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【799】 | RE:姑獲鳥の夏 2 メルカトル (2009年09月03日 23時00分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >そうですか。お二人とも、どこまでプラス評価なのかは分かりませんが、少なくともマイナス評価ではない、 >ということですね。 これはころころさんへの返信で書きましたが、私は本作を本格ミステリとは捉えていません。 ミステリはミステリでもエンターテインメントだと。 どこまでプラス評価かと問われれば、私の読書経験の中でのベスト30には入るといった感じです。 高評価なのは間違いありません。 >私の場合は、いくら伏線が張ってあろうとも、あれ(人間消失)はトリックとして成立しないだろう、という考えなのです。 これもころころさんへの返信で書き込んだとおりです。 あのシーンにトリックなどどこにも存在しないと思っています。 単なる錯覚に過ぎないのではないかと思います。 >どうやら、私の方がより 「本格物」 の方に偏っているのではないか、と思い当りました。 私には正直、本格ミステリにドウコク!さんほどのこだわりはありません。 面白ければそれで良いと単純に考えるからです。 ただ、私も赤川次郎や西村京太郎には全く興味がありません、そりゃそうでしょう、これでも一応マニアを自負してますからね。 (ファンの方には申し訳ないですが) >そこで、トリック一つにしても、良く言えば“こだわり”、悪く言えば“狭量”、となってしまうのでしょう。 >寛容さ・楽しむ感覚に欠けている、と感じました。 それはそれでいいんじゃないでしょうか。 その点だけは譲れないのでしょうし、それがドウコク!さんの矜持なのでしょうから。 同じマニアと呼ばれる人種でも、人それぞれ楽しみ方やこだわりがあると思いますし、決して悪いことではないと思いますよ。 >編集部の1位・2位が、「絡新婦の理」 「鉄鼠の檻」 となっています。 それは少し極端な例だと思いますが、考えられないことではないという気はします。 他の京極作品にも言えることですが、本格やトリックにさえこだわらなければ、十分楽しめることは保証します。 ではまた ^^ |
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【800】 |
ドウコク! (2009年09月03日 23時18分) |
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これは 【799】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 >これはころころさんへの返信で書きましたが、私は本作を本格ミステリとは捉えていません。 >ミステリはミステリでもエンターテインメントだと。 >他の京極作品にも言えることですが、本格やトリックにさえこだわらなければ、十分楽しめることは保証します。 うーむ、また、これで考えてしまいました。 もっと本が薄ければ、「さあ、読むか。」となるのですが、ってことを思い出しました。 いかんせん、あの分量、まるでドストエフスキーを前にしているようで。 今更ながら、京極氏は、本格・エンターテインメント以前に、ボリュームが問題だとも思いました。 よーし、こうなったら、もう我慢せずに次も辛口でいくぞー! 「次回 すべてがFになる」 では、おやすみなさい。 |
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