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【552】

仁義なきレス  評価

野歩the犬 (2014年03月08日 17時42分)

そうそう、四部作になったいきさつでしたね♪

笠原は当初、抗争部分で完結。つまり、三部作のつもりでいたんです。
だいたい、抗争自体が内紛がらみの複雑怪奇な話なんで
ドラマにできるのかどうか自信もなかったんです。
ところが、会社はヒットに気をよくして「抗争を二本に分けて書け」
と言い出すんですね。

笠原は「とんでもないこというな」と、呆れちゃう。
どうしても「分けろ」というなら
抗争事件前の盃外交部分とドンパチ部分に分けるしかない。

しかし、盃外交戦なんて、登場人物の欲や猜疑が渦巻くだけで
派手なアクションなんてなにひとつでてこない。
読み物としては成立しても映像化するためには
もう、どう処理していいのか分からないんですよ。

「興行成績に自信がもてない」と突っぱねると
岡田からは「そこを高いギャラをもらっているお前の腕のみせどころだ」
などと、脅される。
実際、この時期、笠原は自宅を新築するために
会社から、かなりの借金してましてね。
背に腹は変えられないと、再度、呉に飛んで「抗争の真相」を探るべく
美能と服部(共政会会長)の双方から取材するんですが
両者の言い分は全く逆の話、しかでてこない。
つまり「藪の中」。
深作に相談しても「始めにホンありきだよ」と
サディスティックな冷笑を浴びせられる。

笠原はなかばヤケクソで再度呉へ。

そのころには美能も「映画などというものは、およそ事実の証明とは縁遠い
アホらしいお遊びだ」とあきらめて、淡々とありのままを語ってくれるんです。

ここでやっと笠原も真相の究明は捨て、多少脈略がつかなくても
盃外交に奔走した当事者たちのゴタゴタをまるごとスクリーンに
放り出すことで「人間喜劇」を観せよう、と開き直るんですね。

そして、ため息まじりでシナリオを書き上げたんですが
結果、この第三部「代理戦争」がシリーズの中で一番お客が入っちゃう。

笠原に言わせれば
「書いた本人が映画を観てもよく分からないのに、お客さんは何が面白くてお金を払ったのか。つまるところ、脚本などはどうでもよく、深作の素晴らしい演出に酔ってしまったものに相違ない」といよいよ自信を喪失しちゃうんです(笑)

さて、第四部。いよいよドンパチドラマになるんですが
主役の文太たちはいずれも組長クラスに昇格していて、抗争の現場にはでてこない。
おまけに一年近く取材しているうちに、
もうどれがピンズか萬子か分かんなくなってきている。

岡田は「客は集めろ、見ごたえのあるものにしろ、制作費の予算は守れ、早く書け」
と、さながら親の倍満を要求するし
傍らでは深作が下手な手を打ちゃしないかと眼を光らせている。

ノイローゼ気味になった笠原はともかく、
抗争事件を生態学的なパノラマにしてやろうと
それまで取材したエピソードを漏らさずかき集め、
あっちに貼り付け、こっちに貼り付け
モザイク模様のように組み立ててシナリオにするんです。

でも、そのゴタゴタ抗争劇が展開されるが故、ラストの拘置所での
文太と小林旭の別れのシーンが鮮やかにみえるんですねぇ♪

で、ゆさみん、さんの質問(←どんだけ、引っ張る!

>(1)3部作を区切り直して4部作にしたの?
 (2)3部作で終わるつもりだったのに、次のエピソードを入れて4部作にしたの?

どちらも正解。
笠原は三部の腹積もり。会社は一部のヒットの段階で四部を命じた、です
笠原、深作の両輪が走りながら作った「仁義なき戦い」ならではの、結果です。

★次回からはこれを読めばシリーズが二倍、三倍楽しめる♪
ゆさみん、さんが触れていなかった
「仁義なき戦い」四部作秘話をご紹介いたします。
【551】

◆仁義なき戦い四部作キャスティング名鑑◆  評価

野歩the犬 (2014年03月09日 08時20分)

◆仁義なき戦い四部作キャスティング名鑑◆

実名からもじったり、イメージしたものあり、
ぜ〜んぜん、カンケーネーものあり
笠原和夫が苦吟して広島弁を語らせた人たちです♪

※さすがに、山口組と本多会などの親分役は静止画出演です

【実 名】     【役 名】       【俳 優】

山村辰雄→      山守義雄→       金子信夫

山村邦香→      山守利香→              木村俊恵

佐々木哲彦→     坂井鉄也→       松方弘樹

美能幸三→      広能昌三→       菅原文太

新居勝巳→      新開宇市→       三上信一郎

前原吾一 →     神原精一 →       川地民夫

野間範男→      矢野修司→       曽根晴美

樋上 実→      槙原政吉→       田中邦衛

山平辰巳→      山方進一 →       高宮敬二

今田泰麿→      有田俊雄→       渡瀬恒彦

土岡 博→      土居 清→       名和 宏

大西政寛→      若杉 寛→        梅宮辰夫

小原  馨→      上田 透→        伊吹吾郎

岡 敏夫→      村岡常夫→        名和 宏

高橋国穂→      高梨国松→        小池朝雄

服部 武→      武田 明→        小林旭

網野光三郎→     松永 弘→        成田三樹夫

原田昭三→      江田省三→                 山城新伍
            (2部)
           江田省一(←広能昌三と混同するため変更)
           (3、4部)

山上光冶→      山中正治→         北大路欣也

村上三次→      大友長次→         加藤 嘉

村上正明→      大友勝利→         千葉真一

中本敬造→      中原敬助→         室田日出男

打越信夫→      打本 昇→         加藤 武

山口英弘→      早川英男→         室田日出男

岡 友秋→      岡島友次→         小池朝雄

河合勝冶→      川田英光→         三上信一郎

田岡一雄→      明石辰男(スチール)→       丹波哲郎

           
地道行雄→      宮路輝男→         山本麟一

安原政雄→      相原重雄→          遠藤辰雄

山本健一 →      岩井信一 →         梅宮辰夫

本田仁介→      神代巳之吉(スチール)→    和田真士

平田勝市→      伊丹義一(スチール)→    中村錦司

亀井 貢→      川西 清→         八名信夫

藤田逸喜→      福田英泰→         長谷川明男

海生逸一 →      大久保健一 →        内田朝雄

清岡吉五郎→     景浦辰治郎(スチール)→    堀 政夫

西原よし子→     上原靖子→          梶芽衣子


※誤字直し、追加編集あり
 
【550】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年03月07日 10時33分)

    キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!! 


   アカデミー賞を吹っ飛ばして

     「仁義なき戦い」が

       きおった―――――!


  ■ゆさみんさま


   ちと、週末にかけて激ISOなので

    とりあえず、お礼まで♪


 週あけにも、2万字ほど、投下しますんで(←マジか?


    よろしくお願いします!

  のほ
【549】

仁義なき戦い(1)  評価

ゆさみん (2014年03月07日 01時27分)

仁義なき戦い(1973年)
監督 深作欣二 
脚本 笠原和夫 
原作 飯干晃一 
製作 俊藤浩滋・日下部五朗 
出演者 菅原文太
    松方弘樹
    田中邦衛
    金子信雄 ほか
音楽 津島利章 
撮影 吉田貞次 


さて「仁義なき戦い」である。

正直言って、ほぼシリーズ全作(深作欣二監督版以外もふくめて)一気に見たので、ちょっとごっちゃになっているところもある(苦笑)
特に、深作版で死んだ人が別の作品で違う役で出ているのは、一気に見るとわかりにくいことおびただしい。まったく違う話なら、まだ分かるが、実録ストーリーがつながってているので(登場時にテロップで○○組 ××××とは出てくるものの)「あれ、この人、死んでたよね、なんでまた出てくるの?」と思ってしまうのであった。

この「仁義なき戦い」深作監督の作品とそうでないものは、やはり一線を画するものがある。正直「その後の仁義なき戦い」以外はヤクザ抗争のどろどろが全面に出て、私には今ひとつであった。
「その後の仁義なき戦い」はのほさんが言われているように、青春ドラマみたいなテイストで描かれており、その意味では面白かった。若者がやくざに染まっていき、しがらみのなかで悲劇の運命に翻弄されるという・・・

で、深作版である。
任侠ものからの脱却ということで俳優の起用とか、今までの映画とは違う新しい試みがなされている。(くわしくはのほさんの文章を見てね♪)
演出方法としての試みは、手持ちカメラでの撮影で、これはある意味、ブレアウィッチから始まったモキュメンタリーの元祖ともいえる。なんだ、とっくの昔に深作氏がやっていたのね、と思ってしまった。やはり深作監督、すごい。

「仁義なき戦い」の映画は最初の4作がやはり光る。
脚本を担当した笠原和夫氏がヒットを受けて、5作目のさらなる続編を打診されたが、4作で全て終わっているとしてその後の「仁義なき戦い」シリーズ作品には一切タッチしていない。
私は、そういうことは後で知るのだが、たしかに4作のラストを見て堂々の完結といった感じがした。
これは通してみれば、誰でも気づくことと思う。

WOWOWの笠原特集によれば、脚本家・笠原氏が「仁義なき戦い」をどう作品化しようと迷っていたという。
原作は、暴力団抗争を題材にした作品で仁義を交わしても裏切り、裏切られ、組の対面から多くの命がドンパチで失われ、陰惨とした話である。ストレートに脚本にしても陰惨さが際だってしまう。娯楽路線の映画としては悩むのは当然かもしれない。

笠原はどう描いたか。
それは1作目の冒頭と4作目のエンディングの描き方に示されている。

最初のシーンの原爆をバックにしたタイトルと4作目のエンディングの原爆ドーム。
原爆を、最初と最後に据えたことで「仁義なき戦い」で描かれる抗争と戦争を重ね合わせている点が象徴的である。
人間が行った行為である戦争によって、多くの命が失われた。しかし、暴力団抗争も似たようなものじゃないか。失われなくてもよかった多くの命が失われた。終わったあとで見てみれば、愚かな行為と言えるかもしれない。しかし、それらの命の上に今の日本は成り立っているのだ。
当事者たちは、その渦中にいる間は、命を賭けて闘ったのだ。理不尽といえるような状況におかれながらも・・・
【548】

仁義なき戦い(2)  評価

ゆさみん (2014年03月07日 01時26分)

WOWOW版では笠原氏は、抗争劇を喜劇として考える視点を得たことで書くことができた、とまとめていた。

「仁義・・」が喜劇?
といったら、何言っとんじゃい、という声が聞こえてきそうな気もする。

男と男の命を賭けたドラマに、喜劇とは何じゃい。

しかし、よくよく見ると、この「仁義なき戦い」あれだけ陰惨な話であるが、不思議と顔を背けるような陰惨さはそれほど感じられない。
金子信雄氏演じる山守組組長は自分の利害のみを考えころころと言動を変えるが、いかにも悪人というわけでなくどことなくユーモラスに描かれている。
組員の関係も、いざというときに腹が痛くなってイチ抜けたとなったり、ある場面では、今から襲撃に打って出ようとする時に勝手に一人で行けや、と言い放ち、それはないやろ、と泣きついたり・・・・
襲撃に行く前に、事務所の前に作られた即席露天風呂に、女優のポスターといっしょに入って自慰行為をする組員の姿も、ある意味淡々と書かれ、ユーモラスである。

なるほど、喜劇的な視点っていうのはたしかにありますね。

このような描き方と、独特のナレーション、一度耳にしたら離れないような音楽(デンデンデンデンやタリラ〜)、抗争や襲撃の場面をあまりどろどろと描きすぎないテンポの良い演出法(および臨場感あふれる手持ちカメラでの撮影)によって、陰惨なドラマが面白いエンタメ映画になっているのである。

ちなみに笠原氏は、ご存じのように任侠映画の脚本も多く書かれた方なので、テンポのよい深作監督の演出を不満に思っていた、とウィキペディアにある。
「おれが書いたセリフが印象に残らないじゃないか」というわけである。
でも、周りは深作監督の演出を支持し「気がついたらホンを書いたおれだけが反対していた」という。
(それで、仕方ないとは思ったが、のちのち見てみると「いい映画じゃないか」と思ったそうな)
ここらへんは笠原氏の著作にあるのでしょうかね、のほさん?

4作目のラストは刑務所で小林旭演じる武田と菅原文太演じる広能が会話をするところで終わる。
結局、命を賭けた抗争は何も実りがないままに終わり、むなしさだけが残るものであった。

人間の争いというものの愚かさを、そして、人間による抗争はこの後も続いていくのであると原爆ドームをバックに語るナレーションでのエンディングは素晴らしいと思う。
娯楽映画であるが、人間の行為の愚かさ(と悲哀)を象徴する終わり方である。

・・・・とはいえ、何度も言うけれど、あんまりそういうことは考えなくても「いやあ、面白い映画だったなぁ」で終わる名作ですね。はい。
【547】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2014年03月07日 01時21分)

のほさん♪

ども。

ルピタ・ニョンゴ、アカデミー賞、いきなり新人で受賞ってのもすごいですねぇ。

作品賞、やはりアカデミー賞的な作品が受賞してしまいましたね。
まあ、名作ではあるのでしょうが・・・
私費を投じてブラピが作ったと聞くと、同じく私費を投じて作り、アカデミー賞を受賞したケヴィン・コスナーの「ダンス・ウィズ・ウルブス」を想起してしまいます。
映画館では・・見ることは無いかもですが。

それにしても一番多くノミネートされた「アメリカン・ハッスル」がよもやの未冠に終わるとはいやはや・・


というわけで「仁義なき戦い」について語りますね。(←どういうわけだ?)

ホントは、この作品、ご託を並べずに、楽しみながら見るというのが一番良い見方だと思いますがね。うん。
【546】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2014年03月03日 16時52分)

■ゆさみんさま

ども♪

呼ばれりゃ、飛んでくる
野歩the犬です!

さっそく、レスを・・・・
と思いましたが、いやぁ〜、さすがにオスカー受賞式の日に
それはないか・・・・と。

出直しますね。


ルピタ・ニョンゴって誰?
って思ったら、映画初出演だったのね・・・・
【545】

のほさんへ(レス&質問で〜す)  評価

ゆさみん (2014年03月02日 18時27分)

いやあ、のほさん、詳しい解説、ありがとうございます。

なるほど、のほさんが言われるように、当時は2本立てが主流でしたね。
で、添え物的な映画であったと。

それが、いろいろあって(詳しい内容はのほさんの解説をば参照)こちらが主になったと。
ですよね?
公開時の併映は『女番長 スケバン』ということで、こちらがメインとは思われないので(笑)

ウィキペディアによると当初からシリーズ化が決まっていたとありますが、のほさんによれば

>ラッシュ試写の段階で岡田が「すぐに続編行け!」とGOサイン
>そんで、ヒットして四部作になりました(←当初は三部予定)」

というわけであると。

う〜む、ウィキに書いてることはウソではないけれど、のほさんの内情を語った文章を読むと、ニュアンス的に受け止め方が違いますね〜。

当初は、シリーズ化は予定していなかったけれど、ラッシュをみて
「こりゃいける、ヒットするぞ!! 続きをはよ作らんかいっ」ってな感じですね。
ふむふむ。

制作陣の裏のドロドロ関係もなかなか面白いですね。

こないだWOWOWで放送された笠原氏のドキュメンタリーでは、笠原氏が綿密に取材した脚本について「なおすところ、一行もありません」と深作監督が言ったというふうになっていましたが(こちらもたしかにウソでは無いですが)WOWOWでは、いかにも笠原氏の脚本家としての力量を深作氏が認めていてたんだ、という感じに受け取れますからね。
それまでの関係を知ると、面白いですね。

笠原氏の脚本に対しそれまではズタズタにしていたので「あんなヤツにやらせたら俺のホンはズタズタにされる!」
それが「なおすところ、一行もありません」とは。

前にいろいろあろうとも、笠原氏渾身の脚本に対し、演出家として「すばらしい」と素直に認める、という姿勢。
いいなあ。

深作監督の女優とのいちゃいちゃも面白い。
深作監督はたしかに凄い監督ではあるけれど、いっぱい浮き名も流しましたからねえ。

ふむふむ。

>(1)プログラムピクチャーからの脱出、
>(2)スターダムシステムからの転換
>(3)(2)を受けて、大部屋からの俳優の発掘

今までの既定路線を変えるという、革新的取り組みでも作られた一作だったんですね。

いやあ、すごい。

>東映京都の歴史検証するうえでも一級の価値がある!と
>なるワケです♪

もしかして、のほさんの次の作品は・・・「仁義なき戦い・映画篇」では・・・ないですよねえ(笑)

もうひとつ質問です。
3部作から4部作になったとありますが、これは、ヒットを受けてのことだと思いますが・・

(1)3部作を区切り直して4部作にしたの?
※つまりもともと3作の予定だったのを4作まで作れると考えて引き延ばす形で作ったの? つまりエピソード的には頂上作戦までを3部作と考えていたと。

それとも・・・

(2)3部作で終わるつもりだったのに、次のエピソードを入れて4部作にしたの?
※「代理戦争」までで終わるつもりが、人気出たから「頂上作戦」は考えていなかったが人気出たのでもう1作作ったと。

よかったら教えて下さいませ。
【544】

5年ぶりの大阪出張  評価

ゆさみん (2014年03月02日 13時21分)

どうもです。
一泊で大阪出張に行って参りました。
5年ぶりですが、人が多くて何か疲れてしまいました(笑)
せっかくの機会なので、ピワドの仲間、最近お見かけしていない「夢夢さん」と帰りの飛行機に乗る前のひとときを利用して会いました。
一目見て「いやあ、痩せたなあ」と。
曰く「病気で痩せたんじゃなく、走っていて痩せたんですからね」と念を押されました(笑)
私が
「最近カキコしていないですねぇ・・・」
というと
「ちょっとばかり書くタイミングを逸して、そのままずるずると・・・」とカキコしていない理由を語る夢夢さんでした。
それから、最近のお互いのスロ事情などを語りながら、大阪近辺で有名という豚マンを食べながら語ったり、お互いの子供の進路のことについて語ったり、互いの忙しい仕事のことについて語ったりなど楽しいひとときを過ごすことができました。

今回の出張は、全然観光みたいなところには行けなかったけど、夢夢さんと会うことができたことが収穫でありました(笑)

夢夢さん、また会いましょうね。

では、今から外出です。
のほさんのレスはまた後で。ごめんちゃい。
【543】

仁義なきレス  評価

野歩the犬 (2014年02月28日 17時03分)

■ゆさみんさま

「仁義なき戦い」がでてくれば飛んでくる、のほ、です♪

>どうして同じ役者が別の役でいろいろ出てきているの?

これはですね・・・
ご存知かと思いますが「仁義なき戦い」は当初
シリーズ化する計画なんてサラサラなかったんですね。

正月2週目の添物、モノクロで尺も40分ぐらいの予定だったんです。

とにかく着流しの任侠ヤクザ路線が完全に手詰まりになっていて
もう、オールスターでしか、客が呼べないから
金がかかってしゃーないんです。

いや、金がかかる・・・というよりは
オールスター⇒すべての役者に見せ場を作らなければならない⇒結果、ホンが面白くない
⇒ホンが面白くないのにいいシャシンになるわきゃない!

泥沼の悪循環なんすね。

おまけに一人、踏ん張ってくれていた「華」一輪、
藤純子が引退発表しちゃって
任侠路線はもうあかん・・・なんか新しい企画はないかって時期でして。

たまたま、麻薬Gメンの取材で飯干晃一のところに来ていたプロデューサーの日下部五郎に飯干が「今度、週刊サンケイで、これ、連載するけど、どう?」
って、もちかけたのが原作。

すぐに岡田と俊藤の内諾とって映画化権だけおさえていたんですね。

で、岡田が日下部に「おい、あれ、やってみるか」と。

日下部が原作の手記を書いた美能幸三に連絡すると
「映画化なんてとんでもない!」と一蹴される。

まあ、連載も始まって間もないし、関係者は存命してるし
ムリっちゃ、ムリなんですね。

そんで、一回、企画は頓挫するんですけど、
日下部が「やっぱり、新しい路線を開拓するにはこれしかない!」と執着するんです。
笠原に「なんとかホンにしてくれ」と拝み倒して笠原はまた、呉へ。

笠原は取材を断られたらさっさと帰ろう・・・と美能幸三に会う。

案の定、ジロリと睨まれ「映画はダメだ!」

「あ、そうですよね」と帰ろうとしていたら
美能が追いかけてきて「駅まで送る」。
シナリオライターという人間に会うのは初めてだから
「ナンボ、もろうとるの」とか話しかけて「呉は初めてかいの」。
笠原が「戦時中は大竹の海兵団にいました」と言ったら、美能が
「俺も大竹よ!」と戦友意気投合しちゃうんですね。

そんで「映画は絶対ダメだが、話の分からないところは教えちゃろう」
となって、笠原は美能のマンションに招かれブランデーを飲みながら
延々五時間、取材しちゃう。

京都に帰って一気呵成に初稿をかきあげたら岡田が「おもろい!やれ!」
ここで初めてカラーでの尺も100分と決まるんです。

で、監督は誰にする?

笠原は中島貞夫か大島渚を考えたらしいんですけど
俊藤は「東撮の深作がいい」。
ドキュメントタッチでテンポのある「人斬り与太」で
深作の演出才能をみてたんですね。
う〜ん。さすが、俊藤の慧眼。(←のちにこの慧眼が自らの首を絞める)

ところが笠原は「深作なんて、とんでもない!」と猛反対!

かつて東京で「顔役(←だったっけな)」を共同執筆していたら、
深作は中原早苗(←後の嫁ハン)とイチャイチャしていて、全然、書かないうえに
笠原のホンを直しまくり、大ゲンカしたことがある。
(チケットを買っていた東京五輪の開会式を見損ねたらしい)

「京都の連中は深作を舐めてる!
あんなヤツにやらせたら俺のホンはズタズタにされる!」と。

それで俊藤が中に入って深作にホンを見せたら
「スバラシイ♪ 一行も直さず撮らせていただく」

笠原はびっくらこいて、電話で「アンタ、本当に深作・・・?」


嗚呼・・・・前フリが長すぎる・・・・
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