返信元の記事 | |||
【2519】 | RE:おかしな二人 ドウコク! (2010年05月15日 22時06分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >人に言えない理由もあったのでしょうね。 多分、あったでしょうね。 本には書けないことも。 ただ、一応は、いくつか理由も書いてあった、と思います。 あやふやなのは、覚えていないからです。 つまり、他の印象が希薄になるほど、私には「たまには執筆してよ。」という記述が、鮮明でした。 >「焦茶色のパステル」……乱歩賞受賞という事で読んでみましたが、正直あまり印象に残っていないですね。 これは意外ですね。 「おかしな二人」での、トリックのネタバレを読む限りでは、私にはとても面白そうな印象でした。 (もしかしたら、トリックの内容ではなく、それが出来上がるまでの二人のやりとりが面白かったのかも知れませんが。) ですから、もう少し、トリックを忘れてから読もうと思っていたのですが、 実際に作品を読んでみると、あまりお勧めではない、ということですね。 舞台裏が生々しく描かれている、この「おかしな二人」。 私は大変、面白く読めましたが、ただ、岡嶋二人氏の作品は、前にも申し上げた通り、あまり読んでいません。 その理由なのですが……。 やはり、私は、最後で「この中に犯人がいる!」みたいなベタベタの本格か、 叙述トリックが好きなので、そういう作風ではない岡嶋二人氏に興味が湧きにくいから、だと思います。 岡嶋二人氏は、良く言えば、非常にスマートな感じだと、私は思います。 ところで、以下の作品は読まれているでしょうか? 黒武洋「そして粛清の扉を」 歌野晶午「死体を買う男」 矢口敦子「償い」 |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【2524】 |
メルカトル (2010年05月15日 23時30分) |
||
これは 【2519】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >つまり、他の印象が希薄になるほど、私には「たまには執筆してよ。」という記述が、鮮明でした。 作家なのだから執筆が仕事といえばそれまでですが、指図ばかりしている相棒に、嫌気が差してしまったのでしょうかねえ。 徳山氏もたまには手伝ってあげるとか、それらしい事をしてあげれば、もう少し二人のコンビが長続きしたかもしれないのにね。 >実際に作品を読んでみると、あまりお勧めではない、ということですね。 あくまで私個人の感想です。 それよりも他に挙げた作品の方が印象に残っている事は間違いないですが。 『99%の誘拐』と『クラインの壷』が私の中では双璧です。 『焦茶色のパステル』はなんとなく読みづらかった、そんな記憶があります。 期待が大きかっただけに、余計にそう思ったのかもしれません。 読んでもう何年も経っていますので、私の意見はあまり参考にしないで下さい。 世間の評価も決して低くはないと思いますよ。 >やはり、私は、最後で「この中に犯人がいる!」みたいなベタベタの本格か、 >叙述トリックが好きなので、そういう作風ではない岡嶋二人氏に興味が湧きにくいから、だと思います。 なるほど、お気持ちはよく分かりますよ。 私は面白ければ何でも許容範囲内ですので、あまり作風に拘りはないですが、岡嶋氏の作品をあまり読んでいないのは、これといった理由が思い浮かびません。 何故でしょうかね? どこかで見切りをつけてしまっている部分もあるかもしれません。 >黒武洋「そして粛清の扉を」 >歌野晶午「死体を買う男」 >矢口敦子「償い」 『死体を買う男』は読みました。 他は未読です。 ではまた ^^ |
|||
© P-WORLD