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【2401】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月22日 05時27分)

第十七章 


「えー、この度、宇良君が退職することとなりました。
 これまでの功績は大変素晴らしいものであり、
 オーナーに代わって、特別功労賞を贈呈したいと思います。」

パチパチと響く拍手の中、偽りの授与式が繰り広げられる。
何も知らない従業員の中で、俺は静かにその様子を見つめた。

 
久しぶりに見たあいつは、随分と変わっていた。
顔つきはある種のギャンブラー特有のものへと変化し、
口元は無精ひげが若干ながら生え、
ストイックなその様相は、それまでの地獄を物語っているようにも伺える。

まるで、見えない仲間を追いかけながら打っていた、俺と同じ。
打っていたら いつかあいつと会える
そうやって、保守的にならざるを得なかった、あの頃の俺と同じ。

ちょっと前までは同じような境遇だった宇良を見つつ、
人生はどうなるかわからないものだと感じさせられる瞬間でもあった。


退職するにあたっての一言は、宇良の口から出ることはなかった。
風邪を引いていて声が出せない、そんな理由からだった。
横にいた眼鏡をかけている女が、彼の代わりに色々話し出す。

彼女のスピーチが終わり、宇良が退場する。
「拍手!」という店長のかけ声とともに、周りで大きな拍手が起こる。
その拍手の中を、宇良は無表情のまま退場していく。

その最中、あいつは俺を見つけた。
そして無言のまま、俺に問いかけた。




(俺の家族は 無事か?)




コクンと頷く俺。

…本当は違うことを言いたかったのかもしれない。
いや、そうであっても、俺は頷くことが正解だったと思っている。
俺の返事を確認すると、宇良はすっと目線をそらした。
そして、ほのかに口元を緩ませた。

宇良が退場した後、朝のミーティングが始まった。
網野店長は今日のイベントについて簡単に説明し、次に各々のグループで詳細打ち合わせをする。
これが終わると、普段ならそのまま自分の持ち場へと向かう。
しかし俺は、店長に返事をするために、事務所へ向かうことになっていた。

事務所に入ると、店長と、宇良の代理をしていた女が座っていた。
「はじめまして、静澤と申します。」
にっこりと笑って挨拶をした。

「この前言っていた、プレイヤーの責任者さん。返答をもらいにいらっしゃったよ」
店長は再び、あの登録証を机の上に出す。
「で、どうする?やってみるか?」

「やります」

間髪を入れず、俺は答えた。
店長はコクンと頷き、契約書を差し出した。
【2400】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月21日 08時36分)

ぉ?(-く- オヒサ♪


>姉さん、潤ってるかい!?

 ウィ♪♪


>私の中指、いや、薬指・・いやいや、規則正しい食事と十分な妄想・・いや、睡眠!大切ですね!

 ゴールドフィンガーを鍛えよ!!(-く- そして薬指も使いようですぉ
 いやいや そうじゃなくてwww
 ゴールデンタイムの睡眠は確かに必要ですぉww


>あ、スカイブルーが誰だか突き止めました!w

 めっちゃなつかしっっwww
 そいやぁいたな、そんなヤツwww


>だが、今更関係ないかwww

ウィ♪


 ♪♪ 関 係 自 体 お 断 り で す ぉ ♪♪


 ※関係持ちたきゃぁ向こうから来るべさ♪


>達者でね!

 ウィ♪ そっちも達者で〜〜♪
 ミラーマジックもほどほどに〜〜♪



 さて。。。(-く-

 今週の展開はどこまでカキコすっか思案中。。。(-く-
【2399】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

名無し本家 (2010年02月19日 21時34分)

姉さん、潤ってるかい!?

私の中指、いや、薬指・・いやいや、規則正しい食事と十分な妄想・・いや、睡眠!大切ですね!

あ、スカイブルーが誰だか突き止めました!w
だが、今更関係ないかwww

達者でね!
【2398】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月17日 06時07分)

第十六章 その2


「お前、宇良と仲良かったんだってな。あいつ、今こそ落ち目だが随分頑張ったよ。
 話によると今度辞めるらしいんだ、この業界。」


カカカと笑う店長。
「宇良の行方不明の家族だけど、見つかったらしくてさ、
 『家族に時間をかけられる仕事がしたい』って言ったらしいよ。
 オーナーがさ、今までの功績を称えて、今度ここで表彰式するらしいぜ。」


そう言うと、店長は引き出しからある物を出す。
それは、俺の写真の入ったプレイヤー登録証だった。


「でな、プレイヤーがいなくなるってわけで、オーナー困っててさ。
 で、お前、昔これで食べてたんだって?
 引退して間もないってのも聞いてる。で、指名されたってわけ。
 これ作ったけど、まだ委員会の方には出してない。
 お前もわかってると思うけど、プレイヤーになったら色々拘束されるしね。

 …どうかな?

 確かにね、色々大変だと思う。だけどさ、ひと財産築けるよ?
 それにな、これに選ばれるってなかなかないことだよ?
 しかも親スポンサーのプレイヤーなんて、大変な試験にパスしないと本来無理だし。」


返事をしなくても答えは決まっている。
そして、宇良の家族が見つかっているわけがなかった。
今しがた、俺はその家族とコンタクトを取ったのだから…。


「宇良の表彰式まで、待ってくれますか?」
とりあえず、宇良に会うんだ。
俺はそう思った。
イエスと答えなければいけないのはわかってる。
ただ、一瞬でもあいつに会う瞬間は欲しい。

店長はにこっとして一言。
「OK。…あ、一応だけど、断ったとしても、この店辞めろとかないから」
「わかりました」
僅かながら、ほっとした表情をする俺。
店長の目には、クビにならないからほっとしたんだろう、と見えたかもな。

俺は一礼をして、くるりと後ろを向く。
ドアノブに手をかけた時、店長は呟くようにしゃべりかける。


「そうそう、面白い話があるんだ。お前、梶真一郎という男、知ってるよな?」


その言葉を聞き、とっさに振り返る俺。
店長は、笑ったままこちらを見つめていた。
【2397】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月17日 04時54分)

おは♪


> 何でも!!。。。デザートは、わ た s・・・( ̄m ̄)www

 (//ry//)飾り付けはクリームとリボン♪♪♪


> ( ̄◇ ̄;)な、なんと!? ヒロインの誕生日は4月8日とみた!!www

 エイプリルフールだったらバッチリ度100%だったのにwwww


> これからがモモンガの本領発揮ですね♪( ̄m ̄)。。0(私はsではありません!…念のため)w

 立てばアヤシク 座れば寝ちゃう 飛んでる姿はステルス波〜♪(-ω-)y 


> ( ・ω・)つ○ ガメちゃおうと思ったけど、うさシッポも拾った。。。0(ボンボンふぇちなの♪)

 フッフッフ それは擬態ですぉ。。。(-く- 長い尻尾は隠してますぉ♪

 (UFOキャッチャーで獲得したらとっときますぉ♪)

 
>なんかテンションが高くて眠りが浅いww まるで遠足前の子供みたいww

 うほ♪私も最近テンション↑ですぉ♪

でぁでぁ♪
【2396】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

ジャムママ (2010年02月17日 00時21分)

こんばんゎ♪


> さて、何をおごってもらうべかwwwwww

 何でも!!。。。デザートは、わ た s・・・( ̄m ̄)www



> 下手すれば、そう、あの罰当たりに近いパチ台のようなヒロインがwwww

 ( ̄◇ ̄;)な、なんと!? ヒロインの誕生日は4月8日とみた!!www

 これからがモモンガの本領発揮ですね♪( ̄m ̄)。。0(私はsではありません!…念のため)w



>壁|-ω-) 着けて遊んだ形跡が。。。。。

 ( ・ω・)つ○ ガメちゃおうと思ったけど、うさシッポも拾った。。。0(ボンボンふぇちなの♪)



なんかテンションが高くて眠りが浅いww まるで遠足前の子供みたいww


じゃ、また〜♪
【2395】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月16日 07時04分)

第十六章 その1


宇良の勝率が下がってきていた。
ある日を境に、勝てない日々が続いていた。
親の日であっても子の日であっても、間違いなく目減りする勝率。

親の日にわざと負けることは仕方ないとしても、
子の日に負け続けるのは一種の異常事態。
要するに、スランプなのかもしれない。

接触のないまま月日が過ぎ、なおかつ生々しいこの状況、
野生の勘は、テツに「警戒」の文字列を与える。


案の定、テツはマークされることになる。


「テツ、店長が、仕事終わったら事務所に寄れってさ」
仕事仲間の一人から伝言される。

仕事が終わり、深夜を回る。
テツは、事務所へと足を運ぶ。
事務所のドアを開く。
店長は奥の方で、自分の椅子に座っていた。


「よく来たな、テツ。こっちに来い」


網野店長。
がっしりとした体格、鋭い目のわりには穏和な性格。
俺は可愛がられている。
しかしそれは、あくまでも何も知らない人間だったら、素直に受け入れられる話では、ある。


「お前、今度の開催日から、プレイヤーとして出場する気はないか?」
「なぜ、でしょうか?」
「まあまあ、警戒するな。オーナーがお前を指名してきたんだよ」


とうとうその日が来たと思った。
オーナーにばれたんだな、と確信した。
あの親子を逃がしたこと、宇良と話したこと。


にこやかに話す店長、俺はその真意がわからず、黙り込むこととなる。
【2394】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月16日 07時01分)

   ∩___∩
   | ノ   ヽ/⌒) ミ
  /⌒) ●  ● | | ミ
 / /  ( _●_) ミ/    まねきクマー
(  ヽ  |∪| `\
 \   ヽノ / > ) 彡
  /     / (_/彡
  |     /
  | /\ \
  | /  )  )
  ∪  (  \
      \_)
【2393】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月16日 02時42分)

第十五章


「リールが回る 銀が舞う 熱い鼓動は届くのか」


上を見上げると、そんな宣伝が液晶パネルで繰り広げられていた。


日本遊技事業促進委員会。
「JAC」と呼ばれ親しまれている、パチ・スロを対象としたギャンブル。


JACが出来たことで、社会は変化した。


第一に、観光産業に刺激を与える。
国内外の投資家は、この物珍しいカジノに興味を持ちだしていた。
各々、自国からプレイヤーを出す場合もあり、ちょっとした余興を楽しんでいた。


第二に、貧民街が「スラム」というあだ名で認識されるようになったことだ。
今までは一部しか知らないような事実だった、通称「スラム」。
生活保護を受けているヤツ、その日暮らしのヤツ、そいつらをシノギにするようなヤツ。
そういう奴らが集まる街も、昔から、僅かではあるが存在していた。
今は、それがどこでも拝見できるというだけにすぎない。


第三に、現存するホールにとっては、客集めの起爆剤になっている。
ホールが廃れ始めていたあの頃、公営開始の狼煙は、
賭けが好きな人々にとっては、なくてはならないものになったのである。
スロットというものを知らなければ、
あるいはパチンコというものを知らなければ、
開催後に発表される設定の善し悪しもわからず、その特徴もわからないからだ。
その賭けの大半は、現存するマシンが主に使われるからである。


色々な投票の仕方がある。
時間制限型、○○時間の勝者は誰か、とか
ARTの継続はどれが一番か、とか、誰が一番で誰が最下位か、とか。

上級者向け…要するに金持ち向けだが…は、宇良が言っていたような懐かしの機種も対象となる。
例えば、
スロットで言えば「大花火」「マネーゲーム」「スターゲート」、
パチンコで言えば「大工の源さん」「モンスターハウス」「花満開」
なども、その一部である。



現在、宇良はこの上級者向けの中で踊っている。
あれから半年、「会田秀和」という源氏名で持ちこたえている。


坂木はわからねぇ。
あいつは最後まで源氏名を開かさなかったから。
【2392】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年02月16日 02時12分)

こん♪


>ガロ・・・23回転でマカチャン入ったのに・・・3連( ̄ω ̄;)ww

 アラシの前の静けさですぉ。。。(-く-


>カイジ(甘)・・・ひっさしぶりのオスイチ!!

 やはりそうでしたぉ!!(-く- オメ!!

 カイジが訪問したとはさすがですぉ!!


>お小遣いが増えました(^m^)

壁|-ω-) いいこと聞いちゃった♪ウフフフフフ♪

 さて、何をおごってもらうべかwwwwww


>そろそろヒロイン登場〜♪ でしょかね^^

 ごめwwwww

 十六章が終わったら出てくる予定ですぉ♪

 下手すれば、そう、あの罰当たりに近いパチ台のようなヒロインがwwww


>あ。。。脱兎ちゃん ( ・ω・)つ∩_∩ うさ耳落ちてましたよwww


壁|-ω-) 着けて遊んだ形跡が。。。。。



Σ(-く-



何でもありませんぉっっ
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