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【6588】 | RE:西日の町 メルカトル (2012年12月01日 23時30分) |
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ドウコクさん、こんばんは。 >まあ、そう思われても仕方ないです。 変な知事や市長を選んでいるくらいですから。 現在の知事はどなたか知りませんが、市長は別に変じゃないと思います。 ただ、私は好きじゃないです。 何か、大言壮語ばかりで、実際市政を良くしようとする姿勢が伝わってこない気がします。 元々、金髪のタレント弁護士だった訳じゃないですか。 そんな信用できるかどうか分からない人に、市を任せるのはどうかなと思いますが。 >確か、春の大会の決勝で土佐丸高校を破って、連続優勝を決めたあたりまで。 殿馬がサヨナラツーランを打った試合ですかね。 違ったらごめんなさい。私はあの試合の単行本が一番好きです。 里中、山田、岩鬼、殿馬の過去が描かれていて、どこか特別な一冊だった印象がありますね。 犬神対山田の対決も読み応えがありました。 >本作は大人のエピソードが中心なので、読んでいて、ほろ苦い印象の話ばかりです。 なるほど、しかし大人向けの作品となれば、当然そうしたほろ苦い味のストーリーになってしまうでしょうね。 心温まるエピソードや甘い話ばかりでは、現実味が薄くなってしまいそうですし。 >両方ともノスタルジーは感じますが、「夏」が甘い感じなのに対し、こちらは大人の現実を知る、みたいな。 同じ様なタッチでは、続編みたいな感覚になってしまいますので、作者もおそらく『夏の庭』の大人版的な感じで描いたのかも知れませんね。 >というわけで、「夏の庭」のような作風・読後感を求めるのであれば、 >(これは私がそうだった) >本作は、お勧めではないです。 んー、私としては特別『夏の庭』に深い感銘を受けたとは言えないので、かえってこちらのほうが合っているかもしれません。 ただ、両作品とも長編としては短いほうですから、その点では物足りなさを感じる可能性もありますね。 まあ、気楽に読めるとは言えそうですが。 ではまた ^^ |
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【6589】 |
ドウコク (2012年12月02日 22時19分) |
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これは 【6588】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >タレント弁護士 前回の市長選は、酷かったですよ。 関西ローカル元アナウンサー vs タレント弁護士ですから。 どっちもどっちでした。 まあ、元公務員とかならば良い、というわけでもないのですが、選択肢自体がタレントを選ぶしかない、という。 >殿馬がサヨナラツーランを打った試合ですかね。 そうです。 長いバットを巧妙に隠して、ライトでうずくまっていた犬神の頭上を越えていくホームラン。 (確か、「秘打 円舞曲 別れ」だったような。) お見事な決着でした。 さて、湯本香樹美氏「西日の町」。 >なるほど、しかし大人向けの作品となれば、 うーむ、どうなんでしょう。 確かに内容は大人向きなのですが、 作者の意図として、「大人向けの作品」とまでは断定できない、と思います。 でも少年が主人公ながら、古き良き時代、そして鉄鋼の斜陽に伴い衰えていく北九州の小倉が舞台(タイトルも「西日」)であるあたり、 やはり、大人の郷愁を誘う作品なのかも。 >まあ、気楽に読めるとは言えそうですが。 これがね、クセ者なんですよ。 確かに、量もあまり多くなく文体も簡潔平明、しかも文庫版では行間がスカスカ。(笑) その意味では、「気楽に読める」なんですが、 解説者が絶賛している通り、その淡白な表現には、たくさんの意味や雰囲気が込められていそうなのです。 (この辺は、いかにも文学作品、という感じ。) ですから、ざっと読み進めるだけでは、作者のメッセージを見逃してしまいそうな。 実際、私もいくつかの「?」が残っていますし。 |
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