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【4056】 | 「魔戒樹」〜ニアミス〜 ヴァランカス (2009年08月04日 01時48分) |
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ある日のM美からのメール。 「今晩どこか行く?」 賢明な読者の皆様ならすでにお分かりだろう。世間一般ではデートのお誘いとも取れるフレーズであるが、私達の間ではこれが「今日はどこのホールで勝負するの?」という解釈になる。 ヴァラン「MH2かな〜」 M美「私、先行ってるね♪」 仕事を急いで片付ける。見積書の数字が1桁間違えていようがお構いなしだ。今日は彼とは別行動らしい。しょうがない・・・顔でも見に行くか。 すでに2箱ほど積んでいる彼女を見つけ、気づかれぬように歩み寄る。彼といる時には気安く声をかけることなど許されない私は自然とこのような行動をとるようになってしまったようだ。立ち見客を含め乗車率120%の車内のような島で私の気配に気づいたM美は視線をこちらに投げかける。私も一瞬視線を合わせるも素通りして島の向こうに抜けだす。 M美「遅かったじゃない。お先に〜♪」 ヴァラン「やるね!上手にあそんでるじゃん」 当然騒音の轟くホール内では会話が出来るわけも無く、目を合わせたときにそんな会話をしたような気がした。 島を見渡せるソファに腰を下ろし、空き台を待つ客を装ってM美の横顔にしばし見とれた。すっと通った鼻筋がなんだか愛おしい。耳を突き破らんばかりの雑音も涙腺を刺激する煙草の煙もその時ばかりは気にならなかった。 私がホールに到着してから10分も経っただろうか。おもむろに立ち上がりホールを後にした。今日は勝負に来たのではない。M美に逢いに来ただけだ。 |
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【4059】 |
不眠騎士 (2009年08月04日 01時53分) |
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これは 【4056】 に対する返信です。 | |||
わお、ヴァランちゃん本格的だ。 私小説にしなくていいからね、でも事実は小説より 奇だしなー。 あと、長編にするならVOL入れておいたほうが いいよ。(余計なおせっかい) R30小説の始まりだー! 良い子は読んじゃだめだよ・・・・。れんちゃん27か?特別に許す。 |
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