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【2461】 | RE: だからどうしたと言われましても。 はぐれベス (2012年05月24日 23時23分) |
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カンパチさん、 【2456】すごく納得しちゃいましたよ! そして考えさせられた。。。 で、その教えの向かうところは「癒やし」なんですか? 「幸福」や「救済」のイメージもあったんですけれどカンパチさんのお話を聞いてちょっと違うかなって思い始めた。 特に私が思う「幸福」は欲望を満たしてこそって思ってしまうからその教えとはかけ離れている。 言葉の使い方も込める意味も人によって差があるから一概には言えませんけれど。 やっぱり「癒やし」っていうとある程度一定な感じがする。 プラスを目指すんじゃなくってマイナスをなくしていく・・・みたいな感じかな? ところで・・・。 「欲望」、「執着」、「嫉妬」ってやつはそんなにダメなんですか? それは美しくはないかもしれないが何かの原動力になることだってあります。 それらを全部受け止めてなお高みを目指そうってならないの?捨てなきゃダメ? みんな究極超人を目指すの? それともそんなことは言っていないの? カンパチさん自身はどう思うんですか? 「一方的に与えられる納得よりも疑って手に入れた納得は何倍も価値がある」 はぐれ教 猫猫さん、 なぜ買わない!! ザク豆腐!! ・・・リピーターが少なそうだから納得のワゴン行き。 次はギャン豆腐だ! 材料何使お・・・? おっと、ニャッホイ! |
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【2463】 |
カンパチ (2012年05月25日 10時20分) |
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これは 【2461】 に対する返信です。 | |||
>「欲望」、「執着」、「嫉妬」ってやつはそんなにダメなんですか? >それは美しくはないかもしれないが何かの原動力になることだってあります。 >それらを全部受け止めてなお高みを目指そうってならないの?捨てなきゃダメ? >みんな究極超人を目指すの? 『高み』ってなんですか。前向きに頑張って、到達したところが『高み』と言うことですか?。 近頃、芸能人とかが、『前向き』とか『プラス思考で』とか、盛んに言いますよね。僕、それ聞いてると、なんか、『軍隊的なもの』を感じるんです。『進め、進め、とにかく、前に進め!、突撃ー!!』って。危ないな〜。 ちょっと、これも僕が今読んでる『ことわざの論理(外山滋比古著)』に書いてあることなんですけど、書いてみますね。 40過ぎて、突然会社をやめて焼き物を始めた男の話なんですが、 『何日も何日もロクロ場へ通う。ほとんど進歩らしい進歩はしないが、とにかく夢中で楽しい。 昼過ぎ、薄暗いロクロ場へ入って、電灯をつけて作り始める。うまくいったり、失敗したりを何度か繰り返して、ふと目を上げて時計を見ると、夕方である。 4,5時間も我を忘れていたことになる。とてもそんな長い時間が流れたとは思えない。 そういうことが毎日繰り返されて、彼は、浦島太郎の伝説を信じるようになったそうだ。 竜宮に遊んだ浦島太郎は、ほんの数日を夢のように楽しく過ごしたと思って帰ってきたのに、もう郷里には知る人もないほど時代が移り変わってしまっていた。 竜宮の時間は、この俗世の時間とは違った速さで流れているのである。 夢中の間は時は停止しているのだ。』 と、まあ、そんなことが書いてありまして、逆に苦痛な時間は長く感じる、とも書いてあります。 僕が、この話から読み取ることと言うのは、ちと仏教的ですが『忘我』です。この話の中のキーワードは何だと思いますか。『夢中で楽しい』です。 焼き物で一流と言われる人は、何も『高み』に上ろうと思ったわけではないと思います。焼き物を作るのが楽しいのです。その姿を傍らで見ている人には、『高み』に向かっているように見える、と言うことじゃないですか。 本人は、楽しいから、我を忘れて、ロクロに向かっている、そしたら、いつの間にか、人様の言う『高み』に来ちゃった。そういうことだと思うんです。 『夢中で楽しい』から『我を忘れる』『没頭する』、すると、何モノにも囚われない。 そして、そういう時間は、あっという間に過ぎる。 あまりにも時間の過ぎるのが早いから、ますます没頭する。日々『忘我』です。 何かそういうことと出会えた人というのは、幸福な人生だったと思えるでしょうねぇ。そして、そういう人を超人と言うんじゃないのかな、と思うわけです。 |
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