返信元の記事 | |||
【7010】 | RE:オンリーロンリーグローリー 笑夏’ (2013年02月26日 21時59分) |
||
改めまして、こんばんは^ ^ 気付かずにレスしてたら、7000レスを踏んでしまっていて失礼しました(^^ゞ 個レスの続きです^ ^ ☆カンパチさん >【6004】の文頭に『ある精神医学者の著書より』と書いてますけど、その精神医学者が、ペックです。 これ、以前読んでなかったみたいで、今読みました^ ^; なるほど〜と思う部分もあるけど、難しいですね。 >これを言い換えるならば、われわれが漠然とながらも常に意識していること、すなわち、悪は愛によってのみ封じ込めることができる、と言うことである』 > >『悪の治療は、それが科学的なものであれ、他の形のものであれ、個人の愛によってのみ達成しうるものである』 これはほんと分かりますね。 悪という風にくくってしまうのはどうかと思うけど、悪い感情や嫌な感情は、人の愛によって変化する物だとは思いますね。 なので、罪を犯した人=悪という断定的なくくりは出来ないと思う。 罪を犯した人でも、たとえば周りにその人の事を理解して話を聞いてくれる人がいたら、そうならなかったかもしれないって思います。 人は誰でも悪にも善にもなれるって思っています。 そこをいかにコントロールするかですが、そこにはやはり他人との関わり方がかなり影響するでしょうね。 >その本では、まず、『悪』の正体を明らかにしていきます。なので、その本を読み始めると、気分が悪くなるし、イライラしてきます。 自分の中の悪い部分を認めていく事になるのかなぁ・・でも、自分を知ることがまず肝心という事ですよね。 >大抵、親の方に心理的問題があります。しかし、親は、『自分が悪い』と言う認識など持てません。なぜ、持てないのか。そこにこそ、『悪意』が潜んでいる、とペックは考えています。 > >本人は、自分が悪意の持ち主だ、などとは微塵も思っていません。問題は他の場所にある、としか考えることができません。 人のせいにせず、自分を省みるという事が大切だという事ですよね。 >ペックは、『悪』は、犯罪者など、特定の人々の悪だけではなく、日常の生活をしている人々の心理に潜むものだと指摘しています。 > >では、どうやって、『悪意』と言うものを克服していけばいいのか。その手法を彼は、彼自身がもがきながら、考え出していきます。 > >そして、最後に、ペックは、上記の結論に達します。 『悪の治療は、それが科学的なものであれ、他の形のものであれ、個人の愛によってのみ達成しうるものである』ですね。 >誤解を恐れずに、その本のタイトルを書きましょう。 > >『平気でうそをつく人達(虚偽と邪悪の心理学)』(草思社文庫)です。 このタイトルのうそというのは、うわべと本心の違いという事なのかな。 今の世の中は、精神を病んでいる人が多いですよね。 やはり、愛が足らないって事が原因なのが多いのかな・・人との関わり方が難しくなっていますもんね。 うまくまとめる事が出来ないけど、とにかく人との関わり方によって、どのようにでも変わる事があるって事ですよね。 愛をもらうばかりではなく、与えられる人にもなりたいですね。 そして、他人のせいにせず、自分を省みる事が出来るようになりたいです。 で、綺麗事みたいに聞こえるかもしれないけど、ここOLGには愛がいっぱいありますよね^ ^ でも、綺麗な言葉を使う事は大切な事なんですって。 悪い言葉を使うとやはり悪い事が起きて地獄だけど、綺麗な言葉を使うと良い事を呼んで幸せになれるって。 だから、綺麗な言葉を使いたいですね。 |
■ 9,963件の投稿があります。 |
【7026】 |
カンパチ (2013年02月27日 09時23分) |
||
これは 【7010】 に対する返信です。 | |||
笑夏’さんへ 『その2』 これは、『親の愛に著しい欠陥があるときは、子供は、その原因が自分自身にあると考えて反応する可能性が極めて高く、そのため、非現実的なまでに否定的な自己像を身につけるようになる』と言う子供の発達の一般法則として語ることができる』 そして、ペックは、まず、こう述べています。 『人間の悪の心理学的問題の中核をなしているのが、ある種のナルシシズム(自己愛)である(=悪性のナルシシズム)』 ペックは、ナルシズムの問題を、初めて、普遍化した人ではないかと思います。最近の心理学者や政治学者や精神病理学者の本を読んでると、明らかに、ペックの影響を受けていると思われる文章に出会います。 >人は誰でも悪にも善にもなれるって思っています。 >そこをいかにコントロールするかですが、そこにはやはり他人との関わり方がかなり影響するでしょうね。 と言うより、周囲の人々に悪をばら撒く人間は、自分が、ナルシストだと言うことを理解できていない人です。 『悪性のナルシシズムの特徴としてあげられるのが、屈服することのない意志である。邪悪な人達の異常な意志の強さは驚くほどである。 彼らは、頑として自分の道を歩む強力な意志を持った男であり女である。彼らが他人を支配しようとするそのやり方には驚くべき力がある。』 この本を読んでると、強い意志を持つことは良いことだと、大人は子供に教えますが、そうとは限らないのだ、と言うことを知ることになります。 >このタイトルのうそというのは、うわべと本心の違いという事なのかな。 ウソは、ナルシストの自己防衛であり、うわべではなく、むしろ、本心から発せられるのです。 この本では、個人的悪と集団的悪、すなわち、集団ナルシシズムについても、多くを語っています。 福島原発問題、東電問題など、組織ぐるみの隠蔽、不正はよく見られることですけど、集団ナルシシズムについて知ることで、いくらかは、その正体が見えてくるかもしれません。 もちろん、この本は、悪の根本をナルシシズムだけではなく、さまざまな観点から見ています。 参考までに、ペックの『愛と心理療法』(創元者)は、アメリカでは、聖書に次ぐロングセラーを記録しているそうです。その本は、僕は、まだ読んでませんが、ペックが、日本でほとんど知られていないのは、本当に驚くべきことです。 しかし、心理学者や精神医学者の間では、ほぼ、常識的に読まれている本だと思います。といって、専門書と言うわけではないので、誰でも読んでいけます。 『平気でうそをつく人達』を、ペックと伴に苦悩しながら、読んでみるといいかもしれない、と思いました。 |
|||
© P-WORLD