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【2210】 | RE:S・スピルバーグ ドウコク! (2010年04月09日 22時33分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 姪の件でのお気づかい、どうもありがとうございます。 さて、スピルバーグ続き。 >鮫の姿を小出しにしてくるあたりは、『激突!』で主人公のイライラと恐怖心を徐々に募らせていく心理的描写とダブるものがある気がします。 おっしゃる通りだと思います。 この辺の計算も、他の追随を許さないと、私は感じています。 「カラー・パープル」 この作品は、まだまだ奴隷のように差別されていた時代の黒人、しかもその中でも更に低い地位だった、ある女性が主人公という、 全体としては、地味な印象です。 コメディの印象が強いウーピー・ゴールドバーグが、悲しげな境遇を見事に演じているのが、目立つ程度。 しかし、ラストで幼い時に生き別れになった妹と再会するシーンが、とても素晴らしいです。 ただ抱き合って喜ぶだけでなく、2人が興じていた手遊び(「せっせっせーのよいよいよい」みたいなもの)を、 辛く長い年月を越えて、お互いに確認し合う場面を遠くから写すことで、より感動が高まったと思います。 「インディ・ジョーンズ」 この作品でスピルバーグの上手さを感じたのは、罠のある部屋からの脱出です。(シリーズ第2作目) 段々閉まっていく扉が、どう見ても人間の通れる隙間ではないように見えるアングルからのカメラで見せ、 「あっ、ダメだ!」と見る方に思わせドキドキさせた後、別の角度のカメラで、実はそれほど閉まっていず、主人公が脱出するシーン。 脱出できるのはお約束と分かってはいるのですが、それでも、なおもスリルを盛り込む辺りが凄い、と思います。 「E・T」 こちらは正直、前評判が高すぎたのと、これを見た時は中途半端な年齢だった (もはや少年には共感できず、かといってノスタルジーを感じるほどでもない) おかげで、逆にあまり良い印象がありません。(探せば、唸らされるシーンもあるのでしょうが) ところで、メルカトルさんが、あまりご覧になっていないのは、何か理由でもあるのでしょうか。 もし良ければ、お教え下さい。 |
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【2216】 |
メルカトル (2010年04月09日 23時26分) |
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これは 【2210】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >姪の件でのお気づかい、どうもありがとうございます。 いえいえ、とんでもないです。 きっと喜んでもらえますよ、真心が伝わると思います。 >この辺の計算も、他の追随を許さないと、私は感じています。 そうですか、洋画に詳しいドウコク!さんの事ですから、間違いないでしょうね。 私も『激突!』のカメラワークは誠に見事だったと思います。 >辛く長い年月を越えて、お互いに確認し合う場面を遠くから写すことで、より感動が高まったと思います。 映像が目に浮かぶようですね。 必ずしもストレートな表現ばかりが感動を呼ぶわけではなく、そうした一歩引いた映像も映画ならではの表現方法だと思います。 その辺りは監督の手腕なのでしょうね。 >脱出できるのはお約束と分かってはいるのですが、それでも、なおもスリルを盛り込む辺りが凄い、と思います。 これまた監督の腕の見せ所ですね。 下手すれば陳腐にしか見えないシーンを、緊迫感を持って観客を魅了する、監督を始め、演者、スタッフが力を合わせて名場面にする、映画の醍醐味ですね。 >ところで、メルカトルさんが、あまりご覧になっていないのは、何か理由でもあるのでしょうか。 何故でしょう。 いつの頃からか、映画に対する情熱が薄れてしまって、洋画邦画問わず、TVで放映されてもほとんど観なくなってしまいました。 一度熱が冷めるとなかなか元に戻れないもので、映画というものに対する興味が知らず知らずのうちに萎んでしまったんですね。 それはスピルバーグ監督に限った事ではなく、余程惹かれるものがなければ、観なくなってしまいました。 残念ではありますが、映画に限らず色々な物事に対して情熱が薄れて来ているのは如何ともしがたいですね。 ではまた ^^ |
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