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【2248】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ころころ (2010年04月13日 11時53分) |
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メルカトルさん、こんにちは。 >方向性が変わったのもあるかもしれませんが、この作品は他の京極作品と比べて、幻想味が色濃く全編を覆っている気がします。 >ですから他とは一線を画している分、異色作といえると思いますが、一部の読者の間では非常に高評価を得ている事も間違いない事実です。 平たく言えば好みの問題と言うわけですね。 >私自身は非常に評価し難い作品として印象に残っています。 >ただ他の作品と比較すると、どうしても低評価になってしまいますね。 そうなのですね。 私は楽しく読めた方だったのですけど。 「鉄鼠の檻」と比較してもそれほど悪くない感じをうけました。 >うーむ、そうですか。 >流石は御手洗といった感じでしょうか、それともやや強引な推理を披露しているんでしょうかね。 >気になります。 あー、その両方でしょうか。 いや、この事件に関しては御手洗自身が日本に居なくて 全て電話やメールのやり取りだったため、強引さは弱かったかも。 着眼点は論理的な理由があってのこと。 そしてそこからの展開もきちんと計算されて導きだされた もののように思います。 >>私は、この中に出てくる遺伝子組み替えの話が事件の要素の何に絡んだのかが全然わかりませんでした。 > >島田氏の小説には多々あることだと思います。 >一見関係ない学術的な解説が連綿と綴られているのですが、本当に事件とはほとんど関係なかったりします。 > >それは氏の衒学趣味の表れと思って、許してあげて下さい。 えぇ〜?そうなのですか? うーん。 私は他のジャンルのストーリーなら別にいいのですけど ミステリだけは関係のないファクターを混ぜ込まないで欲しいと 思ってしまいます。 このエピソード、絶対あとで生きてくるって思って読んでいるので ものすごい肩透かしな気分になります(^^;) ドウコク!さんへのレスに今回書きましたけど、 メルカトルさんも、嫌いでないならYOU TUBEで仮面ライダー電王、 是非ご覧になって下さい。 ラストのあっとおどろくドンデン返し、なかなかに秀作ですよ(^^) では、また(^^)ノ |
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【2254】 |
メルカトル (2010年04月13日 23時06分) |
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これは 【2248】 に対する返信です。 | |||
ころころさん、こんばんは。 >平たく言えば好みの問題と言うわけですね。 おっしゃる通りです。 ただ、京極作品の中では独自の立ち位置を確保している感じですかね。 >「鉄鼠の檻」と比較してもそれほど悪くない感じをうけました。 そうですか、それは良かった。 実は『狂骨の夢』を読まれると聞いたとき、若干の危惧があったのですが、杞憂に終わってよかったです。 私よりも本作の魅力を繊細に感じ取られたのでしょうね。 その読解力は素晴らしいと思います。 >全て電話やメールのやり取りだったため、強引さは弱かったかも。 >着眼点は論理的な理由があってのこと。 そうですか。 不可解な謎が理論的に解明されるという、島田氏自身が本格ミステリはこうあるべきとの姿を体現された作品だったようですね。 ころころさんはそれなりに満足されたでしょうか? >このエピソード、絶対あとで生きてくるって思って読んでいるので >ものすごい肩透かしな気分になります(^^;) お気持ちは分かります。 でもミステリには、そういった事件とは全く関係ないと思われる記述が横溢している作品も結構あります。 作者の意図を測りかねる状況ではありますが、これも文学の異端としてのミステリの一つの形でもあると思います。 >メルカトルさんも、嫌いでないならYOU TUBEで仮面ライダー電王、 >是非ご覧になって下さい。 時間があるとき観てみます。 ご紹介ありがとうございます。 ではまた ^^ |
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