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【135】

RE:店長さんに聞く部屋

bae (2010年12月13日 23時40分)
昔のパッキーカードの時代の事は詳しくは分かりませんので、分かる範囲で。

パッキーカードは日本レジャーカードシステムという会社が発行して、ホールはそのカードを日本レジャーシステムから買ってきて、それを券売機に補充していました。

払い戻しの機能がなかったのは法的な問題ではなく、システムが幼稚だったからのはずです。
テレホンカードのシステムを丸写ししただけの格安システムだったため、当初から残額払い戻しの機能はありませんでした。
また、使用済みカードの回収機能もなかったため、使用済みカードが大量に偽造される事態にも陥ったんですね。
全て、テレホンカードと同じです。

好意的に言えば、導入を推進した側に十分な準備期間が無かったから。
言い方を替えれば、導入推進側が自分たちの金儲けしか考えていなかったからってところでしょうか。

あまりに出来の悪いシステムであったため、ホール側はいい加減にしてくれというぐらい迷惑したはず。

また、システムにかかる金銭的負担もありえない程高額でした。
正直に税金を払う事ぐらい、レジャーカードシステムへの上納金を払う事に比べれば痛くも痒くも無いと言われたほど、
なにせ、1,000円分のカードを買うのに1,023円(不正確かも)支払う必要があり、ここで売上の2.3%を自動的に取られます。
それまで、粗利率10%程度で営業してきた業界は、カードシステムを入れると、粗利率を12.3%に上げなければならなくなりました。
その手数料に加えて、システムの導入費用もホール負担でした。

それだけでも大変でしたが、最も不評だったのがカードの購入方法でした。購入は月に2回と決められていて、3週間前までにFAXで申し込んで、2週間前までに代金を振り込む必要があり、ホールは資金繰りに大変苦しんだとか。
カードを買いすぎると資金繰りが行き詰るし、少なすぎると券売機に入れるカードが無くなってしまって営業が出来ないと。
なにせ2週間分の売上に相当する金額を前払いするわけですから、中堅ホールで4,000万円とかになってしまいます。10店舗のグループなら4億円の現金を用意しなければなりませんからね。
当時の店長は月に2回、カードを何枚買うかに頭を悩ます事になり、営業本部の人は月に2回、夜中にカードを車に積んでグループ店の間を行き来する事になる。
在庫のカード保管のために店舗毎に巨大な金庫を購入しなければならず、盗難に遭った場合もカードの個別管理機能が無いので全額ホールの損失になり、一切の補償はない。

そんなシステム上の問題への対応策として、その後の各店舗内でカードを発行する形態のシステムへと移行していきました。

そして、使い捨て型の磁気カードからICカードに進化する中で、セキュリティが更に向上してカードの個別管理が可能になり、未使用分の払い戻しが可能になったと。そんな流れのはずです。

ちなみに、払い戻し機能はホール側も待ち望んだものでした。払い戻しが出来ないカードの場合、遊技客は少額のカードを購入するので、当たりが来ないまま残額が無くなるとカード購入のために席を立ちます。
これは客に帰るタイミングを与える事になるために、なるべくカードのまとめ買いをしてもらいたいですからね。

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RE:店長さんに聞く部屋  評価

猫X猫 (2010年12月15日 11時02分)

お答え頂きありがとうございました。
旧パッキーカード悪評は知ってましたが、そこまで酷い仕組みだったとは・・・。
私も少額カードを使ってましたが、店によっては最低3000円カードだったりで、
途中で当たると、残額は玉に換えて流してました。
また、知らぬまにハウスカードとやらに切り替わってて、持ってたパッキーカードが使えなくなってた事も。
カード会社に送って返金して貰うのもめんどくさく、パァにしてしまったことも。
客からみても、ろくなもんじゃなかったですね。
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