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【105】 | RE:オカルター 覚醒せよ!!! ペロスケ (2005年12月09日 23時21分) |
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ハマリ1000回転さん たびたびすみません。 「試行回数Nの増加につれ、分布の標準偏差は大きくなり(Nの平方根に比例する)、平均値とは、どんどんかけ離れた大当たり数になる確率が増すのです。」 と 「収束速度が大きいということは、期待収益Aと実際の収益B との比が小さくなりやすいと考えて良いかと思います。B/Aが早期に1に近づくわけですね。」 では内容が矛盾しているような気がします。私の解釈が誤っているでしょうか? |
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【107】 |
ハマリ1000回転 (2005年12月10日 00時11分) |
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これは 【105】 に対する返信です。 | |||
ペロスケさん、再びこんばんわ。 いえいえ、これはよく誤解されることです。簡単にするために 収益=初当たり数 として考えますね(^^)。 初当たり確率をpとすると、試行回数Nでの平均初当たり数(期待値)はN*pです。例えば、p=1/300で3000回転させた場合、初当たりの期待値は、 N*p=3000*(1/300)=10回 これはいいですよね(^^)ok? では、初当たり数の標準偏差σはどうなるるかと言うと、試行回数が増加した場合、 σ=(p*(1−p)*N)^0.5≒(p*N)^0.5 で表現できます(p*Nの平方根)。 95%の場合の実際の初当たり数は、 平均±2σ=N*p±2*(p*N)^0.5 ・・・2) となります。(2の代わりに2.81とすれば99.5%となります)。 試行回数Nが増加すると実際の初当たり数はどうなるでしょう?例えば、下位2.5%の人と上位2.5%との人の初当たり数の差は、4*(p*N)^0.5 ですよね。つまり試行回数が増加するほど、この格差は広がってしまうのです。 さて、それではこれと初当たり期待値N*pとの比をとってみましょう。 {N*p±2*(p*N)^0.5}/(N*p)=1±2/(N*p)^0.5 ・・・3) となります。 3)式の第二項 2/(N*p)^0.5 は、Nの平方根に反比例してますよね?Nが大きくなればなるほど、つまり収束へ向かえば向かうほど、この第二項はどんどん0に近づきますよね? つまり、実際の初当たり数と初当たり数の平均値との比は、試行回数の増加につれ、1に近づいていくわけです。 試行回数の増加につれ、分布の標準偏差は大きくなり、かけ離れた大当たり数になる確率が増すが、期待値との比は1に近づくという、一見矛盾した内容がご理解いただけたでしょうか(^^)? 収束という言葉が良く使われますが、収束するのは大当たり数ではありません。大当たり確率です。実際の大当たり数は平均値(期待値)からどんどん乖離していくのです。そのことも、2)式を眺めればご理解いただけるはずです(2)式の両辺をNで割ってみて下さい)。 |
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