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【105】 | ええい、語ってしまえ!! ぴゅい。 (2005年10月02日 05時38分) |
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金木馬さん、レスさんきゅーです(^o^)丿ああ、なんとすばらしいトピなのだろう・・・。少し長くなりますが語らせてください!!おねがいします!! いやあ、ダンバインとエルガイムの世界の設定がそのようになっていたのは初めて知りました、はっきりいって感動です。当時チャムとリリスがおんなじなのが不思議でなりませんでした。こんなところで謎が解けるとは!!ありがとうございます!!実は私はテレビアニメ世代なもので、ちゃんとした裏づけ無しで、TV見ていた「サンライズ」シリーズものからしか解釈判断していないのですよ。本当にど素人なんです(-_-;)。従って富野氏の本当の思惑とか全くわかっていないまま勝手にテレビ放映から解釈しているので間違っていることも多いと思います。そのあたりは勘弁してください。何かのエッセイ本のなかで富野氏が話されていた(それを目的で読んだ本ではなかったのですが)ところにダンバインのくだりがあって「え、原作者が一番好きなのはダンバインなのか」と感慨深く思った記憶があるくらいです。そんな程度なので自分の解釈を公言するのは生意気とは思いますがせっかくの機会なので言っちゃいます、ご容赦ください。んで、当時私が「富野作品」から勝手に感じ取ったことですが、くどいようですが人間どうしのエゴでした。ガンダムは単純に「宇宙移民たちの独立戦争」を描いているのですがそこには新人類に対する旧人類達の恐れがテーマとして存在しているように思います。新しい勢力に対して脅威を覚えた保守派の抵抗というか・・・。Zではそれが思春期のカミーユと壮年に差し掛かるシャアによって鮮明になります(もっともここではハッキリと「ティターンズ」という超保守派(最右翼)が旧人類である地球人の守護神として仇役で設定されていますので。わかりやすい。)ZZでは「新人類であることがあたりまえな子供達」が新であることと旧であることをこだわらず、全く無視して活躍します。それに対し新人類でありながら体制にこだわりを持つ「大人」になってしまったハマーンは彼らにとっては既に「新古車」なわけで、それを軽々超えてゆくわけです。そして新人類と旧人類の共存かどちらかかという最後の選択を逆シャアで「共存」という形で答えを出したのかなあ。という解釈。いま思えばZの続編が逆シャアであり、ZZは見なくても話がつながりますので結局アレ(ZZ)はオマケなのかなあ。 一連の富野作品には同様のテーマが感じられます。たぶんそれはいまもそうなのかも。見ていないのでわかりませんが。以下他の作品への私の勝手な解釈です。出来るだけ簡潔に述べます。ファースト〜Zまでの作品です。 ・ザブングルではイノセントとシビリアンの新旧対決。 ・ダンバインでは地上人とアノ世人のせめぎあい。・・・ここは非常に解釈難しいのですが、人間界に出てきたアノ世人に対し、人類は迷わず核を使用しますが全く通じません。またショウが最後に「浄化」という言葉を使っています・・・。バイストンウェルは魂の安住の地とか言っていたような・・・妖精たちは蓮の花(?)から生まれるし。確か地上で死んじゃった人の魂は妖精になってたような。 ・エルガイムでは新興文明の旧文明(特定人種)への迫害と復讐みたいな・・。 いずれも「理解しがたいものへの恐れが悲劇を生む」、それと「死の先にあるもの」という共通解釈がなりたちませんか? Zはエルガイムのすぐ後に放映された作品と思いますので、ファーストで伝えきれなかった富野氏の思いを先ほどの3作品を経て一大決心の上、ファンの多いガンダムという作品でより鮮明にさせメッセージを伝えようとした結果、あんなラストになっちまったのかなーと。だからこそ私はZへ心強く惹かれるのですが。めっちゃ長くなり本当申し訳ありませんでした!! |
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【119】 |
金木馬 (2005年10月03日 14時07分) |
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これは 【105】 に対する返信です。 | |||
ぴゅいさんのRES、いちいち頷きながら読んでしまいました(^^) 私も全くの 同感です。 何か〔解釈の仕方〕にずいぶんとこだわってらっしゃいますけど、受け手が10 人いれば解釈も十人十色。それでいいと思います。送り手の意思に同意する人 もいれば、アンチテーゼを持つ人もいる。同意見の人もいれば別意見の人も。 だから、ぴゅいさんも自分の解釈に自信を持ってください(^^) そうですね、富野イズムの1つとして「未知なるものや立場の異なったもの に面した時の人間のエゴ」ってものがあると私も思います。イデオロギーや 価値観の異なる者、果ては外面的に異形の生物(異星人)に出会った時、人は 対立し、相手を吸収(ヒドイ時は消滅)するか従属させようとするエゴが働く。 これをすごく言いたかったのでしょうねぇ。現実世界でも「宗教」や「利権」 を巡って、いまだに戦争をやめられないって生物が【人類】ですから。いま でも当時のサンライズ作品は重いテーマを背負って作ってたんやなぁ、と感 心します(^_^) だから視聴率もイマイチだったんでしょうね(苦笑) >いずれも「理解しがたいものへの恐れが悲劇を生む」、それと「死の先に >あるもの」という共通解釈がなりたちませんか? ハイ、その通りです。私もぴゅいさんに同感であって、否定したつもりは全 くないのですが(汗) 私が言いたかったのは、 「フォウやララァはバイストンウェル(ここ強調(笑))にはいませんよ」 という単純にそれだけの事です。富野さんが「死の後の世界の存在」や「肉 体や呪縛から解放された精神の可能性」に対しての考えを持ってる事は私も 分かってますし、多分その解釈はぴゅいさんと同じです。私の文書力が未 熟なせいで、それをうまく伝えきれなくてすみませんでしたm(__)m 余談になりますけど(ガンダム話でなくてすみません>トピ主さん)、【ダン バイン】は、当時、富野さんが最も作りたかった『バイストン・ウェルサー ガ』の1つであり、同時期の話で【リーンの翼】という小説もありました。 ちなみに、この小説にはオーラバトラーは出てこなかったと記憶してます(笑) 富野さんは本当は〔バイストン・ウェル〕という異世界の話作りに徹底した かったようですね。ですから【ダンバイン】も〔ヒロイック・ファンタジー〕 で作りたかったと、昔、雑誌にありました。オーラバトラーのデザインがモ ビルスーツやヘビーメタルと一線を画すのも、その辺りが理由だと思います。 ところが「上がらぬ視聴率」「スポンサーの変更」等、種々の事情でやむな く地上に話を持ち出したようです。【ダンバイン】の後半のストーリーが〔 地上人+敵グループ連合軍VS主人公グループ〕でダラダラとした展開になっ たのも、その辺の経緯でしょうねぇ。 >当時チャムとリリスがおんなじなのが不思議でなりませんでした。 これは、話の関連有無は抜きにして、単純にチャムファウが人気があったの で、『エルガイム』にも出しただけだと思いますよ(笑) |
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【109】 |
スワンボート (2005年10月02日 07時16分) |
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これは 【105】 に対する返信です。 | |||
ぴゅい。さん、はじめまして。 >当時私が「富野作品」から勝手に感じ取ったことですが、くどいようですが人間どうしのエゴでした。 >いずれも「理解しがたいものへの恐れが悲劇を生む」、それと「死の先にあるもの」という共通解釈がなりたちませんか? これを如実に表現しているのが「伝説巨神イデオン」ではないかと思います。 この作品は、「見えない第3者」(イデ)の意思により、2つの「地球」が全面戦争に突入してしまいます。 しかし、その「イデ」の意思に気が付きながらも、お互いにエゴを捨てきれず、最悪の結果を招いてしまうことに…。 この作品は、物語の初めの方から異様に人が死んでいきます。 そして最後には、双方の母性まで含めて全滅という結果に至るわけですが、「死の先にあるもの」もしっかり描かれていました。 ある意味、ガンダムより凄い作品かもしれません。 余談ですが、「イデオン」には「ファースト」の女性声優陣の主だった人たちが揃って出ていました。 ・カララ…戸田恵子(マチルダ) ・カーシャ…白石冬美(ミライ) ・シェリル、ルゥ…井上 遙(セイラ) ・キッチン…鵜飼るみ子(フラウ) |
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