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【1679】 |
メルカトル (2010年02月15日 23時34分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
ころころさん、こんばんは。 >おそらくは、京極堂サイドの立場なら超現実的なシビアさのストーリー。 >榎木津サイドの視点からだと浮世離れした非現実的な破天荒さが加味される。 京極堂は「この世には不思議な事など何もないのだよ」の超有名な言葉からも分かるように、超現実主義者であり、常識をわきまえた有識者だと思っています。 ただ並外れた洞察力、推理力を備えている為、一部のシンパからは師匠などと呼ばれていますね。 一方榎木津は京極堂とは対極に位置していて、探偵のくせに推理など一切しない、しかし全てが「見えて」しまっている。 だが饒舌な京極堂と違って面倒くさがりやなので、真相を看破していても説明は人任せにしてしまう。 しかし、京極堂と榎木津、この二人は実は目に見えない絆で結ばれている気がします。 お互いを称えあう事はしないが、それぞれの立場から尊敬しあっているのではないかと私は密かに思っています。 関口に言わせると、学生時代、変人の両横綱が中禅寺と榎木津だったようですが、当のご両人に言わせると一番の変人は関口だと言う事らしいですね。 こんな何気ないエピソードの中にも、京極堂と榎木津の信頼関係を垣間見る事ができると思います。 >それこそ何十年もスエに取り憑いていた憑き物が離れて、苦しみから解放されたことが、 >悪人裁きよりも私には「良かったね」といいたいことでした。 うーん、なるほど、優しいころころさんならではの感想かもしれませんね。 >待古庵、今川について。 >この一連のシリーズからの登場でしょうか? >意外にボケたふりをしているけれど侮れない人物だなと感じました。 >ちょっと印象に残りますね、このキャラ。 実は初登場は次に読まれる予定の『鉄鼠の檻』なのです。 それなりの役割を与えられていますので、通称「待古庵」の働きぶりにも要注目ですよ。 >底が深いキャラで面白いです。 木場に関しては私は非常に真面目で一本気な男だと思います。 その反面人情味溢れる憎めないキャラとして、殺伐とした物語になくてはならない存在として、地味ではあってもいぶし銀のように光る役どころを演じているような気がします。 >榎木津のことをなんだかんだといいながら評価しているのでしょうね。 それは『姑獲鳥の夏』から終始一貫して変わらない、京極堂の榎木津への表面上のスタンスですね。 内面的には先に書いたとおりの関係を保っているのではないかと私は思っています。 >まずは『百器徒然袋−雨』の「鳴釜」からかな? 『百器徒然袋−雨』には 「鳴釜」 「瓶長」 「山颪」 が収録されています。 「瓶長」はもう読まれていますから、ちょっと勿体無い気もしますが、仕方ないですね。 >面白さに気付かせくださった事に感謝です。(^^) そうおっしゃって下さると私としてもご紹介した甲斐があったというものです。 まだまだ奥が深い京極夏彦氏の世界、存分に堪能される事を願って止みません。 ではまた ^^ |
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【1678】 |
メルカトル (2010年02月15日 23時27分) |
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これは 【1670】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >ドウコク!さんのレスの通り、今日はショックを受けています。 1パチで遊戯される場合は、おっしゃるように出玉が多ければ多いほど虚しさが増していきますので、それを覚悟の上で打つしかないですね。 なんと言ってもローリスクローリターンですから、それなりの出玉を獲得した場合は、割り切って勝てただけよしとするしかないと思いますよ。 4パチを打ち慣れてしまうと、そう簡単にはドライに割り切れないとは思いますけどね。 >なるほど、そうかもしれませんね。日本のホラーではリングの井戸から這い上がってくるシーン あのシーンは脚色する際に、追加されたシーンなので、原作では読むことは出来ません。 あ、もう読まれていたのでしたっけ?そうだとしたらご勘弁を。 >スティーブン・キングは映画化しやすいらしく、いくつか映画化されていますが、キング自身はあまり原作を忠実にすることに拘らないそうです。 そうですか。 私は他にキング原作の映画化作品は『キャリー』しか観ていません。 この映画に関してはどれほど脚色されているか知りませんが、非常に好感を持っています。 ホラーとしても、青春映画としても、とてもよく出来ていてサスペンスフルな傑作だと思います。 >メルカトルさんの了承も得ましたので書きますが、あのマスターの名前は哲也です。 工藤哲也。 哲也ですか。 なんだか野生的でマスターのイメージにはそぐわない気もしますね。 名前にケチをつけてはいけませんが、もう少し知的な印象の名前にしても良かったかもしれませんね。 >北森鴻シリーズ第6弾は「メイン・ディッシュ」に入りました。 北森鴻氏に嵌ってますね。 これはまた「香菜里屋シリーズ」と同じように、様々な料理を目で味わう事ができるようなタイトルで、期待が持てそうですね。 また感想お待ちしています。 ではまた ^^ |
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【1677】 |
ゴールデンゼウス (2010年02月15日 17時50分) |
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これは 【1672】 に対する返信です。 | |||
ころころさん、こんばんは。 ゆっくり休んだようですね! リフレッシュしたぞーという感じが文章から伝わってきました。 ドウコク!さんへのレスでバレンタインはいつ頃から始まったの? というくだりがありましたが、私が覚えている限りでは、40年くらい前にはバレンタインデーにチョコを送るようになっていました。 多分この頃からだと思います。 私はそのときまだ中学生でしたが、初めてチョコ貰いました。 午後の授業な際にかばんを開けた瞬間、大きな赤い包装紙が見えまして、あわてて隠しました。 当時は噂では知っていましたが、まさか自分にくるとは思ってもいなかったので、見つかると皆に冷やかされるのがイヤで隠したものです。 家でこそこそ中を見ると、ちょっと形が悪い手作りチョコでした。 くれた女の子は今一好みではなかったですが、一人ニヤニヤしていると弟に見つかり、「お兄ちゃんチョコ貰った〜」と大声で騒ぎ、すると父も母も全員登場で皆でバクバク。 ニヤニヤ。 実は手作りチョコは後にも先にもそれ1個でした。 >でも、「私のなのに」とそういいつつ、ちゃんと全部ご自宅へ持ち帰ってらっしゃるんですから、 お連れ様に食べさせてあげたいって半分は思っていらっしゃるのでしょう?(^m^*)くすくす 違います。家に宅急便で送ってきたものを勝手に食べてしまうのです。 最近は毎年チョコ13〜16個くらい貰います。 今年は会社で部の女性から1個。他の部署から3個 取引先のくされ縁の女性から2個、あとは皆銀座のオネーサマで7個。 おっと忘れてはいけないカミさんから1個。 計14個でした。 美味しそうなチョコは大抵銀座のママさんからのものです。 多分しっかりと料金に含まれていると思いますが・・(笑 |
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【1676】 |
ころころ (2010年02月15日 13時37分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
次にキャラについて。 待古庵、今川について。 この一連のシリーズからの登場でしょうか? 意外にボケたふりをしているけれど侮れない人物だなと感じました。 ちょっと印象に残りますね、このキャラ。 木場について。 「姑獲鳥の夏」では、無骨な風貌にあわぬかん高い声で、さっぱりとした明るい性格なのかなと思わせ、 「魍魎の匣」では、細やかな神経と、彼なりの男らしい優しさ、強さ、そして弱さがわかり、 今作「瓶長」では、やたらと短気で男臭くて・・・。 底が深いキャラで面白いです。(笑) 彼、きっとA型なんじゃないかしら? 榎木津について。 要するに回りくどい事がめんどくさくてキライ! 今といったら今!それはどうでもいいから、イラナイ!深く考えたくないのよ僕は! 要は今さえ楽しければいいと言う享楽主義のように思えます。 でも、何も考えていないかと言えばちゃんと思いやりや優しさ等も 一見滅茶苦茶な発言や行動の中にちゃんとあるんですよね。 ところで、あの水瓶から飲んだ水・・・「ペッと水を吐き出した」のは、 ガブガブと飲んだあとだったんだけど・・・「あれ」って確か夜店なんかで売ってるのも 不潔な菌を持ってるはずで・・・榎木津は、お腹壊さなかったのでしょうか(^^;) それとメルカトルさんが以前「単純にカッコイイじゃないですか」とおっしゃっていたのが 何となくわかって来ました。 と、いうのがメルカトルさんの音楽や映画の嗜好が最近のドウコク!さんやG・ゼウスさんたちとの 会話の中から、わかって来たせいもあります。 京極堂について。 榎木津のことをなんだかんだといいながら評価しているのでしょうね。 どうしても現実主義な人間があのタイプのお守役になるのは仕方ないにせよ、 榎木津のお膳立ての計画にちゃんとのっかるとこなんか見ても。(笑) そして、相変わらず、理屈・へ理屈を並べ立てて言論と凶相で相手を怯ませる所は凄いです(^^) 「僕」について。 もう、無理ですね。 京極堂ファミリーにどっぷりですよね(笑) ダメだダメだと釘を何度刺されても、いつの間にかハマってしまう。 つまりはマイナス要素を差し引いてもなお惹かれるものが彼等にあるのでしょう。 それこそ、魔物に魅入られたように。 「百鬼夜行シリーズ」の番外編(?)でしたっけ。 「鉄鼠の檻」のあとは、このシリーズ、読んで行きたいと考えています。 まずは『百器徒然袋−雨』の「鳴釜」からかな? では、また。(^^)ノ |
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【1675】 |
ころころ (2010年02月15日 12時08分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
『瓶長』。 >いかにも榎木津が主役らしい結末でしたね。 >このあたり、「京極堂シリーズ」とは一味違った趣向で、文体は相変わらずですが少しばかり違った雰囲気を醸し出していて、読了後には後味の良さが残ると思います。 「勧善懲悪」ならぬ「勧榎木津懲悪」には爆笑でした。 すかさず、「どこの言葉だよ」と突っ込む木場にも可笑しくて可笑しくて。 >>悪人という立場の人がきちんといて、きっちり裁かれ、救われる人がちゃんと居て…。 >本当はそういったストーリーが普通なのでしょうけどね。 >これまで読まれた京極作品が、あまり救いが無いお話だっただけに余計にそう思われるのでしょう。 おそらくは、京極堂サイドの立場なら超現実的なシビアさのストーリー。 榎木津サイドの視点からだと浮世離れした非現実的な破天荒さが加味される。 そんな感じが致します。 榎木津家が財閥だという設定からして、自分達の判らない突拍子のない世界観があるわけですしね。 >新たな京極氏の魅力を発見されたようで、我が事のように嬉しく思います。 ここのお部屋で、紹介されなければ、作者の名前だけは知っていても 手を出さないまま食わず嫌いで終わったかも知れない著書たちです。 面白さに気付かせくださった事に感謝です。(^^) さて、感想。 今回は、やはり感情移入したのは女性の「山田スエ」。 長く永く、苦しんで苦しんで、そうするしかなかった彼女の人生を思うと胸が詰まりました。 嫌いなのに、見たくないのに、離れたいのに、そうできなかった、「家」との確執。 一時もここに居たくない、でも、離れるわけにはいかない、見たくない現実、 でも見続けなければいけない突き付けられる家の中の様相。 心の休まる時がずっとない地獄の中をさまよい続けていたのですね。 榎木津が悪人達の悪行を完膚なきまでに叩き壊したことよりも、 塵芥と化した家の中から、京極堂がたったひとつの彼女の苦しみを取り上げて 終わりにしたあとに、号泣した彼女が哀れでなりませんでした。 それこそ何十年もスエに取り憑いていた憑き物が離れて、苦しみから解放されたことが、 悪人裁きよりも私には「良かったね」といいたいことでした。 |
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【1674】 |
ころころ (2010年02月15日 12時05分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
●メルカトルさん。 >ヴァレンタイン・デーのプレゼント、ありがとうございます。 >とても嬉しいです、ありがたく頂戴いたしました。 お粗末様です。喜んでいただけて私も嬉しいです。(^^) さて、『瓶長』に関して。 まずは返レス。そして感想を述べたいと思います。 長くなりましたので次のレスから。 |
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【1673】 |
ころころ (2010年02月15日 11時15分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
●ドウコク!さん。 >ありがたく受け取らせていただきます。 楽しく、お話をして下さる皆様への感謝の気持ちなのです(^^) 本当に差し上げられれば一番いいのですけれどね♪ >それにしても、女性はこの時期、大変ですよね。 >いつ頃からこんな風になってしまったのか(多分、私の学生時代ぐらいから過熱し始めた、と思う)、もう思い出せませんが、 ですねぇ。チョコレート会社というか製菓会社?確かメリーだったでしょうか? の販促がきっかけだったと何かで聞いたように思います。 昔は本命のみに告白の意味を込めてだったのですよね?(^^) G・ゼウスさんなどはご存知かも知れないですが、 アメリカでは、男性からもこの日大好きな女性へ贈り物をするそうですよ。 (コミックからの知識ですけど(笑)) >現実の社会生活でも、気配り大変だと推察します。 普段、なんでもない時に感謝の気持ちだと言って、何かするのって きっかけというかタイミングがなかなかないですよね。 そのいい機会を年に一度設けてくれているのだなと思う事にしています(^^) >お休みの間、リフレッシュされますよう。(うむ? まさかお仕事の出張とかではないでしょうね。 でしたら、カン違い失礼。) お休みを頂きました。(^^) 土曜日は、出かけて、クタクタになるまで歩いて歩いて・・・夜はグッスリ眠りました(^^) |
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【1672】 |
ころころ (2010年02月15日 11時15分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
お部屋の皆様、おはようございます。 久しぶりに土・日をお休みさせて頂き映画等を観て少しだけリフレッシュしました。 やはり、どこかへ出掛けたりしようと思うと連休でないと、1日だけの休みでは、 たまった家事などで潰れてしまう為、難しいですね。 ●G・ゼウスさん。 お連れ様とのバレンタインエピソード、楽しく拝見致しました。 >うちのカミさんイノシシなみに鼻が利くので、高くて美味しいものはまっさきに食べてしまいます。 >ピエール・マルコリーニとかゴディバは翌日にはカラです。 う〜ん、私のなのに〜(笑 ピエール・マルコリーニ、ゴディバ、うっ、よだれが(笑) 確かにまっ先に手が出そうなラインナップ♪ でも、「私のなのに」とそういいつつ、ちゃんと全部ご自宅へ持ち帰ってらっしゃるんですから、 お連れ様に食べさせてあげたいって半分は思っていらっしゃるのでしょう?(^m^*)くすくす それにしても、「本命」チョコにもなりそうな高級ブランドチョコを、貰える立場のG・ゼウスさんて…。 実は、モテモテのダンディさん? |
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【1671】 |
ドウコク! (2010年02月15日 10時12分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
皆さん、おはようございます。 本日、私用にて返信できません。 また、明日に。 |
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【1670】 |
ゴールデンゼウス (2010年02月15日 00時50分) |
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これは 【1665】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 ドウコク!さんのレスの通り、今日はショックを受けています。 >日本の風土や信仰、古くからの風習といった要素がそれに絡んで、日本人にしか理解できない怖さを生み出しているような気がします。 なるほど、そうかもしれませんね。日本のホラーではリングの井戸から這い上がってくるシーン、あれを最初に見たときは心底ビビりました。 怖かった〜。 >私は原作を読んでいませんが、かなり脚色されていると聞いた事がありますし、もしかしたら原作の良さが損なわれているのかとも思いますが、いかがでしょうか。 スティーブン・キングは映画化しやすいらしく、いくつか映画化されていますが、キング自身はあまり原作を忠実にすることに拘らないそうです。 キングは非常にドライというか商業的な考え方をするようで、自分が書いた本でも映画に売った段階で、あとは勝手にどうぞ、といった感じでしょうか。 >別にネタバレと言うわけではありませんので、書き込んでいただいても別段問題はないと思いますが。 メルカトルさんの了承も得ましたので書きますが、あのマスターの名前は哲也です。 工藤哲也。 思いっきり似合わないと思いませんか? ついこの間までここでも話題になっていた哲也です。 私の頭の中では哲也=阿佐田となってしまっているせいかもしれませんが・・ 北森鴻シリーズ第6弾は「メイン・ディッシュ」に入りました。 タイトルからも想像がつくと思いますが、香菜里屋に負けず劣らず美味しそうな料理が目白押しです。 それではまた。 |
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