか?(笑)
新婚旅行以来っていうのが、いいですねえ。
私は、新婚旅行はカナダ。ロッキー周辺を見て回りました。
それ以来、子育て等に追われてかみさんと二人での泊まりの旅行は行っていなかった。
それが昨年、急に神戸に二人だけで行くことに(何のことは無い。子供をさそったら、行きたくない。二人だけで行っていいよ、って断られた)
それなりに楽しい旅行でしたよん。

>伊勢神宮にいってサミットがあった賢島に宿泊。その宿にDVDが多く置いてあって好きな作品をお部屋でどうぞ!!ってサービスがあり、ああだこうださんがGWに見た『ショーサンクの空に』を十数年ぶりに堪能しました。

ナイスな選択でしたね。私と妻はあんまり映画の趣味が会わないので私が薦める映画を見せても家事の疲れで数分で舟を漕ぎます(苦笑)
>良い時間を過ごせました。

いいな、いいな。
いいな〜〜〜♪
羨ましい。
【1017】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年06月02日 21時04分)

ああだこうださん、どうもです。
>「ゴースト・イン・ザ・シェル」観てきたんですね。
はい、ああだこうださんのコメントが無かったら観ていなかった映画でした。

>すごく正当な評価です。
ありがとうございます。

>映画の方は、あっという間に終了
>これでは、大赤字必至。二度と実写続編の話はないでしょうね

「攻殻機動隊」
アニメでは一部コアなファンがいても一般的な認知度は低いというか、「偉大なるマイナー映画」という認識をもっています。
よって、やはりヒットするには厳しいだろうなと思っております。
ただ、DVDやBDの販売等でコアなファンは購入するでしょうから、それなりに制作費を回収できるのではないかな。

ところで、、佐藤優氏が「嫉妬と自己愛」という本で、「君の名は」に関する分析をしていました。
簡単に言うと、

すごいヒットをしている割には、
「君の名は」?何それ?
と知らない人もいっぱいいる。この大ヒットを支えているのは多分大多数のリピーターであろう。
多くの人が観たというが、実際観た人の人数は少ないと思う。
日本の社会は自己愛の肥大した方向に向かっているんだ、と。

そうい意味では「ゴースト・イン・ザ・シェル」
この後のソフト販売でそれなりのヒットをするかも???
と私には思われ・・・
気になるところです。

>「スプリット」
>期待していただけに、ガッカリでした
そうでしたか・・・
映画の日に、観ようかどうか迷って、第六感がきて(笑)結局観ませんでした。
>特に、終盤の超常現象化には、観手はシラケてしまいます。
やはり。
超常現象に逃げたらダメですよね。「サイン」の反省を生かし切れていないなあ。
「ヴィジット」で再評価されかけていただけに残念ですね。

>「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
>ヤフー映画で評価4.5以上と高かったので、観てみましたが
>・・・ダメダメでしたね。
>私の守備範囲ではない。
>これを見て、すっかり落ち込んでしまったほどでした。

なるほど。私の守備範囲かどうか、自分でも気になるなあ(苦笑)
私としては、WOWOWで観た時にコメントしましょう。

>「美女と野獣」
>これは、安心して見られる
>やはり音楽がいい。
>取りあえず、おすすめできる映画はこれだけです

今回はちょっとさびしい映画批評でしたね。
「美女と野獣」
期待して見たいと思います。でも、すみません、映画館では観ないかなあ(笑)

>レンタルで見た「ロストバケーション」原題”The Shallows"(浅瀬という意味)
>これがとても良かったですね。

御意。これは私も観ていましたよ。
あれ? ああだこうださんはWOWOWを契約していましたよね。
2〜3ヶ月前にシャーク映画特集が放送されていましたが、そのしばらく後に(1ヶ月以上前くらいに)放送されていましたよ。
私は一回観て、あまりの面白さにBDに保存版としてダビングいたしました(笑)
いやあ、面白い。
シンプルな設定と、限られた条件の中の緊張感。
説得力のある衝撃のラスト。
名作です。

シャマランも、超常現象に逃げずに何とかおさめて欲しかったですよね。(と、映画を観てもいないのに私見を言ってみる。笑)
【1016】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年06月02日 20時23分)

どうも、週間ゆさみんであります。
久しぶりにレスがいっぱいきていたのに(この部屋においては、この数はいっぱいです。笑)カキコしないでごめんなさいね。

みゆりんりんさん。
旅行、歯痛で大変だったんですね・・・
>痛みにのたうち、夜は眠れず、真夏日に焼かれ、人の多さにクタクタになり・・・
心中、お察しいたします。
私も、2年前に急に歯が痛くなりました。ちょっと動くと激痛。水を飲むと激痛。しかも一回ジンときたら奥の方で鈍痛がずっと残る始末。痛くない方の歯で必死に咀嚼する食事。たしかに味を楽しむ余裕なんてなかったなあ。
ちなみに、歯医者に行ったら歯に沁みない加工をしてもらって、以降歯磨きを「シュミテクト」に変えて磨くことで、だましだまし抜かずにすんでいます。
先日は他の歯に違和感を覚えて歯医者に行ったら、歯が欠けていてそこから虫歯が浸食し、神経にとどく一歩手前まできており、何とか神経を抜かないで済んだことでありました。
いやあ、年を取ると歯も経年劣化が酷くなっていることを実感した次第でした。
ちゃんと治療はしてもらいましたか?
近藤史恵氏の著作、ワクワクした良い作品だったでしょう。
同じ自転車つながりということで、機会があったらアニメ(マンガもあるけど)「弱虫ペダル」をぜひ、観て下さい。
また、恩田陸氏のデビュー作も読了ですか。いやいや、ペースが速くて羨ましい。
えっと私は・・・・・・・
まだ「沙門空海・・」の三冊目ですが、何か?(苦笑)
【1015】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年06月01日 15時14分)

ゆさみんさん
皆さん こんにちは。

先日、新婚旅行以来?って位久しぶりにかみさんと二人旅。

伊勢神宮にいってサミットがあった賢島に宿泊。
その宿にDVDが多く置いてあって好きな作品をお部屋でどうぞ!!ってサービスがあり
ああだこうださんがGWに見た『ショーサンクの空に』を十数年ぶりに堪能しました。

良い映画ですよね。ハッピーエンドなのが良い。
読み書きを教わる若者が好きなんですよね。
原作はスティーブン・キングなんですね。納得。

好きな小説の『映画篇』の中にも登場するんですよね。
良い時間を過ごせました。
【1014】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年05月31日 15時27分)

六番目の小夜子、読了。

彼らまたは彼女ら

それはなんなんでしょう?

私は桜かなって思いました。

学校という限られた空間だけで形作られた意識の塊。

それを受け取って補助してるのが黒川先生。

でも、全然関係ない同性同名の沙世子を引っ張り込んで来る意志って。

気になるのが、火を付けたっきり大満足の何てったっけ?

それでいいの〜?

なんとも大掛かりな不思議な話でした。
【1013】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年05月28日 16時29分)

「ゴースト・イン・ザ・シェル」観てきたんですね。

>思っていたより、すんごくよく出来ていた。
>まず、アニメの世界観をしっかり実写化できたいた。
>ストーリーもアニメで印象に残っているシーンを話の中にもりこんで、画面の構図とかリスペクトを感じる。大事な部分を外していない。

すごく正当な評価です。映画の方は、あっという間に終了
これでは、大赤字必至。二度と実写続編の話はないでしょうね


「スプリット」
期待していただけに、ガッカリでした
23人格、多過ぎで活かしきれていない。そういうレベルでもないか
特に、終盤の超常現象化には、観手はシラケてしまいます。
そこがシャマラン風なのかもしれないが、私はダメでした。

次に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
ヤフー映画で評価4.5以上と高かったので、観てみましたが
・・・ダメダメでしたね。
若者向けと言ったらいいのか、感覚だけで見ればいいのか
私の守備範囲ではない。

これを見て、すっかり落ち込んでしまったほどでした。


そして、昨日
「美女と野獣」

これは、安心して見られる
やはり音楽がいい。
敬遠しているディズニー映画だけれど、これはよくできている。

取りあえず、おすすめできる映画はこれだけです、今のところ


あと、レンタルで見た「ロストバケーション」原題”The Shallows"(浅瀬という意味)
これがとても良かったですね。
サメ映画の中でJawsの次に面白い、という評判通りでした。

映像が美しい、ヒロインがまた美しい!
このヒロインとサメの一騎打ちなのですが、展開が何ともうまいです。
ネタばれ要注意なので、機会があれば見てください。


では
【1010】

「ゴースト・イン・ザ・シェル」  評価

ゆさみん (2017年05月25日 21時18分)

ゴースト・イン・ザ・シェル Ghost in the Shell (2017年)
監督 ルパート・サンダース 
脚本 ジェイミー・モス(英語版)
   ウィリアム・ウィーラー
   アーレン・クルーガー 
原作 士郎正宗 『攻殻機動隊』 
出演者 スカーレット・ヨハンソン
    ピルー・アスベック(英語版)
    ビートたけし
    ジュリエット・ビノシュ
    桃井かおり 他

78点

最初に言っておくと、この映画を観たのはああだそうださんのオススメがあったことである。多分、それが無かったら観なかったであろう。
攻殻機動隊。私にとって、アニメはもちろん知ってはいて観てもいたのでの、それがアメリカで実写化されるのを聞いて「ふーん、そうなの」といった感じでしかなかった。
要するに、原作とアニメはすごいと分かっていても「実写化? まあアニメを越えることはないんだろうね」というレベルであったのだ。ああだこうださんみたいに、筋金入りのファンとは違うのである。

その立場で映画を観た感想を書く。

思っていたより、すんごくよく出来ていた。
まず、アニメの世界観をしっかり実写化できたいた。ブレードランナーの暗い世界観をちょっと明るくした感じであり、違和感が無かった。
ストーリーもアニメで印象に残っているシーンを話の中にもりこんで、画面の構図とかリスペクトを感じる。大事な部分を外していない。

けっこう以前に観たアニメを「ああ、こういったシーンを観たなあ」と思い出しながら、実写ならではの臨場感という新しい体験でもって堪能した。
これはファンにとってはけっこう嬉しい驚きではないか、と感じた。
少なくともドラゴン○ー○とか、ガッ○ャ○ンとかキャ○ャ○ンとかと比べて「実写になったことに対する失望感」を感じるものにはなっていないなあ、と思う。

ただ、一方で万人に受けるような映画でもないかなあ、という感じもする。
何というか「ブレードランナー」が日本以外に受けいられなかった現実にみられるように、「分かる人には分かるが、分からない人には分からない」映画になるのではないかなあと思う。

例えれば、オカダ・カズチカがプロレスラーとして類い希な才能と実力のあるレスラーとしてプロレスファンにはナンバーワンの人物である認識がある一方で、知らない人はまったく知らないという現実もあるという側面があるのに近いのではないか。(すみません。唐突な例えで)

まあ、「攻殻機動隊」というアニメ自体が知る人ぞ知るアニメである(偉大なるマイナーアニメである)ように、この実写映画もそのような類いの映画でもあるということだ。

というわけで「ゴースト・イン・ザ・シェル」
偉大なるアニメの偉大なる実写化として、偉大なるマイナー実写映画として評価をしてみた。
【1008】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年05月16日 22時39分)

みゆりんりんさん、ども♪

蜜蜂・・・気長にお待ち下さい(笑)
読んで損はない小説であることは請け合います。

>六番目の小夜子・・・あった、あった。
>題名から想像するに。姉妹とかの順番とは思えないから。人格とかじゃね?多重人格のヤツw

残念。「六番目のサリー」というのが「アルジャーノンに花束を」の作者ダニエル・キイスにありましたが、これはまさに多重人格もの。
しかしこの作品は、ちょっと違います。

文庫本の案内文を転載します。
「とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた(中略)学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め,漆黒の恐怖で包み込んだ、伝説のデビュー作」

どう、読みたくなったでしょ。

>マリリンは美人とは思いませんが、グレースケリーはマジで美しいと思った記憶がw
>最近『うっわ〜、超キレーイ!』と思うのは、大概中国の女優さん。
>カワイーとかキレイーとか普通に言うレベルを、別格で超えたレベルの気がするwイン

異論はありませんが、私にとって別格の美しさといえば、やはりイングリッド・バーグマンでしょうかね。ベタですが、「カサブランカ」の美しさにはため息が出てしまいます。
【1004】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年05月12日 08時39分)

おはようございますw

グレースケリー・・・氷の何とかって呼ばれる美女ですね・・・
あれ?モナコの王妃になったのってこの人じゃなかったっけ?

思い付いたまま書いちゃいましたw

最近の読書は・・・
恩田さんと、原田さんと、近藤さんw

恩田さんと近藤さんのはシリーズがあるらしいので、一気に読んでしまおうと画策。

その後多分・・・・大物に手を出す事になるでしょう。

それは    水滸伝♪

それではw
【1003】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年05月07日 18時05分)

連休中、いっぱい映画を見てきました。

4/29「裏窓」
5/3 「LION/25年目のただいま」
5/5 「トレインスポッティング2」
5/6 「ショーシャンクの空に」

「裏窓」は画像がデジタル化でどれだけきれいになっているかを期待したのですが・・・
ちっとも変わらずでした。もちろん、グレース・ケリーはとても美しかったですけど

ヒッチ大ファンの私も、しばらく彼の映画を見ていなかったので楽しめましたがね。
原作はウイリアム・アイリッシュの短編で内容も非常に少ないものでしたが
あらためて映画版では、ミスロンリーや売れない音楽家などいろんなエピソードが挿入され
それを饒舌に映像で語る手腕は、さすがですね。

「LION」
実話、泣ける話、ニコール・キッドマンがでている、くらいの前情報でした。
副題で先が読めてしまうようなタイトルはつけるなよ、とまず言いたい。
そして、ニコール・キッドマンが老けたな。
決してつまらない映画ではないけど、インドでは起きて当たり前の話なのかな

「トレインスポッティング2」
上映最後の日だったので、思い切って行ってきました。大正解

話は、しょうもない連中のしょうもない話なんですが
まずテンポが良い。音楽のノリが良い。
映像版のパンクといったらいいのか。
ただし、最初の30分間は話が見えない、ついて行けない状態
続編だから、前作を予習しておくべきだったかと悔やみましたが
その後は、映画のノリに引き込まれて、ずーっと面白かった。

そしたら、その深夜WOWOWで「トレインスポッティング」をオンエアしていたんですね。
録画してあります。


「ショーシャンクの空に」
VHSのビデオで見て感動して以来、たぶん20年ぶりに見たことになるのか
ストーリーは最後のところはよく覚えてましたが、冒頭から途中までかなり忘れていた。
改めて、名作中の名作と言えることをたっぷり味わって帰りました。
特にモーガン・フリーマン、彼はしっかり20年分歳とっていくんですよね
あの悪所長、24で女性大統領の補佐官役で出ていたな。その時にはしっかり歳とっていたな


取りあえず、簡単感想まで

あっ、そうそう
予告編にブレードランナーの続編が登場!10月ごろ公開らしいです。
これから見たいのは、「スプリット」
23重人格という設定のお話しのスリラー
予告編を見た限りですが、面白そう?

では
【1000】

1000  評価

ゆさみん (2017年05月07日 13時39分)

4年間かけて、やっとこさトピ数1000にたどりつきました。
おこしいただいた方、ありがとうございます。

これからもコツコツと続けていけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
【999】

勝新太郎  評価

ゆさみん (2017年05月07日 14時15分)

最近、WOWOWにおいて、勝新太郎や勝プロダクションがらみの映画がいろいろと放送されている。
今まで数作しか放送されていなかった勝新太郎主演の「悪名」シリーズも全作放送、ちょっと前には「兵隊やくざ」シリーズ「御用牙」シリーズも全作放送されていたっけ。
ゆさみんも、がんばって悪名シリーズ16本、兵隊やくざシリーズ9本、御用牙シリーズ3本を全部見た。
どの作品も初見であり、人気があり、全盛期といっていいころの勝新太郎の魅力を堪能した。

さて、あらためて今回観た勝新太郎の映画シリーズを公開年とあわせて並べてみる。
悪名シリーズが1961〜74年(全16作)
兵隊やくざシリーズが1965〜1972年(全9作)
御用牙シリーズ1972〜74年(全3作)

そして、彼の代表作
座頭市シリーズが1962〜73年(全25作・ただし25本目より16年後に26作目が製作)

以上をみても分かるように、勝の映画シリーズは1960年代前半から1970年代中期までにわたって平行して制作されていることが分かる。ざっと15年間で50本を越える映画に主演していることになり、この時代ほとんど映画館の顔だったといえよう。ただほとんどのシリーズは良くも悪くも主人公が事件に遭遇し(巻き込まれ)、勝のキャラクターに頼った形で話がある意味ご都合主義に展開していく。
また、座頭市シリーズを除き、比較的長く続いた悪名シリーズ、兵隊やくざシリーズはそれぞれ田宮次郎や田村高広とのコンビがあったからこそとも言えるだろう。悪名では、勝演じる義理人情に厚い一匹狼ヤクザに対しおちゃらけた田宮次郎のキャラ、兵隊やくざでは文字通り破天荒な兵隊やくざに対し真面目一徹の田村高広のキャラが良い味を出している。
コンビものとしてシリーズが長く続いた「悪名」シリーズは勝新版やくざな寅さんシリーズともいうべきものであり、主人公の朝吉と弟分のチンピラの清次役の田宮次郎が渡り歩く地方地方でさまざまな事件に巻き込まれていく。シリーズ化の流れで、例によって最初はハードな映画だったものがちょっとお笑い的な要素も入ってきて(偽朝吉の登場とか)二人が全国で珍騒動に出会うという良くも悪くも定番的なシリーズとなっていく。作品としてはやはり1作目と2作目が突出している。いったんシリーズ化が終了した15作目(ただし15作目は田宮次郎は出演していない)の5年後に16作目が製作されるのだが、これは1作目と2作目をリメイクした作品であり(田宮次郎の代わりに北大路欣也が出演している)やはり悪名シリーズといえば、この最初の2作が代表作であるといえる。
機会があれば、さいしょの2作「悪名」と「続・悪名」は観ていただきたいと思う。

それにしても、テレビが大衆化するまでの時代、勝の映画は大衆の喜ぶ面白い偉大なる定番の映画シリーズとして受け入れられたのだなあ、と想像する。(この時代、映画館も2本立てや3本立てが主流であった)
たしかにゆさみんが小・中学生だった1970年代の頃って、スターが歌手も俳優も輝いていた時代であり、ビデオも無くて映画を観に行くって今までよりワクワクする格段に贅沢な楽しみだった時代であったなあ。
今回観たシリーズは、私が物心つく前に公開されていたシリーズであったので、すべて初見であったが、ワクワクして映画を見ていた頃の興奮を思い出させてくれ、妙に懐かしい気分にさせてくれる映画シリーズであった。
それにしても、勝新の存在力ってやはりすごい。
【998】

連投ですみません^^:)  評価

熊楠 (2017年05月06日 08時21分)

おはようございます。

続いてみたのが

予告犯 と 信長協奏曲 

まずは予告犯

面白かった。哀しい話だったけど十分に楽しめました。
展開も良かったし、終わり方もあれしかないかなぁ。
生田斗真、良いじゃないですか。
鈴木亮平・濱田岳・戸田恵梨香と好きな俳優さんが出ていたのも良かった。
フィリピンから来た少年が小栗旬に似てますよね?
最初バスにいる彼を見た時、小栗君も出てるんだって勘違いしちゃいました^^:)

見終わった後、消去せずに保存。


信長協奏曲
テレビドラマで見ていたので完結が気になっていたので。

突っ込みどころは多々ありましたが
まぁそうだろうなぁって終わり方。でも嫌いじゃない。
今に戻った三郎は、これから楽しい毎日を過ごせるんだろうか?
なんだかんだ言っても充実していた毎日だったろうし
あの充実感は今の生活じゃ難しいだろうしなぁ。

後は、海街ダイアリーとベイマックス。今日明日と予定があるので見れるか?ですが

では。



キリ番、踏んじゃいそうなので編集、編集。

海街ダイアリーとベイマックスも見ました。

まずは海街ダイアリーから。
特別大きなことが起こるわけではなく淡々と過ぎてゆく日々で成長してゆく姉妹。
椰月 美智子さんの しずかな日々 を思い出すような作品。
(設定は全く違いますけど^^:)
これにも鈴木亮平さん出てるんですね。
前田前田の弟が良い味でした。すずちゃんも可愛かった。

綾瀬はるかはやっぱりアッコちゃんの方が勝ちかなぁ。
アッコちゃんは綾瀬さん以上の人は思い浮かばないけど
この長女は別の人でも出来ますよね。例えば波留さんとか。


ベイマックス

TVのCMでしか知らなかったので、
心に傷をおった少年がロボットに心癒され立ち直ったが、
他の人を助ける為にロボットとの別れを選択し、大人になって行く!!って感じの作品だと思っていたのですが
全く違ったぁ〜。映画の方が何十倍も面白い。
いやぁ〜面白かった。久々にワクワクしながら見る作品でした。
終わり方も良い。あそこでカードを握っているのが何より良い。
二択ではなく、両方どり!!が絶対正解。
ベイマックス欲しいなぁ。勿論Ver.UPした方のやつ。

今回のGWは結構多くの作品を見ることが出来ました。
では。
【997】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年05月03日 08時27分)

ゆさみんさん

ご無沙汰です。

GWなので、撮りだめた映画を2本見ましたので伺いました。^^:)

その2本とは、鈴木亮平の銭形警部と綾瀬はるかの秘密のアッコちゃん

2本ともこの人以外は出来ないだろうなぁと言う見事なキャスティング。

綾瀬はるか可愛いなぁ。見るだけで元気が出る。
特に最後の面接で見せる笑顔は抜群だったなぁ。
色気がある役柄が少ないけど、メリーに首ったけのキャメロンディアスあたりはやって欲しいなぁ。
絶対、アリだと思うけどなぁ。

はまり役と言えば鈴木亮平の銭形。
これもこの人以外は考えられない位のクオリティー
元々が好きな俳優さんですが、益々好きになったなぁ。

これ以外にも数作あるようで。チャンスがあれば見よう!!と思った作品でした。

では。
【995】

フェミニズムの帝国  評価

ゆさみん (2017年04月30日 03時15分)

みゆりんりんさん、どうもです♪

>今フェミニズム・・・ラスト1/3
>これ・・・29年前ですけど、画期的な内容じゃないですか?

読んでいただいてありがとうございます。
多分もう読了されているかな?
実は、この作品は1980年代中旬にちょっとしたジョージ・オーウェル「1984年」ブームというのがありまして一息ついたころに出たんですね。オーウェルの「1984年」は1948年に書いたディストピア未来小説のベストセラーで、日本でも村上春樹氏のベストセラー本(タイトルがもろ意識したタイトルだし)にもリスペクトされていますね。で、何で1980年代中旬にブームになったかというと、ついに小説で書かれた1984年になったことでオーウェルの描いた未来と現在を比較して、これから世界はどのようになってしまうのか、といった内容が語られたのです。
で、この本は男と女の逆転した未来というのを大まじめに描いていて、若手SF界の新鋭が未来世界を独自の視点で描いた本として「1984年」と比較された評論なども出て、SF界では騒がれたんです。

>もう違和感ビシビシ!
>今でも、そういう感覚自体が古いじゃん。

さすがに今読むとそうですし、現在この本の評価がアマゾンとかでは星3つくらいで高くないのもみゆりんりんさんが感じた違和感が影響しているともいえるでしょう。
ただ、当時としてはまだ男はこうあるべし、女はこうあるべしの感覚はまだ残っていました。
よって、世の中こういう未来があるかもよ、って皮肉的に提示された未来世界の一つのディストピアの寓話として大真面目に受け取られたのです。(後に、作者はそういう視点で書いたわけではない、と書かれていますが)

どうですか、そういう視点で見ると、また違う面白さも出てくるのではないかな?(笑)
最後まで読まれたら、感想を聞かせて下さいね。
【994】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年04月30日 02時34分)

ああだこうださん、どもです♪

>キングコング評、まさにそんな感じでした。
>まあ、エンタが基本ですから、多くを望まず楽しめればそれでよいかと

同意ありがとうございます。
日本兵の描き方は、アメリカ映画のよくある誤解の典型的なものなので「しゃあないかな。エンタメだし」と割り切って観るしかないと思ってしまいました。
私って、どうも「キングコング」ってそんなに魅力を感じないんですよね。ゴリラが巨大化しただけじゃん、って。ゴジラやキングギドラなんかはオリジナルな造形が光るし、光線を吐いたりして、いかにも怪獣って感じだけど、コングは基本まんまゴリラだし、怪力だけが武器じゃんって。まあ、下手に光線とか出さないからそこが魅力だと言われればそうかもしれませんが。
まあ、日本のモスラも外国では「蛾が巨大化しただけじゃん」ってあんまり人気無いみたいようですが、どうしてコングはあんなに人気あるんだろ。やはり美女の存在が大きいのかな?(笑)

>エンドロールが始まってすぐに席を立つ人がいましたが
>最後に予告編もどきがあるなんて、シャレてました!
>モスラやキングギドラの続編があるってことでしょうかね。

ネットで観ると、最初からゴ○ラとからむのは想定済みで作品が作られてるようなので、ゴ○ラ映画史上最大の観客動員数を誇る作品と同じタイトルでの公開となるのか、興味はつきませんね。

>さて、その後GITSの方ですが
>どうしてもオリジナル声優陣の吹き替え版が見たくて
>結局、4Dでの初体験をしてきました。

「この世界の片隅で」に続くGITS愛ですね。本県でも一日1回の上映となってしまっているので私もGW中に行ってきますね。

>あと、午前十時の映画祭って知ってますか?
>往年の名作映画を午前十時に上映するというもの
>群馬でやっているのは1館だけ、でも各県で一つはあると思いますよ。

はい、スタートから知っています。
興味はありますが、私の家にはプロジェクターとスクリーン設備がある「ミニシアター」もどきがありますので、観たい時はそちらで観ることができるので、映画見るとなったら新作になってしまうんですよね。ただ、リマスターされた名作を映画館の大画面で観たい気はしますね〜。
【992】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年04月27日 21時58分)

ゆさみんさん、こんばんは

キングコング評、まさにそんな感じでした。
まあ、エンタが基本ですから、多くを望まず楽しめればそれでよいかと

エンドロールが始まってすぐに席を立つ人がいましたが
最後に予告編もどきがあるなんて、シャレてました!
モスラやキングギドラの続編があるってことでしょうかね。


さて、その後GITSの方ですが
どうしてもオリジナル声優陣の吹き替え版が見たくて
結局、4Dでの初体験をしてきました。

でも、4D、こりゃあ、いらんですね
椅子は始終ガタゴトうるさいし、水はかかるし、まぶしい閃光、香料によるシュウゲキ
偽の臨場感より、人間の想像力で観るほうが勝ってます。3Dと同様

千円以上払って、もうこりごり
っていうか、口直しに2D字幕版で3度目も視聴しました。

レビューには吹き替え版がいいという意見が多いですが、私は字幕版押しです。
実写版は、オリジナルとは基本立ち位置が違うので、ご本人たちの肉声が一番マッチしています
そして何より、桃井かおりのセリフと演技
英語でも、桃井かおりのしゃべりなんですよ。見事です(さすが、LA在住だとか)


あと、午前十時の映画祭って知ってますか?

往年の名作映画を午前十時に上映するというもの
群馬でやっているのは1館だけ、でも各県で一つはあると思いますよ。
4月初めに、「ライフイズビューティフル」(2週)
この金曜からはヒッチコックの「裏窓」、次週は「ショーシャンクの空」(2週)

ゴールデンウィークってこともあり、必ず行ってきます!

8月には、ヘップバーンの名作「昼下がりの情事」「ローマの休日」「サブリナ」3連発〜
もう3年目くらいの企画らしいですが、早く気づけばよかった。


では
【990】

キングコング: 髑髏島の巨神(1)  評価

ゆさみん (2017年04月23日 10時52分)

キングコング: 髑髏島の巨神 Kong: Skull Island (2017年)
監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
脚本 ダン・ギルロイ
   マックス・ボレンスタイン
   デレク・コノリー 
原案 ジョン・ゲイティンズ
   ダン・ギルロイ 

65点。

「キングコング」言わずとしれたアメリカを代表する怪獣映画で、キングコングとしては通算8作目である。
過去の数作はたぶん見ている。「ジャングルの孤島に生息していて、それを探検家たちが都会に連れてきて、どこかのビルで美女を片手に飛行機とドンパチやって、最後は墜落して死ぬ」という映画だったかな、という程度であんまり印象に残っていない。
※ちなみに、今回の映画で、生頼範義氏が過去に描いたポスターがPRとして映画秘宝とかの雑誌に載っていたりして、氏のファンとしてはうれしい限り。氏のポスターは、この映画のポスターとしても全然違和感がなくて、これまたうれしい。

さて、今回は、都会の場面は登場せず、彼が住む髑髏島での出来事だけで終わる。

1944年、太平洋戦争中の南太平洋戦域での空戦中、とある島に墜落したアメリカ兵マーロウは、同じく墜落した日本兵イカリから逃れるため島の奥地に入り込み、追って来たイカリと戦う。止めを刺されそうになったマーロウだったが、突然そこに巨大な猿の生物が姿を現す。(ネットより)

この場面がオープニング。
このオープニングは観客へのつかみとしては百点満点である。なぜ日本兵のイカリが戦闘機に刀を積んでいるのか、とか妙な点はあるのだが、そこは目をつぶり、見せ方としてはチャンバラアクションがあって、とどめを刺そうとする場面でゴゴゴッという感じで巨大怪獣が出現。うまいなあと思う。

そして、1973年、アメリカがベトナム戦争からの撤退を宣言した日、特務研究機関モナークの一員であるランダは、ランドサットが発見した未知の島・髑髏島への地質調査の件でウィリス上院議員を説き伏せ、調査団をつくり髑髏島へ行くことに。そこで、巨大怪獣キングコングや未知の生き物に遭遇し、ハラハラドキドキのバトルがはじまる、というものである。

見終わったあとに、ネットで調べて分かったのであるが、監督は日本の漫画・アニメの筋金入りのファンであるという。キングコングに対峙する怪獣スカル・クローラーの造形が何となく「エヴァンゲリオン」に出てくる使徒サキエルに似ているなあ、と思っていたら、やはりイメージの参考にしているということであった。やはりねえ。

コングを執拗にやっつけようとしているプレストン・パッカード役のサミュエル・L・ジャクソンが憎々しげな存在感を出しておりgood。コングを抹殺しようとするプレストンの作戦、コングの怪獣側の敵であるスカル・クローラーは調査団をも襲ってくるし、コングを守ろうとする主人公のコンラッドとヒロイン的存在のメイソンらには髑髏島の怪獣達をも襲ってくるし、と随所にハラハラドキドキのシーンが盛り込まれ、オープニングに登場した髑髏島に墜落した兵士の生き残りや島に住む現地人も登場し、飽きさせない作りとなっている。ジョーダン監督が日本の漫画・アニメのファンであることも影響しているのだろう、怪獣映画に対する面白さのツボを外さないで作っていると思う。
【989】

キングコング: 髑髏島の巨神(2)  評価

ゆさみん (2017年04月23日 10時51分)

ただ私としては、コングの両親を殺したという設定でコングと敵対するスカル・クローラーはいらないと思う。コングをはじめ、他の怪獣は「巨大生物の島」みたく元々の生き物が巨大化したという設定になっているのに、なぜスカル・クローラーだけいるのか、しかも恐竜の死に神みたいな風貌であり、出現する(生息する)場面になると砂漠的な荒涼とした画面になって、スカル・クローラー殺戮劇場がはじまって、おいおいとなるのだよねえ。例えると、不思議島怪獣アトラクションから火星に住むエイリアンアトラクションに突如変わるといったような違和感が出てくるのである。
スカル・クローラーがいることで、バトルアクションとしての面白さが出てくるというのは分かるのではあるが、ここはキングと島の巨大生物怪獣と人間達のドラマでお話を構成してほしかったと思う。

というわけで、個人的な不満もあり65点という私の採点となった。

※なお、この映画はエンディングのクレジットで席をたたないでいただきたい。クレジットロールのあとに次作につながるシーンがある。これは怪獣ファンにとって「おお〜そうくるか」というべきシーンであり、次の作品に対する期待が膨らむシーンともなっている。
【987】

栗原類氏の本(1)  評価

ゆさみん (2017年04月13日 00時21分)

※本の紹介です。

『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(栗原類・著 KADOKAWA)

発達障害の方は身近にも多くいる。というか、もともと多くいるのだが、今まで発達障害の知識が浸透していなかったために自覚していない(気づかれていない)人が多かったと言うべきだろう。

個人的には、多くの方が程度こそ違え、発達障害的要素は持っているのではないかと思う。
ちょっと、この表現は誤解を与えるかもしれないので、例を出す。
発達障害ではないが、たとえば、近眼で眼鏡やコンタクトレンズを使用している方も目の障害を持っている方である。しかし、多くは障害者であるという自覚を持っている方は少ないだろう。自分が障害者などと考えたこともないだろう。
しかし、見方を考えると、明らかに近眼の方は「遠くのものが見えにくいという目の障害をもっている方」といってもいいであろう。

同様な意味で、軽度の発達障害であるがそれを自覚していない人も多いと思うのだ。
相手の気持ちを考えずに発言する人、いらいらすることがあるとそのことばかりを思い詰め心の切り替えができない人、視覚的な理解はできるが文章になるとなかなか理解できない人、お金の計算がすぐにできない人、人の顔はわかるがなかなか名前を覚えられない人、シャレが通じないで本気で受け止める人、コミュニケーションが苦手な人・・・などなど。もちろんこれらの人が全部そうだとは言えないが、軽度の発達障害の要素が入っている方も多いと思う。(私も発達障害の知識が増えるにつれ、自分にも発達障害的要素はあるなあ、と自覚している)
【986】

栗原類氏の本(2)  評価

ゆさみん (2017年04月13日 00時18分)

前置きが長くなったが、栗原類氏がテレビに多く登場するようになって、その発言に「この人って軽度発達障害ではないかなあ」と思っていた。
そしたら、この本が出されて、氏が「軽度」ではなく、明らかな「発達障害」であることをカミングアウトされたのである。

この本は素晴らしい本である。
氏はADDという障害を持っている。ADDとは注意欠陥障害と訳されるが、どんな障害かざっくりいえば、映画「ファインディング・ドリー」のドリーと同じと思ってほしい。言ったこと、体験したことをすぐに忘れてしまう(もちろん、それだけではないのだが)
ちなみに氏の母親は当人にいつ告知するか悩んでいた時「ファインディング・ニモ」の映画を見て「ドリーって面白いね」と喜ぶ息子の姿を見て「今が告知するべき時だ」と判断して、「ドリーってあなたと同じよ」と告知したそうである。
この本は、発達障害がゆえの生きにくさ、息子をサポートする母親(彼女自身もADHDである)や医師の姿、それを当人の文章やインタビューで綴った本である。
なかなか今の日本において発達障害はサポートが充実しているわけではない。受け入れられず、社会生活が困難になっている方も多いと言える。この本は、そんな同様の障害を持っている多くの方(その周りの方)にとって、勇気と希望を与えてくれる本であり、周りの方が彼に対してとった行動の多くが参考になる本でもあるだろう。(実は、私の周りにも似た障害をもっている方がいて栗原氏の行動と「まるきり同じじゃん」とビックリしたのでもあった)

彼の真摯な文章と、今の地位に満足せず次のステップを進み始めている姿も書かれていて、ファンになってしまった。

ぜひ、多くの方に読んでもらいたい。

※ところで、映画「ファインディング・ドリー」であるが、この映画は発達障害ADDであるドリーの将来を思う両親の姿が描かれている。私は、この両親の姿に胸打たれ、ドリーの帰還を待ちつづけラストで再会する場面では泣けて泣けてしかたがなかった。たぶん発達障害関係者(?)が見たら涙する映画であることは間違いない。この映画はドリーを単なる個性あるおもしろいキャラではなく、発達障害であるという点をしっかりふまえて作られている映画でもある。このような視点で見ても、この映画は素晴らしい。
【983】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年04月07日 22時40分)

こんばんは

”Ghost In The Shell”初日観に行ってきましたよ。

実写化、ハリウッド映画ということで全く期待していなかったのですが
それがかえって良かったかも・・・とても楽しめました。

「攻殻機動隊」は原作、アニメ(映画、TVシリーズ)いずれも私の中ではこれ以上ない名作
熱烈なファンの一人として、観ないわけにはいかないものなのです。

映画の方は、原作を知らなくても十分に面白く楽しめるものになっています。

乱暴に言うと、ブレードランナーとマトリックスを足して2で割ったようなものですかね(どちらも名作ですが)


少佐がミラっていう名前で、草薙素子ではないのが、初めはあれ!?(ここが肝要なのです)

実写化に当たって、脚本を原作とはかなり変えてあるんですね。

最終的には、よく考え抜かれたベストな脚本と言っていいでしょう。

そしてアニメ版の名場面が、いくつもいくつも、実写で違和感なく描かれていきます。

外套を脱いでビルの屋上から落下していくシーン

光学迷彩で姿の見えない素子と敵の格闘シーン

多脚砲台との死闘シーン

Ghost〜だけでなく、TVシリーズのSACの場面があったり、そんな場面を見せられたら

ファンはもう堪らんです!


とにかく、「攻殻」大好きな人たちが大事に作ってくれたことに感謝です
原作に対する敬意と愛情がひしひしと伝わってきました。

もう一度見ても良いかな。

キングコングも意外と良かったけど、こちらの方がよりお薦めです。



では
【981】

オススメの本  評価

ゆさみん (2017年04月05日 22時24分)

唄と本部屋にて、オススメの本を探しているということなので、私から,多分、もう図書館でしか置いていないであろう本を。

「フェミニズムの帝国」村田 基(早川書房)

現在は活動していない作家です。
絶版で、知る人ぞ知る作家です。私はこの作家が大好きでこの人が書いた本はすべて持っています。
他の作品も良いけれど、唯一の長編だし、氏としては一番話題になった作品だし、やはりこの作品を読んで欲しいな。

「ビッグ」公開と同じ年に出版された本であります。
【978】

トリプルX再起動(1)  評価

ゆさみん (2017年03月28日 20時05分)

トリプルX再起動xXx:Return of Xander Cage(2017年)
監督 D・J・カルーソー
脚本 F・スコット・フレイジャー
出演者 
ヴィン・ディーゼル
ドニー・イェン
ディーピカー・パードゥコーン
ルビー・ローズ

70点。

あちゃあ。
ゆっくりコメント書こうと思っていたら、全国的に上映がもう終わってしまっている。
公開されてから約1ヶ月経つが、予想通りというか、やはりコケてしまったようである。

なぜ、コケたか。
『xXx<トリプルX>』シリーズの3作目なのだが、第1作が2002年、第2作が主役を変えて2005年に制作。2作目が大コケしたことでシリーズ制作は中止。その後、長い時を経て、主役をヴィン・ディーゼルに戻して公開すればヒットするんでないかい、と作られた作品ということである。
が、いかんせん前作公開から12年は長い。「どんな映画だったっけ?」と忘れられている作品である。私も映画館でヴィン・ディーゼルの首の後ろの「xXx」の文字を見て「ああ、見たことある」と思ったくらいである。
「トリプルX」の新作だぁ、わーい、見たいなあ。などという観客はやはり少数派だろう。

ストーリーはこんな感じ(ウィキより)
ヴィン・ディーゼルが演じるのは、主人公ザンダー。危険分子たちの手に渡ってしまった「パンドラの箱」と呼ばれる制御不能な軍事兵器奪還のため、エクストリームスポーツ界のカリスマであるザンダー・ケイジが再び国家安全保障局(NSA)に召集された。ザンダーのもとに集まった厄介な仲間たちによって構成されたチーム「トリプルX」とともに、ザンダーは全世界の政府最高権力者たちをターゲットとした世界壊滅の陰謀に巻き込まれていく。

作品としては王道を行くアクション映画であり、とても面白い。
いきなり町がドガーンと破壊されるプロローグ。画面は変わり、主人公の現在の状況を見せる。スケートボードを使った凄いアクションが展開され、仕事から退いている主人公ザンダーに国家安全保障局から依頼がなされる。敵はとんでもなく強い。これに立ち向かうことができるのは主人公だけである。いいねえ。
ドンパチあり、肉弾戦あり、カーアクションありとアクションが連続し、隠れた真の親玉が登場し、実は・・・・・と真相が明かされる。ラストは、どでかいスケールのスカイアクションで見事に敵をやっつける。

申し分のないアクション映画であり、スカッとするアクション映画が見たい人は十分満足する内容であると思う。
【977】

トリプルX再起動(2)  評価

ゆさみん (2017年03月28日 20時08分)

(続きです)
そんなのありかよ、という突っ込み箇所はいっぱいあるが、こういった映画ってそれもお約束って感じだからね。
主人公は強いし、適役も存在感あるし、アクションも凄いし、ストーリーに捻りもあるし、特に文句をつけるような箇所はない。
前作から12年経った新作ということで不運なコケ方をした映画であるのが残念である。
ソフト化されたら是非大画面で見ていただきたいと思う。


ただ、この手のアクション作品はハリウッド映画では最近多く見られる。
後半のダイ・ハードシリーズ、ミッションインポッシブルシリーズやアメコミ作品の実写化など、CGを上手く使った凄い派手なありえないアクションは真新しくはない。
その中でこの映画が「面白いけど他のアクション映画と比べ突き抜けている部分があるか」といえば、そうでもないんだよねぇ。

他のアクション映画には見られない「トリプルX」だけの美点が見つけられないのである。

これはハリウッドアクション映画全部に言えることで、アクション映画が行き着くところまで行ってしまったゆえの閉塞感みたいなものを感じる。
※だから、ある意味「マッドマックス 怒りのデス・ロード」はCGを多用しないスタントを駆使したアクション映画ということで忘れていたドキドキの興奮を思い出させてくれた。

アクション映画って、ハデハデ化やCGだけに頼っては、先行きは暗いだろう。

というわけで、面白いけど70点という私の評価となった。
【974】

「ビッグ」は名作ですぞ  評価

ゆさみん (2017年03月22日 22時13分)

みゆりんりんさん、どうもです。

3月は怒濤の忙しさで、コメントが遅くなって申し訳ありません。(って、今日に始まったことじゃないですが。汗)

>蜜蜂はまだまだなので、沙門空海から始めまして、現在2巻目。

唄と本部屋でみると、もう読み終わっている頃かと(苦笑)
ワタクシ、やっと1巻を読み始めているのですが、大分昔に買った本なので、読む前から本の側面に経年によるシミが・・・・
一体、いつまで買っていて読まないのかと自分で自分を呆れております。
熊楠さん、みゆりんりんさんの感想を読むと、期待大ですね。
今から楽しませてもらいます。

>ビッグ・・・知らな〜い。
>トムハンクスって気付いた時にはオサーンだった(笑)

う、うそ・・・

>最高傑作なの?

人にはよりますが、トムハンクスにとって「ビッグ」はこの作品によってスターになっていくブレイクのきっかけとなった作品には間違いありません。
最初はこの人は若手コメディアンとして登場しました。
今で言えば・・・そうねえ「ナイトミュージアム」のベン・スティラーみたいな感じだったのです。ちょっと昔で言えば「マスク」のジム・キャリーとかの感じかな。

そしてこの「ビッグ」にて、コメディアンにはとらわれない演技派の俳優として認知されていくことになります。

こういった作品には、その後のブレイクのきっかけとなる要素が多分に垣間見られる部分がたくさんあります。

たとえば、映画監督の宮崎駿氏のブレイクのきっかけとなった作品である「ルパン三世 カリオストロの城」は興行成績では大コケでしたが、未だに氏のアニメのベスト1に推す人も多い作品です。

以上のような意味で、トムハンクス主演の「ビッグ」は私の中では、彼のその後の作品がいかに評価されようとも、インパクトではこの作品を越える作品はありません。(無論、これは私が観た同時代性と深く関わっているともいえます)

脚本はスピルバーグ監督の妹のアン・スピルバーグ。いい脚本だなあ。
というわけで、細かいところを言いたいのは山々ですが(うずうず)観てないみゆりんりんさんにあんまりネタバレするのはやめておきましょう。

ひとつだけ。
大人とこどもの関係をこれほど良く描いた「コメディ&ラブストーリー」は他に類を見ないとだけ言っておきましょう。
ぜひ、観て下さい。
【972】

ラ・ラ・ランド  評価

ゆさみん (2017年03月14日 21時45分)

ラ・ラ・ランド La La Land(2016年)
監督・脚本 デミアン・チャゼル
出演 ライアン・ゴズリング
   エマ・ストーン
音楽 ジャスティン・ハーウィッツ

第89回アカデミー賞では『タイタニック』(1997年)、『イヴの総て』(1950年)に並ぶ史上最多14ノミネート監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(「City of Stars」)、美術賞の6部門を受賞した。

前年、私が激賞した「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がアカデミー賞最多6部門受賞。
はてはて、今年のアカデミー賞を6部門受賞した「ラ・ラ・ランド」とはどんな映画であるのかな。結構ちまたでは評判が良いらしいけれど・・・というわけで観に行った。

とはいえ、私はミュージカル映画が苦手である。タモリ氏もそうだったように記憶しているが、ストーリーの途中でいきなり歌い出したりという現実離れしたところなどが受け付けないのである。

劇場では博多座にて大地真央主演の「サウンド・オブ・ミュージック」や劇団四季の「ライオン・キング」などを観て、大いに楽しんだことはあるのであるが、はたして映画館ではどうなのか? ちょっとドキドキしながら見に行ったのであった。

はたして、オープニングでいきなり高速道路大渋滞の車の中から人がいっぱい出て車の上やら道路やらで男も女も踊り出す展開である。うひゃあ、いかにもミュージカルではないか!

いやな予感。
だ・だ・大丈夫か? ついて行けるか俺?

・・・・・・
で、観終わった。
点数をつけるなら・・・

80点。
いやー、おもしろかったっっ。

ストーリーは・・・
ロサンゼルスに夢を持ってやってくる人々。ライアン・ゴスリング演じる、自分のクラブを持つことを夢見ながら、生活のためにバーでのカクテル・パーティで演奏するジャズ・ピアニストのセバスチャン。エマ・ストーン演じる、女優を目指すがなかなか叶わず、オーディションの合間にロサンゼルスにあるワーナー・ブラザースの喫茶店でバリスタとして働くミア。この二人の恋愛を綴ったドラマである。

大都会で成功を夢見る二人の恋人達・・・希望や挫折、失意や妥協や諦め。それでも夢を追いかける純粋でひたむきな心、そして成功への階段。ストーリー自体は単純であり、都会にあこがれた若者と恋愛を描いた40〜50年くらい前の古典的なマンガを見るようである。
典型的すぎるじゃないかとか、そんなにうまくいくかよ、などという声もあるかもしれないが、まあ、あれだ。
「ストリート・オブ・ファイヤー」が「ロックンロールのおとぎ話」と銘打っていた。あれと同じ感覚でいいと思う。

ストーリーにうまく音楽と踊りをからませ、盛り上げる演出の手腕がすばらしい。あまり詳しくは分からないのだが、過去のミュージカル作品へのオマージュ的なものがいっぱいあふれているんだろうなあ。

男はかっこよく、女は可愛い。特にエマ・ストーンはこの映画1本で後生に名を残すスターとなったと思う。助演女優賞は納得である。

そして時は流れてのラスト・シーン。
二人の、その後はいったいどうなっているのか。
ピアノにのせてその後の二人をオムニバス的に描く。
ラストに収斂していく作りは見事である。涙。

もし、あそこでああなっていたら、違う運命をたどっていたかも・・・
ああ。
たぶん、ラストは賛否両論あるであろう。(私は賛のほうである。いいじゃないの)

というわけで、映画館で観て良かったと思えるミュージカル映画であった。
たぶんテレビだと、臨場感が全然ちがうであろうから。
気になっている方は、ソフト化されるまで待とうなんて考えずに、映画館で観ることをオススメする。(まちがっても、観た人からラストの展開を聞かないように)
何と言っても、ミュージカル映画が苦手な私が言うのであるから(笑)
【971】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年03月05日 19時26分)

みゆりんりんさん。
どもです♪

「蜜蜂と遠雷」
すごい予約数ですね。
それだけ予約が入るのも納得の一冊であることは保証いたします。

>トムハンクスの慈愛に満ちたような目が好き。
>イケメンじゃないけど年輪を感じさせる顔が落ち着く

そういえば、先日、同僚の若手職員が観たこと無いといったのでトム・ハンクスが主演した「ビッグ」のDVDを貸してあげました。
「トム・ハンクスの最高傑作だよ」って言って。
「トム・ハンクス若〜い! 面白〜い」
と言っておりました(笑)
【970】

アーロと少年  評価

ゆさみん (2017年03月05日 19時18分)

アーロと少年 (2016年)
監督:ピーター・ソーン
脚本:メグ・レフォーヴ
音楽:マイケル・ダナ、ジェフ・ダナ

恐竜の絶滅が起こらなかった世界を舞台に、見知らぬ土地をさまよっていたアパトサウルスのアーロ(Arlo)とまだ言葉を持たない原始人の子供との出会いを描く。(ウィキより)

いや、まいったなあ。
WOWOWでの放送。全然期待しないで観たけれど、途中から正座して観てしまった。
私は、映画館で観た映画でない場合、点数はつけない主義なのだが、映画館で観たら85点はつけるであろう。
ディズニーピクサーの底力をあらためて見せつけられた思いである。

恐竜と子どもの話をここまでドラマティックに描くとはさすがである。
冒頭で、恐竜が家を作り、畑にトウモロコシの種をまく場面が登場。恐竜が擬人化していておしゃべりするんですよ。恐竜が家庭を持っているという設定ですよ。このお話の世界観をうまく見せている。
また恐竜がしゃべって子供がしゃべらないという逆転した設定も面白い。
アーロを襲う数々の困難とそれをいっしょに乗り越える子供スポット。ピクサーらしいドキドキハラハラの展開である。そして最後の親子の絆を示すクライマックス場面は言葉を使わず、動きと表情だけで見せるあたり演出がすばらしい。思わず涙腺がゆるんでしまう。
私としては、同年公開された「インサイドヘッド」よりこっちの方が好きだな。ディズニーらしくて。

いやはや、まいったなあ。
【968】

蜜蜂と遠雷 1  評価

ゆさみん (2017年02月27日 23時11分)

※本の紹介です。

「蜜蜂と遠雷」(恩田 陸・著  幻冬舎)

久々に、ページをめくる手が止まらないという経験をした。

今年度後期の直木賞受賞作であり、現在ベストセラー驀進中である。
いやあ、すばらしい。

宣伝文を紹介する。

俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!
3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。
「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。(中略)数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
「そもそも数値化できない音楽に点数をつける矛盾を全員が承知していることが興味深いし、明と暗がハッキリ分かれる点もドラマとして面白い。そうした敗者が死屍累々といる上に今の音楽があること自体、凄まじい話ですし、音楽の本質についても一度、真正面から書いてみたかった」(恩田 陸)

話の構造としてはシンプルだ。コンクールでピアノ弾く話。
章立ても「エントリー」「第一次予選」「第二次予選」「第三次予選」「本選」というコンクールの順序に沿って数日間のドラマが描かれる。
この濃縮された時間の中で繰り広げられる人間模様、登場人物の成長、誰が予選を通過するかの緊張感、音楽の素晴らしさなどなどが、恩田氏の繊細で的確な描写とともに熱をもって語られる。

私が読みながら思ったのは、「マンガ的な小説だな」ということである。

まず、キャラが立っている。
天才少年は、タイプは違うものの「ガラスの仮面」の北島マヤを彷彿とさせる。天才少女は母の死をきっかけに音楽会から姿を消した過去を引きずりながら復活をめざす・・・ある意味数日間ながらビルディングスロマン的な要素もある(実際、彼女の成長はすさまじい)。音楽に魅せられた努力型(?)の人物、完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補とされる人物。それぞれに背景がありドラマがある。
【967】

蜜蜂と遠雷 2  評価

ゆさみん (2017年02月27日 23時05分)

また、勝ち抜きのドラマは、スポ根マンガ的である。ただ、スポーツは動きがある分、ある程度描写が可能であるが、ピアノコンクールが舞台となると、ピアノを弾いているだけなので、格段に表現が難しいであろうと思う。ここを軽々と(と読者に思わせる)した筆致で描く恩田氏の文章力は並大抵のものではない。文中でも演奏種目の作曲に触れ、簡単そうに思える曲が簡単に出来たものではなく凄まじい懊悩を経て作られた曲である、などという描写があるが、これは恩田氏の文章表現の大変さにも通じると思う。私のように、音楽の専門家で無い人にも臨場感が伝わってくる文章であるから凄い。「構想5年、執筆7年」はだてではない。
ネットの感想に次のような文章があった。
「コンテスタントがピアノを演奏する場面 が何度も出てくるのにもかかわらず、全てのシーンに違う迫力と奥行きがあって決して読者を飽きさせることなく、音の世界を文字で鮮やかに描き出したその表現力に脱帽。」

しかし、マンガ的とはいえ、この小説をマンガに出来るかといえば、これまた難しいだろうと思う。文章表現をマンガの文法に則って変換する作業の大変さを思うと、生半可なマンガ家では描ききれないと思う。映画もしかりである。

というわけで、小説ならではの表現技法で音楽やコンクールのドラマを構築した恩田氏に敬意と感謝をこめて「素晴らしい小説をプレゼントしてくれてありがとう」と言いたい。いや、今からこの小説を初めて読む人がうらやましい。

夢枕氏ではないが、まだ読んでいない人にはこう言おう。
「この本は絶対におもしろい」

※以上のようなことを書き終わったあとに、朝井リョウ氏が書いていた書評を読んだら、ほぼ同じような内容が私よりもわかりやすい表現で書かれていた。(苦笑)いや作家ってやはり凄いね。下に参考までに紹介しておきます。
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/review/20161114-OYT8T50039.html
【966】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年02月27日 23時02分)

こんばんは。

みゆりんりんさん。
「陸王」図書館で手にとってみてみたらけっこうな分厚さですね。
「蜜蜂と遠雷」ほどではないですが。
もうちょっとしたら読もうかな(苦笑)
熊楠さんが唄と本部屋でドラマ「下町ロケット」の感想書いていたので、私もドラマを観てから行きましょうかね。

熊楠さん。
「タワーリング・インフェルノ」
私も久しぶりに一年ほど前に観たかなあ。
けっこう昔の作品なのに、魅せますよねえ。
ドキドキハラハラします。
今観ると、「ヘリコプターでビルから助けるシーンはちょっと無理ではないかい?」とツッコミを入れたくなりますが、それはご愛敬ですね。
この頃は、映画の占める位置が大きかったなあ、という思いとともに感慨深くみておりました。
最近では遺作の「ハンター」も観直しましたが、思ったより軽いテイストで作られていてこれはこれで面白い。
いや、昔の映画もなかなか見応えあるものですねえ。
【965】

タワーリング インフェルノ  評価

熊楠 (2017年02月24日 20時21分)

ゆさみんさん

こちらに伺うのは久しぶりですね。
久々に風邪をひいて、休んだ午後に見たのが

『タワーリング インフェルノ』久しぶりだなぁ〜
(関東限定でしょうがテレビ東京で平日の午後
 結構やっているんですよ。映画。この前予約録画していたんです)

何回目だろう?かみさんも好きなんですよね。
しかも、しっかり覚えてる。
私はすっかり忘れていましたが^^:)

1974年の作品なんですね。
CGもない中(なかったですよね?)、こうもハラハラドキドキさせてくれるのは
名作とよばれるにふさわしい作品ですね。

それにしても恰好いいなぁ。

スティーブ・マックイーン 
どんな時も冷静で的確な判断と超人的な行動力。

ポール・ニューマンもフレッド・アステアもいい味出してるし
でも、良い人は死んでほしくないんだよなぁ
特に、ジェニファー・ジョーンズ。生き残って欲しかったなぁ。
明日は、燃えよドラゴン見ようかなぁ

では。
【963】

ローグワン スター・ウォーズストーリー  評価

ゆさみん (2017年02月19日 13時42分)

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)

監督 ギャレス・エドワーズ
脚本 ゲイリー・ウィッタ(英語版)
   クリス・ワイツ
   トニー・ギルロイ
原案 ジョン・ノール
原作 ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』
出演者 フェリシティ・ジョーンズ
    ディエゴ・ルナ ほか

70点

スピンオフということで、『エピソード4/新たなる希望』の冒頭でも触れられた銀河帝国軍の宇宙要塞である初代デス・スターの設計図の強奪任務を遂行した反乱同盟軍兵士達の活躍にしぼって描いている。

流れのある大河サーガシリーズより、デス・スターの設計図強奪作戦にしぼっている分、自由度が高く面白い作品になっていると思う。

前作エピソード7に引き続き、主人公が女性である。今の時代、男のヒーローより、かっこよさを見せるには女性の方が説得力があり、また観客動員にも影響を与えるのであろうか。そういや、マッドマックスも主人公よりシャーリーズ・セロンが光っていたし。

CGや特撮は詳しい人が見ればアラがあるのかもしれないが、音響とも相まって、もう凄い映像の連続であり、おなかいっぱいな感じである。

主人公ジン・アーソを助ける登場人物も個性がある人物が多く、見せ場も多い。アメリカ版ゴジラを監督したギャレス・エドワーズ、見せ方を心得ている感じがするなあ。

クライマックスにいたる盛り上げ方もさすがである。

というわけで、ドキドキハラハラのスターウォーズ、エンタメ映画としては十分な及第点を出してもいいだろう。私としては本編を含めスターウォーズのこれまでの8作の中では一番面白いと思う。

ただねえ、最後に登場人物がみんな××のはいただけないなあ。エンタメ映画だからねえ・・・
【962】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年02月19日 13時46分)

みゆりんりんさん。
どうもです。

>コンビニで売ってるリバイバル的なコミック本、これのちょっと良い版って感じ?

そうそう、その小説版百科事典っていう感じ(爆)

>関羽の最期・・・違うやんけー!
>張飛の最期・・・全くちゃうや〜ん!

三国志、快調なペースで読んでおられますね。
そうなんだ、原典とは違うんですね。
でも、作者の「こうしたほうが面白い」というのが垣間見えて逆に興味をそそられますね。
北方氏のことですから「おれの書いた方がぜったいおもしれえぜっ」という氏の表情が思い浮かぶ気がします。

>陸王 池井戸さんねw
>昨日読み始めたんですけど、もう粗方の話の展開は想像付きました。

げげ。私、次はそれ読もうと思っていたんですが、陸上物語版下町ロケットなんですか(笑)

昨日読了した、今ベストセラー第一位の「蜜蜂と遠雷」が凄く良かったものですから(これはピアノコンクールのお話)次は陸上版と思って期待していたんですが・・・
もうちょっと後にしようかな(苦笑)

今は、「あきない世傳3」を読み始めました。

「蜜蜂と遠雷」は今年の我が読書本の中ではダントツのベスト1です。
この本については、またあらためて詳しく語りましょう。
【961】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年02月19日 13時48分)

ああだこうださん。
どうもです。いらっしゃいませ〜。

>もしかして、こちらははじめてのお邪魔かも

でしたっけ?(笑)
唄と本部屋でお話していたので、そんな感じはしませんが、言われてみれば、あちらでの会話が多かったような気もしますね。
それにしても、1月の映画館通いの回数と「この世界の片隅に」の鑑賞数は凄いなあ。
私は映画館も行って月に2回くらいで、月によっては行かない時もあるし、映画館鑑賞数では私よりもああだこうださんの方がこの部屋に相応しいかもですねえ。
>この3月で、いつでも千円鑑賞権が得られる私ですので
>今年は、密かに年間50回の鑑賞を目指しているのです。
それはとっても羨ましい限り。いいなあ。私もそうなったら今より映画館通いが増えるかも。

「この世界の片隅に」の鑑賞数は映画のお気に入り度が分かりますね。
私も昔はそうだった。「風の谷のナウシカ」は何度映画館で観たことだろう(遠い目)
今では、昨年度(私としての)ベスト1「マッドマックス怒りのデス・ロード」ですら映画館では1回しか観ていないし。
ブルーレイ買ってからは何度も観てますが。
何にしても、何度も映画館に足を運ぶような映画があって羨ましいなあ。
「この世界の片隅に」の疑問点・・・なるほど。
私もマンガ版をもう一度読み返そうかな。

ローグ・ワンについては、私も観ましたので、コメントアップしておきますね。

>「ドント・ブリーズ」
>エンターテイメントとしては最高に面白いです。これは映画館で見ないといかん映画です。

げげげ。そんな面白い映画があったんですか。
それは早速観なくては・・・
と、MHシアターを検索したら・・・
・・・・上映していない。
そんなあ(大泣き)
【959】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2017年02月14日 22時14分)

こんばんは

もしかして、こちらははじめてのお邪魔かも
映画の話をしにやって参りました。

この3月で、いつでも千円鑑賞権が得られる私ですので
今年は、密かに年間50回の鑑賞を目指しているのです。

1月は、5回出動

「ドント・ブリーズ」
「ローグ・ワン」
「この世界の片隅に」(4回目)
「アイ・インザ・スカイ」

そして再び、ドント・ブリーズ

快調だったのですが、2月は出動0〜


「この世界の片隅に」は、観れば見るほど好きになっていく作品ですね。
アニメと言わず、今まで見た映画の中で一番かも

1回目は、何の予備知識なしのまっさらで鑑賞

初っ端、コトリンゴの主題歌でううっとなって、あとひたすら見入ってました。
でも、わからないことが多々あり、原作マンガを読んでから2回目

今回は、白木リンエピソードの欠落も補完できたので、すっきり見ることができました。

この30分分のカットには、経緯があるんですね。
絵コンテは完成していたのに、何としても予算がない。
そこで監督の性格をよく知るプロデューサーが、無理矢理カットさせた。
さもなくば、この映画は世に出ることができなかっただろうとのこと

幸い映画が大ヒットし、完全版を作るだけの収益が上がったので
監督は、完全版を作ると言っているようです。

でも、30分追加すると、2時間40分の映画となる。
あのテンポの良さが失われてしまう危険性もあると思いますがね。

さて、映画の中身についてはあえて触れません。
まだまだ、わからないこともあるし

例えば、祝言の席で周作さんは何一つ口にしませんでしたが、それはなぜかとか
どっかの猫が3回登場するんですが、なんか意味あるのとか

終戦の日の玉音放送後、経子さんが家の裏で初めて声をあげて泣きますが
やっと声をあげて泣くことができるようになったということですよね。

とにかくすごい作品です。
またまた、すずさんに会いたくなってしまった


あと一言、「ドント・ブリーズ」
エンターテイメントとしては最高に面白いです。これは映画館で見ないといかん映画です。

では
【958】

マグニフィセント・セブン(1)  評価

ゆさみん (2017年02月12日 22時08分)

マグニフィセント・セブン The Magnificent Seven(2016年 日本公開は2017年)
監督 アントワーン・フークア
原作 黒澤明、橋本忍、小国英雄 『七人の侍』
音楽 ジェームズ・ホーナー
出演者 デンゼル・ワシントン
    クリス・プラット
    イーサン・ホーク
    ヴィンセント・ドノフリオ
    イ・ビョンホン ほか

65点。

「七人の侍」をリメイクした西部劇「荒野の七人」のリメイクである。
監督が以前に私が絶賛した「トレーニング・デイ」「イコライザー」のアントワーン・フークアということで期待して見た。マグニフィセントの意味であるが、ネットで調べたら、マグニフィセントとは「雄大、荘厳な」という意味で、「エクセレント」(素晴らしい)に「感動した」という意味がプラスされたような意味である。

あらすじ。(ネットの文章に一部修正した)
1879年、舞台はアメリカの炭鉱町ローズ・クリーク。平和なこの町にある日、実業家のボーグ一味がやってきて、ローズ・クリークを占拠する。住人のマシューは歯向かおうとするが容赦なく射殺され、妻のエマは悲しみに暮れる。エマは近くの町に行き、ローズ・クリークを救ってくれる人を探していた。そこに居たのがデンゼル・ワシントン演じる、賞金稼ぎのサム。一度は断られるが、ボーグの名を聞きサムは協力を決める。サムは戦いの仲間を集め、ボーグに挑むのであった。

「七人の侍」「荒野の七人」を知っている人には、基本的な流れは同じであることが分かる。7人の男が集まって村を守るお話。であるから、主役の七人の個性と、ボーグとの戦いをいかに演出し、魅せる映像に仕上げるかというのが監督の手腕ということになる。
主演のデンゼル・ワシントン演じる7つの州の委任執行官であり賞金稼ぎの人物をはじめ、クリス・プラット演じる(ギャンブラーでトランプを用いた手品で敵の注意をそらして隙を作って相手をしとめる)凄腕のガンマン、イーサン・ホーク演じる狙撃の達人、イ・ビョンホン演じるナイフ使いの達人・・・などなど、なかなか個性のある七人である。マンガで言えばキャラがちゃんと立っていて、バラエティ豊かであり、面白いといえる。
また、略奪男爵の異名をとる資本家の敵役のボーグも憎々しい限りで、ガトリング銃を持ち出して情け容赦なく村を破壊する姿は、いったいどうやって立ち向かうんだ、とハラハラさせる。それぞれのキャラに見せ場が用意されていて、特にガトリング銃を破壊する流れはカッコいい場面となっている。クリス・プラット演じるこの場面は、主役をくってしまうくらいの演技である。
というわけで、ド・ストレートの痛快娯楽西部劇。見終わったあとに、スッキリと気持ちが良くなる映画を見たい方は、オススメといえよう。
【957】

マグニフィセント・セブン(2)  評価

ゆさみん (2017年02月12日 22時07分)

そのわりに、ちょっと点が辛いのは、一つは前半で主人公サムが戦いの仲間を集める場面が、スイスイと進む点。ひとクセふたクセある7人があまりにも、あっさり仲間になりすぎである。7人それぞれが主人公の仲間になるエピソードに長く時間を割けない事情もあるせいもあろうが、これが弱いため後半の敵をやっつける場面で、何人かが命を落とすシーンにイマイチ感慨がわかない。(その意味で「七人の侍」が長尺になっていたのは納得である。やはり七人のドラマをちゃんと作るなら、それなりの時間が必要であるということなのだ)
この映画、アクションやカッコ良さでは上かもしれないが、「七人の侍」と比べるとドラマ性が弱いといわれても仕方がないだろう。というか、あらためて 「七人の侍」の素晴らしさを再認識した次第である。
そのほか、二つ目に、当たり前だが収まるところに収まるという点で波乱のあるストーリーでもない。
同監督の「イコライザー」と比べるとカッコ良さでは劣るし、「トレーニング・デイ」と比べると、意外性という点では弱い。よってこの点数となった。うーん、惜しい。
【956】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年02月12日 22時03分)

みゆりんりんさん。どうもです。
>>「君の膵臓を食べたい」を是非。
>ムホホ・・・これは昨年読み終わってまふw
あ、そうなんだあ。
若者に人気のある小説なんですね。
しれ〜と進んで、あとでドバーッとくる小説何ですか。
ほほほ、どんな小説か、興味が湧いてきましたね。
ぜひチェックして読んでみたいなあ。

>>あれを彷彿とさせる感じです(って分かりませんよね? 笑)
>うん、ちょーっと実感が伴いませんね(笑)
>でも、大好きな漫画家のを、過去に遡って大人買いしたような感覚なら分かりますw
>そのハード版なんでしょうかねw
これはちょっと説明がいるかな。
例えば、「ザ・賢治」だと宮沢賢治の小説と詩とかの全著作が一冊にまとめてある本なんですわ。価格は1800円とオトクなのですが、まあ全著作を一冊にまとめているということは、その分、活字の字が超小さくなるというわけで、読むという目的で買った場合、読み辛いのなんの(苦笑)
まあ、今ならコレクターズアイテムっていう感じの本でしかないですね。
ちなみに、今手元にある本を確認してみたら長編の「銀河鉄道の夜」がわずか19ページであります。本全体が624ページですから、全著作を一冊にまとめるということはそうなるわけですね。さらにいうなら値段が安いのは紙質を犠牲にしているため。手元にある本は、昔のザラ紙みたいな紙質で、時間が経った新聞紙のごとく変色はなはだしい感じです。
「ザ・賢治」は夏目漱石に比べれば宮沢賢治が若くして無くなった分全著作が少ない方で、「ザ・漱石」なんてめちゃくちゃ小さい字であります(苦笑)どうみても読むための本ではありませんでした。しかも、旧仮名づかいで書かれてゐるし。この本を読むにはよほどの覚悟が必要なのではないかと。まあお得ではありますけどね。

>好きな作家繋がりで、同じ本を読んだ直後なら、本について話したいって気持ち、あるよね〜w
御意。

三国志9巻目に突入だそうで、順調ですね。
羨ましい限り。

私も、久しぶりに、唄部屋に顔を出そうかな。
【954】

この世界の片隅に  評価

ゆさみん (2017年02月05日 23時25分)

この世界の片隅に(2016年)
監督 片渕須直
脚本 片渕須直
原作 こうの史代
製作総指揮 丸山正雄
出演者 のん
    細谷佳正
    稲葉菜月
音楽 コトリンゴ
主題歌 コトリンゴ「みぎてのうた」

90点。

戦況の悪化で配給物資が次第に不足していく中で、主人公のすずが嫁いだ先の生活を丹念に綴ったこうの史代原作のマンガのアニメ化作品。小姑の黒村径子の小言に耐えつつ、ささやかな暮らしを不器用ながらも懸命に守っていく様子が描かれる。

キネ旬では、昨年公開された映画のベストテンで、2位「シン・ゴジラ」をおしのけ堂々の1位(ちなみに大ヒットしている「君の名は。」はベストテン圏外である)。アニメ映画として1位を取ったのは「となりのトトロ」以来というから映画通を唸らせる作品でもあるといえよう。

原作のマンガは出版されてしばらくしてから購入して読んでいる。原作はホントに素晴らしい作品だ。戦争中の生活を描いている作品にありがちな、反戦を前面に押し出した作品でないのがいい。
反戦を前面に出してあると、メッセージ性が鼻についてくる。
市井の人々の普通の生活が、戦争の悪化とともに苦しくなり、ある人は空襲などにより家が無くなったり、ある家族は戦争に息子が出て行って無くなったりと戦争の影響はだんだんとひどくなってくる。その中で主人公のすずも爆弾により右手を失ったりなどする中で、懸命に生きていく。

そのマンガを丁寧な演出と絵によりアニメ映画化した作品だ。へたな反戦映画より、よほど戦争の悲惨さ・愚かさなどを感じさせる作品になっているといえる。
原作のイメージを壊さないように水彩画的な絵で描かれているのがいい。主人公をはじめ声の演技も出色の出来である。細かい点はわからないが、登場する小物や家など時代考証などもたぶん丹念に取材していると思う。かといってリアルだけを追求しているのではなく、主人公すずが空想にふける場面、右腕を失うシーンなどでは、詩的で繊細な演出がなされている。感涙。

片渕須直監督は、宮崎駿のもとで修行を積み(名探偵ホームズの宮崎駿演出の回の脚本を書いていた)ジブリ作品などにも関わってから独立した人であり、細井守氏や新海誠氏ほどの派手な名声はないが、丁寧な演出家としての実力は知る人ぞ知る監督である。片渕須直監督は、この作品で今まで知らなかった人にも名を知られる監督となったといえるし、細井守氏や新海誠氏とも肩を並べる存在となったと言えよう。

ひとつ残念なところは、原作にあった朝日遊廓「二葉館」の遊女白木リンが関わる場面が大幅にカットされていることだ。私の娘は、マンガでのリンのシーンが好きだったと言っていたのだけれど。

カットされた部分は、けっこう主人公の夫婦関係に関わる大事な要素となる部分だ。
おしい。
遊廓ということで、子どもが見ることを考えてカットしたのかな、と思っていたが、調べてみると予算の関係で、このシーンをカットしたとのこと。映画の売り上げ次第で30分ほど付け足した補完版が作られるかも、ときいているので、その際はこの場面が追加されるのだろう。
あらためて期待したいな。

まあ、ともかく見なさい。見れば良さが分かる。
この映画はそういう作品だ。
【951】

聖(さとし)の青春  評価

ゆさみん (2017年01月30日 22時30分)

聖(さとし)の青春(2016年)
監督 森義隆
脚本 向井康介
原作 大崎善生
出演者 松山ケンイチ
    東出昌大 ほか
音楽 半野喜弘
主題歌 秦基博「終わりのない空」

80点。

将棋棋士・村山聖を題材としたノンフィクション作品の映画化。発表当時、かなり話題となり、実際、第13回新潮学芸賞、第12回将棋ペンクラブ大賞を受賞した。書評その他でかなり話題になっていたのを記憶している。将棋に興味のない私も、書評の対談番組だったろうかで紹介された、命をかけて将棋に生きた村山聖の人生についての簡単な知識は持っていた。
ただ、それは2000年ごろのことであり、15年以上の時が流れている。再び、この作品が映画化されたり、彼をモデルとしたマンガなどが注目されるとは、すごいと思う。現代の(物質的には)恵まれた生活の中で、今はおそらくいなくなったであろう、一つのことに命をかける無頼に生きる人へのあこがれを、村山聖氏の人生に見いだす人が多くなったということであろうか。
この作品を見る前に、NHKで放送されたドキュメンタリー番組を見た。実際に彼が住んだ部屋を訪れる人や、彼に接した人へのインタビュー、羽生氏との対局の映像などを見て、「あらためて凄い人だったのだな」と思うと同時に、彼の生き方への羨ましさ、私はそんな人生は送ることができないがゆえのあこがれなどを感じた。
病気というマイナスを抱えながらも、こういう生き方があるのだ。もちろん、彼のような生き方はできないにしろ、そうありたいという生き方への指針を示した意味では、彼の存在はとても大きいと言えるだろう。

というわけで、映画である。
当然ながら、将棋の対局の場面があるのだが、将棋の対局ってドラマティックに見せるのって難しいよね。だってパシンパシンと打っているだけだから。将棋を分かっている人は静かな中にも緊張感のある部分を感じることも多いだろうけど、私のように将棋を知らない人は実感するとなると難しい。でも、映画だから、将棋を知らない人でも実感させないといけない。そこで魅せる工夫が入るわけだけれど、結論から言うとこの映画における将棋の魅せる描き方は(ああだこうださんに言わせればもの足りないそうであるが)私は成功していると思う。ちまたで言われているように羽生氏を演じる東出氏の演技は本人になりきっているようであるし、村山聖氏を演じる松山氏の演技も体重を増やしたという外見以上に本人の葛藤をうまく演じていると思う。WOWOWの映画紹介では、実際の対局にそって何時間かずっと撮影していて、映画で使われたのはその一部であるということで、役者本人もあの場面でああいう表情や仕草をしたことということは映像を見るまで知らなかった、と言っていた。それほど対局に没入していたということであろう。演じた二人と、場面を切り取った編集・演出の上手さが光る場面だったといえる。

対局が終わったあとに、村山聖氏が羽生氏をさそって会場の外に出て飲みに出る場面もいい。これも静かな場面であり、本当に実際にあったかどうかはわからないのであるが、二人の静かな会話の中に村山聖氏や羽生氏の将棋に対する複雑な思い、生き方などの心模様が伝わってくる。時々心象風景らしき映像が入っていい味を出している、と思う。

また、村山聖氏の死の場面をストレートに描いていないのもいい。お涙ちょうだいの映画では無いんだから。それでいて、死を知った周りの人の反応で悲しみや無念さを表している。
いやあ、良い映画だ。良い映画を見たなあ、と思わせてくれる一本であった。
【950】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年01月30日 22時28分)

みゆりんりんさん、こんばんは。

また、夢を見ていた

読了され、良かったとのこと。感想を聞いて、読みたい気分にされられました。
この作家って「君の膵臓を食べたい」の著者ですよね。昨年から本屋で売っていて、今でも平積みになっていますのでいつか読みたいな、と思っていました。そうですか。良かったですか。図書館ではしばらく競争率が高そうですね。

グイン・サーガ
いろいろ述べましたが、私も25〜26巻くらいでストップしています。この手の本はみおつくし同様、出されたらすぐに読むというスタイルを崩してしまうとなかなか追いつけない(苦笑)
あとでまとめて読もうと買っておいて、ついおろそかになっちゃった・・・
100巻記念本という、100冊を小さい字で上下2分冊に分けて売られた特装版(かなり値が張りました)を買ったけれど、いまだにしまってあります(笑)
面白いんだけど、やはり長さに手を出せない自分がいます。

では、三国志シリーズ、楽しんでくださいませ。
【947】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年01月25日 14時29分)

おっこんちゃ〜w

三国志、現在6巻目っすよ〜んw

やぁ〜っと、孔明が登場。
でも劉備の求愛に悶々中。

今までの登場人物の中で、目を見張ったのが周瑜。

超出来る男だったんだね〜w
名前しか知らんかった。

孫策と、姉妹をそれぞれ嫁にしてたとはw

で、7巻目と8巻目を準備しておこうと借りに行ったら、予約本が1冊。

また、同じ夢を見ていた。
住野よる

三国志、先が長いから、これからやっつけていこうと開始。

小学生のお子ちゃまが主人公で、子供言葉で話が進行していきます。

既に不安『大丈夫か?』

現在20ページ程進みましたが、全く興味が湧きません・・・大丈夫か?

そう言えば、華佗と言う医者が登場してます。
中国史で超有名な医師で実在したのは知ってましたが、曹操の主治医だったんだ〜へー的な。

興味ある所だけをボチボチと拾い上げるような感じできたので、ちょっと繋がると、逆に違和感が・・・(笑)

それでは〜w
【946】

生頼範義展III 3(1)  評価

ゆさみん (2017年01月23日 00時33分)

3 凄すぎる生き方に対する果てしない絶望的な距離、そして共感
展示会終了の二日前の1月14日。
イラストレーター寺田克也氏と雑誌編集者の高橋ヨシキ氏のスペシャルギャラリートークが行われた。
150人ほどの人が囲む中で生頼氏の絵に対する思いやその凄さを二人で語ったのであった。私もむろん行って面白く聞いていたのであるが、その内容は一言で言うと結局「生頼氏って凄いよね」というものである。
寺田氏は、三回ともこの展示会には来ているけれども、会場を出る頃にはがっくり首をうなだれて帰るそうである。自分との違い、そしてあまりの凄さに圧倒されて。
小さい頃から生頼氏の絵に対するあこがれをもって生きてきて(寺田氏は、高校生の頃に、生頼氏の最初の画集、それも豪華限定版仕様の画集を購入している)氏にとっては雲の上の存在であった。そして、イラストレーターという職業を選んでからは常に生頼氏の存在はあったという。
漫画家をこころざしていたころに、あんな絵が描きたいとペンとインクを買った。プロが使っている道具さえあれば、理想の絵が描けると思っていた。しかし、描けない。イラストを描きたいと思って、生頼氏が使用していた絵の具「リキテックス」も買った。でも、ぐちゃぐちゃの絵しか描けない。「当たり前だよね」と寺田氏は笑った。
どうしたら、あのような絵が描けるのか。それを追求しながら、ここまでやってきた。そして、プロのイラストレーターとして、ひとかどの地位を築いた今、生頼氏の原画を見てびっくりしたという。
カラーの絵は、油絵によくあるごつごつした修正の跡があるものか、と思ったらほとんどない。下絵として描いた絵と完成した絵を見るとほぼ同じである。
点描など白黒の絵は、失敗してもホワイトで消せば印刷ではちゃんと写るから修正しやすいと割り切って書く人もいて原画は見られたもんじゃないものも多いけど、生頼氏の絵はほとんど修正が無く一枚絵として完成している。聞いた話では、超リアルな点描画も3時間くらいで完成したみたいよ。ええ〜、うそだろ?
使っている道具は、どこにでもある画材屋に売ってあるペンと絵の具と筆のみ。
寺田氏「だから、みなさんもペンと紙さえあれば生頼さんのような絵が描けるんですよ」(笑)
いいや、描けません(苦笑)
プロの画家ですら舌を巻く、その圧倒的な技量と残した膨大な作品数。
私たちにできることは、ただ、ひたすら絵に人生を捧げた生頼氏の絵をだまって見るのみである。

普通の人にはここまでの生き方はできませんわ。
「落ち込んでいる暇はない。描かなきゃ。ボクは今も描いてる」
そう激励され、生頼氏の絵をプレゼントされた画家の卵の人は、実はその後、結局生頼氏の絵のすさまじさに圧倒され、「私にはこういう生き方はできない」と画家への道をあきらめたそうである。
(下に続く)
【945】

生頼範義展III 3(2)  評価

ゆさみん (2017年01月23日 00時33分)

(上からの続き)
レビ(天井キラー)さんと酒を飲みながら話を交わした折、私としては、もっともっと氏の凄さを多くの人に知ってほしいと思っていることを述べた。(残した作品に対する評価が低すぎる、もっと再評価されてしかるべきだと思う、と)しかし、レビさんは「宮崎くらいでちょうどいいんじゃないかな。あんまり都会とかで広めなくてもいいんじゃないかな」という意見であった。
自分には、こんな生き方はできない。
レビさんの考えは、そう受け止める人のことを思ってのこともあるだろう。

さて、展示会を訪れた人の中で、生頼氏の生き方に共感をもって受け止めた人もいた。
会場に設置してある寄せ書きコーナーの中で(私にとって)ひときわ目を引いたコメント。
書いたのは、作家の夢枕獏氏である。
そうそうたるマスコミ関係の有名人の中に、ひっそりと書かれた夢枕氏のコメント。
原稿をひたすら書いて書いて書いてきた。倒れても、時に点滴うちながら小説を書いてきた夢枕氏。
氏の著作を多く読み、氏の生き方をご存じの人なら、なるほどと思う人もいるだろう。
最後に、夢枕氏のコメント全文を紹介する。


ありがとうございました。
ありがとうございました。
書きつづけるしかありませんね。
ありがとうございました。  夢枕獏
【944】

生頼範義展III 2  評価

ゆさみん (2017年01月14日 09時53分)

2 晩年の老いが感じられる作品
生頼氏のイラストレーターとしての活躍期間は50年にもおよぶ。1960年ごろから2010年頃までである。普通、画家としてのピークは短い期間であると言ったのはSFイラストレーターである加藤直之氏だったろうか。しかし、生頼氏のピークはとてつもなく長い。「特に1980年代の頃の絵はすごい」(内覧会で富山省吾氏が述べていた)私としては、1980年代から1990年代前半までの絵が凄いと感じた。1980年代といえば、氏の描く量がピークを迎える時期である。めちゃくちゃ描いていた時期が一番凄いというのは、クリエイターとしてはある意味納得する人もいるだろう。構図も凄く、絵も精緻で美しく迫力がある。1985年には1年間で100点以上描いていたそうで、単純に言えば3日で一枚描いたことになる。当然、これは装画であれば原作本を読む時間と構図を決めたりする時間を合わせてのことである。いくら筆が速いとはいえ、ほとんど不眠不休の毎日だったのではないかと思われる。
しかし、こういう生活を続けていたツケは体を蝕んでいくものだ。
2000年後半になって絵は少しずつ荒いものになっていく。
その中で、描いた映画「日本沈没」(樋口真嗣監督)のポスターは、おそらく氏のポスターとしては最後の氏らしい作品と言えよう。2006年作品。
だんだんと構図やタッチが荒くなり、オーライタロー氏によれば、最後の氏らしい作品は2008年に描かれた「小松左京の肖像画」(小松氏が亡くなった際に遺影にも使われた同人誌「小松左京マガジン」表紙として描いた作品)で「父の底力を感じさせてくれる作品」(オーライタロー氏)である。その翌年描いた絵が、多くの大作に混じって展示されていた。

「戦国自衛隊1549」

福井晴敏氏の著作で映画化もされた本の装画である。
生頼氏の作品として誰が見ても、落差がはっきりしている。
https://www.amazon.co.jp/%E6%88%A6%E5%9B%BD%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A1549-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%A6%8F%E4%BA%95-%E6%99%B4%E6%95%8F/dp/4043943148
実際の作品は、装丁と違う。絵の下に「ハイペリオン」シリーズのようにローマ字で「HARUTOSHI HUKUI」と描かれた部分がある。この部分は本ではカットされている。
この絵を見て、別の意味で衝撃を受けた。あれほど美しく精緻な絵を描いていたのに何という落差であろう・・・「HARUTOSHI HUKUI」の文字も、ハイペリオンで描かれたような銀のプレートに彫られているような精緻さは見るべくも無い。
ただ、構図は往年の氏を彷彿とさせる。戦車に馬に乗って走る武将の絵の後ろには主人公の男女、空中にはヘリ。遠近感を逆にして、手前に大きいものを小さく描き、主人公らを大きく描くという「らしい」構図である。たぶん、この絵を描いたときは、視力の低下と手の自由に難があったのではないか、と想像する。

よくこの絵を展示されたなあ、と思う。
この展示会は氏のイラストレーター人生の後半を展示するものでもある。この絵を展示された主催者の英断に感謝したい。

というわけで最盛期と下降していく氏の絵の変遷を見ることが出来る意味でも、この展示会はファンとしては嬉しいものである。
【943】

生頼範義展III 1  評価

ゆさみん (2017年01月14日 09時54分)

いよいよ生頼範義展IIIが明日で終わる。
ここで今回の展示会の見所や特徴をまとめておきたい。

1 画家として描いた絵の展示
今回の生頼展IIIには注文されて描いたものでは無い絵が十数点展示されている。ジャンルとして分けると、一つは家族や近所の人物などを描いたもの、一つは大作「破壊される人間」(川内市歴史館所蔵)につながる人間がどろどろに崩れていく様子を描いたもの、もう一つが戦艦の絵と戦艦の戦いを描いた絵などである。すべての絵がサインが無い。よって完成品とは言えず、氏が生きていたら絶対展示することを拒んだであろう作品群である。ちなみに図録にも載っていない。
氏が亡くなって初めて見ることが出来たという意味で、さみしさもあるが、それ以上にあれほどの量を描きながらも、氏には個人的に描きたい絵が多くあったのだ。
人間がどろどろに崩れていく様子を描いた試作の絵は、一見目を背けたくなるような絵であり「小さい頃に見たらトラウマになってしまう」(映画監督・樋口真嗣氏の言)ような迫力のある絵である。実際「破壊される人間」(川内市歴史館所蔵)は当初はそのまま展示していたが、歴史館ということで学校から歴史の勉強をしに来た児童たちが、絵を見て怖くて泣きじゃくるなどの反応を示したため、現在は絵の前にカーテンがかけられ、特別な場合のみオープンにされるという。少年時、目の前で爆弾によって人がばらばらになる瞬間を実際に見た体験をしたからだろうか、生頼氏が描く戦争の悲惨さを表す絵は、残酷で、怖く、おどろおどろしく、切なく、どこか美しい。
家族や近所の人物などを描いた絵は、若き頃に描いた絵が多い。尊敬するミケランジェロなどにならって「真正なる画家」(生頼氏)としての作品を意識した作品。イラストレーターとして今は生活しているが、本来はこういう絵を描きながら生きていきたかったのだろうか。
戦艦の絵と戦艦の戦いを描いた絵は、60歳を機にそれまで依頼を断ることが無かった氏が、注文量をセーブしながら「描きたい絵を描く」として描いた絵と思われる。戦争をあれほど憎んでいた氏が、戦艦や戦争の絵を好んで描いたのは、映画監督・宮崎駿氏が戦争を嫌いながらも、零戦の造形美の魅力、それを作った設計者・技術者に対する敬意をもって「風立ちぬ」を作ったのに近い思いがあったのではないか。爆炎につつまれながらまさに沈んでいこうとしている戦艦も驚くほど精緻で美しい。


上にも書いたが、残念ながらこれらの絵は今後展示される機会はあまりないかもしれない。だって3回の展示会で900枚近く展示しているが、全体としては3分の1も満たないし、まだ展示しきれていない絵がごまんとある。来年に東京でも展示会が予定されているそうだが(オーライタロー氏によれば東京でも300点くらいは展示する予定だとか)これらの私的に描いた作品まで展示されるかは微妙であろう。

ちなみにこの私的な絵の展示分のみ写真撮影OKである。私もしっかりカメラにおさめた。とにかく、人の目に触れる機会もほとんどないと思われる作品群だけに貴重である。展示の期間も残りわずかだが、見てほしい作品群である。

※映画監督の樋口氏は、これらの中から好きな絵として一番サイズの小さな絵を選んだ。その絵は、もあもあとした煙が描かれ、それぞれの煙らしきものの奥に、何かが蠢いていそうな絵である。ぼんやりと描かれた中にあばら骨のようなものが見えたりして、人の体内のようでもあり、繭の中で生まれようとしている何者かがいそうな感じの絵であった。クリエイターとして「これが一番好き」と述べた樋口氏は、生頼氏の絵の中に、今から描こうとしているものが生まれ出てくるような創作の萌芽を感じていたのだろうか。
【941】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年01月12日 21時16分)

熊楠さん
「日本で一番長い日」
鑑賞されたようですね。
岡本作品は、事件の流れに沿って、ドキュメントタッチで作られた映画。
今回の作品は、その前後も含めてこの事件がどのような流れで起き、歴史の中のどのような位置づけとなるのかまで描かれています。
岡本版は、夏の暑さと汗のにおいが実感できるようなリアル感があり、今回の映画はドラマとして作られていると思います。
どう見るかで評価は分かれるでしょうが、多くの人に観て欲しい映画ですね。
立花氏の言葉は名言といえるでしょう。

>ベイマックス・メリーに首ったけ・燃えよドラゴンの3作品

どの映画も一級品であることは保証します。
さすがに燃えよドラゴンは何度目かの鑑賞でしょうが(笑)
友情・笑い・ときめき・熱さ・ドキドキハラハラ・・・・
見る人が、どんな映画を見たいかだけですね。
【940】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2017年01月10日 11時04分)

明けましておめでとうございます。
遅くなりましたw

今三国志3巻目。
意外と進みが遅いです。

思うのは、やっぱ今のと昔のとでは、圧倒的に1ページに詰め込まれてる字数が違うって事!
いや、割と字が大きめで『字、少なっ!』ってのがそこそこあるって言うか。

そう思いません〜?(笑)

三国志って、強い武将たちが、あっち行ってドーンw
こっち行ってドーンしてたのかと思ってただけだけど、色々と個性豊かで、結構な年数をかけてたんですねぇ。

まだ曹操は壮年ですけど、確かこの方・・・頭痛持ちだったか、脳腫瘍持ちだったかじゃなかったっけ?
今、所々で、頭を揉ませる記述が出てますけど、タダの頭痛レベルじゃなかったと記憶してますが。
その時代まだ開腹とか開頭とかの医術はなかったかと・・・

中国と言えば房術ですなw
超凄そうwww

歴史は好きだけど、好んで世界の派手な女性や美女系ばっかしだったので。

三国志、ジミー大西w
忘れた頃〜に、ペロッと女性が出るだけ。

傾国の美女とか妖婦とかバンバン欲しいな〜w

ではまたw
【939】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2017年01月08日 09時37分)

ゆさみんさん

こちらこそ今年もよろしくお願いします。

中々映画を見ない中、昨日録画しておいた『日本で一番長い日』を見ました。
ゆさみんさんは奥さんと見に行ったんでしたね。

ちなみに私も岡本作品も見ていないし、恥ずかしながら宮城事件も知らなかった。
そんな中、一番印象的だったのは、昭和天皇ですね。
あの時代、あの環境であれだけ客観的になれるのは凄いと思いますね。
もっと極端になっても致し方ないと思いますよね。

聖断と言うに相応しい判断が何故できたのか。

ゆさみんさんが書かれている
立花氏が述べているように、『現代日本の出発点はすべてあの御前会議での天皇の決断とともにある』
というのがとてもよくわかる内容でした。

阿南さんの奥さんが阿南さんに話しかける息子の人物像も泣かせますよね。
難点が一つ。全編、セリフが聞き取りづらい。この一点はどうにかして欲しかった。

録画してある映画は、ベイマックス・メリーに首ったけ・燃えよドラゴンの3作品。
今日はどれにしよう?

レビさん
こちらこそよろしくお願いします。
また面白い本あったら教えてくださいね。

では。
【938】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2017年01月07日 10時49分)

レビさん。
年末の飲み会楽しゅうございました。
レビさんが私の住んでいる地域まで飲みに来て、ボトルを入れてくれたのが嬉しかったです。
また、飲める日を楽しみにしています。
生頼範義展III。
昨年は二度行き、今日も今から行く予定。
あと2回は行けるかな?
いやもう、言葉はいりません。ただ、目の前で実物を見るのみ。
実物を見る機会は今後はあまりないでしょうから、今のうちにしっかり見ておかなくては・・・

熊楠さん。
今年もよろしくです。
熊楠さんからは、面白い小説をいくつも紹介していただきました。
私の数少ない趣味の一つである読書をディープに語り合う良き友としてこれからもお付き合いのほどをお願いいたします。

するするさん。
新年の挨拶ありがとうございます。
>マットマックスの白クローム版
実はアマゾンにて予約注文済みであります(笑)
楽しみだなあ。
今年も良い映画を見ることができるといいですね。
今月中旬には「ローグワン スター・ウォーズ」と「この世界の片隅に」(本県では全国より遅れて本日より公開)を観に行く予定です。
【937】

あけおめです♪  評価

ゆさみん (2017年01月07日 10時34分)

あけましておめでとうございます。

トピ主が、留守がちな部屋ですが(笑)今年もぼちぼちとやっていきたいと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。
【936】

RE:映画について語ろう  評価

するする (2017年01月05日 10時36分)

今年も宜しくお願い致します

 書き込みは、少ししか出来ていませんが
  読ませていただいています
 
  今年大作の続編が期待できそうですね
  夏頃  マットマックスの白クローム版
  意外にいい感じです PCで、カラー調整して観たら
   大きい画面と音楽で 再度観たいですね
【935】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2017年01月02日 09時06分)

明けましておめでとうございます


ゆさみんさん 熊楠さん みゆりんりんさん

今年もよろしくお願いします。



ゆさみんさん 

年末はとても楽しいお酒でした。

( ̄▽ ̄)ノ 呑みすぎて二日酔い

今年もゆっくり呑んで語って歌いましょう。

そうそう。PCの修理が終わりましたー!(喜



  「生頼範義展パートIII」

行ってきました。

ただひたすら、

時間が経つのを忘れるほどにどっぷりと浸れて満足でした。

自分なりに生頼範義さんの生き方が理解できたような気もしました。

明日か明後日にもう一度行ければ・・・


では。
【934】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年12月31日 15時49分)

ゆさみんさん

本年も色々お世話になりました。
映画を見る機会が極端に少ないので中々お邪魔できず^^:)

来年はもう少しお伺いできるようにしますね。

来年も良い一年になりますように。では。
【933】

良いお年を!  評価

ゆさみん (2016年12月31日 15時33分)

どうも。
ゆさみんです。

今年も終わりですね。
年を取ると一年が過ぎるのも早いなあ。

みゆりんりんさん。
あらためての挨拶、ありがとうございました。

>光媒の・・・何だっけ?
道尾秀介氏の「光媒の花」ですね。
道尾氏が直木賞を受賞された直後あたりに出版された本です。派手さは無いけれど、氏の作品らしい面白さが伝わる良作だと記憶しています。

北方三国志をスタートされたそうですね。
先は長そうですが、みおつくしシリーズみたいに読んでいくうちに先が読みたくて仕方が無くなるかもですね。
来年も充実した読書ライフをすごされることでしょう。


あらためて、この部屋においでいただいた方々に・・・
みなさんにとって来年が、今年以上に良い年でありますように。

来年もよろしくお願いいたします。
【932】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2016年12月28日 10時56分)

おはようございます。

明日ご挨拶できるか怪しいのでw

今年もお世話になりました。
来年もちょこちょこお邪魔させて頂きますのでヨロピクね〜♪
【930】

ぜひ、生頼範義展IIIに来られたい  評価

ゆさみん (2016年12月21日 23時45分)

(下のトピの続きである)

面白いエピソードがある。
SFアドベンチャー表紙に描いた絵の原画が何枚か見つからない。
どうしたのだろうと思ったら、横浜在住のKさんから2枚持っていると連絡があったという。
以下は、現在、生頼氏の絵の保管責任者である石田達也氏の文章である。

 Kさんは美大へ進むことを志していたが、受験に失敗して進路に悩んでいた。その時、Kさんのお父さんが昔東京に住んでいた時、近所に画家さんが住んでいて、結構凄い絵を描くので一度絵描きがどんな仕事をしているのか宮崎に行ってみたらどうかと生頼先生を紹介したらしい。
 そこでKさんは生頼先生の作品と仕事ぶりを見て大変感動した。「落ち込んでる暇はない。描かなきゃ! 僕は一日中描いてる」という激励の言葉と、当時制作中だった『破壊される人間』の連作の形容する言葉もない『とんでもなさ』に打ちのめされたみたいです。その帰り際に好きな絵を記念にあげるから持って帰っていいということで、Kさんにプレゼントしたのが“パウリナ”と“ルクレチア”だったという話であった。


後に、第一回「生頼範義展」の図録の表紙絵になるくらいの代表作「パウリナ」他をポンとプレゼントする氏も凄いが、この

「落ち込んでる暇はない。描かなきゃ! 僕は一日中描いてる」
このセリフは、自分の持てるすべての時間を絵に捧げた生頼氏の至言だと思う。

まさに、氏の絵に対する姿勢がはっきりと表れている。
とにかく、絵を描く。絵を書きたい。絵を描くことそのものが自分が生きているということなのだ。

その氏の生き方を我々は、氏の絵を見ることで自然と感じてしまうのではないかと思う。
そして、その感動は生で見ることでしか残念ながら伝わらない、と断言する。

今回の展示会は、第3回ながら、私的には今までで一番充実しているものではないかと感じている。
何度も言うが、心動かされた方は、ぜひ、展示会に来てもらいたい。

人によっては、今までの生き方を変えるような、衝撃と勇気を与えてくれるはずだ。
【929】

ジョージ・ルーカスの都市伝説  評価

ゆさみん (2016年12月21日 23時42分)

「生頼範義展」のパートIIIが12月3日より始まった。
生頼範義(おうらいのりよし)氏の個展としては最後になる予定である。

http://ohrai.net/

今日は、ジョージルーカスと生頼範義氏の都市伝説(?)について語りたい。

昨年の夏、生頼範義氏が描いた「破壊される人間」を見るためのツアーに出かけた。
この絵、鹿児島の川内市にあり、できれば「生頼範義展」のパートIIにあわせて展示したかったのだが、会場に入りきらないために断念せざるを得なく、でもやはり行きたいよねぇということで特別ツアーを組んでコアなファンを対象として計画されたのであった。

ツアーのバスの中で、マイクを回し、自己紹介や生頼範義氏の絵に対する思いなども語って盛り上がったのであるが、その中に「怪獣絵師」の異名をとる開田裕治氏が奥様を同伴して来られていたのであった。
で、その奥様(官能小説家である開田あや氏)が自己紹介の際、「質問があります」と息子さんのオーライタロー氏に聞いたのであった。

ジョージ・ルーカス氏が生頼氏に「帝国の逆襲」を依頼した時に、ルーカス氏が自家用のヘリコプターに乗って、生頼氏の家の庭に乗りつけたという都市伝説を聞いたことがあるのですが、あれは本当ですか?

うーむ、そんな都市伝説、私は初めて聞いたのだが、いかにもという感じもするなあ。
で、答えは
「家にはそんなヘリコプターが乗りつけてくるような大きな庭はありません(笑)」
ということであった。

実は、ジョージ・ルーカス氏が生頼氏に「帝国の逆襲」を依頼した際のことは、このトピでも紹介している。

実際どうだったかというと、依頼はまず電話で「直接会って、依頼したのだがよろしいか」というものであったらしい。
数多くのポスターを手がけている氏は「いくつかの資料を送ってくれれば描けるので、それには及ばない。もし、それでも来られるのなら依頼は断ります」と言ったという。

これは基本的に、どの人に対してもそうだったと思われる。
実際、氏はあれほど多くのカバー絵を手がけた平井和正氏や小松左京氏にも会っていない。

孤高のイラストレーター。

都会でなく、わずらわしい人間関係を絶って絵描きに専念するために宮崎市に引っ越してきた氏らしいエピソードだといえる。
こういったエピソードを読むと、氏が芸術家らしい堅物というか、気難しい人であったというイメージを持たれる方も多いかと思う。

でも私は思う。

単純に、氏は、

絵を書きたい。

その気持ちがすべてにおいて優先されたのだと思う。
しちめんどくさい相談とかする時間があるなら、一枚でも多くの絵を描きたい。

ただ、それだけだったのではないか、と思うのだ。
【927】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2016年12月19日 08時47分)

ゆさみんさん、おはようございます。

熊楠さんとこに書いてますが、今図書館内で予約殺到ベストの中の1冊を読んでます。

かれこれ何か月前に予約したんだっけ?
ってなもんでして(笑)

初めての作者(だと思う)ですが、マイナス要素は感じられません。

初の作者とか、本屋で手に取った時『あ〜、なんかちょっと好きじゃない感じの文章だな〜』とか思う時があるじゃないですか。

そういう感じはなく、ただ内容に対しての不安だけでしたが(笑)

派手さは全くなく、映像化しやすそうだから、映画とかになっちゃうのかな?

原作もそうですが、映像化されたら、癒し系になると思いますw
【926】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年12月11日 23時03分)

みゆりんりんさん、どうもです。

再度のコメントありがとうございます。

>真面目にそつなく働き、好青年って感じで。
>でも、つい高校生が目にする、お客さんの荷物をぞんざいに扱ってるシーン。

このシーンは映画では描写されていたんですよ。
そのあとに・・・

>>ラストに近いところで犯人が高校生の家をめちゃくちゃにするなど異常性の描写もある。

このシーンが入っているんですね。

>ん〜?
>そういうのは無かったなぁ。

なるほど。
やはり、客の荷物をぞんざいに扱うだけでは、説得力がないということで、監督が付け足した場面なのかもしれませんね。

>読んで全てが終わるのではなく、読んだ後・観た後に、客が色々と考える作品なのでしょう。

まさに、映画も「観た後に、客が色々と考える作品」という感じになっておりました。
この当たりは好き好きという気がします。

ただ、映画コメントでも触れましたが、トータル的には好く出来ている映画だと思います。あとから腑に落ちない点が出てくるものの、一気に見せられてしまう映画でした。特に俳優の演技が素晴らしかった。
渡辺謙は当然として、特に、宮崎あおいはやっぱすげえなあ、と思いました(笑)

みゆりんりんさんも、映画館に行くまではないとは思いますが(ってもう上映は終わっているかなぁ)レンタルやテレビ放映された際には見てみてはいかがでしょうか? 見て損はない映画であると思います。
【925】

RE:映画について語ろう  評価

みゆりんりん (2016年12月05日 09時10分)

続きです。

>結局は、残虐な犯人なりの二面性で、単に「親身になるふりをして、実は彼女をからかっておもしろがっていただけだ」

超曖昧な犯人のタイプ。
そして一方的かつ勝手な犯行理由。
世間に憤ってるくせに、自分なりに人を見下してる。

そしてずっと苦悩していた高校生。
自分を理解してくれる人・・・すがりたい・・・と思い始めた人だったのに、全てを覆された憤り。
そもそも、その人が助けてくれさえすれば、この苦悩はなかったのに。
そこまでは仕方ないと諦められても、それを面白がっていたとは・・・

よっぽど、高校生の殺意のほうに軍配が上がります。

あやふやな殺人。
明確な殺意を伴った殺人。

この際立たせ方は凄いと思いますが。

では、その他の2人は・・・
同じく、きちっとした生活基盤を持てず流浪するも、巡り合った人間達と信頼関係を持とうと努力する。
なぜ自分が・・・と一方的に卑屈にならず、世間のせいにして腐らず。

作者は、犯人と似たような境遇のこの2人の生活を並行して表現する事で、犯人の異常さをひっそりと言いたかったのだと思います。
最初は目くらまし的に使って。

>ラストに近いところで犯人が高校生の家をめちゃくちゃにするなど異常性の描写もある。

ん〜?
そういうのは無かったなぁ。
真面目にそつなく働き、好青年って感じで。
でも、つい高校生が目にする、お客さんの荷物をぞんざいに扱ってるシーン。

ここで高校生が『まさかあの人が・・・いや、偶々虫の居所が?』と、犯人の性格を計りかねて。

この気持ちが消えかかった頃の、文章の発覚!
最初に持った感想『まさか』が一瞬で確定されちゃった訳ですね。

なので、読んで全てが終わるのではなく、読んだ後・観た後に、客が色々と考える作品なのでしょう。

思いつくまま、ごちゃごちゃと書きましたw
【923】

みゆりんりんさんへ 「怒り」への返信1  評価

ゆさみん (2016年12月02日 21時41分)

では、あらためて、みゆりんりんさんに返信いたします。

>観るか?と問われると・・・観ない(笑)
>原作でネットリとし、最後までスッキリ感が無い本作品。
>映像までも食らいたくないと言うのが本音w

よっく、分かります。私だって小説読んでいたら観ることないでしょう。
「怒り」と同じ作者の吉田修一氏の原作「横道世之介」の映画版がすこぶる良かったので、観た次第。

>『怒』に関しては、何の表現も曰くも書かれていない。
>ただひたすら、犯人が全てに怒ってたんじゃないだろうかと想像するのみ。

なるほど、やはりそうなんだ。
怒りの理由については映画版ではよく表現されていたと思います。

社会の底辺にいる主人公が、その日紹介されたところにいって日銭をかせいで、やっと食えるという仕事をしている。そのように生活して生きていくしかない。
で、ある日暑い中、指定されたところに行ったら誰もいない。問い合わせたら「その場所、一週間前の仕事の場所ですよ」と笑いながらいわれる。
騙され、からかわれたと怒りが沸くが、電話は切れ、怒りをぶつける相手はわからない。
がっくりきて、動く気力も無くなり、そこそこ裕福そうな家の前でぐったりして休んでいると、それを見た家の女性が親切心で盆に載せた水を差し出す。

「そりゃあ、殺すよね」
怒りをぶつけられ惨殺された夫婦にとっては、とばっちり以外の何物でも無いけれど、それが殺す動機になるというのは、そこは納得させられました。

ただ、やはり気になるのはラストにいたる過程。

(どうも「ですます調」では勝手が悪いので、以下「である調」で書きます)

>犯人に絡んだ舞台のラストが一番悶々と・・・

うーん、やはり原作もそうなのかあ。
私は、ある人物が犯人とわかった後に、
「じゃあ、例の高校生の彼女に対して以前に彼がとった親身な感情は一体何?」
ということを思ってしまうのだ。

結局は、残虐な犯人なりの二面性で、単に「親身になるふりをして、実は彼女をからかっておもしろがっていただけだ」
といえば、理由付けが可能であるのだが、ある意味、犯人役の役者さんの「演技がうますぎて」そのシーンでは心から親身になっているようにしか見えない。
それだから、例の高校生の彼女も、最初に出会うシーンでは、傍目には怪しい人のように思える犯人に心を許すわけであり、結局、心を許した彼女の見る目がなかったということになる。
で、実は犯人には二面性があったというのは、それはないんじゃない?
とツッコミたくなってしまうのだ。

ある意味、親身になる「ふりの」演技をしているように見えれば、なるほど、と納得できる気もするのだが、それだったら、途中で「ヤツが犯人だ」と観客にさとらせてしまう可能性もあるわけで、難しいところだとは思う。

だからか、これでは説得力が無いと思ったのか、ラストに近いところで犯人が高校生の家をめちゃくちゃにするなど異常性の描写もある。

でも、やはり説得力が弱い。
そこが一つ納得できない点。
【922】

みゆりんりんさんへ 「怒り」への返信2  評価

ゆさみん (2016年12月02日 22時20分)

もう一つ。
ラストで「怒」の文字を見た高校生に犯人が刺されるシーン。
あまりにも無防備で、あっさり刺されすぎじゃないの?
「怒」の文字と、そこに書かれていた彼女についての落書きに高校生が「怒り」くるうことは、いくら何でも想像できるであろう。
高校生を舐めてる? そういう感じでもない。
もしかして、自分の二面性のある生き方に対し絶望して、自分を刺させるように仕向けている? という感じでもない。
なぜか、高校生に中途半端に刺されるわけである。

どして?

わかんね。
となってしまうのである。

以上、犯人が高校生にとった態度が、どうも納得できない感じであり、

みゆりんりんさんが小説の感想で書かれている
>いくら読み手の想像意欲をかき立てる為としても、あまりに手放しっぽい

「読み手」を「観客」と置き換えれば、まさに同じ感想なのである。

以上の二点が特に、もやもやと納得できないんだよね。



多分、こういうことだとは思う。

殺された夫婦も、高校生の彼女も、高校生の男の子の家族も、人が好くて彼(犯人)に親切にふるまう。
しかし、それこそが底辺に生きるしかない自分との差を見せつけられる行為であり、まさに彼の怒りの本質なのだ。
その怒りを「親切にしてくれる人」は絶対に分からないであろう。底辺で這いつくばって生きるしかない彼とは、住んでいる世界が違うのだ。
だから、その全てに彼は怒りをぶつけるしかないのだ。

でも、そこを観客に想像させるのは「あまりに手放しっぽい」

あらためて、そういうことを思ったのである。

以上、再度映画「怒り」について考える機会を与えてくれたみゆりんりんさんに感謝いたします。
【919】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年11月22日 22時33分)

ナイト・チェイサー(2015年 フランス)
81分と最近の映画にしては、えらく短い作品。
タクシー料金を払わないで逃走した主人公たちに、タクシー運転手が執拗に追いかけてくるというお話である。
「激突」タイプのサスペンススリラーと思っていたら、最後は「そうくるか」と意外な展開。終わってみたらサスペンススリラーというより○ー○ー誕生の物語であった。
意外性のある展開で面白かった。

シンプル・プラン(1998年 アメリカ)
全米ベストセラーになった小説をサム・ライミ監督で映画化した作品。
18年も前の映画なのね。小説は当時日本でも話題になっていたので、私も読み、映画も観た。
田舎町で墜落した飛行機から大金を発見したことで、平凡な生活を送っていた主人公らの運命が狂っていくというお話。
久しぶりに視て、やはりよく出来ていると思った。タイトルにあるように単純なストーリーであるのだが、登場人物の感情の動きがよく表現されていて、運命の歯車が悪い方向に向かっていき悲劇に陥る様子を何とも切ない思いで観てしまった。
こういう話に接すると「大金が一気に手に入るとかいう経験はしたくないね」と思ってしまう。いや、宝くじが当たったらもらうけど(爆)

珍遊記(2016年 日本)
漫画太郎(正式には漫と画の間に星印が入る)氏のギャグマンガの映画化。主演は松山ケンイチに倉科カナ。
今年作られた映画を早速放送するとは、よほど興業収益が悪かったのであろうか。
ギャグマンガの実写映画化なんて、失敗するのが目に見えているような感じがするんだけど、よくぞ作ったなあ。松山ケンイチもよく主演したと思う。
漫画太郎氏の独特のクセのある世界を実写で表現するのは至難の業であると思う。特にデフォルメが顕著な表情や表現を映像として見せるのは、限界があろう。主人公らがバカをするたびにサムくなってくる映画であった。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年 アメリカ)
スピルバーグ監督作品。トム・ハンクス主演で冷戦時代の実話を映画化したもの。アカデミー賞狙いがアリアリの映画である。実際ソ連スパイを演じたマーク・ライセンスが助演男優賞を受賞している。
やはりスピルバーグは凄いなあ、とあらためて思う。ソ連に引き渡されたスパイの運命を引き渡された側の反応「抱きしめるか、座席後部に座らせるか」で示すあたり、それを静かだが印象に残る演出で見せているのはさすがだと思う。

Re:LIFE 〜リライフ〜(2014年 アメリカ)
ヒュー・グラント主演のコメディ映画。
若くしてアカデミー賞をとった脚本家が、その後ヒットに恵まれず困窮し、生活するために大学講師を引き受けるというお話。ヒュー・グラントは、根はいい人だけど冴えないダメダメな役をやらせたら上手いよねえ。大学での生活をきっかけにダメダメな生活から抜け出す新たな道を見いだすという「まあそうなるだろうなあ」と展開が読めるストーリーではある。それでも、そのお決まりが心地よい映画ではあった。

小野寺の弟・小野寺の姉(2014年 日本)
向井理と片桐はいりが姉弟役を演じた映画。コメディ映画というよりはちょっと変わった姉弟の生活を追った作品。こぢんまりした映画ではあるが、主役の二人が良い味を出していて面白い。特に片桐はいりの演技の上手さが光っている。個性のある演技のできる女優って貴重である。こういった映画が劇場で上映されるっていいなあ。
【918】

最近 WOWOWで見た映画 PART1  評価

ゆさみん (2016年11月13日 15時17分)

最近見たWOWOWの映画、ミニ感想をば。

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター(2014年 フィンランド・イギリス・ドイツ)
全然知らなかった映画だが、すごく面白かった。
テロリストに追われる大統領が、飛行機から脱出ポッドで落ちたフィンランドで、13歳の少年ハンターと出会い、テロ集団に立ち向かうというお話。サミュエル・L・ジャクソンが大統領役で出演。優れたジュブナイル小説を映画化したような作品。少年ハンターへのお父さんのプレゼントが、おいおいとは思うが、そのプレゼントがけっこう大事な役割を果たすからなあ。家族で見て、みんなが楽しめる作品だと思う。

ソロモンの偽証 前編・後編(2015年 日本)
宮部みゆき原作の映画。テレビでしばらく前に放送していたのを見たが、あれは酷かった。前後編で4時間半ある映画を3時間に短縮していた。これでは筋を追うだけで精一杯。今回あらためてWOWOWで見て、テレビ版でカットされていた部分が、登場人物の心象風景だとかを丁寧に描いていて、見入ってしまった。映画ならではの演出が光っている。テレビ版を見て、映画を見た気になって、「こんな映画か。大したことないな」と思っている人がいたら、ぜひノーカット版を見ることをオススメする。原作も良いが、映画も佳作だと思う。

マイ・インターン(2015年 アメリカ)
アン・ハサウェイ演じる女性社長のもとに、70歳のロバート・デ・ニーロ演じるインターンが入社してきて、女性社長を助けるというお話。ロバート・デ・ニーロが人の良い男性老人役を演じている。通して見れば、意外な展開もなく、予想通りのストーリー展開であり、収まるべきところに収まる。でも、見終わった後に、ほのぼのとしたものが残る。ちょっと、時間があいたなあ、という時に見る映画としてオススメの作品。

コードネーム U・N・C・L・E(2015年 アメリカ)
ガイ・リッチー監督作品。東西冷戦時代に米ソのスパイが協力し、世界を揺るがす国際的陰謀に立ち向かいという作品。ドンパチシーンあり、ドキドキハラハラシーン有り、爆発シーン有りのアクション映画大作。ガイ・リッチー監督の映画が好きな人は、予想通りの面白さであると思う。大画面で楽しむ環境があれば、ぜひ大画面で鑑賞するべし。

バンクラッシュ(2016年 スペイン・アルゼンチン・フランス)
銀行強盗団と捜査当局が繰り広げる死闘を描いた作品。銀行強盗と警察のやりとりを描いた映画はいくつかあるので大した期待もせずに見ていたが、意外性のあるラストが秀逸。
【917】

最近WOWOWで見た映画 PART2  評価

ゆさみん (2016年11月13日 15時14分)

劇場霊(2015年 日本)
「リング」の中田秀夫監督作品。この映画で中田秀夫氏は「リング」で培った名声を使い切ってしまったと言えよう。「リング」の貞子は、不気味な存在としてほんのちょっとだけここぞという時に出るからインパクトあるわけで、霊の女性が主人公を追っかけ追っかけするなんて、B級ホラーのビデオ作品と大差ない。

ウインドトーカーズ(2002年 アメリカ)
ジョン・ウー監督でニコラス・ケイジ主演の戦争対策。アメリカ先住民ナバホ族兵士と白人兵士の交流を描いた作品で、本来なら感動大作なのであるが、第二次世界大戦の日本の描き方があまりにもひどい「ヘンテコ日本」なので、そっちが気になって話についていけない。笑ってしまった。この映画を見て感動する日本人がいるのだろうか?

人生スイッチ(2014年 アルゼンチン・スペイン)
6本のオムニバスドラマで構成されているブラックコメディ映画。さまざまなシチュエーションで不運の連鎖に巻き込まれていく人々。オムニバス映画って久しぶり。それぞれひねりの効いた短編であり、あきさせない。面白かった。

サムライ(1967年 フランス・イタリア)
アラン・ドロン主演の半世紀前に作られたフレンチノワール作品。原題も「LE SAMOURAI」であり、日本語題のつけられた映画で、アラン・ドロン主演なんて、知る人ぞ知る作品。WOWOWでも初放送。クールな殺し屋をアラン・ドロンが見事に演じていて、今見ても面白い。寡黙でかっこいいアラン・ドロンが見たい人はどうぞ。

ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年 イギリス)
今は亡き男優アラン・リックマンが監督・脚本で主演の庭師をケイト・ウィンスレットが演じる。宮廷庭師という地味な素材を映画化するなんて、よほど入れ込んでいたんだろうなあ。それなりに年取ったケイト・ウィンスレットもなかなかチャーミングで、困難を乗り越えていき、最後に庭園を完成させるドラマに感動。アラン・リックマンって監督でも上手い人だったんだなあ。合掌。
【916】

怒り(2016年) 1  評価

ゆさみん (2016年11月06日 17時46分)

70点

原作 吉田修一『怒り』(中央公論新社刊)
監督・脚本 李相日
音楽 坂本龍一
キャスト
槙 洋平 - 渡辺謙
田代 哲也 - 松山ケンイチ
大西 直人 - 綾野剛
田中 信吾 - 森山未來
槙 愛子 - 宮崎あおい
明日香 - 池脇千鶴
藤田 優馬 - 妻夫木聡
小宮山 泉 - 広瀬すず
知念 辰哉 - 佐久本宝

ストーリー
2011年8月。八王子郊外で尾木幸則・里佳子夫妻が惨殺された。血まみれの廊下には、犯人・山神一也が書いた血文字「怒」が残されていた。事件から1年後の夏、物語は始まる。整形をし、逃亡を続ける山神はどこにいるのか? 房総半島で漁師をする槙洋平・愛子親子の前には田代と名乗る男が、東京で広告代理店に勤める藤田優馬の前にはサウナで出会った直人が、母とともに沖縄の離島へ引っ越した小宮山泉の前には田中という男が現れる。それぞれに前歴不詳の3人の男。(以上ウィキより)

これらの3人の男が惨殺事件の犯人かもしれない、という視点で映画は進み、それぞれの男に関わる人々の屈折した愛情やドロドロした疑心暗鬼の感情などがからみ、最後に惨殺事件の動機と3人を待ち受けるそれぞれの運命がわかる。

いやはや、重い映画だ。予告編からしてディープな映画であるとは想像していたけれど。
この部屋で、コメントを書かねばと思いながら、映画の場面を思い出してみるが、いまだに見終わった後に残ったズシンとくる思いが浮かび上がってくる。

役者の演技は、さすがというか、申し分の無い出来である。坂本龍一氏の音楽もいい。
演技は見事という他ない。そういった演技を引きずり出した監督も凄いと思う。どの役者も存在感を放っている。 ネットではゲイを演じる妻夫木聡と綾野剛の自然さが話題になっているようだが、どの役者も凄かった。ことに最初に登場した時は、影が薄く単なる脇役の一人のようにみえていた佐久本宝(オーディションで選ばれたそうである)が、後半で重要な役割を果たす人物になっていたりして、全編目を離せない展開となっている。

吉田修一氏の原作は読んでいないが、氏の小説の面白さは折り紙付きなので、言うまでもなく素晴らしいのであろう。
【915】

怒り(2016年) 2  評価

ゆさみん (2016年11月06日 17時45分)

では、なぜ70点なの?

それは、映画を見ている時は演技の上手さにひきずられて観てしまったのであるが、改めて考えると、疑問点がいくつか残るからだ。

できるだけネタバレしないように書いていきたい。
まず、夫婦惨殺犯人のキャラクター設定である。犯人と思われる3人の男は、影のある人物に設定され、前半誰が犯人かわからないと思えるような形で進んでいく。
誰であってもおかしくないような演技と演出なので、私としては「もしかして、3人の誰かが犯人であると思わせておいて、実はその3人とは違う男が犯人だったりして」とも思っていた。
それくらい演技と演出が上手いということである。
ただ、いざ犯人が分かってしまうと、その犯人の前半に見せていたあの場面のあの行動(セリフ)はどういうことなの?という疑問が残ってしまうのだ。
夫婦を惨殺した犯人だから、二重人格の表の顔と裏の顔があるのよ、と言ってしまえばそうなのであるが、この映画はサイコホラーや犯人当ての映画では無い。夫婦惨殺事件の犯人が現場に残していった「怒」の文字は動機が明らかにされる場面では分かるが、犯人像が明らかになっていく際に出てくる「怒」の文字、その文字の横に書き添えられていた文字の意味が今ひとつ分からない。犯人のラストでとる行動も、なぜそういう行動になっていくのかが分からない。

多分、小説版では、吉田修一氏のことだから、そのことが明確に書かれて(書かれていなくても想像できるようにして)あるのであろう。でも映画ではその部分が説明不足の感がある。
あえて、分からないままにしておいて、観客にゆだねて想像させるという監督の演出法かもしれないが。

というわけで、疑問点を残したまま終わるというわけで、70点という点数となった。

でも魅せる映画であり、観る価値は十分あると思う。ゆさみんの見方が足りない、という意見もあろう。金を出して観る価値は十分あると思う。
【914】

2015年公開の日本映画 感想  評価

ゆさみん (2016年10月30日 11時49分)

今月見たWOWOWの日本映画、ミニ感想をば。

orange(2015年 日本)
コミック原作の映画化。カップルが見る映画としては最適。そうで無い人は「ふふん」と苦笑しながら見る作品。

グラスホッパー(2015年 日本)
伊坂幸太郎原作の映画。面白かった。多分原作が良いのであろう。どんでん返しはちょっと無理があるような気もするが、まあ映画なのでよし。

みんなエスパーだよ(2015年 日本)
園子温監督らしい駄作。コミックだから許される表現も、映像となると下品極まりない。

岸辺の旅(2015年 日本)
黒沢清監督作品。死んだ男が彼女の前に現れ、旅をする。幽霊でなく現実的な存在として会話し食事もする設定に入っていけるかどうか。私は入っていけない。演じるのが浅野忠信と深津絵里だから説得力が得られる映像にはなっていると思う。

at Home アットホーム(2015年 日本)
泥棒と結婚詐欺師、わけありの子ども二人。血のつながらない疑似家族が幸せを守るために奮闘するお話。設定に無理があるし、家を出た子どもがどういう手続きすれば疑似家族のもとで小学校に通えるの?とか、疑問符だらけのストーリー。私としては、今月見た中で、「みんなエスパーだよ」と肩を並べる超駄作。

図書館戦争 THE LAST MISSON(2015年 日本)
2013年に公開の前作を好きな人は、期待を裏切らない作品となっている。ドンパチやっても絶対死なない岡田准一と榮倉奈々、結局収まるところに収まるお話。カップルで見て楽しんで下さいませ。カップルじゃ無い人は「ふふん」と苦笑しながら・・・

ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年 日本)
パチスロになるくらい大人気のアニメだそうだが、私は初めて見た。女の子たちが戦車部に入ってがんばるお話。よくこんな話を思いつくなあ。「けいおん」と同じで、女の子たちしか登場しないで恋愛シーンを排除した青春ものだが、女の子が戦車をドンパチやる部活とは。荒唐無稽で、ツッコミどころ満載だが、戦車の設定とかはかなり忠実に再現しているのだろう(気がする)。トンデモな設定と忠実なリアルが融合していて私は好きですね、この映画。

映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年(2015年 日本)
この作品と久しぶりに旧作の劇場版「ちびまる子ちゃん」二作もいっしょに見た。25年ぶりの映画版であるが、歳月を感じさせない「ちびまる子ちゃん」であった。タイトルの通りイタリアから来た少年とまる子の交流を描いた作品で、良くも悪くも予想通りの展開に終始する作品である。「ちびまる子ちゃん」が好きな人なら期待を裏切らない作品といえるかな。

GONINサーガ(2015年 日本)
この作品と久しぶりに旧作の劇場版「GONIN」シリーズ二作もいっしょに見た。旧作と新作の三本全作が初見である。まんが家でもある石井隆監督独特のバイオレンス描写は独特の美学を感じさせる。これまた好きか嫌いかに別れるかもしれない。私は好きだ。アクションとバイオレンス、いいではないか。「GONINサーガ」は一作目の19年後という設定である。よく映画化できたなあ。病を押して出演した根津甚八氏に感動。
【913】

レッド・タートル上映終了  評価

ゆさみん (2016年10月21日 21時34分)

案の定というか、予想通りというか、本県では「レッド・タートル ある島の物語」の上映が本日(10月21日)で終了する。

なーんか、ここまで露骨に「君の名は。」と差を開けられてしまうと、かわいそうに思えてくる。
前回、60点とか言って、いろいろ書いたけれど、あれは私の理解が足りなかった点や私の感性に合わなかった点もむろんあるので作品本来の質が悪いわけではない。また、日本製アニメの文法とはかけ離れていた作風のために観客に受けいれられなかった点もある。それを差し引けば、基本的には誠実で丁寧に作られた良質なアニメーションだとは思う。もうちょっと宣伝にお金をかけてたくさんの人に見てもらったらなあ、と思うゆさみんである。

一方、「君の名は。」は逆に超特大のヒットとなっていて、これも私としてはビックリである。
上映開始後、すぐに観て、すごいすごい、と手放しでコメントしたわけであるが、まさかここまでヒットするとは思わなんだ。
こんなにヒットして、作品を悪く言うことができないような雰囲気になってくると、あまのじゃく的に新海誠監督の前作「言の葉の庭」の方が、作家性が純粋に表れてて良かったなあ、などと言いたくもなるゆさみんである(笑)

先日、新海誠監督の旧作品「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」「星を追うこども」「言の葉の庭」などを通してみて、あらためて「いいなあ」と感じた。「君の名は。」の大ヒットで今後もエンタメ性の強い長編作品が期待されることになるだろう(本人もそれを意識して作るだろうし)が、ちょっと新海誠監督が遠くに行っちゃった気がするのが寂しい。

そういえば、宮崎駿氏を私が大好きだった頃は「未来少年コナン」(視聴率ひどかった)「カリオストロの城」(大コケ)「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」(そんなにヒットはしなかった)頃までであって、その頃は「すごい監督なのに、どうしてヒットしないの?」とレイアウトや演出のすごさを友人と語り合っていたなあ。
【912】

レッド・タートル ある島の物語(1)  評価

ゆさみん (2016年10月09日 10時39分)

レッド・タートル ある島の物語(2016年)The Red Turtle
監督・原作・脚本 マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
製作 鈴木敏夫ほか

60点。

ジブリの最新作。構想10年、制作8年。
「君の名は。」と比べ、あまりの客入りの悪さに逆に観てみようと思った。
ボロクソなコメントがある一方で、高い評価もある。いったいどんな映画なんだ?
全編を通し、叫んだり泣いたりの声はあっても、セリフ自体に意味のある言葉は一切無いという。

私が観た回の観客は他に二人だけ。
前評判通りの客入りである。

以下、ネットの文章から。
第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、5分間を超えるスタンディングオベーションを巻き起こし、さらに特別賞を受賞した。
舞台となるのは、荒れ狂う嵐のなか遭難した男が辿り着いた無人島。彼は島からの出ようとを何度も試みますが、なぜか見えない力で島に引き戻されてしまいます。しかし、絶望的な状況に陥った彼の前に、一人の女が現れて…。

まず、セリフなしということで眠たくなる作品か、というとそうではなかった。
81分、見入ってしまった。
作品の中に引き込まれてしまった。
しかし、面白い映画か、というと、そうではない。

この作品は日本のアニメを見慣れた人からみると、とても違和感があるだろう。
・全編が暗いトーンの色で構成されており、明るい空の青、水の色、森のあざやかな緑色といった画面作りはしていない。
・キャラクターデザインが日本的ではない。(外国人が作ったので当然かといえば当然である)キャラにファンがつくとかフィギュアが売れるとかみたいな要素は一切無い。
・話は単純であるが、映画から何を感じるのかは観た人が様々な受け取り方ができるような作り方がなされており、ある意味では深い、とも言えるが、ある意味では何が言いたいのかわからん、という声もあるだろう。

又吉君とかは、良い映画だったとコメントをしてるね。
http://red-turtle.jp/campaign/index.html

人生の意味、自然と人間との関係・・・様々な見方やメッセージをこの映画から読み取る(受け取る)人もいるだろう。

・・・・で。
私は、よう分からんという見方なので60点である。作品の中に引き込まれてしまうものは持っている。しかし面白さも感じない。

観る人を選ぶ映画って、私はあまりダメなんだわ。
ただ、深い映画というのは分かる気がする。深さは感じる。
そりゃあね、構想10年、制作8年の月日をかけたんだもの。
「カンヌ」で5分間を超えるスタンディングオベーション・・・・まあ、分かる人にはそうなんだろうね。

ううむ、分からん。(笑)

よく、この映画を全国規模で公開したなあ。
たぶん、この映画、コケるであろうが、いつか、この映画がジワジワ評価されて「私は、レッドタートルを劇場公開の時に見たんだぜえ」と自慢できる日がくるのであろうか(笑)。
その時は、「いやあ、あの映画素晴らしかったなあ。リアルな劇場体験をしていない人は残念だねえ」などと言ったりして(爆)
【911】

レッド・タートル ある島の物語(2)  評価

ゆさみん (2016年10月09日 10時42分)

さて、レッド・タートルの大爆死の理由に、宣伝不足があることは否めない。
テレビでの予告もそんなにしていないし、映画館での予告も「観に行きたい」とそそるような予告ではなかった。
映画が芸術的なタイプのようなものであるからして、有効な宣伝をしないことには客が入らないのは明らかだろう。
素人の私でも以下のようなアオリ予告など考えるのだが・・・

・テロップ「2016年カンヌ映画祭 特別賞受賞」
・ワ〜っと上映終了後に総立ちとなるようすを流す。
・テロップ「世界が賞賛 鳴り止まない拍手」「5分間を超すスタンディングオベーション」
・観た人のコメントを流す。
・テロップ「構想10年 製作8年」「ジブリ 新たなる挑戦」
・タイトル「レッドタートル ある島の物語」映画のシーンのカット。
・テロップ「全編 セリフ無し」映画のシーンのカット。
・又吉氏のコメント。映画のシーンのカット。
・宮崎駿のコメント(素晴らしい映画であること、日本のアニメの影響を受けていない作品であることなど)
・映画のシーンのカット。
・テロップ「2016年 9月」「あなたは新しいアニメの目撃者となる」

こんなもんでどうでしょうか?(笑)


それと、誰か、映画のいくつかのシーンにこめられた意味を解説してくれる人がいたら、お願いします。いや、皮肉じゃなくてマジですよ。

たとえば以下のような疑問。
1 男がイカダで島から出て行こうとした時に、それを阻む存在の意味。(男はカメと思うのだが実際に映画では明示されていない)そして、阻む理由は何か?
2 男はカメを叩きひっくり返し、見殺しにしようとする。そのカメが女性になり、男といっしょに暮らすことになる。どういう意味合いがあるのか?
3 男と女との間に子どもが出来、子どもは成長し、島を出て行く。男が出て行く際は、阻まれたのだが、子どもはそのまま出て行った。このことは何を意味するのか?
4 津波の意味は?
5 島で発見するガラス製(?)のビンが意味深なアイテムとして登場する。この意味は?
6 男は年老い、島で死ぬ。それを看取った女は再びカメにもどり、島から海に泳ぎ出す。この意味は?

たとえば、1の疑問であるが、私が最初に思ったのは、島の外に行こうとしても激しい海流とかあってしょぼいイカダでは無理であるので、男を救うためにあえてイカダを壊し島に戻したというものである。
しかし、その後のストーリーをおっていくと、そう単純なことでもないみたい。
この場面を人生に例えるなら、「チャレンジ精神も大事だけど、自分相応の生き方をすることも大切なのだ」(言葉に置き換えると陳腐になるなあ)なんて意味もあるのかなあ?
その他、人が生きていくことについての示唆を与えてくれるような解釈がこの映画に込められているとも言えるのかな?

まあ、そんな映画なので1回見ただけでは分からず、何回も見てスルメのように味わうような映画であるということなのであろう。
ビデオになって改めて見直して見たい気もしますね。
【910】

かけがえのない人  評価

ゆさみん (2016年09月27日 23時35分)

かけがえのない人(2015年)
監督 マイケル・ホフマン
原作 ニコラス・スパークス
脚本 ウィル・フェッターズ
     マイケル・ホフマン
キャスト ミシェル・モナハン
         ジェームズ・マースデン

7〜9月に見たWOWOW放送の洋画で一番良かった。
タイトルの「かけがえのない人」とは愛する人のこと。
要するに恋愛映画である。

ルイジアナ沖の石油採掘現場で働き、一通り仕事を終え星空を眺めるドーソン。同じころ、別の場所では息子と進学について話ながら星空を眺めるアマンダの姿があった。
ドーソンは仕事で受け取った給料の一部をいつものように誰かに送っていたところ、突然事件に巻き込まれる。採掘現場の石油が爆発し、多くの従業員が命を落とす。爆風によって海に投げ出されたドーソンは4時間もの間、海中にいたが奇跡的に助かるのであった。爆風の衝撃で意識が朦朧としている中、ドーソンの頭には20年前に恋をしていたアマンダの姿が映し出される。過去のとある事件がきっかけで運命や奇跡を信じれなくなったドーソンであったが、奇跡的に助かったことや薄れる意識の中でアマンダに出会ったことなどから運命について、もう一度自問自答する。(ネットより引用)

この後、主人公のドーソンと恋人アマンダの再会が描かれることになるのだが・・・

主人公のドーソンは、ワルでどうしようもない親と兄の劣悪な家族環境の中にありながら、真面目で素直な青年として育つ。そこに現れる魅力的な女性アマンダ。やがて彼らは恋に落ちる。
「おまえも一緒にワルをやろうぜ」という父親との確執、主人公の環境を理解してくれる仲間、大好きな恋人とのドラマの中で起こる悲劇、引き裂かれながらも相手を思い続ける主人公とその恋人、再会、そして切ないラスト・・・・どこかで聞いたことのあるようなベタなストーリーのようでもあるが、丹念で丁寧に撮影(加工)された映像が美しい。
原作が「きみに読む物語」も書いた ニコラス・スパークス。映画「きみに読む物語」もこのトピで紹介済みであるが、切なくも感動的な映画であった。
ラストに恋人の子供が事故に遭い・・という展開と「ある」仕掛けが用意されているのだが、何となくこの仕掛けはゆさみんは想像できた。想像できたが、あえて「やはりそうなのね」と予定調和を観客も想像できるように作られているようでもある。
なお、この映画のラストは映画で採用されなかった別バージョンもあり、それはネットで見ることができる。ちなみに、ゆさみんは別バージョンの方が好きだなあ。

http://www.cinemacafe.net/article/2016/01/18/37108.html

ともかく「久々に良い恋愛映画を観たなあ」と思わせてくれた作品だった。
好きな人と並んで一緒に観る映画としてオススメの映画である。
【909】

ある精肉店のはなし  評価

ゆさみん (2016年09月18日 13時10分)

※できれば、下の【908】の文章を読んでからお読みください。

ある精肉店のはなし(2013年)
監督 纐纈(はなぶさ)あや

下に「人権啓発映画」について触れたので、1年ほどまえに、「人権」についてのイベントで市民会館にて上映され衝撃と感動を受けた映画を紹介する。

「人権啓発」関連で観た映画で、もっとも印象に残った作品であった。

大阪府で精肉店を営んでいる一家が、牛を飼育して、屠畜場で手作業で解体し、販売する姿を映し出したドキュメンタリー作品である。

これはドラマではない。精肉店の日常を追ったものである。

素晴らしかった。

思想家、武道家である内田樹氏は言う。
『この映画は被差別部落の人々とその生業を正面から扱っているわけだが、不思議なほどに透明で、この種の映画に特有の社会的なメッセージ性がほとんどない。それはたぶん監督が、獣を育てて、殺して、食べるという散文的な作業を淡々と続けている北出精肉店の人々のはるか背後に、数千年という射程をもち、世界のあらゆる集団に拡がる「人類の営み」を感知したからではないか。』

我々は、命を食べて生きている。そのことを忘れてはならない。命を屠る仕事(人々)もとても大切なことなのだ。

この映画でほとんどの人が衝撃を受けるかと思うシーンが牛を屠畜する場面である。
大きなハンマーのようなもので、牛の頭部を打つ。その瞬間、牛は力を失い崩れ落ちる。その後、牛の血を抜く作業や肉を解体するシーンなどが続いていく。
ある意味残酷でもあるシーンであるのだが(監督もこのシーンを入れるかどうかは強い葛藤があったという)残酷さは、不思議と感じない。

監督は言う。

「屠場で生き生きと働いている人たちの姿は、とても素敵だと思いました。悲壮感や暗さはまったくないです。食べるために生きものを絞めることを残酷だと思う人がいるとすれば、それは生きもののいのちが、自分自身の食べるという行為とつながっている実感がないからではないでしょうか。仮に残酷というならば、それは自分自身に返ってくることであると私たちは自覚しなければいけないと思います」

「私の場合は、大きな牛を相手に命がけで働く彼らを目の前にした時、素直に『ありがとうございます!』という思いがこみ上げました。だって、私たちが食べるお肉です。本来ならば自分ですべきことを、ずっとやって下さっていた方たちがいたんだ……と感じたんです」

とても素晴らしい映画である。近所で上映の機会があったらぜひ見ていただきたい映画である。
【908】

映画「あん」 追記  評価

ゆさみん (2016年09月18日 12時46分)

良い映画をコメントする際には、その良さを言葉にして伝えにくいもどかしさを強く感じる。
それは、料理の味を言葉に表しにくいもどかしさに似ている。いくら言葉を尽くしてみても、そのおいしさを食べたことの無い人に伝えることは不可能だからだ。伝えられるのはせいぜいイメージくらいでしかない。本当の味は、食べてもらうしか伝えられないもの。

映画も、良い映画ほど「とにかく良い映画だから観てみてっ!」としか言いようがない。
下に紹介した「あん」も、そういう類いの映画である。

ただ、付け加えると「あん」の文章を書いていた際に、その種のもどかしさとは違うもどかしさが生じて困った。

それは、「あん」がハンセン病の差別と関係していることからきている。
どうしても差別に関することに触れざるを得なくなってくるからだ。

「人権啓発映画」というジャンルがある。
テレビで公共団体等がスポンサーとなって放送されたり、公的機関や教育関係の場所で上映されるタイプの映画だ。「差別をなくそう」という目的をもっている作品だから、そこで示されるシーンは差別について直接的な表現が入っており、強いメッセージ性をもつことになる。そして、そのタイプの映画は強いメッセージ性をもつがゆえに、ある種の押しつけがましさが否めない部分がある。
(だからといってゆさみんは「人権啓発映画」を否定するものではないことは、付け加えておく。そういったジャンルもとても大切であるとは思う)

「あん」について語った際に、作品を観ていないで私の文章を読んだ人が「人権啓発映画」的な押しつけがましさを感じてしまうのではないか、と思ってしまったのである。

そうではない。

「あん」には確かにある種の差別は描かれるが、根底にあるのは(これまた表現しにくいのだが)「生きることの大切さ」とでも表されるものである。
そこを改めて強調しておきたい。
【907】

あん  評価

ゆさみん (2016年09月10日 09時19分)

私は、WOWOW等の視聴を通して、毎日のように映画を観ている。
7〜8月には60本くらいは観ているであろうか。
その中で、私が一番と思った邦画を紹介する。

あん(2015年)
監督と脚本 河瀬直美
原作    ドリアン助川 
出演者   樹木希林
      永瀬正敏
      内田伽羅 
主題歌   秦基博「水彩の月」

あらすじ
春ともなれば桜の咲き乱れる公園に面したどら焼き屋で、辛い過去を背負う千太郎は雇われ店長を続け、日々どら焼きを焼いていた。ある日この店を徳江という手の不自由な老婆が訪れ、バイトに雇ってくれと千太郎に懇願する。彼女をいい加減にあしらい帰らせた千太郎だったが、手渡された手作りのあんを舐めた彼はその味の佳さに驚く。徳江は50年あんを愛情をこめて煮込み続けた女だったのだ。店の常連である中学生ワカナの薦めもあり、千太郎は徳江を雇うことにした。徳江のあんを使ったどら焼きのうまさは評判になり、やがて大勢の客が店に詰めかけるようになる。だが、店のオーナーは徳江がかつてハンセン病であったとの噂を聞きつけ、千太郎に解雇しろと詰め寄る。

差別を扱った映画ということになるのだろうが、人間の弱さ、生きることの意味とか、容易に言葉で表せないことを、伝えてくれる作品だ。

河瀬監督がハンセン病の奄美和光園の療養所をおとずれて感じたという。
「初めてわかりました。病んでいるのは囲いの外です」

また、原作者のドリアン助川氏は言う。

映画化のオファーもあったんだけど、聞こえないものを聞こうとする、見えないものを見ようとする人の物語。そんなものを撮れる人は河瀬直美さんしかいないと思った。2011年に彼女の作品「朱花の月」に出演させてもらったんですが、彼女は自分が書いた物語以外は絶対に撮らないんです。無理だろうなと思いながら手紙を添えて本を送ったら、1カ月後ぐらいに「号泣しました。私でいいんですか」と返事が来た。

うれしかったのは、地中海にある小さな島、マルタの映画祭で作品賞と主演女優賞を取ったこと。まったく違う人種、文化で、審査員の満場一致。観客の熱気が後押ししてくれていた。たぶんマルタの人はどら焼きなんて見たことないだろうけど、人の命とは何かという普遍的なところで、河瀬さんの作品が伝わっている。

本当に素晴らしい作品であった。
いろいろと言いたいことはあるのだが、言葉では本当に伝えられそうにもない。
ぜひぜひ、見ていただきたい映画である。
【906】

君の名は。  評価

ゆさみん (2016年09月04日 22時23分)

君の名は。your name. (2016年)
監督・脚本 新海誠 
声の出演 神木隆之介
     上白石萌音
     長澤まさみ
     市原悦子 
音楽   RADWIMPS

ストーリー
1200年ぶりという彗星の接近が1か月後に迫ったある日、山奥の湖を囲む糸守町に暮らす女子高生の三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から東京に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で念願だった東京を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている奇妙な夢を見ていた。
繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている記憶と時間。何度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止めてゆく瀧と三葉。残されたお互いのメモを通じ、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら状況を乗り切っていく。

というわけで、「君の名は。」である。

90点。

あまり映画を観ても感情を表に表さない息子(19歳)が、べた褒めしていたし、新海作品は全て観ているので、興味をもって鑑賞した。公開初日から凄い大ヒットをしているときいていたが、9月1日の映画の日も超満席であった。

これまでの新海作品の中でもエンタメ性・作品の出来とも1番であろう。
「ポスト宮崎駿」に、細田守氏とともによく挙げられていた新海監督であったが、今までは細田氏のほうが作品のヒットなどもあって新海氏は2番目というイメージをもっていた。
どっちかというと、個性的であるが、独特の映像美と演出で「好きな人は好き」という感じの作品を手がける人って感じがしていた。「秒速2センチメートル」「言の葉の庭」は私もしみじみ「いいなあ」と思う作品なのだが、劇場で大ヒットというタイプの映画では無い。エンタメ性にはやはり欠けるし、監督もあんまりヒットを狙った作品は向いていないのではないか、と思っていた。
「君の名は。」は、そうした私のイメージを見事に良い意味で打ち破ってくれた。
新海監督の個性が十分にちりばめられ、またエンタメ性も加味された長編大作である。

男女が入れ替わるという設定は「転校生」などもあり、アイデアとしては真新しいものではない。そのアイデアを、都会と岐阜県の飛騨市付近の田舎のリアルな日常の描写、新海氏がこれまでの作品でもモチーフとしてきた異なる時間の流れ、彗星の接近、地元の神社・ご神体などの神道的な要素などをうまくからめて、見事に作品に昇華させているのは素晴らしい。
この作品で、「ポスト宮崎駿」としては、細田氏と堂々と肩を並べる存在となったと言えよう。

悪人が一人も出てこないし、ビジュアルは美しいし、切ないラブ・ストーリーでもあるし、恋人といっしょに行く映画としては申し分ない映画である。

この映画を観た人なら、よく分かると思うが、私も見終わった後、RADWIMPSのCDを購入した。(パンフレットは売り切れであり、息子の買ったものを読ませてもらったが)また、ビジュアル本も注文した。う〜ん、映画の余韻に浸りたい。

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」以来、映画グッズを欲しいと思った作品であった。

いや、良かった。良い映画を観たなあ。
【905】

新海誠監督作品  評価

ゆさみん (2016年08月28日 22時23分)

「君の名は」
新海誠監督のこの映画。
公開初日に、息子(19歳)が映画を観に行った。

私が絶賛した「ファインディング・ドリー」を観た際も、「ふ〜ん、良い映画だね」としか感想を述べなかった息子が劇場を出たとたんニコニコして
「良い映画だった」
と興奮して、映像がきれいだとか、感動するだとか、誰かにこの胸の内を語りたいといった感じの反応を示していた。
息子がこんな反応をするのは珍しい。
基本的にクールの人なのだ。

というわけで、私も観てみたいな、と思っている。
9月の映画の日に観に行こうかな。
楽しみだなぁ。
【904】

インデペンデンス・デイ:リサージェンス  評価

ゆさみん (2016年08月19日 16時21分)

インデペンデンス・デイ:リサージェンスIndependence Day: Resurgence (2016年)

監督  ローランド・エメリッヒ 
出演者 リアム・ヘムズワース
    ジェフ・ゴールドブラム 

60点といったところかな。

1996年に起こったエイリアンの侵略から約20年、勝利した人類は撃墜したエイリアンの船の残骸から彼らの技術の一部を吸収し、それを元にして人類文明は大幅な進歩を遂げた。

というわけでエイリアンの侵略があったパラレルワールドとしての地球の2016年が舞台。

そこに再びエイリアンが侵略してくるというストーリーである。

まあ、いろいろややこしい部分はあるが、要は強大な敵のエイリアンに人類はいかに立ち向かうのか、というのを楽しむ映画である。

よって、難しい理屈が述べられる部分では、私はウトウトモードに入ってしまった。(おいおい)

戦闘シーンなどは、CGだし、もはや凄くて当たり前といった感じ。
ビル・プルマン演じる大統領が敵にむかって出撃するというパート1の展開ではギョギョギョとなったが、まさかパート2では敵への特○をしかけていくとは・・・
エイリアン2みたいな女王も出現し、女王をやっつければ敵は全滅といったアイデアは古いSF映画みたいだし、途中から女王エイリアンをやっつける展開は怪獣映画みたいだし・・・

まあ、面白くないっていうことはないのだけれど、パート1のゴージャスなビックリ要素は無いし、前作の二番煎じ作品を凄く豪華に作った作品という感じである。

パート1のリメイクとして見ると楽しめるかも・・・
【903】

シン・ゴジラ(1)  評価

ゆさみん (2016年08月06日 00時48分)

シン・ゴジラ(2016年)
監督 庵野秀明(総監督)
   樋口真嗣(監督・特技監督)
脚本 庵野秀明
出演者 長谷川博己
    竹野内豊
    石原さとみ
音楽 鷺巣詩郎
   伊福部昭

70点(※怪獣映画として見るなら)

「いやー、面白かった」
映画終了後、私の席の隣で見ていた青年の第一声である。
ネット上では、様々な見方があるものの、おおむね絶賛に近い評価が多いようである。

しかるに私の点数は「70点」といったところである。

ストーリー。
東京湾上に巨大生物が現れ、東京に上陸し街を破壊する。
破壊を阻止しようと対策チームが動き出し、何とかしようとする。

以上(笑)

庵野秀明監督の作品がらみで説明すると、
「巨神兵東京にあらわる」が「巨大生物(ゴジラ)東京にあらわる」になって・・・
ゴジラは「エヴァ」の「使徒」みたいに、兵器では全然役に立たず・・・
で、ゴジラに太刀打ちできるようなエヴァもいないので、ゴジラをやっつけるために矢口(長谷川博己)チームが「ヤシオリ作戦」を考案し、立ち向かう・・・
というような話である。

私としては、
「巨神兵東京にあらわる」+「(平成)ガメラ」(もしくは「劇場版パトレイバー2」)
というイメージである。
巨大生物が今の日本に現れたら、政府はどういう対策を取り、自衛隊はどう動くのか。単純なストーリーであるが、取材とシミュレーションを重ねたであろう臨場感はすばらしい。ものすごい出演者の数であり、特撮場面以外はほとんどが会議で占められ、いろんな人物がそれぞれの立場でいろんな意見を言う。(正直言うと、中盤の会議が続く展開に、私は眠気に耐えられずウトウトしてしまったよ)すごい情報量でありながら、それを整理して、作戦が立てられ、ゴジラに対していくまでの脚本・構成がすばらしい。特撮も、ゴジラによって破壊される映像は地面から見たアングル、ゴジラへの攻撃などは俯瞰もしくは空中からのアングルともっとも効果的な角度から撮影され、迫力は申し分ない。
特に、庵野秀明監督のファンならば、独特な構図、カット割り、音楽の使い方(デンデデンデンというエヴァと同じ音楽もあったし)など、庵野印を多く指摘する人も多いだろう。

というわけで、映画としては面白い映画であると思う。


が・・・・

良くも悪くも、これは庵野秀明監督の「ゴジラ」であって・・・
怪獣映画の「ゴジラ」とは違うんだよ・・・

そう思うのだ。
【902】

シン・ゴジラ(2)  評価

ゆさみん (2016年08月06日 00時47分)

「シン・ゴジラ」のゴジラは私からすると、化け物である。
第1形態とか第3形態とか、話が進むにつれ全然違う形となっていく。
おまけに口から熱線を吐く場面では下あごが二つに裂けて吐く場面もある。
「おいおい、ゴジラは変態生物ではないよ。怪獣だよ」
と言いたくなってくるのである。

怪獣映画とは・・・・
ギャオーと叫び、光線を口から吐く。街をノッシノッシと歩き、建物を破壊し、それに対して防衛軍(?)とかが新兵器を開発し、やっつける。時には、メイン怪獣とは別の怪獣も登場し、人類の敵になったり見方になったりして、ビー、ドカンバカンとバトルを繰り広げる。
まあ、そういうイメージである。
怪獣とはそうでなくてはいけないでしょう。ドンッ!(テーブルをたたく音)

よって、私的には怪獣映画の「ゴジラ」とは言えないと思うのである。

冒頭に、「怪獣映画として見るなら70点」とつけたのはそういう理由からである。

もちろん、庵野秀明監督は、かなりの時間を費やし、新機軸としての「ゴジラ」を作り上げた。監督の個性を十分に示しつつ、今までのゴジラ映画に無い斬新な演出と設定で制作したことは、とってもすばらしいと思うし、映画としても十分見応えがある作品であることは認める。
よって、庵野秀明監督のファンや、私みたいに怪獣映画に独特のこだわりがない人から見たら、「すごい」「面白い」と絶賛するのは分かる。

というわけで、一見の価値がある作品であるとは思う。

「シン・ゴジラ」
大いなる異端なゴジラ映画である。
あとは、あなたの目で見て判断してみてほしい。
【901】

ファインディング・ドリー 3D (1)  評価

ゆさみん (2016年07月24日 14時27分)

ファインディング・ドリー3D Finding Dory (2016年)
監督 アンドリュー・スタントン
   アンガス・マクレーン 
脚本 アンドリュー・スタントン 
製作総指揮 ジョン・ラセター 
音楽 トーマス・ニューマン 
主題歌 八代亜紀「アンフォゲッタブル」(日本語版エンディングソング) 
製作会社 ピクサー・アニメーション・スタジオ 

いやー、素晴らしい。
期待に違わぬ作品の質を維持している「ファインディング・ニモ」の続編だ。
今作も随所に見られるユーモア・破天荒なそれでいて納得するストーリーの流れ・親子の情愛(恥ずかしながらドリーと両親の出会いではほろりと涙ぐんでしまった)・優れた新キャラクターの造形と親しみやすさなどホントによく出来ている。

設定や、ストーリーをネットから一部拾いながら、紹介する。

まず舞台であるが、前作ではニモが連れ去られたのは、オーストラリアのシドニー。今回舞台となるのはアメリカのカリフォルニア。主にカリフォルニアの海洋生物研究所である。ただし、日本語吹き替え版では、要所要所の看板やトラックの文字、高速道路の標識など随所に日本語が書かれており、人間が主役でないところからも日本の海洋生物研究所と勘違いするほどである。また、日本語吹き替え版のエンディングソングを歌う八代亜紀は劇中でも海洋生物研究所のナレーションでの案内係として声の出演をしていて。ドリーのセリフでも「八代さん」と言っており、多分、小さいお子さんは舞台は日本であると信じてしまうかもしれない。(それほど吹き替え版にも気を遣っているのだ)

次にストーリー。
ある日ドリーと二モは一緒に遠足に参加する。すると突如ドリーが逆流に飲み込まれてしまい、そのとき彼女の中に昔の思い出がフラッシュバックのように蘇る。しかしその謎に包まれた思い出を解く手がかりは、ドリーが寝言でつぶやいた「モントレー(カリフォルニアの港町)の宝石」というキーワードのみ。ドリーはニモとマーリンに家族を捜す旅に出ることを打ち明ける。
「本当に寂しいの。みんなに会いたいの」というドリーにため息をつくマーリン。
「パパ、僕たちも一緒に海を渡れるよね?」とお願いする息子ニモへは「だめだ」と言うものの、彼はある仲間をドリーに紹介する。その仲間と共に、ドリーは両親を探す旅の一歩を踏み出すのだが…。そして、ドリーは家族を探す冒険の中で、海洋生物研究所に迷い込むのであった。
【900】

ファインディング・ドリー 3D (2)  評価

ゆさみん (2016年07月24日 14時31分)

新キャラクターはタコのハンク、シロイルカのバイレー、そしてジンベイザメのデスティニー、これらもキャラが立っており、それぞれにファンがつくであろう。映画館のドリーコーナーでは、様々なキャラクター商品が並んでいた。

ところで、私は3Dで見たのだが、3Dは海中を舞台とした映画にはとても相性ががいいと思う。私も3Dをマイシアターに導入したとき、3Dの映像を鑑賞するソフトを探したが、海中の映像ものが一番よく出来ていた。
このドリーでもそうである。奥行きや海藻・いろいろな海の生物の動きなど、おそらく技術的にも最高のものであろう。
それほど海での3Dの映像美は素晴らしかった(特にエンディングの海藻が漂う中にいろんな魚が泳ぐシーン)
できれば3Dでの鑑賞をオススメしたい。

多分、世界中で大ヒットするであろうし、今年度のアカデミー賞も有力であろう。

それにしても、期待に違わぬ作品を生み出し続けるディズニー(ピクサー)は何というすごいスタジオなのか、とあらためて思う次第である。もう、当初に見られた立体的な造形のアニメーションの不自然さはもうどこにもない。おそらく、世界中のアニメの才能のほとんどはこのスタジオに集結しているといってもいいのではないか。家族を楽しませるといった意味でのアニメーション映画としては、現段階ではもう敵無しであろう。

感服した。

面白かった。

夏休み、親子で見る映画としてイチオシの映画である。
【899】

重松清氏の文章について  評価

ゆさみん (2016年07月18日 17時32分)

重松清氏の話題が出たってことで、良い機会なので氏の文章について語ろうと思う。

文章が上手い作家は?

こう訊かれて、読書が好きな方は、何人か挙げることができるだろう。
たとえば、私なら文章の読みやすさでは赤川次郎氏、近藤史恵氏、複雑な心理を見事に文章に表現する作家では、山田詠美氏などを挙げる。重松清氏もその一人に入る。
人によってもちろん好みもあろうが、文章が上手い作家として重松清氏を挙げる人は多いだろう。
ルポライターとしてのキャリアに裏打ちされた言葉の選び方は、すごい。私などがいうのもおこがましいのであるが、小説家を目指す人は重松清氏の小説を精読されるといいと思う。

ところで、ここに「小説の言葉」と題する文章がある。
筆者はベストセラー作家の一人である北方謙三氏。

小説における言葉の選び方は、意味が通じればよいという文章とは次元が違うものだ。

そう述べる氏の文章を一部引用しよう。

「城の崎にて」という、すでに古典の部類に入る心境小説がある。その中で、主人公がいもりに石をぶっつけるシーンが描かれている。陽の光を浴びて、そのいもりは「いい」色をしているのである。それが「きれいな」色でも「美しい」色でもないところに、私は言葉の選び方の深さを感じた。「いい」は主観であり、「きれい」には客観が入り、「美しい」になると抽象性を帯びる、というようなことを言っているのではない。主観としての形容しか選択できないほど、冒頭から言葉が選び抜かれ、すべて主観で選択されながらなお、詩のように感覚の次元には飛躍せず、小説としての普遍性を十二分に持ってしまう。そういうことが「いい」という言葉ひとつに象徴されて見えるのだ。

だから「本能的に小説の言葉を選択してしまう素質の欠如を自覚していた」氏は、「修練を重ねることで、自分の文体を作り出そうと、私はしてきた」という。

私は、北方氏と同様の努力をルポライターをやりながら重松清氏は積んでいたんだろうな、と思う。小説家になりたくてひたすら努力し続けていた若き日の浅田次郎氏などもそうだろうと思う。

重松氏の文章は、ムダのない的確な描写、それでいて微妙な主人公の感情のひとつひとつの変化を表現しながら、物語を進行させていき、最後にはせつない気持ちや祈り、幸福の感情が行間からにじみでる。

小説を読んで驚愕した体験ってのも重松清氏の小説を読んでいる時だった。
今から20年くらい前に読んだ初期小説「見張り塔からずっと」の中の短編「カラス」。
団地内のいじめで部屋を出られなくなった母親の部屋の外で、幼稚園に行っている幼児が母親に褒めてもらいたくて弁当箱を片手に泣きながらアピールする。そこをカラスに襲われるというシーンは本当にぞっとした。
やめてくれっと言いたくなったよ。
戦争とか特殊の状況とかでなく、日常生活の中で、人間の醜い部分をここまで描写できるのか。
凄い作家が現れたものだなあ、と思った。

それから氏は順調にキャリアを積んで、数々の賞を受賞したり、作品が映画化されたりと日本を代表する作家になってしまった。

氏の本は、若干好き嫌いがあるかもしれないけれど、ホントにハズレがないと思う。
私は、何となく最近は氏の作品はよんでないのであるが、オススメした手前もあり、いくらか読んでみようと考えている。


というわけで、前に熊楠さんに「なぎさの媚薬」を紹介したけれど、実はその後ネットで検索したら、この小説ってばシリーズ化されていたのね(笑)

2哲也の青春・圭の青春(2005年7月 小学館) 
3霧の中のエリカ(2006年12月 小学館)
4きみが最後に出会ったひとは(2007年6月 小学館)

いやあ、全然知らなくて、今、アマゾンから残りのシリーズ本すべて注文して読んでいます。いや、重松清、やはり面白い。
【898】

重松清の官能小説  評価

ゆさみん (2016年07月11日 00時10分)

こんばんは。
熊楠さん、どうもです。

>キネマの神様
>登場人物がみんな良い人で波乱がなく進んでいきますよね。
>もう一波乱二波乱あったほうが盛り上がるかもですね。

そうなんですよね。
筆者のハンパでない映画に対する愛情は分かるんですけどね。
もうちょっと、ドラマチックな展開が欲しかったなと・・・・
しかし、十分面白かった小説ではありました。

>残念ながら、映画は中々見ることがなく・・・・・・
いやいや、自由な時間の過ごし方は人それぞれ。
好きなことをやることが一番ですよ(笑)

「片眼の猿」「ノエル」楽しめてもらったようで何よりです。

じゃあ、変わった小説を紹介しましょうか。

「なぎさの媚薬」重松清(小学館)

重松清氏が官能小説を書くとこうなるのか、とビックリした作品でした。
機会があったら、ぜひ。
【897】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年07月09日 17時46分)

ゆさみんさん

こんにちは。

キネマの神様 読んでくれたようで、ありがとうございます。
楽しめたようで良かったです。

>ただ、ストーリーはやや出来すぎの感があります。
確かに。登場人物がみんな良い人で波乱がなく進んでいきますよね。
もう一波乱二波乱あったほうが盛り上がるかもですね。

この作品が、初マハだったのですが気に入ったので
『カフーを待ちわびて』を読破。
続いて、旅屋おかえり と本日は、お日柄もよく を購入しました。

そう言えば、教えていただいた 道尾秀介氏の『片目の猿』
とても面白かったです。相当面白かったです。
見事に騙されました。
これも、映像にしにくい作品ですね^^:)

続いて、前に教えていただいた?ノエルを読んでおります。
これも良い出来ですね。

残念ながら、映画は中々見ることがなく・・・・・・・
また来ますね!!
【896】

貞子vs伽椰子(2016年) 1  評価

ゆさみん (2016年07月02日 10時41分)

貞子vs伽椰子(2016年)
監督 白石晃士 
出演者 山本美月
    玉城ティナ
    安藤政信 
音楽 遠藤浩二 
主題歌 聖飢魔II「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」 
7月1日の映画の日、いくつか見たい映画はあったものの、仕事後映画館に行った。上映時間を見ると、今すぐ観ることのできる映画は、これであった(笑)
そういえば映画評では、キワモノ映画と思っていたが、思ったより面白かったという感想もあった。よって、観ることに・・・・

途中で「なんでオレこの映画見てるんだろ?」と思いながら見た(苦笑)

さて監督は白石晃士氏で、怖い映画を撮る人という意味で知る人ぞ知るの監督ではあるのだが知らない人は知らないだろう。このトピで紹介した作品では「呪いのビデオ劇場版part2」で構成・演出を担当している。
ちなみに私はかつて「呪いのビデオ劇場版part2」についてオススメした記憶があるのであるが、その後検めて、ビデオで見直したところ、そこまで大仰にオススメする作品ではないな、と感じている。日本版モキュメンタリー作品の萌芽として意味のある作品だとは思うけれど。やはり、中田秀夫監督(「リング」の監督)のリング以前に作った「女優霊」と比べると落ちるな、とは思う。

ところで貞子の登場する「リング」と伽椰子の登場する「呪怨」であるが、一般的にジャパニーズホラーの代名詞として認識されているように思う。ところが、私的にはこの2作はテイストの異なる作品であると思う。よく言語化できないのであるが、リングは人間の奥底にある恐怖の感情に訴えかける作品、呪怨は怪奇的な気色悪さを全面に押し出した作品とでもいえようか。即物的に言えば、リングはジワジワと鳥肌が立つような怖さ、呪怨はギャーっと叫び出すような怖さを目指している作品とでもいおうか。

この2作はご存じのようにシリーズ化がされている。「呪怨」が手を変え品を変え、ギャーッと叫び出すような作品を作って、やや定型化してきた感はあるもののそれなりにある水準を保っているのに対し、「貞子」の名を冠するシリーズは「貞子」のキャラクターを全面に押し出した結果、恐怖とはほど遠い絶叫アトラクション化した感がある。よってホラーファンとしては、「貞子」の映画はホラーではないという声もあがるのはよく分かる。

とはいえ、2つのシリーズともそれなりにヒットしているわけで、商業主義の流れとして、掟破り的な怪奇アトラクション映画「貞子vs伽椰子」ができあがったのである。
【895】

貞子vs伽椰子(2016年) 2  評価

ゆさみん (2016年07月02日 10時38分)

まず、荒唐無稽な発想を、映画として具現化した白石晃士監督は凄いなあと思う。「貞子」ファンにしても「呪怨」ファンにしても、それぞれのキャラをうまく生かし、なぜ二人がたたかうのかというストーリー性を持たせて、破綻のない映画に仕立てた手腕は評価する。

ウィキにはこう書かれている。

2015年6月20日公開の「呪怨 ザ・ファイナル」の宣伝の一画として、同年4月1日限定で公開されたエイプリルフール企画が、本作のきっかけとなっている。これを見た白石晃士が「もし本当にやるなら私にやらせてもらいませんか?」との旨をツイートしたことから、彼に監督の依頼が来ることとなった。アメリカのホラー映画が好きなので日本のホラー映画はあまり見ない白石は、「リング」シリーズと「呪怨」シリーズをレンタルビデオによる後追いで、「日本産のホラーとしてどのように作られているのか」を考えながら見たという。そのうえで、本作を制作するに際して貞子と伽椰子の基本設定から余計な情報を省いて整合させたり、設定としてはすでに時代遅れとなったVHSのビデオテープを「リサイクルショップに眠っている古いビデオデッキの中に入っていたVHS」として組み込んでいる。また、一見すると似ている貞子と伽椰子の見分けがつかなくならないようにしたほか、貞子が1人なのに対して伽椰子には俊雄がいるので、1対2感が出ないようにも気をつけた。両者を目立たせながら、きっちり対決するという空気を出すことと盛り上げることには気を使ったという。

白石監督が、「リング」と「呪怨」シリーズを見ていない、というのは驚きであるが、本作の映画鑑賞後なるほどアメリカのホラー映画も参考にしているのだなと思うと、興味深い。また、本作の呪いのビデオを視聴する場面ではいかにも「本当にあった呪いのビデオ」シリーズにいかにも出てきそうな映像が出てきて、ニヤリとさせられた。

ところで、この日は高校では期末テストがあっているためか、学校は半ドンであるので、テスト後に見に来ていたのであろう高校生のカップル、女子高生のグループが多く来ていた。皆さん、楽しく「キャー」とか叫んで、堪能していた感じもある(爆)
その光景を見ながら、途中で「なんでオレこの映画見てるんだろ?」と思ったものの、「うん、こういう楽しみ方もあるよね」と思いながら映画館を後にしたのであった。

ラストシーン。
未見の方のために、ネタバレするわけにはいかないのでこれ以上書かないが、納得というか反則というかのラストシーンは、ゲゲゲとなってしまった。(ああするしかなかったのかもとは思うけれど)

怪作・快作である。
【893】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年06月26日 22時14分)

フィッシュストーリー(2009年)
監督 中村義洋 
脚本 林民夫 
原作 伊坂幸太郎 
出演者 伊藤淳史
    高良健吾
    多部未華子
    濱田岳 

今から7年前の作品。NHKのBSプレミアムシネマでオンエアされているのを録ってみた。

今が旬の俳優の若かりし頃の出演作といったところ。

あらすじは1975年、「セッ○ス・ピストルズ」がデビューする1年前。日本の売れないパンクバンド「逆鱗」が解散前の最後のレコーディングで演奏した「FISH STORY」という曲が時空を超えて奇跡を起こし、地球を救う。(ウィキより)

すごくおおざっぱな紹介であり(笑)実際、荒唐無稽なストーリーである。
これだけでは不十分な方は、以下を見られたい。
https://www.youtube.com/watch?v=QTsx3dzKafk

画面では昔と今とが行き来され、その関連性がよく分からないため、途中で???マークがいっぱいつきながら見ていると、最後にそれが一気に解明されるという映画である。

どっかで見たようなパターンだな、と思っていたら「エイプリールフールズ」的な映画だね(笑)
でも、エイプリルフールズのようなダメ出しはあんまりない。
ラストでは「なるほど、そうくるか」とにやりとしてしまった。
やはり、伊坂幸太郎の原作のせいかな?

内容は荒唐無稽だけれど、丁寧に作られている作品であるとは思う。

監督の中村義洋はも、今やヒットメーカーといってよい監督であり、役者さんもその後の活躍を考えれば、関わった人にとってはエポックメイキング的な作品である。この映画をきっかけに成功への道のりを歩み始めた(?)記念碑的な作品といえるかもしれない。
【892】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年06月21日 05時29分)

ゆさみんさん レビさん

おはようございます。

イニシーション・ラブ 映画面白いんですね。
了解です。 チャンスあれば見てみますね。

でも、基本面倒くさがりだし新しいことを殆ど始めない私が
TSUTSYAに行くかどうか?はっきり言って自信ないんですが(爆)

>熊楠さんは、空白の時間を有効に活用するとしたら、まず読書なんですね。

そうなんですよ。これはもう絶対です。
通勤と営業で外回りなので移動中は、ほぼ完全に読書です。

途中で読み終わってしまうと困るので、読み終わりそうな時は2冊。
遠方出張の時は3冊位カバンに入れてます。

逆に移動中にしか読まないので、GWとか年末年始は全く読まないんですよね。
そう思うと、定年後は読まなくなるのかなぁ?

「ラジオ文芸館」 知らなかったなぁ〜。色々あるんですね。今。
高田さんや宮部さんの作品もあるんですね。
確かに移動中には良いかも。泣いちゃう作品は避けなきゃ!ですけどね。
では。
【891】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年06月18日 09時18分)

おはようございます。

レビさん、熊楠さん、返信どうもです。
いやあ、お二方とも私のカキコに反応していただいてありがとうございます。

レビさん。
ね、ね、ね?
名作でしょ?
あの頃を生きていた人なら必ずグッとくる作品だと思いましたもん。
これは原作というよりは、監督をはじめとしてスタッフのこだわりが隅々まで行き届いている作品だと思います。「男女7人」ドラマの中で話題となった長靴型のビアジョッキとかをさりげなく出していたり。
そうですか・・・・サスペンス映画でしたか(苦笑)今度、呑みに行った際は詳しくお聞かせ願えればと(爆)

熊楠さん。
唄と本部屋にも書きましたが、「キネマの神様」読んでいます。読了したら感想を書きますね。
え? レンタル会員になっていないんだ(私もですが。笑)
私の場合、WOWOWで録り溜めていた映画がいっぱいあるのにレンタルまで借りに行く余裕がない(苦笑)
熊楠さんは、空白の時間を有効に活用するとしたら、まず読書なんですね。分かります。

私は空白の時間があったら、いらいらするタイプ。
たとえば一人で食事に行った際に、料理がくるまでの待ち時間、いかに時間を過ごすか。今ならほとんどの人がスマホをいじっているでしょうが、私はスマホに時間を割きたくない人だから(笑)片手に文庫本を一冊持っていきます。
通勤が電車だったら、熊楠さんみたいに本を読んでいるでしょうね。私は旅行の移動の時も、本を手放さない人だから・・・ああ、熊楠さんがうらやましい。
今、通勤時間は往復で80分。車の運転中にさすがに読書はできない。せめて、耳だけはってことでNHKの「ラジオ文芸館」(耳で聞く短編小説朗読ラジオ番組)をMP3プレイヤーにいっぱい落として聞いています。
熊楠さんも、興味があったら是非。
http://www.nhk.or.jp/bungei/

レビさんも感想を書いていますが「イニシエーション・ラブ」機会がありましたら観て下さい。
堤監督作品では、「悼む人」最新作の「天空の蜂」などもレンタルで出ているハズ。
よろしかったらどうぞ。
【890】

RE:映画について語ろう  評価

レビ@ (2016年06月13日 22時30分)

ゆさみんさん お部屋のみなさん
こんばんわ〜

熊楠さん お久しぶりです



毎日、仕事で熱中症と戦っています。


一昨日、自宅に戻ってツタヤで借りてきました。
おすすめの「イニシエーション・ラブ」観ましたよ!
(ちなみに原作は読んでいません。)


さて。
歌と映像のバランスは最高でした。
楽しめました。(^^ 文句なし!



これらの歌と映像の進行が、私の記憶の底に埋もれていた、

    ときめき、甘酸っぱさ、安堵、切なさ
    不安、恥ずかしさ、焦燥、悔しさ


30年近く昔に味わった感情の全てをよみがえらせてくれました。



ストーリーに関しての私の感想をネタバレしない程度に。

私自身が若かりし頃に体験した

    出会い、半同棲、絆の証
    卒業、就職、片道4時間の遠距離
    就職先での恋心、産婦人科、破局


物語と同じ時期。
自分の体験を観ているような錯覚を覚えました。
そして、冒頭で私の胸に尽き刺さったものから、
結末というか答えは何となく予測できました。


昨日朝に鑑賞を終えて、複雑な思いが交錯し続ける
むしろ私自身にとってのサスペンス映画でした。(滝汗



  イニシエーション・ラブ


10代で体験させてもらい、20代で体験させた(のかな?)。
言いえて妙なタイトルだなぁ。感心しました。


日曜の早朝にDVDを見終わった後に、かみさんから、
「あなたがツタヤで恋愛映画を借りて観るなんて?」と一言。
【889】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年06月13日 05時11分)

ゆさみんさん

おはようございます。

>あらためて述べますが、私がオススメしたのは映画版なんですよ。
>映画版は面白いんですよ(笑)

はい。そうでしたね^^;)
>50歳前後の人は、青春時代を過ごした風景を疑似体験できる
確かに紹介いただいた歌だけでも懐かしさがありますもんね。

>コメントで触れなかったけど、映画版の監督は、堤幸彦。
おおぉそうでしたか。もちろん知っていますよ堤監督。
SPECは全編見ていますし、面白い作品多いですよね。
TSUTAYAの会員になる所からなのですが、今度行ってきますね。

キネマの神様は楽しめるとよいのですが。
作品の解釈まで出てくるので、ゆさみんさんは私とは別の楽しみ方もできると思います。

感想楽しみにしています。

では。
【887】

キネマの神様  評価

熊楠 (2016年06月09日 18時10分)

ゆさみんさん

ご無沙汰です。
>オススメである。天井さん、熊楠さん、レンタル店に直行して下さい(笑)

と言う事でしたので、手持ちで未読の小説の方を先に読みました。

結果は、ウゥ〜ン。って感じですね。
あれ一度読んで、あぁ〜なるほど!!となりますかね?
私は、全然ならなかった。
次のページが有ると思ってめくっちゃいました (゜Д゜;)

絶対に二度読みたくなるって言うのは、一度じゃわからないからじゃないですかね?
葉桜の季節に に比べると明らかに完成度が低いと思います。

最後の2行で・・・・・って評価が多いけど、
それだったら、荻原浩氏の『噂』の方が良く出来てるし面白い。
何より、物語の展開に引き込まれないのが残念でした。
まぁ確かに映像化は難しいとは思いますが^^:)


最近読んで、ゆさみんさんにお薦めの本は、ズバリ
キネマの神様 原田マハ 文春文庫
映画好きのゆさみんさんは、すでに読んでいるかも知れませんが
面白いですよぉ〜

見つけたとき、すぐにゆさみんさんが思い浮かんで、
読んで映画部屋に行こうと思ってすぐ購入。
原田マハさんはお初だったのですが、良いじゃないですか。
もう数冊行ってみようか!!と思わせてくれました。
映画篇とはテイストが違いますが、映画好きならとても楽しめると思います。

チャンスがあれば是非。
【886】

「刑事物語」シリーズ  評価

ゆさみん (2016年06月05日 22時04分)

こんばんは。

WOWOWで「刑事物語」シリーズ一挙放送ってのが5月ありました。
地上波では一時期頻繁に放送されていたけれど(っても20年くらい前か)この映画をはじめ、最近は昭和や平成になったばかりの映画ってよほどのことが無い限り地デジでは放送されない。
よってかなり久しぶりに全作品をまとめて見た。WOWOWでも初放送とな。
なつかし〜。

この映画、なぜか学生時代に、堅物で通っていたテレビをあんまり見たい大学の先生が「刑事物語は素晴らしい映画だ」と褒めちぎっていたのを思い出した。

そういえば制作会社はキネマ旬報社。映画雑誌が映画製作もしていたんだね。

武田鉄矢が俳優として芸能界に勝負をかけていた熱気を感じる。人脈をフルに生かし音楽界では吉田拓郎に楽曲を提供してもらい、映画界では多分「幸せの黄色いハンカチ」等で共演していた関係で高倉健にゲスト出演をお願いしたりなど、けっこうおおっという人が出演している。

主演の武田鉄矢はお人好しでドジだが、いざという時は蟷螂拳を駆使して悪をやっつけるという役どころ。(明らかにジャッキー・チェンのクンフー映画を意識している。そして武器はヌンチャクならぬ木のハンガー)
一作ごとにヒロインの女の子と親しくなるが最後にはさよならしてしまう。(これは当然寅さんを意識している)
そして、事件解決後には、やりすぎて違う地方に飛ばされることになる。ラストシーンでは次の地方に行く場面で「エエ加減なやつ〜じゃけ〜ん」という拓郎の音楽が流れて終わり、というシリーズ作品。全部で5作作られた。
映画では赴任した地方の特色を折り込み、今見ると、失われてしまった下町の地方の風情が出ていて懐かしい気持ちになる。
5作目も「完結編」っていうのではなく、普通に「次回に続く」的な終わり方をしていて、まだ続くつもりであったのであろう。続かなかったのは興行収入のせいかなあ。そういう目で見ると、たしかにシリーズが進むにつれて、ちょっとコメディ色が強くなり、いくら刑事でもそりゃないだろう(犯人に助けられるシーンとか)という場面もあったりして、シリーズ化ゆえの苦しい制作側の事情も何となく分かるような気もする。

毛色はまったく違うけど、「リーサル・ウェポン」もシリーズ化が進むにつれてコメディ色が強くなっていったなあ。

ともかく寅さん風刑事アクションシリーズ映画として今見ても楽しい。武田鉄矢氏やスタッフの情熱が感じられる映画だ。
梅雨で外に出るのがおっくうという人は、ゆるりとお酒でも飲みながら、肩の力をぬいて、昭和の最後の頃の風情に浸りながらテレビで楽しんで見るのも一興かと思う。
【885】

イニシエーション・ラブ  評価

ゆさみん (2016年05月29日 17時02分)

イニシエーション・ラブ(2015年)
監督 堤幸彦 
脚本 井上テテ 
原作 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』(文春文庫) 
出演者 松田翔太
    前田敦子 
音楽 Gabriele Roberto 

いやあ、面白かった。
WOWOWで5月に放送した邦画の中で、久々に面白く堪能した映画である。
原作は、有田哲平氏がテレビで紹介して口コミで広がっていた折に娘が文庫本を買っていたので、読んでいた。
読んだ方ならお分かりのことと思うが、この本は映像化不可能である・・・と思っていた。
この小説には、仕掛けがあり、その仕掛けは文章を読む読者が想像する部分においてミスリードする仕掛けなので、映像化できるわけはない、と思ったのである。(歌野晶午氏の小説「葉桜の季節に・・・」の仕掛けに近い)
よって、映画になると聞いて「ウッソ〜。一体、どんな風に映像化するんだ?」というのが第一印象であった。
が、興味はあったが、上手く映像化できるわけないよなあ、と映画館までは足を運ばなかった。

ところが、WOWOWで観ていて、ネタを知っている私でもとっても楽しめたのであった。
一つには、私たちが若かった頃よく流れていた音楽が全編を通じて流れており、懐かしいと同時に、当時のファッションとか風景をよく再現したよなあ、と感心しきりだったからである。スタッフのこだわり具合はハンパではない。脱帽。
ちなみに劇中に流れる挿入歌は、以下の歌である。

SHOW ME(森川由加里)
揺れるまなざし(小椋佳)
君は1000%(1986オメガトライブ)
Yes-No(オフコース)
Lucky Chanceをもう一度(C-C-B)
愛のメモリー(松崎しげる)
木綿のハンカチーフ(太田裕美)
DANCE (浜田省吾)
夏をあきらめて (研ナオコ)
心の色 (中村雅俊)
ルビーの指環 (寺尾聰)
SHOW ME(REPRISE)(森川由加里)

妻と私で観ていたのであるが、妻もとっても面白かった、という感想であった。
原作を読んでいない人は、あれれ?とは思いながらもうまく騙されてしまうであろう。ちなみにWOWOWでこの映画を紹介していた小山薫堂氏も見事に騙された、と述べていた。

というわけで、ここではあらすじは紹介できない。
映画のはじめに、シックス・センスばりに「観ていない人にネタをばらさないでね」という注意もあることだし。小説を知らない人は知らないままに観た方が当然楽しめることと思う。
むろん、原作を知ってた私も楽しめたのだから知ってる人も十分楽しめること請け合いである。
とくに50歳前後の人は、青春時代を過ごした風景を疑似体験できるので(?)楽しめると思う。私よりご年配の方が「三丁目の夕日」を観るような感覚で、この映画を観るというのも十分ありであろう。

オススメである。天井さん、熊楠さん、レンタル店に直行して下さい(笑)
【884】

マイ・ブーム  評価

ゆさみん (2016年05月22日 22時54分)

たまには、映画・読書以外の趣味の話など。

職場が変わって、一念発起してスポーツジムに通っている。
新しい職場の出勤途中にあるジムである。
せっかくだから1年分の会費約90Kちょいの金額を一括で払って、年会員になった。
とはいえ、ばりばり運動するのではなく、糖尿病対策で軽い運動をできるだけ続けるという目的であり、プールのみのスイム会員である。

この前まではウォーキングを中心に運動していた。
水泳も1回0.5Kなりの近所の温水プールも行っていたのであるが、通うたびにお金がかかるのもねえ、というわけで最近は遠のいている。何となく運動もトーンダウンしている。

これじゃいかん。
というわけで、期間でいくらの会員になれば、行かなきゃ勿体ないわけで、否応も無く行くことになるであろう、という考えから思い切って会員になったのである。

今、会員になって1ヶ月が経過した。
基本、平日の帰りは出来るだけ毎日行く。あまりにガンガンやりすぎると続かなくなるので40分くらいゆったりと泳ぎ、あとは備え付けのお風呂・サウナで汗を流し、これまた備え付けのマッサージ機で15分ほど体をほぐす。この流れで、約2時間後にジムを後にする。

今のところ何とか続いている。1ヶ月で20日オーバー通っているので、我ながらがんばっているといえるだろう。

ところで、単調なスイミングを少しでもきつくなく快適にするためのアイテムが、ウォークマンである。
SONYより水中でも音楽を聞くことができるウォークマンが発売されていて、数年前に購入したのであるが、これがけっこうイケる。

走りながら音楽を聴く人は多いけれど、泳ぎながら好きな音楽を聴いている人はあまりいないであろう。いやあ、一昔まで考えられなかった体験である。
プールで必死に泳いでいる中で、自分だけゆったりと好きな音楽を聴き自分の世界に浸って泳ぐのは、ちょっとした贅沢に思えてくる。

中島みゆきやサザンやエレファントカシマシなどを泳ぎながら口ずさむ。
泳いでいる中でそれなりにきつい運動をやわらげてくれ、また人には知られない経験をしているのは、ちょっとした優越感でもある。

というわけで、スイミングに通うモチベーションも落とさずに明日もがんばろうと思えてくる。

最近の悩みは・・・
水泳をしてから家に帰ると、酒飲んで食事した直後に猛烈な睡魔が襲ってくるわけで、映画を観てるとコックリコックリしてしまうということである。
録り溜めていた映画がなかなか見られないではないか。
ううっ、何とかならぬものであろうか・・・

じゃ、明日も仕事にスイミングがんばって行ってきます(苦笑)
【883】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年05月15日 21時35分)

レビさん、どうもです。

快適な映画の鑑賞環境が整うことを祈っています。

>6月半ばまでは、出張になると思われるので、
もう一回くらい呑みたいですね(^^

それは、是非。
また、都合がつきましたら連絡下さいませ。

ちなみに映画「エヴェレスト 神々の山嶺」を妻が観たいといった理由は大体訊かなくても分かっています。
単に「阿部寛もしくは岡田准一が好きだから」という理由でしょう(笑)

ちなみに来週妻は「6・4(ロクヨン)前編」を一人で観に行くと言っております。さすがに私はそこまでつきあいきれません。
妻は刑事もの・法廷ものも好きなんですよね・・・
【882】

言ってはいけない 残酷すぎる真実1  評価

ゆさみん (2016年05月15日 21時21分)

※本の紹介です。

「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘 玲・著 (新潮新書)

新潮社の雑誌「波」を定期購読している。
ちなみに大手出版社は、PR的な自社の読書案内雑誌を毎月刊行している。
新潮社は「波」集英社は「青春と読書」岩波書店は「図書」講談社は「IN★POCKET」などなど。
一冊100円前後で新刊本のPRに作家のインタビューや対談なども載っており、お買い得である。ちょっと前まではそれらの本全てを購読していたが、現在は「波」のみ購読している。(安いけど、全部に目を通すのがつらくなったのです。読書に興味のある方は、1年間1000円ちょっとで毎月送料無料で配達してくれるのでオススメですよ)

で、この本に昨年度連載していたのをまとめたものがこの本である。
連載当時、大変に興味深く、届いたら真っ先に読んでいた連載であった。

よくここまで書けるな、と感心しながら、かつ知的興奮を覚えながら読んだ本である。
私をはじめ、けっこうこの連載を楽しみにしていた人も多かったようである。

で、発売されて文庫・新書部門のベストセラーでいきなり2位に躍り出た。

人権問題に関わる人からはおおむね不評であるようだ。(理由は読めば分かる)
が、データや実例が示すこの事実は知っておくべきであろうと思う。

「あとがき」の文章が氏のHPにアップされていた。ここに転載したい。

************************************************************************
まずは悪い話から。

脳は左右対称の臓器で、右半球と左半球があり、それを脳梁がつないでいる。右脳は感情を、左脳は言語や論理を主に司る。

きわめて特殊なケースだが、重度のてんかんの治療のため、外科手術でこの脳梁を切断することがある。これが分離脳で、右脳と左脳がそれぞれ独立に活動する。

分離脳患者は、左半分の視野で見たものがわからない。言語中枢は左脳にしかないが、左視野の情報は右脳に送られるだけで(視神経は左右で交差している)、それを脳梁を経由して左脳に転送できないのだ。両手からの入力も同じで、右手で触れたものはそれがなにかわかるが、左手で触れたものの名前をいうことができない。右脳に入力された情報はどこかに消えてしまうのだ。

だが、脳の驚くべき能力はここからだ。

分離脳患者を目隠しした状態で、テーブルの上に並べられたスプーン、鉛筆、カギなどを左手で触わらせると、感触はあるものの、その情報は左脳には届かないのだから、それがなにかはわからない。次に左の視野に「スプーン」「鉛筆」「カギ」などの単語を見せると、これも同様に、患者は自分がなにを見ているか気づかない。

ところがこのふたつを同時に行ない、正しいと思う組み合わせを訊くと、手探りで正解を選ぶことができた。右脳は見えていない単語と名前のわからない感触を正確に一致させ、そのうえ患者は自分がなにをしたのかまったく意識していなかったのだ。

次の実験では、分離脳患者の左視野に「笑え」と書いたボードを置いてみた。

質問の意味を理解し、言葉によって回答するのは左脳の役割だ。脳梁が切断されている患者は、右脳に入力された「笑え」という指示を意識することができない。ところが、ボードの指示を見た患者は笑い出した。そこでなぜ笑ったのか訊いてみると、患者は「先生の顔が面白かったから」とこたえた。

分離脳患者は、右脳と左脳でふたつの「人格」を持っている。そして左脳は、脳のなかの見知らぬ他人(右脳)がやっていることを意識できない。

矛盾する認知に直面した状態を「認知的不協和」という。このケースでは、「笑った」という認知と、「笑う理由はない」という認知が矛盾している。これはきわめて気味の悪い出来事なので、意識は(脳のなかにふたつの人格があるという)不愉快な真実を嫌って、「先生が面白い顔をした」という快適なウソをつくりあげたのだ。
【881】

言ってはいけない 残酷すぎる真実(2)  評価

ゆさみん (2016年05月15日 21時18分)

無意識が捏造した気分のいいウソは、「意識」というスクリーンに映し出される。――意識は無意識が生み出す幻想なのだ。

もっとも効果的に相手をダマす方法は、自分もそのウソを信じることだ。カルト宗教の教祖が信者を惹きつけるのは、自らが真っ先に「洗脳」されているからだ。社会的な動物であるヒトは上手にウソをつくために知性を極端に発達させ、ついには高度な自己欺瞞の能力を身につけた。

これが「現代の進化論」の標準的な説明だが、もしこれが正しいとしたら、暴力や戦争をなくすために理性や啓蒙に頼ったところでなんの意味もない。自己欺瞞は無意識のはたらきだから意識によって矯正することはできず、他人が欺瞞を指摘すればするほどかたくなになっていく。これが、教育によってIS(イスラム国)のテロリストを更生できない理由だろう。

自己欺瞞がやっかいなのは、知性の高いひとほどこの罠から逃れられなくなることだ。なぜなら、その恵まれた能力を駆使して、現実を否定し自分をダマすより巧妙なウソを(無意識のうちに)つくりあげるから。ヒトラーやスターリン、レーニンや毛沢東など、現代史にとてつもない災厄をもらたしたのはみなきわめて「賢い」ひとたちだった。

では次によい話を。

治安の悪化が問題になっているが、刑法犯の件数が戦後最少になった(2015年)ことからもわかるように、日本社会はどんどん安全になっている。多くのひとが懐かしむ「三丁目の夕日」の昭和30年代は人口あたりの殺人件数は現在の2〜3倍で、残虐な少年犯罪も多かった。「常識」とは逆に、近年は若者の犯罪の減少が顕著で、世代別でもっとも犯罪者が増えているのは高齢者だ。

じつはこれは世界的な傾向で、治安の悪化が叫ばれる先進国はどこも犯罪が大きく減っている。ISによるテロが大問題になるのは、その残虐さももちろんだが、それ以外の危険がなくなったからでもある。

現代史を振り返れば、2度の世界大戦やロシア革命、文化大革命、ポルポトの大虐殺、旧ユーゴスラヴィア内戦などの凄惨な出来事がつづいた20世紀に比べて、冷戦終焉後は国家による大量殺人が大幅に減ったことは明らかだ。アフリカや中東に問題が集中するのは、それ以外の場所(アジアや中南米)で戦争や革命、暴力的クーデターが起きなくなったからでもある。

このことは、理性がまったく役に立たないわけでないことを示している。意識の本質が自己欺瞞だとしても、人類は幾多の悲惨な経験を通して、それを平和と繁栄になんとか役立ててきたのだ。

だとしたら、未来をいたずらに悲観することはない。共産主義者が夢見たようなユートピアは実現しないだろうが、そこそこゆたかでそこそこ暮らしやすい世の中ならじゅうぶん期待できるのだ。

そのためにも、私たちの認知=知性が進化のちからによってどのように偏向しているのかをちゃんと知っておく必要がある。現代の進化論が突きつける不愉快な真実は、歪んだ理性を暴走させないための安全装置なのだ。

2015年1月7日、フランスの風刺雑誌シャルリー・エブドの編集部がイスラーム過激派の武装集団に襲撃され、編集スタッフや警官など12名が犠牲になった。この事件を受けて、日本を代表するリベラルな新聞社は、「テロは言語道断だが下品な風刺画を載せた方も問題だ」として、「ひとが嫌がるようなことをする表現の自由はない」と宣言した。

本書の企画を思いついたのは、この驚くべき主張を目にしたからだ。誰も不快にしない表現の自由なら北朝鮮にだってあるだろう。憲法に表現の自由が定められているのは、ひとが嫌がる言論を弾圧しようとした過去の反省によるものだと思っていたのだが、“リベラル”を自称するひとたちの考えはちがうらしい。

ちなみに私は、不愉快なものにこそ語るべき価値があると考えている。きれいごとをいうひとは、いくらでもいるのだから。
【880】

RE:映画について語ろう  評価

レビ@ (2016年05月11日 06時44分)

ゆさみんさん おはようございます


あまり無事じゃないけど、出張先にたどりつけましたw

6月半ばまでは、出張になると思われるので、
もう一回くらい呑みたいですね(^^
あの楽しさを思い出しながら、高速をつっ走るのじゃ−。


さて。

 >DVDプレーヤーではなく、ブルーレイプレイヤー

ほほぉ・・・ (--; 
わたしゃー、何を買おうとしていたのやら。 orz
レコーダーのご教示、ありがとうです。


  >HDMIケーブル

よく見かける赤とか白とかのソケットはありました。
今度、アパートに帰ったら、よく見てみます。


つなげることができるのなら、プレーヤーだけ。
だめならTVごと買い替えましょうかね、この際。
映画好きのかみさんのリアクションが楽しみです。(笑




ところで、神々の山嶺ですが、映画になっていたんですね。


私は、原作を読んではいませんが、谷口ジローさんのコミックスを持っています。

最近は機会が減りましたが、私も山に登ります。
登山ではないので名前も道もない山ばかりです。
生きがいとか、好き嫌いではなく、仕事で。
だから自分のモチベーションとの違いに大いに興味がかきたてられます。

目的とモチベーションが違っても、得られる
感動、爽快感、充実感、達成感は、
言葉で表わせないほどに素晴らしいものがあります。
ああ、それに疲労と体の痛みもですね。
生きてることを実感しますよ。(^^;



 >どうしてこの映画を選んだんじゃい?

これはぜひとも奥さんに尋ねてほしいですね。

逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ・・・ (爆


では。
【879】

エヴェレスト 神々の山嶺  評価

ゆさみん (2016年05月08日 19時41分)

エヴェレスト 神々の山嶺(2016年)
監督 平山秀幸 
脚本 加藤正人 
原作 夢枕獏「神々の山嶺」 
出演者 岡田准一
    阿部寛
    尾野真千子 
音楽 加古隆 
主題歌 イル・ディーヴォ「喜びのシンフォニー」

GWに旅行の予定はないので「せめて映画でも観に行こう」ということになり、5月1日の映画の日に妻と私で「エヴェレスト 神々の山嶺」を、息子と娘は『ズートピア / Zootopia』を観た。
エヴェレストを観ようとなったのは、妻の意見。私は妻と二人で映画を観に行く時は、常に妻の意見を優先するのだ。

ただ、夢枕獏ファンなので原作本は出版と同時に読んでいる。あまりにも小説が素晴らしかったので、小説を越える感動は無理かなあ、と思っていたのであるが・・・

妻の見終わった感想は
「阿部ちゃんの死体の顔が凄かった」・・・とな。

う〜む。
妻は、アウトドアにはあまり関心が無い人である。いくらかの花粉アレルギーがあり虫がブンブンいる空間はダメ、よって山を歩いたりするのも嫌い、海も嫌い、スキーも嫌いという人である。よって、この映画に出てくる山に魅せられた人の思考は到底理解できないわけである。山に登るのはどこが楽しいの?というわけである。命がけで山に登る人の気持ちはちっとも分からない、と。

だったら、どうしてこの映画を選んだんじゃい?
とツッコミを入れたくなるのであるが、こあいから言わない。

ただ、この映画では、主人公らの帰りを待つ女性・岸涼子(尾野真千子)の描写が小説より濃く書かれていて、この女性の立場で観た部分もあるだろう、とは思う。

私はといえば・・・小説のストーリーをほぼ忘れていた(おいおい)
よく考えれば原作本が出されたのが1997年。出版されてすぐに買って読んだから19年経っている。感動した記憶だけが残り、細かいストーリーは忘れている。
映画を観ながら、「ああ、こういう話だったなあ」と思ったことであった。

だから、小説とどこそこが違う、とかの部分はほぼ分からない。そういう意味ではある程度、映画として観られた部分はあるだろう。

面白かった。

エヴェレストの自然の映像美、岡田・阿部の山男としての時に鬼気迫る演技、変に感動を押しつけようというような嫌らしさも無い。ラストの阿部の死のシーン、阿部の生き方を受け継ぐように歩き続ける岡田のシーン、最後にそそり立つエヴェレストの偉容。第九のにのって歌うイル・ディーボの音楽。

いいなあ。

ほぼ公開も終わりかけで、GW後には公開終了となるだろう。
エヴェレストの自然の凄さは大画面で観て実感できる。その意味でDVD等のテレビでは映画の魅力が半減すると思われる。
阿部寛、岡田准一ファンはもちろん、山が好きなヒトは映画館で是非観られたい。
【877】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2016年05月08日 01時04分)

ゆさみんさん こんばんわ


久しぶりの食事、酒、唄。
楽しいひと時を過ごせました。
全くといっていいほど映画の話題を肴にできない自分が残念で・・・(^^;


DVD。
ありがとうございました。
今日あたりゆっくり見て感想を。

何という甘さ。(--;


ブルーレイを見るためのソフトがPCにインストールされておりませんでした。
もちろん・・・アパートにあるTVでも見ることができないので、
PCより画面が大きなTVでのDVDプレイヤーの購入を考えています。


お勧めがあったら、ぜひ教えてください。m(_ _)m


うちのかみさんのツテを通して展示即売で買います!
【876】

フォクスキャッチャー  評価

ゆさみん (2016年04月30日 09時14分)

フォックスキャッチャー Foxcatcher (2014年)
監督 ベネット・ミラー 
出演者 スティーヴ・カレル
    チャニング・テイタム
    マーク・ラファロ 

どうも後々まで印象に残る映画がある。
私にとって「フォックスキャッチャー」はそんな作品だ。
WOWOWで放送されて初見で見てから、半年近くなるが、ふと思い出したように「フォックスキャッチャー」について思い出す。

実際にあった殺人事件をベースにした人間ドラマを描いた作品だ。
決して後味の良い映画では無い。
切ない映画だ。
しかし、人間の喜び、悲しみ、嫉妬、アイデンティティ、純粋さ、鈍感さ、やるせなさ・・・もろもろの人間の感情を見事に描いていると思う。

1996年に起きたデイヴ・シュルツ殺害事件を題材にしている。
デュポン財閥の御曹司であるジョン・デュポンから自ら率いるレスリングチーム結成プロジェクトである「フォックスキャッチャー」。デュポンは愛国心からアメリカのレスリング協会に寄付をして、チーム・フォックスキャッチャーも結成していた。
当時のレスリング界はレスリングだけでは食っては行けない時代であり、金メダリストでも職が安定するわけでも何でも無い。
そんな中、「フォックスキャッチャー」はレスラーからすれば、羨ましい場所であるといえる。練習環境にも恵まれているし、無料でたくさん部屋のある豪邸にも住めるわけである。
映画は、1984年のロサンゼルスオリンピックのレスリングで金メダルを獲得したマーク・シュルツをデュポンが「フォックスキャッチャー」に来ないか?と誘うところから始まる。
「マーク・シュルツ」という名前を聞いて、聞き覚えがあると思う人は格闘技通だ。
総合格闘技UFCの初期に出場し、ゲーリー・グッドリッジに勝っている。
で、殺されたデイヴ・シュルツはマーク・シュルツの兄で彼もオリンピック金メダリスト。マークより後にフォックスキャッチャーに採用され、コーチをしていた人物である。

なぜ大財閥の御曹司は、オリンピックの金 メダリストを殺したのか?
なぜ自分が率いていたチームのコーチを殺したのか?

マークとデュポンとデイブ。
孤独を抱えた男2人と理想的な家族を築き誰からも慕われるデイブ。
認められたく努力して、それでもなかなか認めて貰えない人間の孤独。
全てを持っているがゆえに、そうでない人間の孤独に気づかない鈍感さ。
そこに悲劇がおとずれることになる。

ただ、この映画は実話をベースにした映画であるが、ノンフィクションではない。
ネットには「映画『フォックスキャッチャー』では描かれなかった11の真実!」というサイトもあり、映画と現実はここが違う、という指摘もある。
たしかに、映画化に際し制作者の論理で、改変された部分はある。
ただ、実際と違うからといってこの映画が駄目だという指摘はおかしい。
映画の評価は、映画そのものにある。
実際の事件は、映画で語っているような理由でデュポンがデイブを殺したわけではないかもしれない。
しかし、この映画は、映画を観る者に言いようもないような人間の悲哀をつきつける。
とくにデュポンを演じるスティーヴ・カレルの演技はすばらしく、殺人にいたる感情を見事に演じている。

私としては、ずっと心に残る映画の1本である。
ぜひ、みなさんに観てほしい映画としておすすめします。
【875】

新宿スワン(2015年)  評価

ゆさみん (2016年04月24日 09時55分)

山田孝之のファンである。

最近の山田孝之は、「信長コンツェルト」の秀吉役等でみせた悪役的キャラを演じることが多い。血も涙も無く、クールに人を痛めつけたり殺したりする役をやらせたら天下一品である。「のぼうの城」「悪の教典」「闇金ウシジマくん」などで見せた演技は印象的だった。
私的にはあまりにこのタイプの演技が上手いため、「MONSTERZ モンスターズ」で違ったタイプのキャラを演じると、逆に新鮮だったりする。
それにしても存在感のある役者になったなあ。

たまにバラエティ番組などに出ると、天然的キャラが出て、役柄とのギャップが面白かったりする。

さて、今回観たのは「新宿スワン」。

「新宿スワン」は昨年(2015年)に公開された作品。監督は園子温。脚本が鈴木おさむ、水島力也。

2000年代初頭の東京都新宿区歌舞伎町を主な舞台とし、スカウトマンを主人公に、その成長と歌舞伎町裏社会を描いた作品。彼が演じるのは、綾野剛演じる主人公タツヒコとライバルのスカウトマン「ヒデヨシ」で、タツヒコを異様にライバル視し、先輩のスカウトマンを押しのけてまで幹部に上がろうとするほど野心的な性格を演じている。元々タツヒコとは学生時代の同級生で、いじめられっ子だったヒデヨシをタツヒコが助けていた。そこで自分より強いタツヒコにコンプレックスを持ち、同じスカウトマンとして強い対抗心を持つようになった、ということが映画が進むにつれ徐々に分かってくる。

まさに山田孝之のハマリ役というべきであり、綾野剛を上回る存在感を放っている。
特に前半は・・・

ところがタツヒコとビルの屋上で直接対決をするクライマックスシーンがガックリであった。

前半で見せたクールでタツヒコを蹴落とそうとする野心家役だったのが、昔いじめられっ子だった過去が対決シーンの中で語られると、いじめられっ子だった過去に精神的に逆戻り。化けの皮が剥がされて、一気にフツーの気弱な人になってしまい、対決にも負け、組織を逃げ、最後には逃げ切れず組織に殺されてしまうのである。
おいおい。
まあ、原作通りっちゃあ、そうなんだけど。せっかくの山田孝之なんだから(笑)ここは最後まで、あのキャラは通して欲しかった。最初の凄みのあるキャラが結局はいじめられっ子だったことが分かって、一気に気弱なキャラになっていく過程が、山田孝之が演じているがゆえに説得力を失くしてしまっている。
過去は過去として、今は野心家としてのし上がってきたんだから、凄みのあるキャラのまま終わって欲しかった。主人公の対決に負けたり組織に負われて殺される筋書きはそのままでいいけれど、主人公との対決や殺され方の演出次第では、凄みを残したまま終わらせることはじゅうぶん可能だったはず。逃げて気弱な表情で殺されるのではなく、ふてぶてしい笑みを浮かべながら殺される。実はタツヒコに憧れ、タツヒコのようになりたかったんだ、と悲哀をにじませながら死んでいく・・・とか。

これは、山田孝之を生かし切れなかった脚本なり監督の演出の弱さだと思う。
園 子温(その しおん)監督。
「地獄でなぜ悪い」などで「どこが面白いの」と思った監督ではあったけれど、この作品でさらにイマイチの監督であると印象を強めたことであった。
【874】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年04月16日 00時03分)

熊楠さん。

ご心配いただいて、どうもです。
こちらは震度3くらいでありましたので、どうってことはなかったです。
ただ、その後余震がぐらりぐらりと続いたため、わが娘などは怖がっておりました。

足下が不安定っていうのは、ほんとに嫌なものですね。
私はともかく実害があった方々の復興を願うばかりです。
【873】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年04月15日 05時15分)

ゆさみんさん

近隣の県で結構大きな地震の様ですが
大丈夫ですか?

通勤の運転も気を付けてくださいね。
【872】

おみおくりの作法  評価

ゆさみん (2016年04月09日 23時25分)

最近WOWOWで放映された映画でイチオシの作品。
見終わってジ〜ンとくる映画だ。ひさびさにほろりと涙・・・
オススメです。

(以下、ウィキより)
おみおくりの作法 Still Life(2013年)
監督 ウベルト・パゾリーニ 
出演者 エディ・マーサン 
イギリス・イタリア合作のドラマ映画。監督・脚本のウベルト・パゾリーニ(英語版)がガーディアン紙に掲載された「孤独死した人物の葬儀を行なう仕事」に関する記事から着想を得て、ロンドン市内の民生係に同行して実在の人物や出来事について取材を重ねた末に誕生した作品。
ロンドン市ケニントン(英語版)地区の民生係として働くジョン・メイは44歳の独身男である。彼の仕事は孤独死した人物の葬儀を行なうというもので、事務的に処理することもできるのだが、几帳面な性格のジョンは誠意をもって1人1人を丁寧に「おみおくり」している。ところが、人員整理によって解雇されることになり、ジョンの向かいの家で孤独死したビリー・ストークの案件が最後の仕事となる。近くに暮らしていながら言葉も交わしたことがないビリーの死に、同じように孤独な1人暮らしをしているジョンは少なからずショックを受け、ビリーを知る人々を訪ねてイギリス中を旅することにする・・・
【870】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年04月03日 17時32分)

ゆさみんさん

こちらのお部屋にお伺いするのは久しぶりです。

見ましたよ。エイプリールフールズ

>そう、私はこの作品を評価していないのだ。
私もです。はっきり言って面白くなかった。
一言でいうと。『何だ?』 って感じですかね。
設定も展開も雑。 それぞれの話に繋がりがないので複数の話がある必然性がない。

『荒唐無稽さ』はうまく運べば良いですが、この映画は残念ながら。

ゆさみんさんの言う通りコメディーといえどもある程度のリアリティーは必要ですよね。
それにルールを守るのは絶対ですよね。
街中にあるレストランで銃が乱射されても周囲から何も起きないし、
あの環境にあるレストランで出産する必然性もない。
カバンが入れ替わる所も、後出しだし。
最大は一番大切な、好きだったのに後から気づく?説得力無いわぁ〜
ご都合主義に終始してしまうんですよね。

藁の楯の終盤を思い出しちゃいました。
あの映画は、どうやってそこまで来たの?って何の説明もないし
そこが気になって楽しめないですよね。

一方、山本氏の小説は、このシナリオを良くここまで纏めたなぁと感心しちゃいます。
読んでもらえればすぐわかりますが、設定がかなり違いますし、説得力がまるで違う。
大まかな設定は守っているんですよ。勿論。
ニセ医者だったり、自分を宇宙人だと思っている中学生が出てきたり。
映画を知らずに読んだ小説は、山本作品にしては、散漫な感が拭えなかったですが、この映画を見ると。

出てくる必要のない登場人物(例えばゲイを告白する二人とか)を絞って
ある意味、違う物語にしています。
私の好きな再生の物語にもなっているし。
山本ファンの私なので贔屓目に見ちゃうのを差し引いても、かなりの差があります。

>※ただ、山本幸久氏が小説化する際に、こういったご都合主義をどう描いているかはとっても興味がある。
>小説版は、別な面で楽しみであるかな?(笑)

是非読んでみてください。私は山本さんが益々好きになりました^^:)
【869】

エイプリルフールズ(1)  評価

ゆさみん (2016年04月03日 12時08分)

エイプリルフールズ(2015年4月1日公開)
監督 石川淳一 
脚本 古沢良太 
出演者
戸田恵梨香
松坂桃李
ユースケ・サンタマリア
小澤征悦・・他

熊楠さんが、4月1日にオンエアされた今作の感想を書くというので、先に書いておかねばと思った。
というのは、熊楠さんが「面白かった〜」と言ったら、書きにくくなるので(笑)

そう、私はこの作品を評価していないのだ。

熊楠さんが観る前に、私の感想を読んだら観る楽しみが減じてしまうし、下手に先入観をもたれて観てもいけないし・・・
というわけで、4月1日にオンエアしているので、熊楠さんが多分観たであろう後に読む分には、問題ないかな、と思って書く。

熊楠さん、万が一ビデオに録っていてまだ観ていないというのなら、この後の文章は絶対に読まないで下さいね。(もちろんこれから観ようという人もネ)
よろしく。



さて・・・私は数ヶ月前にWOWOWにて放送されているのを観た。 
エイプリルフール「ズ」ということで、多くの場面でウソがちりばめられている。その中で話が進行し、後から「真相はこうなのよ」というのが映画の後半で明らかにされ、最後にはハッピーエンドに落ち着くという映画である。
私は、ある場面には、こういう裏が隠されているのですよ、という作品は嫌いでは無い。
たとえば、この部屋でも取り上げた「鍵泥棒のメソッド」を監督した内田けんじ氏の作品などは高く評価している。

そういえば、内田けんじ氏の監督作の「アフタースクール」(2008年)は探偵はバーにいるシリーズの大泉洋氏が主役なので熊楠さん好みかも・・・佐々木蔵之介氏や堺雅人氏なども登場している面白い映画なので、機会があったらぜひ観て下さい。

しかし、この「エイプリルフールズ」は観た後に、何かしっくりしないモヤモヤが残った作品であった。なぜであろう、と後から考えた。

で、思ったのが「作劇のルールを守っていない映画」であるということだ。
作品世界において、やってはいけない展開がある。
たとえば、不治の病で死の床にある人の生き様をシリアスに描いた作品で、最後に魔法を使ってそれを治す、というシーンがあったら「そりゃないよ」となるよね。
現実のシリアスな設定(世界観)に魔法を持ち込んだら、おかしい。
大抵の映画は、最初にこの世界でこれはアリでこれはナシよ、というのが世界観が示される。ハリーポッターは魔法の学校の話なんですよ(よって魔法が使われてもおかしくないんですよ)、ゴジラは怪獣が出てきてそれをやっつける話なんですよ(だから自衛隊じゃなく防衛軍みたいのがあり、現実には無い新兵器が登場してもおかしくないんですよ)なんてね。
「エイプリルフールズ」は、みんながウソをつきまくっている中でとんでもない展開があるシチュエーション・コメディですよ、という映画である。
でも、コメディであるが、ある程度の作劇上のリアリティは要求される。
そして、裏があるのなら、その裏が映画の前半で伏線として示され、後から「ああ、あのシーンでは実はそういう裏があったのね」と示されるのが当然あるべきであろう。(内田けんじ氏の映画にはそれがある)
しかし、この映画ではそれらの「作劇のルールを守っていない」シーンがいつくかある。
【868】

エイプリルフールズ(2)  評価

ゆさみん (2016年04月03日 13時02分)

映画視聴後、モヤモヤとした気分の中で、宇田丸氏の映画評をユーチューブで聞いて、なるほどうまく言語化しているな、と納得する場面があったので一点のみ紹介する。

宇田川勇司を演じる寺島進が、千葉真一演じるあるボスをヒットマンとして殺そうという場面。拳銃の入ったリュックをもって近づくが、実はリュックは戸田恵梨香演じる主人公のリュックと取り違えられていて、リュックの中身のあるものを渡して事なきをえるというシーンである。
まず、映画前半にリュックを取り違えているシーンと思われる場面が登場しない。伏線が示されていない。
で、戸田恵梨香演じる妊婦の主人公が銀行を襲う場面では、リュックの中からいきなりピストルが出てきてバンバンバンと撃つシーンがある。観客が「これには何か理由があるのだな」と疑問に思うシーンにはなっているが、リュックが取り違えられているのが示されるのはずっと後である。(よって、伏線が示されていないので、ネタバレのシーンでも「なるほどねえ」という感じにはならない)
また、ヒットマンとしてボスを殺そうという場面で、いざ実行しようという段階でリュックの中身にピストルが無いということに気づくのもおかしい。普通は今から命を賭けて暗殺を実行するという時に、事前にリュックの中身を点検するであろう。ピストルがちゃんと機能するか弾は入っているか、とかね。映画の中でそれを点検する暇も無いほど目まぐるしい展開があるという流れがあるのならまだしも、映画を観るかぎり余裕で銃を点検する時間はある。
また、ボスの周りには当然護衛の舎弟がいるわけで、彼らは見るからに怪しいリュックを持っている宇田川を演じる寺島進がボスに近づいても「おいお前、そのリュックに入っているものを検めさせてもらう」とか言わずに、平気でボスに近づくのを見ている。
おかしいやろ?
映画制作者は、ボスの命を狙う場面において、リュックの中身が違うことに気づくシーンがないとこの映画が成り立たなくなるから、そういう不都合なことは無視してご都合主義的に作っているわけである。
コメディだからといって、こういうところをおろそかにしていてはいけない。

一点だけ述べたが、こういったアラが、この映画にはいっぱいある。興味のある人は以下を見られたい。

https://www.youtube.com/watch?v=x7TkSFaCCwQ

細部に神はやどりたもう。

よって、「エイプリルフールズ」は脚本家や監督のご都合主義映画であり、私は評価しない。

※ただ、山本幸久氏が小説化する際に、こういったご都合主義をどう描いているかはとっても興味がある。小説版は、別な面で楽しみであるかな?(笑)
【867】

転勤しました  評価

ゆさみん (2016年03月31日 11時48分)

こんにちは。

転勤で、明日から新しい職場となります。
昨日で送別会や引き継ぎ事項の受け渡し等を全て終え、今日は明日に備えて仕事はお休み。

明日から怒濤の忙しさになると思うけど、今は職場から自宅に持って帰った整理をします。

では。
【866】

オデッセイ(1)  評価

ゆさみん (2016年03月23日 17時30分)

オデッセイ(2016年)
監督 リドリー・スコット
出演 マット・ディモン

公開から、けっこう経ってしまったがリドリー・スコット監督が、ジョージ・ミラー監督に負けず劣らず「おお、若い」という感想がけっこうあるので観に行った。
※ちなみに、ジョージ・ミラー監督は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」であまりの力強い演出ぶりに「70歳のおじいちゃんが造った作品とは思えない」という評価を受けている。

ストーリーはシンプル。
一応、ウィキより一部転載すると・・・

宇宙飛行士のマーク・ワトニーは火星への有人探査計画であるアレス3に、クルーとして参加する。火星での探査任務中、大砂嵐に襲われたマークらクルーは、全ミッションを放棄して火星からの退避を決めてロケットへ向かうが、その最中にマークを折れたアンテナが直撃する。クルーたちはマークが死んだと判断して火星上の軌道へ戻り、さらに地球上の軌道へ帰還するためのヘルメス号に乗って出発してしまう。ところが、マークは生存しており、火星に一人取り残されてしまったことを知り、残されたわずかな物資を使って生き延びようとする。しかし、地球から救助隊がすぐに来る見込みはない。

一言で言ってしまえば、宇宙版「キャスト・アウェイ」あんど「ゼロ・グラビティ」である。

事故で火星に一人取り残されたマット・デイモン演じるマークが、如何に生き延びながらえ、如何に地球に生還するか、というお話である。

映画の中心は、火星でのサバイバルと地球への生還ミッションで構成されている。

ゆさみんが、この映画を見終わって思ったのは
「やはりアメリカ映画だなあ。日本じゃこういった雰囲気にならないわなあ」

けっこう映画評で言われていることでもあるが、日本でこういった映画を作った場合、火星に取り残された男は絶望に打ち震え、涙と空しさと怒りで気が狂ってしまうような感じになるであろう。そして苦難を歯を食いしばって乗り越える主人公の孤独な闘いが重〜い演出で描かれることになろう。
「復活の日」での南極での生活みたく重〜いSF作品になるであろうなあ。
※「復活の日」は南極以外はウィルスで人類が死滅し、南極でほそぼそと生きるしかないという状況が描かれた。超大作であるがとっても重たい作品である。

しかし、マークはショックは受けるものの、状況を受け入れ前向きに対処しようとする。自分でけがを治し、足りない食料に対し火星で生産をはじめ、状況打破のために外部への通信を試みる。

もちろん、簡単にいくわけでなく、危機的な状況も出てくるのであるが、諦めずに地球への生還をめざすのであった。

アメリカの娯楽アクションに言えることであるが、深刻な状況に陥った時や、それを乗り越えた時に、軽〜いジョークがよく交わされる。

※ゆさみんが思い出す場面は、「ターミネーター2」で、敵にやられてボロボロになったシュワルツェネッガー演じるサイボーグ戦士が「休暇が欲しい」と言っていたシーンが印象的だ。

この映画でも、火星で孤独に生活するマークのセリフや、マークが死んだと思って結果的に置き去りにしてしまった宇宙船のクルーとマークの会話などでジョークが使われ、映画をあまり重たくしていない。
観客は、あまり重たくならずに(?)マークが如何に地球に帰ることができるのかをドキドキハラハラしながら見ていけばいい。
【865】

オデッセイ(2)  評価

ゆさみん (2016年03月23日 17時29分)

ここあたりが、リドリー・スコット監督が「若い」との評価を受ける理由となっている。
氏はかつて、「エイリアン」や「ブレード・ランナ」で重厚なSF作品を監督しているわけで、「オデッセイ」も重く作ろうとすればいくらでも重く作ることができる。
一般的に、年を取れば取るほど、巨匠と言われるようになるし、その中でジョークまじりのエンタメ作品を作るとは、「若いねえ」というわけだ。
※某黒○監督は晩年になると、以前のエンタメ作品より「影武者」や「乱」「夢」などシェークスピア的、哲学的な作品を多く手がけるようになってしまったよねえ。

そこは、この点を私も評価したい。
ドキドキハラハラありで見終わった際に「面白いエンタメを見たぞう」という気持ちよい心地になる作品だ。

ただ、この映画では後半???という場面が見受けられる。

※以下、内容に触れています。未見の方は注意願います。

これも、映画評で言われていることであるが、中国の扱いだ。
マークの生還ミッションで、計画が頓挫してしまうような状況になったとき、いきなり中国が登場し「我々の技術を役立てて欲しい」と協力を願い出るのだ。

それまで、全然中国について触れられていない(たとえば、火星探査計画で中国が重要なポジションにいたりとかいう伏線はな〜んにもない)中で、いきなり中国が登場し、中国の協力のおかげでマークが生還してヤッタヤッターとなるのだ。

う〜〜〜む。前半、あれだけ緻密に火星でのサバイバル生活を演出しているのに、これでは、とってつけたような展開に見えてしまう。しかも、なぜに中国なのか分からないし・・・
確かに、ネット評で、「中国に媚びを売っている」と言われても仕方ない展開である。
どういう事情があるにせよ、とってつけたような展開になってしまった分、見終わったあとにしこりが残る感じである。

というわけで、ゆさみんとしては70点というところかな。
【863】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年03月13日 06時48分)

ゆさみんさん

ご無沙汰です。

>相変わらずの高田節で、これでもかと不幸が訪れそうな展開であるが、
>それを乗り越えて正直に人生を見据えていく主人公を応援したくなる小説のはじまりはじまりである。

相変わらず、上手ですね。薦めかた。
発見した時は、『出たぁ〜。やっと出たか新シリーズ!!』
と文字通り小躍りしたのですが
次が読みたくなるのは間違いないので
せめて2冊。出来れば3冊まとまってから読みたいのでグッと我慢したのですが。

読みたくなっちゃうじゃないですか^^:)


まぁ待つ辛さは 『みおつくしシリーズ』で経験しているのですが。
しばらくは、未読の手持ちの本で2冊目を待とうと思います。
無駄な努力なんですけどね。
【862】

あきない世傳 金と銀 源流篇  評価

ゆさみん (2016年03月06日 18時05分)

さて、高田郁氏がとうとう次のシリーズを書き始めた。

「あきない世傳 金と銀」シリーズである。
第1巻は「源流篇」

ファンとしては嬉しい限りで、出版早々に文庫本のベストセラー第1位に躍り出た。

主人公が女性でさまざまな試練を乗り越えていく成長物語というのは、みおつくしと同じ。こんどは商家に働く「幸(さち)」の物語である。

武庫郡津門村の学者の家に生まれた幸と家族の日々。幸は、学者で子どもたちに読み書きを教えている父親の重辰、女に学はいらないという母親の房、そして妹の結との4人家族。
しかし、兄と父が亡くなり、生きていくために生まれ故郷を出て大阪天満の五鈴屋で奉公することになる。
「手の荒れておらぬ者は信用するな」
「自らは何も生み出さず、汗をかくこともせず、誰かの汗の滲んだものを右から左へ動かすだけで金銀を得るような、そんな腐った生き方をするのが商人だ」
父は商人のことをそのように言っていた。しかし、奉公するうちに少しずつ商いについて、教えてもらううちに、商人の姿が分かってくるようになっていく。

今のところ、奉公人であるから、商いについて口を出したりするなんてとんでもない下働きの一人にしかすぎない幸が、どのようにして商いの道に入っていくのか、続きを読みたくなること請け合いである。

相変わらずの高田節で、これでもかと不幸が訪れそうな展開であるが、それを乗り越えて正直に人生を見据えていく主人公を応援したくなる小説のはじまりはじまりである。
これまでのシリーズと違っているところは、1冊の構成が、4つの連作短編が1冊になっているというのではなく、12の章立てとなっている。
幸の成長が江戸時代の商家の蘊蓄とともに話が展開していくであろう。
第1巻の最後は、高田氏らしい展開の強烈な引きで終わっていて、これで半年も待つのは読者としては辛いなあ。
【861】

出世花シリーズ  評価

ゆさみん (2016年03月06日 18時38分)

※本のコメントです。

結局、我慢できずに高田郁氏の「出世花」シリーズ全2巻を読んだ。

「出世花」
「蓮花の契り 出世花」

「出世花」は高田郁氏のデビュー作であり、人によっては最高傑作と推す者もいるくらいの作品である。

あらすじを紹介すると・・・

主人公の縁は、妻敵討ちを願う父矢萩源九郎に同行して各地を放浪していた艶は、空腹のために食べた野草に混じっていた毒草によって行き倒れる。看病の甲斐なく源九郎は亡くなり、回復した艶は縁という新たな名を与えられて、青泉寺で育てられ、やがて湯灌の手伝いをするようになる。そして、自分にとっての善き人生とは何かを悟り、三昧聖(さんまいひじり)として湯灌の仕事を続るようになる。

湯灌とは、亡くなった遺体を丁寧に洗う仕事であるが、洗うばかりでなく、病み衰えた体や下腹部を遺族に見せないように配慮したり、病気のためにやつれた頬に綿を詰めてふっくらさせたり、化粧を施したりするなどして、安らかに浄土に旅立って行く手助けをする仕事である。

主人公が様々な試練を乗り越え、成長していくというのは「みおつくし料理帖」シリーズと同じであるが、人の死に関わる仕事を描くのであるから、話としては料理人を扱う「みおつくし料理帖」シリーズに比べると、重くて切実な内容となる。
次回をお楽しみに、という連続ドラマ的な「みおつくし料理帖」と比べると、前後編スペシャルドラマという感じで、こちらの方が感動的というかズシリとくる感じではある。

むろん、みおつくし料理帖が劣っているとかいうのではなく、好みの問題であろう。
私としては、どちらも好きなシリーズである。
とりわけ、親しい人を亡くして悲しみにくれた経験のある人は「出世花」シリーズに救われる人もいるだろう。

「あなたの悲しみにこの物語が届きますように」

完結巻のあとがきで筆者が述べている、この最後の1行が作品のすべてのメッセージとなっている。

感動というよりも、読者に救いを与えてくれる小説を書く作家はそうはいまい。
あらためて、凄い作家であると思った作品集であった。
【860】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年03月02日 22時18分)

みなさん、こんばんは。
フォッカーさん。どうもです。

コメントありがとうございます。

アカデミー賞の様子は仕事しながら、ネットでちょくちょく覗いて確認していました。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
前半、衣装だとか編集だとかの賞でいくつも受賞し、凄い勢いだったのでドキドキしてみていました。
宇多丸氏は「アカデミー賞総なめに近いような映画だろう。逆に取らないとおかしい」と言っていましたが、アカデミー賞のこれまでの特質(アクション映画は作品賞は受賞がむずかしい)として、作品賞はまず無理だろうな、とは思っていました。よって作品賞や監督賞が受賞できなかったことにそれほどショックはなかったです。
でも、最多受賞ということで、監督やスタッフの努力も報われたと思います。

もちろん私も受賞後、ブルーレイを鑑賞しましたよ(笑)
ちなみにサントラ盤CDは数百回は聴いてます。(半年くらい、車でかけっぱなしなのであります)今では、バラエティ番組とかでサントラの音楽がちょこっと流れると「マッドマックスの音楽だ」と指摘できますよ。えっへん。

それはそうと今でも「うる星やつら」を鑑賞しているんですね。いやあ、さすがだ(爆)
ちなみに私はランちゃんが好きですね。

ところで、私が最近みたアニメで面白かったのは、パチスロにもなったことがある「ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて」であります。
初見でしたが、日テレで再放送をやっていたのを、スロになっていたなぁと思い、録画して見ていたら、いやあ傑作でありました。
10年以上前の作品で、簡単に言うと「魔法少女アニメ」のパロディ版。ウィキで見てみたら、邪道魔法少女シリーズ(!)の第1作目で、魔法少女のみならず、タツノコプロのアニメパロディも満載で、げらげら笑いながら見てしまった。
この手の作品、好きですねえ。興味があったら、是非(笑)
【859】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2016年03月02日 09時01分)



 ゆさみんさん、お部屋のみなさん おはようございます(笑)

 先日の低気圧 みなさん 大丈夫でしたか?





 ☆ゆさみんさんへ

  最近の映画、とんと見てないですが、オスカーの行方が気になってました(苦笑)

  見事、ディカプリオが受賞しましたね(笑)


  その他に、マッドマックスが6冠じゃないですか!


  またレンタルしてきて観ようかと思ってます(笑)


  ええ、今はうる星やつらのテレビシリーズを見直してますので…(爆)





 それでは、突然失礼しました(苦笑)
【858】

映画三昧  評価

ゆさみん (2016年02月23日 20時25分)

ここ数ヶ月、映画三昧の日々である。
映画館自体は、見た映画はこのトピで紹介しているのでお分かりと思うが、ヒト月から二ヶ月に1〜2本くらいのペースで、それほど多くない。
が、WOWOWを中心にそれなりの本数の映画を見ている。
ヒト月に30本は超えていると思う。
特に週末の休みは、最近とみに出不精になり、ほとんど家で映画を見て過ごす。
以前は休みはパチンコ店に行っていたことも多かったが最近はパチやスロにそれほど情熱が湧かない。
はっきり言って映画を見る方が楽しい。
2月の20日、21日の土日は二日間で7本ほど見た。
それでも録画ストックしている映画は数10本ある。

別に制作されている映画を全部見ようなどと思っているわけではない。興味のある映画をセレクトしていてもストックが溜まるのである。
では、なぜ、こういうことになるのか。

一つの理由は、やはり映画制作本数(上映本数)の増加であろう。
例を挙げるなら、本県のシネコン(複合映画館)の現在の映画上映本数を見たら、20本もあった。当然ながら、制作されても上映されない映画も多くあることを考えれば、膨大な数の映画が制作されていることになる。

こんなに制作されていることは、全体的に映画自体が経済的にもうかるものであるであるということの証左であろう。映画館入場料はもちろん、レンタルや配信による利益、グッズの売り上げなどで、一般的にはマイナーな作品であってもコアなファンの存在で十分に利益が出るものとなっている仕組みであろう。

よって、公開されていたのに「そんな映画あったの?」という作品も多く、WOWOWでオンエアされて、初めて知る映画も多い。

とにかく映画が多すぎである。映画ファンとしてはうれしい気もするが、それを見るのも大変だ。

最近は、最新作も見るが、かつて見た映画を見直すことも多くなった。数十年ごろ前に流行った映画など見てはいるがほとんど忘れている。先日は「タワーリング・インフェルノ」「ティファニーで朝食を」とか見たが、一部のシーンは覚えているが、ほとんど忘れていて新鮮な気持ちで見ることも多い。たとえば、ジョン・ヒューズ制作の青春モノとか、ヒッチコック作品、高倉健の「八甲田山」「海峡」「居酒屋兆治」「幸福の黄色いハンカチ」「君よ憤怒の川を渡れ」、それより前の私としては未見であった「陸軍中野学校」シリーズ、勝新太郎の「兵隊やくざ」シリーズ、はたまた高倉健の任侠モノなどを見ながら、昔の映画もいいねえ、と思いながら楽しんでいる。

洋画では、私の知人が「アメリカ映画では1990年代の映画が名作が多いという話だよ」と教えてくれて、改めてそこらへんの映画も見直してみようと考えている。先日は「ペリカン文書」(監督アラン・J・パクラ 出演はデイゼル・ワシントンとジュリア・ロバーツほか)を見たがいや、なかなか面白い。

この映画三昧の日々はしばらく続きそうである。
【857】

ヴィジット  評価

ゆさみん (2016年02月14日 01時19分)

ヴィジット The Visit (2015年)
監督・脚本 M・ナイト・シャマラン 

期待を裏切り続けてきた「シックス・センス」のシャマラン監督の最新作。
シャマラン監督については「アフター・アース」でそれなりに語った。

アフター・アースの感想を一言で言うと「期待外れ」
この映画、予算をかけた割には、ちまたの評価もかんばしくない。

それでもなお、シャマラン監督となれば、やはり気になる。
今度こそ、シャマラン印の面白い映画が観たい。
ネットでは、最近のシャマラン監督らしくない(?)面白い映画になっている、とのこと。

これは観に行く価値はあるかな。
というわけで、本県では全国より遅れて公開しかも2週間限定ながらも映画館に足を運んだ。

今回の映画、それまでの大作では無く、低予算映画であり、どっかで観たようなハンディカムで撮った(ように見せている)映像で構成されている。「ブレアウィッチ」路線ね。

ストーリーは・・・(以下、ウィキより)

シングルマザーに育てられている15歳の姉ベッカと13歳の弟タイラーは、祖父母から休暇を利用して遊びに来ないかとの誘いを受ける。
2人はペンシルバニアの祖父母の家で1週間を過ごすことになる。初めて対面する祖父母に最初は緊張したものの、優しい祖父母と美味しい料理に2人は大喜びし、すっかり意気投合する。
ただ、祖父母からは、「楽しい時間を過ごすこと」、「好きなものは遠慮なく食べること」、「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」という3つの約束を守るように言い渡される。
しかし、夜中になると、家の中には異様な気配が漂い、不気味な物音が響き渡る。それに恐怖を覚えた2人は、開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまう…。

観た感想はというと・・・

まず、2度ほど絶叫した(笑)
1度目は、コアイ人がいきなり画面に出現シーン。
2度目は、潔癖症の男の子の顔に○○○が押しつけられるシーン。

ちなみに、絶叫の意味合いは異なる。うわ〜、心臓に悪いわ・・・
んで、一言で言えば、怖くて面白い映画であった。

ネタが分かったあとで考えてみれば、そんなにホラーってわけではなく、お金がかかっていないので宇宙人のしわざとかSFに逃げるんでもなく、単純と言えば単純な仕掛けの映画である。冷静に考えてみれば、登場人物の思考や行動に無理もある。
よって、ケチをつけようとすればつけられる。

しかし、観ている間は映画に入り込んでドキドキハラハラされられた。
ハンディカムの手法って、斬新ってわけではなく、逆に制約も多いだろうが、その中でうまく演出がなされている。尋常では無い不気味さが伝わってきた。
物語の中核となる仕掛けには、私は途中で何となく気づいていたけれど、それでもやはり楽しめた。

シャマラン監督って、低予算で好きに撮ってもいい、という形で映画を製作する方が向いているんじゃなかろうか。
是非、家庭で観る場合は、電気を消し静かに観ることをオススメする。

一つ、忠告。
この映画、シックス・センスじゃないけれど、ネタを話してしまっては、映画を観る面白みがなくなるので、ネットでのネタバレ説明は絶対に読まずに映画を観るべし、と言っておこう。
【856】

クリード チャンプを継ぐ男  評価

ゆさみん (2016年02月07日 17時28分)

クリード チャンプを継ぐ男 Creed(2016年)
監督 ライアン・クーグラー 
脚本 ライアン・クーグラー
   アーロン・コヴィントン 
出演 マイケル・B・ジョーダン
   シルヴェスター・スタローン 
音楽 ルートヴィッヒ・ヨーランソン 

公開終了前のギリギリに観に行った。
当初は
「ロッキー」シリーズの続編か〜、まだやるの〜?
ってな感じで、映画館に行くまでもないかな、と思っていたのであるが、ネットでちらっと評価を覗いたら、えらく評判がいい。
あんまりみると映画に先入観を持ってしまうので、ロッキーがかつて戦ったチャンピオンのアポロの息子をロッキーが育てていくお話、という程度の予備知識を持って観に行った。
映画の途中で「クリード」って、アポロ・クリードの「クリード」なんだ、と気づいた次第(笑)

観た感想を一言で言えば
「面白かった。映画館で観て良かった」

見終わったあとでネットで調べると、ロッキーの続編で制作会社が儲けよう、といった形で作られたわけでなく、当時無名の新人監督ライアン・クーグラーがロッキーの続編を撮りたいと思ってあたためていた作品であり、その情熱にスタローンが答える形で作られたものであると分かった。

ストーリーを要約すると、
アポロの愛人の子アドニス・ジョンソンは、アポロの正妻に引き取られ有能なビジネスマンとなっていたが、ボクシングの情熱を棄てきれず、会社を辞め家を飛び出し、ロッキーにトレーナーを頼みに行く。その熱意に押し切られ、ロッキーはアドニスのトレーナーとなり世界戦に臨んでいくのであった。
というお話。

アポロの子のアドニスがハングリーでなく、裕福な家にいるという設定が、「がんばれ元気」を思い起こさせる。裕福な暮らしを棄てて、ボクシングに打ち込むという設定はなかなかいい。スタローンが、俺もまだやれるんだぞといった形で自分を押し出さず、あくまでトレーナー役に徹しているあたりもいい。アカデミー賞の助演男優賞候補ということで今回のアカデミー賞の台風の目になっているらしいけど、それもうなずけるほどいい演技である。
ニワトリを捕まえるトレーニングなどロッキーシリーズのファンならニヤリとしてしまうような場面もある。また、音楽の使い方や演出方法には若い監督の感性がうかがえプラスに働いていると思う。ボクシング場面は、競技的なボクシングではなく、殴って殴られ精神力で「立て〜」「立って」といったロッキーシリーズの伝統を受け継いでいるのもいい。
そして今風の音楽(?)ばかりであったところに、試合の後半部分に、あの懐かしい「カーン、カーン」とはじまる鐘が鳴る音楽が流れ出す。我慢して封印していた音楽をここぞといったところで出してくるあたりも泣かせる。
伝統を受け継ぎながら、斬新さをちりばめたロッキーシリーズの新たな試みに拍手を送りたい。
【855】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年02月07日 17時26分)

熊楠さん、どうもです。

>自分の好きな本を面白いと言ってもらえると単純に嬉しいんですよね。

分かります分かります。
実は、私もけっこう仕事場で読書好きな人には、自分の本を「良かったら読んでみませんか?面白いですよ」と貸したりしているんですよ。

>新刊が出ると2〜3冊前から読むのがパターンだったので、夏天の虹なんて4回読んでおります。

ひゃっはー。それは凄い。熊楠さんならではですね。私は前巻の終わりの部分を読み返すくらいだなあ。今回は時間はかかりましたが、次々と読めて、待たなくていい幸せをかみしめておりました。

「出世花」はもうしばらく経ってからゆっくり読もうと考えております。何か、勿体なくて(笑)
【854】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2016年01月31日 15時10分)

ゆさみんさん

ご無沙汰です。

良かったでしょ。みをつくし料理帖 

自分の好きな本を面白いと言ってもらえると単純に嬉しいんですよね。

>刊行中は、半年に1冊出される本を、週刊マンガの次の号を待つ気持ちで心待ちにしていた人が多かったろうなあ(ね、熊楠さん?)

見てました?本当にそうなんですよ。
特に8巻目の残月は、半年遅れで発刊まで1年あったんですよ。
本当に待ち遠しくて。
で、新刊が出ると2〜3冊前から読むのがパターンだったので、夏天の虹なんて4回読んでおります。

>川に釣りに行きハゼを釣ってきて、天ぷらにして食べたりした(笑)いや〜、うまかった。

いやぁ 気持ち十分にわかります。
残念ながら近くにハゼがつれる環境と美味しいてんぷらを作る腕がないのでできませんでしたが^^)

しかし、考えたら美雪晴れは2回、天の梯は1回しか読んでない。
今読んでる本読んだら、最初からもう一度読もうかなぁ。
【853】

みをつくし料理帖  評価

ゆさみん (2016年01月31日 11時37分)

※今回は本の紹介です。
「みをつくし料理帖」(高田郁著 角川春樹事務所)全10巻を読み終えた。
唄と本部屋の熊楠さんから勧められ、昨年の10月くらいから映画鑑賞の傍ら、ちびりちびりと読みはじめ、つい先日読み終えた。

面白い。
いや〜至福の読書体験をさせていただいた。

読書好きの人なら、文庫本のベストセラーにもなっているので、よく知っているシリーズである。数年前に北川景子主演で長編ドラマとして2本放送されたので見ている方もいるであろう。(NHKの朝ドラの「澪つくし」とは別物です)一応簡単に紹介しておくと、主人公で料理人の「澪」がまわりの温かい人に囲まれながら試練を乗り越え、自分の料理の道を極めていくというオハナシである。
シリーズとはいっても、1巻に4話入っている短編連作集という感じなので、気軽に読める。途中から一気読みしたい気持ちがおこりながらも、巻が進むにつれて読み終えるのが勿体ないような気もおこり、ゆっくりと味わうように読んでいった。
ずっと前にこの部屋でも紹介した高田氏の著作「あい〜永遠にあり〜」では、大河ドラマ的な波瀾万丈の物語が1冊の本に凝縮された感じだったが、この「みおつくし料理帖」は週刊本の連載を読む感じで、主人公澪を中心に江戸の町の中で料理に関わるストーリーが展開していく。主人公に降りかかる試練を澪がどのように克服していくのか、彼女のほのかな恋は実るのか、料理対決はどうなるのか、親友の野江との関係はどうなってしまうのか、ドキドキハラハラの展開が読者を飽きさせない。
刊行中は、半年に1冊出される本を、週刊マンガの次の号を待つ気持ちで心待ちにしていた人が多かったろうなあ(ね、熊楠さん?)
私はあんまり料理についてそれほど興味がない人であるけれど、本の面白さには全く関係無く面白く読めた。というよりは、料理の蘊蓄なども学べて逆に面白く読めたともいえる。
時には、澪が料理人の店「つる屋」で出されるハゼの天ぷらが食べたくなり、川に釣りに行きハゼを釣ってきて、天ぷらにして食べたりした(笑)いや〜、うまかった。

しかし、高田郁という作家にすっかりファンになってしまった。どの本もハズレがない。
そして、人間を見つめる視線のあたたかさ。
特に苦境にある人間に対する寄り添うような視線が文章中ににじみ出ていて、読者をほろりとさせる。
読後、読者の心をあたたかくさせるような本をこれほど書ける作家もあまりいないと思う。どうして直木賞を取れないのであろう、不思議だな。

エッセイ集「晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで」(2012年7月 創美社 / 2014年12月 幻冬舎文庫)には、みをつくしシリーズを出している角川春樹事務所の社長自らが、原稿のゲラを「良い本だから読んでみて」と紹介する場面なども出てくるが、さすが、角川の一時代を築いた人である。良い本に対する見る目は確かである。と同時にそこまでして売り込む内容を持った本(シリーズ)であるともいえる。

未読の方は、ぜひ読んでいただきたい本である。
【852】

信長協奏曲(2016年)  評価

ゆさみん (2016年04月30日 09時19分)

『信長協奏曲』(のぶながコンツェルト)2016年
原作 石井あゆみ
脚本 西田征史、岡田道尚、宇山佳祐
音楽 ☆Taku Takahashi
監督 松山博昭
出演者 小栗旬
    柴咲コウ
    向井理 
    山田孝之

先日、妻と二人で観に行ってきました。
今回は「スターウォーズ」にスピルバーグ監督の「ブリッジ・オブ・スパイ」、ゼメキス監督の「ザ・ウォーク」けっこう評判がいいロッキー新章の「クリード」など話題作があるなかで、それを差し置いて「信長協奏曲」であります。
いや、一人で見る場合は絶対選ばない映画ですよ、ええ。
しかし、今回は妻の見たい映画を最優先。妻は私と映画の好みがじぇんじぇん違うので、妻の希望を全面的にきいたのであります。
1年前にテレビドラマ化され最終回では「続きは1年後に劇場で」という形で終わり、ふざけるな、視聴者をナメとんのか、フジテレビってあざとすぎじゃないの?とか悪評サクサクの話題作であります。

私もテレビドラマは見ており、時代劇を知らないスタッフが製作しているとは知っていて、当然ながら突っ込みどころ満載ではありました。が、ルパン三世でゴエモンが何でも真っ二つに切るシーンに文句言うようなことは言いますまい。と同じ理屈で、青春もの戦国時代劇を楽しみました。
私としては、昔放送されていたNHK少年ドラマシリーズの幕末未来人とかの流れで、セットを豪華にして映画化したようなイメージを持ちました。

というわけで、それなりに面白かったです。基本、荒唐無稽なハナシって嫌いじゃないので。

あまりにも、テレビドラマのそのまんまの続編だったのにはビックラこきましたが。そのまんまテレビスペシャルとして放送されても、何ら違和感ないですわ。

しかし、やはり特筆すべきは秀吉役の山田孝之ですな。
マンガ的なドラマ(だって原作マンガですから)の中で、悪役に徹した演技はすばらしい。山田孝之がいることで、俄然そこだけリアルな雰囲気が漂う。
逆に言えば、山田孝之がいなかったら評価が星2つくらい減るであろう映画であった。

ストーリーとしては、多分、あそこのシーンで現代に戻っていくのだろうな、と思っていたら想像通りでありました。まあ、ハッピーエンドに落ち着くためには、そうせざるを得ないでしょう。

というわけで、カップルとかで楽しい時間を過ごすために見る映画としては良い映画だと思います。
ってか平日に見たけど、二人の日だったからか席がほとんど埋まっていたのには驚きでありました。
【851】

2015年 ゆさみんの私的ベスト3  評価

ゆさみん (2016年01月17日 20時26分)

さて、年も変わって何であるが、2015年の映画で、ゆさみんのベスト3を発表したい。

とはいっても、こういった部屋のトピ主でありながら、ホントに映画館で映画を見ないので、少ない「映画館で見た映画」ということでかなり偏りがあるかと思うが、ご了承いただきたい。(WOWOWで録画して見た作品は含まれておりません)

1 マッドマックス 怒りのデス・ロード
2 ジュラシック・ワールド
3 ハーモニー

ところで、ライムスター宇田丸氏が、「シネマハスラー」で2015年の映画ベスト10を挙げていた。一見ならず「一聴」の価値があると思われるので、是非聞いていただきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=5-2342_Yse0

ところでここで語られるベスト5のうち、第1位以外の作品は、ゆさみんは未見である。念のため(苦笑)
【850】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年01月17日 20時01分)

フォッカーさん、どもです。

私こそ、ビューティフル・ドリーマーを語る良い機会となって良かったです。
同じ映画を深く語るってのは、相手あってのことですからね。ディープなやりとりができて、楽しい時間をすごさせてもらいました。

>ラム「一生かけても、絶対好きだと言わせてみせるっちゃ」
>あたる「いまわの際に言ってやる」

いかにもうる星らしいセリフですね。高橋さん、すごいなあ。

余談ですが、最近、NHKのアニメを見る機会があって、その流れで「境界のRINNE」のコミックを読んでいます。
いや〜、やはり面白い。
ギャグまんが家で、これだけの長い期間書き続け、その連載のどれもがアニメ化されるなど、レベルを落とさないで描き続けているのはスゴイとしか言いようが無いなあ。

では、フォッカーさん。
また、どうぞいらしてくださいね。
【849】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2016年01月14日 09時22分)



 年末、うる星やつらの映画を一挙放送してたと思ったら

 今度はWOWOW系の別なチャンネルでもやってました

 私は好きで面白いと思っていますが

 冷静に考えれば、もはや30年以上前のアニメなんですよねぇ…





 ☆ゆさみんさんへ

  繁忙だったであろう年末年始を終えて、少しは余裕ができましたか?(笑)
 
  ホント、御自愛くださいよ(笑)





  ゆさみんさんも、ビューティフル・ドリーマーでのハーレムのシーンでしたか  さすがですね(笑)

  
  完結編の最後のセリフ  つまり、原作の最後のセリフにもなるんですが

  完結編で、あたるがラムに「好きだ」と言えば、問題はすべて解決する状態だったのは覚えてますか?

  結局、いろいろな思惑や考えがあり、あたるは好きだと言わずに解決します

  そんな中でも、ラムはあたるの自分へ対する確かな愛情を感じる訳です


  映画だと、最後の鬼ごっこが終わった直後くらい

  原作だと、また普通の学校生活が始まってのシーンで

  ラム「一生かけても、絶対好きだと言わせてみせるっちゃ」

  あたる「いまわの際に言ってやる」


  というセリフで終わります。

  そう、ラムはあたるに一生愛し続けることを言い

  あたるも一生愛すると言ってるんですよね…


  私はそう感じました(笑)


  ですので、ビューティフルドリーマーでの安易な「惚れとる」はないかなぁ… と(笑)


  あたるのラムに対する思いや、それに伴う行動は、また色々あるのですが割愛させて頂きます(苦笑)




  ギャグ漫画における、基本構造の崩壊は、よく分かります(笑)

  うる星やつらも花見や海に行ったり、雪山に行ったりしますが進級はしないですしね(爆)




  「責任とってね」のセリフに関しては、私は初めはゆさみんさんと同じでしたよ(笑)


  単純に、あたるに「結婚してね」と言ってると思ってました(笑)

  それが、時が経つにつれ、私も歳をとり、何度も見返してるうちに、そう単純ではないのかなと…(苦笑)




  今回、こうしてゆさみんさんと熱く語らせてもらい、嬉しかったですよ(笑)

  長々とのおつきあい、ありがとうございました(笑)


  また、お部屋の皆様も、入りにくい流れにしてしまい、申し訳ありませんでした

  深く、お詫びいたします


  それでは、失礼いたします(笑)
【848】

再び、ビューティフル・ドリーマー(1)  評価

ゆさみん (2016年01月10日 16時30分)

フォッカーさん、あらためまして、あけおめです。

>ゆさみんさん ずいぶん深夜まで起きてらっしゃるようですが
>どうそ体調管理には気をつけてくださいね(笑)
ご心配いただいて、ありがとうございます。
この日はアップしてすぐに寝ました(笑)

というわけで、フォッカーさんの文章に対する返信を書く余裕がなかったので、とりあえず、用意していたクイズへの私なりの回答をアップさせていただきました。

あらためて、レスします。


※クイズの答え(あくまで正解はありませんからね。念のため)
さすがフォッカーさん。
ちょっと意味合いは異なりますが、私と同じ箇所(ハーレムのシーン)を挙げておりますね。

>高橋留美子のうる星やつらにおいては、あたるは絶対に思っていても
>ラムに惚れてるとは言いません

なるほど、言われてみればそうですね。
私は「ラムがここにおらんが」フォッカーさんは「俺はラムに惚れとる」
たしかにどちらも高橋氏なら、書かないセリフですね。

>それがあるから、うる星やつら最終回の最後の台詞がいきると思ってます

たしかに。
とはいえ、私はマンガが手元にないので、どういった台詞か忘れてしまっています。完結編に出ていた台詞でしたっけ?(笑)

ただ思うに、高橋氏は、最後であるから今まで封印していたセリフを言わせたと思います。

ところで、私は、答えの中でこう書いてます。

>うる星やつらの世界は、だから、あたるに言い寄られても、受け入れない女性が多くいることで成立しているといえる。
>ハーレムの夢が実現しないことが前提にあるから成り立つ世界である。(そして、だからギャグマンガたりえる)

ギャグマンガとは、基本構造としては、変わらない世界だから維持できる世界です。
変わらないまま終わる場合もありますが、その世界が変わる時、それは作品の終わりを意味しています。
「ハクション大魔王」では、魔王との別れ。「GuGuガンモ」も別れ。
「めぞん一刻」では、主人公たちの結婚。
だから、その基本構造が変わる時は、作品自体が終わる時なんですね。高橋氏は、最後のシーンや台詞をきっと決めて書いているのだと思います。
【847】

再び、ビューティフル・ドリーマー(2)  評価

ゆさみん (2016年01月10日 16時25分)

※夢の世界の表現
うる星やつらは、基本構造としては、あたるはハーレムを夢見るが実現することはない。ラムはいつまでもダーリンを慕い、あたるを追っかけ電撃をくらわす。竜之介はいつまでも男のかっこうをし浜茶屋を手伝っている。面堂をはじめ、あたるたちをとりまく友引高校の他の男性キャラは実現しないラムとの恋との成就を求め続け、しかしかなえられることはない。温泉マーク、弁天やお雪ちゃんやランちゃん、さくらさんと錯乱坊の生活も変わることなく続いている。
何のことはない。ビューティフル・ドリーマーの変わらない世界は、別に夢の世界としなくても、すでに実現しているものなんですよね。
これをあえて「夢」という世界で説明しようとする時、どうしたらいいのか。
押井氏は、それを学園祭前日が繰り返されるという設定、ちんどん屋や風鈴や少女のシーンという現実性が乖離している絵で表現せざるをえなかった、と思うのです。

しかし、一方では必然性には欠けるシーンにもなっています。そこまで絵を入れないと夢の世界と表現できないのかと言われると、うーん、と思います。(「夢」というのが当時の押井氏のモチーフとして強烈にあったので、いろいろとアイデアを入れ込んでしまったのか・・・)

もうひとつ、4階建ての校舎のシーン。映画の中で冷静な役目を負っているさくらさんが混乱していたという考えは、私的には無いかなあ。ただ、それまで2階建ての校舎をさんざん書いている押井氏の意図がちゃんとあると思いますが。そして、多分意図を言われても、そこまで設定を変える必然性はないとは思いますねぇ。


※「責任取ってね」の台詞にこめた意味
さて、押井氏はこの映画のあと、アニメ「うる星やつら」から離れます。実際は、テレビシリーズをしばらく続けますが、この映画で「うる星やつら」との決別を意識していたと思います。
そう考えると、フォッカーさんの高橋氏に対する
>うる星やつらというドタバタを納めなさいよという忠告のようにとられた
というのも、一つの考え方かもしれませんね。
あえて、高橋氏なら使わないであろう台詞を入れることで、「これは自分(押井氏)としての終わらせ方ですよ。高橋氏はどう納めますか?」っていう。

ただ、私は単純に、第一話でラムに「結婚じゃあ」と言って結婚を申し込んだ「その責任を取ってね」ということだと考えますが。(笑)

以上、大体、フォッカーさんの映画に関するレスはカバーできたと思います(笑)
もし、他に何かありましたら、どうぞ。
【846】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2016年01月06日 08時51分)


 今日は二十四節気のひとつ小寒です

 ますます寒くなりますが、みなさん風邪などひかないよう注意しましょう(笑)





 ☆ゆさみんさんへ

  回答 拝見させていただきました(笑)

  私の回答を見ないで書かれたとのこと…

  いやぁ、私も同じようなことで少し考えましたよ(笑)

  ゆさみんさんからのレスを読んで、私がレスしたのでは遅いし…  では、どうすれば と(苦笑)


  ゆさみんさんの潔さというか、機知に脱帽です(笑)


  お知らせまでに…  私の回答は、842です(笑)



  ゆさみんさんとのクイズに関係ないんですが、ビューティフルドリーマーで

  しのぶの「あれって男そのものよ」の続き…

  ラムが、「だって好きなんだもん…」

  一番ではないですが、私はこの台詞が好きです(笑)




  あたるのハーレムの願望は、他にOVAの

  「夢の仕掛け人 因幡くん登場」でもありますね(笑)



  そして私は思うのですが、あたるって、ラムに追われるのがいいんだろうなと思います

  それがあたるなりの、ラムの自分への愛情確認なのかどうかは定かではありません…(爆)



  あたるは自分で自分が奔放過ぎるのを自覚していて、ふらふらしてるから

  どんなにラムから逃げようと、必ず自分を追って欲しいと思ってると思ってます(笑)



  当たり前なんですが、二人の恋愛関係は ラムが追うのが絶対条件ですし(爆)









 さて、ゆさみんさん ずいぶん深夜まで起きてらっしゃるようですが

 どうそ体調管理には気をつけてくださいね(笑)
【845】

ビューティフル・ドリーマーを語る  評価

ゆさみん (2016年01月06日 01時23分)

さて、フォッカーさんにクイズを出しておいて、答えを待ってからだとフェアではないので(?)先に私の考えを記しておきます。

以下はフォッカーさんの返信を読むこと無く書いています。

高橋氏はこの映画のどのシーンに「この映画は私のうる星やつらでなく、押井氏のうる星やつらである」と感じたか?

まず、それを語る前に・・・・前回、ラムに関して宮崎氏と押井氏の対談を紹介したが、今回、あたるはどんな人物かという点に関して語る。

高橋氏は、あたるのキャラクターを男そのものの究極の姿として造形していると思う。
「ビューティフル・ドリーマー」でも、しのぶがラムに語るセリフににあたるの人物像をしゃべるくだりがある。
「あたるのどこが良いわけ? だって、あれって男そのものよ〜」このセリフの後に、あたる(男)のマイナス面をつらつらと述べる。がさつでいい加減で浮気性で・・などなど。

その男の究極の夢のひとつとは何なのか・・・
まあ、異論を言う方も多いかもしれないが・・・美女に囲まれての酒池肉林すなわち「ハーレムじゃあ〜」というわけである。

よって、映画の後半、あたるは無邪鬼にとりひきを持ちかける。
無邪鬼はあたるの夢である「ハーレム」を実現させる。

しかし・・・・
無邪鬼が、あたるとの取引に応じて、あたるの夢を叶えてやった時に、あたるは
「ここにラムがおらんが」と言う。
あたるは「この中にラムがいないのはおかしい。ラムがいることがおれの夢の実現なのだ」と述べる。
映画では、無邪鬼がそれを断り、その後の展開を見せることになるのだが・・・・

当時はさらりと見ていたこのシーンだが、今、見てみると、私はここに強烈な違和感を感じる。私は、高橋氏が不満とするシーンもここではないかと思う。

じゃあ、ハーレムの中にラムがいれば、あたるの願望は全部果たせたことになるのか・・・男というのは、思い通りになる女の子がはべるハーレムを実現したから満足じゃあというものだろうか。
(そして、そのハーレムの中には、しのぶをはじめ、うる星やつらに登場するあまたの女性キャラは出ていないのである)

そうではあるまい。

おそらく、あたるは、そのハーレムもいつかは新しい女の子を求めて出て行くのだと思う。
「しのぶは、弁天は、さくら先生は、ランちゃんは、いないではないか」
声をかけては平手打ちされるような、そんな女の子を求めて・・・

しょせん、ハーレムとはあくまで夢であり、かなえられることがないから夢なのだ。
かなえられたとたん、それは夢ではなくなる。
かなえられることのない願望だから、それは男の夢なのだ。そして、それを追い求めるのが男というものなのだ。

高橋氏は、その男の本質(の一面)を直感的に分かっているのだと思う。

うる星やつらの世界は、だから、あたるに言い寄られても、受け入れない女性が多くいることで成立しているといえる。ハーレムの夢が実現しないことが前提にあるから成り立つ世界である。(そして、だからギャグマンガたりえる)
うる星やつら完結編だったか、こんなシーンがあった。落ち込んでいたあたるが、女の子に抱きついて殴られるシーンになった時、弁天が笑っていう「調子出てきたじゃね〜か」

あたるは、いつまでたっても、女の子を追い求め、拒絶され引っぱたかれ、それでも追い求め(あるいは拒絶されるから追い求めつづけ)宮崎氏ふうにいうなら一人の女の子に飼われることを拒否し、生き続ける自由人なのである。

よって、そのあたるが、
無邪鬼が、あたるとの取引に応じて、あたるの夢を叶えてやった時に、あたるが「ここにラムがおらんが」と言うシーン。
これは高橋氏のうる星やつらではありえないシーンであると思う。

ゆさみんの答えは以上である。
【844】

押井守と宮崎駿のラム論  評価

ゆさみん (2016年01月06日 01時20分)

では、私なりのクイズの答えの前に、ラムに関して語った宮崎氏と押井氏の対談の一部を紹介する。

宮崎
ラムという女の子は、電撃をあたるに与えて,その後肩を落としてタメ息つくひとじゃないでしょう。(中略)ラムというのはもっと明るい女の子のはずだから。
押井
ラムという娘は、結局1年半つきあっていて、分からないんですね。女の子ってわからないですね、本当のところ。(中略)スタートしたときぼくが考えていたラムは、どんなことがあってもアッケラカンとしている、泣いたりしない女の子だと。ごく自然に、自分の資質として超越している女の子だからいいんだって(中略)
宮崎
ラムっていう娘は女のウラミがこもっているキャラクターだから、結局わからないんですね。
押井
ええ、たぶんそうだと思うんです。それはすごく感じますね。
宮崎
女の復讐という感じがしますよ(笑)
押井
高橋留美子のね。
宮崎
高橋留美子とその後ろに女の子がザーッといて(笑)「しょせん所帯持つしかないか」って。(略)あの二人が結婚したら、あたるのほうはオシマイだってよくわかているから逃げまどっているんですね。飼われるだけですね、ラムに。はい、アーン、ゴハンって(笑)
【843】

迎春(笑)  評価

フォッカー (2016年01月04日 10時35分)


 新年 明けましておめでとうございます(笑)

 みなさん、お正月はいかがでしたでしょうか?

 私は何もしないお正月でした(苦笑)





 ☆熊楠さんへ

  初めまして、フォッカーといいます

  普段は「車を語れ!あれやこれ♪」という部屋に住んでます(笑)

  この度 縁ありまして ゆさみんさんとうる星やつらについてお話させていただいてます(笑)


  どうぞ お見知りおきをお願いします(笑)






 ☆ゆさみんさんへ

  昨年末にうる星やつらの映画をやったのは、新聞で見ました(笑)

  「おぉ、タイムリーな…  ゆさみんさん 見るかな…」

  などと思ったしだいです(苦笑)

  私も見たいなと思ったんですが、WOWOWは契約してなくて…

  DVDですべて持ってるのに、なぜか悔しい思いをしました(笑)




  というわけで、ビューティフルドリーマーはDVDで見ました(笑)



  なるほど、やっぱり傑作なんですねぇ…

  同じ押井作品でも、オンリーユーは それほど騒がれなかったですし(笑)



  



  ビューティフルドリーマーに関して、ゆさみんさんが不思議に思ったこと

  これを僭越ながら、私なりの見解を述べさせて頂きたいと思います(苦笑)




  ひとつ、夜中のちんどん屋のシーン…

  あれはそのまま、ゆさみんさんの仰る通り 

  見ている側、私達に「すでに夢の中」ということを告げてると思ってました(笑)

  あのシーンに至るまでで、信号の赤青黄の並びが逆だったりと、現実ではない… と




  しのぶが風鈴に囲まれ、我に返るシーンですが

  私は当初、しのぶがさらわれるのかな… と思ってました

  それが夢邪鬼にとって不具合が生じ、断念せざるえなかった

  それで、あんな感じになったのかな… と(笑)


  不具合というのは、一度に色々夢邪鬼がやりすぎた… です

  まず、あたるを水たまりからさらおうとし、レオパルドを教室からプールへ…

  さらに しのぶをさらい、かつ あたるの代わりに自分があたるに成りすまそうとしていた


  私はそう思ってました(苦笑)


  登校前 皆で朝食を食べる時にラムがレオパルドをどっかに移しちゃおうかと言ってるんですよ

  ラムの夢や願望を叶える夢邪鬼  さっそく行動したのか…  と(笑)



  ラムに優しい言葉のひとつもかけないあたる…

  それにとって代わろうとしている夢邪鬼

  そうとすら思ってたので、風鈴のシーンで部屋から見てるのは

  あたるに成り代わろうとして夢邪鬼だと思ってました(苦笑)



  後々、そんなことじゃなく「客観的に見ている自分(押井監督)」だったと知りました(苦笑)

  これまた ゆさみんさんの仰る通り「意味あるの?」というシーンですね(苦笑)





  小さなラムというか、少女のラムは、やはり無垢さを表現したかったのかなと思います

  ちんどん屋同様、これはラムの夢の世界… そういうことも含まれてると思ってました

  没シーンなんですが、あたるとかは度々 この少女を見かけるんですよ

  で、ラムがいる時に見かけて、あたるが教えるんですが、ラムには見えない…

  そういうシーンもあったことから、前述したように「夢の世界という演出」だと思ってました
【842】

ビューティフルドリーマーについて語ろう  評価

フォッカー (2016年01月04日 10時40分)



  友引高校が、最後は2階建てになっている…

  これは、ゆさみんさんが仰るように、「まだ夢の中」という意味合いを持たせてるようです


  作中、サクラの「3階建ての校舎」というのは、サクラ自身 夢の中で混乱してたのかなと思ってました

  原作でも他の作品でも、友引高校は2階建てなんですよ

  そんなことは知っているであろうサクラが、3階建てということで

  サクラも夢の中で混乱してる… と演出したかったのかな… と(苦笑)

  私は2階建て校舎を見て、すっかり「現実世界に戻った」と思ってました

  看板の幕を下ろし、タイトルが現れ、そこから去るスタッフと夢邪鬼

  「ああ、現実に戻ったんだなぁ…」とばかり思ってましたよ(苦笑)



  …でも、夢邪鬼の「ホンマ、あの人らに付き合うのは…」とか

  スタッフの「成長とか進歩とか…」という台詞を鑑みると、まだ夢の中かもしれない…  なんですよね


  そう思うと、押井監督の狙いだった「学園祭前日は、永遠に繰り返される」をにおわせてると思うんです(苦笑)




  ちなみになんですが、この最後のシーン

  ここで主題歌が流れるんですが、初めて見た時、鳥肌がたちました(笑)





  私が不思議に思ってるシーンは、コンビニから食料を調達して帰るメガネ達のシーン

  食料を荷台に積み、メガネの友引前史が語られるわけですが

  4人とも荷台にいて、誰が運転してるの?(爆)


  サクラかなと思ったんですが、サクラなら 少しくらいメガネ達と絡みがあってもいいのに…

  あえて誰が運転してるか分からないままにしておいて こちらの不安感をあおり

  非日常性ということを膨らませてるのかな…  と(苦笑)






  以上、私のつたない意見でした(苦笑)




  ゆさみんさんからのクイズ…  ですね(笑)

  クイズというからには、正解があるのかと思ったんですが

  どうやら、私が感じたシーンでよいようなので、ゆさみんさんの寛容さに感謝です(笑)




  私が思うのは、最初は全体的に高橋留美子は好まなかったんじゃないかなと思いました

  この映画に至るまで、テレビシリーズですでに押井監督と仲がこじれてたとか…

  押井監督の「やりすぎな演出」を 高橋留美子はよろしく思ってなかったんじゃないかと思ってます


  ですので、全体的に…  と思ったんですが(苦笑)



  強いて言うなら、あたると夢邪鬼のハーレムのシーン…  かな

  ここであたるが夢邪鬼に、ラムに惚れてるというじゃないですか

  原作でも他の作品でも、あたるが「惚れてる」というのは、ここだけなんですよね


  高橋留美子のうる星やつらにおいては、あたるは絶対に思っていても

  ラムに惚れてるとは言いません

  それがあるから、うる星やつら最終回の最後の台詞がいきると思ってます




  もうひとつは、最後にあたるが玉からジャンプし、現実世界へ戻ろうとするシーンです


  ここで少女のラムが、あたるの選択に対し

  「責任とってね」と言いますよね

  この「責任」というのが、高橋留美子に対する、うる星やつらというドタバタを納めなさいよという

  忠告のようにとられたとか…




  ビューティフルドリーマー公開当時、この「責任とってね」の台詞がよく分からなかったです(苦笑)

  どういう意味なのか、誰に対してなのか…   うる星好きのメンバーで話したものです(笑)


  結局は、色々な見解があって、それぞれに正しい…  と結論づけました(苦笑)





  さて、ゆさみんさんからの質問に対する私の答えは以上です

  またしても、うまく伝わったかどうか自信がないのですが…(苦笑)



  次のゆさみんさんの語り、お待ちしています(笑)
  
【841】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2016年01月01日 19時31分)

熊楠さん。
こちらこそ、ご無沙汰しております。
この正月は、実家以外は特別どこにも行くこと無いので、ちびりちびりと「みおつくし料理帖」を読むつもりです。
ああ幸せ。

今年もよろしくお願いいたします。
【840】

あけましておめでとうございます  評価

ゆさみん (2016年01月01日 19時28分)

ハッピー・ニュー・イヤー♪
2016年がスタートしました。

みなさんの今年がいい年でありますように。
【839】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年12月31日 16時50分)

ゆさみんさん

ご無沙汰しちゃって。

今年もお世話になりました。
細々と部屋が続けられたのはゆさみんさんのおかげです。

映画を見るのはテレビが殆どでお邪魔する機会が少ないですが
チャンスがあればお伺いしますね。

簡単ですが、お礼とご挨拶まで。
来年もよろしくお願いします。
【838】

ビューティフル・ドリーマーの演出(1)  評価

ゆさみん (2015年12月31日 15時23分)

たった今、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」を見終わった。今年の最後の映画は「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」であった。
WOWOWでうる星やつら劇場版一挙放送というのをやっていたのである。
いや〜、見るのは多分20年以上ぶりではないかと思う。
あらためて見入ってしまった。
やはり傑作であると思う。

実は2日前に大学時代からの友人と、痛飲した。市内で一番人気のあるクラブで可愛い女の子とおしゃべりしながら。それなりに手痛い出費であったが、いくつになっても可愛い女の子とおしゃべりするのはやはり楽しいなあ。男の夢をちょっとだけ堪能したって気分。

それはともかく(笑)その後で、居酒屋に場所を移して昔話をした。その友人というのは例のロリコンの友人ではない。
ラムちゃんとしのぶちゃんが好きだった友人は、実は大学卒業後2ヶ月で不慮の死をとげている。
今回呑んだ彼は、亡くなった友人といっしょにつるんでいた共通の友人である。というわけで、昔話となると、うる星やつらとかの話になるわけである。その彼が言った。「君は、ビューティフル・ドリーマーを大絶賛していたよねえ」とな。

そうだったんだ、とあらためて思い出した。
あの頃、私の一番好きなアニメ監督は(ルパンのカリオストロやコナンの演出をしていた)宮崎駿であった。その時に出てきた若手の押井守は、テレビのうる星やつらとかで頭角をあらわしており、知る人ぞ知るの演出家であった。
鈴木敏夫氏がアニメージュにいた頃、氏は宮崎氏と押井氏の対談を企画し、その中で前回紹介した内容の論議がなされたのであった。
あの対談であらためて押井氏を再注目し、そして、そのリターンマッチである劇場版「うる星やつら2」を見たのであった。
見まくった。当時、ビデオにダビングして何回みたか分からないほど見た。

今、久しぶりに見直して、「うる星やつら2」を語りたい。

あらためて言う。
「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」は押井氏の作品である。
「うる星やつら」の世界を借りて、押井守が当時描きたかった内容を描ききった作品である。
よって、「うる星やつら」の作品群の中では異色の存在である。
当時ビデオで何人かに見せたが、その中の数人は「思っていたより暗い」「(うる星とは)ちょっと違う」という感想を言っていた。
それはよく分かる。
うる星やつらは、あくまで基本ギャグマンガであり、あたるとラムの関係を中心に描いたドタバタマンガである。
ところが、冒頭に出てくる画面は、最初に廃墟と化した友引町、その中に立ちすくむ諸星あたる。もう、ここから「この映画は、これまでのテレビシリーズのアニメとはちょっと違う映画ですよ」と宣言しているようなものだ。映画の中でも、違和感を覚えた温泉マークとさくら先生が会話するシーンとか、ちんどん屋が出てくるシーンとか、しのぶが町の中で連なる風鈴に出会うシーンとか、亀をささえる錯乱坊や温泉マークを発見するシーンなどドタバタアニメとは異色の演出がなされている。
ある意味、うる星やつらの世界でよくここまで演出家の個性を出した作品を描けたものだと思う。随所にお笑いのシーンを入れているので、かろうじてギリギリうる星やつらの作品となっているが。

いや、うる星やつらの世界の中でできたからこそ、エンタメの世界を維持している作品になり得ているとも思う。押井氏が監督した「天使のたまご」なんてねえ。結局は、自己満足の作品といってもいい。

また、押井氏の作品の中で『夢』というのは重要なモチーフである。実は、宮崎氏はルパンの劇場版3作目の監督に押井氏を推薦し、企画が進められていった。しかし、制作側は押井氏を監督から降ろしたという。理由は、「おまえの映画の意味が分からない」押井氏が考えたルパンの映画は、ルパンが夢を泥棒するという話だったという・・・
【837】

ビューティフル・ドリーマーの演出(2)  評価

ゆさみん (2015年12月31日 15時22分)

映画にもどる。
演出でいえば、懐中電灯や自動車のライトの丸く切り取る画面の演出だとか、合わせ鏡のような演出、天地が逆転している場面をカメラワークでうまく演出したりとか、随所に押井の演出家としての才能を感じさせる。
ガンダムの安彦良和氏は、この映画をみて打ちのめされたと言ったそうだが、分からないでも無い。見せ方がうまいと思う。

しかし、宮崎氏は後でこういっている。
(押井氏は)意味の無いシーンでも、何か意味がありそうに見せるのはうまい。

なるほど。
あらためて見直して、意味深そうであって、実は意味あるの?というシーンもある。

たとえば、ちんどん屋のシーン。出てくる意味はあるの?夜中のちんどん屋なので強烈な違和感はある。が、結局は現実にあり得ない夢の世界を匂わせるだけの演出としての存在としか見えない。

しのぶが町の中で連なる風鈴に出会うシーン。はっと我に返るその様子を窓から見ている(多分)諸星あたるであろう人影。これをあたるとすると、あたるがここにいる意味が分からないし、あたるでないなら、一体誰なの?となる。

帽子をかぶった女の子。あとでラムと分かるのであるが、なぜ少女の姿であるのか? 少女のような無垢さを表現したかったからとか、こじつければそうも言えるが、出てくる意味があるのか?

あと、作中でさくら先生が言う。
「木造モルタル3階建ての友引高校の校舎が、いつから4階建てになったのだ?」
結局は夢だからということになるのであるが、この映画のラストシーンは映画のタイトルが出て、カメラが引いていくと、そのタイトルは校舎に設置された看板であり、さらに引いていくと校舎の全景が分かるというシーンとなっている。その時に校舎が2階建てというのが分かるのである。つまり、元に戻ったと思われたラストシーンも夢の中というオチとなっている。
ただ、元々「オンリー・ユー」では校舎は2階建てとなっており、ここがよく分からない。そのオチをするのなら、さくら先生にしゃべらせる内容は、「木造モルタル2階建ての友引高校の校舎が、いつから3階建てになったのだ?」でもいいわけである。そしたらこのオチは生きてくる。
また、劇中のさくら先生のセリフを生かし、ここもまだ夢の世界なのよ、と思わせるならラストシーンを4階建て校舎にすれば「3階建てのハズが4階建てじゃん、つまりまだ夢の中なのね」というオチも分かる。
なぜ、あえて2階建てにしたのか? 実は二重の夢になっているのだよ、という意味深な含みをもたせているとも思えるが、この物語にそこまでのひねりって必要なの?とも思う。

というように、いくらかの不満点もある。
しかし、不満点もあるが、それを補ってあまりあるパワーを持った作品でもある。やはり、見入ってしまうものね。

結局何でも夢にしてしまえば何でもありになってしまう。だから色んな事もできるわけであるが、やりすぎるとしらけてしまう作品になってしまう。

そのところを、この映画は、ギリギリの線を、夢の世界を夢らしく表現できる演出の力業で見せている作品だと思う。

あらためて、傑作であると感じた映画であった。

さて、この映画についてはまだ語りたい部分がある。それはフォッカーさんが言っていた「高橋留美子氏がこの映画は私のうる星やつらでなく、押井氏のうる星やつらであると述べていた」ことに関係する。

というか、あらためてフォッカーさんに、クイズね。
高橋氏はこの映画のどのシーンに「この映画は私のうる星やつらでなく、押井氏のうる星やつらである」と感じたと思いますか?
私は、「多分、このシーンだろうな」と推測しています。フォッカーさんの答えを待って語りますね。
【836】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2015年12月28日 08時49分)



 勢いにのって、ダーティー・ハリー2を見ました(笑)

 いやぁ、なんであんなにドキドキさせられるんだろう…(苦笑)





 ☆ゆさみんさんへ

  押井監督と宮崎氏の対談、ありがとうございます(笑)

  押井監督がオンリーユーを作った後、もやもやしてたのは何かで読んだことはあったのですが

  この対談は、知らなかったです(笑)


  オンリーユーを作り、見に行った時 同時上映だった「しょんべんライダー」というのを見て

  押井監督が、監督ってこんなに自由にやっていいんだ… と思ったとか(笑)


  そういうふっきれみたいなのと、こうして宮崎監督からの塩でビューティフルドリーマーに望んだのでしょうね(笑)




  しかし、こうして対談とか読んだ後だと、もう一度 当該作品を見たくなります

  はい、この年末にオンリーユーを見直しますよ(笑)



 
  ラムちゃんに対する語りですか?

  それはぜひ読んでみたいです(笑)

  ですが、ゆさみんさん 大変ではありませんか?

  もし、それでもいいよと仰ってくれるのであれば、よろしくお願いします(笑)






 さて、私事ではありますが、私は年内の書き込みは、これが最後になると思います(笑)

 暮れに急に現れて、お部屋にお邪魔させていただきました(笑)


 どうも、ありがとうございます(笑)

 ゆさみんさん、お部屋の方々 どうぞ よい年末年始をお過ごしください(笑)
【835】

「ビューティフル・ドリーマー」について  評価

ゆさみん (2015年12月27日 12時03分)

こんにちはフォッカーさん。

激突の2015年版は見ていないなあ。
スピルバーグの作品では「激突」はベスト3に入る作品ですね。それだけよく出来た作品だと思います。よって2015年版は見たらがっかりするかも。

さて「ビューティフル・ドリーマー」を好きなフォッカーさんへ。
「ビューティフル・ドリーマー」を作る時にどんな気持ちで押井氏がこの映画に挑んだかを物語る貴重な(?)押井守氏と宮崎駿氏の対談を紹介します。
月刊アニメージュの1983年5月号に掲載されたもので、うる星やつらの映画1作目を宮崎氏が観たあとになされたものです。
歯に衣着せぬ宮崎氏らしく、キツい言い方をしてるところもありますが、それは押井氏を認めているからこその発言とも思います。
実際、押井氏は、この対談で自分でももやもやとしていた部分を宮崎氏から指摘されて、かなりくやしかったと後に述べています。
押井氏が当時いろんなところで表現していた「パロディ」に関して、宮崎氏の考え方も分かります。
【834】

押井守vs宮崎駿  評価

ゆさみん (2015年12月27日 12時02分)

宮崎
ついさっき「うる星やつら オンリ・ユー」を見てきまして、いくつかききたいと思うことことがあったんです。まず、パロディについてなんですけど、パロディってのは二番煎じでしょう、二番煎じで意味を変えるってことですね。だから二番煎じに甘んじるけど、そのかわり違う見せ方をします、という、なんていうか、斬られて斬るというところがあるわけなんだけど、斬られていないと思うんですよ。設定を楽にしようとしているという印象しか無い。
押井
たぶん「卒業」のことを言われていると思うんだけど。
宮崎
いや、映像のひとつひとつなんです。たとえば宇宙船が下りてくるとか、デザインは違ってますけど。あるいは時計塔が出てきて、その中に見覚えのある歯車が回っていたり(笑)。それがパロディとは思えないから、むしろ設定を盗んだという印象しか無い。パロディにするなら、それは中途半端にやっちゃいけないことじゃないかと思う。もっと自分たちの映像を大事にしなきゃいけないと・・年寄りじみていますけど、それが随所にあって。(中略)何かパロるのかパロらないのか、あいまいのままやっているような気がしたんですよ。兄ちゃんガンバレみたいのが入って、ポーズが入っているから何かだとは思うんですよ。それが本当にいいのかなあ・・・それが映画を高めているんでしょうか?(中略)ぼくはこういうことも気になったんです。・・・部屋からみんな見ている、ああ戦争だなあ、おもしろいなあと。これ、窓から見ているでしょう。テレビスクリーンじゃなかったと思うんです。ところが格納庫に入っている宇宙船のどこに窓があるんですか? 格納庫の扉が開いたらその窓が宇宙船のハナ面だったとか・・・そういうことを大事にしなきゃいけないと思うんですよ。何となく、感じで映画を作っちゃいけないんで、その世界というものはドタバタでもちゃんと作るべきじゃないかな。あるいは、向こうに艦隊がいてこっちに艦隊がいる絵の映像からすると、ものすごく近距離でしょ。で、あれだけ戦闘機が飛び出していけば、もう戦闘は起こっているハズだけけど、結局、刺激するくだりだけで戦争起こさせない。むしろそこで激しく戦闘遣って、たとえば「帝国のために死ぬぞ〜」とか「兄ちゃ〜ん」とかいって、火を噴いて突撃したり特攻やっていて、そしたらバカな話しが聞こえてきてみんな褪めちゃったというんだったら、これはある意味で強烈なパロディになると思うんです。ちょっと酷評なんですけど・・・見たばかりだから(笑)そういうことを大事にした方がいいんじゃないかと思うんです。たしかにそういうことをやると作りにくくなるんですけど。その作りにくくなるところに何とかして挑むことが作品を作る時の重要なファクターなんじゃないかと思う。
(中略 宮崎氏からもう一本劇場用「うる星やつら」を作るんでしょ?と訊かれて)
押井
ぼくにとって次のが1本目という気持ちでやりたいです。自分としては何としてもリターンマッチをやらずにはおかないという気持ちです。

この後に、押井氏は「ビューティフル・ドリーマー」を作ることになるのです。
この対談の中には「うる星やつら」のラムちゃんに関して宮崎氏と押井氏が語っている部分もありますが、フォッカーさん、読みたい?
【833】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2015年12月22日 08時37分)



 映画「激突2015」と「激突」を見ました(笑)

 何か、昔の激突のほうが面白く感じました

 最初に見た時のインパクトが そうさせてるのかなぁ…





 ☆ゆさみんさんへ

  ゆさみんさんが、うる星やつらのファンでよかったです(笑)


  そうなんですよねぇ…  いわゆる「ロリコン」に うる星やつらも属するといわれてるんですよねぇ…

  まぁ、頭のお堅い人からすれば、半裸の女の子が出まくるうる星は、そう見えるのかな… と(爆)

  私も、少ないお小遣いでやりくりし、最初はカセットテープに録音してました(笑)

  高校生になり、ようやくビデオテープに撮るようになったんですが
  
  まだビデオデッキを持ってなくて、友人に無理を言って撮ってもらってました(苦笑)

  いや、ホント 迷惑をかけたなと つくづく思ってます(笑)



  なるほど、ゆさみんさんのご友人は、君去りし後が最高傑作だと仰ってたんですね

  分かります(笑)








  これは私の勝手な考えなのですが


  うる星やつらって、根底に「あたるはラムが好き」というのがあるじゃないですか

  しかし、あたるの性格というかなんというか、その気持ちを素直には表さない


  それがたまに現れる話がある…

  

  そうした話が、傑作といわれてるように思います(笑)



  もちろん、私はラムちゃんが好きですし、そうした話はいいなぁと思っています(笑)


  でも、それと傑作は違うような気もしてるんですよね(苦笑)

  「面白い話」と「傑作」は違うんじゃないかな… と(笑)



  
  「そして誰もいなくなったっちゃ」とか「堂々完成!これがラムちゃんの青春映画」とかも好きです

  もっともこれらは、有名な映画のパロディだと思ってもいますが…(苦笑)


  ゆさみんさん、覚えてますか

  「堂々完成!これがラムちゃんの青春映画」は、メガネが監督をやって撮影する…

  という話だったのですが…  どうでしょうか?





  メガネなんですが、これが押井監督自身、自分の分身だと言ってたと思います

  ゆさみんさんが仰るように、漫画では目立たなかったキャラですが

  押井監督の分身となり、もはや うる星やつらの大事なキャラクターですよね(笑)




  しかし一方で、漫画との乖離が、原作者と合わないこともあったそうです


  ご存じかと思いますが、うる星やつらの映画

  「オンリー・ユー」と「ビューティフル・ドリーマー」は押井監督作品です

  原作者・高橋留美子はオンリーユーは絶賛したが、ビューティフルドリーマーは否定的だったとか

  「押井さんのうる星やつらであって、私のうる星やつらではない」と言ったそうです
【832】

(笑)  評価

フォッカー (2015年12月22日 08時37分)

  

  さて、話が長くなって、よく分からなくなってしまいました  申し訳ありません(苦笑)


  私がゆさみんさんに「うる星やつらは観ないですか?」と聞いたのはご意見をいただきたかったんです


  ずばり「ビューティフル・ドリーマー」って、どうなんでしょう?  と…


  これをいきなり、うる星やつらを知らない人に聞いても駄目ですよね(苦笑)

  うる星やつらをしっかり知っていて、かつ映画に造詣が深い人でなければ


  はい、ゆさみんさんがぴったりだったんですよ(笑)



  私はうる星やつらの映画の中では、ビューティフルドリーマーが一番すきです

  うる星やつらとしてだけでなく、映画としても楽しんで観てます(笑)


  休前日とか、ゆっくりしたい夜はDVDを観てたりします(笑)


  …でも、客観的にみてビューティフル・ドリーマーってどうなんだろうと思うこともあります



  このトビのタイトルにある「映画は個人的に楽しむ世界  人がどう言おうが私はこれが好きだ」


  そういった趣旨は理解してるつもりです(笑)


  たとえゆさみんさんがビューティフル・ドリーマーを酷評しようが

  私は変わらず好きでいると思います(笑)


  ただ、好きな分 客観的な意見や話を聞いて、より「ビューティフル・ドリーマー」を理解したいのかもしれません(苦笑)




  ですので、「機会があれば、ビューティフル・ドリーマーを語る」と仰っていたのを心待ちにしています(笑)




  長文になってしまい、分かりにくい部分も多々あると思いますが、どうぞ御容赦ください(笑)
【831】

アニメ うる星やつら  評価

ゆさみん (2015年12月18日 00時59分)

フォッカーさん。
「うる星やつら」については、それなりのファンです。
フォッカーさんが「映画 うる星やつら」についてコメントをとおっしゃっていたので、まあ映画はアニメのみなので、主にアニメについてコメントいたします。
さて、ワタクシ自身は「うる星やつら」は面白いギャグマンガの一つという認識で、コミックスを数冊もっていたでしょうか。
私が大学時代に、アニメ「うる星やつら」の強烈なファンの友人と知り合い、薫陶を受け(笑)だいぶ詳しく知るようになりました。
彼は、当時出てきたいわゆる「ロリコン」の一人であり、かわいい女の子のグッズを四畳半のアパートの部屋に飾っておりました。
うる星のみならず「ミンキーモモ」とか「クリーミーマミ」とかいったグッズであり、たとえばミンキーモモの魔法セットのおもちゃ(幼児用)などを2セット買い、一つは封をあけ、一つは保存用として飾るなどの筋金入りの友人でありました。
彼が、当然ながら「うる星やつら」いや、ラムちゃんの大大大ファンであったのであります。
彼は、少ないお小遣い・バイト代の中から、ビデオデッキを買い、当時VHSの録画用ビデオテープを何本も買い(質屋で120分で1本2500円くらい)繰り返し見ておりました。
彼の影響で、アニメも注意して見るようになりましたね。
で、彼はうる星の「君去りし後」を最高傑作と言っていたんです。
たぶん、うる星ファンならば、この作品は知っているだろうなあ、と思ってああいうコメントになったんです。(っても「冬の華」を見ている人がうる星を見ているのか、という声はおいといて。笑)

さて、アニメですが、ご存じのようにこの4年にもわたる放映期間のうち、前半と後半では演出や絵柄等におおきな変化があります。
スタッフが変わったのですね。
前半は、スタジオぴえろで押井守氏が中心だった時代、後半は押井守氏が抜けスタジオディーンが制作していた時代であります。
私は、スタジオディーンの制作した後半も悪くはないですが、やはり、押井守氏が演出に参加していたうる星はマンガにない強烈な個性があって好きですね。
押井守氏の演出は、ルパンの宮崎駿氏と同じく、演出家の個性が出ていて、もはやマンガとは別物といっていいものもあります。
特に、マンガでは影の薄い「メガネ」のアニメにおける強烈な個性は押井氏の創作といっていいでしょう。

アニメで私が好きなのは「ニャオンの恐怖」いや〜、押井守節が炸裂した名作ですなあ。ロマンチックとはいいがたいですが。
フォッカーさんおすすめの「ときめきの聖夜」は押井守氏が演出してます。
実は、私は「君去りし後」はそれほど好きでもないんですね。いい話とは思いますが。
どっちかというと「ときめきの聖夜」の方がいいですね。「さよならの季節」もいい。これも押井守氏が演出。
(先ほど、ウィキで調べたら、「君去りし後」は押井守氏が演出しているわけではないですね。なるほど)
そして、押井守氏の最後のうる星テレビ演出の「死闘! あたるVS面堂軍団!!」名作ですな。
たぶん円谷選手の遺書のパロディーがあったと思いますが、今考えると、よくやれたなあ。

という感じでしょうか(笑)
映画版については押井守氏の監督の「ビューティフルドリーマー」がいいですが、これもルパンのカリオストロ的な「監督の個性」があっての作品です。
「うる星やつら」というよりは押井守監督作品として語る方がいいですね。(また、機会があれば語ります)
押井守演出を除いて映画で好きなのは「うる星やつら 完結篇」かなあ。原作に忠実でいいですね。
【830】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2015年12月14日 10時16分)


 映画「激突2015」をレンタルしてきて見ました

 …で、昔のを見てみようと思いました(笑)





 ☆ゆさみんさんへ

  アハハ、ゆさみんさん なんてことを…

  私にうる星やつら、ラムちゃんへの愛を爆発させろと?(笑)



  それはさておき、ゆさみんさんのうる星やつら理解度は、なんとなくしか分かりませんでした(苦笑)

  ずばり、アニメとしては好きな方かな… と(笑)

  漫画の方も読んでいて、きちんとキャラクターも理解されていて… という感じでしょうか

  アニメシリーズは、前半の物の方が好みで、後半はタレた感じを受けている



  こんな感じにお見受けしました(笑)




  「君去りし後」は、良い話ではあるけど「名作」とは言いがたい…   ではないですか?


  「ときめきの聖夜」「はっぴい・バースデー・マイダーリン」「ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…」

  これらも「君去りし後」と肩を並べるのではないですか(笑)



  以上が私の推測なのですが、間違えてましたらご遠慮なく言ってくださいね(笑)
【829】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年12月11日 00時47分)

こんばんは。フォッカーさん。
早速ですが「うる星やつら」については、
この部屋において、
【792】「冬の華」についてコメントした時に次のように述べています。

※この小さなコメントで私がどれくらいのレベルのファンであるかは想像つくかな?(笑)

>何というかアニメ「うる星やつら」の「君去りし後」みたいに、ふだんドタバタをやっている中にじーんとくる話をもってくると、印象深く映って「名作」ってなるような感じかな(←たぶん、分かる人しか分からない例えだ)

まずは、この文へのフォッカーさんのコメントを待ちたいと思います(笑)
【828】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2015年12月08日 09時00分)



 ☆ゆさみんさんへ

  めっきり寒くなりましたね、お変わりありませんか?(笑)

  返事がすっかり遅くなり、申し訳ありません(苦笑)



  あれからレンタルを返却するたび、次に見るのを借りてきてみてます

  さしあたり、原点回帰でメルギブソンのマッドマックスを見ました(笑)

  いやぁ、メルギブソンの若いこと…(爆)


  その後、ターミネーター・ジェニシスを見て、今はワイルドスピード・スカイミッションを見てます


  相変わらず、平日夜に2時間一気に見ることができないので、何度かに分けてみてます(爆)


  そのせいか、ターミネーター・ジェニシスは、一部 分からないところも…(爆)

  ワイルドスピード・スカイミッションも、まだ途中です(苦笑)




  ところで、ゆさみんさんはアニメの映画も観られるようですね

  うる星やつらは観ないですか?(苦笑)

  もし観ていたのなら、感想を聞きたいと思ったんですよ(笑)







 では、これにて失礼します

 乱筆乱文で失礼しました(笑)
【827】

ハーモニー 1  評価

ゆさみん (2015年12月06日 07時29分)

ハーモニー(2015年)
監督 なかむらたかし
   マイケル・アリアス 
脚本 山本幸治 
原作 伊藤計劃 

12月1日、映画の日に観に行った。
様々な作品がある中、今ひとつ食指をそそるような映画が無い。
その中で、原作・伊藤計劃の映画ということで鑑賞した。
映画の日で、千円の入場料にもかかわらず、私が観た時の鑑賞者は私を含めて3人。
う〜む。

伊藤計劃氏に関しては、ここ数年の日本SF界に興味のある方ならば取り立てて説明するまでもない有名な作家である。
でも、多分、個々の趣味指向が多様な現在、一般的にはあまり知らない人も多いであろう。
伊藤計劃氏については、以前、プロジェクトAのコメの中でちょっとだけ触れた。
ざっと経歴を述べると、2007年に、『虐殺器官』で作家デビューし、『SFが読みたい! 2008年版』1位、月刊プレイボーイミステリー大賞1位、日本SF作家クラブ主催の第28回日本SF大賞候補となる。続く第2長編『ハーモニー』で第30回日本SF大賞を受賞した。「特別賞」枠を除き、故人が同賞を受賞するのは初めて。2010年に同作の英訳版が出版され、アメリカでペーパーバック発刊されたSF小説を対象とした賞であるフィリップ・K・ディック記念賞の特別賞を受賞。しかし氏がその賞を受けることは無いまま肺がんで早逝。デビューしてわずか2年、著作としてはオリジナル長編が2作にいくつかの短編を残すのみながら、日本SF界に多大な足跡を残した。(※ウィキを中心に編集)

ただ、ゆさみんは長編第2作の「ハーモニー」の中身については予備知識は皆無である。
一応、ネットで調べると、映画評もそこそこ良いみたい。よし、というわけで、興味津々で鑑賞した。

ストーリーの概略は・・・・
21世紀初頭に発生した全世界規模の騒乱《大災禍(ザ・メイルストロム)》を経て高度な医療経済社会が築かれた21世紀後期。
人々は従来の政府に代わる統治機構《生府》の下、そこに参加する人々それ自身が公共のリソースとみなされ、社会のために健康・健全であれと願う世界に生きていた。
だかその健全で幸福な筈の社会を揺るがす重大な事件が発生、霧慧 トァンはその背後に自殺したはずの友人である御冷 ミァハの姿を見る。
監察官としてトァンは事件を追い、医療経済社会を可能とした技術の開発者である父ヌァザとミァハの真意を探る。

うわぁ。
SFだあ。
舞台が未来で、怪獣やエイリアンやドンパチアクションがメインでは無い、SFらしいSFだぁ。
仕事が終わった後に観に行ったので、世界観に入るまでがちとキツイ。ああ、眠気が襲う。我慢して画面に目を凝らす。
何とか眠気がおさまる。
主人公の友人のトアンが目の前でナイフを首に突き立てる様が正面からリアルに描かれる。ぎええ。PG12指定はそういうわけか。
しかし、全体的にアクションシーンがホントに少ない映画だ。
ある意味、ビジュアルと演出で飽きさせずに見せている。
感心する。一つ一つのデザインや動き(例えば羽が魚のエイのように動く飛行機)がスゴイ。
主人公トァンとミァハの少女時代の回想、大人になってからの再会。
百合だ。
萌えだ。
しかし、個人的ともとれる二人の関係と物語が、実は地球の未来の運命につながっていく。
そのロジックがスゴイ。「崖の上のポニョ」で宮崎駿氏はポニョをとってつけたように世界の運命を握る存在として描いたが、その何百倍も説得力がある。
ラスト。
おお・・・地球が・・・そうなっちゃうの?
エンドロール。
呆然。
私も含めてエンドロールが終わるまで誰も立たない(ってたった3人だけど)
何か、すごいアニメ観ちゃったよ。
【826】

ハーモニー 2  評価

ゆさみん (2015年12月06日 07時32分)

という感じである(爆)
映画を出たところに、パンフやグッズを売っているコーナーでしばらく買おうかどうか迷ってしまった。何か、どうみても萌えグッズみたいに見えるため、変な人にみられたかなあ(笑)結局、買わなかったけれど。しかし、そういう欲求を思い起こさせるような映画ではあった。
う〜む。興行成績はあまり良くないかもしれないが、グッズの売り上げなんかで製作費用は回収できるかもね(笑)

いやあ、映画で観て良かった。ビデオでぽーっと観てたら、何やらよく分からない作品かもしれない。

以上、映画コメです(笑)

実は、この映画を観た直後、小説の「ハーモニー」を読んだ。
ここからは小説の感想であ〜る。
なるほど映画で観た分からない部分(あるいは前半眠気で理解出来ていなかった点)はそういうことか。360ページの小説を3日で読了。久しぶりに本格的なSFを読んだなあ。上田早夕里氏の『華竜の宮』以来という感じ。
緻密で壮大なロジックがほどこされたSF小説であった。
ロジックだけを読んでいくのは論文を読むのに似て苦痛だが、SFの物語の中で、これだけ読ませるのは凄い。
伊藤計劃氏が生きていたら、日本のSF界は・・・・・
と、詮無きことをいっても始まらないけれど、そこまで思わせる作品であることは間違い無いと思う。

しかし、癌にむしばまれながら、治療に耐えながら命を削ってまで描いた小説が、病気が根絶し、誰もが思いやりをもった人間関係をたもつ平和な未来社会の物語で、しかも、その社会を地獄と受け止める少女の物語とは・・・・

何という物語であろう。
しばらく、この小説の余韻は私の中で褪めそうも無い。
【825】

きみに読む物語  評価

ゆさみん (2015年11月26日 00時39分)

きみに読む物語The Notebook(2004年)

監督 ニック・カサヴェテス 
出演者 ライアン・ゴズリング
    レイチェル・マクアダムス 

いや〜、WOWOWで見た映画で久しぶりに心に残った作品。
心情としては哀しく切ない。
でも、良い映画だ。
この映画、全然知らなかったのだが、調べると、

2008年5月にアメリカの映画専門サイトMovieFoneが発表した「Sexiest Movie Couples of All Time(歴代映画のセクシーなカップル)」において、ライアン・ゴズリングの演じたノアとレイチェル・マクアダムスの演じたアリーのカップルが第18位にランクインした。(ウィキより)

というくらい、有名な映画なのね。

冒頭のシーンは、
認知症を患い過去を思い出せずにいるアルツハイマー症の老女と共に、療養施設へ入寮しているデュークは、ノートに書かれた物語を彼女へ読み聞かせている。
というもの。

その物語というのが・・・
1940年、ノース・カロライナ州シーブルック。家族とひと夏を過ごすためにこの土地にやってきた良家の子女、17歳のアリー・ハミルトン(レイチェル・マクアダムス)は、材木工場で働く地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)と恋におちる。しかしアリーの両親は2人の交際を認めず、夏の終わりと共に彼らの仲は引き裂かれた。アリーは学校へ、ノアは勃発した第2次世界大戦へ出兵。やがてアリーは、戦時下にボランティアで看護した元兵士のロン(ジェームズ・マーデン)と新たな恋におちる。富裕な弁護士であるロンとの縁組に、今度はアリーの両親も大賛成。そしてロンとの結婚式が目前に迫ったある日、アリーは地元の新聞に掲載された写真にノアの姿を見つける。

物語が進むにつれ、デュークと老女が、若き日のノアとアリーであることが分かってくるものの、果たしてこの二人が結ばれるのかどうかはまだ分からない。
その恋の成り行きにドキドキし、そして老人である二人の結末も描かれていきます。
とても悲しくて切なくなりますが、素敵な物語です。
【824】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年11月26日 00時38分)

フォッカーさん、どうもです。

ようこそ、おいで下さいました。

バックドラフトは、ワタクシLDを持っておりますよ。
デッキに灯を入れていないので、そしておそらくもう機能しないと思われ、見る機会はなかなか無いのですが(苦笑)

マックウィーンは大脱走もいいですが、ブリット、ゲッタウェイとかパピヨンとか、好きですね。
イーストウッドは西部劇とかダーティハリーがいいですねえ。

というわけで、また、いらしてくださいね。
【823】

こんにちは(笑)  評価

フォッカー (2015年11月19日 10時59分)



 お部屋のみなさん、こんにちは

 車部屋に住んでいるフォッカーという者です(笑)

 こちらのお部屋は、時々覗かせていただいてたのですが

 縁あって この度、ゆさみんさんにマッドマックスについて色々教えていただきました


 単純に映画を観るだけの私にとって、とても勉強になりました(笑)



 不躾な投稿になりますが、どうぞ御容赦ください(苦笑)







 ☆ゆさみんさんへ

  お返事、ありがとうございます(笑)


  さっそくですが、イーストウッドファンなのでは、というのは、私の何となくな勘です(苦笑)

  映画に造詣の深いゆさみんさん  きっと、あの頃のハリウッド映画も観てるだろうな… ということで(笑)

  私もイーストウッドは好きですよ

  ダーティーハリーを初め、荒鷲の要塞とか…(笑)

  ファイア・フォックスも好きでした

  
  そんなアクション系が多かったのですが、マディソン郡の橋とか年を重ねてからのも好きです



  最近は、息子さんも出てきましたね(笑)





  なるほど、マックウィーンもお好きでしたか(笑)

  代表作は、大脱走でしょうか?

  私としては、タワーリング・インフェルノが忘れられません(笑)


  

  バックドラフト、相容れないような仲の兄弟

  そんな兄が、死ぬ間際に「俺の弟だ」と言ったシーンが忘れられないんですよ

  私に弟がいるので、それと重なったんだと思います(笑)

  この時、カートラッセルっていいな… と思ったんですけどね(苦笑)


  USJのアトラクションになった時は、私も驚きましたよ(遠い目)





 さて、それでは そろそろ おいとまさせて頂きます

 これから どんどん寒くなりますので、どちら様もご自愛くださいね(笑)
【822】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年11月16日 01時04分)

フォッカーさん。

車部屋【2913】での、レスありがとうございました。
車部屋では既に前のページになってしまっているので、ここでお返事しますね。

補足説明どうもでした。よく分かりました。
イーストウッドファンというのはたしかに当たっていますね。
監督作もはずれが無いですからねえ。
あの3作で、よくイーストウッドファンというのが分かるなあ。
マックウィーンも好きですがね。

ワイルドスピードもたしかにスゴイとは思います。
ただ、最近の作品はどれもスゴイので(こないだ96時間の3作目も見たが、これもカーアクションは凄かった)きりがないんですよねえ。
よって、昔ながらの作品からセレクトしてみました。

バックドラフト・・・たしかに泣ける作品でした。
まさか、USJのアトラクションになるとは思わなかったなあ。
【821】

ギャラクシー街道  評価

ゆさみん (2015年11月16日 00時47分)

ギャラクシー街道(2015年)
監督・脚本 三谷幸喜
出演 香取慎吾
      綾瀬はるか
      遠藤憲一 ほか

三谷幸喜監督の映画最新作である。
ずっと前から三谷幸喜ファンである。ラジオの時間、有頂天ホテル、マジックアワー、新選組スペシャルなどは市販のDVDも買っている。
というわけで、最新作のこの映画も劇場で妻と観に行った。

上映後の妻の一言
「もっと面白いと思っていたけれど、そうでもなかったわね」

何気ないこの一言がこの映画の出来を十分に物語っていると私は思う。
たしかに面白いことは面白い。
話題になった遠藤憲一の出産シーン、大竹しのぶのぶち切れた演技、その他の個性の強い宇宙人達・・・・劇場では、ゲラゲラと笑い転げたシーンも多々あった。

しかし、どうも物足りない。
一つは、宇宙ものSFという設定だ。極論をいえば、SFだから、何でもありである。設定を自由にできる。脱皮したり、変身したり、Hのバリエーションもいろいろあるし、男が出産したりもできる。でも、だから何だ。これまでの三谷作品は変わった個性の強い人間たちが、様々な行動をし、それがいろいろなシチュエーションのもとで交錯し、ぶつかり合うところに笑いが起きた。
三谷氏の上手さは人間的なドラマとしてのシチュエーション・コメディなのである。
それが、今回は設定で笑いを取ろうとしている。よって、笑いの質が違う。ある宇宙人は脱皮をする。ある宇宙人は切れると電撃を放つ。ある宇宙人は変身して正義のヒーローになる(しかしヒーローがまた貧弱なものだったりする)。たしかにおかしい。しかし、一つ一つの笑いが単発だ。三谷氏の独壇場の入り乱れてのシチュエーション・コメディ的要素は薄くなる。また、今回は三谷氏にいまひとつそぐわない下ネタもけっこうある。

これって映画にまでするような作品かな?
年末クリスマススペシャルドラマとしてやれば、それなりに受けるかも。
面白いことは面白かったので、スペシャルドラマくらいであれば及第点という感じである。金を払って見る映画としては、期待外れ的な感想が多いでしょうね。
【820】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年11月16日 00時46分)

リーマン騎士丈さん。こんばんは。

そうです。マッドマックス新シリーズは3部作として構想されています。

この映画がコケたら、厳しかったでしょうが、ヒットしたので続編を作るべく、ジョージ・ミラー監督は次回作の準備に入っております。

たしかに、今回の映画は並々ならぬ意気込みとパワーがみなぎっていますから、ファンとしては次回作の期待も跳ね上がってきますね。

期待を裏切らない作品になることを願うばかりです。
【819】

RE:映画について語ろう  評価

リーマン騎士丈 (2015年11月08日 22時39分)

ゆさみんさん お部屋の皆様

ごぶっす<m(__)m>


なっ

なっ

なにぃぃぃー


あと2作つくられるですとー




しょおーじき

だいじょぶか?


出し切っちゃった感あるが
ひょっとしてまだまだ
フレッシュでトリッキーでデンジャラスで
ワイルドなネタを持っているというのか?

だとしたら
ジョージ
そして そのチーム

おまいらは素晴らしい

期待しつつも怯えながら
その日を待つ
【817】

マックスとは何か 1  評価

ゆさみん (2015年11月08日 00時10分)

みなさん、こんばんは。

車部屋にてフォッカーさんより、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」についてとても論じるに値する質問があったので、ここで紹介し、私の意見を述べたいと思います。

まずは、フォッカーさんからマッドマックスについての該当の文章を転記いたします。

>ちょっとお尋ねしたいのですが
>この怒りのデス・ロード、マッドマックスシリーズなのはいいのですが
>主人公を「マックス」にする必要はあったのでしょうか?
>もちろん、マッドマックスをいう名を冠するからには、マックスが主人公というのが常識かもしれません
>でも、誰か違う人物が主人公でもよかったのでは? と思う自分もいます
>たとえば、メル・ギブソンマックスが警官だった時代の同僚だった人物とか…
>あるいは、パート2辺りでマックスに助けられた誰かとか…
>主人公はマックスでなくたっていいのでは?
>映画マッド・マックスは、マックスという元警官の生き様をテーマにしてるとは思うんです
>でも、マックスという精神というか、信条をテーマにしてもいいんじゃないかなと思うんです
>弱きを助け、強きをくじく(笑)

まず、最初の単純な質問から。

>主人公を「マックス」にする必要はあったのでしょうか?

これはですねえ。
この映画は、いかにフィリオサが目立っていようが、マックスありきの映画なのですよ。

一つは、興行収入の見込みは当然あるでしょう。

>たとえば、メル・ギブソンマックスが警官だった時代の同僚だった人物とか…
>あるいは、パート2辺りでマックスに助けられた誰かとか…
>主人公はマックスでなくたっていいのでは?

これだとスピンオフ作品になってしまいますよね。
しかし、短いスパンで製作された大ヒット映画のスピンオフならいざ知らず、前作から30年経った現在ならば、スピンオフの作品を公開しても意味ないでしょう。
そしてマッドマックスは伝説的な映画です。
この映画の新シリーズが公開されるとすれば、ある程度の収益は当然見込めるでしょう。
これでもか、というカーアクションの連続。
これでこそ「マッドマックス」と快哉を叫んだファンも多かったでしょう。

もう一つの理由は、マッドマックスの新シリーズにかけた監督ほかのスタッフの情熱の熱さが「マッドマックス」の製作において根底にあるので、主人公はやはり「マックス」でなくてなならないでしょう。
ウィキとかでも詳しく記述されていますが、この映画は。制作の試みが数度にわたり中止になったり、頓挫したりの繰り返しの作品でした。それでもめげずにスタッフの情熱が結実したのがこの映画です。
よって「マックス」が主人公でないとこの映画は成り立たないでしょう。
【816】

マックスとは何か 2  評価

ゆさみん (2015年11月08日 00時14分)

>マックスという精神というか信条をテーマとして

そう、まさにこの映画はそういう映画です(笑)
主役の俳優が変わったって、過去に大切な人を失った喪失感をもったさすらいの主人公がおりなす物語です。
ただ「マックスという精神というか信条」は「マックス」とともにあります。
よって「マックス」以外に主人公はありえないでしょう。
過去に大切な人を失った(奪われた)喪失感の心情は、「マックス」に助けてもらったり関係を持った人があとを引き継ぐようなものではないと思います。

脚本に参加したニコ・ラサウリスは言っています。

表面を読むのは簡単だけど、余韻は深いところで響いている。ぼくたちが実現しようと努力したのは、そうした深いところを流れているものをこれはという瞬間に表面に浮上させ、観客の心の中で爆発させることだった。(「メイキング・オブ・マッドマックス怒りのデス・ロード」より)

>弱きを助け、強きをくじく

いえ、マックスは単なる勧善懲悪の主人公ではありません。
映画で見たとおり、マックスがフィリオサと出会う場面では敵としてでした。
フィリオサはマックスを撃ち殺そうとするし(不発弾だったから助かっただけ)マックスはフィリオサや5人の女たちを砂漠に置き去りにして平気でタンクローリーで逃げようとします。←「弱きを助け、強きをくじく」人物ならそんなことはしません。
その後も、彼らと共通の利害の一致で行動をともにするだけです。
だから、彼はフィリオサにまだ名前を教えません。
なぜ、そんな彼がフィリオサと心を通わすことになっていくのか・・・そこへの流れがまたこの映画の見所でもあります。マックスはフィオリサたちのどこに共感し(共鳴し)共闘するようになったのか。そこを考えるのもこの映画の楽しみ方です。(他の登場人物の心の変遷もね)
マックスが映画の後半に自分の名前を告げるシーンは、だから印象的ですね。
「おれの名はマックスだ」
このセリフに全てが語られています。(省略の美学ですね♪)

もう一つ。
なぜ、マックスはフォリオサとあんなに強い絆を結んだのにラストシーンで去って行くのか。
西部劇のヒーローを模しているのでは当然ありません。
ラサリウスは言います。

マックスは反復脅迫にとらわれているのだ。反復脅迫とは精神医学用語で、過去の外傷体験を再現する状況を身意識につくったり選択したりする症状を指す。第1作の「マッドマックス」で、マックスは妻と娘を失う。そして、その死に対して不適切な反応をしてしまう。悲嘆に暮れる代わりに、死とはっきり向き合うのを拒否して他者を責め、その相手を殺してしまうのだ。そしてだからこそ「壊れたものを癒やすのは愛だけ」なのだ。マックスはこの教訓を学ばなければならない。「怒りのデス・ロード」でのマックスは、まだ愛する準備が出来ていない。フィリオサはできている、と私は思う(同書より)

よって、次なるマッドマックスの物語が語られていくことになります。
新シリーズはこれを皮切りにあと2作(合計3部作)作られるそうですが、楽しみですねえ。

では、最後に再びラサリウスの言葉を引用します。

ジョージ・ミラーが探り当てたものは、人間の精神の豊かな鉱脈なのだと思う。だからこそ彼は、マッドマックスの物語を見限らなかったのだ。マッドマックスの物語はすべての人間の経験と結びついている。マッドマックスはいまや、わたしたちの精神の大きな力なんだよ。
【815】

RE:映画について語ろう  評価

鬼の平蔵 (2015年10月30日 06時14分)

皆様おはようございます、元花氷です。

HNを変えた理由なんですが、突然このサイトから『認証コードのお知らせ』

なるメールが来まして、もしかしたらよからぬことが陰でされてる

そんな気がしましたもので、念のためにHNを変えさせて頂きました。

何しろ私自身、認証コードの再発行や請求などしてませんので。

皆様は今まで通りに呼んでいただいて大丈夫ですよ(^^)

他トピの方々にもご挨拶に回りますので、本日はこの辺でm(__)m
【814】

訃報  評価

ゆさみん (2015年10月28日 00時37分)

先ほど、このトピでも多く語っていた生頼範義氏が死去されたニュースを聞きました。

3ヶ月前に氏の息子さんとも話した時に、現状が回復には厳しいという話は聞いておりました。

ただただ残念でなりません。
不世出のイラストレーターであることは論を待たないでありましょう。

ご冥福をお祈りいたします。
【811】

RE:映画について語ろう  評価

花氷 (2015年10月25日 06時28分)

ゆさみんさん、お久しぶりです(^^)

毎度ながら、映画の解説マジですごいですね!
その知識をお借りして、思い出せない映画の題名があるのですが

洋画なんですが、内容は確かニューヨーク市警の刑事が主役で
捜査中に仲間の裏切りで死んじゃうんですよ。
それで死後の世界に行くんですが、死後の世界にも警察があって
そこに見込まれて主人公は死してなお刑事になるんですね。
で、パートナーになるのが西武時代に死んだ保安官だったかな?
で、主人公は悪霊を取り締まる刑事の仕事に就くんですが
最終的なラスボスが、生前自分を裏切った同僚刑事だったんですね。
で、最後の対決のときに生前の主人公の彼女が巻き込まれて
何とか助けて、ラスボスも倒してハッピーエンドって感じだったんですが
こんな内容の映画、知ってます?
【810】

省略の美学 1  評価

ゆさみん (2015年10月25日 01時04分)

みたび、「マッドマックス怒りのデス・ロード」

「マッドマックス怒りのデス・ロード」のDVD・ブルーレイがとうとう発売された。
アマゾンに予約して、届いたその日にあらためてマイ・シアターにて鑑賞した。

いやはや、映画館で観た興奮を再び思い出した。

あらためてこの映画について語りたい。
この後の文章は、みなさんがこの映画を観た、という前提のもとで語りたい。
基本、私は映画を観ていない人のために映画の中核となるストーリーやシーン等について詳しく語らない方針をとっている。
だって、初めて観る人に変な先入観をもってもらいたくないし、自分の感性で受け止めて判断してほしいから。
正直、良い映画を語る時は、本当はいっぱい「あのシーンは良かったよね」などと語りたい。マッドマックス怒りのデス・ロードに関しては、観た人同志で一晩中語りたい気分である。この映画については、そういうファンは多数いると思う。

そこで、今回はちょっと踏み込んだ視点でこの映画を語りたいと思う。

以下の文章は、映画を観たあとにお読み戴きたい。


この映画の特徴は「省略の美学」である。

どういった点が省略してあるのか。

一つは、「セリフの省略」である。
これについては関連書籍などで監督自身がいろいろと語っている。
曰く
「日本人がセリフの意味が分からなくても理解できるように作っている」
ご覧になった方は分かると思うが、本作は極端にセリフが少ない。
何をしゃべっているか分からなくても、映画が理解できるように作られているのである。つまり映像でほとんどを語っているわけだ。
これって凄いことである。
むろん、その方針は映像に占める情報、俳優の演技、効果音や音楽、演出技法等に多大な密度を要求することになる。
それが見事に成功している。
この映画を観た人のレビューの中に、
「何にも考えないで見ることができる映画」
「ストーリーは車で一面砂漠を走り続け行って帰ってくるだけ」
「ヒャッハー!で始まりヒャッハー!で終わる映画。見てるだけで知能が低下していきそうなほどアホです。」
という一見マイナス評価みたいなものも散見される。これはある意味当たっているが、あえてそういう厳しい演出方法を選択した結果でもあるのだ。

つまり、何にも考えないで見ることができる映画を作るということは、かなり考えて作らないと作ることは出来ないのである。

だから一方では
「すげえ 最後まで駆け抜けて終わった。茫然と観ました」
「やりたいのはレースの中でのドンパチでそこに必要のない要素は削ぎ落とす。
非常に洗練された脚本から生み出される目を離すことを許さない展開。
考えを改めなけれればいけません。アクション映画がこんなに面白いとは。
この映画を否定する術を持つ人間とは仲良くなれないでしょう」
という感想も出るのである。
【809】

省略の美学 2  評価

ゆさみん (2015年10月25日 01時59分)

省略ということでいえば、もう一つ「背景やストーリーの省略」という点も上げられる。

たとえば、劇中でマックスが悩まされる子どもの幻影。これの謎解きは一切無い。子どもを何らかの形で失ってそれがマックスの生き方に反映しているというだけだ。
また、女戦士フィリオサがなぜ隻腕になったのか。これも全く語られない。
さらに女戦士フィリオサがイモータン・ジョーの5人の妻達の逃避行を図っている途中にマックスと同志となっていくのであるが、フィリオサがどういう風にして基地を脱出したのかなどは全く省略されている。タンクローリーを改造し隠しておく工夫とか全身入れ墨のミス・ギディとの共同作戦とか何らかの脱出作戦はあったはずである。そこも見事に省略。

過去に傷を負ったマックス。
戦場をくぐり抜けながら隻腕になっても女性の誇りを失わない女戦士。
ものすごい苦労をした脱出作戦の途中でマックスが合流する。

そういった必要最小限の情報が観客に分かれば良い。

普通なら、省略されているドラマはどれも魅力的で有り、何らかの形でストーリーに表してもいいではないか、と思う。
フィリオサがどのようにして、イモータン・ジョーの基地を脱出できたのか、などはドラマティックなストーリーができあがりそうである。

しかし、それをあえて省略した。
ここで忘れてはならないのは、これらは、「省略した」のであり、ちゃんと「そのストーリーは存在する」のである。

そぎ落とし、そぎ落とし、そぎ落とし、描いているのは、あくまでレースの中でのドンパチアクションである。
でも、この「そぎ落とし」がこの映画の深さを生み出しているともいえる。
フィリオサもそうであるが、ニコラス・ホルト演じるウォー・ボーイズの一人ニュークスの劇的な生き様も感動を呼び起こす。
ニュークスについても劇中で示される情報はあまりにも少ない。しかし、これだけセリフの少ない、アクション映画で感動を呼び起こすような脇役がいただろうか。しかも彼は途中で敵からマックスの味方になる劇的な転換をみせるのである。

省略されている中に示される、憎しみ、心の傷、孤独、絶望、友情、希望、愛、気高さ。これらの何と密度の濃いことよ。

よって、本作を観た人のほとんどは、初発にこういう感想を持つのである。

「何だかよくわからないけど、スゴイ映画を見た。面白かった〜〜」

この映画は省略の上に成り立った希有な良質のアクション映画なのである。
【808】

ちなみに  評価

ゆさみん (2015年10月22日 00時36分)

冲方丁氏と同世代でありながら夭折したSF作家「伊藤計画氏」の名前は、映画「プロジェクトA」からきている。この「画」の字は中国語表記。
デビュー作の「虐殺器官」がいきなり日本SF大賞候補となった氏は後に「ハーモニー」を出し日本SF大賞受賞(故人がこの賞を受賞するのは史上初)さらに第3長編「屍者の帝国」の執筆中死去(これは円城塔氏が引き継ぎ共著として刊行)。長編作3作はその全てが映画化された。生きていれば、日本SF界に小松左京氏に匹敵するような名を残したであろうこの作者のアルファベット表記は「Project Itoh」である。
【807】

プロジェクトA  評価

ゆさみん (2015年10月22日 00時31分)

プロジェクトA(1983年)A計画 ※「画」の字は中国語表記。
監督 ジャッキー・チェン 
脚本 ジャッキー・チェン
   エドワード・タン 
製作 レナード・K・C・ホー 
製作総指揮 レイモンド・チョウ 
出演者 ジャッキー・チェン
    サモ・ハン・キンポー
    ユン・ピョウ 
音楽 マイケル・ライ

1900年代イギリス植民地下の香港を舞台に、水上警察と陸上警察が反目しながらも、最後には協力して海賊を倒すアクション映画。高い時計台から落下するシーンに代表される身体を張ったアクションの連続のほか、アクションコメディーシーンも満載。
また、テーマソングが日本のテレビにおいて数多く使用され続けていることもあり、日本におけるジャッキー・チェンの代表作的存在となっている。(以上 ウィキより)

オープニングで「ドン・ドン・ドン・ドン」とゴールデンハーベスト会社のマークが出て、それに重なるようにして、テーマ曲が流れ出すと若き日に見た映画の興奮が今もよみがえる、そういう映画だ。

この頃のジャッキーは、「酔拳」等のコメディ・クンフーもので、日本でも外国俳優人気NO.1であり、ハリウッドに進出を試みていた時代でもあった。が、イマイチハリウッド進出はパッとせず、再び香港を主体に映画を作り続けていた。コメディ・クンフーものから新しいアクション映画を模索していた時に放ったジャッキー渾身の映画であった。

香港映画の人気アクション・スターを登場させ、監督・脚本・演武指導・主演をこなしたジャッキーのこの作品は、コメディ色満載のアクション映画(海賊退治水上警察もの)であり、体を張った命がけのアクションシーン満載で、笑いながらそのアクションの凄さに感嘆したものであった。

音楽と俳優の演技があまりにも嵌まりすぎているシーン(酒場での乱闘、自転車追っかけ)、随所に見られるコント的なシーンや会話(柱の陰で大げさに痛がって陰から出てくると真面目な顔になるシーン、ユン・ピョウに風呂桶を投げるシーン、仲間と判別する合い言葉のシーン)など、今見ると出来すぎだったりチープな面もあるが、当時はゲラゲラと笑い転げていたものであった。いや、懐かしい。

アクションの凄さは本編を見ていても十分分かるが、エンディングのNGシーンで驚愕した人も多かっただろう。時計塔から落ちる2度のNGシーンは、鳥肌ものでよく死ななかったものだと思う。
手榴弾が爆発するシーンでは、爆風で俳優の体がしなっているし、海賊を鉄の棒で足を払うシーン、サドルが外れたところに尻を乗せるシーン、物干し竿に突かれるシーンなど見ていて思わずイタイイタイとこちらが痛くなるようだ。

これだけ、コメディで壮絶なアクションをこなす俳優は他にいない。
映画自体もコメディにもアクションにもシフトしすぎていない、絶妙なバランスの上に成り立っている。ジャッキー・チェンのアクション映画の頂点を極めている映画であろう。

この絶妙なバランス加減は、のちの「ポリス・ストーリー」シリーズものに引き継がれ、このシリーズは私的には現代物のコメディ・アクション刑事ものとして、他の追随を許さないものとなっていると思う。

プロジェクトAは、後のジャッキーの映画の方向性を示した映画として歴史的な一本といえる。
【805】

ゆさみん、糖尿病を語る 1  評価

ゆさみん (2015年10月13日 17時23分)

花氷さん、こんにちは。

糖尿病についてコメントします。

>ゆさみんさんも糖尿病なんですか?

もう、診断されてから10年間はそうですねえ。

>実は私も一歩手前状態で、近々ちゃんと検査を受けなきゃいけないなと思ってます。

一歩手前というのがどれくらいか、そこらへんは数値をみないとよくわかりません。
糖尿病かどうかの診断はHa1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の数値を見ます。
一般の健康診断では普通、空腹時血糖値とかを計るだけなので、この数値が高いと要検査となります。
おそらく花氷さんはこの段階ではないかと推察します。
そこで要検査としてHa1cを計る流れとなります。糖尿病と診断されたら、食事制限や運動等の指導を受けることになるので、そこまで考えると、できれば糖尿病専門病院を見つけて、はかってもらうとよいでしょう。

a1cの値は、通常4.7~6.2%で、6.5%以上で糖尿病型と判断します。
予備軍という言い方をする人は6.3〜6.4の値の人ですね。でも感覚としては6.3以上あったら糖尿病と思っていいレベル(食事制限や運動等をするレベル)と思います。

>変な話になりますが、糖尿になると男性不能になるんでしょ?
>視界もおかしくなるとか聞きましたが

糖尿病の知識としては間違っておりませんが、自覚症状が出るようになったら症状としてはかなり進行していると思われますので、今の段階では花氷さんとしては、まだそこまで心配されることはないと思います。

そもそも糖尿病は、本来、取り入れた糖が分解されきらずに血液中に残ってしまう病気であり、これ自体は痛いとかキツイとかの自覚症状はありません(ありませんが、それがゆえにこの病気の怖いところとなります)。

糖を分解するのは「膵(すい)臓」から出されるインシュリンであります。上に述べた「取り入れた糖が分解されきらずに血液中に残ってしまう」というのは、食事の不摂生とかで(たとえば炭水化物の取り過ぎとか)膵臓を酷使しすぎて、インシュリンを作る能力が低下して糖を分解しきれない状態になってるということです。
大体、糖尿病は膵臓を酷使して10年くらい経ってから、診断されますので、「糖尿病になった」ということは、そういった食生活を続けた結果ということであるわけです。(糖尿病になった人は、ごはんや麺、甘い物が大好きな人が多い)

ず〜っとアルコールを飲み過ぎて肝臓がダメージを受けて遂には肝硬変になる、というイメージに近いですね。

で、糖尿病と診断されたら、この病気は治りません。長年の不摂生の結果です。もう膵臓はかなりのダメージを受けています。

でもこの段階でも自覚症状はありません。私もそうです。この病気になった人の中には、この病気を甘く見て、あまり食事制限をしなかったりする人もいます。中には、自覚症状がないために定期検査とかも受けずに、かなり進行してから(例えば眼が糖尿病性緑内障になって目が見えにくくなって)病院をおとずれて発覚するというパターンもありえます。
【804】

ゆさみん、糖尿病を語る 2  評価

ゆさみん (2015年10月13日 17時24分)

既に書きましたが、糖尿病の怖いところは血液の中に糖が分解されずに残ってしまうというところにあり、これが血管を内側から傷つけます。で、まずは毛細血管などにダメージを与えます。毛細血管がたくさん集まっているところといえば、例えば眼球・腎臓・手足の指先等というわけで、人によっては緑内障になり失明する、腎臓がダメージを受けて機能しなくなる(人口透析とかを受ける)、手足のけがが治りにくくなりそこが壊死し手足の切断とかに至るという、こわ〜い合併症がでてきます。
どの合併症になるかは神のみぞ知る。眼に来るか、腎臓に来るか、足に来るか、脳に来るか、おちんちんに来るか・・・・それは分かりません。

ちなみにゆさみんは上に書いたように自覚症状はありません。男性の機能については弱くなった気はしますが、これは年齢からくるものか糖尿病からくるのか分かりませんねえ。でも、出来なくはないです(きゃ〜何言わせるんですか、花氷さんったら〜)

おっと話しがそれました。続けます。

よって、合併症を防ぐために、糖尿病と診断されたら、弱くなっている膵臓を酷使する食べ物を取らないようにする食事制限や、糖の分解を促進する運動等の療法をとることになります。膵臓が機能しなくなった人は、仕方ありません。食事時にインシュリンを注射することになります。アントニオ猪木氏も長年の糖尿病で、インシュリンを持ち歩いて注射しているそうです。

どうです。こわいでしょう?
でも、この怖さをちゃんと知っておかなくてはなりません。
だって命に関わることですからね。

この糖尿病が、例えば「痛風」みたいに自覚症状がおきればいやでも自覚するのですけどね。
詳細は省きますが、「痛風」も血管を内側から傷つけることからおきる病気ですが、これは、かなり痛い。その名の通り、風が吹いても痛い。痛風になって痛がっている人の横を通るだけで床のわずかの振動が痛さを増幅するというくらいであります。
これくらい痛いのであれば、プリン体満載の大好きな肉のホルモンとかビールやワインなどのお酒などは我慢できる。あの痛さと食事のどちらが我慢できるか、といえば、痛さより普通は食事を我慢します。

ところが、糖尿病には自覚症状が無い分、なかなか食事を我慢できない人が多い。大体、甘い物、炭水化物大好き〜という人の前に、美味しそうなデザートがあると、ちょっとくらいいいか、となってしまうのですね。だって、痛いとか症状が無いもんね。
でも、既に書いたように、後でまとめてこわーい合併症が待っていますので、気をつけないといけません。

ちなみに、新聞・雑誌で「糖尿病が治った」みたいな広告を出しているさまざまな高価なサプリや漢方などがありますが、信じない方がよろしい。私もいくつか試しましたが、十数年の不摂生のツケが簡単に改善するわけありません。肝臓にシジミが効くというのと同じようなものです(ちなみに肝臓にシジミが効くなんて迷信ですぞ)

もし、糖尿病と診断されたら、迷信めいたサプリとかに頼るよりは、糖尿病専門の病院で正しい治療を進めた方がいい。糖尿病も、薬の部分では効果的なものも出てきているようだし、研究もすすんでいます。(例えば、インシュリン注射も昔は自分で腕を縛って自分で血管に注射するというものでしたが、今はお腹とかにボタンワンプッシュで注射できるようなものになっている)糖尿病についての最新の情報(研究結果)が得られやすい病院にかかることをオススメします。

大事なことだから、もう一度言います。

糖尿病は絶対に治ることはない。でも、合併症を防ぐことはできる。

この自覚から改善が始まると言っていいでしょう。

以上、ゆさみんの糖尿病講座でした。ふうっ。
【803】

RE:映画について語ろう  評価

花氷 (2015年10月13日 05時21分)

ゆさみんさん、おはようございます。
約1週間ぶりの出勤で、興奮でもしてるんでしょうか
なぜかいつもより1時間も早く起きてしまいました。

マッド・マックスですが、実はまだ観てないんです(^-^;
多分まだ車部屋の人は誰も観てないかも知れませんね。
誰からもその話題が出て来ませんから。

レビさんとはそんなに長いお付き合いだったんですか。
しかもリア友にまで発展、スゴイですね!

任侠物が好きになったのは、レンタルビデオ店が出来たのがきっかけですね。
当時の私は中学生で、いわゆるDQNでした(^-^;
DQNは見た目や格好を大事にしますから、観る映画もそれらしいものばかり。
わけもわからずに最初に手にしたのが、文太兄ィと川地民夫主演の『まむしの兄弟』でした。
適当に手にした映画でしたが、これが面白い!
しかもDQNの私にとって、啖呵を切るときの言い回しの最高の教科書でした(^-^;

文太兄ィはあの路線で正解だったと思うんですよ。
文太兄ィの進んだ道、今ではたくさんいますが当時はほとんどいませんでしたから
まさしく時代の最先端を走ってたと思います。
『山口組外伝 九州進攻作戦』文太兄ィが夜桜銀次を演じた映画なんですが
これが文太兄ィの最高傑作だと思います。

ポリスストーリー、確か最終的に3作になりましたよね。
電飾いっぱいの鉄柱を滑り下りるシーン、一度でいいからやってみたいです(^^)

ゆさみんさんも糖尿病なんですか?
実は私も一歩手前状態で、近々ちゃんと検査を受けなきゃいけないなと思ってます。
変な話になりますが、糖尿になると男性不能になるんでしょ?
視界もおかしくなるとか聞きましたが、実は最近、一度すれたピントが元に戻りにくいんですよ。
これって糖尿の影響なんですかね?
【802】

ジュラシック・ワールド  評価

ゆさみん (2015年10月13日 02時16分)

ジュラシック・ワールドJurassic World (2015年
監督 コリン・トレボロウ 
脚本 リック・ジャッファ
   アマンダ・シルヴァー
   コリン・トレボロウ
   デレク・コノリー 
原作 マイケル・クライトン (キャラクター原案) 
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
      トーマス・タル 
出演者 クリス・プラット
    ブライス・ダラス・ハワード
    ジュディ・グリア 

 10月の映画の日。
 知人の観た人から「面白かった」という感想を聞いた。過去旧3作品も映画館で観ているし、やはりこの手の特撮怪獣(恐龍)映画は大画面で観ないとね、と思っていたので、公開から二ヶ月遅れで(MHでは上映終了の一週間前)見た。

 結論を述べると「いやあ、面白かった〜〜」
 観て良かった。

 天井さん、家族で見るのなら、「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」よりはこちらをオススメします(ってもう終わっているけれど)

 イスラ・ヌブラル島で起こった「ジュラシック・パーク」の惨劇から22年後、インジェン社はマスラニ・グローバル社(マスラニ社)に買収され、島はサイモン・マスラニ社長の所有に渡る。マスラニ社は、故ジョン・ハモンドが夢見たテーマパークジュラシック・ワールドを実現させ、今や世界中から毎日二万人の旅行者が訪れる人気の観光施設として成功を収めていた。(ウィキより)

 で始まることから分かるように、ジュラシック・パークのパート4というよりは、パート1からの続編って感じがする。

 ウィキによると、この作品も続編が計画されては延期になりまくりの作品であり、脚本も何度も改稿され、監督候補も代わり、紆余曲折の末に出来たもののようである。

 ここまで書いて思った。

 何だ。この製作までの迷走ぶりって「マッド・マックス 怒りのデス・ロード」と一緒じゃん。

 作品的にも、二作品とも構造的には単純である。「マッド・マックス」が妻子を失って荒野をさまよっている一匹狼アウトローの主人公が事件に関わってくる作品というもの。「ジュラシック・ワールド」もよみがえった恐龍のいる実験島がアミューズメント・パークになっていて、そこで子ども達が恐龍に襲われて、いかに恐龍から逃げ出すことができるのか、といった作品。

 でも、構造は単純であるが、そこに織り込まれているストーリーとアイデアはすごい。たぶん、脚本が書き直しされていく過程でブラッシュアップされていったのであろう。子ども達が乗る球体のゴロゴロしていく車をはじめパークにあるアトラクションの設定、新しい恐龍とヴェロキラプトルとティラノサウルスとのカラミ、パニックになる人々と恐龍の描き方、第一作で使用され棄てられているジープの再稼働、もう人の力では新種の恐龍の暴走を止められないとなった時のラストへつながるストーリーの流れ・・・映画を観ながら何度も感心し、そして口をぽかんと空けながら(ゆさみんはビックリすると口をぽかんと空けるクセがあるのです)うわっ、げっ、おおお、そしてラストシーンにはヤッターと喝采をあげつつ、映画を堪能したのでありました。

 いやはや、よく出来ている。監督のコリン・トレボロウって、ほとんど知られていない人だけれど、「ダイ・ハード2」の時のレニー・ハーリン監督みたいに今後、注目されていく監督なんだろうなあ。

 この手の映画って、もうほとんど説明はいらない。ぜひ(環境があるならば)大画面で堪能していただきたいと思う。 
【801】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年10月13日 02時20分)

みなさん、こんばんは。

レビさん。

>マッドマックスは何が何でも映画館に見に行くべきだった。
>ことあるごとに悔しさが湧き上がってきます。

これはねえ。
ホントにそうですよ(笑)
10月20日でしたか。DVD発売(レンタル開始)ですが、多分ビデオで見たら、なおさらそう思うハズです。
まあ、私が思い入れが強すぎるのでしょうけれど。カーアクション映画大好きな人はこの映画を観て血を沸き立たさない人はいないでしょう。(ピワドの車部屋の人はこの映画についてコメントしていないようですが、どう思うのか気になりますねえ)

減量開始したようですね。ダイエットの知識もさすがだ。すごいなあ。でも、しすぎて、あしたのジョーの力石みたいにならないでね(笑)いや、レビさんならやりかねないから、こあい。

花氷さん。どうもです。
レビさんとはここ10年以上のピワド仲間です。ピワドからリアルで知り合った人であります。まさか、こんな近くにピワド仲間がいたとはビックリでありました。
年齢はワタクシ花氷さんよりちょっとだけ上ですね。
その年齢で任侠ものが好きとは、なかなかですね。(1970年代といってもリアルに経験したわけでは無いでしょうから)
まあ、私も似たようなものですが。
ってか私よりよく見ていると思います。
ヤクザ映画って私とは無縁と思っていましたから、じっくり見たのは最近であります。いや、この部屋をずっとさかのぼっていけば分かると思いますが、「のほさん」に勧められてじっくり見た次第。
いやあ、任侠もの面白い。「仁義なき戦い」面白い。
>千葉真一の演技が、一番真実味があったんですよね
これはたしかに言えます。
千葉氏がいないと、この映画はつまらないものになっていたでしょうね。
>トラック野郎の桃次郎の印象がなかったら、健さんと並んだ神的存在になったかもです
これは、私は逆と思っていて、文太兄ぃは桃次郎があるから健さんとは違う存在として光を放っていると考えます。仁義のあと、役柄が違う桃次郎を演っても当時の文太兄ぃの評価は衰えなかった。このことをビートたけし氏は、「ほんとにスゴイ」と思ったそうです。(お笑いのたけしが「戦メリ」をやってても観客はニヤニヤして見ていたことと比べてね。これからたけし氏は夜叉とかに出演して演技者としての役者の幅を広げていくことになります)
>ジャッキー作品で一番好きなのは、ポリスストーリー/香港国際警察です
うわっ。
実は私は「プロジェクトA」の次に、ポリスストーリーが好きなのよん(笑)
>ゆさみんもダイエットの心得があるんですか?
えー、これはねえ。ワタクシ、糖尿病でダイエットせざるを得ない人なのさ(爆)
だから、レビさんが書かれていることは大体知識としては持っています。
ただ、実践が伴っていないだけですが何か?(大笑い)

ハマチニコフさん。どうもです。気持ちは分かりますよ〜。
私の近くにもスターウォーズ大好きな人がいます。
ハマチニコフさんと同じで、今から(っていうか公開が発表されてからずっと)「絶対に観に行く」とことあるごとに私に言ってきます(笑)
レンタル店では「スターウォーズ」コーナーの貸し出し中の割合がだいぶ高くなっているようですね。
私が「マッドマックス」の新作を待ち遠く待っていたのを思い出します。

さて、「プロジェクトA」の前に、こないだ見た「ジュラシック・ワールド」の語りを先にあげますね〜。
【800】

RE:映画について語ろう  評価

ハマチニコフ (2015年10月12日 00時26分)

スターウォーズEP7楽しみ!
新三部作こりゃ待ち遠しい!

もともと、スターウォーズはEP1からEP9までの三部作×3の形でジョージルーカス監督の頭のなかに構成されていました。

が、「もう疲れたから1〜6で終了」的な空気になってファンは生殺しの状態でした。私もその一人。

なので、12月が早く来ないかなーと思っとります(´∀`*)
【799】

RE:映画について語ろう  評価

花氷 (2015年10月11日 16時10分)

皆様こんにちは。
栃木に墓参りに行って来て、さっき帰って来ました。

〇レビさん
基本的に食い物に気を遣う感じですかね?
麺類を減らすのはキツいですねぇ
昼にはもりそば3枚を毎日食べないと気が済まないタチなんですよ。
でも、マジで痩せようと思ったらガマンですね。

ゆさみんもダイエットの心得があるんですか?
物知りな人って魅力的ですよね。
私、解決フェチとでも言いましょうか
わからないことをそのままに出来ない性分でして
初めて知った、わからなかったことがわかった
こう言うのが何よりも快感なんです。
【798】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年10月11日 08時54分)

ゆさみんさん お部屋の皆さん
こんばんわ〜


マッドマックスは何が何でも映画館に見に行くべきだった。
ことあるごとに悔しさが湧き上がってきます。
大画面で見たかった。くぅー。


◆花氷さん
こちらでもこんばんわ

 >減量が苦手じゃない

減量について語ろう、になっちゃいますけど。(苦笑い
多分、ゆさみんさんの方が詳しいと思いますよ。


私は、子供の頃のアレルギー体質、
高校時代の器械体操部での減量、
うつを発症してから未だに続く絶食と過食。


こういう経験から、食事をとらないことで
体重を一気に落とすことができます。
絶食は苦痛でもなんでもないので。
私の場合、3日で2kg、5日で3kgは簡単に落ちます。


ここからは、あくまで、自分流ですが、
3〜4kg体が軽くなると、いくらでも歩けるので、
通勤に加えて、昼休憩時間も歩き回ってカロリーを消費します。


大切なことは、

◎基礎代謝を落とさないために、タンパク質をとる。
 植物性(大豆)か魚類が基本。

◎油分をとことんとらないこと。
 炒め物には日清のヘルシーリセッタを使っています。
 (大好きな天ぷらは週に1回で我慢。)

◎副菜は、豆腐か納豆、野菜、こんにゃく、海藻。
 我慢できない空腹時に、乾燥海藻サラダが役立ちます。
 
◎夜は21時以降に炭水化物をとらない。

◎主食はコメ。パスタ等の麺類は一食分以下。
 インスタントラーメン、お菓子は口にしない。

◎基本は一日二食。一日の摂取カロリーは基礎代謝未満。

◎不足する栄養素や体脂肪を分解するためのビタミンEは
 サプリメントで補給。
 (「DHA・EPA・ビタミンE」、「グルコサミン」を常備。)

◎冷蔵庫にはCaと乳酸菌補給のためのR-1低脂肪を常備。

◎今日はAasahiの「slim up slim」(10日分)を
 購入してきました。
 運動量を増やしながら栄養バランスを整えるためです。

◎体脂肪・内臓脂肪レベル・基礎代謝が測れる体重計。
 私は、朝晩の計測結果をエクセルに記録しています。
 (毎食のカロリー、飲料まで含めて全て記録。)

◎5Fまではエレベーターを使わない。
 両手いっぱいに荷物を持っていても歩いて上る。
 (私の住処は5Fなので、すぐ慣れました。)



減量を始めて半月になりますが、まずまず順調です。

 ・基礎代謝:1750→1670kcal(減らさないことが重要!)
 ・体重  :-5.0kg
 ・体脂肪率:-3.8%
 ・腹囲  :-8.0cm(へそ位置)


バランスよく栄養をとって、苦痛に感じない運動を
続けることが減量の秘訣と思います。
【797】

RE:映画について語ろう  評価

花氷 (2015年10月10日 11時36分)

ゆさみんさん、おはようございます。

ジェイソン主演の映画ですと、冷静とか渋いと言う印象が強い作品が多いですが
アドレナリンは少々異彩を放った作品でしたね。
私は混沌とした雰囲気のデス・レースが好きですね。

私は昭和46年生まれの44歳です。
小中学生の頃は、ジャッキー・チェンブームど真ん中でした。
ブームのきっかけはやはりプロジェクトAでしょうね。
この作品でユン・ピョウが日本にも名前が売れたと言ってもいいと思います。
プロジェクトAでも共演しましたが、やはり七小福3兄弟としての代表作はスパルタンXじゃないでしょうか?
プロジェクトAで小手調べ、スパルタンXで本番、そんな印象があります。
ちなみにジャッキー作品で一番好きなのは、ポリスストーリー/香港国際警察です。

最近ではなかなか映画を観に行く機会がないのですが
ネカフェやDVDなどでよく観てます、そうなると最新作ではないんですが。
話題になると、洋画だとほとんど続編かシリーズ物じゃないですか?
ですが邦画だと、まっさらな単品作品でも話題になるのが多いですもんね。
ま、任侠映画で話題になったのはリバイバル的な『仁義なき戦い』だったのが残念ですが・・・

任侠映画、1970年代が全盛期だと思います。
あの頃の定番主演役者と言ったら、高倉 健・鶴田浩二・菅原文太・千葉真一・松方弘樹あたりでしょう。
健さんと鶴田浩二は、もうすでに神的存在でしたね。
文太兄ィは、トラック野郎の桃次郎の印象がなかったら、健さんと並んだ神的存在になったかもです。
鶴田浩二は、喧嘩のシーンで喧嘩が終わった後にキョトンとした表情をするのが微笑ましくて好きでした。
私はこの中で、千葉真一が一番好きなんです。
千葉真一の演技が、一番真実味があったんですよね。
ヤクザの話ではありますが、正義と悪があるのは今も昔も変わらないところですが
当時のヤクザ映画は正義側が美化され過ぎてて、要はカッコよすぎなんですよね。
そんな中で、千葉真一の演技はしっかり悪い部分も入ってるんですよ。
ヤクザはこうだよなって思わせてくれる、そんな演技です。

〇レビさん
こちらでもこんにちは(^^)/
減量が苦手じゃないと言うことは、過去にボクシングか何かされてたんですか?
私は不健康な方法でしか減量が出来ないので、よかったらご指導をお願いしたいです。
【796】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年10月09日 00時24分)

ゆさみんさん お部屋の皆さん
こんばんわ


映画の話じゃなくて恐縮です。
減量を始めました。
先月に、ゆさみんさんと呑んで、歌って
楽しいひとときを過ごしてきたのですが。

翌日、体重計に乗ってビックリ!
たった半年でこんなに増えたか・・・
不節制、不養生にほどがあるというわけで。
そういえば、歌っている時に、声が出なくなって。
腹筋も衰えていたのか。


俳優さんの話に、
撮影までに、○kg減量して、体脂肪率は一ケタ。
ってあるじゃないですか。

まねをするわけじゃないですけど、
もともと減量は苦手じゃないので、
年末までにはボディを引き締めて、
飲み会に挑みたいと思っています。


追記)ジャッキーチェン
私もシリーズの中でプロジェクトAは大好きです。
ゆさみんさんの解説が待ち遠しいなあ。
【795】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年10月08日 23時23分)

 花氷さん、はじめまして。
 ずいぶん前にいらしていたのに挨拶がおくれてしまい、すみません。
 ワタクシ、別名が「週間ゆさみん」ともうしまして、週に一度来るかどうかというピワド開店休業的存在であります。ふははは(って居直ってどうする)
 おおお。ジェイソン・ステイサム・・・・「トランスポーター」「アドレナリン」で渋くて格好いい存在感をはなっていた方ですね。突き抜けているけどどこか冷静な雰囲気のある独特なアクション俳優というイメージがあります。私は「アドレナリン」が好きですねえ。

>基本的にアクション映画が好きで、子供の頃はジャッキーチェンに憧れたものでした

ということは花氷さん。大体40代か50代といったところでしょうか?(笑)
私と同じ世代でありんすね。
ジャッキー・チェンは大体見ていますが、何と言っても最高傑作は「プロジェクトA」ですね。
そういえばジャッキー・チェンについてはこの部屋で語っていないので、近いうちに取り上げていこうと思いますです。ジャッキーはお笑いとアクションを融合させた功績が大きいですが、やはり「プロジェクトA」は抜きんでていると思います。

>どちらかと言ったら洋画よりも邦画の方が好きです

私もねえ、最近の映画を観ていると洋画より邦画の方が印象に残る作品が多い気がします。
私がここ最近観た映画で良かったなと思ったのが「麦子さんと」です。はい、マイナーですけれど。

>それよりも任侠物が好きで

高倉健氏が亡くなってから彼の作品をよく見ています。「兄弟」「杯」「仁義」ああ昔の作品って良いですよねえ。
【794】

RE:映画について語ろう  評価

花氷 (2015年10月04日 18時53分)

皆様初めまして、花氷(はなごおり)と申します。

語れるほどのものではありませんが、私は俳優のジェイソン・ステイサムのファンで
彼の出演作はだいたい観てます。

基本的にアクション映画が好きで、子供の頃はジャッキーチェンに憧れたものでした。

どちらかと言ったら洋画よりも邦画の方が好きです。
邦画もやはりアクションですが、それよりも任侠物が好きで
邦画になると映画よりはVシネマの方が観ることが多いかも知れませんね。
【793】

スターの直筆サイン  評価

ゆさみん (2015年09月30日 01時12分)

こんばんは。

「マッドマックス 怒りのデスロード」について書いた中に、次のような文を書いた。

嵌まってしまい、主役のトム・ハーディーやニコラス・ホルト、シャーリーズ・セロンの直筆サイン入り写真までネットで購入し、その無駄遣いに対し妻や娘から罵声をあびる日々である(泣き笑い)

基本、私は有名人のサインとかには、あまり興味が無い。
それなりに手に入る機会があれば、まあ嬉しい気はするが、かといって、どうしても欲しいというわけでもない。

まあ、その私が、ネットを覗いてみたら、ここ数年来の大好きな映画の主役や準主役を演じた俳優のサインがそこそこ手が出せる金額で売っていたので「キャー、スゴイ。欲しい〜」と思って買ったわけである。
私がお金を出してサインを買うなんて初めてのことであり、まあ、それだけこの映画が気に入った訳である。


ま、それは置いといて・・・・


ところで、写真つき直筆サインて、皆さん、どれくらいの値段がすると思いますか?

実は、職場で、知人に「マッドマックス」のトム・ハーディーやシャーリーズ・セロンの直筆サインを買ったことを話し、「いくらで買ったと思う?」と、下世話なクイズを出したのであるが、まあ、さまざまな金額をおっしゃる。

5000円くらい?

という人もあれば、

2万円?いや、5万くらい?

ぐっと上がって、

20万くらい?

という人もいる。

う〜〜む。なかなか興味の無い人には、価格の想像がつかないみたいですね。

そこで、有名人のサイン購入という経験をしたので、そういう市場についていろいろとネットを覗いてみた。
そして、いろいろと知ったのですね。

まず、直筆サインは「オートグラフ」という呼び方をされているということ。
その名称は、収集家の方々にはそれなりに知られるようにはなっているけれど、昔はそうした言葉すらもが日本の方々にとっては真新しいものだったということ。
当時は「直筆サインとは極めて高額なもの」という固定観念が日本では一般に根強く存在していた時代でもあり、相場を知らない人に少しでも高く売りつけよう、という悪徳業者がいまだに巷間に溢れていた時代である。
だから、在アメリカの悪質な販売者からの「証明書」の付いた偽物サインを仕入れ、都内の高級ギャラリー等で高額で売り捌いていた。そして、何ら事情を知らない輸入業者がFBIのOperation Bullpen(オペレーションブルペン)により摘発を受けたりしてたということ。

そうした状況をよくするためにオートグラフに関する会員の知識向上を目的とした専門的な非営利団体UACCが誕生したということ。UACCが認定したディーラーはその業界で、それなりに信用のおける団体であるということ。(UACC以外にもオートグラフを扱う団体はいくつかある)

で、ネット上では「当店は○○の認定を受けたショップです」というオートグラフ店がいろいろあり、証明書つきのオートグラフを販売している。

で、これがまた価格がいろいろ違うんですなあ。

試しに、似たような価値のあるオートグラフを見てみる。
私が購入したオートグラフは、既にネットに無い(当たり前だ)ので、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の別の写真にシャーリーズ・セロン直筆サインがついてるのを見たら、例えば楽天では税込み35K以上する。
ううむ、私はそのサンブンノイチ以下で買ったのだが。

それでも、それなりにヒットした映画のスターがたった数秒でチャチャッと書いたサインだ。
高いと思えば、やはり高い。
それなりの価格はするわけで、高いと思うか安いと思うかは、買う人の思い入れ次第という気もする。

まあ、私は多分、お金を出してオートグラフを買うのは、今後無いとは思うけれど、それなりに勉強にはなった経験ではあった。
いやはや。
【792】

冬の華  評価

ゆさみん (2015年09月21日 13時55分)

久しぶりに「冬の華」(1978年)を見た。
WOWOWでも初放送だし、地上波でもここ数十年くらい放送してないのではないかな。
出演は高倉健、北大路欣也、池上季実子、田中邦衛、夏八木勲、小池朝雄、三浦洋一など。
主なスタッフは
監督:降旗康男
脚本:倉本聰
企画:俊藤浩滋、橋本慶一
音楽:クロード・チアリ
など。

ウィキペディアの概要では・・・
横浜を舞台に、高倉健演じる義理堅い昔気質のヤクザが暴力団抗争に巻き込まれていく様子を描いている。キャストは従来の東映ヤクザ映画の常連で固められているが、音楽はクロード・チアリが担当しているほか、クラシック音楽や絵画がストーリーのポイントになっているなど、芸術性を帯びた作風になっており、異色のヤクザ映画である。

まあ、ヤクザ映画にクラシック音楽とか、主役の高倉健が、あしながおじさんとして過去に殺した男の娘の教育費用を出していて、その娘が「おじさま」に会えるのを楽しみにしていて「待ってます。待ってます。待ってます。待ってます。」と手紙のやりとりをしているところがしょっちゅう出ていたりとか・・・・まあ異色やわな。

結局、堅気になろうとする高倉が、義理人情のしがらみから抗争に巻き込まれていくことになっていくのだけれど、ちゃらら〜とかジャーンといった音楽ではなく、クロード・チアリのギターが随所に出てきて、映画全体を従来のヤクザ映画とは雰囲気を異にしている。

倉本聰氏の「北の国から」に通じるセンチメンタリズムが出ていて、ここらへんを「ヤクザ映画をなんちゅうおセンチな映画にしとんねん」と思うか「ヤクザ映画の異色の名作」ととらえるかで評価が分かれるだろう。

まあ、この映画、ぶっちゃけ倉本聰氏のドラマ「北の国から」が好きな人は好きで、嫌いな人は嫌いだろうなあ。

けっこう「北の国から」って嫌いな人はいるよね。


で、話は変わるのだが、ゆさみんは昔は倉本聰氏の作品はあまり好きではなかった。悲劇が登場人物たちに立ちはだかって、それに翻弄されるっていうか、失業したり、逃げ出したり、悔しがったりして、人生って哀しいものだねえ、って感じの作品が多かったから。

それよりは、山田太一氏の「ふぞろいの林檎たち」みたく、酷い状況におかれながらも悩みながら立ち向かっていく登場人物たちを応援しながら見るというドラマが好きだった。

ただ、歳を取ってくると、考えも変わってきて、「どうしようもない運命ってあるよね。哀しいねえ」というのを受け入れるようになってきた。

よって、今ではけっこう「北の国から」もいいなあ、って思えるんだよねえ。

で、久しぶりにみた「冬の華」

前に見た時(たぶん30年くらい前だけど)は、「おセンチなヤクザ映画やねえ」という感じで見ていたけれど「なかなか良いねえ」と思えたよ。

ただ、これは今までのヤクザ映画があってから、光る映画であるとは思う。


うーん。
何というかアニメ「うる星やつら」の「君去りし後」みたいに、ふだんドタバタをやっている中にじーんとくる話をもってくると、印象深く映って「名作」ってなるような感じかな(←たぶん、分かる人しか分からない例えだ)

それに何と言っても・・・・
池上季実子、セーラー服姿がいいねえ(←おいおい)
【791】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年09月13日 14時36分)

リーマン騎士丈さん、どうもです。

>家族
>特に子供たちの前で
>ウルフオブウオールストリートの視聴は危険です

よく分かりました(笑)
いやあ、大変でしたなあ。
私も、家族で見ている時はそういうシーンがあるとすぐに画面を変えます。
で、そういう映画は別室にてじっくりと観ます(爆)

さて、マッドマックスですが、

>ウォーボーイズ太鼓班!www
>もう しびれました
>あの 無駄の極致(だけど必需!)

美術監督のギブソンは言っています。

どんな軍隊にも鼓笛隊がついている。爆音をたてて砂漠を突っ走る暴走軍団は、派手な銃声を響かせているだけでなく、鋼鉄製シャーシの上では武器や道具がはねてガンガン音を立てている。コーマ・ドーフ・ウォリアーは目が見えない。しかし、戦争のテーマを演奏する。メトロ・ノームを思わせるビートを刻み、音楽でウォー・ボーイズの行動をまとめあげる。V8エンジンの咆吼の中ではほとんど何も聞こえないので、ドラム・ワゴンには巨大なPAとスピーカーシステムが搭載されている。

そして、映画では全然触れられていないけれど、コーマ・ドーフ・ウォリアーにはきちんと、なぜ盲目になったか、イモータン・ジョーの配下になってそうなったかというのは裏設定があります。コーマ・ドーフ・ウォリアーの母親はミュージシャンで、彼はかつては幸せな生活を送っていたのだが襲われ拉致されて・・・というふうに。

他に登場する人もちゃんとキャラクター設定が、あるいはコスチューム設定などが綿密に考えられています。

例えば、イモータン・ジョーの妻の部屋に入った時にそこにいた全身入れ墨だらけの老女のミス・ギディ。彼女は、5人の妻たちの生きた教科書であり、家庭教師である。彼女の入れ墨は世界終末戦争以前に起こった歴史上の人物や事件に関するものである・・・とか。

例えば、老女集団の鉄馬の女たち。
「鉄馬の女たちは基本的に身体を完全に覆う服を着ている。この服の一部を大きく広げれば釣り竿で作った枠に張ることで砂漠を旅する時の日よけにもなる。すべてのものにいくつもの用途があるんだ」(ギブソン)

こういった内容が「メイキング・オブ・マッドマックス」には書かれていて、ファンにはたまらない一冊なのですね。

そういえば、ついにブルーレイ(DVD)が来月発売されますねえ。私も早速3D版を予約注文しました。
【790】

RE:映画について語ろう  評価

リーマン騎士丈 (2015年09月11日 01時37分)

そうそう

俺的には
ウォーボーイズ太鼓班!www
もう しびれました

あの 無駄の極致(だけど必需!)
そのための超違法改造鼓笛隊マシン
燃えるーーー
スーパースピーカーシステム搭載で
(www)
荒廃した大地にあますことなく轟け
爆音重低音

ホントにヒャッハー
拳法なき北斗世界

そして セロンちゃんが最後ガッツ隊長と被る
(byベルセルク)

ああ〜また見てえ



追伸です
(家のパソコンからだとこのハンネですm(__)m)

余計なお世話かもしれませんが

家族
特に子供たちの前で
ウルフオブウオールストリートの視聴は危険です

なんせ
御下劣シーンのオンパレードなんで・・・

俺の体験談です

DVDの返却期限も迫っていることに気付き
夕方18:30ぐらいから
娘2人(JkとJC)の前で視聴開始
(なんせ金融ものだと思ってたんでw)

んまあ情操教育的にはとてもお勧め出来ない感じの展開が続く中
嫁が帰宅

開口一番
『なんてひどいもの見せてんの!!!
やめてちょうだい!!!』

しかし主人公は言わずと知れたレオ様
『ほ ほら デカプリオが出てんだからそそそういう映画じゃないんだよ』
『た た たまたまだよ たまたま』

しかし その後も酷い展開が次から次へと延々と続きテレビの前に陣取って見ていた俺は
すっかり 後ろを振り返れない状況にwww

それでも 魔力的に面白い展開に途中で止めることもままならず21:00まで完走

スコッセッシン監督とレオ様は鉄板?

男にはたまんない展開で

レオ様の悪乗りとも思える白熱の演技も伴って

一度見始めたら止められるものではありませんよwww
御注進 御注進
【789】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年09月09日 22時50分)

リーマン騎士翔さん。
はじめまして。
ようこそいらっしゃいました。

>俺 今年のベストはマッドマックスかなぁ
>と思ってたとこだったんですよ

もちろん、私もであります。

>ここで共感されている人がいるのを知り うれしくなり思わず書き込んでしまいました

はっきり言って、ほとんどはネットからの引用でありますが、あの文を読むとそれ以上のコメントが書けなくなってしまって・・・

>あのバカバカしさと疾走感

何が凄いって、一言じゃ言えないけれど、例えば、ドラム・ワゴンの上でバンジー・ジャンプ用の紐に吊されダブルネックのギターを弾きまくる盲目の「コーマ・ドーフ・ウォリアー」などは、ストーリーとは全く関係無いキャラクターだけど、あの存在感は凄かったよねえ。

>まあ 敢えて苦言を呈すなら
>マックスの存在感がやや希薄で
>単なる出来のいい傭兵に成り下がってしまってたような感がしてしまいました

これはねえ、仕方ないのよ。
セロンちゃんが凄すぎるから(爆)

シャーリーズ・セロンについては、次の画像を堪能して下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=_Gyd1o4WRqM
美しい。そして、凄い。うーん、何度見てもいいなあ。
 
品川監督
「Zアイランド」は見ていないけれど、「サンブンノイチ」は良作だと思いましたよ。
品川監督、注目の監督だと思っています。「Zアイランド」を見るのが楽しみだなあ。

「ウルフ オブ ウォールストリート」
録画しているけれど、これも未見。見るのが楽しみになってきました。
【788】

RE:映画について語ろう  評価

リーマン騎士翔 (2015年09月08日 15時32分)

ゆさみんさん お部屋の皆さん はじめまして

見つけてしまいました ここを!

俺 今年のベストはマッドマックスかなぁ

と思ってたとこだったんですよ

まあ 映画の良し悪しは見ているときの自分の精神状態が多分に影響するとは思いますが

マッドマックスは自分が期待していた通りの出来栄えで もうサイッコーでした

最初から最後まで突っ走ってましたね

ここで共感されている人がいるのを知り うれしくなり思わず書き込んでしまいました
(ロムったのは昨晩 現在仕事中www)

あのバカバカしさと疾走感
ギリギリの刹那での命のやりとりの緊張感がホント堪りませんでした

まあ 敢えて苦言を呈すなら
マックスの存在感がやや希薄で
単なる出来のいい傭兵に成り下がってしまってたような感がしてしまいました

まあそれも 脇役であるはずのセロンちゃんの役どころと演技力が秀逸だったがゆえですかね?

全然予備知識なしで観て見終わった後に

凄い女優さんだなぁ 隻腕だから出演チャンスに幅がないだろうけど キット彼女は売れるな

と思ってポスター見たら シャーリーズ セロン!

(はずかしい〜〜〜w)


俺 映画好きではありますが 年間15〜20本ぐらいでしょうか 正直詳しくはありませんwww

ちなみに
まったくレベルはさがりますが
ゾンビ好きの俺としては 品川監督のZアイランドも

この人 映画のとり方わかってるな〜
な感じで 良かったです

あと
この間 DVDでみた 
ウルフ オブ ウォールストリート

これも サイッコ―でした
金融ものと思って見たら
(この時点で 俺バカ)

とにかく ドラッグ 女 そんで電話商法
ファッ○ ○ァック ファ○ク 何回シーンとしてもセリフとしてもでてきたことか

この映画も最初から最後までだれることなく突っ走ってました

理屈抜きに面白かったです

では 仕事に戻ります

マッドマックス共感できてうれしかったです
【787】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年09月06日 15時55分)

こんにちは。

9月に入って、朝夕がだいぶ涼しくなってきました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

相変わらずに仕事と映画と読書に追われている(?)ゆさみんです。
先日、竿を買いました。
秋の夕方、河口あたりでちょっと釣りを楽しみたいなあ、と思って。
さて、どうかなあ。

レビさん。
マッドマックスは子どもは入場不可です(笑)
バイオレンスシーンがあるので。
制作上、R指定にすると興行収入にかなり痛手になるのですが、制作側が「マッド」なシーンを入れてこそのマッドマックスなのだ、とあえてR指定にしたのですね。
このことに、ほとんどのファンは「制作者えらい」と言っております。
ちなみにMHでは7月に上映が終わっていますよ。
さて、今読んでいる本を読み終えたら、次は「死都日本」を読みます。次回の飲み会までに読了したいなあ。
【786】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年08月30日 23時00分)

ゆさみんさん お部屋の皆さん
こんばんわ〜


ゆさみんさん
かみさんの了解をこぎつけました。
来月、飲みに行けるー!(やったね

あんな話やこんな話で盛り上がれます。
(桃色とか、桃色とか、桃色とか)

マッドマックスは子供を連れて見に行きたいですね。
あれっ?
9月初めに終わっちゃうんですかね、まさか・・・ぐはっ



熊楠さん
途中から主人公の黒木さんになりきっていませんでしたか?
私はなりきってました(笑い
もうね、グイグイ引き込まれるんですよ。
(黒木って、宮崎の代表的な姓の一つです。詳しくはゆさみんさんに譲ります)

宮崎の地図も出てくるし。
グーグルアースを見ながら読むと、もっと臨場感があるかもです。
再読の際には、ぜひ。


難しいとは思うけど、映画化してほしいなぁ。
【785】

メイキング・オブ・マッドマックス(1)  評価

ゆさみん (2015年08月30日 15時48分)

「メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロ-ド」
原題は「THE ART OF MAD MAX FURY ROAD」
Abbie Bernstein (著),    矢口 誠 (翻訳)   玄光社


※本の紹介です。

以前、コメントしたが、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」はホントに素晴らしかった。
既に公開は終わっているが、見終わった後も衝撃をひきずってしまう映画である。

嵌まってしまった。

嵌まってしまい、主役のトム・ハーディーやニコラス・ホルト、シャーリーズ・セロンの直筆サイン入り写真までネットで購入し、その無駄遣いに対し妻や娘から罵声をあびる日々である(泣き笑い)

ここ数ヶ月WOWOWなどで映画を観まくりであるが、「いい映画だなあ」という映画はいくらかあるものの「ハマル」まで行く映画は無かった。

この映画がどれだけ凄いかというと、一部の映画ファンの間では、多分、カルトム−ビーといっていいくらいの存在になっていると思われるからだ。

例えば、私は公開3日目くらいに観たのであるが、鑑賞後、映画に感激してチラシ(パンフレット)を購入しようとしたら既に売り切れであった。「おいおい、公開まだわずかじゃん」と思ってネットで見ると定価よりかなり高いプレミア価格になっているではないか。

仕方なく映画のメイキング本「THE ART OF MAD MAX FURY ROAD」(玄光社)をアマゾンで予約注文した。無事にこれはゲット出来たのであるが、出版後すぐに売り切れで、これまた定価の倍くらいの中古価格になっていた。

重版されて現在では、定価の値段くらいにはなっているのであるが、公開当初の熱気というかハマりぐあいが推察できるのではないだろうか。

要するに、映画を観た人が「チラシ買おう。メイキング本買おう」で映画配給会社や出版社が意図した発行部数の分を遙かに上回る分まで買っていったのであろう。

いや、私も、その一人なのであるが、アクション好きで車好きなヒトでかつての「マッドマックス」シリーズ好きな人なら「マッドマックス 怒りのデス・ロード」はたまらない映画である。

私も既にこのトピで紹介しているが、私がネットで、一番共感したYaeko Mana氏の感想を、ちょっと長いがここに転載したい。



「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
シリーズ4作目。まさかと思うほどのシリーズ最狂作品。

1979年の『マッドマックス』1作目から、ジョージ・ミラー監督が続けて手がけてきたシリーズ4作目。ここにきて、まさかと思うほどのシリーズ最狂作品が登場した。

水も石油も尽きかけた世界。一匹狼な男マックス(トム・ハーディ)は、資源を手中に収め、カリスマ性を誇るイモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)に囚われてしまう。しかしジョーの優秀な部下である、女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が突然裏切りを働いた。フュリオサはジョーの若い5人の妻たちと共に脱出し、緑の土地を目指してタンクローラーを走らせる。その車に乗っていたマックスも、否応なく彼女たちに加担する羽目に。だが、ジョーの追手たちは執拗で凶暴だった......。
【784】

メイキング・オブ・マッドマックス(2)  評価

ゆさみん (2015年08月30日 15時47分)

過剰な異形的ビジュアルと、口を開けてボーゼンと見つめるだけになってしまう、圧倒的なカークラッシュ。物語の説明のなさにも驚くが、加速していく映像に、メインの人だけわかりゃいいや!という気分に自然と追い立てられる。大勢の登場人物の相関関係を理解する必要もないし、構成は明瞭な善悪と、簡単な筋書で成り立っている。

イモータン・ジョーの配下には、彼の信者といえる青年たち「ウォー・ボーイズ」がいる。彼らはジョーによって作られた宗教観によって、英雄的な死を望み、苛烈な戦いも厭わない。本作で、おそらく後世まで愛されるであろう「なんてラブリーな日だ!」というセリフを、猛烈な砂塵に車で突っ込みながら、興奮した笑顔で叫ぶニュークス(ニコラス・ホルト)もその一人だ。だが、彼がその後どうなっていくかがとてもドラマティックだし、このニュークスに、繊細な感情の芽生えが起こる瞬間を見届けてほしい。

ウォー・ボーイズは車を運転する以外にも、車両に積まれたとても高いポール(棒)に掴まっている者たちがいたり、バイクでの転倒や、猛スピードで走行中の車から車へ飛び移ったりと、危険なアクションが多い。そのためウォー・ボーイズの役を演じているのは、スタントマンたちそのものである。つまり大量のスタントマンが常時必要であり、だったら主役級以外は吹き替えなしに、スタントマン当人が演じた方が効率の良い状態だったということだ。だから四六時中砂塵が舞い上がるなか、生身の人間が猛スピードの車に掴まって地面スレスレまでのけぞったり、転げ落ちたり、死んでもおかしくないアクションを演じている間に、同時進行で他の場所でクラッシュによる大爆発が起こったりという壮絶な映画になっている。幸いにして撮影中に死者は出なかったとのことだが、本作を見ればそれで終わったなんて奇跡のように思えてしまう。

そして、シャーリーズ・セロンが演じる女戦士フュリオサ。彼女は性奴隷として扱われてきたジョーの妻たちを連れて、自然が残っている土地を目指して旅立つ。もちろん戦士と性奴隷では生きてきた条件が違いすぎて、戦いに際し、フュリオサが他の女全員を守るという強烈な負荷がかかる。それをマックスが自然と補助する関係になっていく。愛や友情じゃなく、戦士としてその場を生き抜くために、二人は共闘することになる。一匹狼のマックスにしてみれば、権力を愛するジョーより、それに反発するフュリオサに共鳴し、手を貸すのも当然の成り行きだろう。

この映画は、後半で見事な転調を見せる。手負いになってからのフュリオサが、徐々に体から生命が薄れていくさまを見せた、シャーリーズ・セロンの鬼気迫る素晴らしさ。いまにも絶えそうな命の炎を、意志の力で必死に保ちながら、息がある限り他の女たちを守り続けようとする、肉体が虚ろになりかけて逆に心が現れるまなざし。フュリオサが涙の滲む目でマックスと見交わし、緑の土地へ行けない嘆きと同時に後を託すと訴えるような、無言ながら悲愴なあの目が、今もまぶたに焼き付いて離れない。

砂漠が陣地の、熟女から老女のアマゾネス集団で結成されている、原住民ファッションの「鉄馬の女たち」も、この映画を女のアクションとして補完する。老女がライフルをぶっ放す姿は、昔から映画でカッコイイものとして度々描かれてきたが、本作ではより踏み込んだ男女の平等さに進む。それは、か弱いと思われてきた者がそれをかなぐり捨てるとき、命をみずから危険に晒す覚悟を決めるということだ。そしてウォー・ボーイズは彼ら自身が「英雄の仲間入りをしたい」という欲望で特攻するが、マックスやフュリオサ、「鉄馬の女たち」は違う。彼らが自分の倫理や生き抜くことの大事さを知りながら、「誰かのために命を賭ける」意志は、見る者にもその命の重みを強烈に訴えかけてくる。
【783】

メイキング・オブ・マッドマックス(3)  評価

ゆさみん (2015年08月30日 15時57分)

この映画は2時間、砂漠で強烈なカーアクションのスペクタクルが続く。車が大破し、猛スピードの車から人が転がり落ちて一瞬にして見えなくなる。爆音と炎とスピードの強烈な刺激で、頭は途中から完全に麻痺状態になる。なのに、凄まじい映像を呆気にとられて見ている最中に、突然「誰かの志に同調して、みずからの命を賭して戦う」物語が現れる。人の命の重みに違いはないはずなのに、初めて見る異様なカークラッシュの光景で痺れた脳に、この犠牲的精神が車以上の猛スピードで抉るように刺さってくるから、不意を突かれるのだ。

そのために、こんな過激で目に鮮やかな映画を見ながら泣いてしまった。全編を彩る過激なアクションの面白さからもっとも遠い、死を悼む気持ちに囚われて。それも、誰かの死の描写に立ち会い涙をこぼしている間に、加速する映画はまた次の尊い死を迎え、猛スピードでそこからも走り去る。もう、泣き止む間がなくて本当に困った。

改造車もすべてかっこいい。本編中では名前が呼ばれないこの車たちにも、すべてスペシャルな正式名が付けられている。他にも、赤い衣装でギターから火炎放射しているドゥーフ・ウォリアーをはじめとする、ゴージャスな悪役たち。本編中では名前を呼ばれないキャラや車が多いので、それらを確認するため、あとから資料を読み漁るのも楽しい。おまけに、これまでの「マッドマックス」シリーズ以上に情動もかき乱される。とにかくこの数年で出会った中でも、もっとも熱狂せずにいられない映画なのだ。だから映画を見ているあいだ中、痛切なほど思わずにいられなかった。「わたしもフューリーロードで死にたい!」


いかがであろう。
多分、私の文章より、この映画の凄さが分かるのでないか。

でも、それでも観ていない人には、この熱狂ぶりはわかりにくいと思う。

とにかく見なさい。見ないとこの映画の凄さは絶対に分からないから。

私は、知人に猛アピールして勧めまくっているのであるが、いまひとつ伝わらない。そりゃそうだ、どこがいいとかはストレートになかなか言えないのである。結局は見てもらうしかないという結論に落ち着くのである。ああ、もどかしい。

で、この本の紹介にもどるのであるが、この映画の凄さがこの本を読む事によりよく分かるのである。

たとえば、この映画の作り方が他の映画とは違うのである。
普通の映画は、脚本があって、それをもとにコンテを切って、演出する流れである。
ところが、この映画ではまずヴィジュアルが優先され、映画のストーリーボードやコンセプト・アートが脚本と同時執筆で進行されている。ストーリーボードやコンセプト・アートを何枚も書いて、スタッフがディスカッションを重ね、脚本が作られていたという。

とまあ、あっさりこう書いているが、この映画には10年以上の製作期間があるわけで、その準備やるやハンパではない。ストーリーは単純であるが、そこに生きる登場人物や車や設定は練りに練られている。

「THE ART OF MAD MAX FURY ROAD」はそんな制作者たちの愛と情熱が詳しく描かれている。監督や製作に関係する人々の思いがぎっしり詰まったメイキング本の究極ともいえる本である。
映画を観たら、ぜひ手に入る今のうちに買いましょう(笑)

※今、アマゾンでカスタマーレビューを確認した。当然ながら平均☆5つの評価である。アマゾンで☆5つってあんまりないぜ。
【782】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年08月30日 15時55分)

こんにちは。

レビさん、どうもです。
詳しい解説ありがとうございます。
さすが、専門家。
9月の飲み会はもちろんウエルカムです(笑)
地震や火山のことなどみついてもぜひ語りましょう。

熊楠さん。
死都日本、読むのが楽しみになってきました。
詳しくは、唄と本部屋にて。

※今日が「生頼範義展2」の最終日。
次は来年の冬かあ。楽しみに待っておきましょ。
【781】

死都日本  評価

熊楠 (2015年08月30日 07時00分)

おはようございます。

死都日本。読み終わりました。

文句なしに面白かった。

説得力と描写力が凄い。
物語の世界に、一気に引き込まれますね
リサーチ大変だったろうなぁ

読んでいると、火山爆発が起きるのはすでに事実。
そんな中で、気になったのが、『用意してくれているの?』って事です。

作品の中では、菅原首相をはじめに対策委員会があり
準備がしっかりされていますが、安倍さん、大丈夫?
あの対策があってあの結果ですから。無いとなると。

ハード的な用意はもちろんの事、『神の手』のようなソフト的な対応策もないんだろうなぁ。

西ノ島が出来たり、箱根や桜島の噴火もこの小説を読んで聞くのと
読まずに聞くのでは受け取り方は全く違いますよね。

川内原発は本当に大丈夫なんでしょうか?

タイムスリップするなら、歴史の教科書を
火山噴火が起きたら、絶対この本を手にもって逃げますね。

小説としても文句なく面白い。再読、間違いなしの一冊です。
【779】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年08月25日 06時01分)

おはようございます。

火山と原発。
熊楠さんへのレスとして書きましたが、
トピの趣旨からかけ離れているので、スレを分けました。


加久藤(かくとう)カルデラを含む広い地域が、物語では噴火の母体となっています。
この加久藤カルデラは今から約30万年前に活動したと言われています。


ちなみに、阿蘇火山ですが。
大きな噴火のサイクルが4回(一説では5回)ありまして。
一番古いものは加久藤とほぼ同じ、今から27万年前とされています。
こんな大噴火サイクルを経て、今も活動しています。



では、加久藤火山は、今、何をしているのでしょうか?
これが物語の着想であり、熊楠さんが不思議に思われた川内原発の今にもつながります。

  火山活動を終えたのか?

さて。
活火山、休火山、死火山という言葉を聞いたことはありますか?

  活火山は、現在、活動(噴火が代表)している火山。
  休火山や死火山は、稼働していない火山。

私は子供の頃に、理科の授業でこのように習いました。



しかしながら、現在は、気象庁のHPにもあるように、
休火山と死火山を認めないとの見解を出しています。
有史以降とされる2000年程度の時間では、定義できないということです。

地質時代は、地球誕生とされる46億年前から始まっていますから、
2000年は地質学にとって、極めて小さなタイムスケール(時間軸)でしかないのです。

活断層の定義も似たようなものです。
機会があれば書き込みますが、
これも人間がある目的に沿うように、定義したものです。
具体的には、原発を作る。
(もちろん、本来の学術的な定義もあります。)


人が生きる50年や100年単位でのデザインを決める
土木工学・建築工学の分野に、
全くタイムスケールの意識が異なる地質学や
応用物理学(核物理)の概念を
持ち込まざるを得なかった故に生じたひずみなのです。


互いの理解のすり合わせが如何に困難で、
すり合わせの結果を公表するにあたり、どれだけ苦労したことでしょう。
そのひずみが、福島をはじめとする各所で現れ始めています。
(少々言い過ぎの感がありますけど)


以下は、私個人の意見です。

原子力と土木工学と地質学を同じ時間軸でまとめるためには、
もっと理解を深めるための検証を繰り返す必要があったはず。

それをおろそかにした結果が、今であり、
おろそかにした時間を取り返す努力が求められているはずです。
またしても、その努力を軽くいなそうとすることは
決して許されない愚かな行為だと思っています。


今がセーフであれば良ければよい。結果オーライであれば良い。
自分たちが責任を問われる期間に問題が起きなければ良い。

果たして。
自分たちの次の世代に、その思想を本当に胸を張って伝えることができるのか?
モラル、人の心を取り戻す大切な時期にあると私は思っています。
【778】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年08月25日 01時24分)

こんばんは。

本日、私が好きな作家の冲方丁(うぶかたとう)氏が妻へのDVで逮捕されたとのニュースが出ていてビックリであります。
いやはや、まさかのニュース。まあ、逮捕ということはほぼ事実であろうと思われますが、あれだけの小説や映像作家としてマルチな才能を持っていた氏がそんなことをしていたとは、唖然であります。

熊楠さん。
「ヤメゴク」大島優子ファンとしては当然見ております(笑)
前髪が顔半分隠して下からギロッと睨めつける姿がカッコ良かったなあ。
遠藤氏は「民王」での演技は素晴らしいね。全然おバカな息子が入れ替わるのが違和感ないもの。池井戸さん、こんな話も書くんだ。
「宇宙人ポール」は未見。多分まだWOWOWでは放送していないよなあ。
こういうおバカな映画、好きですよ。

レビさん、どもです。
「死都日本」
私もアマゾンにて購入しましたよ。
娘にほらと見せたら、至る所に聞き覚えのある地名が出てきて「うわ〜すごい。こんな小説があるんだ」とビックリしていました。
たしかにこれだけ地元が出てくるパニック小説もないでしょうねえ。
ちょっと読むのは後になるかもですが、しっかりと読みたいですね。熊楠さんの感想も楽しみ♪

さて、昨日は「生頼範義展2」を見に妻といっしょに行ってきました。私が見るのは3度目であり、息子さんで私と同級生のオーライタロー氏のギャラリートークを妻にも聞かせたく三たびの観覧でありました。いやあ、何度見てもいいなあ。
レビさん、見られたかな?

来年の冬には「生頼範義展3」もあるそうで、今から待ち遠しいゆさみんであります。
【776】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年08月24日 22時35分)

こんばんわ〜
ゆさみんさん ご無沙汰です。2か月振りくらいでしょうか(汗

精力的に行動されていますね。私は苦手です。


ああだこうださん はじめまして
「宮城事件」・・・私も「みやぎじけん」と読んだ一人ですw

ゆさみんさんのリアル呑み友のレビと申します。
今後ともよろしくです。
【775】

死都日本  評価

熊楠 (2015年08月24日 19時08分)

レビさん

熊楠です。
ご紹介いただいた『死都日本』読み始めました。
面白いですねぇ〜。
まだ、爆発が起きたところ位ですが。1/3位ですかね?
まだこの先、400ページどんな展開が待っているのか?

ドキドキで楽しみです。

読んでいて、ふと気になったのが、川内原発。
いち早く稼働開始しましたけど、本当に大丈夫?って事ですよね。

地震だけじゃなく、果たしてこの手の災害は想定しているでしょうか。

関東に住んでいると火山の爆発って本当に現実味が無かったですが
最近、箱根もなんだか騒がしく本当に心配になりますよね。

何にしても、ご紹介いただかなければ、おそらく読まなかっただろう作品でした。
紹介いただき、ありがとうございました。

読破したら感想書きますね。

では
【774】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年08月18日 12時51分)

ゆさみんさん

おはようございます。

>横浜駅の東側にあるスカイスパというカプセルホテルであります。
スカイビルにあるんですね。知らなかったなぁ。
ネットで見たら綺麗な施設でビックリです。
まぁ横浜から家までタクシーでも3000円位なので泊まることは無いでしょうが^^;)

確かにここで飲み食いしたら結構な値段になりそうですね。
東口は余りないけど、西口に行くと大衆的な居酒屋が多いんですけどね。

この休みに見たのが、会社の同僚に借りた『宇宙人ポール』

面白かった。UFOオタクのSF作家とイラストレータが本物の宇宙人に出会い・・・・
って内容なんですが、宇宙人のポールが良い味だしてるんですよ。

もう一つが、テレビドラマの『ヤメゴク』を全話見ました。
大島優子、良かったですよ。結構楽しめました。
ただ一点、遠藤憲一のイメージが今見ている民王のそれと違ってちょっと違和感が。

やっぱり役者さんて凄いですよね。

毎日暑い日が続きますが、秋はもうすぐでしょう。
お互い、健康に気をつけて残り少ない夏を乗り過ごしましょう。
【773】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年08月17日 00時28分)

ああだこうださん。
ようこそいらっしゃいました。

>宮城事件

「きゅうじょう事件」でなく、「皇居占拠事件」とでもネーミングされれば、知名度はもっと上がったかもしれませんね。

NHKのドラマは残念ながら見ておりません。いつか再放送でもされるかなあ。

>軍国主義、忠誠心たるや恐るべしです

ホントにそうですね。今考えると狂気の沙汰のような判断がなされているように感じますが、当事者はそれが正義だったのですから。
判断を下したヒトが「狂 人」ではなくそれぞれ日本のことを思ってしたことなので、宮城事件をとりまく出来事には、やるせなさが強く残ります。

>戦中戦後史は、高校の日本史でも駆け足で過ぎ、この事件など全く記述されていなかったはず。
>5,60代の年輩者でも、知っている人はごくわずかのはずです。

だからこそ、再びこういったことが起こらないように、この事件を知らしめる意味でこの映画の公開はいいことであると思います。

>戦争は、一個人で起こすものではないが、実際に戦うのは一個人なんですよね。
>いい戦争というものはない、とだれか言ってましたが、その通りかと

激しく同意であります。

※「アメリカンスナイパー」はまだ見ておりません。イーストウッド監督の映画にハズレはないので見るのが楽しみです。
【772】

RE:映画について語ろう  評価

ああだこうだ (2015年08月16日 10時15分)

ゆさみんさん、こんにちは

こちらのお部屋は、お初ですかね。お邪魔します。

この「宮城事件」に関するドラマ、NHKで放送されてました。高橋一生が少佐役で力演してましたね。
これ、「みやぎじけん」と読みたくなりますが、そう読んだ一人ですw

戦中戦後史は、高校の日本史でも駆け足で過ぎ、この事件など全く記述されていなかったはず。
5,60代の年輩者でも、知っている人はごくわずかのはずです。

安倍の言いなりになったNHKが、一体どういう視点でこのドラマを制作したか、ちょっと興味があり、後半は見ました。
まあ、簡単に言えば中立的立場で、こういう事実があり、いろいろな思いがあったということでしょうか。

太平洋戦争に突っ走ったこと自体、軍の暴走と多くの人が考えていると思うのですが、当然のごとく敗色濃厚(いや絶対)となり、
ドイツもイタリヤも降伏した後、なぜ日本は戦い続ける必要があるのか。?誰がその必要性を感じていたか?

ポツダム宣言は7月末に提示されていたわけだし、その時受諾していればヒロシマ・ナガサキはなかったはず。
それを本土で玉砕も辞せずという無茶苦茶な判断を下したのは、やはり軍とその追従者(岸伸介もいたはず)です。
そのうえに、この陰謀ですからね。軍国主義、忠誠心たるや恐るべしです。


このお盆休みに、「アメリカン・スナイパー」を見ましたが、9.11後の対テロムード盛り上がりの中で、イラク戦争に突入
為政者の間違った判断のあと、実際に付けを払わされるのは、一兵卒、市民など一般人であり、戦争にかかわって不幸にならない人はいないと断言できます。

映画は、淡々と戦争の進行を描いていきますが、典型的なアメリカ的正義感に燃える一人が、伝説の人となり、やがて崩壊していく様を語ります。
戦争は、一個人で起こすものではないが、実際に戦うのは一個人なんですよね。
いい戦争というものはない、とだれか言ってましたが、その通りかと


では
【771】

日本の一番長い日(2015年)  評価

ゆさみん (2015年08月13日 01時43分)

日本のいちばん長い日(THE EMPEROR IN AUGUST 2015年) 

監督・脚本 原田眞人 
原作 半藤一利 
出演者 役所広司
    本木雅弘 他

先日、妻と二人で観に行った。
1964年版の岡本喜八監督作品に感銘を覚えていたので、どちらかというとちょっと不安の方が大きいかった。

が、途中で、ああ、これって1964年版のリメイクというわけじゃないんだ。半藤一利氏の原作を原田監督のフィルターを通して描いた作品ということに気づいた。
1964年版は「1945年(昭和20年)8月14日の正午から宮城事件、そして国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を描いている」けれど
今回の作品は宮城事件にいたるまでの流れが描かれているのと阿南陸軍大臣と天皇の関係にスポットを当てて描いている。
それは英語タイトルが「Japan's longest day」ではなく、「THE EMPEROR IN AUGUST」であることからもうかがえる。

この映画を見たジャーナリスト立花隆氏は「文藝春秋」2015年9月号にこう書いている。
「現場の映画制作者達のほぼ全員が、戦争を知らない世代であることを知り、大丈夫かいなと思いつつ見た。部分部分で努力の跡は認めるものの全体としてはイマイチだった」
私もそう思った。
立花氏はジャーナリストとしての目で見ていてそう思ったのだろうが、私は映画としての出来としてそう思った。
例えば、映画としてのリアリティ。1964年版のこだわりは映画の内容に直接関係が無い「登場人物にまとわりつく汗の表現」に表れているように思う。
今回の映画は、昨今の戦争映画に見られるようにきれいな(あるいは、きれいすぎる)軍服姿でドラマは進行し汗の表現などは見られない。
では、何が映画の核か?
それが私には感じられなかった。映画から迸るようなものを感じなかった。

とはいえ・・・

前作と比べてはいけないと思いつつ、どうしても前作と比べてしまうので、妻に「どうだった?」と訊いてみた。
ちなみに、妻は岡本監督版を見ていないし宮城事件も知らないヒトである。
「う〜ん」
しばらくの思案のあと・・・
「昔の人は大変だったんだなあと思って・・・」
???
「どういうこと?」と私。
「誰が悪いんでもない、それぞれの人が日本のためを思ってしたことでああいう悲劇があったんだと思うと、みんな可哀相だな・・・と思って・・・」
ということだそうである。
なるほど。

立花氏はこう述べる。
「日本という国家はあそこ(註 御前会議のこと)で完全に生まれ変わったのである。天皇制も生まれ変わったのである。明治憲法国家はある意味あそこで滅び、昭和憲法国家への移行があの御前会議の御聖断とともにはじまっている。現代日本の出発点はすべてあの御前会議での天皇の決断とともにある」

こういう事件があったと知らしめる意味ではこの映画が公開される意味もあろうかと思う。

映画が終わってから、高校生が男子二人連れで来ているのを見た。
娯楽映画があふれている中において、よくぞこの映画を選んでくれたと嬉しくなった。
まだまだ、この国もすてたものではない。
【770】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年08月13日 00時46分)

熊楠さん、どうもです。

>横浜来てたんですね。横浜はどの辺に泊まったんですか?
>結構ハードなスケジュールで動いたようで。

横浜駅の東側にあるスカイスパというカプセルホテルであります。
プレミアムルームという、一応部屋の形態をとっているちょっと上等な(?)カプセルルームにて一泊4.6K。リーズナブルながらもそこで飲み食いしたらそれなりのお値段に・・・
まあ、山梨あたりには行く機会もないと思われますので、最初で最後と思ってがんばりましたです。
しかし、いっしょに行った人たちって私より年上の方がほとんどで第二の人生を謳歌しているような人ばかり。いやはや、みなさんお元気です。

>『ふるさと銀河線』読みました。良かったなぁ〜。
>ムシヤシナイが良かったですね。

でしょでしょ。

>幸福が遠すぎたら という寺山修二の詩
>さよならだけが人生ならば

ラストの二行のフレーズが効いていますよね。

>みおつくし 行きますか。面白いですよ。楽しんでくださいね!!

もちろん、面白いのは分かっています(笑)

問題は私のモチベーションとひねり出す時間の兼ね合いであります(苦笑)
【769】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年08月12日 06時00分)

ゆさみんさん

おはようございます。

横浜来てたんですね。横浜はどの辺に泊まったんですか?
結構ハードなスケジュールで動いたようで。

お元気ですねぇ。

>映画「春を背負って」についてはこの部屋の【744】にコメントしております。

そうでしたね。これ読んでてどこかに記憶していたんだと思います。

『ふるさと銀河線』読みました。良かったなぁ〜。

ムシヤシナイが良かったですね。
幸福が遠すぎたら という寺山修二の詩は
さよならだけが人生ならば、のフレーズは知っていたのですが
全部を読んだのは初めてでしたが、良いですねぇ。

みおつくし 行きますか。面白いですよ。楽しんでくださいね!!

今日から休みの予定だったのに、急な仕事で出勤です。面倒くさぁ〜い
【768】

クラッシャージョウ12「美神の狂宴」  評価

ゆさみん (2015年08月09日 23時40分)

こんばんは。
今回も本の紹介です。

クラッシャージョウシリーズ12
「美神の狂宴」(高千穂遙・著 ハヤカワ文庫)

「クラッシャージョウ」といってどれだけの人が理解できるかどうか。
いやあ、1980年前後のSFファンならば、知らない人はいないであろうかというスペースオペラ小説であります。
ううう・・・スペースオペラという言葉自体がもう隔世の感がある言葉じゃないのかなあ。簡単にいうと「宇宙を舞台とした冒険活劇」で、まあ、スター・ウォーズみたいな小説であります。

時代としては・・・「マクロス」とか「ナウシカ」とかが人気だった頃。
スペオペ(スペースオペラ)といえば「キャプテンフーチャー」や「ペリー・ローダン」シリーズなど西欧諸国の作品が主だった中に、日本製スペースオペラとして突如颯爽と登場したシリーズでした。
登場した頃は作者も無名、発表もジュブナイルを中心としたソノラマ文庫というマイナーなところでありながら、作品の面白さに中・高校生を中心に大ヒットとなり、ついには挿絵を担当している安彦良和氏の監督のもとでアニメ映画にもなったとういう小説であります。

今、書いていて思うのでありますが、小説が大ヒットして、それがアニメ化されるという流れはこの作品以前には無かったのではないでしょうか?
小説→映画化はよくあるが大抵は実写化であります。しかし、小説がいきなりアニメ化というパターンは「銀河英雄伝説」とかいくつかあるものの(これもマンガ化がありきですからねえ)いきなり映画化とは非情に珍しいと思います。

まあ、それはともかく、作者はこの後「ダーティペア」シリーズなどの大ヒットを飛ばし、ベストセラーランキングの常連となります。

ああ、しかし、悲しいことに作者のあまりの遅筆に作品は過去のものとなります。シリーズは数年間に1冊書かれるようになる(でもシリーズ7作目の「美しき魔王」などは出版の予告が出て出版されるまで7年くらいかかっていたと思う)けれど、残念ながら往年のドキドキは薄れ、ファンも離れて、晩年の平井和正氏のような状態になっているといったら言い過ぎでしょうか。

その一時代を築いたクラッシャージョウシリーズの新作が「美神の狂宴」であります。

期待をあまりしないまま、昔のファンのよしみで買った小説でありましたが・・・・
いやあ、これが面白い。

ジョージ・ミラー監督の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ではないけれど、往年のクラッシャージョウを思わせるドキドキハラハラのスペオペでありました。
マッドマックスもそうですが、見ている(読んでいる)時間、その世界に浸って興奮しまくりであれば、いいのであります。

テーマとかそんなのは関係なし。だって、スターウォーズにそんなの求めませんよね?
小説世界にどっぷり浸かって楽しむことができれば、それがスペオペの一番の勲章。

今回のクラッシャージョウシリーズ。
堪能いたしました。

高千穂氏、がんばれー♪
【767】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年08月05日 23時50分)

 みなさん、こんばんは。
 いやー、疲れています。子どもが夏休みに入っての週末7月25・26日は週末に家族旅行で長崎港まつりで花火大会&翌日のハウステンボス観光。7月29日からは長野県は松本市に出張、出張の合間に松本城などを観光し、出張後の8月1日と2日は横浜のホテルに宿泊し、山梨県の滝巡りツアーに参加。長崎のグラバー邸も暑かった。松本城も暑かった。滝巡りは横浜より片道バス3時間、バスが通らない山道をバンで20分走り、アンド1時間かけての山道歩き、山ヒルの恐怖におびえつつ汗がだらだら流れる中、東日本で一番落差のある「精進の滝」を見るという、修行のようなツアーでありました。もう死んでいます。
 でも、長崎のカステラと信州そば&おやきと信州味噌で焼いたせんべい山梨の桃と東京ばな奈などを食べて、体重はちょっと太ったような・・・うーむ、疲れているのに太るというこりゃいかん状態であります。
 しばらく家を留守にしていたため、録り溜めていた映画がたまっており、再び映画を見なくっちゃ。自宅で。
 映画館に行ってまで観たい映画は自分としては「マッドマックス 怒りのデス・ロード」に満足しているので、気になる映画としてリメイクの「日本の一番長い日」くらいかなあ。妻と二人でカップルデーで観に行こうかな?

 熊楠さん、どうもです。映画「春を背負って」についてはこの部屋の【744】にコメントしております。いい映画ですよん。
 「ふるさと銀河線」買われたみたいですね。ていうか、多分もう読了されているはず。感想を楽しみにしています。もうちょっとしたら「みおつくし」チャレンジしていこうと思います。
【766】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年08月01日 05時27分)

ゆさみんさん

おはようございます。

「ふるさと銀河線」
文庫になっていたんですね。

高田 郁ファンの私としては見過ごすわけには行きませんねぇ〜(笑)

ありがとうございます。
早速購入しますね。

最近、久しぶりに景山民夫氏を読んでいるんですよ。
好きで10冊以上持っているんですよ。
ここを一通り行ってからですかね。

少し前に、笹本稜平氏の『春を背負って』を読みました。
これ確か映画化されていましたよね。

還るべき場所とは違ったテイストですが面白かったですよ。

高田郁さん気に入ってくれているようですから
そろそろ『みおつくし料理帖』いかれてはどうですか?

シリーズ一気に読めるなんて幸せ。
教えてもらった陰陽師の一気読みが出来た幸せのお返しに^^:)是非。
【765】

ふるさと銀河線  評価

ゆさみん (2015年07月29日 00時00分)

※今回は本の紹介です。

「ふるさと銀河線」(高田 郁・著  双葉文庫)

久々に、本を読んで落涙するという経験をした。
最近では「あい 永遠にあり」(高田 郁・著)以来である。

って、あれ?
こういう書き方前にもしたような・・・
あっ
「あい 永遠にあり」をコメントした時だ。

氏は「みおつくし料理帖」シリーズをはじめ時代劇を主に書いている作家であるが、本屋で「初めて現代の家族を描いた感動の短編集」とあったので、手に取って購入した次第。
読み始めて、数分後に切なくなり、数分後に目頭がじ〜んと熱くなる。そして読了後はさわやかな読後感が残る。

いや〜、現代物でも素晴らしい話を書くな〜。
       
あとがきによると、氏がマンガ原作者として活躍していたころ(川富士立夏・名義)に集英社の「YOU」に連載していたマンガ原作のいくつかを小説化したものであるという。
副題(?)に「軌道春秋」とあり、登場人物のそれぞれの人生の機微を鉄道にまつわらせて紡いだ話である。

重松清氏とか、浅田次郎氏とか短編の名手は多々いるが、それらの作家に比しても優るとも劣らない短編集だと思う。登場人物の哀しい運命に時には切実に一生懸命に、時には不器用に歯を食いしばって立ち向かう姿をやさしいまなざしで描いている。

あとがきより抜粋する。

「生きにくい時代です。辛いこと哀しいことが多く、幸福は遠すぎて、明日に希望を見いだすことも難しいかも知れない。それでも、遠い遠い先にある幸福を信じていたいーそんな想いを、本編の登場人物たちに託しました。
今を生きるあなたにとって、この本が少しでも慰めになれば、と願います。
あなたの明日に、優しい風が吹きますように。」

素晴らしい小説集だ。この本も氏のこれまでの著作と同じく人間への愛情あふれる一冊である。
【764】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年07月20日 23時05分)

熊楠さん、どうもです。

え〜と、相変わらず映画モードになってしまい、本は月に2〜3冊ペースでしか読んでいないので、ネタが無いためお部屋になかなか行かず、失礼しております。

映画は週に10本くらいのペースでみております。
ということは月に40本くらい見ていますね〜。
それでも知らない映画はまだまだ多く、追いつかないですねえ。1日が40時間くらいあったらいいのに(笑)

>私も2作目が良かったですね。より哀しみが漂っていて。

そうそう、エンタメながら、ちょっと哀しみが漂う映画っていいですよね。
悲しい結末で終わるのは論外だけど、笑いの陰にある哀しみは、キャラの奥深さにつながります。
作品世界を壊さない程度の哀しみの味付けがなされている映画って(そのさじ加減も難しいとは思いますが)好きですねえ。
【763】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年07月20日 22時50分)

こんばんは。

いや〜、週間ゆさみんとしてはこの1週間におふたりもいらっしゃって、ありがたいことであります。

レビさん。
いや〜、楽しかったのんかたでした。
実は、あのカラオケの夜が忘れられず、連休最後の今日は知人と二人で(男だよ、もちろん)昼間からアルコール買い込んで、近所のカラオケボックスに行き、3時間歌いっぱなしでした。UFO戦士ダイアポロンもしっかり歌ってきました。あと、仮面ライダーアマゾンとか、サイボーグ009の「誰がために」とか「ハーロック」とか・・・いやあ、しかし、楽しいけどあれだね・・・昼間から酔っ払っていると午後は寝込むしかないですね。至福の時間ではありますが・・・

>石黒 耀(いしぐろ あきら)の「死都日本」

未読なので私も近いうち読んでみますね。

>「生範範義おおらいのりよし展II 記憶の回廊」
>息子さんが同級生って、聞いたような聞かなかったような?

これは言っていないかな?
知人の父親だから「行っておくれ」というと紹介する意味合いも違ってきますので、あえて言わなかったかな?
ていうか、今回35年ぶりに逢ったので、知人というのも遠すぎるかな?と思ってしまった。
でも、お互い懐かしかったですねえ。

さて、実は、今回の展示会がはじまった週末に「生範範義のルーツをたどるツアー」なるものがあって、ワタクシ、夫婦で参加してきましたのであります。
これは、氏の一番の大作(300号)で「破壊される人間」という絵があるのだけれど、これはあまりに大きすぎて展示会では搬入不可能であるので、展示されている鹿児島の「川内歴史資料館」に日帰りで行くツアーであって、要するに単に1枚の絵を見るためだけに片道3時間をかけて見に行ってきたのですね。
まあ、それだけのツアーであるのだけれど、ウルトラマンとかのイラストで有名な開田裕治氏夫妻なども参加され、一枚の絵をじっくり見てきたのであります。参加した方は満足されていましたよ。

ちなみに開田氏がどんな絵を描いているかというと・・・
↓ここを観て下さい。
http://matome.naver.jp/odai/2134513743119756601

他にもたった1枚の絵を見るためだけに岩手くんだりから来られていたり、ディープなファンも参加しておりました。

ところで、あまりにそれだけではつまらないので途中で霧島神宮に参拝したりしたのだけれど、息子のオーライタロー氏は何と参拝は初めてであるそうな・・・
「え・・どうして?」
ときいたら、
「だって父はいつも絵を描いていたから、家族で遊びに行くことなんて1年に1〜2回あるかないか・・・しかも、それも県内だけだし」
とな。氏にとっては隣県との境にある場所でさえ、車で何時間もかけて家族サービスする時間も無かったのであろう。
ちょっとしたエピソードであるが、生頼氏の人となりを知るエピソードといえるかもですねえ。

ちなみにそのツアーについては、
↓ここに出ております。ちょっと下にたどっていって下さい。
https://www.facebook.com/noriyoshiohrai

さて、レビさん、私の姿がわかるかな?(笑)
【762】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年07月19日 12時05分)

レビさん

こんにちは。

>(私の家もゆさみんさんの家も火砕流に包まれて燃え上がりますw)

地元出てくると読んでて盛り上がりますよね。(私だけかなぁ?)
火砕流に包まれちゃうのは、どうかと思いますが(笑)

シンポジウムが開催されるっていうのも凄いですね。
リアリティー凄そうですね。

メモリました。近々読んでみますね。
【761】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年07月19日 00時48分)

こんばんわ


熊楠さん レスありがとうございました。


石黒曜氏は、私の現在の地元、宮崎の大学出身で、本業はお医者さんです。
学生時代は火山地質に興味を持って、鹿児島を巡っておられたようです。


処女作の「死都日本」は火山地質学者が顔負けの、
リアリティ豊かな描写が繰り広げられていまして。
少年マガジンで漫画化もされました。


なにせ、地元の宮崎が霧島火山の大噴火による火砕流に襲われて、
埋もれてしまうという大変ショッキングな内容でして。
(私の家もゆさみんさんの家も火砕流に包まれて燃え上がりますw)


主人公の大学の先生も、
「あれ?もしかして宮崎大学のあの先生をモデルにしてるんじゃないの?」
なんて考えさせてもらえる地元ならではの楽しみがありました。


ちなみに、この本が出版されて2年後の平成16年秋に、
火山学会が「死都日本」を評価して、
「南九州の火山防災を考える」というシンポジウムが宮崎で開催されました。
以降も、静岡などでシンポジウムが開催されるきっかけとなりました。

それほどまでに、リアリティーあふれる内容だったのです。
私の中では、小松左京氏の「日本沈没」に勝るとも劣らる、
近年まれにみるサイエンスフィクションに位置づけられています。


ちなみに。
二作目の「震災列島」は東海・東南海地震をテーマにしています。
残念ながら、物語(復讐劇)の要素が強すぎて、処女作に比べて評価がガタンと落ちます。
【760】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年07月18日 09時59分)

おはようございます。

レビさん

初めまして。よろしくお願いします。
>お部屋は時折拝見しております。
(優しい嘘ではありませんので)

ありがとうございます。
チャンスあれば是非おいでください。

>特にハードカバーは、石黒 耀(いしぐろ あきら)の
「死都日本」「震災列島」以降は購入してないなあ。

石黒 耀さんですか、まだ読んだことないですね。
私も相当偏っているんですよね。
今度読んでみますね。


ゆさみんさん

>「相棒」シリーズのスタッフがほとんど参加しているそうで、クオリティ高いですよね。
そうなんですか。相棒はかみさんが好きで付き合って何作か見ています。

>第1作目より2作目の方が、デキとしてはいいと思いますがどうでしょう?

私も2作目が良かったですね。より哀しみが漂っていて。
尾野真千子の犯行を止めるところも良かった。
ハッピーエンドが好きなんですよね。あそこで刺しちゃうとねぇ。

原作も面白おいからチャンスがあれば是非。
【759】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年07月19日 00時49分)

こんばんわ

相変わらず、映画よりもパチを優先しています。
一応、あれこれ勉強もしていますがw


熊楠さん はじめまして(?)
お部屋は時折拝見しております。
(優しい嘘ではありませんので)

小説は映画よりもジャンルが偏っておりまして…
特にハードカバーは、石黒 耀(いしぐろ あきら)の
「死都日本」「震災列島」以降は購入してないなあ。

物語も唄も、自分で作り唄う方が好きです。
よろしくお願いします。


ゆさみんさん
いやあ、のんかたは楽しかったですね。
今度はダイアポロン、フルコーラスをおまかせします。

 「生範範義おおらいのりよし展II 記憶の回廊」

今月は行くめどが立たないので、8月の帰省の折に家族で行くつもりです。
息子さんが同級生って、聞いたような聞かなかったような?
それも楽しみです。

では。
【758】

「マッドマックス2」のポスター  評価

ゆさみん (2015年07月13日 00時24分)

生頼範義展パート2が7月9日より始まった。

目玉は今回のポスターにも使用されている「マッドマックス2」のポスターである。

私は、現在公開されている「マッドマックス 怒りのデスロード」に乗っかって、これを大々的に出しているのかな、と展示会のアドバイザーである氏の長男であるオーライタロー氏に訊いてみた。
「それはないよ。単に絵としてよく出来ているから選んだのであって、探していた絵が見つかって出そうと思ったの。映画より、展示会の企画の方が先だよ。まったくの偶然だよ」
だそうな。
なるほど。
「ところで、当時高校生だった君にマッドマックス2のポスターを描くために革ジャン着せてモデルにしたってのは本当? そういう逸話が残っているみたいだけど」
そしたら
「革ジャン着させられたのは本当。外出しない父がいきなり1万円渡して、これで革ジャン買ってこい、と自分にいきなり言ってきて、買いに行かされて、それで自分に革ジャン着せてイメージスケッチを描いたんだよ。残念ながら、絵に描かれているのはメル・ギブソンが着ているスチール写真が元になっているんだけどね」
という答えであった。
(ところで、えらく馴れ馴れしい会話であるように思われるかもしれないが、オーライタロー氏と私は高校の同級生である。実は今回の展示会で35年ぶりに会った)

実は、このポスターはポスターの依頼のつもりで描いたそうだが、実際には映画パンフの折り込みポスターとして使われていて、正式にはポスターに使用されていない。映画のサウンドトラックのレコードジャケットには採用されているけれど。

でも、ファンにはこの絵は相当のインパクトをもって迎えられた。で、今ではなかなか見ることの出来ない幻のポスターでもあるのだ。

タロー氏によれば、映画のポスターは依頼した会社の買い取りという形で手元に戻ってくることは少ない。で、「マッドマックス2のポスター」はどこにあるか探していたんだけれどやっと見つかった。
ただ、展示するのはいいけれど、それをグッズとして売ったりするといろいろ権利上の問題があるらしく、今回は、そのポスターをTシャツにしたり、絵はがき、あるいはポスターとして売るのはNGだそうな。

ただ図録として載せるのはOKだそうで、もし、この絵を手元に置いておきたいのなら、会場で図録を買うしかないみたいである。

ちなみに下のアドレスが展示会のサイトで、このサイトの一番下に図録の表紙が出ている。
この図録は「マッドマックス2のポスター」が表紙を飾っている。

http://ohrai.net/#zuroku

ね、なかなかカッコイイでしょ。
前回の展示会でもそうだったが、岩手とか東京とかからわざわざ足を運んで来ているファンもいて、今回の展示会も好発進を迎えたといえるかもしれない。

いちファンとして、今回の「生頼範義展2」に多くの人が来て見てくれることを願わずにはいられない。
【757】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年07月05日 19時31分)

熊楠さん、いらっしゃ〜〜い♪
ほとんどワタクシの映画日記と化しているこのトピです(笑)
遠慮無くいらして下さいな。

さて、「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」
いい作品ですねえ。
「相棒」シリーズのスタッフがほとんど参加しているそうで、クオリティ高いですよね。
原作読んでいないので、大泉洋・松田龍平の両主演がいかに原作とイメージぴったりかは分からないですが、はまり役であることは認めます。
多分、原作の小説読む時も彼らのイメージで読んでいくと思いますね。また大泉氏はもちろんのこと、ワタクシ松田龍平氏も役者として高く買っていますので、この両主演のコンビは面白くない訳が無いと思っております。そして、その期待通りの作品でした。
第1作目より2作目の方が、デキとしてはいいと思いますがどうでしょう?
【756】

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点  評価

熊楠 (2015年07月05日 10時28分)

ゆさみんさん

お部屋にお伺いするのは本当に久しぶりになってしまいました。

久々に見た映画が

『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』

東 直己氏、ススキノ探偵シリーズの第4作『探偵はひとりぼっち』の映画化ですね。
先日TV放映があったのを録画しておいて見ました。

見た感想を。

良かったですよ。楽しめました。
大泉洋と松田龍平のコンビが良い味だし、今回はゴリも良かった。
原作とは内容が随分違うけど哀しみが漂う内容も良かった。

珍しく、キャスティングで違和感を覚える人もいない。
松尾も相田もジャストですよね。

このシリーズ面白いけど、この先の映画化はオリジナルの脚本で行くのか?が気になる。

実は原作のシリーズは、次作で13年以上時間が過ぎているんですよ。
中学生になる子供に仕送りしているんですよね。主人公。

まぁオリジナル設定でもよいので、自作の探偵は吹雪の果てにも映画化してほしい。
シリーズの中でも好きな作品なので。
(でも時間が経っていることが大きなウエイトがあるんですよね)

チャンスがあれば是非。
【755】

マッドマックス 怒りのデス・ロード  評価

ゆさみん (2015年06月28日 18時22分)

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年)
Mad Max: Fury Road 
監督  ジョージ・ミラー 
脚本  ジョージ・ミラー
    ブレンダン・マッカーシー
    ニコ・ラサウリス 
出演者 トム・ハーディ
    シャーリーズ・セロン
    ニコラス・ホルト
音楽  ジャンキーXL 

ついに待ちに待った映画が公開された。
以前、このトピにおいてこの作品が製作中であることをコメントした。
期待半分、不安半分といったコメントをしていたかと思う。

だって、「マッドマックス3 サンダードーム」が今ひとつであったファンは多かったろうし、その後27年たっているし、メル・ギブソンはおじいちゃんになっていて、主演も変わったし、監督も70歳だし「大丈夫かよ」と心配するのは当然といえるだろう。

ただ、観た人の評価は高いし、これは期待出来そうだなあ・・・
そんな思いをいだいて観に行ってきた。
観たのは3Dの吹き替え版である。
字幕の方を選ぶか、字幕の無い3D吹き替え版を選ぶか迷ったけれど、せっかくだから3Dにしちゃえ。

で、観た感想であるが・・・

いやあ、凄かった。
「ジョージ・ミラー完全復活!」の宣伝(?)は偽りでは無かった。

CGに頼らない、車のバトル・アクションが全編をおおいつくし、これでもかこれでもかと繰り広げられるドキドキハラハラの映像に手に汗を握りまくりの2時間であった。

「マッドマックス2」と「サンダードーム」の世界観を維持しながら、世紀末感あふれる荒涼とした世界で、石油をめぐっての争奪戦、理想郷を目指すヒロイン(主役のトム・ハーディーをくってしまうほどのシャーリーズ・セロンの存在感を見よ)、デザイン面でも独特の突き抜けたコスチュームとペイント、個性あふれる改造車、パート2のヒューマン・ガスをしのぐ悪役の存在感・・・・27年間寝かせただけのことはあった。

冒頭のシーン。
砂漠の荒野を見渡す丘に立つ垢まみれでヒゲぼーぼーのマックス、汚れにまみれたインターセプター。地面を這うトカゲは頭が二つある。そのトカゲを踏みつけるマックス。口に咥えたトカゲのしっぽ。それをラーメンでもすするようにしてヒョロッと食べる。
これだけで、核戦争後の荒廃した世界の中で、すさんだ生活を送っているマックスとその世界観が見事に描写されている。

いやあ、マッドマックス2のラストの15分ほどのカーチェイスは語りぐさであるが、この「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は全編に近い部分がカーチェイスの場面であるかのようなインパクトを残す。

これぞ、マッドマックスである。
個人的には、もうちょっとインターセプターでのカーチェイスが観たかったなあとか、いくつかちょっとした不満もないではないけれど、そんな小さな不満を吹き飛ばしてしまうようなどっしりとした存在感のある娯楽映画である。

ぜひ、映画館の大画面で観ていただきたい。
いいぞお。
【754】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年06月24日 19時22分)

レビさん、こんばんわ。

いや〜、この部屋ってば、お客さんが来ることほとんどないので、今、気がつきましたわ(笑)

「丸高愛実」
すごいスペックでしょ。ははは。

このトピで紹介した数日後にMHから、撤去されましたが、何か?(涙)

なるほど神○店は平日が狙い目なのね。
今度、行こうかなぁ。

あまりの鬼畜なMHにさすがに我慢の限界がきております(苦笑)

飲み会についてはメールします。
また「ガロ」談義でもして、楽しみましょう。

ううむ、完全に私信だな、こりゃ。
【752】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年06月22日 23時07分)

ゆさみんさん お部屋の皆様 こんばんわ

最近は映画にとんと縁がありません。
そんな中、思い出したのが、雨宮慶太さん。

言わずと知れた「牙狼」の原作、監督、脚本を務められた御仁ですね。


内緒の話ですが。
私は、ゆさみんさんが牙狼にどっぷりと浸かる前から
全話を見ておりました。

パチに、牙狼?
白夜の魔獣レギュレイスを倒すのに、どれだけの犠牲を払って…(涙
それが鷹麟の矢をナイスキャッチだと!?
ざけんじゃねえ(怒り
パチの牙狼の演出だけは許せない。
そんな話を飲みながら語ったこともありました。


さて。
雨宮氏の監督初期の作品に「ゼイラム(1991年)」と「ゼイラム2(1994年)」があります。
実は私は、牙狼よりも10年以上昔に作られたこの作品をとても気に入っています。

SF。格闘もの。主人公が美女。
もうこれだけでご飯三倍はいけますw

(今は芸能界を引退されたかもしれない)主演の森山祐子さんにはとてつもない色気があります。


牙狼ファン、雨宮ファンの方にはおすすめの一本です。
【751】

今、お気に入りのパチンコ台  評価

ゆさみん (2015年06月12日 01時04分)

今日は、私が現在のお気に入りの台を紹介する。
それは

「楽園パチンコCRおしおきピラミッ伝with丸高愛実」

という台である。

スペックを紹介しよう。

大当り確率1/168.0 高確率時1/33.7  (転落抽選888分の1)
時短 0or8or100回or次回まで継続 ラウンド回数は3R5カウント  
出玉数約225個  

で、この台を知らない人のために説明しておくと、168分の1でアタリを引くと、それ以降転落抽選の888分の1を引かない限り33分の1で当たる。つまり確変状態が続くことになる。ただしクレオパトララッシュなる電サポつき確変状態に行かない限り、電サポがつかない。つまり内部確変であり、通常と同じ打ち方となるので、1回のアタリで実質200個くらいの玉だとあっという間にのまれてしまい追加投資状態になる。

つまりこの台は、当たっても電サポがつくクレオパトララッシュの確変状態に入らないかぎり出玉はちっとも増えないでずるずると投資がかさむ状態になるのである。

で、クレオパトララッシュに入るかどうかだが、アタリのさらに6分の1で「おしおきタイム」なる8回転限定の電サポがつく抽選をおこなっており、これを無事引き、さらに8回転の間に33.7分の1のアタリを引いて(当たる確率はざっと1/4くらいであろうか)やっとクレオパトララッシュに入るのである。

なんて高いハードルであろうか。
内部確変状態であっても1/33×1/6×1/4を引いてやっとこさクレオパトララッシュに入るのである。これはざっと計算しても1/800ではないか。
ううむ、確変状態であっても1/800であるとは、なんという鬼畜な台であろうか。

が、しかし、いったんクレオパトララッシュに入ると、888分の1の転落抽選を引かない限り、電サポ付き確変33分の1が続くため(かつ、ラッシュ中に転落抽選を引いた場合も最低前回アタリ後100回転の時短はつく。なので、ここで1/168のアタリを引けばラッシュは続く)出玉200個のアタリが延々とループする訳である。
よって40回や50回の連チャンは当たり前に起こる。100回オーバーの連チャンも現実的にはありえる数字である。万発なんて当たり前の台である。

まさにハイリスクハイリターン。
なんというバクチ心をくすぐる台であろうか。

もちろん、こんな台、4パチなどで打つ気はしない。
1パチあたりでないとリスクが高すぎて打つ気もしない
(はい、チキンなゆさみんです)
ああ、もちろん1パチでも内部確変状態でない台を打つのは愚の骨頂だよ。狙うのは内部確変状態の台である。
まあ、当たりを引いてて、ラッシュに入ってない(連チャンしていない)台はまず内部確変だと思ってよろしい。

で、けっこう店を覗くと、内部確変状態の台が落ちているんだなあ、これが。まあ、履歴を見ると、当たっても追加投資の連続に心が折れて止めてしまっているという感じである。
こういう台に遭遇すると「仕方ない、台が自分に打てと言っているんだね」と思って、ついつい勝負をしてしまうのである。

ああ、このヒリヒリ感。
見た目のかわゆい萌え系であるが、まさか1パチでこんな面白い台に出会うとは思わなかったなあ。

え?
どれくらい回るのって?
まあ250個で10回転あるかないかですが、何か?(爆)
でもさあ、内部確変なら33分の1だしさあ。もうちょっと打てば当たるよね、とついつい打ってしまうんだよねえ。

で、大やけどを負ったり、ウハウハになったりしているんですね。
たま〜に、やっとこさクレオパトララッシュに入っても2回とかで連チャン終わった時は、口から魂が出て行ってしまいますけれど・・・・

ね、面白そうでしょ?(笑)

出てから1年くらいなので、撤去も進んでいるけれど、まだ探せば置いてある店もあると思うよ。
みなさんも、見つけたら打ってみては?
【750】

次の飲み会はいつにしましょうか?(笑)  評価

ゆさみん (2015年06月03日 00時55分)

レビさん。
ホントに楽しかったですねえ。
また今月呑みましょうね。
また、周りの目も何のそのアニメを歌いまくりましょうかね(爆)
次はワタクシ「UFO戦士ダイアポロン」を歌います。ええ、これぞアニメソングって曲を歌いましょう。
「ぎ〜んが〜を〜こ〜え〜て〜、や〜って〜き〜た〜、せ〜いぎ〜の〜せんし〜ユーフォーダイアポロ〜ン♪」
それはそうと、ウルトラマンかあ。
さすがにそこまではカバーできていないや。
平成ウルトラマンシリーズって、けっこうストーリーもしっかりしているっていう感があります。でも、見る機会あるかなあ(笑)
【749】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2015年05月26日 14時30分)

こんにちわ

ゆさみんさん。いやー、楽しいお酒でしたね。
飲みすぎて次の日は夕方まで寝てました(汗
それでも酒はこうでなきゃ。


でもって、次の日にはかみさんから、いつものようにしこたまお小言をいただきました。
だって、何時に帰ってきたのかすら、覚えていないし…。

帰ってからのはじけっぷりで、楽しいお酒だとは分かってくれたみたいです。
仕事がらみだと、怒りのオーラが噴出してることがよくあるみたいで。


「ゆさみんさんと呑んで帰ってくると、とてもご機嫌ですけど、いつも何をしているの?」


はあ?

酒を飲んで、思い思いの話をしながらおいしいものを食べて、
若いお姉さんとディープなエッチ話をして、
カラオケを歌いまくっていますが。


  若いお姉さんのところは内緒w


相変わらず聴かせる歌が上手なゆさみんさんでしたが、
今回は意表をついたヤッターマンで受けまでもっていかれました。
さすがだ。


ところで、映画。

ここ数年はウルトラマンシリーズしか知りませんが、
とてもビジュアルで思わず息をのんだり感嘆したりします。

パチンコのウルトラマン(ゼロとベリアルのシリーズ)は全て映画館で観ましたよ。

まずは、ユーチューブで、

  Ultra Galaxy Legend The Movie part 1 

のお試しはいかがでしょうか?
【748】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年05月24日 17時49分)

先日、天井キラーさんあらためレビさんと久しぶりに一献。
単身赴任だったのが、妻子の元にしばらく戻ってきていたのは知っていましたが、せっかくの帰省、あえて家族水入らずの時間をお邪魔してもなあ、と遠慮していたら、先方から「呑みましょう」と声がかかり、それならばと久しぶりに呑んだ次第。
1年以上ぶりに呑んだお酒はとても美味しくて、3次会が終わって帰ったのが午前1時半ごろであったか、家族のこと、仕事のこと、ピワドのこと、そしてスナックのねえちゃんとのキワドイ下半身がらみの会話など、相変わらず楽しい時間を過ごしました。仕事で呑む時はいつも1次会で帰っていたので、久しぶりの痛飲という感じ。これはレビさんも同じだったみたいで、お互いスナックで呑んで歌ったりも前回呑んだっきり。
いやあ、心おきなくおしゃべりできる人との飲み会ってホント楽しいね。まだしばらく休みが取れるようで、来月にもまた呑みましょうと約束しました。
ところで、久しぶりに歌ったカラオケでしたが、私が歌った歌がやたらウケたので、ここに紹介します。ヤッターマン18周年記念で作られたスペシャルアニメで流された曲。

「さんあく18年ー君を離さない_チュ☆ 」
https://www.youtube.com/watch?v=7jPkvq2N0TM

いいわぁ〜♪
【747】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年05月14日 00時42分)

面白い映画が無い。

いや、あるのかもしれんが、映画館にまで行って見たい映画が無い。

テレビ等でもここ一週間で数本見たけれど、とりたててコメントするような映画では無かった。

やれやれ。
オススメの映画、何かありますか?
【746】

「また、必ず会おう」と誰もが言った。  評価

ゆさみん (2015年05月06日 12時02分)

「また、必ず会おう」と誰もが言った。(2013年)
監督 古厩智之 
脚本 加藤淳也 
原作 喜多川泰 
出演者 佐野岳
    杉田かおる
    イッセー尾形
いやあ、いい映画だ。
「春を背負って」も良かったが、この作品もいい。GWは大してどこにも出かけず、自宅で映画三昧の日々。たっくさん見たが、その中で一番良かった。

夏休みの登校日、修学旅行で行くことになった東京ディズニーランドに浮かれる同級生たちを見下したい和也は「ディズニーランドに行ったことがある」と嘘をつき、新学期に証拠写真を見せなければならなくなった。和也は母親に「友達三人と大学受験の下見を兼ねて博多に行く」と嘘をつき、格安ツアーを利用して一人で東京ディズニーランドへ行き写真を撮る。(ウィキより)

で、主人公が帰りの便に乗り遅れ、お金も無い状態で、一人で帰らざるを得ない状況となり、そこでいろいろな人に出会うというハナシである。
特別なヒーローは登場しないし、大した事件も起こらない。主人公と絡んでいく大人たちは、どこにでもいるような人間ばかり。ところが、あたりまえの大人たちが語りかける言葉の1つひとつが、味があっていい。
杉田かおるはさすがの演技で自然なおばちゃんを演じているし、イッセー尾形もどこにもいそうで味のあるおじさんを好演している。この自然な人間の演技ってけっこう難しいのではないかしら。
「また、必ず会おう」と誰もが言った。
このタイトルの奥底にかくれている意味が映画を見終わる頃には、しみじみと分かる映画である。悪人も登場しないし。見終わって、良い映画を観たなあ、と感じさせてくれる。
また、こういう映画が日本で作られているってことが、日本映画の未来が明るいと思わせてくれる。ゆさみんオススメの一本です。
【745】

サンブンノイチ  評価

ゆさみん (2015年05月06日 12時01分)

サンブンノイチ(2014年)
品川ヒロシ監督の藤原竜也主演の犯罪コメディ映画。人生の一発逆転をかけた銀行強盗をめぐる顛末を描いた作品で、コメディアンの監督らしく、随所にお笑いの要素がちりばめられているけれど、裏には裏があるという展開の妙が見る者を飽きさせない。一体ホントはどうなのさ、最後まで引っ張られてしまう。内田けんじ監督の作品にお笑いの要素をさらに加味した感じの映画であった。藤原竜也がカマほられたり、小杉竜一がSMプレイをしていたりと、そこまでやるか的な場面が満載である。窪塚洋介もキレた演義を披露して存在感もなかなかであった。お笑い要素を薄くして、リメイクでアメリカン・ハッスルのデヴィッド・O・ラッセル監督や、タランティーノ監督に撮らせたら、アクション大作として面白くなりそうだなあ。
【744】

春を背負って(2014年)  評価

ゆさみん (2015年04月26日 19時20分)

春を背負って(2014年)
監督 木村大作 
脚本 木村大作 瀧本智行 宮村敏正 
原作 笹本稜平 
出演者 松山ケンイチ
    蒼井優
    豊川悦司 
音楽 池辺晋一郎 
主題歌 山崎まさよし 「心の手紙」 

久しぶりに、良い映画を見たなあ。
小さな山小屋に集う人々の心の触れ合いを描いた作品で、いわゆる大作ではない。
大作ではないが、山の怖さや山の素晴らしさ、父を事故で亡くして一流会社を辞めて山小屋で父の跡を継ぐ松山ケンイチの素直でまっすぐな生き方、それを支えるまわりの人々のあたたかさを、美しい山の風景を背景に見せている。蒼井優はけなげで可愛く豊川悦司は二人を支える山の男としてカッコよく描かれている。また、悪人が登場しないのがいい。ひねりもどんでん返しも無いが、正攻法で人間ドラマを見せている。山崎まさよしのエンディングの歌もいい。
できれば大画面での鑑賞をお勧めしたい。
見終わって、心があったかくなる映画であります。
【743】

神は細部に宿りたもう  評価

ゆさみん (2015年04月18日 23時58分)

4月になって、各テレビ局で新番組ドラマが始まった。

そのドラマの中の一つ山下智久主演で野島伸司監修の「アルジャーノンに花束を」は、期待半分、「おいおい大丈夫かよ」という不安半分であった。
言わずと知れたダニエル・キイスのSF古典ともいえる名作ベストセラー小説で過去に映画化やドラマ化もされている。今頃、なぜ? 原作に感動したファンを納得させるドラマを作るのはハードルが高すぎ。なかなかのチャレンジャーである。

・・・・・で。

今のところ2話放送されたが、私の感想は
「不安が的中してしまったなあ」
というものである。

細部の作り方が甘いのだよ。

例えば、山下演じる知的障害者白鳥咲人が実験施設から逃げ出したネズミ「アルジャーノン」に名前を訊くシーンがある。ここでアルジャーノンは白鳥が遊んでいたカルタの上を順に歩いていって示すのであるが、画面は「あ」「る」のカルタの上を歩くアルジャーノンをとらえたあとに、白鳥に切り替わり「じゃ」「の」「ん」と言わせるのである。
ふつう、遊具として使うカルタは「いろはにほへと」(清音 47文字)がほとんどで、「じゃ」のカルタは無い。濁音(バなど点がつくもの) 半濁音 (パピプペポ)拗音(ィャなど小さい文字) もふつうは無い。いや、もしかして、すべてのかなを網羅したカルタも広い日本のどこかにはあるかもしれないが、あまり一般的ではない。少なくとも、ドラマの中で白鳥が使っていたカルタは見る限りはふつうのカルタであった。
それなのに、平気で「じゃ」を言わせている。
「じゃ」のカルタが無いから、カルタを映さずに山下が「じゃ」を話すカットでいいよね。
ということだろう。

ここは、ちゃんとしたクリエイターなら、「じゃ」のカルタが無いのなら、カルタは使用せずに、別のなにがしかの方法を考えるべきであろう。
それなのに安易な形で話を流してしまっている。

こういったところをいいかげんにしているってことは、ドラマの端々にいいかげんさがあるということに通じる。

実際、突っ込みを入れるようなシーンもけっこう多い。いちいち指摘しないけれど。

期待はずれに終わるドラマになりそうだなぁ。
【742】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年04月12日 17時59分)

こんばんは。

3月〜4月と、映画館まで足を運んでまで見たいような映画がほとんどない。
ゆさみんの家から映画館までは車で30分くらいかかるので、そこまで行ってお金出してまで見たいと思う映画が無いんです。
もともと人が多いところは苦手で出不精なものですから、仕事以外では半ば引きこもり状態であります。

でもまあ、けっこうWOWOWでは映画見てますね。

最近観た映画のイチオシは

「アフタースクール」(2008年)
以前「鍵泥棒のメソッド」で絶賛した内田ゆうじ監督のちょっと前の作品。
大泉洋、堺雅人、常盤貴子氏などが出演。

社会に出てそれぞれ違う世界を持ってしまった3人の同級生が、その微妙な関係性から巻き起こす、想像を超えた展開が待つ大人の放課後(アフタースクール)を描く。
キャッチコピーは「甘くみてるとダマされちゃいますよ」(以上ウィキペディア)

相変わらず、脚本が練りに練られていて、それまで表に出て見ていた風景が、途中でガラリと違う風景に変わってしまう、というあたり、さすが内田けんじ監督であるなあ。
ひねりがきいていてラストもお見事。
ゆさみん、大大大のオススメです。


キリングゲーム(2013年Killing Season)
監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン 
脚本 エヴァン・ドーハティ 
ジョン・トラボルタとロバート・デ・ニーロの初の共演作である。
その割に、ほとんど話題になっていないよね。WOWOWの放送で「そんな映画あったの?」と私も知りました。
内容は単純。デ・ニーロ演じる退役アメリカ軍人とトラボルタ演じる元セルビア兵士の戦いが描かれている映画。戦争が背景にあるもののメッセージ性はまあ皆無といっていいので、お二人の戦いに息をつまらせながらハラハラして見るアクション映画ですね。
あんまり一般的には評価はよろしくないみたいだけど、単純な映画だし、評価をうんぬんする映画では無いよねえ。デ・ニーロおじさん、トラボルタおじさん、よくがんばっているアクション映画であると思います。テレビで見る分には面白い映画だと思います。



トカレフ(2014年Tokarev)
監督 パコ・カベサス 
ニコラス・ケイジ主演のアクションクライムスリラー映画。
これまた、ゆさみんは「そんな映画あったの?」状態。

ニコラス・ケイジ演じるポール・マグワイアは、過去に何件もの凶悪犯罪に手を染めながら、現在は足を洗い、妻と娘と幸せに暮らしていた。しかしある日、家に何者かが押し入り、愛する娘がさらわれ、後に無残な姿で発見される。怒りに震えるポールは、過去のギャング仲間の力を借りて、娘の命を奪った者たちへの復讐を決意する。(以上ウィキペディア)

父親が、娘を殺されて殺した相手に復讐をするという、どっかで見たようなストーリーのような気もする。まあ、悪党相手に復讐してカタルシスを味わう映画かな、と思えば、意外な真相が用意されていた、という作品。

でもねえ、アクション映画で後味の悪い映画は駄目だよ。あまり評価されていないのも分かるなあ、と思ったゆさみんでありました。
【741】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年04月05日 23時19分)

こんばんは。

4月に入って怒濤の忙しさになってきました。
いやはや年度の初めは、どこも忙しいのでしょうかね?

3月末に行った京都旅行ですが、もう7〜8年ぶりでしょうか。
前回は、金閣や銀閣や清水寺、平等院鳳凰堂、東大寺に奈良の大仏など有名どころを見てたので、今回は、準有名どころ(?)というわけで、夢夢好きさんに案内してもらって、外国人人気ナンバー1の伏見稲荷神社、秀吉とねねゆかりのお寺・高台寺と、京都最古の禅寺で風神雷神図屏風のある建仁寺(展示されている絵は高詳細デジタル複製)、家康が鐘にいちゃもんをつけたという方広寺、明治維新の史跡で、坂本竜馬や木戸孝允の墓などを見てまいりました。
いやー、やはり歴史の重みは違いますね。小雨のそぼ降る中、傘をさしながらめぐった遺跡は趣があってとっても良かったです。歳のせいもあるのでしょうが、庭園や枝垂れ桜、屏風を飾る絵などがしみじみときて良かったです。また行きたいなあ。おんぶにだっこで案内を全てまかせてしまった夢夢好きさんに感謝です。あらためて、ピワドで出会ったつながりの大事さに気づかされました。
京都の翌日は、神戸ツアーであり、観光バスによる名所観光を楽しみました。6年ぶりのポートタワー、神戸港のクルーズ、初めて行く六甲山(六甲ケーブルとガーデンテラス)、小学校の建物を利用した北野工房などを楽しみました。
帰りの便の出る直前にタクシーの運ちゃんに案内してもらったビーナスビレッジから見る神戸の町の景色は六甲山以上に素晴らしかったなあ。

さて、心のリフレッシュをして、忙しい中、映画はWOWOWで録り溜めていた映画を堪能。

実写版「魔女の宅急便」、ウッドジョブ、銀の匙、蠢動など日本映画を見ていました。「呪怨」シリーズの清水崇監督の「魔女の宅急便」は思ったより良かった。いくつかつつきたくなるところもあるものの、宮崎監督作品とはちがう独自の味を出していて、ほのぼのとした佳品だと思う。「ウッドジョブ」「銀の匙」は「ウッドジョブ」の方が上かなあ。片や林業、片や畜産高校といったローカル(失礼)な題材を扱った作品だけど、「銀の匙」は原作マンガを読んでいたせいもあるかもしれないけど、「ウッドジョブ」と比べると、いまいちパンチ不足だった気がする。
「蠢動」三上康雄監督ということだが、私はまったく知らない。有名どころでは無く、壮大な自主製作映画ということで、知る人ぞ知る傑作ということであるが・・・うーむ、演技がわざとらしい気がするのは気のせいか。そのせいで終始違和感が残って、いまひとつ楽しめなかったなあ。
【740】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年03月31日 23時16分)

こんばんは。

い、いかん。
ガラケーにもどしたとたん、ホントにネット見る機会がのうなってもうた。

というわけで、遅まきながら、熊楠さん、どうもです。
>デジタルネイティブ
>生まれた時からネットやパソコンが普通にある環境で育った世代
ううむ、筒井康隆氏などがSFのネタとして書くとしたらさぞかしスラップスティックな笑い満載の短編小説ができそうですなあ。

ところで、先日京都と神戸に旅行に行ってきました。
京都では、1年ぶりに会った夢夢さんが1日、京都の名所を案内してくださいました。
ピワで知り合った友人と心ゆくまで過ごした一日、楽しゅうございました。
万歩計2万歩オーバーの終わってみればハードな一日でしたが、石庭や名画、お寺と京都を十分に満喫いたしました。夢夢さん、ありがとうございました。
港に着いてから、家に帰る途中にマッサージしにいったのはナイショです(笑)
神戸は、観光バスによる名所観光であり、港のプチクルージングや六甲山観光とベタでしたがポートタワー以外は初めて行く(ってポートタワーも夢夢さんに以前案内してもらってたんでした)ところで、これまた満足。
体は疲れましたが、心はリフレッシュ。4月からの怒濤の忙しい日々に向かう覚悟が出来ました(笑)

さって、がんばるぞ。

負けるものか。
【739】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2015年03月22日 15時38分)

ゆさみんさん
こんにちは。

ガラケイですか。
確かに自分の生活考えれば、スマホじゃなくても特に問題ないですよね。

思い浮かぶのはライン位ですし、スタンプ使わなければ
ショートメールで十分ですものね。
電源のもちは全く違いますしね。

仕事で客先に入るとき、場内撮影禁止でカメラにシール貼られる確率結構高いしなぁ。

困るのは名刺管理位かなぁ。アプリ使っているので。
でも、これも専用の機器有りますもんね。

>で、今、娘は時間があったら、スマホを見ている。

うちの子供たちもそうです。特に息子。
朝起きてくると、夜の間のラインやメールの確認か
まずやるのは携帯チェック。

自分たちの時代とは、随分違いますよね。

先日、お客様との雑談の中で。デジタルネイティブ という言葉を教えてもらいました。
(常識?)
生まれた時からネットやパソコンが普通にある環境で育った世代をさす言葉だそうですが
この世代が世の中の中心になると生活が大きく変わると言われているとか。
果たしてどんな時代になるのか?

では。
【738】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年03月22日 12時45分)

こんにちは。

先日、WOWOWで放送された「猫侍」(2014年 監督 山口義高  主演 北村一輝)
なかなか、面白うございました。
時代劇コメディかぁ。テレビドラマの映画版らしいけど、ワタクシの居住している民放では放送されておらず、知らなんだ。
原作はマンガだと思ったのだけど、小説なのね。
片手でチャンバラするシーンは、ちょっと難癖つけたい気もするけれど、まあコメディだしね。
猫がかわいいので許す(爆)
北村氏の真面目な表情と独白(心の声)が笑いを誘って楽しく見ました。。
それと、北村氏が劇中で歌った唄は、爆笑ものであった。あれはよかった。うん。

「そこのみにて光輝く」(2014年 監督 呉美保 出演者 綾野剛 池脇千鶴)
キネマ旬報ベスト・テン1位らしいですが・・・
く・・・暗い。
良い作品であることに異論はないです。
無いですが・・・
映画って、もっと「観て良かったなあ」で見終わるものであってほしいなあ。

さて、先日、スマホを止めて、ガラケーにもどした。
理由は、第一が金銭的な理由。私の場合、月にはらっていた金額が約9K弱。ガラケーにもどせば3K〜4Kくらいには下がるであろう。
もう一つがスマホのアプリを全く使わないし、使おうとも思わないから。アプリとか便利さは分かるけれど、別に無くても生活できるし。ゲームもしないし。
それといつでもネットが見られるが、あるから見るのであって、別に後で家で見ればいいじゃん。仕事の合間にピワド見ることはないやねん。
結局、人間はその時に出来ることは一つなわけで、自由に使える時間があったら、読書したり映画見たりパチンコしたり、それだけで十分ではないか、と思ったのである。スマホに使う時間をほかにあてるほうがいいじゃん、てね。
よって、思い切ってスマホは止めた。
最初は、ちょっと都合が悪いことあるかもしれないけど(ラインが出来ないとか)まあ、そのうち慣れるでしょ。
また、ピワドを見る時間も減ると思われるけれど、まあ、週間ゆさみんだし、これも態勢に影響は無いでしょ(笑)

一方、19になる娘がガラケーからスマホデビューをはたした。
自分の通帳をもたせ、自分の口座から引き落としだよ、自己責任でよろしくね、という条件でスマホ許可である。
で、今、娘は時間があったら、スマホを見ている。
起きている時間の8割がスマホでは、ないかしらん。
おい、もっと有意義に時間を使えんのかい?
まあ、仕事帰りにパチンコしている私が言っても、説得力ゼロではあるのだが(苦笑)
【737】

太平洋の亡霊(1)  評価

ゆさみん (2015年03月16日 23時31分)

太平洋の亡霊(1968年)

白黒版アニメーション
「サイボーグ009」第16話である。
脚本 辻 真先

知る人ぞ知る名作である。
が、知らない人はあまり知らないと思うので、ここに紹介したい。

マンガ自体も名作として名高く、何度もアニメ化されてパチンコ・スロットにもなっているし、この作品はご存じであろう。
もちろん、原作は石森章太郎。

原作は、連載中から人気作であり、テレビ版に先立ち劇場版が2作ある。
アニメは、劇場版のあとに、テレビの穴埋め的に、劇場版で実績もあるし人気作であるから急遽作って欲しい、と製作が決定したという。
穴埋めだから、人気が出ても出なくても26話で打ち切りね、というわけである。
だからあまり制約も無く、当時としてはかなり自由に作られた作品であるそうな。
けっこう人気もあり、夏休みの午前中(月曜〜金曜)に再放送されたりとされていたのであるが、さすがにテレビがカラーになってからは再放送もされず、知る人ぞ知る作品になってしまった。

しかし、この当時の白黒アニメーションって、すごく密度が濃い。CGが多用され、動きのなめらかな最近のアニメの動きと比べれば、当時のアニメの技術はちゃっちいと思える部分も多々あるが、ストーリーに関してはすごい作品があるんだよね。
例えば、のちに作家になった豊田有恒が脚本を書いている「8マン」などは、今見ても凄いと思う。
カラー創成期に作られた1stシリーズの「ルパン三世」って今見ても、ストーリーは凄いよね。

さて、「サイボーグ009」
テレビアニメ化にあたって、設定が大きく変えられ(たとえば006が子どもに設定されたり)アニメ版は、原作とは離れたオリジナルストーリーがほとんどである。

よって、この「太平洋の亡霊」のストーリーは脚本を担当した辻真先氏によるものである。
【736】

太平洋の亡霊(2)  評価

ゆさみん (2015年03月16日 23時30分)

では、ストーリーを紹介する。これは、ネットで小黒祐一郎が書いていた文章が熱いのでそのまま紹介しよう。

旧日本軍の戦闘機や軍艦が次々と復活し、米軍を襲う。事件の原因がつかめぬまま、遂に原爆実験で沈められた戦艦長門がビキニ環礁から出現。長門は、強烈な放射能をまとったままサンフランシスコに向かう。長門にはいかなる攻撃も通用しない。米軍は、長門を止めるために再び原爆を落とすがそれもきかず、その放射能を10倍の強さにしただけだった。009達は一連の事件の犯人を突き止めた。それは超心理学の平博士であった。彼の息子は、第2次世界大戦の特攻隊で命を落としていた。平博士は言う。第2次世界大戦は多くの若い命を犠牲にした。そして、日本は戦争放棄を憲法によって定め、2度と軍隊を持たぬと宣言した。世界中が戦争はこりごりだと考えたはずだ。なぜならそれだけが死者を慰める方法だったからだ。だが、今や世界各国は軍備を拡張し、兵器の力を強める競争にしのぎを削っている。
 平和をもって死者に報いる事ができぬなら……。そう考えた平博士は、自分が発明したイメージを形にする装置で太平洋艦隊を復活させ、戦争への復讐を始めたのだ。
 とにかく話が凄い。テンションが高い。圧巻は平博士が上記の戦争について語るシーンだ。画面に広島の原爆ドームや原爆慰霊碑が映し出されて、さらにその上に日本国憲法第9条の文面が流される。原爆慰霊碑の上を戦闘機が通り過ぎ、そして、慰霊碑に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の文字と戦闘機を、カットバックで見せる演出はあまりにも強烈だ。キャラクターの言動も凄まじく、復活した長門に米軍が原爆を落とす事がわかった時に、007が、アメリカ人である002に対して「お前の国が悪いんだぞ。(原子爆弾を)持っているからって気安く使うない!」なんて言ってしまう。この話では、009達はほとんど何もできない。長門を止める事もできなければ、平博士の装置が作り出す念力のため彼に触れる事もでない。ただ、平博士は死んだ息子の幻を見て、それがきっかけとなり天に召されていく。劇中では詳しく説明されてはいないが、恐らく009の言葉を聞き、平博士の中で自分の行為に迷いが生じ、そのためにイメージを形にする装置が死んだ息子の姿を作り出したのだろう。
 上映会で「太平洋の亡霊」を観た時には本当に驚いた。テーマよりも、フィルムから発散されている異様なパワーに圧倒された。うわ〜、大変なものを観ちゃったよ、と思った。あまりに凄すぎて、何が凄いのか判断できなかったくらいだ。今観返しても、作り手の「本気さ加減」の凄さを思い知られる。これほど過激な内容であるにも関わらず、作り手には一片の迷いもない。これでもかこれでもかと力一杯の演出で描き切っている。スタッフの鬼気迫るほどの本気ぶりと、平博士の狂気がシンクロしているようにすら思えるのも素晴らしい。

ね?
『反戦』をテーマにしたエンタメ作品とはこうあるべきだ、とでもいうべき作品である。当時のスタッフの本気度、気概、メッセージ性が十分に発揮された名作であると言えよう。

同じように名作といわれる作品は、特撮では「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」などもあり、こちらはかなり再評価されているのだが、白黒の「サイボーグ009」となると、かなり知名度が低いんだよね。
よって、本来ゆさみんは映画を紹介する際に、未見の方のためにストーリーを「全部」紹介することはないのだが、あえて全紹介させていただいた。

機会があれば、是非、見ていただければ、と思う。ニコニコ動画では配信されています。
【735】

ベイマックス(1)  評価

ゆさみん (2015年03月08日 13時05分)

ベイマックス Big Hero 6 (2014年制作)
監督 ドン・ホール クリス・ウィリアムズ 
脚本 ジョーダン・ロバーツ ドン・ホール 
原作 スティーブン・T・シーグル ダンカン・ルーロー『ビッグ・ヒーロー6』 
製作総指揮 ジョン・ラセター 
音楽 ヘンリー・ジャックマン 
主題歌 AI『Story』 

映画の日に高校2年の息子とともに見に行ってきました。
いやあ、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」をおしのけて、アカデミー長編アニメ賞を取った作品というわけで「どんな映画かなあ?」と思って見に行きました。

では、ウィキより作品紹介。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品としては54作目。また、ディズニーのアニメ映画としてはマーベルコミックの登場人物を主人公とする初めての作品である。
原案は6人の日本人スーパーヒーローを主人公としたマーベルコミックのアメコミ作品『ビッグ・ヒーロー・シックス』
映画化に際し、設定は原作から大きく変更されている。2009年にディズニーがマーベル社を買収したあと、マーベルコミックの中で映画化できそうな作品を探しているときに、監督のドン・ホールがデータベースの中から同作を発見した。
掲載時にさほど人気が出なかったため、マーベル社のスタッフからも忘れられていた作品であり、ホールも初めて知る作品だったが、タイトルと日本的要素に魅かれ、プロデューサーのジョン・ラセターに話を持っていき、ディズニーアニメに合う内容に変更されて脚本が創作された。
映画化に際し、作品の舞台が東京から、東京とサンフランシスコを混ぜ合わせた未来の架空の都市「サンフランソウキョウ」へと変更され、チームメンバーも多人種の混成チームとなった。ストーリーも超能力を持ったヒーローが悪を倒すのではなく、メンバーのそれぞれが自身の能力を活かして協力する姿や主人公を取り巻く友情や家族愛に、力点が置かれている。日本的要素が多く散りばめられ、スタッフによって撮影された東京の風景が数多く取り入れられており、日本の立体看板なども採用されている。また、ベイマックスの頭部は神社の鈴をモチーフにしている。

未来のサンフランソウキョウに住む14歳の天才少年ヒロ・ハマダを主人公に、兄が制作したロボット「ベイマックス」との関わりの中で、事件が起こり、事件解決をめざして悪者と戦い、ベイマックスや仲間と共に成長していく物語である。
【734】

ベイマックス(2)  評価

ゆさみん (2015年03月08日 13時04分)

見終わった後の息子の感想
「ディズニーの王道作品だね」
「たぶん、男子にとっては嫌いな人がいないんじゃない?というくらいの名作だよね」

なぜ男子かというと、アクション的要素の強い作品なので「アナ雪」と比べて、女子でドンパチ映画が苦手という人もいるからね、ということであった。実は、私の娘がそうで、娘にも一緒に見ないか、と誘ったのであるが、あらすじをネットで調べたら「アクション映画でしょ、見る気がしない」とのたもうた。「アナ雪」は一緒に見たのだけどねえ。

私も、とても楽しんで見ることのできた作品であった。
ドキドキハラハラありーの、アクションありーの、「えっ犯人はそっちだったの?」的な驚きありーの、感動的な部分ありーので、

「う〜ん、くやしいけど良くできているなあ」と思ってしまった。

「アナ雪」みたいに「愛の力でうんぬん」というようなファンタジー的(ご都合主義的)要素が薄い分、私としては「アナ雪」よりも楽しめましたよ。

つっこみたい部分も無きにしもあらずだけれど(たとえば日本の描き方はやはりちょっと変だけど、舞台は日本とアメリカを融合した架空の「サンフランソウキョウ」なので、まあいいか。ストーリーも事件の犯人像は主人公目線で観客を誘導しているところがあるよねえ、でも、ディズニーだからまあ仕方ないかとか、おいおいその武器はマジンガーZのロケットパンチのパクリではないかいの?とか)それを補ってあまりある面白く仕上げている作品だと思う。
埋もれていた「ビッグヒーロー6」を発掘し、それをとても上手に改変している。主人公をスーパーヒーローでなくて、等身大の人間として描いているのがいいし、中心となるベイマックスの設定をマシュマロチックで介護用ロボットとしているところもいい(日本語のタイトルも「ベイマックス」にしたのもいいと思う)。ヒーローが使う武器が、超能力でなくて、人間の動きがベースにあって、それを補完するものである点もいい。また、作劇する上では「ドラえもん」をかなり参考にしているのではないかと思う。ドラえもんの作劇の中心は「のび太とそれをとりまく子どもたちの物語」である。そして、特に劇場版(マンガでは長編版)ドラえもんの主題は「のび太とそれをとりまく子どもたちの成長物語」である。まさに「ベイマックス」はベイマックスと主人公とそれをとりまく5人の成長物語である。最後のクライマックスのベイマックスとの別れのシーンなども感動的だ(いかにも劇場版ドラえもん的な感じである)。

というように、「ベイマックス」は面白くて感動して、元気を与えてくれるアニメであるといえる。
【731】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年03月03日 22時28分)

Piroさん。どうも。
レス読むと、ほほえましい家族が浮かんできます。
幸せそうでいいなあ。

一つだけ。
なぜ、設定の赤ちゃんが入れ替わった理由を、病院の手違いにしなかったのか?
私は、たぶん、監督が描きたかったシーンの一つが「福山たちの子どもを入れ替えた女性の子どもが、福山から母親を守ろうとするシーン」だったのではないか、と思う。このシーンがあるとないのとでは、作品の深みが大分違ってくる。
手違いで病院のせいにして、病院に責任をおしつけると悪いのは病院だとなる。
しかし、ここで問われているのは「父親としてどうこれから子どもと生きていくのか」である。入れ替えた犯人に対して、うらみつらみをぶつけても、今の状況は何も変わりはしない。子どもが母親を守る姿を見て、自分も子どもがそう思うような親になれるのか。結局、自分が子どもと向き合うことでしか、問題の解決にはならないのだ、と福山が考えていくことになる一つのきっかけになるシーンでもある。だから、設定をそのように変えたのではないかな?
ゆさみんの私的考えだけどね。
【729】

最近、見た映画・・・・  評価

ゆさみん (2015年02月23日 23時14分)

最近、見た映画。

「グリーンデスティニー」(監督アン・リー)1999年
「ブロークバックマウンテン」を見たあとにBSでアン・リー監督「グリーンデスティニー」をオンエアしていた。久しぶりに見たなあ。
剣術とアクションがあるものの人間ドラマに重きをおいた映画ということになろうか。
今、見ると「アクションがメインなのか、人間ドラマがメインなのかどっちなの?」という感じもするが、ゆさみんは当時、その両方がとけこんでいて不思議な魅力をもっていた映画という感じを受けていた。
で、アン・リー監督はその後アクションよりも人間ドラマがメインの映画を作る方向にいってしまう。アクションに徹したジョン・ウー監督とは違った路線を歩んでいくんだよねえ。
アン・リー監督のその後を知っている今としては、アクションあり、剣術あり、ワイヤーアクションも満載、チョウ・ユンファも出てる。突っ込みどころはあるものの、アン・リー監督の端境期の作品として魅力ある作品でありました。

井口昇監督作品ということで「ヌイグルマーZ」にひきつづき「ライヴ」(2014年)を見た。
ある日、フリーターの青年・田村直人の家に山田悠介の小説『ライヴ』が届いた。彼の携帯端末には母親の監禁映像が届き、謎の男から「お前の母親に殺人ウイルスを注射されるのが嫌だったら、小説『ライヴ』に隠されたヒントを解き、デスレースに参加しろ」という電話がかかってきた。 そのデスレースには、彼と同じように大切な人を誘拐された人々が集っていた。 後戻りができないと思った直人は、このレースに臨んだ。(以上 ウィキペディア)
うう〜む。私のように井口監督好きな人には受けるかもしれないが、一般の人が、これを劇場で見るのは、ちと「金返せ」と言いたいかも。デスレースということで、グロいシーンもけっこうあるし、井口監督らしい「んなバカな」的なシーンもある。グロいところもあるが、あえてB級らしい確信犯的なチープな演出もあって、面白いっちゃあ面白いんだけどねえ。これを面白いと思う人がどれだけいることだろう?(苦笑) いや、私は好きですけどね(笑)
【728】

あらためて「そして父になる」  評価

ゆさみん (2015年02月23日 23時17分)

こんばんは。

のほさん、わざわざ探していただいてどうもです♪
NHKBSの任侠映画特集、なかなか面白く見ています。

Piroさん、お久しぶりです♪
「そして父になる」
あらためて、ちょっと語りましょうか。
これはですね〜。この話の元となった実話をもとにしたドラマをず〜っと前に見たことがありまして、それとダブってしまったんですね。
それぞれの家庭の設定や、なぜ入れ替わったかの理由は違っていますが、私としては「前に見たじゃん」と思ったんですよ。だからそれほどインパクトは無かったんです。
妻は、映画館で見て「淡々と話が進んでいって、それが良かった」と言ってました。まあ、それは監督の演出の方法論なので、しみじみと良かった、と簡単に書いたんですね。

今、あらためて述べれば、家族の設定が「お金持ちの家庭→仕事人間で利己的な面があり、子どもといる時間は少ない」「貧乏な大家族→貧しいが家族でワイワイやって子どもと一緒にいることを大事にしている」となっていて、いかにもの設定ですね。
これって実話の方は、たぶん逆だったような。
お金持ちの方が子どもとよく接していて、貧乏な方が放置的な扱いだったと。
だから映画的な作為が見えるんですよね。
入れ替えの顛末も、実話は病院で赤ちゃんの誕生が重なってしまって看護婦が間違えたというもの。映画は、うらやましくてねたみから入れ替えたとなっていましたね。
ここまで映画的にしてるのに、ドラマの演出は淡々としているって、どうもねえ。

作劇的に考えると、たとえば、貧しい家族の方が、家の引っ越しが決まって、遠くに行くことになって、子どもと簡単にあえなくなってしまう。お金持ちの親は、仕方ないと思っていたのだが、子どもが前にお父さんお母さんのために作ったものを小道具にして、それを父親が見て今までの思い出がよみがえってきて、港へと走る。「お父さんが悪かった。今までのことは無しだ。いっしょに暮らそう」と大声で叫ぶ。子どももそれを見て・・・

みたいなドラマは私でも思いつきそうなのであるが(あまりにベタ過ぎ?)ちょっとひねりをきかせて盛り上げるくらいは出来そうなんだけどなあ。いや、そういうドラマを作ってもいいと思うんだけどなあ。
映画化権を買ったスピルバーグはどう作るのでしょうかね?

子役の演技に関しては、うまいと思いましたよ。というか、今の子どもの演技は全体的にすごいね。
(話は変わるけど、こないだBSで高倉健主演の「単騎、千里を走る」をやっていましたが、あれに出ていた子役は凄かったなあ)

なんか、とりとめもなく書いてしまいましたが、こんな感じでしょうか。
【726】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2015年02月19日 15時59分)

■ゆさみんさん

 ご不在のようなんで
    ちょっとおじゃましますね。


  ピ、ピロさんでねぇ〜〜の♪


タケちゃんとこの俺のレス、スルーしておいて

    しれぇ ―― っと出やがったな、

    言っとくけどな!

    消しゴム屋郎はたしかに「野郎」の間違ぇだ!

 だがな、「万年通り雨降り男」についちゃ、

    俺はなんの、説明も受けちゃいねぇぜ!


   どーいぅー意味じゃぁああぁぁあ ぁぁ あ ぁ!



あ、「そして父になる」については、ゆさみんさんが

レス番【686】でちょっとだけ、触れてらっしゃいますよ♪
【725】

RE:映画について語ろう  評価

PIro3 (2015年02月19日 12時26分)

お久しぶりです。 キリッ!


   今、福山の【そして父になる】の録画を観終えましたのですぐに感想を書きたくて参上。




        んんん〜〜〜〜。     です! (ノ´∀`)ノ




    終わった時。 いや、中盤は(ん〜〜〜)でしたが。


  CMだけでなんとなく映画の内容は皆知ってて 面白そうだという期待が大きくて。。

   しかし終始シュールな展開。。 勿論監督がそれを狙って作ったという事は解るのですが

   ピロ的には【ロボコップ的な家族版】を期待してましたので(これじゃない感)が酷かったです。

   あそこが良かった。
    あそこはもっと感情的に罵り合うべきだった。
     子供の演技奇跡! 特に電気屋の3男!とかw    

   きっとゆさみんさんと共感し合えるのではないかと。

    そしてゆさみんさんが俺が何を言っているのかを代弁してくれると信じております。w

    まぁ、あの3男の場合は演技ではなく遊びに来てる感じで撮ったんでしょうけど凄い好きですね。^^


   失礼ですがこのトピで【そして父になる】の感想書いておられますか?
   正直、量が多いので飛び飛びになっていまして。 (´>∀<)人(´・ω・)ノヽ(・ε・*)人(-д-`)
【724】

最近、ホームシアターで見た映画  評価

ゆさみん (2015年02月17日 21時48分)

こんばんは。

最近見た映画で面白かった映画をいくつか。

内田けんじ監督作品の「鍵泥棒のメソッド」
良くできているなあ。
堺雅人、香川照之、広末涼子がそれぞれに良い味を出していて、素晴らしい。殺し屋の事件に巻き込まれていくパッとしない青年のお話をお笑いに包んで見せる技術は素晴らしい。香川照之の演技がとにかく笑える。
日本映画脚本賞を取っているが、納得。

面白かったので、同監督の旧作「運命じゃない人」を見た。
いやあ、これまたたくさんの日本映画の賞を取っていて、内田監督の名を知らしめた作品。ある一つの場面が、別の視点で見ると、違った意味のあるシーンとなっているなど、脚本が練られている。「運命の人」ではなく「運命じゃない人」タイトルも見終わってみるとなかなか味のあるタイトルである。
この映画の後に、「鍵泥棒のメソッド」を見ると監督の洗練というか成長を感じるなあ。

「ブロークバック・マウンテン」アン・リー監督でヒースレジャー主演の映画。
私は、同監督の「ライフ・オブ・パイ」より好きだなあ。
男同士の愛を描いた作品だけれど、男女の愛と何ら変わりない普遍的な愛を描いた作品だと思う。泣けます。ああ、ヒース・レジャーが存命なら、良い味を出しているスターになっていたことだろうに。

「ヌイグルマーZ」井口昇監督で、中川翔子主演
前に激賞した劇場版「電人ザボーガー」の監督の2014年制作の映画。
主演が中川翔子でしょ、で「ヌイグルマーZ」でしょ。中川翔子がぬいぐるみと合体して戦う特撮ものかなあ、と思っていたら、ずばりそのまんまだった(笑)
「電人ザボーガー」のような突き抜けたお笑い要素は弱い。井口昇監督は、知る人ぞ知る元AV監督(って私も知らなかったけど)で、電人ザボーガーでは微妙にエロい描写が底辺にあってそこが面白かったのだけれど、中川翔子に遠慮したのか、そこらへんは弱い。いや、モザイクとか微妙にあるが、やはりザボーガーに比べると、やはり突き抜け感は弱い。B級というかくだらなさに徹することは大歓迎だが、しょこたんありきの映画であり、しょこたん大好きな人の映画となっている。よって、その分、面白さは見る人を選ぶというか、「電人ザボーガー」に比べ落ちる(ま、電人ザボーガーもかなり見る人を選ぶ気もするが。爆)中川翔子自身はいかにも大好きな役だったろうし、楽しかっただろうけれど、観客はどうかといえばそれは別。(あまりに嵌まりすぎているっていうのも、内輪で盛り上がっている感じもあるし、どうもねえ)いやあ、面白いのではあるが、ちょっと残念の感はあるなあ。
【723】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年02月17日 21時44分)

のほさん。
どもです。
若山富三郎氏の剣術については、「日本刀を振る(払う)シーンなどをやらせると、切っ先がぶれずにスーッとまっすぐになっていて、他の役者ではこうは出来ない」という話を映画通の友達から聞いたことがあるというだけであります。その情報ソースまでは分かりませんが(笑。ううむ、今思ったけど、藤岡弘氏よりも上手かったのであろうか?)
視線の演技といえば、こないだBSプレミアムで放送された「被牡丹博徒 花札勝負」での熊虎親分のお竜を見る茶目っ気のある視線が、スッと怖くなって周りを見回す場面がさすがでありました。この目ににらまれたら、き○た○が縮み上がってしまいそうだなあ。
【722】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2015年02月10日 10時39分)

■ゆさみんさん

いつもながらご丁寧なレス
ありがとうございます。

>重要なセリフはほとんど覚えていらっしゃるんだぁ(笑)

書き出した鶴田と若山のやりとりのシーンはね
サシのセリフのやりとりにリズム感があるんですよ。

しかも淡々とした鶴田と感情丸出しの若山とが
まるで「掛け合い漫才」みたい、でね 

チャプターで何度も観てるから、そりゃ覚えますよ^^ 


>映画の世界にどっぷり浸かってミーハー気分(これまた死語か?)で見て楽しんでしまいました。

映画はどっぷり浸かってナンボでしょ(笑)
私が任侠映画を好きなのは、
性格上、浸かりやすいんですよ ^^ 

んな、アホな …といいながら
まあ、現実とは乖離した世界やから、ええか
みたいな気分で観てますから、ワッハッハ♪

逆にVシネマ的に妙にリアルなものには
おいおい、ちと、やりすぎだろと、なっちやうんです。

>やはり、映画は脚本家と監督のぶつかり合いで出来る作品なんですね。

笠原は自分が「重たいドラマを書く」
ということを自覚してましてね。

たいていの監督はそのドラマの
重さに耐え切れずにいる。

自分のシナリオに耐えてくれたのは

「山下と深作だけ。この二人だけは、
 ものの見事に映像化してくれた」

と断言しています。

で、深作は馬力でガァ――ッと撮る。

山下はホンを読んで、これはいる、これはいらない、
と明快に裁いてくれた。と。

笠原、山下コンビで
「日本侠客伝・昇り龍」(高倉健、藤純子)ってのが、
ありましてね。

火野葦平の「花と竜」の焼き直しで、
もう、何回も映画化されてるから
シナリオの書きようがない。

そこで、笠原はそれまではほんの脇役だった
女刺青師の「お京」にフォーカスを当てて
シナリオにするんです。

ホンを読んだ岡田茂も

「なるほど、この手があったか」

と褒めたらしいです。

で、この「お京」が
玉井金五郎と女房のマンとの再会の場面を
そっと陰から見つめるシーンがあるんです。

笠原が書いたシナリオにはそんなシーンはない。

山下が書いてくれ、と頼んだら笠原は

「バカいうな、そんな愛染かつらみたいなもん、
 書けるか。現場で勝手に撮ればいいじゃないか」

と突っぱねる。

山下は「ホンに書いてないとダメなんだ。
    一行でいいから書いてくれ」と頼む。

しぶしぶ笠原は書く。

そうしたら出来上がった映画を観たら

「あのシーンが最高に、いいんだなぁ」

と、笠原は感心しちゃう。

実際、いいシーンなんですよ ^^

(↓)
【721】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2015年02月10日 10時35分)

さて
>閑話休題。

なるほど。

私は洋画の脚本家には疎いもんで・・・
「フラッド」ですか。レンタルあれば、観てみますね。

>氏は剣術において、日本刀の扱い方がもっとも上手い役者である、というのをどこかで耳にしたことがあります。

え ?  そ、そうなんですか ?

彼は長ドス振り回す殺陣まわりしか記憶にないもんで。

私は月形龍之介とか、アラカンかと(老い!)
市川雷蔵の眠り狂四郎も好きですね♪

>それと名和の演技もいいですねえ。

いい!  耐えて、耐えて、
最後は操り人形じゃないことを見せるため
震えながら跡目の盃を飲み干すシーンは
彼の最高の演技ですね。

>それでいて、刺客に襲われる鶴田の見せ場のシーンをばっさりカットしているのだからすごい。

この映画は全体に切った、はったのシーンは
押さえ気味ですよね。

鶴田が若山を殺るシーンも
タッタッタッ …と階段のぼって
ひと突き・・・・
で「きょ、兄弟か …」で終っちゃう。

ヤクザ映画じゃありませんよ。
逆らいようのない運命的な非劇を描いたんですよ
というメッセージが伝わりますね。


>とにかく、これぞ日本映画っていう映画を紹介していただき、ありがとうございます。

どもども♪
ゲージツですから(笑)

>「女渡世人 おたの申します」
ぜひ見たいですね。

これは封切り観てなかったんで
東映に何度もソフト化の
リクエスト葉書を出しましてね。

セルが出たらもう、大喜びで買いました。

女ヤクザのアナーキストぶりを
笠原、山下コンビが見事に映像化しています。

とにかく、ラストシーンの
藤純子は最高にきれいですよ。

どういうふうにきれいなのかは
観てからのお楽しみで^^

 レンタルあればいいなぁ …
【720】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年02月09日 23時19分)

のほさん。
長文のレスありがとうございます。

いやはや、さすが笠原フリークだけのことはありますね。
重要なセリフはほとんど覚えていらっしゃるんだぁ(笑)

私が映画を見て途中で思った感想に対して

>ああいうものがなければ、義理人情ドラマをひっくり返してクライマックスまでもっていけないのも確か、と思うんですよ。

ははは。おっしゃること十分分かります。
「悪い方悪い方に転がり落ちていくのは分かっているじゃん。どして、わからんかなあ、もう」
っていうのは、もうドリフの「志村〜、うしろ〜」と言っているのと同じと思ってくださいませ(笑)
映画の世界にどっぷり浸かってミーハー気分(これまた死語か?)で見て楽しんでしまいました。

映画が出来るまでのいきさつについては、「映画はやくざなり」に出ているエピソードで知ってはいましたが、のほさんはさらに奥深いところまでつかんでいて、さすがですねえ。

笠原氏の本には、映画のできは不満でできあがった映画を見て「仁義なき戦い」と同様にふてくされていたことを書いていましたね。で、後でみたら「なかなか良くできている映画じゃないか」と思ったとも。氏の代表作とも言える作品が、両方とも同じようになっているってのも面白いですね。やはり、映画は脚本家と監督のぶつかり合いで出来る作品なんですね。

閑話休題。
ところで、私は、監督ではなくて、脚本者を見て、映画に注目することよくあるんですよ。
例えば、洋画でも「スピード」はヤン・デ・ボン監督よりグラハム・ヨストの脚本でもっている作品だと思います。だからグラハム・ヨストが脚本に参加していない「スピード2」とか見られたもんじゃなかった。
それより氏が書いた「ブロークン・アロー」の方が面白かったし。
あんまり日本ではヒットしなかったけどストーリーとしては氏が脚本を書いた「フラッド」も良くできていると思います。ダムの決壊と銀行強盗をミックスしている作品で、未見であれば良かったら見てください。(笑)

で、話をもどしますが、笠原氏は本で「客の入りのいい映画ばっかり撮っているだけでは、現場からはバカにされる。客が入らなくても作りたいものを作るといった気概のある作品を作ると、骨のあるヤツだ、と一目置かれるようになる」みたいなことも言っていましたね。現場の雰囲気がよく分かるような気がします。

のほさんが言われる若山富三郎の演技もいいですねえ。
この作品でそれまで陽が当たらなかった氏が注目されていったとか。
氏は剣術において、日本刀の扱い方がもっとも上手い役者である、というのをどこかで耳にしたことがあります。

それと名和の演技もいいですねえ。
もちろん鶴田浩二は指摘されたように素晴らしい。

それぞれにちゃんと見せ場が設けられていて、ホントに素晴らしい。
墓場の雨の中のシーンは、のほさんが言われるようにセリフとも相まってもはや様式美ですね。

それでいて、刺客に襲われる鶴田の見せ場のシーンをばっさりカットしているのだからすごい。

金子が「よくやった」と言って手下を褒めようとしたら手下がやられている、っていうシーンが引き立ちますもんね。(こういったパターンって、今ではよく使われますが、当時はどうだったんでしょうかね?嚆矢はどこだったりするのでしょうか?)

シェークスピアをイメージしていたというのは驚きでした。それと、やはりね、という思いもあります。さすが笠原氏、深いところまで考えていますねえ。

とにかく、これぞ日本映画っていう映画を紹介していただき、ありがとうございます。

>「女渡世人 おたの申します」
ぜひ見たいですね。
問題は、レンタル店にある可能性がなかなか低そう(苦笑)
【719】

総長賭博  評価

野歩the犬 (2015年02月07日 11時38分)

■ゆさみんさん

改めて

「博奕打ち 総長賭博」

笠原和夫が山下耕作と初めてコンビを組んだ作品。

封切り一年後に三島由紀夫が「映画芸術」誌で激賞。

任侠映画をアンダーグランドから一気に
批評対象として昇格させた歴史的作品。

もっとも、社長の岡田茂自身は
この作品の「芸術性」自体は
早くから評価していて、笠原と山下をよびつけ

「おまえらゲージツみたいなもん、つくりやがって。
 ゲージツではめしが食えんぞ」

とクギを刺している。

例によって岡田茂の「タイトルありき」でスタート。

正月二週目の封切りということで
まあ、芸者衆を囲んで全国の親分たちが
一同に会して気前よく大尽ばくちをするような
プロットをイメージしたんでしょうか。

スピードポスターには紋付袴の鶴田浩二が匕首を抜き
バックには盆ゴザの上での大花会の様子となぜか
獅子舞! がコラージュされているという、
摩訶不思議なものになってます(笑)

とりあえず笠原は初めて山下と組むもんで
助監督連中にどんな人物かを聞いて回ったが、
さっぱり要領を得ない。

要するに山下は「大」のつく寡黙な人で自分の思想や
ドラマツルギーなど一切、喋ったことがない、という。

まあ、それでよく監督が務まるもんだと思うんですが
山下はすでに錦之助主演の
「関の弥太っぺ」など従来の股旅ものに
リリシズムを注ぎ込んだ名手として評価が高く
「兄弟仁義」シリーズでもヒットを連発していた。

そこで笠原は社員寮の一室に山下を招いて花札を引く。

なにも喋らないから一週間、
来る日も来る日も花ばかり引いて
三百万!ぐらい勝っちゃう。

「で、お前さん、これ、払えるの?
 払う気ないなら、いい加減、
 なにが創りたいのか言ってくれ」と。

そこで笠原いわく、山下はやっと

【大事な宝石箱のふたを開けるような慎重な言い回しで】

「兄弟仁義の逆をやりたい」と言う。


要は毎度「おれの目を見ろ、なんにも言うな」式の
義理人情ドラマばっかり創らされているので、
そんなものを一度、根底からひっくり返したい
という欲求不満が鬱積していたんですね。

笠原にしても会社の注文ばかりで書いてきたから

「そりゃ、面白いじゃないか」

と渡りに舟でさっそく
新宿の河野組という親分に取材に行って
跡目相続の内紛というものをテーマに
シナリオを書くんです。

(↓)
【718】

総長賭博  評価

野歩the犬 (2015年02月07日 11時34分)

確かにゆさみんさんの指摘のように
若山のあまりの意固地さ、
子分の三上の暴走、果てはなんで鶴田の女房まで
自害しなきゃならんのか、と
首をひねるところもあるんですが
ああいうものがなければ、義理人情ドラマを
ひっくり返してクライマックスまで、
もっていけないのも確か、と思うんですよ。

そして、それらドラマのアヤの部分を
鶴田の芝居が見事に昇華させている。

もともと、三島由紀夫は大の鶴田ファンでして。
この映画の鶴田にはもう、ベタ惚れなんです。

私もこの鶴田は好きだなぁ。

若山が仮出所して差し向かいで飲むでしょ。

弟分の名和が跡目になったことを
切り出さなきゃならない。

「ひとつ、お前に頼みがあるんだ。これを見てくれ」

と跡目披露の分厚い挨拶状を差し出す。

若山はてっきり鶴田が跡目になったもんだと思い込んで

「こいつぁ、すげえや。
 おめぇにもやっと花が咲いたな」

と喜々として箱を開ける。
弟分の名和が跡目を継いだことに
どう反応するか、若山を見る鶴田。

このときの「困惑した視線の芝居」が実にいい!

でそのあとのお互いのセリフのやりとり

「石戸?石戸が跡目?
 兄弟、こりゃ、いったいどういうことなんだい!」

「一家内と兄弟会で決まったことなんだ …
 俺はお前を推したんだが、通らなかった …」

「俺のことはどうでもいい。
 なんで兄弟が継がないんだ、
 誰がどうみたって天竜一家は
 兄弟が継ぐのが筋じゃねえか」

「俺は大阪の出だ。はなっから受ける気はなかった」

「だからといって、石戸が受ける筋じゃねえ!
 あいつはな、俺や兄弟の五厘下がりの弟分なんだぜ、
 俺はこんなもん、のまねぇよ!」

「松田、一家内で決まったことをのむのが、
 渡世人の筋だ。
 白いもんでも、黒といわなきゃならねぇときがある。
 それくらいのことがわからねぇ、
 お前じゃねぇだろう」


このやりとりはもう丸暗記しちゃいましたね(笑)

(↓)
【717】

総長賭博  評価

野歩the犬 (2015年02月07日 11時27分)

それに鶴田だけでなく、
出演者それぞれにいいセリフがありますね。

翌日の出所祝いに招かれた若山が名和にむかって

「中井(鶴田)が跡目の話をうけて、
 縁筋が違うから、と一応断るのは
 ヤクザの作法に従った立派な挨拶だ。
 そこを無理に口説いて跡目に据えるのが
 お前ら弟分の仕事じゃねえのか!」


このセリフがあるから金子(顔がすでに山森になっているのが笑える)に

「おめえさん、いつからそんな
 みっともない了見の男になったんだい」と言われて

「叔父貴、あっしらヤクザは
 神様や仏様じゃ、ありません。
 なんで俺が可愛い子分を死なせたり、
 ヨセバに落ちたんだ
 みんな天竜一家を思えばこそ、じゃありませんか」


う〜〜ん、筋で推してくる(爆笑)


鶴田の女房が自害したあと雨の中で墓参りするシーンもしびれますね。

「もういっぺん話し合えると思って
 持っていたんだが、これでしまいだな」

と、鶴田が墓石の縁に兄弟盃を叩きつけて割る。

手が懐に入る。  と、藤純子が

「みんなを助けるために死んでいった姐さんの前で 
  …兄さん、それでも人間なの!」

もちろん斬り合いが始まるわけもなく
鶴田、若山、藤、それぞれが別れてゆく。

一人、雨の中を行く鶴田の足元に三上が飛び出してきて

「叔父貴、俺を殴ってくれ、好きなだけ殴ってくれ!」

鶴田が

「俺のいうことを聞け、この渡世から足を洗え!
 おめえの命はおめえだけの、もんじゃねえんだぞ」

三上は

「できねえ。そいつはできねえ。
 俺の道はひとつしかねえ、
 俺は松田の親父についていくしかねえ、
 叔父貴だって、叔父貴だって、
 そう教えてくれたじゃねぇか!」

ヤクザ渡世のどうしようもないしがらみの中で
三上を一発、殴った鶴田は
足元で泣きじゃくる三上にそっと
番傘を置いて去ってゆく。

見事な様式美だと感じました。

 三島由紀夫は

「雨の墓地のシーンと、信次郎の松田殺しのシーンは、
 いずれもみごとな演劇的な間と、
 整然たる構成を持ったシーンで、
 私はこの監督の文体の確かさに感じ入った」

と書いています。

(↓)
【716】

総長賭博  評価

野歩the犬 (2015年02月07日 11時23分)

で、クライマックス。


>三島由紀夫氏はギリシャ神話を思わせる、と書かれたそうですが、私はシェークスピアを連想いたしました。けっこう深いですねぇ。

実はシェークスピアなんですよ ^^

あの鶴田の殴りこみシーンに関しては
笠原は「音楽劇」をイメージして
書いたらしていんです。

鶴田が「どけっ、どけっ」と階段をあがる
それに合わせて三上が
「叔父貴、叔父貴!」と押し戻す。

これを笠原の脳内では合唱団が演じてるんです。

で、駆けつけた藤純子がポツリと
「ひとごろし…」って言うシーン。

あれもシナリオでは

「ひとごろし、ひとごろし、ひとごろし」

って、何回も言ってるんです。

「どけっ、どけっ」

「叔父貴、叔父貴!」

それを舞台下から

「ひとごろし! ひとごろし! ひとごろし!」

のコーラスが入る、というイメージですね

で、実の妹から
「ひとごろし」よばわりされた鶴田がラストで
金子にむかって

「任侠道 ? そんなもなぁ、俺にはねぇ。
 俺はただのひとごろしだ。そう思ってもらおう」

につながってゆく。

笠原はこのクライマックスを自分が構想した
ドラマの重さや激しさに耐え切れなくなり
布団の中で「ドラマ熱」にうなされながら書いた、
と言ってます。

実際四十度ぐらいの高熱が出た、
というから凄いもんです。

シナリオではこのあとナレーションで
乱闘シーンにかぶせていきなり
「判決 無期懲役」と出てエンドマークになるんですが
映画では鶴田が神棚に向ってドスを投げつけてますね。

笠原は「あれだけはどうか」と思ったらしいです。
いったんピリオドを打ったあとに
また監督メッセージみたいなものをかぶせているのが
シナリオライターとしては気に入らなかった、とか。

というのが、このシナリオはちょうどテレビで
「アンタッチャブル」が放映されてた時期で
笠原は「アンタッチャブル」みたいな
クールなドキュメントタッチを期待していたんですよ。

ナレーションで
「19××年、アル・カポネは・・・」で始まるタッチですね。

ところが試写を観たら
「えらくのんびり撮ってるなあ」と感じたらしいです。

実際「総長賭博」で初めて、
任侠映画にナレーションが使われたんです。

これが将来「仁義なき戦い」のとき役に立った、と。
このあたりも含めて面白いですね。


■「女渡世人 おたの申します」も
 機会があればご覧いただき
 感想を読ませていただければ幸いです。

長文失礼しました。

のほ
【715】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2015年02月01日 13時08分)

■おおっ
   
  ゆさみんさん

   「総長賭博」手に入りましたか!


  今日、明日はちょっと今から 
  
     手が離せないもんで

    改めてレスいたしますね ^^


 のほ

     
【714】

博奕打ち 総長賭博 (1968年)  評価

ゆさみん (2015年02月01日 12時28分)

博奕打ち 総長賭博 (1968年)
東映が製作した山下耕作監督、笠原和夫脚本、鶴田浩二主演のヤクザ映画。1968年1月14日封切。95分。三島由紀夫が絶賛した事でも知られる、東映ヤクザ映画の傑作。

監督: 山下耕作
脚本: 笠原和夫
出演
中井信次郎 - 鶴田浩二
弘江 - 藤純子
つや子 - 桜町弘子
石戸幸平 - 名和宏
水谷岩吉 - 曽根晴美
松田鉄男 - 若山富三郎
仙波多三郎 - 金子信雄

昭和九年、天竜一家の総長荒川が倒れ、後継問題が俄かに浮上した。跡目に押された中井信次郎は辞退、兄弟分で服役中の松田鉄男にその位を譲る。しかし荒川と兄弟分の仙波多三郎は承知せず、石戸幸平を推挙した。仙波は相続を強行し、石戸が二代目に決定する。その襲名披露大花会を前にして松田が出所、事情を知って激怒した松田は石戸に殴り込みをかけるが果たせず、謹慎させられる。これは全て仙波が天竜一家を乗っ取るために書いた筋書きだった。中井は花会を取り仕切る立場にあり、お互いの真情を知りつつも2人は兄弟の縁を切った。花会の日、石戸は中井から仙波の乗っ取りを知らされ仙波に対立するが、仙波の放ったし客に・・・(以上、ウィキペディアより)

いやあ、単純に面白かったっす。
三島由紀夫氏はギリシャ神話を思わせる、と書かれたそうですが、私はシェークスピアを連想いたしました。けっこう深いですねぇ。
ただ、見ている途中では・・
若山富三郎の手下の行動に「おいおい、いくら兄貴のためといいながらそれじゃあ、鶴田浩二の立場が無くなるわい。あまりに無鉄砲なんでないかい?」
「若山富三郎もねえ、あんまり頑固すぎだろう。自分で悪い方に悪い方に仕向けているようなもんじゃないかい」
「結局鶴田浩二の立場がどんどん悪くなってしまうやんか。あ〜あ」
などといいながら、こらえにこらえた鶴田の最後の討ち入りの場面で溜飲を下げつつ
「任侠道か……そんなもん俺にはねえ……俺は、ただの、ケチな人・ごろ・しなんだ……」
のセリフに「ううっかっこいい」と震えたゆさみんであります。

演出に感心したのは、最後の討ち入りの場面以外は、鶴田の立ち回り的な場面が無いこと。予告編を見ると、最後の討ち入りの場面の前に、鶴田がし客に襲われて、それをかいくぐっていく立ち回りの場面がちゃんとある。それが本編ではものの見事にカットされている。
監督は、よく我慢したなあ、と思う。絵的に見栄えのするところをまるまるカット。しかし、それがあるがゆえに最後の立ち回りが鮮やかになり、引き立っている。また、笠原氏の練りにねられたセリフもきいている。

ヤクザ映画でありながら、人間の生き方における無情というか、普遍的なテーマが奥底にある名作であると思う。
【713】

生頼範義展 パート2  評価

ゆさみん (2015年01月26日 22時19分)

平井和正氏の文章書いて、あらためて氏のイラストをてがけた生頼範義氏をあらためて調べていたら、

ギョギョギョ

っとなりました。

一つは、昨年初めに開催されて、このトピでも紹介した「生頼範義展」のパート2が今年の7月にあるというではないか。
https://www.facebook.com/noriyoshiohrai
開催自体もうれしいけれど、嬉しいのは、この宣伝となっているポスター。
私の大好きな「マッドマックス2」ではないか。
この展覧会、前回で紹介されなかった絵を展示するということで、ファンには垂涎の展覧会となるであろう。おそらく、イラストレーターを目指す人やプロの画家達も大勢来県すると思われる。いやあ、楽しみだなあ。

ところで、前回の展覧会で販売されていた「図録」。定価は3千円ちょい。
私は「プレミアがつくことは必至である」と書いたが、案の定プレミアがついている。
ヤフオクでは3万円がアマゾンでは90万円(いくら何でもそれはないだろう)とな。
ほら言った通りでしょ。ほんの出されてから1年にも経ってないのにこの価格だもん。

でも、ファンには嬉しい氏の画集が最近、出版されている。

「生頼範義 緑色の宇宙」 (玄光社MOOK illustration別冊)

である。なんと定価は2千円。
画集としてもこの値段は破格であろうし、図録で紹介されていた絵も多数収録されていて、氏を慕う寺田克也氏、加藤直之氏などの氏の絵を中心になされた対談も収録され、お買い得となっている。

http://www.amazon.co.jp/%E7%94%9F%E9%A0%BC%E7%AF%84%E7%BE%A9-%E7%B7%91%E8%89%B2%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99-%E7%8E%84%E5%85%89%E7%A4%BEMOOK-illustration%E5%88%A5%E5%86%8A/dp/4768305830/ref=sr_1_1/378-7261487-3937560?s=books&ie=UTF8&qid=1422277563&sr=1-1

過去の画集をみても、この後、再版されることは無い可能性もあるので、興味のある人はAmazon、楽天ブックス等で早い内に購入することをお勧めする。手に入れるチャンス、ほんと今のうちかもしれないよ。
【712】

平井和正氏の死去  評価

ゆさみん (2015年01月20日 22時45分)

平井和正氏が亡くなられた。
ことさら私が言うほどのことではないが、現在の40代の年齢以上のSFファンなら知らない人がいないくらいの作家である。
30年〜40年くらい前の氏の人気はすごかった。白黒アニメの「エイトマン」その後のヒット作であるウルフガイシリーズや、幻魔大戦シリーズなどは新作が出るたびにベストセラーになり、アニメ映画にもなった幻魔大戦などは、映画の中で使われた「ハルマゲドン」という言葉が、今で言えば流行語大賞になるくらい有名になった。
有名であったが、人嫌いで出不精。小説は言霊(ことだま)が降りてきたときに執筆されるのであって、言霊が降りてこなければ書けないといい、人気シリーズが途中で中断したり、いったん降りてきたら驚異的なスピードで執筆されたりと、こう書いてみると不思議な作家であったなあ。
幻魔大戦のころから、ちょっと方向性がそれまでのSFエンタメ路線から変わった方向に流れてしまい、角川文庫書き下ろしで出ていた「幻魔大戦」などは途中から話がほとんど止まってしまった。ある巻は1巻で2〜3日しか進まない。その大半が登場人物の会話であったり、講演が延々と続いたり、といった内容であったりした。しかも登場人物が途中で行方不明になって主人公抜きで進んだり・・・。そこで展開される考え方が新興宗教的なものにつながりかねず、評論家の中島梓氏は平井氏のファンでありながらも、「小説にあまりにのめり込むと、読者がその考え方を小説ではなく現実世界と混同してしまい信じてしまう」危険性に警告を発していたこともあった。まあ、ある意味、そこまで人をのめり込ませる迫力をもった作品であり、展開を「うーむ、どうなの?」と思いながらも全巻読んでしまった(しかも未完であった)ゆさみんであります。ネットで見ると、オウムのバイブルとなっていたともいう記述もある。それは、ホントかどうか分からないけれど、あながちあり得なくもない感じはする。
その作品のほとんどをカバーしていたイラストレーターの生頼範義氏も、途中からついていけなくなりイラストを断って、その後、ベストセラーとは離れたところで自主出版的な作品を出してもいた。知る人ぞ知る「気まぐれオレンジロード」にインスパイアされた「ボヘミアン・ガラス・ストリート」(全10巻)は酒見賢一氏なども絶賛されていましたっけ。
ゆさみんは、10年ほど前に出された「時空暴走気まぐれバス」(集英社文庫)は購入したがまだ読んでいない。ほとんど話題にもならないまま出版されていて寂しい気もした。(平井和正氏のことを知っていて、かつこの作品を知っている人などかなり少数派でしょうな)

巨星墜つ。
小松左京氏の死去に匹敵するインパクトのある作家の死去だけに、とくに幻魔大戦以前の作品は再び紹介されて欲しい気がする。
「サイボーグブルース」「虎は暗闇より」「美女の青い影」「アンドロイドお雪」・・・etc

ゆさみんオススメは何と言っても

「死霊狩り(ゾンビハンター)」全3巻(角川文庫・ハルキ文庫)

ぜひ未読の方がいたら読んで欲しいな。文庫は絶版だけどアマゾンには手頃な値段で中古もあるよ。けっこう町の中古の文庫格安コーナーあたりには眠っているかも。
絶対に面白いから。
【711】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年01月18日 23時56分)

えっと、最近は休日は録り溜めしてあった映画をホームシアターで見る日々であります。平日も睡魔に襲われなければ、仕事から帰ってから見てます。
(おかげでパチやスロからは、またまた離れていく日々であります)

という訳で、最近見た映画をざっと評価します。

「最強のふたり」(2011年)
2011年のフランス映画。頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。

名作であります。今年になってみた洋画では一番良かった。

「抱きしめたいー真実の物語ー」(2014年)
北海道網走市を舞台に、交通事故により左半身の麻痺と記憶障害の後遺症を抱えて車椅子での生活を送る女性と平凡なタクシードライバーとの、実話に基づく純愛物語。
病気で亡くなる薄幸の美女と彼女に献身的につくす男のお話。

よくあるパターンの映画。この映画の前売りに行列を作っている人々を見たが、予定調和の物語を見て涙を流したい人は感動するかも。

「47RONIN」(2014年)
忠臣蔵をモチーフとし、四十七士にキアヌ・リーブス演じる架空の人物であるカイが参加する等の独自の要素が加えられたオリジナルストーリー。
×
いやはや、この映画を受け入れることの出来る日本人は少ないんじゃないかなあ。
荒唐無稽なストーリーは、おさえるべきところをおさえるから受け入れられていくのであって、根本的なところがおかしいのなら、それはただの変な映画だ。

「LIFE!」(2013年)
2013年のアメリカ合衆国の叙事詩的コメディドラマファンタジー映画。監督と主演はベン・スティラー。1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品

う〜む。日本語吹き替え版で見たのだけれど、岡村隆史が主人公の吹き替えをしていて、映画を見ていてどうも岡村氏の顔がちらついてきて(笑)どうにも印象に残らなかった。

「フローズン・グラウンド」(2013年)
2013年にアメリカ合衆国で公開されたスリラー映画。1980年代のアラスカ州で実際に起きた猟奇殺人事件を題材にしている。主演はニコラス・ケイジ。

演出が平凡。実録的な映画って、何か演出面でのインパクトが無いと「へえ〜、そんな話があったんだ〜」で終わってしまう。
【710】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年01月18日 19時29分)

こんばんは。

のほさん、どうもです。
あらためて、今年もよろしくお願いいたします。

>自トピの書き物に追われて

もちろん、のほさんのトピはちゃんとチェックし、楽しくよませていただいています。
三島由紀夫氏のお話、山上光冶氏のお話、そして、今回執筆中の梅川昭美氏のお話など、どの方も強烈な個性の持ち主であり、ドキドキしながら読ませていただいています。

私もですが、お部屋にお邪魔せずとも「かくれのほさんファン」はけっこうな数にのぼると思われます。無理されないペースで続けてくださいね♪

「県警対組織暴力」
>「あのとき食わせてもらった茶漬けの味が忘れられん」と。
>で、文太はその茶碗を洗っている松方を見て
>この男を見逃してやろう・・・となる。
>あの芝居が好きでしてね。

うん、分かります。
このシーンの説得力たるや、さすが笠原氏の面目躍如たるものがありますね。
ストーリーとはそれほど関係ない、こういった部分の積み重ねが、のほさん流にいうと作劇の骨を形作ると思います。

>文太を殺ったのも梅宮なんですね。

げげっそうなんですか。
そこまで気づかなかった。なるほど。

>一番のお薦めはやっぱり博打うちシリーズの
>「総長賭博」でしょうか。

三島氏も激賞してるんですね。
それはぜひ見なくては。

さて、ビデオレンタル店にあるといいのだけれど(笑)
【709】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2015年01月18日 14時32分)

■ゆさみんさん

自トピの書き物に追われて
すっかり新年のご挨拶が遅れてしまいました。

のほです。
今年もよろしくお願いします(^-^)/ 

さて「県警対組織暴力」ご覧になったようですね♪

私は松方弘樹がチンピラのころ
対立組織の一人を殺ったあと、
文太を訪ねてくるでしょ。

「あのとき食わせてもらった茶漬けの味が忘れられん」と。

で、文太はその茶碗を洗っている松方を見て
この男を見逃してやろう・・・となる。

あの芝居が好きでしてね。

けど、最後、松方は
「わしゃ、おどれの旗降っとるかい、
 わしゃ、最初っからわしの旗、降っとるんじゃ」と。

結局、文太は癒着しているヤクザからも
組織として従属している警察の両方からも
弾きだされてしまう。

で、一番のワルは誰かとなると、
コンビナート会社へ天下った
キャリアの梅宮辰夫だ、と。

文太を殺ったのも梅宮なんですね。

「県警対組織暴力」というタイトルありきで
ここまでシナリオを構成する力は、
ハンパない、と思います

さて、
>のほさんは、笠原氏脚本の映画って、仁義・・・以外に何かおすすめがありますか?

笠原和夫というと、
深作欣二とのコンビが知られてますが、
私は「仁義…」以前からを見渡すと、
山下耕作監督とのコンビが好きです。

一番のお薦めはやっぱり博打うちシリーズの
「総長賭博」でしょうか。

「映画はやくざなり」にもあったと思いますが
岡田茂から

「お前らゲージツみたいなもの、作りやがって
 ゲージツでは飯が食えんぞ」と
 叱られたという作品ですね。

しかし「映画芸術」誌に三島由紀夫が寄せた一文は本当に名文ですね。

>私は、『総長賭博』を見た。そして甚だ感心した。これはなんの誇張もなしに「名画」だと思った。何という自然な必然性の糸が、各シークエンスに、綿密に張りめぐらされていることだろう。セリフのはしばしにいたるまで、何という洗練が支配しキザなところが一つもなく、物語の外の世界への絶対の無関心が保たれていることだろう。  ……(略)…… 何という絶対的肯定の中にギリギリに仕組まれた悲劇であろう。しかも、その悲劇は何とすみずみまで、あたかも古典劇のように、人間的真実に叶っていることだろう。

この一文でそれまで世の「映画文化人」たちから
一瞥の評価も与えられていなかった
任侠映画に光が当たるようになったんですから
画期的な作品です ^^

笠原氏自身、
「僕がいまだに『映画芸術』を買っているのは
 そのときの恩義があるからだ」と

それに主演の鶴田浩二はもちろん
相手役の若山富三郎、脇の名和弘、三上信一郎、らが
こぞって
「自分の代表作」として胸を張って語っています。

あとは「博打うち・いのち札」

個人的には「女渡世人・おたの申します」かな ^^

これについては長くなるんでいずれまた、
書かせていただきますね。
【708】

県警対組織暴力(1)  評価

ゆさみん (2015年01月11日 08時56分)

県警対組織暴力(1975年)
監督 深作欣二 
脚本 笠原和夫 
出演者 菅原文太
    松方弘樹
    梅宮辰夫 

『仁義なき戦い』から始まる東映実録映画路線の一本。西日本の地方都市を舞台に、悪徳警官とヤクザの友情を通して、警察権力とヤクザの癒着関係を描き出す。
『仁義なき戦い』の新シリーズも広島市からのロケ撮影を締め出されるというトラブルが続出。このため東映は"ヤクザ路線"から"警察路線"という新シリーズと銘打ち「本作をその第1作として広島県警が、地元暴力団組織を追いつめていく過程を描く。警察も組織で組織対組織の、血みどろの男の戦いを映画化する」「仁義なき戦いは広島市の暴力団組織の抗争を描いたものだが、同じ広島を舞台に、同じ深作欣二監督の手で、警察当局に追いつめられる組織暴力団の末路を描く」「いままでは警察当局の撮影への協力が得られなかったが、今後は期待できる」「早速に広島で現地ロケ、8月頃に公開の予定」とマスコミ発表があった。笠原が『仁義なき戦い』で習得した広島弁のセリフ創作術はこの作品によって究極の達成を見たといっても過言でない。
『仁義なき戦い』の大ヒットにより、東映は次々と実録路線のヤクザ映画を量産した。その流れを汲む一本であるが、本作での菅原文太はヤクザではなく警官である。警察の末端組織とヤクザとの癒着及び対立、警察組織内の上層部と末端の対立をテーマに、笠原の綿密な構成力と深作欣二の迫真の演出力が存分に発揮され、息をつかせぬ娯楽性と社会的なテーマ性をともに併せ持つ作品となった。タイトル内の「組織暴力」とはヤクザと、ヤクザと癒着する警察の連合を示す。

以上がウィキペディアからの引用。
この他にも、詳細な記述が多々あり、この作品の人気がうかがえる。

ゆさみんはレンタル店に久しぶりに行ったけれど、任侠コーナーの中を探し、「仁義なき戦い」など深作作品もほとんど無い中で、この作品は奇跡的にあった。店長さん、えらい。
【707】

県警対組織暴力(2)  評価

ゆさみん (2015年01月11日 08時59分)

冒頭が、出入りに行こうとする下っ端が無銭飲食する場面。菅原文太分する警官が、そこに出くわし、下っ端をとっちめる場面で、菅原のキャラを見事に見せている。とっちめて「逮捕するより、出入りで死んでくれたほうが、そうじになる」みたいなことを言って、見逃すが、「無銭飲食はいかん」といって財布の札を全部ぬきとり、ジッポのライターを取り上げる。(このライターは後に重要な場面で出てきて、小道具の使い方がうまいと感じる)
この場面、ウィキには

シナリオ冒頭での(菅原が演じる)久能の描写は「ねじ鉢巻、サングラス、油の染みたジャンパー、一見仲仕風の男が、グラスの酒を煽り、ラーメンをすすり、ゆで玉子にもかぶりついている。貪欲というよりも、賎しいまでに動物的な活力に溢れた喰いっぷりである。」という荒々しいものだが、本編ではスーツにコートというスマートな衣装に変更されており、どぎつい食事ぶりの描写もない。

とある。おそらく、当初の描写では、菅原がヤクザとほぼ変わらないように見える(飲食代をおいてけという行動も因縁をつけるやくざと変わりないし)ので、ヤクザとの対比としてスマートな衣装に変更したのだと推察するが、悪徳警官としての菅原文太を見事に印象づけている。

その他、暴力的な取締のシーンは数あれどその域を超えているような川谷拓三への取調室での暴行シーン、当時のヒット曲『こんにちは赤ちゃん』が流れる中、チンピラがのたうち回りながら殺されるシーン、などの印象的なシーン。
そして、菅原演じる久能と松方演じるヤクザの広谷の関係性。二人は立場は違うが、似たもの同士。その関係に梅宮演じるエリート警部補海田が表れてからひびが入り、ついには悲しい結末へと突き進むドラマは秀逸である。
また、菅原演じる久能は、やくざと癒着している悪徳警官であるけれど、心情としてはこちらに気持ちが入ってしまい、梅宮演じるエリート警部補海田が悪者に見えてしまう(笑)ここらへんも演出の上手さということになろうが、そもそも世の中はそんなに一筋縄ではいかないものである。一筋縄ではいかないヤクザと警察の組織の癒着と対立を見事に活写した映画といえる。ラスト、クライマックスの出来事のあとの菅原演じる久能のドラマもいい(涙)

たしかにシナリオのお手本のような映画であった。正月から良い映画を見たなあ。
【706】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年01月11日 07時59分)

熊楠さん、今年もよろしくね。そちらにも、またお邪魔しますね。
今年もいっぱい面白い映画を観て、面白い本がたくさん読めるといいです。
ああ、パチ&スロに費やす時間が短くなりそう(笑)
【705】

あけましておめでとうございます  評価

ゆさみん (2015年01月11日 07時55分)

遅まきながら、あけましておめでとうございます。
みなさん、今年も良い年になるといいですね。

昨年のパチ&スロの収支ですが、長年の習慣からか一応メモしておりまして、計算したら、約30Kのプラスであります。
昨年は,4パチと20スロは打っていなくて1パチや5スロ、または、それさえも勿体なく0.5パチや2スロを中心に打っています。ほとんどが1〜5K前後のプラスやマイナスばかりなのです。メモするほどの収支でもないんですが、そして、稼働も以前と比べかなり減っていますが、まあ、何とかプラスで良かったです。
収支記録をする以前も含めて(パチ&スロを打ち始めてから)20数年のあいだ、年間収支のプラスは維持しております。
年間収支がマイナスになったら、打つのはやめようかな、などと考えています。
と書いてしまいましたが、もう1月はー10K以上になってしまっています。あらら、大丈夫かいな。

というわけで(笑)今年もよろしくお願いいたします。
【704】

良いお年を。  評価

熊楠 (2014年12月30日 20時28分)

ゆさみんさん

熊楠です。本年もお世話になりました。

こちらにほとんどお伺いできず、ゴメンナサイ。

映画を見る機会が少ないのですが、
来年からは少し増えればよいなぁ〜と思っています。

B型全開の私で恐らく来年も、相変わらずのいい加減な対応になるのは
避けられそうもありませんが、懲りずによろしくお願いします^^;)

来年一年が、ゆさみんさんはじめお部屋の方々にとって良い一年でありますように。

では。
【703】

来年も良い年でありますように  評価

ゆさみん (2014年12月30日 17時04分)

こんにちは。

いよいよ年末も残りわずか。
いろいろ私事もありましたが、来年を元気に迎えることができそうで、おめでとうが言えそうです。

皆さんにとっても、来年が良い年でありますように。
来年もよろしくお願いいたします。

ゆさみん
【702】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年12月28日 19時33分)

のほさん、どうもです♪
「実録 共産党」は映画化されてないんですね。
「県警対組織暴力」そうですか、シナリオのお手本のような映画ですか。
今度、嫁さんにレンタルで借りてきてもらおうかな。
紹介されたくだり、たしかに「映画はやくざなり」に載っております。タイトルだけで中身は脚本家に任せるというのは「自由に書いていいので脚本家としてはやりやすい」との笠原氏のコメントがいかにもクリエイターらしいですね。

ちなみに、ご覧になっているかもしれませんが、以前に紹介したトム・クルーズ主演の「コラテラル」はアメリカ版シナリオのお手本のような映画らしいですよ。映画学校の脚本のテキストに使われているとか。見たことはおありかもしれませんが、できればどうぞ。

>「日本のいちばん長い日」が再映画化されるらしいですね
>(松竹 原田真人監督、八月八日封切り予定)
>半藤一利著「聖断 昭和天皇と鈴木貫太郎」と
>「昭和天皇実録」で確定した事実をとりこんだ新しい脚本

おおっ脚本がだれかが気になるところではありますが、楽しみですねえ。
こうした事件があったこと自体を知らない若者も多いと思うので、これをきっかけに、知っておくべき出来事を知らしめる意味でも貴重な再映画化ですね。楽しみ楽しみ。
【701】

ロボコップ(1987年版) その1  評価

ゆさみん (2014年12月28日 15時23分)

ロボコップ RoboCop(1987年)
監督 ポール・バーホーベン 
出演者 ピーター・ウェラー 
    ナンシー・アレン

WOWOWで2014年版の「ロボコップ」が放送されたので見た。
まあ、期待はしていなかったけれど、ガックリであった。

リメイクといえば、最近では「バットマン」や「スパイダーマン」などもあり、これらの作品は興行的にも内容的にも良い作品が作られているといえる。
ポール・バーホーベン監督でいえば「トータル・リコール」もリメイク版もなかなか良かった。良い意味で設定やストーリーの改変が行われ、ハリウッド的な大作として、見られる作品になっていた。

リメイクとなると前作のイメージもあり、作る方としてはどこまで前作を踏襲するか、どこを新たな視点で作り直すかということを考えなければならず、作りにくいイメージはあるかと思う。
前作を踏襲しすぎても「リメイクの意味無いよね」、改変しすぎても「こんなに変えて前作のイメージ壊してる」と、悪い評価となるわけで監督もプレッシャーだろうと思う。だが、それをのりこえてナンボだからね。

それにしても、2014年版の「ロボコップ」
セットにお金かけたり、俳優を豪華にしたり、最新CGを使っても、モト(脚本・演出)がダメなら、良い映画にはならないよ、の見本みたいな映画だなあ。

私としては、この映画を観て、1987年版の素晴らしさを確認させられたので、そのあたりを書いてみたい。

もともと、ロボットの刑事という設定は、石ノ森章太郎氏の「ロボット刑事」や「宇宙刑事ギャバン」など日本でも作られており、ここにヒントを得たものである。「ロボコップ」の造形も宇宙刑事ギャバンのデザインの引用である(ウィキペディアより)。
だから、アイデアとしては真新しいものではない。

しかし、それまでおこちゃま用でしかなかったアイデア(失礼)を、大人も観るエンタメ映画として作り上げたのがスゴイのである。
もともと低予算映画であり、セットもチープ、いかにも合成って感じの画面構成、それにバーホーベンの映画らしいどぎついあるいはグロい残酷描写もあって、いわゆるB級アクション映画としての公開であったが、ヒットを記録した。続編やアニメ化も製作され、アメリカSF映画史に残る作品となっている。
【700】

ロボコップ(1987年版) その2  評価

ゆさみん (2014年12月28日 15時22分)

私としては、以下の場面が印象的であった。
1 人間と機械の合成というのが、一目瞭然の造形デザイン。人間であり、ロボットでもあるというのがデザインを見ただけでわかる。顔が人間になっているだけじゃないか、と言われるかもしれないが、それまでの日本のロボット刑事ものにはないデザインである。
2 秀逸な設定。ウィキには、以下の記述もある。
 純粋な娯楽作品に見える本作の秀逸な設定に、多くのSFファンが唸った。それは“主人公のロボコップ=マーフィー巡査が「法医学的に死体の状態で機械的に復活した人間」である”というものである。当時は、サイバーパンク系のSF作品が流行しており、それらのファンから“「死を克服したヒーロー」ではなく「死んだ状態で生前の意識を持ち活躍するヒーロー」という設定が、非常に明快なサイバーパンク的描写である”と評価された。
3 いかにもロボットという感じの動きと動くときの効果音。リメイク版ではあまりにシャープになりすぎていて私としてはいただけない。日本の怪獣の足音といっしょで、ロボットはウィーン・ガシャンというのでないといかん(笑)。
4 人間からのロボコップとしての再生の画面造りがいい。頭を打たれて蘇生措置からの場面、主人公の目からの画面がブラックアウトしたのち、コンピュータ的にスイッチが入ってスタッフがいろいろと主人公をロボットとして再生させようとしている様子が、これまた画面を見ているだけで分かる。うまいと思う。
5 主人公がだんだんと記憶を取り戻していく場面。これもよけいな説明は無しで、昔の家を訪れてから思い出していく過程が見事である。ついでにいえば、妻と子がロボコップを父親として認識する場面もいい。
6 とにかく画面で設定や心情を間接的にみせるのが上手い。設定としては、CM放送やニュース場面を見せることで町の現状が分かるしくみになっている。心情では特にラスト。悪者をやっつけて、命を助けられた市長に「良い腕だ、名前は?」ときかれて「マーフィー」と答える。これだけのセリフで、ロボットでなく、今後の人間としての再生を象徴している。ここにタイトルロゴとおなじみのテーマ音楽が流れる。カッコイイなあ。

以上、1987年版の「ロボコップ」の素晴らしさを列挙してみた。
ああ、悲しいかなリメイク版には、そういう「おおっスゴイ」という場面が見当たらない(見つけることができない)
というわけで、あらためて1987年版の良さを感じたのであった。
【699】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年12月25日 08時35分)

■ゆさみんさん

毎度、のほ、です♪

>そこまで細かく知っていらっしゃるとは・・・。

まあ、岡田と笠原のやりとりは
現場を見ていたわけじゃありませんから… 
企画が流れた経緯も彼の著書の中で
知っただけですし ^^

>笠原氏の映画「実録・共産党」や本人が気に入っているという「県警対組織暴力」など見たこと無いので、機会があれば見てみたいと思っております。

「実録・共産党」は未完のシナリオですね。
笠原本人はやる気満々だったんですが・・・
なんせ、代々木(共産党本部)の承諾が必要でしょ。
知る限りでは戦前が舞台なんですが、
一番のドラマの骨の部分で代々木から
「シナリオの事実が違う」とクレームがくる。

まあ、代々木の言い分も分からんでもないですけど
映画のシナリオからドラマを骨抜きにされたら
そりゃ、実現化は無理ですし・・・

岡田茂も

「え〜い、めんどくせぇ、やめちまえ!」

で、お流れ・・・・




「県警対組織暴力」はビデオ時代に観ましたよ♪

これも面白いエピソードがありまして・・・

「映画はやくざなり」にもあったかな?
(この本を再読しようと思ったらなぜか、
 書架から消えてるもんで
 ダブってたら、ごめんなさい)

当時、東映は「山口組三代目」を映画化して
警察庁から睨まれて、
ガサ入れまでくらってる時期でして
岡田茂はなんとか鬱憤を晴らしたい。

で、ある日東映の便所で笠原と
連れションベンしているとき岡田が笠原に

「お前、県警対組織暴力というタイトルでなんか書け」と。

笠原が「どういうプロットですか」と聞いたら

「そんなもん、お前に任す。
 県警対組織暴力、
  どや、ええタイトルやろ」

まあ、岡田茂は確かにタイトル付けの名人なんですが、
まさか「ゴジラ対モスラ」じゃあるまいし、
笠原も  ???

それでとにかく、取材先としては
「仁義なき…」で培った人脈がある
広島・呉へ行くんですが、そのころはもう、
笠原本人も警察の「要注意人物」に挙げられていて、
取材のタクシーに刑事の尾行車があったとか・・・

そんで、まあ地方の警察と暴力団の癒着という
テーマでホンを書くんですね。

これがまた、初稿がいきなり決定稿になっちゃう。

監督の深作が読み終えるなり

「シナリオが完璧すぎて、直すところがない。
 悪いけど俺はこのシナリオを上回る演出ができる自信がない」

とこぼすんです。

笠原はすでに「仁義なき…」で深作の演出の腕を高く評価しているから

「脚本と映像とは別物だから、自由に撮ってくれ」

で、クランクイン。

結果、完成した試写を観て

「やっぱり、脚本に忠実に撮りすぎてるなぁ」

と、思ったらしいです。

「シナリオのお手本のような映画」と言われています。
是非、ご覧ください♪

「仁義なき…」以外のお薦め作品については
次回また、書かせていただきますね ^^


二伸

来年終戦七十周年記念として
「日本のいちばん長い日」が再映画化されるらしいですね
(松竹 原田真人監督、八月八日封切り予定)
半藤一利著「聖断 昭和天皇と鈴木貫太郎」と
「昭和天皇実録」で確定した事実をとりこんだ新しい脚本です。

<キャスト>
昭和天皇  本木雅弘
阿南陸相  役所広司
鈴木首相  山崎 努
迫水書記官長 堤真一
青年将校  松坂桃李   などなど
【698】

菅原文太氏への追悼(ビートたけし氏)  評価

ゆさみん (2014年12月20日 23時23分)

菅原文太氏が亡くなってから、週刊ポスト誌にビートたけし氏のインタビューが載っていた。

けっこう印象に残っていたので、概略を紹介する。(パチ屋に置いてあった本を読んだので、手元にないのであります)

ビートたけし氏は、高倉健氏とは違って菅原文太氏との交流はあまりなかったようだ。
しかし、菅原文太氏を「スゴい役者だ」と思っていたそうである。

なぜそう思っていたか。
こういうエピソードがある。
氏が自身が出演している「戦場のメリークリスマス」を映画館で観たところ、たけし氏が出たところで、観客が笑い出したそうである。
観客にしてみれば、お笑い芸人のイメージがあるので、たけし氏の顔が出たところで、そのイメージが重なってしまい、つい笑ってしまったということなのだろう。
それ以降、たけし氏はお笑いのイメージを払拭するようなやくざなどの役を、演じ続けることになる。

ところで菅原文太氏、「仁義なき戦い」でやくざを演じて人気が出ているまっただ中に、途中からコミカル役の「トラック野郎」のシリーズも平行して演じている。
ところが観客は、極道役の菅原文太氏も桃次郎役の菅原文太氏も、何ら違和感なく受け止め、両方とも菅原文太氏の代表作として認めている。
桃次郎に対して、極道のシブイ役のイメージが壊れてしまう、なんていう観客はだれもいない。

これって、スゴイことなんだと。
「戦場の・・」で、お笑いのイメージを払拭するような役を何年もやり続けてきたので、それがいかに大変なことなのかを実感していると。

なるほど、あまり親交がない中で、役者ビートたけし氏らしい菅原文太氏に対するコメントであるなあ、と思ったゆさみんでした。
【697】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年12月20日 23時01分)

のほさん、ども♪

>>私も、北大路欣也、松方弘樹、千葉真一あたりを頭に描きながら大いに楽しんだ。
>シナリオを読む楽しみ方の一つですね。

もちろん、私が頭に描いたのは、「仁義なき戦い」当時の年齢をイメージしています。
兄貴分の国上が松方弘樹(もしくは千葉真一)弟分の石川が北大路欣也といった感じですね。

沖縄進撃作戦の内部事情ですが、さすがのほさん。
「映画はやくざなり」には
「東映系列の映画館主である某氏がそのやくざと関係していることがわかり・・・」としか書いてないのに、そこまで細かく知っていらっしゃるとは・・・。

>まあ、笠原氏としては泣く泣く、ボツにされたんで
>あえて、収録したのかなぁ(笑

だって傑作だと思いますもん。
さすがに、年月が経って陽の目を見せてあげたい、と思ったのでしょうね。

笠原氏の映画「実録・共産党」や本人が気に入っているという「県警対組織暴力」など見たこと無いので、機会があれば見てみたいと思っております。

面白そうだなあ。
のほさんは、笠原氏脚本の映画って、仁義・・・以外に何かおすすめがありますか?
【696】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年12月19日 15時44分)

■ゆさみんさん

どうも、のほです♪

>私も、北大路欣也、松方弘樹、千葉真一あたりを頭に描きながら大いに楽しんだ。

シナリオを読む楽しみ方の一つですね。
まずもって、ライター自身もある程度、
キャスティングは構想しながら
書くんでしょうけど。

以前にも書きましたが
「仁義なき戦い」はシリーズ化の予定じゃなかったんで
笠原氏は菅原文太を主役じゃなく、
途中で殺される松方弘樹演じる
坂井役としてイメージしながら書いたらしいんですね。

ところが第一稿が上がった段階で岡田茂の
「おもろい、シリーズ化だ!」
の一声で主役が文太になっちゃった(笑


さて【沖縄進撃作戦】ですが・・・

実録路線が登場する前、任侠映画で藤 純子主演の
「日本女侠伝」シリーズというのがありまして
そのシリーズ最終昨、五作目かな?

「激闘 ひめゆり岬」というのを笠原が手がけてます。

その取材で笠原は初めて本土復帰前の沖縄へ行って
地元の「遊人(あしばー)」というヤクザの話や
琉球空手家たちの「辻決闘」について
いろいろ仕込んでくる。

なんせ、取材魔ですから、
本編に関係ないことが多いけど
自分のミソ帳にためて、いつか役に立てようと。

で、実録路線が開花したときに書いたのがこれ。

時代背景としては右翼の岸信介、韓国の朴 正煕、
フィリピンのマルコスの三人で
沖縄を含めた「反共産デルタ地帯」なるものを
画策していたころを下描きにしています。

当時、沖縄には「沖縄連合旭竜会」
というのがあって岸信介のいうことを聞かない。

そこで旭竜会を押さえるということで
東声会―東亜友愛事業組合の首領
宜保俊夫という空手の名手を操って、
旭竜会の内部抗争を引き起こさせた
という事件をモデルに書いたらしいんです。

ところが、この宜保俊夫(ホンの中の小波本)
という人は琉球映画貿易という会社の幹部で
いわば沖縄における東映配給映画館の
統括責任者になっていた。

そこでホンを読んだ岡田茂が笠原に

「お前なぁ、これは宜保さんがモデルか?
 そんなの、作ったらえらいこったぞ。
 俺は命がいくつあっても足りないから、
  お前、頼むから泣いてくれんか」

と言って【お蔵入り】になったそうです。

まあ、笠原氏としては泣く泣く、ボツにされたんで
あえて、収録したのかなぁ(笑

それと、ゆさみんさんが転記した下りは
本当に彼の慧眼を物語っています。

この文章は昭和49年2月号の「シナリオ」誌に
「仁義なき戦いの三百日」と題した取材ノートにありますね。

当時、笠原氏はまだフリーではなく、
東映の御用ライターだったことを考えると
ずいぶん、バッサリ斬り捨ててますなぁ。 
いや、感服。

事実、笠原は第四部で完結のつもりだったから
第五部のオファーがあるや、さっさと
抗争のストラクチャーを高田宏治に渡して
自分は「実録・共産党」の取材にとりかかっちゃうんですね。


話変わって、先日、博多へ行く用事がありまして
たまたまとある映画館で「午前十時の映画祭」として
一回上映、千円で「仁義なき戦い」をやっていたので観てきました。

驚いたのが、これがなんと「R15指定」だったこと!

山森じゃないが

「お〜う、映倫!
この名作のどこが、ひっかかるんかい (`Д´#)!」

と(心の中で)叫びました。
【695】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年12月16日 13時05分)

■ゆさみんさん

どうも、のほです♪

「映画はやくざなり」
面白いですよねぇ。


>のほさんが書かれている内容は、この本が元ネタなんだな、とニヤリとしながら読んでいます。

最初に笠原著書を読んだのが、これです。
まさに御明察 ^^

ちょっと二、三日家を空けることになりました。

帰りましたら、改めてレスいたしますね。
【694】

沖縄進撃作戦  評価

ゆさみん (2014年12月16日 01時05分)

沖縄進撃作戦(1975年)
脚本:笠原和夫

「仁義なき戦い」以後に書かれた実録ヤクザものの映画。映画化直前に製作中止になった1本である。氏の著作「映画はヤクザなり」(新潮社)に収録されている。

戦後、アメリカ軍に支配されている沖縄を舞台に、沖縄に進出しようとする本土ヤクザと沖縄ヤクザの抗争を描いた作品。

「沖縄の極道は仁義という字も知らんのか」
「そんなもんは腕っ節がありゃいらんのよ。口先の文句より、取りたいものがあるなら腕で取りに来い。戦争中も、その前も、お前たち本土 人は沖縄人にそうやってきただろうが、今は、そうはさせんがね」

占領下の沖縄に生きてきた沖縄ヤクザのそれがゆえの無鉄砲さ、本土ヤクザとの抗争の中での沖縄ヤクザの主人公の兄貴分と弟分のドラマ、二人の破滅へ突き進む悲哀が見事に描かれており、笠原和夫好きな人(要するに、のほさん。笑)ならキャストを考えながら、頭の中で映像を描きつつ楽しむであろうことうけあいである。

私も、北大路欣也、松方弘樹、千葉真一あたりを頭に描きながら大いに楽しんだ。
うまく表現できないのであるけれど、今の映画には無いパワー、登場人物の生き生きした姿を感じるね。
いやはや、名作である。

久しぶりにシナリオを読んだ。
今から30年ほど前にシナリオブームみたいなのがあり、山田太一氏や倉本聰氏や新藤兼人氏などのシナリオが出版されたりして、むさぼり読んだ日々が懐かしい。シナリオを読んで感激して映画を観たら、あまりの酷さに愕然とした覚えもあったなあ(たとえば「積み木くずし」せっかくの新藤氏の脚本が台無しやんかってね)

映像を考えながら読む楽しみっていうのもいいね。


それにしても、仁義なき戦い4部作を書いたあとに、氏が実録路線について書いた文章は、実録路線のその後を見事に言い当てており、慧眼という他ない。
ここに転記したい。
「実録路線ということについて語らせてもらうと、私は実は諸手を挙げて賛成は出来ない。この種の映画は作れば作るほど刺激だけをエスカレートさせていく性質のもので、その結果は例のマカロニ・ウエスタンの轍を踏むことになりかねない。このシリーズを引き受けたときの私の任務は任侠ものを造りすぎて停滞してしまった東映の娯楽路線にショック療法を施して他の活路を探す糸口を作ることであり、若い俳優さん型の衣替えを促進することの二つの目的にあったように思う。おこがましい言い方だが、どちらも成果はあったように思う。しかし、実録ものがいまの映画界の沈滞を救う活路そのものだとは思えない」

いや、のほさんが氏に熱中する心情をあらためて再認識させられました。
【693】

最近見て面白かった映画。  評価

ゆさみん (2014年12月08日 23時03分)

最近、見て面白かった映画。
「千年の愉楽」若松孝二監督 の遺作で、原作は中上健次。
出演:高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太

「共喰い」監督:青山真治 原作・田中慎弥
出演:菅田将暉、木下美咲、篠原友希子

二作ともどっしりした見応えのある作品でした。
【692】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年12月08日 22時51分)

のほさん。

>二人のような
>「スター」はもう、現れないかもしれませんね。
>それだけ、今は「スター」を
>必要としていない時代なんでしょう。

スターがスターであった時代は、もう終わったのでしょうね。
しみじみ。

焼酎「川越」
以前、のほさんが、どこかに名前を出されているのは読みました。
で、もしかして、菅原文太氏がらみで好きなのかなあ(以前話題にしたエピソードを知っていて、飲み始めたのかしらん)と思いましてちょっと書いた次第。
いやあ、私に焼酎を語らせたら、なかなか話が終わりませんよ(笑)
私の実家の近くには焼酎の酒造場がいろいろあったのですが、小さい酒蔵はほとんどつぶれてしまいました。その中でがんばって生き残っている一つが川越酒造です。ネットの時代になり、昔ながらの焼酎作り(瓶仕込みとか)が脚光を浴びて、生産数の少なさがプレミアム価値を生んだのです。もう少し、我慢して生産を続けていたら、生き残っていたのかもなあ、という酒造場ってけっこうあったんですよね。
今でこそ「瓶仕込み」とかいってありがたがりますが、小さい酒蔵って、ほとんどそうですからね(笑)
で、川越酒造場ですが、さすがに生き残っているだけのことはあります。家族で生産している小さい酒造場ですが、おいしい焼酎を造る酒蔵です。
近所には岩倉酒造場ってところもあり、ここの「月の中」も「川越」以上のプレミアム焼酎となっています。機会があれば、是非。
それにしても、良い友人をお持ちですね。
今、地元では「川越」はなかなか手に入りにくいですよ。みんな都会の酒屋が仕入れてしまっているし(苦笑)
こないだ東京に行ったときに、居酒屋に「川越」が置いてあって「地元では飲めないのに、コンチクショウ」と思ったことでした。
まあ、私は、それなりに仕入れルートがありますので、飲んでいますが。

これからはお湯割りが美味いですよねえ。
黒じょかに入れて、ちびりちびりのむのが美味しい季節になってまいりました。

ああ。
ところで、今、読んでいる本が
「映画はヤクザなり」(笠原和夫・著 新潮社)
であります。
どうしたことか、最近再版されていて、出版社の広告に出ておりましたので、早速買い求めました。
いやあ、面白い。のほさんが書かれている内容は、この本が元ネタなんだな、とニヤリとしながら読んでいます。
また、読了したら感想を書きますね。

P.S.
映画「フューリー」
チェックしておきますね。
【691】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年12月02日 12時08分)


■ゆさみんさん

即レス、どもです。

>「昭和ってほんとに終わったんだ」と実感させられました。

平成も四半世紀を過ぎましたねぇ。
振り返れば、なんと「昭和」が
濃密で動乱の時代だったか・・・・

今日、改めて新聞を読み込みましたが
高倉健と菅原文太は東映でも京撮と東撮の関係からか
意外と共演作品、少なかったんですね。
十本ぐらいしか、ありません。

健さんは任侠路線の終焉と共にシリアスな作品へ
文太兄ぃはコミカルなキャラにと転換していきました。

二人ともデビューは早かったけど、
どちらかというと、遅咲きでした。

現代も個性的な俳優はいますが、二人のような
「スター」はもう、現れないかもしれませんね。

それだけ、今は「スター」を
必要としていない時代なんでしょう。

話変わって・・・

ゆさみんさんのご実家は
「川越酒造」のお近くですか!
よそのトピにも書きましたが、
私のお気に入りです ^^

九州の友人から毎度、送ってもらっています。
あれはなんでも、全然売れなかった
「芋」を数年寝かしていたら
芳香な商品に変身したとか。


>今度、「川越」を片手にマイ・シアターで「仁義なき戦い」を見たいと思います。

ムム…ぜひ、招待願います! ^^


二伸:「フューリー」
   久しぶりにいい洋画観ました♪
   エンドロールに対ナチスのニュース映画を
      練りこんでいるのにも
   感心しました。
【688】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年12月01日 17時23分)

■ゆさみんさん

お久しぶりです。

のほ です。

 健さんのあとを追うように

    文太兄ぃも逝っちゃいました・・・・

  ショックですわ…


           マジで…
【687】

ミステリーの書き方  評価

ゆさみん (2014年11月24日 11時18分)

※今回も本の紹介です。

ミステリーの書き方(日本推理作家協会編 幻冬舎)

幻冬舎の本の紹介ページには、
「日本推理作家協会に所属し、ミステリー最前線で活躍する作家が惜しげもなく披露する、極秘の執筆作法。作家が本音で答えた貴重なアンケートなども収録した、全てのミステリーファン必読の書」
とある。

その執筆している作家のメンツが凄い。
下のページに行けば本の表紙が載っていて、文章を寄せている作家が載っているので、それを見ていただきたい。
http://www.gentosha.co.jp/book/b839.html
ね、凄いメンツでしょ?

伊坂氏は「書き出し」について。
石田氏は「会話」について。
北方氏は「文体」について。
大沢氏は「シリーズの書き方」について。
乙氏と宮部氏は「プロットの作り方」
花村氏は「推敲」について。
などなど。
それぞれの作家にテーマが与えられて、その題材についてそれぞれが自由に書いている。
この文章が個性が表れていてとってもいい。
福井氏など「こんな本読んでないで、いろんな経験をつみなさい」なんて言っちゃってるし。
私としては、北上次郎氏が大沢氏と宮部氏にインタビュー形式で聞いている文章が、面白かった。ファンであるが故に、あえて大沢氏に対して新宿鮫のシリーズのある作品についてだめ出しする場面とか(笑)
乙氏の「プロットの作り方」で映画「エイリアン」を例に出して、構成法を述べているのもいい。
また、北方氏の「文体」に関しての指摘もいい。文章ってこういう風に研ぎあげていくのだなあ、と勉強になった。ある「小説教室」の課題生が書いた1ページくらいの文を、1分くらいでチャチャっと添削して「こんなもんかな」と提示するところなど、プロの凄さを感じた。しかも添削後は数段良くなっているし。

大沢氏が、あとがきで、
「小説の書き方を指南した本は多くあるがどれも読む気のしないものばかり。その中でこの本は抜きんでている。プロの作家が読んでも参考になるところがある。私自身も大いに参考になった。自信を持っておすすめする」(文責・ゆさみん)
というようなことを書いている。
※実は図書館で借りてたけど、もう返しちゃって手元にないのさ(笑)

ミステリーとしてだけでなく、小説の書き方の指南本として、また、映画などのエンタメ作りの参考書としても、傑出している本だと思う。

ことに創作活動に興味がある人にとってはとっても面白い本であることは保証する。

実は、ワタクシ、読んだけど買おうかどうか悩んでいる。う〜む、どうしよう(苦笑)
【686】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年11月17日 00時35分)

こんばんは。

ちょっと私生活でごたごたとしております。

映画はBS中心に見ていますね。
WOWOWで録画した映画なども、ホームシアターで見ると雰囲気が出て、なかなか良いです。

が「SPEC」の完結編は今ひとつであった。
中身が薄いような・・・
前後編までにして上映する話かなあ。

「そして父になる」
大して期待していなかったが、しみじみとくるお話であった。派手さがない演出がいい。スピルバーグがリメイク映画化権をとったという話であるが、この話をスピルバーグが撮るとしたらどうなるだろうと思ってしまう。

あ、映画じゃ無いけれど、NHK-BSで放送している宮崎吾朗監督のファンタジーアニメ「山賊の娘ローニャ」もなかなか面白い。
テレビシリーズとは思えないような密度の濃い美術と動きに感心。
北欧っぽい風景の中で生活するローニャの日常を描いていて、今どきお目にかかれないような、ゆったりとした流れのお話。次回予告の時に「見てね」というのが「カルピス劇場」を思わせて良い。
人によっては主人公に感情移入できにくいきらいがあるかもしれない。それをクリアすれば面白そう。

連続ドラマではやはりNHKの「さよなら私」が面白い。エロティックな「転校生」って感じで、がんばっているなNHKっていう感じである。

熊楠さん。
「川の深さは」「リプレイ」「6ステイン」お求めになっていただいたようでありがとうございます。
特に前の2冊は、読んでいて再度購入されたようで恐縮しております。リプレイは読む年齢によってとらえ方が違うというレビューもあるようで、熊楠さんはいかがかなあ・・
ところで、木曜日から沖縄に出張なんだけど、最後の半日くらいはフリータイムがとれそう。那覇周辺で面白いとこは知りませんか?
【685】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年11月11日 07時36分)

ゆさみんさん

おはようございます。

大沢さん良いですねぇ。あの年と立場でもこの熱さが良いですよね。
北方さんとの関係性も垣間見えますし。

ご紹介の『川の深さは』は持っていたはずだったのですが
見当たらず、昨日購入し読み始めました。

読後、感想書きますね。

では。
【684】

川の深さは  評価

ゆさみん (2014年11月09日 14時36分)

こんにちは。
※今回は本の紹介です。

「川の深さは」(福井晴敏 講談社文庫)

福井晴敏氏は、「終戦のローレライ」「亡国のイージス」などの映画化作品がありますが、この作品も映画化してほしい作品です。登場人物が魅力的なんだよなあ。

福井晴敏氏は1998年に「Twelve Y.O.」で江戸川乱歩賞を受賞しました。(ちなみにこの時に同時受賞したのは、あの「半沢直樹」で有名な池井戸潤氏であります)
実は、この「川の・・」はその前年に同賞に応募され、受賞には至らなかった作品であります。
この経緯については、「Twelve Y.O.」と「川の・・」で同賞の選考委員となっていて、「Twelve Y.O.」に解説を書いている大沢在昌氏の文章を紹介しましょう。

(福井氏の)才能は、実はすんなりと世にでたものではなかった。(中略)
福井氏の候補作「川の深さは」を読み、感動のあまり涙ぐんだ。私は「感動屋」ではない。新人賞の候補作で涙ぐんだことなど、今にいたるまでこの一度きりだ。当然のことながら、受賞作は「川の深さは」に決定だと確信した。他の選考委員も同様の感想を抱いているにちがいない、と。
ところが結果はそうではなかった。選考会は激しい議論の場となった。(中略)
そして受賞作は「破線のマリス」に落ち着いた。(中略)
私の中には「負けた」という苦い気持ちが残った。(中略)
その夜私は、会場を出たあとの酒場で荒れ、次に行った酒場でも荒れ、深夜帰宅してからも怒りと興奮はなかなかおさまらなかった。
選評に「来年こそは待つ」と書いた。「私はこの作者のファンになった」とも書いた。これはおそらく選考委員としては、してはならないことだった。こう選評に書かれたことにより、己の才能を過大評価して自滅してしまう可能性が、まだプロにもなっていない新人にはおこりうるからだ。(中略)
だが胸をなで下ろしたことに、翌年も、彼は乱歩賞の候補となった。(中略)
正直に述べるなら(「Twelve Y.O.」を)前年ほどの強い感動を覚えることはできなかった。(中略)だが自分としては、今年も推すべきだ、そう決心した。なぜなら、私は福井晴敏を希有な才能の持ち主と認め、自らのプライドを賭けて推した。破れはしたが、その選択がまちがっていたとは思わない。私は福井晴敏のデビューに立ち合いたい、とあれほどまで強く願ったのだから、ここで退くべきではないのではないか。(中略)
福井氏の受賞は多数決によることなく決定した。(中略)
「馬ぁ鹿、何ひとりでムキになってんだ。福井には才能がある。こいつを逃しちゃいけないってのは、皆、気づいていたんだよ」
昨年、大激論した畏友、北方謙三氏の目が、そう笑っていた。


そして、今や押しも押されぬエンタメ作家となった福井氏の「いわくつきの幻の作品」というわけで「川の深さは」は出版されました。
で、読者の皆さんは度肝を抜かれたわけです。まさか、これほどとの名作とは・・・

「彼女を守る。それがおれの任務だ」、そう言う傷だらけの少年。彼をかくまった元警官は、彼との交流を進めるうちに「底なしの川」に巻き込まれていく。その中で元警官はこの国の暗部を目にしつつ、かつて持っていたが現在失っていた熱いものを取り戻していく。(ウィキより)

デビュー前の作品として、いろいろと荒さはあるものの、ドキドキハラハラとっても面白い物語で、ググっと感動する。お読みで無いなら、是非っ!
【683】

イコライザー(1)  評価

ゆさみん (2014年11月03日 10時04分)

イコライザー The Equalizer (2014年) 
監督 アントワン・フークア 
キャスト デンゼル・ワシントン
         マートン・ソーカス 
         クロエ・グレース・モレッツ 
         デビッド・ハーバー 
         ビル・プルマン

さて、映画の日。
ドラキュラとかクローバーとかエクスペンタブルズの新作とか、いろいろ最新作がある中で、どれ見ようか迷いましたが・・・
以前に大絶賛した「トレーニングデイ」の監督の最新作ということで見に行ってまいりました。

いやあ、良かった。面白かった。さすがフークア監督。見せ場を心得ている。

簡単に、紹介すると・・・
デンゼル・ワシントンが、アカデミー主演男優賞を受賞した「トレーニング デイ」のアントワン・フークワ監督と同作以来13年ぶりに再タッグを組んだアクションサスペンス。共演に人気女優クロエ・グレース・モレッツ。マッコールは、ホームセンターで働く、ごく普通の真面目な人間として生活している。しかし、ある夜、なじみのカフェで少女テリーと出会い、彼女がロシアンマフィアから暴力を受けているのを知り・・・。(「映画.com」より一部加工)

映画前半はホームセンターで働くマッコールの生活ぶりを周りをとりまく環境と共に、丹念に描写する。そのなかで、少女テリーとの出会いが描かれる。この出会いも少女がどんな仕事をしているのかが最初は分からず、少しずつそのとりまく環境が分かってくるように演出されている。そして、マッコールがホームセンター職員だけでない別の側面をもっている様子が徐々に明らかになっていく。
なるほど、そういうことなのね、とジワジワ分かるようになっていく演出は、さすがにフークア監督だなあ。
そして、後半で正体が分かってからは、アクション満載の映画となっていて、ちょっとグロい場面も出てくるが、デンゼル・ワシントンのカッコイイ姿にスカッとなるカタルシスありありである。
まあ、あとから考えると、突っ込みたいところもそれなりにあるのだが、実は、この映画。アメリカで大ヒットした「とあるドラマ」のリメイクでもあるようで(それ言っちゃうと映画の楽しみもちょっとなくなるのであえて言いません)仕方ないかな。むしろ、フークア監督が巧みな演出で、テレビシリーズとは全く別物のハードなアクション映画を構築した、といえる。つっこみどころもあるけれど、フークア監督の巧みな演出に魅せられてしまい、アクション映画好きな人には満足度ある仕上がりとなっていると思う。
【682】

イコライザー(2)  評価

ゆさみん (2014年11月03日 10時04分)

だが、実は、この映画、予告(宣伝)の仕方に私としては大いなる不満がある。

私は予備知識は無くて見に行ったのだ。

で、見終わってから、このトピを書こうと、ネットで検索してみたら・・・

なんじゃこりゃあ!!

である。

だってだって、映画の宣伝・紹介文で、主人公の正体(?)を「元○○○のマッコールは・・・」とバラしてしまっているではないか。
あれだけフークア監督が主人公の正体がジワジワ分かるように演出していたのに、正体が観客に分かっていては面白さが半減する。
予備知識を観客が持っていたら、前半の巧みなフークワ監督の演出が、ある意味、まだるっこしく冗漫に見えてしまうかもしれない。
なんという酷いことをやってくれるのだっっっ!
あの映画前半のジワジワ感があって、後半が生きてくるのである!!

まあ、映画好きな人は正体が分かっていて見ても楽しめるであろうが、予備知識無しで見た方が、この映画の素晴らしさが十分分かるかと思う。

よって、あまり詳しくは述べまい。
面白い、スカッとするヒーロー・アクション映画である。
エクスなんとかのドッカンドッカンの爆発てんこ盛りの最新作より、絶対こっちの方が面白いと思う(って、エクス・・・見てないけれど。笑)

もし、ゆさみんのこの文章を読んで「見てみたい」という方がいらしたら(いるのか?笑)ネット検索で下調べなどせずに、映画館に足を運んでいただくよう切にお願いする。
面白いぞぉ。
【681】

ダイハード2(1)  評価

ゆさみん (2014年10月27日 14時28分)

ダイ・ハード2  Die Hard 2: Die Harder(1990年) 
監督 レニー・ハーリン 
脚本 ダグ・リチャードソン
   スティーヴン・E・デ・スーザ 
原作 ウォルター・ウェイジャー
   『ケネディ空港/着陸不能』 
製作 ローレンス・ゴードン
   ジョエル・シルバー
   チャールズ・ゴードン 
出演者 ブルース・ウィリス ほか

このトピの最初の方で、どなたかがパート2最強論を述べられていた。
なるほどなあ。

だいたいPart1の映画って、大抵はシリーズ化を念頭において作ってはいない。
で、ヒットしたので続編をという形でPart2を作ることになるのがほとんどであろう。

その時に、Part2を作る監督はどれだけ1を意識して作るのかが問題になってくる。
「ダーティハリー」なら主人公が刑事だし、新たな極悪犯の登場と主人公のキャラをいかした展開とかが出てくる。
「エイリアン」ならエイリアンありき。人間達がどんな風に巻き込まれてエイリアンと戦う(もしくは逃げる)かの展開が出てくる。

で、ダイハードである。
1はナカトミビル占拠事件に巻き込まれたタフな刑事が、不利な状況で悪漢をやっつけるという話だった。
ビルをまるまる占拠するという、そして話がビルの中だけで展開するという今までになかったタイプの映画であった。かなり練り込まれた脚本であり、癖のある登場人物が登場し、一難去ってまた一難のドキドキハラハラの展開とあいまって大ヒットを記録した。

「Part2」では、1作目をかなり意識した作りとなっている。
1と重なる点。
・巻き込まれ型である。
・クリスマスの事件である。
・主人公のどうしてこういうことになるのか、といった「ぼやき」がある。
・テレビ局のスタッフが登場し、事件をセンセーショナルの報道する。
・主人公の主張に耳を貸さない人がいて、そのせいで事件が悪い方向に向かう。
・1に続き、今度は飛行場という特定の場所を中心とした事件である。
・妻のホリーとの愛情を感じさせる場面がある。
などなど。

よくぞこれだけ1と重なる点を盛り込んだなあ、と思う。
【680】

ダイハード2(2)  評価

ゆさみん (2014年10月27日 14時27分)

いっちゃなんだが、Part3以降はタフな「絶対に死なない」刑事がいろんな事件を解決するといった話になってしまい、クリスマスとかテレビ局や、特定の場所の事件とかの部分が消えてしまっている。あっさりPart3では主人公が離婚したことになっちゃってるし。

いかんなあ。せっかく2でシリーズ化の方向性を示しているのに、それ以降の作品では単に主人公ありきで困難な事件を解決するスーパー刑事の活躍譚でしかない。
ちなみに、ゆさみんはPart3は「次は船の乗っ取り」かなあ、などと思っていた。しかし、これは他の映画でもやっちゃているからねえ。
ねえ、セガール君。
まあ、しかし話を作るのは困難ではあろうがそれを目指すのが映画ではないか。

ただ2では、マイナスの部分もある。
「なかなか死なないタフな刑事」の主人公はスーパーマンと化してしまった。どんな状況でもけがはしても絶対に死なない人間にしてしまっている。
で、そこが3以下のシリーズにも引き継がれていってしまった。
え、そんなの1も同じじゃんか、という声が聞こえてきそうだが、そうではない。
ガラスの散らばる床を走って、血だらけになって、弱音を吐いたりなど、1ではまだ人間的(?)な部分が残っていて、そんな人間が苦しい中にも突破口を見いだしていく過程こそが良かったのだ。
車が自分に向かってすっ飛んでくる事故にあっても、ヘリが墜落してこようとも平然と助かるようなそういう「そんなばかな」という場面は1ではギリギリ無い。
でも2ではある。
手榴弾の散らばるコクピットから操縦席ごと飛び上がって助かるとか、飛行機の上でのバトルとか「そんなわけないだろ」感が満載である。
悪党の飛行場乗っ取りというアイデアからして、あんな風に乗っ取るとは実際にはあり得ないであろう。(というふうな事を真面目に論じた文章を読んだ気がする)
他に、一介の刑事にしてはあまりにも軍事面での知識とかがありすぎるとかね。

が、しかし、そんな(私にとっての)マイナス面をさっぴいても強引に見せてしまう演出は凄いと思うし(いかにも管制塔を乗っ取ることの出来そうな、派手派手しい基地の設定とか)、敵は憎々しいし、ドキドキハラハラの展開もあるし(味方と思っていたら敵だったの〜とか)、最後の場面で敵をやっつけるシーンは爽快感ありありだし(滑走路を作ってやったぜ〜)クリスマスソングで終わるラストもいい。

というわけで私にとっての「ダイハード2」は「ちょっとそれはないんじゃない?」と言いたいけれど、それを言わせないだけの十分な面白さが満載のPart2であるといえるのだ。
【679】

喜びも悲しみも幾歳月  評価

ゆさみん (2014年10月19日 13時42分)

喜びも悲しみも幾歳月(1957年)
監督 木下恵介
出演 佐田啓二
   高峰秀子 他

今から57年前の映画。
白黒でなく、カラーであります。
こないだ木下恵介監督をモデルにした映画「はじまりのみち」について書きました。
そのオンエアの流れなのか、木下恵介100周年プロジェクトの流れなのか、WOWOWで過去の監督作品をオンエアしてます。
その流れで見た次第。

この映画、大ヒットして、主題歌も大ヒット。
その後、テレビドラマも3回作られ、監督自身によるリメイクもなされたりと、ちょっとお年をめした方なら、知らない人はいないくらいの名作中の名作であります。
※ちなみに3度目のドラマ化の脚本を書いたのは「花の慶次」の原作者の隆慶一郎氏(池田一朗氏)であります。

ということなのですが、私はあんまりお年をめしていないので、ほとんど知りません(爆)

というわけで、初めて見ました。

いやあ、いいですのう。
全国を転々と赴任する灯台守という地味な仕事にスポットをあてて、その仕事に生涯をかけて生きていく人々の物語。戦争に翻弄されながらも誇りを持って仕事に打ち込む夫婦の姿を軸に、彼らをとりまく人々との交歓を正面から描いていく人間賛歌の映画。
主人公が、うれしいことがあると外に出てはしゃぎ回る場面とか、今見ると、やや大げさな演技もあるけれど、映画の中にとけこんでいて、自然にみられます。
同僚の妻が病に冒され、雪原の中、病院に馬ぞりでつれていく場面。途中で息を引き取るのだが、その場面は、雪原の中で途中で止まる馬ぞりを遠景で映し、しばらくして元来た道を引き返していく。いい演出だなあ。
灯台守の生活を、派手な演出をおさえつつ、市井に生きる人たちの生活の機微を見事に描いています。
昭和初期から中ごろまでの日本の姿ってこんなだったんだ、と半分懐かしさもふくめて見ていました。霧笛とか、いいよねえ。

いやあ、感動しました。すばらしい。

この主題歌、飲みに行ったらカラオケで唄おうかな(笑)
【678】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年10月19日 13時02分)

レビさん、どうもです。
天井さん、ついにHN変えたんですね。わ〜お仲間だ〜♪
他のお部屋にて登場されていましたので、ピワドに戻ってこられているんだなあ、と感慨無量でした。
私は、週間ゆさみんなので、多くの方が出入りしているお部屋はレスが出来ないため、あんまり他の部屋へお邪魔しないようにしているものですから、そちらへ行くのは止めておりました。
ごらんのような部屋でありますが、今後も細く長くいきたいと思っておりますので、今後もよろしくです。

熊楠さん。どうもです。
小栗旬氏は「信長協奏曲」あたりに忙しそうですので、BORDERの続編が出るとしてもけっこう先になるのかもですね。
コナンといえば、最近WOWOWでオンエアされた「ルパンvsコナン The Movie」は思ったよりおもしろかったですね。
もう最近のテレビスペシャルの「ルパン」は出来がひどいので、全く期待していなかったんですが、ルパンのいいところとコナンのいいところを上手くミックスし、トリックも凝っていて観られる作品になっていました。
機会がありましたら、どうぞ。
【677】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年10月19日 09時24分)

ゆさみんさん

どうも、熊楠です。

>ですが、和田氏と三谷幸喜氏との対談集「それはまた別の話」という本を持っています。

確かに面白そうですね。今度探してみます。

BORDER 本当に9話は短すぎですよね。
最初からこの予定だったんですかね?
それはそうと金城さんには小説書いて欲しいんですよね。


レビさん

初めまして。熊楠と言います。よろしくお願いします。

>ゴールデンウィークと夏休みに、子供に引っ立てられて、
わかります。私も一時こればかりでしたね。
その上、お正月は必ず後楽園のヒーローショーに行かされていました。

当時、良く見せられた映画はドラゴンボールとコナンですね。
それなりに馴染みがあったので結構楽しめまし
今で言うとワンピースの感じですかね?
確かに、ポケモンじゃなくて良かった(笑)
【676】

RE:映画について語ろう  評価

レビ (2014年10月16日 02時24分)

ゆさみんさん お部屋のみなさま こんばんわ


大変ごぶさたしてました。天井キラー改めレビです。
(IEからクロームに替えました)


ゆさみんさんをはじめ、みなさまの語る深いお話を
遠巻きにひっそりと拝見しております。


私ですか?

ゴールデンウィークと夏休みに、子供に引っ立てられて、
仮面ライダー鎧武(がいむ)とか、ウルトラマンとか、
もう、うんざりじゃー! ヽ(`Д´)ノ お父さんは違うのが見たいの


あっ、戦隊もののヒロインは別ですよ。(むふっ



しかし、冬休みも予約が入った模様でして。


妖怪ウォッチは、いやじゃー!
(知らない人、ごめんなさい)
【674】

STAND BY MEドラえもん(1)  評価

ゆさみん (2014年10月12日 12時06分)

STAND BY MEドラえもん(2014年)
監督 八木竜一、山崎貴 
脚本 山崎貴 
原作 藤子・F・不二雄 
出演者 水田わさび
    大原めぐみ ほか
主題歌 秦基博「ひまわりの約束」

さて、ドラえもんである。
イーストウッドの「ジャージーボーイズ」とどちらを見るか迷った末、やはり「ドラえもん」に決めた。
監督・脚本は「3丁目の夕日」の山崎貴、共同監督として「friends もののけ島のナキ」を手がけた八木竜一。
特に、私は「3丁目の夕日」のノスタルジックな雰囲気と暖かさが好きなので、山崎監督がいかにしてドラえもんを撮るのかが気になった。

本作では、原作第1話「未来の国からはるばると」、しずかへのプロポーズから結婚までを描く「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」、ドラえもんとの別れと再会を描く「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」、その他「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」の原作7ストーリーを再構築し、ドラえもんとのび太の出会いから別れ、のび太としずかとの愛が描かれる。子どもの頃にドラえもんに親しみ、大人になるにつれて自然に卒業していったすべての「子ども経験者」たちに見てほしいという願いを込めて製作したという。作中の台詞は原作の良さを引き出すため、映画オリジナルのシーン、設定を除き、おおむね原作に沿っている。(ウィキより)

キャラクターのCG造形にはかなりの時間を費やしており、全編CGアニメと思いきや、背景のセットはミニチュアで作ったりとか工夫がみられる。さすがに念入りに作られただけあって、ほとんどCGに対しては違和感を持たなかった。実写的な部分とアニメ的な部分が合成された良い映画であった。また、エピソードのつなぎ方はホントに上手い。

私としては、良くも悪くも予想通りの映画だった。
原作のエピソードは知っているので「原作に沿っている」分だけ、既視感はある。そして、感動的なエピソードを使っている分だけ、3丁目の夕日的なノスタルジックな雰囲気と相まって、ジーンとくる場面もある。
「良くも悪くも」の「悪くも」は、あまりにも予想通りの映画であったために、「おおっそういう撮り方や展開や解釈があるのか」とかいった良い意味で観客を裏切る場面が全く無かったからだ。未来の都市をタケコプターで飛ぶ場面などシーンとしては凄い部分もあるけれど、作劇の中心となる部分は、既に知っている場面だ。

前に私は原作付きの映画に対し、推理作家の原氏の文章を引用した。
「原作に忠実に作る映画など、所詮原作には及ばないものであり、作る価値は無い」

この考え方に即すると、低い点数をつけることになる。

ただ、今回のドラえもんは、あえて監督が原作世界を壊さないように、意図して原作に忠実に作っているので、その批判は当たらないかもしれない。

ドラえもんが本当に好きで、子供の頃に面白く読んだ大人が、ノスタルジックな雰囲気を味わうために見るならば100点か、それに近い点をつけるかもしれないと思う。
実際、大人にはけっこう評判良いし、泣いたなあ、という感想も多いみたいだ。
【673】

STAND BY MEドラえもん(2)  評価

ゆさみん (2014年10月12日 12時32分)

私としては、ラストの「帰ってきたドラえもん」のエピソードは無い方が良かったと思う。そもそも、藤子氏は「さようならドラえもん」のエピソードをホントに終わらせる意味で描いている。
終わったと思っていたら、子ども達・および編集部から「続けて欲しい」との声が上がり、再び連載をすることに決めた。
で、つじつま合わせのために、あらためて「帰ってきたドラえもん」を書いたのである。
本当はここで終わってもおかしくなかったのである。

よって「ドラえもん」をのび太の成長物語として完結するならここで終わったほうがドラマ的には良いと感じる。

ドラえもんがいなくなっても、僕は一人でがんばれるよ、ドラえもんありがとう。
ってね。

ビルディングスロマンが好きな私としては、前向きなのび太の姿で終わってほしかった。
ねえ「STAND BY ME」だしさ。

結局、世界は再び、ドラえもんと共にいる世界に戻ってしまうのであり、原作者が亡くなってもアニメが続くように、ドラえもんの世界はサザエさんみたく変わらない。
しかし、ドラえもんを見ていた少年少女達は成長して、いつかドラえもんを卒業する。
彼らを同じ世界にとどめておくより、懐かしく思い出すようなものとして、ドラえもんを描く書き方もあるのではないかな。

しかし、この映画は大人をターゲットにしつつも、現役の(?)子ども達もターゲットにしている。けっこう親子連れも多かったし。
ラストをそれで終わらせるよりは、ドラえもんを現在進行形で楽しんでいる子どもたちのために、ドラえもんが帰ってきてうれしい、で終わった方がいいのかもしれない。

というわけで、いろいろと考えされられたが、ゆさみんとしては65点というところか。みなさんはいかがであろう。
【672】

BORDER  評価

熊楠 (2014年10月05日 07時09分)

ゆさみんさん

連投すみません。

随分時間経っちゃいましたが
BORDER 楽しめたようで良かったです。
でもあの終わり方は ねぇ。

絶対続編ありますよね。というか作って欲しい。

正義とは?彼が最後にしたことは正義なのか?

放っておけば同じことが何度か起きるだろうし
それがわかっているのは彼しか居ない。
防ぐにはあの方法しかないのか無いのだろうが
許されることではないのはわかっている葛藤。

で彼の最終判断は正しかったのか?

やっぱり、先の展開が気になります。
【671】

お楽しみはこれからだ  評価

熊楠 (2014年10月05日 06時53分)

ゆさみんさん

おはようございます。

面白そうな本を紹介いただいてありがとうございました。
「読むのが怖い」シリーズですね。
内藤陳氏の『読まずに死ねるか』以来頼りになる書評が無かったので
とても楽しみです。

本で思い出したのですが、
和田 誠氏の『お楽しみはこれからだ』はご存知ですか?
(前に書き込みましたっけ?そうかなぁと思って確認したのですが
 見つからなかったので、大丈夫かなぁ?と思い^^;)

映画に出てきた名セリフ、名文句とそれに関連した絵を描いた本なんですが。

和田さんのイラストが好きなこともあり購入して1〜3まで持ってます。

初版が1975年なのでもう新品は入手出来ないかもしれませんね。
3が1980年発刊ですので最近の作品は無いですが映画好きな方には楽めると思います。

amazonで調べたら5巻まで出てるんですね。5が1995年発刊でした。

チャンスがあれば是非。
【670】

はじまりのみち(1)  評価

ゆさみん (2014年10月02日 21時35分)

はじまりのみち(2013年)
監督 原恵一 
脚本 原恵一 
ナレーター 宮崎あおい 
出演者 加瀬亮
    田中裕子
    ユースケ・サンタマリア
    濱田岳 

ひさしぶりに、しみじみとした良い映画を観た。

「はじまりのみち」
松竹株式会社による、映画監督・木下惠介生誕100年プロジェクトの一つとして製作された。木下の第二次世界大戦中の実話を題材に、映画『陸軍』制作時の背景を交えながら彼の母との家族愛を描く。『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などの作品でアニメ監督として著名な原恵一による、実写映画初監督作品である。(ウィキより)

第二次世界大戦中、戦意高揚の国策映画作りが要求された時代。1944年に制作した映画『陸軍』がその役割を果たしていないと次回作の製作を中止された木下監督が、松竹に辞表を提出し、静岡県浜松市の気賀から気田まで、「運送屋」と兄と自分の三人で、脳溢血で倒れた母を乗せたリヤカーを引いて17時間に及ぶ山越えをした実話を映画化したもの。

創作部分もあるとはいえ、実話を元にしている。
もともと原恵一氏といえば、上の文章にあるごとくアニメ監督である。
特に、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」で、大人たちを感動させ涙につつんだ監督として著名である。
なぜに「クレヨンしんちゃん」で大人が泣くの?
業田良家氏が「自虐の詩」という『四コママンガ』で大人達をむせび泣かせたというのに匹敵するくらいの組み合わせである。

また「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」は草なぎ剛主演「BALLAD 名もなき恋のうた」として実写化されている(もっとも実写版は、知らない人が観たら、しんちゃんが元のネタなどと誰も思わないような作られ方ではあったけれど)。戦国時代の考証などにも力を入れていて、大人が観ても納得できるような作品に仕上げられていた。

というわけで、アニメ監督でありながら、実写に向いているという評判の高い監督ではあったのだ。
その原監督が敬愛する木下恵介監督の、生誕100年プロジェクトとしての作品を撮る。
いや〜、実写初挑戦ということでゆさみんとしてはどきどきしながら観た。
【669】

はじまりのみち(2)  評価

ゆさみん (2014年10月02日 21時34分)

期待に違わぬ作品であった。
木下恵介監督が、映画『陸軍』撮影後、もしかして映画監督の道を絶っていたかもしれない分かれ目の、ごく個人的なエピソードを中心に映画として構成している。
実話を元にしており、部分的には創作もまじえているというが、戦時中の様子が庶民的な生活の中で実にしっかりととらえられている。

しかし、よく、この場面を映画化しようと思ったものである。
たしかに、転機となるエピソードであるが、大して大仰な事件も起こらないし、見栄えのあるシーンも特にない。脳溢血で倒れた母を乗せたリヤカーを引いていく場面が大半である。
その中で、リアカーで運ばれる中での田中裕子の演技、濱田岳の主役をくってしまいかねないくらいの存在感の演技など、印象的である。
加瀬亮演じる木下監督が、この映画のエピソードをきっかけに再び映画界に復帰することを決意するというわけで「はじまりのみち」である。
リヤカーを引いていて雨に降られたり、断られ続けてやっと泊まることになった旅館の人たちとの交流など、一つ一つのどうということのないシーンがさりげなくも良く撮られている。
木下恵介監督の映画に対する思いを十分に描くことに成功していると思う。
1時間20分ごろから、木下恵介監督の作品の名場面が10分超にわたって紹介される。
『花咲く港』『わが恋せし乙女』『お嬢さん乾杯!』『破れ太鼓』『カルメン故郷に帰る』『日本の悲劇』『二十四の瞳』『野菊の如き君なりき』『喜びも悲しみも幾歳月』『楢山節考』『笛吹川』『永遠の人』『香華 前篇/後篇』『新・喜びも悲しみも幾歳月』
もう、最後にこうくるとは、映画好きな人泣かせの演出である。
これらの映画を観ていない人でも、この場面だけ見るだけで木下監督の素晴らしさを実感できるのではないかと思う。

実際のところ、興行収入を見る限り、大して良くない。
よって、興行的には失敗作と言えるかもしれない。
しかし、映画関係者の評判も良く、おそらく今後、知る人ぞ知るの名映画としてとらえられていくのではないかと思う。

ゆさみん、おすすめの一本であります。
【668】

崖の上のポニョ(1)  評価

ゆさみん (2014年09月24日 00時58分)

崖の上のポニョ(2008年)Ponyo 
監督・脚本 宮崎駿 
製作 鈴木敏夫 
出演者 山口智子
    長嶋一茂
    天海祐希
    所ジョージ ほか
音楽 久石譲

さて、ポニョである。
言うまでも無い作品かもしれないが、私流に述べてみたい。

映画館で見終わった最初の感想は「よくぞまあ、奇妙きてれつな作品を作ったもんだ」
ということであった。

以前も述べたが、冒頭の数分間はセリフ無しで映像だけで見せている。もうここからビックリ仰天であった。
公開前まで、例のヒット曲で騒がれていて、ストーリーはほとんど公開されていなかった。私は「宮崎駿監督が、子供を対象にした長編アニメを作った作品」というイメージをもっていたので「トトロみたいなお子様向けのアニメだろう」と思っていた。
とんでもない。

冒頭に関して言えば、普通セリフ無しだと子供は飽きて見ない(笑)
辻真先氏も言っている。
「子供ほど移り気な存在は無いので、いかに最初で子供を引き込むかが勝負である」

が、のっけからいきなり実験アニメみたいなはじまり方だったのだ。

「これから始まる映画はちょっと違うんだぜ」
と宮崎監督が観客に宣戦布告をしているみたいである。

で、そこから始まったアニメであるが、まずストーリーはご都合主義の権化である。
これほど説明不足な、また、自由奔放な展開もない。
波が魚になったり、ポニョのお母さんは超巨大だし、住んでいるところは水没しちゃうし、いつの間にか地球の危機になっちゃっているし・・・・
で、で、で、結局ポニョって正体は何だったの?
ポ〜ニョポニョポニョ魚の子〜♪
でも、お母さんはあの人でしょ。なんで魚の子なんだ?とか(笑)
もちろん、上の疑問に対する答えらしきものは、映画の中で説明されたりもするのだが、はっきり言って
「なんじゃそれ?ようわからん」
てなものである。多分あらすじだけを作品を知らない人に説明したら「わけわかんな〜い。一体なんでそうなるの?」というのがオチである。

よって、多分ポニョは「カリオストロ」や「ラピュタ」宮崎駿監督のコアなファンからはあまり人気が無い。
起承転結がはっきりして、敵役がいて、ドキドキハラハラな展開があって、ラストに気持ちよい終わり方を見せてくれた、あの宮崎駿監督はどこにいっちゃったの?
【667】

崖の上のポニョ(2)  評価

ゆさみん (2014年09月24日 00時57分)

黒澤監督の晩年になぞらえて
「若かりし頃エンタメで胸を熱くさせてくれたのが、年取って芸術的な(独善的な)作品に走ってしまって、残念だ」
という人もいよう。

たしかに、宮崎監督は、「千と千尋」あたりからあえて説明しないシーンを確信犯的に挿入していた。
多くの豚から父と母を見つけ出すシーンなどは典型であろう。

もののけ以降、宮崎監督のファンタジーアニメは、ストーリーとしては、スイスイと進んでいくので、そして圧倒的なアニメ技術によって、最後まで観せられてしまうのだが、あとから考えると「あれは一体どういうこと?」という箇所が最新作になるにしたがって多くなっていく。

ポニョもそうだ。
これまた、ストーリーは直線的であり、妙な伏線はないので最後までスーッと観ることはできるが、深く考える人ほど「何でそうなるの???」と疑問符が頭の中でいっぱいになる。ある意味、説明しない宮崎アニメ究極の作品がこのポニョだと思う。


たしかにアニメの技術は、凄い。
手書きにこだわった絵。
今までのアニメには無い絵画的なあったかい背景。
波を魚で表現するなどのアニメにしかできない表現。
・・・・
などなど。

人によっては、ストーリーの弱さを、作画技術でカバーして強引に見せている、という見解もあろう。

がしかし、この作品を面白く観ているのが子供達である、という点は大事だ。
大人がいろいろ欠点を指摘しても、意に介さない。
ただ面白い。

ジブリの営業的戦略でヒットしただけで作品としてはダメだって?
おいおい、作品としてはダメな映画がこれだけ子供達に喜ばれてヒットするのかい?

私は、妙な訳の分からない作品を作っても子供に支持されるってことが宮崎監督の個性であろうと思う。
実際、宮崎アニメには、訳が分からなくても、引きつけられる妙なキャラクターも多い。

ナウシカのオームや巨神兵。
トトロの真っ黒くろすけやネコバス。
もののけ姫のコダマ(あの小さいコロボックルみたいな白い森の精)やシシ神などの神様。
千尋のカオナシや個性的な化け物。
ハウルのカルシファーや案山子の王子。何かしら生きている影のような不気味な存在。
そしてポニョ。

こういったキャラを生み出す感性とそれを魅せる技術は独特なもので、他の人が真似の出来るものではない。
とまあ、独特な世界を構築し、大人にはよく分からなくても子供にわかる映画を作る宮崎監督は、やはり希有な才能の持ち主だろうと思う。
(よって、後継者は出にくいだろうなあ)

つらつらと述べてきたが、ポニョは(一部では酷評されるものの)何かよう分からんけれど、凄くて妙に引きつけられる映画であることは間違いない。

作品が個性的であるゆえに、好きか嫌いか別れる作品でもあろう。
あなたはどちらかな?

【補足】
映画人がビックリした箇所を最後に紹介。
それはエンディング。
ポニョと少年のキスシーンで使われた技法が、黒丸ワイプである。
黒い丸がだんだんと小さくなっていく手法は、映画としてはもう化石のような手法である。
これをあえてやってのけてしまう度胸というか、自信というかは、コアな映像作家を感心させたという。
【666】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年09月24日 00時41分)

のほさん。どうもです。

>「昭和」という年号がいかに濃密な時代であったか

おっしゃるように、戦争という非日常があったこと、敗戦でそれまでの価値観ががらっと変わったということ、そして、現代の土台が作られているということが大きいと思います。
しかし、昭和が終わってからもう四半世紀も経っているんですね。
しみじみ。

>「平清盛」は私もそこそこ、
>よく撮っていると思いました。

うわぁ、お仲間がいて嬉しいな。

>「龍馬伝」での暗殺シーンもリアル、薄暗くしてるのに
>「観づらい」という声もあった気が・・・

うろ覚えですが、平清盛と龍馬伝は美術スタッフが重なっていたような気がします。
少年H・・・
なるほど、未見ですが近いうちにオンエアされるでしょうから、注意してみておきましょ。

>あ、「外事警察」は封切り、見損なってますが
>NHKのドラマは好きでしたよ。面白そうですね ^^

テレビ版が好きだったら、気に入ると思いますよ。

>「十三人の刺客」(1963年、工藤栄一監督) 好きなんです。

何か、昔の映画の方が、良く出来ているなあ、と思うことけっこうありますよね。
私は、勝新太郎版の座頭市が好きですね。
氏が晩年になって作った最後の映画版の「座頭市」って、とても好きですね。
勝新も、これで集大成って思って作ったのではないかな。
映画人としてのこだわりを感じます。熱意がホント半端ないです。
【665】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年09月17日 00時37分)

みなさん、こんばんは。

とりあえず、保守ってことで。

のほさん、ようこそ。
後日コメントしま〜す。
【664】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年09月15日 13時49分)

■ゆさみんさま

ご丁寧な長文レスありがとうございます。

せっかくですので、もう少し語らせてください(笑)

>のほさんが少年時代を過ごした10年間はとてつもなく大きな変化のあった時代でしたね。再びですが、のほさんと私の10年間の差は大きいですね。

それだけ「昭和」という年号がいかに濃密な時代であったか、の証明ですね。

「昭和」という時代は恐慌、テロ、軍拡、進駐、戦争、敗戦、被進駐、飢餓、復興・・・
僅か30年足らずの間に、人類が経験しうる全てが凝縮された時代でしたね。

だからこの先、何十年、百年後かになっても、
歴史学者は「昭和」という時代を興味深く検証し続けてゆくと思います。


>でも、大河ドラマ「平清盛」で京都のリアリティを出そうと、当時の埃っぽさを取り入れたら非難囂々で「見にくい」と言われる昨今ですからねえ。(けっこう私は「平清盛」を気に入って観ていたんだけど)

「平清盛」は私もそこそこ、
よく撮っていると思いました。
受け入れられなかったのはテレビとスクリーンの違いか、と。

やっぱり、大河ドラマを「楽しもう」としている人たちはリアリズムよりファンタジーを求めているんでしょうねぇ。

「龍馬伝」での暗殺シーンもリアル、薄暗くしてるのに
「観づらい」という声もあった気が・・・

義経にいたっては
そもそも歴史上、実在したのかどうかも怪しいのに
毎度、そこそこヒットするでしょ(笑)


リアリズムに関して「少年H」で、決定的に頭を抱えたシーンがあるんです。

空襲の夜、二階から少年が必死になって父親の分身といえるミシンを運び出す。
で、翌朝、消防団として現場に出ていた父親が自宅の焼け跡に戻ってくる。

少年はなんとかミシンを運び出したことを
父親に打ち明ける。

親子愛の見せ場ですよね。

そうしたらねぇ・・・まだ、火がくすぶっている焼け跡から黒焦げになったミシンを
見つけ出した父親がなんと!素手でつかみだしちゃう。

これがね、木製の織機の残骸とかなら、わかりますよ。
しかし、鉄の塊のミシンなんておそらくまだ、何百度の高温のはずでしょ。
シナリオ段階で「いやいや、これはありえんだろ」
というスタッフは一人もいなかったの?

戦前部分のクライマックスであんな演出を見せられると、
もうハラ立っちゃってね(笑)


話を時代劇に戻しますと昔はリテイクよりもカメラテストを何十回も、やってますよね。
今みたいにビデオモニターで
すぐ確認できないわけですから
そりゃ、現場の意気込みが違ったんだと思います。

私は「十三人の刺客」(1963年、工藤栄一監督) 好きなんです。
忠臣蔵をプロットとした集団抗争劇ですが、
ディテールの練りこみ、撮影技法に熱意が違う。

「静と動」のシーンごとにカッチリした画づくり!
モノクロだけに照明の使い方、ピントの送り方もよく計算されています。

明石藩の一行が、罠が仕掛けられた落合宿にやってくるシーン・・・
ひづめの音が響き、馬群が朝もやの中から浮かび上がる
望遠レンズのカットは何度見ても、胸が高まります。


三池崇史監督のリメイク版も観ましたが
まあ「三池趣味」が全体的に強すぎちゃって・・・・
やっぱり「13対53」という
リアリティのある不利な条件下で
いかにして勝つか、というのが「骨」ですからね。

そこをいきなり相手を300に増やして爆薬でボン!
では「骨」を自爆させてますね(笑)


あ、「外事警察」は封切り、見損なってますが
NHKのドラマは好きでしたよ。面白そうですね ^^

それと、最近では気になりながら見落としたのが
「太秦ライムライト」。
なんせ、仁義なき戦いで見つけた福本清三さんですから♪


今回は最後に新聞で見つけた「昭和天皇がご覧になった映画」一覧を
興味深かったので、転載しますね。


【663】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年09月15日 12時44分)

■昭和天皇が観た映画
(データは「昭和天皇実録」記載による)

鑑賞日      タイトル         出来事

1931年2月6日  モロッコ       ■満州事変始まる(9月)
  34年2月2日  街の灯
 37年1月16日 科学者の道        ■日中戦争始まる(7月)
    1月30日 新しき土       ■日独合作
   12月18日 南京陥落ニュース映画
 38年1月8日  上海
    6月18日 別れの曲
    8月20日 のらくろ二等兵
       12月3日 ロイドのエジプト博士
 39年4月 1日 ヒトラーのイタリア訪問記録
    11月11日 雪割草(東宝)
  41年3月30日  白鳥の死
   12月30日 特報ハワイ大空襲   ■太平洋戦争始まる(12月)
  42年 3月30日 将軍と参謀と兵     ■ミッドウェー海戦(6月)
       4月29日 ミッキーの捕鯨船    ■ 41歳誕生日
    6月14日 青い鳥    
    8月22日 マレー戦記・進撃の記録
   10月18日 漫画・桃太郎の海鷲
   11月28日 ハワイ・マレー沖海戦
  43年3月4日 加藤隼戦闘隊       ■インパール作戦開始
   12月23日 陸軍
 45年3月7日 陸軍特別攻撃隊      ■東京大空襲(3月)
       7月28日 最後の帰郷       ■菊池寛原作


――――――  終戦(8月15日)  ―――――――

 45年9月23日 広島原爆ニュース映画
 48年3月 3日 キュリー夫人
 50年2月28日 ハムレット
    5月 2日 若草物語
    6月27日 ジャンヌ・ダーク
 51年3月12日 国民の中の天皇
         日本の象徴天皇
 52年3月11日 羅生門      ■黒沢明監督、ベネチア金獅子賞
 54年4月14日 ローマの休日   ■アカデミー賞作品賞
 55年1月23日 警察日記          ■皇后と映画館で初鑑賞
 57年7月11日 明治天皇と日露大戦争
 59年4月17日 皇太子殿下 世紀のご成婚
 60年3月30日  ベン・ハー   ■チャールトン・ヘストンと握手
 62年12月21日 戦艦バゥンティ
 65年1月 9日  ウィーンの森の物語
    6月11日  サウンド・オブ・ミュージック
   10月10日  三匹荒野を行く
 67年12月29日 日本のいちばん長い日
 68年6月2日  黒部の太陽
 70年12月8日 トラ・トラ・トラ!
 80年5月6日  天平の甍
 81年12月28日 シュンマオ物語タオタオ■日中合作アニメ、山田洋次監修
 85年7月11日  昭和天皇60年史

――――――――――――――――――――――――――――――――

すでにミッドウェーで大敗したあとに
「ハワイ・マレー沖海戦」を<観せられている>あたり、悲しい。

いちばんびっくりしたのが「日本のいちばん長い日」がリストにあった!

てっきり、(宮内庁内部の判断で)観てないものと思ってた。
シンジラレナイ・・・

阿南陸相という人は侍従武官長もやった人でしょ。
日ごろから昭和天皇みずから「アナンよ」(天皇はなぜか、あなみと呼ばずこういってたらしいんです)と、
可愛がっていた臣が自決するシーンをどんな思いで観たのか。

う〜ん、鑑賞後のコメントを知りたいなぁ・・・
お邪魔しました!

のほ
【662】

のほさんへの長いレス(1)  評価

ゆさみん (2014年09月07日 22時16分)

では、のほさん。
「日本のいちばん長い日」
私の長いレスをば(笑)

>私は中学一年のときに観た。
>文部省推薦ということで、全校動員として劇場に行った、と思う。

全校動員で、この映画を見せるというのが時代性をあらわしていますねえ。
私はのほさんより10歳弱年下ですが、全校で観た映画ってチャップリンとかゴジラとか「お母さん命をありがとう」(無論適当につけたタイトルです)みたいなお涙ちょうだいな映画とかでした。

>映画の舞台となった昭和20年(1945年)というのは、私が生まれたちょうど10年前であった。
>自分が生まれるわずか10年前の日本(大日本帝国)という国家が
>あんなにもアナクロリズムの塊であったということは、
>学校教育の中では露ほども知り得なかった。
>それだけ、衝撃的な内容だった。

10年の経過でそのような感想をもつこと自体が、戦争についての考え方が大きく変わった(ある意味、いかにGHQの政策の影響を受けている)かということがよく分かりますね。
のほさんが少年時代を過ごした10年間はとてつもなく大きな変化のあった時代でしたね。
再びですが、のほさんと私の10年間の差は大きいですね。

>三船敏郎演ずる阿南陸相、自刃のシーンのことである。
>阿南は割腹後も、悶絶しながらなかなか死なない。
>見かねた娘婿の竹下中佐(井上孝雄)が
>「陸相、介錯を!」と声をかけるが「無用だ!」と語気鋭く怒鳴り
>血まみれの手で右頚動脈をさぐり、息も絶え絶えの中、短刀で首を掻き切る。
>噴水のように鮮血がほとばしり、それでも阿南の体はゆらゆらと揺れ動く。

>実は阿南陸相の自決シーンと、森近衛師団長惨殺シーンは
>シナリオ段階では声と音だけのオフシーンとして処理されていたそうだ。
>しかし、岡本喜八監督があえて脚本の橋本忍に頼んで書き直させた、という。
>あくまでも人の生き死にを、画で見せるという、
>岡本監督ならではのエピソードであり、
>その壮絶なシーンは戦争が人にもたらす狂気を痛烈に感じさせるものだった。

まさにこのシーンはスゴいとしか言いようが無い迫力ですね。
多分、ここはのほさんが触れてくるだろうと思ったので、あえて言及しませんでした(笑)
きれいな死に方でない分、凄いリアル感が出ていました。
真実味とは何か。
今の映画に欠けている点を感じさせられました。
【661】

のほさんへの長いレス(2)  評価

ゆさみん (2014年09月07日 22時54分)

話は変わりますが、こないだ雑誌で松方弘樹氏のインタビューを読みました。
今や、時代劇で松方氏が演じる様子を多くの若手が参考に見に来るといいます。
それぐらい時代劇を演じることができる役者が少なくなったことの表れであるともいえ、また、松方氏の凄さを感じることのできるエピソードでもありますが、氏は今の役者が時代劇をちゃんと演じることが出来なくなった理由を現場にあるともいいます。

昔は一つのシーンを20回くらい撮り直すことなど当たり前でした。
それが、時間の制約や予算のかねあいもあるかもしれないが2〜3回でOKを出す(出さざるを得ない)といいます。
これじゃ、時代劇を演じることができる役者は減っていくだろうと・・・
ゆえに今の役者はかわいそうだとも。

少なくとも、「日本の・・・」の映画を観るにつけ、すさまじいほどのリアリティがあるのは岡本氏のこだわりと演出のせいだろうと思います。
多分、ゲリラ的に撮った皇居のシーンは別として(でも、それがゆえに逆に凄いシーンが撮れているともいえるのだけれど)それぞれのシーンで何度も何度も撮り直したんだろうなあ、とうかがわせる映画ですね。

>「日本のいちばん長い日」の原作は
>戦後20年目にあたる昭和40年(1965年) 7月、大宅荘一編として
>文芸春秋社から出版された。
>ところが、これが真っ赤な嘘であった。
>本当の筆者は当時、文芸春秋の編集部次長だった半藤一利氏。

ここらあたりはウィキあたりにも出ていますね。
ビックリいたしました。
この時代、売るためにここまでするんですね。

ああ、そういえば矢沢永吉氏の「成り上がり」も糸井重里氏の著作でしたね。

「当初の刊行は直接、証言者にあたり、実地の調査を重んじた。
当時はそれが可能だったが、疑いのあるものはとらなかった」

この文章も凄い。
巷で今、問題になっている朝日新聞の記者に読ませてやりたいもんだ。

>三船敏郎(阿南陸相)と笠智衆(鈴木首相)の演技は白眉ですよね。
>終戦の詔書の手続きが終わり、三船が笠に
>「いろいろとご迷惑をかけました」と南方の前線から贈られて来た葉巻を渡す。
>受け取った笠は三船の自決を予想して、後ろ姿を見送りながら
>「阿南君は暇乞いにきてくれたんだねぇ」とポツリと洩らす。

うん、ここのシーンも多分のほさんなら言及するだろうと思って触れませんでした(笑)
じわっとくるシーンでした。

>昭和天皇に関しては、やはり今上天皇としての配慮があったかと思います。
>現にキャストロールに松本幸四郎の名前はでてきませんし・・・

ああ、そうなんだ。
役者名でエンドロールに出てこないような気がしていたんですが、見落としていたと思っていました。
なるほど。
【660】

のほさんへの長いレス(3)  評価

ゆさみん (2014年09月07日 22時20分)

>>あと、これは誰も言及しないだろう小さなことで、
>>私が感心したのは「汗」である。

>突いてきましたか! ^^);
>この「汗」はねえ。
>私は全編を貫いている「ドラマの骨」だと感じてます。
>あれこそリアリズムだと思います。
>決起将校だけでなく、閣議で終戦の詔書案を議論する閣僚たちの「難産の汗」、
>拳銃を突きつけられたNHKのアナウンサー(加山雄三)の額に、にじむ脂汗、
>軟禁されていた玉音盤の録音班が解放されるや
>「水を、水を一杯ください!」と怒鳴るセリフとか
>あの「長い一日」に関わった人々のそれぞれの汗を見事に映像化しています。

まさか、この部分にのほさんがこれだけ言及されるとはおもわなんだ。(汗!)
いやあ、小さなこととは思うけど言っておかなくてはと思った点を、このようにちゃんと文章化されるととっても嬉しいです。

>撮影の村井博はモノクロ撮影と決まってから、わざわざフィルムを2倍増感してコント>ラストの強いシャープな画面にしているんですが、
>これも「汗」を意識していたからこそ、の手法だと思うんです。

なるほど。「ドラマの骨」であるということが説得力をもって伝わってきます。

>首相官邸や宮内庁内部も徹底的に調査して、オープンセットを製作。
>特に皇居乾門だけでも二ヶ月がかりで作ったというから、意気込みがわかりますねえ。

そうなんですか。
古い映画なので、どこがセットでどこがロケだとか映像では判別が難しい(笑)
全編ロケしたかのような映像にあらためて感心いたします。

>最近の邦画はCGの影響かディテールへのこだわりが
>どんどん希薄になっている気がして、残念でならんです。

私もそう思います。
「三丁目の夕日」でも思ったんですが昔の映像が全体的に「きれい」ですよね。
「三丁目の夕日」はノスタルジックなファンタジー映画といっていいですので、まだ分かりますが、昔を扱った映画が全部そうなったらいけないと思います。

でも、大河ドラマ「平清盛」で京都のリアリティを出そうと、当時の埃っぽさを取り入れたら非難囂々で「見にくい」と言われる昨今ですからねえ。(けっこう私は「平清盛」を気に入って観ていたんだけど)

それと最後に「岡本喜八監督のメッセージ」もじーんときました。

>私にとって戦争とは何であったか?
>机を並べた友だちが声もなくドンドン死んでいった日々である。
>『日本のいちばん長い日』は新しい日本の一ページ目だ。
>いささかの曖昧模糊を許さずに、私はこの一ページを知りたい。
>血と汗と涙がどのように流されて新しい日本が生まれたかを・・・

ホントに、私も未見だったのであらためて言いたいです。
戦争映画って、戦争自体を描くことであるいは戦争中の人々の生活を描くことで、訴える映画がほとんどだけれど・・・
この映画は、戦争の狂気と悲惨さを、終戦の日の一日前から当日に至るまでを描くことで、見事なまでに描き出している映画だと思います。
【659】

BORDER  評価

ゆさみん (2014年09月07日 22時12分)

熊楠さん。
「BORDER」全話見終わりました。
小栗旬演じる「死者を見ることが出来るようになった刑事」が死者から犯人を教えてもらうことで事件を解決するというパターンのドラマと思いきや、たしかに6話目あたりから、主人公が犯人を捕らえるために狂気をはらんだ行動に出はじめて、ついには捕らえることができなかった犯人を自分の○で○○てしまうというエンディングには、ギョギョギョ・・ではあります。
さらにラストシーンには(゜Д゜)であります。
ラストはポーンと放り出すような形だったので、いろいろと視聴者が想像をめぐらすことになります。
良く言えばインパクトのあるドラマであるといえるし、悪く言えば不親切きわまりない(笑)ドラマではありますね。
それも含めて演出の計算なのでしょうかね。
私としては「MOZU」よりは楽しめたドラマでした。

ところで「みおつくし」最終巻。
発売されていきなり文庫の売り上げ第一位に躍り出ていましたね。
あらためて、ほんとにファンが多いシリーズなんですね。
【658】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年09月03日 23時24分)

のほさん。

「野歩のいちばん長いレス」
ありがとうございました。

長文のレス、痛み入ります。

またあらためて返信いたしますね。
内容が内容だけに、軽々しく返信しかねます。
ちょっとお待ち下さいね。

熊楠さん。
こちらももうちょっと待って下さいね。
BORDER
もうすぐ最終回なので、それ見終わってからコメントします。
【657】

外事警察 その男に騙されるな(1)  評価

ゆさみん (2014年09月03日 23時11分)

外事警察 その男に騙されるなBLACK DAWN(2012年) 
監督 堀切園健太郎 
脚本 古沢良太 
原案 麻生幾『外事警察 CODE:ジャスミン』 
出演者  渡部篤郎
    キム・ガンウ
    真木よう子
    尾野真千子
    田中泯
    遠藤憲一
    余貴美子
    石橋凌 
音楽 梅林茂 
主題歌 ブルーノ・マーズ「Grenade」

2年前に作られた映画。
さらにその2年前にNHK総合にて放送されたドラマの映画化にあたる。(というよりテレビの続編)
NHKのテレビドラマの映画化ということで、内容からして「ちょっとビックリ」感はあった。「あのNHKがよく作ったよな」という印象も持っていたから。だって、WOWOWあたりで放送してもおかしくない社会の裏側をえがくガチガチのハード路線だったから。

まず「外事警察」というのはどういうのかというと・・・

正式名称「警視庁公安部外事課」──ソトゴトという隠語でも呼ばれるその組織の通り名こそが“外事警察”であり、その目的は、日本国の安全を脅かす外国人テロリストや外国政府の諜報機関の調査、監視、摘発。長年その行動や存在そのものが秘匿され続けてきた、“日本のCIA”とも言うべき実在の組織なのである。  
犯罪捜査を行う通常の警察組織とは異なり、同じ警察内に存在しながらも、国内で暗躍する国際テロリストの取り締まりという性格から、他部署には組織の詳細は隠されるという。また、所属する警察官も身分を隠すために偽名を使用し、警察手帳を所持することも少なく、さらには家族にまで、職務の実態を明かさない
よくアメリカ映画などで、CIAの“目的のためなら手段を選ばない”姿勢が取りざたされるが、その“ブレ”のなさは外事警察も同じだ。彼らの最大の目的は「日本の国益を守ること」。目的を成し遂げるためには、多少の犠牲(それが警察の他組織の捜査活動を妨げたり、民間人の幸せな生活を脅かすものであっても!)はいとわない。時には、あらゆる法令を駆使して合法スレスレの手段を取ることさえあるという……。  日本の安全と平和を守るための組織でありながら、優先されるのはあくまでも“国益”。任務遂行のためには手段を選ばない組織、それが外事警察なのだ。(ネットより)

ね、面白そうでしょ?

その外事警察において「公安の魔物」と呼ばれる住本健司を演じるのは渡部篤郎氏。その手段を選ばない捜査手段に、本当にここまでやるの?と思わせるようなクセのある役をよく演じている。まさにはまり役である。
その部下を演じる尾野真千子氏は、そこに配属されてきた警察官であり、手段を選ばない住本に疑問と疑いの目で接し行動するが、テレビドラマの最後の方では、外事警察の一員として存在感を増していた。
実際に外事警察に従事していた人の証言によると「一般の方は、映画に描かれていることがにわかに現実とは思えないと思うけど、外事警察というのはあくまで影の存在。表に出たら手の内が明かされてしまうので公にはなっていない。こいつらが何をやっているかというのは、警察内部でも分かっていないのが実情です」とある。うーんリアリティあるなあ。
【656】

外事警察 その男に騙されるな(2)  評価

ゆさみん (2014年09月03日 23時10分)

原作が良くできていたからか、テレビドラマ版の放送に先立ち、その脚本を読んだS・D・Pのプロデューサー・岩倉達哉がすぐさまNHKエンタープライズに映画化を持ちかけ、テレビドラマ放送終了後の2010年1月に東映が配給に内定し、映画化されるに至ったとウィキには出ている。

オープニングでは全身を血に染めた真木よう子がひとり歩いてくるシーン。
インパクトのあるシーンだが、なぜそんなことになったかが、映画を見ているうちに分かってくる。

以下、ネットの文章による。

ストーリーは・・・・
2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大災害「東日本大震災」。津波の脅威にさらされ、原子力発電所の事故の影響で立ち入り禁止区域に指定された東北の大学から、ある重要なデータが盗み出されていたことが分かる。その事件から5ヶ月後、今度はCIAから北朝鮮のウランが日本に持ち込まれたという情報が持ち込まれる。盗まれた「重要なデータ」とは原子力関連部品の製造方法であった。このデータとウランがあれば、核爆弾を作ることができる・・・非核を明言する日本で、核の製造が行われたとなれば、国家を揺るがすことになりかねない。そこで警察庁警備局長の倉田は、かつて「公安の魔物」と称された住本を呼び戻し、捜査に当たらせる。

このご時勢に「核」「北朝鮮」「震災」をテーマに盛り込むのはかなり勇気のいることだったのではないか。しかも中途半端に描いたら面白くないし、批判の対象にもなりかねない。その点この映画は、綿密な取材と研究によって書かれているので、とても骨太な映画になっている。
スパイ映画らしく全編通して緊張感に満ちているが、「007」や「ミッションインポッシブル」のように派手なアクションはなく(クライマックスにはそれなりの緊張感はあるが)淡々と進んでいくストーリーが逆にリアル。

以前、同じ公安がらみのドラマ「MOZU」について現実感の無さを指摘したが、この映画はそんな点は見当たらない。実際は無いかもしれないが、あってもおかしくない状況をいかにもありそうに描いている。

ちょっとネタバレになってしまうので、書いて良いか躊躇うのだが、映画を観ていく内に、真木よう子について観客は「ある疑い」=伏線を予感するように仕掛けられている。そしてその伏線通りにストーリーは進んでいくのだが、それがラストで見事に裏切られる仕掛けになっていて、その仕掛けが「外事警察」らしい裏切られ方なので「おおお」と唸ってしまった。

いやあ、気持ちよい裏切られ方であり、見終わった後に骨太な映画を観た印象をもった。

それにしても渡部篤郎氏、見事にはまり役であり「目が笑っていない笑顔」を演技させたら、右に出る物はいないだろうと思えるような存在感がある。

まだ、観ていない方は存分に鑑賞されたい。
【655】

野歩のいちばん長いレス  評価

野歩the犬 (2014年08月31日 13時53分)

「日本のいちばん長い日」

この映画を私は中学一年のときに観た。
文部省推薦ということで、全校動員として劇場に行った、と思う。

なぜなら、映画を観終わったその夜、親友のK宅で映画の感想について語り合った記憶があるからだ。

映画の舞台となった昭和20年(1945年)というのは、私が生まれたちょうど10年前であった。

自分が生まれるわずか10年前の日本(大日本帝国)という国家が
あんなにもアナクロリズムの塊であったということは、
学校教育の中では露ほども知り得なかった。
それだけ、衝撃的な内容だった。

どんなことを語り合ったかは、今となっては不鮮明だがKがポツリと漏らした一言だけは、はっきりと覚えている。

Kは言った。
「人間、腹を斬っただけでは簡単に死なんよな・・・」

三船敏郎演ずる阿南陸相、自刃のシーンのことである。
阿南は割腹後も、悶絶しながらなかなか死なない。
見かねた娘婿の竹下中佐(井上孝雄)が
「陸相、介錯を!」と声をかけるが「無用だ!」と語気鋭く怒鳴り
血まみれの手で右頚動脈をさぐり、息も絶え絶えの中、短刀で首を掻き切る。

噴水のように鮮血がほとばしり、それでも阿南の体はゆらゆらと揺れ動く。

そして(画面上ではモノクロだが) 8月15日、朝の
真っ赤な太陽がスクリーン一杯に映し出される。

自分たちが生まれるわずか10年前、
武人とよばれた人の胆力に私とKは言葉にできない衝撃を
感じていたのだった。

「日本のいちばん長い日」を観てからわずか3年後の1970年11月25日
三島由紀夫は旧陸軍省の東部方面総幹部に盾の会の若者4人とともに乱入。
自衛隊に憲法改正のための決起を呼びかけ、
後追いした若者の介錯で割腹自決した。

三島の生誕80年目の2005年、私は市谷の防衛省見学ツアーに参加した。
三島が自決した旧陸軍省庁舎は遺構として、敷地内に移転、保存されていて
資料館になっていた。

戦時中のさまざまな資料が陳列されているケースの中に阿南陸相の遺書を見つけた。

「一死ヲ以ッテ大罪ヲ謝シ奉ル
      昭和二十年八月十四日夜
           陸軍大臣 阿南惟幾 【花押】」

三行に書かれた遺書の余白に「神州不滅ヲ確信シツツ」の追書があった。

遺書は映画で観た鮮血の噴水を彷彿とさせるように
黒く変色した血飛沫にまみれていた。

実は阿南陸相の自決シーンと、森近衛師団長惨殺シーンは
シナリオ段階では声と音だけのオフシーンとして処理されていたそうだ。
しかし、岡本喜八監督があえて脚本の橋本忍に頼んで書き直させた、という。

あくまでも人の生き死にを、画で見せるという、
岡本監督ならではのエピソードであり、
その壮絶なシーンは戦争が人にもたらす狂気を痛烈に感じさせるものだった。

そして、中学一年の私とKはまんまと岡本演出にうちのめされた。


【654】

野歩のいちばん長いレス  評価

野歩the犬 (2014年08月31日 13時52分)

「日本のいちばん長い日」の原作は
戦後20年目にあたる昭和40年(1965年) 7月、大宅荘一編として
文芸春秋社から出版された。

ところが、これが真っ赤な嘘であった。

本当の筆者は当時、文芸春秋の編集部次長だった半藤一利氏。
秦郁彦、保坂正康、両氏と並ぶ現代の昭和史研究の第一人者である。

平成7年(1995年) 戦後50年の節目に文春文庫から
「日本のいちばん長い日 決定版」として半藤氏の著作として再刊行された。

あとがき、を抜粋、引用したい。

「そのころ、毎朝4時に起きて、原稿用紙をしこしこと埋めた。
 毎朝、机に向かっていると日、一日と夜明けが早まっているのが分かる。

 <外には朝がそっと忍び寄っているかのようであった。暗黒が濃灰に変わりさらに灰色から深い青色へと空にはゆるやかな転換が行われている>

そんな実感を織り交ぜながらわたしはこの本を1965年の夏に書き上げた。
当時はいろんな事情から大宅荘一編と、
当代一のジャーナリストの名を冠して刊行された。
そのお陰もあり、翌年に東宝の映画化もあり、多くの人に読まれた。
今回、決定版として再刊行するに際し、
社を退いてもの書きとして一本立ちした記念にと、
亡き大宅先生の夫人のお許しに甘えて、
わたし名義に戻させていただいた。長いこと別れていた子供に『俺が親父なんだ』と名乗った酸っぱい気分を味わっている」

として、さらに
「当初の刊行は直接、証言者にあたり、実地の調査を重んじた。
当時はそれが可能だったが、疑いのあるものはとらなかった。
また、当時の情勢では差し障りがあり、
隠ぺいせざるを得なかったものもある。
それらを全て正し、新しい事実を加えた決定版を出すに際し、
名義者としての責任は明らかにしておかなければならない、と思った」とある。

そして、聞きとりをした56人の名簿が続く。
おそらく存命者はわずかであろう。

【653】

野歩のいちばん長いレス  評価

野歩the犬 (2014年08月31日 13時55分)

さて、DVD化され、改めて映画を観た私の感想になりますが・・・

さすがは、ゆさみん、さん。
言いたいことはほぼ、書きつくされてました(笑)

三船敏郎(阿南陸相)と笠智衆(鈴木首相)の演技は白眉ですよね。

当時の内閣というのは陸軍大臣が辞表を出せば、内閣そのものが
流産して終戦に関わる全ての手続きができなくなってしまう。
言わば、陸相というのは「伝家の宝刀」を懐に忍ばせている。

かたや、鈴木は二・二六事件当時の侍従長で襲撃され、重傷を負いながら
天皇から全幅の信頼をうけ「終戦内閣」の責任者として首相に任命されている。

この二人の内面のつばぜり合いを表情とセリフだけで見事に演じてますね。

ゆさみんさん、が書かれたシーンもいいですが
終戦の詔書の手続きが終わり、三船が笠に
「いろいろとご迷惑をかけました」と南方の前線から贈られて来た葉巻を渡す。
受け取った笠は三船の自決を予想して、後ろ姿を見送りながら
「阿南君は暇乞いにきてくれたんだねぇ」とポツリと洩らす。

中1の時にはなんの感慨もなかったこのシーンが、
この歳になるとジーンときちゃうんです

>これは天皇を登場させるのに対する制約があったのか、
演出上の意図があるのか分からないが。

昭和天皇に関しては、やはり今上天皇としての配慮があったかと思います。
現にキャストロールに松本幸四郎の名前はでてきませんし・・・

>あと、これは誰も言及しないだろう小さなことで、
私が感心したのは「汗」である。

突いてきましたか! ^^);

この「汗」はねえ。
私は全編を貫いている「ドラマの骨」だと感じてます。

サマーウールなんてない時代の真夏に軍服着て
陸軍省〜東部軍〜近衛師団司令部と走り回っていたら、
もう汗だくなわけですよ。
特に市谷周辺は坂だらけでしょ。
あの道を油の切れた自転車をキーコ、キーコとこいでたら、
もうホコリまみれで、軍服をつきぬけて
バケツの水をかぶったみたいに汗まみれ。

あれこそリアリズムだと思います。

それに決起将校だけでなく、
閣議で終戦の詔書案を議論する閣僚たちの「難産の汗」、
拳銃を突きつけられたNHKのアナウンサー(加山雄三)の額に、にじむ脂汗、
軟禁されていた玉音盤の録音班が解放されるや
「水を、水を一杯ください!」と怒鳴るセリフとか
あの「長い一日」に関わった人々のそれぞれの汗を見事に映像化しています。

撮影の村井博はモノクロ撮影と決まってから、わざわざフィルムを2倍増感してコントラストの強いシャープな画面にしているんですが、
これも「汗」を意識していたからこそ、の手法だと思うんです。
【652】

野歩のいちばん長いレス  評価

野歩the犬 (2014年08月31日 13時49分)


それとこの作品で見落とせないのが美術。

「調べ魔」の名がつく阿久根巌さんという人が担当したんです。
当時は旧近衛師団司令部と陸相官邸は
取り壊し寸前だったんですが、奇跡的に現存していた。
特に、近衛師団司令部は学生運動で
デモ隊と警察官が衝突したりしたもんで荒れ放題。
窓枠、ガラスを入れ、破損箇所を補修してロケに使ったそうです。

首相官邸や宮内庁内部も徹底的に調査して、オープンセットを製作。
特に皇居乾門だけでも二ヶ月がかりで作ったというから、意気込みがわかりますねえ。

このまえ「少年H」を観たんですが、確かに時代考証のあとは感じましたよ。
しかし、セットが綺麗すぎる。
戦前の町並みは、舗装道路はほとんどないから
もっとほこりっぽいはずでしょ。

終戦直後のバラック長屋にしても
あんなピカピカの木材使っている、わきゃない!
ランニングシャツひとつにしてもあんな真っ白なもの
着ているはずがないんですよ。

最近の邦画はCGの影響かディテールへのこだわりが
どんどん希薄になっている気がして、残念でならんです。

ディテールといえば、演出では阿南陸相が御前会議から帰ってきますね。
それで、軍務部の連中が「陸相、陸相!」と追いかけていって取り囲む。

大臣室になだれこんで「御前会議の結果をお聞かせ願いたい」と。

そこで阿南が姿勢を正してチョーカーを鳴らすと
全員が一斉にガツン!と敬礼の姿勢をとる。
あのシーンもよく計算してるなぁ、と感じ入りました。

それと、ラストの畑中少佐(黒沢年男)の自決シーンは
皇居前での無許可ぶっつけロケだそうですね。
このあたりは「仁義なき戦い」とかぶって見えちゃう(笑)

最後にこの作品の宣伝用プレスシートから
岡本喜八監督のメッセージを転載します。

「私にとって戦争とは何であったか?
 机を並べた友だちが声もなくドンドン死んでいった日々である。
 やがて同窓生名簿からはその半数が消えてしまい
 私自身の寿命をせいぜい23才と踏んだものだ。
 私にとって終戦とはなんであったか?
 その23才と踏んでいた寿命が一挙に伸びた日である。
 あの日がなければ私も日本もどうなっていたか判ったものではない。
 『日本のいちばん長い日』は新しい日本の一ページ目だ。
 いささかの曖昧模糊を許さずに、私はこの一ページを知りたい。
 私たちの寿命をちぢめていたあの強大な力が
 どのように萎えていったか
 血と汗と涙がどのように流されて新しい日本が生まれたかを・・・」


>多分、のほさんもそれを確認する上でも、毎年この映画を観ているのかもしれないけれど。

まさに、岡本監督に中学一年から現在に至るまで縛られていますね。
【651】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年08月27日 21時39分)

ゆさみんさん

こんばんは。

BORDER始まりましたか。
小栗君、どうですか?

金城さんが、最初から小栗君を想定して書いた本だそうです。

犯人を追うシーンでの身軽さにちょっとビックリしました。
SPの時の岡田君程じゃないにしても、軽やかですよね。

サイモン&ガーファンクルもなんか良い感じだし。結構好きだったんですよね。

全9話で少し短めですが、6話位からグッと感じが変わってきます。

チャンスがあれば感想聞かせてください。
【650】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年08月24日 14時32分)

のほさん。

災害復旧活動に邁進されていること、重々分かっております。
まずは、そちらに力を注いで下さいませ。
のほさんたちの行動に頭が下がる思いです。

一日でも早い被災地の復旧と被災者の亡くなられた方々の冥福と、いまなお苦しんでいる方々のお心が少しでも落ち着かれることを祈っております。

では。
【649】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年08月24日 12時56分)

■ゆさみんさん 

こんにちは。のほです。

「日本のいちばん長い日」の感想、
ありがとうございます。

リアルがちょっとばたついており、
自トピの保守もままならない、ありさまでして。

落ち着いたら必ず、改めてレスいたします。

とりいそぎ、お礼まで。

のほ
【648】

日本のいちばん長い日(1)  評価

ゆさみん (2014年08月24日 14時12分)

日本のいちばん長い日(1967年)
監督 岡本喜八 
脚本 橋本忍 
出演者 三船敏郎
    笠智衆
    加山雄三
    黒沢年男
    佐藤允
    中丸忠雄 
音楽 佐藤勝 

最初に東宝35年記念作品という画面が出る。
その名のごとく、蒼々たる豪華な俳優陣であり、2時間37分の超大作映画である。
当時の東宝のオールスター映画であり、最後に出演者が表示されるが、それが登場順となっている。

 タイトルの「日本のいちばん長い日」とは、昭和天皇や閣僚たちが御前会議において降伏を決定した1945年(昭和20年、明治78年)8月14日の正午から、国民に対してラジオ(日本放送協会)の玉音放送を通じてポツダム宣言の受諾を知らせる8月15日正午までの24時間を指している(以上「ウィキペディア)

 この一日で起こった「宮城事件」(日本の降伏を阻止しようと企図した将校達が近衛第一師団長森赳中将を殺害、師団長命令を偽造し近衛歩兵第二連隊を用いて宮城すなわち皇居を占拠した事件)を中心に極限状態の一日を、ポツダム宣言を受諾するまでの大日本帝国の姿を描いた作品。

のほさんから感想を求められたので、妻に借りてきてもらい観ました。
やはり初見でありました。
 
いやあ、この映画観ていたら記憶に残らない筈は無い。
今から47年前の作品でありながら、現在観ても何ら古くはない。白黒映画が逆に作品の厚みをもたせているようにも感じる。
監督は岡本喜八監督で、私としては職人監督というイメージがある。氏の監督作品では、あんまり評価は良くないけれど、私は「ブルークリスマス」が好き。これを機に他の映画も見直してみたい気がするね。けっこう観ていないのもあるし。あ、ちなみに氏の監督作品「EAST MEETS WEST」のポスターを手がけたのは生頼範義氏である。
【647】

日本のいちばん長い日(2)  評価

ゆさみん (2014年08月24日 14時20分)

それにしてもこれだけ多くの人物が出ていて、いろんな場面がごちゃごちゃしているのをよくぞまあ整理して緊迫感のある映画に仕立てたもんだ。ノンフィクションをもとに映画を作るならこういう風に作るんだぞ、という見本のような映画だ。
CGとかコンピュータ加工の映像なんか使わなくても、監督なら誰でもできる演出方法で長尺の映画でも魅せる映画が作れるんだぞってね。
会議の場面や会話の場面なども多く、クーデターがらみの場面を除き、あんまりアクションシーンは多くないが、構図などがよく考えて計算されて撮られている。職人だなあ。八代目松本幸四郎演じる昭和天皇のシーンなど、天皇のアップは無く、天皇が語る場面は遠景からのショットや他の人物の頭で隠してあえて出さないなどの撮り方がなされている。これは天皇を登場させるのに対する制約があったのか、演出上の意図があるのか分からないが。
また、鈴木首相を演じる笠智衆と阿南陸軍大臣を演じる三船敏郎の対話がいい。阿南陸軍大臣の進言に対し鈴木首相が「それはできません。悪しからず」と断る場面など、三船と笠の個性を十分に出しながら緊迫した場面を演出している。強い意志を前面に出しプレッシャーを与えるような三船の演技に対しそれを飄々として受け、しかも断固として断る笠の演技は素晴らしい。静かな場面ではあるが音楽・効果音なども一切無い中で、光る演出である。
まあ、その他にも阿南陸軍大臣の自決の場面とか、多用されるカットバックだとか、天本英世演じる横浜警備隊佐々木武雄大尉(隊長)の演技の素晴らしさなどいろいろ語ればきりが無いような気もするので、あとはのほさんに任せようかな(笑)

あと、これは誰も言及しないだろう小さなことで、私が感心したのは「汗」である。登場している軍人たちの服に汗がものすごくにじんでいる。首のまわりなど正面も背中もべっとりである。この時期は真夏であるから軍隊などは汗だらだらな筈である。この夏の暑さの中の事件だということが、登場している人物の服ににじんだ汗を見るだけで分かる。蝉のアップや下着一枚にうちわであおいで、などというカットなぞ入れなくても(無論、この映画にそういうカットは似合わないが)酷暑の夏の出来事であることが文字通り一目瞭然である。8月に終戦ということで多くのドラマが作られるが(「終戦のエンペラー」でもそうであるが)戦争物って登場人物の服とかけっこうみんなパリッとしているものばかりだ。リアルを指向していながら、どこか違和感みたいなものを感じるのは、そういった現実感の無さがあるからかもと思ったりする。

結局3回ほど見たが、見れば見るほどよく作られている作品である。
心情的に見るのがつらい、という人もあるかもしれないが(二・二六事件を扱った映画などがそうであるように)すごく良い映画であると感じた次第である。でもこういう事件があった上で今の日本の姿があるのだよ、ということは知っておいて欲しいな。多分、のほさんもそれを確認する上でも、毎年この映画を観ているのかもしれないけれど。

以上、こんなものでよろしいでしょうか、のほさん。
【646】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年08月24日 01時20分)

熊楠さん、どもです。
「白銀ジャック」は私も録っていてまだ見ていないです。
機会があったら見てみます。
「海猿」は4作目のやつですね。私は映画館で観ました。これは映画館で観たら迫力満点ですよ。妻が大好きな作品です。話は単純といえば単純ですが、感動してしまいます。この監督は最近では「MOZU」シリーズを監督しています。「BORDER」と並んで、その時期の話題になったドラマですが、これは私としてはイマイチでした。
リアル指向はいいのですが、いくつかの場面があまりにも現実離れしている。ある場面で何でここにいることが分かるんだよ、とか、どうして指名手配されているのにそれをかいくぐって進入困難なところに行けるんだよ、どでかい円錐でズボッと串刺しになった人物がまだ生きていてさらに次の殺人を犯すなんて、いくらなんでもそれは無いだろう、という突っ込む場面が多々ありました。海猿もご都合主義的なところもありますが、まだ許せるけど「MOZU」はやりすぎ、という感があります。
ところで「BORDER」がこちらでも始まりました。今、毎回楽しみに見ているところです。

Piroさん、どもです。
分かりました。またPiroさんのトピを読ませてもらいますね。
最後の場面の説明ですか。自己犠牲の愛?(苦笑)
たしかに誰も気づいていないでしょうね。っていうか分からんよね、それ(苦笑)
制作者側は、あえて分からないようにしたのかな。
見解を出さなくて観客にゆだねた方がいろいろ考えが出るから。
ねぇ、同性愛肯定だとかさ(笑)
あえて、分からないように意図してたのなら、公式サイトの説明なんか出さなければいいのに・・・
【645】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年08月17日 08時42分)

ゆさみんさん

おはようございます。
>本のお部屋にお邪魔しようと思いつつも、自分の部屋のカキコで手一杯のゆさみんであります。

全然気にしなくてOKですよ。適当に細々と続けて行こうと思っております^^;)

昨日見たのは、白銀ジャックとBRAVE HEARTS 海猿。

白銀ジャックって劇場映画じゃ無かったんですね。
スキー場が舞台で、夏の放映だったので、てっきり数年前の映画を
再放送しているものだと思い込んでいました。
なぜスキーの物語を夏のこの時期に?

で、感想はというと。
普通の2時間ドラマ。って所ですかね。
盛り上がりにも欠けるしドキドキ感も無いし。

スキーの映像だけなら、
『私をスキーにつれてって』や『銀色のシーズン』の方が全然良かったし。

ウゥ〜ンな内容でした。

で、もう一本見た海猿ですが、単純に面白かったです。
熱い感じが、伊藤英明・佐藤隆太はジャストだし。
時任三郎や井原剛志などの脇も良かったですね。
物語は単純で、先が読めちゃう展開ではありますが
十分に盛り上がれるし、多くの人が一つの目的の為に力をあわせるって所も良いし。

海猿はドラマも映画も見ていないのですが、次にチャンスがあれば見ますね。

パチの海猿の仙崎が、映画に出ていた三浦翔平にそっくりなのにちょっとビックリしちゃいました。
【644】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年08月16日 14時37分)

■ゆさみんさま

「終戦のエンペラー」・・・・ご覧の通りでございます(笑い)

>空襲で焼けた日本の街の瓦礫になぜか戦車の残骸があったり(地上戦があったわけじゃあるまいに)何か、ちょっとした場面に違和感があります。

マジ、こけますよね。

焼夷弾で焼け野原になっているならわかるんですが
瓦礫が、まるでゴジラ上陸みたいな感じ・・・

闇市食堂もどこぞの国の屋台みたいにしちゃってるしw
ディテールの描き方を完全に間違ってますね。

>そして、はっきり言って内容が薄い。

どこにドラマ(作劇)の骨があるのか、
さっぱり分かりませんでした。
およそ、知られていることばかりで何が真事実?

>竹林の中の追いかけっことか、あまりにもベタだよ。

まさか「羅生門」の「藪の中」をなぞったわけ?
とクラクラしました。

>御前会議で天皇が話された短歌も、天皇の戦争回避の意思を表していただけに、もう少しほり下げて欲しかった。

日露開戦にあたっての明治天皇の御製ですよね。
確かに昭和天皇が御前会議で再度、
引用したのは事実でしょうが、
新年の歌会始じゃあるまいし
あんな抑揚で、詠むわけがない!

しかも、それをGHQ相手に披露するなんて
もう、ムチャクチャ!

>たしかに・・・

貴重なお時間を拝借したお手間に、感謝いたします

のほ
【642】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年08月16日 11時54分)

熊楠さん、どうもです。

本のお部屋にお邪魔しようと思いつつも、自分の部屋のカキコで手一杯のゆさみんであります。

「るろうに剣心」
私は、WOWOWで放送されたOVA版のアニメから入ったクチです。
もとはジャンプのマンガですから、けっこう荒唐無稽なところもいっぱいあります。アニメにもいろいろありまして、けっこうギャグが目立つ物もあるのですが、OVA版はギャグや技の名前などをおさえたシリアス版もありまして、私はシリアス版のほう(?)が好きです。特に「追憶編」
映画実写版はマンガというよりはOVAのシリアス版をもとにしている感じがいたしますが、主役に「ちがーう」という声を上げない人は楽しめると思います。
「○○でござる」という口調が実写だとあまりにわざとらしく感じる気もいたしますが、それは剣心の世界観ですからね。仕方ないでしょう。良く出来ている作品だと思いますよ。
2作目も楽しみです。

「英国王のスピーチ」
あちゃあ、これはブルーレイにおとしていながらまだ観ていないですね。
早く観なくては(汗)

では、今から熊楠さんのお部屋にお邪魔しにいきますね。
【641】

るろうに剣心と英国王のスピーチ  評価

熊楠 (2014年08月15日 19時36分)

ゆさみんさん

ご無沙汰してます。
私もやめれば良いのに水曜日に行き撃沈。
昨日今日と大人しく家で録画してあった映画とドラマを楽しんでいました。

毎週見ているバラエティーの他に
昨日は『るろうに剣心』今日が『英国王のスピーチ』

るろうに剣心: 
面白かったです。アニメ知らないのが良かったのか映画の世界観を十分に楽しめました。

武井咲可愛かったし、電王から好きだった佐藤健もジャストの感じですし
キャスティングが良かったんでしょうね。

一方、『英国王のスピーチ』

期待が大き過ぎたのか、正直イマイチでした。
感涙の大作!!と思って見たのが原因でしょうが・・・・・・

面白かったんですよ。エリザベス女王の父親の事ですので
色々な制限とかあったのかもしれない中、よく出来た映画だとは思うのですが
泣くほどでは無かったですね。(泣けるかどうかが判断基準って訳ではないのですが^^;)

吃音というハンデの中、国王という立場なら、
かかるプレッシャーは相当な物で、大変だなぁとは思うものの
感情移入が出来なかった。

明日は『白銀ジャック』を見ようと思います。

では。
【640】

終戦のエンペラー  評価

ゆさみん (2014年08月15日 15時20分)

終戦のエンペラーEmperor(2013年)
監督 ピーター・ウェーバー(英語版) 
脚本 ベラ・ブラシ
   デヴィッド・クラス(英語版) 
原案 芥川保志 
原作 岡本嗣郎 『陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ』 

はい、たった今見終わりました。

これって日本映画じゃなかったんですね(笑)
西田敏行とか夏八木勲とか伊武雅刀とかそうそうたる俳優陣が出ているけれど、あくまでアメリカ視点で描かれた映画です。
ちょっとヘンなとこがありますね。
空襲で焼けた日本の街の瓦礫になぜか戦車の残骸があったり(地上戦があったわけじゃあるまいに)何か、ちょっとした場面に違和感があります。
戦争終結時の天皇責任をいかにして回避したか、というドラマを映画に仕立てているだけの作品。それ以上でもそれ以下でも無い。
映画を盛り上げるために、主人公と日本人女性のロマンスがフィクションとして入っているけれど、何かいかにもとってつけたような感じがして、ドラマの中心線がぼけてしまっているような気がする。竹林の中の追いかけっことか、あまりにもベタだよ。
そして、はっきり言って内容が薄い。
戦争を扱うのなら、天皇だけじゃなくていろいろな要素があるべきで(たとえば終戦後なら「東京裁判」の酷さとか)それを天皇の戦争責任うんぬんだけの問題としてだけとらえて「天皇陛下の責任回避万歳」で終わって、それでいいの?・・・という気がする。
天皇の責任問題も、御前会議とはどういうもので、天皇になぜ発言が無かったのかとか、表向きは元首となっていても実際は軍部の決定を認めるだけだったとか・・・もっと踏み込んでもよかった気がします。御前会議で天皇が話された短歌も、天皇の戦争回避の意思を表していただけに、もう少しぼり下げて欲しかった。

うーむ、のほさん、あまりの駄作に立ち上がれなかったですか。
たしかに・・・
【639】

貞子3D 2  評価

ゆさみん (2014年08月15日 11時45分)

貞子3D 2

スタッフとストーリーは略。
鈴木光司氏の原作はあるにはあるが、ルパン三世と同じで本編のストーリーとは関係ない。
貞子のキャラクターを出して、ホラー作品を作ったようなものである。ジェイソンみたいなものだ。

いやあ、今回WOWOWで一作目といっしょにやっていたので、どんなものかいな、と思って観たのであるが、呆然としてしまった。

一作目は、ネットではボロクソに言われていたので、観る価値はないと思っていたので、2が製作されて「え?」と思っていた。
ウィキを見ると、1の公開直後に2の製作が開始されていたらしい。映画はヒットしたんでしょうな。

今回、2作品が放送されたので、子供と一緒にみた。

いやはや・・・・(苦笑)

聞きしに勝る作品ですなあ。

ぶっちゃけていえば、ストーリーはVシネマのホラー物以下。

だが、この映画はストーリーをうんぬんする映画では無い。

映画館のアミューズメント化作品といっていいだろう。
1はディズニーランドみたいな遊園地にある3D映画上映施設で上映されるような作品を長くしたような作品であり、出るぞ出るぞ、と見せかけておいてスカしておいて、安心したとたんにギャーと出てきてびっくり〜というようなものである。
まあ劇場のスクリーンの大音響と3Dだからできる作品。
よってビデオの2Dで見た人は大多数が「つまらん」と言うだろう。
が、カップルで幽霊屋敷を見てみたいというような感じで観ると楽しめるかもね、と思う。映画館の3Dものとして、こういう楽しみ方もあるよね、という感じで作られた作品であり、スタッフもそのあたりは意識しているのであろう。
よって、ストーリーうんぬんしてもはじまらない。

で、2はナントすごい仕掛けがなされている。以下ウィキより。

本作は世界初の「スマ4D」と題し、上映中に無料アプリ『スマ4D公式アプリ』(ios5.0以上、Android2.3.3以上対応)を起動させることで音声認識で本編と連動した仕掛けが施されている。開発はカヤックとエヴィクサーの共同開発。「前作を越えるものを」という監督のアイデアで、脚本段階からスマ4Dを意識し演出がされている。また冒頭ガイダンスでは監督自らが演出している。本編の内容と連動して、劇中の電話がかかってくる、カメラのフラッシュが突然光る、カメラが作動し映画とは違うものが映り込んでくる、電話帳や画像フォルダが乗っ取られる、ダウンロードした楽曲が勝手に再生される、などの仕掛けが30回以上も発生する。また映画を観終わった後の深夜0時にも、突然貞子から電話が掛かってくるという仕掛けもある。

例によって、ストーリーはVシネマ以下。
映画を語る上で、いけないと思いながら、あまりの内容の無さに途中から早送りしてしまった。ごめんなさい。

しかし、よくぞこんな作品を作ったもんだと思う。
この調子で、映画館のアミューズメント化が進んでいけば、そのうち、テーマパークにあるような座席が連動して動いたり水がピューと出たり、煙やにおいが出てくるような映画館が誕生するかもね。

映画としては邪道と言えるけど、ある意味エンタメの可能性を広げるものかもしれない。もちろん私は否定的な立場ではあるけれど。(映画は大画面と音が出ればそれでいいよ)

ともかくも呆然とした映画であった(笑)
【638】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年08月15日 11時05分)

みなさん、こんにちは。
お盆の日々をいかがおすごしでしょうか?

パチ・スロはどの店でも激シブでしょうが、時間のある時にはちょっとでも打ちたい欲求に逆らえず、運試しでもと、ついついいってしまう人の業(さが)。
ゆさみんも先日は1パチで4Kほど店に寄付をしてまいりました。

わかっちゃいるけどやめられない♪
まったく困ったものでありんす。

Piroさん、来ていただいてありがとうございます。

>「アナ雪」こんなにゆさみんさんと見解が異なる作品初めてっすね

「アナ雪」については、映画館で観たときは楽しめたとはいいましたが、私はそんなには認めていないんですよね。
何回か触れたコメントを読んでいただければ分かるとは思いますが、良くも悪くも(←ここ重要)スタッフの作り方の上手さが光っているとは思います。宮崎駿監督が認めていたソ連アニメ映画「雪の女王」のようなキャラクター造形とは違い、単純化して、「ありのままで」いいのよ、という万人に受け入れられるようなテーマでもって、オラフのようないかにものキャラを登場させて「これでヒットするよね」というような(笑)
先日、娘がDVD(2D版)を借りてきてましたが、私が観たのは歌のシーンと観ていなかったエンディングロールだけ。
「ラプンツェル」は機会があったら観たいと思うけど、「アナ雪」は全編通してまた観たいとは思わない・・・まあそういう作品であります。

話は変わりますが、アメリカ版ゴジラ。
これもゴジラの設定に関しては、異議があるといえばあります。
日本版は、アメリカの核実験のせいで誕生し、日本に災厄をまき散らす。で、ゴジラを退治する装置は戦争に転用すればすごい破壊兵器にもなる可能性も秘めており、それはゴジラの退治とともに封印される、ということで「反核のメッセージ」も含んでおりました。
今回のゴジラは、核実験とかは出てこないで、最初からゴジラはいたという設定であり、裏にこめられていた反核の要素は排除されています。
まあエンタメだし、あまりメッセージ性が出過ぎると面白くなくなるのはわかりますが、人によっては「アメリカの核実験に対して反対の意味を含んでいたのに、そこに言及せずゴジラは最初からいたってのは、どういうことかいの?」とか「単なる怪獣バトル映画にしやがって」と思う人もいるはず。
「アナ雪」でストーリー内容に言及されていたPiroさんも、ゴジラ観たらそのあたりも言いたいかも?・・・と思ったゆさみんでした(笑)


のほさん。お久しぶりです。
仁義部屋の執筆は、区切りもついて、次作の仕込み(資料探し)などに大変ではないでしょうか?
じっくりと書き上げてくださいね。気長に待っていますので。

>自宅にスクリーン・・・うらやましい限りです (^^;

ルームシアターといえば聞こえはいいかもしれませんが、スクリーンったって白い大きな紙が壁に貼ってあるだけというものですからね。そういわれるとちょっと小っ恥ずかしいです。

>昨年、「終戦のエンペラー」を試写で観てあまりの駄作ぶりにシートから立ち上がれませんでした(笑)

ちょうどこないだWOWOWで放送していたのを録っていたのがあるので、今からmyルームシアターで観てみます(笑)

>「日本のいちばん長い日」(1967年 東宝 / 監督・岡本喜八)

多分、この作品は観ていない気がします。
観たとしても、数十年前でしょうか。
あらためて観てから、書いてみたいと思います。
【637】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年08月14日 10時29分)

■ゆさみんさま

ごぶさたしております。 のほです。

お盆休みはホームシアターで
鑑賞三昧でしょうか。
自宅にスクリーン・・・うらやましい限りです (^^;


さて、毎年、この時期になると
「日本のいちばん長い日」
(1967年 東宝 / 監督・岡本喜八)
のDVDをついつい観てしまいます。

ラインアップの予定がおありでしょうから
お暇〜なときに、ゆさみんさん、の視点からの
ご感想を聞かせていただくと、嬉しいです。

昨年、「終戦のエンペラー」を試写で観て
あまりの駄作ぶりにシートから
立ち上がれませんでした(笑)
【635】

思い出のマーニー  評価

ゆさみん (2014年08月10日 17時09分)

【思い出のマーニー】 (2014年)
原作:ジョーン・G・ロビンソン
脚本:丹羽圭子・米林宏昌・安藤雅司
監督:米林宏昌
作画監督:安藤雅司
美術監督:種田陽平
音楽:村松崇継

この夏、話題の作品のひとつ「思い出のマーニー」
ジブリ作品で、宮崎・高畑監督が関与していないはじめての作品。

ずばり、ゆさみんの感想は
「しみじみと良い作品だなあ」

ストーリーは周りと人間関係をつくることが苦手な少女アンナが、夏休みに田舎で生活することになって、そこでマーニーという謎めいた少女に出会う・・・というもの。

途中で、この少女であるマーニーについて非現実めいた展開があり「???」と思っていたら、最後でその謎が明かされる。そして、この映画が少女の成長物語であることが分かります。
なるほど、と思うとともにしみじみとした感動が湧いてくる作品であります。
不覚にも、私しゃ、思わず目尻を押さえてしまったよ。

今までのジブリ作品と比べると、アクション要素がきわめて少ないし、その意味では地味といえるかもしれません。
しかし、人によってはもしかして「ジブリ作品の中で一番好きな作品」という人がいてもおかしくない作品と思います。

ズバッと言えば、私としては「風立ちぬ」よりもこの作品の方が作品としては上だと思います。

それくらい心理描写の演出が素晴らしい。
(まあ、そんなことは見終わってからあらためて考えることで、見ているときは感じないんだけどね)
先日、NHKで米林監督(と宮崎吾朗監督)を追ったドキュメンタリーがありましたが、そのこだわり抜いた演出や美術に「なるほど、だから感動するんだ」と納得してしまいました。
宮崎駿監督をして「マーニーはとても良い作品だが、映像化は出来ない」と言わしめた作品に対し、少女の心理描写をよくぞまあここまで描ききったなあ、と感心しました。

ちょっと違和感があるのは、日本の風景でありながらマーニーが住んでいる洋館があり、そこだけ洋風な感じ(あとで登場する建物であるサイロとかも風車小屋みたいで日本的で無い)があるので、外国の原作を日本に置き換えて作っている不自然さがあるといえばあります(住んでいるマーニーも金髪で青い目だし)
どうしてそのまま外国の舞台としなかったのかは、ネットで調べる限りはよく分からないのですが、やはり日本人と設定して、観た人に感情移入してもらいたいと思ったからかなぁ。(多分、観客動員を意識してというのは少なからずあるでしょうけれど・・・・だってイギリス児童文学のアニメ映画化ってそんなに行こうと思わないでしょ。アリエッティも結局は日本が舞台でしたからね)

ただ、洋館とか風景のリアリティは本当に素晴らしく、違和感を感じないくらいにはストーリーに入っていくことができます。マーニーや建物をあえて洋風にしたのも、違和感を非現実性につながるものとしてあえて現実的(日本的)にしなかったのかもしれません。あんまり言うとネタバレになるので、これ以上言いませんが。

ともかくも、米林監督の個性が光るアニメ映画の佳品であります。
今までのジブリ作品と比べると、スタートダッシュが今ひとつという興業経過のようですが、多くの人に観てもらいたい作品ですねえ。
【634】

ゴジラ(2014年 ハリウッド版) 1  評価

ゆさみん (2014年08月03日 00時20分)

GODZILLA ゴジラ(2014年)
監督 ギャレス・エドワーズ 
脚本 マックス・ボレンスタイン
   フランク・ダラボン
   デヴィッド・キャラハム
   ドリュー・ピアース
   デヴィッド・S・ゴイヤー 
原案 デヴィッド・キャラハム(ストーリー) 
原作 東宝株式会社 

さて、ゴジラハリウッド版2作目である。
1作目はゴジラの造形がイグアナをもとにしていて「あれはゴジラじゃない」などという声があり、イマイチ評判は良くない。
ゆさみんとしては、ゴジラとして観るならば問題外。怪獣モンスター映画としては良く出来ている作品ととらえている。

さて、2作目は前作よりはだいぶ評判は良く、アメリカでも大ヒットしていると聞く。
おお、そうなのか、予告編はゴジラの全体像が登場していないので、期待を持たせるようなものであった。
これは楽しみだ、と思ってでかけていった。

で、見終わった感想は・・・・・・前作よりはゴジラ映画になっていたと思う。
が、これはちょっとちがう・・・・・・という感想も持ったのであった。

今回のゴジラは、監督や音楽などが、日本のゴジラに敬意を持って作っていたことがわかる。
ゴジラのデザインも「ちょっとメタボになったかな」と言う人もいるが、1作目に比べればはるかにゴジラらしい。
ゴジラと敵対する怪獣も現れて、怪獣同士の肉弾戦(?)もあるし、特殊効果もハリウッド的で迫力があり、なかなかよく出来ていると思う。
人間ドラマも主人公の親子愛と主人公の妻と子供への家族愛があってドラマに深みを与えているとは思う(はたして、怪獣映画にそこまで親子愛をからめなくてもいいんじゃないの、という声もあるかもしれないが・・)
設定も、怪獣の武器のために電気が役に立たなくなる、というのは、その中でどう戦うのか、というサスペンスを盛り上げる効果もあり、よく考えたな、と思う。

まあ、話としては単純だ。
(後で敵と分かる)怪獣ムートーが現れ、都市をめちゃくちゃにする。超巨大な怪獣ムートーに近代兵器も役立たず壊滅的な被害を受ける。そこに、それを追いかける形でゴジラが表れムートーとのバトルが始まる・・・
一方、被害を食い止めようとする主人公たちは怪獣撲滅に立ち上がる・・・

まあ、怪獣映画に複雑なストーリーはいらない、と思うので(それなりの理屈はつけてほしいけれど)これはこれでいい。
で、怪獣同士のバトルと逃げ惑う周りの人間たち。これもいい(人間同士にもそれなりのドラマはほしいが、これもそこまでつっこまなくていい)
さいごに怪獣を倒して、平和がおとずれる。
ということで、怪獣映画の基本的なスタイルは踏襲している(?)ので、ゴジラ映画にはなっていると思うのである。

ただ・・・
見終わったあとにわき出てくる、違和感もある。
ちょっと、ちがうんだよね・・・という感じがね・・・
【633】

ゴジラ(2014年 ハリウッド版) 2  評価

ゆさみん (2014年08月03日 00時31分)

もやもやしたものがあり、それを考えてみるにこういうことである。

一つ目に、やはり日本の描き方がやはり変。
冒頭に日本の雀路羅(じゃんじら)市にある原子力発電所に勤務するブロディ夫妻の生活が描かれるのであるが、夫妻が住んでいる家が過剰に日本的すぎる。
別にアメリカ人が日本家屋に住むのは、日本大好きであるならば分からないでも無いが、この映画では日本大好きなアメリカ人という感じは映画には出てこないので、ただ舞台が日本だから富士山をバックにして日本家屋らしきところに住んでいるということを示したかっただけという感じがする。
そして、怪獣ムートーによってジャンジラ原発が倒壊し、立ち入り禁止となるのだが、そこを管理しているのがなぜかアメリカ軍である。
なぜに、日本国内の事故の場所をアメリカ軍が管理するのか?
ここへんの説明もない。
???
何か、違和感があるんだよねえ。

二つ目に、怪獣映画「ゴジラ」としての描き方の違和感なのである。

たとえば。

アメリカ版ゴジラ、咆吼がいかにも恐竜的である。ゴジラは、ギャオーという咆吼でないといけない。初代に弦楽器の弦を思い切りゆるめた状態で弾いた音を効果音に使っていたように、リアルな恐竜の咆吼とは違うのだ(いや、恐竜がはたしてジュラシックパークでみせたような咆吼をしていたのかはさておき、恐竜はああいう咆吼だが、ゴジラは違うんだよね、という思いがあるのだ)

また、適役の怪獣が、何かエイリアン的なんだよね。怪獣じゃないんだよね。何というか、怪獣って、架空の生き物&機械だけど一方で独特な愛着もあってフィギュアとして飾っておきたいというものも多いじゃん。人間的なデザインも多いしさ。ムートーってそういう気がおきないんだよね。何か、愛着がおきないようなデザインなんだよねぇ。超巨大な羽のついた鋼鉄の蜘蛛みたいな感じで。

そして、映画的な演出なのかもしれないが、倒壊でおこった煙に包まれた中で怪獣のバトルが繰り広げられるのだけれど、頭とかしっぽとかが煙に包まれた中で一部が見えたりといった感じで、あんまり正面からバトルを描いている部分が少ないんだよね。やはり、堂々と全容が見える形でバトルを演出してほしいね。ゴジラの武器でもある放射熱線も最後で出てくるし(これはあえて「溜めて」おいたのだろうけれど)何で最初から全力をぶつけ合って勝負せんのじゃい、と思えてくるんだよね。

さらに、サスペンス的なジワジワ感やパニック的などっきり感がやはり過剰である。これは怪獣映画なのだから、そういった演出は抑制して欲しかったと思う。(だって観客が一番ビックリしたのはバスのカモメのシーンだったから←観れば意味が分かると思う)

よって、パニック怪獣映画としては○であるが、怪獣映画としては△という感じかな。点数つけるなら60点といったところでしょうか・・

以上、ゆさみんの私的怪獣映画観が過剰にあふれている感想なので(笑)
意見もさまざまあると思う。

あなたはいかがかな?
【632】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年07月30日 23時35分)

とりあえず、保守。

もうね、マイ・シアタールームがなかなか快適で、録画した映画など、スクリーンで観ています。

音声も、液晶テレビ用のシアターバー(一本の横長い棒がスピーカーになっているヤツ)をこないだ設置して、それなりにいい音を響かせています。ヤマハの製品で価格は7K。

今は、WOWOWで特集していたウォン・カーウァイ監督の作品などを連続して観ています。

独特の映像処理とカメラワークに陶酔。

しかし、やはり「恋する惑星」がいいね。
【631】

「アナ雪」1  評価

ゆさみん (2014年07月20日 13時02分)

では、Piroさん「アナ雪」に対してのレスで〜す♪

>ぶっちゃけ俺的には 受け入れられない作品でした。。

これは当然、あると思います。
私も、これほどまでのヒットする(→支持される)作品とは思えませんでしたもん。
ジブリでいえば「ポニョ」もそうですよね。
大ヒットしたけれど、作品評価としてはあまり良くありませんものね。
でも子供たちは喜び、大ヒットしました。

>[小さい子供でも楽しめる]と聞いてましたが、そうではなくて
>[小さい子供は楽しめる作品]でしたね。。。

いやいや、子供が楽しめる作品っていうのは重要ですよ。
結局、「ポニョ」だって子供が支持しているもの。
これは大きいです。
いくら大人がどーのこーの言ったって、子供が受け入れる作品って、やはり魅力があるのです。
かといって、じゃあ、子供が受け入れてヒットする作品を作れ、などと考えて、簡単に作れるものじゃないことも明白なんですね。

>ナンかね〜。 ワンパターンと言われない様に 新しい事をやろうとしてコケてた。。

これは、どこが新しいことなのか書いていないので、また、どこがコケてたのかが書いていないので、コメントしづらいのですが・・

私なりに、凄いな、と思った新しい点は、アミューズメントと映画の融合ってことかな。
例の松たか子の歌のシーンなんて、映画館の大画面で観れば感動ものですよ。
大音響の音楽に合わせて繰り広げられるCGの美しさは圧巻です。
まるでディズニーランドのアトラクションを観るみたいな感じです。

Piroさんは、テレビの画面で観たのかな?
もしそうなら、この場面は映画館で体感しないと伝わりにくいとは言っておきましょう。
大画面での演出を考えて作っているなあ、と思いました。
【630】

「アナ雪」2  評価

ゆさみん (2014年07月20日 13時02分)

>ナンでそうなったかっていうとこの作品は 普通の人が表に出てないんすよね。
>観客目線を持った人が居ないから共感出来ない。 

ゆさみんとしては
「だから、魔法の雪だるまオラフが出てくるんですよ」
と言いたいんですよ。
私は前にこうコメントしました。

>私が思うにヒットの鍵は、魔法の雪だるまオラフの存在だと思う。
>よく考えれば、オラフの存在は、なぜ登場するのかよく分からないし、いなくてもいいし・・・というものなのであるが、オラフがいなければ、このお話のトーンがだいぶ異なってきてしまう。
>キャラクター造形の上手さが光っているなあ、と思ってしまった。
>ある意味、このオラフを登場させる制作陣のあざとさも感じてしまうのだが、まあこれはあまり言及しないでおきましょ。

これを書いたときは言及していませんでしたが、オラフの存在意義は、この観客目線の存在なんですよ。
普通の人が表に出ていない、観客目線をもった人物がいない。
だから制作陣は途中からオラフを登場させているんだと。
マンガで言えば、スーパーヒーローのそばにいるメガネ君といえばいいかな。王女さまたちのお話と観客をつなぐ存在として。
観客は、このサブキャラのオラフ目線でこのストーリーを観ているから感情移入しやすいのです。
「キャラクター造形が光っている」と書いたのはそういう意味です。
だから、わざわざこういうキャラを作って登場させる制作陣に「あざとさ」を感じてしまう、とも書いているのであります。

>インスタントな展開に唖然

私は、ラストシーンは、唸ってしまいましたよ。
山男クリストフの愛の心がアナの氷を溶かすというパターンで終わるのだろうと思っていたら、そうじゃなかったでしょ?

だから同性愛肯定とか、議論が出ているのでもあると思いますが、これは意外な展開でしたね。
ベタじゃないな、と・・・・

そういうわけで、ヒットするだけのことはあるな、と思ったゆさみんでした。

でも、私は「塔の上のラプンツェル」の方が好きだなあ(笑)

【補足】
ところで、この「アナ雪」
娘が、レンタル店に行っても借りられない、と嘆いています。
せっかくだから「3D」版のを借りてこい、ホームシアターで3D画面で見せちゃる。
と私が言ったものの
「お父さん、3Dのブルーレイはレンタル店には置いていないよ」
だそうな。
ううう。
【629】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年07月20日 12時48分)

みなさん、どうもです♪

Piroさん、おおっ。
アナと雪の女王、観たんですね。
時期的にこれはDVDで観たのかな?

この作品についてのPiroさんの意見について、コメントは後ほど書きますね〜♪


あなたもねさん、御来室ありがとうございます。
Piroさんに対するレスなので、また、これについてPiroさんが返答されていますので、トピ主からは横から言うのは止めますね。
「映画について語ろう」の部屋は、映画について語る部屋です。
いろいろ楽しく語る気持ちがありましたら、またおいで下さいませ。


あ、すーさんのコメが消えちゃってますね。
もう、すーさんってば、コメントしちゃ消したり、週間ゆさみんとしては、見落とすかもですよ。
文章はしっかり読ませていただきました。

というわけで、Piroさん、自粛なんて言わずに、来て下さいな(^_^)

ねえねえ、ザボーガーの予告はどう見ました?
クロマティ高校は?

教えて下さいよぅ。
【626】

RE:映画について語ろう  評価

PIro3 (2014年07月17日 23時17分)

 アナと雪の女王 やっと観ました〜〜〜。。




    ぶっちゃけ俺的には 受け入れられない作品でした。。


    [小さい子供でも楽しめる]と聞いてましたが、そうではなくて
    
     [小さい子供は楽しめる作品]でしたね。。。

  

     ナンかね〜。 ワンパターンと言われない様に 新しい事をやろうとしてコケてた。。


     もうストーリーと演出が酷い。   雑。   (はぁ!!?ッ)の連続。 


      砂糖だみりんだラ―油だチョコだリンゴだと色んな調味料混ぜ過ぎて
         手に負えなくなって不味くなった料理ですね。
        自分が何料理を作ってたのかすら 見失ってる状態ですわ。

      ナンでそうなったかっていうとこの作品は 普通の人が表に出てないんすよね。

        観客目線を持った人が居ないから共感出来ない。 そしてインスタントな展開に唖然。。。 


     大人でこの作品を最高峰とか言える人が ある意味で羨ましいです。
        良い悪いの区別が付かないっていうのは幸せですからね。 何食っても美味いって言える至福。





      
  ディズニーはワンパターンでいいんですけどねぇ〜。


            ・・・・・・
      ワンパターンだけど面白い。   を観たいですね。。 古き良き的なね。 お家芸みたいな。


       それにはやっぱ魅せる演出がヒジョーに重要なんすけどね。映画だからね。

        っていうか、 家族で楽しめるに拘るなら もうそれしかないんで。


       新たなモノを作りたいなら 高校生辺りをターゲットに絞って作って行かないとダメでしょう。

        そして誰が主人公なのか解らん作りにしちゃダメ。

    

           だから ワンパターンでいいんです。 ディズニーは。


            これからの全作品  ライオンキングをパクっておけばいいんです。
【625】

ある日どこかで(1)  評価

ゆさみん (2014年07月14日 21時56分)

【ある日どこかで】Somewhere in Time (1980年)
監督 ヤノット・シュワルツ 
原作・脚本 リチャード・マシスン 
出演 クリストファー・リーヴ
   ジェーン・シーモア 
音楽 ジョン・バリー 

クリストファー・リーヴ主演の名作。
スーパーマンで有名だけれど、この映画も多くのファンがいる。
私も、当時映画館で観ました。

原作者のリチャード・マシスンはスピルバーグ監督の「激突」の脚本に参加したり「ヘルハウス」に参加したり、映画人としても著名ですが、「縮みゆく人間」とかのSF畑でも有名でした。
でも、やはり一番心に残る小説は、この「ある日どこかで」でしょうね。

ストーリーは・・・(ウィキペディアより)
1972年ミルフィールド大学で脚本家志望のリチャード・コリアーの処女作上演後のパーティー会場に、成功を喜ぶ彼を会場の隅から見ている上品な老女がいた。彼女はリチャードに歩み寄り、「(私の所へ)帰ってきて(Come back to me)」と言う不思議な言葉と、1つの懐中時計を手渡し、去っていった。周りの皆は誰一人として彼女が何者なのか知っている者はいなかった。彼女はグランドホテルの自室に戻り、リチャードの書いた脚本を胸に抱いて、思い出の曲を聴きながら、その夜静かに息を引き取った。

8年後の1980年、脚本家となったリチャードのオフィスには、彼の大好きな曲が流れていた。仕事も私生活も行き詰まっていた彼は、原稿を求めに来る編集者から逃げるように、車で旅に出た。そしてドライブの途中で通りかかったグランド・ホテルに、引き寄せられたかのように宿泊した。レストランのオープン前にふと立ち寄ったグランド・ホテル内の歴史資料室で、リチャードは背中に熱い視線を感じた。振り返ってみると、そこには若く美しい女性の写真が掛かっていた。しかし名札ははずされていた。ホテルの老ボーイに尋ねると、彼女はそのホテル内の劇場で公演をした女優であることを知る。しかも1912年のものだという。

そのときからリチャードは彼女のことが頭から離れなくなり夜も寝つけなかった。そして彼女についての調査に没頭し、写真の主は1912年当時、人気のあった女優エリーズ・マッケナであり、1912年以降活動しなくなったことを知る。また1972年の夜に彼女が亡くなったことも知る。彼はさらに調査を進めていくが、彼女の愛読書がリチャードの哲学教師の著書である「時の流れを超えて」であることに驚き、ここで「帰ってきて」の意味を知った。そしてリチャードは「時間」という壁にぶつかってしまった。それからリチャードが取った行動は、運命の人を求めての、信じられない旅立ちだった。
【624】

ある日どこかで(2)  評価

ゆさみん (2014年07月14日 21時58分)

タイムトラベルものは日本でも人気が高く、多くのロマンチックな小説が読まれてきました。
ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」
ロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」
ジャック・フィニィの「ゲイルズバーグの春を愛す」
梶尾真治の「美亜へ贈る真珠」
などなど・・
特に時を隔てた愛のありかたを描く作品が人気を博しています。
日本人好みなのでしょうねえ。(ちなみに日本では「夏への扉」「たんぽぽ娘」はSF作品のオールタイムベストに上位に位置する作品ですが、海外では見向きもされないとか)

さて、この作品WOWOWで放送していたので久しぶりに観ました。

やはりウルウルきてしまうなあ。
ノスタルジックなアメリカの昔の風景。
運命に導かれるように出会う二人。
純愛を貫こうとする二人。
しかし、残念ながら、この二人には悲しい運命が待っているのであります。

しかし、クリストファー・リーヴもいいが、この映画は何と言ってもジェーン・シーモアの美しさに尽きますね。

まあ、上に述べてあるように写真に恋した青年が時を越えて、恋する相手に会いに行くお話なのだけれど、写真を見ただけで青年が命をかけてとんでもない行動を起こすようなくらいの魅力ある美人でないと、説得力が無いわなあ。
この説得力を、ジェーン・シーモアは見事に出していると思います。

ちなみに初めて写真を見るシーンは監督も凝っていて
リチャードが振り向いて目にするエリーズの写真は、どこから見ても彼女の視線が自分を見ているように工夫して撮影された。しかも、この写真には幕が掛けられ、リチャード役のクリスも撮影まで隠されていたため、実際の撮影時に振り返ってみた瞬間に本当に初めて見たため情感のこもった演技となった。これは監督が仕組んだ演出だった。(ウィキペディア)

この映画のジェーン・シーモアといったらもう・・・う・・・美しい。

またまた横で見ていた私の娘は「この人きれいだねえ」とのたまわりました。
あったりまえじゃあ。
ため息のでるような美人というのはこういうのを言うのだ。

タイムトラベルものということで、SF的派手さは微塵もなく、丁寧に作られた作品であります。だからはじめはそれほど人気はありませんでした。ヒットもしなかったし。

またまたウィキペディアによると

アメリカでの試写段階では好評を得ていたが、実際に封切られると評論家の酷評の影響もあってか興行収入は伸び悩んだ。皮肉にも興行終了後、ケーブルテレビやビデオによって次第に支持を集め、少しずつ誠実に応援するファンが増えた。

とあります。

日本においても同様な状態で一部地域では人気を博したが、全国的なヒット作にはならなかった。
主役「リチャード・コリアー」を演じたクリストファー・リーヴの落馬事故・後遺症での車椅子生活、そして逝去により、彼のファンもこの映画に関心を持ち始めた。

とも。

というわけで、また観ていないあなた。
ぜひ、このロマンチックな映画を堪能してくださいな。
いいですよぅ。
【623】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年07月06日 19時44分)

熊楠さん、ども♪

>原氏、さすが知ってらっしゃいましたね。
名前の「りょう」(※寮の「うかんむり」が無い字)は、ピワドでは出ませんね。

ていうか、ちょうど映画の原作に関して彼のエッセイ集から引用した直後に、熊楠さんの部屋で原氏のことが出てたので、私の文を読んでから書いたのかな?と思ったのですが、そうではないようですね。
遅筆で有名なだけに、すごい偶然ですね。

沢崎シリーズ、いいですよねえ。

藁の楯について

>?な箇所が多すぎる。最大の謎は厳戒態勢の都内への進入方法。
>テレビでは画面が切り替わったらそこにいて

はい、ここはあまりカットされていません(笑)
完全版(?)でもいきなりです。
私もぎょっとなりました。
あれだけ前半は厳戒態勢を敷で、藤原竜也殺人網を警戒していたのに、ああもあっさり来られるのか?
ってね。
ここらへんがこの映画の「ダメさ」なんですよね。
山崎努氏の登場もそう。
時間がなかったのかなあ?
エンタメではあるが、本格サスペンス??の色濃い作品なら、ここは何とか映像上での説明がほしい。でも無し。

>もったいない感じがしちゃいました

いいアイデアと思うだけに、ほんとにそう感じます。
【622】

ホームシアター(1)  評価

ゆさみん (2014年07月06日 18時01分)

ふと思いつき、ホームシアターに再挑戦することにしました。

引っ越す前の家では、ホームシアター環境を構築しておりました。
今から10年以上前ですが、液晶プロジェクターにスクリーン、5.1chのアンプとスピーカーセットと、合計40万円くらいでしたか・・・それでも、当時では最小金額であったかと思います。
だって、プロジェクターだって3菅式(信号機みたいな感じで3色の色を重ねて写す形式)のであれば100万以上はしていたし、ちゃんとした形のドルビーデジタルの音響を求めれば、数十万はいくし、スクリーンだって電動式(スイッチ入れてウイーンとスクリーンが立ち上がるやつ)を取り入れればそれなりに値がはるし、贅沢言えばキリが無い状況でした。
その中では破格の値段でした。

はじめてお客さんを招いて披露した時は、ビックリされましたね〜。
映像もですが、5.1chの音の迫力は凄かったです。
映画「クリフハンガー」は冒頭のヘリコプターのシーンが正面から音が後ろに回っていくみたいに聞こえて「おおお」となりましたし、前にちょっと触れた「アルマゲドン」の冒頭もすごい迫力でした。やはり重低音があると無いのとでは違います。

ただ、設置しただけで、その後、ほとんど観る機会がなかったのも事実。

だって・・・パチンコやスロに夢中になってれば、観る時間は無いでしょう?(笑)
【621】

ホームシアター(2)  評価

ゆさみん (2014年07月06日 18時25分)

さて、それから十数年・・・

アマゾンから3D液晶プロジェクターの案内メールが来て「おおお」となりました。

だって、ハイビジョンの3D液晶プロジェクターが8万円くらいだよ。

ちなみに、機種は
EPSON dreamio ホームプロジェクター 2,000lm 3D対応 Full HD(1080p) EH-TW5200 

普通のテレビで3D対応となると、大きさにもよるけれどやはり20万円くらいはします。プロジェクターの方が断然安い。

で、3D対応のBDプレーヤーの一番安いのがLG社ので1万円ちょっと。(楽天で購入)

スクリーンは自分が持っているのは壁が丈夫で無いので設置するのは無理。
これもネットで調べて、スクリーン用の紙だけ売っている会社があったので、80インチのを購入。3Kに送料が1Kちょっと。
壁に画鋲で取り付けて貼りました。(画鋲は面が白色のものでパッと見は目立ちません)

あと3Dのメガネが馬鹿にならず、プロジェクターが認識するメガネを購入しなければならない。これが純正だとけっこうするが、そうでないのもあったので、中国製2つで3Kくらいで購入。問題なく対応しました。

というわけで、全部あわせても10万円くらいでとりあえず見る環境は整ったのでありました。

できれば音響も変えたかったが、今のところは液晶プロジェクター本体から出る音で我慢しています。
当時のホームシアターシステムの機械は流用できないこともないけれど、ちょっと面倒なので・・

妻や子供を部屋に呼んで3Dの映画「アバター」「タイタニック」などを見せたら・・・
「奥行きがすごい」
「映画館で観ているみたい」
などと反応は上々。

まあ、3Dは今後廃れていくような気もしておりますが、まあ映画らしく観ることのできる環境は整ったので、できるだけこれからはWOWOWで録画しておいたものもプロジェクターで観ようと思います。

先日は「戦火の馬」(スピルバーグ監督)を観ました。
おお、アカデミー賞は逃したけれど、感動の名作という感じがいたします。

それにしても、3Dのハイビジョン映画が80インチの画面(もちろん部屋が広ければ100インチより大きくしても全然問題ない)で見る環境が10万円出せば手に入るのですよ。安いものでしょう?
10年前ならば、これだけのものを用意するとなればどうみても100万円以上はかかっていたことでしょう。(まあ3Dはまだありませんでしたが)
まあ、パチンコ・スロットで一発勝ったお金で、あるいは一日打って大負けした、と思えばこれくらいは出せるのではないかな?(笑)

それにしても、技術の進歩と値段の変化はスゴイものであります。
【620】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年07月06日 17時18分)

Piroさん、ども♪

>他ならぬ ゆさみんのオススメとあらば 素通り出来ませんな!
>( めっちゃハードル上げてますけど大丈夫っすか??

ははは・・・(汗)
私は、この手のバカバカしい作品(褒め言葉ですよん)を真面目に撮っている作品って、弱いのです。

そうね・・・・
けっこう、好みによって左右されるかもねえ・・・

じゃ、Piroさん、次の動画を見てくれます?
映画「電人ザボーガー」の予告編です。

http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E9%9B%BB%E4%BA%BA%E3%82%B6%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC&tid=f2873fbb12abae8d94608638d6e54039&ei=UTF-8&rkf=2

この予告編を観て、「面白い」と言える人は、多分クロマティ高校も好きカモです。
参考までに。

>「○○○人○リ」
>こ……?! これなんだろ??!!!   俺が見ても解るのかな…?  かな…?!

ふふふ。これは観てのお楽しみですね。
ヒントは昭和40年台後半に人気を博した特撮作品です。
まあ、私の子供もそうですが、知らなくても楽しめますよ。

>デトロイトメタルシティー見た事あります?

WOWOWで観ましたよ〜。けっこう前の作品ですよね。
マンガも知らなかったし、予備知識皆無でした。
私は、面白かったですね〜。
純粋に楽しめました。

よって、いらないシーンとか原作と松雪泰子氏のイメージギャップとかは分かりません。
まあ、あんまり考えないで楽しんで観ましたね。
あとには面白かった〜という思いが残った作品でしたよ。
【619】

RE:映画について語ろう  評価

PIro3 (2014年07月03日 21時05分)

 そーいやー。。。 漫画の実写映画化といえば


   デトロイトメタルシティー見た事あります? 

     要らないシーンが多くて。。  特に事務所の社長役の松雪泰子は絶対違うと思ったけど。。

   
        松山ケンイチのクオリテ―が感動モンでしたね。。


        でも、事務所の社長役の松雪泰子は絶対違うと…
【617】

藁の盾  評価

熊楠 (2014年07月01日 05時50分)

ゆさみんさん

おはようございます。
銀二貫 まだ見てないんですよ^^;)

原 氏ご存知なんですね。私は好きで出ている作品は全部読んでます。
まぁ遅筆で有名ですのでまだ数冊ですけど。

>「お父さんに見てもらいたい映画があるんだけれど・・・」

お子様との関係が垣間見れて良い感じですね。
距離感が良いですね。

先週末は、録画してあった 藁の盾 を見ました。

削り方がひどいってことでしたが、本編見てないのでなんともですが
何だかなぁ〜って言うのが印象ですかね。

?な箇所が多すぎる。最大の謎は厳戒態勢の都内への進入方法。
テレビでは画面が切り替わったらそこにいて、ドコデモドア使うしかないですよね、あれ。

山崎勉もどうやって来たのだろう。
絶対に入れないですよね?あの場所に。

薬丸 岳氏の作品にも共通する考えさせられる題材だけに
もったいない感じがしちゃいました。

それにしても 藤原竜也 良いですね。狂気が見事でした。
昔のジャックニコルソンを思い出させると言ったら褒めすぎですかね?

では、また。
【616】

原作の映画化  評価

ゆさみん (2014年07月06日 19時48分)

熊楠さんへのレスがまだでしたね。
だいぶ、遅くなりました。

>好きな小説の映像化はその小説が好きなら好きなだけ、見ないほうが良い
>思い入れがあればあるだけ、違ったときの『ガッカリ感』は大きくなるんだと思います

たしかに。
登場人物のイメージが違う、とか、なんでストーリーを変えるの?とか、あの大事な場面をどうしてサラリと流すの?とか、音楽が合ってないとか・・・

ところで、原寮氏(お分かりとは思いますが102回の直木賞を受賞した「私が殺した少女」の作者です)のエッセイに次のような文章があります。


拙著への依頼のときにしばしば「原作に忠実にやりますから」と言われるのだが、こちらがまるで原作から離れて種々の改変をされることを嫌っているかのように考えられるのは心外である。「原作に忠実に」などとは、素人を甘言で弄しようというのなら別だが、映像は映像としての面白さを追求して優れた作品を製作すべき立場で濫りに口にすべきことではないだろう。
(中略)
結局原作に忠実なドラマなどは所詮原作に及ばないのであり、そんなものを製作するのは時間と労力と資金のムダである。


基本は原氏の言うとおりだと思うんですよね。
映画は映画の文法があり、面白さがあるわけで、読んだ作品の映画を観る場合は、良い意味で観客を裏切って欲しいと私は思うのです。

原作とは別の切り口から切り込んできて、そうくるか、とニンマリしてしまうような部分があってほしい。
見終わった後は、
原作も面白かったけど、映画も面白いじゃん、いや映画の方が面白いかも?
こういう感想を持ちたいんですよね。

でも、そういうことはめったにないわけで面白くない、そんな時に出る面白くない理由が
一言でいうと
「原作とイメージが違う」
ということになると思うのです。

そんな感想を持たないためには・・

>映像化を先に見るって言うのが一番ではないでしょうか

熊楠さんの意見に同意します。

でも、私は原作も面白いが映画も面白い、という作品も観てみたいなあ、と思うのです。

たしかに、名作と言われる作品を映画化して成功するということは、原作以上に、映画としての面白さが要求されるわけで、ハードルがかなり高いと思います。
(だから「ルパン三世」実写映画化はよくチャレンジしたなあ)
しかし、そのハードルをクリアした作品って映画史に残る作品になると思うのですよね。

原氏は映画化の成功例として、エド・マクベイン原作で黒澤明監督の「天国と地獄」松本清張原作で野村芳太郎監督の「張込み」をあげておられ、その原作が一般的にあまり有名でない(名作でない)ことから、小説が優秀な素材を提供し、スタッフがその素材を優秀な手際で扱ったからこその名作となった、と言っておられます。

映画ファンとしてはそういう作品もたくさん観てみたいと思うのですね。

で、熊楠さん、「銀二貫」はいかがでしたか?(笑)

【追記】
あ、思い出したっ。
原作も面白くて、映画も面白いという例を・・・
それは下に書いた「魁!!クロマティ高・・・・・
【615】

お父さんに観て欲しい映画  評価

ゆさみん (2014年06月29日 10時58分)

「お父さんに見てもらいたい映画があるんだけれど・・・」
先日、19歳の娘と高2の息子の二人にあらためてそう言われた。
ちなみに、映画好きの父に今までそんなことを言ったことは無い。
ちょっとビックリである。
「おまえたちが両方とも推薦するなどとはめずらしい。どんな映画だ?」
そういって出してきたのが、この映画である。

「魁!! クロマティ高校」
監督 - 山口雄大
脚本 - 増本庄一郎
構成 - 板尾創路
音楽 - 大森俊之
制作協力 - ピー・プロダクション
主題歌 - 氣志團『RUN☆BAKURATEN☆RUN』
出演 須賀貴匡
   虎牙光揮
   山本浩司
   渡辺裕之
   高山善廣
   板尾創路
   阿藤快
      松崎しげる
      橋本真也
     (声)小林清志 ほか

「う〜む、そうきたか」
知っているヒトはよく知っているであろうマンガの映画化である。2000年から2006年にかけて週刊少年マガジンにおいて連載されたギャグ漫画。コミックスは17巻ある。
私はマンガは読んでいないが、アニメになっているのを子供と一緒に見たことはあった。

念のため、どんな作品かというと(ウィキペディアより)・・
真面目で成績優秀な主人公神山が、悪の巣窟クロマティ高校に、不思議な経緯で入学してしまうということから始まるギャグ漫画。個性的なキャラクター達や、野中作品から終始漂う脱力系のお笑いが受け、野中英次の出世作となる。後期のエピソードの多くは、もはや高校という舞台が関係なくなってくるなど、良くも悪くもぶっ飛んだ作品。
ということである。

要するに、高校を舞台としたギャグ漫画である。
で、ギャグ漫画の実写というのは相当に難しい。だって、
ギャグ漫画の実写で面白かった映画を観たことある?
ってきいて、皆さんどれくらい答えられますか?
せいぜい思い浮かぶのって最近の「テルマエ」くらいじゃないかな?
っていうか、映画を作ろうとしないでしょう?
難しいし、コケるリスクは相当に高いしで。

子供達によれば、このクロマティ高校の映画は
「ギャグマンガの実写化における数少ない成功例の一つ」
として有名なんだそうな。

で、一緒に見てみた。

いやあ。

大笑いしながら見ましたよ。

たしかに面白い。
キャストを見ると、演技派のヒトからプロレスラーからお笑い関係など、異色の顔ぶれであり(ちなみに橋本真也氏はこの映画の公開前に急逝し、遺作となった)よくもまあ、このヒトがこんな役で出演しているよなあ、と思う。
で、それぞれの役がけっこうハマッている。
ことに、後半の特撮もののパクリ(っていうかそのまんま)として、地球征服にきた宇宙人とクロマティ高校の対決はバカバカしい大笑いの要素満載で、抱腹絶倒であった。
いやあ、特撮好きとしては、あそこで「○○○人○リ」のオープニングがそのまんま流れてきたのにはビックリしました。上にパクリと書いたけれど、実はパクリではなく、製作のピープロが製作協力しているし、堂々と地球征服の設定を使っています。
ちなみに、子供達は元ネタの「○○○人○リ」は当然知らなくて「昔はこんな特撮番組が本当にあったんだよ」と言ったらビックリしていました。

まあ、そんなこんなで、私のツボにスポッと入って大笑いさせてくれた作品であります。

前に「電人ザボーガー」の映画を絶賛しましたが、この作品もこの作品に優るとも劣らない作品ということで紹介いたします。
そういや、電人ザボーガーもピープロだし、ザボーガーに主役で出演していた板尾創路氏もクロマティ高校に出ているし、そこらへんつながりがあるのかもしれませんね。

というわけで、見る機会があれば、是非。
面白さ、保証いたします。
【614】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年06月22日 10時42分)

こんにちは。

今日も雨・・・

心がパッとしない状況が続いているゆさみんです。

いろいろとあり、ここ一週間は映画も本もちょっと離れております。


先週亡くなった同僚の告別式は、息子と娘が父に向けて最後の手紙を読み上げるというのがあり、
ぐっとくるものがありました。

特に、娘さんの方は、現在大学2年であり家を出てアパート住まい。あまり高校まで反抗期だったのか父を疎んじていたそうで
「心の中で、いつか父に謝りたいと思っていたけれど、こんな形で別れることになるとは、なんて親不孝なんだろう」
と涙を流しながら読んでいました。

今回の同僚の急逝に対して、いろいろな人と話をしましたが・・・

それなりの年を重ね、体もどこかに本調子でない部分もそれぞれあったりで
「人ごとじゃないよな・・・」

自分もいつそうなってもおかしくない。
今、できることをしっかりやっておかないと・・・

そういった話をしておりました。

熊楠さん、そしてこの部屋を読んでいただいている皆さん。
お体をご自愛のほどを。

ところで、パチンコ税導入などという話が出ているそうですね。

表面上パチンコをギャンブルとして認めていなかったのに、お上の都合で「税金取れるところからとっちまえ」という理屈でしょうかね。

もし、実現したら、タバコの税金値上げの際に、禁煙に走っていった人たちが多かったように、これでパチンコ離れがなお進むんだろうなあ。
【613】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年06月16日 07時09分)

ゆさみんさん

大変ですね。
近しい人が亡くなるのはつらいですよね。
それが病気だったりすると、準備というか心構えも出来ると思いますが
ある日突然ってなると、どう処理して良いのか。
私へのコメントなんか気にせず、頑張ってくださいね。
【612】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年06月15日 09時08分)

みなさん、こんにちは。

仕事の職場の同僚が急死して、昨日はお通夜・本日は告別式となっており、映画について語る余裕がありません。

死去した職員は、前日まで元気に働いており、朝起きたら死去していたという状況で、いわゆる突然死でした。

職場の中でも私がいる部署で働いており、これから私の後を託すべき人物でした。

今は悲しみと仕事場での混乱が続いております。

熊楠さん、また後日コメントしますね。

では。
【611】

映画と原作  評価

熊楠 (2014年06月13日 07時52分)

ゆさみんさん

おはようございます。
探偵はBARにいる 見ました。で、ついでといってはなんですが小説も再読。

内容は微妙に違うけど、どちらも面白かった!!ってのが率直な感想ですね。

そもそも見たのはTV放映なので、ゆさみんさんが藁の盾に関して書かれているように
本編とは違うものになっている部分もかなりあるんだろうからなんともですが。

今回で言えば、即天道場から脱出する時に一緒に逃げる少年が居ますが
映画では、この少年の意味合いがかなり不明。
削るならここかなぁ〜とかも思いましたが。

で、一番に感じたのは、

好きな小説の映像化はその小説が好きなら好きなだけ、見ないほうが良い。

って事です。

好きな小説は自分の中で、主人公だったり映像を明確に思い浮かべながら読んでいると思うんですよ。
それは普遍的ではなく、あくまで個人の物なので、映像化だけではなく
同じ小説を好きな人とその小説について話をしても全く違うことはよくある事ですし
思い入れがあればあるだけ、違ったときの『ガッカリ感』は大きくなるんだと思います。

一番良いのは、今回の私のように、覚えているのは大まかなストーリーと
『面白かった』って事くらい。しかも映像化を先に見るって言うのが一番ではないでしょうか。

銀二貫も大体のストーリーと面白かった事は覚えていますが
細かいところは、『?』なので、ゆさみんさんが感じたギャップと私のそれは
違ったものになる可能性があると思うんですよね。

まぁ色々考えずに、近々見ようと思っております。では。
【610】

闇金ウシジマくんPart2  評価

ゆさみん (2014年06月08日 01時16分)

闇金ウシジマくん Part2(2014年)
監督 山口雅俊 
原作 真鍋昌平 
出演者 山田孝之
    綾野剛 
主題歌 Superfly「Live」


さて、ウシジマくん2である。
前にも書いたが、私は俳優「山田孝之」のファンである。
「のぼうの城」などで存在感ある演技をしていた山田孝之。
彼のもっともハマり役ともいえる「ウシジマくん2」は映画館で観ねばならないであろう。

一応、ネットから解説とあらすじを紹介すると・・・
真鍋昌平のコミックをテレビドラマ化、闇金融の業者を演じた山田孝之が強烈なインパクトを与えた群像劇の劇場版第2弾。原作のエピソード「ヤンキーくん」編と「ホストくん」編を脚色し、カウカウファイナンスを中心にヤンキーや暴走族、ライバルの女闇金、ホスト、情報屋などが金をめぐる争いや駆け引きを展開する。山田ややべきょうすけらのレギュラー陣に加え、綾野剛、菅田将暉、光石研、柳楽優弥など豪華なキャストがひと癖もふた癖もあるキャラクターを熱演。激しい演技合戦に引き込まれる。
10日で5割というバカ高い金利で金を貸すカウカウファイナンスの社長ウシジマ(山田孝之)。ヤンキーのマサル(菅田将暉)の母親はパチンコにはまっており、ウシジマに借金をしていた。ある日、マサルは暴走族のヘッド、愛沢(中尾明慶)のバイクを盗み、慰謝料として200万円をウシジマに借りるように脅される。しかしウシジマはマサルを気に入り、闇金で働かせることにして……。


実は、藤原竜也主演の「モンスターズ」だっけ、あの映画にも出ているみたいで、どっちを観ようか迷ったのであるが、「モンスターズ」観客動員数は多いがどうも評判がイマイチみたいなので、やはりドラマでもいい味出している「ウシジマくん」ならハズレは無いだろうということで、見に行った。

いやあ、ハズレなかったね。

ホストでトップに立とうとする人間と、ホストに貢ぐ側の人間ドラマを軸に、その周りの人々も含めて、金がらみで、転落人生を歩む人間を、闇金の立場からクールに描いている。

裏社会の現実がどうであるかは私は知らないけれど、(よって、その世界を知っている人はクレームをつけるかもしれないが)実際にあるかもしれない世界を垣間見るようなグロさと金にからんだ人間の悲喜劇を上手く描いていると思う。

ヤクザ映画の「仁義なき戦い」が喜劇的な面白さを持っていたように、「ウシジマくん」の登場人物も彼らの論理にしたがって懸命に生きているのであろうが、どことなく喜劇的だ。というか、あえて喜劇的に見えるように描いている。
(闇金の取り立て屋が主人公の映画って、ヤクザ映画もそうだけど、徹底的にリアルにしたら陰惨なだけの映画になるだろう)
この喜劇的な描き方がウシジマくんの成功の要因だと思う。

その悲喜劇の中にあって、闇金独自の論理に従って生きる「ウシジマくん」が、人間の生き方の本質を独自の言い方で指南するセリフがいい。
この映画では落とした一円玉に対する考え方である。(詳しくは映画を観られたい)

あたかもマンガ「カイジ」において、相手を借金まみれに誘う悪玉が人生訓を語るのに似ている。

というわけで、エンタメ映画であるが、喜劇的な要素をもちつつも、人の生き方についても考えさせられる映画でもある。

いやあ、いろいろ言いましたが・・・・
うん、面白い映画だよ。

特に、山田孝之のまばたきをしない、上から下に見下ろすクールな表情がいいなあ。
「人の頭をバットでフルスイングできる人間」・・・普通の人とは違う人間像をとても上手く演じている。

【補足】
ヤクザ映画が駄目な人がいるように、こういう裏社会を描いた映画が駄目な人は観ない方がいいかもね。
ちなみに私の娘は暴力の描写に「グロい」と拒否反応を示してます(笑)
【609】

テルマエロマエII  評価

ゆさみん (2014年05月31日 09時54分)

おそまきながら「テルマエロマエ2」である。

GWの目玉のひとつでもあって、実はGWに見に行ったのであった。
コメント今頃かよ、という感じもするけれど、それでも「アナ・・」はいまだに話題になるからなあ。
「テルマエロマエ2」今でも話題になってるの?
私が知らないだけかも・・・

まあ、ちょっと時期を過ぎると、あっという間に過去の話題って感じになっちゃうのも今の世の習いでもあるし・・・

「1」はWOWOWで放送された時に見た。
それがすんごく面白かったので、「2」は映画館で見た。

けっこう私の周りでは見ている人もいて、感想を聞いてみた。

複数の人が・・・
「1のほうが良かった」

あらら。

妻は「最初は面白かったけれど、途中からドラマ仕立てとなってて何となくおもしろみが減ってきたんだよね」などという。

う〜む。

私は、最初の場面はルシウスが日本の温泉にタイムスリップする→ローマに戻って日本の温泉にヒントを得た新アイデアを出してローマの風呂を改変するの繰り返しがあったので「何だ、ショートネタの繰り返しで長編映画の意味ないじゃん」
と思ってたら、途中からローマ帝国をゆるがす危機的状況みたいなドラマの流れが入ってきて、
「よしよし、劇場版らしくなってきたな」
と思い、時折笑いのネタを交えながら、大団円へと物語は進み、最後は「めでたしめでたし」にヒロインとの別れもあり、笑いあり感動もありで面白かったんだけどね。

「1」でのインパクトが強かったからか、笑いネタもインパクトが弱くなっている感じがあるかもね。

「2」は予定調和っていうか、
タイムスリップする→日本の温泉にビックリする→新アイデアのローマ風呂を作る
というのが定番になっちゃってるから、よほどの斬新なアイデアが無いと面白くならない。
二番煎じみたいになるのは、やむを得ないかもね。

それにしても「2」を見て、あらためて「1」の映画としてのアイデアは凄いと思う。
例えば・・・
タイムスリップする際に「トイレを流す画面で人形を使う」とか、
これまたタイムスリップの際に、何か関係ないオペラ歌手が歌を歌ってそれを本人の周りをカメラが動き回るという凝ったカメラワークで撮影するだとか・・・

笑いに包んでいるけれど、「のだめ」でコミカルな場面になると登場人物が人形になる・・・につながる画期的なアイデアだと思う。

で「2」だが、「1」の世界を推し進めようという試みはなされている。
今回は、お相撲さんのアイデア追加である。
相撲の戦いをローマのコロセウムの戦いとからませるなどのアイデアは「よく考えたな」と思う。

また、予定調和の捻りもある。例えば、タイムスリップする場面ではオペラ歌手が準備が出来ていなくて、あわてて歌を歌い出したり、オペラ歌手の妻がケンカして出て行くというドラマまで加えていて、スタッフの遊び心が見られていた。

良い意味で、悪のりみたい雰囲気があり、馬鹿馬鹿しい話を豪華なセットで作り、スタッフも楽しみながら作っているのが感じられて、とても楽しい映画を見たなあ、という気持ちにさせてくれる。

「1」ほどのインパクトはそれほど無くても、よく健闘した「2」であるという印象を持った。

ひょっとして、アイデア次第では「釣りバカ」みたいにシリーズ化させても面白くなるのでは?(笑)
と思った「2」であった。

皆さんはどう見たかな?
【608】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年05月31日 09時49分)

ども♪

週間ゆさみんです♪

Piroさん、どうもです。

>まだ観ていないので楽しみです。

何だ、「アナ」まだ観ていないんだ。
行こうかな、と言ってたからてっきり観にいったんだと思っていました。

実は、ワタクシ「アナ」を観ていたときは通常の精神状態では無く・・・・
エンディングロールが始まったとたんに劇場を後にしました。
エンディングの歌にウットリしている観客の前を「すみません」といいながら出て行ったので・・・

純粋に楽しむ余裕がなかったんですよね。

ええ、トイレが我慢できなかっただけですが、モニカ?

というわけで、皆さん劇場に入る前にはトイレにいっておきましょうね。


【追記】
ああ・・・そういエヴァ・・・・
昨日、地上波で「藁の楯」やっていましたね。

いやあ、びっくり・・・・
最近ではまれに見る本編カット・・・
たしか、2時間超の映画だったけれど、CM除くと90分に編集されているし・・・

あれってスタッフの人は怒らないんだろうかね?

Piroさん、もし観たのなら、あれってホントの「藁の楯」じゃないよ。
あれは・・・そうね・・・ダイジェスト版(笑)
【605】

かもめ食堂  評価

ゆさみん (2014年05月25日 12時19分)

かもめ食堂(2006年)
監督 荻上直子 
脚本 荻上直子 
製作 かもめ商会 
出演者 小林聡美
    片桐はいり
    もたいまさこ

時代が生み出した映画であると思う。
およそ一昔前までは考えられなかった映画であろう。

だって、フィンランドのヘルシンキに「かもめ食堂」を開いた小林聡美演じる主人公と、彼女に関わった人々の姿を撮っただけの映画である。

「だけ」と言ってしまうとファンは言いたいとこもあるかと思う。
が、ストーリーを簡単に紹介すると・・・

サチエ(小林聡美)はフィンランドの都市、ヘルシンキで「かもめ食堂」という名の日本食の小さな店を営んでいる。ある日食堂にやってきた日本かぶれの青年に「ガッチャマンの歌の歌詞」を質問されるが、思い出せず悶々としていると、町の書店で背の高い日本人女性ミドリ(片桐はいり)を見かける。もしや、と思い試しに「ガッチャマンの歌詞を教えて下さい!」と話しかけると、見事に全歌詞を書き上げる。旅をしようと世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだった…というミドリに「何かを感じた」サチエは、彼女を家に招き入れ、やがて食堂で働いてもらうことに。(ウィキペディア)

そう、およそ映画らしい事件はほとんど起こらない。
変わった人達がフィンランドの日本食堂で過ごす静かな日常を描いただけの作品なんだよね。

いやはや、この作品を映画にしようと考えた脚本・監督の荻上直子氏って、すごい人だなあと思う。
当然、こういった地味な映画がヒットするのかという点で考えると、GOサインはなかなか出せないと思うんだよね。
それでも、公開して、実際ヒットした。

この映画のキモは、映画自体にあふれる独特の「空気感」であろう。
かもめ食堂に集う個性的な人々の生み出すほわんとした温かい空気感を見事に表現している。
こういった空気感を出すことはとても難しいと思うし、静かな演技を演じる役者さんもよほどの実力者ではないと出来ないとも思う。

WOWOWで放送したときに、この映画の魅力を語るところがあったんだけど、片桐はいり氏がコーヒーを飲んだ時に、一口飲んで一瞬間をおいて「え?」と表情を変える演技を絶賛していました。あの間は、短くても長くてもダメだ、あの絶妙なタイミングがスゴイ、なんてね。

こういったすう〜っと通り過ぎてしまう場面の一つ一つのこだわりの演技や、演出は多々あるだろうと思う。

よって「かもめ食堂」を開いた小林聡美演じる主人公と、彼女に関わった人々の姿を撮っただけの映画と書いたけど「だけ」の映画を作ることは、かなり大変であろうと推察はする。

結果、そういった努力もあって「かもめ食堂」は見事に独特の空気感をもった映画に仕上がった。

だからこの映画の空気感を肯定するかどうかが、この映画の好き嫌いを分けているかもしれない。
そして、現代はこの空気感を理解し共感する人たちが多い時代なのだ。

特に、女性はこの空気感をより理解するだろうなあ、と思う。

実際、WOWOWで放送したとき、一人の男性は「あんまり事件らしい事件が起こらないので、いまいちだった」なんてコメントしていた。別の方は「いや、それがいいのだ」なんて言っていたけれど。

私もこの空気感、好きだね。

監督はこの後、「めがね」(浜辺の宿「ハマダ」を舞台に、都会から来た女性が島の人々と触れ合いの中で落ち着きを取り戻していく)なる傑作も作っていて「たそがれる」空気感も見事に表現していた。

何か、日常生活でバタバタしている人たちにとって、ほっとするような気持ちにさせてくれる映画であります。
【604】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年05月19日 22時00分)

ゆさみんさん

こんばんは。
アルマゲドンに松田聖子ですか?
気がつかなかったなぁ。ビデオあるので見直してみます。

翼はいつまでも 読まれましたか。

面白いですよねぇ。私も大好きで以前顔を出していた
わっささんのトピで紹介し、結構評判良かったです。
読書リスト見直したら2011年に読んでました。
もう3年前かぁ〜。ついこの前の感じがするけど、時間が経つのは早いですねぇ

>さらに優れた小説ってのは、読者に明日から生きる勇気を与えてくれる作品という気がします。

本当にそうですよね。

その意味でも、銀漢の賦 良いですよ。終わり方も秀逸です。
チャンスがあれば是非。
【603】

翼はいつまでも  評価

ゆさみん (2014年05月19日 01時02分)

こんばんは。

熊楠さん、心配どうもです♪
アンド、ありがとです。

今日はついつい読書に集中しすぎて、カキコが今になっちゃいました。

「アルマゲドン」ですか。
懐かしいですね。
そういえば、この映画って松田聖子氏が出ていることはご存じですよね?
オープニングのシーンにほんの数秒ですが(笑)

アメリカ映画らしい壮大な娯楽作品ですよね。
私にとって、プロジェクターと5,1chスピーカーを購入したばかりの時にホームシアターで見ました。
オープニングのシーンはすんごい迫力で、ぶったまげたのを覚えています(笑)

さて・・・・
今日、読んだ本は川上健一著「翼はいつまでも」(集英社文庫)

いやあ、久しぶりに時を忘れて夢中になって読書しました。
一日で本一冊読み終えたのは、いつ以来だろう・・・

本好きな人ならご存じな作家かもしれませんが、私は初めて読みました。
しかも2001年に発表された作品であります。

発表された時に、北上次郎氏がべた褒めしていて、ずっと前に買ってはいたけれど未読だった本です。この作品、作者にとってもターニングポイント(11年間の沈黙を破って出された本であり、この作品で復活を遂げたとされる)の作品だったみたいですね。

いやはや、私の知らない多くの優れた本があることを痛感させられました。
さすが、北上次郎氏であります。

野球をめぐる青春小説と思いきや、途中から中学生の初恋を描いた作品に変貌をとげます。中学時代のラストにホロリときて、さらに、終章のエンディングにまたまたじんわりと感動してしまいます。

私にとっては、面白かった、感動したなあで終わる作品は良い小説といえるけれど、さらに優れた小説ってのは、読者に明日から生きる勇気を与えてくれる作品という気がします。

その意味では、先日紹介した「あい」もそうですが、この「翼はいつまでも」も優れた作品と言ってもいいでしょう。

これだから読書は止められません。
【602】

タイム リミット?  評価

熊楠 (2014年05月18日 20時56分)

ゆさみんさん

危ないですよ!!
週刊ゆさみんさんですと、今日あたり登場しないと
落ちちゃいませんか?

そう言えば、この前本当に今更?ですが
『アルマゲドン』見ました。

見て一番思ったのは、今だから撮れる映画 だって事ですかね。

それこそ、大脱走でマックイーンのバイクシーンに心躍らせていたオジサンには
どこまでが実写で、どこからが作りのもなのか????
CGって凄いですよね。

好きなシーンは、
ブルース・ウイルスがNASAの総指揮官に渡してくれって
記章を引きちぎる所ですね。
想いが伝わる。

やっぱり仲間って大切ですものね。
【601】

アナと雪の女王  評価

ゆさみん (2014年05月10日 23時48分)

アナと雪の女王 Frozen (2013年製作)

監督 クリス・バック(英語版)
   ジェニファー・リー 
脚本 ジェニファー・リー
   シェーン・モリス 
原案 ハンス・クリスチャン・アンデルセン 
      「雪の女王」より
出演者 クリスティン・ベル
    イディナ・メンゼル
    ジョナサン・グロフ 
音楽 クリストフ・ベック 

さて、今年のGWの映画、アメスパ2の後はどれを観ようか・・・
やはり、これまたしちめんどくさい映画じゃなくて、痛快娯楽作でいきましょう。
映画館にて大画面で楽しむのに適した映画というと・・・
そういえばPiroさんも観るって言ってたっけ・・・
というわけで、「アナと雪の女王」であります(笑)

とはいえ、私は前にも書いたけどミュージカルが苦手。
ドキドキしながら見に行きましたが・・・

何じゃこりゃっっっ!

GWの人手をナメてました。
すんごい人人人・・・

結局当日券を1時間弱並んでやっとギリギリで手に入れました。
見上げる席の端っこの方だけど贅沢は言ってられませんね。
風立ちぬ抜いて、アバター抜いて、すごいことになっているというのが実感できました。

高校を卒業し、現在専門学校に行っている娘といっしょに見に行きましたが、周りはカップルや家族連れでいっぱいでんな。

で、見終わった感想はというと・・・

はい、十分楽しめましたよ。

さすがディズニーだなあ。
観客の心を掴むツボをしっかり押さえているな、と感じました。
娘も大満足みたいだし。
 
原作の「雪の女王」をめちゃくちゃ改変しているけれど、よくぞここまで変えたものだなあ。
とはいえストーリーはシンプル。(だからストーリーの説明は無しね)
それでいて、感情移入できるキャラクターについ口ずさんでしまう歌に美しい映像・・・言うこと無いなあ。

巷では、ヒットを受けてこの主題歌の話題で持ちきりであるが・・・
私が思うにヒットの鍵は、魔法の雪だるまオラフの存在だと思う。
よく考えれば、オラフの存在は、なぜ登場するのかよく分からないし、いなくてもいいし・・・というものなのであるが、オラフがいなければ、このお話のトーンがだいぶ異なってきてしまう。
キャラクター造形の上手さが光っているなあ、と思ってしまった。
ある意味、このオラフを登場させる制作陣のあざとさも感じてしまうのだが、まあこれはあまり言及しないでおきましょ。

ヒットしているだけのことはあります。

ヒットしているからこんな意見もあるのかなあ。

>本作においてエルサのキャラクターが男性からの求婚を求めておらず、物語上も男女の愛に限らない多様な愛の形を認めるメッセージが込められていることから、「ありのままの自分」を肯定する「レット・イット・ゴー」を同性愛のカミングアウトの歌と解釈する向きもある。これに対し、キリスト教関係者からは子供を同性愛に導くという批判があったり、逆にキリスト教的自己犠牲を尊ぶものという評価を受けるなど、多彩な解釈を生んでいる。(ウィキペディアより)

まあ、楽しめた映画でした。はい。

が、私は「塔の上のラプンツェル」の方が好きだなあ。
私はこっちの方が大傑作だと思うんだけどなあ(きゃー、モノを投げないで〜)
【600】

熊楠さん  評価

ゆさみん (2014年05月10日 23時41分)

熊楠さん、どうもです。
「クロコーチ」ですか。
ごめんなさい。見てないです(笑)
そっか、面白いんだ。
いつか再放送やるだろうから、チェックしておきますね〜。
ところでドラマと言えば「銀二貫」第5話までいきましたね。
私は先月、原作本を読み終えましたので(いい話でしたねぇ特にラストのセリフでほろっときますね)原作との相違点が目について、ちょっとそこは違うやろ、と思ってしまいます。
原作読まずに見ている人はどう思っているのかなあ・・・
ちなみに同時間帯に「銀二貫」の前に放送していた、赤川次郎作の「鼠・江戸を疾る」も面白かったですよ。これは原作読んでても違和感なかったなあ。久しぶりに楽しく見た時代劇でした。

ところで、金城一紀氏・・・・「映画篇」を紹介された時、どこかで見た名前だなあ、と思っていましたがなるほど脚本家でもあったのですね。
今度、脚本を手がけた作品を見てみたいですね。
【599】

Piroさん  評価

ゆさみん (2014年05月10日 23時28分)

Piroさん、どうもです。

>聞いてみたいけど、多分「そこ聞いちゃうかね?」って言われるから聞かない。みたいな。

たしかに・・・
でもまあ、タランティーノ氏が深作欣二氏に初めて会った時に深作にサインを求めたのが深作氏の監督作品『ガンマー第3号 宇宙大作戦』のLDだったのに通じるところがあるかも・・・
びっくらこきながらも、答えてくれるかもよ・・(笑)

>事故渋滞の被害者の自転車乗ってたであろう女性?の霊が車の外に立ってたじゃないですか。
>ただ立って去る。  あれ要る?!!  映像として絶対に写さない方が良かったハズでしょ!
>母親目線で見えてないけど、この子には見えてるんだろうな…って観る側に想像させるべきシーンだと思うんですよ。

「シックス・センス」のご指摘の箇所。
たった今、DVDで見直しました。
わお、なんか、懐かしいなあ。
たしかにねえ・・・

私は初めて見たときは、げげっとなって不自然に感じませんでした。
そこに霊はいるんだってことを観客に分からせるのを狙ったシーンですね。

が、たしかに不自然ですね。
Piroさんの指摘はなるほどと思います。
たしかに観る側に想像させるべきシーンですね。
多分、監督はその場面を入れないと観客への説得力が弱い、とでも思ったのでしょうか。

・・・・ただ、写すなら、子供目線で助手席の母親の背後にいるのが自然ですね。
そして子供に何とかして欲しいとか語りかけてくるとか・・・
ただ、ここは子の能力を母親に理解させるための大事なシーンなので、それを入れちゃうと大事なシーンが壊れちゃうと思ったのでしょうね。
で、ただ立って立ち去るシーンとした。
なおかつ母親の背後に入れると、母親の子供を理解する場面が壊れてしまう、よって子供の背後にただ立って立ち去るだけのシーンとした、ってところでしょうね。

ふふふ・・・監督は、撮り直すとしたらそのシーンは削除するかもしれませんね。

アメスパ2
>おお! アリでしたか。。。

まあ、面白かったですが・・・
映画館で観たから面白かったけど、テレビで観たらあんまり思わないかもしれません(笑)
映画館で観ると、お金出して観たんだから良い映画を観たと思いたがる気持ちもありますからね。大画面で観るのとテレビで観るのはやはり違うでしょう。

>もしかしたらこれからのスタンダードになるやも

ないだろうと思うけどなあ。
そしてさあ、DVDやBLにするときはこの場面どうするんだろな、とちょっと気になります。

あっそれと「アナと雪の女王」私も観ましたよ。
あとで感想をアップします。
Piroさんは、どう感じたかな??
【598】

クロコーチ  評価

熊楠 (2014年05月10日 14時35分)

ゆさみんさん

ご無沙汰しています。熊楠です。
今日は映画の話ではないんですが^^;)

いまさらの感が強いですが、このGWで録っておいたTVドラマの『クロコーチ』を全話みました。

面白かったですよ。
キャスティングの妙でしょう。長瀬君が良い味出してましたね。

映画でも小説でもそうですが、出だしってとても大切ですよね。
ここでどれだけ観客(読者)をつかむか?

最初は『何だかなぁ〜』だったのに途中からグッと盛り上がって
得したぁ!!っていうのも無いわけじゃないけど。

やっぱり最初から最後まで映画や小説の世界に連れて行ってくれる作品が良いですよね。

この作品も1話から面白かった。

面白かったのは良かったんですが
長瀬君扮する黒河内の口癖の『正〜解〜』に暫くとり付かれ
家族から鬱陶しがられるって事態が・・・・

今回は、大好きな金城一紀、脚本のBORDERを楽しんでいます。
【596】

アメイジング・スパイダーマン2  評価

ゆさみん (2014年05月04日 02時03分)

アメイジング・スパイダーマン2 The Amazing Spider-Man 2 
監督 マーク・ウェブ 
出演者 アンドリュー・ガーフィールド
    エマ・ストーン
    ジェイミー・フォックス
    デイン・デハーン
    コルム・フィオール

さて、今年のGWの映画、どれを観ようか・・・
やはり、しちめんどくさい映画じゃなくて、痛快娯楽作でいきましょう。
映画館にて大画面で楽しむのに適した映画というと・・・

というわけで、「アメイジング・スパイダーマン2」であります。

サム・ライミ版も好きではあったけれど、アメイジングのマーク・ウェブ版の1作目もテイストは違えど面白かった。

さて、いかに・・・

結論を一言で言ってしまえば「前作を好きな人は十分楽しめる映画である」といったところ。前作が嫌いな人は楽しめないだろうけど。
サム・ライミ版よりくだけた感じの、ジョークを連発しながら悪人をやっつけるスパイダーマンは、いかにもアメリカ映画らしい。これはこれでアリだと思う。
アクションシーンはCGが当然のように駆使されており、まるでアトラクションの乗り物に乗っているかのようにスパイダーマンがビルの合間を飛び抜ける。
街の破壊シーンも迫力満点である。
主人公と恋人とのロマンスに主人公の幼なじみの親友が敵になったり、電気人間が登場したりと盛りだくさん(笑)だが、ストーリーは単純である。2時間を越える映画だが、テンポは速い(早すぎる?)妙に捻った場面は無く、主人公といっしょにドキドキハラハラしながら楽しめる映画でありました。


ただ、私的には2つの点で「いただけない」ものがあった。

ちょっとネタ晴らしになってしまうので、見に行く予定の人は、以下の文章を読まないでいただきたいのだが・・・






一つ目は、物語のクライマックスシーンで主人公におとずれる悲劇である。
かつて荻昌弘氏が「月曜ロードショー」にて007の「女王陛下の007」(だったか?今ひとつ記憶があやふやだ)が放送された時、ボンドの恋人がラストで死ぬ終わり方に「娯楽映画で悲しい結末はいただけない」みたいなコメントしていたけれど、それと同じ感想を持ちましたね。ルパン三世みたく、いろいろなバージョンがあってもいいスパイダーマン。特にこのシリーズはサム・ライミ版とは違って、軽さが売り(これケナしてるのでは無い)なので、悲劇は似合わないと感じる。原作にあっても、こういう点は変えてほしかったなあ。

もう一つは、本編とは関係無い部分。
エンディングロールの途中で、ある映画(あえて言いません)のCMが流れるのである。
はじめは次回作パート3につながるサービス映像かと思ったけれど、まるきりスパイダーマンとは関係無い映画(もうすぐ後に公開される映画)のCMなのであった。コナン対ルパンみたく、スパイダーマンとこのCMの映画がコラボする予告とかならまだ分かるが、全然そんなことは無い。
単なるCM。
どうして独立した映画のエンドロールで別の映画のCMを入れるのか?
訳がわからない。

それを除けば楽しめたんですけどねぇ。
【595】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年05月04日 02時02分)

Piroさん。
お久しぶりです。元気にしていましたか?

で、久しぶりですが、まさかテレフォンのその場面にコメントするとは、さすがPiroさんだなあ。

Piroさんも印象に残ったんだ。

嬉しいなあ(笑)

ホントにね、全然意味が無い部分だから、印象に残っちゃうんだよね。

監督にもしインタビューできるとしたら、真っ先にその部分をきいてみたいですよねえ。

では、最近観た映画をアップしますね。
PiroさんはGWは映画観るのかな?
【593】

ゼロ・グラビティ  評価

ゆさみん (2014年04月27日 12時41分)

ゼロ・グラビティGravity (2013年)
監督 アルフォンソ・キュアロン 
脚本 アルフォンソ・キュアロン
   ホナス・キュアロン 
出演者 サンドラ・ブロック
    ジョージ・クルーニー 
音楽 スティーヴン・プライス 

ちくしょう・・・

アマゾンでブルーレイを予約注文していて、届いたその日に我が家のテレビで観た。

その最初の感想である。

なぜ、こんな感想かというと・・・

何で映画館で観なかったのか・・・ということである。

いや、ホントは2月あたりに観たかったのだが、何と上映していた映画館が改装のために半月ほど閉鎖されていて、再開されたときにはもうやっていなかったのである・・・

痛恨の極みである。

映画館で、できれば3Dで大画面に広がる宇宙空間と映像美を観たかったなあ。

すでに多くの人が感想を述べているし、私ごときが映画の良さを言っても始まらないので、ウィキに出ていた、スピルバーグ氏とキャメロン氏のコメントを紹介する。

スティーヴン・スピルバーグは「言葉が出なかったよ。君たち、一体何をやってたんだ?」とジョージ・クルーニーにコメントし、ジェームズ・キャメロンは「これは史上最も優れた宇宙の映像美で創り上げた、史上最高のスペース・エンターテイメント」、「キュアロンとサンドラは、無重力空間で生き延びるため闘う女性の姿を完璧に創り上げた」

いやあ、前回のトピで
「何だか、最近のハリウッド映画って、今まで出来なかったこういった映像が撮れるんだよ、という演出方法に酔って、その映画自体が要求しているものをなおざりにしている傾向にないかなあ」
といったけれど、最新の映像表現と映画が要求しているものがリンクした映画として、この作品は挙げられるだろう。

たとえば・・・
命綱(?)を切り離されてくるくる回転するサンドラ・ブロックを正面からとらえたカメラ。
あくまでサンドラ・ブロックにカメラは固定し、その周りを地球をふくむ宇宙空間が回転していく演出。

また・・・
緊張するサンドラブロックを宇宙服の中から顔をアップで撮っていたのが、ズームアップしていき、いつの間にかカメラは宇宙服の外側から撮った形の映像になる。これがワンショットで行われている。

これらは事故のリアルな演出や、俳優の緊張を演出するのに多大な効果を上げていると思う。
最新の映像表現を効果的に使っているなあ。


その他、みどころはいろいろとあるので、是非、未見の人はできるだけ夾雑物を排除して、映画館と同じような緊張をもってみて戴きたいと思う。

あとは多くを語るまい。
良い作品だぞう。

実は、映画音楽のCDも注文して、今聴いています。
【591】

夫婦で共演。(修正)  評価

パチ屋の狼 (2014年04月19日 03時57分)

皆さん、こんばんは。

「チャールズ=ブロンソン」と言うと、再婚した女優の「ジル=アイアランド」と夫婦で、「愛と銃弾」「トップレディを殺 せ」など、数本の映画で共演しています。

また、ブロンソンを語る上で、男くさい彼とは対照的な、二枚目俳優「アラン=ドロン」や、西部劇などでお馴染みの「ジェームズ=コバーン」なども多く共演していますし、監督は「ウォルター・ヒル」も良いですが、私としては「J・リー・トンプソン」が、やはり外せないと思います。

ちなみに、前回お話した「加山 雄三のブラックジャック」ですが、これはTVスペシャルのドラマではなく、珍しい連続TVドラマだったのです。
しかし、なぜブラックジャック役に加山 雄三なのか、私には謎です。
【590】

緋色の街/スカーレット・ストリート  評価

ゆさみん (2014年04月19日 01時47分)

緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年)
監督 フリッツ・ラング 
脚本 ダドリー・ニコルズ 
出演者 エドワード・G・ロビンソン
    ジョーン・ベネット

WOWOWでディカプリオ主演の「華麗なるギャッツビー」(2013年)が放送されたので観た。


ううむ。


悪い映画では無い。
しかし、どうも心に残らない。


なぜか?
いろいろあるが、一つにはゴージャスさとCGを用いたであろうカメラワークに気が向いてしまう。

なぜにこの映画を撮るのに、ここまで豪華なセットとややこしいカメラワークを必要とするのだ、と思ってしまうのだ。

結果、ディカプリオ等の演技は悪くないのだが、役者の演技がどうも印象に残らない。
肝心の映画が伝えようとしているテーマを減じていると感じる。

何だか、最近のハリウッド映画って、今まで出来なかったこういった映像が撮れるんだよ、という演出方法に酔って、その映画自体が要求しているものをなおざりにしている傾向にないかなあ、と思う。

さて、トピの映画であるが、これもWOWOWで先頃初放送された映画である。
1945年作ということで、ずっと前に公開された作品かな、と思って検索したら、長らく日本未公開となっていて、2012年に初めて公開された作品だそうな。

「華麗なるギャッツビー」も5度目のリメイクであるが、これも1931年作のフランス映画「牝犬」をリメイクしたとある。

いかにも昔の映画という感じであり、主演のエドワード・G・ロビンソンの演技も時代を感じさせるのであるが、これがまたなかなかいい。

出納係として真面目に働いて来た中年サラリーマンのクリス・クロスは、自らの勤続25年を祝うパーティの帰りに、暴漢に襲われている美女キティ・マーチを助ける。実はキティは娼婦で、彼女のヒモであるジョニーと金のことで揉めていただけだったのだが、自らを女優と称するキティの言葉を鵜呑みにし、彼女に魅了されてしまったクリスは、とっさに自分が金持ちの画家であると嘘をついてしまう。翌日、この話を聞いたジョニーはキティにクリスを騙して金を巻き上げるように言う。最初は抵抗を示したキティだったが、暴力的なジョニーの言いなりになっている彼女は巧みにクリスを誘惑してその気にさせ、アトリエとして高級アパートを借りさせると、そこに囲われることになる。(ウィキペディアより)

中年オヤジにおとずれた美女との出会いと、それに魅了されてしまい破滅への階段を降り続けることになる主人公。
キティは女優と、クリスは画家とお互いウソをつき、そのウソが破滅へとつながるのだが、一方では成功の可能性もあったことが後半に明示される。
しかし、運命は主人公たちに悲しい結末を用意していたのだ。
自らの絵が、高値で取引される画商店の前を、筆を持つことが許されなくなった主人公が歩いて行くラストはとても印象的である。

ううむ。
「華麗なるギャッツビー」よりも、遙かに映画らしい映画を観たと思わされた一本であった。
【589】

テレフォン  評価

ゆさみん (2014年04月13日 14時57分)

テレフォンTelefon 1978年
監督 ドン・シーゲル 
脚本 ピーター・ハイアムズ
   スターリング・シリファント 
原作 ウォルター・ウェイジャー 
出演者 チャールズ・ブロンソン
    リー・レミック

チャールズ・ブロンソン主演作であるが、氏の映画として、一般的にはそれほど有名ではない。

ちなみに雑誌スクリーンの特編版「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画」でブロンソン作品として取り上げているのは、「デス・ハント」「特攻サンダーボルト作戦」「メカニック」の3作。

でも、私は面白いと思いましたね。「ダーティハリー」のドン・シーゲル監督だもの、やはり、クオリティは高いと思います。
ちなみにアマゾンのDVDの評価では星5つであります。

ストーリーは・・・
アメリカ国内で軍事基地が破壊される事件が多発し、事件の犯人は普通の市民であった。ただ、彼らは、「森は美しく暗く深い。だが約束を果たし、眠りにつくまでに道はまだ遠い…」という詩を電話で聞かされ、操られるように爆破活動へ向かっていた。
調査していくと、彼らはかつてのソ連の留学生であった。しかし実はデタントにより不要になったかつての作戦「テレフォン作戦」のため洗脳させられた自爆工作員であった。
事件を知ったKGB本部は、作戦手帳を盗みソ連から脱出したタカ派のダルチムスキーが米ソ関係悪化を狙い一連の事件を起こしていたのであるとにらみ、ボルゾフ少佐をアメリカへ派遣し、在米KGBのバーバラと夫婦になり済まさせ、事件解明とダルチムスキーの粛清に向かったのであった。

ラストもカッコイイし、良く出来ている作品なので、未見の人は観て欲しいなあ。

ひとつだけ、どうでもいいシーンについて。
ブロンソンが椅子を勧められて、座るシーンがある。ここがあまりスマートでない。「椅子を一回引いて、それでは勝手が悪く、もう一回引いて座る」というシーン。
普通に考えれば、ここは撮り直しだろうなあ、と思う。1回引いてスマートに座ればいいだけのこと。たった数秒のシーンだから。
当たり前だが、当然監督は分かっている。これをOKにしたのは、どういう意味があるのだろうか、と思ってしまう。
まさか撮り直すフィルムが勿体ない、ということではあるまい。
こういうさりげないシーンまでリアリティを追求しているってことかなぁ。まさか、これもシーゲル監督が指示した演出かも??
とまあ、現在の映画の中では、こういうシーンは無いだろうなあ、と思ったのでつい書いてしまった(笑)
【588】

情婦  評価

ゆさみん (2014年04月06日 13時01分)

情婦(1957年)Witness for the Prosecution 
監督 ビリー・ワイルダー 
脚本 ビリー・ワイルダー
   ハリー・カーニッツ 
原作 アガサ・クリスティ
   『検察側の証人』 
出演者 タイロン・パワー
    チャールズ・ロートン
    マレーネ・ディートリッヒ 

以前、WOWOWで放送されるモノクロ映画は外れが無いとかいうコメントをいたしましたが、この映画もまさにそれ。
さすが三谷幸喜氏が敬愛するビリー・ワイルダー監督。
原作がアガサ・クリスティの小説で、クオリティが高いこともあるけれど、登場人物のキャラと行動が気が利いている。殺人事件の容疑者になった男を弁護する弁護士のチャールズ・ロートンの性格が特に秀逸。それをうまく画像での演出としてよく見せている、と思う。
炬燵に入って、興味も無くポケ〜と観ていた娘(18歳)が「面白いね、これ」と観ていて、ラスト近くの最後の二重のどんでん返しを見て「ええ〜〜〜???」とビックリしていました。これは観てのお楽しみ♪
(ちなみに、映画「シックス・センス」では映画の始まりにブルース・ウィリスが「映画の結末を観ていない人に話さないで下さい」旨のテロップが流れますが、この映画では物語終了後に「この映画の結末を未見の人に話さないでください。」という旨のナレーションが流れることでも知られております)
さらに、ちなみに第30回アカデミー賞では作品賞、監督賞、編集賞、録音賞の合計6部門にノミネートされたそうな。残念ながら強力な対抗作品として戦争大作『戦場にかける橋』があり、この作品に敗れるなどして、オスカー獲得はならなかったという。

でも、とにかく見終わって「良い映画を観たなあ」としみじみ思う作品ですね。
ある本には「原作・演出・名演技の三拍子がそろった最高峰のミステリー映画である」と書いてありました。
おすすめです♪
【587】

レス  評価

ゆさみん (2014年04月06日 13時11分)

みなさん、退院に関するあたたかい言葉ありがとうございます。

ママさん。
退院して、ピワド覗いたら、いつの間にか唄部屋が万トピ迎えてるし(゜Д゜)
テさんが、続投なんですね。
ってもう、この部屋のトピ数をあっという間に越えてるし(笑)最後はあっという間に駆け抜けた感じですが、トピ主としてご苦労様でした。

熊楠さん。
熊楠さんも入院の経験あるんですね。
実は私も20年前に、何気なく病院で受診したら肝臓の数値がひどく「即入院」のハメにあい、数ヶ月入院しました。
肝臓の治療は基本的に「安静」が必要ですから、入院中は検査とかの他はベッドで横になっているだけでしたけどね。
今回は退院する際に何も言われなかったので、翌日から堂々とおしゃけを呑んでおりましたら、後日病院から別件で連絡があった際「おしゃけは呑んでいいんですよね?」と確認したところ絶句されましたが何か?
また、入院のおかげで数冊の本を読むことが出来て良かったです。

狼さん。
どうもです。
ちなみに、ブラックジャックの実写版は、加山雄三以前にもう一作ありますよん。
その際、BJ役は宍戸錠氏。
監督は大林宣彦氏で、当時はBJのタイトルでは無く「瞳の中の訪問者」というタイトルでした。なぜかというと、この映画ではBJは脇役的存在だから。
手塚治虫氏は、映画化された作品をあまり評価していない。だってこの映画のBJはマンガを意識しすぎて、BJを白黒まだらの髪と顔半分を覆う青い皮膚の人間として登場させている。こんな人間、現在にいるわけないので「こんな人間どこにいる!」と言ったそうな。
その当時の連載版では、ピノコがBJに向かって「先生の宍戸錠!」とか言って非難するセリフもありました。コミックス版では修正されていますが。
まあ、それだけですが(笑)

のほさん。
どうもです。
多忙な中、新小説が次々にアップされていますね。
とても楽しみに読ませてもらっています。
さすが、のほさんらしい(のほさんにしか書けない?)小説ですね。
こちらも無理されず、続けて下さいね。

みなみんさん。
ちょっと間が空いた時の2回目のレスはぐっときました。
さすが、わが妹ですね。
ところで、相変わらず、新唄部屋ではブイブイいわせてますな(爆)

>でも、あんま無理しちゃダメだじょ(*´∇`)ノ 
>健康あってこそなのですo(≧∇≦)o

アドバイス、了解いたしました。
【586】

RE:映画について語ろう  評価

みなみん (2014年04月03日 21時35分)

お姉さん♪


(9*゜▽゜)9”おかえりぃ♪

ご無事で何よりです♪


でも、あんま無理しちゃダメだじょ(*´∇`)ノ 

健康あってこそなのですo(≧∇≦)o

ゆっくり、ゆっくり、
  元の生活に戻してくださいなぁ〜♪
【585】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年04月03日 15時16分)

お?
主さま無事、ご退院。

おめでとうございます♪

小生、リアルが柄にもなく多忙のうえ
現在、ひどい花粉症・・・

主さまもご自愛を

のほ
【584】

医者と言ったら。  評価

パチ屋の狼 (2014年04月03日 13時27分)

おかえりなさい、ゆさみんさん。

ご無事で何よりですが、たまった仕事で、また体調を崩されぬ様に。

病院をテーマにしたドラマが最近多いですが、昔むか〜し、「加山 雄三のブラックジャック」と言って、「加山 雄三」さん主演で、「手塚 治虫」先生の作品、「ブラックジャック」の実写ドラマがあったのを、ご存知でしょうか。

まあ、それだけですがw

ともあれ、退院おめでとうございます。
【583】

おめでとうございます。  評価

熊楠 (2014年04月03日 05時45分)

ゆさみんさん

おはようございます。

まずは、無事に退院されたようで、おめでとうございます。

私も20代後半に、風邪の菌が肝臓に入り一時的な肝機能障害になり
30日位入院した経験があります。
検査は週3回の採血だけで、あとはずっと寝てるだけでしたが^^;)

無理はいけませんよ、入院前は普通の事でも退院後すぐは、
rosa♪ さんが言うとおり体力落ちてますからね。

仕事多くて大変そうですが、くれぐれも無理なされないように。
では。
【582】

RE:映画について語ろう  評価

rosa♪ (2014年04月03日 01時24分)

こんばんは〜

ゆさみんさん、入院されていたんですね。

退院、って事で良いのかな?
直ぐに退院されて良かったですね(^^)


入院生活が続くと、退院してからちょっと動くにも、身体が追い付かなかったですよ。

しかも体重は増えるし(*_*;


急にはしんどくてツライでしょうから、徐々に動かして下さいね〜


お大事にね
【581】

山本二三展  評価

ゆさみん (2014年04月03日 00時38分)

退院して、もう一つ観たかったのは、現在「生頼範義展」が終わって入れ替わるように始まった「山本二三展」である。
高一の息子といっしょに観た。
山本二三氏は、ジブリアニメの「ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」、ジブリ以外では「時をかける少女」などの背景を描かれている画家である。
実際に氏が、海の上に浮かぶ雲の絵を40分ほどで描かれるデモンストレーションを観て、200枚ほどの絵の展示会を鑑賞した。
もうね、絵の良さっていうのは活字になかなか表せない。好みもあるし。
良く出来ている映画と同じで、「良かった〜」というしかない。
今回の展示会も、生頼さんの展示会とはちょっとテイストは違うけれど、よござんした。
それにしても、アニメのイラストならぬ「背景画」の展示会とはよく企画したものである。
それまで一般にはあまり注目されず、縁の下の力持ち的な存在の方に、注目が集まるのはいいことですねぇ♪
【580】

ローン・サバイバー  評価

ゆさみん (2014年04月03日 00時36分)

ローン・サバイバー(2013年製作)Lone Survivor 
監督・脚本 ピーター・バーグ 
出演者 マーク・ウォールバーグ 他

退院してから「映画が観た〜い」衝動を抑えきれず、久しぶりに映画館で観ました。
「アナと雪の女王」とどちらを観ようかな、と迷いましたが、やはり実写を選びました。

あらすじは・・・・

2005年6月、タリバンの指導者の暗殺を目的とした特殊任務“レッド・ウィング作戦”遂行のため、アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズはアフガニスタンに赴く。

だがある時、山岳地帯で偵察をしていたマーカス・ラトレルら4人の隊員は偵察している時に、山羊飼いの村人と遭遇してしまう。

作戦を遂行するためなら、村人を殺さないといけない、しかし、村人を逃がせば、村にもどった村人はタリバンに通報するだろう。
その場合、作戦失敗どころか、自分たちの命も危険にさらされることになる。
「無抵抗でタリバンとは関係ない人を殺すのか」
「しかし、解放すると200人以上のタリバン兵が自分たちを襲ってくるんだ」
激論を交わす4人。
結局、村人を逃がすことになるのだが、案の定、200人以上のタリバン兵から攻撃される状況に追い込まれてしまう。

4人は絶体絶命の状況下、崖から転げ落ちるなどして全身負傷しながらも、過酷な状況の中を必死に逃げ延びようとするのだが… 。

アメリカの戦争映画の中で、実際にあったエピソードをもとに描かれた映画である。

正直言って、最初の場面は入院の疲れも出て眠かったのだが、4人が山岳地帯に降りてからは、どきどきしながら画面に見入ってしまった。

ピーター・バーグ監督の演出力の凄さなのであるが、リアルであり、緊迫感がハンパない。
どうしようもない状況に陥ってしまう様がありありと感じられ、手に汗握ってしまったよ。
追い詰められた兵士の会話、銃撃戦の様子、実際にその場にいるような錯覚に陥る。兵士が逃げ場を無くし、崖から転げ落ちていく場面などは、転がって岩にぶつかり、落ちて木にぶつかり、地面に叩きつけられといった様が、体感できるようなカメラワークとカットの演出で描かれ「イタイイタイ」と思わず目をそむけ、顔をしかめたりしながら観てた。
足の飛び出た骨を指で押しこむ場面など、生理的に受け付けない人もいるだろうなあ。
痛いよう。

ラストがどうなるかは触れないが、終わってほっとする映画ではあった。
実際の場面がどうだったかはわからないし、もっとドロドロしたところはあったかもしれないが、戦場の真実を描こうとした映画であることは間違いない。

いやはや、久しぶりにこういうタイプの戦争映画を映画館で観たなあ。
良い映画です。
【579】

生還報告  評価

ゆさみん (2014年04月03日 00時33分)

みなさん、こんばんは。

やっと戻って参りました。

熊楠さん、のほさん、みなみんさん、あたたかい言葉をありがとう。

いやあ、入院すると健康のありがたさがホントによくわかります。

が、退院したとたん、膨大な仕事が待っておりました。

んもう、いやっっっっっ!
【578】

RE:映画について語ろう  評価

みなみん (2014年04月01日 22時37分)

ゆさみん姉さん♪


まだ、帰って来てないのかな?


元気に戻ってきてくださいね(*^_^*)
【577】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年03月24日 16時34分)

■ゆさみん さま

のほです。

ちょっとごぶさたしておりましたら
レスを拝見して、心配しております。
私も持病があり、一年に一回は検査入院しております。

くれぐれもご自愛ください。
【575】

お大事に  評価

熊楠 (2014年03月23日 14時06分)

ゆさみんさん

入院ですか。
お医者さんの言うこと聞いて、しっかり治してきてくださいね。

元気に復活されるのお待ちしております。
では。
【574】

しばらく留守に・・・  評価

ゆさみん (2014年03月22日 22時36分)

ええっと、週刊ゆさみんなので、今まで留守がちだった映画トピですが・・・

ワタクシ、来週とある理由で入院することになりました。

というわけで、今回はちょっと長めに空けることがあるかもしれません。

落ちない内には登場できると思います。

というわけでしばらくごきげんよう。
【573】

映画のポスターについて(1)  評価

ゆさみん (2014年03月22日 22時41分)

生頼範義展が明日、2014年3月23日、終わる。
結局、私は3回行って見た。
トータルすれば7時間を越える時間、氏の絵を見続けた。

色んな人に「行きなさい。行って損は無いから」などと勧めたのであるが、行った人は本当に心から「行って良かった」としみじみ言ってくれた。

来場者も1万人を越えた。
ネットでも検索すれば、行って見てきた人の文章が多く見つかる。

2回目に行った時は藤岡弘氏の寄せ書きが、そして3回目に行った時は夢枕獏氏の寄せ書きなどもあり、熱い言葉でその感動を語っていた。

藤岡弘氏の言葉。
「日本の誇るべき作品。日本の宝です。是非世界に知って戴きたい。スゴイ。言葉にならない感動。本物はスゴイ。 藤岡弘」

さて、氏のことについては既にトピを5つも用いて語っているのであるが(【513】〜【509】)
ここで改めて、氏の仕事の重要な一つである「映画のポスター」について語りたい。

いろいろな映画が公開されるが、皆さんは行くかどうか決定する要素はどんな点だろうか。

原作が好きだから。
監督が好きだから。
出演する俳優に好きな人がいるから。
テレビの宣伝番組を見たら面白そうだったから。
予告を見たら面白そうだったから。

・・・人さまざまであろうが、映画制作者側としては、あまり当該の映画をそれほど知らない人がいかに多く劇場へ来てくれるのか、でその映画がヒットするかどうかが決まるともいえ、そういった人にアピールしたいと思う。

ここで映画ポスターの重要性がある。
ポスターを見て、どんな映画か興味を持ち、見てみたい、と強烈に思わせる。・・・そういったポスターを製作したい、とどの映画会社も思っているわけである。

で、ポスター製作の一番多いパターンは、登場人物や映画の1シーンの画面を構成する手法である。
大抵は映画のスチールを貼り付けて作成される。
「仁義なき戦い」とかは菅原文太の映画シーンをメインに脇役に日本刀やドス、拳銃などの小道具などをあしらったり・・・
【572】

映画のポスターについて(2)  評価

ゆさみん (2014年03月22日 22時32分)

しかし、実は日本の映画ポスターに「絵」を用いるということを持ち込んだ画家が生頼範義なのである。
それまでに絵だけでポスターを構成するという手法は(アニメ映画を除き)日本には無かった。
(映画館の看板の絵を描く人はいたけど、それはポスターとは違う)

断言は出来ないが、日本で公開される映画用の「絵の」ポスターはほとんど生頼範義氏一人で手がけてきたといっても過言ではない。

日本沈没、復活の日、メテオ、キングコング2、平成ゴジラシリーズ、テンタクルズ、グーニーズ、スターウォーズ、陽炎、黄金の犬、暴走機関車、ミラクルマスター、機動戦士ガンダム・逆襲のシャア・・・・

なぜにこうも生頼氏に集中するのか・・・それは氏の絵の素晴らしさにある。
映画本編よりも、ポスターの方が素晴らしい、と言わしめるほど氏の絵が突出しているからである。

氏以上に魅力的に映画のポスターを描ける人がいないのだ。

実際、スターウォーズなどはアメリカのイラストレーターも描いているが、迫力や凄みといった点で生頼氏の方が優れている(と私は思う)

例えば・・・
「スターウォーズ・帝国の逆襲」で氏が用いた構成で光るのは、敵を大きく主人公を手前に小さくするという配置。
それまで、主人公は大きく、敵は小さく、というパターンがほとんど。
これは遠近法を逆にした構図で、描かれた主人公の大きさこそ小さいが奥から前に迫ってくるという効果を出している。
この構成の仕方を真似たポスターがこの後に多く出現することになる。

このほか、あまりに多く目にするため意外性は今更感じないかもしれないが、生頼氏はそれまで考えられなかった映画のポスターを作り上げている。

「日本沈没」タイトルのどでかいロゴに大波がおそいかかるポスター。
「南極物語」では氷河に立つ犬のみ。
「メテオ」では巨大なクレーターの穴のみ。
「暴走機関車」では文字通り暴走する機関車。
登場人物が一切出てこない。
そういう映画ポスターって当時はほとんど無かったのだ。
それでいて迫力があるのだから凄い。

氏のポスターが映画界にもたらした功績は、あまり多く語られないが、その実績はもっともっと評価されていい、と思う。
【571】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年03月22日 22時29分)

熊楠さん、どうもです。
検索して思い出しましたが、高田郁氏の「みおつくし」は北川景子主演でドラマになったことがありましたよね。
時代劇で料理を題材にしていて面白い作品だったので、覚えています。
あの原作だったのですね。
早速最初の4冊ほど注文いたしました(笑)
【570】

西部劇・3本  評価

ゆさみん (2014年03月22日 16時18分)

『真昼の決闘』(1952年)High Noon
フレッド・ジンネマン監督による西部劇映画。保安官が自分一人で殺し屋ギャングと立ち向かわざるを得ないという内容で、最大の特徴は、通常の西部劇では悪漢に立ち向かう保安官は、無敵のヒーローであるというイメージに反して、暴力を恐れる普通の人間として描かれている事にある。(ウィキより)
時代劇にたとえるなら銭形平次のようなヒーローが悪を退治するという構造ではなく、人間的弱さを持った銭形平次が「俺と一緒に戦ってくれ」などと町の人に頼っていくが、みんな関わりを避けていき、一人で戦わざるを得なくなるというような感じかな。
迫り来る悪漢の乗る列車を待つ緊張を、まっすぐに奥に伸びる線路を何回も映すことで示すなどの演出も光る。
リアル指向の作品ということでアカデミー賞に選ばれたのかな?
WOWOWで放送されるモノクロ映画は見応えのある作品が多い。有名な作品も多いけど見ていなかったらおすすめですよ。

リオ・ブラボー(1959年)
でも、この映画の監督のハワード・ホークスは「真昼の決闘」に批判的。プロのくせに一般市民に助けを求める『真昼の決闘』の保安官が気に入らず、そのアンチテーゼとして『リオ・ブラボー』を作ったという。劇中でジョン・ウェイン演じる保安官は、市民から保安官助手を募ったらどうかという提案を「シロウトに何ができる!」と一蹴する。
ストーリーはメキシコとの国境に近いテキサスの町で保安官のチャンスは、殺人犯ジョーを確保したが、この地方の勢力家でジョーの兄・バーデットが、部下に命じて町を封鎖したため、チャンスは窮地に陥る。テキサスの西部劇を舞台にチャンスたちと犯罪者との壮絶な戦いを繰り広げる。
最後は保安官側が犯罪者を倒し、西部劇らしい終わり方。気持ちいい作品であります。

リオ・ロボ(1970年)
そのハワード・ホークス監督の遺作がこれ。
この映画の解説は「all cinema」に出ている解説が全てを語っているので、紹介。
骨太の群像劇ウェスタン。豪放な笑いを基盤に、老若男女入り乱れての戦う集団形成のディテールは大いに楽しめる。南北戦争末期、北軍護衛の金塊輸送列車が襲撃されるが、内部に裏切者がいるとみたマクナリー大佐は捜査に乗り出す……。最後の決戦も極めて陽性で、なんだかみんなして遊んでいるみたいな雰囲気。これこそがホークスという余裕が感じられる。映画の内容からすると渋すぎる、暗がりにギター爪弾く手のオープニング・タイトルもカッコいい。
【569】

ムーンライズ・キングダム  評価

ゆさみん (2014年03月22日 16時17分)

ムーンライズ・キングダム(2012年)Moonrise Kingdom 
監督 ウェス・アンダーソン 
脚本 ウェス・アンダーソン
   ロマン・コッポラ 
出演者
ジャレッド・ギルマン
カーラ・ヘイワード
ブルース・ウィリス 他
駆け落ちした少年少女のひと夏の冒険をメルヘンチックに描いたコメディ・ドラマ。架空ののどかな島を舞台に、12歳の少年少女が繰り広げるピュアな愛の逃避行と、彼らの突然の反乱に右往左往する島の大人たちの姿を、ブルース・ウィリス、エドワード・ノートン、ビル・マーレイら脇を固める実力派キャスト陣の豪華共演とレトロでキッチュな遊び心あふれるこだわりのヴィジュアルで描き出していく。
わが娘が小学生「ようやるわ、さすがアメリカ」と言ってました。小さな恋のメロディのニューイングランド版(?)ブルース・ウィルスとかも出ているが、主役は少年少女たち。見終わった後、さわやかな気持ちになれる映画です。
【568】

高田 郁さん  評価

熊楠 (2014年03月16日 19時17分)

ゆさみんさん

こんにちは。

高田郁さんの作品。
楽しめていただいたようで、何よりです。

この本は、まだ未読なのですが高田氏の作品と言うことで
楽しみにしていたんですが
ゆさみんさんの感想を読んで、期待度うなぎ上りです。

それにしても、文章上手ですねぇ。
これを読んだら、読まずにいられませんもんね。

高田郁さんが気に入ったら是非みをつくし料理帖シリーズを。
この8月に10冊目が出て完結となるのですが、是非読んでくださいね。

雲外蒼天の相を持つ、女料理人の澪と頼りになる仲間が織り成す
心温まる物語です。

ゆさみんさんが言う
>彼らの生き方は、金を稼ぐことが幸せだと考える人間に、
自分が幸せになることを第一と考える多くの人間に、
人を蔑むことで自分を優位に見せたがる人間に、
静かに刃(やいば)を突きつける。

に通じるものがあります。
お嬢さんが読んでも楽しめると思いますよ。

最近、新刊が出たのをきっかけに3冊読んだのですが電車の中で読んじゃダメですね。

泣くの我慢するのが大変でした。
いい歳したオヤジが電車の中で、本読んで泣いてるのはいただけませんものね。

では。
【567】

「あい 永遠に在り」  評価

ゆさみん (2014年03月16日 17時03分)

※今回は本の紹介です。


「あい 永遠に在り」(高田 郁・著  角川春樹事務所)

久々に、本を読んで落涙するという経験をした。
最近では「永遠の0」(百田尚樹・著)以来である。

唄と本トピの熊楠さんが高田郁氏の「みおつくし料理帖」シリーズを「いいなあ」と言うものだから、手に取った次第であるが、いや、熊楠さん、ありがとう。
素晴らしい作家を紹介していただいた。
たぶん、熊楠さんがいなかったら、しばらくは手に取ることが無かっただろうから。

しかし、読後、思ったのであるが、この本、直木賞候補になぜ上がらなかったのであろう・・・
葉室燐氏の「蜩の記」などと比べても、優るとも劣らない作品だと思うのであるけれど。
(そういえば葉室氏の小説「川あかり」が文庫になりましたね。これも名作ですよ)

それくらい凄い作品だと私は思う。

私が、直木賞を取ってしかるべきだと思う作家は、他に大島真寿美氏と冲方丁氏がいたのだが、この本一冊で高田郁氏を加えることにする。

それくらい素晴らしい小説だ。


この作品、幕末・明治にかけて生きた医師・関寛斎の妻を扱った作品である。
関寛斎は、戊辰戦争においてきわめて人道的な活躍をした医師であり、徳富蘆花や司馬遼太郎なども題材としている実在の人物。貧しい村の出身でありながら大変な苦労(この大変な苦労というのが尋常ではないが)をして、医師となり、自分の名声や富を求めず、ただひたすら人のため(ことさら貧しい弱者のため)に尽くした人である。(ということは、私はこの本で初めて知ったのであるが)戊辰戦争では、敵味方の区別無く手当をしたことなどから、また筆まめな性格で多くの資料を残していることもあり、小説家の執筆意欲をかき立てる人物でもあるのだろう。

ただ、筆まめな人であるが、その妻「あい」についてはほとんど資料が残されていない。手織りの木綿の布地が少し、着物一枚、帯締め、家族写真数葉。あとは関の文で「婆はわしより偉かった」の文が残るのみ。

これだけで、関寛斎の妻・あいの物語を書き上げる高田郁氏の筆力は並大抵のものではない。もちろん、多くの関寛斎の文献を参考にしているけれども。

しかも、あいや関寛斎の生き方を通して、人としての生き方のありようを物語の中で読者に示している。

たとえば、関寛斎は73歳で(あいは68歳で)それまで築いた名声と屋敷(や富)を全て整理して、北海道の陸別において開拓に身を投じる。
当時の73歳は、今の80歳を超えるイメージであろう。余生を慎ましく静かに生きる。そういった生き方を投げ打って、そして全財産を投げ打って開拓が始まった北海道に乗り込む。もちろん、命がけの苦労が待っていることは承知している。
子どもや周りからは「頭がおかしくなったんじゃないか?」と大反対を受け、それでも行く関寛斎夫妻。
実際に行ったら行ったで、過酷な試練が待っている。苦労して育てた野菜が、雪や霜のために全滅したり・・・アイヌの人たちに対する差別もある(そしてそれを自分たちが過去に受けた差別を思い彼らへ深い理解と愛情をそそぐ)。
それらに立ち向かいながら、くじけずに人としての本分をひたすら尽くそうとする二人。

襟を正したくなる人物である。
こういう人物がいたのだ。


彼らの生き方は、金を稼ぐことが幸せだと考える人間に、自分が幸せになることを第一と考える多くの人間に、人を蔑むことで自分を優位に見せたがる人間に、静かに刃(やいば)を突きつける。

「人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り」

文中で語られることのこの言葉の意味が、読後、我々にずしりと響く。


そして、夫妻のあたたかな確固とした絆。愛情。
ラストシーンはもうぼろぼろと涙が止まらない。



この本は小説の力を示す一冊である。
人の生き方を問う一冊である。

そして・・・人間への愛情あふれる一冊である。
【566】

のほさん  評価

ゆさみん (2014年03月16日 16時59分)

のほさん♪

またまた熱い語りを、ありがとうございます。

ところでワタクシ「浪漫アルバム・仁義なき戦い」(徳間書店)を読んでいると以前言ってましたが・・・

いやあ、面白い。
編者が、ほんとに「仁義・・」が好きなんだなあ、と伝わってくる名本ですね。
こだわりが半端ない本ですね。

のほさんが言われるエピソードも載っていたりして、映画が二度三度と楽しめる本ですね。
素晴らしい。

さて、
>第一部にとりあげる秘話の主役!
>それは地味ぃ〜な、脇役として登場する三上信一郎であります。

ううむ、さすがのほさん。
浪漫本でもあまり触れられていない俳優のエピソードをもってくるあたり、ひと味違いますね。

>密かに在日ヤクザ独特のイントネーションを見事に駆使していた

いやはや、役づくりの神髄を考えさせてくれるエピソードですね。

しかも、そういう俳優がいる一方では許可無しに撮影したり、スタッフは良い意味でやりたい放題(笑)
ってか浪漫本に載っている俳優陣のエピソードを読むと、深作監督の無頼さが一番すごいですね。連日、撮影後に俳優達と呑みに行って、ろくに寝もしないで早朝より撮影とか。

>前代未聞の最高に下品なセリフ
「村岡がもっちょるホテルは何を売っちょるの。淫売じゃないの。
 言うなら、あいつらは、おめ●の汁で飯食うとるんで」

笠原氏も脚本で、血の通った人間のセリフを必死に考える。

「一条さゆり 濡れた欲情」
>むきだしの性本能をぶつけあう映像は
>このうえなく猥雑で、従って真実であり、
>固唾を飲む暇もないほど迫力があった。

のほさんが紹介されている、参考にしたのが日活ロマンポルノ「一条さゆり 濡れた欲情」は浪漫本にもしっかり書かれていましたね。
方法論として、作品の向かうべき方向を示してくれたと。

笠原氏のこだわりも凄い。
ってか笠原氏が脚本を担当した「仁義・・」のほさんが詳しいエピソードにて解説をされていますが・・・

笠原氏の浪漫本でのインタビュー
「4作品はすべて作り方を変えているんだよ。けど、誰もきづいていないよ、そんな事」

いやはや深いですねえ。

>話を聞いた笠原はシリーズの中で大西の母すずよ、を映画に出してやりたくなる。
>ラストシーンで渡瀬の亡骸を前に泣き崩れる姿は、悪魔のキューピーの遺体に涙したすずよ、をオーバーラップさせている。

あの、遺体にすがる名シーンも、そういうお話があったのですね・・・


そして、すべてをまとめた深作監督。

>斬新な群像劇を目指した深作は毎晩、撮影が終わると
>スターと大部屋の分け隔てなく飲みに誘い、大部屋俳優たちと演出論議をした。
>深作はシリーズを通じて起用した大部屋俳優たちに
>一人ひとりが自分を目立たせようとせめぎ合わせることで
>画面に熱気とエネルギーを生み出そうとしていた。

私もひとつ紹介。
浪漫本のインタビューで山城新伍氏は言う。
「皆は本当に監督が好きでしたよ。深夜まで撮影を粘る監督に誰も文句は言わなかった。撮影場所でスタッフはお互い(何組なの?)と挨拶するんだけど、(深作組です)というスタッフは皆うれしそうな顔をしてるのよ。それを見て僕はキザな言い方だけど、この作品はうまくいくな、と感じましたね」

こうして映画「仁義なき戦い」は「時代の子」となっていったんですね。
(と、強引にまとめてみた。笑)
【565】

夢夢好きさん  評価

ゆさみん (2014年03月16日 16時05分)

夢夢さん、この部屋では初めましてですね。

大阪に行った折には神戸から空港までわざわざいらして下さってありがとうございます。

疲れるだけの出張に、こういった出会いがあったことで来阪の意味がありました。
食事代も出していただき、ありがとうございました。

「部屋に来てね〜」
と気軽にお誘いしましたが、気軽に来ていただいてありがとうございます。

またどうぞ、いらして下さいね。

天井さんも、気が向いたら顔を出すそうですので・・・

別に映画ネタじゃなくてもいいですからね〜♪
【564】

ある女の子のお話  評価

ゆさみん (2014年03月16日 15時58分)

「もらい泣き」(冲方丁・著)の本の中で私が一番いいなあ、と思ったお話を紹介します。

ある母と子ども(女の子)がコンビニで買い物をしていたそうです。
お母さんが買い物を終えて、女の子は手にした小遣いをもって気に入ったお菓子を買おうとレジに並んでいたそうです。
そして、自分の番になったら、そこに震災の募金箱が置いてあったんですね。
しばらくレジの前でその箱をじっと眺めていた女の子は、くるりと背を向けるとお菓子を陳列棚にもどし、再びレジにいって手にもっていたお金を募金箱に入れました。

お母さんのもとにいった女の子に
「それでいいの?」
とお母さんが聞くと、
「うん、いいよ」
と女の子は答えました。

出て行く親子の後ろ姿に
「ありがとうございました」
と声をかける店員の声は震えていたそうです。


あの3月11日から3年と5日が過ぎました。
時期がおそくなってしまいましたが・・・
2011.3.11 東日本大震災で尊い命を失った多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された方々に・・・
今後の人生において笑顔でおられる時間が多くあることを願います。
【563】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年03月16日 15時57分)

こんにちは♪
週刊ゆさみんです。

3月の週末の夜はずっと飲み会が入っており、昼は昼でお酒を買いに行ったり、2度目の生瀬範義展に行ったり、映画を見たり、本を読んだり、と忙しいような暇なような日々を過ごしており、PCの前に座ることがホントにありません。

部屋にいらっしゃった方々へ。レスが遅くなって申し訳ありません。

とりあえず、ある女の子のお話をアップいたします。
【562】

仁義なき秘話  評価

野歩the犬 (2014年03月14日 17時33分)

■ゆさみん さま
 お部屋のみなさま


お邪魔いたします。そして・・・

最初にお断り申し上げます。


ゆさみん さんのお部屋をお借りして「仁義なき戦い四部作」の秘話をアップするなどと大見得を切ったものの
当然のことながら、私は当時の製作スタッフではないし、
東映とも縁もゆかりもござんせん。

つまり、秘話を紹介するといっても、所詮、聞きかじり(読みかじり)の域です。

まして、本編を観ていない人にとっては、魅力を伝えるのにはほど遠いものになっています。

まあ、爺いが昔の手柄話をしていると思って
読み流していただきければ、と思います(←ゆさみん、さん勝手にお部屋を使って
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい)


【第一部】

輝かしき第一部にとりあげる秘話の主役!

それは主演の菅原文太でもなく、山森親分の金子信雄でもなく、松方弘樹でもありません。
秘話の主役たる俳優、
それは地味ぃ〜な、脇役として登場する
三上信一郎であります。

三上は第一作で松方弘樹演ずる山森組若頭・坂井哲彦と対立する新開宇一役を演じています。

三上の舎弟、渡瀬恒彦は組の「ご法度」であるヒロポンを密売。

これを知った金子から「サツにガサくらうから、ポンをやめさせい」と指示された
松方は渡瀬にヤキを入れようと連行する。
そこへ現れるのが渡瀬の兄貴分の三上信一郎。

三上は松方に向かって、タンカをきる。

「あんたみたいな立場(若頭)になって、
 ポンぐらいでガタガタいうことないじゃ〜ない。
 親父はようけ、カスリとりおって・・・・
 じゃあ〜、あしたから、
 こいつら(三上の若者)はどうやって食うてゆけ、
 ゆうんよ」

このセリフは笠原和夫の脚本通り、
一言、一句そのままに語っているのだが
試写を観た笠原は驚いた。

三上演ずる新開宇一のモデルとなったのは、
新居勝巳という在日のヤクザであった。

笠原はそのことを脚本にはひと言も触れていない。

ところが、三上はどこでそのことを勉強してきたのか、密かに在日ヤクザ独特のイントネーションを
見事に駆使していたのだ。

かく言う私も地元の人間ながら、笠原が指摘するまではそのイントネーションの違いに
気づきもしなかった!

笠原はその昔、任侠映画の初期作品で水戸出身のヤクザを描いた際
「あっしは・・・」と書いたセリフを演じた中村錦之助が
「わっちゃ・・・」と水戸弁に言い直しているのに感心したという。

地味な脇役ながら、笠原脚本から在日ヤクザのイントネーションを駆使した
三上信一郎、アンタは偉い!


もうひとつ、三上は第一部で重要なシーンにからんでいる。

松方との内部抗争の果て、三上は駅のホームで刺殺されるのだが
なんと、そのシーンは当時の国鉄・京都駅での無許可撮影、つまり突撃ロケ!

深作から「ニュース映画のようなリアルさが欲しい」と要求されたチーフカメラマンの吉田貞次は
サブ二人を連れて16ミリの小型手持ちカメラを隠し持ってホームに侵入。


駅員に気づかれないよう、チャンスをうかがい
「今だ!」と3カメ同時に回し、
撮り終ると、(怒られ役の)助監督一人残して逃げちゃったんだと♪
【561】

仁義なき秘話  評価

野歩the犬 (2014年03月14日 17時41分)

【第二部・広島死闘編】

◆まずは仁義…ファンなら誰でも知っている千葉真一演ずる大友勝利の日本映画史上、
 前代未聞の最高に下品なセリフ

「村岡がもっちょるホテルは何を売っちょるの。淫売じゃないの。
 言うなら、あいつらは、おめ●の汁で飯食うとるんで」→ピワでアウトとなるこの言葉をスクリーンで実際に喋ってるだけでも仰天もんだな♪

いやあ〜、すごい。
これを口に出しながら原稿用紙に書き付けた笠原は文句なく凄い!

笠原は自著の中でこう書いている。少し長くなるが引用する。

「仁義なき戦いを書くにあたって、ゴッドファーザーやバラキなどのマフィアものも
観たが、参考にならなかった。
仁義なき戦いは戦後日本の風土の中で描いてこそ、
活きる素材だったからである。

八方塞がりのとき、たまたま入った映画館で観たのが日活の『一条さゆり・濡れた欲情』だった。

一条さゆり、白川和子、伊佐山ひろ子の三女優が文字通り組んず、ほぐれず
むきだしの性本能をぶつけあう映像は
このうえなく猥雑で、従って真実であり、
固唾を飲む暇もないほど迫力があった。

神代辰巳監督にその意図があったかは、不明だが、
私はこれからの映画はこうでなければならない、と信じ
この手法をもってすれば、仁義なき戦いの材料はさばけると強い自信をもった」

また、この名ゼリフについて
シナリオ解説者の中条省平はこう、論評している。

「おめ●の汁とは女性の性的労働の対価(金銭)を表す比喩的形象であり、
同様に『飯食うとる』も『生活する』の比喩である。

だが、それだけならば『おめ●で飯食うとる』と言っても同じ意味になる。

しかし『おめ●の汁で飯食うとるんで』と言った瞬間、
『みそ汁で飯食うとる』というような、
ごく当たり前の具体的行為への連想が働くために、
比喩的イメージが二重化され、
そこに爆発的なユーモアが生じるのだ。

また『おめ●の汁で/飯食うとるんで』という同じ音韻の反復による
弾むようなリズム感も見事である」

狂犬のような人物・大友勝利にこれほどの生命を吹き込んでしまう脚本家の力技
見事というしかない♪

(↓)
【560】

仁義なき秘話  評価

野歩the犬 (2014年03月14日 17時41分)

(↑)

◆殺し屋・北大路欣也に射殺される福本清三のアクションが秀逸

拳銃を分解掃除していた福本は突然、北大路に踏み込まれパニックに陥り、思わず
弾倉の入っていない拳銃を構える。
これはシナリオにない福本自身のアイデアを深作が「おもしろい!」と採用した。

この動きによって、福本は一瞬後には殺されてゆく者の
「生」への未練を鮮やかに表現した。

それに続く射殺シーン。当初、深作は福本の体にゴムをつけて後方に
吹き飛ばす方法を考えていたが、大部屋俳優たちの技量を熟知していた
殺陣師の上野隆三が、待ったをかけた。
「彼にはバネがあるからゴムはいらんよ」
全身の筋力だけで見事に吹っ飛ぶ福本アクションは何度観ても飽きない迫力がある。


◆10倍増感が生んだ異様な映像美

仁義なき戦いはシリーズほぼ全編が35ミリフィルムを2倍増感で撮影されている。

これは深作が「群像劇だから、できるだけピントを深くしたい」との要求からだった。

しかし、ピントを深くするためにはレンズを絞って被写界深度を稼がねばならず
そうなると、大光量のライトが必要になり、製作予算をオーバーする。

そこでチーフカメラマンの吉田は現像のベースを
ASA(現在のISO)100フィルムを2倍増感で撮影、
要所、要所は4〜6倍まで増感現像した。

究極が北大路演じる山中自決のシーン。

これは夜間でのノーライト撮影とあって、
増感は10倍が必要となった。

しかし、当時35ミリフィルムをそこまで増感できる現像所は国内になかった。

16ミリフィルムならなんとか、可能となり、
自決シーンには16ミリフィルムが使われた。

それでも、感度を10倍まで増感すると粒子はザラザラに荒れ、
カラーバランスもソラリゼーション(反転)寸前となり、異様な色彩になってしまう。


それが結果的には親分に裏切られ
利用されていたことを知り、追い詰められた末
銃口をくわえて自決するという
殺し屋の心理状態を効果的に表現したのだ。
【559】

仁義なき秘話  評価

野歩the犬 (2014年03月14日 17時15分)


【第三部・代理戦争】

◆悪魔のキューピー、母出演

第一部で梅宮辰夫が演じた若杉寛のモデルとなったのは
悪魔のキューピー・大西政寛である。

第一部が劇場公開された後、笠原は美能幸三を通じて大西の母・すずよ、が
「これで息子も浮かばれました」と涙を流したことを聞かされる。

話を聞いた笠原はシリーズの中ですずよ、を映画に出してやりたくなる。

そこで「盃外交戦」という、一般には分かりにくい作劇となる
「代理戦争」の中で脚本の「アヤ」として登場させたのが、
渡瀬恒彦演ずる若者・倉元の母、うめ(荒木雅子・演)である。

「極道として一人前にしてほしい」と文太に頭を下げる母親の姿は
カシメ若衆として向井組に政寛を預けたすずよ、への仮託であり
ラストシーンで渡瀬の亡骸を前に泣き崩れる姿は、悪魔のキューピーの
遺体に涙したすずよ、をオーバーラップさせている。

ちなみに、渡瀬が演じた若者・倉元という名前は第一部を観て、笠原に
「感動した!」と賛辞を寄せた同業の倉本聡から、頂戴したものらしい。


◆ぶっつけロケのカメラ助手は殺陣師

第一作の駅ホームでのぶっつけロケに気を良くした深作は
「もっとリアルな背景が欲しい」と吉田に注文、ついに白昼、繁華街(場所は不明だが
おそらく、京撮の近く)での射殺シーンをぶっつけ本番の手持ちカメラで撮影。
カメラマン助手は殺陣師・上野が担当した。
射殺される鈴木康弘、あわてる加藤武、
ヒットマンを追いかける菅原文太の後方で怯え、逃げ惑う人たちは
エキストラではなく全て、本物の通行人!
現場の混乱と錯綜の中で正確にアクションのピークを見極め
カメラを誘導するにはそのアクションをつけた殺陣師以外にはない!
という深作の英断。

結果、上野はレンズ部分を肩に乗せ、
目まぐるしく現場を動き回り
見事に吉田のカメラを誘導した。
【558】

仁義なき秘話  評価

野歩the犬 (2014年03月14日 17時42分)

【第四部・頂上作戦】

第四部はラストの雪舞う拘置所での菅原文太と小林旭の別れのシーンがあまりにも
印象的だが、見逃してほしくないのが広島ヤクザ(代表・小林旭)と神戸連合(代表・梅宮辰夫)らの会談シーン。

このシーンは群像劇の象徴ともいえるように双方10人以上が
画面の中で押し合い、へしあい、にらみあい、激しく罵り合う。

深作はシリーズを通じて起用した大部屋俳優たちに
一人ひとりが自分を目立たせようとせめぎ合わせることで
画面に熱気とエネルギーを生み出そうとしていた。

東撮出身である深作は当初、京都の大部屋俳優とはほとんどなじみがなかった。
斬新な群像劇を目指した深作は毎晩、撮影が終わると
スターと大部屋の分け隔てなく飲みに誘い、大部屋俳優たちと演出論議をした。

彼らが「自分をより目立たせるための工夫やアイデア」を口に出すと
深作は「言うからにはやってもらうぞ」と彼らの競争心をあおった。

松方弘樹はこう語っている
「深作さんは『セリフがなくても前にでてろ』
『セリフがあればもうひとつ前にでろ』っていうもんでね。
 大部屋の俳優さんたちもノリノリになってるから、もう、画面は
ごっちゃごちゃ、してるんだけど、現場は、熱かったですよ」

<シーン115>

義西会事務所で対決する武田たち一行と、岩井、藤田、沖山たち

武田「広島には広島極道の性根いうもんがあるんじゃけんの、
   わしらの方でも神戸の神和会から代紋飾らせてくれいいうて
   いいよるんを蹴っとるんじゃ。あんたがここにおるのは構わんが
   明石組の看板だけは即刻、下ろしてくれい!」

岩井「わしは明石組の若衆やさかい、わしが居る場所に本家の、のれんを下げて
   どこが悪いんや!」

武田「じゃったら、今すぐ義西会と手ぇ切るいうて宣言してくれい!
   コレ等(藤田たち)と組んで事務所開くいうなあ、
わしら広島のもんに対する内政干渉じゃ!」

岩井「ほな、死んだ岡島のおとしまえはどうつけてくれるんや!」

早川「戦争じゃけん、トル、トラれるのは当然じゃろうが!」

藤田「じゃったらわりゃあも、マトにかけちゃるけん、勝負に来い!」

吉倉「おお!買うちゃるけん、来い!」

武田「(一同を制して岩井に)今のそっちの言葉は
本家の答えとして受け取ってええんか?」

岩井「わしゃ、明石組の岩井や!」

武田「よう、分かったけん!云うといちゃるがの、
   広島極道はイモかもしれんが、タビの風下に立ったことはいっぺんもないんで。
   神戸のもん、いうたら猫の子一匹通さんけん、
   よう、覚えとってくれい!」

岩井「そうかい。われたちも吐いた唾、呑まんとけや!」

睨みあってでてゆく武田たち

このシーンでたったひと言しかセリフがないのに
吉倉役、岩尾正隆の表情は終始、噴飯もんにアツイ!



まだまだ、書き足らんのじゃが、
あんまりペラペラ唄うと、男が安うなるけん
ここいらで、出ていくわいの。

お部屋のみなさま、また、お会いしましょう♪

       サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ♪
【557】

先日はどうもです。  評価

夢夢好き (2014年03月11日 21時35分)

ゆさみんさん、コンバンミ。
お部屋の皆さん、ほぼ初めまして。

先週はどうもです。
でもね、よく考えると前日の金曜夜にお会いした方が少し長くお話しできたかもですね。
どうせ一次会しか出ないので、夜の8時には無罪放免でしたからね。
2時間はお話できたはず、残念ちゃんです。

手土産ありがとさんです。
長女のバースデイケーキがわりにさせていただきましたヨン。
といっても、肝心の長女は海外に遊びに行ってたので、全部残りの家族3人でいただいちゃいましたがね。

映画の方はさっぱりなので、滅多に来れまへんがたまにゃぁ顔出します。
でわでわ。

今度お会いする時にゃぁ、もっとスリムになってるはずですヨン。
ジョギングは継続するつもりですから。
【556】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年03月10日 11時04分)

■ゆさみんさま


すっかりお部屋をジヤックしている、のほ、です(キリッ

ほうほう。ファンレターを出したら、辻真先さんから直筆の礼状をいただいたんですか。

辻真先さん、正直、私はアニメというものにとんと疎いもので
存じ上げなかったのですが、ウィキで拝見しますとその世界ではご高名ですね。
推理作家賞や長谷川伸賞もおとりになっている。

どんな世界でも自分があこがれた人から
直筆返信をもらうと一生の宝物になりますね。
とくに、文字を書いて生業としている人が、見も知らん相手に
一銭にもならん、文章を書いてるんですから、
考えてみたら、とんでもないことですよね。
しかも一回、こっきりではなく、なんどかレター交流したとなると
感激もひとしお、でしょう

私は映画評論家の山根貞男さんに昔、
「あなたの評論のここが素晴らしい」と分際知らずの
失礼極まりない手紙を書いたことがあるんですが
万年筆での直筆のはがきで返信がきて、びっくら、こきました。
もちろん、私の「赤面宝物」です。

さて、「仁義」についてですが・・・・
>「浪漫アルバム 仁義なき戦い」(徳間書店)を購入し、今読んでいるわけであります。
いろんな人へのインタビューも載っているし、読んだらまた感想書こうかな、とは思っております(笑)

エンタメ本としては、これはお薦めです。
スタッフ、出演者のインタビューも短いながら豊富ですし
アドコレクションなんてファンにはたまりませんね。

私みたいに「笠原イタコ」に陥らないためにも、
この本あたりで楽しむのが一番かと(笑)
「秘話」については大見えきったものの
現在どれに絞るかで悩んでいるありさま。
なにより、今月はムチャ磯でして・・・・
なかなかPCの前にシラフで座れないのですよ(なぬ?)
とりいそ。ジヤックのお礼まで。

のほ
【555】

辻真先氏のこと  評価

ゆさみん (2014年03月09日 19時49分)

私は、小・中学校の頃から本が好きな子どもだった。
アニメ・特撮もいっぱい見た。当時流行ったアニメ・特撮の主題歌は今でも年甲斐もなくカラオケで歌うことも多い。ガッチャマン・仮面ライダー・デビルマン・海のトリトンなど酒の勢いで歌うのだが、知っている人がいると結構盛り上がって拍手をもらうことも多い。
その当時の脚本家で当時は視聴率男の異名をとり、今は小説家として名高い辻真先氏は私のあこがれであった。
今でこそ小説家として著名でついこの間まで、本格ミステリ作家クラブ会長をつとめていたりした方である。著書は200冊くらいはあるのかな。冊数は赤川次郎氏に匹敵すると思う。

当時はアニメのシナリオを執筆しながら、マンガ原作やジュブナイルの小説も書き始めていたというところであった。

私は、氏の小説が好きで、また好きなアニメの脚本を書いていることもあって(当時、カラー版の「サイボーグ009」などを書いておらした)ファンレターを出した。
まあ、このような内容だったと思う。

先生の書かれた小説は、とても面白い。アニメも面白い。ファンです。ところで先生の書かれた小説に「謎の戦乱惑星ラア」というのがありますが、あれに出てくるキャラクターは「マンガ少年」に書かれているマンガの登場人物のアナグラムですね。これこれの人物は、あのマンガから取っているのでしょう?

今もであるが、当時の辻先生は茶目っ気が多いというか、けっこう小説の中で関係ないところで遊ぶこともあった。氏が執筆した小説に本編のストーリーとは関係ない形で、1冊のマンガ雑誌に出ているほとんどのタイトルや主人公などをほとんどアナグラムとして、登場させるという遊びをやっていたのである。
まあ、気づく人はけっこう多かったのではないかとは思うが、当時はその発見は子どもの私には重大事であり、これはファンレターを出さねば、と思ったものである。

20個弱のキャラクターのアナグラムをどこから取ったのかを、解答してくるファンを氏は「可愛いヤツよのう」と思ったかどうかはしらないが、まもなく氏から封筒でファンレターの返事がきた。

返事の内容は
「読んでくれてありがとう。答えを見たが、いくつか抜けていたものもあったので、書いておきます。いやあ、シナリオラーターというのは貧乏暇なしで濡れた雑巾をくわえながら走り続けるような日々でとても忙しくて大変です。これからもよろしくお願いします」みたいなことであった。

いやあ、びっくりした。マンガの作者などには雑誌の隅っこに「作者にあててファンレターを出そう」とか案内があったりして、それを送ったファンには印刷したはがきのお返しとかが来ていたりしたが、まさか作者本人から返事が、しかも便せん数枚にわたって来るとは、ビックリ仰天した。

もう、うれしくてうれしくて、たまらなくて、その後も数通ファンレターを送り、何通かは返事をもらったのであった。

しかし、プロというのはすごいと思う。当時の彼は、ファンレターへのお返しにも書いてあるように、とてつもなく忙しかったと思う。「ドラエもん」「一休さん」「サザエさん」「サイボーグ009」「キャプテンフーチャー」とかのシナリオ執筆と、数本の小説とマンガ原作を抱えていたから、手塚治虫氏に引けを取らないくらい大変だったと思う。その中でたかが1ファンに対して誠意あふれる手紙を書いてくれるなんて、今、大人になって仕事をしていると、その姿が途轍もなく大きい存在に思えてくる。

いやあ、こういったところがプロ(一流)なのだと思う。さすがだなあ。
【554】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年03月09日 19時47分)

のほさん、どうもです。

いや〜、のほさんってば、仁義なき戦いを語り出したら、どうにも止まらないですね〜♪
まずは、質問の答えありがとうございます。

なるほどね〜、いやあ面白い。

製作事情までさらに追加してくださり・・・・って、まだまだあるのですか?(笑)

すごいなあ。

実は「仁義なき戦い」
私は、もうちょっと資料を集めてから語りたいと思ったんです。
が・・・
笠原氏の本などもアマゾンで探してみたらプレミアついて手が出るような金額ではない。

んまあ、資料で知識を得たからといって、多く語れるわけでもないし、それより初発の印象や感想をそのまま述べたほうがいいかな、と思いまして、現在語られるだけ語っておこうと書いたのであります。

実は、多くの仁義本(?)の中から、比較的評価の高い「浪漫アルバム 仁義なき戦い」(徳間書店)を購入し、今読んでいるわけであります。
いろんな人へのインタビューも載っているし、読んだらまた感想書こうかな、とは思っております(笑)

これにのほさんの秘話を聞いたらさらに、「仁義なき戦い」通になれるかな?(爆)


えっとシナリオライターで思い出したことがあるので、せっかくの機会だから、語りたいと思います。
【553】

仁義なきレス  評価

野歩the犬 (2014年03月08日 17時39分)

パララ〜〜!♪
パララ〜〜!♪

パララ〜〜〜!♪(←トランペット効果音


ズンズンズンズン、ズンズンズンズン
ズンズンズンズン、ズッズーン♪

ズンズンズンズン、ズンズンズンズン
ズンズンズンズン、ズッズーン♪



■ゆさみんさま

「仁義なき戦い」を語らせたら
もう、ど〜にも、とまらない♪♪♪
のほです!

え〜、長くなりますので、まずは主さまからの質問レスから

★「仁義なき戦い」が四部作となったいきさつについて

ラッシュを観た岡田茂が「続編、いけ!」と号令したことは書きましたよね。
すぐに笠原に執筆依頼がくる。
当初は「呉の抗争部分だけだったら、なんとかまとめられる」
と引き受けた笠原としては
「はぁ?」だったらしいんです。

実は初号試写を観た笠原本人は、確かに脚本の直しはないけど
「カメラはぐらぐら揺れるは、
画(え)はポンポンとぶはで、なんだこりゃ?
やっぱり、深作なんかにやらせるからだ!」と一人憤慨!

ところが、会社の人間はみな、口をそろえて
「いゃ〜凄い!こりゃ絶対ヒットする」
とベタ誉めだった、というから面白いですね。

で、続編どうする?

岡田はすぐに「広島抗争事件!」と息巻いている。

ところが、このくだりはまだ、連載中で、取材に時間がかかる。
なにより、山口組と本多会(映画の中の明石組と神和会)への根回しが必要で
とてもすぐに脚本化はムリだったんですね。

そこで、笠原は「まあ、あわてなんさ」と。

笠原は原作の中にちょっと出てくる
山上光冶(映画の中の山中)というヒットマンの話でつなごうとするんですね。
と、いうのは第一作があまりにも斬新な群像劇だったし
東映固有の観客層には心情の突っ込みに酔う向きが
まだかなり、残っていると判断して山上一人の情念のドラマに
したプロットが受けるのではないか、と考えたんです。
いずれ、抗争部分は群像劇になるわけですから
ここで一枚、安全牌を切って逃げ切ろう、という算段ですね。

しかし、ホンにとりかかる前から問題がでてきた。
実際の山上の話は終戦直後が舞台なんですが、制作現場から
「闇市セットを作るのは金がかかりすぎるから勘弁してくれ」
と泣きつかれる。
なにより、肝心要の主役、美能幸三が山上と一面識もないんです。

そこで、時代背景を無理やり昭和三十年にもっていって
服役中の広能と山中をム所知り合いにさせるという、とってつけたような
展開になっちゃうんです。

シナリオでは笠原は逝き遅れた軍国少年、
山中に思いいれを込めて書いたんですが
深作は戦後派としてのし上がろうとする
大友勝利が気に入っていたらしいですね。

笠原と深作は三歳違い、なんですが、終戦の年に十八歳と十五歳
ここは戦前派と戦後派が決定的に分かれる分水嶺みたいな年齢差なんです。

でも結果、観る側としては、この時代感覚の差が
深作演出でうまくドラマ化されているから、おもしろい。

笠原本人も四部作の中では第二部「広島死闘編」が
「一番、好きだった」と語っています。

え〜と、なんの話だったかいの。
【552】

仁義なきレス  評価

野歩the犬 (2014年03月08日 17時42分)

そうそう、四部作になったいきさつでしたね♪

笠原は当初、抗争部分で完結。つまり、三部作のつもりでいたんです。
だいたい、抗争自体が内紛がらみの複雑怪奇な話なんで
ドラマにできるのかどうか自信もなかったんです。
ところが、会社はヒットに気をよくして「抗争を二本に分けて書け」
と言い出すんですね。

笠原は「とんでもないこというな」と、呆れちゃう。
どうしても「分けろ」というなら
抗争事件前の盃外交部分とドンパチ部分に分けるしかない。

しかし、盃外交戦なんて、登場人物の欲や猜疑が渦巻くだけで
派手なアクションなんてなにひとつでてこない。
読み物としては成立しても映像化するためには
もう、どう処理していいのか分からないんですよ。

「興行成績に自信がもてない」と突っぱねると
岡田からは「そこを高いギャラをもらっているお前の腕のみせどころだ」
などと、脅される。
実際、この時期、笠原は自宅を新築するために
会社から、かなりの借金してましてね。
背に腹は変えられないと、再度、呉に飛んで「抗争の真相」を探るべく
美能と服部(共政会会長)の双方から取材するんですが
両者の言い分は全く逆の話、しかでてこない。
つまり「藪の中」。
深作に相談しても「始めにホンありきだよ」と
サディスティックな冷笑を浴びせられる。

笠原はなかばヤケクソで再度呉へ。

そのころには美能も「映画などというものは、およそ事実の証明とは縁遠い
アホらしいお遊びだ」とあきらめて、淡々とありのままを語ってくれるんです。

ここでやっと笠原も真相の究明は捨て、多少脈略がつかなくても
盃外交に奔走した当事者たちのゴタゴタをまるごとスクリーンに
放り出すことで「人間喜劇」を観せよう、と開き直るんですね。

そして、ため息まじりでシナリオを書き上げたんですが
結果、この第三部「代理戦争」がシリーズの中で一番お客が入っちゃう。

笠原に言わせれば
「書いた本人が映画を観てもよく分からないのに、お客さんは何が面白くてお金を払ったのか。つまるところ、脚本などはどうでもよく、深作の素晴らしい演出に酔ってしまったものに相違ない」といよいよ自信を喪失しちゃうんです(笑)

さて、第四部。いよいよドンパチドラマになるんですが
主役の文太たちはいずれも組長クラスに昇格していて、抗争の現場にはでてこない。
おまけに一年近く取材しているうちに、
もうどれがピンズか萬子か分かんなくなってきている。

岡田は「客は集めろ、見ごたえのあるものにしろ、制作費の予算は守れ、早く書け」
と、さながら親の倍満を要求するし
傍らでは深作が下手な手を打ちゃしないかと眼を光らせている。

ノイローゼ気味になった笠原はともかく、
抗争事件を生態学的なパノラマにしてやろうと
それまで取材したエピソードを漏らさずかき集め、
あっちに貼り付け、こっちに貼り付け
モザイク模様のように組み立ててシナリオにするんです。

でも、そのゴタゴタ抗争劇が展開されるが故、ラストの拘置所での
文太と小林旭の別れのシーンが鮮やかにみえるんですねぇ♪

で、ゆさみん、さんの質問(←どんだけ、引っ張る!

>(1)3部作を区切り直して4部作にしたの?
 (2)3部作で終わるつもりだったのに、次のエピソードを入れて4部作にしたの?

どちらも正解。
笠原は三部の腹積もり。会社は一部のヒットの段階で四部を命じた、です
笠原、深作の両輪が走りながら作った「仁義なき戦い」ならではの、結果です。

★次回からはこれを読めばシリーズが二倍、三倍楽しめる♪
ゆさみん、さんが触れていなかった
「仁義なき戦い」四部作秘話をご紹介いたします。
【551】

◆仁義なき戦い四部作キャスティング名鑑◆  評価

野歩the犬 (2014年03月09日 08時20分)

◆仁義なき戦い四部作キャスティング名鑑◆

実名からもじったり、イメージしたものあり、
ぜ〜んぜん、カンケーネーものあり
笠原和夫が苦吟して広島弁を語らせた人たちです♪

※さすがに、山口組と本多会などの親分役は静止画出演です

【実 名】     【役 名】       【俳 優】

山村辰雄→      山守義雄→       金子信夫

山村邦香→      山守利香→              木村俊恵

佐々木哲彦→     坂井鉄也→       松方弘樹

美能幸三→      広能昌三→       菅原文太

新居勝巳→      新開宇市→       三上信一郎

前原吾一 →     神原精一 →       川地民夫

野間範男→      矢野修司→       曽根晴美

樋上 実→      槙原政吉→       田中邦衛

山平辰巳→      山方進一 →       高宮敬二

今田泰麿→      有田俊雄→       渡瀬恒彦

土岡 博→      土居 清→       名和 宏

大西政寛→      若杉 寛→        梅宮辰夫

小原  馨→      上田 透→        伊吹吾郎

岡 敏夫→      村岡常夫→        名和 宏

高橋国穂→      高梨国松→        小池朝雄

服部 武→      武田 明→        小林旭

網野光三郎→     松永 弘→        成田三樹夫

原田昭三→      江田省三→                 山城新伍
            (2部)
           江田省一(←広能昌三と混同するため変更)
           (3、4部)

山上光冶→      山中正治→         北大路欣也

村上三次→      大友長次→         加藤 嘉

村上正明→      大友勝利→         千葉真一

中本敬造→      中原敬助→         室田日出男

打越信夫→      打本 昇→         加藤 武

山口英弘→      早川英男→         室田日出男

岡 友秋→      岡島友次→         小池朝雄

河合勝冶→      川田英光→         三上信一郎

田岡一雄→      明石辰男(スチール)→       丹波哲郎

           
地道行雄→      宮路輝男→         山本麟一

安原政雄→      相原重雄→          遠藤辰雄

山本健一 →      岩井信一 →         梅宮辰夫

本田仁介→      神代巳之吉(スチール)→    和田真士

平田勝市→      伊丹義一(スチール)→    中村錦司

亀井 貢→      川西 清→         八名信夫

藤田逸喜→      福田英泰→         長谷川明男

海生逸一 →      大久保健一 →        内田朝雄

清岡吉五郎→     景浦辰治郎(スチール)→    堀 政夫

西原よし子→     上原靖子→          梶芽衣子


※誤字直し、追加編集あり
 
【550】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年03月07日 10時33分)

    キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!! 


   アカデミー賞を吹っ飛ばして

     「仁義なき戦い」が

       きおった―――――!


  ■ゆさみんさま


   ちと、週末にかけて激ISOなので

    とりあえず、お礼まで♪


 週あけにも、2万字ほど、投下しますんで(←マジか?


    よろしくお願いします!

  のほ
【549】

仁義なき戦い(1)  評価

ゆさみん (2014年03月07日 01時27分)

仁義なき戦い(1973年)
監督 深作欣二 
脚本 笠原和夫 
原作 飯干晃一 
製作 俊藤浩滋・日下部五朗 
出演者 菅原文太
    松方弘樹
    田中邦衛
    金子信雄 ほか
音楽 津島利章 
撮影 吉田貞次 


さて「仁義なき戦い」である。

正直言って、ほぼシリーズ全作(深作欣二監督版以外もふくめて)一気に見たので、ちょっとごっちゃになっているところもある(苦笑)
特に、深作版で死んだ人が別の作品で違う役で出ているのは、一気に見るとわかりにくいことおびただしい。まったく違う話なら、まだ分かるが、実録ストーリーがつながってているので(登場時にテロップで○○組 ××××とは出てくるものの)「あれ、この人、死んでたよね、なんでまた出てくるの?」と思ってしまうのであった。

この「仁義なき戦い」深作監督の作品とそうでないものは、やはり一線を画するものがある。正直「その後の仁義なき戦い」以外はヤクザ抗争のどろどろが全面に出て、私には今ひとつであった。
「その後の仁義なき戦い」はのほさんが言われているように、青春ドラマみたいなテイストで描かれており、その意味では面白かった。若者がやくざに染まっていき、しがらみのなかで悲劇の運命に翻弄されるという・・・

で、深作版である。
任侠ものからの脱却ということで俳優の起用とか、今までの映画とは違う新しい試みがなされている。(くわしくはのほさんの文章を見てね♪)
演出方法としての試みは、手持ちカメラでの撮影で、これはある意味、ブレアウィッチから始まったモキュメンタリーの元祖ともいえる。なんだ、とっくの昔に深作氏がやっていたのね、と思ってしまった。やはり深作監督、すごい。

「仁義なき戦い」の映画は最初の4作がやはり光る。
脚本を担当した笠原和夫氏がヒットを受けて、5作目のさらなる続編を打診されたが、4作で全て終わっているとしてその後の「仁義なき戦い」シリーズ作品には一切タッチしていない。
私は、そういうことは後で知るのだが、たしかに4作のラストを見て堂々の完結といった感じがした。
これは通してみれば、誰でも気づくことと思う。

WOWOWの笠原特集によれば、脚本家・笠原氏が「仁義なき戦い」をどう作品化しようと迷っていたという。
原作は、暴力団抗争を題材にした作品で仁義を交わしても裏切り、裏切られ、組の対面から多くの命がドンパチで失われ、陰惨とした話である。ストレートに脚本にしても陰惨さが際だってしまう。娯楽路線の映画としては悩むのは当然かもしれない。

笠原はどう描いたか。
それは1作目の冒頭と4作目のエンディングの描き方に示されている。

最初のシーンの原爆をバックにしたタイトルと4作目のエンディングの原爆ドーム。
原爆を、最初と最後に据えたことで「仁義なき戦い」で描かれる抗争と戦争を重ね合わせている点が象徴的である。
人間が行った行為である戦争によって、多くの命が失われた。しかし、暴力団抗争も似たようなものじゃないか。失われなくてもよかった多くの命が失われた。終わったあとで見てみれば、愚かな行為と言えるかもしれない。しかし、それらの命の上に今の日本は成り立っているのだ。
当事者たちは、その渦中にいる間は、命を賭けて闘ったのだ。理不尽といえるような状況におかれながらも・・・
【548】

仁義なき戦い(2)  評価

ゆさみん (2014年03月07日 01時26分)

WOWOW版では笠原氏は、抗争劇を喜劇として考える視点を得たことで書くことができた、とまとめていた。

「仁義・・」が喜劇?
といったら、何言っとんじゃい、という声が聞こえてきそうな気もする。

男と男の命を賭けたドラマに、喜劇とは何じゃい。

しかし、よくよく見ると、この「仁義なき戦い」あれだけ陰惨な話であるが、不思議と顔を背けるような陰惨さはそれほど感じられない。
金子信雄氏演じる山守組組長は自分の利害のみを考えころころと言動を変えるが、いかにも悪人というわけでなくどことなくユーモラスに描かれている。
組員の関係も、いざというときに腹が痛くなってイチ抜けたとなったり、ある場面では、今から襲撃に打って出ようとする時に勝手に一人で行けや、と言い放ち、それはないやろ、と泣きついたり・・・・
襲撃に行く前に、事務所の前に作られた即席露天風呂に、女優のポスターといっしょに入って自慰行為をする組員の姿も、ある意味淡々と書かれ、ユーモラスである。

なるほど、喜劇的な視点っていうのはたしかにありますね。

このような描き方と、独特のナレーション、一度耳にしたら離れないような音楽(デンデンデンデンやタリラ〜)、抗争や襲撃の場面をあまりどろどろと描きすぎないテンポの良い演出法(および臨場感あふれる手持ちカメラでの撮影)によって、陰惨なドラマが面白いエンタメ映画になっているのである。

ちなみに笠原氏は、ご存じのように任侠映画の脚本も多く書かれた方なので、テンポのよい深作監督の演出を不満に思っていた、とウィキペディアにある。
「おれが書いたセリフが印象に残らないじゃないか」というわけである。
でも、周りは深作監督の演出を支持し「気がついたらホンを書いたおれだけが反対していた」という。
(それで、仕方ないとは思ったが、のちのち見てみると「いい映画じゃないか」と思ったそうな)
ここらへんは笠原氏の著作にあるのでしょうかね、のほさん?

4作目のラストは刑務所で小林旭演じる武田と菅原文太演じる広能が会話をするところで終わる。
結局、命を賭けた抗争は何も実りがないままに終わり、むなしさだけが残るものであった。

人間の争いというものの愚かさを、そして、人間による抗争はこの後も続いていくのであると原爆ドームをバックに語るナレーションでのエンディングは素晴らしいと思う。
娯楽映画であるが、人間の行為の愚かさ(と悲哀)を象徴する終わり方である。

・・・・とはいえ、何度も言うけれど、あんまりそういうことは考えなくても「いやあ、面白い映画だったなぁ」で終わる名作ですね。はい。
【547】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年03月07日 01時21分)

のほさん♪

ども。

ルピタ・ニョンゴ、アカデミー賞、いきなり新人で受賞ってのもすごいですねぇ。

作品賞、やはりアカデミー賞的な作品が受賞してしまいましたね。
まあ、名作ではあるのでしょうが・・・
私費を投じてブラピが作ったと聞くと、同じく私費を投じて作り、アカデミー賞を受賞したケヴィン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブス」を想起してしまいます。
映画館では・・見ることは無いかもですが。

それにしても一番多くノミネートされた「アメリカン・ハッスル」がよもやの未冠に終わるとはいやはや・・


というわけで「仁義なき戦い」について語りますね。(←どういうわけだ?)

ホントは、この作品、ご託を並べずに、楽しみながら見るというのが一番良い見方だと思いますがね。うん。
【546】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年03月03日 16時52分)

■ゆさみんさま

ども♪

呼ばれりゃ、飛んでくる
野歩the犬です!

さっそく、レスを・・・・
と思いましたが、いやぁ〜、さすがにオスカー受賞式の日に
それはないか・・・・と。

出直しますね。


ルピタ・ニョンゴって誰?
って思ったら、映画初出演だったのね・・・・
【545】

のほさんへ(レス&質問で〜す)  評価

ゆさみん (2014年03月02日 18時27分)

いやあ、のほさん、詳しい解説、ありがとうございます。

なるほど、のほさんが言われるように、当時は2本立てが主流でしたね。
で、添え物的な映画であったと。

それが、いろいろあって(詳しい内容はのほさんの解説をば参照)こちらが主になったと。
ですよね?
公開時の併映は『女番長 スケバン』ということで、こちらがメインとは思われないので(笑)

ウィキペディアによると当初からシリーズ化が決まっていたとありますが、のほさんによれば

>ラッシュ試写の段階で岡田が「すぐに続編行け!」とGOサイン
>そんで、ヒットして四部作になりました(←当初は三部予定)」

というわけであると。

う〜む、ウィキに書いてることはウソではないけれど、のほさんの内情を語った文章を読むと、ニュアンス的に受け止め方が違いますね〜。

当初は、シリーズ化は予定していなかったけれど、ラッシュをみて
「こりゃいける、ヒットするぞ!! 続きをはよ作らんかいっ」ってな感じですね。
ふむふむ。

制作陣の裏のドロドロ関係もなかなか面白いですね。

こないだWOWOWで放送された笠原氏のドキュメンタリーでは、笠原氏が綿密に取材した脚本について「なおすところ、一行もありません」と深作監督が言ったというふうになっていましたが(こちらもたしかにウソでは無いですが)WOWOWでは、いかにも笠原氏の脚本家としての力量を深作氏が認めていてたんだ、という感じに受け取れますからね。
それまでの関係を知ると、面白いですね。

笠原氏の脚本に対しそれまではズタズタにしていたので「あんなヤツにやらせたら俺のホンはズタズタにされる!」
それが「なおすところ、一行もありません」とは。

前にいろいろあろうとも、笠原氏渾身の脚本に対し、演出家として「すばらしい」と素直に認める、という姿勢。
いいなあ。

深作監督の女優とのいちゃいちゃも面白い。
深作監督はたしかに凄い監督ではあるけれど、いっぱい浮き名も流しましたからねえ。

ふむふむ。

>(1)プログラムピクチャーからの脱出、
>(2)スターダムシステムからの転換
>(3)(2)を受けて、大部屋からの俳優の発掘

今までの既定路線を変えるという、革新的取り組みでも作られた一作だったんですね。

いやあ、すごい。

>東映京都の歴史検証するうえでも一級の価値がある!と
>なるワケです♪

もしかして、のほさんの次の作品は・・・「仁義なき戦い・映画篇」では・・・ないですよねえ(笑)

もうひとつ質問です。
3部作から4部作になったとありますが、これは、ヒットを受けてのことだと思いますが・・

(1)3部作を区切り直して4部作にしたの?
※つまりもともと3作の予定だったのを4作まで作れると考えて引き延ばす形で作ったの? つまりエピソード的には頂上作戦までを3部作と考えていたと。

それとも・・・

(2)3部作で終わるつもりだったのに、次のエピソードを入れて4部作にしたの?
※「代理戦争」までで終わるつもりが、人気出たから「頂上作戦」は考えていなかったが人気出たのでもう1作作ったと。

よかったら教えて下さいませ。
【544】

5年ぶりの大阪出張  評価

ゆさみん (2014年03月02日 13時21分)

どうもです。
一泊で大阪出張に行って参りました。
5年ぶりですが、人が多くて何か疲れてしまいました(笑)
せっかくの機会なので、ピワドの仲間、最近お見かけしていない「夢夢さん」と帰りの飛行機に乗る前のひとときを利用して会いました。
一目見て「いやあ、痩せたなあ」と。
曰く「病気で痩せたんじゃなく、走っていて痩せたんですからね」と念を押されました(笑)
私が
「最近カキコしていないですねぇ・・・」
というと
「ちょっとばかり書くタイミングを逸して、そのままずるずると・・・」とカキコしていない理由を語る夢夢さんでした。
それから、最近のお互いのスロ事情などを語りながら、大阪近辺で有名という豚マンを食べながら語ったり、お互いの子供の進路のことについて語ったり、互いの忙しい仕事のことについて語ったりなど楽しいひとときを過ごすことができました。

今回の出張は、全然観光みたいなところには行けなかったけど、夢夢さんと会うことができたことが収穫でありました(笑)

夢夢さん、また会いましょうね。

では、今から外出です。
のほさんのレスはまた後で。ごめんちゃい。
【543】

仁義なきレス  評価

野歩the犬 (2014年02月28日 17時03分)

■ゆさみんさま

「仁義なき戦い」がでてくれば飛んでくる、のほ、です♪

>どうして同じ役者が別の役でいろいろ出てきているの?

これはですね・・・
ご存知かと思いますが「仁義なき戦い」は当初
シリーズ化する計画なんてサラサラなかったんですね。

正月2週目の添物、モノクロで尺も40分ぐらいの予定だったんです。

とにかく着流しの任侠ヤクザ路線が完全に手詰まりになっていて
もう、オールスターでしか、客が呼べないから
金がかかってしゃーないんです。

いや、金がかかる・・・というよりは
オールスター⇒すべての役者に見せ場を作らなければならない⇒結果、ホンが面白くない
⇒ホンが面白くないのにいいシャシンになるわきゃない!

泥沼の悪循環なんすね。

おまけに一人、踏ん張ってくれていた「華」一輪、
藤純子が引退発表しちゃって
任侠路線はもうあかん・・・なんか新しい企画はないかって時期でして。

たまたま、麻薬Gメンの取材で飯干晃一のところに来ていたプロデューサーの日下部五郎に飯干が「今度、週刊サンケイで、これ、連載するけど、どう?」
って、もちかけたのが原作。

すぐに岡田と俊藤の内諾とって映画化権だけおさえていたんですね。

で、岡田が日下部に「おい、あれ、やってみるか」と。

日下部が原作の手記を書いた美能幸三に連絡すると
「映画化なんてとんでもない!」と一蹴される。

まあ、連載も始まって間もないし、関係者は存命してるし
ムリっちゃ、ムリなんですね。

そんで、一回、企画は頓挫するんですけど、
日下部が「やっぱり、新しい路線を開拓するにはこれしかない!」と執着するんです。
笠原に「なんとかホンにしてくれ」と拝み倒して笠原はまた、呉へ。

笠原は取材を断られたらさっさと帰ろう・・・と美能幸三に会う。

案の定、ジロリと睨まれ「映画はダメだ!」

「あ、そうですよね」と帰ろうとしていたら
美能が追いかけてきて「駅まで送る」。
シナリオライターという人間に会うのは初めてだから
「ナンボ、もろうとるの」とか話しかけて「呉は初めてかいの」。
笠原が「戦時中は大竹の海兵団にいました」と言ったら、美能が
「俺も大竹よ!」と戦友意気投合しちゃうんですね。

そんで「映画は絶対ダメだが、話の分からないところは教えちゃろう」
となって、笠原は美能のマンションに招かれブランデーを飲みながら
延々五時間、取材しちゃう。

京都に帰って一気呵成に初稿をかきあげたら岡田が「おもろい!やれ!」
ここで初めてカラーでの尺も100分と決まるんです。

で、監督は誰にする?

笠原は中島貞夫か大島渚を考えたらしいんですけど
俊藤は「東撮の深作がいい」。
ドキュメントタッチでテンポのある「人斬り与太」で
深作の演出才能をみてたんですね。
う〜ん。さすが、俊藤の慧眼。(←のちにこの慧眼が自らの首を絞める)

ところが笠原は「深作なんて、とんでもない!」と猛反対!

かつて東京で「顔役(←だったっけな)」を共同執筆していたら、
深作は中原早苗(←後の嫁ハン)とイチャイチャしていて、全然、書かないうえに
笠原のホンを直しまくり、大ゲンカしたことがある。
(チケットを買っていた東京五輪の開会式を見損ねたらしい)

「京都の連中は深作を舐めてる!
あんなヤツにやらせたら俺のホンはズタズタにされる!」と。

それで俊藤が中に入って深作にホンを見せたら
「スバラシイ♪ 一行も直さず撮らせていただく」

笠原はびっくらこいて、電話で「アンタ、本当に深作・・・?」


嗚呼・・・・前フリが長すぎる・・・・
【542】

続・仁義なきレス  評価

野歩the犬 (2014年02月28日 17時16分)

>深作ファミリーでどうしても作りたかったから?
役を他の役者に頼む時間的余裕がなくって、仕方ない一ぺん死んだけどおまえ出てくれないか、って配役したの?

前フリに書きましたように当初はシリーズ化までの計画なかったんです。
ところがラッシュ試写の段階で岡田が「すぐに続編行け!」とGOサイン

そんで、ヒットして四部作になりました(←当初は三部予定)
まあ、日下部の目論見は、まんまと当たったワケですね。
キャストは当初、日下部は主演に
日活の渡哲也を考えていたんですが
運悪く、肺を患って闘病中。
で、東撮で深作とコンビだった文太になる。

松方弘樹は岡田が「お前もそろそろ、親父(近衛十四郎)の七光りだけではあかんぞ」とご指名。

あとは群像劇って、ことで「大部屋」の俳優、駆り出したんですね。

ここからが、お返事になるんですけど・・・・(←オイ!どんだけ長い!
「仁義なき戦い」については
日下部、笠原、深作の間に諒解事項があったんです

(1)プログラムピクチャーからの脱出、
(2)スターダムシステムからの転換
(3)(2)を受けて、大部屋からの俳優の発掘

つまり・・・俊藤が牛耳っていた東映の映画作りをいっぺん、根底からぶち壊す!

俊藤がマネージメントしていた、鶴田浩二、高倉健、若山富三郎は除外!

この三人にぶら下がっていた役者も当然、使わない!

こうなると、使えるコマは限られてくるんですね。

松方が三回でてきて、三回とも死ぬとか。

面白いのでは一作目でナレーターだった小池朝雄が
その後、役者で登場し、二回とも、殺される、なんてのもあります。

事実、俊藤はゼネラルプロデューサーの立場から
一作目こそ名前があるが
二作目からは日下部が一本立ちする。

そこで二作目の製作途中で、俊藤が裏で強引に企画を流そうとしているのが発覚するんです。

文太が「こんなに出番が少ないんじゃ、降ろさせてもらう」
と言い出したのがきっかけなんですが、
どうも、よく事情が分からない。


宿舎で缶詰になって、シナリオ書いていた笠原が
深作から呼び出され、二人して文太によくよく、話を聞いてみると、なんのことはない
そういうことか、と。

そこで、日下部が文太に「会社はもう、俊藤さんの手法は使わない」と説得して
文太もふんぎりをつけるんです。

岡田茂自ら「これからは実録路線や!鶴田、高倉はいらん!」

俊藤は「それはないやろ。あんだけ会社に貢献してきたんやで!」
と、岡田VS俊藤のバトル開始〜♪


だから「仁義なき戦い」は作品だけでなく、
製作現場でも「仁義なき戦い」が繰り広げられていた・・・

東映京都の歴史検証するうえでも一級の価値がある!と
なるワケです♪

長口上、まことに失礼いたしました。

のほ
【541】

レス  評価

ゆさみん (2014年02月25日 22時35分)

狼さん。

「比較的安易に作れる」
安易に作れそうなのが、実は一番難しいと思う。
安易ということは、だれでも思いつきそうなということ。

しかし、だれでも思いつきそうなネタは誰もおもしろがってくれない。(ここ重要)

だから、別のところで面白くする努力がいる。
雷電の面白さは、活動電流で大当たりさせることではなく、彼が関わる人間のドラマだ。けっこう作者は、このドラマ作りに心血をそそいでいると思うぞ。


のほさん。
面白いエピソードの紹介ありがとうございます。
何か、のほさんと飲みながら話作りを語ると、話が尽きない感じだなあ。

>「その後」は私の世代からみると、もうヤクザではなく
>青春映画に見えましたね。

なるほど、たしかにそうですね。
監督が違うと、こうも違うのか、と思いました。
深作監督と、他の監督の違いを感じますね。工藤監督の方法も嫌いじゃないですけど。

>私が顔出しするようになって少しお部屋の流れを変えてしまってますね。

そんなこと言わないで下さいませ。

ホントは「仁義なき戦い」を語ろうと思っていたけれど、アカデミー賞が決まる前に「アメリカン・ハッスル」書いておきたかったので、こちらを優先しました。
ところで、ちょっと質問です。

笠原氏の本を読まれているようなので、答えられたら答えて下さいませ。

質問
のほさんも書いていたけれど、どうして同じ役者が別の役でいろいろ出てきているの?
深作ファミリーでどうしても作りたかったから?
役を他の役者に頼む時間的余裕がなくって、仕方ない一ぺん死んだけどおまえ出てくれないか、って配役したの?

よろしくお願いいたします。
【540】

アメリカン・ハッスル  評価

ゆさみん (2014年02月25日 21時52分)

【アメリカン・ハッスル】American Hustle (2013年)
監督  デヴィッド・O・ラッセル 
出演者 クリスチャン・ベール
    ブラッドレイ・クーパー
    エイミー・アダムス
    ジェレミー・レナー
    ジェニファー・ローレンス 
音楽  ダニー・エルフマン 

こないだ映画館で見ました。
別に、これ見たいと思っていた映画がなかったので、アカデミー賞に一番ノミネートされている数が多いということで、この映画を見ました。
いっちゃ何だが、チープなタイトルやなあ、と思いながら・・・

ストーリーは・・・

詐欺師アーヴィン(クリスチャン・ベイル)と、その相棒で愛人のシドニー(エイミー・アダムス)。彼らはFBI捜査官リッチー(ブラッドリー・クーパー)に逮捕されるが、無罪放免を条件におとり捜査への協力を持ち掛けられる。それは、架空のアラブ人富豪をダシに、カジノ利権に群がる政治家やマフィアを一網打尽にするというもの。アーヴィンとシドニーは、標的のカーマイン市長(ジェレミー・レナー)に近づくが、二人の仲を嫉妬(しっと)するアーヴィンの妻ロザリン(ジェニファー・ローレンス)がおとり捜査の邪魔をする。(Yahoo映画サイトより)

これまた、こないだWOWOWでアカデミー賞直前予想番組で見たけど、クリスチャン・ベイルの激太りが話題になっていた。
最初に出てくるのは、クリスチャン・ベイル演じるアーヴィンがデブった体で薄い髪を整えている場面。新シリーズのバットマンのかっこよさは微塵もないたるんだお腹を見せていて「ありゃあ」と思っていたら、ストーリーが進むにつれてカッコ良く思えてくるのはさすが。
実話を元にした物語なので、どう扱うかがポイントだと思うけれど、サスペンスあふれるリアルな話にすることも出来るだろうが、リアルさを保ったままドキドキハラハラさせるもののコメディー的な面も出している。
う〜む、脚本も良く出来ているのであろうが、監督の演出術、俳優陣の演技も凄い。クリスチャン・ベイルも凄いが、特に妻役のジェニファー・ローレンスは良い味出しています。捜査の邪魔をする場面は「いかにもこういう女性っているよなあ、今まで細心の注意をはらって計画していたものを、一時の感情でぶちこわしにする人って・・・」と思わせる役をうまく演じている。ちょっと間違えばA級戦犯になってしまうような役柄だけれど、不思議と嫌みがなくて、ラストでは収まるところに収まる。
う〜ん、よく出来ている。
監督のデヴィッド・O・ラッセルは役者を上手く使うことでも有名な人であるそうだけれど、たしかに登場人物はそれぞれ印象に残る人ばかり・・・

良い映画であります。

さあ、アカデミー賞は、どうなるのか・・・
あえて受賞がきまる前に書こうと思って、この文章を書いているのであるけれど・・・

「ゼロ・グラビティ」とか強力な作品もあるので、実際にとれるかは微妙なところ・・・でもジェニファー・ローレンスは受賞するかも・・・
期待をしながな見ることにしましょうか・・・
【539】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年02月23日 17時53分)

■ゆさみんさま

>「起承転結」の話を作って、転でぶった切って終わらせろ。そうすると良くなる。
とか・・・

これについては、好きなエピソードが。
笠原和夫が任侠路線の走りのころ、いきなり会社(ま、東映ね)から
「めくら狼」というタイトルで一本書け、と(ま、岡田茂ね)

主役は落ち目の東千代之介で、相手役の新人・藤純子の売り出しが狙いなんすけど。
例によって笠原が書く劇<ドラマ>だから陰々滅滅としてくる。

締切になってもホンがあがってこないから
「どない、なっとんのや」と
ゼネラルプロデューサーの俊藤浩滋(純子の親父)が乗りこんでくる。

で、ホンを読んだ俊藤が「なんや、殺陣まわり、終わっとるやないか」。

笠原は「いや、ですから・・・そのあとが問題で…」と言うと
「アト?そんなんいらん!殺陣まわりのアトはごちゃ、ごちゃせんでよろし。
ここで切れや、エンドマーク!」

そこで笠原は「そうか!これが解決策か!」と。
事実、任侠映画の10年間、このパターンで押していくんですから(笑


>映画的にいうならば、深作監督版の「仁義なき戦い」でなく、
私としては、工藤栄一監督が撮った「その後の仁義なき戦い」の映画のイメージでしたね。

なるほろ。「その後」は私の世代からみると、もうヤクザではなく
青春映画に見えましたね。


>のほさんは役者は誰をイメージしたのかな?

これが最大の難問なんですよ。
キューピー人形のような愛らしい瞳に潜む狂気を演じられるとなると・・・
ちょっとアイデアはあるんですけどね。

あ!私が顔出しするようになって少しお部屋の流れを変えてしまってますね。

どうか、通常営業にお戻しください。

お部屋のみなさま、失礼いたしました。

のほ
【538】

そうなりますね。  評価

パチ屋の狼 (2014年02月23日 14時09分)

ゆさみん さん、こんにちは。

恐らくですが、私もパチンコ系で物語を書けば、おそらくその様な展開になるものと思います。

パチンコという同じ題材の中で物語を作るなら、それはある程度当たり前だと思いますので。

人並み外れた技術かバカヅキで、出して出して出しまくるのか、それとも、徹底的にリアル志向で行くのか。

結局のところは、その二極化しかありませんので。

雷電みたいに、何か、それこそ漫画的な力を使うと言うのは、また違う事になります。

でも、それはそれでまた、面白いとは思いますので、比較的安易に作れる、そういうオカルト的な話ならば、そのうち披露するかもです。

ただ、それだと私が嫌う「ご都合主義」ですので、もしそれでやるならば、あくまでも娯楽作としてですね。

ゆさみんさんの「専業師・黎(レイ)」みたいに、実戦的雰囲気のリアル志向な話だと、不自然にならない様に話をまとめる必要があるので、大変だと思います。
【537】

専業師・レイ初めて読まれる方のために  評価

ゆさみん (2014年02月23日 14時20分)

【481】専業師・黎(レイ) スタートにあたって
【480】専業師・黎(レイ) 沿革
【479】〜【474】専業師・黎(レイ) 第1話 専業師レイ登場
【505】〜【503】専業師・黎(レイ) 第2話 ホールでおこっていることがすべて
【521】〜【517】専業師・黎(レイ) 第3話 伝説のプロ
【528】〜【524】専業師・黎(レイ) 第4話 勝利の方程式
【529】専業師・黎(レイ) あとがき
【536】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月23日 13時51分)

のほさん。

>平田のおっさんは、我々の世代だと
>いぶし銀のアラカンを彷彿とさせました

嵐 寛壽郎(あらしかんじゅうろう)の名が出るとはさすが。うん、やはり古い(爆)
でも、のほさんも、いぶし銀のイメージがしますねえ。

物語の構成の説明、ありがとうございました。
起承転結は物語の構成の基本。これがきちんと出来てから、これを崩した形で名作は生まれます。

たとえば、私が聞いた話だと

「起承転結」の話を作って、転でぶった切って終わらせろ。そうすると良くなる。

とか・・・

映画のオープニングだと、いきなり転から始まるものもありますよね。そこから時間軸を前に戻して、起が始まるとか・・・

まあ、ともかくこれは基礎の起承転結がちゃんと分かってて、できる構成。

こういったことをきちんと考えるってことが物語を考えるってことですよね。

ところで、あらためて・・
「仁義の墓場」
面白うございました。
映画的にいうならば、深作監督版の「仁義なき戦い」でなく、
私としては、工藤栄一監督が撮った「その後の仁義なき戦い」の映画のイメージでしたね。
深作版と比べて酷評されている感じですが、この映画、深作監督版とはちがった演出法で、若者の終末に向かって突き進む姿が悲しみを込めて描かれていたと思います。
悪魔のキューピー、この映画に出ている後半の根津甚八のイメージが私としては合いますかねえ。
のほさんは役者は誰をイメージしたのかな?

次回作を構想中とは、さすが。ファンも多いので、楽しみに待っていますね。


Rosaさん。

>コメントは既に唄部屋で少し書かせて頂きましたよ〜

もちろん読ませていただきました。

>どこに埋もれてるかは謎ですがw

あんまり進みが早いので、全部はROM出来ないことも多々ありますが・・・

>色んな懐かしいことが思い出されますね。
>登場人物の描写もナイスでした♪

とはいえ、コーラ君は創作では無く、ホントにああいった人がいたんですよね。
これは言っておかないと、私の創作人物だと思われそう。

【挿入】
この話を読まれた方へ。
コーラ君は実際にモデルがいます。
「コーラパワーっス」当人がホントにこう言っているんですよ。

>専業師さん、元気かな〜?

いまは、専業師止めて別の人生を歩んでいますけれどね。

>ストーリーは、やはりスロ打ってた人ならでは、ですね。

でも、第3話の専業師が負けて、奥さんがボロ勝ちした話はホントでしたからねえ。実際にあった話より面白くするのは、ホント大変でした。

>また面白い話を聞かせて下さいね

う〜〜ん・・・
しばらくは映画の話にもどります。
だって、この部屋は映画トピですもの。あまり脱線しちゃいけませんよねえ。
【535】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月23日 13時43分)

こんにちは。

いやあ、忙しい(笑)

やはり、週刊ゆさみんでちょうどいいや。
これからもゆったりペースで進めていきますので、よかったらお付き合い下さい。

このたびは「専業師・黎(レイ)」完結にあたってのお祝いレスいただいて、どうもありがとうございました。

狼さん。
>パチンコで話を作る人と言うのは、どこか同じ思考をお持ちなのでしょうか。

これはねえ、狼さんも自分で同人誌作るくらいだから、パチンコを題材にしての話の作り手として考えてみると良く分かるよ。
私が以前に分類したよね。あれ以外に無いから。パターンが。
で、長続きしているのは、実践もの以外は、パチンコを登場させているがあくまでメインは人間ドラマって形のドラマだね。
やはりお色気に頼ったりしているのは、最初は人気出るけど、長くはもたない感じがする。

雷電も長く続いているけれど(ってこれってもう終わってるの?)これも、人間ドラマがメインだものね。
電気で強制的に大当たりさせることが出来るってとこ以外は、オーソドックスなドラマといっていい。

「モッちゃん」もそうだけど、そのドラマが面白いから人気が出てるって感じがする。
やはり、物語性でいえば、モッちゃんがずば抜けている。ちょっと教訓じみた話もあるけれど、モッちゃんのキャラクターによってバランスがとれている。

七瀬あゆむ氏あたりがお色気とドラマ性を融合させるような話を作ろうとしているようだけど、なかなかドラマ性が弱い。バカップルとかはドラマになったけど、やはり悲惨だった。Vシネマとしては、あれでいいのかもしれないけれど。しかし、苦しい感じがする。
これからに期待したいけど。編集部が求めているのは色気ものだろうけれどね。

今度は、狼さんがチャレンジしてみてよ。物語を。
同じような思考になると思うよ。


みなみんちゃん。
いやあ、照れるなあ。
素直に楽しんでもらってありがとう。
あまり、妹にはそれくらいしか言えないや。
短いけれど、万感の思いをこめて・・・ありがとう。
【534】

RE:映画について語ろう  評価

rosa♪ (2014年02月21日 18時48分)

☆野歩the犬さん

初めまして。

ゆさみんさんの板をお借りしますね。



野歩the犬さんの板、ずっと拝見していました。

早く続きが読みたい!って思いながら^^;


あまりに文章がお上手なので、吸い込まれるようにストーリーの中に入っていきました。


登場人物の個性が強く魅力的だったこともありますが、細やかな描写は凡人では書けないものだと思いました。

空気感や風景、人物像が浮かぶ作品でした。

(あ、上から、って事ではないです  汗)



>自トピの件で恐縮ですが、大西政寛の生涯も
>幼少期は【即日退学】が「転」
>カシメ時代は【盃】が  「転」
>終戦直後は【白刃】が  「転」
>博徒時代は【変心】が  「転」  なんすね。


>でも、これを美能幸三の視点から見ると
>【狙撃】が「転」
>波谷守之では【殴りこみ】が「転」
>になるわけでして
>登場人物それぞれに「転」をからませながら、
>全体として主役、大西の起承転結が完結してゆく、
>という展開になっているんです。


ああ、改めて解説ありがとうございます。



>私も次回作を構想中です。

楽しみに待ってますね。
ピワ内でファンは沢山いますから^^





ここから先は、野歩the犬さんの小説をまだご覧になっていない方はスルーをオススメします。






実は私は刃物が苦手なんですよ(笑


拳銃は日本では日常的に目にしませんが、刃物は身近過ぎてリアルに感じます。

主人公が相手の腕を切り落とすシーンは、とても怖かったです。



私が小さい時に、親戚の家にライフルと日本刀がありました。


ライフルは狩猟用で、日本刀は勿論美術品として、保持していたようです。


ライフルは見た目さほど怖くはなかったけれど、日本刀って独特の怖さがありますね。


お話しを拝読している間、その日本刀が頭に浮かんできました(汗



長々と失礼しました。
【533】

RE:映画について語ろう  評価

rosa♪ (2014年02月21日 18時28分)

お部屋の皆様、こんにちは^^


☆ゆさみんさん

お疲れちゃんでした^^


コメントは既に唄部屋で少し書かせて頂きましたよ〜


どこに埋もれてるかは謎ですがw



色んな懐かしいことが思い出されますね。


登場人物の描写もナイスでした♪

専業師さん、元気かな〜?


ストーリーは、やはりスロ打ってた人ならでは、ですね。



>私の妹であるみなみんちゃんは、着ている服まで目に浮かんでくるのだとか。
>いやあ、作者冥利に尽きますなあ。


イメージ出来ますよね〜



「もうあのピリピリした勝負をすることも無くなった」

と仰っていた方がいます。


私も段々そういう考えになってますね(苦笑


今後スロは、どういう方向に行くんでしょう?


また面白い話を聞かせて下さいね
【532】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年02月21日 17時13分)

■ゆさみん さま


専業師・黎(レイ)

執筆おつかれさまでした。
やっぱ、セリフ回しがうまいですね。

平田のおっさんは、我々の世代だと
いぶし銀のアラカンを彷彿とさせました(←古っ!

>のほさんから、第3話は起承転結の「転」と指摘いただいて、なるほどと我ながら思いました。

マンガにしろ、映画にしろ、ドラマ(劇)というものは
「転」なくしては成り立ちませんもんね。

「起」「承」「転」「結」だけでなく
「起」「転」「転」「結」もありだし
「起」「承」「転」「結・転」(←いわゆるどんでん返し)もありますよね。

今回の作品は起承転結がきっちり、はまっていたと思います。

自トピの件で恐縮ですが、大西政寛の生涯も
幼少期は【即日退学】が「転」
カシメ時代は【盃】が  「転」
終戦直後は【白刃】が  「転」
博徒時代は【変心】が  「転」  なんすね。


でも、これを美能幸三の視点から見ると
【狙撃】が「転」
波谷守之では【殴りこみ】が「転」
になるわけでして
登場人物それぞれに「転」をからませながら、
全体として主役、大西の起承転結が完結してゆく、
という展開になっているんです。

シナリオの世界でいうハコ(構成)あってのプロット
これは書き物としては普遍だと思いますよ。


>第4話は、ごらんの通り、まあはっきりいって具体的なエピソードはあまりないのですが、専業師の「業」のようなものを語りたいと思ったのですね。
ただ、この第4話があってこその「専業師・黎(レイ)」であると思っていただければ嬉しいです。

ゆさみんさんは「結」でかつては
師匠からみれば、落ちこぼれで、
今も抽選のクジ運は悪いのに
「専業の条件」を全うしているレイの姿に
「勝利の方程式」を表現されたんですね。

また、気が向いたらなにか、読ませてください。

私も次回作を構想中です。

今後もよろしくお願いします。



■みなみんさま

>仁義の墓場とのリンクもオモローでしたw

初めまして。野歩the犬です。
読んでいただいていたようで、恐縮です。
この場を借りてお礼申し上げます


のほ
【531】

RE:映画について語ろう  評価

みなみん (2014年02月21日 00時24分)

ゆさみん姉さんとお部屋の皆さん♪


お邪魔します(u_u*) ぺこり


はじめましてヽ(*^∇^*)ノ

あたしは、ゆさみん姉さんの隠し妹のみなみんと申します。

お姉さんの「専業師・黎(レイ)」が無事に完結を迎えましたのでお祝いに参りました♪


少しだけ失礼します。


「専業師・黎(レイ)」

あたしは正直昔のスロのコトも(今のもだけどw)全くわからないんだけど…

シナリオ形式面白かったw

本も好きで結構読むのですが、読んでてキャラが思い浮かぶような作品が好きです。

時折、お気にの原作が映画化になったりしたらキャスティングがぁあああああ…て時も多々ありますw

本の中にスーっと入って行けるって、あたしの中では大事なポイントです♪

たまに、始め我慢して読めば感動があるみたいな本あるでしょ?!
あ〜ゆ〜のは苦手なの(>_<)


「専業師・黎(レイ)」は、お話的には短いんだけどキャラが立ってて入りやすかったです!

ちょっとVシネマっぽい感じw

なんか、こんなキャラ居てそうだなぁ〜ってw

ホールの雰囲気も伝わってきました余(*^^)v

単純におもしろかった(*´艸`)



あたしは、文章書くの苦手…

お仕事で、ちょっとしたコメントや文章考えないといけない時が多々あるんだけど(>_<)

かなり四苦八苦して作ってるのw

執筆も作詞や作曲も生まれ持っての才能!これは努力では限界があるらしいと先輩が言ってた(。・"・)

だから、
Pワに来たとき、文章力イケてる人が結構居てビックリしました!

その中でも、こうして物語を書けるってスゴイコトだなって思います。

また、次回作も気が向いたら書いてね(´・ω・`)え?

仁義の墓場とのリンクもオモローでしたw


お姉さん、ありがとう(*´∇`)ノ

そして、お疲れ様♪ 


お部屋の皆さんお邪魔しました(。・ω・)ノ゛
【530】

同じ色の人は。(改訂あり)  評価

パチ屋の狼 (2014年02月20日 04時15分)

ゆさみん さん。こんばんは。

「専業師・黎」、拝見させて頂きました。

パチンカーワールドに連載されていた「雷電」を、何となく思い出しました。
無理矢理弟子入りして来た若者に、通称・雷電と呼ばれるパチプロが、パチンコのノウハウを叩き込み、その若者が自称・雷電の一番弟子になるという、一話完結の話でした。

同じく、「銀玉マサやん」(原作:堂上 まさし・プレイコミック連載)の実写版(たけし軍団・ダンカン主演)でも、マサやんに弟子が出来る話がありました。
(ちなみに、原作ではマサやんは弟子を取りませんし、この実写版の話は、原作には存在しません。)

なお、「雷電」は漫画だけあって、本当はテクニックうんぬんよりも「体内活電(活動電流)」と言って、電気ウナギみたいに自家発電する事で、パチンコを狂わせて大当たりを出すという、無茶苦茶な設定なのですがw
(一応ですが、この雷電は、「赤井 英和」主演で実写化されています。)

あと、前述した「銀玉マサやん」でも、第3話みたいに「悪魔の台」の話がありました。

玉が通らない事は無く、むしろ他の台よりも通りやすいくらいなのに、なぜか当たりが引けない一発台の話で、2発同時に飛び込んでも、同時にハズレ穴に入るという、まるでカイジの「パチンコ沼」みたいでした。

結局マサやんが朝から晩まで打ちまくって1度も大当たりが引けずに大敗する、というオチでした。

ところが、後続の話で、行き着けのスナックのホステスを、酔った勢いで「必ず勝たせる」と約束してパチンコ店に連れて行ったところ、座る台座る台、全て大当たりさせてしまい、常連への礼儀として、最後に少し負けさせる為に、その悪魔の台へ座らせるのですが、何とその子がお座り1発で大当たりさせてしまうという。

懐かしい事を思い出しました。

やっぱり、パチンコで話を作る人と言うのは、どこか同じ思考をお持ちなのでしょうか。

それとも、同じ色の人同士、何か通じるものがあるのか。
【529】

あとがき  評価

ゆさみん (2014年02月20日 01時41分)

専業師・黎(レイ) 第4話(最終話)をお届けします。

せっかくですので、のほさんにならって私も【あとがき】です。
(のほさん、お疲れ様でした。素晴らしい読み物でしたよ〜)

いかがでしたか。
小説とは違い、シナリオ形式の読み物ですが、自分の好きな絵をイメージして楽しんでいただければと思い、こういう形式にしてみました。

私の妹であるみなみんちゃんは、着ている服まで目に浮かんでくるのだとか。
いやあ、作者冥利に尽きますなあ。


のほさんから、第3話は起承転結の「転」と指摘いただいて、なるほどと我ながら思いました。

第1話はエピソードを交えながら世界観と登場人物の紹介で「起」
第2話は「専業師」とは、普通のプレイヤーとは違うんだぞ、とエピソードを交えて「専業師」の姿を示した「承」
第3話は専業師も負けることはある、という当たり前のことをお笑いに包んだエピソードを交えてつづった「転」
第4話は、ごらんの通り、まあはっきりいって具体的なエピソードはあまりないのですが、専業師の「業」のようなものを語りたいと思ったのですね。

一般的にプロというと、普通のプレイヤーからみると、好きなことをずっと続けてお金も儲けていていて「いいなあ」「うらやましいな」と思われがちです。

正直私も、そう思っていました。

しかし、このピワドで何人かの専業の方(彼らはプロという言葉を使わなく「専業」という言葉で表していました)と交流することで、そんなに簡単なことではないんだ、ということに気づかされました。

ピワドには、昔には専業の方も複数来られていて、好奇心もあってゆさみんはいろいろな質問をしたものでした。倉庫として、家とは別に部屋を借りていて、最新機種を裏ルートで手に入れ解析しているとかいったエピソードも教えてもらったことです。
話の中に入れることができなかったのですが、「雑誌とメーカーの関係なんかも汚いモンでね、よく最新機種の解析判明とか書かれているけど、あれはメーカーが雑誌に情報を伝えているんだよ」なんてことも聞きましたね。最初には情報をあえて出さないで、興味が薄れそうになっている頃に小出しに出して、プレイヤーの関心を高めるためにやっていることだ、とか。
狼さんが「リアルな描写」と書いていますが、ここで語られているエピソードは事実に裏打ちされています。エンタメの服を着せてはいるものの、エピソードの裏にはかなりシビアな現実があると思っていただきたいと思います。

専業の方々との交流により、専業とは、むしろ他の職業と同じように、あるいは他の職業以上に、上に立つ人(専業でいえば、収支でしっかりと結果を出している人)は人一倍の努力をしているし、苦悩もいっぱいあるってことを教えられました。

第4話は、そういった専業の方が語られていた言葉を物語として構成しています。

もちろん、映画と同じく、楽しんでもらうエンタメを意識して書いてはいますので読者の方は「面白かった」「つまらなかった」の感想だけで十分ではあります。

ただ、この第4話があってこその「専業師・黎(レイ)」であると思っていただければ嬉しいです。
【528】

専業師・黎(レイ) 第4話(1)  評価

ゆさみん (2014年02月20日 01時28分)

「専業師・黎(レイ)」 第4話(勝利の方程式)

パチンコ店の外観。
今日も行列が出来ている。
いつものホールの開店前の風景である。

「レイさ〜ん」ピンクが声をかける。額にガーゼをあてている。
「よう、ピンクか。どうした、その頭」軽い笑み。
「何言ってるんですかぁ。昨日モモさんにジョッキ投げられて出来たキズですよ〜」
「ありゃ、そんなことあったっけか?」とぼけるレイ。
そこに、
「ちわっス。レイさん」こちらは、ややゲッソリした感じのコーラである。
「昨日の夜、モモさんと酒飲み勝負したせいで、気分悪いッス。モモさん、どんだけ肝臓強いッスか」うっぷと吐きそうになる。
「まあ、伝説のプロは肝臓も常人には考えられもしない強さをもっているらしいな」
コーラ「で、モモさんは今日はどうしたんスカ?」
「今日はスロで稼いだ分でショッピングだそうだ」
「はあ〜」呆れている二人。
「ところで、今日のアテはあるのか、コーラ」
「もちッス。抽選番号次第では何とか・・」とホールを見上げている。
と、いきなりウプっと口を押さえるコーラ。
「コーラさん、やっぱり飲み過ぎですねえ」とピンク。
「・・・・」しばらく口を押さえているコーラ。
「すみません。今日は気分悪いッス。帰ります。レイさん」
「あ、ああ・・」帰る後ろ姿を眺めている二人。
ピンク「ちゃんとおとなしく寝てるんですよぅ」
レイ「・・・・・」

【閉店30分前】
ジャラララ〜。
計数機にコインをたくさん流しているコマ。

「3862枚」のレシートを渡しながら、店長にこやかに
店長「いや〜レイさん、相変わらずスゴいですな」(くそー、今日もいっぱい出しやがって〜※心の声)
こちらもにこやかにレシートをもらいながら
レイ「いや、たまたま運がよかっただけですよ」(ふふんあんたの設定入れる癖はちゃんとわかっているんだよ)
【527】

専業師・黎(レイ) 第4話(2)  評価

ゆさみん (2014年02月20日 01時22分)

換金所で換えた金を懐に入れているところへ、
ピンク「レイさ〜ん」と追っかけピンク登場。
ピンク「今日もスゴイですね、相変わらず・・・ピンポイントで高設定に座るなんて。おれなんて中間設定でもまれてとんとんなのに、うらやましいですぅ〜」
レイ「・・・」(感情のない表情)
ピンク「こりゃあ、明日も会員メールでは出すみたいだし・・・朝イチで抽選に並ばないと・・」
レイ「馬鹿野郎!」
ピンク「はっ?」(きょとんと)
レイ「おまえ何にもわかってねぇな・・・」
帰っていくレイ。後ろをおっかけながら
ピンク「え〜?一体どういうことなんですぅ?レイさーん」


翌日
別のホールにて、まばらな客しかいないパチンコの島で打っているレイ。
足下には6箱積んでいる。
そこへピンクがやってくる。
ピンク「レイさ〜ん」(涙顔)
レイ「(表情を見て)・・・まさか昨日のホールに行ったのか?」
ピンク「そうなんです。今日は全然ダメです。5万負け。くそ〜店に騙されたっ。レイさん、分かってたんですよね。あの店今日はダメだってこと。どうして分かったんですぅ?」
やれやれといった表情。
レイ「自業自得だ。おまえが悪い」
レイ「ずっとおれの立ち回りを見ていて、なぜ悪いかわからんヤツは専業やるなんて無理だ。やめちまえ」(厳しい表情)
ピンク、ショックで「・・・・」

その時肩をポンとたたかれるレイ。
好々爺といった感じの男が立っている。
男「レイ  元気でやってるか?」
レイ「はっ!」
びっくり仰天で、すっくと立って直立不動。
表情が硬直している。気を取り直して・・
レイ「これはこれは平田さん。今日はどうされたんですか?電話して頂ければ、迎えに行きましたのに」
平田「ちょっとレイ君を見に来たんだよ。どうだ、これから一杯どうだ?」(杯をクイっとあける動作)
レイ「も、もちろんです。(緊張して)ごいっしょさせていただきます」
平田「じゃ、換金所で待っているから」(笑顔で背を向けていく)

後ろ姿を見送っているレイに
ピンク「レイさんどうしました?あの変なおっちゃん、だれなんですぅ?」
レイ「オレの・・・師匠の仲間で恩人だ・・・」
ピンク「はあっ?」(きょとんと)
【526】

専業師・黎(レイ) 第4話(3)  評価

ゆさみん (2014年02月20日 01時20分)

居酒屋。
いくつかのつまみを前に、向かい合う平田、レイ、横に二人を横から見る位置にピンク。
レイ「お久しぶりです。お変わりありませんか、平田さん」(酒をつぎながら)
平田「ああ、元気にやっているよ」(お猪口を口にもっていきながら)
ピンク(たまりかねて)「ねえ、レイさん、一体どういうことなんすか説明してくださいよ」
レイ「なんだお前いたのか(笑)」
レイ「この方は私の今は亡くなった師匠とずっとつきあいがあった専業師の平田さんだ」(酒をつぎながら)
平田「いやいや、そんな大したものじゃないよ」(お銚子を口にもっていきながら)
レイ「いえ、常に年平均の稼ぎが1000万を超えて、それが10年間続いてた専業師なんて、そんなにいません。私の師匠もそうでしたが・・・今も師匠と平田さんにはどれだけお世話になっていたことか・・・」
ピンク「ね、年間の稼ぎが1000万オーバーを10年間!?」(唖然とした表情)
レイ「ああ、今は引退っていうか、たま〜にしか稼働をされてないが、日本でも多分5本の指に入るくらいの凄腕のプロだ」(ボー然とするピンク)
平田「(やさしい表情で)ああ、そういやあ、レイはあいつにしょっちゅう怒られていたもんなあ」
レイ「いやはやお恥ずかしい限りです」
ピンク「(信じられないといった顔で)レイさんがしょっちゅう怒られていたって?」
レイ「未熟なんだから当たり前だ・・・そういやお前な。
今日のお前の動きのどこがいけなかったか、この際だから教えてやろう」


レイ「ずばり訊く。ホールで勝つための要素って何だ」
ピンク「もちろん言えます。第一に店選び。第二に高設定をつかむこと。第三に自分の選択眼を信じて台の挙動にまどわされずその台を打ち切ること・・・もちろん機種の基本仕様や設定の期待値を把握しておくこととか・・・・」
レイ「はいはい、わかったわかった。じゃ、お前が今日の台に座った理由が言えるか・・」
ピンク「え〜、昨日も出していたように店はちゃんと高設定を入れているし、今日もイベントやるってメールでにおわせてたし、自分の座ったシマは昨日出ていなかったからかなり高設定を入れる可能性が高かったし・・・」
レイ「バカ。だからお前はダメなんだ」(呆れている)
ピンク「(不服そうに)どこがダメなんですよぅ・・」
レイ「全てだよ」
ピンク「???」
レイ「まず、昨日確かに店は出していた。しかし、今日も高設定を入れるという根拠はどこにある? イベントがガセでないとする根拠はどこにある? 昨日出ていなかったシマに高設定を入れるという根拠はどこにある?」
ピンク「それは・・・・」
レイ「お前の言っているのは、全てお前にとってこうあってほしいという期待による幻想にしかすぎない」
ピンク「・・・・」
レイ「打ち手にとって確かなことは一つしかない。目の前のホールで起こっていることがすべてだ。オレにしてみれば、今日店がイベントやるってだけでそれを信じてのこのこ勝負に出て行く時点で専業師として論外だし、店に騙されたなどと店のせいにしているなんてアウトだ」
ピンク呆然。
【525】

専業師・黎(レイ) 第4話(4)  評価

ゆさみん (2014年02月20日 01時47分)

レイ「まだ、よく分からないか・・例えば、昨日と今日の朝に来ていたメールをじっくり比べて読んでみろ」
ピンク「(携帯を出して読みながら)たいして違いは無いようにみえるけどぅ・・・・・はっ(驚く)」
レイ「分かったか、微妙なニュアンスの違いが・・・今日び店のあからさまなイベントの告知は禁止だからできない。よってホールは常連とかでしか分からないようなニュアンスを通じてイベントを予告している。もちろんホールとしては毎日たくさんの客が来てくれた方が都合が良いから、わざと客が誤解しやすいような文章で客に足を運ばせようとしている。極端に言えば毎日イベントで毎日客が誤解してくれれば言うことはない。ただ、ホールの人間も本当のイベントの時は客にアピールしたいから文面がちょっとだけ変わったりする。なんてこと無い文がちょっとつけ足してあったりな・・・」
ピンク(くやしそうな表情)
レイ「もちろん、こういったメールの文の違いなんて多くの要素の一つにすぎない。たかが、メールの文がいつもと変わっているだけで、今日のイベントがアタリだ、なんていう要素はない。例えば、お前、あのホールの設定を管理している人間がだれか分かっているか? 店長か、支配人か、あるいはグループ全体を管理している設定師か・・・そして、そいつの設定の入れ方の傾向や癖は分かっているか・・・そして、どれくらいの頻度で店はちゃんと設定を入れる日をもうけているか、お前知っているか? また、本イベをやった翌日にどんな設定の入れ方をするか傾向を知っているか? 雑誌なんかによく機械割ってデータがよく出ているが、実際のホールの稼働ではその数値が全然違っていて、お前が今日打った台のホールでの設定1〜6の本当の機械割を知っているか?」
ピンク(打ちのめされている)「わかりません・・・おれ・・おれ・・何にも分かっていませんでしたぁ・・・」
レイ「そういった全ての要素を把握し吟味した上で、オレは稼働している。そして、結果も出している。できるだけ目に見える要素はほとんどない中で、限りなくプラスになる要素を検討して、勝負しているんだ。お前のやっていることはオレに言わせりゃ今日は勝てると良いな、なんて願望が生んだ幻想で打っているだけにすぎない。幅広い視野を持ちつつ冷静に判断する。それが勝利の方程式なんだよ・・」

平田「ふふふ・・・」(なつかしそうに)
レイ「あ、すみません。平田さんをさしおいて、いっちょまえのことを・・」
平田「いやいや、キミがあいつに弟子入りした時のことをふと思い出してなあ」
レイ「ええ、師匠や平田さんがいなかったら、おれはとっくにのたれ死んでいたかもしれません」(思い出すように)

回想コマ
(単純労働作業で、山盛りのガリ※を袋詰めする作業をひたすらやっているレイ)
 ※ガリとは寿司屋などで出される生姜の事
(やけっぱちで、飲み歩いているレイ)
(ホールで負けている中たそがれているレイの傍らで箱を積んでいる師匠)
(「あの人いつも勝っている」と師匠を不思議そうに見つめているレイ)
(「もうちょっと早くできねーのか」仕事場で怒鳴られているレイ)
(酔いつぶれているレイ)
(「お願いです。弟子にしてください。オレ、もうこれしか無いんです」と師匠に泣きながら頭を下げているレイ。師匠の顔は黒塗りで具体的に書かなくてよい)
(「なんでオレの言ったことがわからねえんだ」と師匠に怒られているレイ)
(「お前がこの台に座った根拠をオレにちゃんと言ってみろ」と怒られているレイ)
【524】

専業師・黎(レイ) 第4話(5)  評価

ゆさみん (2014年02月20日 01時39分)

平田「そういや、キミもしょっちゅう怒鳴られていたなあ。お前が打った台に座った根拠はどこにあるって」
レイ「いやはや、お恥ずかしい。師匠の弟子は確か9人いましたが、多分ほめられたことがない弟子って私くらいでした」
ピンク(驚いたように)「レイさんがほめられたことが無いって嘘でしょう?」
レイ「できの悪い弟子でしたからね・・・そして、一番かわいがってもらったのも私でした・・・」(思い出す目つき)
平田(成長した子どもを見守る表情で)「ははは・・じゃ、そろそろワシは帰るわ・・元気そうなレイくんの姿を見て安心したよ」(席を立つ)
レイ「は、お送りいたします」
平田「いいよいいよ。今日はお弟子さんもいることだし、あとは二人で飲みなさい」
ピンク「お弟子さんだって(えへへ)」
レイ「バカ、オレは弟子なんてとった覚えはないぞ」
ワイワイ言っている中・・
平田「ああ、そういやなあ(出口の前で、ついでのように)あいつの弟子の岩井さ。この前連絡があってな、専業止めるそうだ・・」
レイ「岩井さんが(驚いた表情)・・・そうですか」(さみしい表情)
平田「これでお前一人になっちまったな・・・あいつの弟子でいまだに現役って(しみじみと)・・・じゃあ」(背中を見せながら手を振る)
レイとピンク店を出て、その後ろ姿に深々とお辞儀して見送る・・・

レイは平田がまだ専業を続けているレイのことを思って顔を出したことに気づく。ただ、その説明はしないでよし。

店の外
(しみじみと)
レイ「一番怒られてたオレだけがのこっちまったか・・・」
ピンクの方を見て、言う。
「おまえ、昨日コーラがなぜすぐに帰ったか、分かるか?」
ピンク「えっ? だって飲み過ぎて気分悪かったって・・・」
レイ「そうじゃない。ずっと専業を続けていると、俺もたまにあるのさ。毎日毎日、ホールに一日中いてどうしても耐えられなくなる時がな・・」
びっくりしているピンク。
レイ「それは理屈じゃ無い・・・趣味でやっているヤツは、専業者のことを好きなことやって稼いでるなんてうらやましいなんて思うかもしれないが、実際にやっていることは少しでも期待値の高い、あるいは設定のいい台を、台が好きとか嫌いとかは関係無くひたすら打っているだけだ。収支至上主義の専業者ってのは、そういうもんだ。そういうことを毎日毎日ホールでやっていると、どこか体や気持ちが拒否反応をおこすのさ。ホールの看板見上げただけで、吐き気がこみ上げてきたりな・・・」(手をみつめているレイ)
ピンク、専業の厳しさに呆然としている。

しかし・・・・「レイさんっ!」と急に大きな声をだすピンク。
ピンク「レイさん、次の店に行って飲みましょうっ!」
顔を上げると、なぜか明るい表情をしているピンク。
レイ「(きょとん)おまえなんだかうれしそうだな。どうしたんだ」
ピンク「さっき平田さん言ってましたよね。師匠はレイさんだけ褒めなかったって・・・おれ、ほとんどレイさんにほめられたこと無いです。(目が☆になっている)ということはおれってレイさんみたいになれるってことじゃないですか!そうですよね、レイさん」(食いつきそうな満面の笑顔)
レイ「・・・(とまどいながら)ああ、まあそうかもな・・」(苦笑)
ピンク「よ〜し、がんばるぞ〜。ね、レイさん、もう一件行きましょう。次の店はおれが奢りますぅ」
レイ「当たり前だ、さっきの店のおまえとオレの分はオレが全部出したじゃね〜か」
並びながら夜の町に消えていく二人。
レイ「じゃあ、ほめてやるか、たまには」
ピンク「え〜、そりゃないですよぅ〜」

(了)
【523】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年02月15日 17時26分)

■ゆさみんさま

専業師・黎(レイ)

第三話拝読しました。

四話完結ということでしたので、
そろそろ「転」がしてくるとは思っていましたが
ぶはは♪  
モモさんが、まさかのキャラクターで♪

最初、前フリを読んだときは
意味フだったのですが、そういうワケでしたか。

38番台にハマっていたときのレイは
眉間が縦に立っていたんでしょうな♪


ちなみに「悪魔のキューピー」は私のオリジナルではなく
本当にそう、呼ばれていたらしいですから
おきづかいなく。

今回はエンドマークが眼に浮かんで
とてもいい、出来だと思います。

最終回、楽しみにしております

のほ
【522】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月14日 00時21分)

専業師・黎(レイ)の第3話をお届けします。

のほさんが快調に「仁義なき戦い・番外編」を書いているので、私もちょっとだけ早めにアップです♪

・・・っていうか、のほさん。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
(私がなぜ謝るかは、分かる人は分かりますね)

というわけで、次回はいよいよ最終話。

「第4話 さらば専業師・黎(レイ)」

ではなくて・・・

「第4話 勝利の方程式」

であります。
【521】

専業師・黎(レイ) 第3話(1)  評価

ゆさみん (2014年02月14日 00時44分)

「専業師・黎(レイ)」 第3話 伝説のプロ

ホールの前の行列。ざわざわと多くの人が並んでいる。
レイ・コーラ・ピンクもその列に並んでいる。
それぞれの人物を簡単に紹介。(略:レイ・コーラは前話で出ているから簡単に)
ピンクについては・・・
【こいつはオレの追っかけの通称ピンク。ピンク色が好きでいつもピンクの服を着ているからオレがつけた。自分ではオレの弟子だって言っているようだが、オレは弟子は取らない主義で認めていない。しかし、なぜかおれになついてくる迷惑なヤツだ】
コーラ「どひゃ〜、こりゃ異常ッス。おかしいっす。人類の終わりッス」
ピンク「大体300人くらいはいますかねぇ」
レイ「ああ、半端じゃね〜な〜、大したアピールもしていないのにこれだけ集まるってのは、今日が本イベだってみんな分かっているからだろうな」
コーラ「あっちにもこっちにも専業がいっぱいッス。こりゃ、もう、抽選番号が全てッス」

ピンク「もちろん、レイさんはその中でも狙い台をしぼっているんですよねえ」
レイ「まあ、な」(当たり前だろーが)

抽選箱から引くレイ。
憮然とした表情。
ピンク「どうでしたレイさん? オレは64番です」
コーラ「やっぱ気合いっすね、気合い」手にひらひらと番号クジ8番の文字。
コーラ「レイさん、もしかして老化パワー炸裂っすカ?」
だまって出す手には番号クジ197番の文字。
コーラ「相変わらずッス。さすが鍛え方がちがうッス。今日も臨終ッス」
ピンク「でも、レイさんにはモモちゃんがいますよねぇ?」
レイ「今日はエステだとよ。ついでに欲しい服の分も稼いでくるよう頼まれてる」(憮然として)
ピンク・コーラ「・・・・ご愁傷さまでス」(頭を下げて)

ダッシュで店に入る客たち。
その中でゆったりと歩きながら【一応今日のオレの狙い台をいうと】
「北斗の拳・転生の章」台の筺体の絵。必要なら仕様の説明も入れる。
【登場して1年近くになるがいまだに人気の台だ。この店には40台あるが当然狙い台はしぼっている。8番・25番・40番とあとは気になる台がありはするのだが・・】
ぎっしりの客付きの北斗のシマ。
レイ「やはりな。どこも空いていないか・・・うん?」
よく見ると、一台だけぽつんと空席である。
レイが台の前に立つ。番号は38番。
レイ「くっ・・だろうな」
【じつは気になっている台というのが、この38番台だ。オレは設定を入れるとすればこの38番台に入れてくると考えている。しかし・・・この台だけは多くの常連や専業たちからこう呼ばれている】
荒野に君臨するように立つ38番台のイメージ。
【悪魔の38番台】
台から悪魔が出てきて座っているプレーヤーを飲み込もうとするようなイメージ。
【誰も勝っている人を見たことがない。設定が入っていても絶対に出ない。実際に多くの専業もチャレンジしたが、ことごとく玉砕している。この一年で誰が打っても勝てない。そういう台なのだ】
(しかし、高設定の台はたぶんこの台くらいしかない)台に座るレイ。

1時間後。
液晶には1340あべしの文字。
「く、いきなり深いところまでつれていかれたか・・。天波がそこそこあったので800G台では当たりそうだが・・・」
【結局、825G1420あべしで当たり】
【も、単発】
画面、終了画面で128枚の文字
バシュー
レイ「・・・・」
【520】

専業師・黎(レイ) 第3話(2)  評価

ゆさみん (2014年02月14日 00時33分)

ピンク「レイさん、はい」(と、コーヒーを差し入れする)
コーラ「オレもッス」(と、コーラの差し入れ)
レイ(もらいながら)「おい、一体何なんだ」
「オゥ、俺からもな」と、これは第1話に出てきたプロ仲間。

と頭上を見ると・・・ドル箱を置くスペースにコーヒー缶が5本ほど・・
【ちきしょう、まるで10万はまっているみたいじゃねーか】
コーラ「レイさん、まだ、その台打つッスか? 本気ッスか?」(と哀れな目で)
レイ「当たり前だっ!」
コーラ「いや、たぶん無理ッス。(手を顔の前で振りながら)いくらレイさんでも、伝説のプロじゃあるまいし」
ピンク「え、伝説のプロって何ですかぁ?」
レイ「ピンクはまだあまりこの店来たことないから知らないのかしらねえが、このホールじゃ、有名な伝説よ」
「台が入った一年ほど前に一度だけこの台が万枚をたたき出したってな」
「何でも出したヤツってこの辺じゃ全然知らないヤツで、座ってすぐ万枚をだしたとか、なぜか知らないが打っていたヤツはず〜〜っと笑っていたとか、目押しがぜんっぜんうまくなくてスイカやチェリーこぼしまくりだったとか・・・なんだか美しささえ漂わせる目鼻立ちの整った顔だったとか・・・外人だったという話もある。」
(以上、長台詞だが、顔をベタで塗り、口だけ笑っている、ハロウィンのスイカのような感じの人物が、グロテスクに打っている想像図を数カット)

コーラ「そうッス。もう都市伝説レベルッス。訳わかんないッス。」
レイ「そう、それからそのプロは一度もこの店には来ていない。それからその伝説のプロはこう呼ばれるようになった・・・」(もったいぶって)
レイ「悪魔のキューピーってな」
ピンク「あ、悪魔のキューピー??」(ぞくっとするピンク)
レイ「(笑って)まあ、そんな伝説はおいといて、オレはただ高設定の台をひたすら打ち続けるだけだ。現に初当たりは悪かったが挙動としては高設定を示しているしな」
コーラ「レイさん、笑っていられるのも今のうちッス。オレの未来予想によると、レイさん、今日は厄日ッス」
レイ「ほっとけ。ほらほらさっさと自分の台に戻った戻った」(手を振る)

4時間後・・・・
どよ〜んとした空気の中で、台に座ってうなだれているレイ。
むろん、台の上の箱はカラ。
ピンク「レイさん・・・」(かける言葉なくしている)
コーラ「ほ〜ら、言わんこっちゃないッス。悪魔の38番台の本領発揮ッス。今日も玉砕ッス。一体いくら持って行かれたッスか?」
レイ「ジャスト・・・10万だ・・」
コーラ「・・・・はい。これでも飲んで元気出すッス」手に持ってたコーラを差し出すコーラ。
レイ、力なく立って、台を離れる。
ピンク「レイさん、もう止めるんですか?」
レイ「ああ、パチの羽根台でもよさそうなの置いてるから遊んでいるよ」
ピンク(コーラに)「レイさんのあんな姿初めて見ました」
コーラ「まあ、専業もたまには負けることはあるってことさ」
【519】

専業師・黎(レイ) 第3話(3)  評価

ゆさみん (2014年02月14日 01時10分)

放心状態で羽根台を打っているレイ。
「レイ!!」いきなり後ろから目隠しをされる。「わっ」
ビックリして後ろを向くと、レイの妻のモモが派手な服装で満面の笑みで立っている。
モモ「来ちゃった〜へへへ」
レイ「お前今日はエステって言ってたよな」
モモ「うん、今終わったとこ。近くだったから来ちゃった。なんか今日はえらくお客さん多いわね」
レイ「ああ、まあイベントだからな」
モモ「あっそ。じゃ〜勝ったんだ。(にこにこと)もう十分勝ったからパチンコやってんだね」
レイ「(顔をひきつらせて・・)ああ、まあな」
モモ「じゃーちょっとこっちへ来てよ。今、スロット打ってたら当たったのよ。7の目推ししてよ」っと手を引っ張られる。
レイ「分かったよ。どの台だ?ジャグラーか?」
モモ「(にこにこと)この台だよ〜」
台の前で愕然とするレイ。その前には悪魔の38番台がある。画面には「Win」の文字。
レイ「お前・・いったいいくらで当たったんだ?」
モモ「うん?千円」
レイ「せ、千円だと・・・?」(ワナワナと)
モモ「うん、ちょっと回したら賑やかになって敵を倒しちゃった〜。すごいね、イベントだからすぐに当たるのね?(にこにこ)」
レイ「(引きつった顔で)ああ・・・でもこの台、ボーナス終わってゾーン抜けたら止めといたほうがいいぞ」
モモ「どうして?ってゾーンって何?(きょとん)」
苦笑しながら
【まさか、カミさんにおかま掘られるとはな・・しかも、目押しってこの台、ボーナスそろえるのに目押しの必要ないし・・】
レイがレバオンすると、北斗揃いを狙えの画面・・・
周囲の人もギョッとなる。
モモ「へえ〜7じゃ無いんだ。これってレギュラーってこと?あ〜あ、ショック〜」
レイが揃えると、当然のようにオーラの色はレインボー。
レイ「・・・・」
モモ「ねえ、レイ。レギュラーでも、ゾーンってあるの?どう打てばいいの?(にこにこと)」
レイ「ああ・・・まあ普通に打てばいいよ・・」
【518】

専業師・黎(レイ) 第3話(4)  評価

ゆさみん (2014年02月14日 00時07分)

閉店30分前・・・
38番台前をかこんでスゴイ人だかりが出来ている。ざわざわと。がやがやと。
頭上と椅子の後ろにカチ盛りのコインが積んである。
客「おい、万枚は確実にいってるよな」
「ああ、何でも座ってすぐに当たって、一度も負けてないらしい」
「うそだろ、一体勝舞魂いくつくらいもってんだ?」
「最高90個くらいいってたらしいが引きもスゴイらしい。ほとんどが5G以内で継続してるんだと」
「SPバトルもしょっちゅう入っていて、また継続もすごいんだって?」
「今も50個あるじゃね〜か、こいつは確実に閉店までいくな・・」
「しかし、下手くそだよな、何回も押す順番間違えているし子役こぼしているし・・・」
周りのつぶやき聞こえていないようで、るんるんと台に向かっているモモ。
台の最後尾にたって呆然と見ているレイ。ピンク。コーラ。
ピンク「モモさん、すごい・・」

閉店後、居酒屋で料理を前にテーブルを囲んでいるレイ、モモ、ピンク、コーラ。
「かんぱーい」とグラスを合わせる4人。レイだけは浮かない顔。
コーラ「いや、すごいッス。さすがレイさんの奥さんだけ、あるっす。おれ、惚れ直したっす」
ピンク「コーラさんが惚れてどうするんですかぁ。ところでモモさん、何枚出たんですか?」
モモ「へへ〜(にこやかに)」携帯の画面を出す。12042枚の文字。
コーラ「グウの音も出ないっす。おれはバイオで3520枚っす」
ピンク「手堅くジャグラーで2120枚です」
モモ「で、レイはどうだったの?」(にこにこと)
ぎくっとなるレイ。そして、コーラとピンク。
レイ「ああ、まあ、そこそこな」(引きつりながら)
モモ「あやし〜い、さては私より出したな。いったいどれだけ出したんだ。言えっこらっ」(うれしくて悪のりしている)
あわてて繕うコーラ。
コーラ「いや〜それにしても、今日の枚数ってあの38番台の最高枚数ッスね。伝説のプロも形無しッス」
モモ「え〜〜、それは違うよ〜もともとあの台、私に相性いいもん。前に打ったときにはもっと出したことあるよ。13000枚くらい出したもん」
「えっ??」と動きを止める3人。
【517】

専業師・黎(レイ) 第3話(5)  評価

ゆさみん (2014年02月14日 00時06分)

レイ「ええと・・・お前があの台で出したのどれくらい前だ?」
モモ「(思い出すしぐさ)え〜と、1年くらい前かなあ、あの台が入ってすぐだったよ〜。やっぱりエステ終わってから、入ったらあの台しか空いていなくてさ。打ったらすぐに当たったよ。だから、ああ、この台ってバクハツ台なんだ〜〜って思ってたの。そしたら今日もあの台だけ空いていたから・・」
3人、はっとして、いきなりモモをガン見。

3人顔を見合わせて・・・
レイ「この辺じゃ全然知らないヤツだ・・・」
コーラ「座ってすぐ万枚をだした・・・」
ピンク「ず〜っと笑っていた・・・」
レイ「目押しが全然できない・・・」
コーラ「スイカやチェリーこぼしまくり・・・」
ピンク「美しさを漂わせる外人っぽい目鼻立ちの整った顔・・・」

モモ「えっ? 一体どうしたの?」

3人そろって「悪魔のキューピー!!!」

モモ「何なのよ〜、悪魔のキューピーって何?」

3人ぷっとふきだし、げらげら笑う。
レイ「お、お、お・・・お前が悪魔のキューピー」
腹を抱えて笑う。
モモ「だから悪魔のキューピーって何のことなのよ〜?」(意味が分からない)
ピンク「いや、何でもありません」(こちらも笑いを我慢できない)
コーラ「何でも無いッス」

居酒屋の外観。そこから楽しそうな会話がきこえてくる。
モモ「うそつけ〜こら、レイほんとのこと言え」
レイ「いや、おれも分からん」
モモ「言え〜〜」
ピンク「モモさん、ジョッキを投げないでくださいっ!!」
静かに夜は更けてゆく。

(了)
【516】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月11日 23時40分)

天井さん、どうもです。

専業師・黎(レイ)第2話。
楽しんでもらえたようで何よりです。

黎(レイ)のネーミングは一時間くらい悩みましたね。
自分でも気に入っています。

で、名前に会うようにキャラ設定も若干変えましたからね。
以前の主人公設定は、相棒の水谷豊でしたから(笑)

>そろそろモモさんが活躍するのかな?
>楽しみです(* ̄ー ̄)ニヤリ

鋭いなあ。
お楽しみに。次回は第2話の倍くらいの分量にはなります。
【515】

RE:映画について語ろう  評価

天井キラーak (2014年02月11日 23時12分)

ゆさみんさん お部屋の皆さま方
こんばんわ〜


専業師、南国育ちが出てくるかー!
某Y氏とイベ連打ちで打った日の出来事が思い出されますがな。
二人の整理券はあぽーんで、新台は無理無理。
エヴァなんかに設定入れるわけがない。
私は南国一本。そこに先客Y氏(驚愕

二人で一発飛びで狂喜も、単と奇数連…。
懐かしす。


それにしても、主人公の黎(れい)。
ネーミングに苦しんだでしょう。
ガロが好きだから…とか無しですね。(爆)


そろそろモモさんが活躍するのかな?
楽しみです(* ̄ー ̄)ニヤリ


(心の叫び)
テレビじゃなくて、映画館でちゃんとした映画を観たいよぉ。



一言。
真の映画って、なんですか?意味が分からない。
一度見て心に残った映画は真の映画じゃないのかな?
ならば私は心に残る映画が好きですね。
【514】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月11日 23時02分)

狼氏。

なるほど、私が予想していたとおり、狼氏はスロも打っていたのだね。
5号機になってやめていた人、けっこういたもんね。


・・・・ところで、自分の部屋で起こっていることにトピ主としてどう対処されるのか、注視しているぞよ。

自トピだとはいえ、独断と偏見だとはいえ、公開の場にさらされる以上、トピ主の責任が問われる。

「人にはそれぞれ意見の相違というものがあります。言いたいことがあるなら、存分にどうぞ」
などと言って、責任放棄だけはされぬよう・・・

【編集】
今、見てきたがさんはなさんの要望を受け入れてくれたようでまずは何より。

でもさ、人にどうすればいいか訊くより、トピ主なんだから流れを見て自分で判断しなさい。

何でもかんでもトピ主責任にする、とか被害者みたいなことを言わない言わない。
【513】

生頼範義展に行ってきました(1)    評価

ゆさみん (2014年02月11日 23時58分)

感無量である。
2月9日(日)行ってきたのである。
「生頼範義展」に。

http://japan-attractions.jp/wpxxxxx/wp-content/uploads/2013/11/img_noriyoshiohrai2013miyazaki.jpg

生頼範義(おうらいのりよし)

この画家がいかに凄いか。知る人ぞ知るの人であり、特に昔からのSFファンでこの人を知らない人はいないというぐらい有名な人である。

で、私はSF大好きな人であるから、生頼範義氏も当然知っているし、大好きなイラストレーターである。
企画展のホームページにはこう紹介されている。

世界的イラストレーター生頼範義の画業を一望できる初めての企画展。
映画や小説のみならず様々なメディア に作品を50年近くにわたり発表し続けてきた孤高の作家・生頼範義氏の仕事を再評価する動きが高まってきています。
世界的イラストレーター生頼氏の画業を一望できる初めてのこの企画展は、日本の財産として生頼氏の数千点に及ぶ作品から約1,000点(うち原画・下絵 約300点)を選定した最大規模の個展です。
FAXもメールもない時代から実力だけで世界中を相手に作品を描き続けた生頼氏の偉業を回顧すると共に、地方で頑張る若者たちに作品を通して、夢と希望を与える企画展です。


よく分からない人は・・・そうだなあ「ゴジラ」のポスターを描いた人といえば分かるだろうか。平成ゴジラシリーズの全ポスターを描いた人である。
最近では、草剛版の「日本沈没」のポスターを手がけていた。
またコーエイのゲームで、「信長の野望」などのパッケージも手がけていた。
さらにSFファンなら「スターウォーズ 帝国の逆襲」のポスターを描いた人といえば分かるだろうか。これは日本のみならず、世界にも公式ポスターとして認められた。
1970年台から1980年台にかけては、この人の装丁の本が書店に無いというくらいカバー絵を描き続けていた。創刊時から描き続けていた「SFアドベンチャー」の表紙絵。小松左京・平井和正氏の本はほとんどこの人が描いていた。独特の油絵チックな絵はファンも多く、小松左京氏にいたっては、頼み込んで「ゴルディアスの結び目」の原画をもらい受け、書斎に飾っていたという。また、小松左京マガジンで描いた氏の肖像画は氏の葬儀の際に、遺影としてかざられていた。

他にも「ジュラシックパーク」の恐竜の絵とか、ベストセラー「気くばりのすすめ」で著者の鈴木健二氏を点描で表紙に描いたり、頼まれた仕事は断らない人で、とにかくいろいろなジャンルの絵を描いていた。

氏がどれだけ影響を与えていたかというと、展示会場で売っている画集(これは後にプレミアがつくことは必至である)にコメントを寄せた人の名を挙げるだけでわかる。庵野秀明氏、大友克洋氏、細田守氏、原恵一氏、樋口真嗣氏、加藤直之氏、川北紘一氏、寺田克也氏・・・などなど。

http://ohrai.net/comments
【512】

生頼範義展に行ってきました(2)  評価

ゆさみん (2014年02月11日 22時42分)

しかし、生頼範義氏は一切表に出ない人でもあった。資料が送られて、それをもとにひたすら描き続ける日々。
平井和正氏もあれだけ描いておきながら一度も会ったことは無いという。多分これは他の作家にも言えることだろう。
SFイラストレーターの加藤直之氏もイラストレーターの会合には一切出ない人であったと言っている。
ジョージ・ルーカスが「スター・ウォーズ」のポスターの絵を「直接行って頼みたい」と言ったところ「来るなら断ります」と言ったという・・・

描いた絵の数はよくは分からないが多分2000点は下らないという人であるが、今までに出された画集は、たった4冊。(私は全て所有しています)全て絶版でプレミアもついている。「少年マガジン 特別別冊 198X年 イラスト集」にいたっては定価1000円がアマゾンで見たら15倍の値段がついていた。

個展を開いてもそれなりに人も来ると思うし、どこぞのイラストレーターのように版画にして売ればボロい儲けも出来ると思うが、一切していない。

今回が初めてのイラストレーターとしての展示ということである。
ホントにねどれだけ表に出ない人なんだか。


SFやイラストが好きな人なら興奮必至の、展示会であった。
ゴジラのポスターなんか、ある人も言っているが「映画本編より素晴らしい」
迫力、構成の妙。
スターウォーズのコーナー、小松左京のコーナー、平井和正のコーナー(ウルフガイや幻魔大戦など)、SFアドベンチャーのコーナー、映画ポスターのコーナーなどなど300点弱が展示されている。

本や映画好きの人なら、ほとんどの人が見た覚えのある絵であることは間違いない。その原画が惜しげも無く、盛大に展示されている。

いち地方の市でするには勿体ない(失礼)ほどの展示会である。実際、飛行機で遠くからこの展示会まで(雪で飛行機が飛ぶかどうかの心配をしながら)来た人も多いらしい。

わたしは、ため息をおさえながらいろいろな絵に見とれていましたよ。
【511】

生頼範義展に行ってきました(3)   評価

ゆさみん (2014年02月11日 22時42分)

ところで、氏は一度だけ画展を開いたことがある。
1981年のことである。
今から30年以上前のことであるが、SF好きなゆさみんは当然行っている(笑)

入場無料だったか、一画廊の2階でひっそりと展示していたそれは、私が知るイラストの仕事と全然違うものであった。

特に、壁を覆い尽くすような大作の油絵「破壊される人間」には圧倒された。
画廊の人が解説していたが、最初はものすごくきれいな絵だったらしいけれど、それがだんだんと重ね塗りをしているうちに崩れていってどろどろになっていくのだという。迫力のある絵であった。

正直、当時は見ていて気持ちの良い絵ではないと思ったのであるが、戦争に対してすごくこだわりを持った方だというのは分かる。他にも「死んだ鷲」とか、強烈に見る人の頭にこびりつくような絵を描いていたのであった。

これらの作品は、あくまで自分の画家としての絵であり、たぶん、ちまたに出回って売られているようなものではない。発表もしていない。
生活の糧として、イラストレーターをして、家族を養い、また、稼ぎの一部でだれにも見せることの無い絵を描いている。
この最初の画展だって、乗り気では無く、画廊の人の強いお願いを受諾する形で引き受けたという。
「こういう生き方があるのか・・・」
当時の私に強烈なインパクトを与えたのであった。
(これらの氏の画家としての絵は今回展示されていない。氏の強烈な画風を感じさせるのだが勿体ないことである)



さて、話を今回の展示会にもどす。
で、で、で・・・私がなぜ、この日に行ったかというと、前にも書いたSFイラストレーターの加藤直之氏の「ギャラリートーク」を聞くためであったのだ。

これまた、SFファンの人は知っていると思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E7%9B%B4%E4%B9%8B

一時期のSFマガジンの表紙やハードSFのカバー画、栗本薫氏のグインサーガの絵を最初に担当した人でもあるのだ。アニメにもヤマトやマクロスなどに関わっている人である。

この方が、実際に来て生頼氏の絵の前で語るという。
加藤氏のファンでもあり、画集も数冊持っている私としては、これは夢のような話だし、多分この機を逃したら二度とないと思われる。
で、出かけていったのである。
【510】

生頼範義展に行ってきました(4)  評価

ゆさみん (2014年02月11日 22時43分)

これほどめったにない機会であるにもかかわらず、来ていた人は多くて50人くらいか・・・皆さん、あまり価値が分かっていないのねえ。
これは参加した者にとっては嬉しい誤算で、私は加藤氏のすぐ横で氏の話すトークを楽しんで聞いていたのであった。

さて、目の前に自転車ウェアに身を包んだ加藤氏が、絵の前で、

こういった絵を書くのがどれだけ難しいかとか、

生頼氏はカバー絵の描き方を変えた先駆者であるとか、波を上手く画ける人は日本には三人くらいしかいない、それは生頼氏と○○氏と○○氏くらいであるとか、

宇宙は基本くらい色なのに生頼氏は明るい色で描ききっていてこれは普通の画力では描けないのだとか、

信長の野望の背景に描かれている雲の絵を凄いといい、雲を描くときこんなに自在に雲を描けるということは雲をものすごくたくさん見ていないと描けないとか、

シド・ミード氏が日本のヤマトだったかガンダムだったかのデザインを引き受けたことがあってそれは3枚描いて1200万円だったといい、それだけの金出すのだったら生頼氏に頼んだ方がいいじゃないかだとか、

日本沈没で描いた生頼氏の絵を指して(東京タワーが途中で折れ曲がっているところ)これを見た樋口氏が「巨神兵 東京にあらわる」で東京タワーがくずれるシーンの参考にしたのだとか、

生頼氏のあとに「幻魔大戦」のカバー絵を描く機会がまわってきてそれがホントにいやだったとか、たくさんたくさん話されるのであった。

時には、没になったヤマトの絵の前で(「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」で絵を頼まれて描いたが没になっている)「このヤマトのどこがダメなのか」スケッチブックに向かいその場で実際にラフスケッチを描きながら説明されるのであった。

いやあ、楽しい楽しい時間を過ごすことができたなあ。
【509】

生頼範義展に行ってきました(5)  評価

ゆさみん (2014年02月11日 22時43分)

話されていた時間は1時間15分くらいであったか・・私はその後、再び入り口にもどって氏の絵を鑑賞し、ギャラリートークとあわせると何と4時間近くも見ていたのであった。

加藤氏は「生頼氏の絵がもっと見たいなら、良かった〜と宣伝してまわって、まだ数多く残る氏の絵を次の展示会で見ることができるように協力してください」などと言われたのであった・・・
よってこの文章を書いているんだけどね(笑)

ちなみに、その時の様子は加藤氏のツイッターにも書かれています。
興味がある人はどうぞ

https://twitter.com/NaoyukiKatoh

イラストに興味のある人はお金を借りてでも見に行くべきだとか、宿泊費じゃ計り知れないものがありましたとか、いろいろな感想があるようですね。



というわけで、もし、お暇と余裕がありましたら、見に行って下さいな。
もしかすると氏の絵の展示は最初で最後かもしれない。もちろん、そうならないために、加藤直之氏をはじめ皆さんいろいろと運動しているのだけれど。

もしかして、この企画が化けて、日本中のあちこちでこの展示会の動きがおこったら、今、会場で売っている絵はがきセットやポスターなんかはプレミアがつくかもよ♪

http://ohrai.net/about-full-width

今迷っているのは・・・会場で受け付けていた完全受注の「スターウォーズ」の複製原画・・・2枚あって1枚約3万円・・・うう、買おうか・・・もう一回展示会に行って注文しようかってことで・・・(笑)
ゴジラだったら即注文なんだけどなあ・・・

【補足】
氏の描いた「マッドマックス2」の絵が展示されていないのがとても残念だったなあ。
【508】

パチンカーとスロッター。  評価

パチ屋の狼 (2014年02月09日 02時11分)

ゆさみんさん、こんばんは。

私は、4号機の時代にはスロの方を良く打っていました。
その頃は、パチンコの分母が低すぎて(1/350〜1/380くらい)、あまり打つ気になれなかったので。

良く打ったのは、「スーパーブラックジャック」「アントニオ猪木という名のパチスロ機」「旋風の用心棒」「麻雀物語」「お見事!サブちゃん」「主役は銭形」「鬼武者3」。次に「吉宗」「押忍!番長」「黄門ちゃま」ですね。他には世に出た大体の台は打った事がありますが、特に気に入って打ったのは、これくらいです。

ちなみに、万枚以上を出したのは「旋風の用心棒」で1回だけでした。

なお、その頃から出始めた30φのデカコインを使う沖スロは、地元ではほとんど裏物でしたよw

ストック機が出る前の4号機は、まだモーニング仕込みがあって、客が座ってから電源オンする店もありました。

私がパチンコに比重を戻し始めたのは、スロットが5号機になってからですね。

長時間のだらだらプレイに耐えられなくなったのが、一番の理由です。
【507】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月08日 19時02分)

ママさん。
あの話題が出た頃は、ママさんってばテさんと逢○○きしていたんですか!?(笑)
そういや、昔は隣の県同士だし、そういうこともあったんですねえ。ふむふむ。

ティーさん、裏山鹿ねぇ(爆)
じゃ、傷心の私はヤクルトでも飲んで心を落ち着けましょう。

さんはなさん。
というわけで(どういうわけじゃ。笑)アダルト映画の紹介、よろしくお願いいたします。

無類の映画好き者さん、初めまして。
まあ、おっしゃるように映画は人それぞれの好みがあります。
あなたが挙げておられる何回見てもいい映画の良さは良く分かりますよ〜。
でも、途中で見るのを止めた映画については、すーさんと同じで、好きな映画がいっぱいありますねぇ。
映画館でお金を出してから、途中で出るとは想像しにくいので、テレビで見たということなのでしょうかしら?
もし映画館で見たらけっこう感動するかもですよ♪

というわけで、すーさん。
貴重なご意見ありがとうございます。
うーんと、話は変わりますが・・・
仁義なき戦いシリーズは、深作欣二監督とそうでない監督とではだいぶテイストが違いますね。
通してみると深作監督版はホントに際立っていますね。
工藤栄一監督のは別の意味で印象的でしたが。

狼さん。
第2話の感想ありがとうございました。
ところで、狼さんって、スロもやるの?
パチンコだけだと思っていましたが・・
4号機時代はけっこう打ち込んだということかな?
【506】

見るのをやめたくもなる。  評価

パチ屋の狼 (2014年02月07日 19時28分)

こんばんは。

途中で見るのをやめた映画と言うと、最近では、この前放送してた、

「カンフーハッスル」

ですかね。
冒頭のギャング同士の抗争で、わざと逃がした女を踊りながら背後から撃ち、撃たれた女も両手を上げたバンザイの格好で数メートル吹っ飛ぶという、そのふざけぶりに嫌気がして、消しました。

「少林サッカー」は許容出来ましたが、この映画は私には受け入れられなかったです。
最近の中国映画って、「ヘン」(変ではなく)なのが多いですが、この映画はふざける場所を間違えている様な。

「専業師・黎(レイ)」ですが、なかなか面白いですね。リアルな描写が特に。
一時期話題になった、パチプロ集団「梁山泊」も、どこからか最新台を入手して、独自の解析をしていましたね。

高設定の方が出ないというのは、ロデオの台では良くありました。
「ファイヤードリフト」は、設定が高い方が通常時に高確率になりやすいですが、ボーナスでは高確率に突入しにくく、全く連チャンしませんでした。

「旋風の用心棒」も、5と6は通常時に高確率に入りやすく、通常時でもAT「旋風(かぜ)チャンス」に入りやすいが、共に連チャンしにくく(ほぼ3連チャン止まり)、ATに入ってしまえば低設定の方が連チャンしました。

雑誌の実戦でも、ファイヤードリフトの1〜3と4〜6に分かれて打った所、4〜6がボロ負けの全滅で、1〜3が大勝利なんて事もありました(勝ち順は、1>2>3>4>5>6と、設定と逆の結果に)。

4号機の「南国育ち」も、一番連チャンしやすいのは3と4で、6はほぼ3連止まりでした(それでも安定度は抜群)。
【505】

専業師・黎(レイ) 第2話(1)  評価

ゆさみん (2014年02月07日 18時50分)

第2話 ホールでおこっていることがすべて
倉庫らしき部屋にパチスロ台最新機種が数台置いてある。
【オレは黎(レイ)。年収1千万を稼ぐ専業師である】部屋の中にいるレイとコーラ。
【つてを頼ってやっと手に入れた最新機種を友人のコーラに手伝ってもらって、挙動の分析作業をしている】打ってデータをとっているコーラ。パソコンを見つめるレイ。
【専業師はこういう地道な作業をおこたりなくやっているものである】

タイトル『専業師・黎(レイ)』

ざわざわしているホール前の行列に並んでいるレイとコーラ。
【今日、来ているのはT店。新台は高設定は当たり前として、全シマに1〜2台高設定が入る激アツイベントである】
コーラ「この二・三日ほとんど寝てないっしょ。大丈夫ッスか、レイさん?」
レイ「大丈夫だ、台の前に座れば眠気も取れる。それよりせっかく解析した台が打てるといいな」
コーラ「大丈夫です。コーラパワーで気合い入れるっす。あっ抽選始まりましたっすよ」
抽選するレイ。
がっくりくるレイ。そこへコーラが「抽選ダメっす。新台取れない45番ッス。レイさんは?」
うなだれて抽選番号のカードを見せる。189番。
コーラ「かあ〜ご臨終っす。しかし、どうしてそう引き弱なんすか? で、今日は切り札のモモさんはどこっすか?」
レイ「今日は美容院に行っていて来てねーよ・・」
コーラ「こりゃ二人とも新台は無理っすね。俺は設定が入るエヴァで勝負するっす。でもレイさんはエヴァもとれないっすよ・・」

レイ「大丈夫、こんな時のために狙い台はしぼってるさ」
コーラ「えっ?」
レイ「開店だぞ、コーラ」

レイが遅れて向かった先はガランとした「南国育ち」のシマ。「さよなら南国、またきて南国」のおどり(POP)が出ている。
【504】

専業師・黎(レイ) 第2話(2)  評価

ゆさみん (2014年02月07日 18時49分)

(今までこの南国のシマにはイベントでもほとんど設定を入れていない)
(しかし、今日は激アツイベント。この店は次の入れ替えで新台の南国育ち2を導入することが確定している・・)
(店長の傾向から入れ替え前の最後に前の南国にいくらか設定を入れてくるとみた)

「そして、設定を入れるなら、久しく設定を入れてなかったシマをアピールするには、やはりカド台だ。」
そして、カド台に携帯を入れる。

キュインと鳴くレイの台。「2千円で鳴いた。さて、蝶は飛ぶか?」
シャラララと飛ぶ。「よし、ここで南国チャンス偶数連なら設定6の可能性が高まるが、さて・・」
レイ「2連でおわった。設定6の可能性は大とみた」レイの目が光る。隣の台の人物がうらやましそうに見ている。

1時間後、レイの台は半箱積んでいる。隣の台は一箱積んでいる。
3時間後、レイの台は1箱。2台隣の台は半箱に減っている。
2台隣の台の若者、台に毒づく。
隣の若者「くっそう、そこそこ南国チャンスに入っても、通常時にハマってコイン減るばっかしだあ。やってらんねえ」
レイの台をうらやましそうに見ながらドル箱もって台を離れる。
それを表情変えずに見ているレイ。
レイ「・・・・」

エヴァのシマに行くレイ。
レイ「どうだ、エヴァは?」
コーラ「見ての通りっす。下皿モミモミで増えないッス。中間設定っぽいっすね」
レイ「ならば、どうだ?南国の6を打たねーか?」
コーラ「ええっ??」

南国のシマ。
コーラ「ホントにいいんっすか?6でしょ、これ」
レイ「ああ、まちがいない。ちょうどこの台に移ろうと思っていたところだからな」若者が打っていた台を示す。
コーラ「それも6ッスか?」
レイ「違う、たぶんな・・」微笑して答えるレイ。
コーラ「それなら、どうして・・・?」きょとんとしているコーラ。
【503】

専業師・黎(レイ) 第2話(3)  評価

ゆさみん (2014年02月07日 18時54分)

【雑誌に発表されている設定毎の機械割はほとんどがメーカー発表値である。】
レイ「まあ、いいだろ」
訳が分からない表情のコーラ。
【しかし、実際のホールの稼働を見るとこの設定通りに出ていないことがほとんどである】
【もちろん確率のバラツキもあるが、ホールで何ヶ月も稼働している台を設定毎に分類すれば、限りなくメーカー発表値に近づくはずだ】
台移動して、打ち始めるレイ。
【しかし、実際にはそうではない】
【ホールのチェーン店の稼働数十、数百万回回しての機械割を出してみると、設定6がメーカー発表値より低く、設定5の方が設定6の機械割の発表値より高いということも実際にある】
淡々と打ち続けるレイ。
【大型チェーン店などは、メーカー発表値より実際のホールでの挙動を重視した数値をもとに設定を入れている場合が多い】
【オレがパチスロ台最新機種を独自ルートで手に入れ挙動を分析しているのは、ホールのデータにはおよばないにしろ、オレなりの機械割を知りたいからでもある】
キュインとなるレイの台。
【そして、この南国育ち。オレの解析したデータによると設定6の機械割は106%、設定5の機械割は116%となっているのである!!】
【この台は初当たりは重いものの、3回に1回は南国チャンスに入っていた。ART連に恵まれずこれまでコインは増えていないが、設定5の挙動に近い。ならば、この台に賭けてみる】
蝶がシャララ〜と飛ぶ。

3時間後コーラの台コイン2箱、レイ3箱。
6時間後コーラの台コイン4箱、レイ6箱。

ジャラジャラとコインを流すレイ。6525枚の数値。
コーラ「すごいッスね、レイさん」
レイ「やはり予想通り、設定を入れてきたな。だが、設定6の隣に設定5を入れてきたのは嬉しい誤算だった。そっちは何枚だ?」
コーラ「まあまあっす」にやりと笑う。レシートには4035枚。
コーラ「でも、設定6より設定5の方が出るなんて、やはり設定5は爆発するときはすごいッスね」
レイ「そうだな・・」苦笑している。
コーラ「何がおかしいんっスか」
レイ「コーラ【ホールで起こっていることがすべて】だよ」
コーラ「ええ、どういうことっすか、教えてくださいっすよ」
ワイワイガヤガヤ、夜の町に消えるコーラとレイ。


(了)
【502】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月07日 18時57分)

こんばんは。

さて、今から飲み会だ〜〜♪

というわけで、レスはまた後で(笑)

とりあえず「専業師・黎(レイ)」第2話をあげときます。

ありゃあ、こうしてあげてみると前回と比べ分量が少ないなあ・・・
一週間待たせてこれではいけませんね。

次回は、もうちょっと長めのお話を書きますね〜♪

というわけで・・

次回予告

第3話は・・・

「ピンク登場」

ではなくて(笑)

「伝説のプロ」

であります。
【498】

RE:映画について語ろう  評価

無類の映画好き者 (2014年02月06日 21時39分)

好きな映画ばかりではつまらないので^^、

途中で見るのをやめた映画も並べてみますね^^


・星の王子ニューヨークへ行く
・ビバリーヒルズコップ
・バックトゥーザフゥーチャ―PART2/PART3
・7月4日に生まれて
・羊たちの沈黙
・ロッキー5

等かな!?

まだありますが(笑)


映画って、ひとそれぞれ好みが出るので
おもしろいですねーーー!!!!^^
【497】

RE:映画について語ろう  評価

無類の映画好き者 (2014年02月06日 21時31分)

好みの映画はひとそれぞれでしょうね^^

ただ言えるのは「繰り返し見る映画こそ真の映画」であるでしょうね^^

映画館に何度も見に行き、DVDを購入し家でも何度でも見た経験は映画好きなら誰にでもあるはずです
(笑)^^

自分の場合は、

・ウォール街(マイケル・ダグラス主演)初代
・摩天楼はバラ色に(マイケル・J・フォックス主演)
・ツインズ(アーノルド・シュワルツネッガー主演)
・トップガン(トム・クルーズ主演)
・ハスラー2(トム・クルーズ主演)
・酔拳(ジャッキー・チェン主演)
・蛇拳(ジャッキー・チェン主演)
等があります
まだ、ありますが((笑))、ざっと並べてみました

これらは何回見たか分かりません((笑))^^


繰り返しますが「繰り返し見る映画こそ真の映画」です
^^
【496】

RE:映画について語ろう  評価

さんさんはなはな (2014年02月06日 20時35分)

ゆさみん先生。(笑)





本当にすいません。




ありがとうございます。





トピックを汚してしまい

申し訳ございません。



次回は俺のオススメ映画の話しでも


書き込み致します。


え?



いや…………




アダル……………………






 
トリイソ。




【495】

RE:映画について語ろう  評価

Rosa♪ (2014年02月06日 19時40分)

こんばんは^^

☆ゆさみんさん

寒いですね。

そちらは雪は降ってないですか?



>私のお話のマンガ、ママさんは読んでなかったんでしたっけ?
>けっこうピワドのトピ(の一部)でも話題になっていたから、てっきり読んだかと思っていました(笑)



あの本がどれだか見分けが付かなかったんですよ(笑


ああいうのって本屋さんには置いてなくて、コンビニでしか見ないですよね。


スロ雑誌、時々買う時も、コンビニで買ってたんだけど。

ほら、
何かエッチ系の雑誌の傍に位置してません?


女性雑誌とは違うとこに置いてますよね。


エッチなのを立ち読みしてる人って結構いるのよ(笑


スロ雑誌買う時もいつも困ってましたw


取れない!(笑


で、急いで取ってレジ行ってたの^^;


あの本がどれだか分からなくってさぁ、

変なオサーーンが立ち読みしてて、探せなかったの。


本のタイトルを再度確認してから行ったんだけど、もう売り切れでした@@


だから見てないんですよ。




でもね、未だに覚えてるのは、その本の景品の話がピワにアップされてたでしょ?

その頃私はティーダさんと二人っきりでした(爆
【494】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年02月06日 18時36分)

あれれ・・・・
第2話をアップしようとしたら・・・

また、USBを職場に忘れ・・・

ごめんなさい。
明日の深夜か、明後日まで待ってちょうだいっ。
【493】

レス2  評価

ゆさみん (2014年02月06日 18時28分)

狼さん。
どうもです。
ええ・・・・「さんはな先生」の添削文をしっかり復習して、次回は気持ちの良い文を投稿ねがえれば幸いです(笑)
って、笑いに包んでいるけど、さんはなさんが言っているのは「人の部屋に書くときはちいっとばかり配慮せんかいっ」ってことだぞ。
前回の私のコメントも同じこと。
「ゆさみん先生が注意したのに、また同じことしてるじゃないの。
メッ。
さんはな先生の愛のこもった添削文をちゃんと読んで、次はちゃんとかこうね」

で、狼さんが指摘している内容であるが、私も最近はたしかに読まなくなった。それだけパチやスロへの思い入れが少なくなったためだと思う。
基本、最近のパチやスロのマンガは
(1)実践マンガ
(2)実践を想像したマンガ
(3)パチやスロを絡ませた人間ドラマ
(4)その他、ギャグやホール側を主体にした変化球など
のどれかに分類される、と思う。
(1)はもっとも無難なもので、最新機種の情報と実践の悲喜こもごもの共感が得やすい。
(2)は簡単そうで難しい。どうしても、出玉対決とかなってしまったりするからパターンが限られてくる。よって、お色気の場面を登場させたりする。
(3)が私は一番好きだが、これは一番難しいと思う。なかなかパチやスロと人間ドラマの両立は難しいと思う。
「モッちゃん」などは名作だと思う。

さんはなさん。
というわけで、上記に書いたさんはな先生は、そういうことを言いたかったと思うんだよね。
ということで合っていますよね?(笑)
いろいろと気にかけて下さり、ありがとうございます。

TAKERUさん。
これまた、この部屋がちょっとゴタゴタしていた折りに、あなたが書かれていた文章、しっかり読ませていただいております。
今後もどうぞよろしくです。

天井さん。
専業師・黎(レイ)へのコメントありがとうございました。
天井さんは、前に書いたお話を読んでいるので、変更点が良く分かりますよね。
タイトルは、天井さんのアドバイスにのっとってウンウン悩みながら考えました(笑)

>酒池肉林の日々を妄想中です

おおっ諸星あたるが美女にかこまれてウハウハしている画が浮かびますねえ(爆)
【492】

レス1  評価

ゆさみん (2014年02月06日 18時26分)

こんばんわ♪

ママさん。
私のお話のマンガ、ママさんは読んでなかったんでしたっけ?
けっこうピワドのトピ(の一部)でも話題になっていたから、てっきり読んだかと思っていました(笑)
美容については、ワタクシ、今でも吉永小百合氏を目標にして寒中水泳にがんばっておりますよ。でも、なかなか体重は減ってはくれません。

熊楠さん。
誕生祝い、ありがとうございます。
お祝いの歌まで紹介していただき、ありがとうございました。
いいですねえ、拓郎。
隆氏の小説3冊読まれたんですね。早いですね。
機会があれば、その他の作品もどうぞ。未完ながら「死ぬことと見つけたり」もいいですぞ。
感想もありがとです。熊楠さんみたいな、読み手としてのプロに読まれるのは恥ずかしい気もしますが、まあ気軽にこれからもお願いします。

のほさん。
さすが、作家らしい着眼点で読んでいらっしゃる。
>レイが「258番」を勝負台とした根拠、事前分析のディテールがもう少し読みたかった気がします。

これはですねえ。専門的かつ冗漫になってしまうので、カットしております。まあ、プロということで常人にはわかりにくい情報収集力と判断力で選んだ、というくらいでちょうど良いかなと(笑)

>レイがボーナスを引いた瞬間は
>押し目のスローモーションですか?
>その後はレイの両眼のアップ、指先、液晶画面のリピートですね ^^

おお・・映像が目に浮かびますねえ。
その後の場面も映画的表現で想像してらして、さすがですね。

私としては、マンガの絵を頭に入れて書いていますので、
1時間後、3時間後、7時間後のシーンは、3人並んで打っている姿を背後から写す構図を縦に並べて描いているイメージです。
1時間後の画に続き、3時間後では同じ構図で、中央のレイが打っている台の上に積んでいる箱が増えているところを協調する。両隣の台は「・・・」という感じ。
7時間後の画は、さらに増えているレイの箱の強調「ドン」という効果の文字などを入れて、その後ろをすごすご帰って行く若者たち・・という画でしょうか。
まあ、そういうのを想像するってのもいいですねえ。
【491】

RE:映画について語ろう  評価

天井キラーak (2014年02月06日 08時04分)

おはようございます

専業師。


4号機の全盛期に戻ったかのような活気があふれてますね。
あの頃のホールでのヒリつき感は独特のものでした( ̄▽+ ̄)懐かしいなぁ

漫画の原作だけじゃなくて、例えばVシネマにも通用するんじゃなかろうかと思うのは私だけかな。
エロの部分は私に担当させてくださいw


今週末の2話目のアップが楽しみです。(^^



ところで。
スロ漫画やパチ漫画雑誌って、ひところに比べて減ってきてないですか?
気のせい?

ゆさみんさんが「専業師」で原作者となって、雑誌社が巻き返しをはかる。
荒稼ぎしての酒池肉林の日々を妄想中ですw


一度は映画館で見たかったタミネタ好きの天井でした。
【490】

RE:映画について語ろう  評価

TAKERU (2014年02月06日 07時53分)

主様お邪魔しました。(ヘ。ヘ)ペコッ
 
【485】

パチ&スロを扱ったもの。  評価

パチ屋の狼 (2014年02月06日 01時49分)

こんばんは。

ゆさみんさん、そういう過去があったのですね。
私も以前は、魔mンガパチンカー(&ワールド)など、パチやスロの漫画雑誌を買っていたのですが、ある時ものすごくつまらなくなってしまったんです。

その理由が、

「そら、これで追いついた」とか、「これで逆転だ」など、いかにも自分で大当たりやボーナスを出した様な、ご都合主義感が漂うものばかりで、正直つまらないんです。
あと、KSSのオリジナルビデオものは、「とりあえず女を脱がしたり、エロシーン出しとけばいいや」みたいに、ものすごい投げやり感のあるものばかりで、あまりパチンコシーンに力が入って無いと思うんです。

「竹内 力」主演の「パチンコ無宿」では、座った台(CRチキチキドリーム)が、最初から確変状態ですぐ当たったりと、しらける事も。

ちなみに、後に某誌の解析人が、撮影用のインチキロムの作成を依頼されて断ったという話もあります。

ただ、都合良く行かないと映画やドラマでは困るので、インチキロム自体が悪い訳ではありません。
当たりのシーンは、ほとんど仕込みや遠隔ですし。

ただ、「パチンコグラフィティ」(主演:布川 敏和)は、割と面白かったですけどね。

ただ、原作付きの「銀玉マサやん」(主演:ダンカン)「銀玉命!銀次郎」(主演:ジョニー大倉)(共に堂上 まさし原作)、「パチンカー奈美」(パチンカーワールド連載・さいとうプロ)などは、いずれも私から見たら駄作でした。原作の方がはるかに面白かったです。

特に、マサやんで同じ場所に玉を打ち続けて釘を折るのが、原作では一発台の天穴だったのに対して、ドラマではデジタル権利物のツインズで、クルーンに玉を入れて強制的に権利を発生させたり、無限戦士編では、締まっていると思われる台をマサやんが右打ちで攻略して、「締めてある様だが右が甘い。」と言うシーンは、原作は左右対称の一発台なのに、実写ビデオでは右打ち無効の権利物だったので、あまりのいい加減さに腹が立ちました。

また、「パチンカー奈美2」では、なぜか「パチンコ攻略マガジン」の名前が出たり(作品が連載されているパチンカーワールドが、白夜書房の出版なのだが、劇中に出て来る人物が、自称「パチンコ攻略マガジンスタッフ」(←実はウソだったのだが))、対戦した台が完全オリジナルの架空の台だったりと、全く面白くありませんでした。

「ゴト師株式会社」(主演:根津甚八)や、「Zの回路」などは、少しはマシな内容でしたが、それでもあまり面白いとは感じませんでした。

全体的に言うと、

「打っている本人が意図的に当たりを出す様に見える、露骨なわざとらしさ」

が嫌になったのです。

でも、ゆさみんさんのお話は、面白かったですよ。
【484】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年02月02日 20時28分)

■ゆさみん さま

こんばんわ〜♪


専業師・黎(レイ)

さっそく読ませていただきました。
カックいいタイトル&さすがの文章力ですね♪


4話完結ということで、まずは、初回、登場キャラの
位置関係の説明というところ、でしょうか。


2話以降、サスペンスが増してくる、と期待しています。

シナリオ仕立てとなってカットバックも入ってますね。
さて、
個人的には自分、スロットをやらないもんで・・・

>【その中で、ここ一週間の店の台挙動の下調べにより、設定を入れる可能性のある台は251番台と258番台とみた】パソコンの画面を見ているレイ。(前日夜のシーン)


レイが「258番」(←パチ・タイガーマスクのチャンス目♪)を勝負台とした
根拠、事前分析のディテールがもう少し読みたかった気がします。

それと、レイがボーナスを引いた瞬間は
押し目のスローモーションですか?

その後はレイの両眼のアップ、指先、液晶画面のリピートですね ^^
そんで↓
【1時間後】3人ならんで打っている絵。真ん中のレイの台の頭上にかちもりコイン1箱。

(1)レイの両隣りの男を挟んだ真横からのバストアップ、ピントは動揺する男Aの表情

【3時間後】3人ならんで打っている絵。真ん中のレイの台の頭上にかちもりコイン3箱。
(2)(1)からの逆サイド男Bの表情

【7時間後】レイの台の頭上にかちもりコイン6箱。すごすごと帰って行く若者たち。

巡回、もしくはカウンターからさりげなく視線をレイに送る店員の表情

かな? あ、これ、あくまで私の妄想癖ですから、お気になさらずに^^);

初回、未登場のピンクがどういうカセを効かせてくるか、も楽しみにしています。



の ほ
【483】

遅ればせながら・・・・・・  評価

熊楠 (2014年02月02日 10時47分)

ゆさみんさん

おはようございます。

PCの調子が悪く、しばらく電源入れていなかったので
遅くなってしまいましたが

お誕生日おめでとうございます。

で、お祝いの1曲を

今日までそして明日からー吉田拓郎
http://www.youtube.com/watch?v=FouqB-MKz6I

お薦めいただいた隆氏の一夢庵風流記・吉原御免状・かくれさと苦界行
面白く読ませていただきました。

私は読む専門ですが、ゆさみんさんは読むだけではなく、書かれるんですね。
楽しく読ませていただきました。
さすがですねぇ、情景浮かびます。

パチ屋も一昔前は、鉄火場の雰囲気が残っていましたが
最近のパチ屋はその雰囲気を消そう消そうとしているようで
明るくて健全でって感じで何か・・・・・ですよね。

まぁタバコ吸わない私には良い方向ではあるんですが^^;)
【482】

RE:映画について語ろう  評価

Rosa♪ (2014年02月02日 01時06分)

皆さん、こんばんは〜


ゆさみんさんが書いてる
>私は白夜書房のマンガ雑誌「パチスロパニック7」において、原作者として名を連ねたこともある者であります。

この話は事実です^^

私は勘違いして本を見損ねましたが><


その時にギャラというか、お品物が出てたのは覚えてます。





そ・れ・と

>ええ、女性にとって美の追究は何をさしおいても一番目に挙げられますからね、そうですよね、ママさん?


え〜?

困ります〜〜汗


何もしないでお出掛けする私にその話をフラれても・・・汗汗


身だしなみに気をつけますね^^;




出来る範囲で、ですがw笑
【481】

専業師・黎(レイ) スタートにあたって  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時46分)

「専業師・黎(レイ)」について
え〜、このシナリオはマンガ原作を想定して書いております。
え〜、私は白夜書房のマンガ雑誌「パチスロパニック7」において、原作者として名を連ねたこともある者であります。
こらっ、そこの「天○さん」や「マ○さん」笑っちゃいけません。ホントのことですからネ。


たったP6にしても(爆)
でも、コミックスにもなっています(絶版ですが)ほ・・・ホントですよ。

という馬鹿話はさておいて・・
もちろんモデルは知る人ぞ知るの方で、分かる方はおりますでしょうが、一応伏せておきます。分かっても言ってはいけませんよ(笑)
経緯ははしょりますが、その方をモデルにしたお話を、虚実おりまぜて話を2話分作ったところ。何人かの人は面白いといって下さった方もおりました。
それなりに人気はあったかどうかは分かりませんが、今回のほさんの小説などに触発され、よっしゃ〜〜〜っと、ふと思い立ち、続きを書こうと思い立ちました。
全4話となる予定です。

なお初出時とは、タイトルと登場人物の名前、人物設定を一部変えてあります。
また「専業師」なる言葉は、ゆさみんの造語です。けっこうカッコイイでしょ(笑)
のほさんもそうかもしれませんが、ある方が残した膨大な資料(教え)をもとにお話として構成するのはなかなか難しいですが、それなりに楽しい作業です。

人気が無ければ止めますが、多少なりとも喜んで下さり、感想でもいただければ、2月のそれぞれの週末に1話ずつ紹介したいと考えております。

なお、そういうわけなので、1話と2話はまだイベントが規制されていなかったころのお話となります。機種も古いし、今とは状況が変わっていますがご了承ください。

では、第一話スタートです。
【480】

専業師・黎(レイ) 沿革  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時43分)

『専業師・黎(レイ)』 (全4話予定)
【ストーリーの沿革】
年収が1000万円を越える稼ぎをあげる『専業師』レイ。
このレイの知識と立ち回りを軸にエピソードを交えておくる物語である。

【登場人物】

・専業師・黎(レイ)
 独自の理論と立ち回りで、年収1000万を超えるパチプロ・およびスロプロ。
 将来の見えない単純労働に見切りをつけ、今は亡き師匠の門をたたいて弟子入りした。 妻と二人暮らし。

・モモ子
 黎の妻。黎に理解を示し、稼働に関しては全幅の信頼をおいている。
 あまり稼働しないが、たまに打つときはレイ以上に驚異的な引きを見せる。
 レイに頼まれて、いっしょに入場抽選をするときは、いつもレイより良い番号を引き当てるゴッドハンドの持ち主である。

・コーラ
 大学卒業後、職にありつけず、専業者となった。
 脳天気を絵に描いたような男であるが、引きはなかなかのものである。
 コーラが大好きで、水代わりにコーラを飲む。よって通称コーラである。

・ピンク
 レイの追っかけ弟子。レイは認定していないがレイを崇拝して追いかけて来ている。いつもピンクの服を着用していることからピンクである。
【479】

専業師・黎(レイ)第一話 (1)  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時41分)

第1話 専業師レイ登場
※註 この話はまだイベントが禁止されていなかったころの話です。
【世の中には多くのスロッターやパチンカーがいる】(スロットのシマで台を打つプレイヤーたち)
【その中の一部に、プロと称する人が存在する】(パチンコのシマで台を打つプレイヤーたち)
【しかし、一口に言ってもプロにはさまざまな形態がある】(カウンターで少量のコインを流す絵)
【自称スロプロで、毎日の生活費を稼ぐのがせいいっぱいという生活を強いられる者もいれば】(250枚のレシートをながめため息をつくプロ)
【そこらのサラリーマンの年収をはるかに上回る専業者もいる】(コインを山積みにした台を淡々と打つプロ)
【その中でも、年収が1000万円を越える稼ぎをあげている者がいる】(カウンターで大量のコインを交換しているレイ)

【それを、ひとは『専業師』とよぶ】(レイの顔のアップ)


タイトル『専業師・黎(レイ)』
【478】

専業師・黎(レイ)第一話 (2)  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時40分)

【オレは黎(レイ)】(パソコンの前でメールを眺めているレイ)
画面には「明日はスロットの劇熱イベントを開催!!
朝一出目が777で揃っている台は、熱い!!朝一777揃い台は何と75%以上で設定6!!!
しかも朝一777揃い台は全機種に投入!!!
もちろん朝一777揃い台以外にも全機種に最高設定を最低1台は投入!!!
これだけではありません。クレオフ台を複数台投入しています。もし、クレオフしたら設定5以上確定!!!」)
【スロットとパチンコの年収だけで年1000万を超える専業者である】(パソコンのキーボードを打つレイ)
「前日の下見、ホールの設定師のクセ、設置台数から狙い台の絞り込みから設定を入れている台は・・」(目頭を揉みながらつぶやくレイ。「うむ、明日はこの台で勝負だな」)

「整理券30番以内であれば勝負になるが・・」つぶやきながら町中を歩くレイ
ギョッとびっくりするレイ。
尋常では無いホールに並んだ行列の人人人。「何だよ、これは!!」「これは30番以内なんて無理か・・」ため息をつくレイ。
「ちわッス!」と大声で呼びかけられ肩をたたかれるレイ
振り返る先にはコーラを片手に脳天気な表情のコーラ。【この怪男児は通称コーラ。大学卒業後、職にありつけず、専業者となった。脳天気を絵に描いたような男であるが、腕はなかなかのものである。コーラが大好きで、水代わりにコーラを飲むので通称コーラである。ハイテンションにはついていけないところもあるが、なぜかオレと行動をともにすることが多い】
コーラ「レイさん、どうしたんすか? 元気ないッスね 急速に老化が進んでんッスか?」
レイ「人が多すぎて困っただけだ。老化は関係ね〜よ・・」
コーラ「人が多い? そうッスか? こんなのどうって事ないッス 気合ッスよ 気合!!」
レイ「気合ってお前なあ」うんざりした顔で(どうして、コイツこんな楽天的になれるんだ・・)
コーラ「コーラ飲んで、炭酸パワーで、前へ前へッス」
レイ(疲れた表情で)「はいはい」

暗い顔で抽選の箱から引くレイ。
カードの番号は「323番」
表情が曇るレイ。
その番号を後ろから見ているコーラ。
「マジっすか? さすが老化パワーっす ご臨終ッス お疲れッス 俺9番ッス 楽勝ッス」
「どんな引きしてんだろうこいつ・・」とあきれるレイ。

「ふふん!!」にやりとするレイ。
「でも、オレにはまだ切り札があるのさ」とニヤリ。
「やきぶた?ッスか?」とコーラ。
「やきぶたじゃねえよ。き・り・ふ・だ、切り札」(どんな耳したんだ、こいつ)
【477】

専業師・黎(レイ)第一話 (3)  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時39分)

そのとき「レイ〜!」と抽選用紙をもった手を振りながら、笑顔で近づいてくる美人の女性。
「抽選してきたよ〜!」

「レイさんの奥さんのモモちゃんじゃないッスか」とコーラ。
【そう、切り札は俺のカミさんだ。オレが頭が上がらない唯一の人である。またの名をゴッドハンド・モモ。あまり一緒に打つことは無いのだが、打つときは専業師のオレをさしおいて、時に驚異的な引きをみせることもある】

レイ「どうだった?」
モモ「う〜ん微妙」
レイ「微妙?どんな番号だ?」
抽選番号には「6番」の文字。
唖然とする二人・・。
モモ「2、3番くらいを狙ってたんだけどなぁ〜 今日は調子が悪かったみたい」
コーラ「そ、そうっすか」
モモ「じゃあ、仕事があるから帰るね。バイバーイ」
その姿を見送りながら、コーラ「俺も今度は彼女に抽選引いてもらうッス」
レイ「それがいいかもな・・」
モモ、振り返って手を振りながら、「あ、そうだ、約束した通りバック買ってもらうからね〜♪」
レイ「あ、ああ・・・」
コーラ「やっぱ 俺は自分で抽選引くッス」
レイ「それがいいかもな」

レイ「ところでコーラ、お前は何狙うんだ?・・」
コーラ「決まっているっしょ、バイオっすよ。今時バイオに高設定を入れる店ってここくらいしかないっしょ。たぶんこれが、バイオの高設定を打つ最後のチャンスっす。」
レイ「なるほど、バイオは撤去が近い機種といえるから、確かにこれから設定は入りにくいからな。しかし、いくらこの店の激熱イベントといえども、そんなに設定は入れてこないはずだ。たぶん5台に1台くらいだ・・それも、当然分かってるな?」
コーラ「当たり前っしょ。男は度胸と気合いッス。ところでレイさんは何狙うんッスカ?」
レイ「ああ、オレも似たような台だけどな・・」
【476】

専業師・黎(レイ) 第一話 (4)  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時50分)

【さて、オレが今日狙いとしている機種は何かというと・・・】
【忍魂】筺体の絵。(ここで必要なら忍魂の機種解説を入れる)
【オレの予想では、全機種イベントと店のこれまでの設定の入れ方から本日高設定を入れてくると思われるのは設置台数10台中2台】メモ帳を眺めるレイ。
【その中で、ここ一週間の店の台挙動の下調べにより、設定を入れる可能性のある台は251番台と258番台とみた】パソコンの画面を見ているレイ。(前日夜のシーン)
【しかも、抽選番号2番を引いた人物は、いつも忍魂を打ち続けているセミプロなので当然忍魂狙いとみるのが妥当・・】レイの前の列に並んでいる人の列。
【となれば、たぶんヤツもこの2台のどちらかを打つであろう。そして、ここ数日でへこんでいた251番台を打つ可能性が高い】考えているレイ。
【ということは、258番台のピンポイントで勝負!】目をぎらりと光らすレイ。

コーラ「何ブツブツ言っているんすか。開店っすよレイさん。台取りで90%勝負が決まるッスよ」
レイ「言われなくても、分かってる」

ホールのドアが開き、なだれ込むレイやコーラたち。
忍魂のシマにたどり着くレイ。251番台(7揃い台)に座る抽選番号2番の男。
コーラも向かいのバイオのシマで狙い台を確保。
レイ(ちっ、やはり251番台は取られたか)
レイ(ならば258番台は予想通り!)
台を確保しようとして、ギョッとなるレイ。
目の前の258番台の両隣の257番台と259番台の2台が7揃い台となっている。
(狙い台は7揃いじゃない・・・7揃いは高設定の可能性が激高・・いやいや、この店の設定を入れる傾向から昨日一晩考えて狙いをしぼったんだ。自分の読みを信じるか・・)
(くうっどれを打ったらいいんだ?)
(よしっ自分の読みを信じる!!)←シマにたどり着いて、台を決めるまで思考時間約3秒
258番台を確保しようとするレイ。

【そのとき事件は起こった!!】

ドンッ、突き飛ばされるレイ。

若者A「おっさん 邪魔ーーー」
若者B「何、つったんでんだよ、バカ」

それを向かいのシマでみていたコーラ、真顔になり「おい、コラッ お前誰に・・・」

目でギロリと合図を送るレイ(やめとけっ)
表情を見てコーラ(わかりました・・)
【475】

専業師・黎(レイ)第一話 (5)  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時35分)

立ち上がって黙って258番台に携帯を置くレイ。

【専業師にとって店での揉め事は絶対に起こしてはならないことだ。揉め事を起こすと、下手をすると出入り禁止になる。基本的にホールに利益をもたらさない専業師はホールにとっては来てほしくない相手であるからだ。しかし、良質のホールなら、一般客と同じくホールのルールを守っている者に対しては出入り禁止にはなかなか出来ない】ホールでもめている客の絵。
【よって、専業者も長くホールに出入りできるために、あえて抜きすぎる勝ち方はしないなど、気を遣っている】ひっそりとふつうの人を装って打っているプロの絵。
【そのようなホールでは、たとえ非が相手にあるにせよ、目立ってはならない。「お客様の迷惑になりますので今後オレどもの店には立ち入らないでください」両者ともこう言われて出入り禁止ということも当然ありうる・・】黙々と打つレイ。

聞こえよがしにしゃべる若者。
若者A「こいつバカだろ? 7揃い台の意味知らねぇーんだよ。俺より先にシマに来てんのに」
若者B「マジで? うわー 知らないってこっわ〜 ご臨終様〜」

レイ「・・・」

ざわつく店内・・・
「あいつらか、レイさんを突き飛ばしたのは・・」コーラの周りにいる、強面の常連達が、若い2人組を睨んでいる。
若者らも「な、なんなんだよ?」雰囲気を察知し、ややビビッている。

レイ(いかん)
常連達の間に入っていく。
【自分たちのシマを荒らすヨソ者に対する常連の結束は高い。どんな手を使ってでも排除しようとする。しかし、オレはレイ】
レイ「ここはオレに任せてくれ」
常連「いいんですか、レイさん」
レイ「こんな事ぐらいでイチイチ揉めてては、専業はやっていけないよ」笑。
レイ「ここはホールだ。スロットできっちり借りを返してやるよ」鋭い視線で常連に向かって話すレイ。
ふっと笑う常連たち。「わかったよ。じゃ、きっちり返してくれな」
去っていく常連たち。

若者A「何なんだよ、いったい・・・。」
若者B「まあいいからさっさと打とうぜ」

レイ【ここはオレのホームグラウンドで、オレは専業師レイ】打ち始めるレイ。
レイ【「知らないって怖い?」その言葉、そっくりそのまま返してやるぜ】静かな闘志を燃やすレイ。

まもなくボーナス確定する若者A「おうっ、さすが高設定当たりが軽いや」
若者B「こっちも負けらんねえな。もっともこいつには負けんけどね」聞こえよがしにレイに悪態をつく。
若者B「おっと、こっちもボーナス確定だぜ。」黙って打っているレイ。
【474】

専業師・黎(レイ)第一話 (6)  評価

ゆさみん (2014年02月01日 23時58分)

ボーナスがまだ来ないレイ。
しかし黙々と打っている。
若者A「ちくしょう、ボーナスはついてきても月光の刻にはいりやがらねえ。どうなってんだ」
若者B「ホントに高設定なのかよ」ガンガンと台をたたき始める。

見かねてレイが「台をたたくのはよした方がいいぜ」
若者B「あ〜ん?こっちの勝手だろうがぁ〜」
レイ「いや、ここは店員がすぐ注意に来るぞ」
若者A「なに?しらねーよ、そんなの」
さらにガンガンとたたく若者たち。
店長が飛んでくる。
店長「お客様、周りのお客様にご迷惑がかかりますので、台を叩くのはご遠慮ください」
若者B「あぁー 何?」
店長「聞こえませんでしたか?」さっきとは打って変わって怖い顔で睨みつける。
若者たち「・・・・・わかった、わかったよ」

600Gを超えてボーナスが来ないレイ。
レイ(それにしてもボーナスが重い。小役の確率から高設定とは思うが・・もしかして読みは外れたか?・・)唇をかむレイ。

と、760Gでレイの台にボーナス確定画面。7をそろえるとコインがカタカタと落ち始める。クレジット・オフである
「クレ・オフ??」ぎょっとする若者たち。

店長が頭上に【設定5・6確定】札をさし「おめでとうございます。さすがですね」
レイ「いやいや、たまたまだよ。まぐれです、まぐれ」
(あなたの設定の入れ方はちゃんと分かっているよ)内心ほくそえみながら、笑顔で応じるレイ。
台の画面にはよしぱすのぞろ目が出ている。
※ゾロ目ぱす=設定5以上が確定

【1時間後】3人ならんで打っている絵。真ん中のレイの台の頭上にかちもりコイン1箱。
【3時間後】3人ならんで打っている絵。真ん中のレイの台の頭上にかちもりコイン3箱。
【7時間後】レイの台の頭上にかちもりコイン6箱。すごすごと帰って行く若者たち。

ザラザラとコインを精算機に流すレイ。
コーラ「レイさん、どうだったっすか?」
レイ「約7000枚ってとこか・・・コーラはどうだった?」
コーラ「ばっちりッスよ。設定6確定」笑顔で7000枚のレシートを示す。

コーラ「ところであいつらは?」
レイ「二人あわせてマイナス15万くらいでお引き取りってとこかね」
コーラ「レイさんと勝負するなんて馬鹿な奴らッスね。さて、今日はいやな奴らをギャフンといわせたから、これから祝杯でもあげるッスか?」
レイ「そうだな・・」
と、後ろからあげた手のレシートが抜き取られる。
レイ「え?」抜き取ったのはレイの妻モモである。
モモ「やったー、ちょうど良かった。(にこにこと)これくらいなら○○(適当にメーカー名を入れてください)のバッグが買えるわ。約束守ってくれて、ありがとネ、レイ」
肩をドンとたたいて、向こうに行ってしまう桃子。

レイ「お、おいおい、ちょっちょっとまて・・」あわてて引き留めるレイを無視して鼻歌を口ずさみながら、にこやかに離れていく桃子。

コーラ「祝杯は今度にしますッスね・・」呆然。
レイ「ああ、そうしてくれ・・」半泣きになっている。

(了)
【473】

レス  評価

ゆさみん (2014年02月02日 00時01分)

こんばんは。

モトマシマチさん、どうもです。
誕生日お祝いソング、モトマシマチさんの「私だけの十字架」を聴かせていただきました。
なかなかイイ声ですねえ。
その声で、さぞ多くの女性を泣かせ・・・いやいや虜にしてきたことでしょうね。
永井一郎氏の死去のニュース。ピワドでも話題になっていますね。
コロンボの小池朝雄氏、銭形警部の納谷悟朗氏の後みたいに、それほど不自然じゃない方が選ばれるといいのですがね。
まあ、後に託された方は大変でしょうが。
まさか、山寺宏一氏とか・・・

のほさん、どうもです。
トシのこと、いやはや、気づいてらして何よりです(笑)
というわけで、私は30代ということで今後もよろしくお願いします。
「仁義なき戦い・番外編」
やっと映画と重なってきましたね。
これからの展開がさらに楽しくなってまいりました。
ところで、今、のほさんに触発されて、私も「とある物語」を執筆中です。
第一話をお披露目しておりますので、よかったら、感想でも聞かせていただけるとありがたく思います。

Piroさん。
飽くなき美の追究の貪欲さときましたか。
ええ、女性にとって美の追究は何をさしおいても一番目に挙げられますからね、そうですよね、ママさん?
ところで、私にマンションを買っていただけるとか・・・
逢い引きの場所まで用意していただけるとはス・テ・キ♪
Piroさんの愛情、確かに受け取りましたわよ。
で、入居はいつ頃なのでしょうか?
ま、ま、まさか、遊びじゃないですわよね?

にゃんごくすだちさん。いらっしゃいませ〜〜。
じ・つ・は・・・T2をコメントしたのは、にゃんごくさんが話題にしていたからですよ(笑)
ふふふ。
今回は、あえてストーリーには触れませんでしたが、本当に良くできたお話ですね。
あれだけのアクション映画で、ラストに感動がある作品というのは他に類を見ないですよね。たいていは敵をやっつけて、めでたしめでたし、ですからね。
あのラストシーンはアクション映画史上に残る涙の名シーンだと思います。
また、いらしてくださいね〜♪

狼さん。
誕生日お祝いありがとうございます。
ジム・キャリー氏は、私としては「マスク」の印象(成功)が強烈だったため、真面目な役をやってももう一つマスクのイメージと重ねてしまう感じがしてしまいます。
「ライアー・ライアー」「ケーブル・ガイ」とかはまだ許容範囲かなあ・・・
こういう、一作目が強烈だった人は、それをきっかけとしてグーンとのびるか、イメージを引きずりすぎて受け入れられないかで大きくその後の運命が分かれるかと思います。
ちなみに、つれあいは「フェイス・オフ」のニコラス・ケイジの印象があまりにも強すぎ、いくら彼が正義の役をやろうと「この人、にあわな〜い」と一蹴いたします。つれあいにとって彼はずっと悪役商会の一員になっています(笑)
【472】

誕生日。  評価

パチ屋の狼 (2014年01月29日 15時03分)

こんにちは。

いやはや、皆さん話題にしていらっしゃるのに、私だけ抜けてしまって、申し訳無い。

遅らばせながら、ゆさみんさん、誕生日おめでとうございます。

誕生日と言うと、「ライアー・ライアー」と言う映画を思い出します。
「マスク」の「ジム=キャリー」が主演するコメディ映画です。

あらすじ
「フレッチャー=リード」は、自他共に認める一流の弁護士。
どんなに無理な依頼でも、彼は得意の“嘘”で無罪を勝ち取ってしまう。
そのいかなる時も嘘をついて切り抜ける姿勢は私生活でも変わらず、そんな彼に妻のオードリーは愛想を尽かして、息子のマックスを連れて出て行ってしまう。
それでも彼は嘘をつくことをやめず、マックスの誕生日パーティをすっぽかし、またも適当な嘘でごまかすのだった。
その夜、傷ついたマックスは、「パパが一日だけでも嘘をつきませんように」と神に願う。
すると、フレッチャーは絶対に嘘をつけないようになってしまった。そして順調だった彼の人生は一変する。


あとは、誕生日関係と言うと、「リング0 バースデイ」というのもありますが、これはやめておきましょうw
【471】

RE:映画について語ろう  評価

にゃんごくすだち (2014年01月29日 00時30分)

ゆさみんさん、皆さん♪

初めまして、にゃんごくすだちと申します

唄部屋のママさんからの情報でこちらにお邪魔させて頂きました、よろしくお願いいたしますm(._.)m


何故かというと…
映画は全般に好きですが、T2は私のThe best movie in my life!だからです


今回は、まぁ、取り敢えずご挨拶ということで控えめにしておきますがT2の考察、鋭いです!コメントすごい!!(≧∇≦)


T2は…
何といってもやはりT1があってのT2です


ラストシーンは…

何度観ても泣きます、マジで感動作です!!T^T


先ずはそれだけお伝えし…

またお邪魔します、取り急ぎです

今後ともよろしくお願いいたします(^o^)/
【469】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年01月28日 17時21分)

■主・ゆさみんさま

せっかく返レスいただきましたので。
再度、お邪魔しました。

>楽しみに読ませてもらってますので、ファンレターを出しに行こうと思っていました。

ぶっ、あんなトピに? それは光栄♪

>ワタクシの年齢、シャレだって当然分かっていますよね?(汗)

最初にトピの看板読んだトキは30代、女性と思い込んでましたよw
そのうち、リアルが推測できましたが、いや、レスがお若い♪
あたしなんか「一枚の半纏」どころか「赤いちゃんちゃんこ」着る齢ですから

>そのうち「仁義なき戦い」最初の4作だけは語りますね〜〜♪

ぬ?  そりゃROMだけじゃすまんわいの。
じゃぎ、そんときゃ、カチコむわい。

気長にお待ちしておりま〜す♪
【468】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2014年01月28日 15時35分)

ゆさみんさん、遅ればせながらお誕生日おめでとうございます。

 20代で「私だけの十字架」を歌うのかとビックリしておりましたが、そういうことでしたか。(笑)

 あらためて、誕生祝いとして私から「私だけの十字架」歌わせてもらいます。念の為、ボリュームは最小にしておいて下さい。


追伸

永井一郎さんの急死のニュースには驚きましたが、代わりは似たような声の方が担当されるのでしょうね?

土曜10時の情報7daysも寂しくなりますわ。
【467】

永井一郎さん、安らかに・・  評価

ゆさみん (2014年01月27日 22時44分)

永井一郎氏が急逝されたニュースにびっくりいたしました。

以前、宮崎駿監督の「未来少年コナン」でも紹介した
エピソードなど、声優としてはプロ魂を一番感じていた人だけに残念でなりません。

あるプロフィールの項目に1番目「サザエさん」の波平役が、そして2番目に「未来少年コナン」のダイス役が出てて、ちょっとだけうれしくなってしまいました。

多分、彼にとってダイス役は数ある声優の仕事の中で重要なポジションを占める役だったろうと思います。

冥福をお祈りします。
【466】

ターミネーター2  評価

ゆさみん (2014年01月27日 23時18分)

ターミネーター2(1991年)
監督 ジェームズ・キャメロン
主演 アーノルド・シュワルツェネッガー

言わずと知れた作品なのでストーリーは省略する。
T2のことを私は「マッドマックス2」と似ていると思う。
(1)どこかというと、両方とも1は低予算映画で2は1作目のヒットを受けて高額の予算を投じて制作されている。
(2)1作目は監督の実質上のメジャーデビュー作であり、この2の成功によってさらに注目を浴びた。
(3)1作目は低予算なので、それゆえに演出における腕の見せ所となるが、今見ても、低予算映画にもかかわらず興奮させてくれる映画である。
(4)両作とも1ではカーチェイスの演出が光っていて、うまいなあと思う。
(5)1作目と主人公の役割がかなり違う。マッドマックスは1は警察官で2はアウトロー、ターミネーターは1は悪役で2は少年を守る善玉である。
(6)もちろん2の方が人気は高いが1作目を推す人もかなり多くいる。・・・・などなど。

ともかく、度肝を抜かれた作品であることに間違いはない。
ほんとにねえ、20年以上前の作品ながら、全然色褪せていない。



この作品、いろんな意味ですごいけれど、ここではストーリーではなく敵役で液体金属のターミネーターの映像について述べてみる。

キャメロンのすごいところは、一つのアイデアで行くと決めたら、とことんやれるところはぜ〜んぶやっちまう、究極まで行ってしまうというところだと思う。
ここでは敵役の変形できるターミネーターのアイデア。
いろいろなものに変身できるというアイデアは、SFとしてはサイボーグ009あたりでも出ているように、それほど真新しいものではない。
しかし、この作品では不死身の流体状の金属ターミネーターがあらゆる形で攻撃し、しつこく少年コナーを追い詰める。

ざっと思い出すアイデアだけでも、以下のようなものがあげられる。

(1)撃たれてもすぐに修復する。熱にも強い。
(2)いろいろな人物に姿を変えてコナーを追い詰めていく。
(3)流体金属ならではの殺し方がエグいが、まあよく考えたもんだ。
(4)手がナイフになったりエレベーターの間に入りこんで変形しフックして開いたりする。
(5)自動車から振り落とされないようにカギ形に変形して、はたまた車をはい上がってくる。
(6)ガラスを頭で割って、そこから流体状に変形しヘリに入りこみ、入ったところで人物の姿になる。
(7)壁に投げ飛ばされても、裏と正面が反転してさらに攻撃をしかけてくる。
(8)敵の攻撃を受けても、グニャグニャになって受け止めて、簡単に攻守逆転できる。
バラバラになっても、元通りになる。
(9)液体窒素でダメージを受けてから、再び修復したあとにはダメージが残っている。(完全版には手すりを握った時に、手すりに体が同化してしまい、手すりから離れても手に手すりの模様が写ってしまっている演出がある)
(10)上記の(9)でダメージを与えることが出来る、ということが観客に分かり、ラストの完全なる消滅につながっていく。


もうねえ、液体金属としてのアイデアをこれでもかというだけ披露している。

よって、T2の後には、液体金属のロボットが襲ってくる作品なんてものは出てきていません(多分)
だって、このT2でぜ〜んぶやっちゃっているんだもん。
他にアイデアってある?
だから、液体金属のロボットを扱うとしたら、絶対T2でやったことの亜流になっちゃいますもの。

ね?
キャメロンのすごいところは、アイデアを出し、それをもっとも効果的な演出で、観客に披露してくれることが出来るってことでもあるのだ。


これは、アビスでもアバターでも言えることなんだけれどね。
【465】

ピワの世界にいるということ  評価

ゆさみん (2014年01月27日 22時29分)

いきなりだが、私はピワにいる期間はかなり長い。
以前は、トピ主もこれが初めてではないし、しょっちゅうたくさんのゲストと交流していた。
毎日、ある時間になるとPCに向かい、他の人のコメントを見て、自分も稼働報告を報告し、また他愛もないやりとりを楽しんでいた。
あるきっかけからオフ会にも参加し、これまた多くの方と知り合いにもなった。
リアルの人が、文章そのものの印象の人物であったり、文章からはコワモテ的なアニキ分みたいな人が、実は礼儀をわきまえている好青年であったりして、これはこれで楽しい交流であった。その中には現在ピワドにはいない人もいるが、トピ主として活躍中の人もけっこういる。まあ、新しいキャラになっているのでROMしているだけのものも多いけれど。

さて、現在私は週に1回かそこらしか書き込みはせず、他トピなどもたま〜に眺めている程度だ。

かつて書き込みに夢中だった頃は自分の関係するトピが全てであった。
まだピワに来て間もない人が、いろんな部屋に顔を出し、いろんな人から声をかけてもらっている様子を見ると「今、楽しくて楽しくてたまらないんだろうなぁ」とほほえましい気もしてくる。

まあ、知り合いにはピワで出会った人どうしが結婚までしてしまったということもあるわけなので、リアルに直結してしまった人もいるのであるが・・・まあ、そういうこともふくめてピワドは楽しい。

というわけで、ピワの世界を皆さん楽しみましょうね。


ああ・・・ところで、肌の手入れをしないとって書いたことだけど・・・
最近、腰痛がひどくてさぁ・・肌に鍼(ハリ)を打ちにいっ
【464】

お祝いどうもです♪  評価

ゆさみん (2014年01月27日 23時59分)

Piroさん、天井さん、のほさん(いらっしゃ〜〜い♪)
誕生祝い、ありがとうございました。

Piroさん。
ああ、自分が子供だった時、今の自分と同じトシの大人を見ていた時
「おじいさんの一歩手前の年やね・・・」
などと思っていたのを思い出しました。
ああ、まさかその日が来るとは・・・

天井さん。
いきなりですが・・・
ワタクシ、今「AV男優という職業〜セッ○ス・サイボーグたちの真実」という名の本を読んでおります。
それによると・・・
ち○○は、使い続けていないとダメになるそうです(爆)
萎んだ朝顔になるのはまだ早いですよん♪

のほさん。
わ〜〜い♪
まさか、こちらにお越しいただけるとは、感激〜〜♪
「仁義なき戦い・番外編」
楽しみに読ませてもらってますので、ファンレターを出しに行こうと思っていました。
そのうち「仁義なき戦い」最初の4作だけは語りますね〜〜♪

・・・ところで・・・
ワタクシの年齢、シャレだって当然分かっていますよね?(汗)
他の方はおもしろがって乗っかってしゃべっていますが、以前私が高三の娘と映画に行ったりとか書いてますので、普通に考えていただければ○○だって分かりますからねぇ(笑)
・・・というわけで、乗っかってみてください(爆)

狼さん。
ヤマトで平気で「上昇〜〜〜」とかいう表現を使っていたのはIIIだったですかね。
いや〜あの時は、ブッタマげました。

ところで、狼さん、忠告よん♪
自分に関係のあることだけしか、書いてないけどさあ。
誕生日ネタでみなさんせっかく書いてるんだから、1行くらいちらっとでもコメントくれたらさあ、他の人とも交流できると思うよ♪
いや、プレゼントよこせとか言うんじゃないからね。
さりげなく、触れてくれると他の方ともさ、もっとつながりが出来ると思うよ。
自分中心っていわれるところって、案外こういう小さな気遣いがあるかないかってところからきてるかもしれないよん。
ああ、また余計なことをいっちまった。(五右衛門風に)
【463】

上も下も無いw  評価

パチ屋の狼 (2014年01月26日 18時37分)

こんばんは。

「宇宙海賊キャプテンハーロック」の原作において、マゾーンとの戦闘でアルカディア号が宙返りをした時、ハーロックが、

「宇宙に上下は無い。どういう回転の仕方をしても良い訳だ。三次元的航法が可能なのが、地球上の航空機と違うところだ。」

と言っています。
ちなみに、ページも上下逆の構図になっており、ご丁寧な事に、

「注/このページは上下が逆になっている訳ではありません。」

という但し書きまでが枠外にありますw

あと、TV版「ヤマトIII」でも、ガミラス艦隊相手に、ヤマトが宙返りをして戦っています。

宙返りと言えば、映画「ブルーサンダー」で、敵ヘリとの空中戦シーンで、主演している「故・ロイ=シャイダー」のセリフ、

「回れ、このデカブツ!(操縦しているブルーサンダーに向かって)」

が記憶に残っています。
【462】

祝♪  評価

天井キラーak (2014年01月26日 17時53分)

ゆさみんさん お部屋の皆さま
こんばんわ


ゆさみんさん
ハッピーバースデイ
o(´∀`o)☆・゜:*☆【ネ兄】;:*:;゜:*☆ヽ(o´∀`)o


そうですか、大台に到達しましたか。
(* ̄ ̄ー ̄ ̄)サバンナちゃんす

わたしゃー、ぞろ目まであと3年ちょいですw



>職場にUSB

うわぁー。私がさんざんやらかしたことをw
まさか、誕生日の今日、取りに出かけたのでしょうかね?


メンバーのみなさまがたへは、またもコメントなしで恐縮しきりです。
申し訳ありません。
【461】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年01月26日 16時30分)

主さま、お部屋のみなさま
1レス お邪魔します。

■主・ゆさみん、さま

初めまして。

ROM専でしたが、本日、お誕生日と聞きまして一言祝辞に参りました。

おめでとうございます♪
つか・・・お若いですなあ

いつもみなさまのカキコ、、造詣が深く、感心しております。
これからもお部屋のご繁栄、お祈りいたします。

■PirOさま

のほです。
昨年はいろいろとお世話になりました。
今年も宜しくお願いします。

■すーすーす さん

こちらのコテで失礼します。
のぼ、です ^ ^
すーすーす、さんのこちらでのカキコ
楽しく読ませていただいております。


書き逃げですので、返レスは御免なすって♪
【459】

誕生日・・・  評価

ゆさみん (2014年01月26日 11時12分)

こんにちは♪

あらら、映画について語った文章が入ったUSBを職場に忘れてきてしまった・・・

という訳で、予告です。
次回語るのは「ターミネーター2」であります。


みなさんに、報告です。
ワタクシ、今日が誕生日です。

とうとう大台に乗りました。

はぁ〜
私もとうとう30代に突入です。

もう若くないんですね。
お肌の手入れをちゃんとしなくてはねぇ。
【458】

レス  評価

ゆさみん (2014年01月21日 00時18分)

こんばんは。

Piroさん。
千尋の場面は、前にも書いたと思いますが(観客が分かる)具体的な要素は無いかと・・
宮崎氏が「自分の親なら分かるにきまってる」と言ってますので、言葉にしてあえていうならば「親子にしかわからないであろう雰囲気や微妙なニュアンスみたいなもの」を感じるはずなのに感じなかったということでしょうね。
あえて根拠を示してないんですね。

すーさん。
名前の件はお気遣い無く(笑)
今「仁義なき戦い」を集中してみています。
いやあ、すーさんが勧めるだけありますね。
面白いわぁ。

狼さん。
たしか「ハーロック」のアルカディア号が宇宙空間で旗をたなびかせているのも、分かっててあえてやっているということでしたね。
まあ、ヤマトなどで宇宙でのバトルで上とか下とかいう概念があるのも、よく考えれば不思議なのだけれど・・・
【457】

それは知りませんでした。  評価

パチ屋の狼 (2014年01月19日 17時14分)

ゆさみんさん、こんにちは。

なるほど。「隆 慶一郎」氏と「原 哲夫」先生に、そんなエピソードがあったのですね。

ありがとうございました。

では、私の方からも何か。

リアル志向を追及するジブリアニメですが、1つだけ違うものがあります。
それは、「航空機や飛翔物です。」

私の同級生に、航空専門学校を出ている人が居るのですが、

「ジブリアニメの航空機は、航空力学的に、絶対に飛ば(べ)ない。」

と言っていました。

おそらくですが、魅せ方(見せる、では無い)にこだわった結果、ああいうデザインになったのだと思います。

演出にこだわる結果として、あえて事実を無視する事は、映画ではしばしばある事みたいです。
(例えとして、「2001年宇宙の旅」で、ワルツに合わせて回転する宇宙船、みたいに)。

「紅の豚」で、マルコの機体が超低空で飛行機雲を引いたのも、その一例かと。
(あの高度で飛行機雲は出ません。)

同じく、紅の豚で登場した飛行機(単座式)も、あのデザインでは、その多くが宙返り不可能ですし。

まあ、あえて突っ込まずに楽しむのも、映画の見方の1つです。
【456】

RE:映画について語ろう  評価

す-す-す (2014年01月18日 19時54分)

寒中お見舞い申し上げます
今年もよろしくです
てかいきなり
ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい
オレ、マジでゆみさんと思ってた(^^;
ゆさみんさんだったのね(恥

昨日「狐が呉れた赤ん坊」観た
白黒で雨も降ってる
最初は面白くなかったけど…
我慢して観てたら途中からハマリましたw
面白かったです
私が生まれるずっと前の映画です
津川雅彦のデビューだそうです
6歳くらいかな?
凛々しくて可愛い面影はあります。あの頃から凄い。

何故いやいや観たのって思うでしょ?
当然です
漫画三国志(全3巻)もいやいや読みました
なんで、いやいや読んだのかと思うでしょ
貰ったのです。只それだけです
感想を言わないといけないという
オレの優しい気持ち?からです(^^;
誰に貰ったなんて聞かないでね(^^;
当然大好きな人からです(^^;
ここだけの話ですよ(^^;

ピロさん久しぶりw
ゴメン。関係ない話で
超酔っパの俺です
ごめんm(_ _)m
【455】

RE:映画について語ろう  評価

Pir0 (2014年01月18日 17時55分)

昨日、ゲド戦記観ました?  

 雑でしたねぇ。。。  全てが。


 それはさて置き。  宮崎駿が引退撤回してたそうで。。w

   それもさて置き。  千と千尋のラストで 千が親豚が居ないと見抜いた理由って解ります?? 
【454】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年01月18日 01時10分)

あら、ママさん。

今、ママさん部屋にカキコしてきたところでした(笑)

では、お休みなさいzz
【453】

RE:映画について語ろう  評価

Rosa♪ (2014年01月18日 01時04分)

こんばんは〜


またあとで伺います、って自トピで書いたばかりなんですけど(笑



するするさん、

レスありがとうございました^^



お部屋の皆様

またまたお邪魔しますね。



だってゆさみんさんが


>今は多分ホイ三兄弟を知っている人は少数派ではないですかね(笑)


ってカキコしてるんですもん。

少数派なの?

私は知ってるんですけどw(歳バレか?




>私は、もうほとんど忘れてしまっており、記憶に残っておりません。やたら笑ったのは覚えていますけれど。


えぇ、
私も内容は殆ど、というか
全く思い出せません(大笑



ではおやすみなさい〜zzz
【451】

狼さん  評価

ゆさみん (2014年01月18日 00時57分)

【441】に対するレス。

ドラマ「影武者徳川家康」に対する感想どうもです。

いくらか違和感が残ったけれど、全体的には良いドラマだったということですね。

なるほど見てみたいなあ。
ビデオ化されるのでしょうかねえ。

せっかく、感想をいただいたので、お礼に原哲夫氏の隆氏に対するエピソードを紹介します。

隆氏が亡くなる一ヶ月前くらいに漫画読み切り用で前田慶次郎の若い頃の話を題材に原作をお願いした。
それは、戦場で前田慶次郎と敵側の古屋七郎兵衛が野生の名馬松風を奪い合うお話であった。
松風を力業でなく、まるで女性を口説くように接し手にした慶次郎は、物語の後半でなんと古屋のいる敵城に出かけ敵城の真ん前で挑発的なことをする。敵城の前で、一頭の巨馬と美々しい若武者が挑発的なことをするのだから、当然、敵は矢を射かけ銃弾をあびせまくる。
この理屈が原氏にはわからない。
どうして、わざわざ、そんな殺されるようなことをする必要があるのか?

登場人物の心情が理解できないと表情が描けません。

隆氏は
「慶次郎のつもりでよく考えてみなさい」
という。
しかし、わからない。
原氏がウンウン唸っていると隆氏は言ったそうです。
「子供だったら、欲しい者を手に入れたらどうするんだ?」
それでわかったそうです。
欲しいものを手に入れたら、後先考えずに人にみせびらかすのがいるにきまっている。
慶次郎は、もう古屋に見せびらかしたくて、殺されるかもしれないなんて考えずに無邪気にやっている。だから凄いんだ、と。
「そうさ、子供なんだよ。だから傾奇者なんだよ」と隆氏。

いかがでしたか?
これ、あんまり知られていないエピソードですよ。
(1996年発行 隆慶一郎全集に挟まれていた小冊子より 現在絶版)

【442】へのレス
たしかにヒューゴは関係無い気がしましたねえ。
まあ映画が面白かったから、まあいいや(笑)
「魔女の宅急便」については、以前にも書きましたが、原作者の許可が出れば、ジブリの許可はいらずに映画化ができるとは思います。
しかし、当然ジブリ版と比較されてしまうのは仕方がないと思うのでチャレンジャーだなあ、と思います。
ルパンの実写もそうですが。

ホラーの旗手、清水崇氏が監督?
いったいどんな作品になるのでありましょうかね?

【448】へのレス
お答えありがとう。
君の現時点での誠意ある答えであると思います。

ところで・・・
実は、君の実像はどういう人物か、という点において私は一つの回答を持っている。
ちなみに荒らしや愉快犯というものでないことは断っておく。
ただし、これはピワドに書いて良いものかどうか迷っているのだ。
今度オフ会があるので、その方と相談してみたいと思う。
【450】

故広川太一郎氏の秀逸作!  評価

徳俵’ (2014年01月18日 00時10分)


こんばんは、酔っ払いで〜す!


もう、かなり前の作ではありますが、

今でも無性に視たくなることがあるんですよ。



「Mr.Boo!」シリーズ。

言わずと知れた、ホイ三兄弟の爆笑コメディーです。


故広川氏の吹き替えは、後の「ミスター・ビーン」に通じるものがあります。

単純で下らないけど、誰もが笑っちまうギャグ。

そう、日本のドリフに似てるかもしれません。


どれがどれだかは忘れましたけどね、

今では大御所の、ビートたけし氏、

「宇宙戦艦ヤマト」の「森雪」役、麻上洋子さんが

吹き替えを演じた作もありました。


ボスの命令で盗んで来たトラックが、よりによって冷凍車!

みんな、コチンコチンに・・・


なんか、昭和のコントみたいで、純粋に笑えました。


彼らは最近見かけませんが、もう活動していないのでしょうか?
【448】

答えられません。  評価

パチ屋の狼 (2014年01月17日 14時14分)

ゆさみん さん、こんにちは。

返レスしないで下さいと言われたので、返事をしない方が良いと思ったので。すいません。

あと、3ペ−ジにもなるご意見、誠に有り難く思うのですが、私としては、「解りません」としかお答え出来ません。

私も、悪い方へ転がって行く話を、何とかしようと自分なりに考えて言葉にしているのですが、それが全て裏目へと出てしまうのです。

ただ、自分でも解っている事があります。

それは、自分の感情を優先して発言する事がある、と言う事です。
それにより、自体がしばしば悪化するのですが、我慢してばかりいる事が、たまに耐えられない事があるのです。

それで、ついつい言いたい事を言ってしまうのです。

無責任な事を言いますが、私には、どうしてそうなってしまうのか、自分でも解らないままに、自体を悪化させる事があると言う事です。

人から何か言われても、どうしてみんな怒っているんだろう?と、不思議に思う事があるのです。

だから、自分が悪いと言う自覚が無かったので、謝る気も無かったと言う事になります。

今回は、相手の挑発に乗った形となって、色んな方に迷惑をかけたり、不快な思いをさせた事は認めます。

そして、それが今回ゆさみんさんにも及んだ事にも、大変申し訳無く思っています。

申し訳ありませんでした。
【446】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年01月16日 22時49分)

するするさん、あけましておめでとうございます。

「ドクトル先生」
多分「ドリトル先生」のことですね。
で、エディーマーフィー主演の「ドクター・ドリトル」ではなく、フライシャー監督の「ドリトル先生不思議な旅」のことですね。
フライシャー監督としては、「ミクロの決死圏」の後に撮った作品ですが、興業としては失敗したとか。リチャード・アッテンボローも出ているんですね。フライシャーはこの後数作おいて「トラトラトラ」を撮っているんですね。
・・・とかいろいろ書きましたが、この作品、NHKとかで放送したときに子供の頃に見た気がしますね。

何か、ミュージカルって子供も楽しめるって感じの作品がイメージにありますね。「メリーポピンズ」しかり「チキチキバンバン」しかり。

そういう意味では、「レ・ミゼ」はちょっと年齢層は上ですねえ。

今年もよろしく。
【445】

永遠の「レ・ミゼ」(かっこつけてみた)  評価

ゆさみん (2014年01月16日 22時36分)

ママさん、どうもです。

>「レ・ミゼ」ネタに吸い寄せられて、お邪魔しま〜す^^;

ふふふ、作戦成功。

>WOWOWで記念コンサートの放送がありましたが、ご覧になったでしょうか?

残念ながら見てないのよね、もうちょっとしたら再放送されるでしょうから気長に待ちます(でも、たまに1回こっきりっていうのもあるから是非再びの放送を期待したいなあ)

ママさん、いろいろ書いているけれど、私、細かいところはよくわかんないんだよね。だれそれの歌が上手いとか(笑)

ただ、よく分からないけど、単純に「この映画がスゴイことは分かる」そういう程度です。
ミュージカル音痴の私をそこまで思わせるのだから、よく分かる人はさぞ絶賛するのだろうな、と思います。

もとのミュージカルが、すばらしい、っていうのも当然あるのでしょうね。


ところで、そちらの部屋でも映画について盛り上がっていますね。
私の部屋のCMもしっかりして下さいよん。
【444】

狼氏、私の諫言に対するレスを要求します  評価

ゆさみん (2014年01月17日 23時25分)

(ここには、ゆさみんから狼氏への私信が書かれていましたが、返信があったので削除いたしました)
【442】

食べたら中身が違う。  評価

パチ屋の狼 (2014年01月14日 04時26分)

「タイトルと中身が違う映画」だそうです。

http://topics.jp.msn.com/wadai/spa/article.aspx?articleid=2943484

まさに、詐欺レベルの映画タイトルがw
それと、もう1つ。

実写版「魔女の宅急便」について。
http://topics.jp.msn.com/wadai/cyzo/article.aspx?articleid=2938503

魔女の宅急便と言うと、ジブリのアニメ映画ですが、それの実写版についてです。

これも、ある意味「食べたら中身が違う」事になるのでしょうか?w
【441】

気になった事。  評価

パチ屋の狼 (2014年01月14日 03時53分)

こんばんは。

(レス無用との事でしたので、あちらに関しましてはそのままと言う事で、お話しをしたいと思います。)

「影武者 徳川家康」について、私なりに思った事。

原作を読まれているという事でしたので、ドラマの内容に関して感想を。

外伝の「左近」でもそうでしたが、柳生と風魔の戦いでは、風魔忍者がちょっと弱い感じがしました。
頭領の小太郎以外は、大した事も無く、みんなバタバタと斬られてしまっていますし、忍者としては風魔も名門なので、もうちょっと活躍させても良かったのではないのかなと。

あと、西田 敏行さんが、セリフを話しながら、やたら「ハハハ」と細かく笑うのが気になりました。

特に、笑いながら話すのって、淀君など重要人物の前や、交渉などの大事な場面では、相当まずいと思うのですが。

これって、台本にある事なのか、それともアドリブなのか。

後は、良く出来たドラマだと思いました。

島 左近は「高橋 英樹」さんが演じていましたが、ちょっと出番が少なかったのは残念。

それにしても、あの方は時代劇が良く似合いますね。

しかし、原作が不人気で連載打ち切りとは。
どこがウケなかったんでしょうね。私は面白いと思ったのですが。

余談
島 左近は、本来で言うと兵法家なのですが、出て来る作品はどれも、左近自身が武器を取って使う猛者、というスタンスで描かれています。

確かに腕も立つのでしょうけど、物語の中においては、あまり兵法家として、活躍していないのではないかなと。
【440】

RE:映画について語ろう  評価

Rosa♪ (2014年01月14日 01時19分)

ゆさみんさん

お部屋の皆様


こんばんは〜


初めまして^^




「レ・ミゼ」ネタに吸い寄せられて、お邪魔しま〜す^^;



>それまでしゃべっていたのが、いきなり歌を歌い出す・・・何じゃこりゃってなるんですよねえ


そうなんですよね。

何急に歌ってんの?って(笑



>WOWOWであれだけ宣伝してるし、ママさんも褒めてたし・・・・


恐縮です。


>いやあ、これってまるっきり舞台のミュージカルの忠実な映画化なんだね。


口パクではあの仕上がりにはならなかったでしょうね。


WOWOWで記念コンサートの放送がありましたが、ご覧になったでしょうか?


そちらも良かったですよ。

そりゃ本職?のミュージカルの方々が出てるんですもん。
歌も上手くて当たり前ですね。



でも映画のオープニングのシーンね。

ああいうのってミュージカルでは出せないものですよね。


ヒュー・ジャックマンもアン・ハサウェイも歌唱力は定評がありますが、
ラッセル・クロウは大変だったかもしれませんね。


私はエポニーヌのサマンサ・バークス推しです♪
(彼女はミュージカルでも出てますね)


あのエポニーヌの独唱シーン。

ミュージカルでも素晴らしいですが、映画では雨の中でしたね。


切ない・・・(涙


涙出ちゃいましたよ〜




観終わってからも暫くあの曲が頭に残ってますね。


去年のアカデミー賞授賞式でのパフォーマンスも見事でした。




子役も良かったですね!


娘が二度も映画館に足を運んだだけある作品でした。


余談ですが。

ミュージカル版をご覧になったら分かりますが、歴代の役者さんたち皆さんご存命なんですよね。


ミュージカルの最後に歴代の役者さんたちが、交代で歌っていたのも感動的でしたよ。


映画版で神父さま役の方は、かつてジャン・バルジャン役の方でしたね。



では飛び込み失礼しました^^
【439】

レ・ミゼラブル  評価

ゆさみん (2014年01月14日 01時17分)

レ・ミゼラブル(2012年)

監督 トム・フーパー 
原作小説 ヴィクトル・ユゴー
ミュージカル アラン・ブーブリル
       クロード・ミシェル・シェーンベルク 
出演者 ヒュー・ジャックマン
    ラッセル・クロウ
    アン・ハサウェイ
    アマンダ・サイフリッド 他

>年明けから春にかけてロングヒットを記録し、累計動員が455万人以上、累計興収は55億円を突破。日本で公開されたミュージカル映画としては歴代1位の記録となった
>ミュージカル映画では劇中で披露される歌は事前にスタジオで録音した曲を撮影現場で再生し、役者は口パクで演じるという方法が多いが、本作では歌唱はすべてその場で撮影しながら録音したものである。現場ではピアノの生伴奏を役者にイヤホンで聞かせながら撮影した。(ウィキペディア)

この間、WOWOWで観た「レ・ミゼラブル」

はっきり言って、私はタモリ氏と同じでミュージカルは嫌い・・・というかどうしても体質にあわない。

それまでしゃべっていたのが、いきなり歌を歌い出す・・・何じゃこりゃってなるんですよねえ(ミュージカル好きな方ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい)

映画で観たミュージカルって、チキチキバンバンくらい。それもテレビで。うん、これは名作。楽しい作品。

「サウンド・オブ・ミュージック」も数年前に仕事の関係で大地真央主演の同名のミュージカルを博多座で観て、「なかなか良いミュージカルだ」と思って映画のDVDを購入して観たくらい。

よって基本的に興味は無かったのであるけれど・・・

「レ・ミゼラブル」
WOWOWであれだけ宣伝してるし、ママさんも褒めてたし・・・・


で、観てみた。

いやあ、これってまるっきり舞台のミュージカルの忠実な映画化なんだね。

すごい。
全編ほとんど歌いっぱなし。
映像もまたいい。

いやあ、見直しました。
あんまりこういうの好きでない娘(高三・誰に似たんだか)が、マンガを観ながらちらちら観てて「ラスト、思わずウルウルきちゃった〜」と言っておりました。

素晴らしい作品ですね。
【438】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年01月14日 01時10分)

天井さん、どうもです。

>原作を読んで気に入ったら見に行く派です。

へえ、そうなんですか?
私は原作読んでいる作品は映画館にまで行ってみたいとは思わないんですよねえ。
期待を裏切られるのが怖いんで・・

>原作を楽曲とするなら、映画は監督の思想の下でアレンジされた別作品。
>いつしか、自然にそう受け入れています。

なるほど、なかなか言い得て妙なことをおっしゃいますな。流石。

>角川映画
>原作が先か?映画が先か?
>そういう営業戦略での書籍販売と映画公開でしたから。

そうでしたね。当時はそれで角川春樹氏は当時の風雲児的な存在でしたからね。
でも、出版社社長で映画監督もするヒトはもう出てこないことでしょうね(笑)

>小松左京の「日本沈没」でした。
>この映画と原作は、何度も見て何度も読みました。
>私の人生に大きな影響を与えた、人生を決めた一作

なるほど・・・
もしかして、これがきっかけとなって今の仕事に就いたのかな?

まあ、そういった話は今度の飲み会で(楽しみ♪)
【437】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年01月14日 00時17分)

熊楠さん、どうもです。

>原作を超える映画って少ないような気がします。
>私は特に小説好きだからそう思うのかもしれませんが。

小説読むとき、自分のイメージで登場人物を想像していますからね・・
どうしてもそこからずれると「違うんでないかい?」と思ってしまいますね。

「同じ月を見ている」
すみません、未見です。
チェックしたところ、深作欣二監督の息子が監督した作品ですね。
窪塚洋介氏の復帰作として製作された作品なんですね。

窪塚氏は好きな俳優の一人なので、観てみたいなあ。
チェックしておこうっと。

ところで隆氏の作品、購入されたそうですね。
ありがとうございます。

私からいうのもおかしいですが、損はしないですよ。

隆氏の時代小説で、他と一線を画するのは、人物の造形。
特に隆氏の作品では、主人公がおいおい人目をはばからず泣きます。

これがまたいいんだよねえ。
【436】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年01月13日 23時51分)

Piroさん、どうもです。

>俺は原作知らなかったので素直に観れましたよ。
>素直に観て(薄ッ!)って思いましたからw

なるほど。
やはり薄い作品って認識は間違いでは無かったか・・・

>俺が悩んだのは(伊藤英明はこの映画の主演で 得をしたのか損をしたのか?)という事っす。。。

はっきり言って、得はしていないでしょうね。
サイコパスとしての不気味な味が出ていなかったもの・・

ある意味、山田孝之ならいい味出していたかも・・
爽やかな青年教師の役も出来るだろうし、彼なら不気味なニュアンスも出ただろうと思う。

ところで、この映画で語った中でも触れていますが、スピンオフのドラマ「悪の経典〜序章〜」っていうのがあり、こちらの方がドラマとしては面白く見られました。
ええ、原作を読む前でしたが(笑)
機会があったら是非。
【435】

映画の原作  評価

天井キラーak (2014年01月13日 21時47分)

ゆさみんさん お部屋の皆さま
こんばんわ


原作がある邦画に限って、原作を先に見ることが多い。
というより、原作を読んで気に入ったら見に行く派です。
洋画では後にも先にも原作を読むことはありませんね…不思議だ。(^^;


原作を読んで期待外れに終わったり、それは違うだろう、ということは少ないですね。
純粋に文字からイメージされる風景を楽しむのと、映像と音楽を楽しむことを区別してるのでしょうか。
原作を楽曲とするなら、映画は監督の思想の下でアレンジされた別作品。
いつしか、自然にそう受け入れています。


中でも、一番原作との差、違和感が少なかったのが角川映画だったと思います。
当時は、原作が先か?映画が先か?
そういう営業戦略での書籍販売と映画公開でしたから。

それでも、野生の証明は、薬師丸ひろ子のファンになるに十分でした。

横溝正史・森村誠一・大藪春彦シリーズには相当はまりました。


ちなみに、生まれて初めてフィルムで見たのは、11歳の夏。
小松左京の「日本沈没」でした。
この映画と原作は、何度も見て何度も読みました。
私の人生に大きな影響を与えた、人生を決めた一作です。

映画は人間をインスパイアする。啓発する。
そう思って映画を楽しんでいます。



はじめましての方々へ
簡単ですが、ご挨拶を。
映画は一人で見る派の天井と申します。

えっ、二人で見ることはないのか?
好きな女の子と二人きりでロードショーをテレビで見る、でしょうか。
映画館で見ると張り切りすぎるから。(爆
もう遠い昔のことですけど。


映画館で見た最後の洋画は、タイタニックです。
邦画は年に2〜3回、ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズを子連れで見ています。
これが実に迫力あって、楽しいものです。やみつきになっています。(笑



最後になりますが。大変恐縮なお断りです。
私からは皆さま方へは、あまりレスできないと思います。
失礼します。
【434】

RE:映画について語ろう  評価

熊楠 (2014年01月13日 18時45分)

ゆさみんさん

こんばんは。

確かに原作を超える映画って少ないような気がします。
私は特に小説好きだからそう思うのかもしれませんが。

一方原作を知らずに深夜にTVで何気に見た
『同じ月を見ている』という邦画。
私はとても面白く見たのですが、漫画に原作があるらしく
そのファンの方々にはケチョンケチョンに貶されていましたね。

モトマシマチさん

レスが年をまたぐと言う体たらくで本当にすみません。

ROMしてくださっているんですね。
ほぼ日記ですが細々続けて行こうと思っているので
これからもよろしくお願いします。
良かったらカキコしてくださいね。

リチャード・アッテンボロー渋いですよね。
監督になっていたんですね。知らなかった。
【432】

原作を読んで映画を観ることは・・・  評価

ゆさみん (2014年01月13日 15時45分)

 実は、下の原稿を書いてからWOWOWで先日放送された「脳男」を観ました。
 原作もベストセラー小説ですが、私は原作未見です。
 ですが、映画の方はエンタメとして面白く観ました。ちょっとはつつきたくなる場面があったりはしましたが・・・(ラストであれだけめちゃくちゃにやられていて、しかも警察が周りを包囲しているだろうにどうして逃げおおせることができたんだ・・とか)
 これも、多分原作を読んでいたら「原作と違う」と私的には評価を下げていたかもしれず・・・・
 まあ、昔からマンガを映画化する際に、原作のファンが映画を見てぶうぶう言ったりするのはありましたが、下手に原作を知っていると映画を見た際に評価が辛くなるというのはありますよねえ。
 今度、映画を見る際は読まないで観る方がいいのかなあ?
 原作読んでいて、なお映画も素晴らしいと言える映画ってなかなか無いですねぇ。

 でもさあ、やはり「悪の教典」は出来の悪いプチスプラッター映画にしか見えないなあ。
【431】

悪の教典  評価

ゆさみん (2014年01月13日 15時33分)

悪の教典 LESSON OF THE EVIL 
監督 三池崇史 
脚本 三池崇史 
原作 貴志祐介 
出演者 伊藤英明
    二階堂ふみ
    染谷将太ほか
不良生徒、モンスターペアレント、学校裏サイト、集団カンニング、淫こう教師など数々の問題を抱える東京都町田市の私立晨光学院町田高校(実写版では晨光学院高校)に勤める蓮実聖司は、有能で人気者だが、裏では自分に都合の悪い人間を次々ところしていくサイコキラーであり、一部の生徒や教師から疑われ始めていた。また、蓮実は自分を疑った者や邪魔に思った者を秘密裏に抹さつしていた。
修学旅行が終わり、それぞれの生徒が文化祭の準備に勤しんでいた頃、蓮実は邪魔になった女子生徒を自殺にみせかけて始末しようとするが、手順が狂い殺人の嫌疑が掛かりそうになる。蓮実はそれを隠蔽するため、出し物の準備のため校舎に泊り込んでいた担任クラスの生徒全員を、同僚教師の仕業に見せかけて散弾銃で皆ごろしにする決意をする。こうして一夜の血塗れの大惨劇が始まった。(ネットの文章より引用)

 スピンオフのドラマ「悪の経典〜序章〜」を見て、その後小説を読んでから、映画を見ました。
 やはり原作を読んでから観たせいか、「のぼうの城」と似たような感想を持ちました。 小説で描かれていた登場人物の感情の機微とかエピソードが描かれていない。
 上下巻で単行本900ページになる小説を一冊にまとめるのですから、ある程度の省略があるのは分かるけれど、映画では爽やかな青年教師が実はサイコパスのさつ人マシンで、生徒を次々ところしまくっていく「先生版 十三日の金曜日」とでもいった作品になっちゃってます。
 まあ、ぶっちゃけていえば原作はそういう小説ではあるのですが、生徒側や周りの教師も表の顔と裏の顔があったり、秘めている性癖やエピソードがあったり、サイコパスの先生ハスミンがそうくるならこういう方法で撃退しちゃおうとか、あれやこれやがあるのですが、いとも簡単に見破られてころされてしまうという・・・うーんやっぱり十三日の金曜日だなあ・・・
 ハスミンが肉体関係を持った生徒を殺害するあたりも、原作では肉体が「ころせ」という命令に躊躇したりという場面があったり(若干の人間性が目覚めそうになる)完全なる殺人マシンに徹しきれない部分もあるのですが、ここらあたりは映像にしにくいのか内容がややこしくなるからかカットされていますね。血も涙も無いサイコパスとしか書かれていません。

 結果としてあんまり血が出ないスプラッター映画にちょっとホラーの味付けをしたような感じに仕上がっています。大した理由無しに自己中サイコパスの教師に生徒が次々ところされるのですからAKBの大島優子氏が「嫌いな映画です」と言った理由も分かりますわ。
 個人的には、山田孝之をもっと活躍させて欲しかった気がします。癖のある悪徳教師役として良い味出しているのですが、あっさりハスミンにやられちゃいます。サイコパスに抵抗できるような存在としてもうちょっとハスミンを手こずらせて欲しかったですね。「闇金ウシジマくん」の演技力があればハスミンとけっこう良い勝負をしたでありましょうに・・・
 でも、山田孝之・・・いい役者に化けたなあ。
【430】

狼氏へ(1)  評価

ゆさみん (2014年01月17日 23時22分)

(ここには、ゆさみんから狼氏への私信が書かれていましたが、返信があったので削除いたしました)
【429】

狼氏へ(2)  評価

ゆさみん (2014年01月17日 23時23分)

(ここには、ゆさみんから狼氏への私信が書かれていましたが、返信があったので削除いたしました)
【428】

狼氏へ(3)  評価

ゆさみん (2014年01月17日 23時24分)

(ここには、ゆさみんから狼氏への私信が書かれていましたが、返信があったので削除いたしました)
【427】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年01月13日 01時33分)

個レスで〜す。

狼さん。
「影武者 徳川家康」の感想ありがとうございました。
私としては、熊楠さんの部屋に書いていますように隆氏の小説は全て読んでいますので、ストーリーは知っております。
マンガの方は知らないのですが・・・
ウィキペディアでチェックしましたが、漫画版は人気が無くて打ち切られ、主人公を変えて姉妹雑誌にて続行したとか・・面白いですねえ。
私としてはドラマの出来が知りたかったのですが、柳生宗矩の「内藤 剛志」さんがミスキャスト以外は何かありますかね?
単純にいいドラマでしたか?

モトマシマチさんとPiroさん、北野武監督への質問の答え予想のご応募ありがとうございました。
では、答えを書きますね。
1 (映画に関して記者のインタビューで)「この映画のテーマは何ですか?」
これは、映画名を出していないのがミソであります。
答えは・・・
「そんなもん一言で言えないから映画撮ってんじゃね〜か」

2 「今まで撮った作品で一番の最高傑作をあげるとすれば何をあげますか?」
この答えは・・・
「そんなもん今撮っている映画に決まってんじゃねーか」
(今撮っている映画が最高傑作と思ってなきゃ映画撮る意味なんてねーよ、という意味でしょうね)

いかがでしたか?


モトマシマチさん。
麻雀放浪記・・・角川映画の中で本業の映画監督で無い監督の撮った奇跡のような名作映画ですね。私も長らく観ていない・・・ううっ観たくなってきたよぅ。

Piroさん。
なかなか返信をもらえないので「読んでくれていないのかなあ」と心配しておりました。
静かなる強烈インパクトには、やはり食いついてきましたね(笑)
>やっぱ母親をもっと人間臭く汚く描いて欲しかったですね。
ん〜〜〜これはPiroさんがおっしゃっていたように、この映画は「童話」ってことで、そこらへんは敢えて目を向けなかったんでしょうね。
>僕… 嫌いなんすよ そーゆ〜女性。 男にとって都合いい感じなタイプが。自分に無理を続けてしまうから。
うふっ・・・それは私も同じ・・・男にとって都合のいいタイプじゃありませんことよ・・・・
というわけで・・・Piroさん、今晩ど〜〜〜〜お?(はあと)
【425】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2014年01月10日 12時36分)

皆さん、遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

特に映画を見ることもなく過ごしておりますので、ネタはありませんが、ご挨拶に伺いました。


☆ゆさみんさん


1 (映画に関して記者のインタビューで)「この映画のテーマは何ですか?」

 これって、どの作品にたいしてですかね?

 とりあえず、日常ではありえない非日常を描く。

 全然、面白くない答えでスミマセン。


2 「今まで撮った作品で一番の最高傑作をあげるとすれば何をあげますか?」

 あてずっぽうで、菊次郎の夏とか?



☆Piroさん

 だいぶ前のレスでしたので、かまっていただき光栄です。

 あっ、万トピ達成おめでとうございます。

 昨今の万トピ荒らしとかで、無事完走されるか陰ながら心配しておりましたが、良かったですね。

 あの小説の題名覚えて無くて、すみませんすみませんすみません

 えー、確か・・・の日常でしたっけ?

 宜しかったら、題名教えて下さい。

 西郷隆盛像の話しですが、私はその番組残念ながら見てませんね。

 私は上野公園の像しかリアルに見た事ありませんが、実像とはだいぶ違うような話は聞いたことありますが。

 幕末の方々はたいてい写真とかありますが、彼に関しては残ってないようですね。

 西郷隆盛像といえば、「麻雀放浪記」の冒頭のシーンで出てきたような記憶がありますね。

 強引に映画ネタに持っていきましたが、あのモノクロで撮った映画は好きでした。

 坊や哲、野上のドサ健、上州虎、出目徳とか、うわー懐かしい〜、久しぶりに見たくなりました。

 それと、あの頃の加賀まりこさんは、一番色っぽかったですね。
【422】

本編と外伝。  評価

パチ屋の狼 (2014年01月08日 12時12分)

こんにちは、ゆさみんさん。

お待たせしました。正月ドラマ「影武者 徳川家康」について、お話ししたいと思います。

関ヶ原で、わずかなクセの違いを見破られて、暗殺忍者「甲斐の六郎」に討ち取られた「徳川 家康。」

しかし、影武者「世良田二郎三郎」の機転と、忠臣「本田 忠勝」によってその場は誤魔化す事に成功し、合戦にも勝利した。

しかし、本拠地に帰ってからは、いつバレるかおどおどしっぱなしで、情け無いと言う他は無かったのですが、影武者と見破りつつ、二郎三郎の人間性に惚れて受け入れてくれた、正室と側室の女性達に支えられ、徐々に本物の家康になり始めます。

ところが、数少ない真実を知る者である息子「秀忠」が、豊臣家を滅ぼして天下を取るという大望を抱き始め、そうなれば用済みとなる自分を消そうとしているのを知ると、表向きは家康という立場を使い、何とか豊臣家の存続を保とうと、奮戦し始めます。

さらに、かつて敵であり、死んだと思われていた「島 左近」と、共に豊臣家の存続という同じ目的で協力関係になり、風魔忍軍の頭領「風魔小太郎」の協力も得られ
ます。

やがて、家康の子供ではない、二郎三郎の実子も生まれ、しばらくは安寧の日々を過ごす事になります。

しかし、「いざとなったら正体をばらす」という切り札を、たびたびちらつかせて危機を脱して来た二郎三郎に対して、秀忠の側近である「柳生 宗矩」が、暗殺を企てます。

その危機に、同じ柳生の「柳生 兵庫助」が助けに入り、柳生の名を汚したという叔父の宗矩と袂(たもと)を分かち、二郎三郎に協力する様になります。

また、暗殺には失敗しますが、宗矩の襲撃で実の娘を幼くして亡くすなど、二郎三郎にも苦難が続きます。

秀忠の娘である千姫を豊臣家に嫁がせる事で、秀忠が豊臣を攻める事を防ごうとしますが、やがて、秀忠の豊臣征伐が決定的になります。

すると、自ら家康として戦場に出向き、和議を結ばせる事に成功しますが、結果的に豊臣家の滅亡を防ぐ事は出来ませんでした。

「大阪夏の陣」で、協力者であった島左近をも失くし、怒った二郎三郎は、風魔小太郎を供にして単身江戸城へ乗り込み、秀忠を鉄砲で恫喝(どうかつ)します。

これに恐れをなした秀忠は、二郎三郎の暗殺をあきらめ、二郎三郎は隠居して、家康として余生を過ごします。

余談ですが、柳生宗矩の「内藤 剛志」さんは、明らかにミスキャストではないかと・・・w

似合わね〜、と心の中で思いましたw

なお、私は、この「影武者 徳川家康」の作者である「隆 慶一郎」氏と、同じく作画を担当された「原 哲夫」先生の共著作品「影武者徳川家康外伝 左近 −戦国風雲録−」を持っていて、全話読みましたが、正伝と外伝とでは、内容がだいぶ違います。

ちなみに、「影武者 徳川 家康」は週刊少年ジャンプ、「影武者 徳川 家康外伝 左近 −戦国風雲録−」は、月刊少年ジャンプで連載されていました(共に、「原作:隆 慶一郎」作画「原 哲夫」です)。

それはまた、次の機会にお話ししたいと思います。
【421】

北野武監督の答えとは・・・?  評価

ゆさみん (2014年01月08日 01時03分)

「週刊ポスト」に、ビートたけしの毒舌インタビューものの連載がありますが、最新号にて映画について言及していました。

2つの質問に対し、いかにも北野武監督らしい笑いにつつんだ発言が載っていたので、紹介します。

1 (映画に関して記者のインタビューで)「この映画のテーマは何ですか?」
2 「今まで撮った作品で一番の最高傑作をあげるとすれば何をあげますか?」

と訊かれました。
さて、北野武監督は何と答えたでしょう?
笑いに包んでいながらも、さすが映画人という答えで、ゆさみんは「なるほど」と思いましたが・・

みなさんも氏が何と答えたか、予想してみて下さい。
そんなに捻った答えじゃ無いですよ・
(答えは、次回のトピにて)
【419】

メインタンクブロー!  評価

徳俵’ (2014年01月06日 00時07分)


ゆさみんさん、みなさん、

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願いします。

たまの投稿ですが、映画を愛する者として、私の名を記憶の片隅に留めていただければ幸いです。


さて。

新年から唐突ですが・・・・・


「メインタンクブロー!」

「爆雷防御!」

「急速潜航!」

「魚雷発射管開け!」

「スクリュー音、聴知!」


なんてセリフと来れば、

「ハズレが無い」とも言われる、潜水艦モノ。

特に♂ならば、食い入るように見てしまうのではないでしょうか?

「Uボート」をはじめ、名作は数々ありますよね。


そんな中、

邦画「真夏のオリオン」。


私は漫画の原作を先に知りました。

映画の方は原作にほぼ忠実なれど、微妙な描写も。

「戦後」に生まれ、平和な時代を生きて来た者にとっては、

見方・感じ方も異なるかもしれませんね。


印象に残るシーン・・・

ある夜、食事にうなぎが出ました。

乗組員たちは喜んで食べるも、

「普段は出るはずのない物」が出たのだと聞かされ、

その意味を理解し、神妙な面持ちに。



戦争は絶対にいけません。

でも、♂ならば、一度潜水艦に搭乗してみたい、

これは多くの方が思うのではないかと。

一方、爆雷攻撃を食らうのは、ドラム缶に入れられて外から棒でガンガン叩かれる、いやそれ以上の衝撃とか。

そんな体験はしたくねぇですけどね。



 
【417】

あけましておめでとうございます  評価

ゆさみん (2014年01月05日 02時01分)

みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年のパチ&スロの成績はなんとかプラスで終えられました。
パチ&スロを覚えて20年以上になりますが、一応、年間負け無しの記録は続いております。
来年も、楽しみながら稼働していきたいと思っています。
この部屋においては、稼働についてのことはあえて触れないでおこうと自主規制をしているのですが、ちょっと前まではパチやスロが優先順位の上位にあって、稼働の他にも店選びやデータ収集や機種の知識を得るなどの時間をけっこうとっていたりしました。当然ながら勝てる店に移動したり等の時間も取っていました。

しかし今は仕事帰り道沿いにある酷い万年釘とベタピンの店で、それなりに楽しんでいます(笑)
昔の癖で、稼働記録はしっかりとっていますが、もう楽しむ程度でいいと割り切っています。

今は映画もひところに比べると映画館では観ることが少なくなってきておりますので、少しでも多く映画館で観る機会を増やしたいですね。

また読書の方も出来るだけ色んなジャンルの本を読んでいきたいです。

世の中には様々なエンタメがありますが、人間は結局同時に二つ以上のことはできないわけで、楽しみたいことの何を削るかということを考えるようになってきました。
自由に使える時間がもっとたくさんあるといいのにね。
【416】

大脱走。(修正あり)  評価

パチ屋の狼 (2013年12月31日 02時00分)

皆さん、こんばんは。

「大脱走」ですが、TVで放映したのをビデオ録画したのを見ました。

チャールズ=ブロンソンも出演していて、彼の役は貨物船に乗れた、数少ない脱走成功者でした。

作品として高い水準を誇っていても、興業的に失敗したものって、結構ありますよね。

それと、原作が大ヒットしてもそれを映像化したら、大コケしたという例も。

最近では、

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」(通称「もしドラ」)

が、実写映画化と豪華キャストをぶっこんだにも関わらず、興行的に大失敗しました。

これから正月過ぎまで、TVで様々な映画を放映しますが、その中に本当に面白い映画があればいいなと思っています。

タダだから文句は言えませんけどねw

それと、正月ドラマの「影武者 徳川家康」は、同じく「花の慶次」などを手がけた「原 哲夫」先生の作画で、少年ジャンプに連載されていました。

また、主演の「西田 敏行」さんは、NHK大河ドラマ「功名が辻」でも、徳川家康を演じてらっしゃいました。
【415】

良いお年を  評価

ゆさみん (2013年12月30日 19時28分)

モトマシマチさん。
お久しぶりのこんばんは。
わざわざお越しいただき年末のあいさつ、痛み入ります。
マラヴィータは、映画としてはとっても面白い作品でしたけどねえ。
まあ、面白さとヒットするかどうかは別問題だったりしますからねえ。
映画としては「カリオストロの城」なんて大コケしているし・・・
ぜひビデオで観て下さいね。

熊楠さん、どうもです。
やはり「影武者 徳川家康」お読みでしたか。
さすがです。
隆氏については、またそちらのお部屋で年明けにでも語りたいと思います。
また来年もいい本をいっぱい読みたいですね。

さて、皆さん、年末いかがお過ごしですか?
ゆさみんは、嫁さんに怒られながら、部屋の整理と大掃除にてんやわんやであります。今日、やっと年賀状を書き上げ、郵便局にダッシュで出して参りました。
いやあ、忙しいですねえ。

では、来年にお会いしましょう。
ちゃお♪(古っ)
【414】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2013年12月29日 18時02分)

皆さん、大変ご無沙汰しております。

 レス頂いてことや私自身ご挨拶していない方も居られますので、年末のご挨拶に参りました。

 私自身は今日が仕事納めなのですが、世間一般的には昨日からお休みの方が多いでしょうね。

 
☆Piroさん

 初めまして、超遅レスで申し訳ございません。

 Piroさんて、あのっ、題名は覚えてませんが、雀荘で兄貴の下でバイトしていた小説を書かれていた方ですよね?

 数年後との兄貴との再会のシーンの結末とか見事なストーリー展開に見入っておりましたよ。

> 龍馬の妻のお龍さんは、好きですが。
その言葉の心とは?  僕の見識を広げる為に良かったら教えてくださいな。^^


 すみません、そんな講釈たれる程、詳しくありませんが、しいていえば知性を持ちながらイザと言う時の度胸と気迫に魅了されたといったところでしょうか。

 妹を置き屋へ取り返し行ったシーンは最たるものかと思います。

 龍馬は実姉も慕っておりますし、お龍に対しても実姉をダブらせていたのかもしれませんね。

 最近、お龍さんと思われる写真が出ておりますが、目元がキリっとした顔つきがゾクゾクしますね。

 話が逸れますが、新婚旅行で立ち寄った、霧島の天の逆鉾いつか行ってみたいと思っております。


☆ゆさみんさん

 マラヴィータ、私が試写会に行けなかった作品ですが、そういうストーリーだったのですね。

 大コケしたようですが、試写会も空席があったようですし、世間受けしなかったのは残念です。


☆さんさんはなはな さん

 初めまして、他所で良くエロトーク等楽しく拝見させてもらっております。

 他板ではフォッカーさんと交流させてもらっておりますが、機会があれば宜しくお願いします。


☆熊楠さん

 初めまして、唄と本とパチ板時々ROMさせていただいておりますが、良く本を読まれているようで感心しております。

 大脱走ネタを出されておりましたので、食いついてしまいますが、何回みても痛快ですし、ハラハラドキドキさせられますね。

 マックイーンの鉄条網をバイクで越えるところは吹き替えなしでやったと言われておりますが、伝説のシーンですね。

 あれだけ派手に逃げたのに収容所に最収監され、他の捕えられたメンバーは射殺されたのは疑問に残りますが、主役だからと納得するしかないようで。

 射殺された人には監督として成功したリチャード・アッテンボローが居りましたが、人混みに紛れて逃げられたのは欧米人だからで東洋人は絶対無理でしょうね。

 すみません、下らない感想を述べてしまいました。


☆徳俵さん、パチ屋の狼さん、流星群さん、ジョニー・ハンサムさん

 まとめてで失礼致します。

 最後はあまりお話できませんでしたが、来年も宜しくお願い致します。


 それでは、皆さん、良いお年をお迎え下さいませ。



 
 
 
【413】

影武者 徳川家康  評価

熊楠 (2013年12月29日 08時42分)

ゆさみんさん

影武者 徳川家康 持ってますよぉ〜。

好きで2〜3回読んでます。

私もこの前、電車の吊り広告で見ました。
西田敏行主演みたいですね。

上中下と3巻ですし、確かに大河で出来るくらいの内容ですよね。

残念ながら、隆氏の作品は、これ1冊だけで
花の慶次の原作者だって事も知りませんでした。

関係ないですが、花の慶次はパチもあまり打ったことが無いんですよね。
【412】

昔はテレビも年末年始は特別でした  評価

ゆさみん (2013年12月29日 02時05分)

熊楠さん、どうもです。

>私の年代だと、この時期の映画って言えば、
>なんと言っても『大脱走』じゃないですかね?
>毎年30・31日で前後半で
>2夜連続でやっていたような思い出があります。
  
たしかにやっていましたね〜。
懐かしい。
ビデオの無かったころは、年末年始は特別番組がズラリ。
映画も人気の高かった超大作を2夜連続で放送。
といえば、当時の外国人俳優人気ナンバーワン俳優であるS・マックウィーンの映画ということで「大脱走」になっちゃうんじゃなかったのかしら。

>マックイーン格好良かったなぁ。
>オートバイで飛び越える場面、今からすると
>大した事無いですが単純に『スゴイ』って思えましたよね。

ホントあの時代のマックイーンはヒーローでした。
今の子どもたちは、現実にありえない場面をCGであたりまえのように観ているので、この映画の「スゴさ」がわかるでしょうかねぇ?

あと年末といえば時代劇「忠臣蔵」もありますね。

ところで、今年(か来年アタマだったかな?)はどこかの放送局だったか「花の慶次」の原作の隆慶一郎氏の「影武者 徳川家康」を時代劇特別ドラマとして放送するらしいですね。
花の慶次以上に「影武者 徳川家康」を好きなゆさみんとしては半分不安・半分楽しみであります。でも出来れば「影武者 徳川家康」は大河ドラマでやってほしかった(笑)

熊楠さんは、隆慶一郎氏の小説読んだことありますか?
すんごく面白いですよ。
【411】

映画に込められた意味  評価

ゆさみん (2013年12月29日 01時53分)

こんばんは。
Piroさん、どうもです。Piroさんも私と同じくテレビで観たのかな?
まあ、あれですね。地上波テレビはCMという集中力を切らせるようなものがあるので、今ひとつ映画館で観るのとは違う印象になるのかもしれません。

>絵本… というよりも外国の童話に近いかもです

なるほど・・ウマイこと言いますねぇ。

>一見子供用に見えるんだけど、残酷な描写

言われてみればたしかにそうですね。
ところで、子供用じゃない描写といえば・・・・
ベッドシーンを匂わすシーンがありましたが、なぜ父親は狼としてベッドインするのかな?と・・・
やりにくかろうに(爆)
人間の姿になれるのなら、人間の姿でしなさい。それが男性としての慎みです。(核爆)

えっと冗談はそれくらいにして・・・と

>意外だったのが檻に入れられてた狼との出会いですね。
>あれにどんな意味を込めたのか……

私なりの解釈としては・・・

現実の森にホントに狼がいるのであればあの場面は必要無いでしょう。
森の主の狼に教えを受ければいいわけです。
この映画では、男の子が森に入る決意をするのに、いろんなことを教えた師匠は現実的に森の主の狐ということになってます。
しかし・・・男の子がいきなり狐の教えを受け入れるのは無理があるのではないかと。
そこで自分の血である狼のことを考えるきっかけとして檻に入れられてた狼を登場させた。
「昔は狼は森の主であったのが現実は檻の中にいる。これは本来の狼の姿じゃ無い」と。
そこで森の主である狐を登場させ、少年が森に入る決意をすることに説得力が増すわけです。
もっと深く読むならば、あの檻の狼を父の姿にダブらせ彼らを「人間社会に生きるしか無い狼・人間になってしまった存在」ととらえ、それを否定して(親離れ)彼らに出来なかった本来の狼として生きていく道を選ぶという男の子の姿を肯定的に描きたかったのかもしれませんね。
【410】

大脱走  評価

熊楠 (2013年12月28日 15時14分)

こんにちは。

年の瀬ですね。
私の年代だと、この時期の映画って言えば、
なんと言っても『大脱走』じゃないですかね?

毎年30・31日で前後半で
2夜連続でやっていたような思い出があります。
(思い違いかしら?)

マックイーン格好良かったなぁ。
オートバイで飛び越える場面、今からすると
大した事無いですが単純に『スゴイ』って思えましたよね。

結果、逃げることが出来たのは数人でしたけど
ドキドキしながら見てたよなぁ。
【408】

おおかみこどもの雨と雪(1)  評価

ゆさみん (2013年12月23日 01時36分)

おおかみこどもの雨と雪(2012年)
監督 細田守
脚本 奥寺佐渡子
   細田守 
原作 細田守 
出演者 宮崎あおい 
        大沢たかお 他

 Piroさんのリクエストにお答えして語ります。
 今回はネタバレ注意です。未見の方は、どうぞ映画を見てからお読みいただければと思います。

 まず、この映画と関係ない「とあるストーリー」を紹介します。

 あるところにお互い好きになった男女がいた。めでたく二人は結婚し、二人の子宝に恵まれた。しかし、子どもがまだ小さいうちに不慮の事故で父親は死に、母親一人で苦労しながら子どもを育てた。子どもは愛情をいっぱい浴びて育った。上の女の子は、おてんばで男勝りの性格で、下の男の子はひ弱で自分の殻に閉じこもりがちな性格。小さいうちは活動的な女の子が内向的な男の子を助けてやったりすることも多かった。
 やがて、女の子は中学生になり、好きな男の子も出来て活発なところを表に出さなくなってクラスメイトとも仲良くすごしていた。
 一方、男の子は一匹狼でたくましく生きる大人の人と知り合いになり、学校に行って学ぶよりもその師匠と語る方が重要に思うようになっていった。
 それぞれ大人になりつつある二人の子どもは、自分の信じる道を進むことを決意する。 いつまでも子どもであると思っていた母親は、とまどいながら子どもの道を認め、その旅立ちを見守るのであった・・・

 はい、映画を見た方は何のことかは分かりますね。
 そう、この映画の設定で「狼」というキーワードを人間に置き換えて語ったストーリーであります。つまり、父親と二人の子どもが狼の血を引いている存在ってことを人間に置き換えて語ったわけです。

 えー、このように父親と二人の子どもが狼の血を引いている存在であることを抜きにしてストーリーを語ると、そんなに捻った作品ではないことが分かります。

 親子の物語。ざっくり言えば、自立する子どもとの別れを愛を持って見守る母親の物語です。

 父親と母親は理想的に描かれており、小さい頃の子どもは愛らしく描かれています。興奮するとつい狼の姿に変じてしまう姿も可愛い。動物好きな人はたまらないでしょう。
 中学生になって、自分が狼と人間のハーフである存在ということを自覚し、成長するにつれて人との関係に悩み、やがて来るであろう親との別離と自立を考える。これも子どもが一人前になる段階で誰もが大なり小なり経験することですから、ちょっと寂しさをおぼえながらも共感する内容です。

 「狼人間の父親とその血を引く子ども」という設定と世界観に違和感なく入っていくことが出来る人は「いい映画だなあ」と思うことでしょう。
【407】

おおかみこどもの雨と雪(2)  評価

ゆさみん (2013年12月23日 01時38分)

 で、ゆさみんはというと違和感がやはり残りました。

 最初に父親のことを「狼と人間の血がまじりあった最後の存在」という風な説明があります。
 おいおい、狼と人間の血がどうやって混じり合うんだ?

 また、産婦人科を頼らずに自宅で生んだってことだけど、出生届はどうやって出したんだ?

なーんて思ってしまうんですよねぇ。これは一緒に見ていた娘(高三)も同じことを思ったと言ってました。その他にもつっこみたくなる所はあるけれど割愛。

 あと、父親が狼人間であるけれど、まるきり理想的なやさしい存在であり、母親も理想的な子どもを思いつつも芯が強くやさしい存在である。うーむ。あまりに理想的すぎないか?
 そして・・・・親である二人をとりまく人々の関係は見事に描かれていない。
 例えば、結婚する段階で母親の家族関係などは全く出てこない。父親が死んだ後は、母親の親や親戚だとかの関係も全く出てこない。都会での彼らに関わる人間についても描かれていない。子どものために田舎に引っ越した後も、彼らに関わる最小限の村人との関係しか描かれていない。これほどメインとなる主人公以外の人間について描かれていない作品もめずらしい。うーむ。

 この映画は親子についての映画である。
 そう言っちゃえば何も言えないし、まあ関係ないっちゃあ関係ないけれど、映画ってメインのストーリーとは関係ない部分ってのも大事だったりしますよね。(タランティーノ監督の映画なんて、そんなの抜きに語れないし)
 そんなのが無いぶん、どうも深さがない映画に映ってしまいました。

 とまあ辛口に書いていますが、実は細田監督の作品は「時をかける少女」「サマーウォーズ」ともに好きで、特に「時をかける少女」はDVDも持っています。好きな監督だけに「ちょっとねえ」と思ってしまいました。
 まあ、映画好きなためにちょっとヒネた見方をしているかもしれませんね。

 本当はそんなことは考えずに、素直に映画を見るべきなのかもしれません。

 ところで、この映画、2回目に見たときは「目の不自由な人のため」にシナリオのト書きみたいな部分も読んでくれる機能を使って見てみました。
 皆さんも一回試してみてほしいんですが、この機能を使って見ると、映画の何気ないシーンがよく考えられて作られていることがよく分かります。
 こないだ高畑勲監督のドキュメンタリーを見たときに「アニメは全部描くわけだから一つ一つのシーンはリアリティーがないといけない」と言っていましたが、この映画でも何気ないシーンが「考えられているなあ」と思ってしまいました。

 一例をあげるなら、父親が母親に(結婚する前に)自分が狼人間であるところを最初に告白しようとする場面。一度告白しようとして止めるシーンがあります。「聞いてほしい話があるんだ」「なに?」と言って、やはり止めるシーンですが、母親が「なに?」って聞いた後に、道路の横を車が通り過ぎます。この数秒の間で父親の気持ちの揺れが分かります。この二人の会話の合間に車が横切る場面があるからこそ、父親の気持ちの揺れがあることが伝わってきます。何のことはないシーンですが、当然これは演出で計算されたことであり、こういう細かい場面の積み重ねの上に映画って作られているってことを感じてしまいました。(アニメじゃなく普通の映画も当然そういったことは当然計算されているのでしょうがアニメは絵に描くという大変な作業がある分、意味が大きく問われることと思います)

 こういう目で見ると「敢えて余計な部分は端折る」という選択をあえて監督はしているといえるかもしれません。私が言ったような部分は分かった上で監督は演出しているというのが正解でしょう。

 いやはやアニメ映画を作る(それもオリジナル作品)ってホントに大変だと気づかされました。
【406】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年12月23日 00時02分)

こんばんは。週刊ゆさみんであります(ええ、開き直りです。えっへん)

狼さん。
「堀辰雄」氏は、有名な作家ですよ。
何と言ったらよいか・・・国語の教科書には出てこないけれど、国語の授業で使う資料集には出てくるような作家です(笑)昭和の準メジャー級作家という感じかな。

さんはなさん。お久しぶりですね。
いろいろご活躍なようで・・

>ゆさみんさんが…………
>男って知ったから…………
>こ…来なくなった訳じゃ

なるほど、了解いたしました。

・・・って、なぜ謝るのですか?(笑)
【405】

RE:映画について語ろう  評価

さんさんはなはな (2013年12月17日 16時17分)

ゆさみんさん

お久しぶりです。

お元気ですか?




え?




いや…………




俺は…………




ゆさみんさんが…………



男って知ったから…………




こ…来なくなった訳じゃ……………………







ごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい。(笑)




失礼しました。





【404】

こんな所に!  評価

パチ屋の狼 (2013年12月16日 19時21分)

皆さん、こんばんは。

藤子・A・不二雄氏の「笑ゥせぇるすまん」の中の1つ「かやつり草」と言う話に、「堀 辰雄」氏の「風立ちぬ」が出て来たので、驚きました。

A先生も知っていたんですねえ、と。

かなり有名な作品なのでしょうか。
【403】

マラヴィータ  評価

ゆさみん (2013年12月15日 11時36分)

マラヴィータ The Family  Malavita 
監督  リュック・ベッソン 
脚本  リュック・ベッソン
      マイケル・カレオ 
原作  トニーノ・ブナキスタ(『隣りのマフィア』より) 
製作総指揮  マーティン・スコセッシ
            タッカー・トゥーリー 
出演者      ロバート・デ・ニーロ
            ミシェル・ファイファー
            トミー・リー・ジョーンズ 
 リュック・ベッソン監督の作品ってことで見に行きました。
 リュック・ベッソンって「もう監督業をしない」と引退宣言してプロデュース業や脚本執筆を中心に活動していましたが、撤回してからは作品を製作していますね。
 最近の作品では「レオン」みたいなハードな作品でなく誰でも楽しめる娯楽作品を手がけています。「アデル ファラオと復活の秘薬」(2010年)も私は映画館で見ました。これは、フランスの有名なマンガが原作のようで、娯楽要素の強い作品で私としては面白かったです。
 さて今回は、あ・の・「マーティン・スコセッシ」が製作でリュック・ベッソンが監督するマフィア対元マフィアの戦いを描いた作品。
 出演者にロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズとそうそうたるメンバーであります。

ストーリーは・・・
 フランス・ノルマンディーのとある田舎町に、アメリカ人のブレイク一家が引っ越してきた。彼らは一見ごく普通のアメリカ人の一家のようだが、実は主のフレッドは本名をジョヴァンニ・マンゾーニという元マフィアで、家族ともどもFBIの証人保護プログラムを適用され、偽名を名乗って世界各地の隠れ家を転々としていた。
 そんなワケありのブレイク一家は地元のコミュニティーに溶け込もうとするが、かんしゃく持ちのフレッドは事あるごとに昔の血が騒いでトラブルを引き起こし、妻マギーと2人の子供も方々でトラブルを起こしてしまう。
 そんな中、フレッドに積年の恨みを抱くマフィアのドン・ルッケーゼが一家の居場所を突き止め、殺し屋軍団を送り込んできた。かくして平和な田舎町を舞台に、“ファミリー”VS.“ファミリー”の仁義なき壮絶バトルの火蓋が切って落とされる。(以上ウィキペディア)

 マフィアの戦いということでハードな作品を想像していましたが、「誰でも楽しめる娯楽映画」路線の映画で、暴力シーンや銃撃戦など派手派手な場面が満載ながら笑える映画であります(?) まあ、これだけ暴力描写をしていて殺人場面も出てきて、それでいて笑えるというのがリュック・ベッソン監督らしいですね。ある意味、彼にしかこういう映画は出来ないかも・・・ロバート・デ・ニーロもはまり役を楽しそうに演じているし。
 肩の力を抜いて楽しめる作品ですね。しかしそういう作品だからって、製作サイドにしてみれば、テキトーに作るわけにはいかないだろうし、一歩間違えば悪趣味な映画になってしまいますから、ハードな作品より作るのは大変かもしれないですね。

 なお映画の予告編はこちら。私の言う肩の力を抜いて楽しめる作品というニュアンスがよく分かるかと思います。
 http://www.malavita.jp/

 残念ながら、ゆさみんの地元の映画館ではもう上映しておりません。11月15日公開ですから1ヶ月も上映していなかったのですから、コケた作品に入るかもしれません。

 機会がありましたら、この映画を見て楽しい2時間をお過ごし下さいませ。
【402】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年12月15日 11時35分)

 こんにちは。
 週一回の登場のゆさみんであります。

Piroさん、どうもっす。
映画のタイトルって重要ですね。
タイトルをそのままカタカナ表記にしただけの映画がはびこる中、日本語の意味深なタイトルがあると興味を惹かれますね。
最近の映画で酷いタイトルと思ったのは、トム・クルーズ主演の映画で「アウトロー」
もちろん原題とは全然違うタイトルであり、使い古された和製日本語をこの映画につける意味が分からない。映画を見ると分かりますが私たちが一般に「アウトロー」という言葉でイメージするものとは違います。
トム・クルーズの新シリーズものとして公開されて、映画自体もとってもいい出来であるだけに残念。次の作品が出来たら「アウトロー2」とかになるのだろうか・・そうなったら「やめてくれ」といいたい気がします。
ああ、それと「大噛みボーイと天気予報」は12月下旬に放送みたいですよ。

流星群。さん、ご無沙汰です。
ネタなくてもいつでもいらして下さいな。トピ主はあんまりいないけど(笑)
>僕は気付いてましたよ。ゆさみんさんが男性だって。
そうそう、私は別に隠してるつもりは全然無かったからですもん。
プロフに性別を書かなかったのは、映画を語るのに関係ないと思ったのと、まあ文章書いているうちに分かるだろうと思っていたから・・・

ところでハリウッド版ゴジラの2作目の予告が解禁されましたね。
渡辺謙氏も登場していますね。
見てみたいですよねえ。
http://nviewer.mobi/player?video_id=sm20489965
うそです。

ホントはこちら。
http://sonicch.com/archives/34802830.html
【401】

気付いてましたよ  評価

流星群。 (2013年12月10日 17時16分)

皆様お久しぶりでございます。
今日は会社の健康診断でした。
毎年金の無駄になってますが、「転ばぬ先の杖」として真面目に受けてますよ。

★ゆさみんさんへ

僕は気付いてましたよ。ゆさみんさんが男性だって。
「牙狼、白夜の魔獣」での翼君と邪美さんとの絡みで、「羨ましいー」とコメントしてましたよね。
あの時点で確信しましたよ。

最近ネタが無いのですが、また寄らせてもらいますね。

ではまたー。
【400】

RE:映画について語ろう  評価

PirO (2013年12月10日 13時06分)

 タイトルの和訳とかポスターって大事ですよね。。

  それだけで興味が変わってしまうから。。


  [最高の人生の見つけ方]は賛否両論あったでしょうねぇ。。

   でも原題のThe Bucket Listだったら観なかったかな。。w
     日本人には全然イメージと違っちゃうから。


  俺ねぇ…… あの映画の正解の題名ってナンなんだろうって よく考えるんすよ。。( ̄ー ̄)  どう?
【398】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年12月09日 19時34分)

こんばんは。

Piroさん。
どうもっす?
そう繰り返さんでも・・・(笑)
さてはアタリか(爆)

「ものすごく・・」へえ、テレビのCMとかやっていたのね。
なるほど、意味深なタイトルだから客が見たくなるかもという心理戦術があるのね(笑)
9.11を扱っているから
>感動させようとしてる感が強いかなぁ。。。
なんて思われるかもしれませんが、あんまりデデデンという感じではない静かなおさえた演出なので9.11で親を亡くした家族の物語ってことで見ていただけたらと・・・

ところで、いかにも感動させようとしている映画って、ある意味ドン引きしますよね。
前に紹介した映画「砂の器」は名作ですが、今見るといかにも感動させようとしているのが見え見えの映画ですね。この映画を評価しない人は、そこあたりがダメなのかも。

でも、あの頃はやや大げさな演技でも受け入れられている俳優とかもいましたよね。丹波哲郎のほかにも赤いシリーズの宇津井健とか・・・

あえて、今の時代に大げさな演出とベタなストーリーで映画を作ったら、逆にウケルかも(笑)
はっきり言って「冬のソナタ」ってそれでウケたのかも?
って気がしますもん。

「狼少年ケン」・・もうすぐ放送されるのですね。分かりました。見たら感想書きますね。
【396】

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い  評価

ゆさみん (2013年12月08日 16時10分)

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年)
Extremely Loud & Incredibly Close 

監督 スティーブン・ダルドリー 
脚本 エリック・ロス 
原作 ジョナサン・サフラン・フォア 
製作 スコット・ルーディン 
出演者 トム・ハンクス
    サンドラ・ブロック
    トーマス・ホーン
    マックス・フォン・シドー 
音楽 アレクサンドル・デスプラ

911の同時多発テロで、大切な父(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。ある日、父の部屋に入ったオスカーは、見たことのない1本の鍵を見つける。その鍵に父からのメッセージが託されているかもしれないと考えたオスカーは、この広いニューヨークで鍵の謎を解くため旅に出る。

WOWOWで放送されたので見ました。実は録り溜めしていた映画(で見ていない作品)の一つで、放送されてからかなり経っています。
作品の題名も、とりたてて見てみたいというものじゃないし・・
だってタイトルにそそれられます?(笑)

私は、作品の存在自体を知らなかったです。出演者にトム・ハンクスにサンドラ・ブロックも出ているのにね。
いろいろネットを見ると、アカデミー賞ねらって作られた作品であるが、無視された作品ってことになっていますね。
これは今さっき調べたのですが(笑)

でも、ああ先入観無しで見てよかった。

私は、しみじみと良い作品だなあ、と感じましたよ。
とりたてて派手なシーンもなく、9.11の事件後の家族の絆を描くドラマをおさえた演出と音楽で静かに見せています。意味の分からないタイトルも物語の最後で意味が分かる仕掛けになっています。
テレビでなく映画館で見ていたら、うるっときていたことだろうなあ。
機会があれば是非。しばらくはWOWOWでもリピート放送やっておりますんで。
【395】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年12月09日 19時15分)

こんにちは。
一週間のご無沙汰が定着してしまいました。
コメントを下さった方、レスが遅れて申し訳ありません。
12月は「師走」お坊さんが走るくらいみなさん忙しい月ってことで、それぞれお仕事大変かもしれませんが、おたがい体に気をつけてがんばっていきまっしょい。

Piroさん、おおっお久しぶりでやんす♪
何か、ワタクシが男性と判明してからお越しいただくのが少なくなったような・・・(爆)

ところで、ルパンですが、私もたまにあるテレビスペシャルや劇場版にはほとんど期待しておりません。あまりに期待を裏切られ続けていますからね。
一応、放送される時に最初だけ見ます。私の子供ももう最初の10分くらい見て「もう、見ない。テレビ消しても良いよ」といいます。それにしても、これだけ駄作が続いてるけれど、視聴率って良いのでしょうかね?
ただ、昨年テレビで放送された「LUPIN the Third -峰不二子という女-」は評判がいいようですね。私は、地元のテレビではオンエアされなかったので見ていないのですが、今週「アニマックス」で放送開始されるようなので、見てみようと思います。Piroさんは、見ましたか?けっこう濡れ場シーンもあるようですよ(←ここ重要)機会があれば是非。
「かぐや姫」は、まあPiroさんからはお高くとまっているように感じられるのかな?まあ、余計なことを考えて見なくても、素直に見て感動すると思いますよ。

徳俵さん。
「インデペンデンス・デイ」2016年公開ってたしかに待たせすぎですね。
作品についてもそれほど、凄いだろ? 楽しみに待っててね? とかいう作品ではないような気もするし・・・
「タイタニック2」とかなら「おおおっっっ?」てなるかもしれませんが。(ってどうやって作る? 沈んでいた船を宇宙戦艦に改造して宇宙からの敵ガメラス星人から地球を守るためにウスカンダル星に旅立つ・・・とか?)
あちらの国では、それほど凄い作品として認知されているのでありましょうか???
今度は松田聖子も、もうちょっとたくさんの場面で出して欲しいですねえ(笑)
【へんしう】
ごみん。間違えてた。
松田聖子が出たのは「アルマゲドン」でしたね・・・
何か、ここらへんの時代のSF映画がごっちゃになっちゃってる(笑)

狼氏。
「かぐや姫」見られたんですね。狼氏のコメントに対しては私も100%「その通り」であります。
芸術作品として申し分ない作品だと思います。
このような作品って15分くらいの実験的作品として作られるようなら分かります。しかし、2時間以上こだわりぬいて作った作品ですから、凄いとしか言いようがありません。
NHKでは狼氏も見た「宮崎駿監督」の密着番組が放送されましたが、WOWOWで先日、「かぐや姫」のメイキングで「高畑勲監督」の密着番組が放送されました。いやあ、高畑氏のこだわりも宮崎監督以上といっていいかもしれません。リアリティにこだわる姿勢は半端じゃありません。すごい監督です。高畑勲監督。
【394】

すでに芸術。  評価

パチ屋の狼 (2013年12月02日 01時08分)

皆さん、こんばんは。

NHKの「プロフェッショナル」は、私も見ました。

宮崎監督が細かい部分にまでとことんこだわるのは、昔からの様です。

「もののけ姫」でも、足元の雑草1本にすら、4種類の緑色を使い分けるなど、一瞬しか映らない背景にも、尋常ではないこだわりを持っていらっしゃいました。

もののけ姫のセル画を担当した人は、気が狂いそうになったのではと思います。

さて、話題の「かぐや姫の物語」ですが、8年の歳月と50億もの予算を費やしたそうで、これはジブリだから出来る芸当だと思います。

映画の方ですが、私が見る限り、これはすでにアニメとか映画の枠を超えていると思います。
これは、まさに、

「芸術です。」

この映画自体が、1つの芸術作品であり、オブジェではないかと思います。

綺麗だとか美しいなどという表現ではなく、一言で表すなら、まさに芸術です。

8年かけただけはあるなあ、と思います。

余談
DCのゲームで、制作3年と50億もの予算を費やしたものの、大コケした某ソフトとは、えらい違いだわw
【393】

待ちくたびれるw  評価

徳俵’ (2013年12月01日 23時25分)


みなさん、こんばんは、酔っ払いです。


えー、説明は不要でしょう。

「インデペンデンス・デイ」。


なんと、この続編があるそうな。




2016年公開って・・・。


映画の製作が大変なのは、じゅうぶん理解していますよ。

でもねぇ、2016年って、あんたらどんだけ気が長いのよw

なら、発表は1年前にしとけよw

と思うのは、私だけなんでしょうか?


ちなみに、ウィル・スミスは当初断った、とか。

こんな話を聞くと、やはり俳優も商売だもんな、なんて醒めてしまいます。

「メン・メイン・ブラック」では、続編撮影に際し、監督は「彼らのスケジュールが空くまで待つ」と

言ったとか・・・。

もちろん「彼ら」とは、あの二人のことです。



 ☆
【391】

かぐや姫の物語  評価

ゆさみん (2013年12月01日 22時23分)

かぐや姫の物語(2013年)
監督 高畑勲 
脚本 高畑勲、坂口理子 
製作 氏家齊一郎 
出演者 朝倉あき
    高良健吾
    地井武男
    宮本信子 ほか
音楽 久石譲
主題歌 二階堂和美「いのちの記憶」

話題のアニメ映画「かぐや姫の物語」を見に行ってきました。
いや〜、良かった。

私としては高畑監督の作品では、一番好きな作品ですね。

ネットの感想とかは読んでいないのですが、けっこう評価が分かれる作品かもとは思います。
今回の「かぐや姫」は「風立ちぬ」もそうでしたが、大人が見て「じーん」とくる作品であり、ジブリブランドにつられて小さい子供といっしょに見ると、子供が退屈して「お母さん帰ろうよ」と言いかねない感じもいたします。

高校3年の娘といっしょに見に行きましたが、娘は途中涙を流しながら見ていましたね。
「ナウシカ」の島本須美氏を思わせる朝倉あき氏の凜とした声や、地井武男氏の声の演技はすばらしいと思います。
よく知っているお話とはいいながら、すんなりかぐや姫や竹取の翁に感情移入していけば、新たな感動がわいてくるような作品です。
私は、水彩画テイストの絵が自然に動くのにびっくりし、さぞ予算と手間がかかっているんだろうなあ、と感心していました。水彩画風な画面で奥行きがあり、それがジブリ独特の動きで、手前から奥へと動くのです。また、かぐや姫を迎えに来る天の人々の描き方、空中浮遊シーンなど美術に興味のある人なら画風と描き方に感嘆するだろうなという描写が随所に見られました。公開延期されるされるのもこれだけのクオリティを出すためのものなのだろうと思うと、納得です。

特にこの作品。外国人にとっては見たことの無いアニメに映ることでしょう。
意地悪な見方をすれば外国人受けをねらった作品という人もいそうだなあ。

まあ、でも日本に昔から伝わる話を違和感なく、新しい味付けをして、それに相俟った独特のタッチで描いた作品として、すなおに「素晴らしい作品だ」といいたいですね。
ビデオ発売を待って、レンタルに出たのをテレビで見ようという人。それだとこの感動は薄まりそう。
ぜひ、映画館で見て欲しい作品だなあ。
【389】

日本最古の映画館で  評価

モトマシマチ (2013年12月01日 21時35分)

皆さん、ご無沙汰しております。

 先日、映画館としては日本最古級と言われる築102年の映画館で60年前の映画を見てきましてノスタルジックワールドに浸ってきました。

 上映された映画は「東京物語」、言わずと知れた小津安二郎氏の代表作的な映画です。

 正直、全編通して観たのは初めてでして、最初はセリフ回しとかだいぶ違和感はありましたが、最後は映画の世界に入り違和感はなくなってました。

 技術的には良く分かりませんが、カメラ目線で演者を撮るカメラワークは小津監督の特徴を表しているのでしょうね。

 テーマは尾道に住む老夫婦が久しぶりに家庭を持った子供達に会いに上京した際の親子関係を描いたものですが、あの時代から既に核家族化して親子関係が薄れていた様子は現代と違和感がありませんでした。

 映画に出演していた俳優で存命な方は、私の記憶では原節子さん、香川京子さん、杉村春子さん?ぐらいかもしれません。

 空調設備が無く寒かったですが、充実したひと時を過ごせたと思ってます。(夏だったら耐えられないかも?)

 あっ、原節子さんを観た後に、何故かおもてなしの滝川クリステルさんとダブってきてしまいました。
【388】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月24日 13時03分)

こんにちは。

狼さん。
その番組、そしてNHKのプロフェッショナル私も見ました。

宮崎氏は、けっこうズケズケいう人で、若かりし頃、黒沢監督の「影武者」などもぼろくそいっていたことがあります。
主君が目の前を馬で走りゆける場面だったかで、それを迎え入れる部下がその横で立っている場面で、部下がホコリをさけようと顔をそむけている場面があった。
この場面、監督は絶対気づいているはずだ。気づいているなら、取り直しをさせるべきだ、と。
当然取り直させるべきなのに、それをしていない。それは取り直しをさせない雰囲気みたいなものが現場にあるんだろう。(予算とか、時間とか。で、結局監督はこの画面で妥協してしまったということなのだろう)
これを見たとき、黒沢はもうダメだな、と思った(文責 ゆさみん)みたいなことを言っていたと思いますね。

そういったことを思いだしながら、初対談の場面を見ていました。何となく年月の経過を感じます。


それにしても、改めてドキュメンタリーを見ると、宮崎監督は妥協をしない人で、ちょっとした一コマにもこだわりをもっていて、その場面を作ることをスタッフにも強要しますね。

別の対談だったかで
「スタッフが大変だからといって、それを考えてカットとかを考える映画って大した映画じゃない。終わってからくそみそに言われる」
なんてことも言っていましたね。
その時はぼろくそに恨まれても、良い作品とはこだわりが生むってこともいえるかもしれませんね。

だから監督は人一倍がんばる。

そして、それが出来なくなったから引退する・・・
何となく納得できるような気がしました。

それにしても、プロフェッショナルのラストの場面で創作への意欲を失っていない宮崎氏の映像に、制作者としての業みたいなものを感じます。
【387】

そりゃそうだ。  評価

パチ屋の狼 (2013年11月24日 07時51分)

皆さん、おはようございます。

「1分間の深イイ話」

という番組で、ジブリ特集をやっていまして。

現ジブリの「宮崎 駿」監督と、世界のクロサワこと「黒澤 明」監督の対談の模様を映した、貴重な映像を見ていたのですが、黒澤監督がジブリアニメを見た事が無いの言うので、宮崎監督がそれまでのジブリアニメのビデオを全て贈ったところ、数日後に黒澤監督から手紙が来たのですが、その内容に宮崎監督がショックを受けたそうです。
その内容とは、

「『となりのトトロ』も良かった。『魔女の宅急便』も良かった。『ラピュタ』も本当に面白い。で『ナウシカ』も更に面白かった。」

ここまでの内容に、宮崎監督は大変に感動したそうなのですが、次の瞬間に顔色が変わったそうです。

「しかし、私が何と言っても心に残ったのは、『火垂るの墓』である。」

その時の宮崎監督には、鈴木プロデューサーも声がかけられないくらいだった、と言います。

黒澤監督が絶賛したのは、「高畑 勲」監督作品だったからです。

実は、黒澤監督はジブリ作品の全てを宮崎監督が作ったと思っていたらしく、手紙を書く直前に見たのが火垂るの墓だったそうなんです。

黒澤監督が本当に好きだったのは、「となりのトトロ」だったんだそうな。

その証拠に、「黒澤 明が選んだ100本の映画」には、アニメ映画で唯一「となりのトトロ」が入っています。
【386】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月19日 21時25分)

ジョニさん、どうもっす♪

ホンマは違うけどってのが若干気になりますが(笑)
吉永はんは、誰も異論を挟めない女優であることは確かです、はい。

水谷豊ですか。
相棒は、役者陣と脚本・演出のすばらしさが長寿の秘訣であると思います。
個人的には及川光博さんが好きだったんですけどね。
水谷豊氏。映画「少年H」は映画館で見たかったのですが、タイミングあわず見られずじまい。ビデオ化されたら見てみたいですねえ。

ところで、最近注目しているのが前田敦子氏。
NHKで放送しているドラマ「あさきゆめみし」を見ていて、前田敦子氏を見直しました。
それまでのドラマでは「あんまり大したことないな」などと思っていたのですが(失礼)いやあ、演技上手いじゃないですか。
八百屋お七の話で、そろそろ最終回でラストは前田敦子氏演じるお七が火あぶりになるのでしょう、だいたい話が見えてきていますが、けっこう見入ってしまいます。
【384】 削除

パチ屋の環八 (2013年11月19日 11時45分)

トピ主により削除されました (2013/11/19 21:26)
コメント:
【383】

テレビスペシャルアニメ「ルパン三世」  評価

ゆさみん (2013年11月16日 22時07分)

ルパン三世 princess of the breeze 隠された空中都市

昨日、すなわち2013年11月15日(金)に金曜ロードショーで放送されたテレビスペシャルアニメですが・・・

これはあまりにヒドイ。

宮崎駿監督は多分、興味もないし見ないとは思うけれど、見たら「ゴミ以下の作品」というだろうなあ。

それくらいヒドイ。

キャラデザインが変わったり、声優が変わったり、とかの変更は「ルパン三世」という作品が持っている懐の広さというかで、まあ許容しても、制作者の姿勢自体に大いなる疑問がある。

ストーリーや細かいシーンや設定もたしかに細かく言えばきりがないくらいにヒドイ。たしかにアニメは現実にはありえないシーンも描くことができるが、それでもご都合主義に走るのとは別問題。例えばルパンが胸を撃たれて、それをヒロインの女性が薬草で手当てして治るシーンなど、おいおいあの場所じゃ肺とかに達しているだろう、かすり傷じゃあるまいし薬草で治るなんていくらなんでも酷いんじゃないの?・・・とか。他にもいろいろとあるが割愛・・・

それよりも酷いのは、宮崎駿監督の監督作品のパクリ(盗用)といっていいシーンの多さ。明らかに「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」「カリオストロの城」「未来少年コナン」など、ファンのヒトなら指摘できるシーンがあっちにもこっちにもあるという・・・
一回見ただけであるけれど、それでも気づいた設定やシーンをあげると・・・

「天空の城ラピュタ」・・・冒頭の飛行船に飛び移るシーン、敵を逃れるために気流の中へ入っていくシーンは竜の巣へ入っていくシーンのパクリ、何よりも副題の「隠された空中都市」っておいおい・・・
「風の谷のナウシカ」・・・主な設定
「カリオストロの城」・・・これまた城の設定や造形、また壁を車で走るシーン
「未来少年コナン」・・・傷ついたルパンに木の実を搾って呑ませるシーンは、コナンがラナにのませるシーンとそっくり

特に「ラピュタ」と「カリオストロ」からの盗用が多い。

前に、宮崎駿監督の押井守監督の対談で紹介したけれど、宮崎監督は「パロディー」について「元の作品に別の意味を与えて示すくらいのことをしないと、単に設定を盗んだという印象しか残らない」と言っていました。
今回のルパンは明らかに設定やシーンを盗んだというに等しい。インスパイアしたのでもなくパロディでもなくこれはそれ以前の「盗用」といっていいと思います。
宮崎監督のアニメの設定やシーンをあちこちからツギハギし、ごちゃ混ぜにして作った作品といっていい。
もし、制作者が宮崎ファンならニヤリとするシーンが入っていますよ〜とかの感覚でいるのなら、それは宮崎監督やファンをあまりにも馬鹿にしている。失礼にもほどがあると思いますね。当然ながら、宮崎監督の許可もとってないとは思いますが・・
さらにいうなら訴訟になってもおかしくないくらいの作品です。
ある意味、そういう作品なので、問題になったら再放送やビデオ販売は難しくなって、幻の作品になるかもですね(苦笑)

ともあれ、こんな作品を作るとは、東京ムービー(TMS)もおちたものだなあ。
【382】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月16日 21時16分)

あらあら、こりゃまた、徳俵さん、こんばんは。

なるほど了解いたしました。

ローラ・フォルネルですか。
検索したところ、ミス・スペインになったことをきっかけに映画出演などしているとかで、私たちが知っている映画としてはジャッキーチェンの「スパルタンX」と「サンダーアーム」くらいですね。
その後、主にスペインを中心にテレビなどに出演しているという・・そういうわけで、あんまり日本では見ないのですね。

レネ・ルッソ。
今、改めて手元にあるDVD「リーサル・ウェポン4」を見てみました。

リッグス「おれは今まで君をヒマラヤの絶頂までいかせたことはあるか?」
ローナ「せいぜいカリブの丘くらいね」

これをはじめ、なかなか面白いかけあいがいっぱいですねぇ。

というわけで、

「私の好きな女優」一覧
モトマシマチさん 夏目雅子
熊楠さん     ゴールディー・ホーン
流星群。さん   佐藤康恵(さとうやすえ)
徳俵さん     レネ・ルッソ
パチ屋の狼さん  倍賞千恵子・由美かおる・シガニー=ウィーバー・デミ=ムーア
ゆさみん     深田恭子
ジョニー・ハンサムさん 吉永小百合

というわけで、ヨロシク。
【381】

ちょっと待ったあぁぁぁぁぁ!  評価

徳俵’ (2013年11月16日 19時37分)


こんばんは〜。


いえいえ、Y子さんのファンというわけではありません。


女優ですか・・・。今はそれに仕立てられちゃう、お粗末なのも見かけますよねぇ。

私の場合、圧倒的に洋画の方を多く見ますので、邦画の女優さんといっても、

あまり浮かばないんですよ。

吉永小百合さんは、いつまでもお美しいとは思いますが。


ローラ・フォルネル。

この女優をご存知でしょうか?

「スパルタンX」のヒロインで、そりゃあチレーなお姉ちゃんでした。

でも、その後見ないんですよ。


私が好きな女優というと、やはり、レネ・ルッソでしょうか。

「リーサル・ウェポン」では、リッグス&マータフとの絡みが実に良かったと思います。

そんなわけで、Y子さんには悪いですけど、訂正して下さいまし。


 .
【380】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月16日 21時06分)

みなさん、こんばんは。

静かな週末を過ごしているゆさみんであります。
運動のせいか、日ごろの姿勢のせいか、ちょっと腰にきています。
腰を曲げると、若干の痛みが・・・
今まで腰は丈夫だったので、ちと勝手の悪さを感じています。
要するにトシなんですかねぇ。

さて、ジョニさんは「吉永小百合」氏ということでよろしいですね。
スタイルも変わらないし、節制されていることがよく分かります。今でも定期的に水泳をされるそうですね。
いつまでもお若い。
そういえば、「週刊ポスト」最新号では、昭和の女優の若かりし頃の写真特集をやっていましたよ。機会があれば立ち読みなどしてみては?

では改めて・・
「私の好きな女優」一覧
モトマシマチさん 夏目雅子
熊楠さん     ゴールディー・ホーン
流星群。さん   佐藤康恵(さとうやすえ)
徳俵さん     沢口靖子
パチ屋の狼さん  倍賞千恵子・由美かおる・シガニー=ウィーバー・デミ=ムーア
ゆさみん     深田恭子
ジョニー・ハンサムさん 吉永小百合 

流星群。さん。
「りょう」さん、これまた個性的な女優さんですね。
ほかに、真木よう子さんとかもいいですね。

でも、モトマシマチさんへのレスも兼ねますが、突出している女優といえば、私は深キョンなんですよねえ。
なぜ深キョン?
という理由ですが、【361】でも書いていますように「ちょっとピントがずれた役をやらせたら彼女の右に出る人はいない」というのがありますね。
演技派の女優といえば、例えば中谷美紀氏だとかそれなりに浮かびますけれど、単に私の好みといってしまえばそれまでですが、普通の役もできて、かつまた「ドロンジョ」ができる女優というのは、他に思い浮かばないんですね。
「下妻物語」は、彼女しかできない役だとも思いますし、そういう意味で彼女は私の中では飛び抜けた存在ですね。
ええ・・・多分に私の好みが入っておりますが(爆)
【379】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2013年11月15日 21時24分)

☆ゆさみんさん

 何気に深キョンて書いてるし、理由がきになりますね。


☆流星群さん

 お仕事お疲れ様です。

 「りょう」って唐突に出されましたが、何故ですか?

 龍馬の妻のお龍さんは、好きですが。

 正直、ロンバケ、恋のバカンスとかあの頃のイメージは強く嫌いではありませんが、そう思われたのは顔立ちですかね。

 
【376】

もしかして・・・・・・  評価

流星群。 (2013年11月15日 20時24分)

★ゆさみんさんへ

もしかしてゆさみんさん、モデルで女優の「りょう」さん、もお気に入りじゃないですか?

僕はりょうさん、大好きですよ!!

九州の現場からの書込みでした。

ではまた〜。
【375】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月14日 22時56分)

こんばんは。

ううう・・・寒くなってきました。
家では炬燵を出しました。ストーブの準備もせねばと思っていますが、仕事場では未だに半袖で通しているゆさみんであります。

さてさて「わたしの好きな女優」のご応募ありがとうございます。
みなさんの意見をまとめますと・・・

モトマシマチさん 夏目雅子
熊楠さん     ゴールディー・ホーン
流星群。さん   佐藤康恵(さとうやすえ)
徳俵さん     沢口靖子
パチ屋の狼さん  倍賞千恵子・由美かおる・シガニー=ウィーバー・デミ=ムーア
ゆさみん     深田恭子

といったところでしょうか・・
徳俵さんは、S口Y子氏の話題を出していたので、勝手にここに書きましたが(笑)
違っていたら、訂正お願いいたしますです。
個人的には流星群。さんの「さとうやすえ」さんは、ワタクシ好みでありますね。強烈な個性のヒトが好きなので(爆)
ジョニー・ハンサムさんはいいんですか?
わたしの好きな女優は「高倉健」って言わないでね(笑)

なかなか、面白い名前があがっていますね。ふふふ。
【373】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2013年11月13日 19時37分)

皆さん、こんばんわ。


☆ジョニーハンサムさん

 ベーコン全部見てるんですか!!

 ジョニーハンサムさんは基本洋画専門でしょうか?


☆徳俵さん

 S口さんのCMですが、なんか関西出身のわりには関西弁が板に付いていないような気がします。

 後輩ですが、龍騎シリーズですので10年ぐらい前なんでそこまで古くないです。

 因みに多摩だったら月光仮面で使われたような記憶がありますが、定かではありません。


☆パチ屋の狼さん

 倍賞千恵子と言えば、下町の太陽を思い出しますね。古っ。
【372】

今頃ですが。  評価

パチ屋の狼 (2013年11月13日 03時22分)

皆さん、こんばんは。

女優ですか。私はあまり俳優にはこだわらないのですが、あえて挙げるとしたら。

日本だと、「倍賞千恵子」さん(男はつらいよ、など。)と「由美 かおる」さん(水戸黄門)くらいでしょうか。

海外だと、「シガニー=ウイーバー」(エイリアンシリーズ)や、「デミ=ムーア」(G.Iジェーン)かな。

海外の戦う女性って、強くてかっこいいなあと思います。
でも、最近の「アンジェリーナ=ジョリー」(トゥームレイダー)や「ミラ=ジョヴォビッチ」(バイオハザード1〜3)は、どうもイマイチかな。
映画の題材がゲームだし、特撮技術やCGが凄すぎて作った感が多いから、あまりしっくり来ないんですよ。

やっぱり、生きている人間を感じる事が出来ないと、「あのCGや特撮は凄いなあ。」と、そこへ視点が行くと思うんですよね。
あんまり俳優の方へ評価が行かないというか、どうせ加工映像だろう、で終わっちゃう。

エイリアン(は微妙だけどw)やG.Iジェーンだと、ちゃんと生きている人間が動いている、生の俳優を感じる事が出来たと思いますが、どうでしょう。
【368】

お久しぶりでございます。  評価

流星群。 (2013年11月12日 12時02分)

皆様こんばんは、パソコントラブルから復帰した、流星群であります。

去年の今頃、仕事用のノートパソコンをSSD(ソリッドステートドライブ)なる物に換えたのですが、わずか一年で終了しました・・・・
「落としても大丈夫」だってので安心してたら、いきなりブッ壊れてくれましたよ。
「SSDは書込み回数に制限がある」との事ですが、「計算上の寿命は100年以上」とも言われてるし、何で壊れたのか解らん・・・・
まっ、保障期間中だったので新品代替出来ました。

はてさて、久しぶりに出て来て自慢です!!

★モトマシマチさんへ

始めまして。
僕の二十歳の時の彼女は、夏目雅子さんそっくりの自慢の彼女でしたよ。
ま〜、最後はフラれましたけどね・・・・


★ゆさみんさんへ

僕の今の一押しは、邪美こと「さとうやすえ」さんでお願いします。

ではまた〜。
【365】

素朴な疑問なんですけど。  評価

徳俵’ (2013年11月11日 23時00分)


ゆさみんさん、こんばんは。

私も「通年半袖派」なんで、お気持ちはよくわかりますぜ。

(長袖って、物ごころついた頃から嫌いだったw)


さて。

自トピのコピペにて、大変恐縮なんですが、

レスがなかったもので、貼らせていただきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  屋外での映画撮影、トイレはどうしているの?


なんですよ。


まあ、山奥ならその辺で済ませてしまえばいいかもしれません。

・・・♂なら、ね。

でも、女性はそうもいかないでしょう。ましてや有名人ですから。


街中なら、公衆トイレがなくても何かしらあります。

住宅地だと、トイレが無い所の方が多いはず。


どうしているんでしょうか?


あ、わかった!


( ̄∀ ̄)b 全員、紙オムツ着用。

いやいやいやいや、んなこたぁないでしょ。

それにねぇ、いざそうなっても出ないモンでしょ。


ロケバスにトイレがあるんだろうか?

でも大型じゃないから、設置はしてないような?


「東宝シンデレラガール」に選ばれ、映画デビュー。

自らテーマ曲も歌い、今では「女優」として馴染みになっている、

S口Y子さん。


以前、彼女について、T氏がこんなことを喋っていました。


その映画撮影中のこと。

「もうね、セリフは棒読み!ヘタクソ!」

まあ、ベテランさんから見たら仕方ないでしょ。


で、撮影が中断されることもしばしばだったそうな。

そんな中、野っ原の中で彼女は言った。

「おしっこwww」

キレた監督は、




 「そこでしろーーーっ!」。



共演したT氏自らが語っていたので、全くのデタラメではないのでしょう。

やはりトイレは確保してあるんだろうか?

誰か知りませんか〜〜〜?

 ☆
【364】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月11日 22時50分)

こんばんは。

暦の上では、もう冬ですね。
いぢでも半袖で仕事をしようとして通していたら、あちこちから変わった目で見られているゆさみんです♪

仕事は、しばらくはゆるりとした日々になりました。
まあ、ちょっとの間だけなんですけどね。

年末が近づくと、それなりに忙しくなると思われ・・・

週末は録り溜めていた映画を見るのが楽しみの日々であります。

最近見たのは、リュック・ベッソンが製作している映画で、「コロンビアーナ」と「96時間リベンジ」・・両方ともリュック・ベッソン印のアクション映画です。
「96時間」は第1作が好きな人なら、面白く見ることができます。
私的には、「コロンビアーナ」が「ニキータ」っぽくて良かったなあ。
殺し屋の女性の、強さや哀愁やクールさが横溢している作品です。
私は、この作品の存在自体を知らなかったですね。反省。

でも、いい映画を見ると、気持ちが明るくなります。


モトマシマチさん、どうもです。
遅くなったと言われても、返信してるの、今のところモトマシマチだけだし(笑)
貴重なご意見ありがとうございます。
夏目雅子さんかぁ。たしかに素晴らしい女優ですね。
可憐さと芯の強さをもっている女優でした。
伊集院静氏ってば、ホントにうらやましいですね。


また、名優の晩年ってのも、いろいろ考えさせられますね。

人気が出なかったり、役が来なかったりというのは、端から見ると「不遇」ってことになります。
ただ、その状況を受け入れながら、別の道を歩むってのも(J・ジェンマ氏でいえば彫刻家)その人からみれば充実している人生なのかもしれません。
俳優ではなくても、元総理大臣の細川さんみたいな政治家をすっぱりやめて、別の道で過ごすというのもありかと思いますね。


私たちも、人生の最後には「いい人生だった」と思えるような生き方をしたいものですね。
【362】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2013年11月09日 19時18分)

皆さん、こんばんわ、お久しぶりです。

だいぶ遅レスですが、ご勘弁下さい。


☆ジョニーハンサムさん

 それだけ、見られてるのであればやはり、凄いですよ。

 ベーコンネタ、例えが絶妙でニヤついておりました。


☆ゆさみんさん
 
 G・ジェンマの晩年はだいぶ不遇だったようですね。

 話反れますが、シェーンでスターになったアラン・ラッドも晩年は人知れず亡くなったのを発見されたようで、全体に言えることですが、色が付き過ぎのも良し悪しですね。
【361】

募集「わたしの好きな女優」  評価

ゆさみん (2013年11月07日 18時40分)

レスです。
するするさん。そうそう私が持っているのも扉が倒れ、トレーが前に出てくるタイプのやつです。
それと、映画本編よりも予告編や宣伝用CMなどの方が良くできているものも確かにありますよねえ。予告編に期待していったらドッチラケになるという・・・

パチ屋の狼さん。
ナウシカの歌は記憶する限り宮崎氏は何にも触れていませんね。たぶん、それだけあの歌が嫌いだったのでしょう(笑)この時はまだジブリも存在せず、徳間書店がスポンサーであったので、角川映画を真似て(?)タイアップして売り出そう(パチでいうならミスマリンちゃんみたいな感じ?)というつもりもあったのだと思います。
主題歌というよりは、イメージソングのような感じで登場していたと思います。ちなみにゆさみんはレコードを買いましたよ♪
ただ、ゆさみん的には、あまりにも安田成美の歌が下手くそで、かわいそうすぎて(笑)・・・「ザ・ベストテン」の今週のゲストで登場したときなど「かぜのたにの〜ナウ〜シカ〜♪」の「ナ」のところで声が裏返り、他の歌手が失笑していたのを覚えていますね。(この後、安田成美は歌手としてはほとんど出てこないで、俳優として成功し木梨夫人になるのでしたねぇ・・・)まあ、ナウシカで主題歌が使用されなかったのは、映画としても正解だったですね。
というわけで、映画に関わる人たちがいろいろな思惑のもとで動いた結果、本編に使用されない曲なども出てくるのでしょう。

熊楠さん。
ゴールディー・ホーン、いいよねえ。
私はメル・ギブソンと共演した「バード・オン・ワイヤー」が好きですね。監督は職人のジョン・バダム。ウィキペディアで調べたら、もう67歳になるんですね。作品から離れてもう10年以上になりますが、元気にしているんでしょうかねぇ。
ちなみに私の好きな女優は、外国映画では特にいないかなあ。作品の中としては「レオン」のナタリー・ポートマンとか、「カサブランカ」のイングリット・バーグマンとかいるんですけれどね・・・特に・・という人はいないなあ。
日本映画では、何と言っても深田恭子ですね。「下妻物語」がやはり最高ですが、ちょっとピントがずれた役をやらせたら彼女の右に出る人はいないと思いますね。例えばドラマ「富豪刑事」・・あと「ヤッターマン」のドロンジョが違和感なく出来る女優はそんなにいないのではないかと・・・

というわけで、熊楠さんのリクエストで
「わたしの好きな女優」
を募集します。

よかったら、カキコしてくださいませ。
【360】

のぼうの城(1)  評価

ゆさみん (2013年11月07日 18時38分)

のぼうの城(2012年)
監督 犬童一心
   樋口真嗣 
原作・脚本 和田竜 
ナレーター 安住紳一郎 
出演者:野村萬斎
    榮倉奈々
    成宮寛貴
    山口智充
    上地雄輔
    山田孝之
    平岳大
    市村正親
    佐藤浩市 
ストーリーは・・・周囲を湖に囲まれ、浮城とも呼ばれる忍城(おしじょう)。領主・成田氏一門の成田長親は、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれ、親しまれる人物であった。
天下統一目前の豊臣秀吉は、関東最大の勢力北条氏の小田原城を落城させんとしていた(小田原征伐)。豊臣側に抵抗するべく、北条氏政は関東各地の支城の城主に籠城に参加するよう通達した。支城の一つであった忍城主の氏長は、北条氏に従うように見せかけ、裏で豊臣側への降伏を内通し、籠城作戦に参加していた。
「武州・忍城を討ち、武功を立てよ」秀吉にそう命じられ、石田三成は成田氏が既に降伏を決めているとは露知らず、戦を仕掛けんとする。城はすぐに落ちるはずだった。だが、軍使長束正家の傲慢な振る舞いに怒った総大将・長親は「戦」を選択した。当主・氏長より降伏を知らされていた重臣たちは、初め混乱するが覚悟を決め、かくて忍城戦は幕を開けた。
三成率いる2万超の軍勢に、農民らを含めても3千強の成田勢。総大将たる長親は、将に求められる武勇も智謀も持たない、その名の通りでくのぼうのような男。だがこの男にはただ一つ、他人に好かれる才能、特に異常なほどの民からの「人気」があった。
【359】

のぼうの城(2)  評価

ゆさみん (2013年11月07日 18時38分)

日本アカデミー賞を総なめにした作品で、ゆさみんは原作を読んだ後に作品を見ました。特撮畑の樋口氏が監督に出ていることからわかるように、特撮は見事。合戦の様子・水攻めのシーンも迫力があります。(この話のクライマックスの水攻めのシーンがリアル過ぎて昨年3月の津波の被害を思い起こさせるため、公開が延期されるというエピソードもありました)
ただ、ゆさみんとしては原作のイメージでは、主人公の成田長親はぬぼ〜っとした大男というのを頭に描いていたので、野村萬斎氏はちょっとイメージとは違うと思いました。ただ、原作にある田楽の踊りをうまく踊ることができる俳優ということで野村氏が抜擢されたのでしょうね。
あと原作に書かれている内容で、長親がなぜ農民に好かれるのか、とか、石田三成の人物描写だとか、美人の甲斐姫がなぜでくの坊の長親に惚れているのか、とかいったエピソードがあまり描写されていなくて、説得力不足の感は否めません。それもそのはず、「オリジナルの脚本のまま上映しようとすると240分以上必要で、15億円以上の制作費が必要になってしまう」(ウィキペディア)ことから、オリジナル版から大幅にカットして145分の作品に仕上げたそうな。ううむ、原作の和田竜氏も忸怩たる思いであったでしょうね。どうせなら、前後編の2本作った方が面白かったかも、と思ってしまいますが、制作陣としてはそこまでの冒険はやはり出来ないだろうなあ。
ただ、時間の問題だけではなくて演出にも今ひとつ不満が残ります。例えば、クライマックスで長親が田楽踊りをしている時に、鉄砲で撃たれるシーンがありますが、狙撃手が撃つときに田楽おどりをしていた長親が(その瞬間だけ)銃をまっすぐ見つめて、それにひるんで狙撃手の狙いがそれてしまうといった場面。ここあたりは、観客にはあまり伝わらないような気がします。意味が分かった人はいたのかなあ?
関係ないけれど、アニメの「ナウシカ」でペジテの民が傷ついたオームの子供を運んでいるところに、ナウシカが両手を広げで向かっていく姿にペジテの青年が銃を撃つのを臆してしまう、あの演出は見事であったなあ、とふと思い出したことでありました。
というわけで、なまじ原作を読んでいるだけに、今ひとつといった感想をもった「のぼうの城」でありました。
しかし、この映画で印象に残った俳優は山田孝之ですね。闇金ウシジマくんで、なかなかイイ演技をするなあ、と思っていましたが、この作品でも良い味出していました。
【358】

今日恋をはじめます  評価

ゆさみん (2013年11月07日 18時35分)

今日、恋をはじめます(2012年)
監督 古澤健 
脚本 浅野妙子 
原作 水波風南 
出演者 武井咲
    松坂桃李 
音楽 Flying Pan 

日比野つばきは、高校に入学したばかりの真面目が取り柄の女子高生。真面目過ぎるつばきは、三つ編みに、服装もいわゆる「戦時中の女学生」の姿で、入学式から注目の的となってしまう。そんな中、学校一のモテ男で名前の似ている・椿京汰と偶然隣の席になることに…。その上、ある事件がきっかけで彼にファーストキスを奪われ、遊ばれていると分かっていても、次第に京汰に惹かれていくつばきだが…?

原作は、少女マンガ。ゆさみんは原作は全然見ておりません。
見事な直球の少女マンガのストーリーを今が旬の武井咲と松阪桃李が演じます。ゆさみんは、こういう映画、嫌いでは無いですね。ストーリーの合間にこれでもか、と流される楽曲も青春ラブストーリー映画らしく良い味を出しています。素直に良い映画だと思いました。
【357】

好きな女優さん  評価

熊楠 (2013年11月05日 22時30分)

こんばんは。

今日は好きな女優さんについてちょっと。

この前ふと思い出したのですが、
昔好きで何編か映画館に見に行ったのは、ゴールディー ホーンさんですね。

まぁ当時はビデオも有りませんでしたので
映画を見ると言えば映画館でしたが。

ラブコメといえばメグライアンやキャメロンディアスでしょうが
私にとっては何と言っても彼女ですね。

プライベートベンジャミンで好きになって
昔みたい や 潮風のいたずら を見ましたね。

愛くるしさが抜群でした。

皆さんの一推しは誰ですか?
【356】

使われない音楽。  評価

パチ屋の狼 (2013年11月05日 02時32分)

皆さん、こんばんは。

そう言えば、するするさんの仰る様に、なぜか本編で使われない曲ってありますよね。

ジブリアニメの代表作「風の谷のナウシカ」でも、あの主題歌は使われていませんし、実写「ガンヘッド」でも、CMで使われた「永井 真理子」さんの「自分についた嘘」も本編では使われず、同じ永井 真理子さんが歌った、別の歌がEDで流れました(これ、聴きたかったので探しましたw)。

また、「悪霊島」では、なぜかビートルズの「レット・イット・ビー」がCMで使われ、(当然とも言えますが)本編では流れていません。

なんか、こういう曲のすり替えって、邦画や日本公開でだけ起きるんですかね?
何で、こんなつまらん事をするのか。
本編で流した方が、売れると思うんですけどねえ?
【354】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年11月04日 00時15分)

こんばんは。

11月になりましたね。
私は職場では、まだ半袖を通しているのですが、さすがにきびしくなってきましたね。

最近、ホントに映画館で映画を見ていません。
どうも、今ひとつ見てみたい映画がありません。
気になっている映画というともうすぐ公開される「かぐや姫の物語」ぐらい。
何か、これぞおすすめの映画ってありますか?

10月は、自分の時間は、呑んでいるか運動しているか読書をしているか、といった過ごし方しかしておりません。

明日あたり、家族みんなでどこかに行こうかなあ。


するするさん。
>日本で公開と、母国の公開版と違いが有ると聞いた事有ります。
うん、これは違いがある作品もありますね。カットされたりするパターンは聞いたことがあります。
あと・・・・・モザイクやぼかしなど(笑)
「時計仕掛けのオレンジ」「氷の微笑」「シャイニング」「マッドマックス2」など、変にぼかしが入っているとちょっと興ざめだったりしましたね。最近のDVDではあんまり入っていなかったりするんだよね。時代も変わったですのう。

>LDですが、初めの頃は永久に劣化しないとされていました
ああ、そうでしたね。LDが出たのが30年くらい前でしたか。当時はVHD(Video High Density Disc レコードみたいな盤に映像と音声を記録する)とLDで、かつてのビデオのベータマックス(懐かしい!)とVHSがしのぎを削ったみたいな激しい市場争いがおこなわれていました。優勢だったVHD(カラオケスナックなどはソフトの値段も安く、これを使っているところが多かった)に対し、ソフトの値段は高いが画質に優れる光学式のLDプレーヤーが消費者から支持されて、この争いはLDに軍配が上がったのですが、その後、DVDにとって変わられることになるのでありました。
このLDの支持の理由に、VHDは所詮レコードみたいなものだから多く再生すると画像が劣化するのに対し、LDは半永久的に劣化しないというのが売りでした。
ちなみに、私が所有するLDプレーヤーはCDとLDとDVDが再生できるもので、当時はコンパチブルプレーヤーと言われていました。たぶん、とんねるずがCMに起用されていましたね。当時としては最先端でした。しみじみ。
LDはジャケットを集めるのも映画ファンの楽しみでした。LDレンタル店では有名な映画のジャケットがずらりと並んでいたりして、これを眺める楽しみってのもあった気がします。
【351】

レス  評価

ゆさみん (2013年10月30日 20時59分)

徳俵さん。
仕事へのねぎらい感謝です。

>れーざーですく、あの幻のをお持ちなのですかーっ!?
>P社も不憫でしたねぇ・・・。

LDは全盛期はけっこうイケイケでしたよ。
パイオニアはあれで企業生命が保たれていったといっても過言ではないでしょう。
だって、ビデオソフトが15K前後したのに、LDは半額かそれ以下でしたからね。
映画ファンとしては画質は良いわ、値段も安いわ、で映画好きの人はLDプレーヤーをけっこう持っていましたよ。
「エグゼクティブ・・・」の頃は、LDの値段も4.8Kくらいだったので、何回も見たい人は借りるよりは買った方が魅力的だった時代でした。
ちなみにレーザーディスクはパイオニアの登録商標なので、一般的にはレーザービジョンと言っていました。かの吉幾三の「おら東京さ行くだ」も歌詞の中の「レーザーディスクは何者だ?」のフレーズ。NHKではこの部分は唄えなかったと思います。百恵ちゃんの「プレイバックPart2」の「ポルシェ」と一緒ですね。
今では、ホントに「レーザーディスクは何者だ?」になっちゃいましたが・・・

「エグゼクティブ・・・」けっこう裏話もあるんですね。撮影日数の関係で話まで変えてしまったの?う〜む。

狼氏。
テレビは、まあ放送局が権利を持っているんでしょうかね?
ところで、映画でも、エンディングの音楽を変えるということは、昔はよくやっていましたね。今では「日本版のテーマソングは○○が担当」って感じでやっていますが、昔は勝手に変えてました。
私が覚えているのは、マッドマックスの第一作で、エンディングがノリの良い歌だなあ、と思っていたら、ビデオではそんな歌はない。何でじゃ〜と思っていたら、映画に詳しい友人が「あれは勝手に日本側がつけたの」と言ってたの覚えています。最初に見た分、印象に残っていたのですが、あの歌はもう聴けないのね、と思うと残念に思った部分もありますね。
【349】

誰が入れた?(修正)  評価

パチ屋の狼 (2013年10月29日 21時23分)

皆さん、こんばんは。

一時期流行ったジャッキー=チェンのカンフー映画ですが、TVで日本語吹き替えを見ると、たまにヘンなオマケがあるんですよね。

「酔拳」では、日本語の痛い歌が挿入されたり(「カンフージョー」って誰だよ)、「笑拳」では、傷付いて動けない師匠を乳母車(?)に乗せて帰るラストシーンに、子連れ狼のテーマが流れたり(確かにそれっぽいけど)。

あれって、誰の仕業なんだろうと。

日本語制作スタッフとしては、お遊びのつもりかも知れませんけど、あんまり訳解らん事をしないでもらいたいものです。

特に、飛ばせない痛い歌は絶対に入れて欲しく無いです。

まあ、それは最近のアニメでも同じなんですけどね。
セリフの邪魔になるし、大事なシーンに痛い歌を入れるのは、(私としては)絶対にやめてもらいたいです。

他の人は解りませんが、最近では、「劇場版エヴァンゲリヲン」ですかね。
「今日の日はさようなら」と「翼を下さい」。何で入れたのか。私は痛いだけでした。
セリフ解りにくいし、飛ばせないし。

まあ、TV放映だったので、贅沢は言えないんですけどw
痛い歌って、演出としてどうなのでしょう。
【348】

ジュリアーノ・ジェンマ  評価

ゆさみん (2013年10月29日 00時19分)

ところで、ジュリアーノ・ジェンマ氏の記事が、今日(10月28日)の毎日新聞にも載っていました。晩年は出演オファーも少なくなって、西部劇でスターだった頃について「過去の栄光は栄光としてうれしいが、栄光も長くは続かないものだ」といい、新しい人生として彫刻家の道を歩んでいた。酒も飲まずに、妻と大衆住宅に住み、普通の人と何ら変わりは無い生活を送っていたとか。こういう生き方もいいですね。謹んでご冥福を祈りたいです。
【347】

シャドー(1)  評価

ゆさみん (2013年10月29日 00時30分)

シャドー Tenebre (1982年)
監督・脚本 ダリオ・アルジェント 
出演者 アンソニー・フランシオサ
    ジュリアーノ・ジェンマ
音楽 シモネッティ=ピニャテッリ=モランテ(ゴブリン)

ジュリアーノ・ジェンマ氏の出演作品で、ホラーものということで語ります。
監督はこの分野でカルト的な人気を持つダリオ・アルジェント監督。一般的には「サスペリア」が一番有名な作品かな? 当時はジョーズやエクソシストと並んで1980年代の恐怖映画ブームの立役者となった監督です。ブームに乗った形で公開された続編の「サスペリア2」は何と公開された1よりも前に作られた作品という、へんてこな経緯があります。要は、続編でも何でもない作品を、日本側が勝手にタイトルを変更して公開したというだけであります(商魂たくましいですな)。
私は、当時海外の美少女として注目をあびたジェニファー・コネリーが主演した「フェノミナ」も大好きですけれどね。恐怖映画に美少女。言うことなしですやん♪
この監督の特長は、独特の恐怖演出であり、恐怖場面をある意味芸術的に見せるという演出方法。スプラッター場面もほどほどに出てきますが、グロな中にも芸術性があるという演出(笑)は、「気色悪い」「見るに堪えられない」という声がある一方で、「すごい。ホラーを芸術の域にまで高めている」というカルト的な人気も得ているんですね。まあ、嫌いな人は嫌いだが、好きな人はとっても好きという監督です。まあ、映画ってこういう評価もあっていいでしょう。

さて、この映画について、ウィキペディアによると・・・
「サスペリア」、「インフェルノ」とオカルト・ホラー色を強めていたダリオ・アルジェントがジャッロに回帰した意欲作。単なる原点回帰にとどまらず、これまでダリオ作品の特徴であった重厚で陰鬱な町並みや建造物、原色の照明、不吉を予感させる動物や昆虫といった要素を一掃。近代的で無機質な建物を主な舞台として、雑踏の死角を縫って白昼堂々殺人が起きるなど新たな展開を見せる。被害者の家の壁を登り、屋根を越えて侵入口まで到達する犯人視点の映像をクレーンを使用しワンショットで撮影する斬新なカメラワークも話題を呼んだ。

※「ジャッロ」について。
ジャッロ映画の作品群は、過度の流血をフィーチャーした引き伸ばされた殺人シーンを特徴とし、スタイリッシュなカメラワークと異常な音楽のアレンジをともなう。字義通りのフーダニットの要素は保たれてはいるが、スプラッターなモダンホラーと結合し、イタリアで永年続いている伝統であるオペラを通じてフィルターをかけられ、荒唐無稽な「グラン・ギニョール」的な劇作を示す。通常、ふんだんなヌードや性描写をも含む。
「ジャッロ」作品は、狂気や疎外感、偏執病といった強力に心理学的なテーマを導入することを典型とする。

また、印象的な音楽の使用でも有名である。ダリオ・アルジェント監督と作曲家エンニオ・モリコーネ、音楽監督のブルーノ・ニコライ、そしてのちのゴブリンとのコラボレーションがもっとも知られている。
【346】

シャドー(2)  評価

ゆさみん (2013年10月29日 00時36分)

ストーリーは・・・
ニューヨーク在住の人気ミステリー作家ニールが新作「暗闇の祈り」のプロモーションの為にローマを訪れるが、同じころその小説を万引きした若い女性が自宅で何者かに喉を斬られて殺害された。刑事の訪問を受けたニールは殺害現場に「暗闇の祈り」が散乱していたこと、殺害の手口が小説と同じ事を聞かされ困惑するが、そこへすぐ近くにいると思われる犯人から電話が鳴る。内容はさらなる殺人予告であった。
※ウィキペディアでは、ストーリーが延々と紹介されていますが、これはいけません。ネタばらしはいけません。推理小説の犯人を明かすようなものです。
よって、ここから先は私が所有しているDVDより紹介。
「おまえの小説どおりやった。もっとやるぞ」
この事件をかわきりに小説を引用した殺人事件が次々とおこり、そのつど脅迫状を受け取るニールは、自分なりに事件を推理し、犯人を突き止めようと動き出すのだった・・・

この映画の芸術性(?)は、光と影のコントラストの絶妙さ、夜のプールの鈍い光、砕けたガラスの破片などの映像美。ゆさみんがおすすめなのは、始まって1時間28分に見られるシーン。白い壁に飛び散る血しぶきの演出に注目。

また、もうひとつゆさみんとしておすすめの場面は、これまた始まって1時間38分50秒からのシーン。この演出は、恐怖ドラマなどにこの後多用されるようになります。今では、よくあるパターンともいえるこの手の演出方法は、たぶんこの映画が元祖じゃないかな、とゆさみんは思っているのですが・・・。
このシーンはじめて見たときはホントにぶったまげました。

さて、ジュリアーノ・ジェンマですが、ここではジェルマニ警部の役。彼は1938年生まれなので、44歳。西部劇のころの青年の魅力から年をとって、中年らしい魅力があります。私は、ジュリアーノ・ジェンマが出演しているとは思っていなかったので、映画館で見たときは何ともなつかしい気分にひたっていました。いやあ、まさかスリラー映画に彼が出るとは・・よく考えたら、マカロニウェスタンはイタリアを舞台とした映画で、ダリオ・アルジェントはイタリアを代表する監督だから、出演していたって全然おかしくはないんですね。
氏のファンとしては、あのラストはないじゃろう・・・という声も聞こえてきそうですが、いやはや色んな意味で興味深い作品だとは思います。
【345】

仕事きついよう  評価

ゆさみん (2013年10月29日 00時53分)

こんばんは。
モトマシマチさん。
いや、「人造人間キカイダー」・・・じゃなくて「電人ザボーガー」は「まぢ」で面白いから見て損はないですよ・・・キカイダーはまだ知っている人は多いかもしれないけれど、ほとんど忘れ去られているような(失礼)作品を「何で今更映画化するの?」って感じで横になってのほほんと見ていたのですが、途中から正座して見ておりました(苦笑)監督は、AVビデオも何本もとっている監督のようですね。言われてみればなるほどというシーンもありますよん♪

徳俵さん。
>「エグゼクティブ・ディシジョン」
>カート・ラッセル&スティーヴン・セガール主演。
これねえ、私もLD持っていますよ(今ではプレイヤーが使えなくなってしまって見られませんが)
パッケージにはカート・ラッセル&スティーヴン・セガールがドドーンと出ていますが・・・これって、スティーヴン・セガールって全然主演じゃないじゃん・・単なる脇役でしょう?
あっさり死んでしまうし・・・
彼ってば、よくこんな作品に出演しましたよね?
あまりにもあっさり死んでしまうので、その意味ではビックリしましたけどねえ。
それをのぞけば、映画としては面白い作品であること、間違いないです。

ジョニー・ハンサムさん。
トピをあげていただいてどうもです。
>たまたま3ヶ月くらい前にみてただけ
あらま、そうでしたか。
それはナイスタイミングでしたね(笑)5回目だとか、けっこう好きな作品は何度も見るタイプなんですね。
「ストリート・オブ・ファイヤー」
ホントに名作ですよね。青春映画のド・ストレート作品。
ありきたりっちゃあありきたりだけど、男はカッコ良く、女はきれいで、恋愛あり、抗争あり、最後には主題歌に乗って切なくてカッコイイ別れが・・全ての要素を満たしていて、それでいて無駄の無いシンプルなストーリー。
何度でもみたい作品ですね。
『キングの報酬 』(Power)は、多分未見です。おそらく妻も(笑)
あの人は「愛と青春の旅立ち」の彼と、ナイスミドルの例えば「プリティウーマン」の時の彼だけで、いいんじゃないかな?(爆)
【344】

RE:映画について語ろう  評価

ジョニーハンサム (2013年10月28日 22時02分)

皆さん(^_^)/おはよー

ベーコン調べてみた(^^;

いっぱいみてたw

覚えてないけどw

灰色の容疑者は覚えてるw

最近みたから、5回目かな(^^;

アポロ13号

結婚の条件

あれ、出てこない(^^;

俵ちゃんこんw

セガールのはみたで

面白かった

後はわからんけど(^^;

ラッセルちゃんとセがちゃんとシュワちゃんとランボーの誰かど忘れしたけど彼と
ど忘れしたけどあと二人は多分全部みてる(^^;
誰やねん(^^;

ゆみおじさん
ちゃう
確認してない
たまたま3ヶ月くらい前にみてただけ
5回目かも(^^;
それでも記憶は定かではない
多分そんな感じやっただけ
間違いないとは思うけど(^^;

嘘つくのは嫌やから
心の片隅にあったから
飲んだ勢いで白状する(^^;
けど
間違いはないと思う(^^;
【343】

信じられないw  評価

徳俵’ (2013年10月25日 23時48分)


みなさん、こんばんは。

映画って本当にいいもんです、なオヤジの私です。


またもや質問・・・というか、ネタ振りでしょうかね。


「エグゼクティブ・ディシジョン」

カート・ラッセル&スティーヴン・セガール主演。

化学兵器が積載された航空機が、ハイジャックされた。
テロリストは、L.A.上空でもろとも爆破と宣言。
直ちに特殊部隊がステルスにより乗り移る作戦に。

セガールは乗り移る前に扉を閉めざるを得ない状況になり、
「行方不明」になってしまいます。

ステルス機は当該機の貨物室扉に接続するのですが、「与圧」が難しく、
手間取っていると墜落の危険がある・・・のだそうな。
(素人にはよくわかりませんが、大変そう。)


で。


この作品のパクリとして限りなくクロに近い、

「エグゼクティブ・コマンド」というのがあります。

副大統領が乗った機がハイジャックされたと、設定は変えてあるものの、

やはり空中でドッキングして乗り移るというのが同じ。

テロリストに寝返ろうした記者、事件後にしたり顔で語るんですね。

「副大統領は私に言ったのです。『なんて男だ、君は。』と。」

マスコミの汚さを揶揄しているのか?


で。

この、パクリのパクリがあるんですよ。

もう、呆れ果てて、タイトルも思い出せません。

基本的ストーリーは同じなんです。

でも、いとも簡単に乗り移ってしまうんですよ。

私、思わず言いましたよ。

「なら、セガールは氏んでねぇだろが!」ってね。

これ、ご存知の方はいらっしゃいますか?
【339】

電人ザボーガー(2011年)  評価

ゆさみん (2013年10月24日 22時59分)

わわわ、モトマシマチさん、徳俵さん、反応早すぎ(笑)

さて、私は、もう寝ます。
老人は、寝るのが早いのさ(笑)

特撮ものの話が出たので、この作品を紹介して今日のシメといたします。
お休みなさい。


電人ザボーガー(2011年)
監督 井口昇 
脚本 井口昇 
企画・原作   ピー・プロダクション
エグゼクティブプロデューサー   大月俊倫
出演者 板尾創路
    古原靖久
    山崎真実
    宮下雄也(RUN&GUN)
    佐津川愛美
    渡辺裕之
    柄本明
    竹中直人 
音楽  福田裕彦 
主題歌 高野二郎 『戦え! 電人ザボーガー』 

同題の特撮テレビ番組『電人ザボーガー』をベースに、主人公・大門豊&ザボーガーと悪の組織・Σの約四半世紀(25年)間にわたる戦いを2部構成で描いており、豊は青年時代(第1部・青年期の章)を古原靖久、熟年時代(第2部・熟年期の章)を板尾創路がそれぞれ演じている。

第1部「たたかえ! 電人ザボーガー! 」亡き父が遺したスーパーロボット・電人ザボーガーとともに悪のサイボーグ組織・Σと今日も戦う秘密刑事・大門豊。その激闘の中、Σのメンバー・ミスボーグと豊との間には奇妙な交流が芽生える。それはやがて、悲劇へとつながる禁断の扉の幕開けでもあった。
第2部「耐えろ大門! 人生の海を! 」Σとの戦いの中起こった悲劇から25年が過ぎ、秘密刑事も辞め熟年になっていた豊には、かつての正義の心は枯れていた。わずかばかりの賃金を得ていた職も失い、何もかもなくした豊の前に、Σの幹部・秋月と“ 最強の敵 ”が現れる。はたして、豊は正義の心を取り戻し、Σを倒せるのだろうか。
(以上 ウィキペディアより))

ずっと前にもちょこっとだけふれたけれど、改めて紹介。
見ていなかったら、ぜひ見て下さいませ。昔の特撮ものが好きな人なら、涙流してよろこぶはず・・・多分。
【336】

バロムクロス!  評価

徳俵’ (2013年10月24日 22時24分)


こんばんは〜。はい、酔っ払い、かつ、OYAJIですが何か?(www!)

「バロム・1」は、もちろん見ました。

そして後年、なんとあれは「ゴルゴ13」のさいとうたかを氏の作と知り、びっくり!

♪二人が一人 バロロ〜ム みんなで呼ぼう バロム・1

♪超人 超人 ぼくらの バロム・1

カセットにTVの音声を録音してました。懐かしい思い出。


あっ、こりゃうっかりだ!(「水戸黄門」八兵衛風)

また、映画に関係ねぇw
【334】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年10月24日 22時04分)

こんばんは。

みなさんどうもです。
何か・・・盛り上がってますね(笑)

いやはや、ジョニーさんの挙げた映画は全部見ていますが・・・う〜む、やはり同世代だな(爆)
「愛と青春の旅立ち」
ジョニさんってば、何というかド・ストレートな作品が好きですよね。
関係ないけれど、私の嫁さんは今でもリチャード・ギアが大好きですよ。
以前は「今を生きる」とか挙げていましたよね。
うん、これもラストはジーンとくる名作。

モトマシマチさんも宮崎美子とは・・
私は、志村けんのパロったギャグをつい思い出してしまいます。
いっぱいおしゃべりしたいことがあるようですね?
>手を広げるとレスとかも大変になるんで、最近自トピでも立てようかな?
それはいいですね。
その時はカラオケで「ブロロローブロロロ〜ブロロロ〜」と擬音語いっぱいのお祝いの歌でも歌わせていただきます(笑)

徳俵さん。
>今じゃ演歌を聞きながら呑むのが最高ときたもんた&ブラザース
お・や・ぢ・・・ですね?
私は、にゅーみゅーじっくも歌えるぜい。
うーんと、うーんと、うーんと・・・
(えっと、ここで、にゅ〜みゅ〜じっくにつおいところをみせねば・・・・)

では、歌います。
♪ときには、しょうふのよ〜にぃ〜、みだらなおんなにな〜りな〜♪

し、失礼しましたっ。
【332】

RE:不思議な接点。  評価

モトマシマチ (2013年10月24日 21時36分)

☆徳俵さん

こんばんわ。

ごめんなさい、残念ながら初接点でございます。

ですが、年代は近いと思われ同感することは多々ございます。

先日の刑事物語のお題では答えようと思っていた矢先に、パチ屋の狼さんに早押し決められちゃいまして、答えることが出来ませんでした。(笑)

あっ、答えたとしても間違っていましたが。

なんせ、「たけし〜」のフレーズだけで、「けんたろう〜」→バローム ワン って感じですた。J・O・D・A・N(笑)

私も武田さんが好きで、今でも偶にテレビで「幸せの黄色いハンカチ」が映ってますと思わず見てしまいドキドキしてしまいます。

夕張にセットが保存されておりますが、あの赤ファミリアを見て感動してしまいました。

いやー、酔うと最近PWハシゴしたりしてまして、もしかするとご存じかもしれませんが、顔出した先で特訓受けさせられる事態になりました。(笑)

でも、為になるんで楽しませてレッスン受けさせてもらってます。

あんまり、手を広げるとレスとかも大変になるんで、最近自トピでも立てようかな?って思ってます。

また、脱線させてしまして、ゆさみんさん、毎度、すみません。
【331】

RE:映画について語ろう  評価

ジョニーハンサム (2013年10月24日 21時26分)

オレ

30年くらい前から10年前くらい前まで

月60本はビデオ観てたw

S級は全部観てる

他、その月に発売された新作も

ほぼ覚えてないけど(^^;

今でも好きなのは…

恥ずかしいけど「愛と青春の旅立ち」「フットルース」「遊星からの物体X」「サタデーナイトフィーバー」…etc

いっぱい観たけど一番好きなのは「愛と…」おもろいやろ。オレ。ベタやなw

もっとおもろいの色々あるのに

何でそれやねん(^^;
【330】

RE:映画について語ろう  評価

ジョニーハンサム (2013年10月24日 21時52分)

今、考えてるけど

ベスト3か?

徳俵ちゃんが書いてたのは別にして

イメージの詩。人間なんて。祭りのあと。今はまだ人生を語らず。まにあうかもしれない。

ぶっw

「自然に生きてるって分かるなんて

なんて不自然なんだろう」


↑ええと思はないか?

拓郎が10代で書いたんやで

さんまも感動してたけどw


誤字修正しました(^^;
他にもあると思うけど
アホやから
そこんとこ[^ェ^] よろしく!(^^;
【329】

RE:映画について語ろう  評価

ジョニーハンサム (2013年10月24日 21時05分)

オレはいっぱいありすぎてベスト3はおろか10も絞りきれないけど(^^;

間違いなくベスト3に入る曲です

カンパチちゃんに贈ります

わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力をかりて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと

わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかをあざ笑って
時にはだれかにおびやかされて
わたしは今日まで生きてみました
そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと

わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかにうらぎられて
時にはだれかと手をとりあって
わたしは今日まで生きてみました

そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと

わたしにはわたしの生き方がある
それはおそらく自分というものを
知るところから始まるものでしょう

けれど それにしたって
どこで どう変ってしまうか
そうです わからないまま生きてゆく
明日からの そんなわたしです

わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました
わたしは今日まで生きてみました

そして今 わたしは思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと
【327】

RE:映画について語ろう  評価

いただきだ〜 (2013年10月24日 17時17分)


ゆさみんさん 

はじめまして

一連の流れは把握しての忠告...いやお願いです

板主には主としての試練と責任があります
一本の木の元には集う仲間がいる
沢山立ち並ぶ木の中から集う者が選択するのです。

その仲間に不安を与える言葉「板落とし」
その場での感情に任せて言ってはいけません
絶対に!

これでも俺にはかなり長文になりますが
長く書けば心が通じるもんでもないしねw

ブレずに毅然としてください。
いきなり横から失礼しました。
【324】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2013年10月24日 00時16分)

ゆさみんさん

予告偏のナレーターは五木田武信が・・・もう、止めます。(笑)

いやー、今日は特捜最前線話し出来て良かったです。


徳俵さん

初めまして、宜しくお願いします。

横レスすみません。

拓郎さんの「元気です」って、宮崎美子さんのデビュードラマ「元気です」の主題歌ですね。

懐かC〜ですね。昼ドラなのに欠かさず見てました。

あの初々しい姿と歌がマッチングしておりました。

当時、写真集買っちゃいましたが、あのムッチリ感は「今の君はピカピカに光って〜」です。

あっ、いつの間にか宮崎美子さんの話になってしまいました。
【321】

感謝と共に。  評価

徳俵’ (2013年10月23日 23時45分)


ゆさみんさん、ご理解いただき感謝します。

意外とリアルの人間関係より神経遣うことがあるような、そんなネット上もありますかね。


よろしければ、どうぞ。

「元気です」
 http://www.youtube.com/watch?v=o3RItYxKZOo

「落陽」
 http://www.youtube.com/watch?v=m5iWkcza0hM

「唇を…」を含め、この3曲は、

私にとって拓郎のベスト中のベスト3なのです。


鉄也氏も病で入院し、歳もとりました。

でも、「刑事物語」をもうひとつ、撮ってくれないかなと思うのですよ。

そう、また拓郎氏をサラッと出演させて。
【320】

幕末青春グラフィティRonin 坂本竜馬  評価

ゆさみん (2013年10月23日 23時36分)

徳俵さんのお気に入りの武田鉄矢氏の映画ということで、映画部屋らしい話題を一つ。

武田鉄矢氏といえば、グループ名の海援隊からわかるように坂本竜馬が好きなことでも有名。
ここで制作された映画が「幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬」高杉晋作役を吉田拓郎氏が演じていたりしてました。この冒頭の場面だったか、竜馬が8ミリフィルムを見ているシーンがあり、これは時代的にありえないシーン。この場面を出すことで、この映画は史実に忠実なものではなく、あくまでフィクションとしての作品だよ、と示している・・・とは、多分、荻昌弘氏(か水野晴郎氏)が言われていたような。また、竜馬が武田鉄矢流(?)に大声で叫ぶシーンがあるのですが、これが鉄矢氏の過剰とも言える熱演が光っていました。荻昌弘氏が「そこまで気張らんでもいいんでないかい?」みたいな忠告をしたと言っていたような・・
いやはや、ちょっと思い出しただけです、はい。
【316】

え゛え゛え゛ー?  評価

徳俵’ (2013年10月23日 22時47分)


みなさん、こんばんは。

いやいや、ジョニーさんが正解なのはわかりますけど、
考えて回答して下さった皆様へ感謝ということで^^;


ところで・・・


何やら、ちょっとした問題があるようですね。


ゆさみんさん、私はそんなに賢い人間ではないのです。

鉄也氏の映画が大好き、それだけなんです。

拓郎氏の歌が大好き、それだけなんです。

酔った時、嫌なことがあった時、元気になりたい時、

かねてよりこれらに助けられて来ました。

私?もう、「片手」の歳ですよ。


信じていただけないような雰囲気みたいですけど、

本当に偶然なんですよ、私の「出題」は。他意は全くないのです。

「唇をかみしめて」は大好きな曲です。音痴のくせに、カラオケでも必ず歌っちまいます。

ほかにこの曲を愛する方がいらしても、なんら不思議はないと思います。

狼さんが、即正解レスをつけたのには、本当に驚きました。

私ね、昔っからこうなんですよ。

「間が悪い」って、言われるし、自身でも思います。

ただ、他意は一切なかったのは、信じていただけますか?

せっかく、映画という素晴らしい共通点が出来たのですし。
【314】

レス  評価

ゆさみん (2013年10月23日 21時57分)

こんばんは。

レスです。
モトマシマチさん、どうもです。
そうですかあ。40代のおっさんですかあ。まあ、私も取り上げている作品から年齢は想像できることでしょうからね。似たようなものです(笑)
「銃後」なんて言葉は、中年の方でもめったに使いませんから、もっと年上と思っておりました。
さて、「あなたへ」私は未見ですが、モトマシマチさんが見られたようなメイキングのドキュメンタリーは見ましたよ。たしかにあれを見ると、すごく良い作品のように思います。が、期待を抱いてみるとちょっとがっかり、という感じがしたんですね?
見る機会がありましたら、感想をかきますね。
ところで、大滝秀治氏といえば、私も「特捜最前線」は真っ先に思い浮かびますね。後に作家としても活躍された長坂秀桂氏の脚本の回は、ホントに面白かったように記憶しています。実は、飲みに出たときに私が必ず歌うのがエンディングに流れた「私だけの十字架」(チリアーノ)です。これを歌うと「あ、これ、どこかできいたことがある」「え〜?何だっけ」と話がはずんだりします(笑)

酔っぱ杉さん、あんど、ジョニーハンサムさん、どうもです。
度重なるご指摘ありがとうございます。多分、マネー・トレイン実際にビデオとか見られて確認されたんですね?さすがでありんす。
「ええかげんなヤツうじゃけ〜ん♪」
たしかに言われてみれば刑事物語の歌でしたね。そうか、わざと徳俵さんは、この問題を出したのか。そういうことか・・・。
このころの武田鉄矢、私も好きですね。
金八先生や、プロポーズのドラマより、こっちの方が武田鉄矢らしさが出ていますね。実直でひたむきで純情で・・・

徳俵さん、というわけでどうもです。
スッキリしてよかったですね。
さて、これからは、
「クイズ さて何の映画でしょう?」
がシリーズ化されるのでしょうか?(爆)
【311】

選択は人それぞれ(修正あり)。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月23日 09時34分)

ゆさみんさん、おはようございます。

考えというものは、人それぞれです。
改めて、ゆさみんさんのお気持ちと考えが解りましたので、それは尊重いたしたいと思います。

私の考えとしては、

「言われっぱなしで、本当に貴殿はそれでいいのか?」

と言う考えがありましたので、猶予を設けた次第であります。

否定する所があるならば、そこはきっちり否定しないと、自分が知らない所で、一方的に相手の良い様に言われまくってしまわれるので、ここでの貴殿の評判などに傷が付かない様、配慮いたしたつもりでした。

私は、論争の平等性として、言われた方の反論も待つ考えですので、自然と時間をかける方針を取ります。

めんどくさいから放置しているという訳ではありません。

そこは、貴殿と私との、考えの食い違いだと思います。

まあ、はたから見ると、放置している様に感じたり、対応や管理が生ぬるいと思われても、それは私の不徳の致す所であり、仕方の無い所でもあります。
【310】

パチ屋の狼さんへ1  評価

ゆさみん (2013年10月23日 05時04分)

パチ屋の狼氏。


あのねえ・・・・・(スウッ)

何やっとんじゃ!!


この部屋で、そんなこと書く暇あったら、自分の部屋のことをちゃんとせんかい!

見えていない。ホントに見事にわかっていない。


君の部屋に出入りしている人の多くはちゃんと分かっているよ。

私が沈黙を通している理由が。

説明するまでも無いと思ったが「いわれた相手の出方待ち」という発言でも分かるように、ホントにずれている。

私がのこのこ出て行ったら、待ってましたとばかり決めつけ、揚げ足を取り、誹謗中傷を繰り返すだけだと言うのが分からないの? 反論しても聞く耳持たず、過去に君にしたような言動を繰り返すことが目に見えているとは思わないのかい?

あえて理由を説明するが、「関わり合いたくない」というのもあるが、一番の理由は君の部屋をまたぞろ罵言が飛び交うような状態にしたくないからだ。
そんな部屋に自分の部屋がなって楽しいわけないだろう?(と私は思うね)

言っておくが、私の彼に対する態度は変わらない。自トピに登場したら削除するし、君の部屋にも行くつもりはない。多分、ここで私が書いたことで彼は「言いたいことがあったらちゃんといえ」だとか、ゲスト氏も言われているように自分で勝手に決めつけて「黙っているなら認めたとみなす」とか中傷を叫ぶだろう。しかし、私は行かない。彼についてはノーコメントで通す。何と言われてもだ。
【308】

アレだなw  評価

パチ屋の狼 (2013年10月22日 23時26分)

皆さん、こんばんは。

徳さん、こちらでもよろしくw

さて、その映画ですが、

「刑事物語」(主演・原作・脚本:武田 鉄矢)

ですね。
このセリフ、「ハンガ〜。」「違う、木のやつ!」は、第2作「刑事物語 りんごの詩」です。

この刑事物語は、5作目まで制作されていまして、ゲストや隠れ出演者も多彩です。
中には、とんでもない大物がノンクレジットで、こっそり出演している事も。
【307】

やっとスッキリしたあぁぁぁ!  評価

徳俵’ (2013年10月22日 22時52分)


こんばんは、レス遅れて恐縮です。





「マネー・トレイン」、これだあぁぁぁぁぁぁぁ!


黒人と白人の異母兄弟、これですよ。

かすかな記憶に曖昧に残っていたのは!

ウェズリー、君だったのかw

ああ、モヤモヤが晴れてよかった♪


みなさん、ありがとうございます!


ついで、と言っちゃなんですけど、逆に私からクイズをば。


◆邦画です。

◆このセリフ・・・


「たけーし!ハンガー!」

「はい!」

・・・・・・・・・・・・・(汗)

「ちがーう!木のやつー!」


これだけで、タイトルがわかる達人はおられますか?


◆ヒント

「歌は歌って初めて歌であり、

 鐘は叩いて初めて鐘であり、

 愛は・・・・・・愛は、与えて初めて愛である、か・・・・・」



私は泣きました。片…おっと!


いや〜〜〜、映画って、本当にいいもんですね。


 ☆
【305】

あなたへ  評価

モトマシマチ (2013年10月19日 23時18分)

トピ主様、皆様、こんばんわ。

・ゆさみんさん
 
 トピ主様が居られない間に、色々書きなぐってしまい申し訳ございませんでした。

 銃後という言葉で相当年上かと思われたようですが、元はと言えば偶々映画関連から教わって覚えた言葉だと思いますので、ただの雑学好きの40代のオッサンです。(゜_゜i)

 最近フルに見たと言えば「あなたへ」ですね。

 機上では滅多に映画を観る事はないのですが、余りにも酔いが回らず偶々、健さん好きな事と、キャスト、監督に興味を惹かれ見てしまいました。

 観る前に某国営放送でもドキュメントを見ていた事もあるのでしょうが、さしたるサプライズ的な感動も無く期待した分肩透かしをくらったというのが、正直なところです。

 ただし、田中裕子さんは相変わらず説明しがたい魅力を持たれていた事には脱帽です。

 本編では海外で評価が高い監督も俳優として出ておりましたが、やはり監督に専念した方が宜しいかと思いました。

 あの作品で大滝秀治さんの遺作になったと思いますが、また名優が亡くなった事が寂しいです。

 また脱線してしまいますが、大滝さんが出演しておられた特捜最前線の特番がありシリーズ化されるのかと期待しておりましたが、特番のみという事らしく残念です。

 すみません、またまた脱線してしまいました。
【303】

メモリが劣化ゆえ・・・  評価

徳俵’ (2013年10月19日 22時19分)

みなさま、こんばんは。

私の問いかけにお答えいただき、ありがとうございます。

実は私も「リーサル・ウェポン」は四作全て見ました。


・・・うーん、そう言われればそうだったような気もしますねぇ。

なら、リッグス&マータフってことになりますが、
殴った相手は誰だったんだろうか・・・???

単なるチンピラ?

ジョー・ペシ演じるあいつ(役名忘れました)、ではないような?


・・・年齢と共に、そんなのが増えるばかりであります。

ゆさみんさん、私もつまらぬトピ主を務めておりますが、やはり毎日とはいかないこともありますよ。

また、寄らせていただきます。


 ☆
【302】

トレーニング・デイ(1)  評価

ゆさみん (2013年10月19日 21時21分)

トレーニング デイ Training Day (2001年)
監督 アントワーン・フークア 
脚本 デイヴィッド・エアー 
製作 ジェフリー・シルバー
   ロバート・F・ニューマイヤー 
出演者 デンゼル・ワシントン
    イーサン・ホーク
 
見終わった後に
「いや〜面白い映画を見たなあ」
という映画です。

私は、恥ずかしながら未見であり、WOWOWで放送されたのを録画して見ました。ああ、映画館で見たかったなあ。デイゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を取った作品なんですねえ。
WOWOWには、映画好きの人が過去の映画の中からセレクトして語り合うっていう企画の番組があります。この映画もそういった番組で取り上げられた作品の一つであり、映画の前に「私のおすすめのシーンは始まって○○分のところにあるシーンだよ」とか語って、映画の後に「ここが良かったよね」と語るのです。

まあ、だから「ノウイング」や「ハプニング」などは選ばれないことでしょう(笑)この番組で取り上げられるという時点で、なかなかの佳作であることは言えると思います。この作品も、そうでした。

概要は・・・
ロス市警の麻薬取締課に配属された新人刑事ジェイクはベテラン刑事のアロンゾと組むことになる。「狼を倒せるのは狼だけ」=悪を倒すには悪になる必要があるというアロンゾの姿勢に正義感の強いジェイクは疑問をいだきながらもベテラン刑事に従っていくのだが・・・

以前に紹介した「コラテラル」と同じく、一日の出来事を描いた作品です。「コラテラル」は暗殺者を乗せたタクシー運転手を描いた作品でしたが、これは麻薬取締課に配属された新人刑事の一日を描いた作品です。新人刑事のをベテラン刑事が「訓練する一日」ということで「トレーニングデイ=訓練日」というタイトルがつけられています。
【301】

トレーニング・デイ(2)  評価

ゆさみん (2013年10月19日 21時21分)

未見の方もいますので、できるだけストーリーの中身には触らないように説明しますが、この映画の見所はデイゼル・ワシントン演じる刑事のアロンゾが刑事として「あり」なの「なし」なの?という疑問です。
麻薬取締を描いた作品では「マイアミバイス」などが有名ですが、アメリカでは日本では禁止されている「おとり捜査」なるものが認められています。摘発をしたい相手側(悪)の中に入って証拠を見つけ出し、出来れば組織自体を一網打尽にするという捜査方法であります。だから、相手側が捜査官と見破ったならそこで終わりであり、命を失うこともありえます。相手側に信用させるようにするために悪にそまらなければいけない場合もありえます。
この作品は、正義感のある普通の刑事が麻薬取締課に配属されて初めての日を描く作品であるので、いきなり押収した麻薬を吸わせられることを強要されたりします。「ここで吸わなかったら、一発で刑事とばれてしまうぞ」麻薬捜査は普通の刑事とは違うんだ、それが理解できないなら、やめて交通違反を取り締まったりする普通の刑事にもどっちまえ、という訳です。
アロンゾの言うことにもそれなりに説得力があります。先輩が後輩刑事を一人前の麻薬捜査刑事として成長させようとして訓練している、とも言えます。
このアロンゾの立ち位置(「あり」なのか「なし」なのか?)は映画が進むうちに、はっきりとしていくのですが、この一日でイーサン・ホーク演じるジェイク刑事の表情は、当初の新人らしいちょっと頼りないようなまじめな感じから、命のやりとりを経験した男らしい表情に変わります。
一日の出来事ながら、刑事ジェイクのビルディングス・ロマンとして見ることもできますね。
デイゼル・ワシントンもいいけれど、イーサン・ホークの演技もなかなか素晴らしいです。

映画の最初に、レイプされかけている女の子を見かけた正義感のあるジェイクが助ける場面があります。
ジェイクの正義感あふれるまじめな刑事を示すエピソードとして描かれていると思っていたら、あとで命に関わる場面において重要な場面に関わっています。
う〜ん、良く出来ている脚本だなあ。
「コラテラル」の何気ない最初のシーンが、後になってクライマックスにつながる大きな場面の伏線となっているのを思い出しました。

また、良い映画って、観客が気づかないシーンでもこだわりというか、意味のある仕掛けがしてあります。
二人が車の中の運転席と助手席に座って会話する何気ないシーンがあります。麻薬捜査というのは悪の場面も必要なんだ、というようなことをアロンゾが説得する場面です。カメラは、セリフを言う二人を交互に撮(うつ)します。カメラは運転席と助手席の間にある位置から撮しています。この時に車の天井の影が二人にかかっているのですが、アロンゾの顔の目の部分は影になって(鼻と口は日光が当たっている)いて、ジェイクの顔の目の部分は右目に日光が当たっていて左目は影になっている(鼻と口は日光が当たっている)。これは当然ながら意図的なもので、アロンゾの悪の側にジェイクも入るのかどうかを影で表現しているのですね。ジェイクの目は半分光が当たり、半分影になっている。中間にいるジェイクの立ち位置を影で表現しているんですね。中間地点にいるジェイクに対し「おまえはどうなんだ、こっちの悪の側についてくる気持ちがあるのか」ということをセリフだけで無く、映像でも撮しているわけです。
おそらく、説明がないとほとんどの観客は分からないでしょう。そんなことは分からなくたって面白い映画であることに間違いないです。しかし、映画人としてのこだわりがこういったところにもしっかりと表れていているんですね。

というわけで、「トレーニング・デイ」
おすすめの一本です。未見の方はぜひ。ストーリーに触れないで説明するのは難しいなあ。
【300】

レス4  評価

ゆさみん (2013年10月19日 22時17分)

Piroさん、どうもです。
なかなかうまい返し方ですねえ。さすがです。
ああPiroさんにもあやまらないといけないんだった。
削除したトピの中で、勝手に他トピのPiroさんの意見を引用してしまったことお許しくださいませ。
あの場面では、一番説得力のある文章だと思いましたので、使わせていただきました。
また、何かありましたらよろしくお願いいたします。(愛してるわぁ)

さて、この部屋趣旨となるトピがちょっととぎれていましたので、あらためて映画について語ります。
【299】

レス3  評価

ゆさみん (2013年10月19日 22時16分)

酔っぱ杉さん、どうもです。
私の記憶に間違いがなければ、以前来られていたP・Sさんですよね?
(間違っていたらごめんなさい)
まずは、諸事情で前回のレスをスルーいたしたことお詫び申し上げます。
酔っぱ杉さんなら事情はお分かりいただけると思いますが、失礼をいたしたことに変わりありません。すみませんでした。
さて、徳俵さんの言われていたシーン、ジョークが好きなアメリカ映画ではたしかに似たような場面はいろいろありますね。
また、いらしてくださいね。
【298】

レス2  評価

ゆさみん (2013年10月19日 22時15分)

さんさんはなはなさん、はじめまして。
ピワの中でも有名人が来ていただけるとは、ありがたいことです。
また、当部屋を居心地が良い部屋といっていただきありがとうございます。
さて、映画の中のタバコについて。
今では、「風立ちぬ」のように有名な映画で登場すると「けしからん」などと言われ、大げさには扱われなくなったアイテム(?)ですが、かつてはいろいろな映画に登場しておりましたね。
タバコの吸い方で、登場人物の人格や気持ちを代弁したり・・・
場の雰囲気を表現したり(もうもうと立ちこめる煙の中で新聞社や刑事が口論し合ったりなどの場面)・・・
推理ものでタバコをすうときのマッチ箱やライターが、重要な捜査の手がかりになったり・・・
映画に動きをつける意味で、重要な役割を果たしていたタバコも、今ではあんまりみられなくなってしまいましたね。
特に、アメリカ映画では例の「ヘイズ・コード」ではありませんが、タバコを吸う場面が減ってきていますね。内なる規制みたいなものがあるのでしょうかね?
そういえば、以前国会では、三浦友和がタバコのCMに登場したことをめぐっ・・・(以下略。Piroさんを真似てみた)
というわけで(笑)今後もよろしくお願いいたします。
【297】

レス  評価

ゆさみん (2013年10月19日 22時18分)

モトマシマチさん、いらっしゃいませ。
投稿ありがとうございます。
まずは、パチからの卒業(解毒?)ある意味うらやましく思っております。
もう、何度ボロ負けして止めようと思ったことやら・・・(笑)
全国的にパチやスロの一人頭の負け額がだんだんと大きくなっている現在、業界の今後は不安であります。
戦争に関する遺跡・建物などによく行かれているようですね。
本当に、実際に行くと一口にはあらわせないような峻厳な気持ちになりますね。思わず背筋を正してしまう自分がいます。
「銃後」という言葉からある程度お年をめした方だと推察いたします。
話の流れから戦争についての内容も出てきましたが、基本は映画を楽しむ部屋です。
何か機会がありましたら、またいらしてくださいませ。

【追記】
ジュリアーノ・ジェンマ氏の訃報は私も新聞で見てビックリしております。
数ヶ月前にWOWOWで西部劇特集をやっていて「カッコイイっ」と改めて思っていたものですから、ショックでありました。
ジュリアーノ・ジェンマ氏については、また西部劇以外のところで後日(いつになるか分かりませんが)語らせていただきます。
【296】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年10月19日 21時08分)

こんばんは。
なかなか、仕事等で部屋を覗く機会がなくて困っています。

いきなりお初の方々が何人もいらっしゃって、ありがたく思います。

トピ主は、あまり来られないこともあるかもしれませんが、そこは多めに見てくださいませ。 
【295】

GGが亡くなったと知りJJJ!  評価

モトマシマチ (2013年10月18日 11時21分)

皆さん、こんにちは。

先日、ジュリアーノ・ジェンマ氏が自動車事故で亡くなった事を先日知りビックリしました。

一般のニュースで流れてればリアルタイムで分かっていたとは思うのですが、あつかっていたのですかね?私が偶々見逃したのかもですが?

マカロニ(スパゲッティ)・ウェスタンと言えば、武骨で寡黙な男が定番ですが、彼は明るい、爽やかキャラで異彩を放ってましたね。私にはあの白い歯は印象的でした。(小森のおばちゃまには「微笑みの天使」と呼ばれていたような?)

そういえば、彼の名前が付いたバイクがありCMにも乗っているシーンが流れていましたが、実名がネーミングされたのは彼ぐらいしか無いのではないかと思ったら、日本では蘭ちゃんがおられました。(いずれもスズキ)

バイクのイメージキャラとしては、スティーブ・マックイーンがエルシノア、ソフィア・ローレンがラッタッタのロードパル、ピーター・フォンダがタクトに出てましたが、最近はバイクCM見かけませんね。

いつの間にか、懐かしさゆえかなり脱線してしまい申し訳ございませんでした。

あらためてジュリアーノ・ジェンマ氏のご冥福をお祈り致します。
【290】

映画館で最後に観た映画  評価

モトマシマチ (2013年10月16日 01時17分)

久々の投稿にて先程は失礼致しました。

映画トピという事ですから、数少ない持ちネタからの紹介です。

恥ずかしながらリアルに映画館で観た作品というと「バックビート」(だったかな?)が最後でございます。

無名だったビートルズのハンブルグ時代(ドサ回り)の

頃をメインにビートルズの史伝的な映画でありました

が、メジャーデビュー後のメンバー4人以外で、初期メ

ンバーのスチュアート・サトクリフ、ピート・ベスト?

を交えた青春映画は個人的ではありますが多いに琴線に触

れた思い出があります。(単なるビートルズ初期のファンだった頃の思い入れかも知れませんが・・・)
【289】

RE:映画について語ろう  評価

さんさんはなはな (2013年10月16日 01時08分)

ゆさみんさん

初めまして。

貴殿が女性でなかった事に少しがっかりした

さんはなと申します。


突然のご訪問申し訳ございません。

縁あってこのトピックを知り拝見しております。

縁と言うのは狼氏ですが。(笑)



映画を語る部屋と言う事もあるでしょうが

映画について知らない情報も吸収出来る

とても居心地が良いお部屋ですね。





この間たまたまそばに置いてあった

ロバート・デ・ニーロの

「ミッドナイト・ラン」を見ていたのですが


タバコを辞めて30年近く

煙を少しでも吸ったらむせる私が

無性にタバコが吸いたくなりました。(笑)


そんな映画ってありますよね?(笑)


デニーロがこれまた旨そうに吸うんですよ。(笑)

映画も良いのですがタバコばかり目が行って。







すいません。それだけです。(笑)


お邪魔しました。
【288】

RE:映画について語ろう  評価

モトマシマチ (2013年10月16日 00時49分)

トピ主のゆさみん様、皆様初めまして。

突然の投稿をご勘弁下さい。

私は以前あるトピのトピ主をしておりましたが、仕事の

忙しさで2週間の期限を守れず止む無くトピを落とした

経験がある者でございます。

それ以来、ROMもほとんどせず、パチもしておりませ

んでした。

その後、仕事にも余裕が出来たせいかパチからは卒業し

たものの(解毒した?)偶に昔を懐かしみROMするよ

うになり、あまりパチに関係の無い貴トピを覗くように

なりました。

最近、「パールハーバー」を巡って、史実の点で議論が

伯仲していた場面も有りましたが、映画に関して皆様のよ

うに博識の無いものがと思いレスを躊躇いROMしてお

りました。

私にとっては映画は、エンターテーメントであり人々を

癒し(笑わせ)、感動させて何ぼという世界と割り切っ

ております。

ですから評価が薄いと思われる喜劇等も大好きでありま

す。

個人的には祖父の影響も有り旧日本海軍関係に興味を持

っていた事もあり、気まぐれに映画観る事もありまし

て、山本五十六記念館、霞ヶ浦予科練跡、パールハーバ

ーのミュージアムや空飛ぶ零戦もリアルに見た事もあり

ます。

ただ、戦争の場面が大きく扱われる事が多いとは思いま

すが、実際に戦った方々だけで無く、銃後の人々を思え

ばどんな事があっても戦争はして欲しくないですね。

最後はグダグダの纏りの無いコメントになってすみませ

ん。
【286】

達人よ、教えてくだされ!  評価

徳俵’ (2013年10月16日 00時06分)


ゆさみんさん、はじめまして。

同じく談話室において、末席を汚しております、徳俵(とくだわら)と申します。
(後ろに付いてる「ヒゲ」は無視してかまいません。)


迷ったのですが、思い切ってレスした次第です。

以前より時折拝見していたのですが、ここの方なら主さんはじめ、

どなたかに答えを得られるのではないかと・・・。



それは・・・・・・



以下の情報から、その映画のタイトルはわからないでしょうか?


◆アメリカ映画(記憶違いがあっても洋画には間違いなし。邦画に非ず。)

◆主人公は、兄弟orいとこ同士or異母兄弟。刑事・・・だったような?(記憶曖昧)

◆少なくとも1回は、日本のTVで放映されたことがある。

◆印象に残るセリフ。(正確ではないと思うが、意味合いは変わらないはず。)

「よせ(やめろ)!殴るな!」
「なんで(なぜ)だ?」
「俺が殴る!」

↑と似たシーンにて。
「よせ(やめろ)!殴るな!」
「『俺が殴る』、か?」
「いや、一緒に殴ろう!」

この、「いや、一緒に殴ろう!」というセリフを放つ際、
二人きれいにパンチを繰り出しているんですよ。

見ていて痛快でしたねぇ・・・。

ああ、もちろん吹き替え版ですよ。


昨日、ひょんなはずみからコレが浮かんだのですが、どうしてもタイトルが思い出せなくて

モヤモヤしてます、ずっと。

初めてのレスが下らねぇ内容で恐縮ですが、真面目にお願いします。


 ☆
【285】

Piroさんへ愛をこめて・・・  評価

ゆさみん (2013年10月16日 00時06分)

Piroさん。

ええと・・・

>見てるかな?w

みましたよ、はい・・・・・

内容については了解しましたってことで・・・・

ただ、ひとつだけ、どうしてもPiroさんには、言いたいことがあります(はあと)





大事な告白です。よく聞いて下さいませ。







>貴女のトピ









あら、素敵、そういっていただけるのはありがたいわあ。






・・・・って。

















わしは、男じゃあ!!!
【284】

あらためて・・・  評価

ゆさみん (2013年10月15日 23時38分)

こんばんは。

あらためて、狼さんの【282】へのレスです。
狼さんの言いたいことは、十分分かりますよ。
お解りかと思いますが、私は狼さんの言っていることに対し、否定はしていません。それどころか大いに共感します。

結局、スタンスの取り方の違いなんですよね。

映画の受け取り方は同じだと思います。
日本軍の見方をはじめおかしいところが多々あるし、ひどすぎる、と。

私は「大した映画じゃ無いんだから語るに値しない」という考え方。
狼さんは「あの描き方はひどい」と怒りをおさえられない、という考え方。

でも、やはり、これでは議論をすすめても平行線なんですよね。
よって、論にはなりません。

勝ち負け決めるというものじゃないし、お互いよく分かりました、で終わってもいいかと思います。
【283】

了承いたしました。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月15日 11時18分)

ゆさみんさん、確かに了承いたしました。

っと言う訳で、削除完了いたしました。
【282】

大事な事です。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月14日 17時28分)

こんにちは、ゆさみんさん。

それは確かにそうでしょう。

あの「タイタニック」も、「豪華客船の悲劇」のはずが、いつの間にやら「身分違いの恋を描いた悲劇のラブロマンス」になっちゃってますからねえ。

『「ハリウッドの映画に正しい部分など無い。』と言うのが暗黙の了解。」

と、以前どこかで書いた様な・・・w

さて、ここから先は真面目なお話です。

「パールハーバー」について、私は事実と違う、映画の中の日本軍の非道ぶりに、怒っただけです。

「日本軍の攻撃目標は、あくまでも軍事施設のみで、市街地や民間人へは攻撃を加えていません。」

これだけは絶対に譲れないです。

やってもいない攻撃をやった様に描かれたのでは、濡れ衣です。

当時、実際に戦った日本軍の方々の、名誉と誇りに関わります。
あの映画の様に、やってもいないのに街に爆弾を落としたとか、ゼロ戦に乗って民間人を撃ったと言われたら、やり切れません。

だから私は怒りました。

それだけと言うと、それだけです。

「たかが映画に」と思われる様な、つまらない話をしました。
気分を害されたなら、すいません。
【281】

「ザ・パシフィック」  評価

ゆさみん (2013年10月14日 15時37分)

(下のトピから読んで下さいね)

さて、ここで戦争についてはアメリカの映像の限界かな、という例を出しましょう。
ちょっと前に話題になった「ザ・パシフィック」というテレビドラマシリーズがあります。トム・ハンクスとS・スピルバーグが制作をつとめ、今まで描かれることの少なかった太平洋戦争について扱ったシリーズです。
かなり、真正面から取り組んだドラマですが、ここでも日本人の描き方は「あれ?」というものがけっこうあります。

沖縄戦を扱った場面で、戦争のとばっちりを受けた民間人の母親が、多分爆弾で大けがをおった赤ん坊をアメリカ兵士に「手当してください」という場面があり、その後、絶望していつの間にか持っていた手榴弾で自殺する場面がありました。
また、家に爆弾を落とされ大けがをおった中年の女性日本人が、家に入ってきた兵士に瀕死の体で、兵士の銃先を自分の顔にあてるシーンもありました。撃ってくれ、と懇願しているわけですね。
ここらあたりは、史実がどうとかいうレベルではないのですが、私はこの場面を見て「日本人なら絶対こういう場面でこういう行動をとらないだろうなあ」と強烈な違和感を覚えました。この場面で描かれる日本人の行動は、アメリカ人が考える民間人の行動なんですよね。自分たちは、戦争にまきこまれた民間人なら、このような場面でこういう行動をとってもおかしくないから、多分日本人もこのような行動をとったのであろう、という考えのもとに付け加えられたシーンだろうと推察します。
でも、多分当時の日本人ならこういう行動をとらないだろうなあと思うのです。

まあ、そういうわけで、真剣に制作された戦争ものでさえ、おかしい部分があるのですから、これはドラマの限界でしょう。

よって・・・・・
目くじら立てての指摘もできないことは無いですが、そういうことも思いながら、映画やドラマを楽しむくらいの余裕があってもいいかと思います。
【280】

パール・ハーバー  評価

ゆさみん (2013年10月14日 15時35分)

簡単に言うと多くの人は「パールハーバー」は、「間違いをどうこういうほどの大した映画ではない」と考えているんだと思います。

この映画が公開されたときは、一部の映画関係者は「日本人が怒り出すのでは無いか?」と危惧していたそうです。日本を悪く描いてますからね。
しかし、見事なほどに、日本ではこの映画を悪くいう人はおりませんでした。

これは戦争映画じゃありません。
私も映画館で見ましたが、パールハーバーに赴任している青年の人生をラブストーリーをからめた映画であって、いくら戦争の描写がたくさん描かれているとはいえ、戦争に翻弄される人々の物語です。
「タイタニック」が、船に乗った男女の運命をラブストーリーをからめて描いているのと似た手法ですね。

ハワイで真面目に軍人の仕事をしていたところに、日本人がいきなり攻撃をしかけてきて、翻弄される物語なので、極論を言えば、まあ細かいところ(戦闘機や武器や戦い方とか)は製作者にとってはどうでもいい。

それらしく映画的な映像が取れればいい。

もちろん、日本人から見れば「あれ?」というシーンはいっぱいあります。

私も、苦笑しながら映画を見ていました。

よって、この映画はパラレルワールドで起こった架空の話とでも思っておけばいいのだと思います。

これが、真面目な真実を描いた映画だというのなら、おそらく非難囂々たる意見が出たであろうと思います。
けど、この映画って目くじら立てるほどの映画じゃないですよ。

よって、上にも書いたようにほとんどの人は無視したんだ、というのが私の見解であります。

おそらく、パチ屋の狼さんは「それでもタイトルに実際にあった戦争がらみのタイトルをつけた以上、ウソはいかんでしょう」と言及するかな?
でも、そこからは平行線だなあ。

アメリカのベトナム戦争を扱った映画なんかも、ベトナム人に言わせれば思いっきり「実際と違うじゃないか」なんていうきこえてきそうな気がします。多分「ランボー2」なんて噴飯物だと思いますよ。
【279】

レス  評価

ゆさみん (2013年10月14日 15時32分)

こんにちは。

熊楠さん。
お分かりのように「ローマの休日」ご紹介の本から、抜粋して紹介してしまいました。
てへっ♪
でも、なるほどと思わされる指摘ですよねえ。

Piroさん、どうもです。
Piroさんの、途中で終わる書き方は面白いです。
つい笑っちゃいます。
真面目さとお茶目な面をもつPiroさんらしいレスですね。

するするさん。
映画パンフって、今では1000円もするの? そりゃ高い。
私も、今は買わなくなったなあ。
「風立ちぬ」とか気に入った映画は雑誌のガイドブックなどを参照しますね。そっちのほうが中身的にも値段もオトクです。

パチ屋の狼さん。
「パールハーバー」のおかしい部分の指摘を、なぜ声を挙げて言わないのか、という点については私はちょっと違う見解を持っています。
ちょっと別トピで語りますね。
【278】

あらら  評価

ゆさみん (2013年10月14日 15時43分)

こんにちは。

あらあら、お久しぶりのカンパチさんの登場で賑やかになっていますね。
ここでは、カンパチさんは狼さんとおしゃべりしたかっただけだと考えますので、カンパチさんが登場した以降の狼さんとのやりとり【269】〜【277】は酔っぱ杉さんの発言も含め、コメントは控えたいと思います。よって、あえてスルーいたしますので、ご了解をお願いいたします。
【275】

改訂版・無題。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月13日 22時41分)

こんばんは、酔っぱ杉さん。

解らなければ、それでいいです。

私だって、無理な論争はしたくありません。
だけど、しょうがないでしょう。
【273】

それじゃ困る事もある。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月13日 22時08分)

やあ、カンパチ君。早速の返事をありがとう。

確かに、歴史を知らなくても生きて行く事は出来る。

だけど、歴史を知らない事がなぜ恥なのかは、知っておかなければいけない。

なぜなら、歴史というものは、我々の社会生活の中において、一般常識や一般教養という形で、「常識」であるからだ。

「常識」を知らない事は「恥」だ。

恥を知らない事は、恐ろしい事だと思わないか?

その人やその家族が気にしなくても、周りがその人だけでなく、その人の家族をも見る目は変わるだろう。

「あの人はそんな事も知らない。」
「平気でいられるなんて、あの家族は少しおかしいのではないのか?」

これが、社会の中でいかに大事な事か、解らない訳では無いよね?

それと、「荒野の決闘」についてだが。

ジョン=フォード監督は、当時はワイアット=アープの言う事が全て事実だと信じたから、その通りに映画を作ったのだと思う。
つまり、映画を製作した当時は、それが真実だったのだ(少なくとも、監督はそれを信じた)。

なるほど、真実通りに作った映画はつまらない事もあるだろう。
しかし、本当に楽しい映画を見てストレスを解消したいと言うならば、それこそ完全なフィクションを見た方が良い。
史実に忠実な「トゥーム・ストーン」よりも、フィクションに近い「荒野の決闘」を見た方が、楽しめる事は間違い無い。

だが、真実を求める人は、「トゥーム・ストーン」を見れば、「満足」すると思う。

なぜなら、「目的」が違うからだ。

真実が知りたければ「トゥーム・ストーン」を見ればいいし、娯楽を求めるなら「荒野の決闘」を見たらいい。

つまり、そういう事だよ。

まあ、「どちらが正しいか」ではなく、「何が正しいのか」は、みんな解っている事だろうから、これ以上の論争は無意味だ。
【270】

お久しぶりw  評価

パチ屋の狼 (2013年10月13日 20時53分)

こんばんは、皆さん。

そして、お久しぶりだね、カンパチ君。

君との対話は、たぶん水かけ論の平行線になると思うから、出来ればスルーしたかったけどねw

君と私の言い分は、こうだ。

私=歴史ものは事実に忠実でなければならない。ウソは良くない。

君=別に事実に正確じゃなくても、楽しければそれでいい。

両者の考えが正反対なんだから、決着など着くはずが無い。
そうだろ?

絶対に決着が着かない論争は、場を荒らすだけだ。

どうしても決着が着けたいなら、誰か第三者にジャッジを頼むしかなくなるんだが。
そんな面倒を引き受けたい人など、誰もおらんだろ?w

だから、わざわざ結果が解っている事など、やめにしないか?

君は賢いから、自分で火種を持ち込む様な真似はしないと思ったんだがな。
そこだけが残念でならないよ。

まあ、わざわざ私が食いつかなければ済む話だったかも知れないけどね。
そこは私の性格上、察して欲しい。
【265】

正しい事を言うべし。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月11日 00時44分)

最近(と言っても、かなり前からだが)の映画評論家やコメンテーターって、

「口が裂けても正しい事を言いませんよね。」

間違いだらけの「パールハーバー」や、「なぜか全てアメリカが正義の戦争映画」とか、「自分がパクっても知らん顔でシラを切り通し、人にパクられると盗作と騒ぐディズニー」やら、

「どうして、誰も間違ってると言わないんだ〜!だ〜、だ〜、だ〜、ダァー!(エコー。最後に猪木)」


さて、その「パールハーバー」に限って言うと、まず、

(1)日本軍は無駄弾を撃たない。
米艦艇の隙間の海面に、機銃弾を撃つシーンがありましたが、日本軍はそんな事しません。
そもそも、当時の零戦の装弾数は極めて少ないのです。あんな調子で撃ったら一瞬で弾切れです。

そもそも、海に落ちた兵士を撃つ様な真似は、日本軍はしません。

(2)無関係のものを攻撃しない。
日本軍は、軍事施設以外への攻撃を行っていません。
劇中にある様に、民間人に機銃掃射を行ったり、市街地への攻撃はしていません。

(3)性能が違う。
劇中で、零戦同士を空中でぶつけるというアクロバットをしていますが、当時の零戦にかなう戦闘機は、米軍にはありません。
当時の米軍戦闘機である「Pー35」か「Pー40」は、旋回半径もべらぼうに大きいし、小回りで零戦には勝てません。
そもそも、零戦のパイロットは、あんなにド下手で間抜けでは無いです。

ああなる前に、一瞬で撃ち落されます。

余談
なぜか、劇中の零戦は五二型である。真珠湾攻撃当時、まだ五二型は存在しない。

ついでに言うと、映画の中で日本軍が米軍に対して行った事(無抵抗なものへの攻撃、民間施設や民間人への攻撃)は、全て米軍が日本軍に対して「実際に」行った事です。

自分の悪事を棚に上げて、ふざけた戦争映画なんか作るんじゃねえよと。

誰か、正しい事を言ってやれと。

ああ、文字数が足りない・・・。
【261】

「ローマの休日」アン王女が大人になった日  評価

ゆさみん (2013年10月10日 00時12分)

ローマの休日(Roman Holiday)1953年
監督  ウィリアム・ワイラー 
脚本  ダルトン・トランボ 
出演者 オードリー・ヘップバーン
    グレゴリー・ペック 

(以下 金城一紀著「映画篇」より。
 作中で制作された「ローマの休日 パンフレット」の中から抜粋)

「ローマの休日」について〜アン王女とジョーの本当の関係

 1950年初頭のハリウッドに吹き荒れていたのは、実は「赤狩り」だけではなかった。
 「ヘイズ・コード」と呼ばれる映画製作倫理規定も吹き荒れていたのである。
 これを簡単に説明すると、「残酷なシーンはダメ! いやらしいシーンもダメ! ドラッグとかお酒のシーンもダメ! 宗教とか国家を茶化すシーンもダメ! とにかくダメ!」という規定である。アメリカはキリスト教徒が作った宗教国家なので、実は倫理に関してはものすごく厳しい国なのだ。
 この「ヘイズ・コード」が撤廃されたのは60年代の終わり頃だったので、それまではラブシーンをきちんと描きたい映画製作者たちにとってはまさに受難の時代だった。なにしろ、「3秒以上のキスシーンはご法度」なのである。
 もちろん、男女が共に一夜を過ごしているシーンなどはもってのほかだ。そこで、映画製作者たちは、代用シーンでそれを表現することにした。
 たとえば、男女がキスをして盛り上がり、いざ! というシーンになると、急に海岸に波が打ち寄せるシーンに切り替えるのである。つまり、「要は、波が何度も打ち寄せているあいだに、そういうことになったわけさ」という合図(時間経過)を観客に送るわけである。
 そして、次にその男女がスクリーンに映った時には、彼らは深い仲になっているという暗黙の了解の下、ストーリーが進んでいくということになるのである。

 さて、「ローマの休日」である。
 純愛映画の代表と思われているような作品である。
 もちろん、「ローマの休日」には波が打ち寄せるシーンは存在しない。
 そう、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女と、グレゴリー・ペック演じる新聞記者のジョーは身分の違いゆえに結ばれることはない。だからこそ、彼らの恋は永遠のものとなる・・はずなのだが、実はそうではないのだ。アン王女とジョーが深い仲になっていることを暗示するシーンがちゃんと存在しているのだ。
 そのシーンは、映画が始まって1時間32分が経過したあたりで登場する。
 ある騒動に巻き込まれ、川に飛び込んだアン王女とジョーは岸辺に泳ぎ着いたあと、初めて情熱的なキスを交わす。そして、次のシーンになるとカメラはジョーのアパートに移り、いつのまにか服を着替え終えた二人の会話になる。

ジョー「服はまだびしょびしょ?」
アン王女「ううん。もうほとんど乾いてる」

 乾燥機など、ない時代の話である。
 びしょびしょの服が乾くのに、最低でも4、5時間は掛かるはずだ。
 しかし、その時間のことは一切描かれない。
 そこで、大人の観客は、「待てよ・・・」と気づくのである。「この二人、深い仲になったんだな」と。
 そして、そのシーンをきっかけに、アン王女の様子は急に大人びていく。ジョーの部屋から大使館の自分の部屋に戻ったあとでは、映画の冒頭でそうしていたようにベッドの上で飛び跳ねたりしないし、寝る前に必ず飲んでいたミルクも拒否する。
 これらを深く解釈するなら、それまで子どもだったアン王女はジョーの部屋で初めて大人になったのである。
【260】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年10月09日 23時52分)

こんばんは。

パチ屋の狼さん、するするさん、どうもです。

宇宙人オチは、制作者にとってもマイナスになるという認識をもってもらいたいものです。

ホラーで、映画「リング」の井戸のギャッとするシーン(まあ見た人はわかると思います)も脚本には無く、監督がそういうシーンを追加したことにふれ、脚本家も「キャリーをやりたくなかった」と言っていました。

ところで、夢オチの最初の作品は「不思議の国のアリス」ですね。
ショートショートの作家・星新一氏も「夢オチは絶対やってはいけない」と言っていたと思います。

私は、この部屋の【232】において、宮崎監督の発言を紹介しました。ここでもういちど紹介します。

>「たしかにそういうことをやると作りにくくなるんですけど。その作りにくくなるところに何とかして挑むことが作品を作るときの重要なファクターじゃないかと思う」

※「そういうこと」を「他の真似ではなく、自分たちが作りたい映像」という意味で宮崎氏は言っています。
【257】

あの映画もやっちゃってます。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月07日 03時05分)

こんばんは。

夢オチと言えば、あの映画もやっちゃってます。

「スペースインベーダー」

過去にあった映画のリメイクだそうですが、もちろんタイトーのゲームとは関係ありませんw

ラスト数分、話が夢オチで終わるのかと思いきや、ただの夢じゃなくて、予知夢(みたいなもの)だったという。

主人公の少年の「(繰り返すのは)もう勘弁してくれよ〜!」という叫びと、エイリアンの笑い声で終わります(ただしTV放映版)。

もう1つは、夢オチではありませんが、「バーニング」という、スプラッター映画です。

ラストで、序盤のキャンプファイヤーの場面に戻り、「実はお話の中でした」という。

「実はウソでした、チャンチャン♪」というのは、映画ではある意味、一番やっちゃいけない事ではと。
まあ、漫画でもアニメでも、やってはいけない禁じ手の一種ですけどね。

そのうち、

「人類は滅亡しました。でも夢でした。チャンチャン♪」

という映画が出て来そうで、私は心配なんですが・・・w
【256】

ノウイング  評価

ゆさみん (2013年10月06日 22時04分)

こんばんわ。

「ノウイング」
見ました。

いやはや、狼さんの言いたいことは良く分かりました。(見た後に狼さんのコメントをチェックしております)

私としては、「ハプニング」に近い印象ですね。
前半は凄く良くて、興味津々で見ていたら、最後がドッチラケという・・・

やはり安易に宇宙人の仕業とかに持っていってはいけませんね。


・・・・


しかし、映画というものはホントに難しいですね。
途中まではホントに良かった。
少女が残した意味不明の数字・・それを解読すると未来の出来事を予言したものであるということが判明する。
なぜ、少女はそれを予言できたのか。
そして、未来のこれから起こる出来事であろう数字は何を意味するのか・・

それが結局は宇宙人オチかい・・

もうこの手の映画は今では夢オチと同等で、もう禁止すべきであります(苦笑)

前半がよく出来ているだけに残念。

しかし、テレビ局はこの作品をよく選んだもんだ。
あれほど前半が良く出来ていると、視聴者は最後まで見てしまいますよね。
最後に、非難囂々であっても視聴率は多分とれるでしょうからね。

・・・監督や脚本家は安易に流れず、風呂敷をあれだけ広げたなら、さらにオチまで納得させられるものであるならば、一転「名作」と称されるものになったでしょうに・・・

「シックス・センス」を見習って欲しいものです。
(シャマラン監督もよん・・・)
【255】

れす  評価

ゆさみん (2013年10月03日 22時30分)

こんばんは。

熊楠さん。
>今思うと、ゆっくりした時間が流れていて良い空間だったなぁ。
たしかに・・・
あの頃の映画は、今みたいにビデオで気軽に見ることが出来なくて、映画館でしか見ることが出来なかったですよねえ。
心地良い空気みたいなものがたしかにありました・・

パチ屋の狼さん。
「ノウイング」
すみません。まだ未見なので、後半は読んでいません。大急ぎで読むのをスルーいたしました。
また、録画しているのを見てから、カキコします(笑)

Piroさん。
>スッゲェ間の上手さとか、微妙な心境の変化とか見えてきたんす。
なるほど。
ゆさみんは映画館で見た一度こっきりなので、そこまでは分かりませんでしたね。

>最高に美味しいモノは 良く出来たシンプルなんだと。
激しく同意いたします。
シンプルでもホントに良い映画は、言葉で表すことのできない部分がありますよね。
言いたいけど、言葉に出来ない、まどろっこしい部分が・・・
逆に「この映画のテーマは」などと能書きを垂れることの出来る映画って薄っぺらいものかもしれませんね。
「キャスト・アウェイ」については、良いと思った方のレビューもたくさんありますし、私にとって再び見てみたい映画が一つ増えたといったところです。

さてさて、明日から福岡に出張であります。
仕事はそれなりにありますが、せっかくなので博多の夜を満喫したいですねえ。
どこかおすすめの店などありますか?(笑)
【253】

毒電波。  評価

パチ屋の狼 (2013年10月02日 19時27分)

こんばんは。

今夜ですが、9時から「ノウイング」という映画をやります。同じ局で2回目の放送です。

映画「ノウイング」

主演 ニコラス=ケイジ

あらすじ
1959年、マサチューセッツ州レキシントンのとある小学校では創立記念日を迎えようとしていた。この小学校の生徒の一人、ルシンダの提案が評価され、みんなでタイムカプセルを埋めることになる。それぞれが思い思いに描いた『絵』をその中に閉じ込めて。

50年後、それは予定通り掘り起こされた。この小学校に通う少年ケイレブは、不可解な数字で埋め尽くされた一枚の紙を持ち帰ってきた。彼の父親で宇宙物理学教授のジョンは、そこに記された数字の羅列が過去50年とこれから先に起きる未来の出来事を予言したものだと気づく。そして、紙の最後に書かれた数字は人類の存亡に関わるものだった。


ここから先、ネタバレにつき、
スクロールは慎重に。






























ぶっちゃけ、この映画って「毒電波系」なんですよね。

地球滅亡がどうとか、宇宙人が何とかっていう、どこかのカルト系みたいなノリです。

実は、予言は宇宙人からのメッセージなんです。

予言された最後の日時に、太陽フレアの暴発により地球環境が全滅して人類及び全生命は滅亡するが、このメッセージを受け取る事(脳内アンテナで毒電波を受ける事)が出来た人間のみ、UFOで拾って助ける。後は全部見殺しという。

簡単に言うと、これだけの内容です。
終わってみれば、

「何じゃそりゃ!?」

ですよ。
わざわざニコラス=ケイジ使っといて、これですかと。

キアヌ=リーブスを起用した、「地球が静止する日」と同じくらい、無駄なキャスティングだと思いました(大きなお世話)。

こんなB級SF映画に、彼らはもったいない!w

「1941」に「三船 敏郎」が出ちゃったくらい、もったいない!w(大きなお世話 パートII)

私が最近見た映画で、上位にランクインするくらい、実にしょうもない映画だと思いますw
【252】

映画館  評価

熊楠 (2013年10月02日 07時54分)

皆さん、おはようございます。

私も映画を良く見た時期は、するするさんと同じ様に3本立てがメインでしたね。

商店街のハズレにあった『京浜映画』がメインでしたね。
2階席があって、50円か100円余計に払うと入れたんですが。

そこの最前列中央がマイシートでした。

その頃はATGを中心にした日本映画ばかりでしたので
洋画は映画館で見たことが少ないんですよね。

松田優作の遊戯シリーズ3本立とか藤田敏八作品集とか
よく見ていましたね。

今思うと、ゆっくりした時間が流れていて良い空間だったなぁ。

では。
【251】

キャスト・アウェイ【1】  評価

ゆさみん (2013年09月30日 21時46分)

キャスト・アウェイ Cast Away 
監督 ロバート・ゼメキス 
脚本 ウィリアム・ブロイルズ・ジュニア 
製作 スティーヴ・スターキー
   トム・ハンクス
   ロバート・ゼメキス
   ジャック・ラプケ 
出演者 トム・ハンクス
    ヘレン・ハント 
音楽 アラン・シルヴェストリ 

Piroさんのリクエストで今回は「キャスト・アウェイ」です。

ううう、書きにくいなあ。

さて、映画というものは一回見て、その時は何とも思わなかったけれど、後で見直してみると新たな発見や感動がある、という場合がございます。
よって、下の文章はゆさみんの浅薄な感想であるとも言えますので、異論などあればどうぞ書き込みしてくださいませ。


さて、「キャスト・アウェイ」・・・・

・・・はい。
どんな映画だったか覚えがない・・・

「未見かなあ」とも思いましたので、検索・・・・

「ああ、見たことある」と思い出しました。映画館で見てます。

では、とりあえず、あらすじを載せますね(ウィキペディアより)

婚約者を持つ運送会社フェデックスの管理職チャック・ノーランドは自社の貨物機に同乗中、嵐による墜落事故に巻き込まれる。奇跡的に無傷であったが、流れ着いた先は南太平洋の無人島であり、生き残ったのはチャック1人であった。
救助を待ち続ける日々の中、チャックは次第に極限状態のサバイバルに順応しながら、自力で脱出するかあきらめるかを葛藤し続ける。また、積荷のバレーボールを「ウィルソン」という人物に見立てて自分を鼓舞しながら、生き抜いていく。
そして月日は過ぎ、4年後。チャックは無人島からの自力脱出に成功する。
【250】

キャスト・アウェイ【2】  評価

ゆさみん (2013年09月30日 21時45分)

この映画のレビューも読みましたが、ざっと言えば「良かった〜」という人と「どこがいいの?」という人と評価が分かれる作品ですね。

無人島のサバイバル生活で生と死が隣り合わせのような4年間を生き、再びもとの生活にもどってから、人生にとって大切なことは何なのか、ということにあらためて気づく・・という内容ですね。
だから、無人島の生活というよりはもとの生活にもどってからの場面が印象的でしたね。だいぶ前に見た作品なのでうろ覚えですが、「フォレストガンプ」がそうだったように、人生で大事なことって何なのか、直接的なセリフよりも映画的なシーンで象徴的に示していました。最後のシーンの道の場面なんかそうですね。

こういった場面を、じーんとくるかどうか・・・・・
評価しない人は
「言いたいことは分からないでもないけれど薄っぺらいのではないかい?」
といってます。

で、私はというと・・・・
タイトルを見ても、どんな映画だったか覚えていない、ということからも分かるように、そんなに心には残らなかったですね。

これは、なぜかというとですねぇ・・・

一つは、私にとっては、死に直面した人間が自分の生き方を考えるという映画では、日本映画で大傑作があるからなんですね。

「生きる」(黒澤明 監督作品)

かたや、無人島での生活から今までの人生の意味を考え直す映画、かたや、不治の病になることで今までの生き方を見つめ「生きる」ということを考えさせる映画。
ストーリーも全然違いますが、底にあるものはいっしょだと思います。

「生きる」は、無人島でのサバイバルや恋人との悲しい別れや人生の新たな意味を見いだすとかは無いけれど、生きるということの意味を考えさせてくれました。
この大傑作があるので、「キャスト・ア・ウェイ」は今ひとつピンとこなかったというのがひとつ。

もう一つの理由が、同監督・主演の「フォレストガンプ」と比べて、いまひとつ内容が薄いと思ったからです。また、「キャスト・ア・ウェイ」のレビューにもどなたかが書いていましたが、「トム・ハンクスに二度目のアカデミー主演男優賞をとらせようと作った映画」という感じもありました。トム・ハンクスはすごい減量をしたりと話題にもなりましたが、「シャイニング」のJ・ニコルソンの時のように、映画賞を狙いすぎという感じもいたしました。

「トップガン」の成功のあとに、同監督・同主演で作ったパイロットじゃなくてレーサーを主人公とする映画「デイズ・オブ・サンダー」がありましたが、それに似たような印象をもったこともあります。

「フォレストガンプ」は、日頃過ごしている日常生活の中でも大事なことがあるんだよ、ということを主人公の生き方を通して考えさせてくれる映画でもありますが、けっこう見た人によっていろんな感想が出てくるような、幅の広さを持った映画でした。
しかし「キャスト・ア・ウェイ」は、その幅が狭いような気がいたします。
よって、上に述べたように
 「言いたいことは分からないでもないけれど薄っぺらいのではないかい?」
という感想もけっこうあると思うのです。

というわけで、私にとって「キャスト・ア・ウェイ」は印象にあまり残らない作品なのであります。

Piroさんの期待を裏切るかもしれない語りになったかもしれませんが、今の時点でのゆさみんの感想です。


ただ、冒頭に述べましたように、映画というものは一回見て、その時は何とも思わなかったけれど、後で見直してみると新たな発見や感動があるという場合があります。年を重ねてあらためて見直すと、当時、見落としていた部分を発見することがあるかもしれません。
映画レビューを見てみると、この映画を評価する人も多くいますし、ゆさみんの見方こそ浅いといえるかもしれません。
というわけで、異論などありましたら、どうぞ書き込みしてくださいませ。
【249】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年09月29日 23時32分)

こんばんは。

◆元店長◆さん、どうもです。
何の元店長さんなのでしょう?
やはり、パチ屋さん?
◆元店長◆さん=ひろみ郷さんでいいんですよね?
パート1のヒット無くしてパート2はあらず。
よって観客には1が当然印象に残っているわけで、それを乗り越えるのは至難の業ですよね。


するするさん、どうもです。
映画の3本立て。ビデオが無かった時代は、ちょっと古くなった映画をまとめて上映する。そういうお得な映画館も都会にはありましたね。
リバイバルでブルース・リー大会とか、マッド・マックス大会とかルパン三世大会とかもあったなあ。
6時間くらい映画館にいるとかありましたね。
入れ替え制が無かった頃は同じ映画も繰り返し見たっけ・・・

松本氏の外見はたしかにゴツいかな?
テレビに出るときは、ドクロマークのバンダナをつけていたような(笑)
奥様はマンガ家の牧美也子氏でしたよね。たしか。

>某B*OFとかののDVD中古買い取りは、本当に
安いですね

御意。
何回か売りに行って、あまりの安さに売らずに帰ってきた覚えがあります(笑)
【248】

RE:映画について語ろう  評価

するする (2013年09月29日 20時38分)

映画行き始めの頃3本立てとかの映画館が多く有りましたね
朝早く行き夕方に出て、デパートの地下で試食をつまみ食いして
家に帰るのが私の小学生の頃の思い出です。
ロードショー劇場にも、何時も座る場所決めて見てました
センターから少し右側の席(淀川先生が此の位置が良いと言っていました)1度入れば何度も見れた時代が良かったですね。
最近は、シネコンに行きますが 本当によくやって行けるなと思う位
人が居ません。(私が行く所だけかも)行き出して満員だったのは
SW-EP4?だけです.
【247】

RE:映画について語ろう  評価

するする (2013年09月29日 20時25分)

こんばんは、
松本先生の作品の女性は奥様がモデルと言われてますよね
タイトルが違っていても、皆何処かで繋がっている作品が多いのが
松本先生の世界感なのかな
黒沢監督どこぞやの親分さんみたいな、迫力の有る方ですよ

少し話違いますが、某B*OFとかののDVD中古買い取りは、本当に
安いですね。1本10円とか 引き取り安いと聞いていたが
この値段を2000円で売るんですからね
【245】

レス  評価

ゆさみん (2013年09月29日 06時40分)

こんにちは。

ひろみ郷さん、はじめまして。
マイベスト映画紹介ありがとうございます。
ウォール街は、以前来られた方もベスト1に挙げられていました。
アメリカでは、この映画は常識というくらい有名だそうですね。
続編は私としてはいまひとつの感がありましたが。
私も、コメディーは好きです。
何と言っても、映画は娯楽ですから腹を抱えて大笑いする作品は大好きですね。
日本映画のコメディーでは三谷映画がいいですね。

>映画は脚本が重要である

これは私もそう思いますよ。

邦画のおすすめですか・・・

いろいろありすぎて絞るのは大変ですが・・・

映画館で観客が満ち足りた表情で出てくる映画として

「三丁目の夕日」シリーズ

を挙げましょうか。

また、他にも邦画の語りたい映画のラインナップもありますので、そのうち語りますね。


パチ屋の狼さん、どうもです。
邦画では黒澤明監督作品を抜かしては語れませんね。
ヤマトへの狼さんのこだわりも面白いなあ。
そういえば、小沢さとる氏の「サブマリン707」が復刻したそうですね。新聞でいしかわじゅん氏が熱い文章を書いていました。海底軍艦を挙げる狼さんなら、この作品についてもご存じでしょうか?
【244】

こぼれ話。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月27日 14時26分)

旧ヤマトのキャラクターデザインが「松本 零士」先生に決まったのは、監督かプロヂューサーが、松本先生のキャラを見て、「(女性キャラの)プロポーションが気に入ったから」だそうです。

まさしく「これだ!」って感じで、なんかイメージに合ったんでしょうね。

まあ、OVAでは、「シド=ミード」氏のデザインしたヤマトに、「北爪 宏幸」先生のキャラを乗せてたりしますがw

てか、ドライヤーみたいに砲身のつながったヤマトなど、私はヤマトと認め〜ん!w
戦闘艦の砲身は、独立しているからこそ美しいのである!(力説)
単装よりも2連装、2連装よりも3連装。これこそが華!(さらに力説)
英国海軍やOVA「新・海底軍艦」などは4連装だが、あそこまで増えると、ごちゃついていてすっきりしない。
やっぱり3連装でしょう。
【243】

邦画。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月27日 04時25分)

こんばんは。

主様ではありませんが、私がおすすめする邦画と言うと、

「まあだだよ」

です。
監督は、世界のクロサワこと、「黒澤 明」です(脚本と編集も黒澤 明が自ら行う)。

随筆家「内田 百聞」の半生を描いた作品です。

この映画は、見せ場や盛り上がりというべきものが全く皆無であるにも関わらず、いつの間にか引き込まれて、そのまま終わりまで見続けるという、不思議な魅力があります。

当時83歳だった黒澤 明監督の遺作とも言うべき作品ですが、「ロボコップ3」や「許されざる者」などの洋画に押されて、興行的には失敗に終わったそうです。

まさに、隠れた名作。
【242】

RE:映画について語ろう  評価

ひろみ郷 (2013年09月27日 00時40分)

トピ主さんのおすすめ邦画ってありますか!?

自分が最後に映画館に行って邦画を見たのが、
中学生の時に、
原田知世さん主演「時をかける少女」と薬師丸ひろ子さん・松田優作さん主演「探偵物語」になります
ずばり30年前です

昔はダブル上映(チケット1枚で2作品見られる)とか
オールナイト映画館なんてありましたよね^^

洋画(主にアメリカ映画)を見まくった若い時は
オールナイト映画館に足を週末になれば運んだものです
(笑)


下のレスをみて松本さんのアニメは小学校時代に映画館に行ってみました

銀河鉄道999(機械伯爵とか惑星メ―テルの時のです)が大好きでした
最後にハーロック等が助っ人に来る場面は興奮したものでした(笑)
【241】

RE:映画について語ろう  評価

ひろみ郷 (2013年09月27日 00時27分)

はじめまして♪^^


洋画になってしまいますが(映画大好きで主に洋画をみてるもので)


1位)
ウォール街

理由として、これほどリアルな映画はないのではないでしょうか!?


2位)
ジョーズ(当然スピルバーグ監督の初代です)

理由として、映像とBGMがこれほどマッチした映画は
ないでしょう!?


3位)
愛と青春の旅たち

理由として、映画は脚本が重要であると教えてくれた作品だから


その他、ロッキーシリーズ、ローマの休日、等名作も好きですが、コメディーも大好きな自分です(笑)

4位)
バックトゥスクール

理由として、コメディ映画の最高傑作だと思うから


5位)
トム・ハンクスの若い時のコメディ映画
スプラッシュ等


そのほかとして、
マイケルJフォックスの摩天楼はバラ色に
とかも好きです^^
【240】

レスです  評価

ゆさみん (2013年09月27日 00時02分)

こんばんは。

パチ屋の狼さん。さらなる松本ワールドの情報ありがとうございます。
アニメの松本作品はとくかくいろいろなコンセプトで作られた作品が多く、何でもありの世界に陥っているのでしょうかね。

ところで話はちょっとずれますが、松本氏は手塚氏や石ノ森氏と同世代で、かつ存命の漫画家として貴重な存在ですね。
マンガが週刊化して、アシスタントとの共同作業が主流になった現在、マンガもストーリー中心となり、絵の重みが薄れてきています。
もちろん漫画の価値はストーリーに絵があって成り立つ世界ではありますので、絵の存在はとても大きいとは思います。現に著名な漫画家は人気漫画の表紙やポスターなどを一冊にまとめてイラスト集なども刊行しています。

しかし、上に上げた漫画家の初期作品(貸本や月刊誌が中心だった頃)は一つの絵に時間をかけて描くことが出来たからなのか、本当にひとつひとつを丁寧に仕上げていて美しいです。絵のスタイルとしては古いものの、例えば「リボンの騎士」の単行本の表紙などとても美しいと思います。

特に、一枚絵としての魅力は松本零士氏はずば抜けていると思います。
コミックスの表紙や映画ポスターなどに描かれた宇宙空間に浮かぶ、999や彼らの戦艦にメーテルやハーロック。独特の色彩で書かれた作品はため息が出るほど美しいと思います。

手塚氏は、女性を描かせるなら松本氏がダントツと評価していましたね。
松本氏はマイペースでもいいからいつまでも描き続けていってほしいと思います。


するするさん。
お越しいただきありがとうございます。

>映画検定1級を持っている方がいます。
すばらしいですね。私は、そんなに知識は無いと思いますよ。好きな映画を語る上ではそれなりの知識がありますが、幅広い作品をカバーしているかという意味では、とてもとてもと思います。

>マットマックスシリーズ大好きです。
ふふふ、お仲間ですね。
マッドマックス4は、もうクランクアップしたそうなので、近いうちにスクリーンで見ることができるでしょう。楽しみですね。

さて、Piroさんのリクエストを受けて「キャスト・アウェイ」について今、書いていますが、もうちょっと待っててね。
【237】

松本ワールドの衰退。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月25日 00時47分)

こんばんは。

「ヤマト」から続いて「999」が人気を博した事に味をしめた制作サイドが、続いてハーロックのアニメ化をしたのですが、その頃は「ガンダム」などの新世代アニメが台頭して来ており、松本作品の人気に、明らかな陰りが見えていました。
その証拠に、ゴールデンでの放送にもかかわらず、ハーロックの視聴率は7%程度と奮いませんでした。

また、999の後番組となった「1000年女王」も、初回こそ20%程度の視聴率を取ったものの、松本作品の人気衰退に歯止めがかからず、最後は半ば打ち切りに近い形で放送を終了したそうです。

時代背景的には、元々1000年女王の方が、歴史的には999やハーロックより前です。
なぜなら、1000年女王の時代設定は、「西暦1999年(9月9日)」だからです。

また、メーテルとエメラルダスは、当初全くの他人でした。
同時に、松本先生自身が、「メーテルは、1000年女王・雪野弥生」だと言ってしまっていた事があります。

それと、実はエメラルダスは不治の病によって、余命いくばくもないという設定でした。

「劇場版999」において、彼女が自分の代役としたアンドロイドが、実の妹であるメーテルを捕らえ、移植手術で彼女の身体を乗っ取ろうとした事があります。

鉄郎は、そのメーテルを奪還しようとクイーン・エメラルダス号に乗り込み、本物のエメラルダスと会っていますが、その時に彼女は病気で、メーテルを連れ去ったのが代役のアンドロイドだと教えてもらっています。

ちなみに、後になってこのエメラルダスの病気は「無かったもの」とされていますw

ついでに、「ハーロックサーガ」によると、トチローはアルカディア号とクイーン・エメラルダス号を、同時に設計・建造しています。
言わば、この2艦は姉妹艦と言える訳です。

それと、「SSX」はそれまでの松本アニメに比べると、娯楽的要素が多い作品です(意図的にそうしたらしい)。

全体的に雰囲気が明るくなって、いつも寡黙なハーロックのセリフが増えたり、女性キャラが目立って華やかさが増したり、勧善懲悪の冒険活劇という風な様式になっています。

まるで、「途中から宗旨変えしたZZ」みたいなもので・・・(ごほんごほん)。

まあ、この作品も、ZZみたいに「無かった事」にされているみたいですが・・・(げほげほ)。

なお、「999 エターナル」では、松本ワールドの艦(ふね)が勢揃いしますが、個々の戦闘力(パワー)は、ヤマト=アルカディア号=クイーン・エメラルダス号と、全く互角だとされています。

メーテルも、ヤマトの事を「あの艦は、アルカディア号と互角の戦闘力を持っている。」と鉄郎に言っています。

しかし、ヤマトがしょっちゅう袋叩きに遭って、あちこち蜂の巣にされているのに、アルカディア号とエメラルダス号は、傷付いたのをほとんど見た事が無いw

TVアニメの旧アルカディア号も、地球軍の攻撃に対して、ハーロックが「好きにやらせておけ。」と完全無視して撃たれ放題ですが、全くの無傷です。

さらに、松本ワールドだと、ヤマトと999&ハーロックとの間に、800年くらいあるんですが、ヤマトにどんな人間が乗っているのかも気になります。

ついでに、戦士の銃(コスモドラグーン)の製造番号(シリアルナンバー)は、2979年になっています。

最後に一言。

「大ヤマト」はどうなったんですか?松本先生w
【236】

レス  評価

ゆさみん (2013年09月24日 23時32分)

こんばんは。

SMAPの草剛剛が手塚治虫を演じたドラマを見て、ブラックジャックが大人気だったころを思い出していました。
ちなみに、私は手塚氏にファンレターを出したことがあります。印刷した葉書が送られてきましたが、葉書には手塚氏の肉筆のサインが書かれていて、単純に嬉しかったですね。今思うと、超人的な忙しさの中でよくサインを書いたものだと思います。プロの凄さを感じます。ちなみにその葉書は額に入れて飾っています。

パチ屋の狼さん。
松本ワールドの説明ありがとうございます。私は、当時は松本氏より手塚氏のファンだったので、そこまで詳しくは知りません(笑)
ところで、松本ワールドは、松本零士氏もマンガの中で書いているんですか?
私は、銀河鉄道999の劇場版にハーロックが出てきたのが、松本ワールドの始まりだと思ってるのですが。多分、当時は映画をヒットさせようとして、映画関係者が松本氏の人気作品からハーロックやエメラルダスを登場させたのだと思います。
それまでは999もハーロックもリンクすることはない作品だったと思うのですが。
ハーロックとエメラルダスはまあ、似たもの同士という感じなので分かりますがね。

ところで、松本氏が大人気だったころの銀河鉄道999の漫画は、それはひどかった。それまでは1話をじっくり描いていくスタイルだったのに、一つの話を数回に分けて描いていて、しかも意味のない999の2ページ1コマのアップが端々に登場するという・・・読者にしてみれば、手抜き(というより忙しすぎてマンガのアイデアが出なかったのか)以外の何者でもないものでした。明らかに1回で終わるところを数回に分けて水増ししていましたからね。
だから、ある意味ブラックジャックの凄さを感じました。いくら忙しくても人気が出ても手塚氏は1回1話スタイルを崩さなかったですもの。


熊楠さん。
訪問どうもです。「ベートーベン」は何度見てもたしかに面白い。我が家でも大人気の作品です。
ところで「映画篇」アマゾンで取り寄せました。読むのが楽しみです。

するするさん。
「ベイブ」動物映画ならこの映画は欠かせませんね。
ちなみに、この映画は私の好きな「マッド・マックス」シリーズの監督ジョージ・ミラーが脚本を担当しており、続編はジョージ・ミラー本人が監督をしています。
ジョージ・ミラーがバイオレンスの人から動物映画に新境地を見いだした作品なんですね。(マッド・マックスシリーズについては当トピの【33】から【36】に詳述しています。良かったら読んで下さいませ)
【235】

RE:映画について語ろう  評価

するする (2013年09月24日 22時24分)

今晩は、
動物といえば、
ベイブが、面白いですね。
【233】

残った謎。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月24日 04時03分)

こんばんは。

今回は、松本ワールドの謎を、少し深く考えてみたいと思います。

(1)大山トチロー
アルカディア号の設計と建造を行った人であり、ハーロックの親友であると同時に、エメラルダスの「恋人」でもあったらしい。
TVアニメでは、「まゆ」という娘が居るし、地球に墓碑がある。

なお、TVアニメでは、劇中でハーロックの回顧録として、若き日のハーロックとトチローに加え、エメラルダスに良く似た若い女性(と言っても、松本作品の女性は、一様に見分けが付かんw)が登場するのだが、トチローが死んだ時に宇宙葬を行った際、トチローの眠るカプセルに伴走する小型艇に、この女性が乗っている。

ちなみに、「まゆ」の母が、この女性かエメラルダスか、それとも他の女性なのかは、はっきりとされていない。
そもそも、この女性がエメラルダスなのかも不明。

ついでに言うと、「銀河鉄道999」において、鉄郎は惑星「ヘビーメルダー」で、トチローと会っている。また、不時着したままのデスシャドウもあり、トチローはそこで暮らしていた(後に病で死去?)。

なお、ここまでの話は、私の記憶が元である。何しろ作品自体が相当古いし、私の記憶違いであったらすまぬ。

そもそも、トチローが生きていれば、ハーロックと別れているのが不思議であるが、人の生き方の強制はしないがハーロックである。

ちなみに、鉄郎のマントと帽子と銃は、タイタンでトチローの母からもらったものであるが、トチローの母は、トチローはすでに死んだものと思っていた様である。

(2)999との接点。
「新竹取り物語 1000年女王」の「雪野 弥生」こそ、後の「女王プロメシューム」であり、「メーテル」の母である(メーテルの本名は、メーテル=プロメシュームという)。
ただし、TVアニメ版の1000年女王で、最終回で雪野弥生は、「暗黒彗星」(?)に単身突入して死亡(?)しており、999までにどういう経緯があったかは謎のままである。
そもそも、命を賭してまで地球(と惑星ラーメタル)を守った弥生が、どうして恐ろしい女王プロメシュームになったのか、それも謎。

なお、メーテルの「双子の姉」が「エメラルダス」であり、彼女(ら)の父親はメーテルの持つペンダントに封じられていたが、プロメシュームと共に自爆する。この父の正体は謎のままである。
【232】

パロディについて  評価

ゆさみん (2013年09月23日 15時59分)

パロディーについて。
パクるという話題が出てきましたが、これは明らかに悪い意味でいう言葉ですが、似た言葉に、パロディーという言葉があります。これはどちらかというと好意的な言葉ですね。

かつてアニメ版「うる星やつら」では頻繁にパロディーが登場いたしました。他のアニメや映画などから、どっかで見たことがある場面を意識的にとりいれてそれを笑いのネタにしていました。
映画版第1作の「うる星やつら オンリー・ミー」でもそれは随所に見られ、ラムの結婚式に乗り込む諸星あたるは、まんま映画「卒業」のシーンのパロディーでした。
さて、この映画を見て監督の押井守氏と宮崎駿氏の対談が組まれました。
その冒頭で宮崎氏は押井氏に疑問を呈します。

「パロディというのは二番煎じでしょう、二番煎じで意味を変えることですね。だから二番煎じに甘えるけど、そのかわり違う見せ方をします、という、なんていうか、斬られて斬るというところがあるわけなんだけど、斬られていないと思うんですよ」
「映像のひとつひとつなんです。(中略)時計塔が出てきてその中に見覚えのある歯車が回っていたり(笑)それがパロディとは思えないから、むしろ設定を盗んだという感じしかしない。パロディにするなら、それは中途半端にやっちゃいけないことじゃないかと思う。もっと自分たちの映像を大事にしなきゃいけないと(略)それが随所にあって」
「たしかにそういうことをやると作りにくくなるんですけど。その作りにくくなるところに何とかして挑むことが作品を作るときの重要なファクターじゃないかと思う」

今から30年も前の対談ですが、宮崎氏ははじめからズケズケときついことを押井氏に述べています。昔から宮崎氏はそうだったんですね。

しかし、宮崎氏の言っていることは、今読んでも十分に納得できる主張だとは思いますね。制作者側の態度はこうあるべきだって。

インスパイアされた作品を作るってのも、宮崎氏風に言うなら「斬られて斬る」ような値される作品を作らなきゃいけない、ということだと思いますね。
【229】

するするさんへ  評価

ゆさみん (2013年09月23日 14時54分)

するするさん、初めまして。

>ゆみさんの映画への思いとか楽しく拝見させてい頂いています。

訪問ありがとうございます。そういった方がいらっしゃることを知って嬉しい限りです。

>ハーロック(3D)見て来ました。私1一人で貸し切り状態でした。

何か、大コケの感じありありですが、作品としては面白いのでもうちょっとヒットしてほしい気がしますね。

>3Dでは、どうしても少し暗く成りますので見にくい画面が有ります
たしかに・・あと3Dは私には目が疲れるんですよねえ。

>松本零士先生以前近くに住んで居りたまにたまにお見かけしたことありました。

わお、うらやましいなあ。

またいらしてくださいませ。
【228】

ジョン・ヒューズの作品  評価

ゆさみん (2013年09月23日 14時48分)

こんにちは。

パチやスロでは絶不調のゆさみんであります。
200分の1の銭形平次で800回転オーバー初当たり単発の次は900回転オーバーで当たりと、理不尽な当たりに心の中で号泣しています。ちょっと回るから追っかけてみたら、これだからなあ。

さて、熊楠さん、訪問ありがとうございます。
そのうち、ワタクシも貴トピに行って小説や作家について語りたいと思います。

「大災難」ですか。
すみませんが、調べてみたところ、私は未見のようです。

ですが、監督のジョン・ヒューズの名前を見て、多分、名作なんだろうなあ、と推察いたします。
ジョン・ヒューズといえば、1980年代は有名な監督でしたね。
青春映画のヒット作を次々と飛ばした監督でプロデューサー。コメディーでも「ホーム・アローン」「ベートーベン」(犬のやつだよ)などの脚本に参加していますね。
ホーム・アローン等で私たちを爆笑させてくれたヒトですから、さぞかし笑わせてくれる作品なんだろうなあ・・・

青春映画では、「フェリスはある朝突然に」「すてきな片想い」「ブレックファスト・クラブ」脚本・制作の参加作品では「プリティ・イン・ピンク」「恋しくて」などの作品がありますね。

私は、「恋しくて」が好きですね。
画家を志し、ガソリンスタンドでアルバイトする物静かな高校生のキースは、学園のマドンナのアマンダにひそかに恋をしていた。クラスからも浮き気味の彼の唯一の親友は、幼馴染のボーイッシュな同級生ワッツ。ドラムが趣味の彼女もまたひそかにキースに恋をしていた……。(ウィキペディアより)
ワッツはキースに対して自分の恋心を隠して、アマンダへの恋に協力してやろうとするのだけれど・・・
という作品。
最後はワッツは誰が大切なのかに気づいて・・何か、ちょっと昔の少女漫画にあるようなお話ですね。
アメリカの青春映画なら下ネタがいっぱい出てくる作品をイメージしそうですが、この頃のジョン・ヒューズ関連の作品はあんまりそういうピンク系のネタは少なくカップルで見る青春映画っていう感じでした。
そういえば、こういった傾向の映画ってもう今では作られていませんね。寂しいなあ。

ジョン・ヒューズ制作の作品にはコメディーの作品も多いです。
北野武監督が「コメディーが出来る監督は恋愛ものを撮らせても上質な作品を作ることができる」みたいなことを言っていましたが(これは名作「ゴースト ニューヨークの幻」の監督がそれまでコメディー路線の作品を手がけたことがあることについて言っていました)まさに、ジョン・ヒューズの場合はそれですね。
感情の動きを描くのが上手い。
「ホーム・アローン」でもゲラゲラ笑った最後には、家族の愛情の大切さを確認してハッピーエンドに終わりますからね。泥棒さんにはお気の毒でしたけれど(笑)

というわけで、「大災難」いつか見てみたい作品です。ちなみに「大災難」は1987年の作品ですが、翌年には「大混乱」という作品が作られていますが(ジョン・ヒューズは脚本・制作で参加)同じ路線で作られた作品でしょうかね?
【227】

全知全能・万能ではない。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月23日 04時56分)

こんばんは。

巷(ちまた)でちょくちょくある、盗作・パクリ騒動ですが、私は無茶だと思います。

なぜなら、

「現存する、全ての小説・映画・漫画・アニメなどの、クリエイティブな作品をチェックする事は、現実的に不可能だからです。」

音楽などでも、たまに盗作やパクリ疑惑が報じられる事がありますが、ほとんどは有名な作品に対して、どこの誰かも解らん様な、無名な人からのイチャモンです。

有名vs無名の場合、そのほとんどは、話題作りや売名行為と、裁判にかこつけて示談金などをせしめる為の、薄汚い策略です。

世界的なパクリとしては、ハリーポッター盗作騒動がありますが、世界的名作をパクるとは、パクった人にはクリエイターとしての恥が無いのかと。
言い訳として、「ハリーポッターを知らなかった」と抜かしたそうですが、

「そんな訳ね〜だろ。」

主人公を少年から少女に変えただけで、中身は丸写しに近かったそうです。

ちなみに、パクる事にかけては恥も外聞も無いアメリカですが、「ライオンキング」に味をしめて、「ナディアをパクったアレ」は、大コケしたみたいですが、

「当たり前だろ、と。」

日本人が好むものと、アメリカ人が好むものが同じとは限りません。
ナディアは、ターゲットがもろにオタク層であり、日本のオタク受けするものが、アメリカの一般人に受ける訳が無い!w

それはさておき、たまたま似ている作品があったからと言って、それをすぐパクりだの盗作だのと言うのには、問題があると思います。

なぜなら、前述しました様に、全てのクリエイティブな作品をチェックする事は不可能だからです。

自分が書いた完全オリジナルの新作が、偶然内容が似ていただけで、他作品の盗作呼ばわりされるという危険が、作り手には常に付いて回る事になります。

ただ、パクったとまでは言わなくても、本当に参考にした作品があったのなら、それを作った人も、正直に参考にした、とカミングアウトする必要があると思います。

ディズニ−も、素直に「参考にした」と言えばいいのにね。
やっぱり、

「自分の国が何でも一番じゃないと気が済まないという、面倒な国の人」

だからでしょうかw(精一杯の皮肉と毒舌)
【225】

RE:映画について語ろう  評価

するする (2013年09月21日 12時40分)

初めまして、映画の部屋の皆さん
ゆみさんの映画えの思いとか楽しく拝見させてい頂いています。
ハーロック(3D)見て来ました。私1一人で貸し切り状態でした。
3Dでは、どうしても少し暗く成りますので見にくい画面が有ります
松本零士先生以前近くに住んで居りたまにたまにお見かけしたこと
ありました。 
【224】

ハーロック。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月20日 01時52分)

こんばんは。

ハーロックのアルカディア号は、2タイプありますね。

原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック」&TVアニメのタイプと、「我が青春のアルカディア 無限軌道SSX」の、船体がグリーンで角ばったタイプのと。

現在のアルカディア号は、圧倒的に後者のものが多いですね。劇場版の「銀河鉄道999」でも、後者(SSXのもの)でした。
ちなみにですが、漫画版の999でも、アルカディア号は後者のタイプです。

なお、TVアニメでは、ハーロックの世界は西暦2299年となっていますが、原作では2999年になっています。
ちなみに、ヤマトは2199年なんですが・・・。

ついでに言うと、「銀河鉄道999 エターナルファンタジー」には、「アルカディア号」と「ヤマト」と「まほろば」が登場します。

ただ、ここでちょっと疑問が。

「ダナサイト9999」の立場はどうなるんでしょう?w

それと、「1000年女王」と999は、シナリオや設定の上で密接な関係があるはずなのに、1000年女王だけ、エターナルを始めとする各松本作品からは、完全に切り離されています。

しかし、ヤマトが必死で守った地球も、100年経てばああやってまた堕落するんかい!?
てか、ハーロックの時代の地球防衛軍って、弱すぎないかと。
ヤマトの時みたいな艦隊は何処へ?
平和が続いたから、軍事費減らされて縮小弱体化したのか?

余談
戦士の銃こと「コスモドラグーン」だが、全宇宙に4丁だったり5丁だったり、釈然としない。
戦士の銃は、持ち主が死ぬまでその持ち主を変えないという事なので、「ハーロックサーガ ニーベルングの指環」において、戦士の銃の所持者は「鉄郎・メーテル・エメラルダス・トチロー・ハーロック」の5人という事になっている(どうでもいいが、鉄郎以外の者が銃を使っている所を見た事が無い)。

そもそも、トチロー自体が生きていたり死んでいたりと曖昧である(原作ではすでに故人だが、SSXでは劇中で病死するし、ハーロックサーガではピンピンしている)。

一体どうなのよ?松本 零士先生!w
【223】

大災難  評価

熊楠 (2013年09月19日 22時15分)

ゆさみんさん

こんばんは。
突然ですが、『大災難』って映画ご存知ですか?
ふとしたきっかけで陽気なデブと一緒に
ニューヨークからシカゴまで旅をする話なんですよ。

映画好きな友人から薦められて結構前に見たんですが
不思議に覚えています。

映画は基本テレビで見るくらいなんですよね。
【222】

トム・ハンクスの「ビッグ」(1)  評価

ゆさみん (2013年09月18日 23時26分)

ビッグ Big(1988年製作)
監督  ペニー・マーシャル 
脚本  ゲイリー・ロス
    アン・スピルバーグ 
出演者 トム・ハンクス
    エリザベス・パーキンス 
(以下ウィキペディアより)
 ペニー・マーシャル監督によるコメディ映画。主演のトム・ハンクスは、この作品でゴールデングローブ賞 主演男優賞を受賞。
・ストーリー
 12歳のジョッシュ少年は年に一度のカーニバルに足を運ぶが、身長が低くてジェットコースターに乗れず落胆した夜。願いを叶える不思議な機械「ゾルダー」を見つけ、大きくなりたいと願う。翌朝目が覚めるとジョッシュは大人の姿になっていた。すっかり姿が変わって、親にも自分だという事を分かってもらえない。なんとか親友のビリーにジョッシュであることを認めてもらった彼は家を出、「ゾルダー」が見つかるまでとニューヨークに向かう。そこでおもちゃ会社に就職。子供なりの発想でおもちゃを開発し、マクミラン社長に気に入られる。また、重役であるスーザンと大人の恋をし、とんとん拍子に成功していく。
【221】

トム・ハンクスの「ビッグ」(2)  評価

ゆさみん (2013年09月18日 23時25分)

 トム・ハンクスの出世作で25年たった今見ると、ほんとに若いですねえ。コメディー畑の役者だったんですよ、トム・ハンクスって。
 子どもがいきなり大人になるって、発想としては単純だけど、単純なだけに演技力が要求されますね。子どもの友人に、大人になった自分がジョッシュであると分かってもらおうとお互いにしか分からない遊びの中で出てきたパフォーマンス(?)をすることで、信じてもらう場面。給料をもらってから好きなお菓子をいっぱい買って、ビスケットについているクリームだけを嘗めてビスケットをポイと捨てる食べ方。その他、片々の場面で子どもらしい発想と行動を大人がすることで笑いがおこります。下ネタに対しての発言とかね・・・
 おもちゃ会社に就職して成功するけれど、ジョッシュはだんだんと大人の行動に染まっていきます。仕事場の部屋が子ども一色だったのがオフィス的なレイアウトになり、同僚との恋愛も出てきます。スーザンとの初めてのHの場面は、私としては最高に面白かった。スーザンのヌードを初めて見たときのジョッシュの行動は、なるほど・・と思いましたね。あえて言いませんが(笑)
 その後、親友のビリーとの軋轢や、開発したおもちゃのプレゼンをしていく中で自分が開発したおもちゃがすでに子どもの視点でなくなったことに気づく場面があります。そして、大人でいることから子どもに戻ることを決意するのですが、これは恋人のスーザンとの別れも意味するわけで(まあ、最後はおさまるところにおさまるのですが)ラストは何となくせつない余韻も残します。
 「ただのコメディに終わらない、心温まるストーリーが評判を呼んだ」とウィキペディアにはありますが、この映画を受けて、映画を元にしたミュージカルもアメリカや二本で上演されています。
 ウィキペディアでは「日本では1998年からフジテレビ主催で『big 〜夢はかなう〜』というタイトルで上演された。1998年と1999年は唐沢寿明主演、ヒロインは1998年が酒井法子、1999年は真矢みき。 2000年は赤坂晃主演。ヒロインは宮崎優子(元月組トップ娘役、風花舞)」とあります。それだけ魅力のある映画だったことがわかります。
 余談ですが、脚本に参加しているアン・スピルバーグはスピルバーグ監督の妹です。
 
 スーザンと別れる前に、ジョッシュは「スーザンも子どもに戻らないか」と誘いますが、スーザンがこれを断る場面のセリフが大人のセリフで、印象に残ります。と同時に、スーザンとジョッシュは分かれるしかないのだな、と納得させられます。
 ラストの子どもにもどる場面で、スーザンの視点からジョッシュの歩いていく背中をとらえながら(顔の部分は見せない)だんだんと服がだぶついていく場面がいいですね。はっと気がつくとそこには子どものジョッシュがだぶついた服の中に立っている。切なそうな目でスーザンを見るジョッシュだけど、その後、吹っ切るようになつかしい家に戻っていく。
 感情の動きを見事に映像に表しているなあ、と思います。
 名作ですね。(しみじみ)
【220】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年09月18日 23時22分)

Piroさん、どうもです。

ハーロック、興行的には厳しい様子ですが、面白い作品ではあると思いますので、機会がありましたら劇場で見ていただきたく思います。
多分、テレビで放送されても大した感動は得られないと思います。
大画面ならではの3Dの迫力は、やはり一見の価値ありです。

>ど ん だ け キャパ広いんですか!!!!  まさかウルトラマンさえも凌駕していたとはッ!

お褒めいただきありがとうございます(?)
ってかそれなりに年を重ねていると、雑学的なネタも増えてくるんですよ(笑)

個人ブログはやっておりません。だってめんどくさいじゃないですか(爆)

>で。  どうでした?     勝負の方は。。。 

ええと・・・・むろん・・・・玉砕であります(大泣き)

もうね、収支優先で勝負に行っているわけじゃあありませんが、それにしても、あそこまで・・・
AKB・・・どうして200分の1を1000回転回しても引けないの?
やっと当たっても単発なの?
ミュージックラッシュ入っても2連って何?
ふんっっっっっ・・・だっ。

ええっと、気を取り直して・・・・
トム・ハンクスがらみで「ビッグ」を語りますね〜。
【219】

RE:映画について語ろう  評価

Piro/ (2013年09月18日 22時20分)

あぁ。。 そうだ。。

  以前にも俺が書いたと思うんですが。


    トム・ハンクスの[キャスト・アウェイ]の感想をいつか。。

    ゆさみんさんがどう評価するのか。。 是非に聞かせてくださいな。。


      
      ゴホゴホ…  余命いくばくかの…年寄りの最後の願い…  ゴホゴホ…    どうか…

      
【215】

映画「キャプテンハーロック」3D(1)  評価

ゆさみん (2013年09月16日 09時53分)

キャプテンハーロックSPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK 3D(2013年)
監督 荒牧伸志 
脚本 福井晴敏
   竹内清人 
原作 松本零士
声の出演者
キャプテンハーロック:小栗旬
ヤマ:三浦春馬
ミーメ:蒼井優
ヤッタラン:古田新太
トリさん:福田彩乃

先日、キャプテンハーロック3Dを見てきました。
それでは、まず概要から。

あらすじ(ウィキペディアより)
遥かなる未来・・・・・或いは、遠い過去のことかもしれない。 他の銀河にまで進出し、数多の植民惑星を開拓した人類であったが、異星文明との共存もついに果たせず孤独であった。 いつしか衰退し始めその勢力を失いつつあった人類は、発祥の地-----地球への帰還を望む様になった。

前に進む意欲もなく、帰れぬ故郷を遠くに仰ぎ見ながら、緩やかな”滅び”に身を浸す日々・・・。今、人類は後悔の時代を生きていた。

そんな時代に反抗し、宇宙の深淵を旅し続ける男がひとり・・・。 不滅の肉体を持ち、100年の長きに渡って連合艦への襲撃を繰り返す海賊。 広域指名手配S−00999。 その男の名は・・・・・。

テレビアニメとは異なり、リブートされたオリジナルストーリーとなっている。
キャッチコピーは「己を縛るものと闘え」(テイザー版)、「世界を変えたければ、この艦に乗れ」
【214】

映画「キャプテンハーロック」3D(2)  評価

ゆさみん (2013年09月16日 09時55分)

松本零士氏の作品は、どれもですがファンタジー要素が強く、氏の絵と相まって独特の世界を醸し出していますので、時を経てこれをCGアニメながらリアルな映画にすることはかなりの冒険といっていいでしょうね。
「原作と違う」という感想が出てくることは否めないでしょう。
しかし、私は脚本などストーリーの主要な部分に「ガンダムUC」や「亡国のイージス」など優れた作品の作者として定評のある福井晴敏氏が参加していることや、J・キャメロンが絶賛していることなどから、せっかくだから3D版を見ようと映画館に足を運びました。

これまでに発表されたCGアニメと比べて、違和感というか、いかにもCGアニメって感じのぎこちなさがかなり薄れており、すんなりストーリーに入っていくことができます。ビジュアル面でも素晴らしい出来で、アルカディア号の造形などもドクロがリアルで良いと思いました。

昔のテレビアニメ版は、松本零士氏の独特の世界をりんたろう氏の演出がそれなりに再現しているとは思いましたが、ある程度リアルが要求されるドラマとしては正直言って厳しかったですね。当時の友人とハーロックの話題になったときに、ピンチになった場面で「友よ」と言えば、友人の魂が乗り移っているアルカディア号が何とかしてくれるというパターンが多くて面白くないよね、という話をしていました。

原作では、例えば、地球の首脳陣があまりにも腑抜けになりすぎで、それに対抗するハーロックのかっこよさ「オレの信じた道を自由に生きる」が(当時はしびれました)際立つ仕組みになっていました。また、乗組員が普段は怠惰な生活を送っているが戦いとなると一変して戦闘モードに入ったりするなど、松本零士氏の美意識が全面に出ていました。
松本氏が描く巻物をかたどったナレーションなどの存在が独特の雰囲気をかもしだしており、マンガとしては面白く読めます。しかし、これをそのまま今回のようなリアルなCGアニメで描くとなるとウソっぽくなってしまいます。

ガンダムUCでファーストガンダムの見事なリスペクト作品を描き出した福井氏がどれだけハーロックの世界観を壊さずにストーリーを構築できているか、というのが映画版のポイントでしょう。

その試みは、かなりの割合で達成されている、と私は考えます。
(ちなみに、ヤマトの実写版も私としては評価はしております。青い皮膚の宇宙人ガミラスが出ただけで実写版はドッチラケになる可能性が高かった。そういったところをうまく設定を変えて作品を構築し直していると思いましたから)
映像は美しく、ハーロックはかっこよく、青年のビルディングスロマンとしても見ることができます。
これはこれでいいんじゃないでしょうか。

ただし・・・・気になったところと言えば・・・・さすがにアルカディア号一艦で地球の連合艦隊(?)と渡り合って負けないというのは、あまりにも無理があるような・・・・という点。まあ座頭市が凄い人数に囲まれている中で、敵をやっつけるような場面みたいなものですから(笑)それもアリという人は問題ないでしょうが(笑)
また、なぜハーロックが地球に反旗をひるがえしたのか、ハーロックの目的はどういうことだったのか、が明らかにされていきますが、その原因となったエピソードが「それはあんまりなのではないかい?」という点。
宇宙の運命を握るような大バトルがヤマの兄弟の確執(と和解?)に左右されてしまうというのも無理があるといえば無理があるかもですね。

ここらへんは、映画を見た人が判断してほしいですね。私的にはちょっとねえ、と感じましたが。

以上、総合点でいえば70点といったところでしょうか。

それと・・・・やはり3D料金の2Kは高いなあ・・・
【212】

なんでそうなる。  評価

パチ屋の狼 (2013年09月15日 00時12分)

こんばんは。

ウルトラセブンの話が出たので、「ウルトラマン」について。

シリーズ通して何回か出演している「バルタン星人」ですが、当初は「侵略者」ではなく「地球に移住を希望する、流浪の民」でした。

科特隊の「何人居るんだ?」の問いに対して、「彼」は「20億人だ。」と答え、放映当初の地球人口がほぼそれと同じくらいだったので、科特隊は「とても無理だ。」と答えましたが、現在の地球総人口はその3倍以上なので、その時に受け入れても、別に困らなかったのではと。

移住先が全て砂漠地帯であっても、彼らのテクノロジーであれば、十分生活出来たと思いますし、そのテクノロジーが伝われば、人類にとって有益だったかも知れず。

交渉決裂の結果、最後は戦闘になり、ウルトラマンはバルタン星人を倒した上に、彼らの円盤まで撃ち落しましたが、20億人が乗った円盤をあっさりとやってしまうとは、ウルトラマンって一体・・・。

彼らはミクロサイズにまで縮小出来るそうなので、あの小さな円盤に20億人も乗っていたのも納得出来ます。

てか、ミクロ化出来るのなら、地球に移住したって、全然困らないのでは?
それを先に言えば、受け入れられたかも知れないのに、
意外と要領は悪いのかも知れないです。
後述する「メフィラス星人」に部下扱いされていた様ですし。

あと、同じく「ウルトラマン」に登場した「メフィラス星人」ですが、格闘や光線技の両方が達者でウルトラマンと互角の戦いをしましたが、戦いの途中で、

「やめよう、我々異星人同士が戦う事は無益だ。」

と、意外にも平和的な理由で去って行きました。
言葉遣いも紳士的です。
「悪質宇宙人」と言われていますが、「暴力は嫌いだ」と自ら言ったり、その戦闘力に見合わず知能犯です(IQは1万以上らしい)。

だから悪質なのか・・・?

ちなみに、SFC「ウルトラマン」では、うかつに近寄ると投げ返されたりして、結構ヤな奴です。
【210】

人類は悪?  評価

パチ屋の狼 (2013年09月13日 23時19分)

こんばんは。

ジャンル不問で、ちょっと語りたい事が。

敵役の中には、かなり珍しい事情で主人公側(人類)に敵対しているものがあります。

例の「ザンボット3」以外でも、タイムボカンシリーズ最終作品にして最高傑作と言われる「逆転イッパツマン」では、敵であるシャレコウベリースのコンコルド会長(実は孫娘のミンミンも同一人物だった)が、本当は宇宙人だったという衝撃のラストですが、敵対する理由が、

「イッパツマンとして使われていた『サイキックロボット』が実用化されれば、貪欲な人類はやがて宇宙に進出して、宇宙の全ての資源を乱開発して食い尽くしてしまうと思われる為、タイムリース社(主人公側)のサイキックロボット開発計画を阻止する。」

というものでした。

また、「メタルマックス」というRPGでは、「ノア」という「スーパーコンピューター」が、

「地球環境を再生・保全するにはどうすれば良いのか。」

という問題を解決する為に導き出した答えが、

「人類が居なければ良い。」

というものだった為に人類抹殺を考え始め、これまで戦っていた敵(モンスター)が、実はこのノアが作り出したものだったという理由付けがされています。

OVA「トップをねらえ!」では、劇中で研究者が、

「宇宙全体を1つの生命とするならば、敵である宇宙怪獣は、『人類という異物』を『排除』する為の『免疫抗体』みたいなもの。宇宙にしてみれば、人類から受ける恩恵など何一つ無い。例えるなら、我々人類は『宇宙に浮かぶゴミ』。」

と発言しています。

「風の谷のナウシカ」でも、

「人類の脅威である『腐海』は、人類が汚した世界を浄化する為に存在しており、『虫』はその腐海の『守護者』である。」

という位置付けがされています。

この様に、

「実は人類の方が悪者だったのか?」

という作品が、少数ですが存在します。
【209】

安彦良和監督の最後の作品「アリオン」1  評価

ゆさみん (2013年09月12日 00時49分)

アリオン(1986年)
原作・監督・キャラクターデザイン・作画監督:安彦良和
演出:浜津守
脚本:田中晶子 安彦良和
音楽:久石譲

安彦良和氏の劇場版監督作品第2作(1作目は「クラッシャージョウ」)で、宮崎氏の「ナウシカ」みたいに自分の作品を自身の監督でアニメ化したものです。
原作は徳間書店が発行している雑誌「リュウ」において創刊号から連載されていました。この「リュウ」という雑誌は今日でもありますが、発行当時は「アニメージュ」を刊行している徳間書店が「アニメ関係の人に漫画を書かせたら面白いんじゃないの?」ということからか、著名なアニメ関係者がいくつか作品を書いていました。(他にも石ノ森氏の「幻魔大戦」などもありました)
しかし、マニア受けする作品はいくつかあったもののそれほどぱっとせずに終わりました。絵の描ける人だからって漫画が面白いわけじゃない、ということなんですよね、多分。
そういった中にあって、安彦氏の「アリオン」は群を抜いていました。当時、ガンダムやクラッシャージョウ、ダーティペアなどのイラスト集も出して、独特のタッチでファンを魅了した絵に、小説なども手がけている安彦氏のストーリーテラーとしてのストーリーが相まって、非常に完成度の高い作品に仕上がっていました。
たとえば、アニメーター出身ということもあって、独特のコマ割り構成で、動きが表現されていました。動きが表現できるなんて、どの漫画でもそうじゃねえか、と言われそうですが、安彦氏の「アリオン」は例えば主人公が剣を抜いてどう攻撃するとかが、具体的な動きがアニメを見ているように分かるように描かれており、当時の漫画ではちょっと他にはないものでした。しかもストーリーも面白い。
非常に評判が高かったこの作品を、「ナウシカ」の宮崎氏のように、安彦氏にも手がけさせヒットさせたいという徳間書店の戦略もあったのでしょう。
劇場版「アリオン」が作られたわけです。
そして、これが安彦良和氏の最後の劇場版監督作品となってしまいました。
【208】

安彦良和監督の最後の作品「アリオン」2  評価

ゆさみん (2013年09月12日 00時48分)

さて、劇場版「アリオン」
どうしても似たような経緯を経て作られた作品なので、比べてしまいますが、宮崎氏の「ナウシカ」は、流石というか漫画を読んだ読者でも引きつけるものを持っていました。
「ナウシカ」は宮崎氏にとって「アニメ化を前提としない作品」だったので漫画版は、1ページの密度が非常に濃い、宮崎氏の好きな諸星大二郎の漫画みたいな、「読者に覚悟を要求する漫画」でありました。氏のアニメとは違う漫画としてのスタンスがあって書いた作品で、これをアニメ化するとどうなるのか、とファンは期待していたんですね。実際、雲海の中での戦闘シーン、巨神兵のシーンなどは、度肝を抜く演出がなされ、ラストの感動シーンもあって今、見直してもその感動は色あせることはありません。
しかし、劇場版「アリオン」は・・・・・流星群。さんがかつて「超人ロック」を見たときの感想と同じく
「原作そのまんまじゃん・・・」
漫画を読んでいた読者にとって、漫画「アリオン」を動きをつけてアニメ化しただけ・・見た人(特にファンは原作を読んでいたでしょう)にとって「ナウシカ」ほど驚きやドキドキはありませんでした。漫画で読んだそのものが動いているだけなので、新たな驚きや感動は生まれなかったんですよね。
安彦氏も自分の限界を自覚していたのでしょうか、後にTVアニメ「巨神ゴーグ」の演出が思ったように盛り上げきらなかったこともあり、アニメの舞台から去る決心をすることになります。(以前も書きましたように)宮崎氏や押井氏の作品がその決意を後押ししたかもしれません。
漫画のアニメ化・・・やりやすそうに見えてなかなか難しいものがありますね。
ともあれ、こうして「アリオン」は安彦良和氏の最後の劇場版監督作品となったのです。

ただし、その後、小説家・漫画家に転向してから安彦氏は話題作を次々に発表し、「機動戦士ガンダムORIGIN」など彼にしか書けないような作品を手がけ、人気漫画家としての地位を得ていきます。
しかし、キャラデザインや作画監督出身の人が作家になるというのは、異色といっていいでしょうね。
タツノコプロ出身の天野喜孝氏は画家に転身し成功していきますが、これは絵を描く延長線上にありますから。
話を作る才能というのは別ですからね。
そういう意味では安彦氏は凄い作家だなあ、と思います。
(ちなみに安彦氏が最初に小説を書いたのは、アニメの過労から入院したときに、病院で暇をもてあまし「シアトル喧嘩エレジー」を書いた時。発表を考えていなかったこの小説は、クラッシャージョウの作者・高千穂遙氏に感想を聞かせて欲しいと読ませたことをきっかけに、小説として発刊されることになりました)

そして、安彦氏の漫画は「アリオン」から以降、アニメに関わっていたことをうまく漫画の構成にとりいれて、他の漫画家には簡単には真似できないような、孤高の存在として輝きを放っていると思っています。
【207】

宮崎駿氏の引退  評価

ゆさみん (2013年09月08日 09時48分)

こんにちは。

宮崎駿氏が、引退宣言を出しましたね。
アニメ制作監督という、実写とは少し労力がかかるポジションにいた方ですので、ある意味やむなしという感じもいたしますね。

ファンとしては、再び復活宣言を期待したいとは思いますが、あそこまで会見を開いたのは初めてですので、それは無いのかなと思います。はっきりした方ですから、もう長編アニメの復帰はしないでしょうね。
(復帰するとすれば、ジブリの会社が危なくなったときに助けを借りたりする場合かな?)

今は、ただ
「長い間お疲れ様でした」
と言いたいですね。
【206】

感動とは、そこに「ある」ものである 2  評価

ゆさみん (2013年09月08日 09時50分)

さて、感動は「ある」ものである、のトピの続きです。

前回の「ネコ踏んじゃった」で感動の余韻にひたっていた冲方氏ですが、その後に披露していただいた知人の話はさらに仰天するような内容でありました。

とある著名なオペラ歌手のお話です。

そのオペラ歌手が、とあるレストランで食事をしていた時のこと。
レストランのオーナーがオペラ歌手の大ファンであったことから、
「何か、余興をお願いできますか?」
と依頼されたそうです。
プロのオペラ歌手のことですから、歌を一曲披露するというわけにはいきません。そんなことやったら他のレストランに行っても依頼されるごとに、歌わなきゃいけなくなりますからね。
で、歌は勘弁ってことで、何をしようかってことになって
「レストランのメニューを朗読するくらいなら、してもいいわよ」
となったそうな。

そして、オペラ歌手がメニューを「前菜 ○○のカルパッチョ・・・」とかいう風に読み上げはじめたそうです。そのとたん、客席がシーンとなって客が驚きの表情でオペラ歌手の朗読に聞き惚れていたそうな。ウェイターとかも思わず立ち止まって、オペラ歌手を眺め、客の何人かは目に涙を溜めて感動にふるえていたそうです。
そうして、朗読が終わったとたん、客が総立ちになって「ブラボー」と喝采を送ったそうです。


いかがでしょう?
レストランのメニューを読んだだけで、これだけの感動を与えることができる人がいるんですね・・・
私には、とても想像できない光景です。

やはり、感動というのはレストランのメニューにもある(笑)、いや、日常生活のいろいろなところに感動は「ある」ってことでしょうか。
感動が「ある」ことを見つけられることができない人が感動しないということであって、感動を感じるかどうかはその人の心の持ち方次第ってことでしょうかね。

それにしても、そのオペラ歌手のレストランのメニュー朗読・・私も聞いてみたかったなあ。
【205】

感動とは、そこに「ある」ものである  評価

ゆさみん (2013年09月03日 22時40分)

みなさん、映画を見た時に「感動した」という経験はありますよね。

今日は、「感動」について最近読んだ本の中から、エピソードを紹介したいと思います。
先日、図書室で借りた「もらい泣き」という本で、著者は映画にもなった「天地明察」の作者でもある冲方丁(うぶかた とう)氏。エッセイ集というよりは、雑誌の企画で、いろんな「もらい泣き」のエピソードを紹介したものを一冊にまとめたというもの。

これに筆者自身の経験したエピソードが書かれていました。

(手元に本がなく記憶にたよって書いていますので、細かい部分は違うかもしれません)
以下、紹介します。

冲方氏の知人で、芸術家一家(ピアニストや指揮者とかいろいろ音楽関係に従事している家族だったと思う)と談笑していた際、最近「感動する」ことはあったか、という話題になったときに、
「感動って、するものじゃなくて、そこにあるものよ」
と一人が言い、
「そうそう、そうだよねえ」
「感動しない、なんてうそだよね。感動ってあるものだからね」
と芸術家一家はそれぞれ答えたそうな。

みなさん、この会話の意味はお分かりですか?(笑)

え〜、分かるという人は、以下の文は読まなくて結構です。(爆)


まあ、普通の人は分からないですよね?

???
冲方氏も、どういう意味かわからずきょとんとしていたら、

「じゃあ、ちょっとやってみようかな?」
と言って、ピアニストはピアノに向かい「ネコ踏んじゃった」を演奏したそうです。

みなさん、「ネコ踏んじゃった」ですよ?
どうやってみても、この曲で感動することは、普通に考えてありませんよね〜?

ところが・・・
その演奏を聞きながら、冲方氏は「涙が出そうになる」くらいの感動がおそってきたそうです。

まあ、想像するに、映画「アマデウス」でサリエリの作曲した普通の曲を、モーツァルトが即興でアレンジしたような感じで、即興で「ネコ踏んじゃった」をアレンジしたんだろうと思います。

で、冲方氏が感動の余韻にひたっていると・・
「ま、こんなものかな?」
と本人が言い、
「あなたも、なかなかやるじゃない」
とそれを聞いた家族が答えたといいます。

この家族にとって、冲方氏が涙をながさんばかりに感動した経験を、日常的に感じているということですね。

冲方丁氏は
「この人たちは日常生活で、毎日こんな感動にとりかこまれているのか」
と驚き、何というか生きている世界が違うと感じたそうです。


感動は(どこにでも)「ある」もの。その人の心の持ち方次第できまるものだ。


なかなか、意味深なエピソードでありますね。

それにしても、その「ネコ踏んじゃった」私も聞いてみたかったなあ。
【204】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年08月31日 08時41分)

こんにちは。

台風が近づいていますが、通過する付近にお住まいの方はくれぐれも用心して下さいね。

富野氏に関するコメントありがとうございます。

パチ屋の狼さん。
>若い女性キャラを、時には残酷とも言える手段で、ああも平気で殺 せるのは、「永井豪」と「富野監督」くらいのもんだと思いますね。
永井氏は、バイオレンスの方なので(笑)作品がそういうものを要求している感じですね。青年誌に移行してからの「バイオレンスジャック」は、特に凄かったけど、おもしろさもグンと上がりましたからねえ。(ラストの禁じ手とも言える展開にはビックリ仰天でしたが)

>「皆 殺しの富野」
あ〜、そういう表現ありましたねえ。久々に思い出しました。
永井氏に比べて、富野氏の作品については「そこまでせんでもよかろうに」という感じがあるんですよねえ。ガンダムでの戦場においての死とかは分かる部分もありますが・・

話は変わりますが、宮崎駿氏が手塚治虫氏に対して「(手塚氏に)神の手をみた時、手塚氏との決別を決心した」と言ってました。
手塚氏が作中において登場人物を殺 すという選択をしたときに氏が「殺 した方がドラマチックになる」と言ったことを受けての、宮崎氏の発言でした。
宮崎氏は、作中の登場人物が死ぬことに関して、それなりの必然性を必要とする、ドラマチックになるからといって安易に殺 すようなことはしてはならない、と自分に課していることがよくわかりますね。
富野氏にとっては、登場人物が死ぬのは、必然なのかどうなのか・・
どうも、いくつかの場面においてはそうではない気がするんですよねえ。(あくまで私見ですよ)
はたして、富野氏が登場人物を死にいたらしめるのは、ドラマチックになるからかどうかは分かりませんが、印象深く残るものではありましたからねえ。(良くも悪くも・・・)

流星群。さん。
今頃は九州に出張中でしょうか。北の方は前線や台風の影響で豪雨となるかもとのことですが、大丈夫ですか〜?

>僕は劇場版「イデオン」も観に行きましたが、ゆさみんさんなら観てるような気がします。
はいはい、当然見ていますよ。二部構成でしたよね、多分。
イデオンもたしか、ガンダムと同じで視聴率が悪かったために打ち切られていたのが、ガンダムのヒットがあったからか、その勢いで映画化された作品でしたね。
が、しかし・・・ストーリーはほとんど覚えていませんねえ。
これは富野氏の作品に言えることですが(あくまで私は)ガンダムを除き、その他の作品のストーリーはほとんど覚えていません。放送中は、あんなに面白く見ていたのに、どうしてなんだろう?
なぜか頭に残っていないんですよねえ。
残っているのは、女性が気の強い人がやたら出ていたことと、登場人物が悲惨な死を遂げていくという印象くらいなんです(笑)

>CRイデオン出ないかなー?
これって、マイナーなアニメがパチンコ化される現状にあってはあり得るかもですね。
エヴァや牙狼みたく、パチのヒットから注目をあびて再び新作が作られたりして・・
ヤマトも沈んでから復活したりしたので、イデオンもあり得るかもですねえ(笑)
【203】

最強!!  評価

流星群。 (2013年08月29日 13時12分)

皆様こんにちは、ちょっとモノ足りない?
流星群であります。
西日本も残暑状態ですが、まだまだ暑いですよ。
明日からは仕事で九州に行きますが、更に暑いでしょうね。

★ゆさみんさんへ

チラッと「イデオン」が出てましたねー。
登場後30年、未だに最強の名を冠するロボットですね。
最近では「ゲッターエンペラー」だとか「グレンラガン」とか、大きさで圧倒的するロボットが有るそうですが、全宇宙のエネルギー総量の99,999999999‥‥‥‥‥‥∞%が集中するイデの前には‥‥‥‥

僕は劇場版「イデオン」も観に行きましたが、ゆさみんさんなら観てるような気がします。

CRイデオン出ないかなー?
イデ発動中(確変中)はバトル発展は当り確定!!
和平成立で確変終了‥‥‥‥
イデ発動中は無限に球が出る!!


なんてのが希望なんですが。

ではまた〓。

【202】

キャラの扱い。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月28日 23時32分)

こんばんは。

若い女性キャラを、時には残酷とも言える手段で、ああも平気で殺 せるのは、「永井 豪」と「富野監督」くらいのもんだと思いますね。

「北斗の拳」でさえ、滅多に女性には手をかけなかったと言うのに・・・。

漫画やアニメの風潮として、

「女性キャラを殺 すと、人気と支持率が激低下する。」

と言いますが、それが起きなかったのは、それだけ作品に魅力があって面白かったせいかも知れません。
(私に言わせると、「ザンボット3」は、なぜか見てしまう「麻薬」の様なアニメだったのかも・・・。)

また、劇場版「ヤマトよ永遠に」の「サーシャ」の様に、最初から(シナリオ上)死ぬ予定で登場するキャラもありますが、問題はその死に方だと思います。

「永井作品」と「富野アニメ」では、どう考えても救い様の無い不遇な女性キャラというのが、少なからず登場します。
特に、例のザンボット3では、子供向けのTVアニメでありながら、トラウマになる事必至の死亡シーンが多いです。

同じ様に、「Vガンダム」でも、かなり血生臭い死に方をする女性キャラが多いです。

富野監督は、Vガンダムを「自分の作りたい作品を作った」と言ってるらしいですが、どうもこの人が「本性」を出すと、「ろくな事にならない様な」気がします。

「手塚 治虫」「石ノ森 章太郎」「松本 零士」など大御所の作品でも、女性が死ぬ話はいくつかありますが、ここまでひどい扱いをされる事はありません。

女性キャラの死は、ある意味「美徳」や「神聖」さを感じさせる事が多く、そこで死ぬ事をある意味ファンも納得する事が出来ますが、永井・富野両氏の作品には、それらが一切無い場合が多いです。

永井氏はともかく、「皆殺 しの富野」の悪癖を、誰か諌(いさ)める人は居なかったのだろうか・・・?
【201】

富野氏の作品について  評価

ゆさみん (2013年08月28日 09時02分)

パチ屋の狼さん。
ガンダムに関するレスありがとうございます。

富野氏は、ガンダムのみならず、このころは面白いアニメを作ってましたね。
ザンボット3のあとにダイターン3、ガンダムの後にイデオン、ザブングル、ダンバインなど、どれも一筋縄ではいかない作品群でした。
ともにストーリー性が高く、宮崎氏と同じくアニメ界で長年培った演出術と相まって、面白かったですね。

彼のアニメ界の中での原点は全演出を担当した「海のトリトン」だと思いますが、これまた最後はトリトンが敵であるポセイドンを倒すのですが、人間も侵略者であるという当時のアニメ世界には表現していない考え方を示して、考えさせられるラストでしたね。

ちなみに、この「トリトン」は手塚治虫氏の漫画とは基本的にリンクしていなくて、ほとんどオリジナルといっていい内容でした。後にヤマトに関わることになる西崎氏は、この作品でプロデューサーをつとめましたが、アニメには素人でほとんど富野氏の言うとおりにしていたのですが、ヤマトを作る際に全面的に口出しをしてきて、あのような作品になったんですね。(だから裁判でも原作は松本零士氏に勝って彼の名義になっていますね)西崎氏の方法論に富野氏が相容れなかったというのも、作家性の強い二人だからこそと、言えるかもしれません。

まあ、富野氏の作品は登場人物が悲惨な最期を迎えることも多く、そこは何とかなんないもんかな、とは思うのですがね。ザンボット3の終わり方は子供アニメとしては「う〜む」と唸らざるをえなかったです。

ところで、富野作品に登場する女性たちはどうしてああも気の強い鼻持ちならない女性が多いのでしょうかねぇ(ファンの方ごめんなさい)
【200】

ガンダムとサンライズアニメ。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月27日 23時53分)

すいません、さらに連投です。

ガンダムの放送前にやっていたのが、「無敵超人ザンボット3」でした。

ガンダムの、どことなくリアルでダークな世界観は、一部がここから引き継がれたそうです。

これまでのアニメと違い、このザンボット3では、都市を始めとして、破壊されたものは次回もそのままで、同じストーリーをその後もずっと引き継いで行くという、当時では珍しいものでした。

また、人間爆弾を始めとして、残酷に人が死ぬという事を、リアルに描いた作品でもありました。

そして、人類の為に戦っている主人公サイドが、その人類から疎まれるという事も、当時では珍しい事でした。

無人の荒野で遠慮無しに暴れる「マジンガーZ」などとは違い、ザンボット3ではそのほとんどが都市部での戦いだった事が理由です。

マジンガーZでは、敵の狙いは「光子力研究所」であり、OPとは違ってほとんど都市部は無視していたのに対し、ザンボット3では、敵の狙いが「人類そのもの」だった為、都市部での戦闘が多かったのは必然です。

つまり、戦いに対する見方が、それまでのアニメとは完全に違っていました。

「無関係な戦いに巻き込まれる人が居る」「戦いに対して、必ずしも好意的ではない。」というのが、後のガンダムにつながって行く訳です。


まあ、あちこちの受け売りですw
【199】

ガンダムこぼれ話・2  評価

パチ屋の狼 (2013年08月27日 23時35分)

すいません、連投になります。

「機動戦士ガンダムの常識 1年戦争編」より抜粋&編集

ガンダムは、当初「フリーダム・ファイター」というタイトルで、ホワイトベース(名称は、ペガサス・フリーダムフォートレス・スペースベースのいずれか)が単体で活躍する話だった。ロボットの登場は無かったそうで、スポンサー(大人の事情w)が納得しなかった為、急遽「ガンダム・キャノン・タンク」の3タイプの原型を、大河原氏が考案したんだとか。

タイトルも、少年が主役で、銃を持ったロボットが登場する為「ガンボーイ」になり、次に「ガンボイ」に改名され、初期のフリーダム・ファイターのダムを取って、「ガンダム」になったそうで。

余談
OVA「トップをねらえ!」の「ガンバスター」は、当初「ガンバッター(頑張った、の語呂合わせから)」だったが、FSS(ファイブスターストーリーズ)のモーターヘッドを見て、ガンバッター+バスターランチャ−で、「ガンバスター」になったそうな。

なお、この時点で全7部構成で52話の予定だったらしい。

ちなみに、「15少年漂流記」をベースにしたSFアニメというのが、当初のコンセプトだったらしいですが、これって、後の「銀河漂流バイファム」じゃ・・・w


文字数の関係で、カット&編集しまくりました。すいません。
【198】

ガンダムこぼれ話。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月27日 23時14分)

こんばんは。

ガンダムは、「アンチヤマト」の精神から作られたと、確か富野氏が言ってた記事がありますね。

以下関連記事

富野喜幸(当時)監督も、「ヤマト」を明確に意識していた。
ただし、それは「ヤマトの様な作品を作りたい」訳ではなく、むしろ逆に「ヤマトの様な作品は作るまい」というスタンスだった。

「僕はガンダムを作る時に、明確に『ヤマト』を潰すと宣言しました。」

と、富野監督は熱く語る。(フィギュア王 『No.103 ワールドフォトプレス』)

つまり、「ガンダム」にとって「ヤマト」は仮想敵だったのだ。

富野氏自身が、当時TV版ヤマトのスタッフ(第4話の絵コンテ)に居て、ヤマトの制作スタンスに違和感を抱き(その結果、制作サイドとぶつかる事になったという。)、「ヤマトを潰せ」の反骨精神でガンダムを作った。
逆説的に言うなら、「ヤマト」なくして「ガンダム」は生まれなかったのかも知れない。

以上「機動戦士ガンダムの常識 続・1年戦争編」より抜粋。

以下、独断と偏見に満ちたこぼれ話。

同ページより抜粋。

徳間書店刊行『アニメージュ』1979年12月号で、読者の『「ホワイトベース」と「ヤマト」はどっちが強いのですか』の質問に、「聞くも愚問で、波動砲さえかわせればホワイトベースが強いに決まっています。」と言い切っている。

この部分だけ見ると、富野氏は余程『ヤマト』が憎いらしいが、はっきり言って「それこそ愚問」である。

一応だが、ヤマトは外宇宙航行可能な宇宙船であり、巡航速度は、実に光速の約99%。
1秒あれば地球の衛星軌道上から月付近まで行ける。追い付く事すら不可能だ。

戦艦だけあって、波動砲以外にも、主砲・副砲・パルスレーザー・各種ミサイルに艦載機と、どっさり装備もある。
(なお、(拡散)波動砲の射程距離は「旧ヤマト」で10万宇宙キロらしいが、これがどういう単位かは、私は知らない。)
そして、何よりあきれる程に頑丈であるw

索敵範囲や武器の射程距離だって桁が違う。ミノフスキー粒子すら、何の役にも立たない(ビデオパネル表示で、肉眼でも丸解りである)。

ヤマトとの戦闘は、「懐中電灯の光を避けられるか?」という理屈と同じだ。ニュータイプのアムロでも無理だと思う。
1秒「以内」で、何が起きたか解らんうちに、ホワイトベースはもちろん、ガンダム以下の搭載機も全て撃破されるだろうと私は思う。
【197】

1stガンダム視聴率はなぜ低かった?2  評価

ゆさみん (2013年08月27日 21時12分)

(下の続きです)
今でこそ、いろんなバラエティあふれるアニメ作品が出ているし、視聴率が悪くてもコアなファンがいればDVD販売とかもいれるとペイする状況がありますが、当時はスポンサーありきのテレビ界、視聴率が全てでしたから、そういう中でガンダムを製作した富野氏は「チャレンジャーだったなあ」と思いますね。

アニメ界で視聴率男として有名な脚本家・辻真先氏(現・推理小説家)は、子どもは面白くなかったらすぐにチャンネルを変えるので、最初にいかにインパクトのあるエピソードを入れるかに苦心する、と言っていました。

よって、当時の子どもはガンダムを見て「難しくてよくわからん」「主人公がかっこよくない」「(敵をやっつけてヤッターとかいう)カタルシスがない」・・・・要するに「つまらん」という結論を一瞬にして下して、チャンネルを変えたと想像します。

はてさて、みなさんはどう思われますか?

【追記】
ところで、私は「Zガンダム」の第一話を見て、さらにぶっ飛びました。ひえ〜、このような究極の不親切な展開のアニメを視聴者は支持するの?って・・・案の定、視聴率は悪かったようですねぇ・・・後日、再評価されて映画化もされましたが、当時はぶったまげました。良かったら「Zガンダム」テレビの第一話だけ見てください。あまりの説明なしの不親切な演出。私の言う意味も分かるかと思います。ただ、私はZガンダムが大好きです。その世界に入ってしまったらとっても面白い作品です。ラストは気に入りませんけど・・だって主人公があまりにも・・・・ねえ。
【196】

1stガンダム視聴率はなぜ低かった?1  評価

ゆさみん (2013年08月27日 21時11分)

今日の話題は、

「機動戦士ガンダム」のファーストシリーズの視聴率はなぜ低かったのか?

です。

「機動戦士ガンダム」
国民的アニメとして、言うまでもない作品です。今日のめざましテレビでは、トヨタがシャアのザクをベースにした車を発表したというニュースをやっていました。
いやあ、ファンの人は手に入れたいだろうなあ。

と、それはさておき、この作品、テレビではとっても視聴率が悪く、そのせいでヤマトと同じく予定回数より少ない回数で打ち切られたという作品でした。
これもヤマトと同じく、再放送でじわじわ人気が出て映画化でさらに火がついたんでしたね。プラモデル人気もあったかな?

なぜ、これほどの作品が低視聴率だったのか?
まあ、低視聴率の理由は一つだけではなくいろいろ挙げられるでしょう。
放送時間帯が悪かった。難しい内容だった。主人公が時にめそめそしてヒーローっぽくない。・・・などなど。

でも、ワタクシに言わせれば・・・

今までのロボットアニメの範疇にあてはまらない作品だったので視聴者がついていけなかった

といっていいかと思います。

それまでのロボットアニメは「マジンガーZ」に代表されるように、かっこいいヒーローがいて、大きな敵がいて、ロボットにのってやっつける、というパターンですね。
ゲッターロボみたいに戦闘機が合体して戦うとかのバリエーションはいくつかありましたが、基本的に視聴者は主人公に自分を重ね合わせ、ロボットを操って敵をやっつける姿に喝采をさけんだものです。特撮ものもほとんどこのパターンでした。
だから、主人公は基本的に一番主張する。ロボットを開発した○○博士という人がいて、主人公のよき理解者である。博士はアドバイザー的な役割をすることはあるけれど、主人公は時に博士の命令を無視して無謀な攻撃をしたりして、まあそれでも最後には敵をやっつける訳で、結果オーライ。敵をやっつける主人公が一番偉い。命令に違反したからどうとかいうことは基本的に無い。

ここらへん、宮崎駿氏などは「博士に生意気な言葉を吐く主人公って、ひっぱたきたくなるんですよね」と言っていたような・・・?

そういう世界にあって、SF的なちゃんとした設定(スペースコロニーやミノフスキー粒子とか・・・ちなみにモビルスーツはハインラインの小説「宇宙の戦士」をヒントにしてます)に、組織の中の一員としての主人公の存在(だから違反をしたら殴られたり、独房に入れられる)、そして必要最低限の説明しかない(言い換えるとわかりにくい)その世界に入っていくまで覚悟を要求する展開と独特のセリフ回しや世界観。

その世界観を理解している一部のファンからは熱狂的な支持を得ていても、一般的に受け入れられるのは、当時はすごく壁があるよねえ、と思っておりました。

当時のアニメ関係者にも「富野君、もっとわかりやすくできないものかね」(故・長浜忠夫氏)とか、SF作家にも「合計100点満点の3点くらい」(高千穂遥氏)とか言われるような状況もありました。
【195】

夏も終わりかなあ?  評価

ゆさみん (2013年08月27日 21時06分)

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども
          風の音にぞ おどろかれぬる

日中はまだ暑い日が続きますが、今日いつものとおり川べりを歩いていたら、心地よい風が吹いていました。
今までは、もあ〜とした温風が吹いていましたが、今日は気持ちいい涼しい風が吹いていました。
ちょっとずつ秋になっているんですかね・・・
【194】

コラテラル  評価

ゆさみん (2013年08月21日 21時34分)

コラテラル(2004年)
監督 マイケル・マン
出演 トム・クルーズ
   ジェイミー・フォックス

以前、この部屋でトム・クルーズの作品を扱った際に「トムの作品に外れは無いです。トムはよく作品を選んでいますね」というコメントをしたかと思います。このコラテラルもその一本です。
この映画のコメントをするにあたって、ネットでいろいろ検索しましたが、いやあ、この映画を推す人はあってもけなす人はいないという、映画畑の人にとってみては有名な作品なんですね。映画評論家の蓮實重彦氏はこの映画を2001年〜2010年のベストに入れているとか映画学校で脚本のテキストでこの作品を模範的作品として取り上げているとか。

確かに良くできています。コラテラルとは不運な巻き添え=ここでは従犯の意。主犯を助ける意図は全く無かったのにある状況から共犯になってしまう、ということです。この不運な人物がジェイミー・フォックス演じるタクシーの運転手マックス。
あるとき、真面目なタクシードライバーのマックスが暗殺のプロのトム・クルーズ演じるビンセントを乗せてしまったことから、連続殺人に巻き込まれてしまいます。
さりげない会話が、あとの出来事につながる重要なポイントになっていたり、たった一日の出来事なのに平凡な運転手が事件に巻き込まれていきながらも、ヒーローにまで成長する(?)過程が無理なく描かれています。
また、本来なら、巻き込まれ型映画の主演は、巻き込まれる側の人物がなりそうですが、ここでは悪役のトム・クルーズが主演となっており、存在感ある殺人者を演じていて光っています。まあ、よくできているサスペンス映画って悪役の存在感ありきですからね。冷酷な殺人者ながら、いろんな知識に豊富です。殺しの前にクイズを出したり、さりげなく披露する地下鉄の蘊蓄など披露します。(これらの一つがラストシーンの布石になっています)またビンセントはマックスが夢をもちながらずるずるとタクシードライバーとして生きている状況を論破したりもします。(これにマックスがキレてとんでもない行動に出るシーンにつながるなど、ホントに脚本がよくできているなあ)

また、私が好きなシーンは二人を乗せたタクシーが急に止まる。ビンセントが何なんだとあたりを見回すと、オオカミが道路を横切っていく場面。動物がいたからマックスがタクシーを止めたのですが、立ち止まってじっと見つめるオオカミがどこへともなく去っていくとワンス・アポン・ア・タイム〜♪と曲が流れる。いいねえ。
一連の事件の合間にさしはさまれるシーンが、ちょうど良いクッションとなっています。話としては必要のない場面ともいえますが、無駄のない脚本・演出の中にあって、それなりの意味があるシーン(たとえば登場人物の○○○を暗に表しているシーンだとか)ではあるのでしょう。心に残ったシーンでありました。

というわけでトム・クルーズ主演作品の中にあって、派手派手描写があるわけではなく、一見地味にみえるような作品ですが、とっても良くできた映画として紹介しておきます。

未見の方はぜひ見てくださいませ。
【192】

なっとく!  評価

流星群。 (2013年08月18日 21時29分)

★ゆさみんさんへ

「コブラ」第一話と「トータルリコール」の関係、調べましたよ。
失礼いたしました。
「トータルリコール」を観に行った際「こりゃコブラじゃん!」と思って十数年‥‥‥
自分の見聞の狭さに反省しきりでございます。

また色々教えて下さいまし、ではまた〜。

【189】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年08月15日 21時10分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ ご無沙汰してます^^



先日、遅ればせながら、【風立ちぬ】観て来ました^^;

賛否両論あるんでしょうけど、正直私的にはちょっと退屈しました^^;

まぁ、実話を元に作られた作品で、過去に何度も映画化されてて、過去の作品も私は観て無いのでストーリーも知りませんでしたが、私は、伝記とかって苦手なので、仕方ないっす^^;

確かに、監督が仰ってる通り、子供が観ても楽しい映画では無いっすね。

アニメである必要あるのかな?実写でいいんじゃないのかな?って思いました。^^;



【188】

戦国自衛隊→ファイナルカウントダウン  評価

流星群。 (2013年08月15日 20時06分)

皆様こんばんは、邪美さんと烈花ちゃんの映画を観逃してしまった・・・・・流星群であります・・・・・
公開期間が短すぎて、タイミングが合いませんでした。
明日からまた出張だし、悔しいったらありゃしない!!

はてさて、パチ屋の狼さんが指摘されてたこのパターン、僕がパッと思いつくのは「コブラ」の第一話→「トータルリコール」と「新幹線大爆破」→「スピード」ですね。

日米間で真似し真似されの繰り返しですから、何も実害は無いのでしょうが、ハリウッドの方が力関係的に上だからなのか、両作とも公開当事にこの事について指摘した評論家は皆無だった気がします・・・・

「ライオンキング」が公開された際「「ジャングル大帝」の盗作では?」の声も聞かれましたが当の虫プロは「手塚はディズニーを尊敬していたので、真似をされたと知れば喜ぶでしょう」と何処吹く風でした。

まー映画組成乱造の世の中、「そろそろネタ切れ?」の感があるのは僕だけでしょうか?

現在のCGで徹底的に視覚に訴える映画スタイルが、何時まで続くか?
その内、観客は刺激に飽きてしまい、映画館入場人数も下降に転じてしまう・・・・・

もし、荻昌弘さんが生きていたら、こんな事を言うんではないかと思ってしまいます。

それではでは〜。
 



【186】

似た様な洋画。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月15日 17時14分)

皆さん、こんにちは。

先の「戦国自衛隊」の前に、洋画でもタイムスリップものがありまして、「ファイナルカウントダウン」という映画があったのですが、ご存知でしょうか。

確か、TVでも放映された事があります。

アメリカの原子力空母がタイムスリップに巻き込まれ、真珠湾攻撃前夜にワープします。
展開自体は特に山場も無く、「30分に1度(だけ)は見せ場がある」と言われるアメリカ映画にしては、珍しくだらだらと過ぎます。
最後は、日本の真珠湾奇襲を阻止しようと、攻撃を仕掛けるべく艦載機を発進させた所、タイムスリップが再び起きて元の時代に戻り、出撃した艦載機も全て戻ってめでたしめでたし、という内容でした。

公開は映画「戦国自衛隊」の前でしたが、戦国自衛隊の小説自体が、ファイナルカウントダウンより前の発表だったため、評論家から、戦国自衛隊はこの映画の焼き直しだと言われても、笑って見過ごす事が出来た、と作者の「半村 良」氏が語っておりましたw
【185】 削除

パチ屋の狼 (2013年08月15日 16時58分)

トピ主により削除されました (2013/08/15 17:52)
コメント:「自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人と雖も 、吾往かん」(孔子)
【183】

RE:映画について語ろう  評価

ミリオン座 (2013年08月14日 13時30分)

★映画史上最高傑作

ウォール街

★最高アクション映画

ジョーズ(JAWS)

★最高コメディ映画

ツインズ 


★最高俳優

マーロン ブランド

★最高女優

オードリーヘップバーン

★最高BGM

ロッキーのテーマ


こんな感じですかね^^

【182】

言われなければ解らない。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月14日 13時02分)

「戦国自衛隊」に出演していた「薬師丸ひろ子(当時15歳)」。言われないと解らないですね。

どこかと言うと、「竜 雷太」と相打ちになった足軽です。
セリフも無いですし、登場も一瞬ですので。

この戦国自衛隊もそうですが、当時の角川映画は他にも「野蛮人の様に」など、人が死ぬところや殺される場面だけは、妙にリアルで血なまぐさいので、正直私は嫌いでしたね。
【181】

完了です。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月14日 11時05分)

こんにちは、ゆさみんさん。

ご指摘の部分、修正完了いたしました。
怒りで我を忘れていたとは言え、不適切な表現であった事、反省の至りです。
【179】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年08月14日 10時28分)

こんにちは。

相変わらず、WOWOWで映画三昧であります。
ここ2〜3日で見た映画のプチ感想です。

「アパッチ」(1954年 主演バート・ランカスター)
バート・ランカスターがアパッチ族のマサイ役で主演。男臭い演技が光ります。
60年近く前の作品で、インディアンの部族と白人の対立を描いた作品です。対立と戦いを描く作品ながらインディアン側が白人の侵略に対し、戦いよりも共存へ向かうという内容となっています。
白人とネイティブ・アメリカンとの描き方には、いろいろ意見もあるかと思いますが、戦いのさなかに主人公マサイの赤ん坊の産声で戦いを止めて、銃を置くラストが印象的です。

「10日間で男を上手にフル方法」(2003年 監督 ドナルド・ペトリ 出演 ケイト・ハドソン マシュー・マコノヒー)
アメリカの恋愛コメディーって、私は大好きですね。これは10日間で男をいかに上手に振るかに邁進する女性編集者と、10日間で女をいかにモノにするかをかけた男性のお話。まあ、すったもんだのあげくにラストは収まるところに収まる作品ですが、やはり主人公が幸せになる作品は良いです。

「リーサル・ウェポン」(1987年 監督 リチャード・ドナー 出演 メル・ギブソン ダニー・グローヴァー)
久しぶりに見ましたが、やはり面白いですね。人間兵器と呼ばれる刑事と、家庭的な刑事の組み合わせによる刑事アクション映画。シリーズとして4作まで映画化されています。第1作はメル・ギブソンが妻を亡くして自殺願望があるとかでキレた演技が目立ちます。(第2作以降はキレるというより、突拍子のないことをするコミカルな役柄に変わってきます)私は、メルが犯人を捕まえる際に三角締めで倒すあたり特殊部隊出身らしい格闘技におおっとビックリしました。
【178】

ひどい映像化。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月11日 14時02分)

皆様、こんにちは。

今回私がお話しするのは、以前から、こんなにひどい映像化があるかと思っていた、「戦国自衛隊」(原作:半村 良)についてです。

戦国自衛隊には、原作の小説以外には、角川映画・コミック・TVスペシャルドラマ(時代は関が原合戦の頃)・映画「戦国自衛隊1547(以下1547)」、などの媒体があります。

原作を簡単に説明しますと、現代とは微妙に時間軸がずれた、別の世界の戦国時代へとタイムスリップ(厳密に言うとワープ)した自衛隊の話です。

原作では、現代で培(つちか)った知識と近代装備で、自衛隊が八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍をしますが、映像化されたものは、はっきりいってひどいものです。

何がひどいかと言うと、単に自衛隊員を少しづつ殺していき、最後には皆殺しにしておしまい、という身も蓋も無く救い様が無い話になっているからです。

それ以外にも、色々とおかしい部分があります。

原作と角川映画では、まず向こうから使者が立てられ、平和的な出会いになるが、コミックでは長尾 景虎(上杉 謙信)、「1547」では織田 信長、「TVスペシャル」では石田 三成の軍が、いきなり襲って来る。

正体不明の相手に、いきなり攻撃を仕掛けるのは愚かすぎる。
そもそも、謙信、信長、三成の各将の道理に合わない(謙信と三成は後に味方になる)。

次に、訓練を受けたはずの自衛隊員の行動が、ほとんど素人同然である事。
すぐにパニックを起こしたり、勝手に暴走して孤立したり、わざわざ乱戦に巻き込まれて武器が故障したり弾切れになった所を、あっさりやられる展開が多い。

個々に対する突っ込み
角川映画では、長尾 景虎(謙信)が最後に裏切るのがおかしい。義を重んじる謙信の行動に合わない。

「1547」では、信長はまだ13歳のはずなのに、すでに成人になっている(1582年に48歳で没なので、1534年生まれ)。

また、共通する事として、「初見のはずの自衛隊に対して、敵の戦い運びが有利すぎる。」事が挙げらる。
また、良く言われる事で、角川映画において、ヘリに飛び移って中の隊員を殺傷して撃墜する、という方法が突拍子しぎ。

はっきり言って、原作が一番面白いです。
映像化された戦国自衛隊は、私に言わせると、

「大した活躍もさせてもらえぬままの自衛隊員を、追い込んで殺しまくるだけ。こんなものの一体何が面白いのか?」

と言う事です。

最初に映像化した角川映画でも、全く意味が解りませんでした。
「結局は、違う世界に放り出されて殺されただけ。」で終わりです。一体何の為にワープが起きて、巻き込まれた自衛隊員の、その時代での存在意義は何か。
こういうものが、全く抜けています。

原作が、最後はやや悲劇気味に終わっているものの、話の辻褄は合っていますし、そこまでの快進撃を考えると、決して殺して終わりの話ではありません。

それに比べると、映像化された各作品の、あまりのひどさに怒りが湧いてきます。

「映像化された戦国自衛隊に、誉める所なんかねえ!(大激怒)」


最後に、あくまで自分なりの考えですので、気に入っている人が居たら、申し訳無いです。
また、作品が入り乱れていますので、解りにくかったらすいません。
【177】

いいなあ・・WOWOWのテレビドラマ  評価

ゆさみん (2013年08月11日 13時07分)

ところで、「じぇ〜じぇ〜」とか「倍返し」で話題になっているテレビドラマがありますが、WOWOWで放送されるドラマにも良い作品が多いですね。
今日で最終回をむかえる「パンとスープとネコ日和」なんて、どうみても地味で民放ではとても制作しないだろうなあと思わせる原作ですが、いい作品ですね。
小林聡美演じる元キャリアウーマンが亡き母の店(食堂)をパンとスープを出す店としてリニューアルしてオープンするという話で、おおっという展開があるわけではありません。素朴な街の風景と人間模様が描かれる。しみじみとくる作品です。
この前の「震える牛」も社会派ドラマとして良かった。NHKの硬派のドラマみたいな感じでした。
過去にもいろいろな名作が放送されています。
「贖罪」「下町ロケット」「プラチナタウン」「ヒトリシズカ」「推定有罪」「男と女の熱帯」「配達されたい私たち」・・・・
WOWOWの作品ってバリエーション豊かだし、しっかりとした作品が多いと思います。
【176】

最近テレビで見た映画など・・  評価

ゆさみん (2013年08月11日 12時42分)

こんにちは。
ほんとに暑い。多分、今年の夏はホールは暑さのせいで儲かっているんじゃないでしょうかね?
暑さのためというわけではないけれど、PCに向かう気力がわかなくてカキコがおろそかになっていました。トピが落ちるとはいきませんが、ポーっとしていたらほんとに落ちちゃいそうなので慌ててカキコです(苦笑)

さて、暑いのでホールに行く以外は映画を見るか、運動しているか、呑んでいるか、仕事をしているか・・であります(笑)
映画といってもテレビで録り溜めていた映画を見るだけですが・・

WOWOWで放送された映画の感想をば、ちょっと書いてみますね。

「トータル・リコール」2012年
監督 レン・ワイズマン 
原作 フィリップ・K・ディック『追憶売ります』 
出演者 コリン・ファレル ジェシカ・ビール ほか
シュワちゃんの主演映画の再映画化ですね。
リメイクは前作と比較されてしまうので、基本的に点数は辛くなりがちですが、この映画は基本的なアイデア以外は大分変えられていて(舞台が前作では火星になっていたけれど、今作は地球とか)面白かった。前作を見ている人がにやりとする場面もさりげなくあったり楽しませてもらいました。
未来の地球のビジュアル・乗り物などは「ブレードランナー」や「フィフス・エレメント」の影響が大きいですね。
前作を見た人も、見てガックリしない作品には仕上がっていますね。

「片腕必殺剣」1967年
「続・片腕必殺剣」1969年
「吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー」1972年
主演 ジミー・ウォング
B・リーやJ・チェンなどのクンフー映画に多大な影響を与えた作品ということで、見てみました。
たしかに師匠を殺されて復讐するとか、特訓をして強くなるとか、あるいは主人公と殺陣との対決場面とか、ワイヤーアクションとかなるほどと思わされました。
つっこみどころは満載ですね。道場破りで多くの弟子などが殺されているのに警察の「ケ」の字も出てこなくて、弟子が復讐するというストーリーなど、おいおい舞台になっているところは(香港?)無法地帯なのか、とか。女の子が刀を振っただけで手があっさり切り落とされるとか(片腕必殺剣)手を釜で焼いた砂に突っ込んで鍛えて無敵の拳になるというのは(吼えろドラゴン)ホントかよ・・とか。
まあしかし、この手の映画にそんなことをいうのは野暮というものでしょう。
いろんな意味でにやりとしながら楽しむ作品ですね。
【175】

映画「砂の器」3  評価

ゆさみん (2013年08月05日 00時06分)

さて、この映画。映画化においてハンセン氏病側からは何もなかったかというとそうではありません。

ハンセン氏病患者は現在でも放浪生活を送らざるをえない惨めな存在と世間に誤解されるとの懸念から、映画の計画段階で製作中止を要請した。しかし製作側は「映画を上映することで偏見を打破する役割をさせてほしい」と説明し、最終的には話し合いによって「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり、現在では完全に回復し、社会復帰が続いている。それを拒むものは、まだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない」という字幕を映画のラストに流すことを条件に、製作が続行された。(ウィキペディアより)

映画は、和賀の祝福された未来を示すかのようなシーン(ピアノ協奏曲「宿命」を作曲・初演するコンサートの場面)をクライマックスとしています。

捜査会議(事件の犯人を和賀と断定し、逮捕状を請求する)のシーン、和賀の指揮によるコンサート会場での演奏シーン、和賀の脳裏をよぎる過去の回想シーンにほぼ全曲が使われ、劇的高揚とカタルシスをもたらしている。原作者の松本清張も「小説では絶対に表現できない」とこの構成を高く評価した(ウィキペディアより)

映画では、小説では死んだことになっている父親がまだ療養所で生きているという設定になっており、和賀を我が子と認めるかどうか、という警察の追求シーンがあります。このシーンは映画をドラマティックにするためのシーンで付け加えられたシーンだと思われますが、私としてはちょっとあざとさを感じましたけれど(原作を読んでますからね。人によってはここで感動する人も多いかもしれません)

ともかく映画のオリジナル交響曲「宿命」をバックに事件の動機につながる回想シーンは圧巻で涙無しには見られない映画です。
ラストで刑事役の森田健作が同じ刑事役の丹波哲郎にいいます。
「和賀は父親に会えなかったんですね」
それに丹波哲郎が答える場面。
何と言ったかは映画を見て下さい。やや今から見ると「あざとさ」を感じるかもしれませんが、当時はこのセリフがきいてました。
うう。涙涙涙。

というわけで今回は「砂の器」について語りました。
最後に一言。

映画の最後に流れる文章
「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり、現在では完全に回復し、社会復帰が続いている。それを拒むものは、まだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみである」
とあります。
いまだに何度もテレビ化される名作「砂の器」・・しかしハンセン病の設定を変えざるを得ない現在の状況があります・・・
はたして「非科学的な偏見と差別」は映画化から40年たった現在、無くなっているかどうか・・・大いに考えさせられます。
【174】

映画「砂の器」2  評価

ゆさみん (2013年08月05日 00時17分)

さて、ここからはネタバレ注意です。未見の方はぜひ映画を見てから読んで欲しいです。
さて、この映画はハンセン氏病が重要なポイントとなっております。へたに扱うと差別を助長することになりかねません。中居氏が主演したドラマではおそらくこの理由からハンセン病の設定は無くなっており、その後の玉木宏主演の同名ドラマでもこれは同様であるようです。多分、現在ではハンセン氏病をドラマに取り上げた時点で、差別問題がひっかかってくるでしょうから、致し方ない部分もあるでしょう。
なぜ、犯人の和賀が恩人でもある人を殺害したのか・・この動機の部分にハンセン氏病は大きく関わってきます。
実は原作では、ハンセン氏病については映画ほど多くの記述はしておりません。しかし映画ではその部分を大きくとりあげています。

父親がハンセン氏病であるがゆえに、差別をうけ放浪してまわる親子の映像などです。脚本に参加した山田洋次は、書いています(ウィキペディアより)

「最初にあの膨大な原作を橋本さんから「これ、ちょっと研究してみろよ」と渡されて、ぼくはとっても無理だと思ったんです。それで橋本さんに「ぼく、とてもこれは映画になると思いません」と言ったんですよ。そうしたら「そうなんだよ。難しいんだよね。ただね、ここのところが何とかなんないかな」と言って、付箋の貼ってあるページを開けて、赤鉛筆で線が引いてあるんです。「この部分なんだ」と言うんです。「ここのところ、小説に書かれてない、親子にしかわからない場面がイメージをそそらないか」と橋本さんは言うんですよ。「親子の浮浪者が日本中をあちこち遍路する。そこをポイントに出来ないか。無理なエピソードは省いていいんだよ」ということで、それから構成を練って、書き出したのかな」

こうして、涙なしには見ることが出来ないシーンが書き加えられました。

全国を放浪するが故に、子どもは学校にも行けない。丘の上から、仲良くあそぶ同学年らしい小学校の児童が遊んでいる。それをじっと悲しい目で眺めている場面。
ゆさみんは、石を投げられて神社の軒下に逃げ込んだ親子を、投げる子どもらを追い払う警官が発見するのですが、この時の警官役の緒形拳の演技が印象に残っています。
二人を一目見て呆然とした表情でうなずく演技。言葉を発することなく、一目見ただけでなぜこの親子が迫害されるのかを理解するシーン。説得力がある演技です。

【173】

映画「砂の器」1  評価

ゆさみん (2013年08月05日 00時11分)

砂の器 1974年
監督 野村芳太郎 
脚本 橋本忍 山田洋次
製作 橋本忍 佐藤正之 三嶋与四治 川鍋兼男(企画) 
出演者 加藤剛 島田陽子 加藤嘉 緒形拳
音楽 芥川也寸志 菅野光亮 

松本清張の代表作「砂の器」を映画化した作品として超有名であり、映画後も何度かテレビドラマ化されています。
ゆさみんは数年前に放送された中居正広主演の連続ドラマくらいしかドラマでは記憶にありませんが、数回制作されたドラマもこの映画無しにはありえなかったでしょう。

ゆさみんは原作も読みましたが、原作は不可解な事件を地道に捜査する刑事の記述についやされており、最後に非常に悲しい動機が浮かび上がるという構成になっておりました。淡々と事件を追う記述であるために、その悲しさやるせなさがズシンとくる小説でした。ある人(たぶん栗本慎一郎氏だったか)は世界で一番悲しい推理小説だ、と述べています。

映画版は、原作と一部設定と話の内容を変えて、非常にドラマティックに作られています。
あらためて現在見てみると、盛り上げるための演出や役者の大げさな演技(丹波哲郎氏とか)があざといと感じられるような気もします。しかし、今から40年前の作品です。当時は素直に感動し、涙を流した人が大半でした。

この映画がどれほど影響力をもったかを示す例としてウィキペディアより引用です。

映画化を契機に、舞台となった亀嵩は注目を集めた。それを受けて記念碑が建立された。この記念碑は、亀嵩駅の東約3キロ、湯野神社の鳥居脇にある。裏側には、小説の冒頭部が刻まれている。1992年に原作者が死去した際には、亀嵩で慰霊祭が行われた。

それまで小説でも著名な作品ではありましたが、映画版がどれほどすごかったかを示す例といえますね。
映画もTVドラマもDVD化されていますが、レビューを見るとドラマ版もいいが映画版の重厚さと臨場感にはかなわないという意見が多いようですね。(まあ、動機の根幹をなす重要な設定がドラマでは変更されていますからね→後述)
【170】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年08月02日 03時41分)

みなさん、こんばんは。

熱帯夜の暑さに、眠れぬ夜を過ごしています(涙)

流星群。さん、お呼び出ししてすみませんね。
「ブロブ」の件は、時間がゆっくりあるときに確認してもらえたらいいですよ。
無理なさらずに・・・せっかくのコレクションがごちゃごちゃになるといけません(笑)

>「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」疲れる映画でした・・・・・・
>「もうこの手法の映画は出ないだろう」と思ってたら、「クローバーフィールド」が出て来て絶句しましたね。

実は、ゆさみんは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」見ておりません。
ただ何となく見ていないだけですが(笑)
だからこの映画についてはコメントは差し控えます。ただ「この手法」を初めて試みた(多分そうですよね?)映画としては、歴史に残る一本とは思います。
こないだWOWOWで見た映画もこの手法でしたね。霊現象がおこる怪病院をヤラセで取材するクルーたちをおそう恐怖の出来事を描いた映画でしたが、大したことはない映画でした。
日本の心霊モノ(ビデオオリジナル作品)にも、取材中のスタッフが恐怖の出来事に遭うという手法のモキュメンタリーがありますがこれまた私が見た範囲ではたいしたことないです。
モキュメンタリーは、実際の出来事のようなウソをつく、という「縛り」がある分、映画に制約がでてきてしまいかえって作りにくい気がしますね。

>やっぱり映画は面白いのが一番ですネ!!

その通りであります。


パチ屋の狼さん。
ブロブについてのさらなる情報、ありがとうございます。
いろいろネットで見てみたらこんなページが見つかりました。これによるとカラーだったような気がしますが、いかがでしょう?
http://rockaria.blog71.fc2.com/blog-entry-427.html
【169】

お仲間。  評価

パチ屋の狼 (2013年08月01日 19時35分)

皆さん、こんばんは。

スライムとブロブは、おそらく同義語です。

初期のゲームボーイのソフトだと思いますけど、

「不思議なブロビィ」

というゲームがありまして、スライムの様な相棒のブロビィを、色々なアイテムに変身させて先へ進んで行くという内容でした。

似た様なゲームで、同じく相棒のスライムにお菓子のゼリービーンズを与えて、それに対応したアイテムに変身させて先へ進む、というゲームもあった様な。

つまり、ブロビィ=ブロブ=スライム、でいいと思います。

ちなみに、ドラクエのスライムは、単細胞生物のはずなのに、目も口もあって草食性(スライムベスなどの亜種は雑食)で、おまけに有性生殖(初期は普通に分裂したらしい)するという、かなり変わった生態の様です(「ドラゴンクエスト モンスター物語」より)。
【168】

呼ばれて飛び出て・・・・・・  評価

流星群。 (2013年08月01日 12時52分)

皆様こんにちは、「白鳥が風邪ひいた?ハクチョン!!」
ハクション大魔王ならぬ、流星群であります。

「ブロブ」確か観ている筈なんですが、殆ど記憶に無い・・・・・・
パンフコレクション(数百冊あります)から発掘してみましょうか?

マックイーン版は、子供の頃TVで観ましたよ。
こちらも殆ど覚えてません・・・・・・

子供の頃にTVで観て印象的だったのは「禁断の惑星」ですが、これはまた改めて。

★ゆさみんさんへ

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」疲れる映画でした・・・・・・
「もうこの手法の映画は出ないだろう」と思ってたら、「クローバーフィールド」が出て来て絶句しましたね。

「正当な映画手法で製作されてたなら、もっと評価されてたのでは?」と思うのは僕だけでしょうか?


★パチ屋の狼さんへ

俳優志望だったのでしょうか?

淀川先生は、日曜洋画劇場の20周年記念だったかで、自己の映画人生を語ってました。
「家が裕福で、子供の頃から映画三昧。だが、親に復習する為に結婚しなかった(?!)」
「学校も行かず、映画で全ての事を勉強した(英語も映画で覚えた!?)」
「チャップリンが日本に来た時、豪華客船の彼の部屋に招かれてホメてもらった」
「人生初の入院の際、昔の映画のビデオを観まくったら、4歳の頃に観た人生初の映画にめぐり合って感動した」

など等、感動的な話を沢山されてたのを思い出します。

その中で「文芸作品も良いですが、やっぱり映画は面白いのが一番ですネ!!」と言われてたのが、僕の映画評価の基本になってます。

「なら何で「2001年」が一番やねん!?」なんてツッコミは許して下さい・・・・・・・


今夜から、インターハイの応援に行って来ます。

ではまた〜。



【167】

日本のモキュメンタリー  評価

ゆさみん (2013年07月30日 23時16分)

「ほんとにあった!呪いのビデオTHE MOVIE2」2003年
構成・演出 白石晃士

夏といえばホラーということで、そちらの方面の作品の紹介です。
あ、ここからこの映画について書きますが、ホラーとか心霊ビデオとか受け付けない、幽霊の存在なんて信じられないという方はスルーしてくださいませ(笑)

「ほんとにあった呪いのビデオ」は、心霊ビデオの紹介シリーズとしては超有名であり、レンタル店にもいっぱい置いてあります。テレビの心霊ビデオ紹介特番などでも、このシリーズからいっぱい紹介されていますので、ご存じの方も多いでしょう。

ところで、最近は心霊ビデオ紹介の特番が「夏」というのに少なくなりましたね。
これは、映像の加工が簡単にできるようになり、本物の心霊ビデオではないものがほとんどというのが分かってきたから(本物としてテレビに紹介できない)だそうです。
このシリーズも元スタッフの方の証言などで、リリースの都合上、加工したものもけっこうある(つまり本物ではないものもある)ようですね。

では、この映画はどうかというと・・・・・




「モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)」として見てください(笑)

ゆさみんとしては、このシリーズの性格上「本物ではない」といって紹介するのはしのびないのですが、逆にこの作品を本物として紹介したら「うそだろ」と言われるのは間違いないし、しかし「本物ではない」ということでこの作品の良さが否定されることは悲しいので、「和製モキュメンタリーの傑作である」として紹介させていただきます。

オープニング、二組の投稿ビデオの紹介からはじまります。いきなり投稿ビデオの紹介から始まるというのはこのビデオシリーズではおきまりのパターンですね。しかし見ず知らずの二組の投稿者のビデオを調べるうちに、ある共通点が浮かび上がります。キーワードは「不可解な声」・・・ビデオに入りこんだ不可解なその声は聞き取りづらく判別しにくい声であるが、「ある言葉」に聞こえた人にとっては身の回りで不可解な事故をもたらすことがわかります。調査をすすめていくと廃村の恐ろしい伝説が浮かび上がり・・・そして、スタッフは廃村にでかけていきます。「ある言葉」が意味するものとは何か、それがなぜ恐怖の出来事につながっていくのか、真相がわかりますが、そこではさらなる恐怖の出来事が待ち受けていたのです。

ね?
あまりに物語性が強すぎるでしょ?

演出の白石晃士氏は2005年に監督として日本版「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」ともいわれる「ノロイ」という映画も撮っています。これは明らかなフェイクとして制作されますが、それに先駆けて「ほんとにあった!呪いのビデオTHE MOVIE2」があるという認識で見ていただくといいかと思います。

私は「ノロイ」よりこちらの作品の方が良くできていると思います。「ノロイ」・・・WOWOWで放送されたのを見ました。でも、ゆさみんはモキュメンタリーとしてよくできているかもしれませんが、気持ち悪さが先に立ってしまいました。殺人の場面とかね。

それに比べ、本作品はビデオにうつった不可思議な現象の解明が、忌まわしき伝説につながっていくというストーリー性が「よく出来ているなあ」と思います。

惜しむらくは、フェイクではない作品として公開されたことでしょうか・・・

堂々とモキュメンタリーとして紹介されていれば、もっと評価されたかもしれませんね。

好意的に見ると、「呪いのビデオ」シリーズの知名度と(実録としての)認識度の上に、あえてモキュメンタリーの映画を作ったといえるかもしれません。



というわけで・・・

では、この手の作品が嫌いでなく、未見の方は是非この作品を見て夏の夜のひとときをお楽しみください。眠れなくなっても保障はありませんが(笑)
【165】

マカロニウエスタン。  評価

パチ屋の狼 (2013年07月27日 03時35分)

ゆさみんさん、こんばんは。

お悔やみのお言葉ありがとうございます。

亡父が若い頃は、まだ娯楽が少なかった時代でしたので、映画館で良く映画を観ていたそうです。
特に西部劇が好きで、「ジョン=ウェイン」「スティーーブ=マックイーン」を始めとして、イタリアで製作された「マカロニウエスタン」と呼ばれる西部劇もたくさん観たそうです。
その他には時代劇も大好きで、同じ様に映画館でたくさんの時代劇を観たそうです。

それと、終戦直後には、京都の映画村に良く出入りしていて、そのうち某監督(名前失念)について、助監督の様な事も手伝っていたとか。
何人か俳優とも顔見知りになったそうですが、結局そちらの道へは行かなかったみたいです。

「私が俳優になるのなら、口を利いてやるんだが、何しろ知っている俳優が古すぎるからなあ。」

と、生前に言っておりました。

しかし、イタリアで作られる西部劇がマカロニウエスタンなら、さしずめアメリカで作られる日本を舞台にした映画は、「ハンバーガージャパニーズ?w」
【164】

あらためて「風立ちぬ」を語ります 2  評価

ゆさみん (2013年07月26日 23時10分)

いくつかの批判について・・
さて、この映画を批判している意見に、戦時中の戦闘機開発の設計士の話なら、結局は「人を殺す兵器を作っていること」と「美しい飛行機を作りたい」こととの間に葛藤があるはずだし、そこを描写して無いのは中途半端だ、というのがあります。
これについては、宮崎氏も当然わかっているでありましょう。氏のインタビュー等を読むと、戦争についてひとかたならぬ反戦の気持ちを持っていることが分かりますし、ナウシカなどのマンガ(映画)などでもそれはうかがい知ることができます。
しかし、宮崎氏がこの映画でつきつめていきたいところはそういう点ではない。
いいたいところは結構あったと思いますが、宮崎氏が作りたい映画は「風立ちぬ」であり、戦争に対し真正面から切り込もうとする映画ではない。
だからこの部分にはあまりあえて立ち入っていないと思います。

また、その点については二郎とカプローニ氏との会話において全てを集約させて言っていると私は思います。饒舌に語るのでなく、あえて少ない言葉で示している。(だからこそ、この会話は重い意味を持っています)
このスタンスを私は支持いたします。

こういった批判については、有名なジョークを最後に紹介させていただきます。


とある美術の高名な批評家がゴッホの「ひまわり」を見て言った。
「人間が描けていない」
【163】

あらためて「風立ちぬ」を語ります 1  評価

ゆさみん (2013年07月26日 23時15分)

さて「風立ちぬ」です。
人によっては、様々な意見もあるかとは思いますが、宮崎駿氏の代表作といってもいい名作だと思います。

ストーリーとしては、零戦を設計した飛行機設計士の堀越二郎と病気で薄倖の少女里見菜穂子の物語と簡単にまとめられます。

しかし、この映画は宮崎氏でしか作り得ない映画であるといえます。

以後、演出面での記述についてふれますので、未見の方は要注意です。
できれば映画を見てから読んでいただくとありがたいです。


印象に残った場面をいくつか。

まず、オープニング。
ポニョを彷彿とさせる台詞なしの数分間の描写。
宮崎氏がデザインしたとわかる飛行機に乗って飛ぶ場面。羽根に指状のひらひらをつけた独特の造形。
屋根の上に発射台があったりと、当時の時代ではありえないので「夢」の中だろうと思わせる。
今回の映画、ファンタジーは封印ということですが、夢の中ということで宮崎氏らしい飛行の描写。ううん、宮崎ファンはにやりとくる場面。
案の定、夢であったことが分かるが、それでもまだ台詞は無し。主人公が学校へ行って、話しかけられるまで台詞無し。
主人公が起きる部屋の蚊帳、着物、学校へ行くまでの紡績工場が並ぶ風景など、細かく書き込まれた情景に、時代設定が観客にわかる仕組み。数分間を見事に見せます。
最初の台詞は、教師が中学生の二郎に飛行機の本を貸す場面。最初から飛行機三昧の少年ということが分かります。
セリフを排した数分の場面で、映画の世界観を描写する技術は見事です。


次に、雑誌に載っていた飛行機製作者・カプローニ氏との時空を超えた対話の部分。
実際には、会ったことがない二人のからみを宮崎氏は、アニメーションの特色を生かして自然に見せます。
この部分は実写で描写するのは、かなり厳しいでしょう。
彼らが、対話する場面は空想です。しかし、空想だからこそできる描写がふんだんにあります。飛んでいる飛行機の翼に並んで立ち話をしたり・・実際には恐怖無しではありえませんよね。他にもいろいろありますが、見てのお楽しみです。飛行機の翼に弾力性をもたせて、足で踏むときにボワンとなる描写など空想の世界ということを示しているのでしょう。細かいです。
ところで、けっこう、二人の会話は重要です。飛行機と戦争に関する二人の思いが語られています。ほんのちょっとの会話ですが、重たいです。
二人はラストのシーンにも登場します。おそらくここで涙した人も多いことでしょう。じん、ときます。


3つめ。
関東大震災の描写。
公開前日のテレビ特集で映画の場面がやや多めに紹介されて、家が波のようにうねる場面がありました。私はこれは心象描写か何かだと予想したのですが、これは何と関東大震災の場面でした。
いやはや、関東大震災をこのように描写するとは、思わなかった。さすが宮崎氏。実写ならリアルにこだわり、破壊される場面などを中心に描くでしょうが、まるで自然の神様の咆哮のような音とグニョグニョな地面のうねりなどで不気味さを演出しています。効果音をすべて人間の声で出しているという情報もありましたが、この場面などもそれがプラスにはたらいて、自然の恐怖を出しています。私は飛行のシーンなどより、ここらあたりが宮崎氏の真骨頂だと思います。


ううう・・・・あんまり話すと、やはり未見で読んでいる人もいるかもしれないし、この辺でやめます。

ああ・・・良い映画ですよ。
【162】

パチ屋の狼さんへ  評価

ゆさみん (2013年07月26日 22時52分)

パチ屋の狼さんへ。

レスをありがとうございます。
このレスを読んだ際に、他の談話室を覗いたところ、パチ屋の狼さんがトピ主をしている部屋に行き当たり、お父様が7月中旬にお亡くなりになっていることを知りました。
肉親の死は、心づもりがあったにせよ、筆舌に尽くしがたい悲しみがあったことと推察したします。
ネット上でのつきあいですので、お父様の人となりを存じないため、ありきたりのお悔やみしか申し上げられませんが、パチ屋の狼さんが今後の人生をしっかり生きることがお父様の何よりの供養になるかと存じます。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
【160】

解説者としてだけではなく。  評価

パチ屋の狼 (2013年07月25日 05時22分)

皆様こんばんは。

故・淀川 長治さんは、長らく日曜洋画劇場において、名解説者をなさっていたお方ですが、著書もいくつかお出しになられています。

そのうちで、

「愉快な心になる本 −皆さん、こんにちは−」

という一冊があるのですが、この本を拝読いたしましたところ、映画の解説者や評論家としてだけではなく、人間としても、いかに素晴らしいお方であったかが、非常に良く知る事が出来ました。

発行が相当古い(昭和51年)ので、おそらくこの本を含めて、淀川さんの著書を見つける事は、かなり難しいかと思われますが、もし見つける事があれば、映画好きでなくても、そして映画好きならなおの事、これらの著書を、ぜひ迷わず手に取る事をおすすめいたします。
【159】

横道世之介  評価

ゆさみん (2013年07月23日 23時22分)

横道世之介 2013年
監督 沖田修一 
脚本 沖田修一 前田司郎
原作 吉田修一
出演者 高良健吾 吉高由里子 

こんばんは。

今日、ラジオを聞いていたら、本県で近いうちにおこなわれる映画祭の話になってました。

その時、映画「横道世之介」の話が出て、DJの方が
「どうして横道世之介のような素晴らしい映画がヒットしないんじゃ。
本県でも公開されたものの話題にもならずひっそりと終わるなんて、どうしてこんなに良い映画をみんな見ないんじゃ」
と言ってました。
で、今度、本県の映画祭で上映するそうです。
監督も招いているとか。

おおっ。
横道世之介が良い映画だと認めてくれた人が、ここにもいたんだ、と嬉しくなってしまいました。
主演の高良健吾もいいけれど、何と言っても、吉高由里子がいい。
DJの方も言ってましたが、私はそれまで吉高由里子は、今時話題になっている女優の一人という認識でしかなかったのですが、この映画を見て変わりました。
いやあ、吉高由里子かわいい。

ガリレオや朝ドラヒロインに抜擢されたのも、この映画無くしてはあり得なかったはず。

良い映画ですよ。
多くの人に見てもらいたいなあ。みなさんも機会があったら是非。

【158】

風立ちぬ  評価

ゆさみん (2013年07月23日 02時03分)

風立ちぬ
監督 宮崎駿 
脚本 宮崎駿 
製作 奥田誠治 福山亮一 藤巻直哉 
出演者 庵野秀明 瀧本美織 西島秀俊 西村雅彦 スティーブン・アルパート 他

本日、宮崎駿監督の「風立ちぬ」を見に行ってきました。

傑作だと思います。

ネットではえらく酷評の意見もありますが・・

私としては・・
どうして?
こんなに傑作なのに、どこが駄作なのさ?
といいたい気分ですね。

アニメを知り尽くしている宮崎駿だからこそ出来る構成・演出が随所に見られ、実写ではなしえない(実写で描くと嘘くさくなってしまう)部分をうまくまとめていると思います。
薄幸の少女と主人公の関係の最後は、予想通りの展開と分かっていながら(鈴木氏がばらしてるし)も、ラストのやりとりの部分は、泣けてきました。

また、詳しいコメントは後日書こうと思いますが、とりあえず、初発の感想をしっかり書いておきたくて。

再度・・

風立ちぬ・・宮崎監督らしい傑作だと思います。
【156】

ブロブ。  評価

パチ屋の狼 (2013年07月21日 23時45分)

皆さん、こんばんは。

ブロブですか。私は3作品全部見ました。

初作は白黒映画でしたね。
ラストは冷凍して南極(北極?)に封印しますが、2作目は、間抜けな主人公が落としたタバコの火で溶け出して、驚いた主人公のアップで終わったと思います。

ブロブは、スライムとも言います。というと、ドラクエがあまりにも有名ですが、他には玩具や、最近ではアニメ「ワンピース」でもそれっぽいものが登場しています。

スライムは、出始めはおそらくファンタジーRPGだと思います。
基本設定としては、

実験などにより偶然生み出された単細胞生物であり、知能は無きに等しく、単純な食欲でのみ行動する。
生物を含めた、あらゆるものを侵食する事で同化して糧とする。
物理的にダメージを与える事が出来ず、魔法がかけられた武器や魔法そのもの、酸などの薬品、火などでのみ退治する事が可能。
魔法の品物(マジックアイテム)でない普通の道具は、剣や鎧などの装備品も効果が無く、全て溶かされてしまう。

早い話が、触れたものは何でも溶かして消化してしまうという事です。
ドラクエやFFなどのコンピューターゲームみたいに、実際は素手で殴っていいものではありませんw

漫画「バスタード −暗黒の破壊神−」や、18禁エロゲー、又は同人の薄い本では、たまにネタとして使われていますねw

ちなみに、ある雑誌で「故・水野 晴郎氏」の言葉には2タイプあり、

「映画って、本当にいいものですね。」

と、

「映画って、本当に素晴らしいものですね。」

と、凡作か名作かによって使い分けられているという投稿がありました。
実際、見比べてみると、本当でしたw
【155】

人食いアメーバの恐怖  評価

ゆさみん (2013年07月21日 14時21分)

人食いアメーバの恐怖(1958年) The Blob 
監督  アービン・S・イヤワース・ジュニア 
出演者 スティーブ・マックイーン 

ゆさみんはB級映画も大好きです。(機会があればグラインドハウスあたりも取り上げたいですねえ)
「人類SOS」を紹介したので、類似の映画で思い出した作品を紹介します。
スティーブ・マックイーンが大脱走で人気俳優になり、その影響で主演作品を映画会社が探し出し、日本では大分遅れて(公開の6年後)公開された作品。「燃えよドラゴン」後に公開されたブルース・リーの古い作品みたいなものですね。
映画は「マックイーンの絶対の危機」というタイトルですが、テレビでは当然ながら何のことかわからないので、上記のタイトルにして放送されました。

ストーリー。
アメリカの田舎町に落ちた隕石には粘菌状の宇宙生物が付着していた。その塊(blob)はあたりの生物を捕食して増殖していく。その存在を知った若者がガールフレンドとともに立ち向かっていく。(ウィキペディアより)

本来なら埋もれている作品かもしれませんが、スティーブン・マックイーンが無名時代に出ていたということで公開されました。この作品をテレビで見ていた人も多かったのではないでしょうか。子どもだったゆさみんはとっても面白く見ていたように思います。アメーバのドロドロに飲み込まれていく人々、それから逃げパニックになる人々・・それに若きマックイーンが立ち向かっていきます。
B級とはいえ、妙な人気があったのでしょうか、続編やリメイク版も作られていますね。

人類SOSのトリフィドと同じく、このドロドロアメーバの意外な弱点が途中で明らかになります。おおっ。
そして、何とか封じ込めることに成功してハッピーエンド。うん、いいですねえ、すっきりしていて。


ところで、「風立ちぬ」いよいよ公開されましたね。機会を見つけて早く行かなくては。
【154】

テレビの映画解説者  評価

ゆさみん (2013年07月21日 13時43分)

流星群。さん、こんにちは。

テレビでロードショーをやっていたころは、毎週毎週楽しみでしたね。
ビデオが普及していなかったころは、オンエアを見るしか無いのですから、そしてまた見返すことも出来ないのですから、集中力が今とは違っていました。

それぞれのテレビ局の名物(?)解説者が解説しておりましたが、一番私が好きだったのは荻昌弘さんでした。

>荻昌弘さんは自分の番組で放送した映画を、リアルタイムでケナすとうゆー実に公正な眼を持った(イヤ、恐れを知らぬ?)評論家でしたね。

その通りです。
他の方は、映画をケナすことはしませんでしたからね。
その分、荻昌弘さんに比べコメントの内容が薄かったです。(淀川氏は別です。後述)
今、荻昌弘さんが生きていて、ヒットしている映画を解説したらどのように語るのか、聞いてみたい気がしますね。

>水曜の水野晴郎さんは毎週、「さー皆さんお待ちかねの」と紹介するのですが、「そんなの聞いた事も無ぇ〜よ!」ってのが殆どでしたね・・・・・

「映画ってほんとにいいものですよね」で全てを集約する姿勢が今ひとつ好きになれなかったですね。
淀川氏の独特のキャラに対抗するべく、決めぜりふ的な意味合いで考えられた言葉かもしれませんけれど、あまりに内容が無い。
「映画はいいもの」そんなの当たり前で、そこから先を語るのが解説者の役割のような気がしますもの。

>普段は安い、アメリカのテレビ用なんかを放送してたみたいですから。

代表的なのが「刑事コロンボ」でしょうか。
しかし、コロンボはNHKの頃よりも視聴率が良かったという話も聞いたような・・・
テレビ局にとっては良い買い物だっかかもですね。

※ちなみにゆさみんは「刑事コロンボ」は旧シリーズはDVDセットを持っております。
ただ、このDVDは、テレビで放送されていたころのオープニング等で流れていたあのなつかしい(?)音楽が入っておりません。これは日本で勝手につけたのでしょうかね。

映画として、ヒット作などを放送していたのはやはりフジの「ゴールデン洋画劇場」でしたね。
ただ、高島忠夫氏の解説は、これまた内容が薄かったですけどね。こぼれ話を紹介する程度で。
まあ、映画評論家でも何でもなくて、好感度の良い俳優さんということで解説者に抜擢されたのでしょうかね。今でいえば加藤清史郎君みたいな感じで。

>日曜の淀川先生は、冒頭の挨拶で「あっ、それ以上言っちゃダメ〜!!」ってのが結構ありませんでした?

「日曜洋画劇場」は、当時ゆさみんの地方局では放送していなくて、不定期に土曜とかの深夜に放送していました(ので、放送しない回もけっこうありました)ため時々しか見ていませんでした。チャップリンの映画解説とかは熱が入っていたような気がします。

>でも、「日曜洋画劇場」と名打ってるだけあって、邦画の放映の回は淀川先生は出ませんでしたよね。
>流石です。

淀川「先生」とよばれるのは、やはり流星群。さんとしては、尊敬の思いがあるのでしょうね。
淀川氏は、どんな映画も褒めているじゃねえか、という批判もあったということを聞いたことがありますが、それは間違いで、自分が認めない作品にはコメントを出さないというスタンスだったということもどこかでよんだような気がいたします。しがらみがあることで、批判的な論評は書けないことからくる彼独自の対処法だったのでしょうかね?
【153】

★ゆさみんさんへ  評価

流星群。 (2013年07月17日 11時22分)

さ、サスガです!!

ホントにもー、「トリフィド」に反応してくれるとは、嬉しくてビックリですよ!
流石、映画部屋トピ主様です!!

はてさて、僕も同じ回の月曜ロードショー観てますよ。

荻昌弘さんは自分の番組で放送した映画を、リアルタイムでケナすとうゆー実に公正な眼を持った(イヤ、恐れを知らぬ?)評論家でしたね。

水曜の水野晴郎さんは毎週、「さー皆さんお待ちかねの」と紹介するのですが、「そんなの聞いた事も無ぇ〜よ!」ってのが殆どでしたね・・・・・
普段は安い、アメリカのテレビ用なんかを放送してたみたいですから。
TV局とのしがらみがあったのでしょうね。
なのに選挙に出馬して、一旦降ろされてしまうとゆー・・・・・・・・

日曜の淀川先生は、冒頭の挨拶で「あっ、それ以上言っちゃダメ〜!!」ってのが結構ありませんでした?
でも、「日曜洋画劇場」と名打ってるだけあって、邦画の放映の回は淀川先生は出ませんでしたよね。
流石です。

では、また来ま〜す。






【152】

人類SOS!  評価

ゆさみん (2013年07月14日 01時07分)

おっと、突っ込みどころを飛ばしてしまったので、追加レス。

流星群。さんの
>水が弱点!?(トリフィドか!?)

これこれ。
流星群。さんて、SF好きなんですねえ。
さりげなくSFネタを入れるあたりさすがです。

まあ、有名な小説なので、ご存じの人もいるでしょう。
「トリフィドの日」
ジョン・ウインダムのSFの名作ですね。
1950年の作品で、侵略ものSFの古典といっていいでしょう。
ゆさみんは、学校の図書室の本で原作を読みましたね。(学校の図書室には、ホームズやルパンものとならんで少年SFシリーズもありました)

ところで、この作品は、「人類SOS!」のタイトルで1962年に映画にもなっています。イギリス映画でしたね。
原題で公開しても意味分からなかったでしょうから、邦題としては仕方ないでしょうね。

ストーリー。(ウィキペディアより)
ある日、地球に大量の流星雨が降り注いだ。それを見た地球上の大部分の人々は、翌日には失明してしまったが、アメリカ人船員ビル・メイスンは、目に包帯を巻いて入院していたために失明を免れた。やがて、動き回る食肉植物トリフィドが現れ、目の見えなくなった人々を襲いながら急速に繁殖していく。ビルは、途中で目の見える少女スーザンを救い、安全な場所を求めてさ迷い続けた。一方、海岸の灯台に篭もっていた生物学者のグッドウィン夫妻も失明を免れていたが、トリフィドの魔手はその灯台にまで迫っていく。

映画は、原作とは違いもありますが、ラスト近くでトリフィドの意外な弱点が明らかにされていきます。
これが、
>水が弱点!?(トリフィドか!?)
ということなわけです。

この映画が、月曜ロードショーで放送されたとき、解説者の荻昌弘さんは、映画が終わってから「水が弱点というのはちょっと安易すぎる」と苦言を呈していたような気がします。

この作品も、いつか機会があったら見てみたいですねえ。

【補足】
私は「水が弱点? ジャミラか!?」とつっこむかな(笑)


【151】

ルパンはまさしく「時代の子」だった 3  評価

ゆさみん (2013年07月12日 00時02分)

あの時代のふたつの顔を同時に持つことで、ルパンはより時代の子どもらしくなったのだと思う。

 放映中の路線の変更は、制作を混乱させ、テレビアニメーションの技法が停滞した時期もあって、画面は乱れ、完成度は低く、技術的にもみるところのない作品だったが、その後、妙な人気を得たのは、そのへんに原因があるのではなかろうか。

 「闘い利あらず、多くのスタッフに迷惑をかけ・・・」とは打ち上げパーティでの東京ムービー社長の敗北宣言ではあったが、ぼくらはヒイヒイいったにしろ、やりたい放題をやって、最終回で斬れっこないぶあつい金庫を五右エ門にくり抜かせ、ゼニ形を号泣させ、セイセイしてルパンを終えた。

その後、ともかく国内は平和だといわれながら時代は変わる。

 石油ショックと公害のなかで、ハイジはみどりのなかを走り、軍備増強論が声高に叫ばれる前ブレとして、戦時中、すでに無用の長物といわれた戦艦が宇宙に返り咲いたりした。
あきれるほどうまく仕組まれた3億円事件のかわりに、いまやいきあたりバッタリの銀行強盗は花ざかり。ハイジャック、テロ、飢餓、戦争が地球のあっちこっちで火を吹き、石油は際限なく値上がりし、何よりも地球そのものに限界があることが明らかになってしまった。

ルパンの世界より、現実の世界のほうが、はるかにさわがしくなってしまったのだ。
いま、車にのってイキがっているのは、本物のバカ。
ラスベガスにあこがれるのは、自民党のヤクザ代議士クラス。ライターなんか100円ので充分すぎる。
 情報過多はとどまるところを知らず、書店の本棚に兵器の写真集がいくらでもころがり、いまさらワルサーでもないものだ。

 射ちたきゃ、アメリカに行けば、なにがしかの金でいくらでも射てる。ボウ張するGNPにのっかって倦怠を楽しみ、罪もなくミニカーレースに夢中になれたルパンの時代は過ぎ去ったのだ。

ルパンはドロボウである。ドロボウの生活は、生産に従事し、まっとうに暮らす人々がいてはじめて成立する。ドロボウはしばりつける現実のウラをかいて、”シテヤッテ”見せるが、じつは、一番現実にしばりつけられてもいるわけだ。

 現実の世界に取り残されたルパンに、いったい何ができるのだろう。せいぜい少女の心を盗むくらいしか残されていない・・。
いまの時代の子どもとして、ルパンを再生する方法があったのかもしれない。だがそれも、労多くして成果のすくない仕事になったろう。 
何よりも、いまの原作の、すっかり力をうしなっている姿でそれは照明済だ。

 3年間続いた新ルパンは、あるときは高視聴率をあげ、商売としては成功したかもしれない。が、時代の子には一度もなれずじまいだった。
むしろ、時代とのズレを売物にする、アナクロナンセンスドタバタのなかへ息切れしていったのは無惨としかいいようがない。
モンキー・パンチの昔の原作には、強いハングリーがあった。山田康雄もハングリー、ぼくたちもハングリー。
 「もう10年以上昔だ。オレはひとりで売り出そうとヤッキになってる青二才だった」

あの頃の、ハングリーなルパン、助平でケッペキで、オッチョコチョイに思慮をかくし、ミニカーレースに夢中になれたルパンを、ぼくはときどき懐かしく思い出す。

しかし、いまやらねばならぬことは、もっと他のことなのだ。本物のルパンが、それを一番よくわかってくれるだろう・・・。

さようなら、ルパン・・・。
【150】

ルパンはまさしく「時代の子」だった 2  評価

ゆさみん (2013年07月11日 23時44分)

 流れ込む情報を、他人より早く使いこなそうという意図が、時代を先どりした新番組、業界最高の受注額をほこる「ルパン三世」の売り物<実証主義>にあらわれている。
ベンツSSKとか、高価な腕時計や銘柄もののガスライターで身をかざり、ワルサーP38だの、コンバット・マグナムだのと、それまで、マンガのピストルといえば”らしき”ものですませていた部分に力が入れられた。ジョニクロよりもっと高級のウィスキーがあるんだぞ、お前知らねえのか・・・てなもんだった。

 先どりしようという意欲は、ルパンの性格設定にも加えられた。旧ルパンは、たった2クール弱(23本)で挫折したシリーズだが、前半の1/3と後半の2/3とでは、ルパンの性格は大きく変化している。

スタート時のルパンは、しらけの世代。
おじいちゃんの財宝をゴチャマンと受け継ぎ、大邸宅に住み、もはや物や金でアクセクせず、倦怠(アンニュイと呼べといわれた)をまぎらわすために、ときたま泥棒をやってみせる男として基本設計された。

 60年代の末、反戦歌が広く口ずさまれ、日米安保条約の自動延長に反対する若者たちが新宿に広場をつくり、大学にバリケードが築かれた。高揚した空気は、70年を境にしてチリヂリになり、シラケだシラケだと叫ぶ人々があらわれていた。シラケも時代の先端だった。シラケははっきり演出意図に組み込まれ、ダダーッと寝ころんで会話するルパンと次元の特有のポーズが生み出される。
まなじりを吊り上げ、歯をクイしばるヒーローとは正反対の、しかも豊富な消費生活はちゃっかり享受しているヒーロー・ルパン三世は、たしかに時の子どもだった。

けれども、ぼくらはシラケてなんかいなかった。ベトナムで解放戦線がまだガンバッているのだから、希望がなくなったわけじゃなかった。それにしてもぼくらの職業はひどかった。テレビマンガは、おざなり手抜き、稚拙、出来損ないの借り物の陳列。

まるで破れつづける傷口を作っているようだと仲間内で語り合った。ぼくらはまぎれもなくハングリーだった。スカッとしたおもしろい仕事をやりたい願望と気力は、いくらでもあったのだ。
 旧ルパンの路線の変更は、スタッフのあずかり知らぬところから強要されたものだったが、演出を入れかわるハメになったぼくら(高畑勲と私)は、まず何より”シラケ”を払拭したかった。
 命ぜられたのではない。シラケが時代の先端だとしても、ミニカーレースのあの活力はぼくらのものだったのだ。快活で陽気、まぎれもなく貧乏人のせがれ・ルパン。祖父の財産など、先代が全部使っちまって、何も残っちゃいない。
ルパンはクルクル走り回り逃げ回り、カナブンのようなゼニ形が追う。何百万丁も生産された軍用拳銃(ワルサーP38)をもってイキがったりしない。知恵と体術だけで、あくことなく目的を追うルパン。次元は気のイイ朗らかな男になり、五右エ門はアナクロこっけい男になり、不二子は安っぽい色気を売物にしない。
その好悪は別にして、ベンツSSKに乗るルパンと、イタリアの貧乏人の車・フィアット500に乗るふたりのルパンが、あのシリーズのなかで対立し、せめぎあい、影響しあって、結果として活力を作品にもたらすことになった。
【149】

ルパンはまさしく「時代の子」だった 1  評価

ゆさみん (2013年07月11日 23時58分)

ルパン三世に対する宮崎監督の思い入れの強さは、以下の文章で十分うかがえます。
アニメージュ1980年10月号に掲載された宮崎駿の寄稿文です。
本人曰く「自分のルパンに対する思いは全てこの文章で語っています」
ルパン三世セカンドシーズンの最終話のタイトルを「ドロボーは平和を愛す」から「さらば愛しきルパンよ」に変えた理由(そして以後一切ルパンを作るのを止めてしまった理由)がよく分かる文章としてここに紹介します。

全文抜粋いたします。


ルパンはまさしく「時代の子」だった    宮崎 駿

キャラクターは、”時の子”だとだれかが言ったが、本当にそうだと思う。
スタッフが意識しなくても、キャラクターの性格に物語の展開に、時代は敏感に顔を出してくる。良くも悪くもである。

ルパンがイキイキした時代、共感と存在感を持って生きたのは、まぎれもなく一昔前なのだ。1960年代から70年代へ移っていくころ、時代を先どりしようとする野心を持ってルパンは生まれた。

あの頃60年代も終わりに近く、ミニカーレースというのがあった。

 富士のサーキットへ行くと、ウイングがわりにエンジンのフードを開放した色とりどりのスバル360や、脚をきってはいつくばったカナブンのようなキャロルが、けたたましく走り回っていた。ヘアピンカーブでピンクのキャロルがクルクルっとスピンする。天井をとりはらったレモン色のボコボコスバルが草むらにつっこむ、土手をよじのぼる・・・・。殺気だって上ずって、見さかいつかないドライバーたちは、シャカリキになってコースへはい出し、ふたたびワォーッと走り出す。
 性能がよくって、愛想のないホンダ軽が出まわってミニカーレースをダメにしてしまうまで、本当に愉快で楽しいレースだった。
あのころ、といっても、たかだか10年ほど昔、金がない若い連中でもポンコツくらいなら持てる時代が始まったのだ。

 50年代までのごちそう、ラーメンは、60年代にタンメンにかわり、やがてトリの唐揚げやしょうが焼きに昇格していく。経済力はのびつづけ、円がやたらと高くなり、ぼくらのまわりでも海外旅行が増加していき、あらゆる情報が流れ込みはじめた。
 社会の最低所得層を自負していた自分達アニメーターも、いつの間にか車に乗り、車談義に明け暮れるようになった。浮かれていたつもりではなく、浮かれていた。
 「父ちゃん、オレはやるぜ!」とリキんで見せて、追いつき追いこせ。企業の星となれ、の時代ははっきりすぎ、ルパン三世が登場した。
【148】

ドロボーは平和を愛す  評価

ゆさみん (2013年07月11日 23時55分)

さて、宮崎駿監督の「ルパン三世」について語りましょう。

表題の「ドロボーは平和を愛す」はルパン三世のセカンドシーズンの第155話(最終話)の原題(もともと最初に考えていた)タイトルです。
宮崎駿監督は、ルパン三世のファーストシーズン・セカンドシーズンに関わっていながら実は「宮崎駿」としてのクレジットは無し。
映画「カリオストロの城」以外に宮崎駿名義のルパンは無いんですね。
これにはいろいろと大人の事情も入っていますが、それはここでは省きましょう。

さて、ファーストシリーズに参加した宮崎監督に「カリオストロの城」の映画が終わって、セカンドシリーズの話を作ってくれませんか、と依頼がありました。
宮崎監督は複雑な思いを持ちながら145話の「死の翼アルバトロス」と155話「さらば愛しきルパンよ」を制作することになります。

これを知った当時アニメージュの編集を担当していた鈴木敏夫は「凄い演出家がルパンを制作する」と放送を前にして、アニメージュに特集しました。
宮崎駿の名前を出さずに、数カットの絵コンテを掲載し「この綿密な絵コンテを見れば誰が作ったかは一目瞭然」とし「期待して待て」みたいな特集を組みました。
ナウシカもまだ作っていない宮崎監督ですから、「宮崎駿」の知名度はよほどのアニメファンしか知りません。雑誌を読みながら、「よくこんな特集にOKが出たモノだ」と思ったゆさみんでした(笑)
今思えば、鈴木敏夫プロデューサーと宮崎監督のコンビの始まりを予感させる特集でしたね。

ともかく、宮崎監督が作ったこの2作は完成度の高さから話題をよび、のちにこの2話分だけを収録したビデオも発売されました。
放送されたアニメシリーズの中から特定の演出家が担当した話だけ抜粋して販売するというビデオ発売形態は、当時のアニメ界ではめずらしいことだったですね。多分、かなり売れたと想像します。

それだけこの2話に凝縮された話の密度は凄かった。

私の娘(見せた当時高校2年)に、予備知識無しに「さらば愛しきルパンよ」を見せたら、「すごい。まるで映画一本分見たような気分」と言っておりました。
無駄なカットの無い凝縮したテンポの良い展開、2話とも戦争反対のメッセージが込められているとはいえ、そういったメッセージは底辺にはしのばせながらも、話としてはあくまでエンタメにこだわった展開。
ジブリファンにとって155話は、主人公小山田マキはナウシカとクラリスを足して二で割ったようなヒロインだし、ラピュタを彷彿とさせるロボットも登場するし、ニヤリと笑うことでしょう。

この二話は今でこそ高い評価を得ていますが、当時は放送局があまりにもそれまでのセカンドシーズンのルパン世界らしからぬ話に受け取りを拒否し、それを拝み倒して受け取ってもらったというエピソードもあるようですね。

宮崎監督は、セカンドシーズンのルパン三世が大嫌いです。
だからこの二話では、セカンドシーズンを象徴する赤ジャケットをルパンが着ている場面はほんのわずか。はかったことは無いけれど、2話会わせても20秒に満たないと思います。
また、最終話では、見方によっては「今までのセカンドシーズンのルパンはすべてルパンのニセモノだった」とも取れる内容でもありルパンに対する宮崎監督の過剰なまでの思い入れを感じさせます。

ともかく、この二話はテレビシリーズでありながら、へたな映画よりもはるかに面白い作品ということで紹介しました。
【147】

レスです  評価

ゆさみん (2013年07月11日 23時32分)

こんばんは。

流星群。さん、夏男なんですね(笑)
>熱帯夜の方が安眠出来るし、炎天下の車の中でクーラー無しで昼寝をします。
夏に弱いゆさみんは、この文章を読んだだけで頭がクラクラいたします(苦笑)
稼働の方は、振幅の激しい勝負をしておりますなあ。トータルでマイナスにならないだけまだ良かったですね。

>僕の好みは断然「邪美」さんですが、皆さんはどっち派?
私も、「無論」「邪美」派でありますよ。
ファーストシリーズで、邪美が鋼牙の手をむんずとつかんで自分の胸にあてたシーン「ああ、うらやましい。鋼牙の手になりたい」と思ったものでした(爆)

Piroさん、どうもです。
>せっかくの桜花乱舞残念でしたねぇ
ありがとうございます。そういっていただけるだけで・・オロロ〜ン(←ハクション大魔王風)
スロは最近設定度外視のギャンブル台が多すぎと思うのはゆさみんだけでしょうか・・・

さてお二方とも、「サイン」「ハプニング」が期待外れでドッチラケだったとのこと。
分かります。
ゆさみんは、前半が印象深かっただけに終わり方が残念なんですよね。
風呂敷のたたみ方をもっと考えてほしいな、と思いますよね。「シックス・センス」は絶品でしたからね。
いつかシャマラン監督の再起作(?)を期待したいですけれどね。

さて、今回の語りはポニョではなくて、ふたたび宮崎監督のお話です・・・
【143】

夏だ!!  評価

流星群。 (2013年07月09日 00時15分)

皆様こんばんは、「前世は爬虫類?」流星群であります。

僕は夏が大好きです!どんなに暑くても、クーラーを使うことは絶対にありません!!
熱帯夜の方が安眠出来るし、炎天下の車の中でクーラー無しで昼寝をします。
熱中症など無縁です!

僕に言わせりゃ、熱中症になるなんて、人間の軟弱化が進んでるだけの事です。

が、極寒の真冬の吹きっさらしに出されると、5秒で凍死する自信があります!!
(爬虫類は寒いと動けない・・・・・・)

はてさて、先日の出張先での事。
ホテル横の店に出撃し、ヨンパチ甘の「蒲田行進曲」
3Kで当り、山盛り一箱!何か、画面見てるのが楽しくなるような台でした。面白い!!

で、ヨンパチ「ファイナル牙狼」が空いたので、速攻移動。

半分位使ったとこで、保留マークに牙狼剣が突き刺さり、邪美さんと烈花ちゃんの擬似連開始で擬似(3)!!

「さー、気の効いたリーチに行けよ〜」と思ったら、??????????

擬似(4)行った〜!!「来た〜!!」とガッツポーズ決めて、周囲からヒンシュクの眼!!

『全回転』(7)(7)(7)!!
ところが続かず、結局5連・・・・・
半端分使って撤収、3K→30K!「やっぱ等価だ!けどショボイぞ!!」

まーでも、久しぶりの快勝に気分上々!
そして次の日も、仕事が済んでから同じ店に出撃!!

こんどは「クロユリ団地」
とっころが、全く良い所無しに前日の30K、全〜部返してしまいました・・・・・

完全に狙われたみたいです・・・・・・
よそ者に勝ち逃げは許さない店だったみたいです。

くっそ〜!もし次に行ったら、三倍返しにしてもらうからな!覚悟しとけよ!!(負け犬の遠吼?)

ところで、7月20日から「牙狼」のスピンオフ作品で、邪美さんと烈花ちゃんの映画が公開ですね!!
僕の好みは断然「邪美」さんですが、皆さんはどっち派?
映画は、娘(小6)と観に行きま〜す。

★ゆさみんさんへ

マイケル・ナイト・シャマラン監督の話が出てたんで、この場をお借りしま〜す。

「シックスセンス」以外はあまり評価が高くありませんが、流星群的には「サイン」はツボでした。
「何が?」と言うと、今まで観た映画の中で、最高に怖かったんですよ!!

僕は映画を観る際に、殆ど予備知識を持たずに観に行く派なんで、「サイン」が何系の映画知りませんでした。
話が進むにつれ、「もしかして、「Xファイル」的?」と気付き、メル・ギブソン親子は地下室逃げて・・・・・・

地下室では、地上で何が起こってるのか判らない。
不気味な静けさが延々続き・・・・・

ありきたりな恐怖映画は、恐怖を盛り立てる為にBGMを使うのに、「サイン」はあえてBGMを使わない!?
全く情報が得られない状況に無音の空間。
僕は今まで、こんな恐怖の演出なんて見た事無い!

本当に怖かった!!

とっころが!!
ケムール人みたいなエイリアンが多数出て来て、バットで叩きのめしたら、水が弱点!?(トリフィドか!?)

さっきまでの超一級の恐怖は何処行った!!

結局ドッチラケ・・・・・・

評論家の酷評に、納得行った瞬間でした。

では、また来ます。おやすみなさいまし。




【142】

アフターアース 2  評価

ゆさみん (2013年07月08日 00時57分)

 SFの設定の中で、戦士としての子どもの成長譚と親子の絆を描く作品とでも言いますか。
 なんか、子どもの成長譚といえば「ベスト・キッド」などの作品もあるし、親子の絆の物語とかもありきたりといえばありきたりだし、それをSFの設定の中でやる必要があるのか疑問がありますね。じゃ、SFとしてどうかというと地球にエイリアンが来て怪物に占領されて、怪物をやっつけるというありきたりの話だし・・で、ひねりも全然なくて、展開が想像できるような内容。ドキドキハラハラはほとんど無し。怪物がどこから出てくるかといったドキドキがあるといえばあるかもしれんが、いきなり怪物が出現して「あ〜、ビックリ」なんて今時珍しくも何ともありません。


 シャマラン監督といえば「シックス・センス」これは皆さんご存じの通り、ある仕掛けによって話題になった作品で、おそらく見た人のほとんどが「え〜?!」と思い、ビデオで何回か見直して「よく出来ているなあ」と感心した作品だと思います。
 「シックス・センス」のこの仕掛けは見ていない人にとって、インパクトとしては作品の内容は全然違いますが「キャリー」の「手」に匹敵するものがあり、そしてその仕掛けは作品世界において重要な部分でもありました。
 よくもまあ、こんな作品を思いつき、また映像化できるものだと観客に感心させたものであります。
 この監督の名前を一躍メジャーにした作品ですね。

 その後、シャマラン監督はこの作品の成功を受けたからか、ホラーでは無いがホラー的な部分をうまく取り入れた感じの作品「サイン」等の作品を作っています。

 しかし、最近では何というかシャマラン監督ならでは・・という作品が出ていないですね。

 「マッド・マックス」のジョージ・ミラー監督が、これ以降、そこそこのヒット作は出しているけれども、「マッド・マックス」を超える(あるいは匹敵する)作品を出していないのに似ています。(ああ、だから「マッド・マックス4」は期待するんですけれどねえ。これぞジョージ・ミラー印の作品が見たい)

 この作品、監督の客寄せの吸引力が落ちてきたからなのか「シャマラン監督作品」を全面に打ち出さずに「ウィル・スミス親子共演作品」ということで宣伝していますね。ウィル・スミスの吸引力を期待してのことでしょうか、ポスターもそんな感じになっていますし・・・
 しかし、映画ファンとしてはシャマラン監督に期待するのですよねえ。日常生活にない(あるいは隠れている)不穏な部分を潜ませているかのような演出のドキドキハラハラを・・
 
 で、見た感想を正直に言えば・・・・・まだ「真夏の方程式」あるいは、ナカトミビルをホワイトハウスに移したダイ・ハードともいえる「エンド・オブ・ホワイトハウス」を見た方がマシだったなあ・・・

 見た後に、ネットのレビューを見てみましたが、やはり酷評が多いですね。
 私も、映画館で見る作品はまあ安くはないお金を出してもいますし、ちょっとは良いところを見つけたい部分もあるので、好意的に評価したい気はします。
 しかし、この作品は・・・テレビの2時間スペシャルドラマで十分ですね。

 ああ、シャマラン監督よ、君らしさは一体どこにいってしまったんだよ。STORYに「ウィル・スミス」とあるので、原案がウィル・スミスということになるのね。スミスの意向を汲みすぎたのか、SF感動作品を作ろうとしたために自分独自の監督としてのスタンスを見失ってしまったのか・・シャマラン印といった要素はどこにも無い。おそらく、監督名を伏せてこの作品を見た後に、シャマラン監督作品と当てる人はほとんどいないでしょうね。「サイン」「ハプニング」とかなら、当てる人はいると思いますよ。
 ただただ、残念。
【141】

アフターアース 1  評価

ゆさみん (2013年07月08日 01時01分)

アフター・アース After Earth (2013年)
監督 M・ナイト・シャマラン 
原案 ウィル・スミス 
出演者 ジェイデン・スミス
       ウィル・スミス 

 7月からお盆に向けて様々な作品が公開されますが、これもその一つ。7月2日現在、公開されている映画は、正直あまり熱烈に見たいと思う作品はないのです。「真夏の方程式」が一人勝ちといった状況のようですが、これは原作読んだからなあ。ということで、M・ナイト・シャマラン監督作品に引かれて見に行きました。

 ストーリーは、2025年、人類は自らの故郷である地球の自然環境を破壊してしまい、遠く離れた惑星ノヴァ・プライムに移住せざるをえなくなった。 ノヴァ・プライムの先住民は、人類を抹殺する巨大生物「アーサ(URSA)」を作り上げた。「アーサ」は視覚も嗅覚もないが、人の恐怖心を察知して攻撃することが出来る。人類が地球を去ってから1000年後、惑星ノヴァ・プライムのレンジャー部隊からストーリーは始まる。

レンジャー部隊の候補生である13歳のキタイ・レイジは訓練に励んでいたが、能力的な成績は良いものの精神的には未熟とみなされ、正式任用には不適格とされてしまう。 キタイのもとに、レンジャーの最高司令官でもあり父でもあるサイファ・レイジが宇宙遠征から帰還した。 サイファは恐怖心を消して「アーサ」と戦うことができるため、数多くの人々を救った伝説級のレンジャーである。 この恐怖心を消す術のことは「ゴースト」と呼ばれている。

サイファは引退前の最後の任務にキタイを同行させることにした。キタイは宇宙船の倉庫でレンジャーの訓練のために捕獲されている「アーサ」を目撃する。 ところがその任務に向かう途中、小惑星嵐にあったために宇宙船に深刻なダメージを負ってしまう。 偶然近くにあった第一級隔離惑星に不時着を試みるも、宇宙船は真っ二つに折れて墜落することになってしまった。

生存者は、キタイと致命的なけがを負ったサイファのみである。また、救難信号の発信機がある船尾は、100km後方に墜落していることが判明した。 サイファはキタイに通信装置や武器、医療器具などを託し、さらにキタイを常にモニターできるようにした。 キタイは負傷して動けない父の代わりに発信器を回収し、共に故郷へ帰るべく独り危険な旅へと赴く。(ウィキペディアより)
【140】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年07月08日 00時41分)

こんばんは。

暑いですねえ。
長雨が続いていたのが、晴れたら、じっとしていても汗がだらだら流れるような、この暑さ。

ホールがもうかる季節になってきましたね(笑)
びっくりするような涼み代がかかってしまうかも。

昨日は、新鬼武者で大嵌まり。
覚醒赤7揃いで、さらに桜花乱舞を引いてよっしゃこれから逆転と思いきや、桜玉は100Gが2つに、ナント覚醒が単発で終わり。
獲得枚数1000枚にも満たず、台の前で茫然自失としてしまいました。
当然結果はマイナス。もうやっておられません(涙)

今日は、WOWOWで録り溜めていた「るろうに剣心」のアニメとティム・バートン監督の「ダークシャドウ」を見ていました。

両作ともなかなかに面白い。
特に、ティム・バートン作品は独特の世界は相変わらず健在で、楽しみました。ジョニー・デップもノリノリで良い味出してます。
このコンビは最高ですね。

さて、今回は最近見た映画を語ります。
【139】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年07月04日 21時53分)

こんばんは。

Piroさん。
レスありがとうございます。

>宮崎映画のトトロ以外の作品って
>子供はおろか、実は大人でも一回観ただけではよく解らんのですよ。

たしかに・・
例えば「千と千尋」でたくさんの豚の中から自分の父と母を見つけ出すことを千尋はやってますが、これに理由とかついていませんからね。
見つけ出すのは当然というスタンスです。
他の監督なら、ヒントみたいなものをしのばせておくでしょうが、宮崎監督はそれをしませんからね。

このような場面がけっこうあったりしますよね、たしかに。

トトロだって、サツキが家の外で薪を取る場面で風が吹く演出は、あれはその時は目に見えないネコバスが通り抜けていったのを暗示しているのだとか。

こういったことを分からないでも楽しめる、あるいは、分からなくても多くの人に支持される(子どもたちに人気がある)のは、宮崎監督ならではですね。

>トトロの存在が[ジブリは家族向け]というイメージを世間に作りあげてしまった

それだけトトロの存在が巨大すぎたということですね。
結局「もののけ」も「ハウル」も「ジブリは家族向け」のイメージは払拭するまでは、いっていませんからね。

ご存じかもしれませんが「ポニョ」でも宮崎監督は凄いことをやっています。
例えばオープニングの場面。
セリフが一言も無い場面が数分間続きます。
これは、ファミリー向けの映画という観念の常識をぶち破っています。
特に子どもって大人以上に作品に没入させる「つかみ」が必要です。
それなのに、数分もの静かでセリフの無いシーンを入れるってのは、普通の監督なら怖くて出来ません。

通常の映画でもここまでセリフが無い静かな映画ってキューブリックの「2001年」あとテレンス・マリック監督の最近の作品とかくらい。これまた哲学的な映画であり、ファミリー映画なんて普通はあり得ません。それを確信犯としてやってしまう宮崎監督は、やはりただ者では無いと思いますね。
しかも大ヒットしてますからね・・
(ポニョについてはまだ語りたいことはありますが、また後日・・・って、聞きたいですか?笑)

さて、宮崎監督の次作の「風立ちぬ」はファンタジーを封印して作った作品ということで話題を集めています。
いやはや、公開が待ち遠しいですね。
【137】

ふたり 3  評価

ゆさみん (2013年06月30日 01時36分)

ところで・・・・
当初「完全版」のお話で思い出した作品でもあります、と書きましたが・・・
はっきり言ってしまうと、ゆさみんはこの映画、155分の映画版より90分のテレビ版の方が実は好きなのであります。

大林作品は、けっこう長いものが多いんですよ。良い作品も多くありますが、冗長になってしまうきらいもあるのですね。たとえば、「22歳の別れ」って曲を映画にするのに、2時間もなくていいと思いますもん。

「ふたり」テレビ版は「子どもパビリオン」という枠の中で制作されたものです。当然、映画以上に時間の制約がしっかりとあります。だからストーリーの流れに影響しないエピソードや冗長な部分をできるだけそぎ落とすように編集してある。監督自らが編集しただけあって、印象的な場面はしっかり残しながらも、テンポのいい素晴らしい編集になっています。なにせ、そぎ落とし1時間ですからねえ。削りに削って珠玉の90分。作品を録っておいたVHSテープを何度見返したことでしょう。もう、今では見ることは出来ませんが。
現状ではこのテレビ版、放送もないだろうし「ふたり」は長尺版の映画版をみるしかありません。う〜ん。残念。
【136】

ふたり 2  評価

ゆさみん (2013年06月30日 01時35分)

まあ、ぶっちゃけていうと、この作品は「時をかける少女」が原田知世のための映画であるように、この作品は当時俳優としての道をスタートさせた石田ひかりのための映画です。
この時の石田ひかりは、演技はたどたどしいけれど、独特の雰囲気を醸し出していて輝く部分が多いです。

原田知世の「時かけ」がそうであったように・・・

「時かけ」は、ある場面では見ているこちらが恥ずかしくなるくらいの場面もありましたね。「もも〜くりさ〜んねん。かきは〜ち〜ねん〜」「あ、あの歌ね」で一緒に歌う場面とか・・・・何や、その下手くそな歌はっっっっ!!!
まあ、つっこみどころは満載です。でも・・・原田知世ファンにとっては、そんなことどうでもいいですよね(爆)

この映画「ふたり」でも父親が「おまえも襲われるような年頃になったのか」と言う場面(父親がそんなこと言うか)や、姉がトラックに挟まれてしまったときに運転手がトラックを必死に押す場面や姉妹の会話の場面も無理があるんじゃないとか、父親の不倫に際し母親がおろおろする場面とか(あまりにも母親として弱すぎるんじゃない)、父親に殺意をいだく演劇的な場面(いきなり演劇の世界になるかよ)とか、つっこもうとすればつっこみどころはいろいろあります。

北野武は、この映画に対し、現実の女優像が分かっているからなのか「実像とはかけはなれた映画だな」と言っていましたが(笑)

でも、大林宣彦監督の独特の世界にあって、それらのシーンも逆に印象的でさえあります。

お姉さん役の中嶋朋子もいい。「北の国から」の蛍役で有名な女優さん。決して美人ではないですが、このころの彼女は素敵です。(彼女の出演作品では「ふたり」以前に作られた柳葉敏郎と共演した「四月怪談」も良い作品ですねえ)
元ピンクレディーの一人、増田恵子も父親が浮気する役で出演。ちょっとだけの出演ですが印象的な演技をしています。

尾道独特の風景もいい、お姉さんが亡くなる印象的な場面もいい、女子校独特の演劇の世界もいい、姉妹のかけあいの会話もいい、久石譲氏の音楽もいいし、歌もいい。
劇中歌「草の想い」♪
「昔
 人の心に
 言葉一つ生まれて
 伝えてね
 この声を
 草の想い」
歌詞だけみたら、何やらよう分からないですが、映画を見たらついついこの歌を口ずさんでしまいます。大林監督と久石氏が歌っていますが、中嶋朋子のCDも出ているそうですね。

まあ、つっこみどころはありますが、それを補ってあまりある場面がこの映画にはあると思います。

ああ、言葉を尽くしてみても、結局は「好き」と言うしかないなあ。
映画は語れば語るほど、結局は「好き」という一言に収斂されますね(笑)

【135】

ふたり 1  評価

ゆさみん (2013年06月30日 01時33分)

ふたり(1991年)
監督 大林宣彦 
脚本 桂千穂 
原作 赤川次郎 
出演者 石田ひかり
    中嶋朋子
    富司純子
    岸部一徳
    尾美としのり 
音楽 久石譲 
主題歌「草の想い」  大林宣彦&FREIENDS 

「ふたり」について語ります。原作は赤川次郎。当時、出す本が軒並み大ベストセラーに入るといった超有名作家です。多作の作家で、映画化も多いですが、小説版も傑作として有名です。
大林監督の映画としては、原田知世主演の「時をかける少女」とどっちを書こうか考えましたが、まあ「時かけ」は皆さんご存じと思うので(笑)

それと「完全版」のお話で思い出した作品でもありますので・・(後述)

大林宣彦監督は、日本を代表する監督の一人ですね。
薬師丸ひろ子の「ねらわれた学園」や原田知世「時かけ」当時は「映像の魔術師」と呼ばれ、作中に独特の映像処理方法を施す監督としても有名でした。「転校生」での階段を転げ落ちる場面やタイムスリップする場面など、今ならCGで処理するような画面を先駆けて開発していましたね。
個性的な世界観をもっている監督なので、好悪も分かれるかも知れません。
最近ではAKBのプロモビデオも手がけていて、こないだNHKでAKBの出演者と対談をしていました。AKBは大変なスケジュールなのに撮影に来たときに台詞が全部入っていて、AKBのプロ根性にスタッフ共々尊敬の念を抱いた、とか言っていました。
監督は、時々こういったドキュメント番組などに出て、いろいろなコメントを述べますが、その一言一言が説得力があって納得させられてしまいます。

実はこの作品はテレビ放送が最初にあって、その後、映画が公開されるという非常に珍しい経緯で制作された作品です。
テレビで人気出たから、映画を公開したというのではなく、テレビ版を制作するのに、映画公開も視野に入れて制作したという作品です。テレビは2週に分けて45分ずつ前後編で放送されました。テレビ版は、90分で、映画は2時間35分とその差が約1時間もあります。

ストーリー.
北尾実加が中学2年の時、高校2年の姉・千津子は、成績優秀でピアノが上手くスポーツも得意で、高校の演劇でヒロインを務め、教師や同級生からも慕われていて、実加も憧れていた。しかし、ある日の登校中に交通事故に巻き込まれ、突然この世を去ってしまう。ところがその後、死んだはずの姉の声が実加の頭の中に聞こえてくるようになった。姉の声は自分にしか聞こえないけれど、自分を確実に見守ってくれていた。
千津子の死で精神的に不安定になった母、突然単身赴任する父、親友の父の死や心中騒動など、実加の周りでは様々な事件が起こる。姉が得意だったピアノやマラソン、演劇での活躍、そして、恋と友情。様々な経験を通じていつしか実加が姉の年齢に近づいたとき、父の浮気が発覚し、激高した母、家庭崩壊の時、実加がなにげなく発した一言で姉の声が聞こえなくなってしまう……。(ウィキペディアより)
【134】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年06月30日 01時27分)

タミネタさん、こんばんわ。

>私は、アクション物・冒険物・サスペンス物が好みなので、ヒューマンドラマや恋愛物ってのはあまり観たいと思いません^^;

これは私も似たようなものです。
シリアスなものは、有名な作品でも見ていないものはけっこうあります。たとえば、イーストウッド監督作品とかね・・・


Piroさん、こんばんわ。

>昔のマイナーな映画館って[客の入れ替え]がなかったですよね。
>朝、入館して そのまま3回見続けて外が夜になってたりとか

私は、それこそ「ナウシカ」「ラピュタ」とか3回くらい見ましたよ(笑)映画感を出るときはおなかすいていたなあ。

>トトロは異色で邪道な作品なんですけどね

それは知らなかったです。いかにも宮崎監督らしい作品だと思いますけれど、よかったら理由を教えて下さいませ。

>完全版。上映版を何回も観てた人にはやっぱ違和感ありますし。。

たしかに・・・
一方で、カットされた部分が入ることによって「なるほど」と思うシーンもありますよね。「どうして、この部分カットしたのかなあ。良いシーンなのに・・」と。

ところで、NHKの番組でオリラジの人がジブリ最新作「風立ちぬ」の宣伝コピーを考えるドキュメンタリーが先日放送されましたが、見ていていっそう見に行きたくなりました。
【133】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年06月30日 01時27分)

カンパチさん、こんばんわ。

>『激突』と『シンドラーのリスト』

ゆさみんは、上に書いたような理由でシリアスな「シンドラーのリスト」は見ておりません。ううう・・・何か、苦手なんですよね。
「激突」について書きますね。
これはテレビドラマとして作られた作品が劇場にかけられた、と記憶しています。
テレビで見ましたが、主要登場人物がたったひとりというのも今思えばすごい作品ですね。相手の顔を出さないことで、不気味さを出すという手法はさすがスピルバーグ。
トレーラーもいかにも不気味な感じで、正面から見た感じが人の顔を連想させるようで、そういうトレーラーを選んだと解説者が言っていたような・・
理不尽な恐怖というのをこれほど見事に描いた作品というのも、他にないような気がしますね。

>訳も分からないまま、孤立させられ、追い詰められる恐怖。
かつていじめにあっていた経験がベースにあってこういう作品ができるのかもですね。


パチ屋の狼さん、こんばんわ。

>盛り上がりをフイにする様な、カットの仕方をするんじゃねえよ
これは、ほんとにそう思います。
緊迫した場面でぶっつり切られると、おいおいって気にはなりますね。
それと、最近はCM後の続きの場面で、CMの前の場面が数秒ダブって続いたりするときがありますね。これも私としては違和感があります。

>TVの映画がつまらないと、映画自体の評価も損なわれると思うんですよね
たしかに、初めてその映画を見る人は、ギタギタにカットされた作品を見て、それがその作品の全体像だと思ってしまいますよね。
エンディングってのもストーリーに関係なくても重要な作品ってありますもん。

「カリオストロの城」とかはテレビ放送する際に宮崎監督がカットしていたと聞いてますが、今は監督じゃない人がするんですかねえ。
【132】

これはないだろう。  評価

パチ屋の狼 (2013年06月26日 02時23分)

皆様こんばんは。

先日、TVでインディペンデンスデイを放送したので、ビデオにも録画してあったのですが、改めてDVDにも録画しました。
と・こ・ろ・が・・・、

「何じゃこりゃ!?」

細かいけれどそれなりに大事な部分が、ことごとくカットされていました。
初期に放送された、完全に近いバージョンと比べると解るのですが、はっきり言って、

「駄目じゃん。」

と。
カットされたシーンによって、話の展開につじつまが合わなくなってたり、この映画の味が失われていたりするので、いくら本編にあまり関係が無いからと言って、やたらカットするのはどうかなと。

例えば、

その1
女性が消防車を見つけて避難民を乗せるシーンがカットされている為、いきなり基地に消防車で乗りつけるシーンが出て来る訳で、なぜ知らない人達と消防車に乗っているのか解らなくなっている。

その2
お偉いさんが、ホイットモア(大統領)にクビを宣告されるシーンが無い。

その3
終盤で、エリア51が攻撃されるシーンを、丸ごとカットしている。

その4
宇宙に出てから、「失礼」に「失礼」でやり返すシーンが無い。

その5
オートパイロットに切り替わるシーンも無いので、いきなり手放し運転に違和感がある。


つまり、「なぜそうなったか?」の理由のシーンをカットした事によって、後のシーンでつじつまが合わなくなるんですね。
同時に、いかにも「アメリカンテイスト」という部分が無くなったので、この映画自体の味も損なわれてしまっていると思うんです。

「アメリカ人は、死ぬ時もジョークを忘れない。」と言われるくらいなのに、そこをカットしちゃ駄目だろうと。

「私をクビに出来るはずがない。」
「あら、したわよ、今。」

の掛け合いや、その4の部分が無いのは、そういう意味で、この映画の味を幾分損ねていると思います。

また、信仰を捨てた父親が、子供を集めて車座になるシーンも、地味ながら重要だと思うのですが、そこもカットされている。

あと、ビデオに録画してある方は、CMに行く前のカットの仕方が極めて悪い。
いい所でシーンをぶつ切りにしてしまうので、視聴者をいちいち萎えさせている。

特にひどかったのが、クライマックスの空中戦で、UFOに特攻をかけるシーン、あそこでUFOのコアが爆発した瞬間に、画面を暗転させてCMに行ってしまっているのである。

盛り上がりをフイにする様な、カットの仕方をするんじゃねえよと。

この映画を放送するにあたって、ディレクターやプロデューサーにあたる人は、本当に映画というものが解っているのだろうかと。


実は、何回か放送されている「ラピュタ」や「魔女の宅急便」でも、一部の放送回には、これはないだろという回があります。

ラピュタでは、ラストの視界が広がるシーンでいきなり終わってしまっていて、パズーと空賊の別れのシーンやエンドロールが丸ごとカットになっていたり、魔女の宅急便では、正月に放送された事もあり、福沢アナと女子アナが進行の、プレゼント付きクイズコーナーが挟まれているのである。

「映画を見るのに、こんなもんいらぬわあ〜!!(激怒)」

当然ですが、後のまともな放送回で上書きしました。

まあ、タダで見られるのであまり文句も言いたくないのですが、本当に、映画(ファン)の心が解っていないと思います。
TVの映画がつまらないと、映画自体の評価も損なわれると思うんですよね。
【131】

RE:映画について語ろう  評価

カンパチ (2013年06月25日 21時54分)

突然、こんばんわ。

スピルバーグの名前が出てたので、ちょっと、カキコしようかなあ、と思って。

彼の映画は、何本か見ましたが、印象に残っているのは、『激突』と『シンドラーのリスト』です。

スピルバーグは、子供の頃、イジメにあっていたらしいのですが、この二本は、いじめられた者の心理を描いているのではないか、という気がします。

小説にしてもそうなのですが、読者側の解釈が、作者の意図とかけ離れて語られるということはよくあります。

だから、この二本の映画についての僕の受け取り方には、偏りがあるかもしれませんが、僕としては、おそらく、どちらも「ユダヤ人迫害=いじめ」という構図を感じずにいられません。

『激突』は、もう、何回見たか分かりませんが、じーッと見てると、『なぜ、追い詰められるのか、訳が分からず、ただ、追い詰められる者の、恐怖心』を、よく、まあ、あんなに描ききったものだと思います。

僕自身、中学生の頃、イジメにあいましたが、とにかく、訳が分からないのです。何で、誰も口をきいてくれないのか。

訳も分からないまま、孤立させられ、追い詰められる恐怖。

『激突』を見てると、あの頃の自分の心理と重なる部分があるのです。

スピルバーグのほかの映画には、あまり共感できるものは感じないのですが、この二本は別格かな、と思います。

【128】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年06月23日 22時23分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^


>マッドマックス三作品

ちょっと、言葉足らずでしたねぇ(^^ゞ

今回が初見ってことは無いっすよ^^

いつ見ても、作品充分楽しめますよってことでした
~~~~~~~~~~


>評価が二つに分かれる作品

いろんな映画で意見が分かれるのは多いでしょうけど、当たり前って私は思ってますよ^^

評価者にも好みってのはあるだろうから、全ての作品を公平には観れないんじゃないかと考えてます。

因みに私は、アクション物・冒険物・サスペンス物が好みなので、ヒューマンドラマや恋愛物ってのはあまり観たいと思いません^^;

それでも、偶には観ちゃうんですけどね^^



でわ(^^)/



【127】

「完全版」について  評価

ゆさみん (2013年06月23日 21時58分)

ちょっと今回は毛色を変えて、別の話題を・・・

有名な作品はよく映画が公開されてから、あとから元の作品に場面を追加した作品が「完全版」という形で公開されたりDVD発売がされたりします。キャメロン作品とかは特にありますねぇ。
前回、「レオン」で完全版が好きと言ったゆさみんですが、私は完全版全般を肯定するわけではありません。
一般的には「完全版」をありがたがる傾向にありますが、私は作品によりけりだと思う。長けりゃいいってもんじゃない。余計な部分を削ることで作品にテンポも生まれ印象的な作品になるってことはあります。大体公開時に、そのあたりは考えてカットはなされているはず。
それを「劇場では公開されなかった○分を追加して発売」って、さもお得のように販売する傾向はどうかなあ、とは思います。

もっとも監督の意向以外のところからカットの要請があることもあるでしょうけれど。
たとえば作品の時間が長いと、一日に上映できる回数が少なくなり、客の入りに影響するから、配給会社とかから、2時間以内におさめろとかいわれて・・とか。
だから泣く泣くカットした部分を復活させて、完全版として完成させるとか、そういうのは分かります。
でも、それが作品にプラスとなるかマイナスとなるかは別問題で、そこが映画の難しいところだとは思いますね。

「レオン」にしろ「ターミネーター2」にしろ、追加されることによって、作品に奥行きがもたらされる(と私は思う)作品もあります。
が、私は完全版じゃない方が好きだ、という人もいるとは思います。

そこで問題になってくるのは、DVDやBLが完全版しか販売(オンエア)されなかったりするようになって、公開版が見ることができなくなったりする事態なんですよね。
多分「シャイニング」の2時間バージョンって逆に今は見ることできないかもですね。
「レオン」の劇場公開版は今は出ているのかなあ。
「ターミネーター2」のようなビッグタイトルは、なんとかボックスって数種類をまとめた豪華版も出ていますが、こういったのは稀な部類でしょうし。

困ったもんだ・・・
皆さんはどう思いますか?

【126】

レス2  評価

ゆさみん (2013年06月23日 21時41分)

パチ屋の狼さん。こんばんは。

>宮崎監督は、「シナリオを一切考えない」そうで。

ホント、こんなマネは他の監督には出来ませんよね。
コナンで、額に十字の印を押された人たちを登場させたがために、後から「あの人たちを解放させないといけない」とインダストリアの反乱シーンが生み出されたとか作っている最中にストーリーを考えますからね。当初では、まさかダイスとモンスリーが結婚するなんて考えていなかったようです。設定がしっかり出来ていると、話が勝手に動いていくのでしょうかね。
ただ、ナウシカや、ラピュタ、トトロ、紅の豚くらいまでは長年暖めていた話(シーン)があって、それが作品として結実していたから、悩みながらもけっこう書けていたと思います。
暖めていた部分が無くなってきたのは私が思うに、「もののけ姫」あたりからだったかな。
流星群。さんもネタ切れの感がというのは言ってましたよね。
実は、もののけ姫も、トトロみたいな「もののけ」と少女の話ってのを時代劇風にやりたかったそうですが、結局は大作を意識してしまったのか「ナウシカ」の設定を日本に変えて色んな生き物を出したりしてスケールは大きくなったかもしれませんが、二番煎じの感は否めません。
その後の作品も私みたいな根っからの宮崎ファンからは「ちょっと苦しいかな」という強引な展開も見受けられます。ここらあたりがシナリオを書きながら考える宮崎監督の苦しいところかな、と思っておりました。
ドキドキハラハラの血肉沸きおどるっていうエンタメの世界とはちょっと違うところに行ってしまった感があります。
それでも、「千と千尋」のカオナシをはじめとする独特な生き物、ハウルの城の造形やこれまた異形の生き物、ようわからんけど「ポニョ」の圧倒的なビジュアルなシーン(例えば波をいっぱいの魚で表現するシーン)など、宮崎監督でなければ表現できない部分もあるので、やはり続編には期待が残るんですよね。

次作「風立ちぬ」は予告編を見る限りでは異形の生き物は出ないだろうし、「コクリコ坂」の延長線上にあるような感じもするし、これまた期待をしてしまうんですよね。

うーん、それにしても宮崎監督の話がなかなか続きますねえ(笑)
【125】

レス1  評価

ゆさみん (2013年06月23日 22時02分)

こんばんは。
今日は実家の田植えの手伝いで、けっこう腰にきているゆさみんです。
終日曇りで、炎天下でなくて本当によかった。
前のトピで梅雨抜けてと書きましたが、まだ梅雨抜けは沖縄のみ。勘違いしていました。まだ梅雨は続き、明日からはまた雨模様とのこと。それはそれで、憂鬱ですけれど。

流星群。 さん。
甘デジでー20Kとな。1パチの人だと思っていましたが、4パチもなされるんですね。甘デジで5000発のまれはさすがにきつそう。今時の勝負は甘デジだろうと気は抜けませんね。次に取り戻されることを(祈)

>ウラミハラサデオクベキカ

ははは。ここで「魔太郎がくる」が出てくるとは思わなかったなあ。

>「未知との遭遇」
>1977年初公開、スチーブン・スピルバーグ監督のまだ若い頃の作品

それでもこの時はスピルバーグの名前は売れてましたよね。
「第一種接近遭遇」とか「第二次接近遭遇」とかの予告編がとっても期待をあおっていたのを思い出します。

>今観ると展開がかなり強引?

面白い作品ってのは、それでも魅せてしまうような力がありますよね。
たしかに圧倒的なビジュアルは凄かったです。
画面全体に広がる、宇宙船は映画館ならでは。
これも映画館で見たいような作品ですねえ。

>「レオン」と来ましたか〜。
>これまた、独自の雰囲気と言いますか、引き込まれる映画でしたね

私にとって、当時は高かったビデオの価格ですが、この作品は買ってでも手元においておきたいと思った作品でした。

Piroさん、こんばんは。

>(さて。。困ったぞ(´・д・`)  と思ったらトトロで楽しく終わるというね。。。

よかったですね、トトロを見て楽しく終わることができて。
デートはうまくいったのでしょうか?
ただ、これが順序が逆で、後に見たのが「火垂る」の人は大変だったかも(笑)

>火垂るの墓一本の上映だったら… 殆どの人があの作品を観る事はなく

こういう理由で、映画をさらに一本制作するってのが、凄いですよね。
この映画、私は初日に見ましたけれど、客もそれほど入ってはおらず、当時、この二本立てはそこそこヒットしたという感じで大ヒットではなかったと記憶しています。それでもトトロは子どもには圧倒的にウケていましたが。
ともかく、映画一作で、これだけの知名度。作品のすごさは感じますね。
【124】

TVで。  評価

パチ屋の狼 (2013年06月21日 18時20分)

こんにちは。

この前ですが、日本TVの番組「世界一受けたい授業」に、ジブリのプロデューサーの鈴木さんが出演されていて、裏話をなさいました。

サツキとメイは物語中で死んでいる、という都市伝説ですが、発端は、

「単に、一部のシーンでキャラクターに影が無い。」

という単純なものです。
また、トトロの宣伝用ポスターには、サツキでもメイでもない全く違う女の子が、トトロの隣に一人で描かれています。
実は、最初は女の子が一人だけだったのを、ストーリーに広がりを持たせる為、強引に2人にしたんだそうな。
キャラクターが2人になったのは、このポスターが作られた後だったけど、あえてそのまま使う事にしたんだとか。

また、さつきは当初、家族の世話を一人でこなし、寂しい顔を見せない完璧な姉というキャラクターだったけど、鈴木さんが、「こんな完璧な子供は存在しない!居たとしても将来不良になってしまう。」と言った所、宮崎監督が、「こういう子は居る!僕がそうだった!」と言って、喧嘩になったんだとか。

その後、さつきが病院から帰って来れなくなった母親を心配して泣くシーンを追加して、「これでさつきは不良にならないよね?」と鈴木氏に言ったそうです。

ちなみに、宮崎監督と鈴木氏はしょっちゅう喧嘩するけど、宮崎監督は後でクヨクヨする人で、後から「こういうシーンはどう?」と、鈴木氏に持って来るんだとか。

なお、宮崎監督は、「シナリオを一切考えない」そうで。
ひらめきで突然絵を描き始め、20分くらいすると、「さあ、みんな描け!」と言い出すらしい。
ところが、当然ながら「誰も結末を知らない、宮崎監督自身にも解らない。」という、めちゃくちゃな展開に。
おかげで、しょっちゅう展開が変わるんだとか。

例の、トトロにおけるキャラクター変更も、こうして行われたらしいです。

しかし、こんな事を毎回やっていたとは。
良く今まで平気だったなと。

ちなみに、「ジブリには後継者が育たない」という意味は、宮崎監督が凄すぎて誰も越えられないのと、後継者を育てる環境が無いというのもあるらしいです。

確かに、こんな事をする人は世界でも宮崎監督くらいのもんだろうとw
以前、ジブリにスティーブン=スピルバーグ氏が来た時にこの事を話したら、そのスピルバーグすら驚いたんだとかw
そりゃそうだ。どこの世の中にシナリオ無しで作品を作る監督が居るかw
【122】

カタルシス・ウェ〜ブ!!其の(5)  評価

流星群。 (2013年06月20日 16時59分)

皆様こんにちは、好調期が来たかと調子こいてヨンパチ打ったら、アマデジだったのにも関わらず20K殺られた・・・・・・
流星群であります。
絶対に店に狙われたんだと思います。
「んん〜・・・ウラミハラサデオクベキカ?」
絶対にリベンヂしてやる〜!!

はてさて、今回の「語る」はプロフの五番目にある「未知との遭遇」です。
もう皆様お気付きと思いますが、(1)、(3)、(4)、(5)は特撮がダグラス・トランブルの手によるものです。

結局のところ、僕はただの特撮マニアなだけなんですけどね・・・・・・

1977年初公開、スチーブン・スピルバーグ監督のまだ若い頃の作品ですが、今観ると展開がかなり強引?
例えば、デビルスタワーでの遭遇劇までの持って行き方とか、まるで、「イニシャル・D」の導入部のような?(比べ方が変ですか?)

「若さ故」だったんでしょうか?

その他にも
エイリアンの皆様は、何故にあんなに遠回しなメッセージの伝え方しかしなかったのか?

エイリアンの皆様は、何故にあのタイミングで誘拐した人達を帰したのか?

エイリアンの皆様は、何故に人類の代表者に「ロイ・ニアリー」さんを選んだのか?

色々変なとこばかり気になるのですが、観てる間は気にならないんですよ。
映像が凄過ぎて・・・・・・
眼からの情報量の多さがが、細かい事を押し流す?

「ブレードランナー」でもそうでしたが、大気圏内飛行のシーンは当時は難しかったらしく、幻想的で、それだけでも感動できちゃいます。
幻想的な光のハレーションが、更にリアリティーを高めてました。

この年のアカデミー特殊視覚効果賞は、「スター・ウォーズ」に持って行かれちゃいましたが、「リアリティー」の観点からすれば、僕は断然こっちを押します!!
もしも最初から特別編を公開していたなら、間違いなく「未知との遭遇」が受賞していた事でしょう。

かと言って、決して「スター・ウォーズ」が劣っている訳ではないですし、「スター・ウォーズ」も素晴らしかった!!

そして、印象的な五音階。友達と「パーパパンパンパーン」って、手振りを付けて遊びませんでした?

★ゆさみんさんへ

今度は「レオン」と来ましたか〜。
これまた、独自の雰囲気と言いますか、引き込まれる映画でしたね。
しかしお恥ずかしいながら、マチルダ=アミダラと認識出来るまでに、かなりの時間がかかった流星群でありました・・・・・・

それではまた来ま〜す、ではでは。





【121】

レオン  評価

ゆさみん (2013年06月16日 12時07分)

レオン Léon 1994年
監督・脚本  リュック・ベッソン
製作  パトリス・ルドゥー
出演者 ジャン・レノ
    ナタリー・ポートマン
    ゲイリー・オールドマン
音楽  エリック・セラ

今回は、「レオン」について語ります。
いやあ、もう20年近く前の作品になるんですねえ。
しかし、全然色あせていない。何度見てもいいなあ、と思う作品です。
言わずと知れたリュック・ベッソン監督の名前を一躍有名にした作品。ジャン・レノとナタリー・ポートマンもこの作品で世界的スターの仲間入りをしました。
ウィキペディアによると、「フィフス・エレメント」を作る予算がなくて、その資金作りのために作った作品で、監督が2日で脚本を書き上げたとか。
いやあ「フィフス・エレメント」も私はDVDも買ったし良い映画とは思うけれど、私的にはあれは大金をかけたマニアックな作品という感じがしますけれど(笑)
やはりリュック・ベッソン監督の代表作を一つあげるとすれば、この作品だと思いますね。
ああ、人によっては、「グラン・ブルー」を選ぶ人もいるかなあ。

「レオン」
公開時のキャッチコピーは「凶暴な純愛」
殺しの腕は超一流だが学がない無口な殺し屋のレオンのかっこよさ、家庭内暴力に傷つきながら家族を殺されレオンに助けを求め共にパートナーとなっていく可憐で意志の強い少女マチルダ。主人公と少女の造形がすばらしい。
しかし、やはり一番光っているのは、ゲイリー・オールドマン演じる悪役スタンフィールドの存在感ですね。アクション映画の評価を決めるのは、存在感のある悪役というのは皆さんも知っての通り。名だたる名作は悪役が印象的であります。それにしても、いやはやオールドマンのキレる演技は筆舌に尽くしがたい怪演です。仲間でも、気分次第では殺されることもあるだろうと思わせる演技で、ホントにこんな人が隣にいたとすればダッシュで逃げ出したくなります。
まず、オープニングでレオンの殺し屋として凄腕振りを見せるシーンが見事。残酷な描写を使わない、それでいて効果的な演出。壁が銃弾で蜂の巣状態になって(光を使った演出が見事)も気がついたら標的の後ろからレオンがスッとナイフを首筋に当てるシーン。殺しの腕がスゴいというのを印象的に見せています。
マチルダの家族をスタンフィールドが殺しまくるシーンも息を呑むし、涙を流すマチルダがレオンの部屋に匿ってもらう場面でドアを開けた光がマチルダを包むシーンもすばらしい。この映画には光の演出が至る所に見られますね。レオンがスタンフィールドに倒される直前場面でレオンが光に包まれるシーンがありました。やっと脱出できたと思ったら・・・ここでレオンの目線で風景が傾いてしまう。レオンが倒されたことが間接的に観客に分かる場面。倒されたあとのスタンフィールドとの会話と手に持ったプレゼント(?)を渡すシーン。
殺し屋にミスマッチのような(?)観葉植物が好きという設定で、観葉植物を世話したり持ち歩く場面があり、これがラストで観葉植物を庭に埋めるマチルダのシーンにつながっていくあたりもすばらしい。ラストシーンでかぶさるスティングの歌「SHAPE OF MY HEART」も印象的ですね。レオンを見てからこのCDをさがしたファンもけっこういたことでしょうね。

※この歌と映画の名シーンの映像はこちら
>http://www.youtube.com/watch?v=LKnDuRgGMC8

ともかく、いろんなところに名シーンがあり、ということは人によって好きなシーンがそれぞれあり、映画を見終わった後「あそこのシーンがいいね」「マチルダかわいいねえ」「オールドマンの演技すごかったね」「感動したね」「ラスト泣いちゃった〜」とおしゃべりがはずむ映画であることは間違い無いでしょう(笑)
「通常版」と「完全版」がありますが、私は「完全版」の方が好きですね。
【120】

レス  評価

ゆさみん (2013年06月16日 11時36分)

みなさん、こんにちは。
今日は晴れ。梅雨も抜けて、じめじめした雨が上がったのはいいけれど、今度はうだるような暑さがキツイです。
こんな日は、外出せずに録り溜めしていた映画をゆっくりと鑑賞することに・・・
って、これじゃ雨の日と変わりませんね(笑)

タミネタさん。
「シャイニング」見ていただけたんですね。
この映画について語ったときに、評価が二つに分かれる作品ですって書きましたように、面白いと思わない人がいるのも当然ですよ。
数週前に「週刊ポスト」読んでいたら、映画評にとあるホラー映画の評がのっていました。
何でも、その映画の監督は役者に「シャイニングを見て演技の研究をしなさい」と言って映画に臨ませたそうな。
映画評を書いた人は「シャイニングは壮大な駄作なのだから参考にするのが間違っている」と書いていましたよ(笑)

「マッドマックス」も見ていただけたんですね。文章を読むと、初めて3作見たのでしょうか?
もし、そうなら初見で3作まとめて見ることができるのは、うらやましいですね。
(映画館の大画面で見ることができないのは残念ですけれど)

パチ屋の狼さん。どうもです。
「学校から集団で子供が見に行く映画の、典型的なパターン」
ははは。
私もそういったパターン見せられたことがあるなあ。
公的機関が福祉の意識を広げる映画を見せたくて、でもそれだけでは子どもはいやがるので、ツリの映画としてゴジラをもってきたといえるかもですね。
ただ、私の子どもの頃は映画館以外で映画を見ることは滅多に無かったので、また当時、映画館も遠い場所にあったので、体育館とかに暗幕を引いて映画を見る体験は非日常の世界でありましたので、それなりに嬉しかったような気はします。
「チャップリンの黄金狂時代」などを見ましたねえ。
福祉映画のことはまったく覚えていませんが(笑)
今でも同和問題啓発映画などを見せるときに、併映でアニメ作品を上映したりはありますね。この場合はたいてい無料ですが。
「○○子の明日」・・・
1981年に大ヒットした、両腕のないサリドマイド障害児が主人公を演じた映画「典子は、今」の亜流作品でしょうかね?
この映画がヒットしてから様々な福祉系の映画が出ましたね。

>「二人のイーダ」は、原作もある、ホラー仕立ての(おそらく)反核映画
うーむ、コメント読むと逆に見てみたいような(苦笑)

>こんな組み合わせあるかい!?
私が思うにジブリの「となりのトトロ」と「火垂るの墓」の二本立てもかなりミスマッチと思いました。
夢を与える映画と、子どもが主人公ながらも戦争の現実を描いた文芸作品の映画化。
作品自体の出来はともかく、当時は「この組み合わせはひどい」と言った人もいたように思います。
そういえば「ルパン三世 カリオストロの城」の併映も「ミスターブー2」でしたねえ。この組み合わせもよく分からない。映画を見ていない人が適当に組み合わせた二本立てだったのでしょうかねえ。
当時スマッシュヒットを放った映画のパート2ですが、多分、ほとんどの人は知らない映画でしょう?(笑)
【119】

反則だ!!  評価

パチ屋の狼 (2013年06月15日 02時19分)

さて、先に述べました「こんな組み合わせあるかい!?」ですが、実は食らった事があります。

小学校1年生の時に、学校から見に行った映画で、

「二人のイーダ」と「ガキ大将行進曲」の2本立てでした。

「二人のイーダ」は、原作もある、ホラー仕立ての(おそらく)反核映画で、広島の原爆をテーマに扱っています。
NHKでも取り上げられた事があるので、検索すれば出てくると思います。

原作は子供向けなのですが、はっきり言って映画の方は、子供の見るもんじゃなかったです。
ストーリーを簡単に言うと、

田舎へやって来た少年が、付近の散策中に「自分で動くイス」を発見します。
最初は「お化け」として、ものすごい恐怖を覚え(子供なら当然だ)、しばらくは敵として構えていますが(少年の妹は平気という・・・。)、そのうち慣れて来て話す様になります(このイスは言葉が話せる)。

このイスは、今は廃屋となった家の家具で、この家に住んでいた女の子のイスでした。
「イーダ」というのは、イスが付けたこの子のあだ名らしいです。

いつの間にか、このイスには魂が宿って動く様になり(空を飛ぶ事さえ出来ます)、女の子が帰って来るのを待っているのだそうです。
少年の妹がこの女の子に似ていたけど、違うのでがっかりしたとか(少年の妹も、イーッだ!という口グセがある)。

実は、この女の子は(おそらく)広島で原爆に遭って亡くなっているのですが、イスは当然その事を知りません(劇中では、やがて家には誰もいなくなったと言っています)。

やがて、さまようイスは、川に落ちてしまうのですが、

「その川底から、原爆で死んだ人の手が無数に生えて来てイスをつかまえて引きずり込み、無念の言葉を次々に訴えます。」

って、

「あんた、こんなホラーみたいな作りにして、どうすんじゃい!!」

ぶっちゃけ、子供はまともに見られません(てか、本当に子供向けなのか?これ)。

最後は、偶然出会った少年と妹の前で、イスが自ら海に身を投げてその動きを止め、それを黙って眺めている少年と、泣いている妹の背後からのカットで終わります。

正直、良く解りません。
子供では、

「まず理解出来ないです。」

もう1つの「ガキ大将行進曲」は、

「ぶっちゃけ、内容は[あばれはっちゃく]です。」

転校して来たガキ大将の、奇想天外な活躍を描きます。
実はこれ、朝の子供向けドラマ(30分)でも放送しました。
しかし、

「拷問の後のご褒美としては、あまりにも短かすぎないか!?」

と。

結論
子供向けとして、「二人のイーダ」は、あまりにも強烈すぎました。
学校は、子供に見せる映画をもうちょっと考えろと。

追記
後から検索して調べたら、どうも原作と映画は細部が違うらしいです。
ついでに、ファンタジーとあったけど、絶対ホラーだ。
(修正あり)
【117】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年06月14日 20時45分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^

ご無沙汰しております(^^ゞ


「シャイニング」観ましたよ二回・・・^^

やっぱり全く覚えていませんでした^^;

ただ、私的には怖い映画では無かったです。。。(ファンの方申し訳ない)

意味不明な部分もあり、正直言って面白いとも思いませんでした^^;(ファンの方申し訳ない・・・)

映画通の方々には評価が高いようですが、私の様なただの映画好きには無理でした^^;(ファンの方・・・もうええか)



それと「マッドマックス」三作品

こちらも、全作観ちゃいました^^

こちらは「2」が一番評価が高いようですが、私は全ての作品充分楽しめましたよ^^

まぁ、続編って考えて観るとおかしな部分があるのは否定できませんが、考えなければそれなりに面白かったっす^^



【116】

レス  評価

ゆさみん (2013年06月12日 00時03分)

こんばんは。

パチ屋の狼さん。

「ゴジラ」について
>あからさまに、子供向けにされてましたね。

たしかに・・・
私が一番ゴジラ映画を見ていた時も、ゴジラは人間の見方でありました。
キングギドラをやっつけるゴジラにドキドキしていましたっけ。

ちなみに、当時夏休みと冬休みの子どもの楽しみは、「東映まんが祭り」と「東宝チャンピオンまつり」。

東映は一本メインになる漫画映画(たとえば「長靴を履いた猫」とか)を中心に、
東宝はゴジラ映画を中心に、
それぞれの系列のアニメ・特撮映画(例えば仮面ライダーやキカイダーなど)を数本まとめて「7本立て」とか「8本立て」とかで上映していました。
メイン映画の付け足しみたいな作品は、テレビ放映作品をそのまんま上映。しかも本数が多いので、やたら上映時間が短くその分、1.3倍くらいの早送りで見たような記憶がありますね。

こういった中で見た、ゴジラもたしかに面白かったなあ。

ちなみに私が昭和のゴジラで一番好きなのは「ゴジラ対メカゴジラ」。
晩年の(?)作品ですが、SFマガジン初代編集長をつとめた福島正実氏が作品に関わっており、子ども向けに偏っていた当時のゴジラ作品の中でも、しっかりとした設定になっている名作であります。
何と言っても、キングシーサーがかわいい。

ゴジラ対ガメラは障害がかなりあるとは思われますが、やはりメガホンを取るとすれば金子修介氏でしょうかね?
どちらが勝つか・・結末が難しそうですね。
猪木対馬場みたいに、想像しているだけの方が夢がある気もしますが(笑)


流星群。さん。

>残念な事に、あれじゃ「ガメラ4」だよ

ははは。たしかにそうですね。
実際、ガメラの金子組のスタッフがかなり参加していましたよね。

>ゴジラのファンは、ゴジラのある意味「臭さ」ってのがお気に入りみたいでして、「平成ガメラチック」な完成度は要求してなかったみたいですよ。

これも何となくわかる気もいたします。
某アメリカ映画のアルファベット表記のゴジラなんて、ありゃ名前だけ一緒の全くの別物ですもんね。

私は、このあとに作られた手塚監督の釈由美子が出演する「メカゴジラ」や、最後の28作品目の「ファイナルウォーズ」も実は好きな部類なんです。ストーリーとしてよく出来ていると思いますけどね。
ただ・・・あまり支持はされないような・・(苦笑)

>「サイレントランニング」
>実は、東京の映画館まで観に行ったんですよ。

ひえ〜。思い入れがないとそこまでできませんね。
すごいなあ。

「百億の昼と千億の夜」
ふと思いついて書いたのであまり気にしないで下さいませ。

ああ、またまた思いついたのですが、公開中の「オブリビオン」。
トム・クルーズがレコードを聴く場面があるのですが、この部分は流星群。さんの好みかも(笑)
【115】

ん〜!残念!!  評価

流星群。 (2013年06月10日 01時09分)

皆様こんばんは、とっ〜ても残念だった、流星群であります。

昨日の実戦、「サイバーブルー」に座って一発目の一回転目、擬似二から(5)テン。
役物全稼動、画面も台詞も真っ赤か!?クモ男をシバキ上げてあっさり勝利!?

その後ラッシュも好調で15連!!二万発交換!!

が、「何が残念かって?どうせイチパチでしょ?」とか言われそうですが・・・・・

0.5パチでした・・・・・

でも等価だったんで、10000円になりました。

でも、たった一発でMAXが当たるんなら、やっぱ四円等価が良かった・・・・・

★ゆさみんさんへ

確〜かに!!「ゴジラ×モスラ×キングギドラ 大怪獣総攻撃」
これは、新ゴジラシリーズ中、最高傑作であることは間違い無いし、僕もそう思います。

でもしかし・・・・・・
残念な事に、あれじゃ「ガメラ4」だよ・・・・・・・

あまりにもゴジラの雰囲気と違ったからなのか、その後は金子監督はゴジラのメガホン持ってないし。

ゴジラのファンは、ゴジラのある意味「臭さ」ってのがお気に入りみたいでして、「平成ガメラチック」な完成度は要求してなかったみたいですよ。
実に皮肉な作品になってしまいましたよね。

僕は、本物の「ガメラ4」が観たかった!!

その後新作ガメラが一本公開されましたが、昔々の「子供の見方」になっちゃってました。

でも、ガメラの為に頑張る子供達には感動しましたよ。

「サイレントランニング」
実は、東京の映画館まで観に行ったんですよ。
僕は、関西よりまだ西方の田舎町に住んでます。

>「百億の昼と千億の夜」

これについて語ると、僕の場合は宗教批判になっちゃうんで、ここでは書けませんよ。

あっでも、僕は漫画版しか読んでないんで、間違って受け止めてるかもですよ。


★パチ屋の狼さんへ

>「ゴジラvsガメラ」が観てみたいw
>東映さん、作ってくれませんかねえ?

あははっ!!東映に作らすってトコが通ですな。

僕は断然ガメラ派です!!
ガメラ必殺の「ウルティメイトプラズマ」を使えば、流石のゴジラも成す術ないでしょう!!

では皆様、おやすみなさいまし。













【114】

松〇じゃないよ。  評価

パチ屋の狼 (2013年06月09日 12時43分)

こんにちは。

ゴジラと言うと、昭和ゴジラは、いつの間にか人類の味方になってしまいましたね。
「怪獣総進撃」では、「シェー」をやったかと思えば、vsキングギドラの怪獣軍団長みたいな事までやらされていましたしw
「ザ・ピーナッツ」が演じた「小美人」が通訳する、怪獣論争も面白かったです。

余談ですが、パチンコのCR「ゴジラ2」(だったと思う)では、ゴジラリーチが外れた時に、「ゴジラ、あれやって。」の声でシェーをする復活当たりがありました。

また、「ゴジラの息子」では、コミカルな場面もありました。
あからさまに、子供向けにされてましたね。

平成になって、再び人類の敵として描かれる様になりましたが、「こんなに変だよ 空想科学読本」において、著者の山本 弘氏が、検証ついでに平成ゴジラの変な所もいくつか挙げています。

まあ、特撮映画の変な所は挙げればキリが無いので、柳田 理科雄(この人も相当アレだが)と山本 弘氏に任せておくとしてw

やっぱりゴジラは、人類の味方よりも敵としての方が、味があるのかも知れません。


個人的希望
「ゴジラvsガメラ」が観てみたいw
東映さん、作ってくれませんかねえ?w
【113】

ゴジラ25作 大怪獣総攻撃2  評価

ゆさみん (2013年06月09日 11時36分)

オープニング。
グアム島沖で消息を絶った原潜の救助のため、現場に向かった防衛軍の「さつま」のクルー広瀬は、原潜の残骸の近くで青白く光りながら移動する巨大な生物の背びれを目の当たりにする。
「自分の目が信じられません」と叫ぶクルー。
ここでタイトルロゴ。
大谷幸の不協和音的な音楽が流れ、ジャジャジャーンとタイトル。
いやあ、わくわくどきどきのオープニング。

まあ、あとは日本に上陸するゴジラと、日本を守ろうとする怪獣、防衛軍の戦いが描かれます。
ゴジラは黒目を入れずに冷酷無比な造形であり、モスラやキングギドラは人間を守る神獣として描かれ、日本に上陸したゴジラと大バトルが展開されていきます。
怪獣映画の王道ですなあ。

ウィキペディアによると併映の「ハム太郎」を見に来た子どもがあまりの恐ろしさに泣き出したり、途中で席を立つ親子が出てきて、映画館によっては内容が子供には刺激がある等といった注意書きが貼られる処置がとられていたという話であります。
何を隠そう、私も子どもといっしょに見て、もちろん子どもはハム太郎目当て、私はゴジラ目当てで劇場に足を運びましたが、たしかにこの組み合わせはミスマッチ。
「エイリアン2」の併映に、ハイジを上映するようなものです(笑)

いやあしかし、やはり怪獣映画は大画面で見るものですなあ。子どものリクエストに応じて、ナント私は最前列で見たのですが、いやあ首のだるさはそれなりにあったものの目の前を覆うように展開する大怪獣のバトルシーンの迫力にのめり込みまくりです。

圧倒的なゴジラの強さに防衛軍の通常兵器では歯が立たず・・・そして蹴散らされるバラゴン、そしてギドラ。ああ、あとはモスラだけだ。ガンバレ〜。
しかし、攻勢だったモスラもゴジラの背後から攻撃をしかけようとした刹那、ふりむいたゴジラの攻撃で、粉砕されてしまう。
ここらへんの描き方もうまいなあ。
うそでしょ〜(泣)
その粉砕されたモスラのかけらが金粉となり、バラゴンの金粉とともに倒されているギドラに集まっていく。
金粉を浴びたギドラは、彼らの力を授けられる形で、より巨大な体に体型を変化させて復活する。
主人公の新山千春が思わずつぶやく「キングギドラ・・・」
こういった場面の金子監督の演出は心憎いほど決まっています。

バラゴンやモスラの思いを託された形でふたたびゴジラとキングギドラの戦いが始まる。
今度こそ、ガンバレ〜、キングギドラ。
しかし、またまたそのキングギドラも力を使い果たしてしまう。

映画館の大画面の左右に対峙する怪獣。その間で展開されるバトルは、大音響とともに家庭用のテレビでは絶対味わえないような迫力をもって迫ります。

おおっもう人間には勝機はないのか・・・
観客は固唾を呑んで見守っています。

ここで父と娘のもう一つのドラマがあるんですねえ。

怪獣映画とはいえ、やはり人間ドラマが描けていないと良い映画とはいえません。

ラストシーンの親子関係の修復とゴジラの危機を救った怪獣(神獣)への感謝、そして実は最後の最後にゴジラの復活をにおわせるようなシーン。ここに伊福部昭さんのゴジラの音楽が流れてエンディング。

王道ですなあ。

私は、この映画が公開された時には、ガメラみたいに「素晴らしい」「すごい」といった評価はあんまり見聞きしていないんですが、みなさんはどう思ったんでしょうかねえ。興行収益的には、それまでのゴジラに比べて良かったということですが。

私は、ガメラに負けず劣らずの大傑作だと思うのですけれど。
【112】

ゴジラ25作 大怪獣総攻撃1  評価

ゆさみん (2013年06月09日 11時34分)

ゴジラ×モスラ×キングギドラ 大怪獣総攻撃 (2001年)
監督 金子修介(本編)
   神谷誠(特技)
脚本 長谷川圭一
   横谷昌宏
   金子修介
製作 富山省吾
出演者 新山千春
    宇崎竜童
    小林正寛
    天本英世
    佐野史郎
音楽 大谷幸

今回は、「ゴジラ×モスラ×キングギドラ 大怪獣総攻撃」について語ります。
「ゴジラ」シリーズは全部で28作制作されていますが、これは25作目。あの平成ガメラシリーズで、世のSFファンをうならせた金子修介監督が、念願のゴジラにいどんだ作品です。
1984年に新しい「ゴジラ」が制作され、復活してから制作された「平成ゴジラシリーズ」はヒットはしたものの、かつてのファンからすると「おいおい、それはないんじゃないの?」といった期待を裏切る内容が多かったですね。

それに比べ、平成ガメラシリーズは、「もし現実に怪獣が現れたらどうなるか」「それがテレビニュースで報道されたらどうなるか」「自衛隊はどうするのか」というのをこだわり抜き、第1作はキネマ旬報ベストテンに怪獣映画で史上初選ばれ(その後の例はない)第2作は映画として初めてSF大賞をとり、第3作は「いくら正義の味方の怪獣でも、悪の怪獣を倒すために町中で激しく戦ったら一般市民が巻き添えになり犠牲になるのではないか」という疑問に挑んだ作品であり、どれも非常に評価が高かったですね。

その監督の金子修介監督が、ついにゴジラシリーズを撮る。
私も、わくわくドキドキしながら映画館に足を運びました。

ゴジラは第1作目の続きとして描かれ、半世紀を経て人間に牙をむくという設定。
「ゴジラは太平洋戦争で死亡した人々の怨念の集合体である」
「ゴジラから日本を守るため護国聖獣が蘇える」
ゴジラは人間の敵であります。
【110】

カタルシス・ウェ〜ブ!!其の(4)  評価

流星群。 (2013年06月07日 23時56分)

皆様こんばんは、先日は等価0.4パチの「一騎当千」MA〜Xで3K勝ちました。このまま好調期の到来を期待してるのですが・・・・

はてさて、今回はプロフの四番目に挙げている「サイレントランニング」とゆーSF映画でございます。

以前紹介させて頂いた「2001年」の映画版とノベライズ版、両方を観て読んだ方なら気付くのですが、映画では木星、ノベルでは土星にディスカバリー号は向かうんですよ。
何故か?

「2001年」の企画段階では土星に向かう筈だったのですが、1968年公開当時の技術では、リアルに土星の輪を映像化する事が困難であった為、映画では泣く々木星に変更したそうです。

しか〜し!!来る1972年その雪辱を晴らす為、「2001年」の特撮担当者「ダグラス・トランブル」が自分でメガホンも特撮も担当し、ただ土星を描きたいが為に撮った映画がこの「サイレントランニング」です。

つまり、「土星を描く為だけに無理やりストーリーをくっ付けた」!?だけの映画の筈なのですが〜・・・・・

僕のハートを直撃してしまいました!!

時は西暦2001年(この辺りはオマージュですね)
地球上の環境は人工的に整備され尽くしてしまい、もはや植物は不必要?! 
何故か地球最後の森林地帯をロケットに乗せ、宇宙に退避させるとゆー荒業!!
乗組員四人の内、三人は「こんなの捨てて早く地球に帰りて〜!」
残る植物学者は「植物は人類に恵みを与えてくれる素晴らしき物だ!再び地球上を緑の楽園に!」
だったのですが〜・・・・・

地上からの命令で「もうそんなの要らんから、全部ブッ飛ばして早く地球に帰って来い!」となってしまい・・・・・

植物を愛し過ぎる植物学者の行動は・・・・・?

やっぱ無茶苦茶なストーリーですが、僕はこの様な悲観的未来を描いた作品に影響され易いんですよ。

近所の年寄は、草取りになると活き々と動くのですが、「サイレントランニング」を観せて植物の大切さを教えてやりたいもんです。
「草だって酸素を造っているんだぞ〜!!」ってね。

あっ、ちゃんと劇場でも観ましたよ〜!!

★ゆさみんさんへ

>おおっ「超人ロック」を劇場で見た人が他にいたとは

僕もビックリしましたよ〜!

サスガ、映画部屋トピ主様です!

ではまた〜。





【109】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年06月05日 22時52分)

こんばんは。

パチ屋の狼さん。
宮崎監督についての補足(?)ありがとうございます。

>宮崎監督は、工夫の人でもあるのです。

激しく同感です。
彼の演出力は他の追随を許さない部分があります。
ガンダムの安彦良和氏が、ナウシカと押井守の「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を見て「アニメ界からの引退を決意した」という文章がウィキペディアにありましたが、たしかにあり得るかもと思います。
ナウシカにしても、狼さんがご指摘のシーンだけでなく、細かくあげれば、いっぱい話せますもん。
でも、キリが無いからなあ。
この部屋って「アニメについて語ろう」じゃないし(笑)

酔っぱ杉さん、どうもです。

>旅立ちの時

リバー・フェニックスですかあ。
通好みの映画ですねえ。
これまた誰かが感想書いてましたが、生きていれば同世代のジョニー・デップとタメをはるくらいの俳優になれたかもですね。

流星群。さん。

>「コナン」と言えば・・・・・・シュワちゃんの「コナン・ザ・グレート」

ははは。
冗談では無く、「未来少年コナン」が放送される、というニュースが流れたとき、
「ヒロイック・ファンタジーのアニメが始まるの?」
と思った人が、けっこういたとか(笑)
当時、コナンといえば、そっちが有名でしたものね。
体も頭も子どもでないほうのアニメはまだ無かったから(爆)

おおっ「超人ロック」を劇場で見た人が他にいたとは(笑)
当時のロックの人気は凄かったですからね。
同人誌から商業誌に移って、さらに映画化で勢いにのってましたからね。
ただ、映画はたしかにつまらなかった(苦笑)
逆に改めて「コナン」のすごさを認識しました。

「超人ロック」
>まー、ファンとゆーのはワガママもので、原作と違うと文句を言い、同じ過ぎても文句を言う、実に自分勝手な人種ですな〜・・・・・

たしかに・・・(笑)
今の時代のアニメ(および実写)技術で制作すると、けっこう面白い作品になるかもですね。

>あと「オルカ」
>旦那オルカが奥さんオルカを殺された時、真っ黒な瞳でじっ〜と見つめるシーン、印象的でしたね。

そうそう。
好きな人は、こういうシーンがけっこうジンときたりするんですよね。

【108】

「コナン」と言えば・・・・・  評価

流星群。 (2013年06月03日 22時49分)

皆様こんばんは、「コナン」と言えば・・・・・・シュワちゃんの「コナン・ザ・グレート」と答えてしまう、流星群であります。

なんか、宮崎監督談義で沸いてますね〜。映画ファンの楽しみと言えば、「喧々諤々」。

皆さんで大いに楽しみましょう!

★ゆさみんさんへ

>「超人ロック」と併映された「未来少年コナン ギガントの復活」

は〜い、劇場で観ましたよ〜!!

僕はNHKのコナンは観てなかったのですが、劇場版コナンは楽しめましたよ。

で、メインのロックですが(ブラックラグーンのロックじゃないよ)100パーセント原作と同じ!?(95パーセントは同じだったと思います)
原作を絵コンテに使っただけの様な映画でしたよ。

だもんで、次の展開が全て解かってしまい、全然面白くありませんでした・・・・・・

まー、ファンとゆーのはワガママもので、原作と違うと文句を言い、同じ過ぎても文句を言う、実に自分勝手な人種ですな〜・・・・・

あと「オルカ」
旦那オルカが奥さんオルカを殺された時、真っ黒な瞳でじっ〜と見つめるシーン、印象的でしたね。


★パチ屋の狼さんへ

>「ジブリでは後継者は育たない。」

これは、「宮崎監督が偉大過ぎて超える事が出来ない」って事なんでしょうか?
それとも、ワンマン体制の弊害でしょうか?

★Piroさんへ

>……なんてコメントしたらいいのか解らん俺は無能っすかね?

いえいえ、僕にとって一番嬉しいコメントは「面白かった!」「笑った!」「楽しめた!」ですよ。

難しい事は抜きにして、楽しんでもらえたら満足です。

では皆様、おやすみなさいまし。




 
【107】

RE:映画について語ろう  評価

酔っぱ杉 (2013年06月02日 23時45分)

この前久しぶりに「旅立ちの時」みました。
その後ジミー。
明日スタンド・バイ・ミーみるw
カッコええよなリバちゃんw
何で自殺したんやろ?
あのルックスなら生きてるだけで価値がある。のに…
俺と一緒で(^^;
もったいないよな…
【105】

宮崎駿の演出について(2)  評価

ゆさみん (2013年06月02日 22時08分)

ところで、この時、「超人ロック」と併映された「未来少年コナン ギガントの復活」がテレビの編集版ながら一部の関係者にも話題となりました。映画として金をかけて制作された(セルをいっぱい使った)「超人ロック」に比べ、セル数にとても及ばないものの、迫力が凄いというわけです。
ギカントという超巨大な空母の演出が凄い。セルで書かれたギガントを上下に細かく動かし、それと同時に舞い上がるゴミを浮かび上がらせるというギガントが発進する演出など、今見てもすごい。予算を抑えながら、いかに効果を出すかということが考えられているんですね。
これらの考えは「ナウシカ」でもうかがえます。
「ナウシカ」はもともと宮崎氏がアニメ界からほとんど干されている段階で鈴木氏が漫画を依頼した作品。どうせならアニメでは不可能なことをと、映像化はぼとんど考えていないで宮崎氏がイマジネーション豊かに描き出した漫画作品です。
アニメ化の企画が始まって、さて、いざ作るとなると多大な障害が立ちはだかりました。
もともとアニメで動かすなんて考えてもいなかったわけですから、例えば、オームが動く場面。オームが芋虫あるいはヤドカリ的に進む場面などは動きが複雑すぎて全部セルで動かすなんて至難の技。
これを甲羅のパーツ一つ一つのセルを微妙に動かしながら迫り来るオームの姿を描く(蛇腹?というかアコーディオン的に甲羅の一つ一つを動かす手法)など、宮崎氏はスタッフの協力も得て、画期的なアイデアを提案します。
このように、当のアニメを見ていただければ分かると思いますが、コナンにしろナウシカにしろ、最小限な労力でいかに効果的に見せるかというのに苦心惨憺しているようすが分かります。
こういった試行錯誤から、次世代のアニメをになう富野由悠季や庵野秀明はじめさまざまな才能が生まれていったのですね。
【104】

宮崎駿の演出について(1)  評価

ゆさみん (2013年06月02日 22時28分)

さて、宮崎駿監督の演出について語りましょう。

未来少年コナンは、NHKが制作した初のシリーズアニメでありますが、予算は「ハイジ」と比べると少なかったそうです。やたら動いているように見えますが、セル(絵)の枚数はカルピスをスポンサーとするハイジよりは少ないです。よって、最小限の絵でダイナミックな効果を出すか、ということが問われました。
コナンには、前にも述べましたが、劇場版で宮崎駿がクレジットから外されたものともうひとつ「未来少年コナン ギガントの復活」というのがあります。これは日本アニメーションが制作した劇場作品「超人ロック」(原作 聖悠紀)の併映作品。
コナンの最後の評判の高かったテレビシリーズの数話分をそのまままとめて単に公開するという、ある意味、以前宮崎監督が当初劇場版の公開を打診された時に言われていた方式を踏襲したような公開です。
おいおい何じゃそれ?という感じですが、当時は併映に値する作品が日本アニメーションになかったからなのか、客をよぶためにナウシカと同時期に公開された映画「超人ロック」の併映として公開されたのです。
当時はアニメの一本立てというのは、ありえなかったんですね。
ちなみに「ナウシカ」の併映は「名探偵ホームズ」(宮崎駿演出作品の当時日本未公開TVシリーズの2作品) 。
裏話を話すと、「超人ロック」の著者の聖悠紀氏は、当時のアニメ会社の数本の作品を見て、日本アニメーションに制作を依頼したとか。
多分、聖氏が見たのはその作品が日本アニメーションが当時作ったレベルの高い「未来少年コナン」等の作品と思われます。
つまり現実にはありえない現象を、それらしく見せる技術に、超能力でありえない現象を描くのに超人ロックの作者聖悠紀氏は、GOサインを出したのだと思われます。
ここはあくまでゆさみんの想像ですが、たとえばコナンが飛行艇の翼にちょこんと飛び乗ったときに微妙にかしいだりする場面や、巨大ビルから飛び降りて(現実にはウソと思うものの)ズシンと着地するシビレをともなった演出など、現実にはありえないけど、あってもおかしくないように見せる場面を見て、このスタッフなら超人ロックを任せても大丈夫だと思ったのではないでしょうか?
しかし、当のメインスタッフだった宮崎氏は「ナウシカ」の制作に専念しており、「超人ロック」には参加せず。
宮崎氏の監督だった「ナウシカ」と宮崎氏が総監督したテレビシリーズの編集版だった作品が公開が同時期だったのは、運命のいたずらともいえますね。
もちろん、軍配は「ナウシカ」に上がりました。
【103】

レス2  評価

ゆさみん (2013年06月02日 17時18分)

Piroさん。

>「解らない奴は能無し。頭で解っていてもそれが出来なければ やっぱり能無し。」

いかにも宮崎監督なら言いそうな言葉ですねえ。
現場での宮崎監督の様子を一言で表しているようです。

カンパチさん。
宮崎監督の言葉に対する言及、なるほどです。
そいえば、もうすぐWOWOWでリチャード・ハリスの主演作「カサンドラクロス」が放送されますよ〜。
見ることが出来る環境にあるなら是非。

タミネタさん。
おおっ「シャイニング」もWOWOWで放送されるんですね。
ちなみに現在WOWOWで放送されているバージョンは最初の公開版より長い長尺版です。
マッドマックスは、見ましたか?
改めてみて、感想いかがでしょう?

流星群。さん。
>ぼくとしては、「ネタ切れ」と「ワンパターン」の感が‥‥‥‥

宮崎監督の作品はおっしゃる通り、初期作品の方が皆さんいいと言いますね。私もそうですよ。
ちなみに数年前に映画評論家が選ぶアニメーション映画ベスト1を決める企画がありましたが、堂々の一位は「ルパン三世 カリオストロの城」だそうです。

しかし、マンネリとかネタ切れとはいいながらも、それでも宮崎監督の作品は、観客動員数がすごいのは驚きですね。
いかにブウブウとコアなファンから言われても、あれだけ客が入るのはさすがです。
ジブリブランドだけでは、また宣伝効果だけでは、あれだけヒットしないでしょう。ポニョとか、小さい子供の支持を集めるのは、作品自体の魅力があるからだと思います。

今度の作品「風立ちぬ」がありますが、やはりファンとしては楽しみです。
【102】

レス1  評価

ゆさみん (2013年06月02日 17時22分)

こんにちは。

昨日も今日も雨。
昨日は映画を見に行きましたが、今日はとりだめていた映画を見るという映画三昧な一日を過ごしたゆさみんです。

パチ屋の狼さん。

>良く宮崎監督が許可したなあと思ったら、そういう権利なんかは違うらしいですね。

実は「コナン」インタビュー集の最後のページに、映画版コナンについて言及しています。
コナンの映画化が持ち上がり、宮崎監督に打診があった時、「ダイジェスト版的な映画化は不可能であり、もし映画館でやるとすれば、映画館でテレビのマラソン上映会でも行うくらいしか思いつかない。その後にコナンの番外編的な続編とかなら一本何とか作ることができるかも」という要望を制作者側に伝えたところ、宮崎監督の意見は無視され、氏の知らないところで映画化の話が進んでいたそうです。完成した映画を見た監督は、宮崎駿のクレジットを外すことを要求し「映画館がオクラになること(客が一人も来ない)を祈っています」という文を載せていました。当時は作品の権利を演出家側がもっていなかったんですね。
ちなみに、コナンは原作があり(宮崎は、この原作キライと堂々とインタビューに答えており、原作を自由に改変してもいいことを条件に引き受けたといいます)どちらかというと、パチ屋の狼さんがおっしゃる通り、原作者と制作会社(日本アニメーション)に作品の権利があるのだと思います。

>他のジブリアニメは、パチにもスロにもなって欲しくないなあ。

ジブリでパチやスロを許可はしないでしょうね。
ジブリ制作の他にも、ジブリではないがジブリブランドで出ている(ビデオやブルーレイの「ジブリがいっぱい」シリーズ)のは、ジブリに権利があるのだと思います。

ただ、コナンの他に「ルパン三世 カリオストロの城」などは、原作者はモンキー・パンチ氏で、多分制作者側(旧東京ムービー=現トムス・エンタテインメント)が作品の権利を持っているので、今後は分かりませんね。

「魔女の宅急便」が実写映画になるという話がありますが、これも多分ジブリ側とは関係ないでしょうね。原作者にOKをもらえればいいだけの話ですから。

>ジブリでは、「宮崎 駿」監督の後継者が育たないのです。

「攻殻機動隊」の押井守監督が、宮崎監督についてこんなことをいっていました。
「ナウシカで共同体で生きることのすばらしさ(村で助け合いながら暮らしている場面など)を描いているけど、彼が現場でやっていることは正反対だ。(専制君主的に宮崎がワンマンで作っているのは)いっていることとやっていることが違う」
興味深いコメントですね。
まあ、映画監督はある程度ワンマンでないと出来ない部分はあるでしょうけどね。
【101】

「オブリビオン」「リアル」を見てきました  評価

ゆさみん (2013年06月02日 16時51分)

みなさん、こんばんは。

コナン、および宮崎駿について、いろいろと話がはずんでいますね。
私のレスは、また改めていたします。

今日は、昨日と本日公開の映画「オブリビオン」と「リアル」の二本を見てきましたので、簡単に感想を書いてみます。

「オブリビオン」ですが、CM見た人は分かると思いますが、トム・クルーズ主演のSF映画です。
改めて思うのは、トム・クルーズの映画にはずれはほとんど無いなあ、ということです。
ああ、はずれが無いというのは、良い作品ばかりというのではなく、ヒドイ映画に出ていない=見終わって、金と時間の無駄であったという作品には出ていない、という意味です。
前回の「アウトロー」(このタイトルは似合わないと思う)も派手さはないものの話がとってもよく練られていて(有名な作品みたいですね)良かったですが、今回も話がよく練られています。空中に浮かぶ管理基地(?)も美しいし、特撮も派手すぎず(でしゃばりすぎず)途中で出てくる謎が明らかになっていく場面がよく出来ています。
練られすぎていて、私はエンドロールを見ながら「ええと、ということは、あれがこうなって、これがああなるから、そういうことになるのかあ」とパズルを組み立てるみたいに、話を整理しなおしました(笑)トムは、作品をかなり吟味しているんでしょうね。謎がわかった上で、また見たくなる作品です。

「リアル」佐藤健と綾瀬はるかの主演映画。
ここからは、ネタバレ注意です。見ようと思っている人は読まないでね。
うーん、何の映画か一概にくくれないような映画ですね。植物人間になった人の脳と、健康な人の脳をつなげて、治療を試みるという話。
脳の中は仮想現実ですが、現実とはちがうので不思議な雰囲気が醸し出され(ずーっと風の音が流れていたり)ありえない現象がおこる。デジタル処理をうまく使っています。
ホラー的な場面もあるが、ホラーではなく・・・(シックス・センスみたいな死体が挿入されたり)不思議な映画(笑)
監督はかなりこだわりをもってこの映画を作ったんだろうな、と思いました。
仮想現実らしい映像はとってもとってもよく出来ています。
ただ、前半は、謎謎謎で、不気味な雰囲気がマッチしてもとても面白く見ていたのですが、後半の謎が明らかになる場面(風呂敷をたたむ場面)はバタバタしてて、いまいち。
後半にはCG特撮アクション場面があり、これは前半の不思議な雰囲気とは明らかにそぐわない。首長竜は、あくまで謎のちいさなパーツであり、ラストのアクションは必要ないような。副題に首長竜をつけているので、仕方なかったのか。
リゾート開発によって島が荒れたことに対する責任とか宙に浮いたまま(風呂敷が上手くたためていない)二人のドラマだけで話が終わっているし。
いや、二人のドラマで終わるのは別にいいのですが、それならそれで徹底してほしいんですよね。
途中で「島がこんなになったのは誰のせいだ」とかいう環境問題にからめるようなセリフを入れるのであれば、それに対する答え的な部分をちゃんと入れないと。もやもやが残ってしまいます。
ええ、これでおわり?
それでいいの?
て思ってしまいました。

仮想現実の不気味な雰囲気を残したまま、最後まで引っ張ってくれれば、すごくいい映画になったろうになあ、と思ったゆさみんでした。
【97】

梅雨の晴れ間です  評価

流星群。 (2013年05月31日 09時41分)

皆様おはようございます。
出張から帰り、昨日は久しぶりの出撃でした、流星群であります。

自宅近くの等価店でイチパチ「風来のシレン」っての打ったら600円→6連、2箱半→全飲まれ‥‥‥でした。

未だ不調期!!

宮崎作品、確かにどれも面白くて名作ではありますが‥‥‥

ぼくとしては、「ネタ切れ」と「ワンパターン」の感が‥‥‥‥

脚の沢山生えた気持ち悪いのが走って、占いするお婆さんが居て、身体の一部がメカのお姉さまが居て、デッカいのが出て来たと思ったら、必ずそいつの身体がドロドロに溶けて‥‥‥
等々。

ナウシカはそのパターンの元祖なので良いとして、カリオストロとラピュタにはオリジナリティーがあって良いと思います。

本人もネタ切れを自覚してるのか、せっかく「もののけ姫」で引退宣言したのに、スポンサーに拝み倒されて復帰したのでしょうか?

これは批判ではなく、なんか哀れに感じるって事ですので、ファンの皆様は気を悪くしないで下さいね。

★Piroさんへ

中国ネタありますよ!

「野暮用部屋」の「2759」を読んで下さい。
結構、自信作です!

ではまたー。

【96】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月30日 22時53分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^


「未来少年コナン」て確か初回放送時は夕方5時半か6時頃だったんで、私は観れる時間に帰宅出来てませんでした。

当時、学校のアニメファンの間ではかなり話題に上がってましたねぇ^^

私が観れたのは多分数年後の再放送の時だったと思います。

当時私はビデオをまだ持ってませんでしたからね^^;


そうそう、今度「シャイニング」がwowowで放送されますんで観直してみますね。

ついでに、「マッド・マックス」三作もこの間録画しましたんで明日にでも観てみますよ。




【93】

無題。  評価

パチ屋の狼 (2013年05月30日 02時51分)

こんばんは。

「ディープブルー」

TVで見ました。
う〜ん、すいませんが、あまり印象に残ってません。

確か、実験で知能を発達させた鮫が、施設内で反乱を起こして人間を殺しまくり、最後は海に逃げ出そうとするんでしたっけ?

「未来少年コナン」

実は、初回放送をリアルで見ました。
TVをつけたら、偶然やってたのでw
だけど、子供だったから、どこで放送しているか解らなかったり、時々存在を忘れたりもして、切れ切れでしか見られませんでした。
いわゆる「宮崎節」というのは、あの頃からあったんだなあとw

コナンって、2回程パチンコにもなってるんですよねえ。
良く宮崎監督が許可したなあと思ったら、そういう権利なんかは違うらしいですね。

他のジブリアニメは、パチにもスロにもなって欲しくないなあ。
絶対に夢が壊れると思うから。店の扱い方が想像出来るだけに。
【92】

テレビアニメ「未来少年コナン」(2)  評価

ゆさみん (2013年05月29日 00時52分)

下のトピの続きです。

アニメがブームになりかけていたころの作品で、この作品に惚れた編集者がスタッフのほとんどの人にインタビューをし、それが豪華本として販売されもしました。ただこの本は、ふつうの本屋には売ってなかったですね。アニメ関係の専門店とか。
私も買いましたが当時3800円くらいしましたねえ。宮崎駿のインタビューだけで電話帳みたいな本の20ページくらいを割いています。この本、当時の私としてはめちゃくちゃ高い出費でしたが、この本を何回も読みました。プロというのはどういうことなのか、作品のこだわりというのはどういうことなのか、まだ若かったゆさみんの胸にグサリとささる部分が多かったです。

宮崎駿はこの頃からおしゃべりの人だったようで、いっぱいしゃべっていますがここではふれません。
ふれるといっぱいありすぎてキリがないんだもん。

私がインタビューで印象深かったのは、ダイス船長役の永井一郎(サザエさんの波平役などの有名な声優さんですね)のもの。

今回は作品についての言及をしないで、このインタビュー紹介でこの作品のすごさを語りたいと思います。
以下、うろ覚えながら、インタビューの内容です。

永井はこの作品をビデオに録画するために当時はものすごく高価だったビデオデッキを購入した(当時のビデオデッキは多分30万円くらいした)そうです。
当時からアニメの声優として多くの作品に参加していた永井だが、この作品が他の作品と一線を画していた作品だったと感じていました。
この作品に出会うまでは「アニメは動いているだけのもの。俺たち声優が声を入れることで命を吹き込むんだ」といった認識でいたといいます。それがこの作品の画面を見ると認識が変わりました。下手な声ではこの作品に声が負けてしまう、と思い、コナンの声入れの前日は節制するなどの準備をして臨んだといいます。
「こういった思いをいだかせる作品は、はじめてだった」と永井。
この時、インタビュアーが宮崎監督について「監督のこだわりといったら凄かった。ある場面で音がほんの数コマ分かぶさっていないといって怒ってましたからねえ」というエピソードを紹介したところ「そんな話を聞くとぞっとする」と言っていました。
永井は後半、絵が追いつかなくなり声だけを収録するようになっていった時はホントにつらかったと言います。
制作スタッフは「声は完璧だ」といってくれるけれど、例えば声を入れて完成したのを見ると、永井が演じたダイスがある場面では顔を下に向けてしゃべっている。永井は「普通にしゃべるのと顔を下に向けてのセリフは当然変わってくるんだ。これが分かっていたらもっといい声を入れることができたのに」というような場面もけっこうあったことを述べています。
「コナンはアニメ制作側と声優の両方が、すごくレベルの高いところで参加した作品だった」と。

そして多くのアニメ作品の声を担当した永井が録画して手元に置きたいとまで思わせた作品だったのです。

いかがでしょう。これだけで「未来少年コナン」という作品のすごさの一端を感じることができそうな気がしますねえ。

宮崎駿については、いつか別の作品にて。
ききたいですか?(笑)
【91】

テレビアニメ「未来少年コナン」(1)  評価

ゆさみん (2013年05月29日 00時22分)

ちょっと今回は変化球。

番外編でテレビ版「未来少年コナン」です。
この作品には、映画版が2つありますが、一つは宮崎駿の名前もクレジットされていないし、もうひとつはテレビシリーズの3話分のダイジェスト編集版なので、映画は論外ってことで、ここではあくまでテレビ版に絞って語ります。

宮崎駿監督の唯一の連続テレビアニメシリーズであり(名探偵ホームズは関わった作品は6本なので全話に関わった作品はこの作品だけ)NHKでの初めての毎週放送されたアニメーションであります。宮崎駿はまだ新進気鋭のイチ演出家で、「ナウシカ」どころか「ルパン三世カリオストロの城」もまだ作っていない。「ハイジ」や「母を訪ねて三千里」など高畑勲とコンビでテレビアニメシリーズのヒットを飛ばしてはいたが、演出家としては一部で名が知られていただけに過ぎないといったところ。
当時、「あのお堅いNHKでアニメが放送されるっ」というのは驚きでありました。そして放送された「未来少年コナン」を見て、びっくりしましたねえ。もう、わくわくどきどきすんごく面白い。どうしてあんなに面白かったのに、視聴率は悪かったのでしょうか。NHKだからでしょうかねえ。

作品とストーリーについてはウィキペディア等で検索すれば出てくるので、ここに出てこない部分で語りましょう。

視聴率は悪かったけれど、あるアニメ誌でファン投票ベスト1に選ばれるなどファンにとっては「これぞアニメ」といった評価をうけた作品で、ガンダム同様一部には人気があったが、放送終了後にじわじわと人気や知名度が上がった作品です。(ちなみにガンダムの富野由悠季も何話かに演出として参加しています)
【90】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月29日 00時38分)

みなさん、こんばんは。

「オルカ」の感想ありがとうございます。
マイナーな映画なので、返信をもらえること自体、嬉しく思います。

Piroさん。
見る機会がありましたら、ぜひ見て下さい。感想をききたいですねえ。
「ディープブルー」は私も好きですよ。

パチ屋の狼さん。
たしかに、オルカは後味はあまり良くないかもしれませんね。
事故とはいえ、オルカの妻子を殺してしまったのは、主人公ノーランにとっては事実です。
「あれは、殺すつもりじゃなかったんだ」と言っても、もちろんオルカにとっては関係ないし、にっくき敵(かたき)であることに変わりは無い。
だから、ノーランとの対決をするべく、いろいろな方法でノーランを海へ引きずり出すようにもっていく。
もちろん、野生のオルカはそんなことはできないでしょうが(笑)
まあしかし、映画が終わったときの復讐のやるせなさを感じるラストシーンも含めて、私的にはいいんですよねえ。

カンパチさん。
「オルカ」ふたたび見ることができるといいですね。
実は、私もながらく見ていないので、再度見たときにどのような感想をもつのか分からない部分もあります。記憶の中で美化しすぎているかも・・・

リチャード・ハリス。
私の友人は「馬とよばれた男」が大好きなのですが、これまたDVDにもなっていないと思います。
今一度、評価されてもいい俳優ですね。カンパチさんの他にもコアなファンもけっこういるのでしょうね。
リチャード・ハリスの「マッカーサー・パーク」初めて聞きました。
彼の出演映画のハイライトをバックにこの曲が流れるサイトがありました。いい歌ですねえ。しみじみ。
【89】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月27日 12時21分)

ゆさみんさん。 [オルカ]

   超俺好みっぽいので いつか観たいっすねぇ。。。

 >藤原竜也 私の一方的な感想かもしれませんがね
 
   いえ。 全く同じ感覚の意見が聞けて嬉しかったです。^^



流星群さん。 >アベノミクスなんて、所詮子供騙しのパフォーマンスですよ。


    アベノリスクですか。w   中国どうなるんでしょうねぇ。。。

     まぁ。。 アチラを立てればコチラが…で難しいすね。 
      
     その前にやる事あんだろと言いたい気持ちは皆同じでしょうけど。w



パチ屋の狼さん。

   [ジョーズ]は大人になった今観ても面白い名作っすね。
    その後のシリーズは ただの二番煎じ感を越えられなくて残念でした。。

 [ディープブルー]は意外と私的アリだったんですけど。。どう? 



【86】

オルカ(2)  評価

ゆさみん (2013年05月25日 22時43分)

下のトピの続きです。

主人公を演じるのが、リチャード・ハリス。故人ですが、ハリー・ポッターの学校の校長先生役(1作目と2作目)の人といったら分かるでしょうか。他に「許されざる者」「天地創造」など著名な作品の脇役として存在感のある演技を見せています。この「オルカ」前後あたりが一番脂ののった時期で、「オルカ」の前年に公開された「カサンドラ・クロス」は列車パニックものの傑作です。当時の「オルカ」のパンフレットでは、リチャード・ハリスは「オルカに比べればジョーズなんてたいしたことない」とかいうニュアンスの言葉を発していたような。矜持を持ってシャチの宣戦布告を受ける主人公ノーランを演じています。
映画を見た人の感想で「これは西部劇をシャチ対人間に置き換えた作品といってもいい」というのがありましたが、言い得て妙ですね。妻子を殺された者の復讐物語。なるほど。ただ片方をシャチとしたことで奥行きをもった作品になっていると思います。(小説で「老人と海」という名作がありますが、あれは片方が海の生き物という設定だからあれほどの作品にはなっていると思います)「オルカ」も復讐譚ではありますが、復讐したからといってすっきりするわけでもない。救いの無いラストに向かって話はすすんでいきます。私は、シャチが氷の海の中を泳いでいくラストシーンの意味が当時はわかりませんでした。あとから、その意味を知ったとき「う〜む」と唸ってしまいました。そんな奥深い意味があったとは。
また、エンニオ・モリコーネの絶品ともいえる哀愁のただよう音楽が映画を盛り上げています。西部劇その他たくさんの音楽を担当した巨匠ですが、ある人に言わせれば「オルカは彼の映画音楽のベスト5の中に入るだろう」というくらい素晴らしい。実際、映画の知名度が低いにもかかわらず、映画音楽ベストCDなどを編集したりする際にはけっこう入っていたりします。いかにこの音楽が素晴らしいか、ということでしょう。
海を跳ぶシャチの映像とそこに流れる音楽はホントに印象に残ります。
興味のあるかたは、「オルカ 映画 動画」にて検索すればYoutubeの動画で映画の概要がわかる動画がアップされています。ぜひ。
【85】

オルカ(1)  評価

ゆさみん (2013年05月25日 22時46分)

オルカ Orca (1977年)
監督 マイケル・アンダーソン 
脚本 ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
   セルジオ・ドナティ 
製作 ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ 
製作総指揮 ディノ・デ・ラウレンティス 
出演者 リチャード・ハリス
       シャーロット・ランプリング 
音楽 エンニオ・モリコーネ 

今回は、「オルカ」について語ります。
「ジョーズ」のヒットでで海洋パニックものが何本か公開されましたが、この「オルカ」もその中の一本と位置づけることができます。おお、もう36年前の作品なんですねえ。

ストーリーの概略は、以下の通り。(ウィキペディアより)

漁師ノーランは、水族館へ売るためにメスのオルカ(シャチ)を生け捕りにしようとするが、妊娠している子供もろとも死なせてしまう。
妻子を失ったオスのオルカは、ノーランの仲間や港の設備を襲う。交通事故で妻子を亡くした経験を持ち、オルカへの同情を禁じ得ないノーランだが、オルカの復讐による被害は漁村全体に及び、苦悩しながらも避けることの出来ない対決のため氷海へ船を走らせる。

公開された当初はそこそこは話題にはなりましたが、日本での知名度はそれほどなく、ビデオレンタル店でも置いてある店は少ないでしょうね。テレビでの放送もほとんどないし。今度ブルーレイが発売されますが、私はもちろん予約しました。おおっまさかふたたび「オルカ」が見られるとは。
私は当時、ジョーズのヒットにあやかって公開されたこの映画を見て、動物パニックものの作品と思っていました。まあ、ほとんどの人はそうだったでしょうが。で、ビックリしました。無論、人間とシャチの戦いを描いた作品ではありますが、パニック映画というよりは、運命に逆らえずにつきすすんでいく人間とシャチのドラマなのであります。ある事故によって結果的に妻子を殺されてしまうシャチが、殺した人間に戦いを挑んでいくというお話。シャチが頭のいい動物であり、一夫一婦制であり感情(愛情)もある点を設定に上手く取り入れ、擬人的にシャチを描き、復讐譚としてシャチと人間との対決を描いた作品です。擬人的と言いましたが、もちろん言葉を話すわけでも無いので、シャチの感情をいかに表現するのかが演出のみせどころなのですが、シャチの目のアップや、鳴き声、海面をジャンプする表現などをたくみに使い、うまくシャチの感情表現をみせています。シャチの親子を殺したことを悔いていて陸に生きている主人公を、シャチがいかなる方法で海に引きずり出し対決にもっていくのか、ドラマとしてよく出来ています。
【84】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月22日 23時26分)

みなさん、こんばんは。

流星群。さん。
松阪牛、結局食べられたのでしょうか?
高いかもしれませんが、せっかくそちらに行ったのなら、食べないと勿体ない気がしますが・・・ちょっとパチンコ勝負で稼いでからいただくとか(^_^)

「カタルシスウエーブ」
検索しましたが、何やら面白そうな技ですね。その(3)とあるので、その(1)その(2)もあるのでしょうか?続きが楽しみです。
特撮もので思い出しましたが2011年に公開された「電人ザボーガー」は傑作ですね。私は、映画の存在自体を知らなくて、WOWOWで放送されたのを見たのですが、こんなに傑作とは・・・テレビのテイストを残したまま、よくぞあそこまで映画化したものです。私の子供もおもしろがって見ていましたよ。おすすめの映画ですね。

さて、「ブレードランナー」
最初に公開されたバージョンは、ラストが暗すぎたので制作者の要請で無理矢理変えられた(ちょっとは救いのある形にしたかった)という話でしたよね。初見の時は、何やらとってつけたようなラストだな、と思いました。ディレクターズ・カット版を見て、なるほどと思いましたね。最終版、とかいろんなバージョンがあって、どのバージョンが好みか選ぶことができるのもまた面白いかと・・(*´∀`*)それと特撮はホントに素晴らしいですね。
未来社会に日本的な広告などが出ているのも、うまく嵌まっていていいですね。デッカードが屋台で食べていた食べ物、一体何だったのでしょうね?

Piroさん。
藤原竜也は、努力型の俳優ですね。
ちょっと説明しづらいですが、松田龍平あたりは表情変えずに人を殺したりする演技をさせても、説得力あるというかそれが自然に演技ができるのだろうな、と想像できます。一方、藤原だと演技を考えに考えて演じるだろうな、と思うのです。だから、私は藤原の演技を見ていると「演技、頑張っているなあ。いろいろ考えて演じているのだろうなあ」という部分がついてくるんですよね。だから上手いとは思っても、演技の凄みとかまでは感じない。私の一方的な感想かもしれませんがね。でも、大河ドラマ「新選組」で演じた沖田総司役は好きですね。
【83】

カタルシス・ウェーブ!!その(3)  評価

流星群。 (2013年05月20日 22時36分)

僕のプロフィールの映画のナンバーは、別にランキングではないのですが・・・・・・

ある程度の目安にはなるので、今回は「ブレードランナー」を。

この映画、初めて観た時のラストは、ブレードランナーのリック・デッカードが、レプリカントのレイチェルと駆け落ちするとゆーモノでした。

ファンの間では「ハッピーエンドバージョン」と言われてますが、何がハッピーなものか!!

レイチェルは人造人間で、寿命は不明。子供も出来ない。明日死ぬかも知れないし、もしかしたら半永久的に生きるかも知れない。

そんな明日をも知れぬ女性との駆け落ち!?「デッカードよ、あんた〜男ダ!!」と応援したもんです。

ところが!ブレードランナー製作10周年のデレクターズカット版を観に行くと、トンでもない事になってました!!

デッカードがユニコーンの夢を観るシーンが追加され、ラストの駆け落ちシーンがカットされてる?

先輩ブレードランナーのガフが、ユニコーンの折り紙を作ってる。(これは元々あった) 

「もしや、デッカードはガフの記憶を移植されたレプリカント?映画の趣旨が全然変わってるじゃんか!?」

この様な経緯をたどった映画って、過去には無かったのではないでしょうか?

それもそのはず、デッカード=レプリカントのアイディアは、監督のリドリー・スコットが本編撮影中に思い付いたんだとか・・・・・

まあ、この「デッカード、レプリカント疑惑」も、永久に喧々諤々するのがファンの楽しみではあります。

で、この映画の撮影当時は、実写映画として使えるほどにはCG技術は発達しておりませんで、特殊視覚効果は「2001年」でクーブリック監督の元、特撮を担当した「ダグラス・トランブル」の手による物です。

そのリアリティーは、観客を2019年のロスアンジェルスに誘うのでした。

ウチのボウズ(高三)にブレードランナーのDVDを観せて、「この映画、CGじゃねーんだぞ」と教えてやると「えっ!うっそー!?あり得ん!!」
と驚いてました。

そして、何と言ってもこの映画で印象的なのは、そのジャパンマネーの偉大さ!!
日本企業の看板が街を被い尽くしている!!
(もしかしたら、スピナー(空飛ぶ車)もホンダ製か?)

その位に日本の影響が強く表現されていて、日本人としては誇りに感じるところであります。

デッカードが観入るテレビも、ソニーのトリニトロンだし、あははっ。

話は変わりますが、僕は三船敏郎さんがオビワン・ケノービー演った方が良かったと思いますよ。

EP1.2.3では、ジェダイの武術が設定で確立されていて、本当に迫力のある戦闘シーンでしたが、EP4のオビワンVSヴェーダーに迫力なんて感じますか?

チャンバラを見慣れてないアメリカ人は騙せても、幼少の頃から時代劇を観慣れた日本人の眼は騙せませんよ!!

あれが三船オビワンなら、迫力のライトサーベルチャンバラに仕上がったと思いませんか?

ルーカス監督も、それが最大の狙いだったんだと思いますよ。

よぼよぼアレック・ギネスじゃ・・・・・・


★Piroさんへ

>もう店が潰れそうで金が無いんですぅ。。

我社もツブレそうです!許して下さい!!

アベノミクスなんて、所詮子供騙しのパフォーマンスですよ。

では皆様、おやすみなさいまし〜。

 









【82】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月20日 14時21分)

ゆさみんさん。 

>藤原には何回もダメ出しした、というエピソード。何となくですが「分かるなあ」と思いましたね。

  へ〜〜 面白い話ありがちょっす。^^
   彼は映画っつーより 舞台向きですよねぇ。 きっとw
   

P・Sさん。

>儲かってまっか?

   それは聞かない約束でしょ。 おとっつぁん。

>個人的には、スターウォーズは出なかった方が正解だったと思いますね。

  俺もそう思いますよ。
   オビワン役にしろダースベイダー役にしろ 三船さんが出演してたら日本人としては嬉しいですが
    かなり内容変更されてたでしょうし。

  御存じの通り、昔の海外映画では日本人役でさえ日本人役者を使わないのがセオリーだったから。
  オビワンかベイダーが日本人だったら ここまで大衆に受け入れて貰えなかったかもなぁと。。。
    英語の発音とかニュアンスもあるし。。。

  クイズは全然解らないなぁ。。。w


流星群さん。

 松坂食わなくていいから俺に送ってください。

    もう店が潰れそうで金が無いんですぅ。。 可哀想だと思うなら肉送ってください。


   さぁ。 暇なので打ちに行ってきます。   マイホの店長にカタルシスウェ〜〜〜ブ!!

【81】

ここまで来てるのに・・・・・・  評価

流星群。 (2013年05月20日 05時14分)

皆様おはようございます、「松坂牛が喰いて〜!!」流星群であります。
現在、三重県松坂市に出張で来てますが、中々松坂牛にあり付くチャンスがありません。

あっても、高っけ〜!?

★ゆさみんさんへ

流石の文才で恐れ入りました。
僕には、あのような素晴らしいコメントは書けませんよ・・・・・・

でも、「カタルシス・ウェーブ」をシリーズ化しようと決意しました!!

「カタルシス・ウェーブ」?と思った方は、調べてみて下さいまし。(映画とは全然関係ありませんが)

★パチ屋の狼さんへ

「狼よさらば」TVで観た事ありますよ!!
僕は、100パーセント共感出来ましたよ。
「ダーティー・ハリー」の1か2も似た様な話でしたし、「デスノート」は究極でしょう。

たいへん難しい問題ではありますが、僕は否定しません。

日本も、賞金首制度を取り入れたら良いと思うのですが?
冤罪を防ぐ為、「必ず生け捕りにする事!!」これを絶対条件にすればよろしいかと?

★カンパチさんへ

劇場の気まぐれで、話がややこしくなってしまいましたね。
またよろしくです。

★タケシ!!さんへ

ロッキーシリーズ、4までは元気が貰えるし、力入るし、熱狂するし感動の名作ではありますが!!

シルベスター・スタローンの運動神経が・・・・・・
プロボクサー演じるにしては、悪すぎる・・・・・・

「世の中にこんな運動音痴が居るのか?!」とビックリしました。

★Piroさんへ

>ちなみに 上記の文章は[オレンジ]と[俺ン家]をかけてます。

ふふっ、お主、中々やるでござるな!
負けないでござるよ!!

★P・Sさんへ

おはよう、ヘルペス君?

(ペルペスは痛いよ)

では皆様、今日も一日お仕事頑張って〜!

ではでは。
 



【80】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月19日 23時19分)

みなさん、こんばんは。

タミネタさん。
「たんぽぽ娘」は「ビブリア」で紹介されているように時間SFの傑作ですが、知る人ぞ知る作品です。逆に言えばSF興味の無い人には全然知られていなマイナーな作品であり、また短編ですので、アンソロジーとかの機会がないと出版されない。よって幻の作品となっています。当時、コバルト文庫に収められたとき、当時も編者が思い入れたっぷりに解説していましたね。コバルトという10代の女の子をターゲットにおいた文庫なので、これもあっという間に姿を消し、幻の本になってしまいました。

パチ屋の狼さん。
ブロンソンの主演作品。紹介されている作品は、残念ながら未見です。いくつかのタイトルは聞き覚えがあるような。WOWOWあたりでやってたかも。また、放送がありましたら、見てみたいと思います。さすがに劇場では見ることないでしょうからねえ。(私は、ビデオレンタル店にはほとんど行かないのであります)

>強盗によって、妻を殺され娘を暴行された設計士「ポール=カージー」が、警察から「ミスター自警団」と呼ばれる私刑者(この言葉が的確かは解りませんが)になり、法で裁けない犯罪者(主にチンピラ)を狩りまくる、という映画
>ブロンソン版「必殺シリーズ」と言っても良い

なるほど。西部劇テイストな現代版必殺シリーズ(?)ですね。面白そうだなあ。

Piroさん。
「藁の楯」はいろいろと書きましたが、悪い映画ではないと思いますよ。ぜひ、ご自分の目で確かめて見て下さいな。
藤原竜也の演技ですか・・以前、彼が松田龍平と共演した映画について対談していた折に、松田の演技には監督は一発OKを出し、藤原には何回もダメ出しした、というエピソードを話していました。「どこが悪いんだ。どうしてオレだけダメ出しがあるんだ」といった話をしていましたが、私は監督のニュアンス、何となくですが「分かるなあ」と思いましたね。

P・Sさん。
「天国と地獄」見ていますよ。ストーリーももちろん面白いですが、犯人がなぜそのような犯罪にいたったのか、その心の動きなどを説得力ある演出で描いている名作ですね。

>個人的には、スターウォーズは出なかった方が正解だったと思いますね。
>その心は?

スターウォーズシリーズは今のままのスターウォーズで十分でしょう。
三船が出ていてダースベイダー像が変わったかもしれない、とかそれもまた楽しい想像ではありますが。
個人的にはと言ったのは
「私が」スターウォーズの世界の三船を見てみたいとは思わないからです。あくまで個人的にですよ。

クイズは、全然わからないなあ・・
【76】

RE:映画について語ろう  評価

P・S (2013年05月19日 22時06分)

皆さん (^_^)/おはよー

クイズです(^^;
グッグッたらアカンでw

(1)カエルと蠍の名言。
(2)鉛筆の頭には消しゴムが…。
(3)人間の正義を。超越した正義。私はその正義に従います。

分かるかなw
印象に残る名言ですよね?
(1)〜(3)のタイトルをお願いします。
ボキ10年前まで毎日5本は見てた。マジですw
でも、全く覚えてない。
やっぱり、頭が悪いんやろな(^^;

頭のええ人は20年前に見たのも覚えてるのか?
すごいよな…
【72】

ブロンソン版仕事人。  評価

パチ屋の狼 (2013年05月16日 22時21分)

こんばんは。

横入りする様で申し訳無いのですが、故・チャールズ=ブロンソンの主演映画で、「デスウィッシュ」(原題)というシリーズものがあります。

5まであるのですが、日本では「狼よさらば」「ロサンセルス」「スーパーマグナム」(全て邦題)の3作品しかTVでは放送されていないみたいです(残りのタイトルも、公開されたか未確認)。

あらすじは簡単で、強盗によって、妻を殺され娘を暴行された設計士「ポール=カージー」が、警察から「ミスター自警団」と呼ばれる私刑者(この言葉が的確かは解りませんが)になり、法で裁けない犯罪者(主にチンピラ)を狩りまくる、という映画です。

仕事人と違うのは、自主的に「仕事」を行う点で、もちろん依頼者は居ませんし無報酬です。

ただ、日本(の映画)と違うところは、この「ポール」に対して、ほとんどの市民は概ね好意的で、殺人を目撃しても、警察にウソを言ったりして、(結果的に助けてくれた)ポールをかばったりしますし、ポール自身も、あまり(警察以外には)見られる事を気にしていません。
「ロサンゼルス」においても、病院に入院した犯人をポールが殺した時、居合わせた医者に、ポールが「(こいつに)娘を殺された。」と言うと、「5分経ったら(防犯)ベルを鳴らす。」と言い、ポールがあっけに取られていると、「時間は大切にした方がいいぞ。」と言って、逃げる様に促しています。

また、デスウィッシュシリーズに共通する所として、「犯罪に対する警察の無能ぶり」が挙げられます。
犯罪に対して無力な警察を、市民は全く信用しておらず、初作の「狼よさらば」において、劇中のニュースで犯人を返り討ちにする「自警団」が増えた事が報道され、その結果犯罪発生率が目に見えて下がるなど、いかにもアメリカテイストな映画です(さしずめ、西部開拓時代を思わされる)。

これもある意味、「正義とは何か?法や秩序とは何か?」を思わされる映画だと思います。

「狼よさらば」と「ロサンゼルス」では、もっぱら復讐の為にチンピラ狩りをしていますが、「スーパーマグナム」では、友人の為に街の「ダニ掃除」を始めます。
そして、ポールを利用していた警察署長とも、終盤では共闘します(その終盤では、現代版西部劇の様な展開になりますが・・・)。

派手さは無いですが、まさにブロンソン版「必殺シリーズ」と言っても良いと思える映画です。
【71】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月16日 22時00分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^


>「たんぽぽ娘」

私は読んだことないですねぇ。。。

ビブリアは去年の出張中に空港で一巻を買って読んだら面白かったんで、二巻三巻を続けて買ったと思います^^



私も【シャイニング】は観た記憶はあるんですが、殆ど覚えてないっすねぇ。

そんなに怖かったっけ???


・・・・やっぱり覚えてないや^^;



【70】

藁の楯(2)  評価

ゆさみん (2013年05月16日 21時57分)

ここからはネタバレ注意です。
私がひっかかった点をいくつかあげると・・前半にあれだけ周りじゅうみんな敵というドキドキの中で次から次に犯人を殺そうという敵があらわれるのに、新幹線を降りてから歩いて逃げる時にはほとんど人がいない。犯人の位置はわかっているはずなのに、どうして? しかもそこにやってくるのは犯人が殺した子どもの父親。できすぎじゃないの? みんながみんな犯人を殺そうという人なのにタクシーのおばちゃんだけがいい人なの? そして、大沢演じる刑事が犯人をつれて東京に着くまでの間が一気にとんじゃっているし(その間何もなかったの? 犯人の位置センサーは取れていましたけれど)また、犯人を東京までつれてきた時には、映画が始まった当初は警察をふくめてあれだけ周りじゅうが犯人を殺そうとしていたのに対し、みんなが警視庁前で二人の姿と懸賞をかけた老人のドラマを見守っているし・・ここで犯人を殺そうという人はいないの?・・・・などなど。
また、藤原竜也演じる犯人の造形もひっかかる。結局、どうしようもないクズとして描かれていますが、途中で刑事に自分を殺して懸賞金の一部を母親に渡して欲しいと伝える場面や母親が自殺して慟哭する場面があります。ここがちょっと分からない。好意的にとらえるなら人間は単純に全部が全部「悪」とは言えない面があるんだよ、どうしようもない犯人でも母親のことを思うやさしい気持ちはあるんだよ、というように犯人の深い人物造形があって、刑事が犯人を守るべきかどうかという葛藤に奥行きがもたらされる、という意味があるのかもとは思います。しかし、その後の展開はやはりクズとして描かれていて、このエピソードだけ宙に浮いてしまっている感があります。実はあれは演技で刑事をだますための方便だったとかいうクズに徹した描写をするか、他に人間性のあるシーンなどを付け加えるとかして「人間には、善もあるが悪もある。ちょっとした歯車のはき違えによって悪にもなりうる」的な描写を積み重ねていけば深い人物造形にもなっただろうと思う。犯人がなぜ凶悪犯罪に走ったのか、犯人の小さいころのエピソードをそえるとか、刑事とのやりとりの中で優しさのかいま見える台詞や行動を入れるとか・・・でも、それを入れると社会派ドラマになるし、時間も長くなってアクション映画としての面白さはなくなっていくでしょうけれど。
まあ、このほかにもつっこみどころはあると思われ、つつけばいろいろ出てくるでしょう。

よって、リアリティーが無い、とかご都合主義とかいう意見も確かにわかります。アクション映画とはいえドキドキハラハラさせるのであれば、「確かにそうだよねえ」と納得させる設定と展開であってほしいと思いますし、犯人の人物造形もアクション映画なら中途半端に人間性描写をするよりもクズならクズに徹して欲しい。「はたしてどうしようもない犯人の命を守る価値はあるのか」とか難しい命題を掲げて考えさせる映画ではない、と思いますね。

いろいろと否定的な面を書きましたが、最初に私が「面白い映画だった」と言ったことを撤回するつもりはありません。2時間ちょっとの作品を楽しく見させていただきました。つっこみどころはいろいろあっても楽しく見させていただいたことに変わりはありません。ふふふ。私が指摘した点などは、監督も当然分かっていて確信犯として演出しているかもしれません。

ただ、「命とは、正義とはを考えさせられる映画だった」という感想には、何もそこまでも考える映画だとは思いませんが・・(^_^)

よって、この映画はつっこみどころ満載ながらも、それを受容しつつ「面白い」と感じるか、受容しきれずに「面白くない」と感じるかだと思いますね。

さて、皆さんはいかがでしょうか?
【69】

藁の楯(1)  評価

ゆさみん (2013年05月16日 21時54分)

藁の楯(わらのたて)2013年
監督 三池崇史
脚本 林民夫
原作 木内一裕
製作 北島直明
出演者 大沢たかお
       松嶋菜々子
       岸谷五朗
       伊武雅刀
       藤原竜也
       山崎努

さて、「藁の楯」です。
このトピをはじめたときに、この映画を見て「面白かった」とコメントした作品です。
「殺してくれたら10億円与える」と凶悪犯を護送する過程で生じるさまざまな出来事をアクションと刑事の葛藤をからませて描いた作品です。私としてはこの映画をアクション映画としてコメントさせていただきます。
映画を見た後は、単純に「面白かった」という感想でした。アイデアのおもしろさといったいこれからどうなるのとはらはらした時間を過ごさせてくれました。
ただ、映画の途中でいくつかのひっかかりを感じたのも事実であり、映画を見ているときはそこのところを深くは考えていませんでした。
映画を見た他の人はどう考えているのかな、と検索してみたら、考えさせられる作品でした、ドキドキの連続で面白かったという肯定的な意見がある一方、リアリティがない、とか俳優の演技がどうとか、刑事の言葉遣いがいくらなんでもああいう言い方はせんだろう、とかやはり否定的な意見もけっこうありますね。
【68】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月16日 21時37分)

ちょっと前になりますが、私が書いたトピ

【19】世界観について

これは実は本来

「藁の楯」を語る前に

と題して書いた文章なのです。

ちょっと文章をしたためる間が空いてしまったので、「世界観について」と題してしまいましたが、今から「藁の楯」について語ろうと思いますので、【19】のトピを参照した上で読んでいただければ幸いです。
【67】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月16日 21時30分)

消臭力さん、こんばんは。
タイプライターの場面、たしかに怖かったですねえ。同じ言葉が延々と書かれているというのが怖さにつながるというのも当時はすごい演出でした。

流星群。さん、こんばんは。
お仕事大変そうですねえ。お疲れ様です。私は、ほとんど動くことがない職場ですので、あちこちに行くというのはうらやましい感じもしますが、あっちこっちへ行ったりするのも苦労があるんでしょうねえ。

Piroさん、こんばんは。
シャイニングについて。お褒めの言葉、ありがとうございます。こだわりのある映画だとついつい熱が入ってしまいます。ふふふ。
ぜひ、シャイニング、出来れば大画面で、電気を消して映画に没入して見てくださいませ。それとキューブリックの作品はできれば字幕で見てください。(映画がソフト化されるときキューブリックは吹き替え版の発売を当初許可していませんでした)特に造語がちりばめられている「時計仕掛け・・」とかは特にそう。(ちなみに今でこそ簡単に手に入りますが、ビデオ主流の時代にはこれは長らくソフト化がされない幻の作品でした。監督がソフト化の許可を出さなかったんですね)もしかして今のDVDでも吹き替えはしていないのかも?どうなんでしょ。
「ライフイズ・・」は私は未見なので、どなたか語ってくださいませ。

【66】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月15日 18時46分)

ゆさみんさん。。 [シャイニング]興味深く読ませて頂きました。

 是非に観てみたいと思わされる文才で
  自分の好みの押しつけではなくネタバラしでもない客観的な論文。。
   感動しました。

    まずは2001年宇宙の旅と時計オレンジを観てからシャイニングを。。 
      いつになるやらですが。。w 


流星群さん。 出張お気をつけてぇ〜〜。


 そ〜いやぁ〜。 

  名作だって言われている中で[ライフオブビューティフル]って奴も
   ナンか手が出せないんすけど。。

     誰が語ってくれませんか?w
【65】

出撃!!  評価

流星群。 (2013年05月15日 09時01分)

と言っても、これから出張に行きます。
流星群であります。

今回は、滋賀県→三重県とツアーです。

ホテルから書き込み出来たらと思ってます。

それではでは。
【64】

RE:映画について語ろう  評価

消臭力 (2013年05月13日 23時36分)

 ゆさみんさん、ゲストの皆さまおばんです。ゆさみんさんの「シャイニング」論興味深く読ませて頂きました。

 「シャイニング」もう30年位前ですが新宿ピカデリーで観賞しました。「全米を押し流した恐怖の潮流日本上陸!」というコピーとジャック・ニコルソンの凄まじい形相とシェリー・デュバルの恐れおののく顔がとにかく印象に残っています。

 劇中の「勉強ばかりして遊ばせない子供はダメになる」という文字がタイプライターでびっしりと印字されている描写が何故か判りませんが凄く怖かった記憶がありますね。

 派手な描写等はそんなにない映画ですが観終わった後どっと怖くなる真に怖い映画だと思います、これもDVD持ってまーす。^^

 
【63】

シャイニング(2)  評価

ゆさみん (2013年05月13日 23時13分)

 ここで映画を見た二人の感想を紹介しましょう。
 小説家の新井素子は「もう、オープニングで森の中を車が走るのをず〜っとカメラが追いかける画面を見ただけで怖かった」といい、「この映画を見たあとはしばらくお風呂に一人で入れないくらいだった」とも述べました。
 また、同じく小説家の清水義範は「めちゃくちゃ怖い。いかにも霊が巣くっていてもおかしくないホテル全体の雰囲気が怖かった」と言い、「ただ、後半の主人公が斧を振り回し家族を追っかけていく場面になると普通に見られた」と述べています。
 私もお二方と同意見であり、この映画の怖さの要因となるものの多くは全体から醸し出す空気(雰囲気)の怖さです。もちろんこれはキューブリック監督の演出の妙技によることは大であり、細かい演出の技法などは全然分からないのですが、この空気が尋常でなく怖い。だから清水義範が言うように後半の斧をもって追いかけ回すシーンは、家族が果たして助かるかどうかという点ではドキドキするのだけれど、全体から醸し出す空気は薄くなる。ストーリーの展開としての怖さであり、これは他の映画にも似たような場面はありますし怖さの質がちがう。よって、私も最後の方はあまり怖くありませんでした。
 ただ、特別ストーリーの筋書きとして怖いというわけでもなく(家族が幽霊ホテルに泊まって恐怖におちいるお話という風に簡単にまとめられる)いきなり画面から予想外の殺人鬼が飛び出てくるわけでもなく、貞子みたいな怖い霊が出てくるわけでもなく、画面から漂う空気感が怖いという作品は、他にあまり思いつきません。
 そして、この空気感は片手間にテレビを見ているような状態では伝わりにくいと思います。
 また、一般的な意味でのホラーの怖さを期待していると「何だ、期待はずれじゃん」となります。しかし、画面全体からにじみ出てくる空気感に怖さを感じる人は「めちゃくちゃこわい」となるわけです。ここあたりを感じるかどうか・・これがこの映画の評価を分かつ大きな要因かと思います。
 また、この映画には最後に出てくる写真の意味が分からないとか、ちょっとこの場面意味がわからないのだけれどどう解釈すればいいのか、といった疑問もあります。また、どうして原作者のスティーブン・キングはあれほどまでにこの映画を否定したのか、といった理由など議論がなされています。
 これはネット上にいろいろと解釈が出ていますが、私がこの文章を書くにあたり「この解釈はすばらしい」と思ったページのアドレスを参考のために下に載せておこうと思います。いやあ、感服してしまいました。ぜひ読んでいただきたい文章です。
http://tzk-web.com/garland/%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%98%8E%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%BB7%EF%BC%BD/ 
【62】

シャイニング(1)  評価

ゆさみん (2013年05月14日 00時01分)

シャイニング (原題:Stanley Kubrick’s ‘The Shining’)
1980年/イギリス・アメリカ映画
監督:スタンリー・キューブリック 
原作:スティーブン・キング
脚本:スタンリー・キューブリック/ダイアン・ジョンソン 
出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド /143分・119分

 さて、シャイニングです。
 詳しいストーリーについては端折ります。ネット検索すればいくらでも出てきますからね。キューブリックの当時の状況は、前作の「バリー・リンドン」が評論家にはウケがよかったものの興行的には大惨敗。この「シャイニング」でヒットを飛ばさなければかなりやばい、といった状態であります。結果的に、この作品は興行的には大成功。しかし、評論家の評判は最悪でありました。ホラーファンからも原作者スティーブン・キングからもダメダメの評価を得た作品でもありました。ホラーファンからは「全然怖くない。いったいどこが怖いのこの映画?」といわれ、怖くないホラー映画のベストにあげられるくらいの作品でありました。
 しかしネットなどを見てみると、現在は「もっとも怖いホラー映画ベスト1」などといった評価もされているようですね。うーむ、キューブリックらしい、振幅のある評価ですねえ。
 要するに、人によっては「全然ホラー映画としてはつまらない」という評価と「すごく怖いホラー映画」という評価に分かれる作品だってことです。
 ここで私の前の文章にもどります。

 キューブリックの作品を見るときは(できれば映画館で)集中して気合いを入れて見る、という見方をしないと多分良さがわからない。

 すみません。
 といいながら、私はこの作品はテレビで見たのですけれどね(笑)
 夜中に一人でシーンとしている状態で見ていました。
 私はといえば、いやあ、もう怖いのなんの。たまらなく怖かった映画でした。
 とくに前半の方の怖さは半端ではありませんでした。
 ある意味、これはテレビで見てて良かった。テレビであれだけ怖いならば、映画館では恐怖でいたたまれなくなったかもしれないから。

 画面だけに集中して、その世界に没入するとき、この「シャイニング」の怖さはせまってきます。
【61】

シャイニングを語る前に  評価

ゆさみん (2013年05月13日 22時53分)

いきなりですが、20数年前に宮崎駿が「好きな漫画家は?」の問いに諸星大二郎の名前を挙げ、理由の一つに「ソバ食いながらでは読めない漫画だから」というのを言っていました。諸星大二郎は独自の絵のタッチを持つ漫画家でドラマ・映画化作品も多数ありますが、当時の作品は「暗黒神話」「孔子暗黒伝」といったエンタメ作品ながら重厚で難解な作品を多く手がけていました。彼の作品は、ほとんどの他の漫画家が読みやすく面白い漫画を追求しているのに対し(まあ、これは今でもですが)他の作家の数倍かけて時間をかけて読まないとよく分からない独特の作風であり、しかし読み終えた後の壮大な世界観とおもしろさはまた格別でありました。当時は気鋭のアニメ作家だった宮崎駿のこだわりに通じるものを感じたのでしょうか。
 さて、映画にもいろいろあります。日本には様々な作品が上映されていますが、みんなが知っている作品はわかりやすく面白いエンタメ路線のものがほとんどであります。映画館でポップコーンを食べ、飲み物を飲みながら、気軽に楽しむ・・・そういう作品が多いというのは当然ですし、私もそういう作品は大好きです。
 しかし・・・・そういった映画の世界にあって、キューブリック監督の作品というのは漫画家の諸星大二郎の作品じゃないけれど、「ポップコーンを食べながらでは見ることはできない」いや、見てても悪いわけじゃないけれど、食べてる途中で「こりゃのほほんと見る映画ではないな」と襟を正させるというか、見る人の態度まで要求する作品なのですね。
 ですから、人によっては、あるいは見ている時の状態によっては、例えばテレビの前で片手間にソバでも食いながら見ている状態だと「何じゃこれ、意味がようわからん」「えんえんと台詞も出てこないし退屈でつまらない」作品になってしまいます。まあ、ちゃんと見ていてもわからないところも多々ありますが(笑)
 しかし、集中して見たあとに「これはすごい作品だ」「わからないところもいっぱいあるけれど、でもすごい作品ということはわかる」という感想もふくめて、肯定的な意見をもつ人もかなりいるわけですね。
 だから、キューブリックの作品を見るときは(できれば映画館で)集中して気合いを入れて見る、という見方をしないと多分良さがわからないとは思います。
 はい、これが「シャイニング」(もしくはキューブリック作品)を語る上での前置きです。
【60】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月13日 22時49分)

こんばんは。

流星群。さん。
時計仕掛けのオレンジのコメントありがとうございました。いやはや、深いなあ。クイズにまつわるお話は大笑いさせて頂きました。

またP・Sさん。
流星群さんとのやりとりの中で、スターウォーズと三船の豆知識ありがとうございました。面白いですねえ。ともかく、三船が出ていたら、今のスターウォーズもなかったかもしれないと考えると、出なくて正解でよかったかもですねえ。

Piroさん。
じゃあ、シャイニングについて語らせていただきますね。

タミネタさん。
ビブリア読まれてるんですね。おお同志。
ちなみに私は「たんぽぽ娘」(集英社コバルト文庫)出版されてすぐに買いましたよ。
あのころは200円ちょっとくらいの値段だったと思いますが。

タケシ!!さん。こんばんは。
おおっロッキーが好きなのですね。
一作目がドラマ性という点では一番ですが・・
ボクシングバトル映画に徹した4もこれまた凄かった。
ロッキーに出ているスタローンはホントにヒーローとして存在感がありましたね。

カンパチさん。こんばんは。
映画でのトイレ休憩・・・なんか懐かしさを感じますねえ。
フィルムそのものに「休憩」がある作品として洋画ですが「風と共に去りぬ」を思い出してしまいました。
【56】

★Piroさんへ  評価

流星群。 (2013年05月13日 12時56分)

「時計仕掛けのオレンジ」

超絶不良少年のアレックス君がオレンジで、いくら粋がって暴れてみても、結局は政府や反政府勢力の手の中で躍らせれているトコが「時計仕掛け」で、近未来の行き過ぎた管理体制の恐怖を、暗に表現したと僕は取ってます。

昔、「カルトQ」ってクイズ番組のSF映画大会で、「時計仕掛け」が出題されたんですよ!
やはり、「時計仕掛け」はSFなんですよ!!

で、問題は「これは何でしょう?」
アレックス君が縛り付けられて眼を固定されている。
流石の回答者達も答えられずにタイムアップ!!

「ルドビコ治療法だよ〜」

悦に浸った瞬間でした。

ではまた〜。



【55】

聞いて下さい〜  評価

流星群。 (2013年05月13日 11時54分)

皆様こんにちは、今日は自宅のパソコンCADで設計の仕事中です。
流星群であります。

総入れ歯、違う、そう言えば「20001年」ネタで超ブチ切れた事件を思い出したので、皆様に聞いていただきたくCADを終了させました。

今を去ること13年前、1999年の年末の事でした。
東京FM系の「あいざわ元気のYYラジオ」だったかな?を聞いてたら、視聴者クイズのコーナーで高校生が出て来て、「来年は2000年だけど、問題は映画「2001年宇宙の旅」からです。
「2001年」は観た事あるか?」と聞くと高校生は「いや〜、観た事ないっす」

「そうか、じゃ、問題行くぞ!映画「2001年宇宙の旅」にはスーパーコンピューターが出て来ますが、そのコンピューターの名前は次の三つの内どれ?」

僕は「あんまり意地悪な三択出してやるなよ〜」なんて聞いてると、次の瞬間、耳を疑いました!!!!!!!!

「(1)ボイジャー、(2)ヴィジャー、(3)バジャーさあ、どれだ!?」??????????????

「おい!DJ!!そりゃスタートレックだろ!?お前バカか!!!」とラジオに向かって怒鳴り付けてました。

いや〜、ホントビックリしましたよ。
もしディレクターが間違った問題作ったとしてもですよ、DJたる者「この問題間違ってますよ」と言える位の見聞は持ってるもんじゃないんですか?

しかもこのDJ、「2001年」は観た事あるか?」と如何にも自分は観た事あるかの如く高校生に聞いてるのが腹立ちますよね。

で、答えは無いのにそのDJは、「答えは(2)番のヴィジャー、残念だったな、また挑戦してくれ!」
って、高校生ムゴイ!可哀想!!

もちろん、FM局に講義の激怒ファックスを送り付けたのは、言うまでもありません。

★カンパチさんへ

やっぱトイレ休憩あるのは「七人の侍」ですよ。
でも、映画館の都合で休憩取るか取らないか決めれるんでしょうね。

僕が行った劇場は、休憩入れてくれないトコだっただけでしょう。

またよろしくです。

ではまた〜。





【53】

RE:映画について語ろう  評価

タケシ!! (2013年05月12日 21時14分)

ゆさみんお部屋のみなさんこんばんは。

自分的には古い所で「ロッキー」シリーズが大好きですね。

仕事に疲れたときやミスやうまくいかない時は1〜5まで寝ないで観たりしますよ^^

不器用な奴でもなんとかなるよ・・・その倍は努力をしなよ・・・・・ってこの映画教えてくれる。

ロッキーバルボアは俺の中では絶対のヒーローであり、憧れでもある。

今、少々疲れて居るのでロッキー2を観ようと思います^^
【52】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月12日 21時00分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^


おぉ、ゆさみんさんも「ビブリア古書堂の事件手帖」読まれましたか。

私も原作を読んでドラマは見なかったんですよね、正確に言えばドラマを一度観て違和感を感じたんで観なくなったんですけどね。^^;




>(マックスはドッグフード食べてましたから…)

そう言えば、【リーサル・ウェポン】でもメル・ギブソンはドックフード食べてましたね^^



しかし、皆さんお詳しいですねぇ、感服します。。。




【51】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月12日 20時23分)

・流星群さん。時計仕掛けのオレンジ

  なるほど〜。 これも[凄い映画系]なんすね。w
   処で… 更にヤボな事伺いますが。 この作品のタイトルの意味はナニ???


・バイオニックドック

    ああっ! そんな題名でしたっけwww  懐かすい〜〜。


・ゆさみんさん。 
  時計仕掛けのオレンジにそんな経緯があったとは驚きです…。
   それに増して凄いのが剛力彩芽のポテンシャル。。


・ シャイニング

   これも昔に見たんだけど、、、 面白いと感じなかったんだよなぁ。。
    中学生の時だったからかなぁ…。  是非、語りを聞いてみたいです。 ^^


・ p・sさん。  ダースベーダー

   そこまで詳しく知りませんでした。 面白い話ありがとうございます。

    そんで。アレックギネスはSW出演を後悔してたとか聞いたんすけど。。
     その理由も知りたいなぁ。。。  



【48】

カタルシス・ウェーヴ(2)  評価

流星群。 (2013年05月12日 12時01分)

皆様こんにちは、昨日は「ガンダム」に挑戦しましたが、5Kノーヒットで逃げ出した、流星群であります。

今度は「時計仕掛け」のリクエストですか!?
ありがとうございます!!

月並みな映画紹介なら、ネット検索で幾らでも出て来る時代なんで、大変難しいのですが・・・・・

♪時計仕掛けのオレンジより君を理解するのは難しいけど♪
これは、渡辺美里のジョン・レノンを称える唄(題名忘れた)の歌詞ですが、あのジョン・レノンと比較される程に「時計仕掛け」も偉大な映画です。

僕はこの映画を観た日、目から直接大脳に情報を詰め込まれた様な感じに襲われ、家に帰ってからも興奮冷めやらず、夜も眠れなかった事を覚えてます。

これほどのインパクトを受けた映画は、「時計仕掛け」と「エヴァンゲリオン シト新生」だけです。
(どちらも変だ!!)

ストーリーは難解ですが、僕はクーブリックのマジックにまんまと騙された方の人種なのでしょう。
この映画は凄過ぎます!!

だだ、「ベートーベン大好き少年のアレックス君が、何で「雨に唄えば」やねん!?」と突っ込んだのは僕だけでしょうか?
(「雨に唄えば」は、マルコム・マクドエルのアドリブだったそうです)

★ゆさみんさんへ

お褒めいただきまして、ありがとうございます。

キューブリックと発音されると「ワシャ、「クーブリック」ぢゃ!!」と怒るとゆー噂を聞いた事があるので、僕は「クーブリック」と言っています。
「博士の異常な愛情」を観れば解かりますが、本気で第三次世界大戦が起こり人類が滅亡すると信じてたらしく、自宅には核攻撃に耐えうるシェルターがあったそうです。
クーブリック監督位の財力が無いと、そんなモン出来まへんわな〜。


★Piroさんへ

マックス=頭の良い犬。
↑                 ↑
もしやこれは、バイオニックドッグ、マックスの事ですか!?



★三船敏郎

僕の記憶では、三船さんに来たオファーは「オビワン・ケノービー」で、その断ったオビワン役で「アレック・サー・ギネス」がアカデミー助演男優賞を取ってしまい
慌てた三船さんはその後来たスピルバーグのオファーを良く吟味せずに受けてしまい、「1941」の悲劇が起こった・・・・・・

でしたが・・・・・

三船美佳ちゃんが「オビワン」と「ヴェーダー」間違えてるんでは?

では皆様、良い休日を〜。




【47】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月12日 10時57分)

流星群。さん。
「2001年宇宙の旅」のコメントありがとうございました。
さすがですね。映画愛が伝わってくる文章です。
監督の名をキューブリックではなく、クーブリックとあえて書くあたりこだわりを感じさせます。
「時計仕掛けのオレンジ」のコメもお願いしますね。
私は「シャイニング」あたりを今度語ろうかな・・

Piroさん、こんにちは。
「時計仕掛け・・」について小説の豆知識を一つ。
文庫本の大ベストセラー「ビブリア古書堂の事件手帖」の第2巻に原作本が取り上げられています。
剛力彩芽主演の同名ドラマの第5話にも取り上げられていますので、見た人はご存じかもしれません。私はドラマは見ておりませんが。
このホームページにての紹介文を引用しますと。

1962年(昭和37年)にイギリスのハイネマン社から出版されたディストピア小説。スタンリー・キューブリック監督の同名映画原作にして、英国の20世紀文学を代表するベスト・クラシック。日本では、71年(昭和46年)に初刊行、その後、80年(昭和55年)に「アントニイ・バージェス選集」として、2008年(平成20年)には文庫の「完全版」がいずれも早川書房から出版されている。

この作品ってば、原作者の意向を無視する形で、最終章がカットされた形で出版され、それを元に映画版ができているんですね。だからホントは続きがあるんです。原作では。
それが日本でも普通に手に入るようになったのはほんの数年前ですから、このことを知らない人も多いかもしれません。だって映画があまりにも有名ですから。

監督が、完全版を映画化していたらどうなったか、考えてみると面白いですねえ。

パチ屋の狼さん。
チャールズ・ブロンソンいいですねえ。
男臭い俳優の代表といってもいいでしょう。
マンダムのCMが放送されている時に、
友達から
「おい、ちょっと顎に何かついているぞ。ちょっと触ってみて」
といわれて、ん?と思って、顎に手をやったその時に
すかさず「ん〜マンダム」と言われる
というような遊びをやっていたのを思い出しました(*´∀`*)

P・Sさん、こんにちは。
三船敏郎。
私にとっては、黒澤明監督に出演した映画数本。もう、それだけあればいいって感じです。
個人的には、スターウォーズは出なかった方が正解だったと思いますね。

消臭力さん、こんにちは。
「マッドマックス」についてのコメントありがとうございます。
また、機会がありましたら、お越し下さいませ。カーチェイスが光る映画とかおしゃべりできたらいいですねえ。








【46】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月12日 10時42分)

・スリーって大抵コケますよねぇ。w 難しいんでしょうね。。
 『ロッキー』も。。。『ランボー』も。。。

    シリーズで面白いのはバイオですか。。^^  あれは上手いっすねぇ。

・わざとひねったな、ニャロメ。。。

    それは言わない約束でしょ。 おとっつぁん。。


・三船敏郎のダース・ベイダーがみたかった

    うん。見たかった。。。  でも。 結果的にあれで良かったっすね。。
     ある意味の伝説に また1ページ。。


・(マックスはドッグフード食べてましたから…)

   あれは映画史に残るワンシーンですな。。
     一瞬で世界観が解る。 どんなアクションも色褪せる衝撃。。
【44】

RE:映画について語ろう  評価

消臭力 (2013年05月12日 08時50分)

 ゆさみんさん、おはようございます。素敵なトピだったので覗かせて頂きました。「マッドマックス」大好きです。映画も1,2,3とも映画館で観賞、パンフレット、映画チラシ、DVDもコンプリートしてます。

 映画的にはやはり「マッドマックス2」最高ですよね。食糧ではなくガソリンを争奪する為のバトルというのも今考えると結構異色な設定でしたね。(マックスはドッグフード食べてましたから…)

 本当にあのカーアクションは今見ても色あせないですね。最近では「ワイルドスピード」シリーズも凄いカーアクションを売りにした映画でしたが「マッドマックス2」の感情移入できる手に汗握る迫力には勝てないなと個人的には思います。

 

【43】

RE:映画について語ろう  評価

P・S (2013年05月12日 02時19分)

1941 いちきゅうよんいち
に出た敏朗ちゃん 騙されたと思ったんだろうね
あの敏郎ちゃんがコメディだもん
俺も信じられなかった
マジで敏郎ちゃんなのってw



ハリウッドはコリゴリ
全て断ったんだろうね

ダース・ベイダー引き受けてたら
今以上に
名実ともに世界の三船やったやろな
もったいないけど仕方ない

1941あれは出るべきではなかったね
最悪
その後出なかったのも理解できる


【42】

RE:映画について語ろう  評価

P・S (2013年05月12日 01時55分)

(^_^)/おはよー

三船敏郎のダース・ベイダーがみたかった

三船なら素顔だったのに

あの仮面三船敏郎がモデルだよ

知ってた?
【41】

名優。  評価

パチ屋の狼 (2013年05月12日 00時55分)

こんばんは。

私は、故・チャールズ=ブロンソンのファンです。なぜかと言うと、

「父がそっくりだったのですよ、いやマジで。」

ちなみに、父は存命ですが、若い頃(っと言っても50台前後くらい)、映画で言うと、「バラキ」や「ストリートファイター(1972年)」の頃のブロンソンにです。

当然ですが、ストリートファイターは、ストIIよりはるかに前なので、こっちが先です。戦う会場も、地下だったり波止場だったり、金網マッチがあったりと、こちらが元祖と言っても言いくらいです。

ちなみに、ブロンソンは、良く共演した「アラン=ドロン」と一緒に、「レッド・サン」という映画で、あの「三船 敏郎」とも共演しています。

しかし、ブロンソンを語る上で外せない映画と言えば、やはりあの「荒野の7人」でしょう。
「黒澤 明」監督の「七人の侍」を堂々パクったとして有名な、名作映画です。
劇中の役では、ラスト付近で子供達をかばって撃たれてしまいますが、ブロンソンが映画で死ぬ役は、かなり珍しいです。
先のレッド・サンでも、アラン=ドロンと三船 敏郎は死ぬ役ですが、ブロンソンだけは生き残ります。

後は、「マンダム」のCMが伝説ですが、これは映画ではないので割愛します。

良く共演した、天下の2枚目俳優アラン=ドロンと比べて、ブロンソンは、その男くささが魅力の俳優です。
著名人(特に漫画家)などにもファンは多く、北斗の拳の作者「武論 尊」氏は自分のPNにしていますし、あのサザエさんや、ブラックジャック、浦安鉄筋家族などにも(本人、あるいはそっくりさんが)登場しています(もちろん勝手にですが)。

ちなみに、主演した映画「禁じ手」では、日本でロケも行われ、映画のタイトルもそのまま日本語読みなんですよ。ブロンソン自身も、親日家であったそうです。
それと、先立たれた妻も映画女優で、「トップレディを殺 せ」や「愛と銃弾」などでは夫婦で共演もしています。

語り始めればキリがないですが、文字数の関係でまずはここまで。
失礼しました。
【38】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月11日 11時43分)

・流星群さん。
 [2001年宇宙の旅]は面白い映画じゃなくて 凄い映画って事っすか。。
  なるほど〜。 その視点でもう一回観てみます。

・時計仕掛けのオレンジも 俺には何も刺さらなかったので語って頂けますか?^^


・テマスト ロマニエでしたっけ? 何回聞いても覚えられないですが。
  あれはカンパチさんが言うような哲学じゃなく、
   監督が一回やってみたかった程度だと思うんすけど。w 

  一際浮いてた上戸彩の存在は、そのやり取りで
   さり気なく印象に残るセリフを出す為の存在で少し哲学だったかと。
   「私達の世界では 皆我慢して生きている」と訴える上戸彩に対して「悲しい民族だな」は
     涙が出そうになりましたよ。。

 でも終盤の「私もモガいてみるよ」で救われるという。。 
   自分に殉じたいという理想と現実。 説教臭くしたくなかったんでしょうね。

  個人的にラストは[川にドボーーン]で、何が落ちてきたか分らん方が好きなんすけど。
   続編が決定してて落ちてきたのが結局主人公ならアレで良かったんだなぁと。^^


・マッドマックスめっちゃ観たくなってきた。。 あとダーティーハリー。w  

  スリーって大抵コケますよねぇ。w 難しいんでしょうね。。
    ロボコップ3なんて 文化祭かっ!て。
     エイリアンとターミネーターの3も残念でしたねぇ。。 
【37】

語ります  評価

流星群。 (2013年05月11日 03時21分)

皆様こんばんは、GWは仕事で皆勤賞だったので、映画に行けなかった・・・・・流星群であります。

★ゆさみんさんへ

「2001年」を語っても良いのですか!?ありがとうございます!!

この映画、1968年に公開されて以降、数多くの映画に影響を与え続けているモンスター映画ではありますが、西の「2001年」東の「ソラリス」
と言われる程に面白くありません!!(恐怖の催眠映画?)

しかしながら、この映画最大の魅力は、公開当時では「映画評論家達でも全く撮影方法が解からなかった」と言われる大宇宙の映像美です。

そのリアリティーは「この映画を観たNASAが、1969年のアポロ11号月着陸捏造映画の製作をスタンリー・クーブリック監督に依頼した」
との噂が出る程に素晴らしいものです。(あながち嘘ではないかもしれませんが・・・・)

CGはおろか、モーションコントロールカメラすらも無かった時代にこの映像クオリティーは、もはや神業です。
同年公開の「猿の惑星」の冒頭に宇宙船の飛行シーンが有りますが、「2001年」と比べれば何とお粗末な事か・・・・・

同時期の円谷製作の宇宙モノなどもう・・・・・

あっ、もちろん僕は映画館で観てますよ。70ミリシネスコの大迫力は、悶絶モノでした!(サスガに公開当時ではありませんが・・・・)
2001年の特別リバイバルも観に行きましたよ。

何処かでリバイバルがあれば、また観に行くと思います。
観てない方は、是非にどうぞ!(途中に寝ても、責任持てませんが・・・・・)

★Piroさんへ

「2001年」に答えはありませんよ。Piroさんの感じたままで良いかと?
「2001年」については、永遠に喧々諤々するのがファンの楽しみですから。

では皆様、サスガにもう眠いので・・・・・・
おやすみなさいまし。

【36】

マッドマックス4  評価

ゆさみん (2013年05月11日 01時36分)

マッドマックス/フューリーロード(2014年公開予定)
Mad Max: Fury Road
監督 ジョージ・ミラー
脚本 ジョージ・ミラー
   ブレンダン・マッカーシー
   ニコ・ラサウリス
製作 ジョージ・ミラー
   ダグ・ミッチェル
   P・J・ヴォーテン
製作総指揮 イアイン・スミス
      グレアム・パーク
      ブルース・バーマン
出演者 トム・ハーディ
    シャーリーズ・セロン
音楽 ジョン・パウエル

ところで、今「マッドマックス4」が撮影中ですね。主演も変わって、はたしてどういう作品になるか・・もちろん期待もありますが、3のようにはならないでくれ、と祈りたい気分でもあります。
以上、マッドマックスについて思ったゆさみんでした。
【35】

マッドマックス3  評価

ゆさみん (2013年05月11日 02時08分)

マッドマックス/サンダードーム(1985年)
Mad Max Beyond Thunderdome
監督 ジョージ・ミラー
   ジョージ・オギルヴィー
脚本 ジョージ・ミラー
   テリー・ヘイズ
製作 ジョージ・ミラー
   ダグ・ミッチェル
   テリー・ヘイズ
出演者 メル・ギブソン
    ティナ・ターナー
音楽 モーリス・ジャール

3です。
「マッドマックス・サンダードーム」が公開時のタイトルですね。
この作品は2が偉大すぎて、期待も大きかっただけにガックリという人が多かったですね。
私は、前作まで監督といっしょにやってきたパートナーである製作者のバイロン・ケネディが亡くなったこと、また音楽のブライアン・メイが亡くなった痛手がかなり大きかったと思います。

まず、主人公マックス。
前作と比べると・・・
2では「俺たちとともに暮らそう」と言われても過去の傷が癒えていないからか、アウトローをつらぬこうとするマックス。しかし、その後傷つき、彼らに命を救われる。マックスは彼らのために少しでも役に立ちたいと初めには拒否していた運転手をかってでる。そして、役割を果たしたあとは去っていく。ここらあたりの心の動きが陰のあるマックスらしかった。

3ではマックスが子ども達を救う正義の味方みたいな役割であり、前作までの陰のある設定という感じが薄れてきている。
また、予算をかけた映像が逆にきれいすぎて、2から継続する荒涼とした世界の感じが色あせてきた感じがする。町のセットとか大がかりにはなっているんだけどねえ。

そして・・・・カーチェイスがほとんどない。
やはりマッドマックスは何といってもカーチェイスでしょう。

マックスの金網でのアクションバトルが見たいわけじゃないですよね。

音楽も、モーリス・ジャールに変わった。アラビアのロレンスなどてがけた有名な作曲家であり、彼らしい壮大な感じの音楽であります。ああしかし、前作までのブライアン・メイの荒涼とした感じは無くなっている。マックスの世界とはちょっと合わないと感じました。
ミュージシャンのティナ・ターナーの起用も話題になりました。彼女じたいは、マッドマックスの世界に入ってみても違和感はないと思いました。存在感のある演技だったと思います。エンディングの彼女の歌う曲は私は好きですね。イントロとか印象に残るフレーズでしたし。

とはいえ、マイナスの部分が多すぎてやはり総合点では辛い点数になってしまいますね。「バイロン・ケネディに捧ぐ」と亡くなった製作者の名前が最後にクレジットされますが、彼が生きていたらもっと監督に意見をしたかもしれないなあ、と思ってしまいます。
【34】

マッドマックス2  評価

ゆさみん (2013年05月11日 02時03分)

マッドマックス2(1981年)
Mad Max2: The Road Warrior
監督 ジョージ・ミラー
脚本 テリー・ヘイズ
   ジョージ・ミラー
   ブライアン・ハナント
製作 バイロン・ケネディ
出演者 メル・ギブソンほか
音楽 ブライアン・メイ

「マッドマックス2」です。
今度、ブルーレイの3作品のパッケージ版が出ますが、ブルーレイ版はこれまで1と3は出ておらずに、この2だけが単品で発売されていました。1と3はそれだけ知名度や人気が(アメリカでは)なかったということですね。
好きな人はこの作品のことをいっぱいしゃべることが出来るでしょう。
プロレスラーや人気マンガに影響をあたえた独特の荒涼とした世界観。それとマッチした登場人物の独特の服装。世界観にぴったりあったブライアン・メイの音楽。1の延長で心に傷を負った設定をひきずっている、陰のあるマックスもかっこいい。セリフをほとんどしゃべらない。全編通して17回だけ。改造バイクや車のおもしろさも秀逸(映画の制作費は前作の10倍になったが、その大部分は乗り物関係に費やされた)。カーアクションシーンのすばらしさ。とくに最後の15分間にもおよぶカーチェイスシーンはこれこそ映画館の大画面で見るものであり、ほんとにすばらしい。
私も何度みたか分かりません。
アクション映画だけの個人ランキング作品をあげるとするなら、とくにカーチェイスが光る映画をあげるとするなら、ほとんどの人がたぶんベスト5のうちには必ず入れるでしょうね。見てない人がいるなら「何も言わずにこれを見ろ、できれば大画面の映画館で」と声を大にしておすすめする作品です。
【33】

マッドマックス  評価

ゆさみん (2013年05月11日 01時18分)

マッドマックス(1979年)Mad Max
監督 ジョージ・ミラー
脚本 ジェームズ・マッカウスランド
   ジョージ・ミラー
製作 バイロン・ケネディ
出演者 メル・ギブソン
音楽 ブライアン・メイ

言わずとしれた監督のジョージ・ミラーと主演のメル・ギブソンの出世作であり、特に2は多くの車やバイク大好きの人やアクション映画大好きの人が大絶賛した作品ですね。
詳細はウィキペディア等で検索すれば分かりますので、有名なエピソードをいくつかとコメントなど。

まず1は長らくギネスブックに載ってました。制作費と興業収益のもっとも激しかった作品として。それだけ低予算で作ったということであり、ヒットもした映画です。ただ、アメリカではほとんどヒットしなかったので、パート2はアメリカでは「マッドマックス2」ではなく「ロードウォーリアー」というタイトルで公開され大ヒット。全日本プロレスにたびたび参戦していた二人組のプロレスラー「ロードウォーリアーズ」はこの作品からとったものであり、彼らが入場するときの甲冑からトゲが出てきているコスチュームはこの映画のマックスの敵役をイメージしています。2のDVDでは制作がアメリカ公開版をベースにしているのでタイトルが「マッドマックス2」でなく「ロードウォーリアー」となっていたりしましたね。
また、マンガ「北斗の拳」の主役や登場人物の服装あるいは設定まで「マッドマックス2」からヒントを得ていることは明白であり、今でこそアニメをはじめパチンコ・スロットの大ヒット作品ですが、北斗の拳の連載当初は「こんなにパクっていいの?」と失笑がもれるような作品でした。
ともかく1と2は伝説の作品と言えるでしょう。

1は近未来の設定で法があまり遵守されず暴走族が幅をきかせてる世界で、マックスはそれを取り締まる側の人間であり、親友や妻子を無惨にも惨殺された(劇中ではどちらかがかろうじて生きているという状態だったかな)主人公が復讐するというお話。近未来とはいえ、撮影などは当時のオーストラリアの建物や風景を映画に必要な部分以外は加工せずにそのまま使っているだけ。低予算映画だったので予算のほとんどは車関係に使われ、ギャラを安くするために本物の暴走族を使っていた。だからかリアリティーがスゴイ。
また、メル・ギブソンの着用していた上下革のコスチュームは、今でこそ違和感ないですが、当時はそんなもの売っているのは同性愛の専門店くらいであり、そこで調達したという話をどこかで耳にしたような・・・・
まあ、これはあとからついてきた裏話であり観客は予算のことなどまったく知らないで映画を見ていたが、近未来ではあるかもしれないと思わせる世界観とギリギリの残酷描写に暗いムード(復讐話とはいえマックスの置かれた状況にあまり救いはないですからね)にどっぷりはまりながらマックスと暴走族のチェイスシーンにどきどきはらはら。あまりにすごいシーンに「おいおい路上に倒れた暴走族の頭を、あとからきたバイクの前輪が直撃してるやん。この人死んだんじゃない」などという噂も出てきたりなどしました。
一般的には2の方がファンは多いけれど、この1の方を推す人もかなりいますね。低予算ながら、それをカバーしようとするジョージミラーの演出の妙が光っていた作品でした。また、ストーリーにマッチしたブライアン・メイの音楽もぴしゃりとはまっていましたねえ。

【32】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月11日 01時14分)

うるけんxさん、タミネタさん、こんばんは。

お二人とも、面白いやりとりをしていますね。
なるほどなるほどと思いながら読ませて頂きました。
こういったお話、これからも続けていって下さいませ。
【28】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月10日 23時40分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^
ゆさみんさん♪

>これは、突っ込むというより「お約束」と言ってもいいかもですね。

【ダイアリー・オブ・ザ・デッド】の冒頭でホラー映画を撮影している学生のシーンでそう言うシーンがありますね^^

「死人は動きが遅いんだ」とか
「なんで逃げる時に転ばなきゃいけないの」とか^^;



うるけんXさん♪ 初めまして<(_ _)>

>「映画を観るスタンスは広く浅く」がモットーな私はなかなかついていけなくなっています^^;

私は既についていけないんで、テケトーに思ったこと書いてますよ^^

しかも私は「広く浅く」では無く「狭く浅く」なんで観る映画ってかなり偏ってます^^;


>内容が薄い

よく映画通の方が仰いますけど、私には「内容が薄い」の基準がさっぱり分かりません^^;

誰か具体的に「こうこうこうだから内容が薄い」って説明して頂いたら理解出来るのかもッス^^

私の場合、観た後に「面白かった」か「面白くなかったか」の二択しかないので、

「映画通」にはなれずに、「映画好き」で終わってるのかな?^^;
【27】

RE:映画について語ろう  評価

うるけんX (2013年05月10日 23時16分)

思っていたよりディープな会話が交わされていて「映画を観るスタンスは広く浅く」がモットーな私はなかなかついていけなくなっています^^;


でも皆様の映画に関する思いは伝わってきますので楽しく見させてさせていただいています^^


「ダイハードラストデイ」は私も見ましたが正直内容は薄かったかな!?というのが正直な感想です^^
まあ映画見に行って「金返せよ!!」と思わなかったら面白かったかな!?と思っています^^


とりあえず今週は「聖☆お兄さん」と「探偵はBARにいる2」を観にいってきます。


【23】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月09日 23時03分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^


>【ダイハード・ラストデイ】

アメリカではこけたらしいけど、世界的にはシリーズ3位の興行収入だったみたいっすよ。

私も観ましたが、私は好きですねぇ。

つか、ダイハードシリーズも好きなんですよねぇ^^



と、ここでどうでも良さげな豆知識

【映画に出てくる「マックス」さんは善人が多い】・・・・・・と思う


「思う」ってのは豆知識じゃないってのはナシの方向で^^;
【21】

突っ込みたくなる場面。  評価

パチ屋の狼 (2013年05月09日 02時05分)

こんばんは。

映画に突っ込みたくなる場面。これは多々ありますね。
ちょっと、述べてみましょうw

(1)「〇〇になるまであと××分」などのタイムリミット中に、主人公とヒロインのイチャイチャシーンが始まる。
(2)それも含めたグダグダシーン中に、とっくに過ぎているタイムリミット。
(3)「二人の世界」が始まると、そこが本当の意味で別世界になる。音が消えて、当たり判定が無くなったみたいに、何も邪魔が入らなくなる。時にはスロー効果も付く。


ああ、そう言えば、かなり前ですが月刊少年ジャンプで、「えんどコイチ」さん(ついでにトンチンカンや、死神くんの作者)が、ついでにトンチンカンの抜け作先生を使って、ホラー映画の突っ込み所をやっていましたね。
その一部ですが、ちょっと挙げときます。

(1)女性はシャワー中に襲われる。
(2)追いかけられる途中で、かならず転ぶ。
(3)逃げる途中で車のキーを落とす。
(4)キーを回すが、なぜかエンジンがかからない。
(5)エンジンがかかると、なぜか怪物が車の中に居る。

もはや定番であり、外せないパターンにすらなっています。

ちなみに私は、新しい映画よりも古い映画の方が好きです。
新しい映画って、派手なシーンばっかりで中身が無いものが多いので。

ああ、でも酷評されている「インディペンデンス・デイ」ですが、私は面白いと思いました。
娯楽作として、いかにも「アホなアメリカ映画」というテイストで、何も考えずに見られましたw

「山本 弘」氏は、「こんなにヘンだよ空想科学読本」の中で、この映画について、「宇宙人が何の理由も無しに地球侵略をする」だとか、「人類が一夜で作ったコンピューターウイルスで、宇宙人のコンピューターが簡単に麻痺する」などと言っていますが、劇中で、「宇宙人の目的は地球の資源」だったり、「ウイルスの効果は一時的なもので、せいぜい数分くらい」などと説明があります。この人は見落としたのでしょうか(もっとも、私が見たのはTVの日本語吹き替え版ですが)。

ただ、この映画には山本氏じゃなくても突っ込み所が満載ですけど、「そういう事は一切考えない方が」、この映画は楽しく見られますw

そう言えば、任天堂64の「スターフォックス64」には、この映画のパロディらしい部分があります。

そんなこんなで、一応映画でも話せる私が通りました。
【19】

世界観について  評価

ゆさみん (2013年05月08日 22時38分)

ある映画には許されて、他の映画には許せない、ということってありますよね。

たとえば、許されないこととして、本格推理のトリックにタイムスリップとか魔法を使うとか。

宇宙戦艦ヤマト(愛の戦士たち、あるいはキムタクの実写版)で、敵を目の前にして、古代進が地球を救うためにヤマトとともに最後の特攻を決意する場面、かなりの時間を要して感動の場面を演出しています。

人によっては、
どうして今まで敵があれほど今までバンバンと攻撃していたのに、ここでしーんとしてるのさ。
どうして、その間だけ攻撃が止むのさ。
なんてつっこみを入れたくなる気がします。

ヤマトのファンにとっては、そういったことを指摘するのは野暮ってもんですよね。
それはヤマトの世界にはありなのっ。

こういったことを許すかどうかで、作品の評価は分かれてくると思います。

感動した、という人もいれば
ご都合主義でリアリティーが感じられない
という人もいるでしょう。

その世界観を許容するかどうかで、その人の映画の評価は変わってくることでしょう。

話は変わりますが・・

かつて、宮崎駿監督の映画「紅の豚」が上映されたとき
小説家の夢枕獏氏は

「主人公が魔法をかけられて豚になった」という設定で、「魔法」というのがこの映画にはそぐわない気がした

と言われていました。たしかに架空の世界での飛行艇乗りのお話ではありますが、「紅の豚」の世界は、「魔女の宅急便」とはちがって、魔法が許される世界とはちがうとの印象を受けました。

考えされられるコメントですね。

その映画が好きかどうか・・・
これはその映画の持つ世界観を受け入れるかどうかで、けっこう変わってくる感じがします。
【15】

RE:映画について語ろう  評価

Piro (2013年05月08日 16時01分)

   皆さん初めまして こんつわ〜ぁ。

 20年くらい前に2001年宇宙の旅を視て 全く意味が解らず…
  今観たら解るのかしら?と思いながら日々過ごすPiroです。

そーいや〜。

  マツジュンがJoJoの実写やるって話wはどうなったんでしょ?
    情報求む!
【14】

RE:映画について語ろう  評価

たつんだじょー (2013年05月08日 09時59分)

映画って。 本来、映画館で観るべきものですよね。

家のTVとの比較。

迫力云々よりも。。。 集中力が違いますから。


そうしたわけで、超お奨め映画!! 別に関係者ではないけども。

  劇場版銀魂完結篇『万事屋よ永遠なれ』

前売り券、絶賛発売中!! って、回し者かw


ご存知かもしれませんけど。 わて、別のハンネで細々と談話で漫画部屋やってまして。

もし気が向いたら、お好きな漫画のご紹介、よろしこ、シコシコ、あんまりシコシコされると出ちゃいますw


   読まずに死ねるか!漫画喫茶ではこれを読め


こちらで、皆さまのお気軽(きがる)な投稿お待ち申し上げてまーす。

なんだか、宣伝になってしまった。ニャハハハ。




映画についての思い出。

以前、めちゃくちゃマニアの友人がいました。

ハリウッド映画よりも、インドだかそっち方面の映画が好きっていうマニア。

つきあって観てましたけど、、、めっちゃ退屈で寝てしまったな。


最近は映画館行く機会もほとんどないですね。

金がないという理由もあるけど、一緒に行く相手がいなくて。

好きな映画ならば、ひとりでも行くんだろうけども、、、なんだか億劫で。


そういった意味で、今後はこちらのお部屋でのご紹介を参考にさせてもらいますね。

映画館に足を運びたくなるような最新映画。 そしてまた、レンタルして観たくなるような映画情報などなど。

トピ主さん。 末永く続けていってください♪



では簡略ではありますが、返信レスさせてもらいます。


トピ主のゆさみんさん

どうも返信感謝であります。

ご教授ありがとうございました。


なかなか、お詳しいですね! 素晴らしい!!

今後のご活躍、応援してまーす。 



タミネタさん。 ご無沙汰してます^^

お部屋は、時々拝見させてもらってますです。

いつぞやはレスいただいたのですけども。。。 返信怠ったかも。あのときのご無礼お許しを汗


たくさんの作品を挙げていただいて、感謝感激だぁー \(^o^)/

なあるほど。 そう言われてみれば、そうかなぁ、って。

とても参考になりました。


自分の無知がお恥ずかしいです。アハハハ。






では、お部屋の皆さま。


楽しく続けていって下さいね。



エロネタ豆乳wすると。 女性が敬遠するかもなので。


しばらく、ROM専で逝かせてもらいます。


返レスはどうか、お気遣いなく^^




.
【13】

はじめまして  評価

流星群。 (2013年05月08日 08時16分)

皆様おはようございます。
流星群と名乗る者です。

僕の映画趣味は、プロフィール見ていただければわかりますよ。
僕も映画館派でして、結婚前は年間50本は劇場で観てましたが、最近はさっぱりです。

では、皆様よろしくお願いいたします。

【11】

アーティスト  評価

ゆさみん (2013年05月07日 23時31分)

アーティスト
The Artist
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
脚本:ミシェル・アザナヴィシウス
製作:トマ・ラングマン
出演者:ジャン・デュジャルダン、 ベレニス・ベジョ
音楽:ルドヴィック・ブールス

WOWOWで見ました。
前半がとてもすばらしい。無声映画に対するオマージュにあふれていて、字幕をほとんど使わないシンプルなストーリーに引き込まれてしまいました。ジョージとポピーの出会い。ポピーのジョージへのあこがれ。ポピーがジョージの服に片手を通して抱きしめるかのように腕をもっていくシーン。ジョージがホクロを書き入れるシーン。いいなあ。

しかし、後半は・・・・
ハッピーエンドにするためなのかとってつけたような流れに、残念な思いをいだきました。

ここからはネタバレ注意。
主人公のジョージ・ヴァレンティンが時代の流れであるトーキーに対抗して、自分が制作した無声映画のラストが紹介されます。恋人の目の前で砂に呑まれていって死ぬシーンであります。
ラストシーンしかないけれど、これがトーキーに対抗してまで作りたかった映画かよ・・
当然のごとくペピー・ミラーの映画に負けてしまいます。そりゃそうだわな・・
落ちぶれたジョージに対し、ペピーは復活のアイデアを出し、ミュージカル映画を作ることを提案し、最初は反発していた監督を説き伏せて作り上げて、それが成功する(という流れになる)
めでたしめでたし。

「ライムライト」でみせたチャップリンの芸人魂とか、時代の流れにたいする哀切さなどに比べると、その挫折とそこからの成功が安直すぎると思ってしまいました。「ライムライト」は無声映画じゃないけれど。またハッピーエンドっていうわけじゃないけれど。

恋人の目の前で砂に呑まれていって死ぬシーン。
ジョージの作った映画がコケるのを示すためにわかりやすいシーンとして、あのシーンとなったかもしれませんが(砂に呑まれるシーンが無声映画の終焉を暗示しているという見方もできる?)「ジョージの映画は作品としてはすばらしい。でも時代が要求するのはもっと違う映画だったのだ」みたいな流れで映画が不入りに終わり、落ちぶれていくスターの悲劇を描いていくとか、してほしかったな。
で、あれだけスターの誇りを持ってペピーにほどこしを受けるような状態を嫌っていたジョージが、ペピーに説得されてのミュージカルは受け入れるってのもいまひとつ私にはピンとこない。

というわけで、今ひとつだったアカデミー賞受賞映画でありました。
ひねくれた見方かなあ。

映画館で見たら感動したのかなあ。

【10】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月07日 22時18分)

ゆさみんさん♪ お部屋のみなさん♪ こんばんわ^^


最近映画館で観た映画と言えば...

【ラスト・スタンド】【名探偵コナン 絶海の探偵】だけですね^^


【ラスト・スタンド】はシュワちゃんらしい演出の映画でしたねぇ。私的にはスカっとしましたよ^^
まぁ、シュワちゃんも年取ったなぁと思いましたけどね^^;


【コナン】は前作がかなり残念な作品に感じちゃったのもあって今回の作品は面白かったっす^^



ジョーさん♪ お久しぶりっす....あれ?初めましてでしたっけ?^^;


売れたかこけたかってのは知らないっすけど、個人的には面白かったって思う続き物の作品っす^^


【アンダーワールド】

【ジャック・ハンター】

【バック・トゥ・ザ・フューチャー】

【ボーン シリーズ】

【ロード・オブ・ザ・リング】

【X−MEN】ん?ちょっと続き物とは違うかな?


上記の中には元々三部作ってのもありますが、私は結構気に入ってますよ^^


【追記】
後、私は観てないのですが【スターウォーズ】がありました^^
【7】

RE:映画について語ろう  評価

たつんだじょー (2013年05月07日 05時33分)



.

お部屋のみなさま、おはようございます♪

はじめまして。

ここが、噂のAVについて語るお部屋ですね^^


自慢ではありませんけど、たぶんピワドで5番目くらいにAVについては鑑賞してると思います。ニャハハハ。

最近、チンピク(ちん○がピクってなる)のAVが少ないかな。 

シチュエーションが大事なんだけど。 安直な作品が多くて残念です。

自分、、、あれです。 背徳心漂うものが好きです。 禁断のXX

って。 失礼しました。 ギャハハハ


冗談は、これくらいにしてw




映画のシリーズものについて。

2最強伝説を唱えてます。 信者はいませんけど。 アハハハ。

ターミネーター、エイリアン、マトリックス、その他もろもろ。

もちろん、第一作目があるからこその2であって。 1作目と比較するのは、なしの方向で。

2は、1作目の世界を大きく広げ、感動する世界を構築してます。

が、そのヒットに便乗した3、4、、、はというと。コケてますよね。

ここで、ハリーポッターや、パイレーツオブカリビアンのシリーズものを出すのは、なしの方向でw

あれは、シリーズといっても。 独立してるので。


ストーリーが続く、シリーズもので。

3、4が神作品のものがあるとするならば。。。。 AVしか知らないわたしめにご教授願います。





.

【6】

RE:映画について語ろう  評価

うるけんX (2013年05月06日 23時29分)

はじめまして^^
談話室覗いていたら映画の部屋があったので書き込みさせていただきました。

最近は 藁の楯 アイアンマン3 図書館戦争 を観ました。

映画は「映画館で観る派」で洋画邦画アニメ問わずいろいろもに行きます^^
こんな私ですがどうぞよろしくお願いします。
【4】

ビデオレンタル  評価

ゆさみん (2013年05月06日 23時05分)

そういえば、もう数年、ビデオレンタル店で自分から借りたこと無い・・

友人から又貸しして見た作品もないこともないけれど・・

自分で積極的に見てみたい作品は映画館で見るし、それほど見てみたいと思わない作品はちょっと待ったらWOWOWでオンエアするし・・

というわけで会員カードも持っていない状態が最近続いています・・
【3】

RE:映画について語ろう  評価

タミネタ (2013年05月06日 22時59分)

ゆさみんさん♪ 初めまして、タミネタと申します<(_ _)>



映画と聞いては黙ってられません^^;

ピワドでは十数番目位に映画好きだと思いますんで参加させてもらっていいっすか???


因みに「映画好き」なだけで、監督名とか俳優名ってあまり知らないっす^^


あっ、それと私は洋画(特にアメリカ映画)を主に観ていますよ^^




・・・・ハンネはモチロンあの映画です^^
【2】

ヱヴァンゲリヲンQ  評価

ゆさみん (2013年05月06日 22時53分)

ヱヴァンゲリヲンQ(パート3)も劇場で見ました。

破(パート2)が面白かったので、期待して(大ヒットしているということもあって)見てみたら・・

もうガックリであります。

これまた未見の人もいるのでネタバレしないようにしますが・・

テレビシリーズのエヴァの後半を肯定する人は「これもエヴァならあり」っていうかもしれませんが

何じゃこれ「わけわかんね」と思った人は、多分面白くないと思います。

私は後者であり、テレビで訳がわからない釈然としないエンディングを見て「こりゃツインピークスかいっ」って事情がわからないままに憮然とした感想を持った者であります。

パチンコやスロットのヒットがあって新たな作品が出来るってことで序・破のエンタメ路線を歓迎した私でしたが、見事にQで裏切られました。

しかもアニメの制作の状態を知らなかった私は、エヴァはこれで最終話と思ったのであります。
ねえ、だって「序破急」でしょ?
普通、三部作で終わりと思いません?

エンディングに唖然として、さらに「次回予告」が最後にあるのを見て、「おいおい何じゃそれ」と思った人も多かったのではないかなあ。

ちなみにブルーレイも一応買いました。
大枚はたいて「いやいや、一回見ただけで判断するのはいかん。もう一回見れば見逃していた作品の良さがわかるかもしれん」と思って見てみました。


改めて思いました。
「巨神兵東京にあらわる」(エヴァ3の前に上映された特撮作品)は名作だと・・


ちなみにエヴァのブルーレイは一回見てマンガ倉庫に売りました。3800円でした・・
【1】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2013年05月06日 22時31分)

GWということで何を見ようかいろいろ迷った末に「藁の楯」を見に行きました。

ああ、ホントに最近の邦画はいいね。
未見の人もいるだろうからあまりストーリーに触れることはしませんが、サスペンスあり、考えさせるところありの作品で見応え十分でした。

見終わって、改めて考えてみると、いろいろ突っ込めそうなことがそれなりに出てきますが・・
(いつか機会があったら書こうと思います)

それを差し引いても、面白い作品だとは思います。

先月見た、「横道世之介」も良かった〜。

もしかするとテレビで放送されるのを初めて見た場合は、それほど思わないかもしれません。

やはり映画館で見るってのはいいねえ。

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