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【105】

ケメ子物語〜その4

元パチブロK (2013年11月06日 22時37分)
えーーーーーーーーーーーと
ケメ子の話はどこまでいっとったかいのー。

ケメ子が海外に行かなくなったのは、俺がピーワールドのフリー掲示板に書きこみを始めた頃だった。
放浪が終わり、二人に平和な時間が訪れる・・・かのように思った。
ケメ子は働きもせず、家にいて専業主婦(?)のようなことを始めた。
しかし、俺は歓迎しなかった。
ケメ子は浪費癖があり、今度はネットショッピングにハマり、家は買い込んだガラクタで埋まった。
二人で高級レストランに行き、旅行に行き、温泉旅館へ泊った。
それはそれで楽しくはあったが、パチンコで手加えた貯金がみるみる減っていった。
更に悪いことに、パチンコ・パチスロの収入が年々減り、このままでは破綻必死だった。
どうする?
ケメ子と別れようか、本気でそう思った。
いやいや、収入を上げればいいんだ。
俺は朝から夜までパチンコとパチスロに頑張った。
しかし・・・
稼いでも稼いでもザルで水をすくうがごととし、遂に貯金は底をついてしまった。
さあ、困った、どうしよう。
ちょうどその頃、ケメ子は実家の広島に里帰りした。
2週間ほどして帰ってきたケメ子は、とんでもない提案をした。
その提案とは、とうてい受け入れがたいものだった・・・。

つづくかも。

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【117】

:ケメ子物語〜その5  評価

元パチブロK (2013年11月15日 23時40分)

えーーーーーーーーーーーと
ケメ子の話はどこまでいっとったかいのー。

ケメ子の提案とは、とうてい受け入れがたいものだった・・・。
ケメ子の実家は広島県三原市である。
実家には母親が独り暮らしをしており、その母親が認知症になり、面倒を見るために広島に帰るというのだ。
そして、引っ越して広島で暮らそうというのだ。
引越し先は三原市の対岸にある因島市でもケメ子は俺の就職先まで見つけてきた。
まったく恐るべき行動力である。

ケメ子の提案を最初は拒否した。
冗談じゃない。
気ままで自由なパチプロ生活とケメ子を天秤にかければ・・・自由なパチプロ生活の方が重いというのが正直な気持ちだった。
しかし、ケメ子はめげずに古美門研介のように雄弁だった。
因島では海の側で憧れだった無人島での自給自足生活とはいかないまでも、それに近い島ライフが楽しめる。
家は海のそば、船で通うことができる。
勤務先は万田発酵株式会社で研究の仕事ができる。
(実は専門は生物学科)
パチプロでは安定した収入が得られないし、保障もない。
などなど、いちいちもっともだった。
とはいえ、やっぱり嫌なものは嫌、とは言えなかった。

認知症の母親と為にケメ子を独りで広島に帰すのはあまりに可哀そうだったからである。
仕方ない、これも運命だ、なんとかなる。
そう心を決めて広島への引っ越しを決め、パチプロ家業と決別する決心をしたのである。
こうして俺は普通のサラリーマンとなり、その後は平凡な人生を送りましたとさ・・・
おしまい





となる予定が、そうはならなかった。

つづくかも
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