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【123】 | ケメ子物語〜最終回 元パチブロK (2013年12月04日 20時55分) |
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沖縄には旅打ちという名目で行った。 沖縄でパチンコで喰って行けるかという調査も兼ねていたからである。 調査の結果、那覇市内であればなんとか稼げるがそれ以外では難しいであろうという結論が出た。 そしかし、本題の移住先探しは難航をきわめた。 沖縄はけっこう人口が多く、海岸近くのいい場所はホテルか米軍基地になっていた。 結論。 沖縄では良い物件が無い。 あったとしても莫大な金がかかる。 そうだ、金・・・・・・・ 現実的な話、南国移住には金がかる。 そんな金どこにあるんだ。 無理だ、無理無理、南国の島への移住なんて所詮、夢物語だ。 帰ってケメ子にその話をした。 すると、ケメ子は・・・ ケ 「あらっ、お金なら大丈夫ょ。」 はぁぁぁ??? 金あるんか? ケメ子は出会って以来、働いていない。 どこからも収入を得ていないはず。 しかし、ケメ子はインドやアメリカに数カ月単位で旅行に行くが、その金はいったいどこに? 「金、あるのか。」 ケ 「あるわよ。」 「どこに。」 ケ 「シティバンクと・・・それから野村証券に預けてある。」 ケメ子は海外に預金を持っており、資金を運用していた。 数年前まではオーストラリアドルで定期預金を持っており、当時その年利は5〜6%だったので、複利でいつのまにか増えたという。 さらにケメ子は株、それもトヨタとか武田薬品とかいう堅い株を買って運用して、確実に利益をあげていた。 それらの事実を十数年一緒に暮らしていたのに、少しも知らなかった。 行きあたりばたりで計画性が無く刹那主義で浪費だけが取り柄だと思っていたケメ子が・・・まさかこんなことをしていたとは。 いやいや、行きあたりばったりで計画性の無いのは俺だけだった。 俺はケメ子について何も知らなかったことに気がつかなかった。 それにしても、パチンコの調子が悪くて、生活が苦しくて悩んだことが何度もあった。 そんな時、金があるってなぜ言ってくれなかったのか、ケメ子に尋ねてみた。 「だって、そんなこときかなったもん。」 きかなかったけど、わかるだろ。 その後、沖縄への移住は諦めたものの、奄美大島なら条件合う物件があることが分かって、南国の島への移住は実現した。 畑を耕しているので野菜はほぼ自給、魚は村の人から貰っている。 パチンコは2週間に1度ぐらい、負けてはいないが勝ってもいない。 暑い時は家の前の海で泳ぎ、涼しくなればグランドゴルフで遊ぶ。 正直言って、もう働く必要が無い。 貯金は十分あるから、ケメ子のだけれど。 振り返ってみれば、全てはケメ子の掌の中だったのような気がしないでもない。 ところで、今の俺の立場は、やっぱアレか、 ヒモか? |
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【125】 |
妓生 (2013年12月05日 19時51分) |
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これは 【123】 に対する返信です。 | |||
元パチプロKさん って 広島のパチンコ屋の店員じゃなかったっけ? パチンコで喰っていけるレベルじゃなかったでしょう? 旅打ちなんて? 旅行でしょう? |
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【124】 |
弱弱 (2013年12月04日 21時42分) |
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これは 【123】 に対する返信です。 | |||
なんや、もう最終回てか? もっと血沸き肉踊るフィクションを加えて話を盛らんかいな^^ >ヒモか? 世に出る前の作家はみんなヒモやから気にするな(気にしとらんと思うけど^^) が、賞を取るまでは応募し続けなあかんで、ヒモとしては^^ |
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