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RE:パチンコの原点て

パチ歴30年 (2015年05月30日 08時43分)
トピ主さま、皆様、はじめまして。パチ歴30年と申します。よろしくお願いします。

興味深いお話でしたので、参加させてください。

現在のパチンコの姿は、管轄省庁の「本音と建前」の葛藤とお客側のニーズの成れの果てであると思います。

私は勝負事に大きく分けると2つの種類があると思っています。
1つは「将棋・囲碁・各種スポーツ等」実践時間の蓄積により技術が向上し、それによって巧者になりうるもの。どちらかというと「名誉欲」を満たすものといったところでしょうか。この種の勝負事の特徴は、勝敗を決するに時間を要することでしょうか。
パチンコは本来、こちらのグループに属していたように思います。玉のはじき方や釘、台のクセ等ルーキーとベテランとに差があったゲームであったと。
もう1つの勝負事は、カジノのゲームのように、実践時間に伴う技術の向上は少なく、金銭のやり取りにゲームの主題を置いているようなもの。こちらは、勝敗を決するに要する時間は短く、ルーキーもベテランも、ツキの要素に左右されることが多いのではないでしょうか。
時代が進むにつれ、パチンコファンのニーズは後者のゲーム性をパチンコに求めたのではないでしょうか。
しかし、元々、パチンコは前者のゲームに色分けされるものであって、後者のゲーム性を持たせるには無理があったのではないでしょうか。

また、管轄省庁も「パチンコは遊戯である」という建前から開放されないため、「遊戯」としてのゲーム性を前面に押し出し規制しています。「射幸心を煽るな・出玉規制・ゲームに関する平等性(技術介入の否定)等」が思い当たります。
しかし、現場では、もはや「ギャンブル種目」という地位を確立しているため、ギャンブルとしてパチンコを楽しもうとしているファンのニーズに応えなければなりません。
こう考えると、メーカーやホールのジレンマも理解できます。中途半端にならざる終えません。一方的にメーカーやホールがパチンコファンを馬鹿にしているとは言えませんし、彼らなりの努力の跡も見て取れます。

ここにパチンコ本来のゲーム性を楽しみたい人からも、ギャンブル性を求める人からも不満がでる原因があるのではないでしょうか。

最近、パチンコがつまらなくなった、という意見は、業界がどちらの方向にも突っ走れない現状を見れば当然かと思います。
皆さんが触れているカジノ法案の可否がパチンコ業界の未来像を決めるのは間違いないような気がします。

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RE:パチンコの原点て  評価

センサ (2015年05月31日 07時10分)

パチ歴30年さん、初めまして。

面白い内容で、かつ上手に説明できていて凄いと思いました。
結論に至るまでの考え方に多少の違いはあるものの、結論をみれば私は同意できると思います。

>業界がどちらの方向にも突っ走れない現状

様々な規制がありますが、規制されるのは客付きの良い種類のものが多いのですよね。
客が求めるニーズが規制されていくと言う、戦略的にかなり難しい業界だと言えます。

メーカーも色々と努力をしてニーズに応えるように台を作ろうとしていますが……
現状では規制の綻びと言うか、盲点を突くような形でしかギャンブル性を高める事が難しいのかな、と思います。
台の種類が限られるので、ホールとしても取れる戦略が限られてきます。
そのせいでオンリーワンは目指し辛く、やはり個性的な戦略よりをやるよりも多数派のニーズの流れに乗ってしまいます。

ホールとしては、多数派のニーズに対し力を入れている事を表に出していかないといけません。
そうしないと、潰れますからね。
ユーザーがギャンブル性を求めるならば、それに応えないといけないのは必然です。
しかし、そうすると少数派のニーズに対するアプローチが弱くなってしまいます。
特定のユーザーの為にそちらにも目を向けますが、やはり扱いには格差が生まれてしまいます。

残念なことに、多くの地域で羽根物などのジャンルはすでに少数派のニーズとなってしまっています。
少々寂しいですが、これが時代の流れなのでしょうか……

現状のままでは、業界が抱えるジレンマの解消は難しそうです。
ファンとしては、カジノ法案をきっかけとして規制緩和があるといいなぁ、と願っています。
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RE:パチンコの原点て  評価

開けチューリップ (2015年05月31日 01時49分)

パチ歴30年さん、はじめまして。

本音と建前、実に上手い切り口ですね。

どちらも否定せず、現ユーザーのはがゆさを持ち前の表現力の高さでものの見事に伝えられており、読んだ後に爽快感を覚えました。

こういう硬派なファン(と呼ばせて頂きます)がいるパチ業界、業界の方もぜひ原点に返り、硬派なビジネスモデルをもう一度築きあげる努力を始めて欲しいと願います。
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RE:パチンコの原点て  評価

古代晋也 (2015年05月30日 11時20分)

パチ歴30年さん おはようございます。


>現在のパチンコの姿は、管轄省庁の「本音と建前」の葛藤とお客側のニーズの成れの果てであると思います。

 ⇒全く仰る通りだと思います。
 
 そして、それは、本来 決して噛み合うものではない筈ですから、実際に目の前にあるパチンコ台(妥協点?)は、どうしても中途半端なものになるでしょうね(笑)


>パチンコは本来、こちらのグループに属していたように思います。玉のはじき方や釘、台のクセ等ルーキーとベテランとに差があったゲームであったと。

 ⇒実は、僕の場合「将棋」や「麻雀」も好きなんですが、仰る通り強くなる為には、多くの実戦と勉強が必要ですね。
 パチンコも手打ちの時代でしたら熟練の技というものがあったでしょうし、電動ハンドルになってからも、役物の癖の把握、釘調整の読み、バネの良し悪しの把握など、間違い無く、ルーキーとベテランとに差があったゲームでした。


>時代が進むにつれ、パチンコファンのニーズは後者のゲーム性をパチンコに求めたのではないでしょうか。

 ⇒ファンが求めたかどうかは、ともかく、後者のゲーム性の代表格は【セブン機】でしょうね。
 最初のセブン機が登場したのが、1981年の事だそうですから、それから34年の月日が経過している訳ですが、これは、一時 社会問題にまで進展したんですから激変したんでしょう。

>しかし、元々、パチンコは前者のゲームに色分けされるものであって、後者のゲーム性を持たせるには無理があったのではないでしょうか。

 ⇒後者のゲーム性の代表格が【セブン機】で間違い無い様でしたら、爆発的人気で(当時、ボーリング場が次々潰れたとか?)社会的問題にまで進展した程ですから、相性抜群だったのかもしれませんが、その成れの果てが、現在の姿なのだとすれば、余りにも相性抜群なものは、あべこべ、この業界と言うか世界そのものを食い潰すというのもあるのかもしれません。

 
 【セブン機】は、業界用語では、確か?【超特電機】と言うのだと思いますが、店舗に設置できる【超特電機】の割合が決まっていた時期もある筈ですが、そんなものは、どこへやら?
 今やパチンコ店舗は【超特電機】で埋め尽くされていますが、漁業で言えば獲るばかりの漁業はもう終わりにして、昔、NHKの「働くおじさん」で見た育てる漁業に切り換えなければいけないものを どうもその時期を逸している感がありますね。 
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