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【104】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年03月06日 10時18分)

そして、SS店長と重なった勤番時。
店長に渡すものがありますと、カウンターの子の退職願を渡す。
SS店長は、ふーんついに出したな、とかの反応だった。
で、もう一つ渡すものがあります、と利場。

利場は、自身の退職願を店長に投げつけるように渡した。
(紙なので、店長に当たらず手前に落ちる様な感じになったが)
利場「じゃあ残り短いですが、最後までよろしくお願いします」
何か、SS店長は予想外の展開に驚いてた感じだった。

SS店長「俺が嫌いなんだろー、辞めたりせずIH店に戻るとかすればいいじゃんー」

ん?何だろその反応?(と言うか所属店舗を選ぶとかの権利は無いぞ)
あれ?と思うも、その時はさっさと退室。

利場「はぁ〜、ついに出せたよ。残りの期間は嫌がらせとかされそうで憂鬱やなー」

まあ1か月の辛抱か、
散々ブラック企業に苦しめられてきた利場は、当然何かしらの嫌がらせなどあると思っていた。
投げるつけるように渡したしね。

しかし……?
この行動に対するSS店長、Vエリア長、そして本社の反応は、利場の想定とは違うものとなった。
ついでに、SS店長の謎の反応の理由もすぐに判明する事となる。
【103】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年03月05日 22時35分)

事態が進行したのは退職願を書くだけ書いた後、1か月以上経った後だった。

正直、パワハラが日常過ぎて何が原因で言われていたか正確に覚えていないのだが。
(スロで持ち込みされた、とかだったかな?SS店長が辞めさせ過ぎてその時ホール1人やで、防げないって……)
ブラック企業のテンプレセリフをSS店長から頂いた。
「お前の代わりはいくらでも居る」
そりゃあ自分、副主任3人目ですからね……
他にも色々言われ腹を立てていたのだが、さらに利場を刺激した事件が近日に起きた。

辞めそうだと言っていたカウンターの子に対しSS店長がトドメを刺したのである。
お馴染みの馬鹿にする言葉で腹を立てたカウンターの子が反論、そしてSS店長がいつでも辞めてもらって結構とか言ってじゃあ辞める、となった。
しかも、SS店長は裏でなぜか自慢げに勝ち誇っていた。
これに利場が大変キレた。

キレた理由はカウンターの子が可哀想とか(それもあるけど)よりもっと重大な理由がある。
その子はまだ仕事が出来る方であり、多少なりとも対応力があった。
その子が居なくなると……
ホールの出るスタッフの残りは、
経験年数の長い(笑)2人、出勤時間の制限がキツイ1人、新人の子1人、MB主任、利場
層が薄すぎる、何だコレ。
ホールが回らん……今でも休憩回す時は「ホールとカウンター合わせて」1人とかなんだよ。

思わず文句を言った利場。
しかし返ってきたのは「お前がしっかり回せばいいだろが」とかだった。

その日の内に、カウンターの子は退職願を書き利場に提出した(※その日、利場とカウンターの子は遅番、SS店長は早番なので今は居ない)
それを見た利場はここに至りようやく決意する。
この子がスパッと決めれるのに、自分はなぜウダウダしがみついてるんだよ。

次に店長と勤務が重なる日、その退職願を店長に渡す訳であるが。
利場はもう1枚の退職願も準備する事になる。
【102】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年03月04日 22時19分)

この頃、冷静に考え始めた。
自分は一体なぜブラック企業で、奴隷扱いされる役職者を頑張っているのだろうか、と。
そもそもの目的は。
確か、次の為にもある程度の業務を習得するまで頑張って辞める、だった気がするが……

そして、現在の店を見る。
能力が高い訳ではないが、どこからどう見ても副主任〜主任の仕事をこなしてるのは自分である。
利場以外、誰もやらないのだしね。
どんなに粗探しして悪く言われようとも結果としてここ数か月、店は回っている。

……もう、十分じゃね??

ここに至り、ようやく利場は退職と言う選択肢に手を伸ばす。
すぐに退職願を準備して記入する。
後は提出するだけ。

……

しかし、初めての退職でその後を考えると謎の不安に襲われるのである。
その退職願は提出される事無く、利場の机の中にしばらく寝かされる事になる。

利場はヘタレだったのである。
【101】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年03月03日 12時41分)

引き続きSS店長の人を馬鹿にする癖が炸裂してて、店内の空気がヤバイです。
カウンターの子も、まだ退職届を出していないものの時間の問題か。
ついでにVエリア長が妙に店長寄りの事ばかり言うのも困りもの。

当然、利場にもそのパワハラみたいなものは降りかかる訳で……

古い店舗故に稼働の高い甘海の故障、特に発射ゴムの破損がわりと発生した。
なので、SS店長は利場に「事前に全台の発射ゴムを確認して事前に少しずつ直しておく」との指示。
ただし、稼働を止めすぎるのはマズいので少しずつ。
で、特に古いか傷が目立っている物を交換した訳だが、それ以外の台も稼働が高いのである程度の期間が経てば壊れる可能性はあるのだ。
で、30日くらい後で1台壊れて稼働停止になりましたとさ。
正直、あんなボロボロの状態から30日も無事だったのは良く出来たと思うんだ。
直近に部品交換した台を除くすべてを交換しても良かったくらいだよ……
そんなに台を止めれないから、当たり前だけど却下されるのだけどさ。

そして、SS店長は当然の如く罵倒してくる。
「ちゃんと見たのか」くらいはまだ良いが、「売上が減る分払え」だの、直接的に「無能」だのまあ色々言って来る。
しかも、数日にわたりネチネチと。
GM店長もわりと酷かったけど、ここまでしつこく人を馬鹿にし続けるのはもはや才能の域か。

大量のサビ残などブラックな空間に耐えてきた利場であるが、この直接的な馬鹿にする言葉には我慢ならなかった。
この店長に一矢報いるにはどうすれば良いだろうか、そんな事を考えるのであった。
【100】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年03月02日 18時21分)

前回書いた経験年数の長い二人のお話。

片方のA。
A「指示を下さい!指示しないと私が動けないでしょう!!」
利場「じゃあまず、賞球トラブルがあった台の賞球ケース確認して下さい」
A「私はやりませんし出来ません。出来ない人がやっても無意味です」
利場「簡単だから教えてあげるよ」
A「覚える気ありません!覚えたらやらないといけなくなるじゃないですか!」

いや、やれよ。


もう片方のB。
B「景品イベントやらないといけません。なので準備は全部(←!?)副主任お願いします」
利場(全部……?まあ仕入れとか業者対応はこっちでやった方が良いか)
そして、イベント開催中
B「私はこういうのやりませんので、実働も副主任お願いします」
利場「いや、あなたがやるって言うならイベント中くらい販売活動して下さいよ、カウンターの時だけでいいですから」
B「いや、私はいいです……やりたくないです」
(※結局、全く行動しない)

IH店だったらゴッド部長にブッ○ロされてるなこの2人……

この2人に関しては店長が馬鹿にしたりする気持ちが分かった。
2人とも指示待ちだし指示をくれ!って言うけど、(2人の権限でも出来る内容の)指示したらやりたくないとか言うのが中々にメンドかった。
その癖、指示内容にケチを付けたりも……

このように、実はパチ屋の店員の実力は働いている月日では決まらないのだ。
教育体制が確立していないパチ屋は多く、自ら積極的に覚えるように動かないと……
ホール歩いて玉箱降ろしてたまーに掃除するだけの店員になっちゃうぞ。
パーソナル完備の店舗だと「この人、必要?」ってなる。
何年経っても簡単なトラブルも客対応も出来ず、新人に半年くらいで実務能力が抜かれちゃうとか言う事も。
【99】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年02月29日 18時08分)

一般の店員が辞める理由もすぐ分かった。
圧倒的に店長が嫌われていたのだ……
妙に偉そうだし、いや店長が偉いのは良いとしても頻繁に馬鹿にするのだ。

そんな事も分からないのぉ?
ホント、センスないね。

人を馬鹿にしないと死んじゃう病かなぁ、この人……
いや、心で思ってしまうのは良いよ、利場だって色々思うし。
でも、言葉に出すなよ!
カウンターの子なんて、嫌い過ぎて今にも辞めそう。
馬鹿にする前に至らない部分を教育すればいいけど、当然そんな事はしない。
素直に「この店、近い内に崩壊しないコレ?」とか思ってた。

さらに辛い点として、すでに有能だったであろう人が軒並み去っていた事である。
残った経験年数長い人で特に目立つのは2人
経験年数10年以上とか自慢してたけど、妙にやる気ない上に利場が前に勤めたIH店なら半年レベルの業務能力である。
10年やってても簡単なトラブル1つ出来ないし(やらない)、むしろトラブルを巻き起こす。
当然、何あった時は周囲へ負担がかかる。
上が教育しない弊害を目の当たりにした利場であった。

ちなみに、利場も意外と心の中では人を貶したりするのでそこまで人の事言えないのであった……
ある意味で、ずっと仕舞い込んでいたその心の中を吐き出す為のこのトピ、なのかもしれない。
【98】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年02月28日 22時05分)

他所から聞いたり調べたりすれば意外と何とかなるもので、システムが違う事も徐々に覚えてきた。
ある日、本社から特殊な指示があり、その為に利場にとって初経験である書類を準備しなければいけなかった。
当然分からない、なので本社に複数回電話して聞いたり確認したりした。
なお、その時に事務所には利場とSS店長とVエリア長が居た。

そして、書類が出来上り一段落。
ふー、やれやれ。やっと終わっt……
Vエリア長「利場ァァ!何やっとるんだお前はァァ!!!」
え?何でそんなにキレてるの!?

Vエリア長「何で店長がそこに居るのに店長に聞かんのだ!!ふざけてるのか!!!」
SS店長「なんで俺に聞かないの!?」(←すごい反応速度でこう言った)

いやいやいや……
利場「店長は何を質問しても教えて下さらないので、迷惑なのかと思い別で調べるようにしていました」
Vエリア長「んな訳あるか!言い訳するな!!」

利場も結構頑固で、怒鳴られながらも必死に教えてくれない事を訴えたが、そんな訳無いの一点張り。
店長もこの時だけは俺に聞いてくれればとか言ってた。
何このク○展開……

結局、何度言っても利場の言う事は聞いてくれず店長の言葉のみ採用するので折れて謝罪した。
一応、店長も反省したのか10聞いたら1か2は教えてくれるようになった。たったそんだけかよぉ。
(※利場はこの時の事の当てつけに何度も質問していた)
が、当然ながら納得出来ないし、急速に急激に店長を嫌悪した。
これまでも買い物に行くから帰る後はやっとけよ、とかやらかしてくれたがそんな事どうでも良いくらい腹を立てた。

こりゃあ、副主任が連続で辞める訳だ……
【97】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年02月27日 21時34分)

IH店とWH店は遠く離れており、やり方が全然違っていたし、そもそも所轄への対応も違っていた。
いくら数年副主任してると言っても、やり方が全然違うとなれば教えを請わねばならない。
仕事が無いタイミングなどを見計らって分からない事を聞かねば。

利場「SS店長、入替書類の作り方でお聞きしたい事があるのですが」
SS店長「自分で頑張って」
えっ?間に合わなかったら最悪新台開放できないのだけど……

利場「SS店長、本社への送付書類について(略)」
SS店長「……(無視)」

SS店長「なに非効率な事やってるんだ、こうすればすぐ終わるだろうが!」
なぜか操作を体で隠しコンピューターポチポチ、数秒で終了
利場「そんなシステムがあったのですか!?どう操作しましたか?」
SS店長「教えてあげなーい」←(※マジで言われました)

なおMB主任
MB主任「俺は役職の仕事一切やらないから、分からないから」

そう、この店。仕事を教えてくれないのだ!
警察に提出する書類などの必須業務であっても!!

じゃあ、失敗しても仕方ない……なんてSTBで許されるはずはない。
利場は調べてどうしても分からない所は、本社に聞く、メーカーに聞く、警察にTELなどあらゆる手を尽くして調べて行く事になる。
そして、悲劇(?)は起こる……
【96】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年02月26日 23時18分)

WH店にて勤務開始。
まず、そこのVエリア長にこっぴどく怒られた。
理由は勤務開始前に挨拶に来なかったからとの事。
現在であれば、あんな急な転勤でスケジュールはキツキツなのになんでやねん〜、
と思うかもしれないがその時は体育会系に洗脳されていたのか普通に申し訳なかったと思ってしまった。

とりあえずこのVエリア長、上司は絶対、上司を敬うのは当然、常識、真理であるという考え方なのである。
この考えが後に悲劇をもたらした、かもしれない……

そして、働き始めて即座に副主任にとってこのWH店が非常に厳しい店だと判明する。
この店は小規模店舗で役職者はSS店長、MB主任、利場の3人であるが……
なんと!?MB主任は役職仕事を一切しないのだ。
比喩じゃなく、本当に僅かたりともやらないのだ。
本気で一般社員の仕事だけしかしない。
そして、店長がその分をフォローしてくれるなんて、体育会系企業にはあり得ない事なので。
副主任+主任の仕事はすべて利場がこなさないといけない……鬼かよコレ。

例えば利場の休みの日に遊技台が故障した場合。
その日に対応すれば最速で直して開放できるのに、主任はやらない。
って言うか店長もやらない(←!?)
結果、故障台開放は1週間遅れるのだ。
GM店長ほどでは無いが「俺の仕事はこの範囲!後はやらん!」的な思考である。


MB主任は、実は元部長である。
降格させられたのであるが、会社から被害を受けたとも言えるある特殊な事情であり、確かに一定の同情を覚える事はある。
しかしながら、それに対する行動が業務放棄と言うのは「もうさっさと辞めろよ」と思わなくもない。
さらに……元部長と言うネームバリューのせいか店長もエリア長もそれを咎めないというヤバイ状況。

結果。
それはもう、ジャンジャン利場に仕事が積み上がる。
古い店舗でトラブルも多かったことがさらに仕事量の増加を加速させる。
その中で店長の無茶振りもある。
こりゃあマズい、しんどいぞコレ!?

だが、利場は「それ」だけならまだ大丈夫だったであろう。
ブラック企業に調教さ……ゴホゴホ、鍛えられた利場は意外と我慢強かったのだ。

しかし、この店のク○要素は他にもあった。
そしてそれは、すぐに利場に牙を剥いてくるのであった……
【95】

RE:パチ屋店員生活の思い出  評価

りばーしぶる (2020年02月26日 20時47分)

副主任になり、IH店で働き始めていつの間にか3年くらい経っていた。
実際には周辺店舗に短期間の応援とか行っていたが、それでもまあ長い事働いていたのだ。
しかし、そんな利場に辞令が下る。

「別の県にあるWH店に異動」

最初だけは、ゴッド部長とGM店長のブラック空間から逃げれて良いかもとか思った。
しかし、あっと言う間に不安いっぱいになる。

WH店のここ最近の退職者数。
3か月で6人、その内で副主任2人。
しかも副主任は転勤後にあっという間に辞めている。
一般社員も辞めたのは全員新人では無く数年の経験者。

いくらブラックなSTBとは言え、経験者が短期間でボコボコ辞めるのは珍しいのだった。
いや、役職者でも余裕でバックレたりするけども……たま〜にそういう事が起こるくらい、のはず……
あ、新人は(ブラックに気付いて)半年を越えたあたりで凄い勢いで辞めるけどなー!
(なお、後々触れようと思うが最初の3か月のみはある理由から意外と辞めないとかもあったりする)

ま、まあそれでもこの会社で役職者になろうとする人は大抵ブラック環境に多少なりとも耐性があるか洗脳済みなのである。
そんな副主任が連続で辞めているのは、地味に恐ろしさを感じる。
どんな地獄が待っているのか、利場は震えながら転勤したのであった。
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