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【108】 | RE:薬の歴史 もぐさ. (2018年04月06日 22時43分) |
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続き 先ず国民国家が成立すると、国際金融と国際決済が発生するが、本位制のもとでは 決済を法定本位財たる「金」、または準本位財たる「銀」によらねばならない。 ところが金属地金としての「金」「銀」は特定国家に偏るから どの国でも容易に決済ができるものではなく 金に代わる財貨をもって国家間の決済に充てる極秘の金融慣行が生じていた。 金の代わりに充てる財貨は国家レヴェルで必要性の高いものでなくてはならない。 現代の常識では石油や鉱物などの天然資源と考えるだろうが、それが間違いなのだ。 実は「金」の放つ光の翳に隠れているのが、兵器と罌粟(けし/アヘン)である。 次回に続く… |
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【110】 |
もぐさ. (2018年04月10日 01時11分) |
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これは 【108】 に対する返信です。 | |||
続き 元来国家社会の安全を物理的に護るものは「畢竟(ひっきょう)軍隊」しかないが、 軍隊は兵器がなければ存立しない。戦争の勝敗は兵器の性能に依存するから、 国家社会の安全を確保し続けるには、常に、兵器の最新化を図り続ける必要がある。 最新兵器は、付加価値率の最も大きい商品で、 その対価を支払うのは国家、受け取るものは最先端の工業資本である。 同様に、個人の肉体と精神の健康を医学的に守るものは、最終的にはアヘンである。 アヘンは鎮痛による直接・間接な医療的効果の他にも幅広い薬効があるため、 潜在的需要は膨大だが、供給を法律的に統制することで、 流通価値が極めて高くなるよう人為的に設定され、兵器と並ぶ高付加価値の商品だ。 この対価を支払える者は、建康のために金銭を厭わない富豪などの個人と、 戦傷の痛手などから兵士を救う必要がある軍で、 受け取る側は、アヘン生産の国家統制により高めた付加価値を吸収する国家である。 逆に言えば、「アヘン」と「兵器売買」こそ、國體に関する重要な経済行為なのだ。 然るに人類史を紐解いた場合、戦争を抜きには語れない。 戦争の進化で技術革新が成された結果、「最大の価値」は悪の力に集約されたのか… おわり |
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