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【4281】 |
拳治郎 (2013年06月09日 00時12分) |
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↓ ◆S慈母さん >12回転目に【エアーバイブ】♪ ほほぅ… お主、やるな! 赤さんも言われてますけど、ホントに早く引いてますよね。 >△ 36.5K おめでとうです♪ 秘かに御三家の仲間入りを狙ってません?(笑 >広いベットに拳さん1人だけ........むほ♪ あざーっす!! うふふ(*^m^*) >ただ...記憶がだんだん薄れて.... 今朝ね、久しぶりにソアラ見たよ… ∧S∧ パーン (・ω・) 拳 その話はやめれっ! ⊂彡☆))Д´) ゴメンなさい。。 >途中1個入るのに横から5個程ポロポロとこぼれて行くのを見ると んが〜!! そのと〜り!! 下12Rきたら嬉しいんだけど、んが〜!!×2.4倍になるw 因みに、右打ちキタら、1Rで2〜4個こぼれますw 7カウントなのにねww >青オーラ 青オラが一番当たってるかも? >生産が追い付かず1年待ち やっぱ手作りが一番だと思います。大量生産に走ると、味は絶対に落ちますから。 儲けを考えたら、そっちなんでしょうけど。難しいですよね。 >(ヨコ)バスが釣れずにS慈母が釣れた 座布団3枚! ■師匠 最近、釣りネタ見ないな〜と思ってましたけど、行ってきたんだ。良かったネ^^ >ガサガサと物音したほうを見るとほぼ奴等つらつら舌ペロペロピー ヘビは嫌いだっ! ぜってー無理!! 逃げの一手! >あの時間帯なら前の選手 リュウケン リュウケン >ハーフナー 背は高いけど、存在感がなくない? 最後にロングボールを蹴り込む時間帯限定でも、私的には?印なんですが。 >イラク戦 コンフェデがスグに控えてますが、ドーハの悲劇を払拭するために、勝ちに行ってほしいと思います。 >たかみ○総選挙やばいんじゃね? 8位に入らないとどうすんだろ?? 楽天のマー君もたかみな推しなんすけどね。←関係ない 何位になっても私の気持ちは変わりません(キリッ とりあえず8位まで上がったので良かったですけど。←LIVEで見とったんか? >こじはる 赤さん、住職さん推しでしたっけ。お互い一桁台でよかったっすね^^ ◆サッキー >手のひらに「8」の字を4つ書いてくれた まさにLEGEND♪ LEGENDは更なる進化を遂げているハズ! >万トピの祝杯を挙げよう ま、万トピって・・・ ∧咲∧ パーン (・ω・) 拳 アンタがもっとしっかりせんかいっ! ⊂彡☆))Д´) ス、スミマセン。。。 頑張りまする! 大作投下お疲れさまでした♪ やっぱ文才あるよね 素晴らしいっ!! 虹板でヘンな文章書いてるのってオレだけじゃね? って思うことが最近多いんですけど(汗 万トピ・・・ 私もいろんなこと考えて、心が揺れ動いてた時期が暫く続いてました。 でも4月の終わり頃に、最後まで続けようとハラ決めました。 それがいいことなのかどうか、今はわからないけど、終わったトキにいい方向に向かってたらなと。 サッキーの気持ち、受け取りました。無理し過ぎず、ボチボチ頑張って行きましょう。ありがとうです♪ それでは 素晴らしい日曜日になりますように♪ |
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【4280】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時34分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 「 ホクセンの女、咲 」 〜 還ってきた男たちへ捧ぐ 特別編 〜 【ここまでのあらすじ】 彼女の名は咲。北斗をこよなく愛する女。 幼少期から持つ独特の類稀なる勘の鋭さを父に見い出され、 身元を隠し特殊諜報機関のプロテストを受け、女性でただ独り一発で合格する。 咲の実父(ブラックメン=BM)は機関最高司令官で、現在は機関の機密指令任務に就く。 五感を研ぎ澄ます訓練の一環として任務の合間に牌を操り、博徒として北斗を愛す。 初代スロ北斗との初めての出会いは黒い北斗柄だった。 その衝撃的な出会いに、咲は北斗に常に身を焦がす「ホクセンの女」となったのであった。 そして… 彼女に人として足りないもの、それは「男を真から愛する心」だった。 【今回のあらすじ】 日々任務に就く咲。早いもので入隊して丸3年が経とうとしていた。 入隊時は3等隊員だった咲は、この5月1等隊員に飛び級で抜擢された。 咲はこの機関での任務においての自信はあったが、 昇格については「まさか自分が」という思いで一杯だった。 この機関は男性社会。女性で進級するものは過去にもいなかった。 そもそも入隊試験そのものの難易度がかなり高く、 入隊員100名余りのうち女性は5名ほどであった。 今日は咲の昇格を記念して、打ち上げパーティーが行なわれていた。 そして今日は待っていた、あの男たちが咲の為に還ってきていた。 北斗好きの、あの男たちだった。 咲の実父(ブラックメン=BM)は今夜だけは大いに弾けるがいい、と咲に言った。 そして続けて言った。 咲、お前は、 「ホクセンの女、咲」になれ、と。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4279】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時37分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 【今回のキャスト】 ※敬称略 還って来た伝説の男 長兄 ミヤビン 還って来た伝説の男 次兄 覇者はトキで 還って来た伝説の男 末弟 MASA−II 咲の同僚 S慈母 咲の同僚 ルークD 咲の同僚 サマランチェ 咲の先輩OB 北斗一直線 咲の先輩OB yoshiumi 咲の先輩 家元 咲の先輩 しげ3 咲の親友 NATHUME 咲の親友 虹ん子 咲の親友 渚もか 咲の親友 reochan09 咲の親友 きょんきょん 咲の親友 202 咲の親友 桃子 CLUBホクセンマスター 拳治郎 CLUBホクセンドアBOY 雲のジュウ座 CLUBホクセン☆イケメンホスト オーサー住職 CLUBホクセン☆イケメンホスト 第25の使徒 CLUBホクセン☆イケメンホスト エヴァパチ最高 CLUBホクセン☆イケメンホスト はぐれべス こぱんだカー運転手 こぱんだ こぱんだカーお付きのわんこ りっきぃ☆ 虹ん子の彼氏 赤SC待ち 咲の師匠 虹の空 ※今回虹板で懇意にしていただいているメンバー様のお名前を 咲より敬愛の気持ちを込めて出させて頂きますこと、何卒ご容赦くださいませ。 ※バックナンバー 第1話:8984(虹板I) 第2話:9009(虹板I) 第3話:9030(虹板I) 第4話:9069(虹板I) 第5話:9127(虹板I) 第6話:9257(虹板I) 第7話:4280(虹板II) 番外編:「虎センの女、咲」 番外編:「GAROセンの女、咲」 番外編:「卵センの女、咲」 ※その他 番外編 複数掲載あり ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4278】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時39分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第一章「昇格試験」 「パァ−−−−−ン、パン、パァアアン!!」 午前中はいつものように射撃訓練から始まる。 昨夜どれだけ嫌な事があろうが、咲はこの射撃訓練が訓練の中では一番好きだった。 瞬発力とスピード、的を射抜く正確さに関しては多くの隊員の中でも引けをとらない 腕前だった。 緊張することを知らない咲も今日ばかりは、ほんの少し肩に力が入っていた。 「いつもの調子でいいんじゃない?」 そう優しく声を掛けたのは同期のサマランチェだった。 彼は咲と同じく酒豪だったので、仲の良い飲み友達だった。 今日は年に一度の昇格試験であったため、隊員内の間にも少しピリリとした空気が 走っていた。 今日昇格試験を受けるのは咲を入れて全部で6名だった。 同僚のS慈母、サマランチェ、ルークD そして先輩のしげ3、家元だった。 咲は全員が無事通過する事だけを祈っていた。 今日は去年昇格試験に受かって現在は別の部隊に配属になったyoshiumiが、 久々に咲を応援するため会いに来てくれていた。 yoshiumiは優しく咲に声を掛けてくれた。 「咲、手を出してごらん。緊張しないようにおまじない。」 yoshiumiは咲の右手を取り、手のひらに「8」の字を4つ書いてくれた。 「これで大丈夫。絶対に緊張しないから。」 何だかウキウキして、上手くいくような気がした。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4277】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時53分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 「第2章」祝賀会 昇格試験をTOP成績で通過した先輩の家元・しげ3を祝おうと、 咲の大先輩OB・yoshiumiと北斗一直線らの心温まる声掛けがあり、 今夜はCLUBホクセンで19時から祝賀パーティーが予定されていた。 同僚も皆合格で、隊内も久々に賑わっていた。 もうひとつの顔・CLUBホクセンの経営者の顔を持つ咲は準備の為先に店に入っていた。 店に着くといつものように咲の親友達が手伝いに来てくれていた。 NATHUMEは得意の手料理で溢れんばかりのご馳走を振る舞い、 きょんきょんと桃子、reochanは店内を可愛らしく飾り付けしてくれた。 虹ん子・もかは今日も予定されている「虹咲☆もか」のステージ衣装に着替え、 準備に追われる咲の分も、と曲合わせとリハをしてくれていた。 今夜は202が久々に来てくれた。 家で獲れたトマトなどの野菜と咲が大好きなパンを差し入れしてくれた。 咲は「あぁ。持つべきは親友。ホントに感謝だなぁ…」と呟いた。 祝賀会は昇格試験に合格した隊員の表彰式から始まった。 代表で挨拶をしたのは家元だった。 持ち前の兄貴肌、鋼の魂、イカツいルックスで隊内の男性のファンも多かった。 「え〜〜〜。こほん。ズッコ〜〜〜ン。」 既に酔っ払っていたのか、いきなり昭和のギャグなのか、 意味不明の挨拶だったが、CLUB内は爆笑の渦に包まれていた。 続けて乾杯の音頭は同僚のサマランチェが行なった。 サマランチェはワインボトルを片手に、ボトルを口のみした。 まるで酒豪というよりは「ザル」だった。 CLUB内が盛り上がってきた頃、「虹咲☆もか」のショーが始まった。 久々なので歌詞を忘れていないかドキドキしたが、虹ん子ともかの素晴らしいリードで 無事全3曲を熱唱し、場内は盛り上がりに盛り上がった。 虹咲☆もかの親衛隊長であり、 CLUBホクセンドアBOYでもある雲のジュウ座の掛け声とパフォーマンスで、 場内は歌詞を口ずさみ、見よう見まねで踊り、熱狂の渦に包まれた。 雲のジュウ座は途中で興奮しすぎて鼻血を出し、何度も倒れ気を失ったが、 何とか最後まで皆の先頭に立ってリードした。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4276】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時26分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第3章 「還って来た男たち」 ショーを無事終え、舞台袖から汗だくで出てきた虹咲☆もかの3人はふと客席の 一番後ろに目をやった。 咲はその時、何かに気付いた。 …懐かしい顔ぶれだった。待っていた、心から待っていたその男たちであった。 「ビンの介さん!!」 咲はミヤビンのことを「ビンの介さん」と呼んでいた。 会うのは、ほぼ2ヵ月半ぶりのことだろう。 ミヤビンはいつも咲を想い、守ってくれていた。 咲は少し前にプライベートで辛い事があった時、 お店の支配人の拳治郎とミヤビンにだけその内容を打ち明け、相談していた。 一番咲の力になってくれていたのがミヤビンだった。 咲が元気になるのを見届けて、ミヤビンがお店から遠ざかってしまった気がして 咲はとても気になっていた。 そして、今夜そのミヤビンを連れてきてくれたのが覇者トキ兄さんとMASA-II兄さんだった。 2人は咲に見えないよう一番後ろの席のカーテンの陰にそっと隠れていたが、 咲が気付いていない筈が無かった。 覇者トキ兄さんとMASA−II兄さんは、いつも恰好良かった。 言葉少なで、寡黙で…いつも咲を守ってくれた。 咲は覇者トキ兄さんのことを「丘の上の王子様」と心で呼んでいた。 MASA−II兄さんのことを「アンソニー」と心の中で呼んでいた。 「こういう男の人を、きっと『男らしい』って言うんだろうなぁ…」 咲は今まで男に惚れた事は一度も無かった。 そもそも性格が見かけと違い、かなり男っぽいせいもあったが、 恋愛に身を焦がして我が身を滅ぼすのが怖かった。 恋愛に興味が無いわけではなかったが、今はそれより任務が大事であり、 そしていつ命を失うかもわからない危険な任務だ。 何より今まで「男らしい真の男」にはなかなか出会わなかった、というのもあるだろう。 しかし彼らが「男らしい男」であることは誰が見てもすぐに分かった。 信念を持ち、守るべき存在を体を張って守ってくれる。 …そしてそれを誇示しない。守るのは男なら当然だ、とでも言うように。 カッコ良過ぎる。 …そんな姿勢の男たち。 咲は言葉にこそ出さなかったが、いつも守ってもらっている事に心から感謝した。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4275】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時25分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第4章「ダンスユニット」 盛り上がったパーティーも終演に近づいてきていた。 今日は支配人の拳治郎の計らいで、女性のお客様にも楽しんでもらおうと、 イケメンホストグループのショーを企画していた。 いつもはCLUBホクセンは女性のコンパニオンが接客するのだが、今夜だけは違った。 粋な計らいだった。 真っ黒でスマートな衣装に身を包み、 背の高いイケメン4人組が突如ステージに現れた。 左手からオーサー、はぐれベス、エヴァパチ最高、第25の使徒だった。 あまりのイケメン具合に場内は湧きに湧いた。 女性は勿論、男性も皆総立ちで、彼らの素晴らしい歌とダンスに興奮もMAXとなり、 一般で来ていたゲストも含め、興奮の余り何名も倒れ、失神した。 ダンスはプロ級であり、 TRFも顔負けの激しいダンスをしても、呼吸はひとつも乱れない、 そして歌も完全に歌い上げたのだった。 これには虹咲☆もかも驚いた。 本当に素晴らしいショーで盛り上がった。 ショーが終わると、彼らの元に握手やサインを求める女性客でごったがえした。 人一倍ハニカミ屋さんのはぐれベスが一人舞台袖から逃げようとしたが、 咲がその手を引き止めた。 はぐれベスが前のグループを抜けるというとき、咲はそのことを知らず 労いの声を掛けてあげられなかった。 実は咲とはぐれベスは、幼い頃通ったダンス養成学校の同期だった。 咲は、やっと労いの言葉を掛けられたのだった。 「べっちぃ〜、ほんとにお疲れ様でしたっ!」 …やっと言えた。そのひとことが言えずに。 今までモヤモヤしていたものがスッキリ消えた。 咲はそのひとことを告げると今日のギャラを渡し、またショーを観たい、 とそっとお願いした。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4274】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時24分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第5章「レモン色の満月」 そろそろ終演の時間だった。 いつものようにあの男は来ているのだろうか。 いや、きっと来ているに違いない。 頻繁に会えないからこそ、虹咲☆もかのショーには必ず来ている男がいた。 …やはり今日も入り口キャッシャーの外側に立っていた。 咲はそれに気付くと虹ん子の背中にタオルをかけ、背中を押した。 そしてギャラを渡してお礼を言うと、虹ん子は振り向かず、彼の方へ走って言った。 虹ん子は丁度1年前に彼に会った日を思い出していた。 -------------------------------------------------- カレは愛車のVOLVO−XC90で虹ん子を今夜もまた、ドライブに連れて行った。 いつも虹ん子は何も欲しがらず、どこにも行きたがらず、カレと一緒に過ごせるだけで良いと言っていた。 しかし今日は少しわがままを言いたくなり、夜景が見たい、と言った。 カレは快諾し、車を山の手へ走らせ、暫しのドライブで虹ん子に絶景の夜景を見せたあと、 「少し歩こうか」と言った。 車を降りるとこんな時間なのに沢山の車が行き交う。 カレは勿論車道側を歩いた。 虹ん子は赤SC待ちの腕にそっと手を添えた。 それに気付きカレはその手をぐいっと自らの方へ力強くたぐり寄せた。 虹ん子はカレに家庭があることは知っていた。 カレが家庭を、マイサンを、奥様をこよなく愛していた事も。 いつも仕事後の限られた時間しかデートは出来なかった。 それでも良かった。 二人で会っている時は、カレは自分だけを見てくれている。 少しの時間でも一緒にいるだけで、カレと手を繋いでるだけで、カレの体温を感じているだけで、 それだけで満足だった。 それは美しく、透き通るような薄いレモン色をした、短い満月の夜だった。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4273】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時23分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第6章「終演 そして 恩師」 その頃クラブは常連客やVIPも無事チェックを終え、すっかり静寂ないつもの夜となっていた。 咲の友人たちは24時になる少し前、こぱんだカーで送迎させた。 彼女たちはこぱんだカーに乗る事を毎回楽しみにしていた。 咲は彼女達にお礼を包み、そっと手渡し、心から「ありがとう」と伝えた。 心なしか、少し涙が零れた。 こぱんだカーに乗れば絶妙のタイミングでお好みのお茶が出て来る事、さらにはこぱんだトークは 疲れた身体をアロマティーの如く癒す効果があった。 無理を言って人気のある親友達を呼び寄せていた咲はこぱんだの配慮に助けられていた。 そして今日からその人気のこぱんだカーに専属のわんこが同乗した。 なんとも、毛並みも美しく愛らしい、純白で聡明そうなわんこだった。 そのわんこは「りっきぃ☆」と言った。 CLUBホクセンに咲と拳治郎が連れて来たわんこだった。 りっきぃは最初人を全く信じようとしなかったが、咲と拳治郎、そしてCLUBホクセンの従業員や ゲスト皆にこよなく可愛がられているうちに、すっかりなつき、 今やこぱんだカーの運転手のこぱんだも、りっきぃ☆にデレデレだった。 こぱんだカーで送ってもらったNATHUME、きょんきょん、桃子、reochanはすっかりりっきぃ☆に 心を奪われた。 やがて深夜の0時を回ろうとしていた。 咲は自らの帰り支度を整え、店の戸締りと閉店業務を拳治郎に託した。 拳治郎やこぱんだは自分のこともおろそかにするほど咲を支えてくれた。 自らを支えてくださる周りの人たち全てに「ありがとう。」と小さくつぶやいて感謝の念を捧げ、 拳治郎と美酒に酔いしれた。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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【4272】 |
咲(サキ)SAKI (2013年06月08日 13時22分) |
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 第7章「ホクセンと虹板と」 咲は日頃の疲れと、 ショーの後、空腹で口にしたシャンパンで急速に酔いが廻っていた。 思えばホクセンと虹板と。 この出会いはこの男なしでは語れなかった。 「北斗」機種板で北斗好きに体当たりで声を掛けた漢、「虹の空」。 そこに集まった北斗好きの漢たち。 咲は虹の空のことを「おやかた、おやかた」と慕っていた。 おやかたは短い言葉で、いつも優しくこのCLUBホクセンを見守ってくれている。 咲のことも、そして支配人の拳治郎のことも。 きっと、拳治郎は良い意味でも悪い意味でも実直で真面目過ぎるところがあるし、 咲は人一倍好奇心旺盛で男並にお転婆で、人懐っこ過ぎるところがあるからだろう。 これからも。今までも。 こうして支えてくださる方々がいて、虹板もCLUBホクセンも、続けていける。 温かい皆さんがいてくれるから。 そして。 ここCLUBホクセンには顔を出さずとも。 影で見守ってくださる方々が数え切れないほどいる。 応援してくださる方々がいる。 今までご心配を掛けた方々の為に、咲が出来る事。 今後どんなことがあろうとも。 万トピの祝杯を挙げよう。 皆と一緒に、楽しく笑おう。 皆と一緒に、悲しい時は泣こう。 喜びは共に何倍にもし。 悲しみは皆で分け合おう。 咲は残りの後片付けを拳治郎に託し、 明日の任務が控える隊に戻るため、独り帰路に着く。 彼女は、ホクセン。 彼女の名は咲。 彼女が愛するのはホクセン。 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ |
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