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【917】 | 傘 熊楠 (2009年07月08日 18時35分) |
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梅雨ですね。梅雨と言えば雨。雨と言えば傘。 こんなのはいかがでしょう? その日は雨が降っているんです。 横殴りの台風みたいなやつじゃなく、しとしと一日中降っているような雨なんです。 割と大きめの傘を持って歩いている僕がふと気づくと店先の小さな屋根の下に、傘を持たずに空を恨めしそうに見ている女性がいるんです。 どうしようかな?って思いながらエイヤッ!って気持ちで『駅方向で良かったら一緒にどうですか?』なんか云うんです。ちょっと慌てたように『どうせ傘も大きいですから』なんか余計な一言と一緒に。 その女性は(本当云うと小泉今日子なんですよ。その女性は。)『クスッ』って感じで笑った後『ありがとう』って云いながら傘の中に入ってくるんです。 『何か話さなくちゃ』って思いながらも気まずい空気は流れていくわけですよ。 そこでさりげなく『この傘大きいでしょ?じつはこの前、夜道を歩いていると・・・』なんて話し出すわけです。 その日は嫌なことがあったりしてとても疲れて夜遅く駅からの暗い道を歩いていると、街灯の下に物売りのお婆さんがたたずむようにいるんです。 魔法使いとまではいかないけど何となく何かありそうな雰囲気を醸し出しているお婆さんなんです。 こんなところで商売になるのかなぁ?なんて思いながら横を通り過ぎようとした時に『そこのお兄さん』なんて声を掛けるんですよ。 何だろうって思いながら立ち止まると『この傘を買いなさい』って云うんです。 『今日一日嫌なことがあったでしょ?この傘を持っているときっと良いことが起こりますよ』っていわくありげな微笑みと共に。 どうして分かるんだろうって思いながらまぁぼられなきゃ良いか?と思って、いくらですか?って聞くと5000円なんです。 ちょっと高いけど、ちょうど大きな傘が欲しかった僕はだまされたと思って買うことにしたんです。それで僕は5000円を払って家へ帰ったんです。 お婆さんが云う『本当に良いことが起こりますよ』って云う声を背中で聞きながら。 そうこうしているうちに、そんなお婆さんとのやり取りも忘れた頃、 同じ様な時間に同じ道を歩いている時にふとお婆さんのことを思い出して、 この街灯の下だったなぁなんて、あれから何も起こらなかったなやっぱりだまされたのかな? って思ってそこを見ると、何かがキラッっと光るんです。よーく見ると500円玉。 それを拾ってつくづく眺めた僕は 『お婆さんが云っていた良い事ってこの事かぁ。他愛ない事だったな。』なんて思っていたんですよ。 見かけは何か有りそうだったのに良いことがお金。しかも500円。中途半端じゃないですか。 そうそう良い事なんて起こらないか?!って思っていたんですが、凄く雰囲気があるお婆さんだったので、 何かしっくり来なかったんですけど・・・・・ あのお婆さんが云っていた良い事って・・・・・ 今日こうしてあなたに出会えたことなんですね。 なんか云うんです。 ねっ?結構良いでしょ。 勿論誰が云うか?で状況は全く違った物になるでしょうが。 長々と失礼しましたぁ〜!! |
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【918】 |
ピエール時田. (2009年07月08日 18時35分) |
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これは 【917】 に対する返信です。 | |||
もっと改行してくで〜。 んで、オチは? ないの? 小泉今日子かとおもたら、よく見るとさっきのばーちゃんだたとか、そのままぼったくりバーに誘導されたー! とか、 ないの? |
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