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【5705】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません バトルパニック (2012年02月14日 07時20分) |
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どうもみなさん ミステリーの話題を・・・ 最近読んだ本です ・有栖川有栖「作家の犯行現場」 ・五十嵐貴久「交渉人」 ・奥田英朗「真夜中のマーチ」 この中で良かったのは「交渉人」です これも一気読みでした。 高野和明に続き五十嵐貴久にはまりそうな予感・・・ 「真夜中のマーチ」は 読んでる最中は「3人組(うち女一人)が犯罪をたくらむコメディーミステリー」っていうのが ちょっと前に読んだ貫井徳郎の「悪党たちは千里を走る」にも似てて 「ありがちな設定で苦手なタイプの話」と思っていたんですが 読後感はこっちの方がいいです。 「作家の犯行現場」は 作者がミステリーの舞台となった場所を訪れるエッセイですが 元の作品を知らなくても 「ミステリー作家の視点での旅行記」としてとして面白かったです。 その場所をテーマの有栖川有栖さんの短編も2つほど中に入って たぶん有栖川有栖さんの固定ファンの人は多いんじゃないかな? というのが垣間見えました。 (機会があったらほかの作品も読んでみます) 今読んでるのはSFで伊藤計劃の「虐殺器官」です。 ちょっと難解。 |
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【5711】 |
メルカトル (2012年02月14日 22時39分) |
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これは 【5705】 に対する返信です。 | |||
バトルパニックさん、こんばんは。 >高野和明に続き五十嵐貴久にはまりそうな予感・・・ そうですか、それは何よりです。 五十嵐氏は私は未読ですが、作風としてはサスペンスなのでしょうか。 『交渉人』、覚えておきます。 >「ありがちな設定で苦手なタイプの話」と思っていたんですが >読後感はこっちの方がいいです。 奥田氏も『空中ブランコ』だけしか読んでいませんが、これがなかなか傑作でして、大変面白く読ませていただきました。 ちょっとばかりバカバカしいような短編も含まれてはいますが、何かこう気分がスッキリするような作品でしたね。 これはなかなかのお薦めですよ、時間があるときに暇つぶしにでも読んでください。 意外な拾い物をしたようなお得感がありますよ。 ではなぜ他の作品を読まないのか? なぜでしょうかねえ、一冊読んだらもうそれで満足してしまった感じでしょうか。 まあ、他に読むものがなくなったらまた読みたいとは思っていますけどね。 『イン・ザ・プール』とか『町長選挙』とかですね。 あ、勿論『真夜中のマーチ』も候補に入れておきます。 >たぶん有栖川有栖さんの固定ファンの人は多いんじゃないかな? >というのが垣間見えました。 そうですね、有栖川氏はいまだ根強いファンが多いのではないかと思います。 どの作品も一定の水準を保ったものが多く、安心して読めますからね。 個人的には、緻密で論理的に伏線をひとつひとつ回収していきながら、解決に導いていくあたりがさすがだと思います。 しかしながら、突飛な発想や突き抜けた部分が少ないため、悪く言うと地味な印象は拭えませんね。 決して作風が嫌いというわけではありません、『双頭の悪魔』など傑作も多いですし、国名シリーズをはじめ「江神二郎シリーズ」など、読む価値のある作品が目白押しです。 でもやっぱりなんだか地味なんだよなあ。 あと岐阜に住んでおられたんですね、オーサーさんのお膝元ですよ。 私も同じ地方です。 あんトーストは、私も全く違和感はありませんね。 普通に美味しいと思いますし、あんとバターとトーストの組み合わせは、決してミスマッチとはいえないと思います。 ではまた ^^ |
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