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【2421】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

目押し初級? (2010年03月09日 17時50分)

又、長文を読んで仕舞ったジャマイカWWWW
【2420】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年03月09日 07時51分)

第二十一章 


薄暗い店。
小綺麗な椅子が、円状のステージを囲むように設置されている。
その小さなステージの上から、ほぼ裸体の厚化粧をした人間が、
妖しい音楽と光を浴びて、踊ったり笑いかけたりしている。

客はざわめきはするものの、興奮混じりの罵声などはしない。
ステージの上の人間をジロジロと品定めし、値段を付け、それを書いた紙を店員に渡す。
一日限りの値段もあれば、人間をまるごと買うような値段もある。
客同士でダブルブッキングがあれば、その場でオークションが行われることもある。
ステージで踊るのはみんなわけあり、そして高く買われることを望む。

ステージに立つのは女だけではない。
まだ幼なさのある女の子や男の子、
そして、胴体と頭だけの人間や、果ては老人までもそこにいる。

浩一はステージに上がっていない。
浩一と同じく、五体のどこか一部が欠けた人々と、ウェイターとして働いている。
レタが言うには、ある理由より、ステージに出る商品にはなれない、ということだ。




人間の価値観にはヘドが出る。
この店の様子は、見てるだけでも嫌悪感を募らせる。
しかし、浩一を少しでも長く見ていたい。…我慢するしかない。




浩一は忙しそうに動いていた。
客から紙をもらっては、責任者らしき男に持っていくことを繰り返したり、
膝にクッションのような物を巻き、その状態で歩いて客のところまで飲み物を持っていったり。

客の大半は、ウェイターに対してのマナーはないに等しい。
まるで家畜のような、奴隷のような、そういうふうに接する人がほとんどだ。
わざと足をかけて転ばせては楽しんだり、靴を磨けと命じたり、
トイレでお尻を拭かせたりするような、最低なヤツもいた。




ふと見ると、浩一は、ある客と問題を起こし始めていた。
最初は、何やら冷やかしを受けつつも、浩一は笑ってやり過ごしていた。
そんな浩一に、その客は今度はビールをかけ始める。
苦笑いしながら、ぐっとこらえている浩一。
極めつけは、連れていた女性のピアスを取り上げ、その尖ったピアスの上を歩くように浩一に命じる。
浩一は言うとおりにする。
苦痛そうな顔を一瞬したことで、その客は満足することとなる。

怒った俺は立ち上がる。レタは俺の腕を止めた。
「コーイチに迷惑かかる、お前が問題起こせば全部コーイチのせいになる」

ぐっと力を入れたレタの腕に俺はしばし落ち着きを取り戻し、着席する。
何とも言えない衝動を抑えるため、俺は自分の足を叩き、唇を噛んだ。
そんな俺に、レタは少しずつ、浩一について語り始めた。
【2419】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年03月09日 07時13分)

おは♪


>最近は寒いですか? はい、サミーですね。。。orz

 あれは寒すぎかもwwww


>新種のラーメソ発見しましたか?w
>何味が好け?おれは味噌系が好け♪w

 ラーメンは何でも大好きですぉ♪
 そうそう、先日いただいた新種のラーメンは、ちょっち変わった麺ですぉw
 きしめんみたいな麺で、マイルドな味www

 ラーメンって色々種類あるんだな〜(-く-


>んで、最近はなんでかマシュマロにハマってるw (そーゆー店じゃないぜ!w)
>(食事に気を付けてたらマシュマロに行き付いたw)

壁|-ω-)指令ヲアタエル ホワイトデー ハ ソレデOK!!

壁|=3 さっ 


>小説って、一話何時間位掛かかるの? (ちーんと寝てマッカ?)

 まちまちかな?(-く- ものの30分って時もある

 波ニ乗レば2時間ぐらいで何話もカキコ出来ることもあるぉw



>   落し物…
>    _____
>  (\  ∞ ノ  
>   ヽヽ   /
>    ヽ)⌒ノ
>      ̄

    ∩___∩       
    | ノ   ヽ''.;、    あらあら
 ,...-/  ●  ● | ). _/)ミ     
.""; |   (_●_) ミ / ⊃     ハンカチ落としてるぉ
 ;; 彡、  |∪|  ヽ´/   
 ; / __ ヽノ /、_/──;;    仕方ないぉ 名前書いてK察届けておくぉ 
 ; (____)  | ―――'"   
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄),..-''⌒;,
【2418】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年03月09日 07時02分)

オヒサ♪

>わぁ、長文だけど読んじゃったジャマイカ!!!

 さすがですぉ(-く- 一瞬で読んだのねっっ


>一寸、見沼荷、長文専門店になっていたのか。おじゃま島下。

 そこはかとなく徒然草〜♪
 読んでいたとは意外も意外♪サンキュですぉ♪
【2417】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

もんきーびじねす (2010年03月08日 23時43分)

みなさん ya♪


最近は寒いですか? はい、サミーですね。。。orz



▽ ラーメン大好け ららーさん☆

新種のラーメソ発見しましたか?w
何味が好け?おれは味噌系が好け♪w

んで、最近はなんでかマシュマロにハマってるw (そーゆー店じゃないぜ!w)
(食事に気を付けてたらマシュマロに行き付いたw)


小説って、一話何時間位掛かかるの? (ちーんと寝てマッカ?)


あちしは最近、心のカルシゥムが足りてないみたいだ〜オーレ♪




▽ パチンコ大好きジャンマーマ☆

モーカッテマッカ?


>男の子のヒモパンって・・・かわいいのか!?www

かわいいの♪                 ※別名 「フンドシ」


旅行に行ってまでガロったの? どんすぺ…いぁ…どんだけっ!w


最近の新台はどでしょ?ヤマトだのあしたのヒョーだの吉宗だの出てるね♪
オレは吉宗だけすこーしやった。まぁまぁだったよw


ん?パチ卒業なんだ!おめ〜♪




▽ エロ大輔ユッキさん

雛祭れ!

クビ治せ!w


(料理できるんだ?)



▽ 神出キボンヌ目押しさん

おしさしぶりです。

コテハンにしませんでした!? (ちのせいかな)

目押しさんも モンスゴーイ 長文書いてみては?w











 





   落し物…
    _____
  (\  ∞ ノ  
   ヽヽ   /
    ヽ)⌒ノ
      ̄


おねすみzzz
【2416】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

目押し初級? (2010年03月08日 18時11分)

わぁ、長文だけど読んじゃったジャマイカ!!!

一寸、見沼荷、長文専門店になっていたのか。おじゃま島下。
【2415】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年03月05日 06時02分)

第二十章 その2 


砂塵のような、ほこりのような、見たことのない空気が目の前で宙に舞う。
ガタガタ道に過剰反応する車の動きに辟易としながらも、
なぜかその空気は、俺の目を釘付けにする。


その空気の取り囲むものは、
不揃いのひしめき合った独特な建物であったり、
何人もの人が乗った車やバイクの群れであったり、
行き交う人の群れであったり。日本とは違う新鮮が、そこにあった。


車で走ること2時間、辺りは夕暮れ色に染まる。
車窓の風景は、いつの間にか市場のような場所へと変わる。
隣で運転していた男は、テツ、と俺を呼んだ。


「お前、泊まるところない、今日は俺の家、いいか?」


俺は「OK」と答える。
男は優しげに笑い、車を自分の家の前に止めた。
名前はレタと言う。
最初は怖いヤツかと思ったが、
車の中で他愛のない話をしているうち、そうでもないことに気づく。
その雰囲気は、なんだか宇良に似ていた。




男の家の前で「おかえりなさい」と子供達が抱きついてくる。
言葉はわからないが、多分そう言いながら抱きついている。
俺にも「はじめまして」みたいなことを言ってくれた。
奥さんが奥から出てきて「はじめまして、妻のティナよ」と日本語で言ってくれた。
俺も「テツと呼んでください」と一言。
荷物を置いた後、俺はいよいよ浩一のいる場所へと向かった。
高鳴る胸、疲れも忘れて俺は向かった。




浩一、浩一。




肉親のように思っていた浩一。
今、どうしているんだ?
頭の中はそのことでいっぱいだった。

「テツ、お前、きっとつらい、それでも、会うか?」
レタは俺に言った。
「覚悟は決めてる、ただ、あいつに会いたい」
しばしの沈黙のあと、レタはコクンと頷いた。




市場から少し離れた、薄暗く妖しげな光で満たされた場所に到着する。
日本でいえば風俗街とか大人の街とか言われる場所だ、とレタが説明した。

「ここにいる」レタは指さす。「これを、つける」と、俺にサングラスを渡した。

地下に続く階段がそこにあった。
カツン、カツンと響く石の階段。
入り口付近に来ると、レタはお金を渡しながら、そこに立つ警護の男に話をする。
男は俺の顔をちらっと見て、OKの合図をする。
ドアが開き、俺はレタと一緒に浩一のいる場所へ向かった。


「コーイチ、コーイチ、お客様」
レタが話しかける。



話しかけた先に、浩一がいた。
無言で振り返る浩一。
本当に浩一だった。


浩一も、俺の顔を見て驚愕している。
「て、テツさん…?」
俺は浩一に抱きついた。涙も止まらなかった。
嗚咽しながら泣くのは初めてだった。


「馬鹿だなぁ、何で来たんだよ…」
浩一は泣きながら言う。
「テツさん、俺さ、そろそろ仕事なんだ…また、後でな」


すがりつく俺の肩をポンポンと叩き、浩一は俺を引き離す。
泣きながら、俺は浩一をまじまじと見つめる。


浩一は少し痩せていた。
健康そうな体は青白くなり、そして…膝から下は、その足がなくなっていた。
【2414】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年03月05日 06時00分)

お オヒサ♪

>今日はたのし〜い ひな祭り〜

 そうなんだ、そうなのに うちではひな祭り満喫出来ぬ。。。(-く-
 そう、我が家は漢ばっかだから。。。
 一人で甘酒飲んで楽しんだ1日であったワwwww


>今日は、ちらし寿司を・・作ろ・・・ぃや・・買ってこようと思いましゅw

 ナイスアイデア〜♪♪


>ちと、頚椎を痛めてました。。(一人で勝手にw無様にw)
>2週間以上スロってない生活とか・・何年ぶりだろうw

 ちょ

 大丈夫か?(-く- クセにならないよう気を付けるべしっっ
 ぎっくり腰してる私のようになったら最悪ですぉっっ


>んが、携帯は読みづらい・・・orz
>ので、今日は、小説を最初からメモ帳に一気にコピペって印刷するという作業を強行w

 そこはかとなく書きつづる長文ですが、読んでくれてるとは嬉しいですぉ♪
 とりあえず、まだ続きますぉwwww ご容赦wwww


>そうそう・・・テツの脳内変換は佐藤健で完了いたしましたっ( ̄^ ̄ゞ

 ウィ♪
 たけるちゃん、たけるちゃん(//ry//)マヂデええわぁ。。。 
 神のいたずらは私をノックアウトしてますぉ♪

 でぁ、もう一話UPしますぉ♪
【2413】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

yukke (2010年03月03日 15時08分)

おひさどぇす♪


今日はたのし〜い ひな祭り〜


 ∧ ∧ ∧★∧
(*'ー'*)(-'∀'-)
 )p‖q( )p▼q(
(_∨_)/_::_ヽ
[+++++++++++++++++]
=━=━=━=━=━=━=


今日は、ちらし寿司を・・作ろ・・・ぃや・・買ってこようと思いましゅw




ちと、頚椎を痛めてました。。(一人で勝手にw無様にw)
2週間以上スロってない生活とか・・何年ぶりだろうw

でも、だいぶ回復しました〜♪
パソ開けない日々が続いておりましたが、昨日あたりから復活w

小説は携帯でロムってました( ̄m ̄* )ムフッ♪

んが、携帯は読みづらい・・・orz
ので、今日は、小説を最初からメモ帳に一気にコピペって印刷するという作業を強行w

また最初っから、まったりと読み返します^^


そうそう・・・テツの脳内変換は佐藤健で完了いたしましたっ( ̄^ ̄ゞ



であ☆彡また〜♪
【2412】

RE:誰もいない海 〜セカンドシーズン〜  評価

rarara (2010年03月01日 06時38分)

第二十章 その1 再会


俺の足首に巻き付いた、銀のブレスレット。
自分でつけたこの足かせ、
ここでようやく色々なことがわかりはじめた、そんな自分の無力さにもどかしさを感じる。



足かせを着けたまま、俺は今、飛行機に乗っている。



今向かっている先は、電気自動車のエリートが集う、某国。
足かせのついた俺は、本当は国外へ出ることは不可能。
店長が偽のパスポートを手配してくれたおかげで、海外に出ることが可能になった。
なぜ俺が某国へ向かっているのか。
それは、浩一に会うためだ。



ようやく、ようやく、浩一と会える。



海外なんて初めてだし、正直言って、ヤツの所へたどり着けるかも難しい。
だけどこんな思いはスロットと同じで、いちかばちかの賭けみたいなもんだ。
怖い物はなかった。
あいつと会える、そんな高揚感のせいかもしれない。

空港をいくつか過ぎた後、最終的に小さな空港にたどり着く。
空港の出口は、まるで一戸建ての裏戸のような小さなドアであり、
そこを開けると、むわっとした熱い空気が俺の体に体当たりしてきた。
まぶしい太陽に目を細め、ふと道ばたに目をやると、たくさんの子供達が集っている。

子供達が笑顔で近づいてくる。
話しかけてくる。
言葉はわからない。
ただ、俺に対して何か商売をしたい、とうったえかけているのはわかる。

初めてのことで動揺する。
とりあえずリュックの中のチョコレートを渡し、
それで「これ以外何もない」というジェスチャーをする。
子供達は一瞬目を光らせ、今度は一斉に俺にすがりついてくる。
カタコトで「ギブミー」と英語を話す。
どうしたらいいかわからない。

そこに、大声を上げて子供達をなぎ払う男がやってきた。
「あなた、テツ?」
俺はコクンとうなずく。
男は、俺に「ついてこい」という仕草をする。
慌てながら、俺は男についていく。

子供達はすがるように体全体にまとわりつく。
男には「突き飛ばすか、蹴りながら歩け」とアドバイスを受ける。
多少の罪悪感を持ちつつ、俺は言われたとおり歩いた。
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