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【1257】 | 君と淋しい風になる さオ (2014年10月23日 16時10分) |
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自分で働いて買ったホンダの中型バイクで、あの年の初秋、ひねくれ者のぼくは初めて四国を走った。 神奈川県の川崎から徳島へ、往復切符でフェリーに乗った。 徳島から南下して高知県に入り、御遍路さんのように時計回りで四国を一周する。 ゆっくりと。それだけ決めて、ぼくは旅をはじめた。 とはいえ、決めたとおりに走れないのがぼくのツーリングで、四日目の夕方、四国山地のある峠で冷たい雨に降られたぼくは、山の中の大きくて古びた温泉宿に泊まった。 それまではキャンプ場を使っていたので、体を休めたい気持ちもあった。 翌朝には雨も上がり、朝ご飯を済ませたぼくは、「今日こそは四万十川まで下り、足摺岬を目指そう!」と思いつつ、駐車場に出て──すぐ気づいた。 バイクの後輪のタイヤが、ぺしゃんこになっていたのだ! やれやれとため息を漏らし、修理を始めた。 あの日の朝、空は澄みきって、気温は低めだった。 慣れない作業に手こずって体が汗ばみはじめたころ、知らない女の人が歩み寄ってきて、ぼくに缶コーヒーを差し出した。 「大変ね。手伝ってあげたいけど、わたしはなにもできないから……」といって、小さく微笑んだ。 その人は小柄で、肩まで届く黒い髪を見事に縮れさせ、白いポロシャツに紺色のスカートを穿いていた。 ナンバープレートに目をやって、「東京から来たのね。わたしも昔は東京で暮らしていたわ」といった。 「あなた大学生みたいだけど、授業はどうしたの?」 不思議にすなおな気持ちになったぼくは、事情があって休学していることを告げた。 その人はちょっと考えてうなずき、そのあと、自分の旅の話をしてくれた。 「これから九州なのよ」とのことだった。 よく見ると、そんなに若い女性ではなかった。 むしろ、ぼくの母さんにちかい年齢のようだった。 右のほっぺたの上のほうに、ほくろが一つあった。若いころは、北海道から沖縄まで、あちこちの町をずいぶん訪ねたらしい。 このおばさん、バイク乗りの息子がいたりして? そう思って訊ねてみたが、「そういうわけじゃないけど……」と声を出さずにおばさんは笑った。 やがて、「四国も山の中は秋たけなわね。もう淋しい風が吹いているし……」とつぶやき、そっと立ち去った。 少し時間がたったころ、黒い革のつなぎにブーツ姿の女性が駐車場に現れた。 「どう、直った?」さっきのおばさんだった。 では、彼女自身がバイク乗り? ちょっと驚きながら、どこかで見たような顔だなあ、とも思った。 もうちょいです、と返事をすると、「わたし、夕方のフェリーに乗らなくちゃいけないから、もういくね」と彼女は眼を細めた。 その時初めて気づいたのだが、駐車場の奥の樹々の陰に、ドイツ製の黒い大型バイクが停めてあった。 「じゃ、大学にはちゃんと戻るんだよ」そういってヘルメットをかぶるまえに彼女はサングラスをかけて、、、 その瞬間、ぼくはたしかに思い出した。 父さんが大切にしている、何枚かの古いLPレコードのジャケット写真を。 黒いBMWに跨ると、手を振って彼女は走り去った。 冷たい風が吹き抜けた。 あたふたと修理を終えたぼくは、すぐさまあとを追った。 どういうわけか、もう一度話をしたくてたまらなくなったからだ。 追いつけるかどうか、ほとんど自信はなかったけど、それでも彼女を追いつづけた。 さて。 彼女は誰でしょう? てか、この長文コピペ読んだ人いるかな? エロ期待した、そこのあなたw ご、ごめんなさい。 ギャハハハ ティーさん。 ごぶさたしてます。 また来ます。 |
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【1269】 |
フォッホホ〜 (2014年10月23日 18時49分) |
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これは 【1257】 に対する返信です。 | |||
おやっさん。。 >神奈川県の川崎から徳島へ、往復切符でフェリーに乗った。 えっ、俺んちの前の@@@@さん?? なんちゃって。。。 公金でSMバーにいかなきゃ桶♂ |
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この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【1267】 |
頂 (2014年10月23日 18時28分) |
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これは 【1257】 に対する返信です。 | |||
さおちんw ぶりぶりっw なんか..... 物足りない....www |
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【1260】 |
てぃ〜だ♪ (2014年10月23日 16時19分) |
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これは 【1257】 に対する返信です。 | |||
さオさん お久しぶりです 色々と考える事があったんですね 多くは言いません いつでも寄ってくださいね 大変ちらかってますが・・・・www んで、1つだけ言わせてくださいっ! エロを期待した私の興奮返せぇぇぇぇええええwww |
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