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返信元の記事
【81】

RE:その2

mixtra (2017年10月04日 02時12分)
続きです。

>プロット
>色んなやり方があるんじゃないですか。おおよそのストーリーに細かい肉付けをしていくとか…

 基本はパソコンのファイルシステムの様に、大項目→小項目、又はその逆というのは分かるのですが、文章の塊を並び変えたり別の意図を足したり引いたりする内に、段々辻褄が合わなくなりそうで、一気にスラスラ書ける様な方は天才ではないかと思います。自分のイメージは将棋の局面再現で、一手一手を全て覚えていられれば、子細に記述も出来るでしょうから組み換えや前後逆にも可能と思いますし、自分も短編位なら出来るかもしれませんが、長編は伏線のがんじがらめになりそうで…。

>現役の作家で妖怪の詳しさに関して、京極氏の右に出る者はいないと思いますよ。

 それは確かに熱中するでしょうね。
 その当代一の方が書かないとあってはファンは作品の中で置き去りにされた様な気持ちになる事必定です。
 …只、個人的には未完もアリなんですよ。自分みたいなのは希だと思いますが、話が終わるのが勿体無くて、最後まで見ずに終えた本やゲームが多々あります。
 それは大抵ハッピーエンドになると予想される物に限るのですが、話、特に始めは分かりづらい話が「解」っていく時が一番読みたくて堪らないので、その「解」が無くなる事に寂しさを覚えます。

>綾辻氏の奥さんですね。私は『黒詞の島』以来離れました。評判が良かったですが、私にはいろんな意味で合わなかったんですよ。

 既に比較しうるべき作品もあったので、余計中途半端感が拭えなかったみたいですね。書評にて拝読させて頂きました。
 小野不由美さんの本職はファンタジーかホラーでしょうか。

>今はライトなミステリが多すぎて、偏りが凄いです。色んなジャンルがあっていいですが、その中にはやはり本格ミステリがしっかりと根付いていて欲しいと願っています。

 本格あってのライトですし、本格根づいてのミステリですよね。
 どのジャンルも本格性より『ごっこ』が取りざたされるのは、余りにも偏食が過ぎると思います。楽しかったけど、楽しいだけで他には何も残らず、数日後には忘れそうな作品。
 今は一生残る作品ではなく一時的な商品として消費されるものが流行るコンビニ時代ですかね…。但し、数年後にはこれが否定される作品が流行るのが世の常と思われます。

ではでは。

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RE:その2  評価

メルカトル (2017年10月04日 22時47分)

つづき。


>段々辻褄が合わなくなりそうで

普通の頭の構造ではやはりなかなか難しいと思います。特に連載物などは、一度載せてしまったら取り返しがつきませんからね。あとからあれは間違いだったというわけにはいかないわけで。
だからと言って、すべてを書いてしまってから連載開始ってこともないでしょうしね。


>自分も短編位なら出来るかもしれませんが

私には書けません。文章力も想像力も構成力もありませんから。書けるとすればアイディアのみのショート・ショートくらいですかね。


> その当代一の方が書かないとあってはファンは作品の中で置き去りにされた様な気持ちになる事必定です。

今でも喪失感はありますよ。他の作品は書いているのに、「百鬼夜行シリーズ」だけ頓挫している状態は、はっきり言って我慢がなりません。
なぜ書かないのか、それだけでもはっきりすればまだ納得できるかもしれませんけど。


>自分みたいなのは希だと思いますが、話が終わるのが勿体無くて、最後まで見ずに終えた本やゲームが多々あります。

うーん、確かに読み終えるのが勿体ない気がする気持ちは分かりますが、私にはできません。
どうしても先が知りたいという欲求には勝てないですね。
しかも、いつか読むのなら今読もうと思いませんか。それとも永遠に読まないということですかね。


> 小野不由美さんの本職はファンタジーかホラーでしょうか。

分かりませんが、本格向きでないことは確かかも知れませんね。小野氏の作品自体それ程読んでいませんので何とも言えませんが。記憶では三作しか読んでいません。


> 今は一生残る作品ではなく一時的な商品として消費されるものが流行るコンビニ時代ですかね…。

作家もそれで食べていかねばなりませんので、昔みたいに後世に残る作品を、というわけにはいかないでしょう。
従って、どうしても読み捨てられるようなものが多くなってしまうのだと思います。
そんな時代なんでしょう。好むと好まざるとに拘わらず、読者も本格一筋とはいかないですね。そういう人は、かつての名作や海外の作品をチョイスするしかないんじゃないですかね。


ではまた
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