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なんでもない日常

サルですまん (2019年04月14日 00時18分)
皆様。こんばんは。
最近、諸事情からパソコンの前にすら六に座れていない漢・サル吉です。

本来であれば、たまったコメにレスを入れなきゃいけないんですが。
申し訳ないのだけれど、今はそんな気分になれず。腹立たしく思っておられる方もおいでだろうが、お許し頂きたい。


今。友人が入院しています。
とても大切な友人です。
病名は「脳梗塞」
このところ、仕事が終わってからでも、行く時間があればお見舞いに行っています。
とは言っても、見舞客の時間帯は決まっているので、結局週に三日程度しか行けていないんですが。

彼女は、ワスより少し年上の女性です。
いつも明るくて、見ているだけで元気の貰えるような女性でした。
その彼女が今。脳梗塞からくる半身不随で入院しています。

ワスは、医学的なことはよく分からないですが、どうやら、脳神経の一部がマヒしているらしく。左半身がろくに動かない状態です。
手の感覚もなく、足の存在もわからず、左目ですら、かすんで見えにくいと言っています。

普通に。
誰もが、いや多くの人が『ごく普通にしていること』
立つこと。座ること。歩くこと。そういう『当たり前のこと』が、自力では一切できなくなっています。
今はただ、歯を食いしばりながらリハビリに励んでいます。

左半身の感覚がない。
「右手が使えるからラッキー」などとは、思えない状況です。
勿論、もっと深刻な症状に苦しんでいる方も多いでしょう。明日をも知れぬ命の方だって、います。
そういう人と比較すれば。彼女はまだ「ラッキーな方」なのかも知れません。

ここを見てくださっている方。少し想像してみてください。
あなたは、普段ペットボトルの飲料を飲みますか?缶コーヒーでもいいです。
ペットボトルのふたを開ける。缶ジュースのプルタブを開く。その時、あなたの「利き腕でない方」は何をしていますか?
ペットボトルの本体を抑えているのではないでしょうか? 缶ジュースの缶を持っているのではないですか?
彼女は。そんな事すらできなくなっているのです。

勿論。
これが未来永劫という訳ではないでしょう。
リハビリを進め、いずれは感覚も戻ってくることでしょう。ごく普通に。日常生活に戻ることができるかもしれません。
ですが今。彼女は、失意のどん底にいるのです。

昨日まで。いやいや、ついさっきまで『当たり前』だったことが。次の瞬間『当たり前で亡くなる』
ワスも、自身で経験した事がありません。だからそれが「どれほど苦しいものであるのか」という事を実感する術がありません。
トイレすら、一人で行けないのです。行くどころか、下半身に力が入らない彼女は。自力で排便することすらできないでいます。
何をしてもダメで、看護師さんにこうもんに指を入れてもらっての排便だそうです。

見舞いに行っても。どう声をかけていいのか。ワスには解りません。
精一杯頑張っている人間に「頑張れ」とは言えないのです。
ただただ「大丈夫だって。今の医学は進歩しまくってるんだから。すぐにまた、普通の生活ができるってよ」と。慰めの言葉しかかける事が出来ません。

昨日一日。仕事以外で左手を封印してみました。
箸は持てますが茶碗は持てません。缶ビールを飲もうとしましたが、プルタブが引っ張り起こせなかったです。グラスは持てますが、グラスに入れる飲み物を入れるのに、恐ろしく時間がかかりました。

「何でもないようなことが、幸せだったと思う」
そんな歌が、頭の中を駆け巡っています。


普通に生きるって、実は、すごい事です。

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RE:なんでもない日常  評価

みゆりんりん (2019年04月15日 08時12分)

おはよございます。

前にも書いてた彼女ですかね?
印象深かったので・・・
サルしゃんの事だ・・・違う彼女かもしれねーが(笑)
彼女が彼女って事ではないよwww
彼女=女性

昨日の事も適当な記憶しかないので自信ナシ。

全身よりは半身、両手よりは片手。

見舞われた本人じゃないと、ついそう思ってしまいます。
半分あるから何とかなるんじゃないかと。

その時は、まるっと蚊帳の外の人間として思うんです。
自分がそうなったらとは思わず・・・思いたくないというのもありますがね。

>精一杯頑張っている人間に「頑張れ」とは言えないのです。

これ、最近思ったというか、気付いたというか、知った事なんですが。

精神医学上、ガンバレは良くないそうで。

心身ともに健常な人に言う分には良いですが(良いのか?)

何かしら切迫してる人に対してのガンバレはトドメとなる可能性もあるそうで。

精神的物理的に切羽詰った場合、誰でも改善しようとガンバるよね。
ガンバるっていうか、努力するよね。本能だよね。

これが自分だけではどうにもこうにも出来ない事象、それが気が遠くなるほどの時間を使ってもダメかもな未来かもしれないって気持ちで向かうとなると。

既にイヤになっちゃうよね。
でも向かわなければ絶対改善はない。
その狭間の気持ち、どう維持するか。
もうそれだけで拷問だよね。

でも先に向かうしかないんだよね。
生きるってそういう事だから。
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