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【20】

松山物語〜その2

元パチブロK (2013年03月30日 22時54分)

松山駅と到着したのは、まだ昼前だった。
初出社の予定時刻にはまだ1時間以上の時間があった。
1時間という短い時間にパチンコをするとロクな結果にならないことは過去の経験からも明らかである。
しかし、駅前の小さなパチ屋には初めて見る怪しげな台が鎮座していた。
その台の名は「えびすV」
おめでたい名前を持つその台は、小さなドット表示部を持つシンプルな台だった。
図柄は数字の他、円、百、千、万など。
メーカーは藤商事だし、たしか連チャン機と聞いたような気がする。
詳しい仕様は知らないが、興味津津だ。
うーん。
時間も無いし1000円だけ打ってみよう、うん、それがいい、そうしよう。
1000円投資、当たらず。
まあ、そりゃそうだ。
1000円で当たったら苦労しない。
リーチさえかからなかったな。
さあ、帰ろう・・・かえ・・・
何か物足りない。
あと1000円だけ。
ホントに1000円だけだからな。
そして、7のリーチがかかり、ノーマルリーチだ。
図柄は淡々と進みロングリーチみたいになったが、これはスーパーリーチなのか?
と思う間もなく大当たり。
嬉しいな。
さて、連チャンするのか、どうなんだ。
大当たり終了後、保留消化を見守った。
何も起こらず、台は静かになってしまった。
電チューとかそもそも無いし。
777で当たっても連チャンしないのかな。
しかし、無制限札がついたから少し打ってみよう。
すると、10回転ほどしたところで再度大当たり。
そしてまた10〜20回転させたところで3回目の大当たり。
そして4回目の大当たり。
偶然がここまで続くはずは無い。
これはいわゆる「数珠つなぎ連チャン機」というやつだ。
松山到着早々めでたいことだ。
駄菓子菓子。
時間がもうない。
松山出社早々遅刻では具合が悪い。
かといって、このまま連チャンを捨ててしまうのはあまりにもったいない。
ああだからさ、こうなるような気がしたんだ。
時間の無い時にパチンコやるなって、あれほど言ったのに。
なんて煩悶していると「000」の大当たり。
大当たり消化中に店員が後ろにいることに気がついた。
店員は残念そうな顔をしていた。

俺 「あのう、これってもしかして・・・」

店員 「はい、お客様の台はえびすパニックにはいっていました。」

俺 「いました???」

店員 「0の大当たりは連チャン終了の合図です。」

なんだ、そうだったのか。
残念と安堵の複雑な表情を浮かべつつ、俺は玉を交換して無事に初出社に向かったのだった。

その日の夜。
閉店間際だったが、気になってその店に行ってみた。
俺の打っていた「えびすV」は大当たり表示が30回を超えていた。
あの後、誰かが打って大当たりさせたのかな。
そして偶然連チャンさせたんだよね。
まさか???

次回予告 松山の怪・見知らぬノーマル機

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【22】

松山物語〜その3  評価

元パチブロK (2013年04月04日 00時20分)

昔、旅打ちは非常に楽しかった。
今は全国どこに行っても設置機種にほとんど違いは無い。
しかし、昔は地方に行くと、その土地ならではの特殊な機種、その地方でしか打てない機種があったのである。
たとえば松山市駅のすぐ前のパチ屋には「バンザイキング」という訳の分からない権利モノがあった。
これは全国でも貴重な珍品で、大当たり時にはドットで表現された人がバンザイをしまくるという奇妙奇天烈な演出だった。
そのバンザイを見たくて何度かバンザイキングを打ったが結局大当たりをすることが無かったのは残念至極である。
さて、松山でそれより驚いたのは、東京ではまったく見たことが無くて松山ではどの店でも設置している台があったことである。
それは、ドットを使った奥村遊戯のノーマル機。
おそらく松山では奥村の営業力が強かったの違いない。
今で言う「海物語」の感覚であろうか。
まったく連チャン機能のない、リーチアクションも極めて単純なノーマル機がどの店にも1シマはあったのである。
この台のいい所はよく回るところ。
大当たり確率205分の1(だったかな)で確変も時短もない、しかもラッキーナンバー制だから当然なのだが、よく打った。
そして良く負けた。
回りの良さに騙されたんだね。

次回〜松山のスロットは?
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