返信元の記事 | |||
【2677】 | 長い家の殺人 ドウコク! (2010年06月06日 21時58分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >例えば『人でなしの恋』とか『踊る一寸法師』とか。 おお、江戸川乱歩の短編集だったのですね。 私はてっきり、色んな作家の作品を集めたもの、とカン違いしておりました。 「芋虫」の件、了解しました。 まあ、お互いに結構、触れてますので、ここで終了ということで。 >朱川氏、私は好きですけど。 朱川湊人氏、この名前もコチラでよく目にしますね。 「怪奇色はあるが、ノスタルジック」とのことで、ふと私は道尾秀介氏を思い浮かべました。 イメージ違いなら申し訳ないです。 さて、本日は本来なら「怪奇小説」の続きですが、予定を変更します。 歌野晶午氏「長い家の殺人」を読み終えたので、そちらを。 まず一言。 「大変、満足。 とても良かった。」です。 これは正確には、「作品内容も良かったが、それに付け加え、解説に当たる島田荘司氏の『薦』も良かった。」ですが、本日はまず内容で。 (私が読んだのは文庫版でしたので、果たしてメルカトルさんが『薦』をお読みになったのか定かではないのですが、 以前に書かれた内容から言って、読まれてますよね?) 私が最も評価したいのは、 「山奥のロッジで起こった、不可解な事件が、何と都会のライブハウスでも発生した!」です。 山奥のロッジ → 人が少ない。 目撃者も少ない。 トリックは仕掛け放題。 都会のライブハウス → 人が多い。 変な動きは目撃されやすい。 トリックを仕掛けるのは難しい。 従って、両者では別のトリックになるはずのに……。(これ以上は割愛。) この点に、とても驚きましたよ。 |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【2680】 |
メルカトル (2010年06月06日 23時27分) |
||
これは 【2677】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >おお、江戸川乱歩の短編集だったのですね。 そうです、ドウコク!さんは既に読まれているかもしれませんが。 実は私もかなり前に乱歩の短編集を読んでいるので、もしかしたら重複するかもしれないのですが、もう忘れてしまっていると思いますので、特に問題ないかと。 >「芋虫」の件、了解しました。 まあ、お互いに結構、触れてますので、ここで終了ということで。 それ以外の作品については、問題なければ書評は書くつもりですが、『芋虫』だけはあまりにも悲惨な内容なので、ここで書くには相応しくないと考えました。 >「怪奇色はあるが、ノスタルジック」とのことで、ふと私は道尾秀介氏を思い浮かべました。 イメージ違いなら申し訳ないです。 基本的に「ノスタルジック・ホラー」と呼ばれているジャンルの作家ですので、ミステリとは言えませんね。 短編集がほとんどですが、淡いタッチで切なく描かれる人間模様や、心情が心に残ります。 >「大変、満足。 とても良かった。」です。 そうですか、それは何よりです。 デビュー作ですので、拙さが残っているような気がして、その辺りやや心配だったのですが、杞憂に終わって良かったです。 >以前に書かれた内容から言って、読まれてますよね? 読みましたよ。 随分前なので、ほとんど忘れてしまっていますけどね。 >私が最も評価したいのは、 >「山奥のロッジで起こった、不可解な事件が、何と都会のライブハウスでも発生した!」です。 なるほど、本作のトリックの肝ですからねえ。 意外に単純なトリックだけに、破壊力は備えているのかもしれませんね。 どちらにしても、本格好みのドウコク!さんが満足されたのですから、島田氏が推薦する理由も分かるというものです。 もしかしたら、三部作の『動く家』や『白い家』も同様に気に入られるかもしれませんね。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD