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【28】

RE:打たなくなって半生振り返った  評価

グリーンヘッド (2018年09月06日 07時15分)

本社研修も終わり、担当部署に正式に配属となった。

オレの行く地区には新人が5人いたが、部署がそれぞれ違うため、ほとんど会うことはなかった。

オレの配属された部署は、主任と先輩社員が3人、そして、オレという5人のメンバーだった。
一番歳の近い先輩、お笑い芸人のウッチャンナンチャンのナンチャンにそっくりなヤツで仮に南原としておく、こいつが声を掛けてきた。
「おーい、グリーンヘッドちゃん、今週の金曜日にお前の歓迎会やるから夜明けとけよ。」
いよいよ社会人らしくなってきた。
【27】

RE:打たなくなって半生振り返った  評価

グリーンヘッド (2018年09月06日 06時45分)

一方、弟は工業高校に進学していた。

中学校の進路指導の教師に、この工業高校は地元国立大の推薦枠を持っており、それを使って大学に行けと言われたらしい。

その後、弟はまさにその通りの進路を歩んだ。
しかし、就職はオレのような大企業には就職できなかった。
「兄ちゃんは、バブルの尻尾に間に合ったけど、僕の時は就職氷河期だったからね。兄ちゃんが羨ましいよ」
就職活動をしていた弟の話は大学生も大変なんだと、また1つ世間を知ったような気がした。
【26】

RE:打たなくなって半生振り返った  評価

グリーンヘッド (2018年09月06日 05時58分)

おぉ、あなたもオレとは違うタイプではあるけど、ボッチくんでしたか。

どうりで気が合うと思った。

あなたとは株価の話でもしたいところだけど、引き続き独り語りを書きます。

なるほど、お話の先読みですね。さて、その通りとなるかどうかは、お楽しみってことで。
【25】

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大王イカ臭い3世 (2018年09月05日 23時14分)

お邪魔します。

主さん、学生時代体格を生かし柔道部だったとは!てっきりひきこもりの帰宅部かと…(失礼!)

それにしても上から目線のせいで友人がいなかったのですね。本当は虚勢を張っていたと推測します。

友人がいないのは私も同じですが、私は周りの空気が読めず、強く出る人にはヘイコラするタイプでした。

一流企業就職とはさすがです!
ただそこでも派遣社員のせいで鬱憤がたまる社会人生活になってしまうのでしょうか?
いや、派遣社員に鬱憤をはらすために会社に行くようになる?
おそらく後者か?今後どうなるのか気になります。
【24】

RE:打たなくなって半生振り返った  評価

グリーンヘッド (2018年09月05日 21時05分)

無事、高校を卒業し就職となった。

高卒のオレは、もちろんブルーワーカーだ。ただ幸運なことに夜勤がない職場だった。そして、転勤も基本的にはなかった。

オレは家から通おうと思えば通えたが独身寮に入ることにした。それはもうイッパシの大人の気分だった。

高卒ブルーワーカーのオレたちは自虐的に自分たちのことを「兵隊」と呼んでいた。

ブルーワーカーでも大卒は別扱いだし彼らは転勤ありだ。つまり、本社の人間だ。
オレは階級社会の一番下層部分を担っていて卑屈になっていた。この経験が後に派遣法が改正され派遣社員が入ってくると彼ら彼女らに辛くあたる下地となるのだった。

オレの性格の悪さは小学校、中学校、高校、そして職場でと長年かけて醸成されていった。
【23】

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グリーンヘッド (2018年09月05日 19時40分)

オレの通う高校は、半分が専門学校に進学し、半分が就職をする、そんな学校だった。

オレは就職組だったが、実は就職組のほうが成績が重要だった。なぜなら、求人は学校に来て、それを就職担当の教師が成績順に良い条件の会社に割り振っていくからだ。

世の中の大学に進学するヤツらは、全国のヤツらと競争をしている時期に、オレはとてつもなく狭い世界で競争し優越感に浸っていたわけだ。

そして、世に言う就職活動などはしなくて、これまた他人に次の進路を決めてもらった。就職は幸い上場企業に決まった。
【22】

RE:打たなくなって半生振り返った  評価

グリーンヘッド (2018年09月05日 19時13分)

弟に感化され部活をやったことによって、オレの高校生活は中学校生活に比べて良いものになった。

ただ、この時に友達付き合いをしていたヤツらに今も付き合いがあるヤツはひとりもいない。
オレは表面上の友達はいたが孤独だった。

オレは同級生たちを下に見ていたのだと思うし、周りのヤツらも何となく、それを感じていたのだろう。
【21】

RE:打たなくなって半生振り返った  評価

グリーンヘッド (2018年09月05日 18時51分)

高校の勉強も社会科の歴史関連だけは成績優秀だった。
オレは休み時間も本を読んでいることが多かったのだが、ある時、豊臣秀吉の本を読んでいた。そこで社会科の教師が感想を求めてきたので「秀吉は日本版ヒトラーですね」と言ったところ絶句していた。それを聞いていた同級生も何だか冷めた目でオレを見ていた。

その当時、オレはファミコンのディスクシステムでゼルダの伝説というゲームに夢中だったが、これも心から話し合える友達はいなかった。

なぜか、オレは、ここはオレの居場所ではないのではないか?という思いが募っていた。
【20】

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グリーンヘッド (2018年09月05日 13時01分)

黒帯について少し解説しておこうと思う。

黒帯は初段の検定にパスすると締めても良いことになっている。

この昇段検定や、その下の昇級検定は、所属団体のある都道府県の柔道連盟が取り仕切っている。検定料は各都道府県の連盟の貴重な財源である。
4段からは全国共通の検定となるが、3段までは検定の合格基準は各連盟の裁量となっている。

オレが通う高校がある県は、昇段検定受検資格は、経験年数が1年6ケ月以上あること。合格基準は、試合で1勝1分以上の実績があること、型の審査にパスすること。

柔道経験者ならお分かりだと思うが、オレの県は、かなり緩い基準だ。つまり、都道府県によって初段の強さも相当差が出るということだ。

まあ、ここだけの話だが、オレの実力では強い都道府県の1級も合格は怪しい。
【19】

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グリーンヘッド (2018年09月05日 12時42分)

早速、柔道部に入部届けを提出した。その年の新入生で柔道部に入部したのはオレの他は2名だった。この2人はいずれも経験者であった。

柔道部はオレたち新入部員を含めて9人だった。
初心者のオレは毎日毎日、受身の練習をさせられた。だが、オレは単純な繰り返しの行動は苦にならないタイプだった。スロットの押し順ナビの通りストップボタンを押すのも長時間に渡っても苦にならない、いや、むしろ心地良いぐらいだ。

柔道部に入部してデメリットは、オレは3年になっても部内で最弱者であった。これはかなりヘコんだ。部内では卑屈なまでに明るく振る舞ったが内心は穏やかではなかった。
もちろん、メリットもあった。黒帯という資格がとれたこと。そして体重が落ちたことだ。身長は高いほうではないがチビというわけではなかった。オレ自身も驚きだったが痩せるとオレは人並み以上の顔だった。
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