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【556】

RE:・・・唄と本とパチと・・・・

ゆさみん (2015年03月08日 12時55分)
こんにちは。

熊楠さん、みゆりんりんさん。
お二人とも「はじめての宗教」に興味ありですか。
キリストと釈迦。
二人は、宗教の教祖として神格化されていて、奇跡の出来事などもかなりあります(例えば、キリストは処刑されてから生き返ったとか)。
そういった事項について、三田氏のフィルターを通して「それはこれこれこうだったのが、こういう理由で伝えられていったのではないか」と書かれているんですね。膨大な資料にあたった考察であり、なるほどねえと説得力ありますよ。
キリスト教や仏教の教養本としてオススメですよ。
熊楠さんが取り上げられた本「やがて・・」は私も読みました。たしかに青春小説として面白かったですね。ところで、前にとりあげた「天気の良い日は小説を書こう」(集英社文庫)は、早稲田大学の授業の講義を本にしたもので、小説の書き方指南本としても読めますが、文学の素養本としても格段に優れていると思います。私も、小説の書き方入門書はいろんな人の本を読んでいますが、その中でもこの本はベスト3に入るものであるし、ドストエフスキーなどの作品の解説書としてもわかりやすいです。機会があったら、ぜひお読み下さい。

さて、お二人の夢枕熱(?)にあてられて、私も夢枕関連本を読んでいます。先日読んだのが

『秘伝「書く」技術』(夢枕獏 集英社)

ありゃりゃ、これも小説の書き方についての本ですね。
氏の初めての小説の書き方講座本であり、カルチャー教室の講義をまとめたものであります。氏は、知る人ぞ知る「パソコンを使って書かないで手書きにこだわり続けている作家」であります(たしか船戸与一氏もそうですね)カードを使ったアイデア整理法だとか、アナログ式ながら、氏のファンとして興味深く読めました。氏にとって小説を書くのは仕事でもあり趣味でもあるので、いつでもどこでも書く。アウトドアにも造形が深く、登山はするし、カヌーはするし、釣りはするし、と多趣味でもありますが、どこにも原稿用紙を持参し、暇があったら書くという、いやはや凄い人だなあ、とあらためて確認した次第でありました。
ところで、氏はエッセイも多く出していて、これまた面白いですよ。アウトドアについて、プロレスについて、歌舞伎や映画や興味のある歴史的人物について・・・
寝ていたところを奥さんにアキレス腱固めで起こされた話だとか、電話で投資話をもちかけられて「私はお金儲けには興味ありません。お金はありすぎるので困ってこないだは庭で燃やしてしまいました」と切り返した話だとかが面白かったなあ。
次は「陰陽師 天鼓の巻」を読みますね。

あと、先日読んだのが、

「片眼の猿」(道尾秀介 新潮文庫)

「カラスの親指」以来の久しぶりの道尾秀介作品。
氏にしては軽いテイストで書かれた本であるけれど、ミステリの中に実はズンと重いテーマを扱った作品であることが途中から分かってきます。ライトな語り口なだけに、その重さが伝わってくるという凄い作品でありました。
作中のセリフ
「眼に見えているものばかりを重要視する連中に、俺は興味はない」
道尾秀介氏の作家性が表れているセリフであります。いいなあ。

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RE:・・・唄と本とパチと・・・・  評価

みゆりんりん (2015年03月09日 09時05分)

皆様、おはようございます。

神々〜、終わりました〜。
いや〜、力入りましたねー。

多分・・・と思ってた通りのラスト(羽生さん)だったのですが、まさか深町が再度登る事になるとは。
そこで邂逅する事になるとはw
思わず『うぅ〜ん』と唸りました。

でも最後『戻れたの?どうなの?』
戻れたんでしょうねぇw
喉から手が出るくらいのフィルムを諦める程のギリギリ感、想像が付かないけど、あるんでしょうねぇと想像。

最後の最後まで、この長編での読者に持たせ続ける緊張感。
やろうと思っても難しいと思うんですよねー。

キリストの復活劇。
他者だったとの話もありますよね。弟だとか他だとか。

裏切りのユダ、有名ですが、前に私が読んだ『ミカドの秘紋』で、ユダは中国方面に布教に来ていたとされていました。
仏教の始まりはキリスト教に深く影響され、混ざってる部分も多いとか。
ロマンですねーw

お次は『映画篇』
最初の2ページくらいしか読んでませんが、文章が柔らかい〜w
全くどんな内容なのか分かりませんが、主人公が作家らしいとだけ(笑)

リクエスト本とかが来るみたいですが、ひとしきり終わったら、絶対陰陽師行くでーw
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