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【712】

平井和正氏の死去  評価

ゆさみん (2015年01月20日 22時45分)

平井和正氏が亡くなられた。
ことさら私が言うほどのことではないが、現在の40代の年齢以上のSFファンなら知らない人がいないくらいの作家である。
30年〜40年くらい前の氏の人気はすごかった。白黒アニメの「エイトマン」その後のヒット作であるウルフガイシリーズや、幻魔大戦シリーズなどは新作が出るたびにベストセラーになり、アニメ映画にもなった幻魔大戦などは、映画の中で使われた「ハルマゲドン」という言葉が、今で言えば流行語大賞になるくらい有名になった。
有名であったが、人嫌いで出不精。小説は言霊(ことだま)が降りてきたときに執筆されるのであって、言霊が降りてこなければ書けないといい、人気シリーズが途中で中断したり、いったん降りてきたら驚異的なスピードで執筆されたりと、こう書いてみると不思議な作家であったなあ。
幻魔大戦のころから、ちょっと方向性がそれまでのSFエンタメ路線から変わった方向に流れてしまい、角川文庫書き下ろしで出ていた「幻魔大戦」などは途中から話がほとんど止まってしまった。ある巻は1巻で2〜3日しか進まない。その大半が登場人物の会話であったり、講演が延々と続いたり、といった内容であったりした。しかも登場人物が途中で行方不明になって主人公抜きで進んだり・・・。そこで展開される考え方が新興宗教的なものにつながりかねず、評論家の中島梓氏は平井氏のファンでありながらも、「小説にあまりにのめり込むと、読者がその考え方を小説ではなく現実世界と混同してしまい信じてしまう」危険性に警告を発していたこともあった。まあ、ある意味、そこまで人をのめり込ませる迫力をもった作品であり、展開を「うーむ、どうなの?」と思いながらも全巻読んでしまった(しかも未完であった)ゆさみんであります。ネットで見ると、オウムのバイブルとなっていたともいう記述もある。それは、ホントかどうか分からないけれど、あながちあり得なくもない感じはする。
その作品のほとんどをカバーしていたイラストレーターの生頼範義氏も、途中からついていけなくなりイラストを断って、その後、ベストセラーとは離れたところで自主出版的な作品を出してもいた。知る人ぞ知る「気まぐれオレンジロード」にインスパイアされた「ボヘミアン・ガラス・ストリート」(全10巻)は酒見賢一氏なども絶賛されていましたっけ。
ゆさみんは、10年ほど前に出された「時空暴走気まぐれバス」(集英社文庫)は購入したがまだ読んでいない。ほとんど話題にもならないまま出版されていて寂しい気もした。(平井和正氏のことを知っていて、かつこの作品を知っている人などかなり少数派でしょうな)

巨星墜つ。
小松左京氏の死去に匹敵するインパクトのある作家の死去だけに、とくに幻魔大戦以前の作品は再び紹介されて欲しい気がする。
「サイボーグブルース」「虎は暗闇より」「美女の青い影」「アンドロイドお雪」・・・etc

ゆさみんオススメは何と言っても

「死霊狩り(ゾンビハンター)」全3巻(角川文庫・ハルキ文庫)

ぜひ未読の方がいたら読んで欲しいな。文庫は絶版だけどアマゾンには手頃な値段で中古もあるよ。けっこう町の中古の文庫格安コーナーあたりには眠っているかも。
絶対に面白いから。
【711】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年01月18日 23時56分)

えっと、最近は休日は録り溜めしてあった映画をホームシアターで見る日々であります。平日も睡魔に襲われなければ、仕事から帰ってから見てます。
(おかげでパチやスロからは、またまた離れていく日々であります)

という訳で、最近見た映画をざっと評価します。

「最強のふたり」(2011年)
2011年のフランス映画。頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を、ときにコミカルに描いたドラマ。

名作であります。今年になってみた洋画では一番良かった。

「抱きしめたいー真実の物語ー」(2014年)
北海道網走市を舞台に、交通事故により左半身の麻痺と記憶障害の後遺症を抱えて車椅子での生活を送る女性と平凡なタクシードライバーとの、実話に基づく純愛物語。
病気で亡くなる薄幸の美女と彼女に献身的につくす男のお話。

よくあるパターンの映画。この映画の前売りに行列を作っている人々を見たが、予定調和の物語を見て涙を流したい人は感動するかも。

「47RONIN」(2014年)
忠臣蔵をモチーフとし、四十七士にキアヌ・リーブス演じる架空の人物であるカイが参加する等の独自の要素が加えられたオリジナルストーリー。
×
いやはや、この映画を受け入れることの出来る日本人は少ないんじゃないかなあ。
荒唐無稽なストーリーは、おさえるべきところをおさえるから受け入れられていくのであって、根本的なところがおかしいのなら、それはただの変な映画だ。

「LIFE!」(2013年)
2013年のアメリカ合衆国の叙事詩的コメディドラマファンタジー映画。監督と主演はベン・スティラー。1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品

う〜む。日本語吹き替え版で見たのだけれど、岡村隆史が主人公の吹き替えをしていて、映画を見ていてどうも岡村氏の顔がちらついてきて(笑)どうにも印象に残らなかった。

「フローズン・グラウンド」(2013年)
2013年にアメリカ合衆国で公開されたスリラー映画。1980年代のアラスカ州で実際に起きた猟奇殺人事件を題材にしている。主演はニコラス・ケイジ。

演出が平凡。実録的な映画って、何か演出面でのインパクトが無いと「へえ〜、そんな話があったんだ〜」で終わってしまう。
【710】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年01月18日 19時29分)

こんばんは。

のほさん、どうもです。
あらためて、今年もよろしくお願いいたします。

>自トピの書き物に追われて

もちろん、のほさんのトピはちゃんとチェックし、楽しくよませていただいています。
三島由紀夫氏のお話、山上光冶氏のお話、そして、今回執筆中の梅川昭美氏のお話など、どの方も強烈な個性の持ち主であり、ドキドキしながら読ませていただいています。

私もですが、お部屋にお邪魔せずとも「かくれのほさんファン」はけっこうな数にのぼると思われます。無理されないペースで続けてくださいね♪

「県警対組織暴力」
>「あのとき食わせてもらった茶漬けの味が忘れられん」と。
>で、文太はその茶碗を洗っている松方を見て
>この男を見逃してやろう・・・となる。
>あの芝居が好きでしてね。

うん、分かります。
このシーンの説得力たるや、さすが笠原氏の面目躍如たるものがありますね。
ストーリーとはそれほど関係ない、こういった部分の積み重ねが、のほさん流にいうと作劇の骨を形作ると思います。

>文太を殺ったのも梅宮なんですね。

げげっそうなんですか。
そこまで気づかなかった。なるほど。

>一番のお薦めはやっぱり博打うちシリーズの
>「総長賭博」でしょうか。

三島氏も激賞してるんですね。
それはぜひ見なくては。

さて、ビデオレンタル店にあるといいのだけれど(笑)
【709】

RE:映画について語ろう  評価

野歩the犬 (2015年01月18日 14時32分)

■ゆさみんさん

自トピの書き物に追われて
すっかり新年のご挨拶が遅れてしまいました。

のほです。
今年もよろしくお願いします(^-^)/ 

さて「県警対組織暴力」ご覧になったようですね♪

私は松方弘樹がチンピラのころ
対立組織の一人を殺ったあと、
文太を訪ねてくるでしょ。

「あのとき食わせてもらった茶漬けの味が忘れられん」と。

で、文太はその茶碗を洗っている松方を見て
この男を見逃してやろう・・・となる。

あの芝居が好きでしてね。

けど、最後、松方は
「わしゃ、おどれの旗降っとるかい、
 わしゃ、最初っからわしの旗、降っとるんじゃ」と。

結局、文太は癒着しているヤクザからも
組織として従属している警察の両方からも
弾きだされてしまう。

で、一番のワルは誰かとなると、
コンビナート会社へ天下った
キャリアの梅宮辰夫だ、と。

文太を殺ったのも梅宮なんですね。

「県警対組織暴力」というタイトルありきで
ここまでシナリオを構成する力は、
ハンパない、と思います

さて、
>のほさんは、笠原氏脚本の映画って、仁義・・・以外に何かおすすめがありますか?

笠原和夫というと、
深作欣二とのコンビが知られてますが、
私は「仁義…」以前からを見渡すと、
山下耕作監督とのコンビが好きです。

一番のお薦めはやっぱり博打うちシリーズの
「総長賭博」でしょうか。

「映画はやくざなり」にもあったと思いますが
岡田茂から

「お前らゲージツみたいなもの、作りやがって
 ゲージツでは飯が食えんぞ」と
 叱られたという作品ですね。

しかし「映画芸術」誌に三島由紀夫が寄せた一文は本当に名文ですね。

>私は、『総長賭博』を見た。そして甚だ感心した。これはなんの誇張もなしに「名画」だと思った。何という自然な必然性の糸が、各シークエンスに、綿密に張りめぐらされていることだろう。セリフのはしばしにいたるまで、何という洗練が支配しキザなところが一つもなく、物語の外の世界への絶対の無関心が保たれていることだろう。  ……(略)…… 何という絶対的肯定の中にギリギリに仕組まれた悲劇であろう。しかも、その悲劇は何とすみずみまで、あたかも古典劇のように、人間的真実に叶っていることだろう。

この一文でそれまで世の「映画文化人」たちから
一瞥の評価も与えられていなかった
任侠映画に光が当たるようになったんですから
画期的な作品です ^^

笠原氏自身、
「僕がいまだに『映画芸術』を買っているのは
 そのときの恩義があるからだ」と

それに主演の鶴田浩二はもちろん
相手役の若山富三郎、脇の名和弘、三上信一郎、らが
こぞって
「自分の代表作」として胸を張って語っています。

あとは「博打うち・いのち札」

個人的には「女渡世人・おたの申します」かな ^^

これについては長くなるんでいずれまた、
書かせていただきますね。
【708】

県警対組織暴力(1)  評価

ゆさみん (2015年01月11日 08時56分)

県警対組織暴力(1975年)
監督 深作欣二 
脚本 笠原和夫 
出演者 菅原文太
    松方弘樹
    梅宮辰夫 

『仁義なき戦い』から始まる東映実録映画路線の一本。西日本の地方都市を舞台に、悪徳警官とヤクザの友情を通して、警察権力とヤクザの癒着関係を描き出す。
『仁義なき戦い』の新シリーズも広島市からのロケ撮影を締め出されるというトラブルが続出。このため東映は"ヤクザ路線"から"警察路線"という新シリーズと銘打ち「本作をその第1作として広島県警が、地元暴力団組織を追いつめていく過程を描く。警察も組織で組織対組織の、血みどろの男の戦いを映画化する」「仁義なき戦いは広島市の暴力団組織の抗争を描いたものだが、同じ広島を舞台に、同じ深作欣二監督の手で、警察当局に追いつめられる組織暴力団の末路を描く」「いままでは警察当局の撮影への協力が得られなかったが、今後は期待できる」「早速に広島で現地ロケ、8月頃に公開の予定」とマスコミ発表があった。笠原が『仁義なき戦い』で習得した広島弁のセリフ創作術はこの作品によって究極の達成を見たといっても過言でない。
『仁義なき戦い』の大ヒットにより、東映は次々と実録路線のヤクザ映画を量産した。その流れを汲む一本であるが、本作での菅原文太はヤクザではなく警官である。警察の末端組織とヤクザとの癒着及び対立、警察組織内の上層部と末端の対立をテーマに、笠原の綿密な構成力と深作欣二の迫真の演出力が存分に発揮され、息をつかせぬ娯楽性と社会的なテーマ性をともに併せ持つ作品となった。タイトル内の「組織暴力」とはヤクザと、ヤクザと癒着する警察の連合を示す。

以上がウィキペディアからの引用。
この他にも、詳細な記述が多々あり、この作品の人気がうかがえる。

ゆさみんはレンタル店に久しぶりに行ったけれど、任侠コーナーの中を探し、「仁義なき戦い」など深作作品もほとんど無い中で、この作品は奇跡的にあった。店長さん、えらい。
【707】

県警対組織暴力(2)  評価

ゆさみん (2015年01月11日 08時59分)

冒頭が、出入りに行こうとする下っ端が無銭飲食する場面。菅原文太分する警官が、そこに出くわし、下っ端をとっちめる場面で、菅原のキャラを見事に見せている。とっちめて「逮捕するより、出入りで死んでくれたほうが、そうじになる」みたいなことを言って、見逃すが、「無銭飲食はいかん」といって財布の札を全部ぬきとり、ジッポのライターを取り上げる。(このライターは後に重要な場面で出てきて、小道具の使い方がうまいと感じる)
この場面、ウィキには

シナリオ冒頭での(菅原が演じる)久能の描写は「ねじ鉢巻、サングラス、油の染みたジャンパー、一見仲仕風の男が、グラスの酒を煽り、ラーメンをすすり、ゆで玉子にもかぶりついている。貪欲というよりも、賎しいまでに動物的な活力に溢れた喰いっぷりである。」という荒々しいものだが、本編ではスーツにコートというスマートな衣装に変更されており、どぎつい食事ぶりの描写もない。

とある。おそらく、当初の描写では、菅原がヤクザとほぼ変わらないように見える(飲食代をおいてけという行動も因縁をつけるやくざと変わりないし)ので、ヤクザとの対比としてスマートな衣装に変更したのだと推察するが、悪徳警官としての菅原文太を見事に印象づけている。

その他、暴力的な取締のシーンは数あれどその域を超えているような川谷拓三への取調室での暴行シーン、当時のヒット曲『こんにちは赤ちゃん』が流れる中、チンピラがのたうち回りながら殺されるシーン、などの印象的なシーン。
そして、菅原演じる久能と松方演じるヤクザの広谷の関係性。二人は立場は違うが、似たもの同士。その関係に梅宮演じるエリート警部補海田が表れてからひびが入り、ついには悲しい結末へと突き進むドラマは秀逸である。
また、菅原演じる久能は、やくざと癒着している悪徳警官であるけれど、心情としてはこちらに気持ちが入ってしまい、梅宮演じるエリート警部補海田が悪者に見えてしまう(笑)ここらへんも演出の上手さということになろうが、そもそも世の中はそんなに一筋縄ではいかないものである。一筋縄ではいかないヤクザと警察の組織の癒着と対立を見事に活写した映画といえる。ラスト、クライマックスの出来事のあとの菅原演じる久能のドラマもいい(涙)

たしかにシナリオのお手本のような映画であった。正月から良い映画を見たなあ。
【706】

RE:映画について語ろう  評価

ゆさみん (2015年01月11日 07時59分)

熊楠さん、今年もよろしくね。そちらにも、またお邪魔しますね。
今年もいっぱい面白い映画を観て、面白い本がたくさん読めるといいです。
ああ、パチ&スロに費やす時間が短くなりそう(笑)
【705】

あけましておめでとうございます  評価

ゆさみん (2015年01月11日 07時55分)

遅まきながら、あけましておめでとうございます。
みなさん、今年も良い年になるといいですね。

昨年のパチ&スロの収支ですが、長年の習慣からか一応メモしておりまして、計算したら、約30Kのプラスであります。
昨年は,4パチと20スロは打っていなくて1パチや5スロ、または、それさえも勿体なく0.5パチや2スロを中心に打っています。ほとんどが1〜5K前後のプラスやマイナスばかりなのです。メモするほどの収支でもないんですが、そして、稼働も以前と比べかなり減っていますが、まあ、何とかプラスで良かったです。
収支記録をする以前も含めて(パチ&スロを打ち始めてから)20数年のあいだ、年間収支のプラスは維持しております。
年間収支がマイナスになったら、打つのはやめようかな、などと考えています。
と書いてしまいましたが、もう1月はー10K以上になってしまっています。あらら、大丈夫かいな。

というわけで(笑)今年もよろしくお願いいたします。
【704】

良いお年を。  評価

熊楠 (2014年12月30日 20時28分)

ゆさみんさん

熊楠です。本年もお世話になりました。

こちらにほとんどお伺いできず、ゴメンナサイ。

映画を見る機会が少ないのですが、
来年からは少し増えればよいなぁ〜と思っています。

B型全開の私で恐らく来年も、相変わらずのいい加減な対応になるのは
避けられそうもありませんが、懲りずによろしくお願いします^^;)

来年一年が、ゆさみんさんはじめお部屋の方々にとって良い一年でありますように。

では。
【703】

来年も良い年でありますように  評価

ゆさみん (2014年12月30日 17時04分)

こんにちは。

いよいよ年末も残りわずか。
いろいろ私事もありましたが、来年を元気に迎えることができそうで、おめでとうが言えそうです。

皆さんにとっても、来年が良い年でありますように。
来年もよろしくお願いいたします。

ゆさみん
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