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【3105】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年09月03日 23時35分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >単なる苦行ではないです。 内容自体は私には比較的勉強してきた内容ですから、多少は理解しているつもりです。 それは良かったです。 私のような生半可な知識しか持ち合わせない人間にとっては、かなりきつい内容となっているようですね。 様々な知識にそれなりの自信を持っていないと、楽しめないでしょうね。 途中で挫折してしまう可能性も高そうですし。 >処女作の印象が強かっただけに、余計そう感じてしまうんでしょうね。 私はデビュー作は読んでいませんが、やはり『黒い家』の衝撃が忘れられないので、他の作品にもつい期待してしまうのですが、そう甘くはないですね。 >臨床心理士というのは、ある種の名探偵ですから、新米の僕にはすぐに理解するのは難しいでしょうね。 まあ、そうなのですが、探偵役の波田煌子が余りに頼りなさげに「僕」の目には映っているようです。 それは、煌子が国家資格を持っていないのに、セラピストという職についている事と、定期的に行われる勉強会では「僕」が講師を務めるなど、知識的にはワトソン役の「僕」の方がはるかに上回っている為です。 ただ、なぜかは明かされませんが、おそらくは煌子のほうが洞察力や推理力に優れているため、患者の心の悩みを解決する能力に関しては、「僕」の知識を凌駕しているものと思われます。 だから煌子が探偵役なのですが。 しかし、いつまでたっても「僕」はとても有能とは思えない、この少女のような探偵の実力を認めようとはしません。 この構図は既存のミステリを皮肉ったもののように私には思えます。 >臨床心理士といえば、松岡圭祐氏の千里眼シリーズを全部読んでますが、あれもかなり専門的で面白いですよ。心理学の勉強にもなるし、岬美由紀は門田泰明氏の黒豹シリーズの黒木並に強いスーパーウーマンですからね・・・。 なるほど、それは興味深い作品のようですね。 機会があったら読んでみます、と言いたいところですが、書店に在庫がないと思いますので、悩ましいところです。 ではまた ^^ |
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【3106】 |
ゴールデンゼウス (2010年09月04日 00時29分) |
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これは 【3105】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >様々な知識にそれなりの自信を持っていないと、楽しめないでしょうね。 >途中で挫折してしまう可能性も高そうですし。 でもかなりフォローされているから、途中でイヤになることはあるかもしれませんが、最後まで読みきれると思いますよ。 >ただ、なぜかは明かされませんが、おそらくは煌子のほうが洞察力や推理力に優れているため、患者の心の悩みを解決する能力に関しては、「僕」の知識を凌駕しているものと思われます。 当然そうでしょうね。 学校で習った知識が実際の現場でどれくらい役立つかの問題ですが、現場ではあらゆる事が複合して起きますから、経験のない人には非常に厳しい環境ですからね。 >しかし、いつまでたっても「僕」はとても有能とは思えない、この少女のような探偵の実力を認めようとはしません。 現実でもありがちな話ですね。 >機会があったら読んでみます、と言いたいところですが、書店に在庫がないと思いますので、悩ましいところです。 まったくないとは思えませんが・・・ これは千里眼シリーズとしては、クラシックと新シリーズ合わせて20冊くらい? 出ていると思いますよ。 人気作家なので数冊は在庫があるのでは・・ Z |
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