テーマ別掲示板業界/行政問題ククク・・・全国パチンコ屋の実態ページ

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【438】		RE:ククク・・・全国パチンコ屋の実態法学部学生（2009年02月23日 15時12分)
コンピュータ技師？さんが法律を語る時は断定的であってはなりません。特に貴兄のようにＰＷ掲示板で一目置かれている人は。一般人に誤解を植えつけますから。＞ホールのあらかじめ提示されているハウスルールが身勝手であることは必ずしも問題ないんです。・・・から＞どのようなものであれ原則有効だったと思います。・・・までは、妥当な解釈でしょうね。＞で、「店側には【客がそれを守らない場合は契約を解除する】解除権を持っている契約としますよ（127条）」民法１２７条２項を指しているのだと思います。【客がそれを守らない場合は契約を解除する】というのは解除条件とはなりません。【客がそれを守らない場合は遊技契約は効力を失う】というのが解除条件といわれるもので、改めて解除の意思表示は必要ありません。店と客との間の遊技契約の中に、「客が次の行為を行ったときは、店は遊技契約を解除することができる　①体感気器を使用したとき。②変則打ちをしたとき。③・・・・・　　　」があり、その条項に基づいて契約を解除できる、と考えるのが法的考察でしょうね（わざわざ一般的でない解除条件付法律行為とむりやり構成する必要はありません）。＞店が許可してもいないのに勝手に入ってきたその人物は不法侵入。＞体感機を使用しようが、しなかろうが入店時点で違法ですわね。これは頂けません！民法の解釈とは異なり、刑法（住居侵入ないし不退去罪）の解釈にあたっては、慎重に考察する必要があります（民法の解釈は杜撰でも良い、という意味ではありませんが）。店によっては、その店の機種は体感器攻略ができないから、体感器を使用しても良い、とか業界も不況だから体感器を持ち込んでも、使用しない限り遊技を認める、こともありうるので（弁護士的強弁ですが刑事訴訟的には絶大な効力を発揮（＝無罪）することもあります）、客は、体感器使用禁止の掲示があるかどうかを確かめるため、体感器を持って入店する場合もありうるのだから（遊技条件確認）、入店時点で『違法』ということを断定するのは如何なものかと思いますよ。（貴兄の言う「違法」の意味がいまいちわかりませんが、一応「処罰に値する行為」という意味にとりました。なお、構成要件該当・違法・有責の三条件を満足させて初めて有罪＝処罰対象となるのですが、その意味の場合でも、『違法』とは断定できません）まぁ、常識的に考えても、体感器を装着して玉を打ち出してから、客に「遊技契約を解除します。店から出て行ってください」と告げ、ここで初めて住居侵入ないし不退去を問題にすべきでしょう。＞でもってその店にある台に有効な体感機の場合は窃盗となり＞その店にある台には何の役にも立たない場合は窃盗とはならない。ハウスルールとは無関係の話で刑法そのものの話ですね。状況等が書かれていませんが、とにかく、断定はいけません。例えば、有効な体感機の場合は、窃盗未遂の構成要件には該当する・・・・（勿論、体感器使用を店が禁止していない場合は、「被害者の承諾」があることになり未遂にもならないが・・・）ダルくなりました、このへんで・・・・

【442】		RE:ククク・・・全国パチンコ屋の実態　 PRESIDENT (2009年02月24日 04時23分)
これは【438】に対する返信です。
＞まぁ、常識的に考えても、体感器を装着して玉を打ち出してから、客に「遊技契約を解除します。店から出て行ってください」と告げ、ここで初めて住居侵入ないし不退去を問題にすべきでしょう。この点ですが、判例は刑法１３０条の侵入の意義については、「他人の看守する建造物等に管理権者の意思に反して立ち入ることをいい、管理権者があらかじめ立ち入り拒否の意思を積極的に明示していなくとも、建造物の性質、使用目的、管理状況、管理権者の態度、立ち入りの目的からみて、当該立ち入り行為を管理権者が容認していないと合理的に判断されるときは他に犯罪成立を阻却する事情がない以上本罪が成立する（最判昭５８．４．８）」とあります。確かに、住居侵入罪の多くは、他罪との牽連犯を構成する場合が多いので、＞体感器を装着して玉を打ち出してから…ここで初めて住居侵入ないし不退去を問題にすべきでしょう。と言われているのでしょうが、住居侵入罪を論じるに当たっては、侵入時に実行行為性があるかを判断すべきなので、厳密に言えば、玉を打ち出す前（不正の目的あり）で、体感器が発覚しても、住居侵入は問題になると思いますが？また、あなたの上記説明の前提が＞客は、体感器使用禁止の掲示があるかどうかを確かめるため、体感器を持って入店する場合もありうるのだから（遊技条件確認）とありますが、危ない発想かと。判例では、侵入の態様が平穏であっても、管理者の意思に反する立ち入りか否かが問題とされるので、遊戯条件確認という名目であっても、体感器を所持しての侵入は原則本罪を構成するのではないでしょうか？さらに、＞例えば、有効な体感機の場合は、窃盗未遂の構成要件には該当する・・・・（勿論、体感器使用を店が禁止していない場合は、「被害者の承諾」があることになり未遂にもならないが・・・）ともありますが、体感器使用を店が禁止していない場合＝被害者の承諾と解釈することもどうかと思います。窃盗罪の被害者の同意とは、窃盗罪が被害者の意思に反することを構成要件の内容としているので、同意があれば構成要件該当性を阻却するものです。したがって、体感器の使用を禁止していないことが、窃盗罪における被害者の同意であると解釈するには違和感があります。すなわち、パチンコ屋が通常予定していない行為態様での、玉の窃取は原則窃盗罪にあたる方向で解釈すべきではないでしょうか？もっとも、体感器の使用を【認める】旨の記載などがあれば、積極的な承諾がありますので、窃盗罪は問題にはならないかと。この点は、被害者の同意を構成するか悩みましたが、体感器の使用を禁止していない＝被害者の同意と考えてしまうと、新たな行為態様での窃取に対応できないと考えました。また、現在、体感器の使用を認めるホールは存在しない（？）ので、このようなことは起こりえないかと。

【440】		RE:ククク・・・全国パチンコ屋の実態　もりーゆo (2009年02月23日 23時46分)
これは【438】に対する返信です。
>とにかく、断定はいけませんアカギさんや、他のがたには失礼いたしました。法学部学生さんのご指摘感謝します。勢い断定的な語句になっていくのは未だ治らぬ私の悪い癖ですね。間違っている部分もありましたし、失礼しました。＞まぁ、常識的に考えても、体感器を装着して玉を打ち出してから、客に「遊技契約を解除します。店から出て行ってください」と告げ、ここで初めて住居侵入ないし不退去を問題にすべきでしょう。ただ、聞いた話ではありますが、パチンコ店の駐車場で体感機を装着しているところで逮捕か何かされた例があったらしいとの話があったかと。客観的に見て、体感機の使用が禁じられていることを承知で、それを使用する意図で隠し持って入店したと思われる状況であれば処罰される可能性は少なくないと思いますよ。＞体感器を装着して玉を打ち出してからこの段階に至っては窃盗既遂に当たる可能性が高いと思います。（効果のある体感機の場合）ただ、窃盗については、現行犯で押さえなければならない上に実際にその方法でゴトが可能であることを証明する必要があったりで結局、不退去・不法侵入とかでしか押さえようがないんでしょうが。