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【3589】 | RE:小説 クラブGARO VOL12 ぼじぃ (2009年07月26日 02時20分) |
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「う・・・」 出てくるホラーはすべて★5つ 「森熊までも!!!い、いったい何ラウンドあるんだ!!」 すでに液晶にはラウンド数が消えていた。 じわじわとあふれ出る冷や汗を拭う事もせず、ヒデはただハンドルを握り締めていた。 それは、ガルムと初めてのデートで手をつないだときの力加減と奇妙に似ていた。 アタッカーが閉じ、画面が変わると金色の醜悪な歯がヒデの絶望を確実なものにした。 「くっ・・・俺とて院長の称号を継ぐ者。ただでは死なん!!!」 すでにドル箱から溢れる玉さえ気にする者はいなかった。 |
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【3590】 |
ぼじぃ (2009年07月26日 02時31分) |
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これは 【3589】 に対する返信です。 | |||
ああ・・・この世にこれより恐ろしい光景があるのか? すべてのホラーが一斉に攻撃を始めた。 「一人多い!!!」ヒデは通常現れることのないホラーに恐れおののいていた。 「メンマ」 「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 ヒデの周りには、店中の客、店員を含め、数百人が囲んでいた。 ホールのマネージャーの粋な計らいで、ヒデの死闘が防犯カメラをズームアップした画像で店中のモニターに中継されていた。もちろん店の目玉である外のプラズマビジョンにも、である。 そして、 メンマを含むすべてのホラーの攻撃が、およそ人間界の言葉では言表せないであろう恐ろしい光の束になって、すでに鋼牙と一体としか見えないヒデに迫っていた。 |
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