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【40】 | どっちつかずのゲーム パチ屋の狼 (2016年09月11日 00時59分) |
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ディスクの変り種AVGと言うと、これを忘れてはいけません。 「クレオパトラの魔宝」(D.O.G) これも旧スクウェアのゲームです。RPG&AVGが融合したものですが、実際は謎解きが極端に少ないAVGです。 ステータスは、レベル(経験値)とHPがあるだけで、武器を買うと攻撃力が2倍(実際には倒せるまでの攻撃回数が減る)アップで、盾と鎧を買うと、その度に受けるダメージが半分づつになるという、極めてシンプルな内容です。 簡単に言うなら、武器を買うと今まで6回殴って倒した敵を、半分の3回で倒せる様になり、盾を買うとダメージの一定割合をカット、鎧を買うとダメージが確実に1/2、両方揃えると約1/4になるというだけです。 装備は種類がほとんど無く、剣と盾と鎧だけなのですが、ナイフが100Gで、剣が2000G(最強の武器は非売品)、盾が5000G、鎧は20000Gします。 逆に言うと、敵にも明確なステータスが決められておらず、必ず受けるダメージも与えるダメージも常に一定なのです。 「かなりのダメージを与えたぞ!」 「いてて、ひっかかれた」 など、戦闘は全てメッセージのみで表示されます。数字では表示されず、HPも静かに減少するだけなので、「この敵は攻撃何回で倒せる」「1回でダメージをいくつ受けるか」など、ダメージ管理を全て自分でやらなければいけません。 また、レベルアップするとHPしか上らないです。 その上、魔法や回復手段が無いので、いちいち回復には町へ戻らないといけません。 しかも、何かコマンド選択をするにも、その度にエンカウント抽選を行っているので、宿へ入ろうとして入り口をクリックすると敵が出る、場所移動しようとすると敵が出る、という理不尽な事も起こります。 このゲームのレベルとHPは、いわゆるボスを倒す為に存在しているだけです。 謎解きに必要な場所に出るボスを倒す為に、装備を揃えてレベルを上げるだけです。 このゲームの9割は、レベル上げとお金稼ぎで終わります。 ちなみに、謎解きに必要なアイテムは、使うと攻撃手段にもなりますが、大ダメージを与えるか、まるっきり効果が無いかの2つしか無いので、素直に殴り合いをした方が確実です。 また、敵の中には特殊攻撃で盾を壊す奴が居るので泣けます。 このゲーム、とにかくお金が貯まりにくいのです。 結局、AVG部分だけを見ると、謎自体が少ない上に、行ける場所もメインは街と塔と神殿の3ヶ所しか無いので、まるっきりボリューム不足(謎解きするだけなら、他にもありますが)。 RPGの部分は、足枷(かせ)にしかなっていません。 グラフィック担当は「時田 貴司」、サウンド担当は「植松 伸夫」と言う事で、それなりのクオリティはあるのですが、ゲーム性が全てを台無しにしています。 クソゲーと言うより、残念ゲームです。 |
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【41】 |
mixtra (2016年09月11日 03時58分) |
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これは 【40】 に対する返信です。 | |||
おお、2通目到着。返信遅くなりました。 >「クレオパトラの魔宝」(D.O.G) ほー。 話を読む限り、ボードゲームやテーブルトークRPGの概念に近そうですね。 まだまだゲームRPGの基礎が出来るまで色々と試行錯誤している様に感じます。 >しかも、何かコマンド選択をするにも、その度にエンカウント抽選を行っているので、 ランダム性が強すぎて、ゲームバランスがおかしくなってしまってますね。今でもこういったゲームは多いですから、デバッグやテストプレイ不足もありそうです。 >グラフィック担当は「時田 貴司」、サウンド担当は「植松 伸夫」と言う事で 後のFFシリーズを手掛けた方達ですからね。正に人材の無駄遣いです。 それでも明確にクソゲーという訳でも無さそうですね。音楽等は良さそうです。 『RPG+アドベンチャー』枠にします。 |
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