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返信元の記事
【78】

RE:その2

メルカトル (2017年10月01日 22時21分)
つづきです。


> …いつも思うのは、ミステリ作家はどうやってプロットを組み立てているのでしょうね。

色んなやり方があるんじゃないですか。おおよそのストーリーに細かい肉付けをしていくとか、使えそうなトリックを思いついたので、それに相応しいプロットを練っていくとか。
細かいところまで推敲してそれをメモっていく、或いはなんとなく頭の中にあった構想をいきなり書き出して、あとは思いつくままに描き込んでいくとか。


> とあったのですが、このあらすじ、本編の中核のネタバレの一文も記載されているのです。『学園の実態は、クローン研究が行われている施設であった』と、パッケージ裏側に。

それは興ざめですね。ゲームに限らずミステリにおいても、たまに帯などに驚愕のどんでん返しとか見かけますが、それだけでもネタバレに近いと思いますので、そういうのはありがた迷惑というものです。

どうしても読みたい本なら、何の予備知識もなく読みますが、半信半疑の場合はやはり帯の惹句やレビューが頼りですから。


>そういえば京極夏彦さんは大の水木しげるグッズコレクターで、何かの番組でグッズを上機嫌で見せていました。

以前『開運 なんでも鑑定団』に水木しげるの昔のレア本を○万円で買いますというコーナーに出演していました。

現役の作家で妖怪の詳しさに関して、京極氏の右に出る者はいないと思いますよ。


> ヤフー知恵袋でも未だ新刊の質問が投稿されていますね。

そうですよ。何年待たせたら気が済むんだとの怒りの声も多いと思いますよ。
しかしもう本人に書く気がないと私は思っていますので、諦めてはいますが。万一出たら、そりゃ売れると思います、たとえそれが単行本だったとしても。


>自分も小野不由美さんの十二国記シリーズ新作を2009年(長編は2001年)以来待ち続けていますが

綾辻氏の奥さんですね。私は『黒詞の島』以来離れました。評判が良かったですが、私にはいろんな意味で合わなかったんですよ。


> 新々本格ミステリなるジャンルは出来ないものでしょうか。

今はライトなミステリが多すぎて、偏りが凄いです。色んなジャンルがあっていいですが、その中にはやはり本格ミステリがしっかりと根付いていて欲しいと願っています。
ポツポツと出てくるんですけど、本格物は敬遠されがちな世情なんだと思いますね。


ではまた

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RE:その2  評価

mixtra (2017年10月04日 02時12分)

続きです。

>プロット
>色んなやり方があるんじゃないですか。おおよそのストーリーに細かい肉付けをしていくとか…

 基本はパソコンのファイルシステムの様に、大項目→小項目、又はその逆というのは分かるのですが、文章の塊を並び変えたり別の意図を足したり引いたりする内に、段々辻褄が合わなくなりそうで、一気にスラスラ書ける様な方は天才ではないかと思います。自分のイメージは将棋の局面再現で、一手一手を全て覚えていられれば、子細に記述も出来るでしょうから組み換えや前後逆にも可能と思いますし、自分も短編位なら出来るかもしれませんが、長編は伏線のがんじがらめになりそうで…。

>現役の作家で妖怪の詳しさに関して、京極氏の右に出る者はいないと思いますよ。

 それは確かに熱中するでしょうね。
 その当代一の方が書かないとあってはファンは作品の中で置き去りにされた様な気持ちになる事必定です。
 …只、個人的には未完もアリなんですよ。自分みたいなのは希だと思いますが、話が終わるのが勿体無くて、最後まで見ずに終えた本やゲームが多々あります。
 それは大抵ハッピーエンドになると予想される物に限るのですが、話、特に始めは分かりづらい話が「解」っていく時が一番読みたくて堪らないので、その「解」が無くなる事に寂しさを覚えます。

>綾辻氏の奥さんですね。私は『黒詞の島』以来離れました。評判が良かったですが、私にはいろんな意味で合わなかったんですよ。

 既に比較しうるべき作品もあったので、余計中途半端感が拭えなかったみたいですね。書評にて拝読させて頂きました。
 小野不由美さんの本職はファンタジーかホラーでしょうか。

>今はライトなミステリが多すぎて、偏りが凄いです。色んなジャンルがあっていいですが、その中にはやはり本格ミステリがしっかりと根付いていて欲しいと願っています。

 本格あってのライトですし、本格根づいてのミステリですよね。
 どのジャンルも本格性より『ごっこ』が取りざたされるのは、余りにも偏食が過ぎると思います。楽しかったけど、楽しいだけで他には何も残らず、数日後には忘れそうな作品。
 今は一生残る作品ではなく一時的な商品として消費されるものが流行るコンビニ時代ですかね…。但し、数年後にはこれが否定される作品が流行るのが世の常と思われます。

ではでは。
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