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【309】

[深夜の長距離バス](16/51)

生でったらナマで (2015年12月24日 15時26分)


美咲は自分の本心に、気付かない振りをした。


触られて気持ちいい……。

もっと触って欲しい……。


見知らぬ男性の、男らしい指で。



そんなこと、自分が思うなんてとても信じられなかったからだ。


「ふっ……ああっ……」



男の指はキュロットの中をどんどん這い上がり、やがて足の付け根へと到達した。

服の上からはフリースのひざ掛けを掛けているし、先ほどから身体が妙に火照っている。


きっと、そこはじんわりと汗に湿っているだろうと思うと恥ずかしかった。


(い、いや……だめ……っ)


しかし恥ずかしいと思えば思うほど、男の指に触れる肌が甘く痺れてしまう。

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[深夜の長距離バス](17/51)  評価

生でったらナマで (2015年12月24日 15時27分)



指先が、しっとりと湿り気を帯びた足の付け根を撫でた。

ぬるりと滑る感覚に、ああ、やっぱり汗を掻いている……と美咲は恥ずかしくなる。



ショーツと股関節の境目を、焦らすように撫でる指先。

普段他人に触られることなんかない、秘められた場所に最も近い部分。

否が応でも、意識がソコに集中してしまう。



うっすら目を開いて見下ろせば、ブランケットの下でもぞもぞと男の手が蠢くようすが分かった。


(ああっ……だ、ダメ……そこは……)

ぴくんっ、と太ももが震えるのを抑えられない。



足の付け根というのは、どちらかと言えば足よりは秘部に近しい場所なのだと美咲は実感せざるを得なかった。

敏感な場所をさする男の指。


これがあと一歩、進んでしまったらそこは――。


美咲の背中が、得体の知れない予感にゾクリと震えた。
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