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【242】 | RE:生徒会長物語 弱小店主任 (2009年10月24日 13時15分) |
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王司と夏樹のせいで練習ができなかったのはいつもの事。特別気にしない。それよりも、邪美子の方が気になって仕方がなかったから。。。 教室へ戻ると、そこはいつもの朝の光景。他の同級生の陰に埋もれ、一目見た時は姿が見えなかったが、中へ入っていくと、早朝のそれと同じ光景が目に飛び込んできた。 主任「まだやってたのか・・・?」 邪美子「うん。どうしても最後の挨拶が。。。」 主任「後は自分で適当に考えるからもういいよ。ありがとな」 邪美子「えっ?でもまだ・・・」 まだ下書きを続けようとする邪美子の手元から、半ば強引に紙を取り上げる。もう、これ以上そういう姿を見せられるのは、精神衛生上良くないと思ったからだ。でも、「・・・ありがとう」これは本心からだ。 しかし、この時のこの軽率な行動が、後々の大きな出来事につながるとは、まだ知る由もなかった・・・ 担任 西郷次男「よ〜し、出席を取るぞ〜!!」 ※名前かぶったんで編集(すんません) |
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【243】 |
弱小店主任 (2009年10月24日 14時30分) |
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これは 【242】 に対する返信です。 | |||
この日の授業は、全く何をしていたのか覚えていない。担任の西郷先生が、フランス仕込みのオヤジギャグを連発し、教室がしらけるのはいつもの事。そんな事はどうでもいい。隣の席の佳露美ちゃんが、授業中にゲームボーイで遊んでいるのもいつもの事。3-5のみんなで飼育している犬、駄犬ちゃんが騒がしいのもいつもの事。もう、とにかく何も頭に入らなかった。 何故なら、昼休みには全校生徒の前での挨拶という、人生初の大舞台が待っていたからだ。 ここで、ここで邪美子の書いた下書きに目を通しておけばよかったんだ・・・ 無情にも時間は流れ、ついにその時を迎えてしまった。 校内放送「全校生徒の皆さん、13時20分から全校集会が始まりますので、速やかに体育館の方まで移動して下さい」 ・・・(きた!!!!) 邪美子「じゃあ後でね」 佳露美ちゃん「あぁ、そうか。主任君頑張れよ〜!」 山州屁君「お前、なんで顔真っ白なんだよ?あれ?あぁ、これからお前が挨拶しなきゃいけないのか!ガハハハハ。なんかおもしれ〜事、頼むな」 みんな無責任なもんだ。私は少し早めに廊下に出た。すると、早朝の部室であまり興味のない映画話に付き合わされた、王司が隣の教室からちょうど出てきたところだった。 王司「おう、これから挨拶か。まぁ、あんまり緊張しすぎないでな。緊張しすぎると泡噴くからな」 この男、なにかにつけ 「泡噴くからな」 が口癖なのであった。 すると、その後ろからまるで金魚のフンとはこういう事か、ともいえるほどみっちりとくっつき、彼女である夏樹ちゃんが現れた。 夏樹「んもう〜。王司君ってすぐ泡って言っちゃうの。ごめんね、主任君。気にしないでね」 知ってるよ。王司の泡好きは学校内でも知れた事だからね。 |
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