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【176】 | コピペ 47−2 僕のお父さん 真比呂 (2009年03月21日 20時29分) |
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603 :ほんわか名無しさん :2006/11/03(金) 15:40:12 0 「だからお父さんがいなくても僕はあまりさびしくありません。 お母さんとおばあちゃんがいてくれるからです。 お母さんはお父さんがいなくてゴメンねと言ったりするので 早く僕が大人になって仕事をしてうちの家族のお父さん代わりになって お母さんとおばあちゃんの生活を楽にしてあげたいと思います だからおばあちゃんには長生きしてねといつもいっていて、 お母さんにはいつも肩をもんであげています。 二人とも泣いたりするのですこしこまるけど、 そんなお母さんとおばあちゃんが僕は大好きです。」 一気に僕はしゃべった。 先生には死んだお父さんのことを書けばいいのにと言われると思ったし、 クラスの子達からはおまえお父さんがいないのか? もしかして捨て子だったんじゃねえか?とまたイジメられるのかなと思ったりしていた。 顔をあげる事もできなかった僕は救いを求めるように先生の顔を見てみた。 先生は立ったまま泣いていた・・・ 604 :ほんわか名無しさん :2006/11/03(金) 15:58:42 0 先生だけではなかった。他の子たちもみんな泣いていた。 僕が始めて好きになった初恋の子は、机にうつぶして泣いていた。 イジメていた子たちもみんな泣いていた。 でも僕にはなぜみんな泣いているのか分からずにいた。 どうして? お父さんがいないからお母さんとおばあちゃんの事を仕方なく書いたのに。 どうしてみんな泣いているのだろう? 「〇〇君・・・」 「はい・・・」 「先生は人の心が分からないダメな先生でした。ゴメンなさい。 世の中には親御さんのいない子もいるのにね。 そういう子たちの事も頭になくてお父さんの事を書いてだなんて あなたの事も知らなかったとはいえ本当にごめんなさいっ!」 先生は顔を覆ったまま泣き崩れていた。 それがその日起こった出来事だった。 605 :ほんわか名無しさん :2006/11/03(金) 16:17:48 0 次の日からなぜかイジメられなくなった。 相変わらず口悪くからかったりはされたけど殴られる事はなく イジメのリーダー格の子に遊びに連れていってもらえるようになった。 先生はその後の家庭訪問でその日の出来事をおばあちゃんに話して謝っていた。 作文の事は僕は話もしていなかったので少し怒られたけど話を聞いた母も、 今は亡くなったばあちゃんも、うれし泣きみたいなくちゃくちゃの顔で叱ってくれた。 僕も立派な、人に誇れるような仕事はしていないけど 家族のおかげで一人前の大人の男にはなれたとは思う。 大人になった今でもその時の事はなぜか覚えいるし ふと思い出したりもする。これが僕がかける自分の思い出です。 私的な事を長々書きすぎましたね。でも読んでくれた方には 「ありがとう」と言いたいです。 |
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【177】 |
真比呂 (2009年03月25日 19時46分) |
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これは 【176】 に対する返信です。 | |||
もう何年も前になるんだけど、駅から離れた交通の便が悪い 病院に行く用事があったんだけど、道がわからないので 高校生の女の子に道を尋ねました。その子は笑顔で 「それならうちの近くなので案内しますよ」と言ってくれました。 しばらくいっしょに歩いていたんだけど、途中から天気が 悪くなって、雨が降り出してしまったんです。 予想していなかった出来事なので、誰も傘を持っていませんでした。 「おばちゃんたち、足が遅いから先に行っていいよ。」というと その子はぺこっと頭を下げて、病院までの道筋を説明すると 走って帰ってしまいました。 途中で運良くタクシーを拾い、病院まで行ってもらうと(あっと言う間でした) さっきの女の子が傘もささずに自転車で走り回ってる姿をみつけました。 雷が怖かったみたいで、半分泣きながらも私たちのことが心配で 豪雨の中走り回っていたようです。自分はびしょぬれなのに 傘を2本持っていたので、多分私たちのために持ってきてくれたのでしょう。 私たちがタクシーに乗っている姿を見ると、笑ってまたぺこっと頭を下げて 帰ってしまいましたが、とても嬉しかった出来事でした。 |
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