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【3192】 | RE:パチンコのオカルトとか確率と... Aquari (2013年07月02日 12時42分) |
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「永遠の0」 土曜に買って、合間合間三日で読み切りました。 感想ですか「これがデビュー作!!???」 この中に出てくる宮部久蔵という人物はフィクションのようですが、 時代背景とか歴史的なことはたぶん真実、なんだなぁと、、、 読みながら何度涙したか分かりません、ホントにいいお話しです。 それで、読み終えた時に宮部という人の、何と言うか、、、 一言で言えば純愛なんですよ。 愛国心、天皇のために、そんな世相が当たり前だった時代に 「妻と娘のために絶対に死ねない」「死にたくない」を貫いた男、 けれど最後は、特攻隊として壮絶な最後を遂げるわけですね。 大きな謎が「なぜ彼は誰よりも命を惜しみがら特攻隊に志願したか?」 まぁ、建前は志願でも実際は「志願するか」と聞かれたら「する」 としか答えられない世の中ではあったようですが・・・ ただ、彼は特攻が始まった時期、上官に「志願するか」と問われ、 大勢の中で「志願しない」と答えた唯一の人なんですが、、、 上官殴られようが絶対に「志願する」と言わなかったんですね。 あの時代にそんな硬骨な人はいなかったでしょうね。 生きるために戦っている、だから死ぬための特攻などには絶対に行かない。 その彼がなぜ特攻で亡くなったか?軍が、国が彼を殺したのか? わたしはネタバレを読んで大筋は知っていました。 が、それでも面白かったです。 彼は、彼を知る生き残った人たちの人生を変えるような 存在になるわけなんですが、、、切ないです。 特攻がなければ、日本は今と全く違うものであったでしょうね。 あと、アメリカと日本の戦時中の人命意識のあまりの違いに・・・ 日本は捕虜になるくらいなら自決しろ、 戦闘機は防御の対策はほとんどなし、 戦闘機は後ろからの攻撃に一番弱いとかで、パイロットの 背もたれはアメリカ軍のものはかなり分厚く作られていたのに対し、 日本軍のものはできる限りの軽減を重視して人命をおろそかにしていた。 アメリカ兵は最終的には捕虜になるもやむなしって感じだったのかな。 敵陣でも戦闘機が破壊されれば平気でパラシュートで脱出したと、 特攻って確か勝ち道分の燃料しか積んで行かなかったんですよね。 ある特攻員が「敵の爆撃に成功したら帰って来てもいいですか?」 みたいな質問をしたら上官は「ならん!」と答えた、、、とか、、、 もともと、帰ることなど前提にしていないんですからね。 銀英伝の中で、ある平民が貴族に対して「前たちの家族や身内が 前線に出たことがあるか!?」と叫ぶシーンがありましたね。 エリート士官や貴族軍は、自分で前線に行かないで安全な場所で 命令しているだけではなく、自分の身内を前線に送ることも まずなかったでしょうね。 思わず誰もが思うでしょうね。 「なら、お前行けよ!」 そういうヤツらは戦犯の汚名をきせられることもなく、 うまいこと世の中かいくぐって行ったんだろうな・・・ 死人に口なしで命張った人たちをスケープゴートにして、、、 あっ、お話し自体は純愛です。 |
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【3194】 |
がくお (2013年07月03日 17時27分) |
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これは 【3192】 に対する返信です。 | |||
永遠の0、ついに行かれましたか(*^_^*) 読まなきゃいけないのかなぁ。 みんな泣くんですよね、この本。 隣のコンビニに1冊売れ残っているので買おうか・・・ けどAquariさんをもってしても3日掛かりましたか・・・ ストレートに読んだら1日で読めますか? この作者さん、TV脚本家を辞めてコレを書いたそうです。 収入はゼロになったので、奥さんにギャーギャー言われたそうですが、ちょろっと完成前だったけど途中まで読ませたら「生活費のことは心配しないで、絶対に書きあげなさい」と励まされたそうです。作品完成まで半年間の生活費は貯金切り崩し+奥さんのバイト・・・ これも純愛です(笑) ついでに、「モンスター」も相当な作品らしいですね。 これも隣のコンビニに1冊売れ残っているんですよ(笑) |
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