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【15】

ジョニーとの出会い

カブ (2001年10月28日 08時53分)
以前、表の掲示板にて掲示させていただいた“ジョニーとの出会い”。
これにより、おいらこと“カブ”がP−WORLDにて認知されたのであります。
あのキチガイぶりをもう1度、まだ見たことの無い人は是非ご覧下さい。
ハードボイルドをこよなく愛するもののみ、楽しめるでしょう。

■ 15件の投稿があります。
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【15】

ジョニーとの出会い その11  評価

カブ (2002年05月12日 19時25分)

その11 再び再会


「さようなら、ジョニー」

あれから3週間、新天地を求め西へ東へさまよい続け、数々の出会い、経験を経てきた。

そして今

レベルは既に99!魔法もようやくホイミを憶え、装備もバッチリ!
武器は竹やり、防具は剣道の胴にキャッチャーマスク、あとはえ〜と・・・また妄想が始まってしまった。


「もう昔のおいらとは違うんだ。」
そう自分に言い聞かす。

こんなおいらをジョニーは受け入れてくれるだろうか。


2001年8月某日(木)晴れ

早いものでもう8月、セミのさえずりも日に日に増し、力強さを感じさせてくれる。

「セミさんおはよう!おいらを応援してくれるのか。」
相変わらず利己的なおいらだった。


期待と不安が交錯する中、10時入店。

ハードボイルドが鎮座するシマは、入店して奥から2番目の右。
獣王と対峙するかのように設置されている。

「ジョニー元気かな?」
恐る恐る台上部の小窓(液晶)から覗きこむ。

喧嘩・・・酒・・・女・・・バイク・・・
おいらがいなくなって、ジョニーは荒れていた。

「ジョニー」
そっとジョニーの傍らに座り、肩(レバー)を叩く。
すると、おいらに気付いたのか、いつものジョニーに戻っていた。

街を悠然と闊歩する、凛々しい姿に・・・


もう2人の間にわだかまりは無かった。
3週間の時を経て、いつしかお互い憎しみは消えていたのだ。

「もう離れないよ。」
堅く誓ったおいらであった。



数日後・・・

あれからジョニーとは良い関係を保っている。

相変わらず、こちらを向かないジョニー。

そんなある日、ジョニーのプレゼント(ボーナス)を拒んでいたら、ジョニーはずっとこちらを見据えていた。
そう、ジョニーもおいらを気にしているのだ。
それからというもの、ジョニーのプレゼントはすぐに受け取らない。
数百回の間を経て受け取るのだ。

通称「自力ストックタイム」・・・ジョニーを振り向かせるおまじない。

おいらに出来る、唯一の束縛なのかもしれない。


「これからもよろしく、ジョニー。」


ある真夏の出来事でした。


おわり
【13】

ジョニーとの出会い その10  評価

カブ (2002年03月26日 16時52分)

その10 映画館にて


2001年7月某日(月)晴れ

今日は7月最後の月曜日、おいらは気晴らしに1人映画館へと足を運んだ。

「え〜と・・・何を見ようかな?」

今、上映されているのは・・・

「ガメラ対ジャイガー」
「ガメラ対バルゴン」
「ガメラ対ギャオス」
「ガメラ対ギロン」

「全部ガメラじゃん・・・」

おいらはチケットを買い館内へと進んだのであった。


さて、上映中。

「うわ〜!なにこれ!」
おいらは失望した。

スクリーンに映し出されたガメラは1度も勝利することなく終了してしまったのだ。

「高いチケットだった。」

僅か二時間余りで35000円のボッタクリ映画館。
またしても騙されたのであった。


そしてお馴染みのオケラ街道をトボトボ帰るおいら。

「ジョニーどうしてるかな?」


ジョニーと別れて3週間弱、あの時の感情はだいぶ薄れている。
もう1度会いに行ってみようか?

おいらの心は揺らいでいた。



つづく
【12】

ジョニーとの出会い その9  評価

カブ (2002年01月27日 22時09分)

その9 恩師との再会


ジョニーと決別し、南の島では強制送還され、天使と悪魔に騙され、
竜男さんには見向きもされず、もう身も心もズタズタ。

「もう新たな出会いは懲り懲り。」

そんな中、ふと思う。

「博士、どうしてるかな?」



2001年7月某日(日)晴れ

とある建物の一室・・・暗闇の中で何やらゴソゴソと物音がする。

博士「た、大変じゃあ!またしてもウィンちゃんが・・・」

相変わらずの声が聞こえてきた。

そう、ここはタイム博士の家、今日は久し振りに遊びに来たのだ。
おいらがまだ純粋だった頃よく遊んでもらい、タイムトラベルにも連れて行ってもらった。
そんなタイム博士の家。
そしていつものように、ウィンちゃんはトリップ中だった。

さあ、みんなでウィンちゃんを探しに行こう!!



その夜

「楽しい旅だった。」

古代エジプトで博士は”お洩らし”するし、未来都市ではDr.A7博士が応援に来てくれた。
恐竜時代ではティラノサウルス?に乗ってのウィンちゃん探し。
そして、航海時代では博士の意外な一面を見る事が出来た。

「あの温和な博士が・・・」

博士は温和な人だけど、1つだけ欠点(病気?)がある。
それは・・・大砲を見ると、つい撃ちたくなってしまうのだ。

今日も要塞めがけてドッカーン!!
あの喜んだ顔・・・怖い。


久々の恩師との出会いで、心の中で何かが吹っ切れたようだ。

「久し振りに映画でも見に行こうかな?」


つづく
【10】

ジョニーとの出会い その8  評価

カブ (2002年01月07日 23時52分)

その8 更なる出会いを求めて


ジョニーと決別し、南の島では強制送還され、天使と悪魔に騙され、もう身も心もズタズタ。

「も、もっと素敵な出会いを・・・」

またしても、新たな出会いを求めていた。


2001年7月某日(金)晴れ

本日、おいらのお相手は竜男(サイバードラゴン)さん、岡山県出身のナイスガイ!
好物はカエルらしい。
ルンルン気分で待ち合わせながら考える。

「今日は何をお話ししようかな?」

期待と不安を胸で交錯させながら、10時・・・遂に対面する。

「こ、こんにちは・・・」

「・・・・・」

「今日は良い天気ですね・・・」

「・・・・・」

「どうかしました?」

「・・・・・」

なぜか何も答えてくれない。
おいらが嫌いなのか?

そして、その後も竜男さんは何も語ろうとはしなかった。

「ムッキー!何よ何よ!お高くとまっちゃって!」

なぜか女言葉になってしまった。


それにしても竜男さん(サイバードラゴン)とは、どんな人物(機種)なのだろう。
ちっとも答えてくれないし、たまに寅男さん(タイガーミッション)が出てきて話しかけてくれるも・・・
「10回以内にベル3回を揃えろ!」なんて命令するし。
意味がわからない・・・

おいらは竜男さんに会いたかったのに。

交際費5万7千円。


夕方、家路についておいらは泣いた。

竜男さんにフラれたから。
それとも・・・


つづく
【7】

ジョニーとの出会い その7  評価

カブ (2001年11月28日 20時50分)

その7 新たな出会いを求めて


南の楽園から返されてしまったおいら。

「今さらジョニーに会えないしなあ。」

悩むおいら。
そんな時またしても1通の手紙が届く。

「しんそうだいかいてん、あす10じ。さいばあどらごん?だぶるちゃれんじ?」

新しい出会いの予感。
そう思いこむしかなかった。



2001年7月某日(木)曇り

あの忌々しい記憶から2週間、ジョニーとは全く会っていない。

今日は「新台が取れなかったら戻ってしまいそうだから。」と言う理由で朝6時から並んでいた。
今更戻れないのだ。


そして10時、新たな出会いは可愛くキュートな天使だった。

「よろしくね!」だなんて、こちらこそ。

お互い軽い会釈を交わし、お話スタート!

「今日はどちらから?」

「ぼく、天国から!」

「趣味は?」

「ATダンス!・・・チャッ!チャッ!チャ〜ラッチャ♪ってね」

「素敵ね・・・今日はお一人?」

「ううん、友達と一緒」

「へえ、どんな人?」

ピギモ〜!!!

だ、誰だこいつ・・・

「ぼくの友達だよ!」

「カミナリコウゲキ!」  ドシャ〜ン!!

「うげっ!」
いきなり攻撃された・・・ん!何か入ったぞ。

「REGだ。」

「フッ!フッ!フッ!フッ!」小悪魔とは言え、やはり悪魔。
笑い声に迫力がある。

そんな感じで3人和気あいあいといきたいところだが、時間が進むにつれ何か様子が変だ。


「神様!お願い・・・ヘッ」

天使君がお願いしてくれた。
と、その時!おいらは見てしまった!
ガックリとうなだれ、涙を流しているその瞳がニヤッと笑うのを・・・

「あいつ適当に、お願いしてるフリしてるな。」

「矢(鎌)も適当に打ってるし。」

どうりで当らないわけだ。
そしてキメ台詞もよくよく聞くと、とんでもない事が・・・

「よろしくね!・・・ジュウマンモッテキタノカコラ・・」

えっ!

「神様!お願い・・・アーメンドクセエナア・・」

なんだって!

「ピギモ〜!・・・キヤスクヨブンジャネエクソヤロウ・・」

い、今なんて・・・

「カミナリコウゲキ!・・・ノウテンカチワルゾ・・」

ひどい!

デカイ声でキメ台詞を言った後、小声でボソッと悪口を言っていたのだ!

やっぱり、騙されていた。

「もう逃げよう!」

逃げるように席をたつおいらに更に酷い罵声が浴びせられる。
「ヨウヤクキヅイタゾ、アイツ。」
「ヘッ!チョロイモンダヨ」
「サーテ、ツギノカモデモマツトスルカ。」

時既に遅しとは、この事。
もう3万円も貢いでしまった。


「今日もダメだった・・・」
そう呟きながら、トボトボと帰宅。

「今更、ジョニーの元へ行くわけにはいかないしなあ。」

どうする、おいら。


つづく
【6】

ジョニーとの出会い その6  評価

カブ (2001年11月10日 16時34分)

その6 亀裂


その後、幾度となく出会うおいらとジョニー。

おいらの語り掛けには一向に答えてくれない、おすましさんのジョニー。
それでも2人はうまくいっていた。

しかし、そんな2人の間を切り裂く出来事が起こってしまった。

あの日・・・



2001年7月某日(木)晴れ

ジョニー「もう少し!もう少しで当るんじゃい!オラ!金出せよ!」

おいら「やめて!今日1日で、もう6万円よ!もうやめたほうが・・・」

ジョニー「うるさい!おまえは黙って見てればいいんじゃあ!」

ジョニーが賭博に手を出し狂ってしまった。
赤か黒か?当れば空からお金が降ってくるルーレットに・・・

借金は雪だるま式に増え、今では6万円。
そしてルーレットの上では、またしてもハズれたジョニーが泣いている。
ジョニー「くっ、くそ!もう1回!」

おいら「もうお金が無いよ。」

7回連続のはずれ。

ジョニーは無言で去って行った。
後姿が泣いている・・・

そしてジョニーはいつものように街を歩いていた。

そしてそのまま2人の関係は終わった。


数日後

「ここは何処?」

青い海、照りつける太陽、輝くハイビスカス・・・そう・・・
おいらは南の楽園に来ていた。
”オアシス”と言う楽園に・・・

ジョニーと別れてからというもの、ずーっとこの楽園で過ごすおいら。
朝一訪れてはハイビスカス探し。
1台、また1台とハイビスカスを探す。

「た、高いハイビスカスだ・・・」

朝一のみ割引が利くようだが、この楽園のハイビスカスはとてつもなく高い。
ひどい時は1本も見つからないのだ。

「しかもスイカも割高。」

ハロウィンのような細工をしたスイカ。
これもハイビスカスへの近道。
ハイビスカスとスイカを求めての日々。
そんな毎日が続いた。


だがそんな生活がいつまでも続くわけが無い。
財布は空っぽ、見ぐるみ剥がされ強制送還となったおいら。


全てを失ったおいら。
ジョニーとの間に亀裂が入ったままの状態。
このまま戻らないのか?


つづく
【5】

ジョニーとの出会い その5  評価

カブ (2001年11月05日 17時49分)

その5 奇跡の末


その後、ようやく571回の呼びかけに答えてくれた。

またしてもAR−BIGのプレゼント。

しかもプレゼントの箱を開けてみると・・・

AR1000のチケットだ!

「ジョニー、ようやくおいらと打ち解けてくれたのか。」
しかし当のジョニーは女性に花束を投げているだけ。

このプレゼントは女性達に上げたおこぼれなのか?
どっちでもいいや。
素敵なプレゼントをありがとう。

AR1000のチケットを握り締めながら、ジョニーの銃撃戦(AR)を応援するおいら。
「それ、そこだ!ハズすな!いや!ハズれろ!」
ジョニーの失敗を喜ぶなんて最低だよ・・・おいら。


そして、ここからジョニーのプレゼント攻撃が始まった。

1000回もの銃撃戦を終えたというのに疲れた顔を少しも見せず、女性には花束。
おいらには、AR−BIGのプレゼント。

どんな時でも笑顔を絶やさず、時には冷たく、時には優しい。
これが女心をくすぐるのだろう。

そして、おいらのハートまでも確実に射ぬいたプレゼントは・・・2度目のAR1000。
ぶるった、チビッた、濡れた、最高だ!じょにぃー!

今、ジョニーの助手席に座っているのは紛れもなくおいら。
カーステレオからは、ディスクアップのAR中のメロディーが聞こえる。
幾分、軽い会話で和む2人。
そして突然のキス!

ハッ!ジョニーが抱きしめてきた!体がこわばる。
パ、パンツ脱いでるぅ〜!!
「も、もう好きにして〜」

更にキチガイになったおいら。

あの時はかなりの興奮と妄想によって、体からは特殊なフェロモンを発していたと思う。
隣に座って打っていたおじさん・・・ごめんよ。


そして、ジョニーとのデートも終え、夢心地で帰り支度をしてみると、お財布の中身が10万円になっていた。

「なんか美味いもんでも食えよ。」
そう言いたかったのかは分からないけど、ありがとうジョニー。


ある初夏の出来事でした。

こうしておいらは、恋に落ちた。

しかし、そんなにうまく行かないのが恋。

この後、またしても波乱万丈!

はたしておいらの恋の行方は?


つづく
【4】

ジョニーとの出会い その4  評価

カブ (2001年10月31日 09時04分)

その4 葛藤の果てに



「気が滅入っているときに、優しくされると弱い。」と言う女性が多いが、おいらだって同じ。

この数時間でジョニーは、たくさんの夢を見せてくれた。
そして最後に4万円のプレゼント。


カ、カッコイイ・・・数日前までは「桃屋」などと罵っていたのに、この変わり様。
やっぱり人間、見た目ではありませんな。

しかしおいらは悩んでいた。
おいらには獣王(犯されといて何だが)という婚約者(フィアンセ)がいるのだ。
もしこの事が知れたら、どんな仕打ちが待っていることやら。

「貴様、あんな軟弱野郎にウツツを抜かしおって、晩メシのサバは抜きだ!」

なんて言いかねない。


そして葛藤の日々が続いた。

朝一獣王のキラメキを求めれば、ジョニーを失う(高設定の台)。
逆にジョニーを取れば、獣王はこれ見よがしに他人にサバをプレゼントする。

どうする?


考えに考えた末、選んだのは獣王。
優しい人より目先の銭(朝一ピカリン!)を選んだのだ。

おいららしい選択だった。
だが、そんな優柔不断なおいらを獣王は許すわけが無かった。



2001年7月某日(月)晴れ

「ゆ、許して・・・お願い・・・」

午後1時、某店にて。

嫉妬ともとれる酷い仕打ちを、おいらは受けていた。

まだハードボイルドが空いている朝一の時間帯は、BIGプレゼント2個で誘っておいて、ジョニーが忙しくなるや否や、くれるのは安物(低確率ハズレ)ばかリ。

最後にはおいらの財布から2万円を奪い、追い出されてしまった。

グスン・・・泣きながら路頭に迷うおいら。

そんな時、ふと思う。
「ジョニーなら分かってくれるはず。」

そして、ハードボイルドは空いていた。
まるで来るのが分かっていたかのように。

「ジョニー・・・こんなおいらを許してくれるのか。」

ジョニーは黙って街を歩いてる。
そこには何とも言えない静寂さが漂っている。
何番台を打ったのだろう?
何処でも良かったのだ、安心できる場所さえ見つかれば。


236回のアプローチの末、AR−BIGのプレゼントをもらった。
しかしジョニーは素知らぬ顔、他の女性と遊んでいる。

それでもいいのだ。
おいらを見てくれなくても、そばに居てくれればいい。


見つめるおいら、素知らぬ顔のジョニー。
この後、ジョニーとの間にとてつもない奇跡がおこる。

おいらの脳裏に永遠に焼き付けられる奇跡とは・・・


つづく
【3】

ジョニーとの出会い その3  評価

カブ (2001年10月28日 09時00分)

その3 再会

「桃屋」の「ご飯ですよ」のCM。
それがハードボイルドの第1印象。
ひょっとして同じ人が描いてるの?そんな訳は無いか。



その後、おいらは仕事に励んでた。

「チャッチャ!ラッチャッチャ〜♪チャチャチャチャ♪・・・」
「早く片付けて、今度こそ連サバゲット!!」
仕事中、口ずさむメロディーは専ら獣王。

こんな感じで日が過ぎて行く。
そして・・・



2001年6月某日(金)晴れ

仕事も終わり、休みがやって来た。
はやる気持ちを胸の中で抑えながら、馴染みの某店へ。

「今日は何処が上げかな?」

もちろん獣王の話で、朝一のピカリンを拝むために少ない脳をフル稼働させているのである。

「○番台かな?△番台かな?」ま、要は光ればいいんだけどね。


10時入店。

いつものように客はまばら、おいらを入れて獣王に2〜3人てとこ。
開店ミュージックと共に、コインを3枚入れて1P。
そして30秒待つ。

30秒後。

左斜めよりサバンナ楽園の御来光を拝む・・・スカ。
2台目・3台目もスカ、そして4台目・・・ピカピカッ!ひ、光ったよ!


しかし、今日の見せ場はこれっきり。
高確率のハズレは、終ぞ訪れる事は無かった。

「ひ・ひどいわ!私を玩具にしたのね!」

負債3万円、HP残り7P、MPもともと0、経験値は忍耐力が少し上がったようだ。
だたしカルシウムが著しく減少・・・ちょっと錯乱気味・・・

「やはり猛獣に、闘いを挑む事自体間違っている。」
獣王で負けると必ず心の中で呟くセリフだ。


そんな時、後ろにあったハードボイルドのデータ表示に目が行く。
「うわっ!1300P以上ハマッてる・・・・ハマッてる?あれ?確か天井は・・・」

そう!これがジョニーとの2度目の出会い。
誰かが天井の存在を知らず、止めてしまったようだ。
「天井に入ればコインが増えるし、更に1000回もハマれば・・・」
この時、天井がARで無く、ATだと知っていたら打っていなかっただろう。

そして打ち出す事8000円。
2桁リールと共に台枠がピカピカ光りだす。
「これが天井か・・・さ〜て、じゃんじゃんコインを出すぞぉ!」
しかし、ヤル気とはうらはらに、コインは全く増えない。
「どうなってるの?取りこぼしはしてないしなぁ〜
・・・隣の人がチラチラ見てるし・・・なんか間違っているのかなあ?」

ATだと気付いたのは、それから間もなくの事だった。
「ARじゃないんじゃん。REG引いたらどうなるんだ?」

その後、なんとか1000円の買い足しで、BIGを引いたおいら。
投資は39000円、もはや絶望的。

だが、神は見捨てなかった。
いや、ジョニーは見捨てなかったのだ。

獣に犯され、傷ついたおいらをジョニーは優しく迎えてくれたのだ。



つづく
【2】

RE:ジョニーとの出会い  評価

カブ (2001年10月28日 08時57分)

その2 はじめまして!ジョニー


まず、台や隙間に張ってある説明を読む。

「なになに?ボーナスが貯まる、驚異の瞬発力を生んだAR機能+BBBシステム搭載・・・」

BBBタイプ?なにそれ?すごいBタイプで、出玉が少ないのか?
雑誌にはARを全て消化できて、ブラックジャックのようにストックすると書いてあったような・・・

数分後、説明を理解したおいら。
ただし1つ疑問が残る。

液晶画面のデモを見る限り、どう見てもただの飲んだくれの女好き。

「何処がハードボイルドなの?」

ハードボイルド=ゴルゴ13のような強者を思い描いてたおいら。
ハードボイルドってこう言う人を言うの?なんか変だ。


さて、勝負開始!

「フムフム、2桁リールは小役告知か。3桁リールも小役orボーナスで・・・」
1P、1P、確かめながらプレイしていると、液晶に変化が起こる。

この時何が出たんだろう?猫か?パン屋さんか?忘れてしまったが、初の小役告知に一喜一憂したのが今では懐かしい。

そして10000円使ったところでリーチ目らしきものが出現!
今でもハッキリ憶えている。
1枚掛けでREGを揃えたんだ・・・

自力スト〜ックは、まだまだ先のお話。


BIGはその後389Pでやってきた。
これもハッキリ憶えている。
1枚掛けで中段に白7を揃えたんだ。

!!!ここでおいらの脳裏に戦慄が走る!

「な、何してんだ?ジョニーとか言う男・・・」

そう、今ではおなじみのJACゲーム中の液晶、ジョニーは女性に飛びついてパンツを脱いでいるではないか。

しかも、それに合わせたかのような車の揺れ・・・照れるぞ、おいら。
「あ、ジョニー殴られた・・・」自業自得だよ。

そして、それが初のAR!初のARは、何事も無く無事平穏に終了したんだった・・・


「な〜んか、つまんないな・・・これ。」

これが最初の印象だった。
ボーナス確率は低いし、ARに入ってもストックしないし。
何よりキャラクターが変だ。

今の御時世、小顔がもてはやされている中、登場する女性はみんな頭がデカイ。
ジョニーとか言う主人公も頭がデカイし、変な歩き方するし、ネクタイ水玉だし・・・

こんな男(ジョニー)何処が良いんだ?そんなに大勢でキャーキャー騒ぐほどでもないだろ。
もしや、大富豪の御曹司か?

他にも、デンデレ♪デンデレ♪なんて音楽が鳴って煙を吐いたり、後は・・・そう!
ジョニーと女性が踊り出すあのアクション!あれは、おいらには恥ずかしすぎるぞ。
最後まで見れん!何がヘイッ!だよ。

結果の方はBIG7回・REG6回で+10000円にもかかわらず、印象はイマイチ。

「つまんないから、もう打たん!」
絶縁宣言をしてしまった、おいら。

再び打つことはあるのだろうか・・・

しかし、またしてもジョニーとおいらは引き寄せられる運命だったのだ。
ジョニーとおいらの運命的な出会いとは?
それは5日後のことだった。


つづく
【1】

ジョニーとの出会い その1  評価

カブ (2001年10月28日 08時55分)

ジョニーとの出会い その1


2001年6月某日、1通の手紙からこの出会いは始まった。

「ん?何々・・・新装・・・はあどぼいるど?」

「新装は仕事で行けないし、日曜日にでも空いてたら打ってみか・・・な」

おいら自身、全く興味無し。

なぜこんな考えかと言うと・・・
世は獣王ブームの真っ只中、右も左も獣王、何処のホールも獣王、雑誌も獣王、お客も獣王、猫も杓子も獣王。
そんなおいらも中毒患者の一員、さらに朝一ランプが分かったのもこの頃。
もう新装もクソもない。
朝のランプに痺れていたのだ。

雑誌の新台情報に載っていた、キャッツアイ系のマシン。
あの頃のおいらには、そのくらいの考えしかなかったのである。
ディスクアップに毛が生えた程度くらいにしか・・・


2001年6月某日(日)

ようやく休みがやって来た。
いつものように、なじみの店に並ぶおいら。
常連さんでスロットを打つ人もチラホラ。
ハードボイルドは空いていないだろう。
まあ、そんな事は獣王を打つおいらには関係ないので、素知らぬフリで開店を待つ。

10時開店

このお店は店員さんが1列にして、小人数で入店させてくれるためとても安心。
おいらのお気に入りのお店である。

さて入店してみると、獣王の裏に6台新台が入っている。

獣王を1台、1台、品定めして行こうと思い、奥へ入ると
なんと1台新台が空いているではないか!

人間の心理とは恐ろしいもので、最後の1台!というだけで、今日最高の台に見えてしまう。
つい、取ってしまった。

「いいのか?これで?」

自問自答をするも既に獣王は完売、今新台を離れても路頭に迷うだけ。

「ま、いいか・・・」

こんな考えから、始まったジョニーとの出会い。
さて、これからどうなるのか。


つづく
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