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【435】

べ、別にうらやましくないもん^^  評価

さオ (2017年06月19日 20時03分)





おひさしぶりリン病w




TWILIGHT EXPRESS 瑞風


ってご存じ?






JR西日本の新たな豪華寝台列車。列車コンセプトは「美しい日本をホテルが走る」


10両編成ながら、定員はわずか30名。


大阪・京都〜下関間を山陽周りや山陰周りで走ります。

途中で”立ち寄り観光”を含むクルーズタイプの寝台列車で、1泊2日片道コースから2泊3日の一周コースまで計5種類のコースがあります。


料金・値段は?

トワイライトエクスプレス瑞風の旅は全て旅行商品として、トワイライトエクスプレス瑞風ツアーデスクや主な旅行会社で販売されます。


トワイライトエクスプレス瑞風ツアーデスクが販売を行う旅行商品の料金(第1期)は

おとな1人あたり270,000円(1泊2日ロイヤルツイン2名利用)〜1,250,000円(2泊3日ザ・スイート2名利用)。

コースや時期、利用人数等により料金は異なります。



どんな金持ちたちが利用するのやら、、、、


まあ当然、自分には一生縁があるはずもなく。


この国には、こうした豪華旅行を楽しめるお金もちの人たちが少なからず存在するんですなぁ。



目の保養にw

ぜひ



外観めちゃカッコええ列車、


そして豪華な客室内


ぜひ、ググってみてね!



おまいらも縁がねぇだろうけどさwww ヾ(@^ ▽^@)ノ ギャハハハハ



 
動画あった

TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ) 

https://www.youtube.com/watch?v=ktQiJUls-fI



 
 

 
【434】

遅くなってもうしわけナス  評価

さオ (2017年06月19日 20時10分)




☆きょんちゃん


おひさしです


お仕事おつかれでーす、


投稿いただいてたんだね。

本日気がつきました。(((((((;´д`))))))), 


はい、ただいま! すぐに!! ニャハハハ




またね〜♪



 




注: 




【379】〜 【364】

【1- 01 】〜 【1- 16 】 





 【406】〜 【386】

【 2- 1 】  〜 【 2- 20 】  



の続きです ↓



 

 
【433】

【 3 - 01 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時47分)



「ホームレスにギター教えてもらった思い出」




俺「もしかして見たんか?」 


ジジイは顔をゴシゴシ。話をじらすな! 


ジジイ「見たさ。ビートルズにたまたま来てたマディも見たさ」 


マディ?そんなのは知らなかった。ビートルズを見たという衝撃。しかもデビュー前だと…? 


マディとはマディ・ウォーターズのことでこの話を後にさくらにするとそっちの方を羨ましがっていた。



俺「どのくらい!?」 


ジジイは溜め息をもらして呟いた。 


ジジイ「わりいな。ビートルズはあんまり面白く無かったんじゃ」 


俺「は!?」 


ジジイ「ギターは下手くそだし歌も下手。曲作りも単純でバカみたいな英語ばかり。ホントにイギリス人か疑ったよ」 


ここまでビートルズをこき下ろした人間は後にも先にもジジイ以外見たこと無い。あ、2chではチラホラいたかw


ジジイ「俺はマディやチャックに憧れたしイギリスでブルースを知った。出張から帰って来たら必死に耳に残った、目に焼き付いたフレーズを練習したさ」

 
 
【432】

【 3 - 02 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時46分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」







ジジイ「そうすると意外と弾けてた。上手くなるのが実感出来てた」 


ジジイ「そうすると知りたくなるのがチャックやマディは何を元に弾いてきたのか」 


ジジイ「そもそものルーツはなんだか知りたくなったんじゃ」 


ジジイの指がチラッと映る。切れてるのか指の色が変色していた。 


ジジイ「それから少しして俺は見合いをした。それで結婚した」




俺「あれ?ジジイ奥さんいたんか?」 


ジジイ「ああ、俺にはもったいないくらいの嫁がな」 


なんで嫁がいるのにホームレス?あっ… 


ジジイ「その嫁は"よしの"といった。俺より3つ上でいい女だった」


 
 
【431】

【 3 - 03 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時45分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」




1つのギターが頭に浮かぶ。そうか、あのギターはそういうことか。 


ジジイ「よしのは俺のギターをよく褒めてくれた。俺はもう30になろうとしていた」 


徐々にジジイの目が潤む。俺は気付いてないふりをする。 


ジジイ「会社でも出世した俺が30だったか?確か課長になったはずだ」 


今考えれば国鉄の課長に30でなれるなんて化け物だよなw苦労したと今なら分かる。




ジジイ「俺が出世した辺りで音楽雑誌にあるバンドが載った」 


ジジイ「俺はその時流行ってたビートルズは余り興味無かったがベンチャーズは好きだった」 


ジジイ「俺は基本的に技術力があるやつが好きじゃけえなw」 


ジジイは大笑い。そうだったんだと言って俺も少し笑った。 


ジジイ「クリームだった。最初はふざけた名前だなと気にもとめてなかったんだがな」


 
 
【430】

【 3 - 04 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時45分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」




ジジイ「そしたらロック好きの部下がな、持ってきやがった」 


ジジイ「1日だけ借りて聞いてみた。俺は分かったんだな。ブルースの大切さをな」 


ブルース。ジジイがしてた音楽はそういうのか。

さくらも時々ジジイのブルースは本物だと言っていた。ブルースの本物?意味が分からなくて気にもしてなかった。 


ジジイ「益々ルーツを探した。30過ぎてバカやったさwww」 


大きく笑うが目は真剣な目付きだったのを覚えている。俺はジジイにとってブルースはとても重要なものと察した。





ジジイ「するとな、海賊レコードの主人がやってくれたさ!ブルースを見つけてくれた」 


ジジイ「主人はアメリカから来たといった。見つけるのに苦労かけたわw」 


ジジイ「俺の初めてのブルースはサンハウスじゃ」 


今なら分かる。ジジイは永遠にサンハウスの背中を追い続けたんだ。だってリゾネーターなんて使わねえよな? 


ジジイ「よしのもカッコいいですねと言いやがる。男だったら女の為にギターを弾くもんじゃろ!?」



 
 
【429】

【 3 - 05 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時44分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」





ジジイ「家ではギターばっか触ってたな。34にもなると子供が出来た。一人息子。子供はそれだけ」 


子供もいたのか…尚更何してんだよ… 


ジジイ「俺はあの時代を生きて幸せじゃった。それから色んなバンドが出た。ほとんど海賊を買うてな?音質がわりいわりい」 


ジジイ「それでもブルースの影響を受けてるやつは片っ端から聞いた。フリーなんて死ぬほど聞いた」 


ジジイ「いつか部下が話したことだがクラプトンやジョン・レノンは課長より年下ですよ?ってのはショックだったわ」




ジジイ「まあそれでもエレキは弾く気にならんかったわ。まあアコギは一人で出きるしな」 


ジジイ「ある時よしのがプレゼントをくれた。今でも覚えてるわ」 


ジジイ「38の誕生日。ギターをくれた。今も使ってるあいつだ」 


あれそんなに古いのだったのかよ!?俺はびっくりたまげてたわ。 


ジジイ「内緒でよしのなんて名前をつけた。ばれてたまるかい、恥ずかしいw」 


笑ってはいるがとても嬉しく誇りにしているのが伝わる。俺のギターもそうなれば…そんなことを思った。



 
 
【428】

【 3 - 06 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時43分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」






ジジイ「そこでな?不思議な縁でな。大学の教授やっちくれいって誘いがあった」 


ジジイ「俺が?なんて思ったさ。まあ面白そうじゃ、受ける。2つ返事じゃ」 


今の感覚ではこのジジイねらーかよw何の縁でそうなんだよとか思ってた。 


ジジイ「そして※※大学に行った。まあ母校だったしな」 


あれ?どこかで聞いたことがあると思った。親父の母校だった。






ジジイ「それで40で母校の先生じゃ」 


ジジイ「そうやな、今から30年くらい前じゃ」 


ジジイは懐かしそうに語る。 


ジジイ「そこのアコースティックギター部の顧問もした。あんま教えられんかったが」 


ジジイが他に教えてる人間がいたのか…そもそも大学の客員とはいえ教授なんだからあんだけ教えるのが上手かったのかと納得した。



 
 
【427】

【 3 - 07 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時43分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」





ジジイ「お前1つ勘違いしとるぞ?」 


ジジイはにやっと俺を見る。 


俺「何がじゃ?」 


ジジイ「俺は昔は厳しかったんだぞ?めたらめっぽう誉めたりなんざしねえ」 


衝撃だったな。これも。あんなに愉快で褒めちぎりのジジイが?厳しかった?ウソにしか聞こえない。 


俺「ホントか?それ」




ジジイ「なめられねえよう必死だったからな。大学生だろうと容赦はしなかったぜ?」 


俺は口をポカン。 


ジジイ「それから少しして、つーても昭和の終わりになった頃かな?」 


突然悲しい顔をした。とても、とても胸に来る表情だったのを覚えている。 


ジジイ「息子が死んだ。単に事故だったがな」



 
 
【426】

【 3 - 08 】  評価

さオ (2017年06月19日 19時42分)




「ホームレスにギター教えてもらった思い出」




息子さん…死んだのか。俺はまるで身内が死んだかのように心に深い感情を抱いた。 


ジジイ「…湯冷めすんな。上がるか」ザバッ 


パシッ 


俺「…湯冷めでいい。続き。話して下さい」 


これが俺のジジイに対しての最初で最後の敬語だ。ジジイは驚いていたがまたすぐに笑って 


ジジイ「風邪引いたらお前のせいじゃけえな」 


とまた湯船に浸かった。




ジジイ「息子は12で死んだ。西暦だと…1982年だな」 


ジジイ「あの時はよおく覚えてるわ。マイケルジャクソンがスリラーを出したんじゃ」 


いきなりのことに何のことか分からなかった。マイケルのスリラーは俺でも知っていたが… 


ジジイ「連日ゾンビの映画が流れたな。俺はな壊れたかもしれんかった」 


ジジイ「…ゾンビでいい。息子を返してくれ。俺もそしてゾンビになるから」 


ここはよく覚えている。余りにも悲しく切なかった。俺はもう熱いものをこらえられなかった。





 
 
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